JP2005187780A - ライニング組成物及びそれを用いた土木建築構造体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (a)熱硬化性プレポリマー及び/又は熱可塑性樹脂5〜80重量%並びに
(b)一般式(I)
【化1】
(式中、R1は、炭素原子数1〜12個のアルキレン基、又は少なくとも1個の酸素原子で結合された少なくとも2個のアルキレン鎖からなり、各アルキレン鎖が少なくとも2個の炭素原子を有し、合計で4〜12個の炭素原子を有するオキサアルキレン基を意味し、R2は、水素又はメチル基を意味する)で表される化合物95〜20重量%からなる樹脂組成物100重量部に(B)イソシアネート化合物を0.1〜20重量部混合して得られるライニング組成物。
【選択図】 なし
Description
(1)(A)(a)熱硬化性プレポリマー及び/又は熱可塑性樹脂5〜80重量%並びに
(b)一般式(1)
(3)また、本発明は、(A)成分の(a)熱硬化性プレポリマーがビニルエステル樹脂、ウレタン(メタ)アクリレート樹脂及び不飽和ポリエステル樹脂から選ばれる少なくとも1種である上記(1)又は(2)に記載のライニング組成物に関する。
(5)また、本発明は上記(1)〜(4)のいずれかに記載のライニング組成物を用いて施工された保護層を少なくとも1層以上含む土木建築構造体に関する。
また、トリシクロデカジエン−4,8−〔5.2.1.02,6〕にマレイン酸、フマル酸、イタコン酸などの不飽和二塩基酸を硫酸、ルイス酸などの触媒の存在下で付加して得られる不飽和二塩基酸モノエステルを用いることもできる。マレイン酸を例に採って例示すると、下記のようになる。
多官能性イソシアネート化合物としては、ジフェニルメタンジイソシアネート、水添化ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、水添化キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、シクロヘキシルメタンジイソシアネート、メチルシクロヘキサンジイソシアネート、イソプロピリデンビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)、ヘキサメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネートのビュレット体、イソシアヌレート環を含むイソホロンジイソシアネートの三量体、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート等の2個以上のイソシアネート基を有する化合物、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスルトール等の多価アルコール(n価)1モルに上記のジイソシアネート化合物をnモル反応させて得られる化合物などが用いられる。
また、次の一般式(4)又は(5)で示される脂肪族ジイソシアネート及び/又は脂環族ジイソシアネートの三量体も用いられる。
アミン系促進剤は、アミノ基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、ヒドロキシアルキルアミノ基、ジ(ヒドロキシアルキル)アミノ基等を有する化合物であり、具体的には、アニリン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチル−p−トルイジン、N,N−ジ(ヒドロキシエチル)−p−トルイジン、N,N−ジ(ヒドロキシエチル)−m−トルイジン、N,N−ジ(ヒドロキシプロピル)−p−トルイジン、ジメチルアセトアミド、ジエチルアセトアミド、ジプロピルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアセタミド等を1種又は2種以上組み合わせて、(A)成分の樹脂組成物に対して0.01〜10重量%の範囲で用いることができる。0.01重量%未満では促進効果が十分でなく、また10重量%を超えると可塑効果が働き、硬化物の強度低下を招き好ましくない。ジメチルアセトアミド、ジエチルアセトアミド、ジプロピルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアセタミド等のジアルキルアミノ基を有する化合物が低温での硬化性の点から好ましい。
表面乾燥助剤としては、樹脂中の溶存酸素を消費する化合物であり、例えば3級アミン類、チオール類、ホスフィン類が挙げられるが、硬化性の点でp−ジメチルアミノベンズアルデヒドが好ましい。これらの助剤は通常、(A)成分である樹脂組成物100重量部に対し、0.1〜10重量部添加することができる。また、可視光によりメチレンブルーに代表される色素で溶存酸素を活性化させて1,3−ジフェニルイソベンゾフランと反応させるような組み合わせのものも助剤として挙げられる。
メタクリル酸411部、エピコート−828、453部、エピコート−1001、1136部(共に油化シェルエポキシ(株)製エピ−ビス型エポキシ樹脂)、ヒドロキノン0.4部及びトリメチルベンジルアンモニウムクロリド4部を100℃で10時間加熱して酸価15のビニルエステル樹脂1を得た。
