JP2003020197A - レベリング装置 - Google Patents

レベリング装置

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JP2003020197A
JP2003020197A JP2001207306A JP2001207306A JP2003020197A JP 2003020197 A JP2003020197 A JP 2003020197A JP 2001207306 A JP2001207306 A JP 2001207306A JP 2001207306 A JP2001207306 A JP 2001207306A JP 2003020197 A JP2003020197 A JP 2003020197A
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oil passage
valve
oil
leveling
cylinder
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JP2001207306A
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Takashi Nakayama
高志 中山
Hiroshi Furusho
弘志 古荘
Yoshimasa Nakamori
義正 中盛
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Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な条件設定や微妙な調整等を必要とせ
ず、低流量の非常用ポンプでも良好なレベリング性能を
発揮させるレベリング装置を提供する。 【解決手段】 起伏シリンダ52により起伏動されるブ
ームの先端部にレベリングシリンダ53により揺動され
るレベリング部材が枢結される。起伏シリンダのボトム
側油室52aは第1油路61で流路切替弁SV2に接続
され、起伏シリンダのロッド側油室52bとレベリング
シリンダのボトム側油室53aとが第2油路で接続さ
れ、レベリングシリンダのロッド側油室53bと流路切
替弁とが第3油路63で接続されて起伏シリンダ連動型
レベリング装置が構成される。第1油路には起伏シリン
ダの圧力を保持するカウンタバランスバルブ71が設け
られ、このバルブを開閉させるパイロット圧は第2油路
62に接続された第4油路64で導かれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基台に枢結されて
起伏シリンダの伸縮作動により起伏動自在なブームと、
このブームの先端部に枢結されてレベリングシリンダの
伸縮作動により起伏角度面内に揺動可能なレベリング部
材と、起伏シリンダとレベリングシリンダとを結ぶ油路
とを有して構成され、ブームの起伏角度の如何に拘わら
ず常時基台に対して一定の角度姿勢を維持するレベリン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなレベリング装置を備える作
業装置として高所作業車がある。高所作業車は走行移動
自在な車両の車体上に、車体に対して旋回動自在な旋回
台が取り付けられており、この旋回台に起伏シリンダの
伸縮作動により起伏動自在にブームが枢結され、ブーム
の先端部にレベリングシリンダの伸縮作動によりブーム
の起伏角度面内に揺動可能なレベリング部材が枢結され
て、このレベリング部材を介して作業台が取り付けられ
ている。レベリング部材はレベリング装置によりブーム
の起伏角度の如何に拘わらず車体に対して常に一定の角
度姿勢を維持するようにレベリング制御されており、こ
れによりブームの起伏角度の如何に拘わらず作業台の床
面が常時水平に維持されるようになっている。
【0003】レベリング装置には種々の方式があるが、
その一つとして起伏シリンダとレベリングシリンダとを
直列の油圧回路で結んだ、いわゆる起伏シリンダ連動式
のレベリング装置がある。このレベリング装置は、図6
にレベリング機構の構成概要を示し、図7に主要な油圧
回路図を示すように、旋回台104に揺動可能に枢結さ
れたブーム105と、旋回台104とブーム105との
間に張り渡されて旋回台に対してブームを起伏させる起
伏シリンダ152と、ブーム105の先端部に上下に揺
動可能に枢結されたレベリング部材106と、ブーム1
05とレベリング部材106との間に張り渡されたレベ
リングシリンダ153と、作動油を貯留するタンクTお
よびこのタンクから作動油を導入して吐出する油圧ポン
プPと、油圧ポンプPおよびタンクTと起伏シリンダ1
52およびレベリングシリンダ153との間に配設され
て油圧ポンプPからの作動油の流れを切り替える流路切
替弁SV102とを有している。
【0004】これらの油圧機器は、油圧ポンプPと流路
切替弁SV102とを結ぶポンプ油路160、流路切替弁
SV102と起伏シリンダ152のボトム側油室とを結ぶ
第1油路161、起伏シリンダ152のロッド側油室と
レベリングシリンダ153のボトム側油室とを結ぶ第2
油路162、レベリングシリンダ153のロッド側油室
と流路切替弁SV102とを結ぶ第3油路163および流
路切替弁SV102とタンクTとの間を結ぶタンク油路1
67等で結ばれて直列の油圧回路が構成されている。レ
ベリング部材106には鉛直上方に突出する垂直ポスト
部が形成されており、この垂直ポスト部に作業台110
が水平旋回可能に取り付けられている。
【0005】ブーム5を起仰させるときには、流路切替
弁SV102を起仰位置に切り替えてポンプ油路160と
第1油路161、およびタンク油路167と第3油路1
63とを接続し、油圧ポンプPから吐出される作動油を
起伏シリンダ152のボトム側油室に供給させて起伏シ
リンダ152のピストンロッドを伸長作動させ、起伏シ
リンダ152のロッド側油室から排出される作動油をレ
ベリングシリンダ153のボトム側油室に供給させてレ
ベリングシリンダ153を伸長作動させる。
【0006】ここで、起伏シリンダ152の伸長作動に
よって起仰されるブーム105の起伏角度変化分と、こ
の起伏シリンダから排出される作動油で伸長作動される
レベリングシリンダ153によって倒伏されるレベリン
グ部材106の起伏角度の変化分とは同一となるように
設定されている。すなわち、起伏シリンダ152とレベ
リングシリンダ153とは直列接続されて連動され、一
方の起仰角度と他方の倒伏角度とが同一となるように設
定されている。このため、起伏シリンダ152を伸長作
動させてブーム105を起仰させたときには、その起仰
角度と同一の角度分だけレベリング部材106が倒伏作
動され、その結果、ブーム105の起伏角度の如何に拘
わらず垂直ポスト部が常に垂直に保持されて作業台11
0の水平が維持される。このレベリング制御は倒伏作動
についても同様に機能する。
【0007】このようなレベリング装置には、流路切替
