JP2002135508A - 画像処理装置、画像処理システム、処理分散方法、資源取得方法、作業受託処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理システム、処理分散方法、資源取得方法、作業受託処理方法及び記憶媒体

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JP2002135508A
JP2002135508A JP2000324073A JP2000324073A JP2002135508A JP 2002135508 A JP2002135508 A JP 2002135508A JP 2000324073 A JP2000324073 A JP 2000324073A JP 2000324073 A JP2000324073 A JP 2000324073A JP 2002135508 A JP2002135508 A JP 2002135508A
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Masumi Tabuki
益美 田吹
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自装置にて処理できない作業を他の装置に割
り振ることで、自装置で処理が滞るのを回避し、作業効
率の良い画像処理を可能とし、また、使用する装置に優
先順位を持たせることで、秩序ある分散処理を可能と
し、また、効率的に作業配分された描画処理を可能とし
た画像処理装置、処理分散方法及び記憶媒体を提供す
る。 【解決手段】 MFPのコントローラ101は、ネット
ワーク上の個々の画像処理装置を識別する識別情報、個
々の画像処理装置のスキャン速度、印刷速度等の性能情
報、個々の画像処理装置の待ちジョブ数等の稼働状況を
管理し、自装置の故障や能力不足により処理できない作
業作業の有無を判定し、自装置で処理できない作業が有
る場合に、作業の代行先装置を検索し、該検索した代行
先装置に対し処理を代行させる制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、画
像処理システム、処理分散方法、資源取得方法、作業受
託処理方法及び記憶媒体に関し、特に、通信ネットワー
クを介して印刷データのやり取りが可能なネットワーク
対応画像処理装置に適用する場合に好適な画像処理装
置、画像処理システム、処理分散方法、資源取得方法、
作業受託処理方法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の画像処理装置を通信ネット
ワークによりコンピュータ等の情報処理装置と接続し、
情報処理装置から印刷指示を出すことにより、画像処理
装置において画像を用紙上に形成し印刷を行うシステム
が存在する。複数の画像処理装置の中から使用する画像
処理装置を指示する方法等の従来例を下記に示す。
【0003】第一の従来例としては、通信ネットワーク
上に、複数のネットワーク対応画像処理装置(プリン
タ)が接続された環境で、プリント等の画像処理を行う
場合は、使用する画像処理装置を利用者が明示的に指示
する方式が知られている。
【0004】また、第二の従来例としては、画像処理装
置毎に、画像処理に必要なプログラムもしくは書体もし
くは認証情報等を個別に持たせ、利用者側で画像処理装
置毎の性能差を把握し画像処理装置を明示的に指示す
る、或いは描画処理を画像処理装置と接続されたホスト
コンピュータ側で行い、印字のみ画像処理装置に行わせ
る方式が知られている。
【0005】また、第三の従来例としては、上記第一の
従来例と同様に、通信ネットワーク上に、複数のネット
ワーク対応画像処理装置(プリンタ)が接続された環境
で、プリント等の画像処理を行う場合は、使用する画像
処理装置を利用者が明示的に指示する方式が知られてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては下記のような問題があった。
【0007】上記第一の従来例における使用対象画像処
理装置の指示方式では、利用者が指示した画像処理装置
(プリンタ)でしか印刷が行われない。そのため、画像
処理装置が故障した場合などは、利用者は修理が終わる
まで待つか、ネットワークに接続された他の正常な画像
処理装置に対して、改めて印刷指示をし直さねばならな
いなど、作業効率が悪いという問題があった。
【0008】上記第二の従来例における利用者側で画像
処理装置を明示的に指示する、或いは描画処理をホスト
コンピュータ側で行い、印字のみ画像処理装置に行わせ
る方式では、利用者が指示した画像処理装置に書体デー
タが不足していた場合などは、処理が保留され続け処理
が完了しない。また、ネットワークに接続された他の正
常な画像処理装置に対して、改めて印刷指示をし直さね
ばならないなど、作業効率が悪いという問題があった。
また、画像処理装置に書体がない場合に、ホストコンピ
