JP2002138220A - 土木建築用ライニング組成物及びそれを用いた構造体 - Google Patents
土木建築用ライニング組成物及びそれを用いた構造体Info
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Abstract
又は補強材への含浸作業性に優れた土木建築用ライニン
グ組成物を提供する。 【解決手段】 (A)(a)エポキシ樹脂の1.0エポ
キシ当量に対して不飽和一塩基酸0.2〜0.6当量及
び炭素数12個以上の二塩基酸0.8〜0.4当量を反
応させて得られる不飽和エステル5〜60重量%、
(b)一般式(I) 【化1】 [式中、Rは水素又はメチル基を表し、nは10〜25
までの整数を表す。]で示されるアクリレート及び/又
はメタクリレート3〜15重量%並びに(c)前記
(b)成分以外のエチレン性不飽和単量体25〜92重
量%からなる樹脂組成物を含有する土木建築用ライニン
グ組成物。
Description
ト、木材、鋼材など各種基材への被覆を現地・現場で行
うのに適した粒子状及び/又は繊維状充填材の沈降が少
なく、またマット状補強材においては含浸作業性に優れ
た土木建築用ライニング組成物及びそれを用いた土木建
築構造体に関する。
鉄に代表される金属材料を使用した構造物あるいは構造
体は多い。しかし、このコンクリートや鉄は経年で劣化
するという問題がある。これらの材料を使用して、最近
問題になっている構造体として、例えばトンネル、橋
脚、排水溝、床、上下水道管、ガス管、油送管などが挙
げられる。これらの構造物あるいは構造体の劣化防止や
劣化の進行した既設構造体の更正を目的に、エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエ
ステル樹脂などの熱硬化性樹脂を用いた各種ライニング
が施されている。これらの熱硬化性樹脂のうち、耐食性
が良好なエポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂が多く使用
されているが、比較的低温でも硬化性に優れるビニルエ
ステル樹脂の需要が高まってきている。このビニルエス
テル樹脂をベースとしたライニング組成物は、通常充填
材と呼ばれる硅砂やガラスビーズ、ガラスフレークなど
が添加されており、コテ、ロール、スプレーなどの機材
を使用してライニングされている。しかし、一般に、こ
れら充填材の比重は樹脂よりも大きいため、樹脂中で沈
降し偏在してしまうという問題がある。そこで充填材の
沈降抑制を目的に、充填材の形状や粒径を調整したり、
樹脂組成物に揺変性を付与したり、硬化時間を短くした
り、あるいは組成物の粘度を高くするなどの手法が用い
られているが、依然として塗布ムラが発生したり、ライ
ニング前に重合してしまったり、あるいはライニング組
成物の粘度を高めてしまうため作業性を低下させている
という問題がある。しかし、依然としてこの課題に対す
る取り組みがあまり為されていないというのが実状であ
る。一方、補強材として例えばガラスマットを使用して
基材表面にライニングを敷設する場合、ライニング組成
物の組成により含浸しにくく作業性が悪い場合がある。
そのため、含浸作業性の優れた樹脂が望まれていた。
しにくく、しかも充填材及び/又は補強材への含浸作業
性に優れた土木建築用ライニング組成物を提供するもの
である。
らが鋭意検討した結果、特定のアクリレート及び/又は
メタクリレートを配合することにより上記の課題が解決
できることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成
するに至った。すなわち本発明は、(A)(a)エポキ
シ樹脂 1.0エポキシ当量に対して不飽和一塩基酸
0.2〜0.6当量及び炭素数12個以上の二塩基酸
0.8〜0.4当量を反応させて得られる不飽和エステ
ル5〜60重量%、(b)一般式(I)
までの整数を表す]で示されるアクリレート及び/又は
メタクリレート3〜15重量%並びに(c)前記(b)
成分以外のエチレン性不飽和単量体25〜92重量%か
らなる樹脂組成物を含有する土木建築用ライニング組成
物に関する。また、本発明は、(B)充填材及び/又は
補強材を含有する上記土木建築用ライニング組成物に関
する。また、本発明は、上記(c)エチレン性不飽和単
量体がアクリル酸2−エチルヘキシル及び/又はメタク
リル酸2−エチルヘキシルを10〜25重量%含むもの
である上記土木建築用ライニング組成物に関する。ま
た、本発明は、(A)成分の樹脂組成物に対して0.0
1〜10重量%のアミン系促進剤及び/又は(A)成分
の樹脂組成物に対して0.0〜5重量%の多価金属塩及
び/又は錯体を含有する上記の土木建築用ライニング組
成物に関する。また、本発明は、上記の土木建築用ライ
ニング組成物を用いて表面に保護層が形成された土木建
築構造体に関する。
は、上記の(a)、(b)及び(c)成分からなるもの
であるが、(a)成分の不飽和エステルの原料として用
いられるエポキシ樹脂としては、特に制限はなく、例え
ば下記一般式
るものが用いられる。市販されているものとしては、油
化シェルエポキシ(株)製エピコート828、エピコー
ト1001、エピコート1004、旭化成エポキシ
(株)製AER−664H、AER−331、AER−
337、ダウケミカル社製D.E.R.330、D.
