JP2002135527A - 画像形成装置に用いられる画像読取装置 - Google Patents
画像形成装置に用いられる画像読取装置Info
- Publication number
- JP2002135527A JP2002135527A JP2000294599A JP2000294599A JP2002135527A JP 2002135527 A JP2002135527 A JP 2002135527A JP 2000294599 A JP2000294599 A JP 2000294599A JP 2000294599 A JP2000294599 A JP 2000294599A JP 2002135527 A JP2002135527 A JP 2002135527A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- image
- reflector
- reflected
- illumination
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims abstract description 70
- 229910052724 xenon Inorganic materials 0.000 claims abstract description 14
- FHNFHKCVQCLJFQ-UHFFFAOYSA-N xenon atom Chemical compound [Xe] FHNFHKCVQCLJFQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 14
- 238000005286 illumination Methods 0.000 claims description 76
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 27
- 238000012546 transfer Methods 0.000 claims description 22
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 7
- 238000012800 visualization Methods 0.000 claims description 7
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 claims description 5
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 15
- 238000000034 method Methods 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000004088 simulation Methods 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 1
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/024—Details of scanning heads ; Means for illuminating the original
- H04N1/028—Details of scanning heads ; Means for illuminating the original for picture information pick-up
- H04N1/02815—Means for illuminating the original, not specific to a particular type of pick-up head
- H04N1/02845—Means for illuminating the original, not specific to a particular type of pick-up head using an elongated light source, e.g. tubular lamp, LED array
- H04N1/0287—Means for illuminating the original, not specific to a particular type of pick-up head using an elongated light source, e.g. tubular lamp, LED array using a tubular lamp or a combination of such lamps
- H04N1/02875—Means for illuminating the original, not specific to a particular type of pick-up head using an elongated light source, e.g. tubular lamp, LED array using a tubular lamp or a combination of such lamps comprising a reflective coating
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/024—Details of scanning heads ; Means for illuminating the original
- H04N1/028—Details of scanning heads ; Means for illuminating the original for picture information pick-up
- H04N1/02815—Means for illuminating the original, not specific to a particular type of pick-up head
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/024—Details of scanning heads ; Means for illuminating the original
- H04N1/028—Details of scanning heads ; Means for illuminating the original for picture information pick-up
- H04N1/02815—Means for illuminating the original, not specific to a particular type of pick-up head
- H04N1/02895—Additional elements in the illumination means or cooperating with the illumination means, e.g. filters
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
- Image Input (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】段差すなわち厚さの変動がある対象物の画像を
読み取りまたは複写する際に、厚さが変動した部分で影
が生じることを低減可能な画像読取装置を提供する。 【解決手段】この発明の画像読取装置102は、矩形の
板状である原稿ガラス11と、管状のキセノンランプを
含み、原稿ガラスの4辺のうちの、任意の2辺に平行に
設けられ、原稿ガラス上の所定の幅の領域を照明可能な
照明光を発生する照明装置12と、照明装置のランプに
沿って設けられ、ランプからの光を、原稿ガラスに向け
て反射する2平面であるリフレクタAとリフレクタBか
らなるリフレクタ13と、照明装置とリフレクタにより
照明された原稿ガラス上の対象物から反射された反射光
に収束性を与える縮小レンズと、縮小レンズで収束性が
与えられた対象物からの反射光を受光して、反射光に対
応する電気信号を出力するCCDセンサとを含み、厚さ
が変動した部分で生じる影が反射光に含まれることを抑
止できる。
読み取りまたは複写する際に、厚さが変動した部分で影
が生じることを低減可能な画像読取装置を提供する。 【解決手段】この発明の画像読取装置102は、矩形の
板状である原稿ガラス11と、管状のキセノンランプを
含み、原稿ガラスの4辺のうちの、任意の2辺に平行に
設けられ、原稿ガラス上の所定の幅の領域を照明可能な
照明光を発生する照明装置12と、照明装置のランプに
沿って設けられ、ランプからの光を、原稿ガラスに向け
て反射する2平面であるリフレクタAとリフレクタBか
らなるリフレクタ13と、照明装置とリフレクタにより
照明された原稿ガラス上の対象物から反射された反射光
に収束性を与える縮小レンズと、縮小レンズで収束性が
与えられた対象物からの反射光を受光して、反射光に対
応する電気信号を出力するCCDセンサとを含み、厚さ
が変動した部分で生じる影が反射光に含まれることを抑
止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば電子写真
方式の画像形成装置向けの画像データを得る画像読取装
置およびその画像読取装置を有する画像形成装置に関す
る。
方式の画像形成装置向けの画像データを得る画像読取装
