JP2002321895A - 高所作業車のレベリング装置 - Google Patents

高所作業車のレベリング装置

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JP2002321895A JP2001129705A JP2001129705A JP2002321895A JP 2002321895 A JP2002321895 A JP 2002321895A JP 2001129705 A JP2001129705 A JP 2001129705A JP 2001129705 A JP2001129705 A JP 2001129705A JP 2002321895 A JP2002321895 A JP 2002321895A
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吉夫 田上
Seio Yoshida
征央 吉田
Taro Tsukioka
太郎 月岡
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正登 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業台の傾斜を防止可能なレベリング装置を
安価する。 【解決手段】 レベリング装置30は、上部レベリング
シリンダ35と下部レベリングシリンダ31のロッド側
油室35a、31a間を繋ぐ第1油路39及び上部レベ
リングシリンダ35と下部レベリングシリンダ31のボ
トム側油室35b、31b間を繋ぐ第2油路41と、油
圧ポンプPから吐出する油をブームアクチュエータ21
に給排制御する作動制御バルブ57と、作動制御バルブ
57からの排出油をタンクTに導くタンク油路59及び
第1油路39を繋ぐ第1補給油路47と、タンク油路5
9及び第2油路41を繋ぐ第2補給油路49とを有す
る。第1補給油路47と第2補給油路49にチェックバ
ルブ51、53を設け、タンク油路59内に排出油が流
れているときに、タンク油路59を流れる正圧となる排
出油が第1補給油路47及び第2補給油路49に供給さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高所作業車のレベ
リング装置に関し、更に詳細には、ブームの先端にブー
ムの起伏角度に拘わらず水平状態に保持される作業台の
レベリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高所作業を行なう高所作業車は、一般
に、車体上に水平旋回可能に配設された旋回台と、この
旋回台に少なくとも起伏動可能に取り付けられたブーム
と、ブームの先端に上下方向に揺動自在に枢結された垂
直ポストと、垂直ポストに取り付けられた作業台と、ブ
ームの起伏角度に拘わらず垂直ポストを垂直状態にして
作業台を水平に保持するレベリング装置とを有して構成
されている。ここで、レベリング装置は、ブームの基部
と旋回台間に枢結されてブームの起伏動に連動して作動
する下部レベリングシリンダと、ブームの先端部と垂直
ポスト間に枢結され、下部レベリングシリンダの作動に
連動して作動してブームの起伏角度に拘わらず垂直ポス
トを垂直状態にして作業台を水平に保持する上部レベリ
ングシリンダとを有して構成されているものがある。
【0003】この上部レベリングシリンダのロッド側端
部は垂直ポストに枢結され、ボトム側端部はブームの先
端部に枢結され、また、下部レベリングシリンダのロッ
ド側端部はブームの基部に枢結され、ボトム側端部は旋
回台に枢結されている。上部レベリングシリンダと下部
レベリングシリンダは、各々のロッド側油室間を繋ぐ第
1油路と各々のボトム側油室間を繋ぐ第2油路に接続さ
れて閉回路を構成し、下部レベリングシリンダが伸縮動
すると上部レベリングシリンダが縮伸動するように構成
されている。また、第1油路及び第2油路には安全弁が
設けられている。第1油路に設けられた第1安全弁は第
2油路に繋がるパイロット管路から伝わる油圧が所定圧
を越えると上部レベリングシリンダのロッド側油室から
下部レベリングシリンダのロッド側油室への油の流れを
許容し、第2油路に設けられた第2安全弁は第1油路に
繋がるパイロット管路から伝わる油圧が所定圧を越える
と上部レベリングシリンダのボトム側油室から下部レベ
リングシリンダのボトム側油室への油の流れを許容する
ように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上部レベリン
グシリンダは、通常、作業台からの自重等により圧縮方
向の力を受けているので、この力が作用しない各レベリ
ングシリンダのロッド側油室間を繋ぐ第1油路内は油圧
が低下した状態にある。その結果、第1油路内が油で満
たされた状態にある場合でも温度変化によって油の体積
変化が生じると、第1油路内の油圧が更に低下した状態
(以下、「負圧状態」と記す。)になると考えられる。
この状態で、ブームが起仰動して下部レベリングシリン
ダが伸長動すると、下部レベリングシリンダのロッド側
油室内の油が第1油路内に押し出され、負圧状態の第1
油路内の油圧を上昇させたて非負圧状態にした後に更に