弁SV102が閉止されたときに第1油路161を遮断し
て起伏シリンダ152の伸縮動を規制しブーム5の起伏
角度位置を保持させるとともに、ブーム5を倒伏作動さ
せるときに第1油路161を連通させて起伏シリンダの
ボトム側油室内の作動油をタンクTに戻させる起伏ホー
ルディングバルブ171が設けられている。起伏ホール
ディングバルブ171は、リモートパイロット用のパイ
ロットポートを有するシーケンスバルブの一種であり、
パイロットポートに所定圧力(開弁圧)以上の油圧が供
給されたときに入出力ポート(第1油路)を連通させる
機能を持っている。図示する起伏ホールディングバルブ
171はボディ内部にチェック弁を備えるカウンターバ
ランスバルブを用いており、ブーム5を起仰させるとき
にチェック弁の回路を通って起伏シリンダに作動油が供
給される。
【0008】従来のレベリング装置では、起伏ホールデ
ィングバルブ171のパイロットポートと第3油路16
3とが第4油路164で接続されており、起伏ホールデ
ィングバルブ171の入出力ポートを開閉させるパイロ
ット圧としてレベリングシリンダ153のロッド側油室
への供給圧が用いられていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のレベリング装置では、ブーム5を倒伏作動させる
ために流路切替弁SV102を切り替えた直後に、レベリ
ング制御がされないうちにブームが先行して倒伏動して
しまう現象が発生するという問題があった。これは、流
路切替弁SV102を切り替えてポンプ油路160と第3
油路163とを連通させたときに、レベリングシリンダ
153のロッド側油室の油圧がレベリングシリンダ15
3を縮小させるに必要な圧力に到達する以前に、起伏ホ
ールディングバルブ171のパイロットポートの圧力の
方が先に立ち上がってこのバルブの開弁圧を超え、第1
油路161を連通状態に切り替えて保持圧をドレンさせ
てしまうことによると考えられる。
【0010】このような現象は、第2、第3、および第
4油路の配管径や配管長さ、作動油の粘性およびその温
度特性、油圧ポンプPの圧力−流量特性などの作動条件
によって発生状況が変化する。一方、起伏シリンダの先
走り現象を発生させないために高圧−大流量の油圧ポン
プを用い、高い開弁圧のホールディングバルブを用いる
ことも考えられるが、装置全体が大型化、高額化するう
え、当該ポンプに異常が発生したときに使用される低圧
−低流量の非常用ポンプでは、ホールディングバルブが
なかなか開かず起伏作動およびレベリング制御を良好に
作用させることが難しい、という問題が生じる。このた
め、ホールディングバルブの開弁圧の設定には多くの工
数を要しており、さらに各作動条件は高所作業車の機種
ごとに異なるため、レベリング装置を最適化するために
多大な工数と多額の経費とを要しているという問題があ
った。
【0011】本発明はこのような問題に鑑みて成された
ものであり、複雑な条件設定や微妙な調整等を必要とせ
ず、また低流量の非常用ポンプでも良好なレベリング性
能を発揮させることができるレベリング装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、基台(例えば実施形態における旋回台
4)に上下に揺動可能に枢結されたブームと、これらの
間に配設されて基台に対してブームを起伏動させる起伏
シリンダと、ブームの先端部に上下に揺動可能に枢結さ
れたレベリング部材(例えば実施形態におけるレベリン
グリンク6)と、ブームとレベリング部材との間に配設
されてブームに対してレベリング部材を起伏動させるレ
ベリングシリンダと、作動油を貯留するタンクから作動
油を導入して吐出する油圧ポンプと、油圧ポンプおよび
タンクと起伏シリンダおよびレベリングシリンダとの間
に配設されて油圧ポンプからの作動油の流れを切り替え
る流路切替弁(例えば実施形態における起伏コントロー
ルバルブSV2)と、これらの油圧機器間を結ぶ油路、
すなわち油圧ポンプと流路切替弁とを結ぶポンプ油路、
流路切替弁と起伏シリンダのボトム側油室とを結ぶ第1
油路、起伏シリンダのロッド側油室とレベリングシリン
ダのボトム側油室とを結ぶ第2油路、レベリングシリン
ダのロッド側油室と流路切替弁とを結ぶ第3油路および
流路切替弁とタンクとの間を結ぶタンク油路と、上記第
1油路にこの油路を開閉可能に配設されて流路切替弁が
閉止されたときに第1油路を遮断して起伏シリンダの伸
縮動を規制し、パイロットポートに所定油圧が供給され
たときに第1油路を開放させるカウンタバランスバルブ
(例えば実施形態における起伏ホールディングバルブ7
1)と、このカウンタバランスバルブのパイロットポー
トと第2油路とを結ぶ第4油路とを設けてレベリング装
置を構成する。
【0013】上記レベリング装置の油圧回路構成は、既
に図7に示した従来のレベリング装置の油圧回路構成と
その基本構成において同様である。しかしながら、本発
明に係るレベリング装置では、起伏シリンダのピストン
ロッド位置を保持するカウンタバランスバルブ(起伏ホ
ールディングバルブ)のパイロットポートが、レベリン
グシリンダのロッド側油室に繋がる第3油路ではなくレ
ベリングシリンダのボトム側油室と起伏シリンダのロッ
ド側油室とを結ぶ第2油路に接続されている。すなわ
ち、本発明では起伏ホールディングバルブの入出力ポー
トを開閉させるパイロット圧として起伏シリンダのロッ
ド側油室に供給される作動油圧を用いている。
【0014】このようなレベリング装置によれば、ブー
ムを倒伏作動させるために流路切替弁を切り替えてポン
プ油路と第3油路とを接続させ、ポンプで吐出された作
動油を第3油路を介してレベリングシリンダのロッド側
油室に供給させたときに、レベリングシリンダのボトム
側油室の圧力が高まり起伏シリンダのロッド側油室の圧
力が上昇した状態になってはじめてカウンタバランスバ
ルブが作動し、第1油路を連通させる。従って、ブーム
が倒伏動するときには必ずレベリングシリンダが同期し
て制御され、起伏シリンダの保持圧が先に抜けてレベリ
ング制御されずにブームが倒伏動してしまうようなこと
がない。また、この制御は第2,第3油路の配管径や配
管長、作動油の粘性や温度特性等によって影響を受ける
ことなく必ず上記順序で作動し、さらに、カウンタバラ
ンスバルブの開弁圧を比較的低い圧力に設定可能なた
め、作動油流量が少ない場合であっても良好なレベリン
グ特性を発揮させることができる。
【0015】なお、カウンタバランスバルブと流路切替
弁との間の第1油路に配設されてカウンタバランスバル
ブ側から流路切替弁側への作動油の自由流れを規制する
第1パイロットチェック弁と、レベリングシリンダのロ
ッド側油室と流路切替弁との間の第3油路に配設されて
レベリングシリンダ側から流路切替弁側への作動油の自
由流れを規制する第2パイロットチェック弁とを備え、
第1パイロットチェック弁のパイロットポートに流路切
替弁と第2パイロットチェック弁との間の第3油路の油
圧を導く第5油路が設けられ、第2パイロットチェック
