JP2002137948A - 無機質建築材料のための混和剤としてのアンモニアを含まないポリマー分散液、ポリマー粉末およびポリマー顆粒の使用、このような建築材料およびその機械的強度の改善のための方法 - Google Patents
無機質建築材料のための混和剤としてのアンモニアを含まないポリマー分散液、ポリマー粉末およびポリマー顆粒の使用、このような建築材料およびその機械的強度の改善のための方法Info
- Publication number
- JP2002137948A JP2002137948A JP2001249604A JP2001249604A JP2002137948A JP 2002137948 A JP2002137948 A JP 2002137948A JP 2001249604 A JP2001249604 A JP 2001249604A JP 2001249604 A JP2001249604 A JP 2001249604A JP 2002137948 A JP2002137948 A JP 2002137948A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- polymer
- copolymer
- acid
- emulsifier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B24/00—Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
- C04B24/24—Macromolecular compounds
- C04B24/26—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- C04B24/2641—Polyacrylates; Polymethacrylates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B24/00—Use of organic materials as active ingredients for mortars, concrete or artificial stone, e.g. plasticisers
- C04B24/24—Macromolecular compounds
- C04B24/26—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- C04B24/2688—Copolymers containing at least three different monomers
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F220/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
- C08F220/02—Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
- C08F220/10—Esters
- C08F220/12—Esters of monohydric alcohols or phenols
- C08F220/16—Esters of monohydric alcohols or phenols of phenols or of alcohols containing two or more carbon atoms
- C08F220/18—Esters of monohydric alcohols or phenols of phenols or of alcohols containing two or more carbon atoms with acrylic or methacrylic acids
- C08F220/1804—C4-(meth)acrylate, e.g. butyl (meth)acrylate, isobutyl (meth)acrylate or tert-butyl (meth)acrylate
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F220/00—Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
- C08F220/02—Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
- C08F220/10—Esters
- C08F220/12—Esters of monohydric alcohols or phenols
- C08F220/16—Esters of monohydric alcohols or phenols of phenols or of alcohols containing two or more carbon atoms
- C08F220/18—Esters of monohydric alcohols or phenols of phenols or of alcohols containing two or more carbon atoms with acrylic or methacrylic acids
- C08F220/1808—C8-(meth)acrylate, e.g. isooctyl (meth)acrylate or 2-ethylhexyl (meth)acrylate
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00241—Physical properties of the materials not provided for elsewhere in C04B2111/00
- C04B2111/00422—Magnetic properties
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
えるポリマー分散液の提供。 【解決手段】a)アクリル酸とC2〜C12−アルカノ
ールとの少なくとも1種のエステル40〜80質量%、
b)少なくとも1種のビニル芳香族モノマー及び/又は
メタクリル酸とC1〜C4アルカノールとの少なくとも
1種のエステル10〜40質量%、c)C2〜C10−
アルカンジオールとアクリル酸又はメタクリル酸との少
なくとも1種のモノエステル2〜15質量%を重合して
含み、アンモニアを含まない水性ポリマー分散液を用い
る。 【効果】建築材料に改善されたたわみ性、破断強度、凝
集力、可使時間を付与する。
Description
づく無機質建築材料のための混和剤としての、アンモニ
アを含まないポリマー分散液およびポリマー分散液から
得られるポリマー粉末またはポリマー顆粒の使用に関す
る。
より混和物質および慣用の助剤と一緒にして、湿潤状態
において塑性の物質に加工され、これを空気中への放置
または水中において、場合により高い温度を適用して、
一定の時間後に石のように硬化する無機質物質と理解さ
れる。水硬性結合剤の例は、セメント、石膏、石灰およ
び粘土である。
善のためのポリマー分散液またはこれから得られるポリ
マー粉末またはポリマー顆粒の使用は、原理的には公知
である。水硬性結合剤と一緒の使用のためのポリマー分
散液は、通常、極性および/またはイオン性の補助モノ
マー、例えば(メタ)アクリル酸および(メタ)アクリ
ルアミドの高い割合および乳化剤の高い含有量を有す
る。これらの手段は、水硬性結合剤の存在下での分散液
の安定性を高めなければならず、それというのも水硬性
結合剤の高い電解質含有量は、分散系の甚だしい非安定
化に導くからである。
く建築材料の機械的強度の上昇のために、ポリマーが高
いガラス転移温度(Tg )を有するポリマー分散液が
しばしば使用される。すなわち、欧州特許出願公開(E
P−A)第537411号明細書は、Tg >+30℃
を有するポリマー分散液の混和剤としての使用を記載し
ている。この混和剤は、セメント結合物質の強度を改善
し、かつ可使時間を延長するということである。
は、同様にこの応用分野に対して高いガラス転移温度を
有するポリマー分散液を記載している。これらは、「硬
質モノマー」、例えばスチレン、メチルメタクリレー
ト、アクリロニトリルまたは塩化ビニル90%以上およ
び親水性コモノマー、例えばアクリルアミド、スチレン
スルホン酸ナトリウム、ヒドロキシエチルメチルアクリ
レートまたはビニルスルホン酸ナトリウム0.02〜1
0%だけを含む。セメント混和剤としてのこれらの分散
液の使用は、高い耐水性ならびに部分的に改善された圧
縮強度を有するセメント系建築材料に導く。
合剤に基づく建築材料は、比較的もろくかつ殊には低い
低温たわみ性を示す。これはポリマーの高いTg のた
めに建築材料内のラテックス粒子のフィルム化が起きな
いことが原因と推測される。
築材料のもろさを低下するため、および低温たわみ性の
上昇のために、低いTg を有するポリマーを含むポリ
マー分散液が使用される。すなわち、オーストリア特許
(AT)第359904号明細書は、セメント含有建築
資材のための混和剤として−70〜−8℃のTgを有す
るポリマー分散液の使用を記載している。このような分
散液3〜35質量%の混和により、硬化の後に高い低温
たわみ性を有するモルタルが得られるということであ
る。しかし、この分散液の混和は、低い強度を有する建
築材料に導く。
よび特開昭(JP)64−5935号公報は、アクリル
酸−C4 〜C8 −アルキルエステル55〜90質量
%、アクリロニトリルおよび/またはスチレン5〜40
質量%、アクリル酸および/またはメタクリル酸1〜1
0質量%および少なくとも1種の2−ヒドロキシエチル
−または2−ヒドロキシプロピル−の(メタ)アクリレ
ートおよび/または(メタ)アクリルアミド1〜10質
量%から成り、非イオン性乳化剤の存在下での乳化重合
により製造されるポリマーを含むポリマー分散液を記載
している。これらのポリマー分散液の使用は、高いたわ
み性および低い割れ形成傾向を有する建築資材に導く。
しかし、40質量%を越えるポリマー分散液を加えなけ
ればならない。これにより得られた建築資材は、不満足
な高い吸水性を示し、かつしばしば不快な臭気を有す
る。これはポリマーの部分加水分解により生成する気体
状アンモニアが原因と推測される。
は、ヒドロキシル基を有する不飽和モノマー2〜10質
量%およびヒドロキシル基を有していないアクリル酸ア
ルキルエステル30〜98質量%を一緒に重合して得ら
れ、実質的に不飽和カルボン酸およびカルボン酸アミド
を含まないポリマー分散液の使用を推奨している。この
分散液のセメント含有材料中への使用は、良好な接着能
力および高い耐クリープ性をもたらす。しかし、このポ
リマー分散液の耐加水分解性およびこれによるそのセメ
ント含有材料中での安定性は不十分である。さらに、こ
の分散液の混和は、ポリマー変性セメント含有材料の不
快な臭気をもたらし、これは分散液の中和の際に使用し
たアンモニアの遊離が原因と推測される。
いせん断強度および耐加水分解性を有し、水硬性結合剤
に基づく建築材料に混和した際に、硬化した状態の建築
材料に改善された機械的性質を得られる水性ポリマー分
