JPH04179698A - バッテリ式産業車両における油圧装置 - Google Patents

バッテリ式産業車両における油圧装置

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JPH04179698A
JPH04179698A JP24542290A JP24542290A JPH04179698A JP H04179698 A JPH04179698 A JP H04179698A JP 24542290 A JP24542290 A JP 24542290A JP 24542290 A JP24542290 A JP 24542290A JP H04179698 A JPH04179698 A JP H04179698A
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JP
Japan
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pressure
pilot
valve
switching valve
lift
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Pending
Application number
JP24542290A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Sugiyama
杉山 昭司
Takashi Kawakubo
川久保 隆司
Masamitsu Inaba
正光 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Nishina Industrial Co Ltd
Original Assignee
Nishina Industrial Co Ltd
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nishina Industrial Co Ltd, Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Nishina Industrial Co Ltd
Publication of JPH04179698A publication Critical patent/JPH04179698A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B21/00Common features of fluid actuator systems; Fluid-pressure actuator systems or details thereof, not covered by any other group of this subclass
    • F15B21/14Energy-recuperation means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はバッテリ式産業車両における回生用油圧装室に
関するものである。
[従来の技術] 荷役用油圧装置のポンプを駆動する電動機を備えたバッ
テリ駆動式産業車両、例えばバッテリフォークリフトに
おいては、リフトシリンダからの戻り油によりモータと
して機能する油圧ポンプを使用し、電動機を発電機とし
て作用させてバッテリの回生を行わせるものがある。
前記のような回生式油圧装置として、本願出願人は特願
平1−122584号において第1O図に示すものを提
案している。この油圧装置においてはリフトレバー61
及びティルトレバー62の操作方向を検出したリミット
スイッチLSI、LS2及び両レバー61.62の操作
量を検出したポテンショメータS ly S 2の信号
に基いてコントローラ63が誘導電動機64を回転駆動
し、油圧ポンプ65が駆動されて、オイルタンクTから
回生用逆止弁66を介して作動油が汲み上げられる。
そして、ティルトレバー62の操作に基いてティルト用
制御弁67が切換制御され、ティルトシリング68に作
動油が供給されてこれか伸縮され、フォークのティルト
動作が行われる。又、リフトレバー61の上昇操作に基
づきa位置に保持されるリフト用制御弁69を介して油
圧ポンプ65とリフト用管路70とか連通され、同リフ
ト用管路70からリフトシリンダ71に作動油か供給さ
れ、フォークが上昇される。
又、リフトレバー61の下降操作に基づきリフト用制御
弁69がC位置に配置されてフォークが下降する場合に
は、フォークの負荷に対応して切換弁74がリフトシリ
ンダ71からの戻り油をドレイン管路75に流出させる
b位置と、ドレイン管路75への流出を遮断するa位置
とに切換えられるようになっている。即ち、フォークが
無負荷又は軽負荷で、戻り油圧がポンプ65をモータと
して機能させ得ない時には、分岐管路73がb位置に保
持された切換弁74にてドレイン管路75に連通されて
おり、戻り油は帰還用管路72から分岐管路73を経て
ドレイン管路75に流れ、ポンプ65内に流入してこれ
を回転させることはない。従って、低圧の戻り油により
ポンプ65を介して電動機64が回転されることによる
バッテリ76の無駄な電力消費が回避される。
一方、戻り油圧がポンプ65をモータとして機能させ得
るフォークの重負荷時には、リフト用管路70に接続さ
れたパイロット管路77内に発生したパイロット圧によ
り切換弁74がb位置からa位置に切換えられ、分岐管
