JPH11180695A - 作業台レベリング装置 - Google Patents

作業台レベリング装置

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JPH11180695A
JPH11180695A JP35679797A JP35679797A JPH11180695A JP H11180695 A JPH11180695 A JP H11180695A JP 35679797 A JP35679797 A JP 35679797A JP 35679797 A JP35679797 A JP 35679797A JP H11180695 A JPH11180695 A JP H11180695A
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leveling
valve
worktable
boom
supply
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JP35679797A
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Inventor
Akihiko Iinuma
明彦 飯沼
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Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レベリングバルブにゴミ詰まり等による作動
不良が生じた場合でも、搭乗した作業者に不快感を与え
るような作業台の傾きを防止することができる作業台レ
ベリング装置を得る。 【解決手段】 ブームの起伏作動制御を行うための操作
装置17によってブームの起伏作動制御がなされている
ときにはレベリングバルブ22への作動油の給排を許容
し、操作装置17によってブームの起伏作動制御がなさ
れていないときにはレベリングバルブ22への作動油の
給排を阻止するレベリング切換バルブ25を有してい
る。また、作業台の傾斜角の検出を行う角度検出器31
によって作業台の傾斜角が所定傾斜角に達したことが検
出されたときは、操作装置17の操作の如何に拘らずレ
ベリング切換バルブ25の切換作動を行ってレベリング
シリンダ22への作動油の給排を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、起伏自在なブーム
の先端に揺動自在に取り付けられた作業台を、ブームの
起伏角度の如何に拘らず所望の角度に保持させることを
目的とする作業台レベリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなブームを有する作業装置と
しては、車体上に起伏作動が自在なブームを設けた高所
作業車がある。高所作業車のブームの先端には、作業者
搭乗用の作業台が取り付けられており、ブームの起伏作
動等を行うことにより作業台を所望の高所に移動させる
ことができるようになっている。作業台には作業者が搭
乗するため、ブームの起伏角度の如何に拘らず作業台を
常時水平に保持する作業台レベリング装置が設けられて
いる。
【0003】作業台のレベリング装置としては種々の構
成のものが知られているが、その一例として、作業台を
ブームに対して上下方向に揺動させるレベリングシリン
ダと、作業台を水平にするように重力を利用してレベリ
ングシリンダの伸縮作動制御を行わせるレベリングバル
ブとから構成した、いわゆる重力感知式のレベリング装
置があり、レベリングバルブの代表的な構成例として
は、本出願人の出願に係る実公昭64−1352号公報
や実公平6−44957号公報等において開示している
レベリングバルブがある。
【0004】このレベリングバルブは、箱体と、この箱
体の内部に設けられたボールとから構成され、箱体が傾
斜してボールが左もしくは右に転がることによって、箱
体に繋がれた左もしくは右側のパイロット油路を塞ぎ、
いずれかのパイロット油路を塞ぐことによって生じる圧
力差を利用してレベリングシリンダの伸縮作動制御を行
うように構成されている。そして、ボールによるパイロ
ット油路の閉塞を行うために、各パイロット油路におけ
るボール側の端部は油路が絞られたチョーク(オリフィ
ス)となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなチョーク部
においては、ゴミが詰まりやすく、ゴミが詰まるとボー
ルによってパイロット油路が塞がれた状態と同じ状態と
なるため、ゴミによって詰まったチョークを有する側の
パイロット油路の油圧が高くなる。これにより、作業台
が傾斜していなくてもレベリングシリンダが伸長もしく
は縮小作動され続け、作業台を水平に保持することがで
きなくなり、搭乗した作業者の姿勢が不安定になって作
業者に不快感を与えるという問題がある。
【0006】また、上記のような構成のレベリングバル
ブにおいては、油圧ポンプから作動油が常にレベリング
バルブに供給されているため、油温が上昇して各油圧機
器の性能品質に悪影響を与えるおそれがあるという問題
もある。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、レベリングシリンダへの作動油の給排制
御を行うレベリングバルブに、ゴミ詰まり等による作動
不良が生じた場合でも、搭乗した作業者に不快感を与え
