JP3078477B2 - 作業台角度調整装置 - Google Patents

作業台角度調整装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、起伏作動が自在なブー
ムの先端に配設された作業台を、ブームの起伏角度の如
何に拘らず常時水平に維持するレベリング装置を設けた
高所作業装置において、作業台の角度の調節を行う作業
台角度調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基台に対して起伏作動が自在なブームの
先端に作業者が搭乗する作業台を有してなる高所作業装
置としては、図1に示すような高所作業車10がある。
この高所作業車10は、車体11上に配設された旋回台
12にブーム13を起伏自在に配設するとともに、この
ブーム13の先端部に前後方向(垂直方向)に揺動自在
な垂直ポスト18を配設し、この垂直ポスト18に作業
台14を設けて構成している。
【0003】このように構成された高所作業車10にお
いては、作業台レベリング機構が設けられ、ブーム13
の起伏角度の如何に拘らず作業台14を常時水平に維持
するように(垂直ポスト18を常時垂直に維持するよう
に)している。作業台レベリング機構は、ブーム13と
垂直ポスト18との間に配設された油圧伸縮シリンダで
ある上レベリングシリンダ23と、旋回台12とブーム
13との間に配設された同じく油圧伸縮シリンダである
下レベリングシリンダ22とから構成されている。
【0004】そして、各レベリングシリンダ22,23
のボトム側油室同士を送油管によって繋ぐとともにロッ
ド側油室同士も送油管によって繋ぐことにより、旋回台
12とブーム13との間に配設された起伏シリンダ21
の伸縮作動を行ったときには、下レベリングシリンダ2
2の伸縮量に応じて上レベリングシリンダ23の伸縮作
動が行われるため、作業台14を常時水平に維持させる
ことができる。
【0005】このように構成された高所作業車10にお
いては、始業点検時に作業台14が傾いていることが検
出された場合には、上レベリングシリンダ23の伸縮量
の調整を行って作業台14を水平状態に戻す必要がある
ため、この作業台レベリング機構には作業台角度調整装
置が設けられている。
【0006】作業台角度調整装置は、前記のボトム側油
室同士およびロッド側油室同士を繋いでいるそれぞれの
送油配管(レベリング配管)の一部に調整用バルブを設
け、このバルブを開放した状態でレベリング配管への作
動油の給排を行う調整用給排装置と連通するように構成
されている。これにより、調整用バルブを開放した状態
で調整用給排装置の作動制御を行えば上レベリングシリ
ンダ23の伸縮量の調整を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された作業台角度調整装置においては、角度調
整時の調整用給排装置の作動制御を行うときに作動制御
量が大きくなりすぎると、作業台14が大きく傾斜して
しまうことがある。このとき、作業台本体14a内に作
業者が搭乗していたり、作業装置等が積まれていたりす
ると、搭乗している作業者の姿勢が不安定になったり積
載した作業装置が倒れたりすることがあるという問題が
あった。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、作業台に作業者が搭乗していたり物が積載
されている場合には、作業台の角度調整を行わせないよ
うにした、作業台角度調整装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
め、本発明に係る作業台角度調整装置は、基台上に少な
くとも起伏作動が自在に配設されたブームの先端に揺動
作動が自在に配設された作業台の揺動角度の調整を行う
ものであり、ブームと作業台との間に配設した作業台揺
動シリンダの伸縮作動を行うことにより作業台の垂直面
内での揺動作動を行わせる。そして、設定作動手段の操
作を行うことにより作業台揺動シリンダの伸縮作動を任
意に行って作業台を所望の設定角度に垂直揺動させる。
【0010】また、角度維持手段によってブームの起伏
角度に応じて作業台揺動シリンダの伸縮作動を行わせ
て、ブームの起伏角度の如何に拘らず作業台をほぼ水平
に維持する。ここで、作業台揺動シリンダの伸縮作動を
設定作動手段によって行わせるか角度維持作動手段よっ
て行わせるかの選択は作動選択手段を選択操作すること
によりなされる。そして、設定作動手段よる作動が選択
され、作業台荷重検出手段により所定荷重以上の荷重が
検出されたときには、作動阻止手段により作業台揺動シ
リンダの伸縮作動を阻止するように構成している。
【0011】
【作用】このような作業台角度調整装置を用いた場合に
は、作動選択手段において角度維持作動手段による作動
の選択がなされた場合には、ブームの起伏角度の如何に
拘らず作業台をほぼ水平に維持させることができる。そ
して、この作動がなされているときに作業台が水平でな
くなったときは、設定作動手段による作動に切り換え、
作業台が水平となるように作業台揺動シリンダの作動を
行う。
【0012】このとき、作業台揺動シリンダの伸縮作動
を阻止する所定荷重以上の荷重として、作業者の体重相
当の荷重を設定したり、作業に必要な作業装置等の荷重
を設定することにより、作業台に作業者が搭乗すること
等によって作業台の荷重が所定荷重以上の荷重となって
いる場合には、作動阻止手段によって作業台揺動シリン
ダの伸縮作動はなされないため、作業台が水平状態から
大きく揺動する(傾斜する)ことがなくなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る作業台角度調整装置を設
けた高所作業車10について図1および図2を参照しな
がら説明する。なお、図2においては、高所作業車10
におけるブーム13の起伏・伸縮作動に係わる部分の油
圧回路のみを表し、旋回台12の旋回制御や車体11を
支持するジャッキ等の伸縮制御を行う部分については記
載を省略している。また、起伏制御バルブ25および伸
縮制御バルブ26に関連するリリーフ弁等についてもそ
の記載を省略して説明する。
【0014】高所作業車10は、車体11上に図示しな
い油圧モータの回転作動により車体11に対して旋回自
在な旋回台12を有し、この旋回台12に起伏自在に伸
縮ブーム13が取り付けられている。この伸縮ブーム1
3はテレスコピックに(入れ子式に)伸縮自在な基端ブ
ーム13a,中間ブーム13bおよび先端ブーム13c
からなり、基端ブーム13aが旋回台12に枢支される
ことにより起伏自在に構成されている。
【0015】この伸縮ブーム13は内部に配設された伸
縮シリンダ(図1には図示せず)24の伸縮作動により
伸縮し、旋回台12と基端ブーム13aとの間に配設さ
れた起伏シリンダ21の伸縮作動により起伏作動され
る。
【0016】先端ブーム13cの先端には上下に(垂直
方向に)揺動自在に支持部材15が取り付けられてい
る。この支持部材15は上方に延びる垂直ポスト18を
有し、垂直ポスト18に作業台ブラケット14bが回動
自在に取り付けられている。作業台ブラケット14bに
は作業者が搭乗可能に構成された作業台本体14aが取
り付けられている。なお、これら作業台本体14aおよ
び作業台ブラケット14bが作業台14を構成する。
【0017】作業台14には作業者が搭乗するため、作
業台14は伸縮ブーム13の起伏の如何に拘らず常時水
平に保持する必要がある。このため、この高所作業車1
0には、下レベリングシリンダ22と上レベリングシリ
ンダ23とから構成されるレベリング装置(角度維持作
動手段)が取り付けられている。下レベリングシリンダ
22は旋回台12と基端ブーム13aとの間に配設され
ており、上レベリングシリンダ23は先端ブーム13c
と支持部材15との間に配設されている。
【0018】なお、起伏シリンダ21、下レベリングシ
リンダ22、上レベリングシリンダ23および伸縮シリ
ンダ24は、それぞれボトム側油室21a〜24aおよ
びロッド側油室21b〜24bを有して形成され、ボト
ム側油室およびロッド側油室への作動油の給排制御を行
うことにより伸縮作動を行う油圧伸縮シリンダである。
【0019】このように構成された高所作業車10にお
いては、作業台本体14aに配設された上部操作装置1
6もしくは車体11に配設された下部操作装置17の作
動制御を行うことにより伸縮ブーム13の起伏・伸縮作
動および旋回台12の旋回作動を行う。
【0020】ここで、伸縮ブーム13の起伏・伸縮作動
の作動制御について説明する。上部もしくは下部操作装
置16,17において伸縮ブーム13の起伏操作がなさ
れた場合には、操作装置16等からの操作信号により起
伏制御バルブ25が作動し、ポンプPから供給されてタ
ンクTへ排出される作動油を起伏シリンダ21のボトム
側油室21a,ロッド側油室21bへ給排することによ
り、起伏シリンダ21の伸縮作動がなされ、伸縮ブーム
13の起伏作動がなされる。
【0021】また、操作装置16等により伸縮ブーム1
3の伸縮作動がなされた場合には、操作装置16等から
の操作信号により伸縮制御バルブ26が作動し、伸縮シ
リンダ24のボトム側油室24a,ロッド側油室24b
への作動油の給排が行われ、伸縮シリンダ24が伸縮作
動することにより伸縮ブーム13の伸縮作動がなされ
る。
【0022】ここで、伸縮制御バルブ26と伸縮シリン
ダ24とを繋ぐ送油管124,126の途中には切換バ
ルブ27が配設されている。この切換バルブ27は、通
常は伸縮制御バルブ側配管126と伸縮シリンダ側配管
124とを連通させて、上記のような伸縮シリンダ24
の作動制御を行わせる。なお、この切換バルブ27は、
作業台14の角度調整を行うときの切換作動を行うもの
であるがその作動制御については後述する。
【0023】両レベリングシリンダ22,23において
は、ボトム側油室22a,23a同士およびロッド側油
室22b,23b同士がレベリング配管122a,12
2bによって連通されている。これにより、伸縮ブーム
13の起仰作動(起伏シリンダ21の伸長作動)がなさ
れたときは、下レベリングシリンダ22のロッド22c
が引っ張られるため、下レベリングシリンダ22のロッ
ド側油室22bから作動油が排出され、この作動油が上
レベリングシリンダ23のロッド側油室23bに供給さ
れるとともに、上レベリングシリンダ23のボトム側油
室23aから排出される作動油が下レベリングシリンダ
22のロッド側油室22aに供給されることにより上レ
ベリングシリンダ23の縮小作動がなされる。
【0024】また、伸縮ブーム13の倒伏作動(起伏シ
リンダ21の縮小作動)がなされたときは、上記とは逆
の作動油の給排がなされ、上レベリングシリンダ23の
伸長作動がなされる。これにより、起伏作動と逆の揺動
作動が支持部材15に与えられるため、垂直ポスト18
が伸縮ブーム13に対して垂直面内で揺動作動を行うこ
とにより常時垂直状態を維持し、作業台14の姿勢が常
時水平に保持される。
【0025】このように構成された高所作業車10にお
いては、作業車の製作時はもとより、長時間の使用によ
って作業台14が傾斜して水平でなくなったときに、作
業台14を水平に戻すための作業台角度調整を行う。こ
の角度調整は、作業台角度調整装置によって行われる。
作業台角度調整装置は、作業台荷重検出器(作業台荷重
検出手段)19、切換バルブ(作動選択手段)27、切
換作動検出器28、電磁バルブ(作動阻止手段)29、
およびコントローラ30とから構成されている。
【0026】作業台荷重検出器19はリング円盤状のロ
ードセルからなり、支持部材15の上に載置されてい
る。作業台ブラケット14bは、積載荷重検出器19の
上に載置されるため、作業台本体14aの積載荷重、す
なわち、作業台本体14aに搭乗した作業者Mや、作業
台本体14aに載せられた工具、作業装置等の荷重と、
作業台14の荷重との合計の荷重が作業台荷重検出器1
9により検出される。
【0027】切換バルブ27は、右動した状態(通常の
状態)で前記のように伸縮制御バルブ側配管126と伸
縮シリンダ側配管124とを連通させて伸縮ブーム13
の伸縮作動を許容するとともに、レベリング配管122
およびこのレベリング配管122に繋がるリリーフ配管
123を閉回路とし、作業台14の水平状態を保持する
レベリング作動(角度維持作動)を行わせる。
【0028】そして、切換バルブ27を左動させて(切
換作動を行って)作業台の角度調節状態とすると、伸縮
シリンダ側配管124が遮断され、伸縮ブーム13の伸
長量が保持される。また、伸縮制御側バルブ配管126
は、リリーフ配管123を介してレベリング配管122
に繋がる。
【0029】このため、上記のように切り換えた状態で
操作装置17によりブームの伸縮操作を行うと、伸縮制
御バルブ26の作動制御により上レベリングシリンダ2
3の伸縮作動が行われ、支持部材15を揺動させること
により、作業台14を揺動させることができるため、作
業台14を水平状態にする等、所望の角度に調整するこ
とができる。
【0030】ここで、操作装置17および伸縮制御バル
ブ26が請求の範囲に記載の設定作動手段を構成するた
め、上レベリングシリンダ23の伸縮作動を任意に行う
ことができる。なお、詳細を後述するように、切換バル
ブ27を作業台の角度調整状態とした場合には、作業台
上の操作装置16による操作は不可能となる。
【0031】例えば、作業台14を起仰させる(上レベ
リングシリンダ23を伸長させる)場合には、操作装置
17により伸縮ブーム13を伸長させる操作を行う。こ
れにより、ポンプPから吐出される作動油が、伸縮制御
バルブ側配管126のボトム側配管126aを通るとと
もに、伸縮シリンダ側配管124のボトム側配管124
aを通って上レベリングシリンダ23のボトム側油室2
3aに供給され、上レベリングシリンダ23の伸長作動
がなされる。
【0032】なお、このとき下レベリングシリンダ22
のボトム側油室22aにも作動油の供給がなされるが、
伸縮ブーム13は、下レベリングシリンダ22のシリン
ダ径より太いシリンダ径を有する(受圧面積が大きい)
起伏シリンダ21によって起伏角度が保持されるため、
下レベリングシリンダ22が伸長作動(伸縮ブーム13
の起仰作動)することはない。
【0033】また、作業台14を倒伏させる(上レベリ
ングシリンダ23を縮小させる)には、操作装置17に
より伸縮ブーム13の縮小操作を行えばよい。
【0034】上記のような作業台14の角度調整作業に
おいて、操作装置17の操作を操作したときに、上レベ
リングシリンダ23を全縮状態から全伸状態まで伸縮さ
せることを可能に構成した場合、作業台14の角度調整
作業を行う者の意に反したり、作業者の行為によって必
要以上(作業台14を水平状態とする以上)に操作装置
17の操作を行ったりして上レベリングシリンダ23の
大きな伸縮作動がなされると作業台14が水平状態から
大きく傾斜することとなる。
【0035】このとき、作業台本体14aに作業者が搭
乗していたり作業装置等が積載されていたりすると、作
業台本体14a内での作業者の姿勢が不安定になった
り、積載している物が移動したり倒れたりして好ましく
ない。このため、この角度調節装置においては、作業台
14に作業者が搭乗していたり作業装置等が積載されて
いる場合には上記の角度調節作業を行わせないように制
御することとしている。
【0036】この制御は、作業台荷重検出器19によっ
て検出された作業台14の荷重が、作業台本体14a等
の自重に対して所定値以上の荷重の増加が検出された場
合には、コントローラ30に検出信号を送信し、検出信
号を受信したコントローラ30は、切換バルブ27が左
動されている(角度調節作業側に切り替わっている)場
合でも電磁バルブ29を上動(図2に示す状態)させ、
各制御バルブ25,26の手前でポンプ側配管120a
とタンク側配管120bとを連通させ、ポンプPから吐
出される作動油が伸縮制御バルブ26に流れないように
することによりなされる。
【0037】すなわち、作業台荷重検出器19がコント
ローラ30に検出信号を送信する所定荷重を作業者の体
重相当の荷重と設定することにより、作業台14に作業
者が搭乗していたり、体重相当の荷重を有する作業装置
等が積載されている場合には、上レベリングシリンダ2
3をはじめとする各シリンダの作動を行うことができな
くなる。
【0038】ここで切換バルブ27が左動されているか
否かの検出は、切換バルブ27のアクチュエータにより
切換作動検出器28が押動されたか否かを検出すること
によってなされ、切換バルブ27が左動して切換作動検
出器28が押動されたときには、コントローラ30に切
換作動がなされている旨の信号の送信を行うことによっ
てなされる。
【0039】このように構成された高所作業車10にお
いては、作業台14に作業者が搭乗しているときは作業
台14の角度調節作業を行うことはできないため、切換
バルブ27が角度調節作動側に切り替わっている場合に
は、作業台本体14a上の操作装置16からの制御を規
制するようにしてもよい。
【0040】なお、上記の実施例においては、作業台1
4を常時水平に維持するレベリング作動を行うために下
レベリングシリンダ22と上レベリングシリンダ23と
を連通させることとしているが、本発明はこれに限られ
るものではない。例えば、下レベリングシリンダ22に
代えて、伸縮ブーム13の起伏角度を検出する角度検出
手段を設けるとともに、上レベリングシリンダ23の伸
縮作動を行わせる作動制御装置を設け、この角度検出手
段からの検出信号に基づいて、作業台14が常時水平と
なるような上レベリングシリンダ23の伸縮作動を行わ
せるように構成してもよい。
【0041】また、作動阻止手段である電磁バルブ29
を、ポンプ側配管120aにおける作動油の流れを遮断
する遮断バルブとしてもよく、作動阻止手段として伸縮
制御バルブ26を中立状態とさせる制御を行ったり、ポ
ンプPの作動を停止させるようにしてもよい。
【0042】さらに、上記の実施例においては、作業台
荷重検出器19がコントローラ30に検出信号を送信す
る所定荷重を作業者の体重相当の荷重と設定している
が、作業装置等の重量を考慮して体重相当の荷重よりも
少ない荷重に設定してももちろんよい。
【0043】また、作業台14の荷重を検出する作業台
荷重検出器としては、上レベリングシリンダ23の支持
軸部分に作用する荷重の検出を行う荷重検出器等、他の
構成の荷重検出器でもよい。
【0044】なお、上記の実施例においては、ブーム1
3が配設された基台を走行自在な車体によって構成した
高所作業車10を例にとって説明したが、基台は車体に
限られるものでは無いことはむろんである。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の作業台角
度調整装置によれば、角度維持手段によってブームの起
伏角度の如何に拘らず常時作業台を水平に維持し、作業
台が水平でなくなったときには、設定作動手段によって
作業台が水平となるような作業台揺動シリンダの作動を
行う。このとき、作業台に作業者が搭乗すること等によ
って作業台の荷重が所定荷重以上の荷重となっている場
合には、作動阻止手段によって作業台揺動シリンダの伸
縮作動はなされない。これにより、作業台が水平状態か
ら大きく傾斜することがなくなるため、作業台に搭乗し
た作業者の姿勢が不安定になったり、作業台に載せたも
のが倒れたりすることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る作業台角度調整装置を備えた高所
作業車を示す正面図である。
【図2】上記作業台角度調整装置の構成を示す油圧およ
び電気回路図である。
【符号の説明】
11 車体 12 旋回台 13 伸縮ブーム 14 作業台 19 積載荷重検出検出器 21 起伏シリンダ 22 下レベリングシリンダ 23 上レベリングシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66F 9/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上に少なくとも起伏作動が自在に配
    設されたブームと、 このブームの先端に垂直面内に揺動自在に配設された作
    業台と、 前記作業台の荷重を検出する作業台荷重検出手段と、 前記ブームと前記作業台との間に配設され、伸縮作動を
    行うことにより前記作業台の垂直面内での揺動作動を行
    わせる作業台揺動シリンダと、 前記作業台揺動シリンダの伸縮作動を任意に行う設定作
    動手段と、前記ブームの起伏角度に応じて前記作業台揺
    動シリンダの伸縮作動を行わせて、前記ブームの起伏角
    度の如何に拘らず前記作業台をほぼ水平に維持する角度
    維持作動手段と、 前記作業台揺動シリンダの伸縮作動を、前記設定作動手
    段および前記角度維持作動手段のいずれにより行わせる
    かの選択を行う作動選択手段と、 この作動選択手段による前記設定作動手段を選択した信
    号と、前記作業台荷重検出手段による所定荷重以上の荷
    重を検出した信号とにより、前記作業台揺動シリンダの
    伸縮作動を阻止する作動阻止手段とからなることを特徴
    とする作業台角度調整装置。
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