散液を提供するという課題に基づいていた。殊に分散液
は、良好な加工性ならびに同時に殊に低温における高い
たわみ性、および強度を有する建築材料をもたらさなけ
ればならない。ポリマーは、水硬性結合剤の存在下で無
難な臭気でなければならない。
して a)アクリル酸とC2 〜C12−アルカノールとの少
なくとも1種のエステル40〜80質量%、 b)少なくとも1種のビニル芳香族モノマーおよび/ま
たはメタクリル酸とC1〜C4 −アルカノールとの少
なくとも1種のエステル10〜40質量%、 c)C2 〜C10−アルカンジオールとアクリル酸ま
たはメタクリル酸との少なくとも1種のモノエステル2
〜15質量%、 d)少なくとも1個の酸基を有するエチレン性不飽和モ
ノマー、またはそれらの塩の多くとも1.0質量%、 e)エチレン性不飽和ニトリル5質量%未満および f)α,βエチレン性不飽和モノカルボン酸およびジカ
ルボン酸のアミド1質量%未満 を一緒に重合して含む、少なくとも1種の共重合体を含
む水性でアンモニアを含まないポリマー分散液により解
決される。
リマー分散液の水硬性結合剤に基づく建築材料のための
混和剤としての使用に基づく。その際、本発明によるポ
リマー分散液中に含まれる共重合体は、フィルム形成性
成分として作用する。本発明の意味で水硬性結合剤に基
づく建築材料は、水硬性結合剤自体でも、また少なくと
も5質量%、殊には10質量%および殊に有利には少な
くとも25質量%をいずれも水硬性結合剤および添加材
の全質量に対して少なくとも1種の水硬性結合剤を含む
建築材料ならびに建築資材でもある。有利には、セメン
トを結合剤として含む建築材料内への使用である。
水(調合水)および場合により慣用の無機質および/ま
たは非無機質添加材の添加により、加工できる形、多く
は液体または塑性変形可能な材料の形に転換される。こ
れらの材料は通常放置しても時間経過により硬化する。
このように加工できる水硬性結合剤に基づく代表的な建
築材料は、セメント、モルタル、しっくい、タイル接着
剤、無機質シール材、コンクリートなどである。これら
の建築材料は、建築に使用する際に含まれる添加材の量
および種類および/または水分により実質的に区別され
る。
築材料に、本明細書中に記載のポリマー分散液を加え
る。混和物は、例えば本明細書中に記載のポリマー分散
液による調合水の少なくとも一部分の置換による、例え
ば加工可能な形への建築材料の転換により行うことがで
きる。ポリマー分散液の本発明による使用は、分散液の
乾燥により得られる粉末または顆粒の形でも可能であ
る。これらの粉末または顆粒は、水硬性結合剤に基づく
建築材料に、乾燥状態(すなわち水添加の前)でも、ま
た水添加の間またはその後でも加えることができる。
建築材料の量に関するすべての記載は、別途言及しない
限り、その固体含有量に対するものである。水硬性結合
剤および水硬性結合剤に基づく建築材料の固体含有量
は、120℃における24時間乾燥により測定できる。
無機質部分として、建築材料の乾燥固体、すなわち水硬
性結合剤および添加材の全量であって、有機物質も多孔
性物質も含まないものと理解する。多くの場合に、水硬
性結合剤に基づく建築材料の無機質部分は、場合により
粉砕した建築材料の試料のか焼により測定できる。
よびその成分、殊には共重合体、乳化剤ならびに場合に
より含まれる補助物質に関する量のすべての記載は、別
途言及しない限り、固体として算出する。ポリマー分散
液および液状分散成分、例えば乳化剤の大部分の溶液の
固体含有量は、120℃において一定重量となるまで乾
燥して測定できる。
している共重合体は、50〜1000nm、殊には50
〜500nm、特に有利には60〜300nmの範囲内
の平均粒径を有するポリマー粒子として存在する。共重
合体は、エチレン性不飽和モノマーを一緒に重合して含
む。一緒に重合したモノマーの量の記載は、合計して1
00質量%となる。平均粒径の調節は、公知の方法、例
えば種ラテックスの装入により、その場で重合開始時に
形成される種ラテックスにより、乳化剤濃度によりまた
はこれらの手段の組み合わせにより行われる。
クリル酸とC2 〜C12−アルカノールとの少なくと
も1種のエステル55〜80質量%および殊に有利には
60〜75質量%を一緒に重合して含む。好適なC2
〜C12−アルカノールは、線状C2 〜C12−アル
カノール、分枝状C3 〜C12−アルカノールおよび
C5 〜C10−シクロアルカノールである。殊に好適
には、線状または分枝状C2 〜C8 −アルカノールで
ある。モノマーa)の例は、エチルアクリレート、n−
ブロピルアクリレート、イソ−プロピルアクリレート、
n−ブチルアクリレート、sec−ブチル−アクリレー
ト、t−ブチルアクリレート、3−メチルブチルアクリ
レート、2−メチルブチル−アクリレート、n−ペンチ
ルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレー
ト、n−オクチルアクリレート、n−デシルアクリレー
ト、2−プロピルヘプチルアクリレート、イソ−ボルニ
ルアクリレート、ノルボルニルアクリレート、4−t−
ブチルシクロヘキシルアクリレートおよび2,3,5−
トリメチルシクロヘキシルアクリレートである。殊に有
利には、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート
および2−エチルヘキシルアクリレート、およびこれら
の混合物である。
て、少なくとも1種の1回不飽和ビニル芳香族モノマー
および/またはC1 〜C4 −アルカノールの少なくと
も1種のメタクリル酸エステルを12〜35質量%、お
よび殊に有利には15〜30質量%含む。好適なビニル
芳香族は、スチレン、α−メチルスチレン、α−フェニ
ルスチレン、o−クロロスチレン、ビニルトルエンおよ
びこれらの混合物である。殊に有利なビニル芳香族はス
チレンである。好適なC1 〜C4 −アルカノールのメ
タクリル酸エステルは、例えばメチルメタクリレート、
エチルメタクリレート、n−プロピルメタクリレート、
イソ−プロピルメタクリレート、n−ブチルメタクリレ
ート、sec−ブチルメタクリレートおよびt−ブチル
メタクリレートであり、この中で有利にはメチルメタク
リレートである。殊に有利なモノマーb)はスチレンで
ある。
は、通常、合計して、すべての一緒に重合するモノマー
の80〜98質量%、有利には85〜98質量%および
殊に有利には90〜97質量%となる。モノマーb)お
よびモノマーa)から成る殊に有利なモノマーの組み合
わせは、スチレン/n−ブチルアクリレート、スチレン
/n−ブチルアクリレート/2−エチルヘキシルアクリ
レート、スチレン/2−エチルヘキシルアクリレート、
メチルメタクリレート/n−ブチルアクリレート、メチ
ルメタクリレート/n−ブチルアクリレート/2−エチ
ルヘキシルメタクリレート、メチルメタクリレート/2
−エチルヘキシルアクリレート、スチレン/メチルメタ
クリレート/n−ブチルアクリレート、スチレン/メチ
ルメタクリレート/n−ブチルアクリレート/2−エチ
ルヘキシルアクリレートの組み合わせである。
ート、2−エチルヘキシルアクリレートおよびエチルア
クリレートから選ばれた少なくとも1種のアクリル酸エ
ステルを含む共重合体、または −主モノマーとしてメチルメタクリレートおよびn−ブ
チルアクリレートおよび2−エチルヘキシルアクリレー
トから選ばれた少なくとも1種のアクリル酸エステルを
含む共重合体 である。
て、C2 〜C10−アルカンジオールとアクリル酸ま
たはメタクリル酸との少なくとも1種のモノエステル3
〜12質量%および殊に有利には3〜9質量%を一緒に
重合して含む。好適なアルカンジオールは、線状C2
〜C10−アルカンジオール、分枝状C3 〜C10−
アルカンジオールおよびC5 〜C10−シクロアルカ
ンジオール、有利には線状C2 〜C6 −α,ω−アル
カンジオールである。好適なモノマーc)の例は、ヒド
ロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリ
レート、3−ヒドロキシプロピルアクリレート、3−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレ
ート、4−ヒドロキシブチルアクリレートおよび4−ヒ
ドロキシブチルメタクリレートである。
d)として、少なくとも1個の酸基、例えばカルボキシ
ル基またはスルホン酸基を有するエチレン性不飽和モノ
マーまたはその塩を多くとも1.0質量%一緒に重合し
て含む。従って有利には、共重合体は、少なくとも1種
のモノマーd)0.1〜1.0質量%、殊には0.2〜
1質量%、殊には0.2〜0.8質量%を一緒に重合し
て含むか、またはこれは一緒に重合するモノマーd)を
実質的に含まない(重量割合<0.1、殊には<0.0
5および特に有利には,0.01ならびに0質量%)。
モノマーd)として好適にはα,β−エチレン性不飽和
C3 〜C6 −モノカルボン酸、例えばアクリル酸また
はメタクリル酸、およびモノエチレン性不飽和C4 〜
C8 −ジカルボン酸、例えばマレイン酸、フマル酸、
イタコン酸およびシトラコン酸である。好適なモノマー
d)は、さらにスルホン酸基を有するエチレン性不飽和
モノマー、例えばビニルスルホン酸、2−アクリルアミ
ド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−アクリルオキ
シエタンスルホン酸および2−メタクリルオキシエタン
スルホン酸、これらの塩、有利にはこれらのアンモニウ
ム塩、殊には室温において非揮発性のアミンのアンモニ
ウム塩、および有利にはこれらのアルカリ金属塩、殊に
はナトリウム塩である。有利には、アクリル酸およびメ
タクリル酸である。
チレン性不飽和ニトリル、例えばアクリロニトリルまた
はメタクリロニトリルを含む。殊に有利には、共重合体
は実質的にこのようなニトリルを含まないかまたはこれ
らは0.1から多くとも3.5質量%の量で有する。一
緒に重合されるニトリルの低い含有量は、本発明により
変性された建築材料の低い吸水性にとって有利である。
α,β−不飽和モノカルボン酸およびジカルボン酸のア
ミドを含む。殊に有利には、本発明により使用されるポ
リマー分散液は、カルボン酸のアミドを含まないか、ま
たは実質的に含まない。α,β−エチレン性不飽和カル
ボン酸のアミドのできるだけ低い含有量は、水硬性結合
剤の存在下での本発明による分散液の低い臭気発生にと
って有利である。
マー、例えば慣用的に水性ポリマー分散液の製造に使用
されるものを含むことができる。
素含有モノマー、殊にはシリル基を有するモノマー、例
えばビニルトリアルコキシシラン、例えばビニルトリメ
トキシシラン、アルキルビニルジアルコキシシランまた
は(メタ)アクリルオキシアルキルトリアルコキシシラ
ン、例えば(メタ)アクリルオキシエチルトリメトキシ
シラン、(メタ)アクリルオキシプロピルトリメトキシ
シランおよびトリメトキシシリルプロピルメタクリレー
ト、グリシジル基を有するモノマー、殊にはグリシジル
(メタ)アクリレート、グリシジルビニルエーテル、
1,3−ジケト基を有するモノマー、殊にはアセトキシ
エチル(メタ)アクリレートおよびジアセトン(メタ)