るような作業台の傾きを防止することができるととも
に、各油圧機器の性能品質に悪影響を与えるおそれもな
い作業台レベリング装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の作業台レベリング装置は、基台上に起伏
作動が自在に配設されたブームに揺動自在に枢支された
作業台を、ブームの起伏角度の如何に拘らず所定の角度
で維持するものである。作業台のブームに対する揺動作
動は、ブームと作業台との間に配設されて、油圧発生源
から供給される作動油の給排により伸縮作動を行うレベ
リングシリンダによってなされる。
【0009】このレベリングシリンダの伸縮作動制御
は、検出した作業台の傾斜角に基づいてレベリングシリ
ンダへの作動油の給排制御を行うレベリングバルブによ
ってなされる。従って、ブームの起伏作動を行うとそれ
に伴って作業台も傾斜することとなるが、作業台が傾斜
したときはレベリングバルブによってレベリングシリン
ダへの作動油の給排制御がなされる。レベリングバルブ
は、作業台が傾斜した方向と逆方向に作業台を揺動させ
るようにレベリングシリンダの伸縮を行わせるようにな
っているため、ブームの起伏角度の如何に拘らず作業台
を所定の角度で維持することができる。
【0010】そして、本発明の作業台レベリング装置に
おいては、ブームの起伏作動制御を行うための操作装置
を有しており、この操作装置によってブームの起伏作動
制御がなされているときにはレベリングバルブへの作動
油の給排を許容し、操作装置によってブームの起伏作動
制御がなされていないときにはレベリングバルブへの作
動油の給排を阻止する給排切換バルブを有して構成され
ている。
【0011】このため、レベリングバルブに作動不良が
生じて、レベリングシリンダに作動油が供給され続けて
しまうような状態となっても、ブームの起伏作動制御を
行っていなければレベリングシリンダが伸縮作動しない
ため、作業台が所定の角度以上の角度に大きく傾いてし
まうことを防止することができる。
【0012】なお、本発明の作業台レベリング装置にお
いて用いられるレベリングバルブとしては、重力を利用
して作業台の傾斜角を検出した上でレベリングシリンダ
への作動油の給排制御を行う、いわゆる重力感知式のレ
ベリングバルブを用いたり、基台に対するブームの起伏
角やブームに対する作業台の傾斜角を検出した上でレベ
リングシリンダへの作動油の給排制御を行うレベリング
バルブが用いたりされる。
【0013】また、本発明の作業台レベリング装置にお
いては、作業台の傾斜角の検出を行う角度検出手段を設
けるとともに、この角度検出手段によって作業台の傾斜
角が所定傾斜角に達したことが検出されたときは操作装
置の操作の如何に拘らずレベリングシリンダへの作動油
の給排を阻止する給排阻止手段を設けることが好まし
い。このような構成とすることにより、レベリングバル
ブに作動不良が生じて、レベリングシリンダに作動油が
供給され続けてしまうような状態となった場合でも、作
業台の傾斜角度が所定の傾斜角に達したときはレベリン
グシリンダへの作動油の給排が阻止されて作業台の揺動
作動が行われなくなるため、作業台の傾斜角が所定の傾
斜角以上に傾斜することを防止できる。
【0014】さらに、本発明の作業台レベリング装置に
おいては、上記の角度検出手段および給排阻止手段を設
けた作業台レベリング装置において、方向切換バルブと
方向切換手段とを設けた構成とすることが好ましい。方
向切換バルブは、レベリングバルブとレベリングシリン
ダとを繋ぐ給排油路中に設けられてレベリングシリンダ
における作動油の供給油路と排出油路とを切り換えるこ
とによりレベリングシリンダの伸縮作動方向を切り換え
るものである。また、方向切換手段は、角度検出手段に
よって作業台の傾斜角が所定傾斜角に達したことが検出
されたときに方向切換バルブの切換作動を行わせるもの
である。
【0015】これにより、レベリングバルブに異常が生
じてレベリングシリンダが伸長もしくは縮小し続け、作
業台が一方方向に傾き続けている場合でも、作業台が所
定傾斜角に達した時点で作業台が反対方向に揺動するた
め、作業台が所定傾斜角以上に傾斜することがない。
【0016】このとき、給排阻止手段に異常がなければ
給排阻止手段によってレベリングシリンダへの作動油の
給排を阻止することにより、作業台を所望の傾斜角で保
持させることができる。また、レベリングバルブのみな
らず、給排切換バルブや給排切換手段等にも異常が生じ
た場合には、所定傾斜角内で作業台が揺動作動を繰り返
すこととなる。
【0017】また、本発明の作業台レベリング装置にお
いては、上記の角度検出手段および給排阻止手段を設け
た作業台レベリング装置において、さらに、アンロード
バルブとアンロード手段とを設けた構成とすることが好
ましい。アンロードバルブは、油圧発生源と給排切換バ
ルブとを繋ぐ油路中に配設されており、油圧源から供給
される作動油をタンクにアンロードさせるとともに油圧
発生源と給排切換バルブとを繋ぐ油路を遮断するアンロ
ード作動が可能に構成されている。また、アンロード手
段は、角度検出手段によって前記作業台の傾斜角が所定
傾斜角に達したことが検出されたときにアンロードバル
ブをアンロード作動させるものである。
【0018】これにより、レベリングバルブに異常が生
じてレベリングシリンダが伸長もしくは縮小し続け、作
業台が一方方向に揺動し続けている場合でも、作業台が
所定傾斜角に達した時点でレベリングバルブには作動油