第1油路内の油圧を上昇させ、第2油路に設けられた第
2安全弁を開弁させる。しかしながら、下部レベリング
シリンダが伸長動したときから第2安全弁が開弁するま
でに時間がかかると、下部レベリングシリンダの伸長動
に対する上部レベリングシリンダの縮小動の追従性が悪
くなり、第1油路の油の体積変化分だけレベリングに使
用できる油量が不足して作業台が傾斜する。そこで、第
1油路内が負圧状態になるのを防止するため、油圧ポン
プから吐出した油を第1油路に補給する補給機構を備え
たレベリング装置が提案された。
【0005】しかしながら、この補給機構は、油圧ポン
プから吐出した油を第1油路に給排制御する電磁バルブ
と、供給する油の油圧を所定圧にする圧力制御弁と、第
1油路側への油の流れを許容し電磁バルブ側への油の流
れを防止するチェック弁とを有して構成され、特に電磁
バルブを使用することからレベリング装置のコストを高
くしていた。
【0006】また、作業台が垂直ポストの回りを旋回動
可能なタイプの高所作業車では、作業台の旋回位置によ
り、上部レベリングシリンダに作用する力が圧縮方向か
ら伸長方向に変わる場合がある。この場合、反転した側
の第2油路内の油圧が負圧状態になると、前述した第1
油路の場合と同様に上部レベリングシリンダの追従性が
低下し、作業台が傾斜するという問題が生じる。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、コストが安価であり、作業台が旋回動可
能なタイプの高所作業車では作業台の旋回位置に拘わら
ず作業台を傾斜させないレベリング装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明に係わる高所作業車のレベリング装置は、車体
に少なくとも起伏動自在に取り付けられたブームと、ブ
ームを駆動させるブームアクチュエータと、ブームの先
端部に上下方向に揺動自在に取り付けられた垂直ポスト
と、垂直ポストに取り付けられた作業台と、ブームの起
伏動に連動して作動する下部レベリングシリンダと、下
部レベリングシリンダの作動に連動して作動してブーム
の起伏角度に拘わらず垂直ポストを垂直状態にして作業
台を水平に保持する上部レベリングシリンダとを有する
高所作業車のレベリング装置である。このレベリング装
置は、上部レベリングシリンダのロッド側油室と下部レ
ベリングシリンダのロッド側油室を繋ぐ第1油路及び上
部レベリングシリンダのボトム側油室と下部レベリング
シリンダのボトム側油室を繋ぐ第2油路と、油圧ポンプ
から吐出する油をブームアクチュエータ等に給排制御す
る作動制御バルブと、作動制御バルブからの排出油をタ
ンクに導くタンク油路と第1油路とを繋ぐ第1補給油路
及びタンク油路と第2油路とを繋ぐ第2補給油路の少な
くともいずれかを有する。第1補給油路及び第2補給油
路には第1油路及び第2油路側への油の流れを許容しタ
ンク油路側への油の流れを規制するチェックバルブ(例
えば、実施形態における第1チェックバルブ51、第2
チェックバルブ53)が設けられ、タンク油路内に作動
制御バルブからの排出油が流れているときに、タンク油
路を流れる正圧となる排出油が第1補給油路及び第2補
給油路に供給されるように構成する。
【0009】上記構成のレベリング装置によれば、作業
台からの自重により上部レベリングシリンダに圧縮方向
の力が作用すると、この力が作用しない上部レベリング
シリンダのロッド側油室又はボトム側油室間を繋ぐ第1
油路又は第2油路内の油圧が低下した状態(負圧状態)
になる。また、温度変化による油の体積変化によっても
第1油路又は第2油路内の油圧が低下し、負圧状態にな
る。このような状態になると、タンク油路内を流れる排
出油が第1補給油路又は第2補給油路に吸引されるよう
にして流れ、負圧状態の第1油路又は第2油路に供給さ
れて、第1油路又は第2油路の油圧が上昇して非負圧状
態になる。
【0010】その結果、従来、油圧ポンプから吐出した
油を第1油路及び第2油路に給排制御する電磁バルブ
と、供給する油の油圧を所定圧にする圧力制御弁と、第
1油路側への油の流れを許容し電磁バルブ側への油の流
れを防止するチェック弁とを有して構成した補給機構を
備えたレベリング装置と比較して、電磁バルブを使用せ
ずに負圧状態の油路を非負圧状態にすることができ、ま
た、高価な電磁バルブが不要であるのでレベリング装置
を安価にすることができる。
【0011】また、本発明のレベリング装置は、車体に
少なくとも起伏動可能に取り付けられたブームと、ブー
ムの先端部に上下方向に揺動自在に取り付けられた垂直
ポストと、垂直ポストに旋回動可能に取り付けられた作
業台と、ブームの起伏動に連動して作動する下部レベリ
ングシリンダと、下部レベリングシリンダの作動に連動
して作動してブームの起伏角度に拘わらず垂直ポストを
垂直状態にして作業台を水平に保持する上部レベリング
シリンダとを有する高所作業車のレベリング装置であ
る。このレベリング装置は、上部レベリングシリンダの
ロッド側油室と下部レベリングシリンダのロッド側油室
を繋ぐ第1油路及び上部レベリングシリンダのボトム側
油室と下部レベリングシリンダのボトム側油室を繋ぐ第
2油路と、第1油路及び第2油路に所定の油圧を有した