弁のパイロットポートに流路切替弁と第1パイロットチ
ェック弁との間の第1油路の油圧を導く第6油路が設け
られてレベリング装置が構成されることが好ましい。
【0016】このような構成によれば、起伏操作が停止
され流路切替弁が閉止されたときに、第1パイロットチ
ェック弁がカウンタバランスバルブと流路切替弁との間
の第1油路を遮断し、第2パイロットチェック弁がレベ
リングシリンダのロッド側油室と流路切替弁との間の第
3油路を遮断して、第1油路、第2油路および第3油路
で接続された直列の油路を閉塞状態にする。このため、
例えば、起伏作動状態から流路切替弁が急速に閉止され
第2油路にカウンタバランスバルブの開弁圧を超える油
圧が残圧として残るような場合であっても、上記残圧が
抜けるまで起伏シリンダとレベリングシリンダとが動い
てしまうようなことがなく、流路切替弁の閉止直後に起
伏作動を停止させることができる。また、例えば、第2
油路に物が衝突したり第2油路が押しつぶされたりして
内圧が上昇しカウンタバランスバルブの開弁圧を超えて
しまったような場合や、カウンタバランスバルブのスプ
ールに異物が混入してバルブが開状態でスプールロック
されてしまったような場合であっても、ブームの逸走を
防止して安全を確保することができる。
【0017】また、第5油路に配設されて第1パイロッ
トチェック弁のパイロットポートの接続油路を第3油路
とタンクとに選択的に切り替える第5油路電磁弁と、第
6油路に配設されて第2パイロットチェック弁のパイロ
ットポートの接続油路を第1油路とタンクとに選択的に
切り替える第6油路電磁弁とをさらに備え、流路切替弁
が閉止されたときに、第5油路電磁弁が第1パイロット
チェック弁のパイロットポートとタンクとを連通させ、
第6油路電磁弁が第2パイロットチェック弁のパイロッ
トポートとタンクとを連通させるように上記レベリング
装置を構成することも好ましい。
【0018】このような構成によれば、起伏作動時には
第1パイロットチェック弁のパイロットポートが第3油
路に接続され、第2パイロットチェック弁のパイロット
ポートが第1油路に接続されて、起仰・倒伏方向ともに
両チェック弁が開き起伏作動およびレベリング作動され
る。一方、流路切替弁が閉止され起伏作動が停止された
ときには、第1パイロットチェック弁および第2パイロ
ットチェック弁のパイロットポートがともにタンクに接
続されて、第5油路および第6油路に残留するパイロッ
ト圧をドレンさせる。このため、流路切替弁の閉止直後
にチェックバルブを確実に作動させて起伏作動を確実に
停止させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る高所作業車の
干渉防止装置について図面を参照して説明する。本発明
に係る干渉防止装置を備える高所作業車1を図2に示し
ており、以下この図を参照しながら高所作業車1の全体
概要から説明する。
【0020】高所作業車1は車両の前方に運転キャビン
2aを有し、前後輪3a,3bで走行可能なトラックシ
ャーシをベースに構成される。運転キャビン2a後方の
車体2上には、上方に突出して旋回台4が水平旋回可能
に取り付けられており、この旋回台の下部に設けられた
旋回モータ51により駆動される。旋回台4の上部に基
端部が枢結されてブーム5が取り付けられており、旋回
台4とブーム5の下面との間に張り渡された起伏シリン
ダ52を伸縮作動させることにより起伏動される。ブー
ム5は、基端ブーム5aと先端ブーム5bとを入れ子式
に組み合わせて構成されており、ブームに内蔵された伸
縮シリンダ54を伸縮作動させることにより基端ブーム
5aに対して先端ブーム5bを伸縮動可能に構成されて
いる。
【0021】先端ブーム5bの先端部に起伏角度面内で
上下に揺動可能にレベリングリンク6が枢結されてい
る。レベリングリンク6は、後に詳述する第1レベリン
グ装置LV1によって揺動制御され、ブーム5の起伏角
度の如何に拘わらず、車体2に対して常に一定の角度姿
勢を維持するように制御される。レベリングリンク6の
先端部には上下に揺動可能に屈伸アーム7が枢結されて
いる。屈伸アーム7はレベリングリンク6と屈伸アーム
7との間に設けられた屈伸シリンダ55を伸縮作動させ
ることにより揺動され、レベリングリンク6に対して屈
伸アーム7が上下に起伏作動(屈伸作動)される。
【0022】屈伸アーム7の先端部には上下に揺動可能
に作業台ブラケット8が取り付けられており、この作業
台ブラケット8から上方に突出する垂直ポスト9に水平
旋回可能に作業台10が取り付けられている。屈伸アー
ム7の内部には、レベリングリンク6と作業台ブラケッ
ト8との間を結んで、第2レベリング装置LV2が設け
られており、屈伸アーム7の屈伸角度に拘わらずレベリ
ングリンク6と常時一定の角度姿勢、すなわち垂直ポス
ト9が常時鉛直上方を向くようにレベリング制御され
る。なお、第1、第2レベリング装置LV1,LV2およ
び屈伸アーム7の起伏機構26については後に詳述す
る。
【0023】このため、作業台10は、ブーム5の起伏
角度、屈伸アーム7の起伏角度の如何に拘わらず車体2
に対して一定の角度姿勢が維持され、その床面が常時水
平に保持される。垂直ポスト部には首振りモータ56が
取り付けられており、このモータを作動させることによ
り作業台10を垂直ポスト9まわりに旋回動(首振り動
という)させることができるようになっている。
【0024】なお、車体2の前後左右の四カ所には、車
体左右への拡幅および下方に伸縮自在なジャッキ13が
設けられており、高所作業を行うときには、ジャッキ1
3を車体2の左右に拡幅及び下方に張り出し伸長させて
車体2を安定に持ち上げ支持できるようになっている。
【0025】作業台10には旋回台4の旋回操作や、ブ
ーム5の起伏並びに伸縮操作、屈伸アーム7の起伏操
作、作業台10の旋回(首振り)操作等ブームの作動操
作を行うブーム操作装置12が設けられている。また、
車体2にはブーム操作装置12から出力される操作信号
を受けてブーム装置の作動を制御するコントロールユニ
ット30と、このコントロールユニット30からの指令
信号に基づいて油圧アクチュエータに作動油を供給する
油圧ユニット40とが設けられている。図3にコントロ
ールユニット30および油圧ユニット40を含む作動制
御装置の概要構成をブロック図として示す。
【0026】油圧ユニット40は、エンジンにより駆動
される油圧ポンプP、旋回モータ51や起伏シリンダ5
2、伸縮シリンダ54、屈伸シリンダ55、首振りモー
タ56等の油圧アクチュエータ50に対応して設けられ
たコントロールバルブ(電磁比例制御弁)SV1〜S
5、作動油を貯めるタンクT、温度上昇した作動油を
冷却するオイルクーラ(図示せず)などから構成されて
いる。
【0027】コントロールユニット30は、ブーム操作
装置12から操作信号が入力されると、操作信号に基づ
いた指令信号を油圧ユニット40に出力し、ユニット内
の各コントロールバルブSV1〜SV5の作動(作動油の
