JPH07135553A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

Info

Publication number
JPH07135553A
JPH07135553A JP5281004A JP28100493A JPH07135553A JP H07135553 A JPH07135553 A JP H07135553A JP 5281004 A JP5281004 A JP 5281004A JP 28100493 A JP28100493 A JP 28100493A JP H07135553 A JPH07135553 A JP H07135553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
reading
transmissive
original
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5281004A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Takahashi
政義 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP5281004A priority Critical patent/JPH07135553A/ja
Publication of JPH07135553A publication Critical patent/JPH07135553A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】原稿台31の所定位置には、35ミリフィルム
などのような透過型原稿DTを提示するための透過型原
稿提示部32が設定されている。透過型原稿DTは、投
影ユニット70によって装置本体30の外側から照明さ
れる。投影ユニット70は、装置本体30内の光源35
からの光を透過型原稿提示部32に導く。透過型原稿D
Tを読み取る際には、通常原稿読取時の光路に割り込む
ように補助走査装置50が介装される。透過型原稿DT
からの光は、補助走査装置50によって光路を曲げら
れ、イメージセンサ40の受光面に導かれる。補助走査
装置50の回転平面鏡53が角変位すると、イメージセ
ンサ40に入射する画像の領域が変化し、透過型原稿D
Tの走査が達成される。 【効果】大掛かりな構成の拡大投影装置を要することな
く透過型原稿DTを読み取れる。したがって、透過型原
稿DTの読取作業が簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通常原稿および透過型
原稿の画像を読み取ることができる画像読取装置に関す
る。通常原稿とは遮光性の担体に画像が形成された原稿
であり、透過型原稿とは35ミリフィルムのように透光
性の担体に画像が形成された原稿である。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術は図10に示されてい
る。この図10に示された構成は、ディジタル複写機を
利用して、35ミリフィルムの画像を読み取るためのも
のである。具体的には、ディジタル複写機の本体1の上
面に、拡大投影装置3が設置されている。拡大投影装置
3は、投影装置本体5およびミラーユニット6を有す
る。投影装置本体5は、光源7、集光レンズ8、フィル
ムホルダ9および投影レンズ10を有している。ミラー
ユニット6は、投影装置本体5からの光を複写機本体1
に向けて反射することができるように配置されたミラー
11と、このミラー11からの光を複写機本体1の上面
の原稿台15に結像させるフレネルレンズ12とを有し
ている。フレネルレンズ12は、拡散板としての機能を
も有する。
【0003】このような構成により、フィルムホルダ9
に35ミリフィルム16を保持させて光源7を点灯する
と、原稿台15上に35ミリフィルムの光学像が結像す
る。原稿台15は、通常原稿の複写時において複写すべ
き通常原稿が載置される透明板である。この原稿台15
の下方には、原稿を読み取るためのスキャナユニット1
7が配置されている。スキャナユニット17は、ハロゲ
ンランプなどからなる光源21を含む光学系20と、C
CD(電荷結合素子)などからなるイメージセンサ19
とを有している。光学系20は、光源21から発生して
原稿台15上の通常原稿で反射された光をイメージセン
サ19に導くための反射鏡22,23,24を備えてお
り、さらに、原稿の光学像をイメージセンサ19に結像
させるためのレンズ25を備えている。反射鏡22は光
源21とともに矢印26方向に往復変位し、反射鏡2
3,24は光源21と同方向にその半分の速さで変位す