アクリルアミド、尿素基を有するモノマー、例えばウレ
イドエチル(メタ)アクリレート、さらにアクリルアミ
ドグリコール酸およびメタクリルアミドグリコラートメ
チルエステルである。これらのその他のコモノマーを本
発明により使用されるポリマー分散液内に含む場合に
は、これらは、通常0.1〜10質量%の量、有利には
5質量%を越えない量を共重合体内で一緒に重合してい
る。
び2−エチルヘキシルアクリレートから選ばれた少なく
とも1種のモノマーa)55〜80質量%および殊には
60〜76質量%、 b)スチレンおよび/またはメチルメタクリレート12
〜35質量%、殊には15〜30質量%、 c)C2 〜C6 −アルカンジオール、有利にはC2
〜C4 −アルカンジオールとアクリル酸またはメタク
リル酸、有利にはアクリル酸との少なくとも1種のモノ
エステル3〜12質量%、殊には3〜9質量%、例えば
約4、約6または約8質量%、および場合により d)アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸およびイタ
コン酸、有利にはアクリル酸およびメタクリル酸から選
ばれた少なくとも1種のエチレン性不飽和カルボン酸1
質量%未満、有利には0.1〜1質量%、殊には0.2
〜1質量%、 を一緒に重合して含む共重合体である。殊に有利には、
共重合体はさらに第一級アミノ基および/またはニトリ
ル基を含まない。他の態様形では、共重合体は、酸基を
含むモノマーd)を含まずかつ上記のモノマーa)、
b)およびc)を上記の量で、また有利には有利と記載
した量で含む。
は、ビニル芳香族、殊にはスチレンのみをモノマーb)
として含む、これは殊には、少なくとも1個の酸基を有
する共重合体が一緒に重合したエチレン性不飽和モノマ
ー(モノマーd)を実質的に含まない場合に特に該当す
る。
能であるかまたは公知の方法で製造できる。
のラジカル性重合開始剤および場合により1種またはそ
れ以上の界面活性物質の存在下でカジカル性、水性乳化
重合により行う。
リマー科学および技術百科事典」("Encyclopedia of Po
lymer Science and Technology", Vol. 5, Wiley & Son
s Inc., NY 1966, 847ページ) に従って行うことができ
る。また多相粒子の形で水中に分散した共重合体が使用
できる。その製造は、順次法、例えば欧州特許(EP)
第555959号、欧州特許(EP)第308753号
および欧州特許(EP)第654454号の各明細書に
記載の方法で行うことができる。
合物(開始剤)の存在下で行う。これらの化合物を、重
合の際に使用するモノマーに対して、有利には0.05
〜10、殊に有利には0.5〜5質量%を必要とする。
分子共重合体も使用できる。好適な架橋剤は、例えば、
ここに全体を引用して編入するドイツ特許(DE)第1
9729161.9号明細書から専門家には公知であ
る。
通常この目的に使用される保護コロイドおよび乳化剤で
ある。界面活性物質は、通常、重合するモノマーに対し
て10質量%以下、有利には0.1〜7.5質量%およ
び殊には1〜5質量%の量で使用する。
アルコール、デンプン誘導体およびセルロース誘導体ま
たはビニルピロリドンを含む共重合体である。その他の
好適な保護コロイドの詳細な記載は、ホウベン−ヴァイ
ル「有機化学の方法」第XIV/1巻、高分子物質(Hou
ben-Weyl, Methoden der organischen Chemie, BandXIV
/I, Macromolekulare Stoffe, Georg-Thieme-Verlag, S
tuttgart 1961) 411〜420ページに記載されてい
る。乳化剤および/または保護コロイドの混合物も使用
できる。
ロイドを使用しない。ポリマー分散液が保護コロイドを
含む場合には、これに有利にはポリマー分散液の製造の
後に初めて加える。
分子量が保護コロイドとは異なって通常2000以下で
ある乳化剤のみを使用する。これらは陰イオン性、陽イ
オン性または非イオン性であることができる。本発明の
範囲内で使用される乳化剤は、有利には非イオン性また
は陰イオン性乳化剤である。非イオン性乳化剤は通常非
イオン性アルコキシル化乳化剤であるけれども、陰イオ
ン性乳化剤は以下において陰イオン性非アルコキシル化
乳化剤と陰イオン性アルコキシル化乳化剤とを区別す
る。
硫酸アルキル(アルキル基:C8〜C40)、例えば硫
酸半エステル、C8 〜C22−脂肪アルコールまたは
C 8 〜C32−オキソアルコール、アルキルスルホン
酸(アルキル基:C12〜C18)、スルホコハク酸ジ
−C6 〜C25−アルキルエステルおよびアルキルア
リールスルホン酸(アルキル基:C6 〜C32)、例
えばC6 〜C32−アルキルフェノールのアルカリ金
属塩およびアンモニウム塩が挙げられる。その他の好適
な乳化剤は、ホウベン−ヴァイル「有機化学の方法」第
XIV/1巻、高分子物質(Houben-Weyl, Methoden der
organischen Chemie, Band XIV/I, Macromolekulare S
toffe, Georg-Thieme-Verlag, Stuttgart 1961) 192
〜208ページに記載されている。
また一般式I
4 〜C24−アルキルを表し、かつ同時には水素でな
く、またXおよびYはアルカリ金属イオンおよび/また
はアンモニウムイオンであることができる〕の化合物も
挙げられる。XおよびYは有利にはナトリウム、カリウ
ムまたはアンモニウムであり、その際ナトリウムが殊に
有利である。しばしば、モノアルキル化製品の50〜9
0質量%の割合を有する工業的混合物、例えばダウファ
ックス(Dowfax)(R) 2A1(ダウ・ケミカル社(Dow
Chemical Company)の商品名)も使用される。化合物I
は、一般に、例えば米国特許(US−A)第42697
49号明細書から公知であり、また市場で入手できる。
コキシル化乳化剤、殊には非イオン性アルコキシル化乳
化剤および/または陰イオン性アルコキシル化乳化剤を
含むポリマー分散液である。アルコキシル化乳化剤は本
発明により使用されるコポリマーの取り扱い性、例えば
コポリマーおよび水硬性結合剤の混合性および加工性お
よびポリマーと水硬性結合剤との許容性も、コポリマー
を用いて変性された水硬性結合剤の取り扱い性および機
械的性質も改善する。
オリゴアルキレンオキシド単位またはポリアルキレンオ
キシド単位を有する乳化剤である。通常、アルコキシル
化乳化剤は、親油性基を有する親油性化合物または複数
の化合物をアルキレンオキシド、殊にはエチレンオキシ
ドおよび/またはプロピレンオキシドと反応させて得ら
れる。このようなアルコキシル化乳化剤は、追加してイ
オン性殊には陰イオン性基を用いて変性されていてもよ
い。これに応じて、少なくとも1個の陰イオン性または
陰イオン原性基を有する陰イオン性アルコキシル化乳化
剤と、このような基を持っていない非イオン性アルコキ
シル化乳化剤が区別される。
の化合物の例は、脂肪族、芳香族および/または芳香脂
肪族アルコール、アミド、アミンおよびカルボン酸なら
びにこれらの誘導体である。有利には、親油性基を有す
る親油性化合物または複数の化合物は、脂肪酸、脂肪ア
ルコール、オキソアルコール、これらから誘導されたア
ミン、アミドおよび塩、フェノール、アルキルフェノー
ル、ヒドロキシナフタレンまたはアミノナフタレン、ジ
カルボン酸およびこれらのエステルまたは半エステルお
よび少なくとも1個のヒドロキシル基を有する親油性ま
たは親油性部分を有するポリアルキレンオキシド、例え
ばポリプロピレンオキシド、ポリブチレンオキシドおよ
びエチレンオキシド、プロピレンオキシドおよび/また
はブチレンオキシドから成るランダム共重合体またはブ
ロック共重合体である。
キシル化度は、通常、2〜150、有利には3〜100
および殊に有利には4〜50の範囲内にある。
化剤の例は、アルコキシル化度3〜100、有利には4
〜50を有するエトキシル化またはエトキシル化/プロ
ポキシル化、有利にはエトキシル化C6 〜C32−脂
肪アルコールおよびC6 〜C 32−脂肪アミン、C6
〜C60−オキソアルコールおよびC6 〜C60−ア
ミン、線状第一級C6 〜C60−チーグラー(Ziegler)
アルコール、脂肪酸アルキロールアミド、脂肪酸およ
び脂肪酸アミドならびにポリアルキレンオキシド付加
物、例えばエチレンオキシド−プロピレンオキシド−ブ
ロック共重合体である。
化剤は、エトキシル化C6 〜C3 2−脂肪アルコー
ル、有利にはC8 〜C20−脂肪アルコール、殊には
C9 〜C16−脂肪アルコール、例えば天然産出脂肪
酸の還元により得られるほとんど分枝していない脂肪ア
ルコール、および脂肪アルコールと比較して一般にさら
に多く分枝しているエトキシル化C6 〜C32−オキ
ソアルコール、有利にはC 8 〜C20−オキソアルコ
ールおよび殊にはC9 〜C16−オキソアルコールで
あって、平均エトキシル化度2〜150、有利には4〜
50、殊には6〜30、例えば8〜15または12〜2
5のものから選ばれる。有利な非イオン性脂肪族アルコ
キシル化乳化剤の例は、エトキシル化度4〜50、殊に
は8〜25を有するエトキシル化ラウリルアルコール、
例えばBASF株式会社のルテンゾル商標(Lutensolmar
ken)のLUTENSOL(R) AT18およびAT2
5である。
コキシル化乳化剤の例は、平均アルコキシル化度2〜1
50、有利には3〜100および殊には3〜50を有す
るエトキシル化およびエトキシル化/プロポキシル化、
有利にはエトキシル化C6〜C32−アルキルフェノー
ル、殊にはC6 〜C16−アルキルフェノールであ
る。
ン基は、通常、硫酸基、スルホン酸基、カルボン酸基、
ホスホン酸基およびリン酸基から選ばれる。陰イオン基
の対イオンとして好適には、陽イオン、例えばナトリウ
ムイオン、カリウムイオン、カルシウムイオンまたはア
ンモニウムイオンならびにこれらの混合物である。有利
には、アンモニウムイオンとは異なる対イオンは、軽度
に揮発性のアミン、例えばアンモニア、メチルアミンま
たはエチルアミンである、有利な対イオンはナトリウム
イオンである。有利な陰イオン基は、硫酸基およびスル
ホン酸基である。
上記の非イオン性アルコキシル化乳化剤の硫酸半エステ
ルおよびリン酸モノエステル、ならびにC8 〜C32
−アルケニルポリエトキシスルホナートならびにC8
〜C32−アルケニルポリエトキシスルファート、C8
〜C32−アルキルグリセリルポリエトキシスルホナ
ート、エトキシル化スルホコハク酸半エステルおよびエ
トキシル化スルホコハク酸ジエステル、C8 〜C32
−アルケニルポリエトキシホスファートまたはジアルキ
ルポリエトキシホスファート、エトキシル化され一回ま
たは複数回核スルホン化されたモノアルキルビフェニル
エーテルおよびジアルキルビフェニルエーテル、エトキ
シル化α−スルホ脂肪酸エステル、エトキシル化脂肪酸
アルカノールアミンスルファート、スルホン化または硫
酸化エトキシル化脂肪酸エステル、脂肪酸サルコシド、
脂肪酸グリコラート、脂肪酸ラクタート、脂肪酸タウリ
ドおよび脂肪酸イソチオナートであって、これらは2〜