流れ方向および流量)を制御して各油圧アクチュエータ
51〜56の作動を制御し、これにより旋回台4の旋回
作動やブーム5の起伏・伸縮作動、屈伸アーム7の起伏
作動、作業台の首振り作動等を制御する。
【0028】このため、作業台10に搭乗する作業者が
ブーム操作装置12を操作することで、旋回台4を旋回
作動、ブーム5を起伏並びに伸縮作動、屈伸アーム7を
起伏作動、作業台10を首振り作動等させて、作業台1
0を所望の高所位置に移動させることができる。
【0029】次に、ブーム5の起伏角度の如何に拘わら
ずレベリングリンク6を常時一定の角度姿勢に維持する
第1レベリング装置LV1、屈伸アーム7の起伏角度の
如何に拘わらず作業台10を常時水平に維持する第2レ
ベリング装置LV2、屈伸アーム7を起伏作動させる起
伏機構26について、図1、図4および図5を参照しな
がら詳細に説明する。なお、図1は本発明に係るレベリ
ング装置の第1実施例の油圧配管系統図、図4、図5は
ブーム先端部および屈伸アームの部分断面図を示してい
る。
【0030】レベリングリンク6は、図4に示すように
側面視において略三角形の形態をなし、その第1の頂部
がブームヘッドピン16で先端ブーム5bの先端部に枢
結されて、図示する逆三角形の取付姿勢でブーム5の起
伏作動面内に上下に揺動可能に取り付けられている。先
端ブーム5bの内部にはレベリングリンク6を揺動させ
るレベリングシリンダ53が配設されており、そのシリ
ンダチューブのボトム側端部が先端ブーム5bの内部に
ボトム枢結ピン17で揺動可能に枢結され、ピストンロ
ッドの先端部がレベリングリンク6の第2の頂部にロッ
ド枢結ピン18で揺動可能に枢結されている。
【0031】ここで、ブームヘッドピン16とレベリン
グシリンダ53の二つの枢結ピン(ボトム枢結ピン17
およびロッド枢結ピン18)とが形成する三角形(上部
三角形)は、ブーム5の基端側フートピンと起伏シリン
ダ52の二つの枢結ピンとが形成する三角形(下部三角
形)と常に相似形を維持するように設定される。具体的
には、油圧シリンダを除く各二辺の比が所定の相似比率
で設定されるともに、起伏シリンダ52のロッド側油室
52bのピストン受圧面積とレベリングシリンダ53の
ボトム側油室53aのピストン受圧面積との比が上記相
似比率の逆数となるように、換言すればピストンロッド
のロッド伸長量が上記相似比率と同一になるように設定
される。
【0032】一方、起伏シリンダ52とレベリングシリ
ンダ53とは、図1に示すように直列に接続され、起伏
・レベリング連動制御回路が構成されている。
【0033】起伏・レベリング油圧回路の起伏コントロ
ールバルブSV2は、いわゆるクローズドセンタータイ
プ(オールポートブロックタイプ),4ポート3ポジシ
ョンの電磁比例制御弁であり、コントロールユニット3
0からの指令信号に応じた移動方向および移動量でバル
ブスプールを変位させ、バルブボディの4つのポート
(A,B,P,Tポート)間の作動油の流れを制御する。
【0034】起伏コントロールバルブSV2の4つのポ
ートのうち、Pポートにはポンプ油路60を介して油圧
ポンプPが接続されており、油圧ポンプPで吐出された
作動油が供給される。また、Tポートはタンク油路67
を介してタンクTに接続されており、AポートまたはB
ポートから起伏コントロールバルブSV2に戻る作動油
がタンクTにドレンされる。
【0035】AポートおよびBポートには第1油路61
および第3油路63が接続されている。このうち第1油
路61は起伏シリンダ52に向けて延びこのシリンダの
ボトム側油室52aに接続されている。一方、第3油路
63はレベリングシリンダ53に向けて延びこのシリン
ダのロッド側油室53bに接続されている。そして、起
伏シリンダのロッド側油室52bとレベリングシリンダ
のボトム側油室53aとが第2油路62で接続され、直
列回路が形成されている。
【0036】起伏コントロールバルブSV2と起伏シリ
ンダ52とを結ぶ第1油路61上には起伏ホールディン
グバルブ71が配設されている。起伏ホールディングバ
ルブ71は、起伏コントロールバルブSV2が閉止され
たときに第1油路61を遮断して起伏シリンダ52のボ
トム側油室圧力を保持させ、ブーム5が自由落下しない
ように保持させるとともに、ブーム5を倒伏作動させる
ときにはバルブを開いて起伏シリンダ52を縮長作動さ
せるバルブである。
【0037】起伏ホールディングバルブ71は、外部パ
イロット型のシーケンスバルブであり、パイロットポー
トに供給される作動油圧に応じて第1油路61の開閉を
行う。起伏ホールディングバルブ71のパイロットポー
トには第4油路64が接続され、この油路の他端側が起
伏シリンダ52のロッド側油室近傍部で第2油路62に
接続されている。なお、図示する実施例では起伏ホール
ディングバルブ71としてボディ内部にチェック弁を有
するカウンターバランスバルブを用いている。
【0038】起伏ホールディングバルブ71と起伏コン
トロールバルブSV2との間の第1油路61には第1パ
イロットチェック弁72が設けられ、このチェック弁の
パイロットポートが第5油路65で第3油路63に接続
されている。第1パイロットチェック弁72は起伏ホー
ルディングバルブ71の保護用として設けられており、
起伏ホールディングバルブ71に異常が発生したときに
ブーム5の逸走を防止して安全を確保する。
【0039】第2油路62および第3油路63にはレベ
リングシリンダ53を挟んでダブルホールディングバル
ブ73が設けられている。このバルブは上記起伏ホール
ディングバルブ71と同様の機能を有する二つのカウン
ターバランスバルブを一体のバルブボディに組み込んだ
バルブであり、第2油路62側に設けられるバルブの外
部パイロットとして第3油路63の供給圧が、第3油路
63側に設けられるバルブの外部パイロットとして第2
油路62の供給圧が用いられている。
【0040】このため、起伏コントロールバルブSV2
が閉止されたときには、ダブルホールディングバルブ7
3により第2油路62および第3油路63がともに遮断
され、レベリングシリンダ53のボトム側油室53aお
よびロッド側油室53bの圧力をともに保持させてリン
ク部材6の起伏角度位置を保持させる。一方、起伏コン
トロールバルブSV2が開いて第2油路または第3油路
に作動油が供給されたときには、供給ライン側のバルブ
のチェック弁を通してレベリングシリンダ53に作動油
が供給されるとともに、パイロットラインを通して他方
側のバルブが開かれ、レベリングシリンダ53の伸縮作
動を許容する。
【0041】さて、以上のように構成される第1レベリ
ング装置LV1において、ブーム5を起仰作動させると
きには、起伏コントロールバルブSV2のバルブスプー
ルを図における右方向に移動させ、ポンプ油路60と第
1油路61、タンク油路67と第3油路63とをそれぞ
れ接続させる。
【0042】油圧ポンプPから供給される作動油は、第
1油路61上の第1パイロットチェック弁72、起伏ホ