る。
【0004】この構成により、原稿台15上の通常原稿
を光学系20によって等速で走査することにより、通常
原稿の読取が達成される。この通常原稿の読取動作と同
様な動作によって、原稿台15上に投影された35ミリ
フィルム16の光学像の読取を行えば、35ミリフィル
ム16に担持された像を読み取れる。このときには、光
源21は消灯状態とされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の先行技術では、
原稿台15上に35ミリフィルム16を拡大投影する必
要があり、そのために大型の反射鏡や拡散板を含む大掛
かりな拡大投影装置3を複写機本体1上に設置しなけれ
ばならない。したがって、35ミリフィルム16の画像
を読み取る際の作業が繁雑になるうえ、拡大投影装置3
を使用しないときには大きな保管スペースが必要になる
という問題がある。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、簡単な作業で透過型原稿の画像を読み取る
ことができる画像読取装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記の目的を
達成するための請求項1記載の画像読取装置は、装置本
体と、上記装置本体の外表面に設けられ、遮光性の担体
上に画像が形成された原稿である通常原稿を提示するた
めの通常原稿提示部と、上記装置本体の外表面に設けら
れ、透光性の担体上に画像が形成された原稿である透過
型原稿を提示するための透過型原稿提示部と、上記装置
本体内に設けられ、受光面に入射した光学像を読み取る
読取手段と、上記装置本体内に設けられ、上記通常原稿
提示部に提示された原稿を照明するための光源を含み、
この光源と原稿とを相対的に移動させることによって原
稿を走査するとともに、上記通常原稿提示部に提示され
た原稿からの反射光を上記読取手段の受光面に導く照明
走査手段と、透過型原稿の読取に際して上記透過型原稿
提示部に関連して配置され、所定位置に静止している上
記光源からの光を上記透過型原稿提示部に導き、この透
過型原稿提示部に提示された透過型原稿を上記装置本体
外から照明するための照明手段と、上記装置本体内に設
けられ、上記透過型原稿提示部からの光を上記読取手段
の受光面に導くとともに、この受光面に入射する画像領
域を変化させることによって上記読取手段の読取対象領
域による上記透過型原稿提示部に提示された透過型原稿
の走査を達成する補助走査手段とを含むことを特徴とす
る。
【0008】透過型原稿の読取に際しては、装置本体の
外表面に設けられた透過型原稿提示部に透過型原稿が提
示される。さらに、上記透過型原稿提示部に関連して照
明手段が配置され、この照明手段によって透過型原稿が
装置本体外から照明される。照明手段は、所定位置に静
止している光源からの光を透過型原稿に導くものであ
る。すなわち、通常原稿の走査のための照明走査手段に
含まれている光源を利用しているので、透過型原稿の照
明のための特別の光源を要しない。
【0009】装置本体内には、補助走査手段が備えられ
ている。この補助走査手段は、照明手段から上記透過型
原稿を透過した後の光を読取手段の受光面に入射させ
る。このとき、補助走査手段は、読取手段の受光面に入
射する画像領域を変化させる。これにより、読取手段の
読取対象領域による透過型原稿の走査が達成されること
になり、その結果、透過型原稿の読取が達成される。
【0010】請求項2記載の画像読取装置は、上記補助
走査手段は、透過型原稿の読取に際して上記通常原稿提
示部から上記読取手段の受光面に至る光路中の所定位置
に介装することができるものであることを特徴とする。
この構成を採用することにより、通常原稿を読み取るた
めの照明走査手段の一部の構成を、透過型原稿の読取の
ために利用できる。
【0011】上記補助走査手段は、具体的には、上記透
過型原稿提示部からの光の光路を上記読取手段の受光面
に向けて曲げるための反射鏡と、上記透過型原稿提示部
から上記読取手段に至る光路を含む平面に沿って上記反
射鏡を角変位させる駆動手段とを含む構成により実現で
きる(請求項3)。請求項4記載の画像読取装置は、上
記照明手段は上記装置本体に対して回動自在に取り付け
られていることを特徴とする。
【0012】このようにすれば、透過型原稿の読取に際
して、照明手段を透過型原稿提示部に容易に配置するこ
とができる。また、照明手段は装置本体に取り付けられ
ているので、照明手段の保管スペースを用意する必要が
ない。請求項5記載の画像読取装置は、通常原稿を上記
原稿提示部に押しつけるための原稿押さえ部をさらに含
み、上記照明手段は、上記原稿押さえ部と一体的に設け