150、有利には2〜100および殊に有利には3〜5
0の範囲内のアルコキシル化度を有し、およびこれらの
塩、殊にはアルカリ金属塩、例えばナトリウム塩または
カリウム塩、またはアンモニウム塩、有機アミン、例え
ばモノ−C1 〜C4 −アルキルアミン、ジ−C1 〜
C4 −アルキルアミンまたはトリ−C1 〜C4 −ア
ルキルアミンまたはモノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミンまたはトリエタノールアミンとの塩である。
化剤は、エトキシル化C8 〜C2 0−脂肪アルコー
ル、殊にはC9 〜C16−脂肪アルコール、例えば天
然産出脂肪酸の還元により得られるほとんど分枝してい
ない脂肪アルコールの硫酸半エステル、および一般に脂
肪アルコールと比較してより多く分枝しているエトキシ
ル化C8 〜C32−オキソアルコール、殊にはC9 〜
C16−オキソアルコールであって、平均エトキシル化
度2〜50、殊には2〜30、例えば2〜15または9
〜30を有するものから選ばれる。
芳香−脂肪族アルコキシル化乳化剤は、エトキシル化お
よびエトキシル化/プロポキシル化、有利にはエトキシ
ル化C6 〜C32−アルキルフェノール、殊にはC6
〜C16−アルキルフェノールおよび殊に有利にはオク
チルフェノールおよびノニルフェノールの硫酸−半エス
テルであって、2〜50、殊には2〜35の範囲内の平
均アルコキシル化度を有するものから選ばれる。
ルコキシル化乳化剤も含むことができるが、しかし通
常、使用される乳化剤の少なくとも50質量%、有利に
は少なくとも75質量%はアルコキシル化乳化剤であ
る。一つの態様形では、本発明による調製物は、実質的
に非アルコキシル化乳化剤を含まない。他の有利な態様
形は、少なくとも1種の非イオン性アルコキシル化乳化
剤およびアルコキシル化および陰イオン性非アルコキシ
ル化乳化剤から選ばれた少なくとも1種の陰イオン性乳
化剤を含む調製物に関する。
ー分散液またはこれから乾燥により、すなわち揮発性成
分の少なくとも80質量%、有利には少なくとも85質
量%または少なくとも90質量%を除去することにより
得られるポリマー粉末またはポリマー顆粒は、ポリマー
分に対して0.2〜10質量%および有利には0.5〜
5質量%の少なくとも1種の乳化剤を含む。
化乳化剤として、少なくとも1種の非イオン性アルコキ
シル化乳化剤、有利には非イオン性脂肪族アルコキシル
化乳化剤を使用する。
は、−少なくとも1種の非イオン性アルコキシル化乳化
剤および少なくとも1種の陰イオン性アルコキシル化乳
化剤の混合物または−少なくとも1種の非イオン性アル
コキシル化乳化剤、少なくとも1種の陰イオン性アルコ
キシル化乳化剤および少なくとも1種の陰イオン性非ア
ルコキシル化乳化剤の混合物または−少なくとも1種の
陰イオン性非アルコキシル化乳化剤および少なくとも1
種の非イオン性アルコキシル化乳化剤の混合物を含む。
分散液は、殊にはせん断負荷に対するさらに上昇した安
定性を特徴とする。
くとも1種の陰イオン性乳化剤および少なくとも1種の
非イオン性アルコキシル化乳化剤の混合物を含む場合に
は、含まれている乳化剤の全量の通常は15〜90質量
%、有利には25〜80質量%および殊には40〜70
質量%が陰イオン性乳化剤に割り当てられる。
少なくとも1種の非イオン性脂肪族アルコキシル化乳化
剤、有利にはエトキシル化C8 〜C20−脂肪アルコ
ール、殊にはC9 〜C16−脂肪アルコール、および
/またはエトキシル化C8 〜C32−オキソアルコー
ル、殊にはC9 〜C16−オキソアルコールであっ
て、平均エトキシル化度5〜50、殊には6〜30を有
するもの、および少なくとも1種の陰イオン性脂肪族ア
ルコキシル化乳化剤、有利にはエトキシル化C8〜C
20−脂肪アルコール、殊にはC9 〜C16−脂肪ア
ルコールの硫酸半エステルおよび/またはエトキシル化
C8 〜C32−オキソアルコール、殊にはC9 〜C
16−オキソアルコールの硫酸半エステルであって、平
均エトキシル化度2〜50、殊には3〜35を有するも
のを含む。
部または一部分を共重合体の製造の際に使用し、全部ま
たは一部分を共重合体の製造の後に加えるか、または全
部または一部分を本発明による建築材料の製造のために
使用の際に加えることができる。水性媒体中のラジカル
乳化重合により本発明により使用される共重合体の製造
の際に、乳化剤の全量の少なくとも25質量%、有利に
は少なくとも35質量%および殊に有利には少なくとも
50質量%を共重合体の製造の際に使用すると有利なこ
とが証明されている。
に共重合体の製造の際に使用する。他の有利な態様形で
は、使用する殊にはイオン性乳化剤の全量の30〜65
質量%、有利には35〜60質量%および殊に有利には
40〜55質量%を、ラジカル乳化重合の過程で加え
る。乳化剤の残量は、重合終了の後に加える(後鹸
化)。製造および「後鹸化」のために、同じかまたは異
なる乳化剤を加えることができ、その際、複数の乳化剤
の添加の場合に、乳化剤の混合比は、共重合体の製造の
ためと後鹸化のためとで異なることができる。殊には、
後鹸化の際に、陰イオン性アルコキシル化乳化剤および
/または陰イオン性非アルコキシル化乳化剤を使用でき
る。
度の十分な改善を達成するために、通常、−60℃以
上、有利には−50℃以上のガラス転移温度を有する共
重合体の使用が推奨される。従って、共重合体は、有利
にはガラス転移温度Tg >−45℃、殊に有利には>
−40℃および殊には>−35℃を有する。
の十分な改善を達成するために、水硬性結合剤に基づく
建築材料中の共重合体は、フィルム化できなければなら
なかった。従って、本発明により使用される共重合体
は、通常、<+40℃、殊には<+30℃、特に有利に
は<+20℃、殊に有利には<+10℃および殊には<
+0℃のガラス転移温度Tg を有する。
体は、約−30℃、約−25℃、約−20℃、約−15
℃、約−10℃または約−5℃のガラス転移温度Tg
を有する。
では、ASTM D3418−82に従って、示差熱分
析(DTA)により測定される「中間点温度」と理解す
る(ウルマンの「工業化学百科事典」第五版(Ullmann's
Encyclopedia of Industrial Chemistry, 5th Editio
n, Volume A21, VCH Weinheim, 1992) 169ページな
らびにゾーゼル(Zosel, Farbe und Lack 82 (1976), S.
125-134) 参照、またDIN53765も参照)。
むポリマー分散液において、通常、少なくとも主要部分
が上記の範囲内に入るガラス転移温度Tg を有する場
合に有利である。このような調製物は、例えば2種また
はそれ以上の異なる共重合体の混合によりまたは、例え
ば多段重合体、核−殻構造を有するポリマー粒子または
その他の非ランダムな組成を有する共重合体粒子に導く
重合方法により得られる。
は、相応するモノマーの選択によっても、また共重合体
または数種の共重合体内に使用するモノマーの量比率の
選択によっても行うことができる。
移温度Tg を推定すると役立つことが分かっている。
フォックス(T.G. Fox, Bull. Am. Phys. Soc. (Ser.II)
1、123 (1956))およびウルマンの「工業化学百科事
典」(Ullmanns Enzyklopaedieder technischen Chemie,
Weinhein (1980))17〜18ページによると、弱く架
橋した共重合体のガラス転移温度は、高い分子量におい
て、良い近似で、
は、モノマー1、2、・・・、nの質量分率、およびT
g 1 、Tg 2 、・・・、Tg n は、モノマー1、
2、・・・、nのそれぞれ一種類から構成されたポリマ
ーの単独の絶対温度表示ガラス転移温度を表す〕が成立
する。後者は、例えばウルマンの「工業化学百科事典」
第A21巻(Ullmann's Encyclopedia of Industrial Ch
emistry, VCH Weinheim, Volume A21, 1992)169ペー
ジまたはブランドラップら(J. Brandrup, E.H. Immergu
t, Polymer Handbook 3rd. Ed. J. Wiley, New York, 1
989)から知られている。
ば欧州特許出願公開(EP−A)第126699号、欧
州特許出願公開(EP−A)第567881号、欧州特
許出願公開(EP−A)第567819号、ドイツ特許
出願公開(DE−A)第3147008号およびドイツ
特許出願公開(DE−A)第4213967号の各明細
書から公知である。
ー分散液は、6.7〜8.0、有利には6.8〜7.5
および特に有利には6.9〜7.2、例えば7.0〜
7.1の範囲内のpH値を有する、ポリマー分散液のp
H値の調節のために、有利には非揮発性塩基が使用され
る。好適な非揮発性塩基は、例えばカセイソーダ、カセ
イカリおよび例えば固体としても水溶液(水酸化カルシ
ウム溶液)としても使用できる石灰乳が使用される。有
利には、水性懸濁液としての石灰乳が使用される。特定
の上記のpH範囲の維持および上記の塩基の使用は、本
発明により使用される分散液の使用範囲に有利に影響す
る。殊には、ポリマー分散液と水硬性結合剤との認容性
は有利に影響する。
は、直接、場合により固体含有量の調整の後および/ま
たは慣用の補助物質(以下に記載のようなもの)の添加
の後に、水硬性結合剤に基づく建築材料に加えることが
できる。水性分散液を本発明に従って使用する場合に
は、分散液の固体含有量、すなわち非揮発性成分の割合
は、通常、20〜80質量%の範囲内である。有利に
は、分散液は、固体含有量に対して、30〜70質量
%、殊には35〜60質量%および殊に有利には40〜
55質量%の水性分散液を使用する。
て、DIN53019による回転粘度計を用いて23
℃、せん断速度250s- 1で測定して、10〜250
0mPas、有利には20〜500mPas、の範囲内
にある。水性ポリマー分散液は、有機溶剤、有利には水
と混合可能な有機溶剤、例えばアルコール、ジオールお
よびポリオールを含むことができる。有利には、有機溶
剤の含有量は、ポリマー分散液の全質量に対して10質
量%未満、殊に有利には、ポリマー分散液は実質的に有
機溶剤を含まない。
は、半エステルの形、例えばペースト状物質、または固
体形、例えば粉末または顆粒としてでも使用できる。ポ
リマー粉末またはポリマー顆粒は、ポリマー分散液から
乾燥、有利には噴霧乾燥により得られる。
分散液から揮発性成分の少なくとも80質量%、有利に
は少なくとも90質量%を除去して得られるポリマー粉
末またはポリマー顆粒の、水硬性結合剤に基づく無機質
建築材料への混和剤としての使用でもある。
マー顆粒は、慣用の助剤を含むことができる。助剤は、
通常、共重合体に対して合計して0.1〜30質量%の
量で使用する。慣用の助剤は、例えば湿潤剤、殺菌剤、
殺生物剤、消泡剤、例えばBASF(ルードヴィヒスハ
ーフェン(Ludwigshafen))、ミュンチッヒ社(ハイルブ
ロン)(Fa. Muenzig(Heilbronn))およびワッカー社(ミ
ュンヘン)(Fa. Wacker(Muenchen))の市場で入手できる