ールディングバルブ71内のチェック弁を通って起伏シ
リンダ52のボトム側油室52aに供給される。起伏シ
リンダ52のピストンロッドはロッド先端方向に押圧さ
れてロッド側油室52bおよび第2油路62内の油圧を
上昇させ、ダブルホールディングバルブ73における第
3油路側のバルブを開かせる。これにより、レベリング
シリンダ53のロッド側油室53bがダブルホールディ
ングバルブ73および起伏コントロールバルブSV2
介してタンクTまで繋がり、図における右回りの直列流
路が形成されて起伏シリンダ52とレベリングシリンダ
53とが連動して同時に伸長作動される。
【0043】ここで、前述したように、起伏シリンダ5
2の二つの枢結ピンとブーム5の基端側フートピンとが
形成する下部三角形と、レベリングシリンダ53の二つ
の枢結ピン17,18とブームヘッドピン16とが形成
する上部三角形とは、一定の相似比率で設定され、起伏
シリンダ52のピストンロッド伸長量とレベリングシリ
ンダ53のピストンロッド伸長量とが上記相似比率と同
一になるように設定されている。
【0044】このため、起伏シリンダ52を伸長作動さ
せて下部三角形の一辺を伸ばしたときに、同時にレベリ
ングシリンダ53が相似比率に応じた長さ分だけ伸長作
動して上部三角形の一辺を伸長させ、上下の三角形の相
似関係が維持される。これにより、ブーム5を起伏角度
α度だけ起仰作動させたときに、レベリングリンク6が
同一角度α度だけ倒伏作動され、レベリングリンク6は
ブーム5の起伏角度の如何に拘わらず、常に車体2に対
して一定の角度関係(本実施例ではレベリングリンク6
の上面が水平な角度姿勢)になるようにレベリング制御
される。
【0045】一方、ブームを倒伏作動させるときには、
起伏コントロールバルブSV2のバルブスプールを図に
おける左方向に移動させ、ポンプ油路60と第3油路6
3、タンク油路67と第1油路61とをそれぞれ接続さ
せる。
【0046】油圧ポンプPから供給される作動油は、第
3油路63を通ってダブルホールディングバルブ73に
到達し、第3油路側のチェック弁を通ってレベリングシ
リンダ53のロッド側油室53bに到達するとともに、
パイロットラインで接続された第2油路側のバルブを開
かせる。次いで第3油路の圧力上昇に伴って、この油路
内の圧力を外部パイロットとする第1パイロットチェッ
ク弁72が開き、ブーム倒伏作動のロックを解除する。
但し、この状態では未だ起伏ホールディングバルブ71
が閉止状態にあるためシリンダ内圧が保持されており、
起伏シリンダ52およびレベリングシリンダ53はとも
に伸縮作動することがない。
【0047】この状態から第3油路63および第2油路
62の油圧がさらに上昇すると、第2油路62の圧力を
外部パイロットとする起伏ホールディングバルブ71が
開きこのバルブの入出力ポートを連通させる。これによ
り起伏シリンダ52のボトム側油室52aが第1パイロ
ットチェック弁72および起伏コントロールバルブSV
2を介してタンクTまで接続され、図における左回りの
直列流路が形成されて起伏シリンダ52とレベリングシ
リンダ53とが連動して同時に縮長作動される。
【0048】このときの連動作動量はブームの起伏作動
と同様であり上下の三角形の相似関係が維持される。こ
のため、ブーム5を起伏角度α度だけ倒伏作動させたと
きに、レベリングリンク6が同一角度α度だけ起仰作動
され、レベリングリンク6はブーム5の起伏角度の如何
に拘わらず、常に車体2に対して一定の角度姿勢(レベ
リングリンク6の上面が水平な角度姿勢)にレベリング
制御される。
【0049】以上のような第1レベリング装置LV1
よれば、ポンプPで吐出された作動油を第3油路63を
介してレベリングシリンダのロッド側油室53bに供給
させたときに、第2油路62の圧力が高まって起伏シリ
ンダのロッド側油室52bの圧力が上昇した状態になっ
てはじめて起伏ホールディングバルブ71が作動し、第
1油路61を連通させる。従って、ブーム5が倒伏動す
るときには必ずレベリングシリンダ53が同期して制御
され、レベリングリンク6が常に一定の角度姿勢にレベ
リング制御される。
【0050】作業台10をレベリング作動させる第2レ
ベリング装置LV2は、上記のようにして常時一定姿勢
を保持するレベリングリンク6と作業台ブラケット8と
の間を結ぶ屈伸アーム7に設けられている。
【0051】レベリングリンク6の第3の頂部には、ア
ーム枢結ピン21が固設されており、このアーム枢結ピ
ン21に屈伸アーム7の基端部が起伏作動面内で上下に
揺動可能に枢結されている。一方、作業台ブラケット8
には、ブラケット枢結ピン22が固設されており、この
ブラケット枢結ピン22が屈伸アーム7の先端部に上下
に揺動可能に枢結されている。また、アーム枢結ピン2
1には第1スプロケット23が固定され、ブラケット枢
結ピン22には第1スプロケットと同一形状(同一歯
数、同一ピッチ円)の第2スプロケット24が固定され
るとともに、第1スプロケット23と第2スプロケット
24との間にチェーン25が掛け回されている。
【0052】すなわち、屈伸アーム7はレベリングリン
ク6と作業台ブラケット8とに相対揺動可能に枢結され
るとともに、この屈伸アーム7の両端に配設されるレベ
リングリンク6と作業台ブラケット8とは、上記第1,
第2スプロケット23,24およびチェーン25により
1:1の伝達機構で連結されている。
【0053】屈伸アーム7の起伏機構26は、ブームヘ
ッドピン16に上下に揺動可能に枢結された第1リンク
プレート27、一端が屈伸アーム7に上下に揺動可能に
枢結され他端が第1リンクプレート27と相対揺動可能
に枢結された第2リンクプレート28、ボトム端部が屈
伸アーム7の先端側に枢結されロッド端部が第2リンク
プレート28の中間部に枢結された屈伸シリンダ55な
どから構成される。
【0054】屈伸アーム7の起伏作動は、屈伸シリンダ
55を伸縮作動させることにより行われる。図4は、屈
伸アーム7を鉛直下方に倒伏させた状態(実線で示す)
から屈伸シリンダ55を伸長作動させて屈伸アーム7を
上方に起仰作動させたとき(二点鎖線で示す)の起伏機
構26の変化状況を示している。
【0055】屈伸シリンダ55を伸長作動させると、図
4および図5から明らかなように、屈伸シリンダ55と
第2リンクプレート28と屈伸アーム7の各枢結部が形
成する三角形の一辺が伸長され、その結果として屈伸ア
ーム7がアーム枢結ピン21を回転中心として起仰方向
に揺動される。このとき屈伸アーム7の起仰作動に伴っ
て第1リンクプレート27と第2リンクプレート28と
の相対角が変化し(図5中に実線で示す状態→図4の状
態→図5中に二点鎖線で示す状態)、屈伸アーム7が起
仰される。
【0056】このように、本実施例に示す屈伸アームの
起伏機構26では、二つのリンクプレート27,28を
用い、かつ第2リンクプレート28を図示するような
「く」の字形状に形成することにより、屈伸アーム7の
起仰時にリンクプレートがあたかもアーム枢結ピン21