路73とトレイン管路75との連通が遮断される。この
状態では帰還用管路72からポンプ65に供給される高
圧の戻り油の圧力によりポンプ65は油圧モータとして
機能して電動機64を回生駆動する。これにより、電動
機64が発電機として機能し、コントローラ63を介し
てバッテリ76を充電させるようになっている。
ところが、この装置では上昇位置にある重負荷のフォー
クを下降させる際、あるいは下降位置に保持されている
フォークを上昇させる際に、リフト用管路70内を流れ
る作動油の圧力に脈動が発生する。フォークの上昇時に
脈動が発生してパイロット管路77内の油圧が切換弁7
4の設定圧を挟んで上下すると、切換弁74が振動して
騒音が発生するため、良好な作業環境の妨げになる。−
方、下降時に脈動が発生してパイロット管路77内の油
圧が切換弁74の設定圧を挟んで上下すると、切換弁7
4が振動して騒音が発生するだけでなく、パイロット圧
が立ったり、立たなかったりするため、リフトレバー6
1の操作性が悪くなるとともに、戻り油が高圧にも拘わ
らずバッテリ76の安定した回生が行われないという問
題も生じる。
この不都合を解消するため、本願出願人は第11゜12
図に示す装置を提案した(特願平2−145188号)
。この装置は切換弁74のパイロット圧力の制御回路の
構成が第10図に示すものと異なっている。
この装置ではリフトレバー61の上昇操作により、リフ
ト用制御弁69がa位置に配置されると、第11図に示
すようにリフト用制御弁69内の連絡路Gから作動用パ
イロット管路78を介して迂回パイロット管路79内に
流れるパイロット流体Plが駆動用逆止弁80を開放し
、閉鎖用パイロット管路81を介し接続点Xよりポート
加圧用パイロット管路82にパイロット流体P2が流れ
る。
これによりb位置にある切換弁74のパイロットポート
が加圧され、同切換弁74がa位置に切換えられる。そ
して、このパイロット流体は封鎖用逆止弁83にて退路
が封鎖されて加圧用パイロット管路82に滞留し、切換
弁74をa位置に保持し続ける。
又、フォークが重負荷の時に、中立位置にあるリフトレ
バー61を下降操作して、第12図に示すようにリフト
用制御弁69をC位置に切換えると、リフトシリンダ7
1からリフト用管路70内に流入する戻り油圧は設定値
を超える。この戻り油はリフト用制御弁69及び帰還用
管路72から分岐管路73の接続点Zを昇圧し、これに
基づくパイロット流体P3が開放用逆止弁84に圧力を
かけてこれを開放する。このため、リフト用制御弁69
の連絡路Kから連絡用パイロット管路85を介して操作
用パイロット管路86に流れるパイロット流体が開放用
逆止弁84を通過してトレイン管路75に排出される。
戻り油の流通開始直後にリフト用管路70内において一
時的に圧力が大きく低下する。そして、この圧力低下に
基づいて分岐管路73の接続点Zに生じるべき圧力が立
たなくなり、開放用逆止弁84が閉鎖される。この時、
連絡用パイロット管路85からのパイロット流体P4の
圧力はオリフィス87にてその伝達速度が規制され、即
座に下流(封鎖用逆止弁83)に伝わることはない。そ
して、リフト用賃路70内の圧力が上昇した後に、即ち
分岐管路73の接続点Zに圧が立って開放用逆止弁84
が開放された後に、パイロット流体P、がオリフィス8
7を通過するとともに開放用逆止弁84を経てドレイン
管路75に抜けることになる。従って、圧力の変動が生
じても封鎖用逆止弁83に開放用圧力が働くことはなく
、切換弁74はa位置に保持される。
[発明が解決しようとする課題] 前記第11.12図に示される装置では、リフトシリン
ダ71の伸縮時にリフト用制御弁69とリフトシリンダ
71との間における油圧値の脈動が生じても、それに基
づく不規則な変動が変動吸収手段により吸収され、逆止
弁74のパイロット圧の変動が防止される。ところが、
この装置では変動吸収手段が多数の逆止弁とオリフィス
との組合せにより構成され、しかもパイロット操作逆止
弁のパイロットポートにパイロット圧を供給するための
回路構成が複雑で製造時における加工工程が多いという
問題がある。
又、リフトシリンダ71が上昇ストロークエンドまで伸
長された状態から下降操作を行った場合は、フォークが
軽負荷でも切換弁74が閉じた状態となり低圧の戻り油
により油圧ポンプ65を介して電動機64が回転されて
バッテリ76の電力が無駄に消費されるという問題もあ
る。
本発明は前記の問題点を解決するためになされたもので
あり、その目的は荷役部材が重負荷で下降された時、リ
フトレバーの安定した操作性及びバッテリの安定した回
生を保証するとともに、荷役部材が重負荷で上昇される
時には、騒音や振動の発生を回避して良好な作業環境を
確保することができ、しかも帰還路切換弁のパイロット
回路の構成が簡単でリフトシリンダが上昇ストロークエ
ンドまで伸長された状態から下降操作を行った場合にも
、帰還路切換弁を負荷に応じた位置に保持することがで
きるバッテリ式産業車両における油圧装置を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 前記の目的を達成するため本発明においては、荷役部材
を昇降させるためのリフトシリンダと、前記リフトシリ
ンダに作動油を供給するとともに、リフトシリンダの収
縮時にリフトシリンダから帰還される戻り油の圧力値が
所定値を超えた時、同戻り油にて回転駆動され、油圧モ
ータとして機能する油圧ポンプと、前記リフトシリンダ
と油圧ポンプとの間に介装され、位置切換えによりリフ
トシリンダを伸縮させるリフト用制御弁と、前記油圧ポ
