JPH01126251A - セメント組成物 - Google Patents

セメント組成物

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JPH01126251A
JPH01126251A JP28382687A JP28382687A JPH01126251A JP H01126251 A JPH01126251 A JP H01126251A JP 28382687 A JP28382687 A JP 28382687A JP 28382687 A JP28382687 A JP 28382687A JP H01126251 A JPH01126251 A JP H01126251A
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はセメント組成物に関するものである。さらに詳
しくは特定のエチレン−第3級脂肪酸ビニルエステル−
酢酸ビニル共重合体エマルジョンをセメント組成物に混
入することにより柔軟性、接着性とその耐久性にすぐれ
、コンクリート構造物の耐久性向上材として仕上材、防
水材、下地調整材、接着剤等に利用できるセメント組成
物に関する。
〈従来の技術〉 セメントコンクリート構造物は古(から半永久的な耐久
性を持つものとして土木、建築分野で広く使用されてい
るが、近年コンクリート構築物の中性化、クラック、骨
材による塩害、アルカリ骨材反応などから早期にコンク
リートが劣化する問題がクローズアップされている。こ
れらの問題に対して耐久性向上保護材、改修材、補修材
がいろいろ検討されているが、それらの一つとしてコン
クリートのクラックに追随できるポリマーセメントモル
タルが期待されている。従来一般に公知のポリマーセメ
ントモルタルは接着性改良を主体に曲げ、引張強度およ
び水密性、気密性、摩耗性などを向上させるため、セメ
ントモルタルに合成樹脂エマルジョン合成ゴムラテック
スなどを混入したものであり、中でも合成樹脂エマルジ
ョンのうちエチレン−酢酸ビニル系共重合樹脂エマルジ
ョンがセメントのなじみにすぐれ、さらに各種下地に対
する接着性がすぐれることから大量に使用されている。
しかしながらこれらのものはコンクリートのクラックに
追随できるような柔軟性や伸びを持つまでに到っていな
い。
特公昭47−33054号公報では、酢酸ビニル成分の
含量60〜90重量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体
エマルジョンがセメントに対し樹脂固形分として2〜4
0重量%の割合で混入せられてなる改質されたセメント
製品が提示されている。かかるセメント組成物では、ク
ラックへの追随性を付与することができず、特に低温時
に皮膜の伸びが著しく小さくなり使用に耐えない。
また、特公昭52−25406号公報では、エチレン含
量が5〜17重量%、炭素数が9〜10の分岐脂肪酸ビ
ニルエステル含量が2〜30重量%、酢酸ビニル含量が
95〜53重量%の範囲内にあって、かつ転移温度が1
5℃から一15℃の範囲内にある共重合体の水性エマル
ジョンをセメント及び必要に応じて充填剤及び水と混練
してなるセメント組成物の提案されている。
さらに特公昭55−19912号公報では、保護コロイ
ドとして特定のポリビニルアルコールを用いたエチレン
含量12〜30重量%、第3級脂肪族モノカルボン酸エ
ステルの含量0.5〜30重量%、および残部が第一脂
肪族モノカルボン酸ビニルエステルからなる共重合体分
散液をセメントと混和して用いるセメントモルタル組成
物の例示がある。
かかるエチレン−第3級脂肪酸ビニルエステル−酢酸ビ
ニル共重合体エマルジョンを用いてもクラック追随性が
劣り、低温時に皮膜の伸びが少ない等、十分な改良効果
は得られていない。
また特公昭57−43546号公報には、酢酸ビニル−
エチレン−ノルマルブチルアクリレート又は2−エチル
へキシアクリレート (50〜95/4〜49.510
.5〜45重量%)共重合体エマルジョンを固形分とし
てセメントに対し1〜30重量%含有したセメント製品
の提示がある。かかるセメント製品についても、クラッ
ク追随性、低温時の皮膜の伸び等については、はとんど