油を補給制御する補給制御バルブと、補給制御バルブと
第1油路とを繋ぐとともに、第1油路側への油の流れを
許容し補給バルブ側への油の流れを規制する第1チェッ
クバルブ及び第1チェックバルブをバイパスして配置さ
れた第1流量制御バルブを有する第1補給油路と、補給
制御バルブと第2油路とを繋ぐ第2補給油路とを有して
構成する。
【0012】上記構成のレベリング装置によれば、作業
台からの自重により上部レベリングシリンダに伸長方向
の力が作用し、この力が作用しない上部レベリングシリ
ンダのボトム側油室を繋ぐ第2油路内の油圧が低下して
いる場合に、温度変化による油の体積変化が生じると、
第2油路内の油圧が更に低い状態、即ち、負圧状態にな
る。この状態で、補給制御バルブにより所定の油圧を有
した油を第2油路に供給すると、負圧状態の第2油路に
油が供給されて第2油路内の油圧が上昇して第2油路内
が非負圧状態になり、更に第2油路内の油圧が上昇し上
部レベリングシリンダが伸長動して作業台が水平状態に
なる。これと同時に、上部レベリングシリンダのロッド
側油室内の油は第1油路及び第1補給油路を通って補給
制御バルブから排出されるが、第1補給油路に配設され
た第1流量制御バルブにより絞られて排出される油が制
限され、第1油路内は油圧が上昇し、上部レベリングシ
リンダの伸長動が制限される。その結果、作業台を水平
状態にするとともに、第1油路内と第2油路内を油圧が
上昇した状態にすることができる。
【0013】また、上記構成のレベリング装置におい
て、第2補給油路に第2油路側への油の流れを許容し補
給バルブ側への油の流れを規制する第2チェックバルブ
及び第2チェックバルブをバイパスして配置された第2
流量制御バルブを設けてもよい。
【0014】上記構成のレベリング装置によれば、作業
台を旋回動させて上部レベリングシリンダに作用する力
を反転させて伸長方向から圧縮方向に作用させ、この力
が作用しない上部レベリングシリンダのロッド側油室を
繋ぐ第1油路内の油圧が低下している場合に、温度変化
により油の体積変化が生じると、第1油路内の油圧が更
に低い状態、即ち、負圧状態になる。この状態で、補給
制御バルブにより所定の油圧を有した油を第1油路に供
給すると、負圧状態の第1油路に油が供給されて第1油
路内の油圧が上昇して油路内が非負圧状態になり、更に
第1油路内の油圧が上昇して上部レベリングシリンダが
縮小動する。これと同時に、上部レベリングシリンダの
ボトム側油室内の油が第2油路及び第2補給油路を通っ
て補給制御バルブから排出されるが、第2補給油路に配
設された第2流量制御バルブにより絞られて排出される
油が制限されて上部レベリングシリンダの縮小動が制限
される。その結果、第2油路内と第1油路内を油圧が上
昇した状態にすることができる。
【0015】また、上記構成のレベリング装置におい
て、第1補給油路内であって補給制御バルブと第1流量
制御バルブ間に配設され、第1油路側への油の流れを許
容し補給バルブ側への油の流れを規制するとともに、第
2油路内の油圧が所定油圧を越えると補給バルブ側への
油の流れを許容する第1パイロットチェックバルブと、
第2補給油路内であって補給制御バルブと第2流量制御
バルブ間に配設され、第2油路側への油の流れを許容し
補給バルブ側への油の流れを規制するとともに、第1油
路内の油圧が所定油圧を越えると補給バルブ側への油の
流れを許容する第2パイロットチェックバルブとを設け
てもよい。
【0016】上記構成のレベリング装置によれば、補給
制御バルブにより第1補給油路又は第2補給油路に油を
供給すると、供給されない側の第1補給油路又は第2補
給油路から油が補給制御バルブ側へ流出するが、補給制
御バルブによる油の供給を停止させると、油を供給して
いた側の補給油路の油圧が低下してこの油路に繋がる第
1パイロットチェックバルブ又は第2パイロットチェッ
クバルブが補給制御バルブ側への油の流れを規制する。
その結果、第1油路及び第2油路内を確実に非負圧状態
にすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図1から図3に基づいて説明する。本実施の形態は
車体上に起伏、旋回且つ伸縮動可能なブームの先端に旋
回動可能に取り付けられた作業台を有した高所作業車の
態様を示す。
【0018】
【第1の実施の形態】最初に、本発明のレベリング装置
における第1の実施の形態を説明する前に、このレベリ
ング装置を搭載した高所作業車を説明する。高所作業車
1は、図1に示すように、トラックをベースとして構成
されており、車体3の前部に運転キャビン5を有し、運
転キャビン5よりも車両後方側の車体前後の左右両側部
には外側に張り出して車体3を持ち上げ支持するアウト
リガジャッキ7が配設されている。車体3の後部には図
示しない旋回モータにより駆動されて水平旋回可能に構
成された旋回台9が配設されている。
【0019】旋回台9の上部には基端部を枢結したブー
ム13が取り付けられており、このブーム13は起伏シ
リンダ15により起伏動可能に構成されている。ブーム
13は、基端ブーム13a、中間ブーム13b、先端ブ
ーム13cを入れ子式に組み合わせて内蔵された図示し