消泡剤、増粘剤、凍結防止剤、レベリング剤、柔軟剤お
よびフィルム形成助剤である。好適なフィルム形成助剤
は、例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、ジブチレ
ングリコール、これらのC1 〜C4 −アルカノールと
の半エーテル、例えばジエチレングリコールモノエチル
エーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、
プロピレングリコールモノフェニルエーテル、プロピレ
ングリコールモノプロピルエーテル、プロピレングリコ
ールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ
プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチル
エーテル、これらのエーテル−アセタート、例えばジエ
チレングリコールモノエチルエーテルアセタートおよび
ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセタート、
プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセタート
およびプロピレングリコールモノブチルエーテルアセタ
ート、ジプロピレングリコール−n−ブチルエーテルア
セタート、さらに脂肪族モノカルボン酸およびジカルボ
ン酸のアルキルエステル、例えばイーストマンコダック
(Eastman Kodak) のテキサノール(Texanol) (R) ま
たはこれらの工業的混合物、例えばBASF株式会社の
ルソルヴァン(Lusolvan)( R) FBH(コハク酸、グ
ルタル酸およびアジピン酸のジ−n−ブチルエステル混
合物)である。柔軟剤として、すべての慣用で、分散液
に適する柔軟剤、例えば(オリゴ)プロピレングリコー
ルアルキルフェニルエーテル、例えばBASF株式会社
のプラスチリット(Plastilit) (R) 3060が市場
で入手できて、該当する。
ポリマー粉末またはポリマー顆粒は、追加して水硬性結
合剤のための液化剤(Verfluessiger) を含むことができ
る。通常、水硬性結合剤のための液化剤は、水硬性結合
剤に基づく建築材料の性質、殊には加工性および/また
は結合性の変化のための添加材である。通常、水硬性結
合剤に基づく建築材料のためのこのような液化剤は、水
溶性の高分子物質である。
性された水硬性結合剤に基づく建築材料の良い加工性
は、多くの場合に液化剤の存在によりさらに改善するこ
とができる。
アルデヒド−縮合体、メラミン−ホルムアルデヒド−ポ
リ縮合体および/またはリグニンスルホナートに基づく
もの、例えば欧州特許出願公開(EP−A)第4023
19号明細書に記載のもの、ならびにカルボン酸および
ジカルボン酸とスチレンとのホモポリマーおよびコポリ
マーに基づくもの、例えば欧州特許出願公開(EP−
A)第306449号明細書および米国特許(US−
A)第3952805号明細書、またはイソブタンまた
はジイソブタンとのもの、例えばドイツ特許出願公開
(DE−A)第3716974号明細書、欧州特許出願
公開(EP−A)第338293号明細書、ドイツ特許
出願公開(DE−A)第3925306号明細書、米国
特許(US−A)第4586960号明細書、米国特許
(US−A)第4042407号明細書および米国特許
(US−A)第4906298号明細書に記載の液化剤
が好適である。
ン酸のヒドロキシアルキルエステルとの共重合体、例え
ば欧州特許(EP)第97613号明細書に記載のもの
に基づき、共重合したカルボン酸モノマーおよびアクリ
ル酸およびメタクリル酸のポリアルキレンオキシドエス
テル、例えばドイツ特許出願公開(DE−A)第442
0444号明細書に記載のものに基づき、エチレン性不
飽和ポリオキシアルキレンエーテル、複数回不飽和アル
ケニルエーテルおよび無水マレイン酸、例えば欧州特許
(EP)第619277号明細書に記載のものに基づ
き、またはマレイン酸誘導体とビニルモノマーとのコポ
リマー、例えばドイツ特許出願公開(DE−A)第43
04109号明細書および欧州特許出願公開(EP−
A)第610699号明細書に記載のものに基づく液化
剤も好適である。
る。
NT社(ハイデルベルク(Heideiberg))、SKW(トロ
ストベルク(Trostberg) )、BASF(ルードヴィヒス
ハーフェン(Ludwigshafen))殊にはソカラン(Sokalan)
商標、およびDYCKERHOFF(ヴィスバーデン(W
iesbaden) )から市販され入手できる。
カルボン酸モノマー共重合体、アクリル酸およびメタク
リル酸のポリアルキレンオキシドエステルとに基づく液
化剤を使用する。
ちポリマー分散液、ポリマー粉末またはポリマー顆粒
は、水硬性結合剤に基づく建築材料に、共重合体として
計算しかつ水硬性結合剤の乾燥質量に対して、有利に
は、5〜250質量%、殊に有利には10〜150質量
%および殊には20〜100質量%の量を使用する。通
常、水硬性結合剤および水硬性結合剤に基づく建築材料
の所望の性質改善を達成するためには、水硬性結合剤に
対してポリマー10〜50質量%または15〜40質量
%の混和ですでに十分である。
ポリマー粉末またはポリマー顆粒は、水硬性結合剤に基
づく建築材料に、通常、共重合体として計算しかつ建築
材料の無機質成分の乾燥質量に対して、2〜150質量
%、有利には5〜80質量%および殊に有利には10〜
50質量%の量を添加する。通常、建築材料の所望の性
質改善を達成するためには、水硬性結合剤に基づく建築
材料の無機質成分の乾燥重量に対して、ポリマー5〜3
5質量%または10〜25質量%の添加で十分である。
用の助剤は、殊には上記の助剤および液化剤である。建
築材料中に使用するための好適その他の助剤は、専門家
には公知であり、例えばH.ロイル「建築化学ハンドブ
ック」(H. Reul, Handbuch der Bauchemie, Verlag fue
r chemische Industrie, H. Ziolkowsky KG, Augsburg
(1991)) に記載されている。
用の添加材として、例えば、無機質添加材、例えば砂
利、粗砂、細砂、種々の大きさの石英砂、例えば粒径
0.08〜0.8mmのもの、石英粉、例えば粒径≦
0.09mm、玄武岩、石灰石、チョーク、大理石、ト
ラス、珪砂、沈降ケイ酸、石炭フライアッシュおよび硫
酸バリウムまたは非無機質添加材、例えば有機繊維また
は有機多孔性物質が該当する。その他の好適な無機質ま
たは非無機質添加材は、専門家には公知であり、例えば
ドイツ建築化学専門現状報告書「変性無機モルタル系と
環境」(Sachstandsbericht Dt. Bauchemie: Modifizier
te Mineralische Moertalsysteme and Umwelt(1. Ausga
be, Juli 1998) )に記載されている。
散液、これから得られるポリマー粉末またはポリマー顆
粒を、いずれも共重合体として計算し、無機成分の乾燥
質量に対して、2〜150質量%、有利には5〜80質
量%および殊に有利には5〜30質量%含む水硬性結合
剤に基づく建築材料を含む。
きる水硬性結合剤に基づく代表的な建築材料は、セメン
ト、液体セメント、コンクリート、モルタル、しっく
い、たたき、結合剤調製物、殊にはセメントに基づくも
の、路面舗装およびタイル接着剤である。有利な建築材
料は、殊には無機質シール剤である。
に応じて、固体形(例えば調合水ならびにポリマー分散
液の添加の前または硬化の後)、液体状ならびに粘度の
高い液状または多孔性形で存在することができる。
ポリマー粉末は、建築資材内に使用する前に無機質結合
剤と混合できる。このような調製物は、水硬性結合剤、
有利にはセメント、およびポリマーを通常主要成分とし
て含む。さらに、これらの調製物は、慣用の無機質また
は非無機質添加材および慣用の助剤、例えば上記のもの
を含むことができる。
リマー分散液、ポリマー粉末またはポリマー顆粒および
場合により水および/または添加材を一緒に混合した、
水硬性結合剤に基づく建築材料の機械的強度、弾性およ
び加工性を改善するための方法に関する。好適な混合技
術および混合装置は、専門家には公知であり、例えばウ
ルマン「工業化学百科事典」第三版、1951、第1
巻、693〜727ページに記載されている。
マー顆粒の本発明による使用は、従来技術の水硬性結合
剤に基づくポリマー変性建築材料と比較して、ポリマー
と水硬性結合剤との混合の際およびその後でも、不快な
臭気を全くまたはごく僅か発生するに過ぎないことを特
徴とするポリマー変性懸濁液散る材料をもたらす。ポリ
マー分散液、ポリマー粉末またはポリマー顆粒の本発明
による使用は、さらに、無機質結合剤に基づく多数の建
築材料において、固化または結合した状態で改善された
性質に、殊には高い機械的強度、例えば高いたわみ性、
高い破断強度および/または高い凝集力をもたらす。固
化または結合した状態の建築材料の耐水性が改善され、
またその吸水性は著しく低下する。通常、固化前の水硬
性結合剤に基づく建築材料の加工性も、例えば有利ない
わゆる「可使時間」によりおよび液状、半固体状または
ペースト状建築材料への水硬性結合剤の混合またはスラ
リー化の際の型への低い接着または粘着により改善され
る。殊に有利には、本発明による分散液、ポリマー粉末
または顆粒の性質は、セメントに基づく建築材料に利用
される。
ら非セメント系の利用、殊には充填材を含む被覆系、特
にはたわみ性被覆系例えばたわみ性屋根被覆材料および
シール材ならびに接着材、特には充填剤を含む建築用接
着材例えばタイル接着剤に好適である。
水の他に本発明によるポリマー分散液を含む。顔料、例
えば二酸化チタンまたは硫酸バリウムおよび充填材例え
ば炭酸カルシウム、チョーク、タルク、粘土ならびに慣
用の助剤、例えば殺生物剤、湿潤剤、フィルム形成助
剤、例えば炭化水素例えばガソリン、柔軟剤、溶剤およ
び凍結防止剤、例えばグリセリンまたはグリコール、増
粘剤(例えば会合性増粘剤)および消泡剤。顔料の割合
は、通常、共重合体1重量部に対して1〜5重量部の範
囲内にある。助剤の割合は、通常、共重合体100重量
部に対して0.5〜25重量部の範囲内にある。
成は、ここに引用する欧州特許出願公開(EP−A)第
501272号の実施例2に記載され、その際、これに
記載のポリマー分散液を本発明によるポリマー分散液に
置き換える。たわみ性屋根被覆材料被覆材の別の配合
は、L.チャンダー(L. Chander, Paint & Resin 9/10,
1981, 24-25ページ) に記載され、その際、これに使用
されたポリマー分散液を同様に本発明による共重合体の
分散液に置き換えることができる。
よる共重合体および水の他に、また充填材、例えば上記
の充填材および/またはケイ酸塩、またはケイ酸、さら
には補助材、例えば上記の補助材を含む。充填材の割合
は、通常、共重合体1質量部に対して5〜10質量部で
ある。補助材の割合は、通常、共重合体100質量部に
対して1〜20質量部である。タイル接着剤の代表的な