置およびその画像読取装置を有する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置向けの画像データを得る画
像読取装置(スキャナ)は、概ね長方形の板状であり、
シート状原稿や本または立体物である読取対象物を保持
する透明な原稿保持部(原稿ガラス)と、照明ランプお
よびリフレクタを含み、原稿ガラスにセットされた読取
対象物を照明する照明ユニットと、照明ユニットからの
照明光により照明された読取対象物からの反射光を受光
して読取対象物に含まれている画像を電気信号に変換す
るCCDセンサと、原稿ガラスとCCDセンサとの間に
設けられる光学セット(複数のミラーと縮小系レンズ)
等からなる。なお、CCDセンサに代えて露光用ミラー
と感光体ドラムを配置し、読取対象物からの反射光を感
光体ドラムに、直接導くアナログ式の電子写真装置にお
いても、原稿ガラス(原稿保持部)と照明ユニットおよ
び光学セットは、類似した構成である。
像読取装置(スキャナ)は、概ね長方形の板状であり、
シート状原稿や本または立体物である読取対象物を保持
する透明な原稿保持部(原稿ガラス)と、照明ランプお
よびリフレクタを含み、原稿ガラスにセットされた読取
対象物を照明する照明ユニットと、照明ユニットからの
照明光により照明された読取対象物からの反射光を受光
して読取対象物に含まれている画像を電気信号に変換す
るCCDセンサと、原稿ガラスとCCDセンサとの間に
設けられる光学セット(複数のミラーと縮小系レンズ)
等からなる。なお、CCDセンサに代えて露光用ミラー
と感光体ドラムを配置し、読取対象物からの反射光を感
光体ドラムに、直接導くアナログ式の電子写真装置にお
いても、原稿ガラス(原稿保持部)と照明ユニットおよ
び光学セットは、類似した構成である。
【0003】このようなスキャナ(画像読取部)におい
ては、照明ユニットおよび光学セットのうちのいくつか
のミラーは、原稿ガラスの短辺に沿って少なくともその
長さよりも長さに形成され、原稿ガラスの短辺に直交す
る他の一辺の方向に、所定の速度で移動される。これに
より、読取対象物の画像は、照明ランプとミラーからの
照明光により定義される第1の(原稿ガラスの短辺)方
向に細長い照射範囲に関し、光の明暗として取り出され
て、CCDセンサの受光面に案内される。また、照明ラ
ンプとミラーが第1の方向と直交する第2の(他の一
辺)方向に移動されることで、読取対象物の全域の画像
が、光の明暗として取り出されて、CCDセンサの受光
面に案内される。
ては、照明ユニットおよび光学セットのうちのいくつか
のミラーは、原稿ガラスの短辺に沿って少なくともその
長さよりも長さに形成され、原稿ガラスの短辺に直交す
る他の一辺の方向に、所定の速度で移動される。これに
より、読取対象物の画像は、照明ランプとミラーからの
照明光により定義される第1の(原稿ガラスの短辺)方
向に細長い照射範囲に関し、光の明暗として取り出され
て、CCDセンサの受光面に案内される。また、照明ラ
ンプとミラーが第1の方向と直交する第2の(他の一
辺)方向に移動されることで、読取対象物の全域の画像
が、光の明暗として取り出されて、CCDセンサの受光
面に案内される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、読取対象物
が、台紙シート(第1のシート)に別のシート原稿(第
2のシート)を貼リ合わせたシート状原稿である場合
に、第1のシートと第2のシートとの境界部分に、影が
生じることがある。この影は、第2のシートの厚さが厚
いほど顕著に表れる。その原因として、照射ユニットか
らシート状の原稿に照射される照明光のバランスの悪
さ、すなわち照明ランプとミラーが第2の方向に移動さ
れる際の進行方向に向かう側の光の光強度と進行方向と
逆向きの側の光の光強度の差を揚げることができる。
が、台紙シート(第1のシート)に別のシート原稿(第
2のシート)を貼リ合わせたシート状原稿である場合
に、第1のシートと第2のシートとの境界部分に、影が
生じることがある。この影は、第2のシートの厚さが厚
いほど顕著に表れる。その原因として、照射ユニットか
らシート状の原稿に照射される照明光のバランスの悪
さ、すなわち照明ランプとミラーが第2の方向に移動さ
れる際の進行方向に向かう側の光の光強度と進行方向と
逆向きの側の光の光強度の差を揚げることができる。
【0005】なお、貼り合わせた原稿の段差が原稿の端
部に存在する場合には、原稿を照明して生じる影は、原
稿の縁に発生するため、(スキャナによる読み取り時
に)非読み取リ領域を設定することで、ソフトウエアに
より除去できる。しかしながら、貼り合わせられた第2
のシートの大きさが小さく第1のシートの中央付近やそ
の近傍に位置する場合や、小さな原稿を、大きな用紙の
中央付近に位置させた場合には、非読み取り領域を設定
したとしてもソフトウエアにより除去できない影が発生
することがある。また、影を消すために特別な画像処理
が可能であったとしても、影の濃度よりも濃度の低い画
像は、同時に消去される。
部に存在する場合には、原稿を照明して生じる影は、原
稿の縁に発生するため、(スキャナによる読み取り時
に)非読み取リ領域を設定することで、ソフトウエアに
より除去できる。しかしながら、貼り合わせられた第2
のシートの大きさが小さく第1のシートの中央付近やそ
の近傍に位置する場合や、小さな原稿を、大きな用紙の
中央付近に位置させた場合には、非読み取り領域を設定
したとしてもソフトウエアにより除去できない影が発生
することがある。また、影を消すために特別な画像処理
が可能であったとしても、影の濃度よりも濃度の低い画
像は、同時に消去される。
【0006】照明光のバランスの悪さを改善するために
は、例えば2本のランプを用い、進行方向に向かう側の
光の光強度と進行方向と逆向きの側の光強度を等しくす
る試みが、既に実用化(提案)されているが、ランプを
2本設ける場合、2本のランプからの光の光強度を揃え
る明るさの合わせ込みが必要になるとともに、当然コス
トがアップする。また、リフレクタの反射率を高めるこ
とも既に提案(実用化)されているが、反射率の高いリ
フレクタは、高価であり、かつ反射の際の損失が10%
程度あるため、ランプを2本用いる例に比較して、明る
さが暗くなる。なお、リフレクタを曲面とし、リフレク
タで反射された光を、照射範囲に集める方法も実用化さ
れているが、リフレクタ単体のコストは上昇する。ま
た、この場合、照射範囲の幅と集光された反射光の幅が
ずれたり、CCDセンサの取り付け誤差に起因して、C
CDセンサが受光する反射光の光量が大きく変動するこ
とがある。
は、例えば2本のランプを用い、進行方向に向かう側の
光の光強度と進行方向と逆向きの側の光強度を等しくす
る試みが、既に実用化(提案)されているが、ランプを
2本設ける場合、2本のランプからの光の光強度を揃え
る明るさの合わせ込みが必要になるとともに、当然コス
トがアップする。また、リフレクタの反射率を高めるこ
とも既に提案(実用化)されているが、反射率の高いリ
フレクタは、高価であり、かつ反射の際の損失が10%
程度あるため、ランプを2本用いる例に比較して、明る
さが暗くなる。なお、リフレクタを曲面とし、リフレク
タで反射された光を、照射範囲に集める方法も実用化さ
れているが、リフレクタ単体のコストは上昇する。ま
た、この場合、照射範囲の幅と集光された反射光の幅が
ずれたり、CCDセンサの取り付け誤差に起因して、C
CDセンサが受光する反射光の光量が大きく変動するこ
とがある。
【0007】この発明の目的は、照明ランプと虚像光源
により方向の異なる2方向から概ね均一な光強度の照明
光を対象物に照射して、段差すなわち厚さの変動がある
対象物の画像を読み取りあるいは複写する際に、厚さが
変動した部分で影が生じて不所望な画像となることを低
減可能な画像読取装置または画像形成装置を提供するも
のである。
により方向の異なる2方向から概ね均一な光強度の照明
光を対象物に照射して、段差すなわち厚さの変動がある
対象物の画像を読み取りあるいは複写する際に、厚さが
変動した部分で影が生じて不所望な画像となることを低
減可能な画像読取装置または画像形成装置を提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した問
題点に基づきなされたもので、読み取り対象物を保持す
る平面体であって、互いに直交する2組の4つの辺を有
する矩形の板状である読み取り対象保持体と、管状のラ
ンプを含み、前記読み取り対象保持体の前記4辺のうち
の、任意の2辺に平行に設けられ、前記読み取り対象保
持体上の所定の幅の領域を照明可能な照明光を発生する
照明装置と、前記照明装置のランプに沿って設けられ、
ランプからの光を、読み取り対象保持体に向けて反射す
るリフレクタと、前記照明装置および前記リフレクタに
より照明された前記読み取り対象物保持体上の前記読み
取り対象物から反射された反射光に収束性を与える縮小
レンズと、前記縮小レンズで収束性が与えられた前記読
み取り対象物からの前記反射光を受光して前記反射光に
対応する電気信号を出力するCCDセンサと、を有する
ことを特徴とする画像読取装置を提供するものである。
題点に基づきなされたもので、読み取り対象物を保持す
る平面体であって、互いに直交する2組の4つの辺を有
する矩形の板状である読み取り対象保持体と、管状のラ
ンプを含み、前記読み取り対象保持体の前記4辺のうち
の、任意の2辺に平行に設けられ、前記読み取り対象保
持体上の所定の幅の領域を照明可能な照明光を発生する
照明装置と、前記照明装置のランプに沿って設けられ、
ランプからの光を、読み取り対象保持体に向けて反射す
るリフレクタと、前記照明装置および前記リフレクタに
より照明された前記読み取り対象物保持体上の前記読み
取り対象物から反射された反射光に収束性を与える縮小
レンズと、前記縮小レンズで収束性が与えられた前記読
み取り対象物からの前記反射光を受光して前記反射光に
対応する電気信号を出力するCCDセンサと、を有する
ことを特徴とする画像読取装置を提供するものである。
【0009】また、この発明は、互いに直交された長辺
の組と短辺の組を有する矩形の板状平面体である対象保
持ガラスと、前記対象保持ガラスの一方の面に密着され
る対象物を照明するための所定の照射領域に向けて光を
発生するキセノンランプと、2つの平面を有し、前記所
定の照射領域に対して、前記キセノンランプからの光と
逆の方向から前記照射領域に光を照射するリフレクタを
含み、前記対象保持ガラスに密着される対象物を照明す
る照明装置と、前記照明装置により照明される前記対象
物保持体上の読み取り対象物から反射された反射光に所
定の結像特性を与える縮小レンズと、前記縮小レンズで
前記所定の結像特性が収束性が与えられた前記読み取り
対象物からの前記反射光を受光して前記反射光に対応す
る電気信号を出力するCCDセンサと、を有することを
特徴とする画像読取装置を提供するものである。
の組と短辺の組を有する矩形の板状平面体である対象保
持ガラスと、前記対象保持ガラスの一方の面に密着され
る対象物を照明するための所定の照射領域に向けて光を
発生するキセノンランプと、2つの平面を有し、前記所
定の照射領域に対して、前記キセノンランプからの光と
逆の方向から前記照射領域に光を照射するリフレクタを
含み、前記対象保持ガラスに密着される対象物を照明す
る照明装置と、前記照明装置により照明される前記対象
物保持体上の読み取り対象物から反射された反射光に所
定の結像特性を与える縮小レンズと、前記縮小レンズで
前記所定の結像特性が収束性が与えられた前記読み取り
対象物からの前記反射光を受光して前記反射光に対応す
る電気信号を出力するCCDセンサと、を有することを
特徴とする画像読取装置を提供するものである。
【0010】さらに、この発明は、互いに直交された長
辺の組と短辺の組を有する矩形の板状平面体である対象
保持ガラスと、前記対象保持ガラスの一方の面に密着さ
れる対象物を照明するための所定の照射領域に向けて光
を発生するキセノンランプと、2つの平面を有し、前記
所定の照射領域に対して、前記キセノンランプからの光
と逆の方向から前記照射領域に光を照射するリフレクタ
を含み、前記対象保持ガラスに密着される対象物を照明
する照明装置と、前記照明装置により照明される前記対
象物保持体上の読み取り対象物から反射された反射光に
所定の結像特性を与える縮小レンズと、前記縮小レンズ
で前記所定の結像特性が収束性が与えられた前記読み取
り対象物からの前記反射光を受光して前記反射光に対応
する電気信号を出力するCCDセンサと、を有する画像
読取装置と、前記画像読取装置により生成された出力画
像信号に対応して光強度が変化された露光光を所定の位
置に出射する露光装置と、光受容体である感光体と、前
記感光体に可視化材を選択的に供給できる現像装置と、
前記可視化材を前記感光体から被転写材に移しとる転写
装置を含み、前記露光装置から出射された露光光により
前記感光体に形成された潜像に、前記現像装置により可
視化材を供給して可視化して可視化材像を形成する画像
形成部と、被転写材を、前記画像形成部の転写装置によ
り前記現像装置で形成された前記可視化材像を転写可能
に、前記転写装置に向けて搬送する被転写材搬送機構
と、前記被転写材搬送機構により搬送されている被転写
材に、被転写材上に転写された前記可視化材像を定着す
る定着装置と、を有することを特徴とする画像形成装置
を提供するものである。
辺の組と短辺の組を有する矩形の板状平面体である対象
保持ガラスと、前記対象保持ガラスの一方の面に密着さ
れる対象物を照明するための所定の照射領域に向けて光
を発生するキセノンランプと、2つの平面を有し、前記
所定の照射領域に対して、前記キセノンランプからの光
と逆の方向から前記照射領域に光を照射するリフレクタ
を含み、前記対象保持ガラスに密着される対象物を照明
する照明装置と、前記照明装置により照明される前記対
象物保持体上の読み取り対象物から反射された反射光に
所定の結像特性を与える縮小レンズと、前記縮小レンズ
で前記所定の結像特性が収束性が与えられた前記読み取
り対象物からの前記反射光を受光して前記反射光に対応
する電気信号を出力するCCDセンサと、を有する画像
読取装置と、前記画像読取装置により生成された出力画
像信号に対応して光強度が変化された露光光を所定の位
置に出射する露光装置と、光受容体である感光体と、前
記感光体に可視化材を選択的に供給できる現像装置と、
前記可視化材を前記感光体から被転写材に移しとる転写
装置を含み、前記露光装置から出射された露光光により
前記感光体に形成された潜像に、前記現像装置により可
視化材を供給して可視化して可視化材像を形成する画像
形成部と、被転写材を、前記画像形成部の転写装置によ
り前記現像装置で形成された前記可視化材像を転写可能
に、前記転写装置に向けて搬送する被転写材搬送機構
と、前記被転写材搬送機構により搬送されている被転写
材に、被転写材上に転写された前記可視化材像を定着す
る定着装置と、を有することを特徴とする画像形成装置
を提供するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、この発明の
実施の形態が適用される画像形成装置の一例として、デ
ジタル複写装置を説明する概略図である。
実施の形態が適用される画像形成装置の一例として、デ
ジタル複写装置を説明する概略図である。
【0012】図1に示すように、デジタル複写装置10
1は、複写対象の画像情報を光の明暗として読み取って
画像信号を生成するスキャナ102、およびスキャナ1
02または外部から供給される画像信号に対応する画像
を形成する画像形成部103からなる。なお、スキャナ
102には、複写対象がシート状である場合に、スキャ
ナ102による画像の読み取り動作と連動して、順次、
複写対象を入れ換える自動原稿送り装置(ADF)10
4が一体的に設けられている。
1は、複写対象の画像情報を光の明暗として読み取って
画像信号を生成するスキャナ102、およびスキャナ1
02または外部から供給される画像信号に対応する画像
を形成する画像形成部103からなる。なお、スキャナ
102には、複写対象がシート状である場合に、スキャ
ナ102による画像の読み取り動作と連動して、順次、
複写対象を入れ換える自動原稿送り装置(ADF)10
4が一体的に設けられている。
【0013】画像形成部103は、スキャナ102また
は外部装置から供給される画像情報に対応するレーザビ
ームを照射する露光装置105、露光装置105からの
レーザビームに対応する画像を保持する感光体ドラム1
06、感光体ドラム106に形成された画像に現像剤を
供給して現像する現像装置107、現像装置107によ
り現像された感光体ドラム106上の現像剤像が以下に
説明する給紙搬送部により給送された転写材に転写され
た状態の現像剤像を加熱して溶融させ、転写材に定着す
る定着装置108等を有している。
は外部装置から供給される画像情報に対応するレーザビ
ームを照射する露光装置105、露光装置105からの
レーザビームに対応する画像を保持する感光体ドラム1
06、感光体ドラム106に形成された画像に現像剤を
供給して現像する現像装置107、現像装置107によ
り現像された感光体ドラム106上の現像剤像が以下に
説明する給紙搬送部により給送された転写材に転写され
た状態の現像剤像を加熱して溶融させ、転写材に定着す
る定着装置108等を有している。
【0014】スキャナ102または外部装置から画像情
報が供給されると、予め所定の電位に帯電されている感
光体ドラム106に、露光装置105から、画像情報に
より強度変調されたレーザビームが照射される。これに
より、感光体ドラム106に、複写すべき画像に対応し
た静電潜像が形成される。
報が供給されると、予め所定の電位に帯電されている感
光体ドラム106に、露光装置105から、画像情報に
より強度変調されたレーザビームが照射される。これに
より、感光体ドラム106に、複写すべき画像に対応し
た静電潜像が形成される。
【0015】感光体ドラム106に形成された静電潜像
は、現像装置107によりトナーTが選択的に提供され
ることで現像され、図示しないトナー像に変換される。
この感光体ドラム106の表面に形成された図示しない
トナー像は、(符号を付さない)転写装置と対向する転
写位置で、被転写材である用紙Pを保持している用紙カ
セット109からピックアップローラ110により1枚
ずつ取り出されて感光体ドラム106へ向かう搬送路1
11を搬送され、感光体ドラム106に形成されたトナ
ー像(現像剤像)との位置を合わせるためのアライニン
グローラ112で感光体ドラム106上のトナー像とタ
イミングが整合されて、(転写位置に)供給される用紙
Pに転写される。
は、現像装置107によりトナーTが選択的に提供され
ることで現像され、図示しないトナー像に変換される。
この感光体ドラム106の表面に形成された図示しない
トナー像は、(符号を付さない)転写装置と対向する転
写位置で、被転写材である用紙Pを保持している用紙カ
セット109からピックアップローラ110により1枚
ずつ取り出されて感光体ドラム106へ向かう搬送路1
11を搬送され、感光体ドラム106に形成されたトナ
ー像(現像剤像)との位置を合わせるためのアライニン
グローラ112で感光体ドラム106上のトナー像とタ
イミングが整合されて、(転写位置に)供給される用紙
Pに転写される。
【0016】用紙Pに転写されたトナーTは、定着装置
108に搬送され、定着装置108で、トナーTが溶融
されて、用紙Pに定着される。
108に搬送され、定着装置108で、トナーTが溶融
されて、用紙Pに定着される。
【0017】一方、定着装置108によりトナーTによ
り形成された画像が定着された用紙Pは、排紙ローラ1
14により、スキャナ102と用紙カセット109との
間に定義される排出空間(排紙トレイ)113に排出さ
れる。
り形成された画像が定着された用紙Pは、排紙ローラ1
14により、スキャナ102と用紙カセット109との
間に定義される排出空間(排紙トレイ)113に排出さ
れる。
【0018】図2および図3は、図1に示した画像形成
装置に組み込まれる画像読取装置(スキャナ)の一例を
説明する概略図である。なお、図3は、図2に示した画
像読取装置102の照明ランプならびにリフレクタの周
辺を拡大した部分断面図である。
装置に組み込まれる画像読取装置(スキャナ)の一例を
説明する概略図である。なお、図3は、図2に示した画
像読取装置102の照明ランプならびにリフレクタの周
辺を拡大した部分断面図である。
【0019】図2および図3に示されるように、画像読
取装置102の所定位置には、厚さが概ね均一な板状平
面体であり、読取(複写)対象物である原稿Oを保持す
る原稿ガラス11が設けられている。原稿ガラス11の
一方の面に平行で(原稿ガラス11の)他の一方の面に
密着される原稿Oに含まれている画像に面する側の空間
には、原稿ガラス11の任意の一辺の方向に延出され、
電力が供給されることで発光して原稿ガラス11に密着
されている原稿Oを照明する管状の照明ランプ12と照
明ランプ12からの光を原稿ガラス11に向けて反射す
るリフレクタ13が設けられている。なお、照明ランプ
12およびリフレクタ13は、原稿ガラスの短辺に沿っ
て少なくともその長さよりも長さに形成され、原稿ガラ
スの短辺に直交する他の一辺の方向に、所定の速度で移
動される。これにより、原稿Oの画像は、照明ランプと
ミラーとにより定義される第1の(原稿ガラスの短辺)
方向に細長い照射範囲に関し、光の明暗として取り出さ
れて、CCDセンサの受光面に案内される。また、照明
ランプとミラーが第1の方向と直交する第2の(他の一
辺)方向に移動されることで、原稿Oの全域の画像が光
の明暗として取り出されて、CCDセンサの受光面に案
内される。
取装置102の所定位置には、厚さが概ね均一な板状平
面体であり、読取(複写)対象物である原稿Oを保持す
る原稿ガラス11が設けられている。原稿ガラス11の
一方の面に平行で(原稿ガラス11の)他の一方の面に
密着される原稿Oに含まれている画像に面する側の空間
には、原稿ガラス11の任意の一辺の方向に延出され、
電力が供給されることで発光して原稿ガラス11に密着
されている原稿Oを照明する管状の照明ランプ12と照
明ランプ12からの光を原稿ガラス11に向けて反射す
るリフレクタ13が設けられている。なお、照明ランプ
12およびリフレクタ13は、原稿ガラスの短辺に沿っ
て少なくともその長さよりも長さに形成され、原稿ガラ
スの短辺に直交する他の一辺の方向に、所定の速度で移
動される。これにより、原稿Oの画像は、照明ランプと
ミラーとにより定義される第1の(原稿ガラスの短辺)
方向に細長い照射範囲に関し、光の明暗として取り出さ
れて、CCDセンサの受光面に案内される。また、照明
ランプとミラーが第1の方向と直交する第2の(他の一
辺)方向に移動されることで、原稿Oの全域の画像が光
の明暗として取り出されて、CCDセンサの受光面に案
内される。
【0020】照明ランプ12とリフレクタ13は、原稿
ガラス11の面方向に沿って移動可能な第1のキャリッ
ジ14に固定されている。なお、照明ランプ12は、例
えばキセノンランプであり、ランプ12の軸方向と直交
する方向から見た状態で照明ランプ12の管壁のうちの
原稿O(原稿ガラス)に面しない(原稿ガラスを見通す
ことができない=自身が発光した光が自身の陰となって
原稿Oを照明できない光となる)領域には、発光された
光を原稿Oに向かう側に反射する反射体12aが設けら
れている(すなわち、照明ランプ12の多くの部分は、
反射体12aで覆われていて、原稿Oを照明することの
できる光が出射される方向のみ、反射体12aが設けら
れていない)。
ガラス11の面方向に沿って移動可能な第1のキャリッ
ジ14に固定されている。なお、照明ランプ12は、例
えばキセノンランプであり、ランプ12の軸方向と直交
する方向から見た状態で照明ランプ12の管壁のうちの
原稿O(原稿ガラス)に面しない(原稿ガラスを見通す
ことができない=自身が発光した光が自身の陰となって
原稿Oを照明できない光となる)領域には、発光された
光を原稿Oに向かう側に反射する反射体12aが設けら
れている(すなわち、照明ランプ12の多くの部分は、
反射体12aで覆われていて、原稿Oを照明することの
できる光が出射される方向のみ、反射体12aが設けら
れていない)。
【0021】第1キャリッジ14には、照明ランプ12
からの照明光およびリフレクタA、Bにより反射された
照明光により照明された原稿Oからの反射光である原稿
Oの画像光、すなわち読取対象である画像を有する原稿
Oが照明されることにより原稿Oの画像と非画像の反射
率の差に起因する光の明暗を含む反射光を、所定の方向
に案内する第1画像ミラー14aがさらに設けられてい
る。
からの照明光およびリフレクタA、Bにより反射された
照明光により照明された原稿Oからの反射光である原稿
Oの画像光、すなわち読取対象である画像を有する原稿
Oが照明されることにより原稿Oの画像と非画像の反射
率の差に起因する光の明暗を含む反射光を、所定の方向
に案内する第1画像ミラー14aがさらに設けられてい
る。
【0022】第1キャリッジ14の第1画像ミラー14
aで反射された原稿Oからの反射光が案内される方向に
は、第1画像ミラー14aからの光を所定の方向に案内
する第2画像ミラー15aおよび第3画像ミラー15b
が設けられている。なお、第2画像ミラー15aと第3
画像ミラー15bは、それぞれの反射面が90°の角度
となるよう配置されている。また、それぞれのミラー1
5a、15bは、第1キャリッジ14が原稿ガラス11
に平行に移動される際に、所定の速度で第1キャリッジ
14に従動される第2キャリッジ15に一体に組み込ま
れている。これにより、第1キャリッジ14の第1画像
ミラー14aに案内された原稿Oからの反射光は、原稿
ガラス11の面方向に平行な面内を折り返される。
aで反射された原稿Oからの反射光が案内される方向に
は、第1画像ミラー14aからの光を所定の方向に案内
する第2画像ミラー15aおよび第3画像ミラー15b
が設けられている。なお、第2画像ミラー15aと第3
画像ミラー15bは、それぞれの反射面が90°の角度
となるよう配置されている。また、それぞれのミラー1
5a、15bは、第1キャリッジ14が原稿ガラス11
に平行に移動される際に、所定の速度で第1キャリッジ
14に従動される第2キャリッジ15に一体に組み込ま
れている。これにより、第1キャリッジ14の第1画像
ミラー14aに案内された原稿Oからの反射光は、原稿
ガラス11の面方向に平行な面内を折り返される。
【0023】第2キャリッジ15の第3画像ミラー15
bで反射された原稿Oからの画像光が案内される方向に
は、第3画像ミラー15bで反射された画像光に所定の
縮小倍率を与えるレンズ16が設けられている。なお、
第3画像ミラー15bからの反射光は、照明ランプ12
の軸方向の全長と第1画像ミラー14aが原稿Oからの
画像光を反射する際に定義される幅により制限された帯
状の光である。レンズ16の焦点位置には、CCDセン
サ17、光を受光する受光面を有し、受光面に照射され
た光を光電変換して光の強度に対応する電気信号を出力
する、が、受光面と焦点位置が一致するように、配置さ
れている。なお、第1、第2のキャリッジ14、15
は、両端が固定されているワイヤロープ18に供給され
る図示しないモータからの駆動力により、原稿ガラス1
1に沿って、往復動される。また、CCDセンサ17の
白レベルの基準値は、第1キャリッジ14が原稿ガラス
11に沿って移動される際の原稿ガラス11の先端より
も第2の方向の手前側の所定の位置(ホームポジション
と呼ばれている)に設けられている白基準板19を、照
明ランプ12とリフレクタ13により照明した反射光に
基づいて、例えば画像読取装置102(画像形成装置
1)の電源がONされた時に、キャリブレーションされ
る。
bで反射された原稿Oからの画像光が案内される方向に
は、第3画像ミラー15bで反射された画像光に所定の
縮小倍率を与えるレンズ16が設けられている。なお、
第3画像ミラー15bからの反射光は、照明ランプ12
の軸方向の全長と第1画像ミラー14aが原稿Oからの
画像光を反射する際に定義される幅により制限された帯
状の光である。レンズ16の焦点位置には、CCDセン
サ17、光を受光する受光面を有し、受光面に照射され
た光を光電変換して光の強度に対応する電気信号を出力
する、が、受光面と焦点位置が一致するように、配置さ
れている。なお、第1、第2のキャリッジ14、15
は、両端が固定されているワイヤロープ18に供給され
る図示しないモータからの駆動力により、原稿ガラス1
1に沿って、往復動される。また、CCDセンサ17の
白レベルの基準値は、第1キャリッジ14が原稿ガラス
11に沿って移動される際の原稿ガラス11の先端より
も第2の方向の手前側の所定の位置(ホームポジション
と呼ばれている)に設けられている白基準板19を、照
明ランプ12とリフレクタ13により照明した反射光に
基づいて、例えば画像読取装置102(画像形成装置
1)の電源がONされた時に、キャリブレーションされ
る。
【0024】図4は、図2および図3を用いて説明した
画像読取装置のリフレクタの形状の特徴および原稿ガラ
スに対する位置関係を説明する概略図である。
画像読取装置のリフレクタの形状の特徴および原稿ガラ
スに対する位置関係を説明する概略図である。
【0025】図4に示すように、照明ランプ12および
リフレクタ13からの照明光は、原稿ガラス11の原稿
Oの原稿面が密着される側の面において、原稿ガラス1
1の短辺に沿うとともに所定の幅を有する照射範囲を形
成する。なお、照射範囲の中心は、CCDセンサ17に
導かれた読み取り画像の中心である読み取り中心に一致
される。従って、照射範囲は、読み取り中心に対して、
第1および第2のキャリッジ14、15が移動される第
2の方向に関し、進行方向の前方と後方のそれぞれに、
所定の幅を含む。
リフレクタ13からの照明光は、原稿ガラス11の原稿
Oの原稿面が密着される側の面において、原稿ガラス1
1の短辺に沿うとともに所定の幅を有する照射範囲を形
成する。なお、照射範囲の中心は、CCDセンサ17に
導かれた読み取り画像の中心である読み取り中心に一致
される。従って、照射範囲は、読み取り中心に対して、
第1および第2のキャリッジ14、15が移動される第
2の方向に関し、進行方向の前方と後方のそれぞれに、
所定の幅を含む。
【0026】また、図4から明らかなように、リフレク
タ13は、板状の平面体を第1の方向に沿った所定の位
置で所定の角度に折り曲げた第1および第2のリフレク
タA、Bを含んでいる。
タ13は、板状の平面体を第1の方向に沿った所定の位
置で所定の角度に折り曲げた第1および第2のリフレク
タA、Bを含んでいる。
【0027】第1および第2のリフレクタA、Bは、原
稿ガラス11の一方の面に密着される原稿Oに、キセノ
ンランプ12から直接到達する光の光量と概ね等しい光
量の光を(原稿ガラス11の一方の面に密着された)原
稿Oに照射可能に、後段に示すような角度および大きさ
に形成されている。なお、それぞれのリフレクタA、B
は、上述のように、一枚の平面体を折り曲げる構成の他
に、2枚の独立した反射体(平面体)として構成されて
もよい。
稿ガラス11の一方の面に密着される原稿Oに、キセノ
ンランプ12から直接到達する光の光量と概ね等しい光
量の光を(原稿ガラス11の一方の面に密着された)原
稿Oに照射可能に、後段に示すような角度および大きさ
に形成されている。なお、それぞれのリフレクタA、B
は、上述のように、一枚の平面体を折り曲げる構成の他
に、2枚の独立した反射体(平面体)として構成されて
もよい。
【0028】図5(a)および図5(b)は、図4に示
したリフレクタ13を構成するリフレクタAおよびリフ
レクタBの形状の特徴および原稿ガラス11に対する位
置関係を説明する概略図である。
したリフレクタ13を構成するリフレクタAおよびリフ
レクタBの形状の特徴および原稿ガラス11に対する位
置関係を説明する概略図である。
【0029】図5(a)に示されるように、リフレクタ
Aは、原稿ガラス11に平行な方向をX、原稿ガラス1
1と直交する方向をYとするとき、2つの距離XL、Y
Lで示される照明ランプ12が、2つの距離XA、YA
で示される位置に、虚像光源(仮想の12)が設けられ
たと同様に照明ランプ12からの光を原稿ガラス11の
照射範囲に反射することのできる位置関係に配置されて
いる。なお、図4に示すように、リフレクタAは、リフ
レクタBよりも原稿ガラス11に近接した位置に配置さ
れ、読み取り中心とのなす角θAは、例えば25°に定
義される。
Aは、原稿ガラス11に平行な方向をX、原稿ガラス1
1と直交する方向をYとするとき、2つの距離XL、Y
Lで示される照明ランプ12が、2つの距離XA、YA
で示される位置に、虚像光源(仮想の12)が設けられ
たと同様に照明ランプ12からの光を原稿ガラス11の
照射範囲に反射することのできる位置関係に配置されて
いる。なお、図4に示すように、リフレクタAは、リフ
レクタBよりも原稿ガラス11に近接した位置に配置さ
れ、読み取り中心とのなす角θAは、例えば25°に定
義される。
【0030】一方、図5(b)に示されるように、リフ
レクタBは、原稿ガラス11に平行な方向をX、原稿ガ
ラス11と直交する方向をYとするとき、2つの距離X
L、YLで示される照明ランプ12が、2つの距離X
B、YBで示される位置に、虚像光源(仮想の12)が
設けられたと同様に照明ランプ12からの光を原稿ガラ
ス11の照射範囲に反射することのできる位置関係に配
置されている。なお、図4に示すように、リフレクタB
は、リフレクタAよりも原稿ガラス11から離れた位置
に配置され、読み取り中心とのなす角θBは、例えば3
5°に定義される。
レクタBは、原稿ガラス11に平行な方向をX、原稿ガ
ラス11と直交する方向をYとするとき、2つの距離X
L、YLで示される照明ランプ12が、2つの距離X
B、YBで示される位置に、虚像光源(仮想の12)が
設けられたと同様に照明ランプ12からの光を原稿ガラ
ス11の照射範囲に反射することのできる位置関係に配
置されている。なお、図4に示すように、リフレクタB
は、リフレクタAよりも原稿ガラス11から離れた位置
に配置され、読み取り中心とのなす角θBは、例えば3
5°に定義される。
【0031】次に、図5(a)および図5(b)に示し
たリフレクタ13の第1、第2のリフレクタA、Bに適
用可能な原稿ガラス11に対する位置関係(の幅)につ
いて説明する。
たリフレクタ13の第1、第2のリフレクタA、Bに適
用可能な原稿ガラス11に対する位置関係(の幅)につ
いて説明する。
【0032】表1に示すように、各リフレクタA,Bと
原稿ガラス11との間の距離を変化させて原稿ガラス1
1の照射範囲における光強度を求め、予め所定の位置に
配置されている照明ランプ12からの照明光の光強度と
の差が最少となるように、各リフレクタの位置を特定す
る。
原稿ガラス11との間の距離を変化させて原稿ガラス1
1の照射範囲における光強度を求め、予め所定の位置に
配置されている照明ランプ12からの照明光の光強度と
の差が最少となるように、各リフレクタの位置を特定す
る。
【0033】
【表1】
【0034】表1において、サンプル名Aは、リフレク
タAのみを用いる場合を、サンプル名Bは、リフレクタ
Bのみを用いる場合を、サンプル名CないしFは、2つ
のリフレクタを用い、リフレクタBの角度を35°に固
定してリフレクタAの角度を変化した場合の、光強度の
差を示している。
タAのみを用いる場合を、サンプル名Bは、リフレクタ
Bのみを用いる場合を、サンプル名CないしFは、2つ
のリフレクタを用い、リフレクタBの角度を35°に固
定してリフレクタAの角度を変化した場合の、光強度の
差を示している。
【0035】なお、光強度の欄は、それぞれ、個々のリ
フレクタ単独で反射された光、2つのリフレクタの両方
で反射された光、照明ランプ12のみからの光、および
2つのリフレクタおよび照明ランプ12の全てにより照
射領域に照射された光の光強度を、比率で示したもので
ある。
フレクタ単独で反射された光、2つのリフレクタの両方
で反射された光、照明ランプ12のみからの光、および
2つのリフレクタおよび照明ランプ12の全てにより照
射領域に照射された光の光強度を、比率で示したもので
ある。
【0036】Lトータル(ランプ12)は、照明ランプ
12が原稿ガラス11の照射領域に設けられたと仮定し
て、その場合の照射領域の光強度を「1」としたときの
光強度に対する実際の照明ランプ12からの光の光強度
の比を示している。また、Aトータル(リフレクタ
A)、Bトータル(リフレクタB)は、同様に、照明ラ
ンプ12が原稿ガラス11の照射領域に設けられたと仮
定し、その場合の照射領域の光強度を「1」としたとき
の各リフレクタにより反射される光の程度(ランプ12
の光強度で対象となるリフレクタの光強度をわり算した
値を「1」から引き算した値)を示す。
12が原稿ガラス11の照射領域に設けられたと仮定し
て、その場合の照射領域の光強度を「1」としたときの
光強度に対する実際の照明ランプ12からの光の光強度
の比を示している。また、Aトータル(リフレクタ
A)、Bトータル(リフレクタB)は、同様に、照明ラ
ンプ12が原稿ガラス11の照射領域に設けられたと仮
定し、その場合の照射領域の光強度を「1」としたとき
の各リフレクタにより反射される光の程度(ランプ12
の光強度で対象となるリフレクタの光強度をわり算した
値を「1」から引き算した値)を示す。
【0037】なお、各リフレクタにおける光強度は、リ
フレクタ自身の吸収の影響により、AトータルまたはB
トータルよりも僅かに小さな値となる。また、A+B利
用率は、リフレクタを2つとも用いた場合の利用率を示
す。
フレクタ自身の吸収の影響により、AトータルまたはB
トータルよりも僅かに小さな値となる。また、A+B利
用率は、リフレクタを2つとも用いた場合の利用率を示
す。
【0038】表1から明らかなように、2つのリフレク
タA,Bのいずれか一方のみ(サンプルA,B単体)を
用いた場合には、照明ランプ12からの照明光との間の
光強度の差が、「53」または「55」となり、仮に画
像読取装置102に組み込んだ場合には、読み取り中心
に対して2方向から照射される照明光の強度の差が大き
すぎて、照明装置としては不適切であることが認められ
る。
タA,Bのいずれか一方のみ(サンプルA,B単体)を
用いた場合には、照明ランプ12からの照明光との間の
光強度の差が、「53」または「55」となり、仮に画
像読取装置102に組み込んだ場合には、読み取り中心
に対して2方向から照射される照明光の強度の差が大き
すぎて、照明装置としては不適切であることが認められ
る。
【0039】また、サンプルCないしEから、リフレク
タAの角度の好適な角度θAの範囲が、22°ないし2
6.5°であることが認められる(21.5°の例であ
るサンプルFは、光強度の差が、基準となる5%を越え
るため、大きくなりすぎる)。
タAの角度の好適な角度θAの範囲が、22°ないし2
6.5°であることが認められる(21.5°の例であ
るサンプルFは、光強度の差が、基準となる5%を越え
るため、大きくなりすぎる)。
【0040】図6(a)ないし図6(c)は、リフレク
タ13における2分割されたリフレクタの好適な組み合
わせの例を説明するグラフである。なお、それぞれのグ
ラフにおいて、曲線Lは、照明ランプ12からの光の光
強度(照度)を示し、曲線Rは、リフレクタ13からの
光の光強度(照度)を示している。
タ13における2分割されたリフレクタの好適な組み合
わせの例を説明するグラフである。なお、それぞれのグ
ラフにおいて、曲線Lは、照明ランプ12からの光の光
強度(照度)を示し、曲線Rは、リフレクタ13からの
光の光強度(照度)を示している。
【0041】図6(a)は、第1のリフレクタAの角度
が25°で、第2のリフレクタBの角度が35°の例
(表1のサンプルC)であり、原稿ガラス11上の読み
取り中心からの距離が、1.5mmずつ(全幅3mm)
の範囲内において、両者からの光の光強度の差はほとん
どなく、読み取り中心においては、ほぼ同程度である。
図6(c)は、第1のリフレクタAの角度が26.5°
で、第2のリフレクタBの角度が35°の例(表1のサ
ンプルE)であり、原稿ガラス11上の読み取り中心に
おいて、約5%の光強度の差が認められる。図6(b)
は、第1のリフレクタAの角度が22°で、第2のリフ
レクタBの角度が35°の例(表1のサンプルD)であ
り、原稿ガラス11上の読み取り中心において、約5%
の光強度の差が認められる。なお、表1およびいくつか
のグラフには示めさないが、第2のリフレクタBに許容
される角度の範囲は、第1のリフレクタAの角度の許容
値を求めた表1のシミュレーションと同一のシミュレー
ションの結果、33°ないし37.5°である。
が25°で、第2のリフレクタBの角度が35°の例
(表1のサンプルC)であり、原稿ガラス11上の読み
取り中心からの距離が、1.5mmずつ(全幅3mm)
の範囲内において、両者からの光の光強度の差はほとん
どなく、読み取り中心においては、ほぼ同程度である。
図6(c)は、第1のリフレクタAの角度が26.5°
で、第2のリフレクタBの角度が35°の例(表1のサ
ンプルE)であり、原稿ガラス11上の読み取り中心に
おいて、約5%の光強度の差が認められる。図6(b)
は、第1のリフレクタAの角度が22°で、第2のリフ
レクタBの角度が35°の例(表1のサンプルD)であ
り、原稿ガラス11上の読み取り中心において、約5%
の光強度の差が認められる。なお、表1およびいくつか
のグラフには示めさないが、第2のリフレクタBに許容
される角度の範囲は、第1のリフレクタAの角度の許容
値を求めた表1のシミュレーションと同一のシミュレー
ションの結果、33°ないし37.5°である。
【0042】図7は、図6(c)に示したリフレクタに
よる原稿ガラス11の原稿面の照射領域に照射された光
の光強度を、実際に画像読取装置で計測した光強度の例
である。図7を参照すれば、読み取り中心からの距離が
大きくなるにつれて、照明ランプ12による照明光とリ
フレクタ13による照明光との光強度の差が顕著になる
が、読み取り中心における光強度の差は、ほとんど認め
られない。
よる原稿ガラス11の原稿面の照射領域に照射された光
の光強度を、実際に画像読取装置で計測した光強度の例
である。図7を参照すれば、読み取り中心からの距離が
大きくなるにつれて、照明ランプ12による照明光とリ
フレクタ13による照明光との光強度の差が顕著になる
が、読み取り中心における光強度の差は、ほとんど認め
られない。
【0043】図8(a)、図8(b)および図9は、図
6(a)ないし図6(c)に示したリフレクタとの比較
のために、2分割されたリフレクタのうちの一方のみを
用いた場合および2つのリフレクタを用いるが、リフレ
クタAの角度が好適な条件とは異なる場合、をそれぞれ
示している組み合わせの例を説明するグラフである。な
お、それぞれのグラフにおいて、曲線Lは、照明ランプ
12からの光の光強度(照度)を示し、曲線Rは、リフ
レクタ13からの光の光強度(照度)を示している。
6(a)ないし図6(c)に示したリフレクタとの比較
のために、2分割されたリフレクタのうちの一方のみを
用いた場合および2つのリフレクタを用いるが、リフレ
クタAの角度が好適な条件とは異なる場合、をそれぞれ
示している組み合わせの例を説明するグラフである。な
お、それぞれのグラフにおいて、曲線Lは、照明ランプ
12からの光の光強度(照度)を示し、曲線Rは、リフ
レクタ13からの光の光強度(照度)を示している。
【0044】図8(a)は、第1のリフレクタAの角度
を25°とし、第1のリフレクタAのみを用いた例(表
1のサンプルA)であり、原稿ガラス11上の読み取り
中心における照明ランプ12からの光とリフレクタAか
らの光の光強度の差は、数十%に及んでいる。
を25°とし、第1のリフレクタAのみを用いた例(表
1のサンプルA)であり、原稿ガラス11上の読み取り
中心における照明ランプ12からの光とリフレクタAか
らの光の光強度の差は、数十%に及んでいる。
【0045】図8(b)は、第2のリフレクタBの角度
を35°とし、第2のリフレクタBのみを用いた例(表
1のサンプルB)であり、原稿ガラス11上の読み取り
中心における照明ランプ12からの光とリフレクタAか
らの光の光強度の差は、第1のリフレクタAのみを用い
る場合と同様に、数十%におよんでいる。
を35°とし、第2のリフレクタBのみを用いた例(表
1のサンプルB)であり、原稿ガラス11上の読み取り
中心における照明ランプ12からの光とリフレクタAか
らの光の光強度の差は、第1のリフレクタAのみを用い
る場合と同様に、数十%におよんでいる。
【0046】図9は、第1のリフレクタAの角度が2
1.5°で、第2のリフレクタBの角度が35°の例
(表1のサンプルF)であり、原稿ガラス11上の読み
取り中心において、約6%の光強度の差が認められる。
なお、図9に示す例では、図6(b)に示したリフレク
タとの差はわずかであるから、組み立て誤差等を考慮す
ると、リフレクタAの好適な角度の範囲の下限値は、2
2.5°程度と判断される。
1.5°で、第2のリフレクタBの角度が35°の例
(表1のサンプルF)であり、原稿ガラス11上の読み
取り中心において、約6%の光強度の差が認められる。
なお、図9に示す例では、図6(b)に示したリフレク
タとの差はわずかであるから、組み立て誤差等を考慮す
ると、リフレクタAの好適な角度の範囲の下限値は、2
2.5°程度と判断される。
【0047】このように、この発明の画像読取装置は、
平面体であって、互いに直交する2組の4つの辺を有す
る矩形の板状の原稿ガラスである読み取り対象保持体
と、管状のランプを含み、読み取り対象保持体の4辺の
うちの、任意の2辺に平行に設けられ、読み取り対象保
持体上の所定の幅の領域を照明可能な照明光を発生する
照明装置と、照明装置のランプに沿って設けられ、ラン
プからの光を、読み取り対象保持体に向けて反射するリ
フレクタと、照明装置およびリフレクタにより照明され
た読み取り対象物保持体上の読み取り対象物から反射さ
れた反射光に収束性を与える縮小レンズと、縮小レンズ
で収束性が与えられた読み取り対象物からの反射光を受
光して反射光に対応する電気信号を出力するCCDセン
サとを有することを特徴とする。
平面体であって、互いに直交する2組の4つの辺を有す
る矩形の板状の原稿ガラスである読み取り対象保持体
と、管状のランプを含み、読み取り対象保持体の4辺の
うちの、任意の2辺に平行に設けられ、読み取り対象保
持体上の所定の幅の領域を照明可能な照明光を発生する
照明装置と、照明装置のランプに沿って設けられ、ラン
プからの光を、読み取り対象保持体に向けて反射するリ
フレクタと、照明装置およびリフレクタにより照明され
た読み取り対象物保持体上の読み取り対象物から反射さ
れた反射光に収束性を与える縮小レンズと、縮小レンズ
で収束性が与えられた読み取り対象物からの反射光を受
光して反射光に対応する電気信号を出力するCCDセン
サとを有することを特徴とする。
【0048】また、この発明の画像読取装置において
は、リフレクタは、平面体であって、任意の2辺と平行
な方向で、1回だけ折り曲げられた2面の反射面を含む
ことを特徴とする。
は、リフレクタは、平面体であって、任意の2辺と平行
な方向で、1回だけ折り曲げられた2面の反射面を含む
ことを特徴とする。
【0049】さらに、この発明の画像読取装置において
は、リフレクタのうちの第1の反射面は、読み取り対象
保持体である原稿ガラス上の光が照射される位置の中心
とのなす角が33°ないし37.5°の範囲に位置され
ていることを特徴とする。
は、リフレクタのうちの第1の反射面は、読み取り対象
保持体である原稿ガラス上の光が照射される位置の中心
とのなす角が33°ないし37.5°の範囲に位置され
ていることを特徴とする。
【0050】またさらに、この発明の画像読取装置にお
いては、リフレクタのうちの第2の反射面は、読み取り
対象保持体である原稿ガラス上の光が照射される位置の
中心とのなす角が22.5°ないし26.5°の範囲に
位置されていることを特徴とする。
いては、リフレクタのうちの第2の反射面は、読み取り
対象保持体である原稿ガラス上の光が照射される位置の
中心とのなす角が22.5°ないし26.5°の範囲に
位置されていることを特徴とする。
【0051】さらにまた、この発明の画像読取装置にお
いては、照明装置はキセノンランプを含むことを特徴と
する。
いては、照明装置はキセノンランプを含むことを特徴と
する。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の画像読
取装置においては、照明ランプからの光を原稿ガラスに
向けて反射するリフレクタを、平面状のリフレクタを原
稿ガラスの短辺方向に沿った第1の方向で1回だけ折り
曲げて2面とし、それぞれの面の角度を最適化したこと
により、リフレクタから原稿ガラス上の照射領域の照射
される光の光強度を、照明ランプから原稿ガラス上の照
射領域に照射される光の光強度と、概ね等しく設定でき
る。これにより、読取対象物である原稿が、別のシート
が貼りつけられた段差を有する場合であっても、段差部
に影が生じることが防止できる。
取装置においては、照明ランプからの光を原稿ガラスに
向けて反射するリフレクタを、平面状のリフレクタを原
稿ガラスの短辺方向に沿った第1の方向で1回だけ折り
曲げて2面とし、それぞれの面の角度を最適化したこと
により、リフレクタから原稿ガラス上の照射領域の照射
される光の光強度を、照明ランプから原稿ガラス上の照
射領域に照射される光の光強度と、概ね等しく設定でき
る。これにより、読取対象物である原稿が、別のシート
が貼りつけられた段差を有する場合であっても、段差部
に影が生じることが防止できる。
【0053】また、リフレクタは、高価な反射率の高い
部材である必要がなく、周知のアルミ素材で形成可能で
あり、画像読取装置のコストが低減できる。
部材である必要がなく、周知のアルミ素材で形成可能で
あり、画像読取装置のコストが低減できる。
【図1】この発明の画像読取装置が適用される画像形成
装置の一例を説明する概略図。
装置の一例を説明する概略図。
【図2】図1に示した画像形成装置に組み込まれる画像
読取装置を説明する概略図。
読取装置を説明する概略図。
【図3】図2に示した画像読取装置の照明ユニット近傍
を説明する概略図。
を説明する概略図。
【図4】図3に示した照明ユニットのリフレクタの形状
および配置を説明する概略図。
および配置を説明する概略図。
【図5】図4に示した照明ユニットのリフレクタを構成
するリフレクタAとリフレクタBの形状および配置を説
明する概略図。
するリフレクタAとリフレクタBの形状および配置を説
明する概略図。
【図6】図4に示したリフレクタの配置において、それ
ぞれ、表1のCの条件(リフレクタAの角度を25°に
設定)、表1のDの条件(リフレクタAの角度を22°
に設定)および表1のEの条件(リフレクタAの角度を
26.5°に設定)により得られる照明光の偏差を説明
するグラフ。
ぞれ、表1のCの条件(リフレクタAの角度を25°に
設定)、表1のDの条件(リフレクタAの角度を22°
に設定)および表1のEの条件(リフレクタAの角度を
26.5°に設定)により得られる照明光の偏差を説明
するグラフ。
【図7】図4に示したリフレクタの配置において、表1
のCの条件(リフレクタAの角度を25°に設定)によ
り得られる照明光の偏差の実測値を説明するグラフ。
のCの条件(リフレクタAの角度を25°に設定)によ
り得られる照明光の偏差の実測値を説明するグラフ。
【図8】図4に示したリフレクタの配置において、表1
のAの条件(リフレクタAのみ配置)および表1のBの
条件(リフレクタBのみ配置)により得られる照明光の
偏差を説明するグラフ。
のAの条件(リフレクタAのみ配置)および表1のBの
条件(リフレクタBのみ配置)により得られる照明光の
偏差を説明するグラフ。
【図9】図4に示したリフレクタの配置において、表1
のFの条件(リフレクタAの角度を21.5°に設定、
従来例に相当)により得られる照明光の偏差を説明する
グラフ。
のFの条件(リフレクタAの角度を21.5°に設定、
従来例に相当)により得られる照明光の偏差を説明する
グラフ。
11 ・・・原稿ガラス、 12 ・・・照明ランプ、 12a・・・反射体、 13 ・・・リフレクタ、 (A)・・・リフレクタA、 (B)・・・リフレクタB、 14 ・・・第1キャリッジ、 14a・・・第1画像ミラー、 15 ・・・第2キャリッジ、 15a・・・第2画像ミラー、 15b・・・第3画像ミラー、 16 ・・・縮小レンズ、 17 ・・・CCDセンサ、 19 ・・・白色基準板、 101 ・・・デジタル複写装置、 102 ・・・スキャナ(画像読取装置)、 103 ・・・画像形成部、 104 ・・・転写ベルト、 105 ・・・露光装置、 106 ・・・感光体ドラム、 107 ・・・現像装置、 108 ・・・定着装置、 111 ・・・搬送路、 112 ・・・アライニングローラ、 113 ・・・排紙トレイ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月17日(2002.1.1
7)
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年1月21日(2002.1.2
1)
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/107
Claims (3)
- 【請求項1】読み取り対象物を保持する平面体であっ
て、互いに直交する2組の4つの辺を有する矩形の板状
である読み取り対象保持体と、 管状のランプを含み、前記読み取り対象保持体の前記4
辺のうちの、任意の2辺に平行に設けられ、前記読み取
り対象保持体上の所定の幅の領域を照明可能な照明光を
発生する照明装置と、 前記照明装置のランプに沿って設けられ、ランプからの
光を、読み取り対象保持体に向けて反射するリフレクタ
と、 前記照明装置および前記リフレクタにより照明された前
記読み取り対象物保持体上の前記読み取り対象物から反
射された反射光に収束性を与える縮小レンズと、 前記縮小レンズで収束性が与えられた前記読み取り対象
物からの前記反射光を受光して前記反射光に対応する電
気信号を出力するCCDセンサと、を有することを特徴
とする画像読取装置。 - 【請求項2】互いに直交された長辺の組と短辺の組を有
する矩形の板状平面体である対象保持ガラスと、 前記対象保持ガラスの一方の面に密着される対象物を照
明するための所定の照射領域に向けて光を発生するキセ
ノンランプと、2つの平面を有し、前記所定の照射領域
に対して、前記キセノンランプからの光と逆の方向から
前記照射領域に光を照射するリフレクタを含み、前記対
象保持ガラスに密着される対象物を照明する照明装置
と、 前記照明装置により照明される前記対象物保持体上の読
み取り対象物から反射された反射光に所定の結像特性を
与える縮小レンズと、 前記縮小レンズで前記所定の結像特性が収束性が与えら
れた前記読み取り対象物からの前記反射光を受光して前
記反射光に対応する電気信号を出力するCCDセンサ
と、を有することを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項3】互いに直交された長辺の組と短辺の組を有
する矩形の板状平面体である対象保持ガラスと、前記対
象保持ガラスの一方の面に密着される対象物を照明する
ための所定の照射領域に向けて光を発生するキセノンラ
ンプと、2つの平面を有し、前記所定の照射領域に対し
て。前記キセノンランプからの光と逆の方向から前記照
射領域に光を照射するリフレクタを含み、前記対象保持
ガラスに密着される対象物を照明する照明装置と、前記
照明装置により照明される前記対象物保持体上の読み取
り対象物から反射された反射光に所定の結像特性を与え
る縮小レンズと、前記縮小レンズで前記所定の結像特性
が収束性が与えられた前記読み取り対象物からの前記反
射光を受光して前記反射光に対応する電気信号を出力す
るCCDセンサと、を有する画像読取装置と、 前記画像読取装置により生成された出力画像信号に対応
して光強度が変化された露光光を所定の位置に出射する
露光装置と、 光受容体である感光体と、前記感光体に可視化材を選択
的に供給できる現像装置と、前記可視化材を前記感光体
から被転写材に移しとる転写装置を含み、前記露光装置
から出射された露光光により前記感光体に形成された潜
像に、前記現像装置により可視化材を供給して可視化し
て可視化材像を形成する画像形成部と、 被転写材を、前記画像形成部の転写装置により前記現像
装置で形成された前記可視化材像を転写可能に、前記転
写装置に向けて搬送する被転写材搬送機構と、 前記被転写材搬送機構により搬送されている被転写材
に、被転写材上に転写された前記可視化材像を定着する
定着装置と、を有することを特徴とする画像形成装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US09/663,688 | 2000-09-19 | ||
US09/663,688 US6728010B1 (en) | 2000-09-19 | 2000-09-19 | Color image reader for use in image forming apparatus |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002135527A true JP2002135527A (ja) | 2002-05-10 |
Family
ID=24662899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000294599A Pending JP2002135527A (ja) | 2000-09-19 | 2000-09-27 | 画像形成装置に用いられる画像読取装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6728010B1 (ja) |
JP (1) | JP2002135527A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003078717A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-14 | Brother Ind Ltd | 凹凸物の撮像装置、撮像用照明装置及び撮像方法 |
US20090180160A1 (en) * | 2008-01-10 | 2009-07-16 | Chengwu Cui | Optical imaging with optimized illumination efficiency and uniformity |
JP5963455B2 (ja) * | 2012-01-30 | 2016-08-03 | 三菱電機株式会社 | 照射装置及び画像読取装置 |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3777135A (en) * | 1972-07-11 | 1973-12-04 | Xerox Corp | Illumination system |
JPS5423308Y2 (ja) * | 1973-08-09 | 1979-08-10 | ||
JPS5422349Y2 (ja) * | 1974-02-07 | 1979-08-04 | ||
US4473865A (en) * | 1979-11-09 | 1984-09-25 | Savin Corporation | Stationary light source electrophotographic copier |
JPS57161764A (en) * | 1981-03-30 | 1982-10-05 | Fuji Xerox Co Ltd | Original lighting device of copying machine or the like |
US4413903A (en) * | 1982-03-15 | 1983-11-08 | Xerox Corporation | Document illumination system |
US4891739A (en) * | 1984-10-12 | 1990-01-02 | Ricoh Company, Ltd. | Illuminating device |
JPH063384Y2 (ja) | 1987-04-03 | 1994-01-26 | キヤノン株式会社 | 原稿照明装置 |
JPH03129965A (ja) | 1989-10-14 | 1991-06-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像読取装置の照明装置 |
JP2925429B2 (ja) * | 1992-06-30 | 1999-07-28 | キヤノン株式会社 | 原稿走査装置 |
JPH0682933A (ja) | 1992-08-31 | 1994-03-25 | Canon Inc | 画像読取装置 |
JP3217879B2 (ja) | 1992-12-08 | 2001-10-15 | 株式会社リコー | 画像読み取り装置 |
JPH07135553A (ja) | 1993-11-10 | 1995-05-23 | Mita Ind Co Ltd | 画像読取装置 |
JPH08139860A (ja) | 1994-11-07 | 1996-05-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 原稿照明装置 |
US6236470B1 (en) * | 1994-12-19 | 2001-05-22 | Xerox Corporation | Reflector and light source registration device for a document illuminator |
JPH11346293A (ja) * | 1998-06-01 | 1999-12-14 | Nec Corp | 光源固定部品及び原稿読取装置 |
JP2001242556A (ja) | 2000-02-28 | 2001-09-07 | Canon Inc | 画像読取装置及びそれを用いた画像形成装置 |
-
2000
- 2000-09-19 US US09/663,688 patent/US6728010B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-09-27 JP JP2000294599A patent/JP2002135527A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6728010B1 (en) | 2004-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4494805B2 (ja) | 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置 | |
JP6528989B2 (ja) | 照明装置、画像読取装置および画像形成装置 | |
JP2002135527A (ja) | 画像形成装置に用いられる画像読取装置 | |
JP5298939B2 (ja) | 原稿照明ユニット、並びにそれを用いた画像読取装置及び画像形成装置 | |
JPS6010273A (ja) | 原稿走査装置 | |
JP3949668B2 (ja) | 光除電装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
US7652804B2 (en) | Image forming apparatus capable of efficiently controlling light radiation to read an image | |
US4719493A (en) | Imaging system including a segmented filament light source with improved illumination output uniformity | |
JP2010016458A (ja) | 照明ユニット、並びに該照明ユニットを用いた画像読取装置及び画像形成装置 | |
JP5163177B2 (ja) | 原稿照明装置、および画像読取装置 | |
JP5685903B2 (ja) | 原稿照明装置、原稿読取装置、及び画像形成装置 | |
JP2007028553A (ja) | 画像読取装置および画像形成装置 | |
EP0902335A2 (en) | Image reading apparatus | |
JP2001242556A (ja) | 画像読取装置及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP3730376B2 (ja) | 原稿位置決め装置、画像読取装置及び画像形成装置 | |
JP2000214546A (ja) | 滑動体 | |
JPH0244275Y2 (ja) | ||
JP2674046B2 (ja) | 複写装置 | |
JP2690645B2 (ja) | 電子写真装置の露光装置 | |
JPH0538346Y2 (ja) | ||
JP4484734B2 (ja) | 支持装置、照明装置、走査照明装置、原稿読取装置及び画像形成装置 | |
JP2004297695A (ja) | 画像読取装置 | |
JP2010183163A (ja) | 画像読取装置および画像形成装置 | |
JPH0648345B2 (ja) | 原稿照射装置 | |
JPH0682932A (ja) | 画像形成装置の露光装置 |