改善されておらず、本発明の目的で、使用に耐えるもの
ではない。
〈発明が解決しようとする問題点〉 上記の実状に鑑み、本発明が解決しようとする問題点、
すなわち本発明の目的は、セメント組成物を調製する時
、気泡の混入が少なくセメント硬化物がコンクリートに
追随出来る高柔軟性と伸び、さらにそれらの温度の影響
が小さく、またさらに付着力にすぐれるセメント組成物
を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、エチレン5〜30重量%、炭素数が9〜11
の第3級脂肪酸ビニルエステル30〜65重量%、酢酸
ビニル15〜55重量% の組成を有するエチレン−第
3級脂肪酸ビニルエステル−酢酸ビニル共重合体エマル
ジョンを樹脂固形分でセメント100重量部に対して4
0〜150重量部混入してなることを特徴とするセメン
ト組成物に係るものである。
本発明のエチレン−第3級脂肪酸ビニルエステル−酢酸
ビニル共重合体エマルジョンとは、エチレン5〜30重
量%、第3級脂肪酸ビニルエステル30〜65重景%、
酢酸ビニル15〜55重量%、であり、好ましくはエチ
レン10〜25重量%、第3級脂肪酸1:’ニルエステ
ル35〜60重量%、酢酸ビニル20〜50重量%の組
成を有する。
エチレン含有量5重量%未満、第3級脂肪酸ビニルエス
テル30重量%未満及び/又は酢酸ビニルが55重量%
を越える場合、共重合体エマルジョンをセメントに混和
した際、コンクリートのクラックに追随できる柔軟性を
持つセメント硬化物が得られない。
またエチレンが30重量%を越えたり、第3級脂肪酸ビ
ニルエステルが65重量%を越えた場合及び/又は酢酸
ビニルが15重量%未満の場合、ポリマーの凝集力が弱
くなるため、セメントと混和した際、コンクリートのク
ラックに追随できなくなったり、付着力が低下したりす
るため好ましくない。
本発明で用いられる第3級脂肪酸ビニルエステルとは、
炭素数が9〜11の分岐脂肪酸のビニルエステルで、一
般式 %式% (式中でR,、R2およびR3は直鎮状のアルキル基)
で表される化合物を示す。代表的化合物としては炭素数
9〜11個の合成脂肪酸であるバーサチック酸のビニル
エステル(具体的には、ベオバ■10、ベオバ■9、シ
ェル化学製)が例示される。 本発明で用いるエチレン
−炭素数9〜11の第3級脂肪酸ビニルエステル−酢酸
ビニル共重合体エマルジョンを製造するに当たって、上
記以外のビニルエステル例えばプロピオン酸ビニノペ酢
酸ビニル、ラウリン酸ビニル等を上記共重合体ポリマー
成分中の30重量%以下の量で共重合することができる
また塩化ビニルに代表されるハロゲン化ビニル、2−エ
チルヘキシル(メタ)アクリレート、nブチル(メタ)
アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、メチル(
メタ)アクリレート等に代表される(メタ)アクリル酸
エステル類、クロトン酸エステル、イタコン酸エステル
など共重合可能なモノマーを本発明の効果を阻害しない
範囲で1種または2種以上を20重量%以下共重合する
こともできる。
また、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコ
ン酸(半エステルを含む)、マレイン酸(半エステルを
含む)等のカルボキシル基含有モノマー及びその無水物
、N−メチロールアクリルアミド、N−ヒドロキシメチ
ロールアクリルアミド等のN−メチロール誘導体モノマ
ー、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート等の水酸基含
有モノマー、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジ
メチルアミノプロピルアクリルアミド等のアミノ基含有
モノマーグシジル(メタ)アクリレート、アリルグリシ
ジルエーテル等のエポキシ基含有モノマー、アクリルア
ミド、メタアクリルアミド、マレインアミド等のアミド
基含有モノマー、ビニルスルホン酸ソーダ、メタリルス
ルホン酸ソーダ、2−アクリルアミド−2−メチルプロ
パンスルホン酸等のスルホン基含有%ツマ−1さらにジ
アリルフタレート、トリアクリレート、テトラアクリレ