られていることを特徴とする。
【0013】この構成によれば、照明手段が原稿押さえ
部と一体的に設けられているので、装置の構成を簡単に
することができるうえ、照明手段の保管スペースが不要
になる。
【0014】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施例の画像
読取装置の構成を示す簡略化した断面図であり、図1
(a) は通常原稿を読み取る際の構成を示し、図1(b) は
透過型原稿を読み取る際の構成を示す。
【0015】この画像読取装置は、たとえばディジタル
複写機などに組み合わされて用いられるもので、透明板
からなる通常原稿提示部としての原稿台31上に提示さ
れた原稿の画像を読み取り、原稿に対応した電気信号を
出力するためのものである。原稿台31の所定領域が、
透過型原稿提示部32として用いられる。この透過型原
稿提示部32には、たとえば35ミリフィルムのような
透過型原稿DTが提示される。
【0016】原稿台31は装置本体30の上面に設けら
れており、その下方には照明走査手段としての光学系3
3が配置されている。光学系33は、原稿台31に提示
された通常原稿Dの表面を照明するための光源35、通
常原稿Dからの反射光を読取手段としてのイメージセン
サ40に導くための第1反射鏡36、第2反射鏡37お
よび第3反射鏡38、ならびに原稿の光学像をイメージ
センサ40の受光面に結像させるためのレンズ39を備
えている。第1反射鏡36は光源35とともに矢印41
に沿って往復変位し、第2および第3反射鏡37,38
は光源35と同方向に半分の速さで変位する。これによ
り、光源35を移動させることによって通常原稿Dの照
明走査を行う際に、光源35からイメージセンサ40に
至る光路長が終始一定に保持される。
【0017】イメージセンサ40は、一次元CCD(電
荷結合素子)などからなり、その受光面に結像した光学
像に対応した電気信号を出力する。このイメージセンサ
40の出力信号は、画像処理回路45に入力されて所定
の画像処理が施された後、画像データとして図外の画像
形成ユニットに入力される。画像形成ユニットには、た
とえば電子写真プロセスに従って画像を形成するものが
適用される。このような画像形成ユニットは、たとえ
ば、感光体、感光体の表面をレーザ光で走査することに
よって画像データに対応した静電潜像を形成するための
レーザ走査ユニット、静電潜像をトナー像に現像する現
像装置、トナー像を記録用紙に転写するための転写器、
記録用紙上のトナーを定着させるための定着装置、およ
び用紙搬送機構などを備えている。
【0018】装置本体30内には、第3反射鏡38とレ
ンズ39との間の光路上に挿脱自在であるように設けら
れた補助走査装置50が備えられている。通常原稿Dを
原稿台31に提示してその読取を行う場合には、補助走
査装置50は、図1(a) に示すように退避位置50Aに
退避させられている。なお、47は装置本体30の上面
に開閉自在に設けられた原稿押さえである。
【0019】35ミリフィルムのような透過型原稿DT
の画像読取に当たっては、所定のキー入力操作に応答し
て、補助走査装置50は使用位置50Bに移動する。こ
の状態が、図1(b) に示されている。装置本体30の上
面には、透過型原稿DTの読取に当たって用いられる照
明手段としての投影ユニット70が回動自在に設けられ
ている。この投影ユニット70は、不使用時には図1
(a) に示すように原稿押さえ47の回動を妨げない位置
に退避させられる。そして、透過型原稿DTの読取に当
たって、図1(b) に示すように、透過型原稿提示部32
に関連して配置される。この投影ユニット70は装置本
体30内の所定位置で静止させられた光源35からの光
を透過型原稿提示部32に導き、この透過型原稿提示部
32に提示された透過型原稿DTを装置本体30の外側
から照明する。
【0020】図2は投影ユニット70の近傍の構成を拡
大して示す断面図であり、図3は投影ユニット70の内
部構成を示す平面図である。投影ユニット70は装置本
体30の肩部に関連して軸75まわりに回動自在である
ように取り付けられている。投影ユニット70は、光学
系33が備えている光源35からの光を透過型原稿提示
部32に導くための反射鏡71,72を備えている。透
過型原稿DTの読取に際しては、反射鏡71の下方に光
源35が静止させられる。
【0021】投影ユニット72の下面には、装置本体3
0内で静止した光源35からの光を反射鏡71に導くた
めの長方形の窓76が形成されており、この窓76に透
明ガラスなどからなる透光部材77が嵌め込まれてい
る。さらに、投影ユニット72の下面において透過型原
稿提示部32に対向する位置には、ほぼ正方形の窓78