E.R.660、D.E.R.664などがある。ま
た、上記エポキシ樹脂の水素原子の一部をハロゲン(例
えば臭素)で置換したタイプも使用できる。この種の市
販品の例としては、東都化成(株)製エポトートYDB
−400、YDB−340、住友化学工業(株)製スミ
エポキシESB−340、ESB−400、ESB−5
00、ESB−700、ダウケミカル社製D.E.R.
542、D.E.R.511、D.E.R.580、油
化シェルエポキシ(株)製1045、1050、104
6、DX−248などがある。また、下記一般式
又はアルキル基を示し、xは0〜15の範囲の整数であ
る〕で示されるものを用いることもできる。市販されて
いるものとしては、ダウケミカル社製D.E.N.43
1、D.E.N.438、油化シェルエポキシ(株)製
エピコート152、エピコート154、旭チバ(株)製
EPN1138などがある。また長瀬チバ(株)製CY
208、CY221、CY350、XB2615、CY
192、CY184等も用いられる。これらのエポキシ
樹脂は、単独で又は2種以上併用することができる。ま
た、作業性の改善のため、エピ−ビスタイプのエポキシ
樹脂、フェノールノボラックタイプのエポキシ樹脂、ク
レゾールノボラックタイプのエポキシ樹脂等とビスフェ
ノールF型や脂肪族エポキシ樹脂に代表される公知の低
粘度エポキシ樹脂とを併用することもできる。
としてはアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、けい
皮酸、トリシクロ〔5.2.1.02,6〕−4−デセン−8又は
9残基と不飽和二塩基酸残基を構成要素として含む部分
エステル化カルボン酸などを用いることができる。部分
エステル化カルボン酸の例としては、8又は9−ヒドロ
キシトリシクロデセン−4−〔5.2.1.02,6〕1.0〜
1.2モル及び無水マレイン酸、イタコン酸、シトラコ
ン酸などの不飽和二塩基酸1モルを不活性ガス気流下で
70〜150℃に加熱して得られる不飽和二塩基酸モノ
エステルがある。
02,6〕にマレイン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽
和二塩基酸を硫酸、ルイス酸などの触媒の存在下で付加
して得られる不飽和二塩基酸モノエステルを用いること
もできる。マレイン酸を例に採って例示すると、下記の
ようになる。
アクリル酸、メタクリル酸が組成物の反応性の点で好ま
しく、さらに好ましくはメタクリル酸である。
12個以上、好ましくは12〜100個の二塩基酸とし
てはトデカン二酸、市販品として岡村製油(株)製SL
B−12、また、炭素数16の不飽和二塩基酸の異性体
の混合物であるULB−20(同じく岡村製油(株)
製)、炭素数20の飽和二塩基酸主体の混合物であるS
L−20(同じく岡村製油(株)製)、不飽和二塩基酸
の市販品としてはバーサダイム216、バーサダイム2
88(ヘンケルジャパン(株)製)、ハリダイマー20
0(ハリマ化成(株)製)などがある。
炭素数12以上の二塩基酸とは、エポキシ樹脂1.0エ
ポキシ当量に対して、不飽和一塩基酸0.2〜0.6当
量、好ましくは0.3〜0.55当量、及び炭素数12
以上の二塩基酸0.8〜0.4当量、好ましくは0.7
〜0.45当量の割合で好ましくは60〜150℃、よ
り好ましくは70〜130℃の温度で反応させて不飽和
エステルとする。不飽和エステルの生成は、不飽和一塩
基酸及び二塩基酸のカルボキシル基を定量し、酸価によ
り調べることが出来る。この酸価は、好ましくは50以
下、より好ましくは15以下とされる。
ためにヒドロキノン、パラベンゾキノン、p−第3級ブ
チルカテコール、ヒドロキノンモノメチルエーテル、塩
酸ヒドロキシルアミンなどの重合禁止剤を用いるのが好
ましい。
リメチルベンジルアンモニウムクロリド、ピリジニウム
クロリドなどの第4級アンモニウム塩、トリエチルアミ
ン、ジメチルアニリンなどの第3級アミン、塩化第二