配合は、ここに引用する欧州特許出願公開(EP−A)
第35322号の実施例2および4に記載されている。
ここに記載の重合体分散液は、本発明による共重合体−
分散液と交換できる。
説明する。
マー分散液および比較例のポリマー分散液は、水性媒体
中のラジカル重合により得られた。
されたモノマーの質量%で表した一覧を第1表に記載す
る。ポリマー分散液の固体含有量(すなわち非揮発性部
分)は、空気循環式乾燥器内、120℃で2時間乾燥に
よる試料の質量損失(約1g)から測定した。ポリマー
分散液の粘度は、パール・フィジカ社(Firma Paar Phys
ica)の回転粘度計(レオマート(Rheomat) )を用いて、
DIN53019に従って、23℃においてせん断速度
250-1で測定した。ガラス転移温度Tg は、メット
ラー・トレド社(Fa. Mettler Toledo)の示差熱量計DS
C820を用い、5℃/分の直線加熱速度で測定した。
ス容器内に、完全脱塩水200gを装入した。内部温度
85℃において、供給物(Zulauf)1の全量の5質量%お
よび供給物2の全量の10質量%を加えた。装入物を1
0分間、85℃で重合開始させた。引き続いて85℃に
おいて、3.5時間内に供給物1および供給物2の残量
を空間的に別々に連続して加えた。さらに30分間この
温度に置いた後冷却し、次いで反応混合物を20質量%
水酸化カルシウム水溶液を用いて中和した。攪拌しなが
ら供給物3を加えた。このようにして製造した調製物
は、非揮発性成分49.8質量%を含み、かつpH値
7.2を有していた。粘度は67mPasであった。分
散液内に含まれた共重合体は、−14℃のガラス転移温
度Tg を有していた。
ス容器内に、完全脱塩水320gを装入した。内部温度
85℃において、供給物1の全量の5質量%および供給
物2の全量の10質量%を加えた。装入物を10分間、
85℃で重合開始させた。引き続いて85℃において、
3.5時間内に供給物1および供給物2の残量を空間的
に別々に連続して加えた。さらに30分間この温度に置
いた後冷却し、次いで反応混合物を20質量%水酸化カ
ルシウム水溶液を用いて中和した。攪拌しながら供給物
3を加えた。このようにして製造した分散液は、非揮発
性成分49.2質量%を含み、かつpH値7.0を有し
ていた。粘度は46mPasであった。分散液内に含ま
れた共重合体は、−20℃のガラス転移温度Tgを有し
ていた。
ス容器内に、完全脱塩水450gを装入した。内部温度
85℃において、供給物1の全量の5質量%および供給
物2の全量の10質量%を加えた。装入物を10分間、
90℃で重合開始させた。引き続いて90℃において、
3時間内に供給物1および3.5時間内に供給物2の残
量を空間的に別々に加えた。さらに30分間この温度に
置いた後反応混合物を冷却し、次いで20質量%水酸化
カルシウム水溶液を用いて中和した。このようにして製
造したポリマー分散液は、非揮発性成分54.9質量%
を含み、かつpH値7.0を有していた。粘度は148
mPasであった。含まれた共重合体は、−8℃のガラ
ス転移温度Tg を有していた。
ス容器内に、完全脱塩水450gを装入した。内部温度
85℃において、供給物1の全量の5質量%および供給
物2の全量の10質量%を加えた。装入物を10分間、
85℃で重合開始させた。引き続いて85℃において、
3.5時間内に供給物1および供給物2の残量を空間的
に別々に加えた。さらに30分間この温度に置いた後反
応混合物を冷却し、次いで20質量%水酸化カルシウム
水溶液を用いて中和した。攪拌しながら供給物3を加え
た。このようにして製造したポリマー分散液は、非揮発
性成分50.4質量%を含み、かつpH値7.0を有し
ていた。粘度は45mPasであった。含まれた共重合
体は、−31℃のガラス転移温度Tg を有していた。
ス容器内に、完全脱塩水450gを装入した。内部温度
85℃において、供給物1の全量の5質量%および供給
物2の全量の10質量%を加えた。装入物を10分間、
85℃で重合開始させた。引き続いて85℃において、
3.5時間内に供給物1および供給物2の残量を空間的
に別々に加えた。さらに30分間この温度に置いた後反
応混合物を冷却し、次いで20質量%水酸化カルシウム
水溶液を用いて中和した。攪拌しながら供給物3を加え
た。このようにして製造したポリマー分散液は、非揮発
性成分50.3質量%を含み、かつpH値6.9を有し
ていた。粘度は44mPasであった。含まれた共重合
体は、−26℃のガラス転移温度Tg を有していた。
ス容器内に、完全脱塩水250gを装入した。内部温度
85℃において、供給物1の全量の5質量%および供給
物2の全量の10質量%を加えた。装入物を10分間、
85℃で重合開始させた。引き続いて85℃において、
3.5時間内に供給物1および供給物2の残量を空間的
に別々に加えた。さらに30分間この温度に置いた後反
応混合物を冷却し、次いで20質量%水酸化カルシウム
水溶液を用いて中和した。攪拌しながら供給物3を加え
た。このようにして製造したポリマー分散液は、非揮発
性成分50.3質量%を含み、かつpH値7.0を有し
ていた。粘度は47mPasであった。含まれた共重合
体は、−25℃のガラス転移温度Tg を有していた。
ス容器内に、完全脱塩水280gを装入した。内部温度
85℃において、供給物1の全量の5質量%および供給
物2の全量の10質量%を加えた。装入物を10分間、
85℃で重合開始させた。引き続いて85℃において、
3.5時間内に供給物1および供給物2の残量を空間的
に別々に加えた。さらに30分間この温度に置いた後反
応混合物を冷却し、次いで20質量%水酸化カルシウム
水溶液を用いて中和した。攪拌しながら供給物3を加え
た。このようにして製造したポリマー分散液は、非揮発
性成分50.3質量%を含み、かつpH値7.2を有し
ていた。粘度は48mPasであった。含まれた共重合
体は、−24℃のガラス転移温度Tg を有していた。
ス容器内に、完全脱塩水170gを装入した。内部温度
85℃において、供給物1の全量の5質量%および供給
物2の全量の10質量%を加えた。装入物を10分間、
85℃で重合開始させた。引き続いて85℃において、
3.5時間内に供給物1および供給物2の残量を空間的
に別々に加えた。さらに30分間この温度に置いた後反
応混合物を冷却し、次いで20質量%水酸化カルシウム
水溶液を用いて中和した。攪拌しながら供給物3を加え
た。このようにして製造したポリマー分散液は、非揮発
性成分48.9質量%を含み、かつpH値7.0を有し
ていた。粘度は388mPasであった。含まれた共重
合体は、−21℃のガラス転移温度Tg を有してい
た。
ス容器内に、完全脱塩水500gを装入した。内部温度
85℃において、供給物1の全量の5質量%および供給
物2の全量の10質量%を加えた。装入物を10分間、
85℃で重合開始させた。引き続いて85℃において、
3.5時間内に供給物1および供給物2の残量を空間的
に別々に加えた。さらに30分間この温度に置いた後反
応混合物を冷却し、次いで20質量%水酸化カルシウム
水溶液を用いて中和した。攪拌しながら供給物3を加え
た。このようにして製造したポリマー分散液は、非揮発
性成分49.4質量%を含み、かつpH値7.2を有し
ていた。粘度は298mPasであった。含まれた共重
合体は、−20℃のガラス転移温度Tg を有してい
た。
行った。
50.0質量%を含み、かつpH値6.9を有してい
た。粘度は76mPasであった。含まれた共重合体
は、−21℃のガラス転移温度Tg を有していた。
性および電解質安定性を下記のようにして測定した。
および中和したポリマー分散液を網目45μmのペルロ
ンふるい(Perlonsieb)を通して濾過して測定した。記載
した凝縮値は、ポリマー分散液の全質量に対する表面乾
燥した後の濾過残留物の割合を表す。
分散液について、ディスペルマート(Dispermat) (VM
Aゲッツマン有限会社(VMA Getzmann GmbH) )を用いて
非希釈試料を10分間、10000回転/分でせん断負
荷した。引き続いて、少量の試料をガラス支持体上に塗
布した。比較のために、少量の未せん断負荷分散液も同
様にガラス支持体上に塗布し、次いで凝集物ならびに微
細凝集物(いわゆる「ストリップ(Strippen)」の含有量
を比較して試験した。未せん断負荷試料と比較して凝集
物含有量ならびにストリップ含有量の著しい上昇の場合
には、試料はせん断安定性でないとした。
分散液の試料を、23℃でテンパリングし次いで一定濃
度の攪拌している塩化カルシウム水溶液に滴下して加え
た(塩化カルシウム含有量0.5〜7.5質量%の塩化
カルシウム溶液それぞれ50g)。第1表には、それぞ
れの分散液について、それぞれの分散液の試料がまだ安
定であった溶液の塩化カルシウム濃度を記載してある。
マー分散液からのフィルムの吸水率を試験した。循環式
乾燥器内で7日間、50℃で乾燥して、それぞれのポリ
マー分散液から乾燥層厚さ約750μmのポリマーフィ
ルムを製造した。フィルムから、いずれも長さ2cmお
よび幅1cmの試験片を切り取り、次いで24時間、室
温で水中に貯蔵した。引き続いて、試験片を表面的に乾
燥し、秤量した。吸水率は、水中貯蔵の後と前のフィル
ム質量の比から算出した。
としての応用性質の測定のために、ポリマー分散液で変
性したセメント系材料を製造した。このために、ポルト
ランドセメントPZ 45F(CEM I 42.5
R)182質量部、それぞれのポリマー分散液(固体含
有量50質量%に調整)218質量部、水53質量部、
石英粉(粒径≦0.09mm)149質量部、石英砂
(粒径0.08〜0.2mm)164質量部、石英砂
(粒径0.2〜0.5mm)218質量部、BASF株
式会社の消泡剤ルミテン(Lumiten) (R) E−P31
08 14質量部およびミュンチッヒ社の消泡剤アギタ
ン(Agitan)(R) 281 2質量部を一緒に加え混合
した。
ゆる「可使時間」、すなわち、セメント系材料が割れな
いかまたは材料内の固体粒子がまだ塑性で成形できる時
間を測定した。使用のために有利には、30分を越える
可使時間である。
のポリマー変性セメント系材料の製造直後に試料を採取
し、次いで閉鎖容器内で30分間、50℃で乾燥器内で
加温した。引き続いて、臭気試験を行い、また湿潤pH
紙を用いて容器内の気体空間内でアンモニアの形成を試
験した。
を試験するために、これらから湿潤層厚さ2mmのセメ
ントフィルムを作製した。フィルムを28日間標準条件
(23℃、相対湿度50%)下で硬化した。引き続い
て、DIN53455に従って、フィルムの引張力およ
び破断伸びを、自動材料試験装置を用いて引張速度10
0mm/分で測定した。応用技術的試験の結果を表2に
纏めた。
合体のモノマー組成は質量%で統一した。ここで、nB
Aはn−ブチルアクリレート、Sはスチレン、ANはア
クリロニトリル、HEAは2−ヒドロキシエチルアクリ
レート、MASはメタクリル酸、EHAは2−エチルヘ
キシルアクリレート、MMAはメチルメタクリレート、
ASはアクリル酸、MANはメタクリロニトリルおよび
AMはアクリルアミドを表す。
剤含有量は、ED3の除くすべての分散液において約3
質量%であった。分散液ED3の乳化剤含有量は約1.