のまわりに巻き付くように移動して、広い角度範囲で屈
伸アーム7が起伏動できるように構成されている。
【0057】一方、前述したように、第1スプロケット
23はアーム枢結ピン21を介してレベリングリンク6
に固定され、第2スプロケット24はブラケット枢結ピ
ン22を介して作業台ブラケット8に固定されている。
また。第1スプロケット23と第2スプロケット24と
はチェーン25により1:1の伝達機構で連結されてい
る。
【0058】このため、屈伸アーム7が起仰されると、
第1スプロケット23に掛け回されたチェーン25の巻
き掛け位置が変化し、相対的には図5におけるチェーン
ループ左側のチェーン(図4における下側のチェーン)
が巻き上げられて、第2スプロケット24が図5中に矢
印Rを付して示すように時計回りに回転される。ここ
で、第1スプロケット23と第2スプロケット24とは
同一形状であり、その回転角度が1:1で伝達される。
【0059】このため、屈伸アーム7を起伏角度β度だ
け起仰させたときに、作業台ブラケット8が同一角度β
度だけ倒伏作動され、これにより、作業台ブラケット8
の垂直ポスト9に枢結された作業台10は、屈伸アーム
7の起伏角度の如何に拘わらず、常にレベリングリンク
6と一定の角度関係で維持される。前述したように、レ
ベリングリンク6は第1レベリング装置LV1によって
ブーム5の起伏角度の如何に拘わらず常に一定の角度姿
勢にレベリング制御されており、これにより作業台10
はブーム5の起伏角度や屈指アーム7の起伏角度の如何
に拘わらず、常に床面が水平になるように制御される。
【0060】次に、ブーム5の起伏角度の如何に拘わら
ずレベリングリンク6を常時一定の角度姿勢に維持する
第1レベリング装置の第2実施例について、図8を参照
して説明する。この第1レベリング装置LV1′は、こ
れまでに説明した第1レベリング装置LV1の油圧回路
(図1参照)と同一の基本構成を備え、さらにレベリン
グシリンダ53のロッド側油室53bと起伏コントロー
ルバルブSV2との間の第3油路63に、レベリングシ
リンダ側から起伏コントロールバルブSV2側への作動
油の自由流れを規制する第2パイロットチェック弁74
を設け、この第2パイロットチェック弁74のパイロッ
トポートに起伏コントロールバルブSV 2と第1パイロ
ットチェック弁72との間の第1油路61の油圧を導く
第6油路66を設けて構成したものである。なお、具体
的には第1パイロットチェック弁72と第2パイロット
チェック弁74とは一体に構成されたダブルパイロット
チェック弁であり、バルブボディ内に第5油路65およ
び第6油路66が組み込まれて構成されている。
【0061】このような構成の第1レベリング装置LV
1′において、ブーム5を起仰作動させるときには、起
伏コントロールバルブSV2のバルブスプールを図にお
ける右方向に移動させ、ポンプ油路60と第1油路6
1、タンク油路67と第3油路63とをそれぞれ接続さ
せる。油圧ポンプPから供給される作動油は、第1油路
61上の第1パイロットチェック弁72、起伏ホールデ
ィングバルブ71内のチェック弁を通って起伏シリンダ
52のボトム側油室52aに供給されるとともに、第1
油路61に接続された第6油路66を介して第2パイロ
ットチェック弁74のパイロットポートに供給され、こ
のチェック弁74を開かせて、図における右回りの直列
流路が形成される。これにより起伏シリンダ52とレベ
リングシリンダ53とが連動して同時に伸長作動され、
作業台10がレベリング制御される。
【0062】ブーム5を倒伏作動させるときには、起伏
コントロールバルブSV2のバルブスプールを図におけ
る左方向に移動させ、ポンプ油路60と第3油路63、
タンク油路67と第1油路61とをそれぞれ接続させ
る。油圧ポンプPから供給される作動油は、第3油路6
3上の第2パイロットチェック弁74、ダブルホールデ
ィングバルブ73内のロッド側のチェック弁を通ってレ
ベリングシリンダ53のロッド側油室53bに供給され
るとともに、第3油路63に接続された第5油路65を
介して第1パイロットチェック弁72のパイロットポー
トに油圧を作用させ、このチェック弁72を開かせて、
図における左回りの直列流路が形成される。これにより
起伏シリンダ52とレベリングシリンダ53とが連動し
て同時に縮長作動され、作業台10がレベリング制御さ
れる。
【0063】さて、このような構成の第1レベリング装
置LV1′においては、起伏操作が停止され起伏コント
ロールバルブSV2が閉止されたときに、第1パイロッ
トチェック弁72が起伏ホールディングバルブ71と起
伏コントロールバルブSV2との間の第1油路61を遮
断し、第2パイロットチェック弁74がレベリングシリ
ンダのロッド側油室53bと起伏コントロールバルブS
2との間の第3油路63を遮断して、直列接続された
油路を閉塞状態にする。
【0064】このため、例えば、急激なブーム停止操作
や、非常停止操作等により起伏作動状態から起伏コント
ロールバルブSV2が急速に閉止され、第2油路62に
起伏ホールディングバルブ71やダブルホールディング
バルブ73の開弁圧を超える油圧が残圧として残るよう
な場合が生じても、起伏コントロールバルブSV2の閉
止直後に直列回路を閉鎖させて起伏作動を停止させる。
また、例えば、第2油路62に物が衝突等してこの油路
の内圧が上昇し起伏ホールディングバルブ71の開弁圧
を超えてしまったような場合等においてもブームの逸走
を防止して安全を確保することができる。
【0065】次に、第1レベリング装置の第3実施例に
ついて、図9を参照して説明する。この第1レベリング
装置LV1″は、図8に示した第2実施例の第1レベリ
ング装置LV1′における、第5油路65と第6油路6
6とにそれぞれ流路を切り替える第5油路電磁弁75と
第6油路電磁弁76とが設けられて構成される。第5油
路電磁弁75は、第1パイロットチェック弁72のパイ
ロットポートが接続される油路を前述した第3油路63
とタンクTとに選択的に切り替える電磁弁であり、第6
油路電磁弁76は、第2パイロットチェック弁74のパ
イロットポートが接続される油路を前述した第1油路6
1とタンクTとに選択的に切り替える電磁弁であり、と
もにコントロールユニット30によってその作動が制御
される。
【0066】コントロールユニット30は、ブーム操作
装置12から起伏操作信号が入力されると、操作信号に
応じた指令信号を起伏コントロールバルブSV2に出力
してバルブスプールを右動または左動させるとともに、
第6油路電磁弁76または第5油路電磁弁75を作動さ
せて自由流れが制限される側のパイロットチェック弁を
開放させる。
【0067】例えば、ブーム5を起仰させる操作信号が
入力されたときには、コントロールユニット30は、起
伏コントロールバルブSV2のバルブスプールを右動さ
せてポンプ油路60と第1油路61、タンク油路67と
第3油路63とを連通させるとともに、第6油路電磁弁
76に指令信号を出力して第2パイロットチェック弁7