ない伸縮シリンダにより伸縮動されるように構成されて
いる。先端ブーム13cの先端には垂直ポスト17が上
下方向に揺動自在に枢結され、垂直ポスト17に作業台
18が旋回動可能に取り付けられている。垂直ポスト1
7はレベリング装置30によりブーム13の起伏角度に
拘わらず常時垂直にされ、その結果、作業台18は水平
状態に保持されている。
【0020】次に、レベリング装置30を説明する。レ
ベリング装置30は、図2を更に追加して説明すると、
ブーム13の基部と旋回台9間に枢結されてブーム13
の起伏動に連動して作動する下部レベリングシリンダ3
1と、ブーム13の先端部と垂直ポスト17間に枢結さ
れ、下部レベリングシリンダ31の作動に連動して作動
してブーム13の起伏角度に拘わらず垂直ポスト17を
垂直状態にして作業台18を水平に保持する上部レベリ
ングシリンダ35と、上部レベリングシリンダ35及び
下部レベリングシリンダ31間を連通するレベリング油
路37と、レベリング油路37に油を供給するための補
給油路45とを有して構成されている。
【0021】上部レベリングシリンダ35はロッド側端
部が垂直ポスト17の下部に枢結され、ボトム側端部が
先端ブーム13cの先端部に枢結されている。また、下
部レベリングシリンダ31はロッド側端部が基端ブーム
13aの基部に枢結され、ボトム側端部は旋回台9に枢
結されている。レベリング油路37は、上部レベリング
シリンダ35のロッド側油室35aと下部レベリングシ
リンダ31のロッド側油室31aを繋ぐ第1油路39及
び上部レベリングシリンダ35のボトム側油室35bと
下部レベリングシリンダ31のボトム側油室31bを繋
ぐ第2油路41とを有して構成されている。
【0022】第1油路39及び第2油路41には安全弁
55が設けられており、第1油路に設けられた第1安全
弁56は第2油路41に繋がるパイロット油路56aか
らの油圧が所定圧を越えると上部レベリングシリンダ3
5のロッド側油室35aから下部レベリングシリンダ3
1のロッド側油室31aへの油の流れを許容し、第2油
路41に設けられた第2安全弁58は第1油路39に繋
がるパイロット油路58aからの油圧が所定圧を越える
と上部レベリングシリンダ35のボトム側油室35bか
ら下部レベリングシリンダ31のボトム側油室31bへ
の油の流れを許容するように構成されている。尚、安全
弁55は、これらの油路39、41の少なくともいずれ
かが破損等して油が流出しても上部レベリングシリンダ
35の急激な縮小動により作業台18が傾斜する事態を
防止する機能を有している。
【0023】補給油路45は、油圧ポンプPから吐出さ
れた油をブーム13の駆動源である起伏シリンダ15、
伸縮シリンダ及び旋回モータ(以下、これらをまとめて
「ブームアクチュエータ21」と記す。)に給排制御す
る作動制御バルブ57からの排出油をタンクTに導くタ
ンク油路59と第1油路39とを繋ぐ第1補給油路47
及びタンク油路59と第2油路41とを繋ぐ第2補給油
路49とを有して構成されている。尚、第2補給油路4
9は第1補給油路47の途中で分岐して第2油路41に
繋がっており、第1補給油路47の分岐位置よりもタン
ク油路59側(下流側)の第2補給油路49は第1補給
油路47と共通の油路を構成している。
【0024】第1補給油路47には第1油路39側への
油の流れを許容しタンク油路59側への油の流れを規制
する第1チェックバルブ51が配設されている。また、
第1補給油路47から分岐した第2補給油路49には第
2油路41側への油の流れを許容しタンク油路59側へ
の油の流れを規制する第2チェックバルブ53が配設さ
れている。第1補給油路47及び第2補給油路49はタ
ンク油路59内に作動制御バルブ57からの排出油が流
れているときにタンク油路59を流れる排出油の油圧が
正圧となる位置に繋がっている。
【0025】次に、本発明の第1の実施の形態における
レベリング装置30の作動に関して、第1油路39及び
第2油路41に油を供給する場合について説明する。
尚、高所作業車1は、作業現場に移動し、アウトリガジ
ャッキ7が張り出されて車体3が持ち上げ支持され、ま
た、ブーム13は起仰し、作業台18はブーム13の延
伸方向と同一方向の前方側の旋回位置に移動し、更に、
この状態において、作業現場の環境温度が上昇した場合
を想定する。
【0026】図1で実線で示すように、上部レベリング
シリンダ35及び下部レベリングシリンダ31により作
業台18を水平に支持した状態において、作動油圧が低
圧となる第1油路39の内圧を考える。例えば、環境温
度が上昇すると、油の体積変化により第1油路39内の
油圧が低い状態、即ち、負圧状態になると考えられる。
ここで、第1補給油路47及び第2補給油路49が設け
られていない場合を考える。この場合には負荷状態のま
まで、図1に示すブーム13を起仰動させるため起伏シ
リンダ15が伸長動すると、下部レベリングシリンダ3
1が伸長動し、下部レベリングシリンダ31のロッド側
油室31a内の油が第1油路39内に押し出される。こ
の押し出された油は、まず、負圧状態の第1油路39内
の油圧を非負圧状態にした後に更に上昇させる。そし
て、第1油路39内の油圧が第2安全弁58を開弁させ
るための開弁圧まで上昇すると、第2安全弁58が開弁