ート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌ
レート、ジビニルベンゼン等多重合性ビニルモノマー等
の群から選ばれた1種又は2種以上を、耐水性、耐溶剤
性、耐候性、耐熱性等積々の他物性を向上させる目的で
0〜10重量%範囲で共重合することもできる。
本発明で用いるエチレン−第3級脂肪酸ビニルエステル
−酢酸ビニル共重合体エマルジョンを製造する際に用い
る分散安定剤としては、保護コロイド、ノニオン系界面
活性剤、アニオン系界面活性剤、両性界面活性剤等の1
種又は2種以上を用いる事ができる。
使用できる保護コロイドとしては、部分ケン化ポリビニ
ルアルコール、完全ケン化ポリビニルアルコ−/ペスル
ホン酸変性ポリビニルアルコーノへカルボキシ変性ポリ
ビニルアルコール、シラノール基含有ポリビニルアルコ
ール等のポリビニルアルコール類、ヒドロキシエチルセ
ルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース等のセルロース誘導体が例示される。
また、ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル、オキシエチレン・オキシプロピレンブロ
ックコポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレン脂肪酸エステノペポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル等があげられる。
アニオン界面活性剤としては、アルキル硫酸エステル塩
、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキルスルホコ
ハク酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルフォン酸
塩、ポリオキシエチレンアルカリ硫酸塩、ポリオキシエ
チレンアルキルリン酸エステル等があげられる。
本発明で用いるエチレン−第3級脂肪酸ビニルエステル
−酢酸ビニル共重合体エマルジョンを製造する際、用い
る重合開始剤としては、過硫酸アンモニウム、過硫酸ナ
トリウム、過硫酸カリウム、過酸化水素等に代表される
水性ラジカル開始剤、有機パーオキサイド、アゾ化合物
等の油性ラジカル開始剤を用いることができる。
なお、重合に際しては上記重合開始剤に還元剤を併用す
るいわゆるレドックス触媒系とすることがより好ましい
その際用いる還元剤としてはロンガリット(ホルムアル
デヒドスルホキシレート)、チオ硫酸ナトリウム、亜硫
酸ナトリウム、次亜硫酸ナトリウム、Lアスコルビン酸
及びその塩、コハク酸及びその塩、第1硫酸鉄、塩化第
1銅等乳化重合で一般的に使用できるものなら使用可能
である。
また本発明で用いるエチレン−第3級脂肪酸ビニルエス
テル−酢酸ビニル共重合体を製造する方法としては、バ
ッチ重合法、連続重合法等、公知の手法であれば、いず
れでも可能であり、前述の骨格モノマー、変性モノマー
、分散安定剤、重合開始剤(レドックス触媒系の場合、
還元剤も含む)、等の種々原料、重合温度、反応時間な
ど最適条件を適宜選択することにより良好なエマルジョ
ンが得られる。
本発明におけるセメント組成物は、前述のエチレン−第
3級脂Hj5eビニルエステルー酢酸ビニル共重合体エ
マルジョンをセメント100重量部に対し、樹脂固形分
として40〜150重量部混入したものが好ましい。
樹脂固形分の混入量が40重量部未満のセメント組成物
を用いて施工した場合、後日発生するクラックに追随で
きる特性がなくなるため好ましくない。
樹脂固形分の混入量が150重量部を越えたセメント組
成物では、付着力が低下し、またコストアップとなるた
め経済性が乏しくなる。
本発明におけるセメント組成物はセメントとエチレン−
第3級脂肪酸ビニルエステル−酢酸ビニル共重合体エマ
ルジョンのほかに一般にセメント組成物に用いられる山
砂、川砂、珪砂などの骨材、炭酸カルシウム、水酸化カ
ルシウム、石粉などの充填材、ガラス繊維、スチールフ
ァイバー、カーボンファイバー、プラスチックファイバ
ーなどの繊維状物質、流動化剤、減水剤、防水剤、消泡
剤など用途や作業性などによって混入することができる