ンプに作動連結され、かつバッテリから供給される電力
にて駆動されて前記油圧ポンプを回転させるとともに、
油圧ポンプにより回転されてバッテリの電力回生を行う
電動機とを備えたバッテリ式産業車両における油圧装置
において、前記戻り油の帰還路内に配設され、戻り油の
帰還路を油圧ポンプ側及びドレイン側に選択的に切換接
続させる帰還路切換弁と、前記リフトシリンダの伸長時
及び収縮時に、リフトシリンダ内の油圧値に相当するパ
イロット圧を、管路の途中に設けられた切換弁の切換制
御により前記帰還用切換弁のパイロットポートに供給可
能なパイロット圧供給手段と、前記帰還用切換弁のパイ
ロットポートとドレイン管路との間に設けられた管路の
途中にパイロット操作式の逆止弁を備え、そのパイロッ
ト圧の切換が切換弁により行われる圧抜き手段と、前記
リフトシリンダが伸縮された時、リフト用制御弁とリフ
トシリンダとの間における油圧値の脈動に基づく前記帰
還用切換弁のパイロット圧の不規則な変動を吸収する変
動吸収手段とを設けた。
[作用] 帰還路切換弁はパイロット圧供給手段と、圧抜き手段と
によりそのパイロットポートに供給されるパイロット圧
が制御される。そして、リフトシリンダが軽負荷で伸長
する際には、帰還路切換弁のパイロットポートに圧油が
供給されず帰還用管路をドレイン管路に連通ずる位置に
保持される。
一方、重負荷で伸長する際には、帰還路切換弁のパイロ
ットポートにリフトシリンダ圧相当の圧油が供給され、
帰還路切換弁が帰還用管路とドレイン管路とを遮断する
位置に保持される。
又、リフトシリンダが上昇ストロークエンドまで伸長さ
れた状態では、負荷の状態に拘らずパイロット圧供給手
段と圧抜き手段とにより帰還路切換弁が帰還用管路とド
レイン管路とを遮断する位置に保持される。そして、そ
の状態からリフト用制御弁が中立位置に切換えられると
、負荷の状態に対応して帰還路切換弁が切換作動され、
その後の下降操作時は低圧の戻り油がドレイン管路に流
出し、高圧の戻り油が油圧ポンプに圧送されてバッテリ
が充電される。又、リフト用制御弁とリフトシリンダと
の間における油圧値の変動が変動吸収手段により吸収さ
れ、脈動に基づくパイロット圧の変動が防止される。
[実施例1] 以下、本発明をバッテリ式フォークリフトの油圧回路に
具体化した第1の実施例を第1〜5図に従って説明する
第1図において、油圧ポンプ1はオイルタンクT内に貯
留された作動油を供給用管路2の回生用逆止弁3を介し
て汲み上げた後、フォーク駆動用油圧回路の主管路4に
吐出する。前記主管路4にはリフト用制御弁5が配設さ
れ、同リフト用制御弁5はフォーク(図示せず)の昇降
及び停止を指示するリフトレバー6の上昇、中立及び下
降操作位置に対応して、a、 b、  cの3つの位置
に切換可能になっている。
前記リフト用制御弁5は位置切換えによりリフトシリン
ダ7のボトム室7a内の作動油の量を制御して同シリン
ダ7を伸縮させるものであり、リフトレバー6の上昇操
作に基くa位置(第2図)において、主管路4とリフト
用管路8とを連通させ、油圧ポンプ1からリフトシリン
ダ7のボトム室7aに作動油を供給させることにより同
リフトシリンダ7を伸長させる。
前記リフト用制御弁5はリフトレバー6の中立操作に基
(b位置(第1. 4図)では、リフト用管路8を主管
路4及び帰還用管路9から遮断し、リフトシリンダ7内
の作動油の流量の変動を防止して、これを収縮させるこ
となく保持するとともに、主管路4を下流側に開放する
ようになっている。
又、前記リフト用制御弁5はリフトレバー6の下降操作
に基くc位置(第5図)において、リフト用管路8と帰
還用管路9とを連通させる。前記帰還用管路9にはリフ
トシリンダ7からリフト用制御弁5を経て帰還する戻り
油の通過流量を制限する流量制御弁10が配設されてい
る。前記流量制御弁10はフォークの軽負荷時の戻り油
の流量を調整し、シリンダ7を適正な速度で収縮させる
前記帰還用管路9には流量制御弁10の下流において分
岐管路りが接続され、この分岐管路りには帰還路切換弁
としてa、b位置に切換可能なパイロット制御式の切換
弁11が接続されている。この切換弁11は常にはバネ
圧によってホームポジションのb位置に保持され、前記
分岐管路りを常には開放して、帰還用管路9をドレイン
管路12からタンクTに連通させている。そして、戻り
油の圧力(リフトシリンダ7内の油圧力)が予め設定し
たポンプ駆動圧力(以後、設定値という)以上になると
、前記切換弁11がa位置に切換られて戻り油が帰還用
管路9から油圧ポンプl内に流入してこれを回転駆動す
るようになっている。
前記切換弁11のパイロットポートにはポート加圧用パ
イロット管路13が接続され、同加圧用パイロット管路
13と前記リフト用管路8との間に閉鎖用パイロット管
路14が接続されている。
同閉鎖用パイロット管路14にはパイロット制御式の駆
動用逆止弁15と、a、 b位置に切換可能なパイロッ
ト制御式の切換弁16と、前記駆動用逆止弁15とは逆
方向への流体の流れを許容する逆止弁17とが設けられ
ている。切換弁16の切換設定圧は前記切換弁11の設
定圧より一大きべ設−定されている。切換弁16のパイ
ロッートーボ2−トは管路14aにより閉鎖用パイロッ
ト管路14に接続されている。切換弁16は常にはバネ
圧によってホームポジションのb位置に保持され、リフ
ト用管路8と加圧用パイロット管路13との連通を遮断
するようになっている。前記駆動用逆止弁15のパイロ
ットポートと主管路4との間には作動用パイロット管路