1質量%であった。
Claims (14)
- 【請求項1】 モノマーとして a)アクリル酸とC2 〜C12−アルカノールとの少
なくとも1種のエステル40〜80質量%、 b)少なくとも1種のビニル芳香族モノマーおよび/ま
たはメタクリル酸とC1〜C4 −アルカノールとの少
なくとも1種のエステル10〜40質量%、 c)C2 〜C10−アルカンジオールとアクリル酸ま
たはメタクリル酸との少なくとも1種のモノエステル2
〜15質量%、 d)少なくとも1個の酸基を有するエチレン性不飽和モ
ノマー、またはそれらの塩の多くとも1.0質量%、 e)エチレン性不飽和ニトリル5質量%未満および f)α,βエチレン性不飽和モノカルボン酸およびジカ
ルボン酸のアミド1質量%未満 を一緒に重合して含む、少なくとも1種の水相内に分散
した共重合体を含む、アンモニアを含まない水性ポリマ
ー分散液の、水硬性結合剤に基づく無機質建築材料のた
めの混和剤としての使用。 - 【請求項2】 ポリマー分散液が少なくとも1種のアル
コキシル化乳化剤をコポリマーに対して0.2〜10質
量%含む、請求項1記載の使用。 - 【請求項3】 アルコキシル化乳化剤として、少なくと
も1種の非イオン性アルコキシル化乳化剤および少なく
とも1種の陰イオン性乳化剤から成る混合物を使用す
る、請求項2記載の使用。 - 【請求項4】 アルコキシル化非イオン性乳化剤が、平
均エトキシル化度2〜150を有する非イオン性エトキ
シル化C6 〜C32−脂肪アルコール、C 6 〜C32
−オキソアルコールおよびC6 〜C32−アルキルフ
ェノールから選ばれている、請求項3記載の使用。 - 【請求項5】 陰イオン性乳化剤が、平均エトキシル化
度2〜150を有するエトキシル化C6 〜C32−脂
肪アルコール、エトキシル化C6 〜C32−オキソア
ルコールおよびエトキシル化C6 〜C32−アルキル
フェノールの陰イオン性硫酸−半エステルから選ばれて
いるアルコキシル化陰イオン性乳化剤およびこれらの塩
である、請求項3または4記載の使用。 - 【請求項6】 共重合体が+40℃未満のガラス転移温
度Tg を有する、請求項1から5までのいずれか1項
記載の使用。 - 【請求項7】 共重合体がモノマーとして a)エチルアクリレート、n−ブチルアクリレートおよ
び2−エチルヘキシルアクリレートから選ばれた少なく
とも1種のモノマー55〜80質量%、 b)スチレンおよび/またはメチルメタクリレート12
〜35質量%、 c)C2 〜C6 −アルカンジオールとアクリル酸また
はメタクリル酸との少なくとも1種のモノエステル3〜
9質量%、および場合により d)アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸およびイタ
コン酸から選ばれた少なくとも1種のエチレン性不飽和
カルボン酸1.0質量%未満 を一緒に重合して含む、請求項1から6までのいずれか
1項記載の使用。 - 【請求項8】 ポリマー分散液が6.7〜8.0の範囲
内のpH値を有する、請求項1から7までのいずれか1
項記載の使用。 - 【請求項9】 pH値が、アルカリ金属水酸化物および
アルカリ土類金属水酸化物から選ばれた少なくとも1種
の塩基の添加により調節される、請求項8記載の使用。 - 【請求項10】 請求項1から9までのいずれか1項記
載のポリマー分散液からの揮発性成分の少なくとも80
質量%の除去により得られるポリマー粉末またはポリマ
ー顆粒の、水硬性結合剤に基づく無機質建築材料のため
の混和剤としての使用。 - 【請求項11】 共重合体が、水硬性結合剤の乾燥質量
に対して5〜250質量%の量で使用される、請求項1
から10までのいずれか1項記載の使用。 - 【請求項12】 水硬性結合剤がセメントである、請求
項1から11までのいずれか1項記載の使用。 - 【請求項13】 請求項1から9までのいずれか1項記
載の水性ポリマー分散液および/または請求項10記載
のポリマー粉末またはポリマー顆粒の形の少なくとも1
種の共重合体を、無機質成分の乾燥質量に対して0.5
〜150質量%含む、水硬性結合剤に基づく無機質建築
材料。 - 【請求項14】 水硬性結合剤に基づく建築材料の機械
的強度、弾性および加工性を改善するための方法におい
て、 −少なくとも1種の水硬性結合剤、 −少なくとも1種の請求項1から9までのいずれか1項
記載の水性ポリマー分散液および/または請求項10記
載のポリマー粉末またはポリマー顆粒、ならびに場合に
より −水および/または添加材 を一緒に混合する方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10040825A DE10040825A1 (de) | 2000-08-21 | 2000-08-21 | Verwendung von Ammoniak-freien Polymerdispersionen als Zusatz in Baumaterialien auf Basis hydraulischer Bindemittel |
DE10040825.7 | 2000-08-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002137948A true JP2002137948A (ja) | 2002-05-14 |
JP5038561B2 JP5038561B2 (ja) | 2012-10-03 |
Family
ID=7653150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001249604A Expired - Fee Related JP5038561B2 (ja) | 2000-08-21 | 2001-08-20 | 無機質建築材料のための混和剤としてのアンモニアを含まないポリマー分散液、ポリマー粉末およびポリマー顆粒の使用、このような建築材料およびその機械的強度の改善のための方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6617387B2 (ja) |
EP (1) | EP1182179B2 (ja) |
JP (1) | JP5038561B2 (ja) |
DE (2) | DE10040825A1 (ja) |
ES (1) | ES2330407T5 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003192412A (ja) * | 2001-12-25 | 2003-07-09 | Asahi Kasei Corp | 石灰系プラスターの改質剤及び組成物 |
JP2007204333A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Showa Highpolymer Co Ltd | セメントモルタル用エマルジョンおよびそれを配合したセメントモルタル組成物 |
KR101927310B1 (ko) | 2018-03-22 | 2018-12-10 | 주식회사 토림건설 | 콘크리트 혼화용 폴리머를 이용한 기능성 콘크리트 조성물 |
KR102033066B1 (ko) * | 2018-04-09 | 2019-10-16 | (주)제이엔티아이엔씨 | 저암모니아 콘크리트용 pc계 혼화제 및 그것을 사용한 저암모니아 콘크리트 |
KR102131053B1 (ko) * | 2020-03-09 | 2020-07-09 | 주식회사 정원화학 | 스티렌 아크릴계 합성 라텍스를 포함하는 콘크리트 혼화용 조성물 및 이의 제조방법 |
KR20210003122A (ko) * | 2018-04-28 | 2021-01-11 | 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 | 중합체-개질된 시멘트질 조성물 |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10213026A1 (de) * | 2002-03-22 | 2003-10-02 | Basf Ag | Polymerdispersionen als Zusatz in Baumaterialien |
DE102004008864A1 (de) * | 2004-02-20 | 2005-09-15 | Basf Ag | Schaumstoffplatte mit Beschichtung zur Haftung von Mörtel- Beton- und Putzsystemen |
DE102004030121A1 (de) * | 2004-06-22 | 2006-01-19 | Pci Augsburg Gmbh | Hydraulisch abbindender Klebemörtel |
FR2876108B1 (fr) * | 2004-10-05 | 2007-11-23 | Lafarge Sa | Superplastifiants a fonctions silane |
DE102005039160A1 (de) | 2005-08-17 | 2007-02-22 | Basf Ag | Schaumstoffplatte mit Beschichtung zur Haftung von Mörtel-, Beton- und Putzsystemen |
DE102005039159A1 (de) | 2005-08-17 | 2007-02-22 | Basf Ag | Schaumstoffplatte mit verringertem Verzug bei Wärmeeinstrahlung |
RU2543639C2 (ru) * | 2009-09-07 | 2015-03-10 | Нипро Пэтч Ко., Лтд. | Чрескожно всасывающийся препарат |
EP2345626A1 (de) | 2010-01-15 | 2011-07-20 | Sika Technology AG | Beschichteter Zuschlag zur Betonherstellung |
EP2678292A1 (en) | 2011-02-23 | 2014-01-01 | BASF Corporation | Gypsum based slurries, foamed gypsum boards and methods for producing foamed gypsum boards |
ES2729785T3 (es) | 2011-12-15 | 2019-11-06 | Dow Global Technologies Llc | Formulaciones de mezcla en seco que contienen polvos de polímero redispersables de estireno-butadieno carboxilado y cementos con alto contenido de alúmina |
JP6089048B2 (ja) | 2012-03-09 | 2017-03-01 | ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー | カルボキシル基を含有するアクリル系rdpおよびそれらを含有する乾燥混合セメント配合物 |
BR112016030628A8 (pt) | 2014-07-01 | 2021-05-04 | Basf Se | dispersão de copolímero de (met)acrilato, pó de copolímero de (met)acrilato, uso da dispersão, kit de peças, e, materiais a prova d´água de cimento flexível |
US9889579B2 (en) | 2014-09-03 | 2018-02-13 | National Gypsum Properties, Llc | Gypsum wallboard and method of making same |
JP2019501236A (ja) * | 2015-11-02 | 2019-01-17 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 速乾性二成分被覆材料およびその製造方法 |
JP6969537B2 (ja) * | 2016-03-10 | 2021-11-24 | 日本ゼオン株式会社 | 非水系二次電池電極用バインダー、非水系二次電池電極用スラリー、非水系二次電池用電極、および非水系二次電池 |
EP3713973B1 (en) * | 2017-11-22 | 2022-08-10 | Arkema France | Emulsion polymer composition and use thereof in low odor waterproofing coatings |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63156048A (ja) * | 1986-12-18 | 1988-06-29 | 三井東圧化学株式会社 | 水分散型セメント混和用樹脂組成物 |
JPH02307854A (ja) * | 1989-05-19 | 1990-12-21 | Mitsubishi Yuka Badische Co Ltd | 軽量石膏・セメントモルタル成型体の製造方法 |
JPH06287045A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-11 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 半剛性舗装方法 |
JPH10139516A (ja) * | 1996-10-30 | 1998-05-26 | Mitsubishi Materials Corp | 塗布用一粉型繊維補強モルタル組成物及びその製造方法 |
JPH10194816A (ja) * | 1997-01-16 | 1998-07-28 | Mitsui Chem Inc | セメント組成物 |
JP2000128599A (ja) * | 1998-10-23 | 2000-05-09 | Mitsui Chemicals Inc | セメント混和用ポリマーエマルション組成物 |
JP2000159881A (ja) * | 1998-09-22 | 2000-06-13 | Nippon Shokubai Co Ltd | エステル化物の製造方法 |
JP2000212129A (ja) * | 1998-11-18 | 2000-08-02 | Nippon Shokubai Co Ltd | エステル化物の製造方法 |
JP2000212273A (ja) * | 1998-11-18 | 2000-08-02 | Nippon Shokubai Co Ltd | エステル化物の製造方法 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1159377A (en) † | 1968-03-22 | 1969-07-23 | Exxon Research Engineering Co | Cementitious Compositions for Bituminous Substrates |
US3842025A (en) † | 1970-01-19 | 1974-10-15 | Huels Chemische Werke Ag | Process for the preparation of low-viscosity,low-odorous styrene/butadiene polymer dispersions containing carboxyl groups |