撹拌機、コンデンサ、ガス導入管及び温度計を取付けた2リットルの4つ口フラスコに、エピコート−828(油化シェルエポキシ(株)製エピ−ビス型エポキシ樹脂)1017部、ハリダイマー200(ハリマ化成(株)製ダイマー酸)752部及びトリメチルベンジルアンモニウムクロリド4部を仕込み、110℃まで4時間かけて昇温し、さらに110℃で2時間加熱したところ酸価が2となった。その後、60℃まで冷却し、メタクリル酸ラウリル100部、メタクリル酸120部及びヒドロキノン0.4部を加え、2時間で110℃まで更に昇温し、さらに110℃で6時間加熱して酸価が4のビニルエステル樹脂2を得た。
撹拌機、冷却器、温度計及び滴下ろう斗を備えた1リットルの4つ口フラスコに、ヘキサメチレンジイソシアネート系ビュレット変性3官能ポリイソシアネート化合物(旭化成工業(株)デュラネート−24A−100)450部、メチルメタクリレート210部を仕込み、ハイドロキノン0.5g、ジブチル錫ジラウレート2gを加えて、60℃まで加熱した。次いで、このフラスコ内に2−ヒドロキシエチルメタクリレート330部、エチレングリコール10部の混合溶液を4時間かけて滴下した。合成中、赤外分光光度計を用いて、反応の追跡を行い、イソシアネート基に起因する2440cm−1付近の吸収ピークの消滅を合成終点とした。本合成例3では、滴下が終了してから1時間の測定で、該吸収ピークが消滅していたため、合成を終了した。無色透明で、25℃の粘度が1Pa・s(10ポアズ)のウレタンメタクリレート樹脂を得た。
撹拌機、コンデンサ、窒素ガス導入管及び温度計を取付けた2リットルの4つ口フラスコにプロピレングリコール380部、ネオペンチルグリコール624部、イソフタル酸747部を仕込み、窒素ガスをゆっくり流しながらマントルヒータを用いて1時間で150℃に昇温し、さらに6時間かけて220℃に昇温した。その温度で5時間保温し、酸価8の中間体を得た。冷却後これに無水マレイン酸539部を仕込み、1時間で150℃に昇温し、さらに4時間かけて210℃に昇温した。その温度で保温しながら反応を進め、酸価25の不飽和ポリエステル樹脂を得た。
硅砂5号30部、硅砂7号30部及びクリスタライトA−1(龍森(株)製シリカ粉)40部にCatalyst4142(OMGジャパン社製金属ドライヤー商品名、コバルト石鹸配合物、コバルト含有量約11%)0.3部を添加し、混合して充填材1とした。
硅砂5号30部、硅砂7号30部及びクリスタライトA−1(龍森(株)製シリカ粉)40部にIntelimer6054(融点約65℃、コバルト石鹸配合物、コバルト含有量4重量%、ランデックコーポレーション製、商品名)1部を添加し、混合して充填材2とした。
表1に示す各材料を配合し、樹脂組成物を調製した。なお、全ての性能試験は樹脂の液温度及び室温を23℃に調整してから行った。
JISK6901に準拠し、B型粘度計を使用して25℃における樹脂組成物の粘度を測定した。
JISK6901に準拠し25℃における樹脂組成物のゲル化時間を測定した。
得られた樹脂組成物に表2に示す他の成分を配合し、撹拌機で撹拌し、ライニング組成物を調整した。ライニング組成物を300×300×60mmのコンクリート歩道板上に厚さ3mmになるようにコテで塗布し、表面が硬化乾燥するまでの時間をJIS−K−5400に準拠し測定した。
表面乾燥性の評価で作製したライニング付コンクリート歩道板を、−20℃×1時間(冷凍庫)/80℃×1時間(熱水浸漬)を1サイクルとするヒートサイクル試験を10サイクル行い、ライニングが剥離するか評価した。剥離していないものを○、剥離したものを×とした。
表2に示すライニング組成物を300×300×60mmのコンクリート歩道板上に厚さ3mmになるようにコテで塗布し、表面が硬化乾燥後24時間放置する。その後、硬化したライニング上に再度ライニング組成物を200×200×3mm(厚さ)に塗付し更に24時間放置し評価用ライニング塗膜を得た。
表2に示すライニング組成物を150×150×2mmのコンクリート歩道板上に厚さ3mmになるようにコテで塗布し、JIS K 5601−4−1(デシケータ法)に準拠し測定を行った。
Claims (5)
- さらに(C)充填材及び/又は補強材を含有する請求項1記載のライニング組成物。
- (A)成分の(a)熱硬化性プレポリマーがビニルエステル樹脂、ウレタン(メタ)アクリレート樹脂及び不飽和ポリエステル樹脂から選ばれる少なくとも1種である請求項1又は2記載のライニング組成物。
- (A)成分の樹脂組成物に対して0.01〜10重量%のアミン系促進剤及び/又は(A)成分の樹脂組成物に対して0.01〜5重量%の多価金属塩及び/又は錯体を含有する請求項1、2又は3記載のライニング組成物。
- 請求項1〜4いずれか記載のライニング組成物を用いて施工された保護層を少なくとも1層以上含む土木建築構造体。
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JP2003434334A JP2005187780A (ja) | 2003-12-26 | 2003-12-26 | ライニング組成物及びそれを用いた土木建築構造体 |
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