が形成されており、この窓78には拡散板79が取り付
けられている。
【0022】図4は光源35から原稿台31に至る光路
を示す図である。光源35は通常原稿Dの全幅を照明す
ることができるように長尺に構成されている。この長尺
な光源35からの光は所定の曲率を有する反射鏡71の
凹面に入射する。これにより、光源35からの光は光源
35の長手方向に関して大きく集光され、さらに光源3
5の長手方向と交差する方向に関してわずかに集光され
る。反射鏡71からの光は反射鏡72に入射する。反射
鏡72は光源35の長手方向と平行な反射面を有する。
すなわち、反射鏡72は光源35の長手方向と交差する
方向に関してのみ所定の曲率を有する。反射鏡71から
の光は反射鏡72の凸面に入射する。そして、光源71
の長手方向と交差する方向に関する幅が拡げられた後
に、拡散板79を介して、透過型原稿提示部32に提示
された透過型原稿DTを照明する。
【0023】反射鏡71,72の各曲率は、長尺な光源
35から発生した光を透過型原稿提示部32の全域を均
一にかつ効率的に照明することができるように選択され
ている。図5は補助走査装置50の構成を示す図であ
り、図5(a) は図1(a) のレンズ39側から見た構成を
一部切り欠いて示す正面図、図5(b) はその内部構成を
切り欠いて示す左側面図、図5(c) は右側面図、図5
(d) は内部構成を示す平面図である。補助走査装置50
の本体51内には、透過型原稿提示部32からの光の光
路をイメージセンサ40の受光面に向けて曲げるための
反射鏡としての回転平面鏡53が回動自在に設けられて
おり、さらに、この回転平面鏡53と対向する位置には
fθレンズ55および補正レンズ56(図5(d) では図
示が省略されている。)が配置されている。回転平面鏡
53は、支持部材57によって支持されている。支持部
材57の両端には軸58,59が固定されている。これ
らの軸58,59の軸線は回転平面鏡53の表面を含む
平面内にある。一方の軸58は本体51に回動自在に取
り付けられている。また、他方の軸59は、本体51を
回動自在に挿通し、その先端部にはプーリ60が取り付
けられている。このプーリ60には、平面鏡回転モータ
61の回転力がプーリ62およびベルト63を介して伝
達されている。このように、平面鏡回転モータ61、プ
ーリ60,62およびベルト63は、回転平面鏡53を
角変位させるための駆動手段を構成している。
【0024】fθレンズ55および補正レンズ56は本
体51の内側面に固定された取付け部材64,65(図
5(d) では図示が省略されている。)に取り付けられて
いる。本体51においてレンズ39(図1(a) 参照)に
対向する位置には、倍率補正レンズ66が固定されてい
る。この倍率補正レンズ66は、レンズ39と協働し
て、適切な倍率の画像をイメージセンサ40の受光面に
結像させる。したがって、たとえばレンズ39をその光
軸に沿って移動させることにより適切な大きさの画像を
イメージセンサ40の受光面に結像させることができる
場合には、倍率補正レンズ60を設ける必要はない。
【0025】本体51は、一対の連結部67を介して軸
68に結合されている。この軸68は、画像読取装置の
装置本体30に回動自在に支持されている。軸68に
は、装置挿脱用駆動ギア69が固定されている。この駆
動ギア69は、図1に示すように挿脱モータ48の駆動
軸に取り付けられたモータギア49に噛合している。上
記のような構成では、挿脱モータ48を正転/逆転させ
ることによって、軸68を中心に補助走査装置50全体
を角変位させることができる。したがって、第3反射鏡
38とレンズ39との間の光路に対して、補助装置装置
50を挿脱することができる。また、平面鏡回転モータ
61を回転させることによって、回転平面鏡53は、軸
58,59を中心に角変位する。すなわち、回転平面鏡
53は透過型原稿DTからイメージセンサ40に至る光
路を含む平面に沿って角変位する。その結果、イメージ
センサ40の受光面を含む平面上における透過型原稿D
Tの光学像の位置は、図1の上下方向に変化することに
なる。その一方で、イメージセンサ40は固定配置され
ているから、イメージセンサ40の受光面に入射する画
像領域が変化する。これにより、イメージセンサ40の
読取対象領域による透過型原稿DTの走査が達成され
る。
【0026】図6は、図1(a) の状態で通常原稿Dの読
取を行う際の光学的配置を説明するための図である。原
稿読取領域長RLNは原稿台31の幅(図1の紙面に垂
直な方向の長さ)に相当し、たとえば日本工業規格A列
3番の短辺をカバーできるように305mmとされる。こ
のとき、レンズ39は、原稿台31上の305mmの線分
をイメージセンサ40の受光面の全幅WR(たとえば6