して上部レベリングシリンダ35のボトム側油室35b
から下部レベリングシリンダ31のボトム側油室31b
への油の流れを許容する。その結果、下部レベリングシ
リンダ31が縮小動する。
【0027】しかしながら、第1油路39内は負圧状態
になっているので、第1油路39内の油圧を第2安全弁
58の開弁圧まで上昇させるのに時間がかかる。このた
め、下部レベリングシリンダ31の伸長動に対する上部
レベリングシリンダ35の縮小動の追従性が悪くなり、
更には第1油路39の油の体積変化分だけレベリングに
使用できる油量が不足して作業台18が傾斜する虞があ
る。
【0028】ところが、本発明のレベリング装置30で
は、前述のように第1補給油路47を設けており、第1
油路39内の油圧が負圧状態になると、タンク油路59
を流れる排出油を第1補給油路47に吸引されるように
して流して負圧状態の第1油路39に供給するようにな
っている。更に詳細には、タンク油路59を流れる排出
油の油圧が第1チェックバルブ51を開弁させるに必要
なクラッキング圧(第1油路39内の油圧が第1チェッ
クバルブ51に作用する圧力も含む)よりも大きくなる
と、排出油が第1補給油路47を通って第1油路39に
供給されるようになっている。その結果、第1油路39
内は非負圧状態となり、そして、クラッキング圧とタン
ク油路59を流れる排出油の油圧が同じになると、第1
チェックバルブ51が閉弁し、第1油路39への排出油
の供給が停止する。
【0029】このため、タンク油路59に排出油が流れ
ている状態において、第1油路39内が負圧状態になる
と第1油路39が常に非負圧状態に戻されるので、上部
レベリングシリンダ35の追従性の低下を防止でき、作
業台18が傾斜する事態を未然に防止することができ
る。また、本発明に係わるレベリング装置30は、第1
油路等39、41に電磁バルブを有さない簡易な構造で
あるので、コストを安価にすることができる。
【0030】次に、図1に示す作業台18を実線で示し
た位置から約180度旋回動させて破線で示したブーム
13の後側方向へ向く位置に移動させたときのレベリン
グ装置30の作動に関して説明する。作業台18がブー
ム13の後側方向へ向く位置に旋回動すると、上部レベ
リンギシリンダ35に作用する力の向きは圧縮方向(図
1中の矢印A方向)から伸長方向(図1中の矢印B方
向)に反転する。その結果、第1油路39内は油圧の高
い状態になり、一方、第2油路41は油圧が殆どたって
いない状態になる。
【0031】ここで、図1で破線で示すように、上部レ
ベリングシリンダ35及び下部レベリングシリンダ31
により作業台18を水平に支持した状態において、作動
油圧が低圧となる第2油路41の内圧を考える。例え
ば、環境温度が上昇すると、油の体積変化により、第2
油路41内の油圧が低い状態、即ち、負圧状態になると
考えられる。ここで、第1補給油路47及び第2補給油
路49が設けられていない場合を考える。この場合には
負荷状態のままで、ブーム13を倒伏動させるため起伏
シリンダ15が縮小動すると、下部レベリングシリンダ
31も縮小動する。下部レベリングシリンダ31が縮小
動すると、下部レベリングシリンダ31のボトム側油室
31b内の油が第2油路41内に押し出され、この油
は、まず、負圧状態の第2油路41内を非負圧状態にし
た後に第2油路41内の油圧を更に上昇させる。そし
て、第2油路41内の油圧が第1安全弁56を開弁させ
るための開弁圧まで上昇すると、第1安全弁56が開弁
して上部レベリングシリンダ35のロッド側油室35a
から下部レベリングシリンダ31のロッド側油室31a
への油の流れを許容する。その結果、上部レベリングシ
リンダ35が伸長動する。
【0032】しかしながら、第2油路41内は負圧状態
になっているので、第2油路41内の油圧を第1安全弁
56の開弁圧まで上昇させるのに時間がかかると、下部
レベリングシリンダ31の縮小動に対する上部レベリン
グシリンダ35の伸長動の追従性が悪くなり、更には第
2油路41の油の体積変化分だけレベリングに使用でき
る油量が不足して作業台18が傾斜する虞がある。
【0033】ところが、本発明のレベリング装置30で
は、前述のように第2補給油路49を設けており、第2
油路41内の油圧が負圧状態になると、タンク油路59
を流れる排出油を第2補給油路49に吸引されるように
して流して負圧状態の第2油路41に供給するようにな
っている。更に詳細には、タンク油路59を流れる排出
油の油圧が第2チェックバルブ53を開弁させるに必要
なクラッキング圧(第2油路41内の油圧が第2チェッ
クバルブ53に作用する圧力も含む)よりも大きくなる
と、排出油が第2補給油路49を通って第2油路41に
供給されるようになっている。その結果、第2油路41
内が非負圧状態となり、そして、クラッキング圧とタン
ク油路59を流れる排出油の油圧が同じになると、第2
チェックバルブ53が閉弁し、第2油路41への排出油
の供給が停止する。
【0034】このため、タンク油路59に排出油が流れ
ている状態では、第2油路41内が負圧状態になると第
2油路41が常に非負圧状態に戻されるので、上部レベ
リングシリンダ35の追従性の低下を防止でき、作業台