4のパイロットポートを第1油路61に接続させる。こ
れにより図における右回りの直列流路が形成され、起伏
シリンダ52とレベリングシリンダ53とが連動して同
時に伸長作動されてブーム5が起伏動するとともに作業
台10がレベリング制御される。
【0068】逆に、ブーム5を倒伏させる操作信号が入
力されたときには、コントロールユニット30は、起伏
コントロールバルブSV2のバルブスプールを左動させ
てポンプ油路60と第3油路63、タンク油路67と第
1油路61とを連通させるとともに、第5油路電磁弁7
5に指令信号を出力して第1パイロットチェック弁72
のパイロットポートを第3油路63に接続させる。これ
により図における左回りの直列流路が形成され、起伏シ
リンダ52とレベリングシリンダ53とが連動して同時
に縮長作動されてブーム5が倒伏動するとともに作業台
10がレベリング制御される。
【0069】一方、ブーム5の起伏作動を停止する操作
信号が入力されたときには、コントロールユニット30
は、起伏コントロールバルブSV2のバルブスプールを
中立位置に移動させて全ポートを閉止させるとともに
(または全ポート閉止信号後に所定タイミングのディレ
イを設けた後に)、第5油路電磁弁75および第6油路
電磁弁76への指令信号をオフとし、第1パイロットチ
ェック弁72および第2パイロットチェック弁74のパ
イロットポートをともにタンクTに接続させてパイロッ
ト油路に残留する残圧をドレン(アンロード)させる。
【0070】このため、例えば、非常停止操作等により
起伏作動状態から起伏コントロールバルブSV2が急速
に閉止され、第2油路62に起伏ホールディングバルブ
71やダブルホールディングバルブ73の開弁圧を超え
る油圧が残圧として残るような場合が生じても、流路切
替弁の閉止直後にチェックバルブを確実に作動させて起
伏作動を確実に停止させることができる。また、例え
ば、第2油路62に起伏ホールディングバルブ71の開
弁圧を超える残圧が残っている状態で、第5油路65や
第6油路66が押しつぶされたような場合等において
も、これらのチェックバルブが開くことがなくブームの
逸走を防止して安全を確保することができる。
【0071】なお、以上の実施例では、起伏ホールディ
ングバルブ71としてチェックバルブを有するカウンタ
バランス弁を用いた例を示したが、チェック弁を有しな
いアンローディングバルブと、チェック弁とを並列に回
路接続してカウンタバランスバルブを構成させるもので
あっても良い。また、第3実施例では起仰または倒伏方
向に応じて第6油路電磁弁76と第5油路電磁弁75と
を切り替えて作動させる例を示したが、起伏操作が成さ
れたときに起伏方向によらず両電磁弁75,76をとも
に作動させるものであっても良い。
【0072】さらに、第3実施例において、第1パイロ
ットチェック弁72に作用させるパイロット圧を第2パ
イロットチェック弁74と起伏コントロールバルブSV
2との間の第3油路63から導き、第2パイロットチェ
ック弁74に作用させるパイロット圧を第1パイロット
チェック弁72と起伏コントロールバルブSV2との間
の第1油路61から導く例を示したが、第1パイロット
チェック弁72に作用させるパイロット圧は第2パイロ
ットチェック弁74とダブルホールディングバルブ73
との間の第3油路63から導き、第2パイロットチェッ
ク弁74に作用させるパイロット圧は第1パイロットチ
ェック弁72と起伏ホールディングバルブ71との間の
第1油路61から導くものであっても良い。
【0073】また、レベリング装置の好ましい適用事例
として、起伏および伸縮動が自在なブーム5の先端部
に、起伏動自在な屈伸アーム7を有する高所作業車を例
示したが、本発明はこのような実施形態に限定されるも
のではなく、例えば図6に示したように屈伸アーム7を
有しない高所作業車や、自走しない作業装置であっても
同様に適用し、同様の効果を得ることができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、基台
に上下に揺動可能に枢結されたブームを起伏動させる起
伏シリンダと、ブームの先端部に上下に揺動可能に枢結
されたレベリング部材を起伏動させるレベリングシリン
ダとを第1から第3油路で直列に結んでレベリング制御
する起伏シリンダ連動式のレベリング装置において、起
伏シリンダのボトム側油室と流路切替弁とを結ぶ第1油
路に配設されたカウンタバランスバルブのパイロットポ
ートを、起伏シリンダのロッド側油室とレベリングシリ
ンダのボトム側油室とを結ぶ第2油路に接続してレベリ
ング装置を構成する。この結果、ブームが倒伏作動され
るときに、レベリングシリンダの両油室および起伏シリ
ンダのロッド側油室の圧力が上昇した状態になってはじ
めてカウンタバランスバルブが開き、起伏シリンダのボ
トム側油室の油路がタンクに接続されてドレンされるた
め、ブームが倒伏動するときには必ずレベリングシリン
ダが同期して制御され、起伏シリンダの保持圧が先に抜
けてレベリング制御されずにブームが倒伏動してしまう
ようなことがない。また、本構成によれば第2,第3油
路の配管径や配管長、作動油の粘性や温度特性等によっ
てカウンタバランスバルブの開弁順序が変化するような
ことも発生し得ず、確実にレベリング制御させることが
できる。さらに、本構成によればカウンタバランスバル
ブの開弁圧を低圧力に設定可能なため、作動油流量が少
ない場合であっても良好なレベリング特性を発揮させる
ことができる。従って、複雑な条件設定や微妙な調整等
を必要とせず、また低流量の非常用ポンプでも良好なレ
ベリング性能を発揮させることができるレベリング装置
を提供することができる。
【0075】なお、カウンタバランスバルブと流路切替
弁との間の第1油路にカウンタバランスバルブ側から流
路切替弁側への作動油の自由流れを規制する第1パイロ
ットチェック弁を配設し、レベリングシリンダのロッド
側油室と流路切替弁との間の第3油路にレベリングシリ
ンダ側から流路切替弁側への作動油の自由流れを規制す
る第2パイロットチェック弁を配設し、第1パイロット
チェック弁のパイロットポートに流路切替弁と第2パイ
ロットチェック弁との間の第3油路の油圧を導く第5油
路を設け、第2パイロットチェック弁のパイロットポー
トに流路切替弁と第1パイロットチェック弁との間の第
1油路の油圧を導く第6油路を設けて上記レベリング装
置を構成する。このような構成によれば、起伏操作が停
止され流路切替弁が閉止されたときに、第1パイロット
チェック弁と第2パイロットチェック弁とが第1油路、
第2油路および第3油路で接続された直列の油路を閉塞
状態にするため、起伏作動状態から流路切替弁が急速に
閉止されて第2油路に残圧が残るような場合であって
も、流路切替弁の閉止とともに起伏作動を停止させるこ
とができる。また、第2油路の内圧が上昇したりカウン
タバランスバルブがスプールロックしてしまったような
場合であっても、ブームの逸走を防止して安全を確保す
ることができる。
【0076】また、第5油路に第1パイロットチェック