7mm)に投影することができる位置に配置される。
【0027】図7は、図1(a) の状態における光学的配
置を説明するための図である。透過型原稿DTの読取領
域長RLTとして、たとえば35ミリフィルムを充分に
カバーすることができる41mmが想定される。そして、
レンズ39は、原稿台31上の41mmの線分をイメージ
センサ40の受光面の全幅WRに投影することができる
位置に配置される。このレンズ39の配置の決定に当た
っては、fθレンズ55、補正レンズ56および倍率補
正レンズ66の影響が考慮される。上記のような光学的
配置をとることによって、画像の読取を最大の分解能で
行える。なお、図7では、図1(a) の状態での光路およ
びレンズ39の配置が、二点鎖線で表されている。
【0028】図8は本実施例の画像読取装置の電気的構
成を簡略化して示すブロック図である。マイクロコンピ
ュータを内部に含む制御部90には、操作パネル91、
光学系33の光源35の点灯制御のための光源駆動部9
2、光学系33を駆動する光学モータ93に対応した光
学モータ駆動部94、レンズ39をその光軸に沿って変
位させるためのレンズ駆動モータ95を駆動するレンズ
モータ駆動部96、イメージセンサ40を駆動するため
のセンサ駆動部97、および画像処理回路45が接続さ
れている。制御部90には、さらに、補助走査装置50
を挿脱するための上記の挿脱モータ48を駆動するため
の挿脱モータ駆動部98、および補助走査装置50内の
回転平面鏡53を駆動するための平面鏡回転モータ61
に対応した平面鏡モータ駆動部99が接続されている。
【0029】図1(a) の状態で通常原稿Dの読取を行う
際には、制御部90は、光源35を点灯させ、光学モー
タ93を駆動するとともに、レンズ39が図6に示す光
学的配置を満たす位置に配置されるように、光源駆動部
92、光学モータ駆動部94およびレンズモータ駆動部
96を制御する。このとき、挿脱モータ48は、補助走
査装置50が退避位置50Aに位置するように制御され
る。また、平面鏡回転モータ61は静止状態に保持され
る。
【0030】一方、操作パネルから91から透過型原稿
DTの読取を行うべきことが指令された場合には、光源
35が図1(b) に示す位置に点灯状態で静止し、レンズ
39が図7に示す光学的配置を満たす位置に配置される
ように、光源駆動部92、光学モータ駆動部94および
レンズモータ駆動部96が制御される。さらに、制御部
90は挿脱モータ駆動部98を制御することによって挿
脱モータ48を付勢し、補助走査装置50を図1に示す
使用位置50Bまで角変位させる。これにより、補助走
査装置50が、第3反射鏡38とレンズ39との間の光
路上に介装される。さらに、平面鏡モータ駆動部99が
制御され、回転平面鏡53が所定の振幅(たとえば29
度)範囲で往復角変位させられる。これによって、イメ
ージセンサ40の受光面に入射する画像領域が変化し、
イメージセンサ40の読取対象領域による透過型原稿D
Tの走査が実質的に達成され、透過型原稿DTが読み取
られる。このとき、投影ユニット70は透過型原稿提示
部32に配置され、装置本体30の外側から透過型原稿
DTを照明する。
【0031】以上のように本実施例によれば、画像読取
装置の装置本体30内に補助走査装置50を設けること
によって、原稿台31上に画像を拡大投影するための大
掛かりな投影装置を設置することなく、透過型原稿DT
の画像読取を行える。したがって、極めて簡単な作業
で、透過型原稿DTの画像読取を行うことができる。し
かも、透過型原稿DTの画像読取に当たって使用される
投影ユニット70は、拡大投影のための構成を含んでお
らず、図2および図3からも判るように極めて簡単で小
型の構成である。しかも、この投影ユニット70は、装
置本体30に対して回動自在に取り付けられているから
特別な保管スペースが必要となることがない。さらに、
投影ユニット70は装置本体30内の光源35からの光
を利用して透過型原稿DTを照明するものであるので、
特別な光源が必要ではなく、投影ユニット70への給電
の必要もない。これによっても投影ユニット70の構成
の簡素化が図られる。
【0032】また、本実施例の構成では、原稿からイメ
ージセンサ40の受光面に至る光路長は、通常原稿Dを
読み取るときよりも透過型原稿DTを読み取るときの方
が短くなる。そのため、透過型原稿DTの鮮明な光学像
をイメージセンサ40の受光面に結像させることができ
るので、精度の高い画像読取を行える。さらに、補助走
査装置50は、透過型原稿DTの読取に際して通常原稿
Dを読み取る際の光路の途中部に割り込むように介装さ
れるから、通常原稿Dを読み取るための光学系33の一
部の構成を透過型原稿DTの読取のためにも利用するこ