また本発明でのセメントとは普通ポルトランドセメント
、白色ポルトランドセメント、早強ポルトランドセメン
ト、中庸熱ポルトランドセメント、アルミナセメントお
よび混合セメントなどの一般に土木、建築分野において
使用されるいづれのセメントも使用できる。
〈実施例〉 以下に示す実施例および比較例における各物性の測定は
次の如く行った。
(1)ゼロスパン伸び(mm) エマルジョンの樹脂固形分を粉体(ポルトランドセメン
ト/珪砂7号/硅砂8号=100 /75/75重量比
)のセメント100重量部に対し樹脂固形分として70
重量部になるように添加混練したモルタルをVカットさ
れたスレート板に塗厚2w(wet) 、幅50諏に塗
りつけ2週間の気乾養生を行う。
このものを引張速度2mm/分で引張試験を行い、モル
タル層にクラックが生じるまでの伸び(關)をゼロスパ
ン伸びとして測定する。
伸びの大きいもの程コンクリートのクラックに対して追
随性があり、良好な結果と云える。
(2)付着力(Kg −f/cut) ゼロスパン伸びと同様にモルタルを調製し、モルタル板
(7X7X2cm)に厚2mm(wet) に塗りつけ
、2週間の気乾養生を行う。
このものに鉄製アタッチメント (4X4cm)をエポ
キシ接着剤でセットし、建研式引張試験機で平面引張に
よる付着力を測定する。
付着力も高いもの程良好である。
(3)モルタルシートの伸び(%) エマルジョンの樹脂固形分とポルトランドセメントを重
量比で100/100になるように混練し、離型紙上に
2 mm(wet)に塗りつけ、2週間の気乾養生を行
いモルタルシートを作成した。このシートを幅10mm
の短冊状に切断し、引張速度200mm/分で一10℃
23℃、60℃の温度で引張試験を行う。
各温度水準で伸びの大きいもの程良好である。
実施例−1 錨型攪拌機を備えた52ステンレス製オートクレーブ中
に以下のものを仕込んだ。
ポリビニルアルコール (ケン化度88モル%、重合度1700)、、、、、、
 50 gポリオキシエチレンノニルフェノール x−fル(HLB=13.7)...........
...、、20 gイオン交換水..........
...........、、、、900 mj!酢酸.
.........................
.........l−硫酸第一鉄.......、、
、、’..............、、、、0.02
 g酢酸ビニル=0................
......、、.600 gバーサチック酸ビニルエ
ステル (ベオバ■10、シェル化学製) .......、、
、、600gエチレンでオートクレーブ中の空気を充分
置換した後、50℃に昇温し、エチレンを40kg/c
nfまで昇温した。
その後、3%過硫酸アンモニウム水溶液400 mf。
3%ロンガリット水溶液200−を5時間にわたって添
加し重合させた。なお、重合中の重合温度は50℃にな
る様、冷却水を流し調整した。
重合終了後のエマルジョンより主としてエチレンよりな
る未反応モノマーを除去し、製品エマルジョンを得た。
得られたエマルジョンは固形分50.0%、100メツ
シニ金網で濾過できない粗大粒子は、15ppmと良好
なエマルジョンであった。
このエマルジョンを用い、前述の項目につき評価した結
果を表1に示した。
実施例−2 実施例−1で示したエチレン設定圧を40kg/crl
としたものを50kg/cIIlに変更した。それ以外
の条件は実施例−1に同じである。
生成エマルジョンの物性は、固形分51.4%、粗大粒
子13ppmと良好なものであった。このエマルジョン
を用い前述の項目につき評価した結果を表−1に示した
実施例−3 実施例−1で酢酸ビニル600g、ベオバ■10600
gを用いたところを酢酸ビニル495g、ベオバ■10
 705 gに変更した。それ以外の条件は実施例−1
に同じである。
生成エマルジョン物性は、固形分50.0%、粗大組子
17ppmと良好なものであった。このエマルジョンを
用いて前述の項目につき評価した結果を表−1に示した
比較例−1 実施例−1でペオバ■10を全く用いず、酢酸ビニル1
200 gとし、他の条件を実施例−1と同一としてエ
マルジョンを製造した。
得られたエマルジョンは、固形分50.1%、粗大粒子
20ppmと良好なエマルジョン状態を示した。
しかしながらベオバ@10を全く用いないこのエマルジ
ョンは、前述の項目を評価した結果、ゼロスパン伸び、
及び、モルタルシートの伸びとも著しく劣り使用に耐え
ないものと判断された。
比較例−2 比較例−1でエチレン設定圧を40 kg / c[I
!から75kg/cIIlに変更し他の条件は比較例−
1と同一とした。
得られたエマルジョンは固形分58.0%、粗大粒子3
5ppmと良好なエマルジョン状態を示した。
この比較例−2では比較例−1で不充分であった性能を
エチレン共重合量を増加させることにより改良可能か否
かを検討したものである。
比較例−2の評価結果を表−1に示した。この結果、単
にエチレン共重合量を増加させただけでは、ゼロスパン
伸び及びモルタルシート伸び特性の改良効果が不充分で
ある。
比較例−3 実施例−1で酢酸ビニル600g、ベオバ■10600
gを用いたとこを酢酸ビニル990 gs ヘts■1
0 210 gに変更した。それ以外の条件は実施例−
1と同様に行った。
生成エマルジョン物性は固形分50.1%、粗大粒子2
029mと良好なエマルジョンが得られた。
この比較例−3はベオバ■10使用量が本発明のベオバ
■lO使用量下限以下の場合に、モルタル組成物として
評価にした際、ゼロスソくン伸び、及び、モルタルシー
トの伸びが特に低温の場合に不充分である事を示してい
る。
比較例−4 実施例−2でベオバ■10 600 gにかえ、2−エ
チルへキシルアクリレ−)600 gを用いた。それ以
外の条件は実施例−2に同じである。
生成エマルジョン物性は、固形分51.2%、粗大粒子
300ppmと、粗大粒子の多いエマルジョンとなった
この比較例−4は、2−エチルへキシルアクリレートを
ベオバ■10の代わりに用いベオバ■1oと同様の効果
が得られるか否か検討したものであるが、表−1に示し
た評価結果では、ゼロスパン伸び、モルタルシート伸び
とも著しく劣り使用に耐えないものとなった。
比較例−5 実施例−1でエチレンを全く用いず重合した。それ以外
の条件は実施例−1に同じである。
生成エマルジョンの物性は、固形分46.2%、粗大粒
子25ppmと良好なエマルジョンであった。
比較例−5では本発明の必須成分であるエチレンを全く
使用しない場合の例示をしている。すなわち表−1のモ
ルタル組成物の物性において、比較例−5では、ゼロス
パン伸び、及び、モルタルシート伸びとも不充分な性能
である。
比較例−6 実施例−1で酢酸ビニル600g、ベオバ■10600
g用いたところを酢酸ビニル113g、ベオバ■101
087 gに変更した。それ以外の条件は実施例−1に
同じである。
生成エマルジョン物性は、固形分50.096粗大粒子
4Qppmと良好なエマルジョンであるた。
比較例−6では、ベオバ■10  使用量が、本発明の
ベオバ■10  使用量の条件を越えた場合に樹脂骨格
が柔軟になりすぎるため、ゼロスパン伸び、モルタルシ
ート伸びとも性能低下することを示している。
〈発明の効果〉 前述の実施例および比較例の性能比較結果より、本発明
の目的であるセメント混入時にクラック追随性、低温時
の皮膜の伸び等を付与させるためには、エチレン5〜3
0重量%、炭素数が9〜11の第3級脂肪酸エステル3
0〜60重量% 、酢酸ビニル15〜55重量%のエチ
レン−第3級脂肪酸ビニルエステル−酢酸ビニル共重合
体エマルジョンをセメント組成物に混入することにより
始めて達成できることが明らかになった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エチレン....................5
    〜30重量% 炭素数が9〜11の第3級 脂肪酸ビニルエステル.......30〜65重量% 酢酸ビニル.................15〜
    55重量% の組成を有するエチレン−第3級脂肪酸ビニルエステル
    −酢酸ビニル共重合体エマルジョンをセメント100重
    量部に対し、樹脂固形分で40〜150重量部混入して
    なることを特徴とするセメント組成物。
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