US4002713A (en) * | 1972-04-13 | 1977-01-11 | Imperial Chemical Industries Limited | Cementing compositions and concretes and mortars derived therefrom |
AT359904B (de) | 1977-06-24 | 1980-12-10 | Perlmooser Zementwerke Ag | Beton oder moertel und verfahren zu seiner herstellung |
JPS6355143A (ja) | 1986-08-22 | 1988-03-09 | 昭和電工株式会社 | 弾性モルタル組成物 |
JPH07110775B2 (ja) * | 1987-06-30 | 1995-11-29 | 昭和電工株式会社 | 弾性モルタル組成物 |
AT395245B (de) * | 1989-05-31 | 1992-10-27 | Hoffenreich Ludwig & Sohn | Copolymerisat sowie dessen verwendung |
EP0529695A3 (en) † | 1989-05-31 | 1993-04-07 | Chemco Bausysteme Gesellschaft M.B.H. | Process for preparing a polymer dispersion |
US5225478A (en) * | 1989-07-14 | 1993-07-06 | Basf Aktiengesellschaft | Polymer powders which are redispersible in water and can be prepared by atomizing aqueous polymer dispersions, and their use as additives in hydraulic binders |
AU1033192A (en) | 1991-10-16 | 1993-04-22 | Dow Chemical Company, The | High tg polymer and redispersible powder for use in hydraulic portland cement mortar and concrete |
DE4317035A1 (de) * | 1993-05-21 | 1994-11-24 | Basf Ag | Wäßrige Polymerisatdispersionen |
DE4407841A1 (de) * | 1994-03-09 | 1995-09-14 | Huels Chemische Werke Ag | Pulverförmige, redispergierbare Bindemittel |
DE19502435A1 (de) † | 1995-01-26 | 1996-08-01 | Elotex Ag | Chemische Zusammensetzung mit einem Gehalt an a) einem Copolymer auf Basis von Styrol und/oder Alkyl(meth)acrylat sowie mindestens eines weiteren Comonomers und b) an einem Schutzkolloid, deren wäßrige Polymerdispersion, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung |
DE19629948A1 (de) † | 1996-07-25 | 1998-01-29 | Polymer Latex Gmbh & Co Kg | Verfahren zur Herstellung von sterisch stabilisierten, emulgatorfreien, wäßrigen Polymer-Dispersionen und daraus hergestellten Pulvern zum Einsatz in Baustoffen |
DE19705753A1 (de) † | 1997-02-14 | 1998-08-20 | Basf Ag | Emulgatorsystem für die wässrige Emulsionspolymerisation |
JP3568349B2 (ja) † | 1997-03-11 | 2004-09-22 | ライオン株式会社 | 水硬性無機材料用混和剤及び水硬性無機材料用プライマー |
DE19840254A1 (de) * | 1998-09-03 | 2000-03-09 | Basf Ag | Verfahren zur Herstellung von wässrigen Copolymerisatdispersionen und deren Verwendung für Kleber, Spachtelmassen und Putze |
ZA200001591B (en) * | 1999-04-28 | 2000-10-25 | Rohm & Haas | Polymer compositions. |
-
2000
- 2000-08-21 DE DE10040825A patent/DE10040825A1/de not_active Withdrawn
-
2001
- 2001-08-20 EP EP01120018A patent/EP1182179B2/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-08-20 ES ES01120018T patent/ES2330407T5/es not_active Expired - Lifetime
- 2001-08-20 JP JP2001249604A patent/JP5038561B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2001-08-20 DE DE50115021T patent/DE50115021D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2001-08-20 US US09/931,889 patent/US6617387B2/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63156048A (ja) * | 1986-12-18 | 1988-06-29 | 三井東圧化学株式会社 | 水分散型セメント混和用樹脂組成物 |
JPH02307854A (ja) * | 1989-05-19 | 1990-12-21 | Mitsubishi Yuka Badische Co Ltd | 軽量石膏・セメントモルタル成型体の製造方法 |
JPH06287045A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-11 | Mitsui Toatsu Chem Inc | 半剛性舗装方法 |
JPH10139516A (ja) * | 1996-10-30 | 1998-05-26 | Mitsubishi Materials Corp | 塗布用一粉型繊維補強モルタル組成物及びその製造方法 |
JPH10194816A (ja) * | 1997-01-16 | 1998-07-28 | Mitsui Chem Inc | セメント組成物 |
JP2000159881A (ja) * | 1998-09-22 | 2000-06-13 | Nippon Shokubai Co Ltd | エステル化物の製造方法 |
JP2000128599A (ja) * | 1998-10-23 | 2000-05-09 | Mitsui Chemicals Inc | セメント混和用ポリマーエマルション組成物 |
JP2000212129A (ja) * | 1998-11-18 | 2000-08-02 | Nippon Shokubai Co Ltd | エステル化物の製造方法 |
JP2000212273A (ja) * | 1998-11-18 | 2000-08-02 | Nippon Shokubai Co Ltd | エステル化物の製造方法 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003192412A (ja) * | 2001-12-25 | 2003-07-09 | Asahi Kasei Corp | 石灰系プラスターの改質剤及び組成物 |
JP2007204333A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Showa Highpolymer Co Ltd | セメントモルタル用エマルジョンおよびそれを配合したセメントモルタル組成物 |
KR101927310B1 (ko) | 2018-03-22 | 2018-12-10 | 주식회사 토림건설 | 콘크리트 혼화용 폴리머를 이용한 기능성 콘크리트 조성물 |
KR102033066B1 (ko) * | 2018-04-09 | 2019-10-16 | (주)제이엔티아이엔씨 | 저암모니아 콘크리트용 pc계 혼화제 및 그것을 사용한 저암모니아 콘크리트 |
KR20210003122A (ko) * | 2018-04-28 | 2021-01-11 | 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 | 중합체-개질된 시멘트질 조성물 |
KR102571536B1 (ko) * | 2018-04-28 | 2023-08-29 | 다우 글로벌 테크놀로지스 엘엘씨 | 중합체-개질된 시멘트질 조성물 |
KR102131053B1 (ko) * | 2020-03-09 | 2020-07-09 | 주식회사 정원화학 | 스티렌 아크릴계 합성 라텍스를 포함하는 콘크리트 혼화용 조성물 및 이의 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ES2330407T5 (es) | 2013-05-06 |
EP1182179A3 (de) | 2003-11-12 |
EP1182179B1 (de) | 2009-08-05 |
EP1182179B2 (de) | 2013-03-13 |
US6617387B2 (en) | 2003-09-09 |
EP1182179A2 (de) | 2002-02-27 |
US20020049265A1 (en) | 2002-04-25 |
JP5038561B2 (ja) | 2012-10-03 |
DE10040825A1 (de) | 2002-03-07 |
ES2330407T3 (es) | 2009-12-10 |
DE50115021D1 (de) | 2009-09-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5038561B2 (ja) | 無機質建築材料のための混和剤としてのアンモニアを含まないポリマー分散液、ポリマー粉末およびポリマー顆粒の使用、このような建築材料およびその機械的強度の改善のための方法 | |
US6489381B1 (en) | Cement compositions comprising redispersible polymer powders | |
JP5144928B2 (ja) | 分散剤、その製造方法、及びその使用方法、並びに、該分散剤を使用した再分散粉末の製造方法、及び当該製造方法により得られる再分散粉末、並びに、該分散剤を含有する再分散粉末 | |
US6809148B1 (en) | Polymer dispersions as an additive in building materials | |
US6291573B1 (en) | Preparation of polymer powders | |
US6656994B1 (en) | Use of polysulfide-free preparations as an additive for loam or clay-based construction materials | |
CN104093678B (zh) | 水性分散体 | |
CA2168826A1 (en) | Redispersible, pulverulent core-shell polymers, their preparation and use | |
EP3383961A1 (en) | Pulverulent primer composition | |
TWI591042B (zh) | 砂漿用水性樹脂分散體、砂漿組成物及砂漿硬化物 | |
JP4421703B2 (ja) | 水性製剤、その鉱物成形品の被覆用の使用、被覆鉱物成形品の製法、被覆鉱物成形品、水性ポリマー分散液及びその製法 | |
JP2886662B2 (ja) | ポリマーセメントモルタル組成物 | |
JPH01126251A (ja) | セメント組成物 | |
JP4108165B2 (ja) | 樹脂モルタル組成物 | |
JPH05254906A (ja) | 人工石材組成物 | |
AU2005201589B2 (en) | Cement compositions comprising redispersible polymer powders | |
JP4394943B2 (ja) | 半たわみ性舗装用ポリマー組成物 | |
WO2024012776A1 (en) | Copolymers of carboxylates and polyethers comprising polyether side chains of different length, and use thereof in mineral binder compositions | |
JPH0761888B2 (ja) | セメント組成物 | |
WO2023278469A1 (en) | Highly water-resistant, flexible cementitious coating | |
WO2022248630A1 (en) | Dispersion composition comprising a cement-based sealing slurry and an additive mixture | |
JPH11116305A (ja) | セメント改質剤および樹脂モルタル組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080811 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20101228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110411 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110421 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20110719 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20110722 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111021 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120607 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120706 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5038561 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |