JP2002137898A - 作業台旋回装置 - Google Patents

作業台旋回装置

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JP2002137898A
JP2002137898A JP2000339044A JP2000339044A JP2002137898A JP 2002137898 A JP2002137898 A JP 2002137898A JP 2000339044 A JP2000339044 A JP 2000339044A JP 2000339044 A JP2000339044 A JP 2000339044A JP 2002137898 A JP2002137898 A JP 2002137898A
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Japan
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workbench
cylinder
hydraulic
shaft
piston
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JP2000339044A
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Noriyoshi Nakajima
紀好 中島
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Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業台の旋回動によるホースの引きずりを防
止する。 【解決手段】 作業台旋回装置30はブラケット31と
油圧アクチュエータ33を有する。油圧アクチュエータ
33はシャフト35とピストン37とシリンダ39を有
する。シリンダ内部にシャフト35が回転自在に配設さ
れ、シリンダ39とシャフト35間にピストン37が配
設される。ピストン37の内周面はシャフト35の外周
面とヘリカルスプライン55で歯合し、ピストン37の
外周面はシリンダ内周面のストレートスプライン57に
歯合する。シリンダ内側の上下両端部には上部油圧室6
5と下部油圧室69が形成され、これらに第1連通路6
3と第2連通路67が連通し、第1連通路63はシリン
ダ上部に開口した第1油圧ポート59に連通し、第2連
通路67はシリンダ下部に開口した第2油圧ポート61
に連通する。第1油圧ポート59と第2油圧ポート61
に作動油が流通するホース71が接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作業台旋回装置に
関し、更に詳細には、ブームの先端に旋回動自在に設け
られた作業台の作業台旋回装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高所作業を行なう場合、一般に、車体上
に少なくとも起伏動自在に設けられたブームの先端に作
業台を備えた高所作業車が使用される。ブームの先端に
は作業台旋回装置が揺動自在に枢結され、作業台旋回装
置に作業台が取り付けられている。作業台旋回装置は、
図4に示すように、作業台19の上部及び下部から水平
方向に突設された上部ブラケット31a及び下部ブラケ
ット31bと、上部ブラケット31aと下部ブラケット
31bの先端部間に取り付けられた油圧アクチュエータ
33とを有して構成されている。
【0003】油圧アクチュエータ33はシャフト35と
ピストン37とシリンダ39とを有して構成されてい
る。円筒状のシリンダ39の内部にシャフト35がシリ
ンダ39の上部及び下部に配設された上部ベアリング4
5及び下部ベアリング49を介して回転自在に取り付け
られている。シリンダ39とシャフト35間の間隙には
環状のピストン37が配設され、ピストン37の内周面
はシャフト35の外周面とヘリカルスプライン55で歯
合し、また、ピストン37の外周面はシリンダ39の内
周面に螺刻されたストレートスプライン57に歯合して
いる。
【0004】シリンダ39の内側の上下両端部にはシリ
ンダ39とピストン37とシャフト35より囲まれた下
部油圧室69と上部油圧室65が形成されている。下部
油圧室69と上部油圧室65にはこれらに油圧力を供給
するための第1連通路63と第2連通路67が連通して
いる。第1連通路63はシャフト35内部を通り、上部
油圧室65とシャフト上端に開口した第1油圧ポート5
1間を連通している。第2連通路67はシャフト35内
部を通り、下部油圧室69とシャフト上端に開口した第
2油圧ポート61間を連通している。第1油圧ポート5
9及び第2油圧ポート61には作動油を流通させるホー
ス71がそれぞれ接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ホース
を介して下部油圧室又は上部油圧室に油圧力を与えて作
業台を旋回動させると、第1油圧ポート及び第2油圧ポ
ートに接続されたホースがシャフトの回転とともに旋回
動してホースが引きずられる。このため、ホースの引き
回しを十分に考慮したホースの配設が必要となり、ま
た、ホースガイドやホースガード等を設置しなければな
らない、という問題が生じる。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、作業台が旋回動してもホースが引きずら
れない作業台旋回装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の作業台旋回装置は、車体に少なくとも起伏動
自在に設けられたブームの先端にブームの起伏角度に拘
わらず水平状態に支持される作業台の作業台旋回装置で
あって、ブームの先端に取り付けられ、作業台を旋回動
させる作業台旋回ユニット(例えば、実施形態における
油圧アクチュエータ33)と、一端を作業台旋回ユニッ
トに接続し、他端を作業台に接続して作業台を支持する
作業台支持部材(例えば、実施形態におけるブラケット
31)とを有して構成される。作業台旋回ユニットは、
ブームの先端に取り付けられブームの起伏角度に拘わら
ず垂直状態に支持される固定部材(例えば、実施形態に
おけるシリンダ39、シャフト35)と、固定部材の外
周の回り又は内部に回転自在に設けられ作業台支持部材
の一端が接続された回転部材(例えば、実施形態におけ
るシャフト35、シリンダ39)と、固定部材と回転部
材とに囲まれて形成された油圧室に供給される油圧力を
受けて作動して回転部材を固定部材に対して回転させる
回転機構(例えば、実施形態におけるピストン37)と
を有して構成する。油圧室に連通して油圧室に油圧力を
供給する連通路を固定部材を介して設ける。
【0008】上記構成の作業台旋回装置によれば、油圧
室に連通する連通路を固定部材を介して設けることで、
作業台旋回ユニットが作動して作業台支持部材を介して
作業台が旋回動しても、連通路は作業台の旋回動に影響
されずに移動しない。このため、連通路に接続されたホ
ースが作業台の旋回動によって引きずられることはな
く、ホースの連通路への接続作業を簡素化させることが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図1から図3に基づいて説明する。本実施の形態は
車体上に旋回動且つ起伏動自在に設けられたブームの先
端に旋回動自在に設けられた作業台を有した高所作業車
の態様を示す。
【0010】
【第1の実施の形態】最初に、本発明における第1の実
施の形態である作業台旋回装置を説明する前に、作業台
旋回装置を搭載した高所作業車を説明する。高所作業車
1は、図1に示すように、トラックをベースとして構成
されており、車体3の前部に運転キャビン5を有し、運
転キャビン5よりも車両後方側の車体前後両側部の左右
両側部には外側に張り出して車体3を持ち上げ支持する
アウトリガジャッキ7が配設されている。車体3の後部
には上方へ突出し旋回動自在な旋回台9が設けられ、旋
回台9の下方の車体3内には旋回台9を旋回動させる旋
回モータ11が設けられている。
【0011】旋回台9の上部には伸縮動自在に構成され
たブーム13の基部が枢結され、ブーム13内にはブー
ム13を伸縮動させる伸縮シリンダ15が内蔵されてい
る。また、ブーム13の下面と旋回台9の下部間には起
伏シリンダ17が揺動自在に枢結されており、この起伏
シリンダ17の伸縮動によりブーム13が起伏動するよ
うに構成されている。ブーム13の先端には作業台旋回
装置30が上下方向に揺動自在に枢結され、作業台旋回
装置30にブラケット31を介して作業台19が取り付
けられている。尚、旋回モータ11、伸縮シリンダ1
5、起伏シリンダ17をまとめてアクチュエータ11、
15、17と記す。
【0012】作業台旋回装置30の下部とブーム13の
先端部間にはレベリングシリンダ21が枢結されてい
る。レベリングシリンダ21はブーム13の起伏作動に
連動して作動し、ブーム13の起伏角度に拘わらず作業
台旋回装置30を垂直状態にして作業台19を水平状態
に支持させている。作業台19にはブーム13の起伏動
等や作業台19の旋回動を操作する操作装置23が取り
付けられている。
【0013】次に、本発明に係わる作業台旋回装置30
を説明する。作業台旋回装置30は作業台19を旋回動
させても、作業台旋回装置30に接続された油圧を供給
するホースが引きずられることの無い機構を有したもの
である。作業台旋回装置30は、図2に示すように、作
業台19の上部及び下部から水平方向に突設された上部
ブラケット31a及び下部ブラケット31bと、上部ブ
ラケット31aと下部ブラケット31bの先端部間に取
り付けられた油圧アクチュエータ33とを有して構成さ
れている。油圧アクチュエータ33はシャフト35とピ
ストン37とシリンダ39とを有して構成されている。
シリンダ39は円筒状であり、その外周面の右側上部が
ブーム13の先端に上下方向に揺動自在に枢結されてい
る。また、シリンダ39の外周面の右側下部にはレベリ
ングシリンダ21のロッド側端部が枢結されている。
【0014】シリンダ39の内部の空間部39aには上
下方向に延びたシャフト35が配設されている。シャフ
ト35の上部及び下部には環状の上部回転体41及び下
部回転体43が取り付けられている。上部回転体41の
下部外周面には上部ベアリング45が嵌合し、上部ベア
リング45の外周面はシリンダ39上部の内周面に嵌合
している。上部回転体41の中間部には外側へ突出する
フランジ部41aが環状に形成され、フランジ部41a
の下面がシリンダ45の上端面に摺接可能に当接してい
る。シャフト35の上端部は上部ブラケット31aの先
端部に設けられた上部貫通孔47に回転自在に嵌合して
いる。
【0015】下部回転体43の中間部の外周面には下部
ベアリング49が嵌合し、下部ベアリング49の外周面
がシリンダ39下部の内周面に嵌合している。シャフト
35の下端部は下部ブラケット31bの先端部に設けら
れた下部貫通孔51内に突出し、シャフト35の下端面
には下部貫通孔51の径方向外側に延びた板状の蓋体5
3が取り付けられている。蓋体53の上面の周縁部は下
部ブラケット31bの下面に当接し、蓋体53によりシ
ャフト35が上方へ移動するのを防止している。
【0016】次に、ピストン37を説明する。ピストン
37は環状であり、下部に配設されたピストン本体部3
7aと、ピストン本体部37aの上部から上方へ延びた
ピストン螺合部37bとを有して構成されている。ピス
トン本体部37aの内周面及び外周面はシャフト35の
外周面及びシリンダ39の内周面に上下方向に摺動可能
に密接している。一方、ピストン螺合部37bの内周面
はシャフト35の中間部の外周面に螺刻されたヘリカル
スプライン55に歯合し、ピストン螺合部37bの外周
面はシリンダ39の内周面に螺刻されたストレートスプ
ライン57に歯合している。
【0017】シリンダ39の外周面の右側上部及び右側
下部には第1油圧ポート59と第2油圧ポート61が設
けられている。第1油圧ポート51に連通する第1連通
流路63はシャフト35内を水平方向に延び、ピストン
37とシャフト上部及びシリンダ上部間に囲まれて形成
された上部油圧室65に連通している。第2油圧ポート
61に連通する第2連通流路67はシャフト内を水平方
向に延び、ピストン37とシャフト下部及びシリンダ下
部間に囲まれて形成された下部油圧室69に連通してい
る。第1油圧ポート59と第2油圧ポート61には作動
油を流通させるホース71が接続され、ホース71の他
端部は油圧アクチュエータ33への作動油の給排制御を
行なう図示しない旋回作動制御弁に接続されている。
【0018】次に、本発明に係わる第1の実施の形態に
おける作業台旋回装置30の作用を説明する。図1に示
すように、作業現場の近くに移動させた高所作業車1を
停止させ、アウトリガジャッキ7を張り出して車体3を
持ち上げ支持させた後に、図示しない作業者が作業台1
9内に搭乗して操作装置23を操作し、ブーム13を起
伏、旋回、伸縮動させて、作業台19を作業現場に移動
させる。そして、作業者が操作装置23を操作して作業
台19を旋回動させる。
【0019】ここで、操作装置23の操作レバー23a
が一方側に傾動操作されると、図示しないコントローラ
を介して旋回作動制御弁(図示せず)が作動し、図2に
示すように、ホース71を通った作動油が第2油圧ポー
ト61を介して第2連通流路67に流入して下部油圧室
69内に流入するとともに、上部油圧室65内の作動油
が第1連通流路63に流入し第1油圧ポート59を介し
てホース71に排出される。このため、ピストン37
は、ピストン螺合部37bによりシリンダ39のストレ
ートスプライン57に導かれ回転せずに上方に移動す
る。これとともに、シャフト35はピストン螺合部37
bに歯合するヘリカルスプライン55に導かれて回転す
る。また、シャフト35の上部及び下部は上部ブラケッ
ト31a及び下部ブラケット31bに接続されているの
で、作業台19がシャフト35の回りを回転して旋回動
する。
【0020】一方、図1に示す操作装置23の操作レバ
ー23aが他方側に傾動操作されると、図示しないコン
トローラを介して旋回作動制御弁(図示せず)が作動
し、図2に示すように、ホース71を通った作動油が、
第1油圧ポート59を介して第1連通流路63に流入し
て上部油圧室65内に流入するとともに、下部油圧室6
9内の作動油が第2連通流路67に流入し第2油圧ポー
ト61を介してホース71に排出される。このため、ピ
ストン37は、ピストン螺合部37bによりシリンダ3
9のストレートスプライン57に導かれ回転せずに下方
に移動する。これとともに、シャフト35はピストン螺
合部37bに歯合するヘリカルスプライン55に導かれ
て回転する。また、シャフト35の上部及び下部は上部
ブラケット31a及び下部ブラケット31bに接続され
ているので、作業台19はシャフト35の回りを前述し
た回転方向と反対の回転方向に回転して旋回動する。
【0021】ここで、ホース71は旋回動しないシリン
ダ39側(シリンダ39)に接続されているので、作業
台19が旋回動しても、その旋回動にともなってホース
71が引きずられることはない。このため、作業台19
の旋回動に影響されることなくホース71を繋ぐことが
でき、作業台旋回装置30とブーム13の先端部間のホ
ース配設作業が容易となり、ホースガイドやホースガー
ド等が不要となる。
【0022】次に、本発明における第2の実施の形態を
図3及び図4を使用して説明する。尚、第2の実施の形
態においては第1の実施の形態との相違点のみを説明
し、第1の実施の形態と同一態様部分については同一符
号を附してその説明を省略する。図3に示すように、ブ
ーム13の先端部には垂直ポスト79が上下方向に揺動
自在に枢結され、垂直ポスト79の下部に図1に示すレ
ベリングシリンダ21が枢結されている。レベリングシ
リンダ21により垂直ポスト25は垂直状態となり、作
業台19が水平状態に支持されている。
【0023】作業台旋回装置30は、作業台19から水
平方向に突設されたブラケット31と、ブラケット31
の先端内部において垂直ポスト79を取り囲むように設
けられた油圧アクチュエータ33とを有して構成されて
いる。油圧アクチュエータ33はシャフト35とピスト
ン37とシリンダ39とを有して構成されている。
【0024】シャフト35は筒状であり、垂直ポスト7
9の外周面に嵌合して固定されている。ピストン37は
環状であり、上部に設けられたピストン本体部37a
と、ピストン本体部37aの下部から下方へ延びたピス
トン螺合部37bとを有して構成されている。ピストン
本体部37aの内周面及び外周面はシャフト35の外周
面及びシリンダ39の内周面に上下方向に摺動可能に密
接している。一方、ピストン螺合部37bの内周面はシ
ャフト35の外周面に螺刻されたヘリカルスプライン5
5に歯合し、ピストン37の外周面はシリンダ39の内
周面に螺刻されたストレートスプライン57に歯合して
いる。
【0025】シリンダ39の内部の上下両端部に配設さ
れたシャフト35の外周面の上部及び下部には油圧力を
供給する第3油圧ポート80と第4油圧ポート81が設
けられている。第3油圧ポート80に連通する第1連通
流路63はシャフト内部の内側を垂直下方に延び、シャ
フト35の下端部外側に開口した第1油圧ポート59に
連通している。また、第4油圧ポート81に連通する第
2連通流路67はシャフト内部の外側を垂直下方に延
び、シャフト35の下端部外側に開口し第1油圧ポート
59よりも上方に設けられた第2油圧ポート61に連通
している。第1油圧ポート59及び第2油圧ポート61
には作動油を流通させるホース71がそれぞれ接続され
ている。
【0026】油圧アクチュエータ33を取り囲むように
配設されたブラケット31の先端内部には上下方向に所
定の間隙を有して配設された一対のベアリング83が設
けられ、これらのベアリング83を介してブラケット3
1が垂直ポスト79回りに旋回動自在に取り付けられて
いる。シリンダ39の外周面には作業台側へ水平方向に
突出する第1突起部材84が設けられ、ブラケット31
の先端内側には垂直ポスト側へ水平方向に突出する第2
突起部材85が設けられ、第1突起部材84及び第2突
起部材85は接合されている。
【0027】次に、本発明に係わる第2の実施の形態に
おける作業台旋回装置30の作用を説明する。図1に示
す操作装置23の操作レバー25aが一方側に傾動操作
されると、図示しないコントローラを介して旋回作動制
御弁(図示せず)が作動し、図3に示すように、ホース
71を通った作動油が、第2油圧ポート61を介して第
2連通流路67に流入して下部油圧室69内に流入する
とともに、上部油圧室65内の作動油が第3油圧ポート
80を介して第1連通流路63に流入し第1油圧ポート
59を介してホース71に排出される。このため、ピス
トン37はピストン螺合部37bによりシャフト35と
歯合するヘリカルスプライン55に導かれ垂直ポスト7