とができる。これにより、構成の簡素化および低コスト
化が達成される。
【0033】図9は本発明の第2実施例の画像読取装置
の内部構成を簡略化して示す断面図であり、図9(a) は
通常原稿Dの読取時の状態を示し、図9(b) は透過型原
稿DTの読取時の構成を示す。この図9において、上述
の図1に示された各部に対応する部分には同一の参照符
号を付して示す。本実施例においては、通常原稿Dを原
稿台31に密接させるための原稿押さえ47に投影ユニ
ット70Aが一体的に組み込まれている。したがって、
図1の構成とは異なり、外付けの投影ユニット70を装
置本体31に取り付けておく必要がない。これにより、
構成を一層簡単にすることができる。
【0034】本発明の実施例の説明は以上のとおりであ
るが、本発明は上記の実施例に限定されるものではな
い。たとえば、上記の実施例では、通常原稿Dの読取に
際して、原稿Dを静止状態に保持しておき、光学系33
が駆動されることによって原稿Dの走査が達成されてい
る。しかしながら、本発明は、画像読取のための光学系
を静止状態に保持しておくとともに原稿を搬送すること
によって原稿の走査を達成する構成の装置にも適用する
ことができる。このような装置は、一般に、スリット状
の原稿提示部を備えており、この原稿提示部に関連して
光学系が固定配置されている。このような装置に本発明
を適用する場合には、通常原稿提示部とは別に、透過型
原稿提示部を装置本体の外表面に設け、装置本体の内部
には、上記透過型原稿提示部からの光をイメージセンサ
などの読取手段の受光面に導き、画像領域を刻々と変化
させることによって読取手段の読取対象領域による透過
型原稿の走査を行える補助走査手段を備えればよい。
【0035】また、上記の実施例では、補助走査手段と
して、透過型原稿提示部からの光の光路を曲げる回転反
射鏡を用いた構成を採用しているが、他の構成の補助走
査装置が用いられてもよい。たとえば、回転反射鏡の代
わりに回転プリズムを用いることができる。さらに、透
過型原稿を保持するための保持部材を設け、この保持部
材を変位させることによって、読取手段の受光面に入射
される画像領域を変化させる構成を採用することもでき
る。
【0036】さらに、上記の実施例では、反射鏡71,
72を用いて光源35からの光を透過型原稿提示部32
に導く構成の投影ユニット70または70Aが用いられ
ているが、プリズムなどを用いて導光する構成が採用さ
れてもよい。また、投影ユニットは装置本体30に取り
付けられている必要はなく、必要に応じて原稿台31上
の所定位置に配置して用いられる個別の構成としてもよ
い。
【0037】また、上記の実施例では、イメージセンサ
によって画像を読み取り、画像データを生成する構成に
ついて説明したが、本発明はイメージセンサや画像デー
タを生成する構成を備えていないアナログ複写機にも適
用することができる。すなわち、アナログ複写機の場合
には、イメージセンサに入射させるべき光が感光体に導
かれ、この感光体上に静電潜像を直接的に形成する。こ
の場合、感光体およびそれに関連する構成が読取手段に
相当する。
【0038】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明の画像読取装置によ
れば、装置本体の外表面に設けられた透過型原稿提示部
に透過型原稿を提示するとともに透過型原稿提示部に関
連して照明手段を配置することにより、透過型原稿の読
取を行える。すなわち、透過型原稿の拡大像を投影する
ための大掛かりな投影装置が必要になることがなく、ご
く単純な構成の照明手段を透過型原稿提示部に配置すれ
ばよい。
【0040】これにより、簡単な作業で透過型原稿の読
取を行える。また、照明手段は単純な構成とすることが
できるので、大型化することがない。したがって、照明
手段のために大きな保管スペースが必要になることもな
い。さらに、照明手段は、装置本体内に備えられた照明
走査手段の光源からの光を利用して透過型原稿を照明す
る構成であるので、独自の光源を有している必要がな
い。そのため、構成が簡単であるとともに、照明手段に
給電する必要もない。
【0041】また、補助走査手段を、透過型原稿の読取
に際して通常原稿提示部から読取手段の受光面に至る光
路中の所定位置に介装することができるように構成すれ
ば、通常原稿を読み取るための照明走査手段の一部の構
成を、透過型原稿の読取のために利用できる。これによ
り、構成を簡素化することができ、低コスト化を図るこ
とができる。
【0042】さらに、上記照明手段を装置本体に対して
回動自在に取り付けておけば、照明手段の保管スペース
が不要になる。また、照明手段を原稿押さえと一体的に