が供給されなくなるため、作業台が所定傾斜角以上に傾
斜することがない。
【0019】さらに、上記の角度検出手段および給排阻
止手段を設けるとともにアンロードバルブおよびアンロ
ード手段を設けた作業台レベリング装置において、レベ
リングバルブとアンロードバルブとを繋ぐ第一油路に、
ブームの起伏作動を行わせるためのブーム作動用油圧機
器に繋がる第二油路を接続した構成とした場合には、第
一油路における第二油路との接続部とレベリングバルブ
との間に、レベリングバルブへの作動油の供給および遮
断の切り換えを行うストップバルブ配設することが好ま
しい。
【0020】これにより、レベリングバルブに異常が生
じて作業台が所定傾斜角以上に傾斜することを防止する
ために、油圧源から供給される作動油をアンロードさせ
た場合、そのままではブームの起伏制御も行うことがで
きなくなってしまうが、ストップバルブを閉作動した
後、アンロードバルブのアンロード作動を解除して作動
油をオンロードさせれば、作業台を所定傾斜角で保持し
た状態でブームの起伏作動制御を行うことができるよう
になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図を参照して説明する。図2には、本発明に係
る作業台レベリング装置を設けた高所作業車1を示して
いる。この高所作業車1は、車体11上に旋回モータ
(図示せず)により旋回作動自在な旋回台12を有して
おり、この旋回台12には、起伏シリンダ14の伸縮作
動により起伏自在にブーム13が取り付けられている。
ブーム13は、基端ブーム13a、中間ブーム13b、
先端ブーム13cから入れ子式に(テレスコピックに)
構成され、内蔵された伸縮シリンダ(図示せず)の伸縮
作動によって伸縮自在に構成されている。
【0022】先端ブーム13cの先端には、前後方向
(図2においては左右方向)に揺動自在に垂直ポスト1
6が取り付けられ、この垂直ポスト16には作業者が搭
乗可能に構成された作業台15が取り付けられている。
この作業台15には操作装置17が設けられており、こ
の操作装置17の操作により旋回モータ、起伏シリンダ
14、伸縮シリンダへの作動油の給排を行う制御バルブ
が制御され、ブーム13の旋回、起伏、伸縮作動を行う
ことができるようになっている。
【0023】作業台15には作業者が搭乗するため、作
業台15は常時水平に保持する必要がある。従って、高
所作業車1においては、ブーム13の起伏角度の如何に
拘らず垂直ポスト16を常時垂直に保持することにより
作業台15を常時水平に保持させるための作業台レベリ
ング装置2が設けられている。以下、この作業台レベリ
ング装置2について図1を加えて説明する。
【0024】作業台レベリング装置2は、レベリングシ
リンダ21と、レベリングバルブ22と、レベリングシ
リンダ21とレベリングバルブ22とを繋ぐ油路中に設
けられた方向切換バルブ23と、モータMによって駆動
する油圧ポンプPとレベリングバルブ22とを繋ぐ油路
中に設けられたストップバルブ24、レベリング切換バ
ルブ(給排切換バルブ)25およびインタロックバルブ
(アンロードバルブ)26を有して構成されている。
【0025】レベリングシリンダ21は、先端ブーム1
3cと垂直ポスト16との間に設けられ、伸縮作動を行
うことによりブーム13に対して垂直ポスト16を揺動
させることができるようになっている。レベリングバル
ブ22は、作業台15に取り付けられており、作業台1
5の傾斜角に応じてレベリングシリンダ21への作動油
の給排制御を行うバルブであって、いわゆる重力感知式
のレベリングバルブである。
【0026】レベリングバルブ22は、前記の実公昭6
4−1352号公報や実公平6−44957号公報等に
おいて開示しているレベリングバルブと同一の構成であ
るため、ここでの詳細な説明は省略するが、簡単に説明
すると、三位置切換弁22aおよび、この三位置切換弁
22aの作動制御を行うパイロット油路22b,22c
に設けられて内部にボール22dを有する箱体22eを
有して構成されている。
【0027】そして、作業台15が傾いたときは、ボー
ル22dが箱体22e内を転がって移動するため、パイ
ロット油路22bおよび22cのボール側端部に設けら
れたチョーク(オリフィス)22gもしくは22fのい
ずれか一方を塞ぐ。これにより、チョークを塞がれた方
のパイロット油路22bもしくは22cのパイロット油
圧が高くなるため、三位置切換弁22aが作動して作業
台15を水平にさせる方向(ボール22dを中立位置に
戻す方向)にレベリングシリンダ21を伸縮させるもの
である。
【0028】このように構成されたレベリングバルブ2
2によれば、例えば、ブーム13を倒伏させることによ
り作業台15が右側に傾いた状態になったときは、ボー
ル22dが右側に転がって右側のパイロット油路22c
を塞ぐ。これにより、パイロット油路22c内の油圧が
高くなり、三位置切換弁22aのスプールが左方に押さ
れて第3油路L3と第5油路L5が繋がるとともに、第
4油路L4と第6油路L6が繋がれる。従って、レベリ
ングシリンダ21のボトム側油室21aに作動油が供給
されて、レベリングシリンダ21が伸長するため、右側
に傾いた作業台15を水平に戻すことができる。
【0029】なお、上記のような通常のレベリング作動
時においては、図1に示すようにレベリングシリンダ2
1のボトム側油室21aに繋がる第1油路L1と第3油
路L3が繋がり、ロッド側油室21bに繋がる第2油路