鉄、水酸化リチウム、塩化リチウム、塩化第二スズなど
のエステル化触媒を用いて反応時間を短縮することもで
きる。
るアクリレート及び/又はメタクリレートの工業的に入
手可能なものとして、例えば、n−デシル(メタ)アク
リレート、n−ラウリル(メタ)アクリレート、トリデ
シルメタクリレート、n−ステアリルメタクリレート等
が挙げられる。nが10未満では骨材の沈降性を改善す
る効果が低くなり、またnが25を超えるとライニング
組成物との相溶性が低くなり、粘度を高めてしまうため
作業性を悪くしてしまう。一般式(I)で示される化合
物の使用量は、(a)、(b)及び(c)の合計量に対
して好ましくは3〜15重量%、より好ましくは4〜1
0重量%とされる。3重量%未満では充填材の沈降制御
の効果が低く、15重量%を超えると硬化物としたとき
の機械強度が保てない。
飽和単量体としてはスチレン、ビニルトルエン、α−メ
チルスチレン、クロルスチレン、ジクロルスチレン、ジ
ビニルベンゼン、t−ブチルスチレン、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、β−ヒドロ
キシアクリル酸エチル、アクリル酸2−エチルヘキシル
等のアクリル酸アルキルエステル、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、β−ヒ
ドロキシメタクリル酸エチル、メタクリル酸2−エチル
ヘキシル等のメタクリル酸アルキルエステル、アクリル
アミド、フェニルマレイミド、マレイミド、酢酸ビニ
ル、ジアリルフタレート、トリアリルシアヌレート、ア
クリロニトリル、ネオペンチルグリコールジアクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペン
タエリスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリス
リトールヘキサアクリレート等の多価アルコールのアク
リル酸エステル、ネオペンチルグリコールジメタクリレ
ート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジ
ペンタエリスリトールペンタメタクリレート、ジペンタ
エリスリトールヘキサメタクリレート等の多価アルコー
ルの(メタ)アクリル酸エステル等がある。ジシクロペ
ンテニルオキシエチルメタクリレート、ジシクロペンテ
ニルオキシイソプロピルメタクリレート、ジシクロペン
テニルオキシイソプロピルアクリレート、ジシクロペン
テニルオキシネオペンチルメタクリレート、ジシクロペ
ンテニルオキシネオペンチルアクリレートなどが挙げら
れる。これらのうち、硬化性及び経済性の観点からはス
チレンが好ましく、臭気の点からはジシクロペンテニル
オキシエチルアクリレート又はジシクロペンテニルオキ
シエチルメタクリレートが好ましい。また、柔軟性を付
与するためにはアクリル酸2−エチルヘキシル及び/又
はメタクリル酸2−エチルヘキシルが好ましい。これら
エチレン性不飽和単量体を1種又は2種以上組み合わせ
てもよく、(a)、(b)及び(c)の合計量に対して
(c)エチレン性不飽和単量体を25〜92重量%の範
囲で用いることができる。(c)エチレン性重合性単量
体の含有量が92重量%を超えると柔軟性、耐食性等の
特性が低下する傾向があり、25重量%未満ではライニ
ング組成物の粘度が高くなりすぎて作業性が乏しくなる
傾向がある。このエチレン性不飽和単量体として好まし
くは、スチレン、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタ
クリル酸2−エチルヘキシルが挙げられる。これらを組
み合わせるて用いることが硬化性と経済性の点から好ま
しく、スチレン20〜60重量%及びアクリル酸2−エ
チルヘキシル及び/又はメタクリル酸2−エチルヘキシ
ルを5〜32重量%の範囲で組み合わせて用いることが
より好ましい。