構成しておけば、装置の構成を一層簡単にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像読取装置の内部構成を
簡略化して示す断面図である。(a) は通常原稿を読み取
る際の構成を示し、(b) は透過型原稿を読み取る際の構
成を示す。
【図2】投影ユニットに関連する部分の構成を拡大して
示す断面図である。
【図3】投影ユニットの内部構成を一部切り欠いて示す
平面図である。
【図4】光源から透過型原稿に至る光路を示す図であ
る。
【図5】補助走査装置の構成を示す図であり、(a) は内
部構成を一部切り欠いて示す正面図、(b) は内部構成を
一部切り欠いて示す右側面図、(c) は左側面図、(d) は
内部構成を示す平面図である。
【図6】通常原稿の読取を行う際の光学的配置を説明す
るための図である。
【図7】透過型原稿の読取を行う際の光学的配置を説明
するための図である。
【図8】画像読取装置の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図9】本発明の他の実施例の画像読取装置の内部構成
を簡略化して示す断面図である。(a) は通常原稿を読み
取る際の構成を示し、(b) は透過型原稿を読み取る際の
構成を示す。
【図10】典型的な先行技術の構成を示す簡略化した断
面図である。
【符号の説明】
30 装置本体 31 原稿台 32 透過型原稿提示部 33 光学系 35 光源 39 レンズ 40 イメージセンサ 45 画像処理回路 47 原稿押さえ 48 挿脱モータ 50 補助走査装置 53 回転平面鏡 61 平面鏡回転モータ 69 挿脱用駆動ギア 70 投影ユニット 71 反射鏡 72 反射鏡 70A 投影ユニット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体と、 上記装置本体の外表面に設けられ、遮光性の担体上に画
    像が形成された原稿である通常原稿を提示するための通
    常原稿提示部と、 上記装置本体の外表面に設けられ、透光性の担体上に画
    像が形成された原稿である透過型原稿を提示するための
    透過型原稿提示部と、 上記装置本体内に設けられ、受光面に入射した光学像を
    読み取る読取手段と、 上記装置本体内に設けられ、上記通常原稿提示部に提示
    された原稿を照明するための光源を含み、この光源と原
    稿とを相対的に移動させることによって原稿を走査する
    とともに、上記通常原稿提示部に提示された原稿からの
    反射光を上記読取手段の受光面に導く照明走査手段と、 透過型原稿の読取に際して上記透過型原稿提示部に関連
    して配置され、所定位置に静止している上記光源からの
    光を上記透過型原稿提示部に導き、この透過型原稿提示
    部に提示された透過型原稿を上記装置本体外から照明す
    るための照明手段と、 上記装置本体内に設けられ、上記透過型原稿提示部から
    の光を上記読取手段の受光面に導くとともに、この受光
    面に入射する画像領域を変化させることによって上記読
    取手段の読取対象領域による上記透過型原稿提示部に提
    示された透過型原稿の走査を達成する補助走査手段とを
    含むことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】上記補助走査手段は、透過型原稿の読取に
    際して上記通常原稿提示部から上記読取手段の受光面に
    至る光路中の所定位置に介装することができるものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】上記補助走査手段は、上記透過型原稿提示
    部からの光の光路を上記読取手段の受光面に向けて曲げ
    るための反射鏡と、上記透過型原稿提示部から上記読取
    手段に至る光路を含む平面に沿って上記反射鏡を角変位
    させる駆動手段とを含むものであることを特徴とする請
    求項1または2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】上記照明手段は上記装置本体に対して回動
    自在に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】通常原稿を上記原稿提示部に押しつけるた
    めの原稿押さえ部をさらに含み、上記照明手段は、上記
    原稿押さえ部と一体的に設けられていることを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