L2と第4油路L4が繋がるように方向切換バルブ23
が切り換えられている。また、レベリング切換バルブ2
5およびインタロックバルブ26も、油圧ポンプPに繋
がる第9油路L9と、第7油路L7および第5油路L5
が繋がるように切り換えられている。
【0030】このように構成された作業台レベリング装
置2によれば、作業台15の傾きに応じてレベリングバ
ルブ22によって油圧ポンプPから供給される作動油の
レベリングシリンダ21への給排制御がなされるため、
ブーム13の起伏角度の如何に拘らず作業台15を常時
水平に保持させることができる。
【0031】なお、作業台レベリング装置2において
は、レベリング作動を行っていないときに作業台15の
重量によってレベリングシリンダ21が伸縮しないよう
に、レベリングシリンダ21と方向切換バルブ23とを
繋ぐ第1および第2油路L1,L2にダブルカウンタバ
ランスバルブ27が設けられている。
【0032】また、レベリング切換バルブ25とインタ
ロックバルブ26とを繋ぐ第7油路L7には、プライオ
リティバルブ28が設けられている。プライオリティバ
ルブ28は、インタロックバルブ26を通って流れてき
た作動油のうちレベリングに必要な制御流量を得るため
に設けられており、流れてきた作動油が所定の流量とな
るまでは第7油路L7のみに作動油を流し、所定の流量
を越えたときには越えた分の作動油(余剰作動油)をブ
ーム13の作動用の油圧回路に繋がる第10油路L10
に流すようになっている。
【0033】さらに、油圧ポンプPとインタロックバル
ブ26とを繋ぐ第9油路L9には、各油路L1〜L9内
の油圧が所定油圧以上に上昇することを防止するための
リリーフバルブRが、タンクTに繋がる第12油路L1
2に設けられている。
【0034】このように構成された高所作業車1におい
ては、操作装置17の操作を行うことによってブーム1
3の起伏・伸縮・旋回等の作動制御を行うようになって
いる。ここで、操作装置17からの操作信号は、ブーム
13の各作動を行わせるための起伏シリンダ14等の油
圧アクチュエータへの作動油の給排制御を行う制御バル
ブ(図示せず)に送信されるのみならず、コントローラ
30を介してレベリング切換バルブ25およびインタロ
ックバルブ26にも送信される。
【0035】コントローラ30は、操作装置17の起伏
・伸縮・旋回等の操作がなされているとき(ブーム13
のいずれかの作動制御を行っているとき)は、インタロ
ックバルブ26を左動(図1に示す状態)させてプライ
オリティバルブ28から先の油路および油圧機器に作動
油を供給させる。
【0036】そして、操作装置17の操作を停止したと
き(ブーム13の作動を停止させたとき)には、インタ
ロックバルブ26を中立位置まで右動させて、第7油路
L7と第9油路L9とを遮断し、且つ、油圧ポンプに繋
がる第9油路L9とタンクTに繋がる第12油路L12
とを繋いで油圧ポンプPから供給される作動油をタンク
Tにアンロードさせる。
【0037】さらに、作業台レベリング装置2において
は、操作装置17において起伏操作を行ったときには、
コントローラ30からレベリング切換バルブ25に切換
信号が送信されてレベリング切換バルブ25を左動(図
1に示す状態)させてレベリング切換バルブ25から先
の油路および油圧機器に作動油を供給させる。
【0038】そして、操作装置17の操作を停止したと
き(ブーム13の作動を停止させたとき)には、レベリ
ング切換バルブ25を左動させるような切換信号を送信
して、第7油路L7と第8油路L8とを連通させるとと
もに、第5油路L5と第7油路L7とを遮断する。な
お、第8油路L8は、ブーム13の作動用の油圧回路に
繋がる第10油路L10に繋がっている。
【0039】このように、作業台レベリング装置2にお
いては、操作装置17の操作に連動してインタロックバ
ルブ26が作動し、作動油をオンロードさせて第10油
路L10に作動油を供給してブーム13の起伏・伸縮・
旋回等の作動を行わせる。さらに、操作装置17によっ
てブーム13の起伏操作を行う場合には、切換バルブ2
5も作動させてレベリングバルブ22にも作動油を供給
し、ブーム13の起伏角度如何に拘らず作業台15を水
平に維持するようにレベリングを行う。
【0040】このため、ブーム13の作動を行わないと
きには、油圧ポンプPから供給された作動油はインタロ
ックバルブ26を介してタンクTにアンロードされる。
そして、ブーム13の作動を行っているときでも、作業
台15のレベリングを行う必要のないときであるブーム
13の起伏作動を行っていないときには、油圧ポンプP
から供給された作動油はレベリングバルブ22には供給
されない。
【0041】従って、常時作動油を長時間供給し続ける
ことによって生じる油温の上昇が生じないため、第7油
路L7をはじめとする油路やレベリングバルブ22等の
油圧機器類に悪影響を与えることもない。特に、上記の
ような重力感知式のレベリングバルブ22の場合には作
業台15に取り付ける必要があることから、レベリング
22までの油路も長くなるため有効である。
【0042】そして、上記のように構成された作業台レ
ベリング装置2において、レベリングバルブ22におけ
るチョーク22fもしくは22gにゴミ詰まりが発生し
た場合には、三位置切換弁22aがいずれか一方に切り
換わったままになる。このような状態になると、操作装
置17によってブーム13の起伏作動制御を行っている
間は、ボール22dの移動位置に拘らず三位置切換弁2