ミノ基、ジアルキルアミノ基、ヒドロキシアルキルアミ
ノ基、ジ(ヒドロキシアルキル)アミノ基等を有する化
合物であり、具体的には、アニリン、N,N−ジメチル
アニリン、N,N−ジメチル−p−トルイジン、N,N
−ジ(ヒドロキシエチル)−p−トルイジン、N,N−
ジ(ヒドロキシエチル)−m−トルイジン、N,N−ジ
(ヒドロキシプロピル)−p−トルイジン、ジメチルア
セトアミド、ジエチルアセトアミド、ジプロピルアセト
アミド、N,N−ジメチルアセトアセタミド等を1種以
上組み合わせて、ライニング組成物に対して0.01〜
10重量%の範囲で用いることができる。0.01重量
%未満では促進効果が十分でなく、また10重量%を超
えると可塑効果が働き、硬化物の強度低下を招き好まし
くない。ジメチルアセトアミド、ジエチルアセトアミ
ド、ジプロピルアセトアミド、N,N−ジメチルアセト
アセタミド等のジアルキルアミノ基を有する化合物が低
温での硬化性の点から好ましい。
剤(ドライヤー)と呼ばれているもの、高級脂肪酸の金
属塩がよく知られている。例えばナフテン酸、オクテン
酸の多価金属塩であり、多価金属とは、カルシウム、
銅、ジルコニウム、マンガン、コバルト、鉛、鉄、バナ
ジウムなどを示す。特に好ましくはオクチル酸コバル
ト、ナフテン酸コバルトが挙げられる。錯体としては、
アセチルアセトンの錯体がよく知られており、コバルト
アセチルアセトネート、マンガンアセチルアセトネート
等が挙げられる。これらはライニング組成物に対して
0.01〜5重量%の範囲で用いられるが、これらは有
機過酸化物の作用を促進する働きを示し、0.01重量
%未満では効果が十分でなく、5重量%を超えても、そ
れ以上の効果を示さない。
で硬化させることができる。例えば、過酸化ベンゾイ
ル、メチルエチルケトンパーオキサイド、ジ−t−ブチ
ルパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイドなど
が挙げられ、ライニング組成物に対して0.1〜10重
量%の範囲で用いることが好ましい。0.1重量%未満
では有機過酸化物が開裂して発生するラジカルの発生量
が不十分となり、ライニング組成物が完全に硬化しない
場合がある。また、10重量%を超えると、有機過酸化
物自身及びそれに含まれる希釈剤が可塑剤の働きを示
し、硬化物が設計以上に軟質になりすぎる傾向がある。
よって硬化させることもできる。光による硬化は光開始
剤、例えばベンゾフェノン、ベンジル、ミヒラーケト
ン、チオキサントン、アントラキノン、ベンゾインエー
テル、メトキシアセトフェノンなどをライニング組成物
に対して好ましくは0.1〜5重量%の範囲で添加し、
太陽光、紫外線ランプ等を用いて光で照射することによ
って行われる。
ックス類を添加できる。着色剤としては二酸化チタン、
コバルトブルー、カドミウムエローなどの無機顔料、カ
ーボンブラック、アニリンブラック、β−ナフトール、
フタロシアニン、キナクリドン、アゾ系、キノフタロ
ン、インダンスレンブルーなどの有機系顔料が挙げら
れ、所望する色調に応じてそれぞれを配合することがで
きる。これらは、2種以上組み合わせて使用しても良
い。これら顔料の添加量は、ライニング組成物100重
量部に対し、0.1〜50重量部添加することができ
る。また、ワックス類としては例えばパラフィンワック
ス、ポリエチレンワックス、マイクロスタイリンワック
ス、ステアリン酸などの高級脂肪酸が挙げられる。この
中でも、パラフィンワックスの融点が40℃〜75℃ま
でのもので、添加量を0.1〜5重量%の範囲で添加す
ることができる。
の添加剤を添加できる。添加剤とは改質剤、湿潤剤、分
散剤、離型剤、消泡剤、揺変材などのことであるが、改
質剤としては例えば、エラストマー、天然ゴム、ブタジ
エン系ゴムおよびスチレン−ブタジエン共重合体(SB
R)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合