18が接続され、同パイロット管路18の途中にはオリ
フィス19が設けられている。閉鎖用パイロット管路1
4、駆動用逆止弁15、切換弁16、逆止弁17、作動
用パイ、ロット管路18及びオリフィス19によりパイ
ロット圧供給手段が構成されている。
又、閉鎖用パイロット管路14の前記逆止弁17より下
流側(加圧用パイロット管路13寄り)の位置には、リ
フト用制御弁5から延び、かつ逆止弁20及びオリフィ
ス21を備えた圧抜き用パイロット管路22の一端が接
続されている。逆止弁20、オリフィス21及び圧抜き
用パイロット管路22により変動吸収手段が構成されて
いる。圧抜き用パイロット管路22はリフト用制御弁5
がa位置にある時(第2図)には、制御弁5内の連通路
Jaを介して主管路4及びリフト用管路8に、制御弁5
がb位置にある時(第1,4図)には、制御弁5の連通
路Jbを介してリフト用管路8に対してそれぞれ接続さ
れ、さらに制御弁5がC位置にある時(第5図)には、
主管路4及びリフト用管路8のいずれからも遮断される
。前記駆動用逆止弁15、切換弁16、逆止弁17,2
0及びオリフィス19.′21は一つのハウジング内に
一体化されて第1のパイロット弁Vlを構成している。
前記切換弁1.1の加圧用パイロット管路13に対して
接続点Xにおいて接続されたポート減圧用管路23は、
オリフィス24及びパイロット操作式の封鎖用逆止弁2
5を介してドレイン管路12に接続されている。前記封
鎖用逆止弁25は常には封鎖されてドレイン管路12と
加圧用パイロット管路13との連通状態が遮断され、切
換弁11に付与されたパイロット圧がドレイン管路12
内に吸収されるのを防止している。
前記封鎖用逆止弁25のパイロットポートと前記作動用
パイロット管路18との間には、操作用パイロット管路
26が接続され、その途中には切換弁27が設けられて
いる。切換弁27は常にはバネ圧によってホームポジシ
ョンのb位置に保持され、封鎖用逆止弁25のパイロッ
トポートと作動用パイロット管路18との連通を遮断す
るようになっている。前記操作用パイロット管路26の
接続点Ylと、前記ポート減圧用管路23の接続点Y2
との間には管路28が接続され、管路28の途中には切
換弁29が設けられている。切換弁29は常にはバネ圧
によってホームポジションのa位置に保持され、操作用
パイロット管路26を前記ポート減圧用管路23に、即
ち封鎖用逆止弁25のパイロットポートをドレイン管路
12に連通ずる状態に保持するようになっている。前記
両切換弁27.29のパイロットポートは管路26a。
26bを介して操作用パイロット管路26に接続されて
いる。又、切換弁27の切換設定圧はメインリリーフ弁
44のセット圧より若干小さ(設定され、切換弁29の
切換設定圧はフォーク上昇時のポンプ吐出圧より少し大
きく(切換弁27の設定圧よりさらに若干小さく)設定
されている。前記オリフィス24、封鎖用逆止弁25及
び両切換弁27.29は一つのハウジング内に一体化さ
れて第2のパイロット弁V2を構成している。又、前記
オリフィス24、封鎖用逆止弁25及び両切換弁27.
29により圧抜き手段が構成されている。
又、第1図に示すように、前記主管路4にはリフト用制
御弁5の下流側においてティルト用制御弁30が配設さ
れ、フォークの前傾及び後傾動作を指示するティルトレ
バー31の前傾、中立及び後傾操作位置に対応してティ
ルト用制御弁30がa、b、cの3位置に切換配置され
るようになっている。前記ティルト用制御弁30は3位
置又はC位置の切換えによりティルトシリンダ32の前
室32a及び後室32bに連通する後傾用管路33及び
前傾用管路34と、主管路4に接続されたティルト用管
路35及びドレイン用管路12を介してタンクTに接続
された排出用管路36とを選択的に連通させ、ティルト
シリンダ32の伸縮を行ってフォークの前後傾を行う。
なお、本実施例ではリフトレバー6とティルトレバー3
1とが同時操作された時には、リフト用制御弁5及びテ
ィルト用制御弁30は同時に切換。
えられ、リフトシリンダ7及びティルトシリンダ32の
伸縮によりフォークが昇降及び傾動を同時に行うように
なっている。
次に上記した油圧回路を駆動する電気的構成について説
明する。
前記リフトレバー6の上昇、中立及び下降の操作位置は
リミットスイッチよりなるリフト操作位置センサ37に
て検出されるとともに、同リフトレバー6の上昇操作及
び下降操作における操作量はポテンショメータよりなる
リフト操作量センサ38にて検出され、その検出信号が
コントローラ39に出力される。
又、前記ティルトレバー31の前傾、中立及び後傾位置
はリミットスイッチよりなるティルト操作位置センサ4
0にて検出されるとともに、同レバー31の前傾操作及
び後傾操作における操作量はポテンショメータよりなる
ティルト操作量センサ41にて検出され、その検出信号
がコントローラ39に出力される。
前記コントローラ39はバッテリ42の駆動電源を制御
して誘導電動機43に電力を供給する。
又、前記電動機43は油圧ポンプ1に作動連結されてお
り、油圧ポンプlが設定値以上の戻り油圧にて回転され
ると、これに伴って回転する電動機43がコントローラ
39を介してバッテリ42を回生ずる。
前記コントローラ39はリフト操作位置センサ37の検
出結果に基づき、リフトレバー6が上昇操作されている
と判断すると、リフト操作量センサ38の検出値に対す
る電動機430回転速度を演算する。同様にコントロー
ラ39はティルト操作量センサ41の検出値に対する電
動機43の回転速度を演算する。即ち、リフトレバー6
のみが上昇操作されたときには、リフトレバー6の操作
量に対する回転速度指令値が、ティルトレバー31のみ
が操作されたときにはティルトレバー31の操作量に対
する回転速度指令値が予め定められたプログラムデータ
に基いて演算される。又、リフトレバー6の上昇操作及
びティルトレバー31の操作が同時に行われた時には、
コントローラ39は各操作量に対応する回転速度指令値
を演算し、これら2つの回転速度指令値の中で大きい方
の回転速度指令値を電動機43の回転数として設定する
ようになっている。
そして、コントローラ39は演算された回転速度指令値
に基いてバッテリ42から電動機43に供給される電力
を制御して、前記回転速度指令値に従う回転速度で電動
機43を駆動して油圧ポンプ1の吐出量を調整する。即
ち、リフトレバー6の上昇方向への操作量及びティルト
レバー31の操作量に応じてフォークの上昇速度及びマ
ストの傾動速度を制御する。
次に前記のように構成した油圧装置の作用を説明する。
今、第2図に示すように、フォークを上昇させるべ(リ
フトレバー6を上昇操作すると、リフト用制御弁5がa
位置に保持され、リフトレバー6の操作量に従う回転速
度指令値で回転される電動機43を介して油圧ポンプl
が駆動される。そして、ポンプlから吐出される作動油
がリフト用制御弁5、リフト用管路8を介してリフトシ
リンダ7に供給され、これを伸長させてフォークを上昇
させる。
同時に、主管路4から作動用パイロット管路18に流れ
るパイロット流体P、が駆動用逆止弁15のパイロット
ポートに開放圧力を加える。これにより、駆動用逆止弁
15が開放され、管路14aを介して切換弁16のパイ
ロットポートにリフト用管路8の圧力が作用する。そし
て、負荷が逆止弁16の設定圧以上の場合、即ち重負荷
の場合には、第2図に示すように切換弁16がa位置に
切換えられる。この状態でリフト用管路8の圧油が駆動
用逆止弁15、切換弁16、逆止弁17を通って切換弁
11のポート加圧用パイロット管路13に供給され、接
続点Xの圧力が立ち上がってb位置にあった切換弁11
がa位置に切換えられて第2図の状態となる。このとき
、切換弁27はその設定圧がメインリリーフ弁44のヤ
ット圧力より若干小さく設定されているためb位置に保
持され、封鎖用逆止弁25も閉じた状態に保持される。
従って、加圧用パイロット管路13に供給されるパイロ
ット流体は封鎖用逆止弁25にて退路が封鎖され、加圧
用パイロット管路13に滞留して切換弁11をa位置に
保持し続ける。
前記のりフトレバ−6の上昇操作開始時には、ポンプ1
の作動に伴って主管路4からリフト用制御弁5を経てリ
フト用管路8内に流れる作動油には踊りが発生する。こ
れにより、リフト用管路8内の圧力には脈動が生じる。
そして、リフト用管路8内の圧力が瞬間的に所定値を上
回ると、この過剰圧力分に相当する量のパイロット流体
が圧抜き用パイロット管路22に流出し、逆止弁20及
びオリフィス21を介してリフト用制御弁5の連絡ポー
トJaから既に管路内圧力が低下されたリフト用管路8
内に吸収される。これにより切換弁11にかかるパイロ
ット圧が平均化され、切換弁11の振動及びこの振動に
基づく騒音の発生が防止される。又、リフト用管路8内
の圧力が所定値より低い時には、パイロット流体は逆止
弁20を抜けることなく、切換弁11がa位置に保持さ
れる。
前記リフトレバー6を上昇位置から中立位置に切換操作
すると、第1,4図に示すようにリフト用制御弁5はb
位置に切換えられ、主管路4がドレイン管路12に連通
されて油圧ポンプ1の吐出圧力が急激に0となり、駆動
用逆止弁15が閉じて加圧用パイロット管路13への圧
油の供給は停止される。このとき、リフトシリンダ7の
圧力が変動してもオリフィス21の存在により接続点X
の圧力はそれほど低下せず、切換弁11はa位置に保持
される。
そして、この状態から中立位置にあるリフトレバー6を
下降操作して、第5図に示すようにリフト用制御弁5を
C位置に切換えると、リフトシリンダ7からリフト用管
路8内に流入する戻り油圧は設定値を超える。一方9作
動用パイロット管路18内の圧力は上昇しないため、駆
動用逆止弁15及び封鎖用逆止弁25は閉じた状態に保
持され、切換弁11のパイロットポート圧力はほとんど
変わらず切換弁11がa位置に保持される。このため、
切換弁11は状態変化がなく、切換動作に伴う振動等が
回避される。従って、リフトシリンダ7からの高圧の戻
り油はa位置に保持された切換弁11により、ドレイン
管路12への流れが確実に断たれて帰還用管路9から主
管路4に流れる。
そして、タンクT側への連通が回生用逆止弁3にて封鎖
されているため、この高圧の戻り油がポンプ1内に圧送
されてポンプ1を回転させ、これに追従して回転する電
動機43が発電機として機能し、コントローラ39を介
してバッテリ42が充電される。
一方、負荷が逆止弁16の設定圧未満の軽負荷状態でリ
フトレバー6を上昇操作した場合には、作動用パイロッ
ト管路18に流れるパイロット流体により駆動用逆止弁
15が開放されても切換弁16がb位置に保持され、ポ
ート加圧用パイロット管路13とリフト用管路8とは連
通されない状態に保持される。従って、ポート加圧用パ
イロット管路13にはばね圧に抗して切換弁11を作動
させるパイロット流体が供給されず、切換弁11は分岐
管路りをドレイン管路12に連通させるb位置に保持さ
れる。
リフトレバー6を中立位置に切換えた場合も切換弁16
がb位置に保持され、切換弁11も前記の状態に保持さ
れる。そして、この状態でリフトレバー6を下降操作す
ると、切換弁11はb位置部ち分岐管路りをドレイン管
路I2に連通させる位置に保持された状態を維持する。
従って、リフトシリンダ7からの低圧の戻り油は帰還用
管路9から切換弁11を介してドレイン管路12内に流
れる。このため、低圧の戻り油がポンプ1、即ち電動機
43を回転させることがなく、バッテリ42の無駄な電
力消費が回避される。
又、リフトレバー6の上昇操作によりリフトシリンダ7
かストロークエンドまで伸長すると、リフトシリンダ7
内が昇圧され、油圧ポンプ1の吐出圧がメインリリーフ
弁44のリリーフ圧となり、負荷が軽負荷の場合であっ
ても切換弁16がa位置(開放位置)に移動され、切換
弁11の加圧用パイロット管路13にリフト用管路8内
の圧油か閉鎖用パイロット管路14を介して供給される
一方、作動用パイロット管路18内の圧力もメインリリ
ーフ弁44のリリーフ圧となるため、第2のパイロット
弁V2の切換弁27,29が作動される。そして、第3
図に示すように切換弁27がa位置に配置されて作動用
パイロット管路18と封鎖用逆止弁25のパイロットポ
ートとが連通される。又、切換弁29がb位置に配置さ
れて封鎖用逆止弁25のパイロットポートとトレイン管
路12との連通状態が遮断される。
従って、作動用パイロット管路18内の圧油が操作用パ
イロット管路26を介して封鎖用逆止弁25のパイロッ
トポートに供給され、同逆止弁25が開放される。これ
によりリフト用管路8の圧油が第1のパイロット弁V1
の駆動用逆止弁15、切換弁16及び逆止弁17を通っ
て接続点Xに流れ、さらに第2のパイロット弁V2のオ
リフィス24及び封鎖用逆止弁25を通ってトレイン管
路12へ流出する。従って、接続点Xの圧力はメインリ
リーフ弁44のセット圧より少し低い値に保持され、切
換弁11がa位置に保持される。
この状態からリフトレバー6を操作してリフト用制御弁
5を中立位置(b位置)に切換えると、油圧ポンプ1の
吐出圧力が直ちに0になり、第2のパイロット弁V2の
切換弁27がb位置に、切換弁29がa位置にそれぞれ
直ちに復帰する。従って、封鎖用逆止弁25はそのパイ
ロット圧力が直ちにOとなって閉鎖状態に戻る。一方、
駆動用逆止弁15はオリフィス19の存在により、その
パイロット圧力の低下が封鎖用逆止弁25に比較して遅
いため、しばらく開放状態に保持される。
そして、重負荷時には駆動用逆止弁15を過つた圧油に
より切換弁16が開放状態に保持されてリフトシリンダ
7の圧油が切換弁11のパイロットポートに供給される
。封鎖用逆止弁25は油圧ポンプlの吐出圧力が0に近
い時点で閉じるため、同逆止弁25の閉鎖後に閉鎖用パ
イロット管路14を介して流れ込む圧油の圧力は負荷相
当圧力に下がっている。そして、リフトシリンダ7の圧
油が切換弁11のパイロットポートにたまり、接続点X
の圧力がほぼ負荷相当圧力になる。
一方、軽負荷時にはリフトシリンダ7の圧力が切換弁1
6の設定圧を下回った時点で同切換弁16がb位置に移
動されて閉鎖され、それ以降はリフトシリンダ7の圧油
が切換弁11のパイロットポートに供給されず、接続点
Xの圧力は0に近く切換弁11は開放状態(b位置)と
なる。前記のようにストロークエンドでリフト用制御弁
5を上昇位置から中立位置に切換えると、逆止弁11は
負荷の状態に対応した作動状態になる。
中立状態からりフトレバ−6を操作してリフト用制御弁
5を下降位置(C位置)に切換えると、切換弁11は中
立状態での位置に保持される。従って、重負荷時には切
換弁11がa位置に保持され、リフトシリンダ7からの
戻り油はドレイン管路12に流出することはなく、確実
にポンプ1内に流入してポンプ1を回転させ、これに追
従して回転する電動機43か発電機として機能し、コン
トローラ39を介してバッテリ42が充電される。
又、軽負荷時には切換弁11がb位置に保持され、リフ
トシリンダ7からの戻り油は分岐管路73及び切換弁1
1を通ってトレイン管路12に流出する。
次にリフトレバー6の上昇操作によりリフトシリンダ7
がストロークエンドまで伸長された状態でティルトシリ
ンダ32の前(後)傾操作を行った場合を説明する。リ
フトシリンダ7がストロークエンドまで伸長された状態
では、前記のように主管路4、リフト用管路8及び作動
用パイロット管路18内の圧力がメインリリーフ弁44
のリリーフ圧となっている。そして、第2のパイロット
弁V2の切換弁27がa位置に、切換弁29がb位置に
それぞれ配置され、リフト用管路8の圧油が第1のパイ
ロット弁Vlの駆動用逆止弁15、切換弁16、逆止弁
17及び第2のパイロット弁V2のオリフィス24、封
鎖用逆止弁25を通ってドレイン管路12へ流出する状
態に保持されて切換弁11がa位置に保持されている。
この状態でリフトレバー6を中立位置に戻してティルト
シリンダ32の前(後)傾操作を行うと、油圧ポンプ1
の吐出圧力がティルトリリーフ弁45のセット圧以下に
下がる。これにより切換弁27が閉鎖状態(b位置)に
、切換弁29が開放状態(a位置)にそれぞれ復帰して
、前記と同様に封鎖用逆止弁25のパイロット圧力が直
ちに0になり、同逆止弁25が閉じる。そして、前記と
同様に切換弁11が負荷に対応した作動状態に保持され
る。
従って、この状態からティルトレバー31を中立位置に
戻した後、リフトレバー6を下降操作すると前記と同様
に、重負荷時には切換弁11がa位置に保持され、リフ
トシリンダ7からの戻り油によりポンプ1が回転される
とともに電動機43が発電機として機能し、コントロー
ラ39を介してバッテリ42が充電される。一方、軽負
荷時には切換弁11がb位置に保持され、リフトシリン
ダ7からの低圧の戻り油は分岐管路73及び切換弁11
を通ってドレイン管路12に流出する。このため、低圧
の戻り油がポンプ1、即ち電動機43を回転させること
が確実に防止され、バッテリ42の無駄な電力消費が回
避される。
[実施例2] 次に第2実施例を第6〜8図に従って説明する。
この実施例では前記実施例の装置における第2のパイロ
ット弁V2内の2個の切換弁27.29を1個の3ポ一
ト3位置切換弁46に置き換えた点のみが異なり、その
他の構成は同じである。3位置切換弁46の切換条件は
次のように設定されている。油圧ポンプ1の吐出圧が0
〜「全負荷時のリフト上昇時のポンプ吐出圧より少し大
きい圧」の範囲では、第6図に示すように、操作用パイ
ロット管路26に連通するポートPが遮断されるととも
に、封鎖用逆止弁25のパイロットポートに連通ずるポ
ートPLとドレイン管路12に連通ずるポー)PTとが
連通ずるa位置に配置される。
ポンプlの吐出圧が「全負荷時のリフト上昇時のポンプ
吐出圧より少し大きい圧」〜「メインリリーフ弁44の
セット圧−α」の範囲では、第7図に示すように、操作
用パイロット管路26に連通するポートPと、封鎖用逆
止弁25のパイロットポートに連通ずるポートPLと、
ドレイン管路12に連通ずるポートPTとがいずれも遮
断されるb位置に配置される。ポンプlの吐出圧が「メ
インリリーフ弁44のセット圧−α」より大きな範囲で
は、第8図に示すように、操作用パイロット管路26に
連通ずるポー)Pと封鎖用逆止弁25のパイロットポー
トに連通するポートPLとが連通され、ドレイン管路1
2に連通するポートPTが遮断されるC位置に配置され
る。
従って、この実施例の装置においても前記実施例の場合
と同様に封鎖用逆止弁25が駆動制御され、切換弁11
も同様に切換制御されて同様な作用効果を発揮する。又
、この実施例では第2のパイロット弁V2の構造がより
簡単となる。
[実施例3] 次に第3実施例を第9図(a)、(b)に従って説明す
る。この実施例では第2のパイロット弁V2に設けられ
たオリフィスの配置構成が前記第2実施例と異なり、そ
の他の構成は同じである。
すなわち、この実施例ではポート減圧用管路23の接続
点Xと封鎖用逆止弁25との間にオリフィス24が設け
られる代わりに、ポート減圧用管路23の接続点Y2と
封鎖用逆止弁25との間にオリフィス24aが、3位置
切換弁46のポートPTと前記接続点Y2とを連結する
管路28の途中にオリフィス24bがそれぞれ設けられ
ている。
この実施例においてはりフトレバ−6の上昇操作中、リ
フトシリンダ7がストロークエンド゛まで伸長すると、
前記両実施例と同様にリフトシリンダ7内が昇圧され、
油圧ポンプlの吐出圧がメインリリーフ弁44のリリー
フ圧となり、負荷が軽負荷の場合であっても第9図(b
)に示すように切換弁16がa位置(開放位置)に移動
され、切換弁11の加圧用パイロット管路13にリフト
用管路8内の圧油が閉鎖用パイロット管路14を介して
供給される。一方、作動用パイロット管路18内の圧力
もメインリリーフ弁44のリリーフ圧となるため、第2
のパイロット弁V2の3位置切換弁46が作動される。
そして、3位置切換弁46がC位置に配置されて作動用
パイロット管路18と封鎖用逆止弁25のパイロットポ
ートとが連通されるとともに、封鎖用逆止弁25のパイ
ロットポートとドレイン管路I2との連通状態が遮断さ
れる。
従って、作動用パイロット管路18内の圧油が操作用パ
イロット管路26を介して封鎖用逆止弁25のパイロッ
トポートに供給され、同逆止弁25が開放される。これ
によりリフト用管路8の圧油が第1のパイロット弁V1
の駆動用逆止弁15、切換弁16及び逆止弁17を通っ
て接続点Xに流れ、さらに第2のパイロット弁V2の封
鎖用逆止弁25及びオリフィス24aを通ってドレイン
管路12へ流出する。(この時、油圧ポンプ1の吐出圧
力はオリフィス24aによって決まり、その値は「メイ
ンリリーフ弁44のセット圧−α」である。)従って、
接続点Xの圧力は「メインリリーフ弁44のセット圧−
α」に保持され、切換弁11がa位置に保持される。
この状態からりフトレバ−6を操作してリフト用制御弁
5を中立位置(b位置)に切換えると、油圧ポンプlの
吐出圧力が直ちに0になり、第9図(a)に示すように
第2のパイロット弁V2の3位置切換弁46がa位置に
直ちに復帰する。従って、封鎖用逆止弁25に供給され
ていたパイロット流体はオリフィス24bを経てドレイ
ン管路12に流出する。そして、オリフィス24bの存
在により、パイロット圧力は直ちに0とならず徐々に閉
鎖状態に戻る。一方、駆動用逆止弁15もオリフィス1
9の存在により、そのパイロット圧力の低下が遅いため
、しばらく開放状態に保持される。
そして、重負荷時には駆動用逆止弁15を通った圧油に
より切換弁16が開放状態に保持されてリフトシリンダ
7の圧油が切換弁11のパイロットポートに供給される
。封鎖用逆止弁25の閉鎖時期はオリフィス24bによ
り設定される。そして、同逆止弁25の閉鎖後に閉鎖用
パイロット管路14を介してポート加圧用パイロット管
路13に負荷相当圧力の圧油が流れ込むようにオリフィ
ス24bが調整されているため、リフトシリンダ7の圧
油が切換弁11のパイロットポートにたまり、接続点X
の圧力がほぼ負荷相当圧力になる。
前記両実施例ではリフトシリンダ7がストロークエンド
まで伸長された状態における切換弁11のパイロット圧