9回りを回転しながら上方に移動するが、シリンダ39
はピストン37のピストン螺合部37bとストレートス
プライン57により歯合しているので、シリンダ39は
ピストン37の回転に従って垂直ポスト79回りを回転
することになる。また、シリンダ39とブラケット31
は第1突起部材84及び第2突起部材85により結合さ
れているので、作業台19は垂直ポスト79回りを回転
して旋回動する。
【0028】一方、図1に示す操作装置23の操作レバ
ー23aが他方側に傾動操作されると、図示しないコン
トローラを介して旋回作動制御弁(図示せず)が作動
し、ホース71を通った作動油が、第1油圧ポート59
を介して第1連通流路63に流入し、第3油圧ポート8
0を介して上部油圧室65内に流入するとともに、下部
油圧室69内の作動油が第4油圧ポート81を介して第
2連通流路67に流入し第2油圧ポート61を介してホ
ース71に排出される。このため、ピストン37はピス
トン螺合部37bによりシャフト35と歯合するヘリカ
ルスプライン55に導かれて垂直ポスト79回りを回転
しながら下方に移動するが、シリンダ39はピストン螺
合部37bとストレートスプライン57により歯合して
いるので、ピストン37の回転に従って垂直ポスト79
回りを回転することになる。その結果、作業台19は垂
直ポスト79回りを前述した回転方向と反対の回転方向
に回転して旋回動する。
【0029】ここで、ホース71は旋回動しない垂直ポ
スト79側(シャフト35)に接続されているので、作
業台19が旋回動しても、その旋回動にともなってホー
ス71が引きずられることはない。このため、作業台1
9の旋回動に影響されることなくホース71を繋ぐこと
ができ、作業台旋回装置30とブーム13の先端部間の
ホース配設作業が容易となり、また、ホースガイドやホ
ースガード等が不要となる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における作
業台旋回装置によれば、油圧室に連通する連通路を固定
部材を介して設けることで、作業台回転ユニットが作動
して作業台支持部材を介して作業台が旋回動しても、連
通路に接続されたホースが作業台の旋回動に影響されず
にそのままの状態に維持されるので、ホースが引きずら
れることはなく、ホースの連通路への接続作業を簡素化
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における作業台旋回
装置を搭載した高所作業車の正面図を示す。
【図2】本発明の第1の実施の形態における作業台旋回
装置の要部断面図を示す。
【図3】本発明の第2の実施の形態における作業台旋回
装置の要部断面図を示す。
【図4】従来技術の作業台旋回装置の要部断面図を示
す。
【符号の説明】
3 車体 13 ブーム 19 作業台 30 作業台旋回装置 31 ブラケット(作業台支持部材) 33 油圧アクチュエータ(作業台旋回ユニット) 35 シャフト(固定部材、回転部材) 37 ピストン(回転機構) 39 シリンダ(固定部材、回転部材) 65 上部油圧室(油圧室) 69 下部油圧室(油圧室)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に少なくとも起伏動自在に設けられ
    たブームの先端に前記ブームの起伏角度に拘わらず水平
    状態に支持される作業台の作業台旋回装置であって、 前記ブームの先端に取り付けられ、前記作業台を旋回動
    させる作業台旋回ユニットと、 一端を前記作業台旋回ユニットに接続し、他端を前記作
    業台に接続して前記作業台を支持する作業台支持部材と
    を有し、 前記作業台旋回ユニットは、前記ブームの先端に取り付
    けられ前記ブームの起伏角度に拘わらず垂直状態に支持
    される固定部材と、前記固定部材の外周の回り又は内部
    に回転自在に設けられ前記作業台支持部材の一端が接続
    された回転部材と、前記固定部材と前記回転部材とに囲
    まれて形成された油圧室に供給される油圧力を受けて作
    動して前記回転部材を前記固定部材に対して回転させる
    回転機構とを有し、 前記油圧室に連通して前記油圧室に前記油圧力を供給す
    る連通路が前記固定部材に設けられていることを特徴と
    する作業台旋回装置。
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CN108714885A (zh) * 2018-06-22 2018-10-30 徐州海伦哲专用车辆股份有限公司 一种高空带电作业机器人及作业方法

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