2aからレベリングシリンダ21に作動油が供給され続
けて作業台15が必要以上に傾いてしまう。
【0043】しかし、作業台レベリング装置2において
は、上記のように操作装置17によるブーム13の起伏
作動制御を終了した時点で、レベリング切換バルブ25
の切換作動がなされて第5油路L5と第7油路L7との
連通を遮断し、第7油路L7と第8油路L8とを連通さ
せるとともに、インタロックバルブ26によって作動油
がアンロードされるため、レベリングバルブ22には作
動油が供給されなくなり、それ以上作業台15が傾くこ
とを防止することができる。
【0044】但し、上記のような構成ゆえに、作業台1
5に搭乗した作業者がレベリングバルブ22に異常が生
じたことを気付きにくい。特に、ブーム13の起伏作動
に伴って作業台15が本来傾斜する方向と同一方向に動
き続けるような異常の場合に気付きにくく、気付かない
ままブーム13の起伏作動を行うと誤差が累積されて徐
々に作業台15の傾斜角度が大きくなる。すなわち、操
作装置17の起伏作動制御を止めてもレベリングバルブ
22の作動が停止するまでは若干のオフディレー時間
(約1秒)を要するため、このオフディレー時間分の誤
作動が累積されて作業台15の傾斜角が大きくなる。
【0045】このため、作業台レベリング装置2におい
ては、作業台15の傾斜角を検出する角度検出器(角度
検出手段)31を設け、この角度検出器31によって作
業台15の傾斜角が所定傾斜角以上となったことが検出
されたときは、操作装置17の操作中であってもレベリ
ング切換バルブ25の作動を行ってレベリングバルブ2
2に作動油が供給されないようにしている。
【0046】このようなレベリング切換バルブ25の切
換制御は、コントローラ30に設けられた給排切換器
(給排切換手段)30aによってなされる。給排切換器
30aは、角度検出器31によって作業台15の傾斜角
が、図3において+θ1,−θ1で示す角度である第一
所定傾斜角以上に傾いたことが検出された場合に、レベ
リング切換バルブ25に切換信号を送信するようになっ
ている。
【0047】そして、作業台15の傾斜角度が第一所定
傾斜角+θ1もしくは−θ1に達したときは、レベリン
グ切換バルブ25を右動させて、レベリングバルブ22
に繋がる第5油路L5と油圧ポンプPに繋がる第7油路
L7とを遮断するとともに、第7油路L7が第8油路L
8と連通するように切り換える。このように、コントロ
ーラ30から切換信号が送信されてレベリング切換バル
ブ25の切換作動がなされると、レベリングバルブ22
に作動油が供給されなくなるため、レベリングシリンダ
21の伸縮作動を行わせなくすることができ、作業台1
5の傾斜角が大きくなることを防止することができる。
【0048】なお、作業台レベリング装置2において
は、操作装置17の操作に連動してレベリングバルブ2
2に作動油を供給したり遮断したりするための給排切換
バルブと、上記のように第一所定傾斜角+θ1もしくは
−θ1に達したときにベリングバルブ22への作動油の
供給を遮断する給排阻止手段とを、同一のレベリング切
換バルブ25によって構成しているが、本発明はこれに
限られるものではなく、別のバルブによって構成するよ
うにしてもよい。
【0049】また、作業台レベリング装置2において
は、作業台15の傾斜角が第一所定傾斜角+θ1もしく
は−θ1以上に傾いた状態において、図4に示すように
ブーム13の起伏角度θが所定起伏角θ3以上に起仰し
ている場合には、それ以上の起仰作動および伸長作動を
規制するとともに、ブーム13を倒伏・縮小させてブー
ム13を格納するように、作業者に注意を喚起するため
の警報装置(図示せず)を設けている。この警報装置
は、ブーム13の起仰・伸長作動を規制することによっ
て作業者に注意を喚起したり、警報ランプ、警報ブザー
あるいは警報アナウンスによって作業者に注意を喚起す
るように構成されている。
【0050】上記のように作業台15のレベリング作動
を所定角度で停止させた場合、図5(A)に示すように
作業台15が+側(作業台の起仰側)に傾いているとき
には、作業者を地上に降ろすために鎖線で示すようにブ
ーム13の倒伏作動を行っても、作業台15の地面に対
する傾きが小さくなる方向に変化するため作業者に不快
感を与えることはない。しかしながら、(B)に示すよ
うに作業台15が−側(作業台の倒伏側)に傾いている
ときには、ブーム13の倒伏作動を行うと、作業台15
の地面に対する傾きが、第一所定傾斜角−θ1よりも大
きくなる方向に変化するため作業者に与える不快感が大
きくなる。
【0051】そこで、作業台レベリング装置2において
は、前記のように作業台15の傾斜角が−側の第一所定
傾斜角−θ1に達して停止している場合には、方向切換
バルブ23によってレベリングシリンダ21において作
動油が供給される油室の切り換えを行い、逆方向に作業
台15を揺動させるようにしている。すなわち、方向切
換バルブ23を下動させて、第1油路L1と第4油路L
4とを連通させるとともに、第2油路L2と第3油路L
3とを連通させるようにする。
【0052】この方向切換バルブ23の切換作動は、コ
ントローラ30に設けられた方向切換器(方向切換手
段)30bからの切換信号によってなされる。方向切換
器30bは、角度検出器31によって作業台15の傾斜
角が、図3において+θ1,−θ1で示す角度である第
一所定傾斜角以上に傾いたことが検出された場合に、方