ュータ側で展開して印字データを渡す方法もあるが、ホ
ストコンピュータ側のCPUを占有してしまい、ユーザ
にとっては他の作業の作業効率が落ちるという問題があ
った。
【0009】上記第三の従来例における使用対象画像処
理装置の指示方式では、利用者が指示した画像処理装置
(プリンタ)でしか印刷が行われない。そのため、ある
特定の画像処理装置に作業が集中してしまった場合など
は、利用者は他の作業が処理し終わるのを待つか、ネッ
トワークに接続された他の正常な画像処理装置に対し
て、改めて印刷指示をし直さねばならないなど、作業効
率が悪いという問題があった。
【0010】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、自装置にて処理できない作業を他の装置に割り
振ることで、自装置で処理が滞るのを回避し、作業効率
の良い画像処理を可能とし、また、使用する装置に優先
順位を持たせることで、秩序ある分散処理を可能とし、
また、効率的に作業配分された描画処理を可能とした画
像処理装置、画像処理システム、処理分散方法及び記憶
媒体を提供することを第一の目的とする。
【0011】また、本発明は、上述した点に鑑みなされ
たものであり、資源不足による作業中断を防止すると共
に、ネットワークに接続された装置の性能差を考慮する
ことを不要とし、統一された処理環境を提供可能とし、
また、取得資源の増加によるメモリ不足を防止すると共
に、資源の有効活用を可能とし、また、使用頻度が高い
情報資源を自装置内に保持し続けることを可能とすると
共に、処理毎に他の装置から取得するのを防止し、資源
取得に伴う時間短縮と資源取得に伴うネットワーク負荷
の軽減を可能とした画像処理装置、画像処理システム、
資源取得方法及び記憶媒体を提供することを第二の目的
とする。
【0012】また、本発明は、上述した点に鑑みなされ
たものであり、装置の空き時間(遊んでいる時間)を少
なくすると共に、装置の故障や印刷作業の集中が発生し
た場合でも、効率的に処理配分を可能とする分散処理を
提供可能とし、また、自装置が有する性能を超えて作業
依頼されるのを回避すると共に、効率的な作業受託を可
能とし、また、受託処理の問い合わせ先装置が固定化す
るのを避け、処理時間の均一化を図ることができるよう
に作業配分することを可能とした画像処理装置、画像処
理システム、作業受託処理方法及び記憶媒体を提供する
ことを第三の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ネットワーク上に他の画像
処理装置と共にデータ通信可能に接続される画像処理装
置であって、前記ネットワーク上の個々の画像処理装置
を識別する識別情報、個々の画像処理装置の性能情報、
個々の画像処理装置の稼働状況を管理する装置管理手段
と、自装置で処理できない作業の有無を判定する処理状
況判定手段と、該処理状況判定手段の判定により自装置
で処理できない作業が有る場合に、前記装置管理手段で
得た情報に基づき作業の代行先装置を検索する代行装置
検索手段と、該代行装置検索手段で検索した代行先装置
に対し処理を代行させる処理分散手段とを有することを
特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項2記載の
発明は、原稿から画像を読み取るスキャン機能及び画像
を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像処理装
置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有す
る画像処理装置に適用可能であることを特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項3記載の
発明は、前記性能情報とは、少なくともスキャン速度或
いは印刷速度を含む情報であり、前記稼働状況とは、少
なくとも待ちジョブ数を含む状況であり、前記自装置で
処理できない作業とは、少なくとも自装置の故障や能力
不足により処理できない作業であることを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項4記載の
発明は、前記代行装置検索手段は、前記代行先装置の選
定基準として少なくとも装置性能を含む条件を設定する
処理装置判定手段を有することを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するため、請求項5記載の
発明は、前記処理分散手段は、自装置に付与された作業
をそのまま前記他の画像処理装置に作業依頼する作業転
送手段と、自装置に付与された作業を描画処理と印刷処
理又はページ毎の処理に分割し前記他の画像処理装置に
作業依頼する作業分割配分手段とを有することを特徴と
する。
【0018】上記目的を達成するため、請求項6記載の
発明は、ネットワーク上に複数の画像処理装置がデータ
通信可能に接続された画像処理システムであって、前記