体(SBS)、スチレン−マレイン酸共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体などの共重合体、ポリメタクリ
ル酸メチル、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレンなどの熱可
塑性樹脂などが挙げられる。また、これらの共重合体お
よび熱可塑性樹脂はエステル化されていても良く、極性
基がグラフトされていてもよい。また、エポキシ樹脂、
ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹
脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂およびこれ
らの誘導体を配合し物性を改良することもできる
るため、例えばビックケミー社製BYKシリーズなどの
市販の湿潤剤や分散剤を添加することができる。成形作
業性を改良するためにはシリコン系オイルやステアリン
酸亜鉛などの離型剤や消泡剤も添加でき、消泡剤として
は例えば、シリコン系オイル、フッ素オイル、ポリカル
ボン酸系ポリマーなど公知の消泡剤が挙げられ、これら
離型剤や消泡剤は通常ライニング組成物100重量部に
対し0.001〜5重量部添加することができる。ま
た、揺変材も添加できる。揺変材とは一般公知のもので
ある。例えば、シリカヒューム(日本アエロジル(株)
製 商品名:#200、R972、RX200など)、
ベントナイトなどが挙げられる。また、シリカバルーン
(デュポン社製 商品名Baomasil)も用いるこ
とができる。さらに、例えば楠本化成(株)製ディスパ
ロンやBYK社から提供される有機揺変剤も用いること
ができる。メガファックMCF−300やメガファック
F−178RM(大日本インキ化学製 商品名)パーフ
ルオロアルキル基を含有する共重合体なども表面状態の
改質には有効である。これらの添加剤の添加量はライニ
ング組成物100重量部に対して0.01〜20重量部
とされる。0.01重量部よりも少ないと添加剤として
の効果が十分に発現しない傾向があり、20重量部を越
えると不飽和エステルの含有量が低下してしまうため、
耐食性が低下してしまう傾向がある。
剤としては、一般公知のシラン系カップリング剤が挙げ
られる。通常式YSiX(Yは官能基を有し、Siに結
合する1価の基、Xは加水分解性を有しSiに結合する
1価の基)で表される。上記Y中の官能基としては、例
えばビニル、アミノ、エポキシ、クロロ、メルカプト、
メタクリルオキシ、シアノ、カルバメート、ピリジン、
スルホニルアジド、尿素、スチリル、クロロメチル、ア
ンモニウム塩、アルコール等の基がある。Xとしては、
例えばクロル、メトキシ、エトキシ、メトキシエトキシ
等がある。具体例としては、ビニルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、γ
−(2−アミノエチル)−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メ
タクリルオキシプロピルトリメトキシシラン、N,N−
ジメチルアミノフェニルトリエトキシシラン、メルカプ
トエチルトリエトキシシラン、メタクリルオキシエチル
ジメチル(3−トリメトキシシリルプロピル)アンモニ
ウムクロライド、3−(N−スチリルメチル−2−アミ
ノエチルアミノ)プロピルトリメトキシシラン塩酸塩
等、ポリマータイプのポリシロキ酸誘導体化合物などが
挙げられ,これらを混合して使用することも可能であ
る。シラン系カップリング剤はライニング組成物100
重量部に対し通常0.001〜5重量部添加する。
重合禁止剤とは別に、ライニング組成物にはさらに公知
の重合禁止剤を添加できる。例えば、ハイドロキノン、
パラベンゾキノン、モノターシャリブチルハイドロキノ
ン、1,4−ハイドロキノン、1,4−ナフトキノン、
フェノチアジンなどが挙げられる。添加量は、ライニン
グ組成物の常温ゲル化時間を約5〜120分程度に調整
する目的で決まるもので、通常ライニング組成物100
重量部に対して0.001〜5重量部添加する。
を考慮し、通常50〜1000mPa・sの範囲とされ
る。好ましくは70〜800mPa・sであり、より好
ましくは100〜500mPa・sである。
(B)充填材及び/又は補強材を含有させることが好ま
しい。充填材及び/又は補強材のうち、充填材としては
硅砂、川砂、寒水石、ガラスおよびこれらの微粉末、さ
らに炭酸カルシウム粉、クレー、窒化ケイ素、炭化ケイ
素、アルミナ粉、タルク、シリカ粉末、硫酸バリウム、
焼石膏、水酸化アルミニウム、珪酸アルミニウム、珪酸
マグネシウム、雲母、フッ化アルミなどが挙げられる。
また、木粉、ポリエステル、シリコーン、ポリスチレン
アクリロニトリル−ブタジエン-スチレン(ABS)、
塩化ビニリデン−ポリアクリロニトリルセルにイソブタ
ンガスがコア内に封入された発泡性有機充填材((株)日
本フェライト製 エクスパンセル)などの有機充填材も
挙げられる。
繊維、金属繊維などの無機系補強材やアラミド繊維、ポ
リエステル繊維、ポリエチレンやポリプロピレンなどの
オレフィン系繊維からなる補強材が挙げられる。好まし
くはガラス繊維または炭素繊維補強材が挙げられる。こ
れらの補強材の形態には、ストランドを引きそろえて束
状にしたロービング、ロービングを織ったロービングク
ロス、ランダムコイル状の長繊維をマット状に成形した
コンティニュアスストランドマット、長繊維をカットし
たチョップドストランド、チョップドストランドをバイ
ンダーで接着しマット状に成形したチョップドストラン
ドマット、サーフェイシングマット、綾織り状のマット
またはクロスとストランドを組み合わせた3次元ガラス
マット(蝶理(株)製、商品名パラビーム)、不織布、
コンティニュアスストランドやストランドを立体的に成
形したプリフォームなどを挙げることができる。
樹脂組成物100重量部に対して好ましくは1〜100
0重量部、より好ましくは50〜600重量の範囲で用
いることができる。1重量部未満ではライニング組成物
として樹脂分が多くなりすぎるため、施工時に基材の表
面保護膜として形成させることが困難となる傾向があ
り、また、1000重量部を超えると樹脂組成物の充填
材や補強材の界面におけるバインダー(粘着剤)として
の作用が低くなってしまい、ライニング材としての強度
及び耐食性が低下する傾向がある。
が、本発明はこれによって制限されるものではない。な
お、例中、「部」及び「%」は、特に断らない限り、そ
れぞれ「重量部」及び「重量%」を示すものとする。
機、コンデンサ、ガス導入管及び温度計を取付けた2リ
ットルの4つ口フラスコに、Ep−828(油化シェル
エポキシ(株)製エピ−ビス型エポキシ樹脂)1017
部、ハリダイマー200(ハリマ化成(株)製ダイマー
酸)752部及びトリメチルベンジルアンモニウムクロ
リド4部を仕込み、110℃まで4時間かけて昇温し、
さらに110℃で2時間加熱したところ酸価が2となっ
た。その後、60℃まで冷却し、n−ラウリルメタクリ
レート100部、メタクリル酸210部及びヒドロキノ
ン0.4部を加え、2時間で110℃まで更に昇温し、
さらに110℃で6時間加熱して酸価が4の不飽和エス
テル(I)を得た。
タクリル酸411部、Ep−828、453部、Ep−
1001、1136部(共に油化シェルエポキシ(株)
製エピ−ビス型エポキシ樹脂)、ヒドロキノン0.4部
及びトリメチルベンジルアンモニウムクロリド4部を1
00℃で10時間加熱して酸価15の不飽和エステル
(II)を得た。
撹拌機、コンデンサ、窒素ガス導入管及び温度計を取付
けた2リットルの4つ口フラスコにプロピレングリコー
ル380部、ネオペンチルグリコール624部、イソフ
タル酸747部を仕込み、窒素ガスをゆっくり流しなが
らマントルヒータを用いて1時間で150℃に昇温し、
さらに6時間かけて220℃に昇温した。その温度で5