向切換バルブ23に切換信号を送信するようになってい
る。
【0053】これにより、作業台15は−側の第一所定
傾斜角−θ1で傾斜した状態で、方向切換バルブ23に
よってレベリングシリンダ21への作動油の給排方向が
切り換えられ、レベリング切換バルブ25によってレベ
リングバルブ22への作動油の供給が遮断されて停止し
ている。従って、この状態から作業台15の揺動作動を
行わせる場合には、切換スイッチ33を操作してレベリ
ング切換バルブ25の切り換えを行うことにより、レベ
リング切換バルブ25からレベリングバルブ22への作
動油の供給を行わせ、レベリングシリンダ21の伸縮作
動を行って作業台15を逆方向に傾かせる。
【0054】なお、この切換スイッチ33は任意の場所
に設置されており、操作者が操作可能に構成され、角度
検出器31における検出値の如何に拘らずレベリング切
換バルブ25の切換作動を行わせることができるように
なっている。
【0055】そして、作業台15の傾斜角が所望の角度
に達した時点で切換スイッチ33を再操作してレベリン
グ切換バルブ25を作動させ、レベリングバルブ22へ
の作動油の供給を遮断すれば、作業台15の傾斜角度を
第一所定傾斜角−θ1よりも小さくした状態で保持する
ことができ、さらに+側に傾斜させれば前記のようなブ
ーム13の倒伏作動を行う場合にも作業台15に搭乗し
た作業者に与える不快感を緩和させることができる。
【0056】なお、作業台レベリング装置2において
は、レベリングバルブ22に異常が生じているのみなら
ず、レベリング切換バルブ25にも異常が生じてレベリ
ングシリンダ21の伸縮作動を止めることができなくな
った場合でも、作業台15の傾斜角が第一所定傾斜角+
θ1,−θ1に達した時点で方向切換バルブ23の切換
作動がなされる。このため、+側と−側との各々の第一
所定傾斜角+θ1,−θ1に達した時に逆側に作動する
(繰り返し揺動する)こととなり、前記のようなブーム
13の倒伏作動を行う場合にも作業台15に搭乗した作
業者に与える不快感を緩和させることができる。
【0057】このように構成された作業台レベリング装
置2によれば、レベリングバルブ22に作動不良を生じ
た場合でも、作業台15の傾斜角が所定傾斜角以上の角
度に傾くことがないため、作業台15に搭乗した作業者
に大きな不快感を与えることがない。また、レベリング
切換バルブ25に異常が生じていなければ第一所定傾斜
角+θ1,−θ1以内の角度で作業台15の傾きを保持
することができるため、ブーム13の起伏作動時におい
て作業台15に搭乗した作業者に与える不快感をより低
減させることができる。
【0058】なお、上記の実施形態においては、方向切
換バルブ23の切換作動と、レベリング切換バルブ25
の切換作動とを同一の第一所定傾斜角+θ1,−θ1で
行うように構成しているが、本発明においては必ずしも
同一角度とする必要はなく、さらには、作業者が可変さ
せるように構成してもよい。
【0059】すなわち、レベリング切換バルブ25によ
る切換作動を行わせる傾斜角よりも、方向切換バルブ2
3による切換作動を行わせる傾斜角を大きく設定し、レ
ベリング切換バルブ25に異常が生じたときに方向切換
バルブ23による切換作動を行わせるようにしてもよ
い。
【0060】また、両バルブ23,25における切換作
動を行わせる傾斜角を同一角とした場合であっても、逆
方向に作業台15を揺動させた後に方向切換バルブ23
による切換作動を行わせる傾斜角が小さくなるように変
更すれば、切換スイッチ33を設けることなく作業台1
5を第一所定傾斜角+θ1,−θ1以内の角度で作業台
15の傾きを保持することができたり、所定の角度で作
業台15を揺動させることができる。
【0061】さらに、作業台レベリング装置2において
は、レベリングバルブ22のみならず、レベリング切換
バルブ25も作動不良となって、作業台15の傾斜角が
第一所定傾斜角+θ1,−θ1よりも大きくなってしま
った場合に、第二所定傾斜角+θ2,−θ2に達した時
点で油圧ポンプPから供給される作動油をタンクTにア
ンロードさせるようにしてもよい。
【0062】すなわち、作業台15の傾斜角が第二所定
傾斜角+θ2,−θ2に達したことが角度検出器31に
よって検出された場合には、コントローラ30に設けら
れたアンロード切換器(アンロード手段)30cからイ
ンタロックバルブ26に切換信号を送信するように構成
する。切換信号を受信したインタロックバルブ26は、
スプールが右動して中立状態となり、油圧ポンプPから
供給される作動油をタンクTにアンロードさせるととも
に、第7油路L7と第9油路L9とを遮断し、第11油
路L11と第12油路L12とを遮断させる。
【0063】これにより、第7油路L7には作動油が供
給されなくなるため、レベリング切換バルブ25および
レベリングバルブ22には作動油が供給されなくなっ
て、レベリングシリンダ21の伸縮作動はなされなくな
る。これにより、レベリング切換バルブ25も作動不良
となって、作業台15の傾斜角が第一所定傾斜角+θ
1,−θ1よりも大きくなってしまった場合でも、作業
台15が第二所定傾斜角+θ2,−θ2以上に傾くこと
がなくなる。
【0064】このように作動油をアンロードさせると、
レベリングバルブ22やレベリングシリンダ21に作動
油が供給されなくなるが、ブーム13の作動用の油圧回
路に繋がる第10油路L10にも作動油が供給されなく
なる。このため、ブーム13の格納作動もできなくな