画像処理装置は、前記ネットワーク上の個々の画像処理
装置を識別する識別情報、個々の画像処理装置の性能情
報、個々の画像処理装置の稼働状況を管理する装置管理
手段と、自装置で処理できない作業の有無を判定する処
理状況判定手段と、該処理状況判定手段の判定により自
装置で処理できない作業が有る場合に、前記装置管理手
段で得た情報に基づき作業の代行先装置を検索する代行
装置検索手段と、該代行装置検索手段で検索した代行先
装置に対し処理を代行させる処理分散手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、請求項7記載の
発明は、前記画像処理装置は、原稿から画像を読み取る
スキャン機能及び画像を記録媒体上に形成する印刷機
能、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有す
ることを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項8記載の
発明は、前記性能情報とは、少なくともスキャン速度或
いは印刷速度を含む情報であり、前記稼働状況とは、少
なくとも待ちジョブ数を含む状況であり、前記自装置で
処理できない作業とは、少なくとも自装置の故障や能力
不足により処理できない作業であることを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するため、請求項9記載の
発明は、前記画像処理装置の前記代行装置検索手段は、
前記代行先装置の選定基準として少なくとも装置性能を
含む条件を設定する処理装置判定手段を有することを特
徴とする。
【0022】上記目的を達成するため、請求項10記載
の発明は、前記画像処理装置の前記処理分散手段は、自
装置に付与された作業をそのまま前記他の画像処理装置
に作業依頼する作業転送手段と、自装置に付与された作
業を描画処理と印刷処理又はページ毎の処理に分割し前
記他の画像処理装置に作業依頼する作業分割配分手段と
を有することを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、請求項11記載
の発明は、ネットワーク上に他の画像処理装置と共にデ
ータ通信可能に接続される画像処理装置に適用される処
理分散方法であって、前記ネットワーク上の個々の画像
処理装置を識別する識別情報、個々の画像処理装置の性
能情報、個々の画像処理装置の稼働状況を管理する装置
管理工程と、自装置で処理できない作業の有無を判定す
る処理状況判定工程と、該処理状況判定工程の判定によ
り自装置で処理できない作業が有る場合に、前記装置管
理工程で得た情報に基づき作業の代行先装置を検索する
代行装置検索工程と、該代行装置検索工程で検索した代
行先装置に対し処理を代行させる処理分散工程とを有す
ることを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、請求項12記載
の発明は、原稿から画像を読み取るスキャン機能及び画
像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像処理装
置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有す
る画像処理装置に適用可能であることを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するため、請求項13記載
の発明は、前記性能情報とは、少なくともスキャン速度
或いは印刷速度を含む情報であり、前記稼働状況とは、
少なくとも待ちジョブ数を含む状況であり、前記自装置
で処理できない作業とは、少なくとも自装置の故障や能
力不足により処理できない作業であることを特徴とす
る。
【0026】上記目的を達成するため、請求項14記載
の発明は、前記代行装置検索工程は、前記代行先装置の
選定基準として少なくとも装置性能を含む条件を設定す
る処理装置判定工程を有することを特徴とする。
【0027】上記目的を達成するため、請求項15記載
の発明は、前記処理分散工程は、自装置に付与された作
業をそのまま前記他の画像処理装置に作業依頼する作業
転送工程と、自装置に付与された作業を描画処理と印刷
処理又はページ毎の処理に分割し前記他の画像処理装置
に作業依頼する作業分割配分工程とを有することを特徴
とする。
【0028】上記目的を達成するため、請求項16記載
の発明は、ネットワーク上に他の画像処理装置と共にデ
ータ通信可能に接続される画像処理装置に適用される処
理分散方法を実行するプログラムを記憶したコンピュー
タにより読み出し可能な記憶媒体であって、前記処理分
散方法は、前記ネットワーク上の個々の画像処理装置を
識別する識別情報、個々の画像処理装置の性能情報、個
々の画像処理装置の稼働状況を管理する装置管理ステッ
プと、自装置で処理できない作業の有無を判定する処理
状況判定ステップと、該処理状況判定ステップの判定に