18が傾斜する事態を未然に防止することができる。
【0035】尚、前述した実施の形態では、作業台18
が垂直ポスト17の回りを旋回動可能な例を示したが、
これに限るものではなく、作業台18がブーム13の先
端に旋回動不能なタイプのものでもよい。この場合に
は、レベリング装置30は、図2に示す第1補給油路4
7及び第2補給油路49のいずれかを有するように構成
する。
【0036】次に、本発明に係わるレベリング装置30
の第2の実施の形態について説明する。尚、第2の実施
の形態においては第1の実施の形態との相違点のみを説
明し、第1の実施の形態と同一態様部分については同一
符号を附してその説明を省略する。第1補給油路47及
び第2補給油路49の一端は、図3に示すように、補給
制御バルブ65に繋がっている。この補給制御バルブ6
5は2位置7ポートの手動式バルブであり、作動制御バ
ルブ57から供給される油をブームアクチュエータ21
側又は第1油路39及び第2油路41側に供給する機能
を有している。作動制御バルブ57は3位置4ポートの
手動式切替弁であり、操作レバーを操作することで、油
圧ポンプPから吐出した油を第1補給油路47又は第2
補給油路49に供給するように構成されている。
【0037】第1チェックバルブ51が設けられた第1
補給油路47にはこの第1チェックバルブ51をバイパ
スする第1流量制御バルブ67が配設され、この第1流
量制御バルブ67よりも補給制御バルブ65側の第1補
給油路47には、パイロット油路69aが第2補給油路
49に繋がった第1パイロットチェックバルブ69が配
設されている。また、第2チェックバルブ53が設けら
れた第2補給油路49には、この第2チェックバルブ5
3をバイパスする第2流量制御バルブ71が配設され、
この第2流量制御バルブ71よりも補給制御バルブ65
側の第2補給油路49にはパイロット油路73aが第1
補給油路47に繋がった第2パイロットチェックバルブ
73が配設されている。第1流量制御バルブ67及び第
2流量制御バルブ71は、第1油路39及び第2油路4
1から補給制御バルブ65側へ流れる油の流量を制限す
る機能を有し、流量調整が可能に構成されている。尚、
第1流量制御バルブ67及び第2流量制御バルブ71
は、油を通す開口部の開口面積が一定のもの、第1油路
39及び第2油路41内の油圧が所定圧を越えると補給
制御バルブ65側への油の流れを許容するシーケンス弁
でもよい。
【0038】上記構成のレベリング装置30によって、
まず、第1油路39内に油を供給する場合について説明
する。尚、第1油路39は前述したように環境温度の上
昇により油の体積が変化して第1油路39内の油圧が負
圧状態になっており、また、作業台18はその前部が上
方へ傾いた状態にあると想定する。
【0039】この状態で、図示しない作業者が作動制御
バルブ57を操作して油圧ポンプPから吐出する油が第
1油路39側へ供給されるように操作するとともに、作
動制御バルブ57を操作して作動制御バルブ57から供
給される油を第1補給油路47側に供給するように操作
すると、油圧ポンプPから吐出した油は、第1補給油路
47に配設された第1パイロットチェックバルブ69及
び第1チェックバルブ51を通って第1油路39に供給
され、第1油路39は非負圧状態になり、そして、上部
レベリングシリンダ35が作動可能な圧力まで上昇す
る。
【0040】第1油路39内が上部レベリングシリンダ
35が作動可能な圧力まで上昇すると、第2安全弁58
が開弁して下部レベリングシリンダ31側への油の流れ
を許容して上部レベリングシリンダ35が縮小動し、前
側に傾斜した作業台18を水平状態にする。これと同時
に、上部レベリングシリンダ35のボトム側油室35b
内の油が第2油路41及び第2補給油路49を通って補
給制御バルブ65から排出されるが、第2補給油路49
に配設された第2流量制御バルブ71により絞られて排
出される油が制限され、第2油路41内はタンク油路5
0を流れる排出油の圧力より上昇した状態になる。ま
た、作業台18が水平状態になると、図示しない作業者
は補給制御バルブ65を操作して第1補給油路47への
油の供給を停止させる。油の供給が停止すると、油が供
給されていた側の第1補給油路47の油圧が低下し、こ
の油路47に繋がる第2パイロットチェックバルブ73
が補給制御バルブ65側への油の流れを規制する。その
結果、上部レベリングシリンダ35の縮小動が制限され
て作業台18を水平状態にすることができる。
【0041】次に、第2補給油路49に油を供給する場
合について説明する。尚、第2油路41は前述したよう
に環境温度の上昇により油の体積が変化して第2油路4
1内の油圧が負圧状態になっており、また、作業台18
はその前部が下方へ傾いた状態にあると想定する。
【0042】この状態で、図示しない作業者が作動制御
バルブ57を操作して油圧ポンプPから吐出する油を第
2補給油路49に供給するように操作するとともに、作
動制御バルブ57を操作して作動制御バルブ57から供
給される油を第2補給油路49側に供給するように操作
すると、油圧ポンプPから吐出した油は、第2補給油路
49に配設された第2パイロットチェックバルブ73及
び第1チェックバルブ53を通って第2油路41に供給
されて第2油路41が非負圧状態になり、そして、上部
レベリングシリンダ35が作動可能な圧力まで上昇す
る。
【0043】第2油路41内が上部レベリングシリンダ
35が作動可能な圧力まで上昇すると、第1安全弁56
が開弁して下部レベリングシリンダ31側への油の流れ
を許容し、上部レベリングシリンダ35が伸長動して前
部が下方へ傾斜した作業台18を水平状態にする。これ
と同時に、上部レベリングシリンダ35のロッド側油室
35a内の油が第1油路39及び第1補給油路47を通
って補給制御バルブ65から排出されるが、第1補給油
路47に配設された第1流量制御バルブ67により絞ら
れて排出される油が制限され、第1油路39内はタンク
油路50を流れる排出油の圧力より上昇した状態にな
る。また、作業台18が水平状態になると、図示しない
作業者は補給制御バルブ65を操作して第2補給油路4
9内への油の供給を停止させる。油の供給が停止する
と、油が供給されていた第2補給油路41の油圧が低下
してこの油路41に繋がる第1パイロットチェックバル
ブ69が補給制御バルブ65側への油の流れを規制す
る。その結果、上部レベリングシリンダ35の伸長動が
制限されて、作業台18を水平状態にすることができ
る。
【0044】このように、作業者が作動制御バルブ57
及び補給制御バルブ65を操作することで、第1油路3
9及び第2油路41内を確実に非負圧状態にすることが
でき、作業台18の旋回位置に拘わらず上部レベリング
シリンダ35の追従遅れを防止し、作業台18の傾斜を
防止することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明における高
所作業車のレベリング装置によれば、上部レベリングシ
リンダと下部レベリングシリンダのロッド側油室間を第
1油路で繋ぎ、上部レベリングシリンダと下部レベリン
グシリンダのボトム側油室間を第2油路で繋ぎ、油圧ポ
ンプから吐出する油をブームアクチュエータ等に給排制
御する作動制御バルブからの排出油をタンクに導くタン
ク油路と第1油路を第1補給油路で繋ぎ、タンク油路と
第2油路を第2補給油路で繋ぎ、タンク油路内に作動制
御バルブからの排出油が流れているときに、タンク油路
を流れる正圧となる排出油が第1補給油路及び第2補給
油路に供給されることで、温度変化等により第1油路、
第2油路内が油圧の低下した負圧状態になると、タンク
油路内を流れる排出油が負圧状態の第1油路、第2油路
に供給されて、第1油路、第2油路内を非負圧状態にす
ることができる。また、電磁バルブを備えた補給機構を
有した従来のレベリング装置と比較して、電磁バルブを
使用せずに負圧状態の油路に油を供給することができ、
高価な電磁バルブが不要であるのでレベリング装置を安
価にすることができる。
【0046】また、本発明のレベリング装置によれば、
第1油路及び第2油路に所定の油圧を有した油を補給制
御する補給制御バルブを設け、補給制御バルブと第1油
路とを繋ぐとともに、第1油路側への油の流れを許容し
補給バルブ側への油の流れを規制する第1チェックバル
ブ及び第1チェックバルブをバイパスして配置された第
1流量制御バルブを有する第1補給油路を設けること
で、第2油路が負圧状態になっている場合、補給制御バ
ルブにより所定の油圧を有した油を第2油路に供給する
と、第2油路に油が供給されて第2油路内の油圧が上昇
し第2油路内が非負圧状態になり、更に第2油路内の油
圧が上昇して上部レベリングシリンダが伸長動する。そ
の結果、上部レベリングシリンダのロッド側油室内の油
が第1油路及び第1補給油路を通って補給制御バルブか
ら排出されるが、第1補給油路に配設された第1流量制
御バルブにより絞られて排出される油が制限される。こ
のため、上部レベリングシリンダの伸長動が制限され、
第2油路を確実に非負圧状態にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるレベリング
装置を搭載した高所作業車の正面図を示す。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるレベリング
装置の油圧回路図を示す。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるレベリング
装置の油圧回路図を示す。
【符号の説明】
1 高所作業車 3 車体 13 ブーム 17 垂直ポスト 18 作業台 21 ブームアクチュエータ 30 レベリング装置 31 下部レベリングシリンダ 31a、35a ロッド側油室 31b、35b ボトム側油室 35 上部レベリングシリンダ 39 第1油路 41 第2油路 47 第1補給油路 49 第2補給油路 51 第1チェックバルブ(チェックバルブ) 53 第2チェックバルブ(チェックバルブ) 57 作動制御バルブ 59 タンク油路 65 補給制御バルブ 67 第1流量制御バルブ 69 第1パイロットチェックバルブ 71 第2流量制御バルブ 73 第2パイロットチェックバルブ P 油圧ポンプ T タンク
フロントページの続き (72)発明者 月岡 太郎 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 (72)発明者 中島 正登 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 Fターム(参考) 3F333 AA08 AB04 BB09 FB03 FH08 3H089 AA12 AA73 BB11 BB27 CC01 CC12 DB12 DB33 DB34 DB46 DB47 DB48 DB49 DB54 FF02 FF07 GG02 JJ07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に少なくとも起伏動自在に取り付け
    られたブームと、前記ブームを駆動させるブームアクチ
    ュエータと、前記ブームの先端部に上下方向に揺動自在
    に取り付けられた垂直ポストと、前記垂直ポストに取り
    付けられた作業台と、前記ブームの起伏動に連動して作
    動する下部レベリングシリンダと、前記下部レベリング
    シリンダの作動に連動して作動して前記ブームの起伏角
    度に拘わらず前記垂直ポストを垂直状態にして前記作業
    台を水平に保持する上部レベリングシリンダとを有する
    高所作業車のレベリング装置であって、 前記上部レベリングシリンダのロッド側油室と前記下部
    レベリングシリンダのロッド側油室を繋ぐ第1油路及び
    前記上部レベリングシリンダのボトム側油室と前記下部
    レベリングシリンダのボトム側油室を繋ぐ第2油路と、 油圧ポンプから吐出する油を前記ブームアクチュエータ
    等に給排制御する作動制御バルブと、 前記作動制御バルブからの排出油をタンクに導くタンク
    油路と前記第1油路とを繋ぐ第1補給油路及び前記タン
    ク油路と前記第2油路とを繋ぐ第2補給油路の少なくと
    もいずれかを有し、 前記第1補給油路及び前記第2補給油路に前記第1油路
    及び前記第2油路側への油の流れを許容し前記タンク油
    路側への前記油の流れを規制するチェックバルブを有
    し、 前記タンク油路内に前記作動制御バルブからの排出油が
    流れているときに、前記タンク油路を流れる正圧となる
    排出油が前記第1補給油路及び前記第2補給油路に供給
    されることを特徴とする高所作業車のレベリング装置。
  2. 【請求項2】 車体に少なくとも起伏動可能に取り付け
    られたブームと、前記ブームの先端部に上下方向に揺動
    自在に取り付けられた垂直ポストと、前記垂直ポストに
    旋回動可能に取り付けられた作業台と、前記ブームの起
    伏動に連動して作動する下部レベリングシリンダと、前
    記下部レベリングシリンダの作動に連動して作動して前
    記ブームの起伏角度に拘わらず前記垂直ポストを垂直状
    態にして前記作業台を水平に保持する上部レベリングシ
    リンダとを有する高所作業車のレベリング装置であっ
    て、 前記上部レベリングシリンダのロッド側油室と前記下部
    レベリングシリンダのロッド側油室を繋ぐ第1油路及び
    前記上部レベリングシリンダのボトム側油室と前記下部
    レベリングシリンダのボトム側油室を繋ぐ第2油路と、 前記第1油路及び前記第2油路に所定の油圧を有した油
    を補給制御する補給制御バルブと、 前記補給制御バルブと前記第1油路とを繋ぐとともに、
    前記第1油路側への油の流れを許容し前記補給バルブ側
    への油の流れを規制する第1チェックバルブ及び前記第
    1チェックバルブをバイパスして配置された第1流量制
    御バルブを有する第1補給油路と、前記補給制御バルブ
    と前記第2油路とを繋ぐ第2補給油路とを有して構成さ
    れていることを特徴とする高所作業車のレベリング装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第2補給油路に前記第2油路側への
    油の流れを許容し前記補給バルブ側への油の流れを規制
    する第2チェックバルブ及び前記第2チェックバルブを
    バイパスして配置された第2流量制御バルブを有してい
    ることを特徴とする請求項2記載の高所作業車のレベリ
    ング装置。
  4. 【請求項4】 前記第1補給油路において、前記補給制
    御バルブと前記第1流量制御バルブ間に配設され、前記
    第1油路側への油の流れを許容し前記補給バルブ側への
    油の流れを規制するとともに、前記第2油路内の油圧が
    所定油圧を越えると前記補給バルブ側への油の流れを許
    容する第1パイロットチェックバルブと、 前記第2補給油路において、前記補給制御バルブと前記
    第2流量制御バルブ間に配設され、前記第2油路側への
    油の流れを許容し前記補給バルブ側への油の流れを規制
    するとともに、前記第1油路内の油圧が所定油圧を越え
    ると前記補給バルブ側への油の流れを許容する第2パイ
    ロットチェックバルブとを有することを特徴とする請求
    項3記載の高所作業車のレベリング装置。
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