力(接続点Xの圧力)を、リフトレバー6の上昇操作中
は「メインリリーフ弁44のセット圧−α」に、リフト
レバー6が中立位置に切換えられた時は負荷相当圧にな
るように設定する2個の独立した役割を1個のオリフィ
ス24の作用により行わせるようにしていたため、いく
らか無理がありその確実性が低い。しかし、この実施例
では2個のオリフィス24 a、  24 bが前記の
役割をそれぞれ独立に行うため、切換弁11のパイロッ
ト圧力が確実に所定の圧力に保持される。
なお、本発明は前記両実施例に限定されるものではなく
、例えば、第1実施例においてもオリフィス24に代え
て2個のオリフィス24a、24bを使用する構成を採
用したり、誘導電動機43に代えて直流電動機を採用し
たり、フォークリフト以外の産業車両に応用してもよい
[発明の効果コ 以上詳述したように本発明によれば、荷役部材が重負荷
で下降された時、リフトレバーの安定した操作性及びバ
ッテリの安定した回生を保証するとともに、荷役部材が
重負荷で上昇される時には、騒音や振動の発生を回避し
て良好な作業環境を確保することができる。又、帰還路
切換弁のパイロット圧力を供給する回路に逆止弁に代え
て切換弁を使用することにより構成が簡単となり、しか
も、リフトシリンダが上昇ストロークエンドまで伸長さ
れた状態から下降操作を行った場合にも帰還路切換弁を
負荷に応じた位置に保持することができ、フォークが無
負荷、軽負荷で下降する時に、低圧の戻り油によって電
動機が回転されることによるバッテリ電力の無駄な消費
を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本発明を具体化した第1実施例を示すもの
であって、第1図は油圧的及び電気的構成を示す回路図
、第2図はフォーク上昇時における油圧的及び電気的構
成を示す回路図、第3図はフォークが最上昇位置にある
時の各切換弁の状態を示す油圧回路図、第4図はフォー
クを上下動させることなく保持した状態における油圧的
及び電気的構成を示す回路図、第5図はフォーク下降時
における油圧的及び電気的構成を示す回路図、第6〜8
図は第2実施例を示すものであって、第6図は油圧的及
び電気的構成を示す回路図、第7゜8図は切換弁が切換
られた状態を示す要部油圧回路図、第9図(a)、(b
)は第3実施例の要部油圧回路図、第1θ図は従来例に
おける油圧的及び電気的構成を示す回路図、第11図は
別の従来例のフォーク上昇時における油圧的及び電気的
構成を示す回路図、第12図は同じくフォーク下降時に
おける油圧的及び電気的構成を示す回路図である。 油圧ポンプl、リフト用制御弁5、リフトシリンダ7、
帰還路切換弁としての切換弁11、ドレイン管路12、
ポート加圧用パイロット管路13、パイロット圧供給手
段を構成する閉鎖用パイロット管路14、駆動用逆止弁
15、切換弁16、逆止弁17、作動用パイロット管路
18及びオリフィス19、変動吸収手段を構成する逆止
弁20、オリフィス21及び圧抜き用パイロット管路2
2、圧抜き手段を構成するオリフィス24、封鎖用逆止
弁25及び両切換弁27.’29、バッテリ41、誘導
電動機43゜ 特許出願人 株式会社 豊田自動織機製作所仁科工業株
式会社 代理人   弁理士 恩田博宣(ほか1名)と・−26 厄 ん

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、荷役部材を昇降させるためのリフトシリンダと、 前記リフトシリンダに作動油を供給するとともに、リフ
    トシリンダの収縮時にリフトシリンダから帰還される戻
    り油の圧力値が所定値を超えた時、同戻り油にて回転駆
    動され、油圧モータとして機能する油圧ポンプと、 前記リフトシリンダと油圧ポンプとの間に介装され、位
    置切換えによりリフトシリンダを伸縮させるリフト用制
    御弁と、 前記油圧ポンプに作動連結され、かつバッテリから供給
    される電力にて駆動されて前記油圧ポンプを回転させる
    とともに、油圧ポンプにより回転されてバッテリの電力
    回生を行う電動機と を備えたバッテリ式産業車両における油圧装置において
    、 前記戻り油の帰還路内に配設され、戻り油の帰還路を油
    圧ポンプ側及びドレイン側に選択的に切換接続させる帰
    還路切換弁と、 前記リフトシリンダの伸長時及び収縮時に、リフトシリ
    ンダ内の油圧値に相当するパイロット圧を、管路の途中
    に設けられた切換弁の切換制御により前記帰還用切換弁
    のパイロットポートに供給可能なパイロット圧供給手段
    と、 前記帰還用切換弁のパイロットポートとドレイン管路と
    の間に設けられた管路の途中にパイロット操作式の逆止
    弁を備え、そのパイロット圧の切換が切換弁により行わ
    れる圧抜き手段と、 前記リフトシリンダが伸縮された時、リフト用制御弁と
    リフトシリンダとの間における油圧値の脈動に基づく前
    記帰還用切換弁のパイロット圧の不規則な変動を吸収す
    る変動吸収手段と を設けたバッテリ式産業車両における油圧装置。
JP24542290A 1990-07-13 1990-09-14 バッテリ式産業車両における油圧装置 Pending JPH04179698A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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