り、このままでは作業台15に搭乗した作業者が地上に
降りることができなくなってしまう。
【0065】このため、インタロックバルブ26を切り
換えて作動油をアンロードさせた場合には、ストップバ
ルブ24を閉作動させて第5油路L5を遮断して、レベ
リングバルブ22以降に作動油を供給させなくする。こ
れにより、作業台15は水平ではなく第二所定傾斜角+
θ2,−θ2だけ傾斜した状態ではあるが、その傾きで
保持される。なお、ストップバルブ24は任意の場所に
設置されており、操作者が操作可能に構成されている。
【0066】そして、ストップバルブ24を閉作動させ
て作業台15を保持させた状態からブーム13の格納作
動を行うために作業台レベリング装置2においては、解
除スイッチ32が設けられている。この解除スイッチ3
2は、上記のようにコントローラ30から切換信号が送
信されてインタロックバルブ26が中立状態にあるとき
に操作することにより、インタロックバルブ26を左動
させて再度第7油路L7(第10油路L10)に作動油
を供給させるようになっている。
【0067】従って、ストップバルブ24を閉作動させ
た状態において、解除スイッチ32を操作することによ
りインタロックバルブ26におけるアンロードを解除し
てブーム13の作動回路に繋がる第10油路L10に作
動油を供給するようにすれば、ブーム13の倒伏作動等
の格納作動を行うことができる。
【0068】なお、このようにストップバルブ24を閉
作動させた状態においては、第7油路L7に繋がれたリ
リーフバルブ29から作動油をリリーフさせることによ
り、プライオリティバルブ28においてレベリングに必
要な制御流量と同一流量の作動油が流れるようになって
いる。このため、ストップバルブ24を閉作動させても
第10油路L10に作動油を供給することができる。
【0069】上記のように構成された作業台レベリング
装置2においては、作動油をアンロードさせるためのバ
ルブとして、インタロックバルブ26を用いることとし
ている。このインタロックバルブ26は、高所作業車1
のようにアウトリガジャッキ18を設けた高所作業車に
おいて、ジャッキ18の接地が完了した後でなければブ
ーム13の作動を行わせないようにするためのバルブで
ある。
【0070】具体的には、油圧ポンプPから供給される
作動油をアウトリガジャッキ18の作動回路に供給する
か、もしくは、ブーム13の作動回路に供給するかの切
り換えを行うものであり、アウトリガジャッキ18の接
地が完了しなければ、ブーム13の作動回路側に切り換
わらないようにしているものである。
【0071】従って、作動油をアンロードさせるための
バルブとしては、必ずしも上記のようにインタロックバ
ルブ26を兼用する必要はなく、インタロックバルブ2
6とは別にアンロード用のバルブを設けるように構成し
てもよい。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明の作業台レベリン
グ装置は、操作装置によってブームの起伏作動制御がな
されているときにはレベリングバルブへの作動油の給排
を許容し、操作装置によってブームの起伏作動制御がな
されていないときにはレベリングバルブへの作動油の給
排を阻止する給排切換バルブを有している。このため、
レベリングバルブに作動不良が生じて、レベリングシリ
ンダに作動油が供給され続けてしまうような状態となっ
ても、ブームの起伏作動制御を行っていなければレベリ
ングシリンダが伸縮作動しないため、作業台が所定の角
度以上の角度に大きく傾いてしまうことを防止すること
ができる。また、ブームの起伏操作を行わない限り、レ
ベリングバルブには作動油が供給されることがないた
め、油温が上昇して各油圧機器や油路などに悪影響を与
えることもなくなる。
【0073】なお、本発明の作業台レベリング装置にお
いては、作業台の傾斜角の検出を行う角度検出手段によ
って作業台の傾斜角が所定傾斜角に達したことが検出さ
れたときはレベリングシリンダへの作動油の給排を阻止
する給排阻止手段を設けることが好ましい。このような
構成とすることにより、レベリングバルブに作動不良が
生じても、作業台の傾斜角度が所定の傾斜角に達したと
きは作業台の揺動作動が行われなくなるため、作業台の
傾斜角が所定の傾斜角以上に傾斜することを防止でき、
作業台に搭乗した作業者に不快感を与えることがなくな
る。
【0074】さらに、本発明の作業台レベリング装置に
おいて、方向切換バルブと方向切換手段とを設けた構成
とすることも好ましい。これにより、レベリングバルブ
に異常が生じてレベリングシリンダが伸長もしくは縮小
し続け、作業台が一方方向に揺動し続けている場合で
も、作業台が所定傾斜角に達した時点で方向切換手段に
よって方向切換バルブの切換作動がなされて作業台が反
対方向に揺動するため、作業台が所定傾斜角以上に傾斜
することがない。
【0075】また、本発明の作業台レベリング装置にお
いては、アンロードバルブとアンロード手段とを設けた
構成とすることも好ましい。これにより、レベリングバ
ルブに異常が生じてレベリングシリンダが伸長もしくは
縮小し続け、作業台が一方方向に揺動し続けている場合
でも、作業台が所定傾斜角に達した時点でアンロードバ
ルブによって油圧源から供給される作動油がアンロード
されるため、レベリングバルブには作動油が供給されな
くなる。従って、このような構成としても作業台が所定
傾斜角以上に傾斜することを防止することができる。
【0076】なお、上記のような構成とした場合におい