時間保温し、酸価8の中間体を得た。冷却後これに無水
マレイン酸539部を仕込み、1時間で150℃に昇温
し、さらに4時間かけて210℃に昇温した。その温度
で保温しながら反応を進め、酸価25の不飽和エステル
(III)を得た。
示す各材料を配合しライニング組成物を調製した。な
お、全ての実験は樹脂液温度及び室温を25℃に調整し
てから行った。 (1)粘度 JIS K6901に準拠し、B型粘度計を使用して2
5℃におけるライニング組成物の粘度を測定した。 (2)常温ゲル化時間 JIS K6901に準拠し測定した。 (3)充填材の沈降性評価 表2に示すライニング組成物(表1に示すライニング組
成物1〜7の少なくとも1種に表2に示す他の成分を混
合したもの。)をJIS R5201に規定された三連
モルタル型枠へ流し込み、25℃で24時間硬化させ、
4cm×4cm×12cmの硬化試験片を得た。この試
験片の長手方向の中央部で切断し、断面を観察して、硅
砂の沈降具合を目視で観察した。骨材が均一に分散して
いるものを○、断面の底層部に骨材が沈降し、偏在が認
められるものを×とした。 (4)塗布ムラの評価 表2に示すライニング組成物(表1に示すライニング組
成物1〜7の少なくとも1種に表2に示す他の成分を混
合したもの。)をコンクリート歩道板上に厚さ3mmに
なるようにコテで塗布し、表面の凹凸の発生具合を目視
観察した。 (5)含浸作業性の評価 各ライニング組成物(表1に示すライニング組成物1〜
7の少なくとも1種に表2に示す他の成分を混合したも
の。)を300×300×60mmのコンクリート歩道
板の表面に、日東紡(株)製ガラスマット(MC−45
0N)3プライをFRP用脱法ロールで塗布する作業を
無作為に抽出した5名に行わせ、その含浸作業性につい
て5点法で評価させた。含浸作業性に優れるものを5
点、劣るものは1点とし、その平均点をとった。 (6)耐ヒートサイクル性の評価 塗布ムラの評価で作製したライニング付コンクリート歩
道板を、−20℃×1時間(冷凍庫)/80℃×1時間
(熱水浸漬)を1サイクルとするヒートサイクル試験を
10サイクル行い、ライニングが剥離するか評価した。
剥離していないものを○、剥離したものを×とした。
沈降が抑えられ、硬化物中の充填材及び/又は補強材の
偏りが少ないため塗布ムラが発生せず、しかも耐ヒート
サイクル性に優れたライニング構造体が得られる。ま
た、充填材及び/又は補強材への含浸作業性にも優れて
いる。
Claims (5)
- 【請求項1】 (A)(a)エポキシ樹脂の1.0エポ
キシ当量に対して不飽和一塩基酸0.2〜0.6当量及
び炭素数12個以上の二塩基酸0.8〜0.4当量を反
応させて得られる不飽和エステル5〜60重量%、
(b)一般式(I) 【化1】 [式中、Rは水素又はメチル基を表し、nは10〜25
までの整数を表す。]で示されるアクリレート及び/又
はメタクリレート3〜15重量%並びに(c)前記
(b)成分以外のエチレン性不飽和単量体25〜92重
量%からなる樹脂組成物を含有する土木建築用ライニン
グ組成物。 - 【請求項2】 (B)充填材及び/又は補強材を含有す
る請求項1記載の土木建築用ライニング組成物。 - 【請求項3】 (c)エチレン性不飽和単量体がアクリ
ル酸2−エチルヘキシル及び/又はメタクリル酸2−エ
チルヘキシルを10〜25重量%含むものである請求項
1又は2記載の土木建築用ライニング組成物。 - 【請求項4】 (A)成分の樹脂組成物に対して0.0
1〜10重量%のアミン系促進剤及び/又は(A)成分
の樹脂組成物に対して0.01〜5重量%の多価金属塩
及び/又は錯体を含有する請求項1、2又は3記載の土
木建築用ライニング組成物 - 【請求項5】 請求項1〜4いずれか記載の土木建築用
ライニング組成物を用いて表面に保護層が形成された土
木建築構造体。
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