JP5281004A 1993-11-10 1993-11-10 画像読取装置 Pending JPH07135553A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5281004A JPH07135553A (ja) 1993-11-10 1993-11-10 画像読取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5281004A JPH07135553A (ja) 1993-11-10 1993-11-10 画像読取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07135553A true JPH07135553A (ja) 1995-05-23

Family

ID=17632938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5281004A Pending JPH07135553A (ja) 1993-11-10 1993-11-10 画像読取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07135553A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6728010B1 (en) 2000-09-19 2004-04-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Color image reader for use in image forming apparatus
US7589870B2 (en) 2003-08-13 2009-09-15 Nien-Hua Pai Dual-mode scanner capable of performing transmissive and reflective scanning with single side lamp

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6728010B1 (en) 2000-09-19 2004-04-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Color image reader for use in image forming apparatus
US7589870B2 (en) 2003-08-13 2009-09-15 Nien-Hua Pai Dual-mode scanner capable of performing transmissive and reflective scanning with single side lamp

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0729264B1 (en) Optical scanning apparatus
EP0751668A2 (en) Scanner drive system having minimum rotational error carriage suspension
JP3376030B2 (ja) 画像読取装置
EP0091280B1 (en) Raster scanning apparatus
JPH07135553A (ja) 画像読取装置
JP3139711B2 (ja) イメージスキャナ
JPH07128738A (ja) 画像読取装置
JPH07131598A (ja) 画像読取装置
US4666287A (en) Document copiers
JP2689247B2 (ja) 画像読取装置
JPH09251228A (ja) 画像形成装置
JP3179818B2 (ja) 反射透過原稿読取装置
US6175110B1 (en) Built-in scanners having a switched single light source
JP3231838B2 (ja) 画像読取装置
JP2791713B2 (ja) 画像読取装置
JP2001245108A (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JPS6373763A (ja) 画像処理装置
JPS59210432A (ja) リ−ダ−プリンタ−
JP3809363B2 (ja) 画像読み取り装置
JP3017775B2 (ja) 画像読取装置
JPH0730725A (ja) 画像読み取り装置
JPH065251U (ja) イメージスキャナ
JPS6154759A (ja) 原稿読取装置
JPS6330066A (ja) 画像読取装置
JPS631247A (ja) 画像読取装置