て、レベリングバルブとアンロードバルブとを繋ぐ第一
油路に、ブームの起伏作動を行わせるためのブーム作動
用油圧機器に繋がる第二油路を接続した構成とした場合
には、第一油路における第二油路との接続部とレベリン
グバルブとの間に、レベリングバルブへの作動油の供給
および遮断の切り換えを行うストップバルブ配設するこ
とが好ましい。
【0077】これにより、レベリングバルブに異常が生
じて作業台が所定傾斜角以上に傾斜することを防止する
ために、油圧源から供給される作動油をアンロードさせ
た場合でも、ストップバルブを閉作動した後、アンロー
ドバルブのアンロード作動を解除して作動油をオンロー
ドさせれば、作業台を所定傾斜角で保持した状態でブー
ムの起伏作動制御を行うことができるようになるため、
作業台に搭乗した作業者を地上に降ろすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の作業台レベリング装置の構成を示す油
圧回路図である。
【図2】上記の作業台レベリング装置を有する高所作業
車の側面図である。
【図3】上記の高所作業車のブーム部の側面を示す模式
図である。
【図4】上記の高所作業車のブーム部の側面を示す模式
図である。
【図5】上記の高所作業車のブーム部の側面を示す模式
図であって、(A)には作業台が+側に傾斜している状
態を示し、(B)には作業台が−側に傾斜している状態
を示す。
【符号の説明】
1 高所作業車 13 ブーム 15 作業台 21 レベリングシリンダ 22 レベリングバルブ 23 方向切換バルブ 24 ストップバルブ 25 レベリング切換バルブ 26 インタロックバルブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上に起伏作動が自在に配設されたブ
    ーム、このブームに揺動自在に枢支された作業台、前記
    ブームと前記作業台との間に配設されて油圧発生源から
    供給される作動油の給排により伸縮作動を行って前記作
    業台を揺動させるレベリングシリンダ、前記作業台の傾
    斜角を検出し、検出した前記作業台の傾斜角に基づいて
    前記レベリングシリンダへの作動油の給排制御を行って
    前記レベリングシリンダの伸縮作動制御を行わせ、前記
    ブームの起伏角度の如何に拘らず前記作業台を所定の角
    度で維持するレベリングバルブおよび、前記ブームの起
    伏作動制御を行う操作装置を有する作業台レベリング装
    置であって、 前記操作装置によって前記ブームの起伏作動制御がなさ
    れているときには前記レベリングバルブへの作動油の給
    排を許容し、前記操作装置によって前記ブームの起伏作
    動制御がなされていないときには前記レベリングバルブ
    への作動油の給排を阻止する給排切換バルブを有するこ
    とを特徴とする作業台レベリング装置。
  2. 【請求項2】 前記作業台の傾斜角の検出を行う角度検
    出手段と、 この角度検出手段によって前記作業台の傾斜角が所定傾
    斜角に達したことが検出されたときは前記操作装置の操
    作の如何に拘らず前記レベリングシリンダへの作動油の
    給排を阻止する給排阻止手段とを有していることを特徴
    とする請求項1に記載の作業台レベリング装置。
  3. 【請求項3】 前記レベリングバルブと前記レベリング
    シリンダとを繋ぐ給排油路中に設けられて前記レベリン
    グシリンダにおける作動油の供給油路と排出油路とを切
    り換えて前記レベリングシリンダの伸縮作動方向を切り
    換える方向切換バルブと、 前記角度検出手段によって前記作業台の傾斜角が所定傾
    斜角に達したことが検出されたときに前記方向切換バル
    ブの切換作動を行わせる方向切換手段とを有しているこ
    とを特徴とする請求項2に記載の作業台レベリング装
    置。
  4. 【請求項4】 前記油圧発生源と前記給排切換バルブと
    を繋ぐ油路中に配設されて前記油圧源から供給される作
    動油をタンクにアンロードさせるとともに前記油圧発生
    源と前記給排切換バルブとを繋ぐ油路を遮断するアンロ
    ード作動が可能なアンロードバルブと、 前記角度検出手段によって前記作業台の傾斜角が所定傾
    斜角に達したことが検出されたときに前記アンロードバ
    ルブをアンロード作動させるアンロード手段とを有して
    いることを特徴とする請求項2に記載の作業台レベリン
    グ装置。
  5. 【請求項5】 前記レベリングバルブと前記アンロード
    バルブとを繋ぐ第一油路に前記ブームの起伏作動を行わ
    せるためのブーム作動用油圧機器に繋がる第二油路が接
    続され、 前記第一油路における前記第二油路との接続部と前記レ
    ベリングバルブとの間に配設されて前記レベリングバル
    ブへの作動油の供給および遮断の切り換えを行うストッ
    プバルブを有していることを特徴とする請求項4に記載
    の作業台レベリング装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001220093A (ja) * 2000-02-09 2001-08-14 Tadano Ltd ブーム式作業車の姿勢維持装置
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