弁のパイロットポートの接続油路を第3油路とタンクと
に選択的に切り替える第5油路電磁弁を配設し、第6油
路に第2パイロットチェック弁のパイロットポートの接
続油路を第1油路とタンクとに選択的に切り替える第6
油路電磁弁を配設し、流路切替弁が閉止されたときに、
第5油路電磁弁が第1パイロットチェック弁のパイロッ
トポートとタンクとを連通させ、第6油路電磁弁が第2
パイロットチェック弁のパイロットポートとタンクとを
連通させるように上記レベリング装置を構成する。この
ような構成によれば、流路切替弁が閉止され起伏作動が
停止されたときに、第1パイロットチェック弁および第
2パイロットチェック弁のパイロットポートがともにタ
ンクに接続されて、第5油路および第6油路に残留する
パイロット圧をドレンさせるため、流路切替弁の閉止直
後にチェックバルブを確実に作動させて起伏作動を確実
に停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例のレベリング装置にお
ける主要な油圧回路構成を示す油圧回路図である。
【図2】本発明に係る干渉防止装置を備える高所作業車
の全体斜視図である。
【図3】上記高所作業車の作動を説明するためのブロッ
ク図である。
【図4】本発明に係るレベリング装置および屈伸アーム
の起伏機構を説明するための説明図である。
【図5】本発明に係るレベリング装置および屈伸アーム
の起伏機構を説明するための説明図である。
【図6】レベリング装置の構成を説明するためのブーム
装置の概要構成図である。
【図7】従来のレベリング装置における主要な油圧回路
構成を示す油圧回路図である。
【図8】本発明に係る第2実施例のレベリング装置にお
ける主要な油圧回路構成を示す油圧回路図である。
【図9】本発明に係る第3実施例のレベリング装置にお
ける主要な油圧回路構成を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
LV1,LV1′,LV1″ 第1レベリング装置(レベ
リング装置) P 油圧ポンプ SV2 起伏コントロールバルブ(流路切替弁) T タンク 1 高所作業車 2 車体 4 旋回台(基台) 5 ブーム(5a 基端ブーム、5b先端ブーム) 6 レベリングリンク(レベリング部材) 52 起伏シリンダ(52a ボトム側油室、52b
ロッド側油室) 53 レベリングシリンダ(53a ボトム側油室、5
3b ロッド側油室) 60 ポンプ油路 61 第1油路 62 第2油路 63 第3油路 64 第4油路 65 第5油路 66 第6油路 67 タンク油路 71 起伏ホールディングバルブ(カウンタバランスバ
ルブ) 72 第1パイロットチェック弁 73 ダブルホールディングバルブ 74 第2パイロットチェック弁 75 第5油路電磁弁 76 第6油路電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古荘 弘志 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 (72)発明者 中盛 義正 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 Fターム(参考) 3F333 AA08 AB01 BB08 BD02 BE02 DA07 DB10 FB02 FH08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に上下に揺動可能に枢結されたブー
    ムと、 前記基台と前記ブームとの間に配設されて前記基台に対
    して前記ブームを起伏動させる起伏シリンダと、 前記ブームの先端部に上下に揺動可能に枢結されたレベ
    リング部材と、 前記ブームと前記レベリング部材との間に配設されて前
    記ブームに対して前記レベリング部材を起伏動させるレ
    ベリングシリンダと、 作動油を貯留するタンクおよび前記タンクから作動油を
    導入して吐出する油圧ポンプと、 前記油圧ポンプおよびタンクと前記起伏シリンダおよび
    前記レベリングシリンダとの間に配設されて前記油圧ポ
    ンプからの作動油の流れを切り替える流路切替弁と、 前記油圧ポンプと前記流路切替弁とを結ぶポンプ油路、
    前記流路切替弁と前記起伏シリンダのボトム側油室とを
    結ぶ第1油路、前記起伏シリンダのロッド側油室と前記
    レベリングシリンダのボトム側油室とを結ぶ第2油路、
    前記レベリングシリンダのロッド側油室と前記流路切替
    弁とを結ぶ第3油路および前記流路切替弁と前記タンク
    との間を結ぶタンク油路と、 前記第1油路にこの油路を開閉可能に配設されて前記流
    路切替弁が閉止されたときに前記第1油路を遮断して前
    記起伏シリンダの伸縮動を規制し、パイロットポートに
    所定油圧が供給されたときに前記第1油路を開放させる
    カウンタバランスバルブと、 前記カウンタバランスバルブのパイロットポートと前記
    第2油路とを結ぶ第4油路とを有してなることを特徴と
    するレベリング装置。
  2. 【請求項2】 前記カウンタバランスバルブと前記流路
    切替弁との間の前記第1油路に配設されて前記カウンタ
    バランスバルブ側から前記流路切替弁側への作動油の自
    由流れを規制する第1パイロットチェック弁と、 前記レベリングシリンダのロッド側油室と前記流路切替
    弁との間の前記第3油路に配設されて前記レベリングシ
    リンダ側から前記流路切替弁側への作動油の自由流れを
    規制する第2パイロットチェック弁とを備え、 前記第1パイロットチェック弁のパイロットポートに前
    記流路切替弁と前記第2パイロットチェック弁との間の
    前記第3油路の油圧を導く第5油路が設けられ、前記第
    2パイロットチェック弁のパイロットポートに前記流路
    切替弁と前記第1パイロットチェック弁との間の前記第
    1油路の油圧を導く第6油路が設けられていることを特
    徴とする請求項1に記載のレベリング装置。
  3. 【請求項3】 前記第5油路に配設されて前記第1パイ
    ロットチェック弁のパイロットポートの接続油路を前記
    第3油路と前記タンクとに切り替える第5油路電磁弁
    と、 前記第6油路に配設されて前記第2パイロットチェック
    弁のパイロットポートの接続油路を前記第1油路と前記
    タンクとに切り替える第6油路電磁弁とを備え、 前記流路切替弁が閉止されたときに、 前記第5油路電磁弁が前記第1パイロットチェック弁の
    パイロットポートと前記タンクとを連通させ、前記第6
    油路電磁弁が前記第2パイロットチェック弁のパイロッ
    トポートと前記タンクとを連通させることを特徴とする
    請求項2に記載のレベリング装置。
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