より自装置で処理できない作業が有る場合に、前記装置
管理ステップで得た情報に基づき作業の代行先装置を検
索する代行装置検索ステップと、該代行装置検索ステッ
プで検索した代行先装置に対し処理を代行させる処理分
散ステップとを有することを特徴とする。
【0029】上記目的を達成するため、請求項17記載
の発明は、原稿から画像を読み取るスキャン機能及び画
像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像処理装
置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有す
る画像処理装置に適用可能であることを特徴とする。
【0030】上記目的を達成するため、請求項18記載
の発明は、前記性能情報とは、少なくともスキャン速度
或いは印刷速度を含む情報であり、前記稼働状況とは、
少なくとも待ちジョブ数を含む状況であり、前記自装置
で処理できない作業とは、少なくとも自装置の故障や能
力不足により処理できない作業であることを特徴とす
る。
【0031】上記目的を達成するため、請求項19記載
の発明は、前記代行装置検索ステップは、前記代行先装
置の選定基準として少なくとも装置性能を含む条件を設
定する処理装置判定ステップを有することを特徴とす
る。
【0032】上記目的を達成するため、請求項20記載
の発明は、前記処理分散ステップは、自装置に付与され
た作業をそのまま前記他の画像処理装置に作業依頼する
作業転送ステップと、自装置に付与された作業を描画処
理と印刷処理又はページ毎の処理に分割し前記他の画像
処理装置に作業依頼する作業分割配分ステップとを有す
ることを特徴とする。
【0033】上記目的を達成するため、請求項21記載
の発明は、ネットワーク上に他の画像処理装置と共にデ
ータ通信可能に接続される画像処理装置であって、前記
ネットワーク上の個々の画像処理装置を識別する識別情
報、個々の画像処理装置の性能情報を管理する装置管理
手段と、自装置で処理できない作業が発生した場合に、
前記装置管理手段で得た情報に基づき処理に必要な資源
の保有先装置を特定する資源保有装置特定手段と、該資
源保有装置特定手段で特定した前記保有先装置から処理
に必要な資源を取得する資源取得手段とを有することを
特徴とする。
【0034】上記目的を達成するため、請求項22記載
の発明は、原稿から画像を読み取るスキャン機能及び画
像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像処理装
置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有す
る画像処理装置に適用可能であることを特徴とする。
【0035】上記目的を達成するため、請求項23記載
の発明は、前記性能情報とは、少なくともスキャン速度
或いは印刷速度を含む情報であり、前記自装置で処理で
きない作業とは、少なくとも自装置の資源不足が原因で
処理できない作業であり、前記処理に必要な資源とは、
少なくとも書体データ或いは描画プログラム或いは認証
情報を含む資源であることを特徴とする。
【0036】上記目的を達成するため、請求項24記載
の発明は、前記資源取得手段は、前記保有先装置から取
得した資源の生存期間を設定する生存期間設定手段と、
前記保有先装置から取得した資源の生存期限が過ぎた場
合に当該資源を削除する取得資源削除手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0037】上記目的を達成するため、請求項25記載
の発明は、前記資源取得手段は、前記保有先装置から取
得した資源の使用回数を計数する資源使用回数計数手段
と、該資源使用回数計数手段で使用頻度が高いと判断さ
れた場合に当該資源を解放しない取得資源学習手段とを
有することを特徴とする。
【0038】上記目的を達成するため、請求項26記載
の発明は、ネットワーク上に複数の画像処理装置がデー
タ通信可能に接続された画像処理システムであって、前
記画像処理装置は、前記ネットワーク上の個々の画像処
理装置を識別する識別情報、個々の画像処理装置の性能
情報を管理する装置管理手段と、自装置で処理できない
作業が発生した場合に、前記装置管理手段で得た情報に
基づき処理に必要な資源の保有先装置を特定する資源保
有装置特定手段と、該資源保有装置特定手段で特定した
前記保有先装置から処理に必要な資源を取得する資源取
得手段とを有することを特徴とする。
【0039】上記目的を達成するため、請求項27記載
の発明は、前記画像処理装置は、原稿から画像を読み取
るスキャン機能及び画像を記録媒体上に形成する印刷機
能、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有す
ることを特徴とする。
【0040】上記目的を達成するため、請求項28記載
の発明は、前記性能情報とは、少なくともスキャン速度
或いは印刷速度を含む情報であり、前記自装置で処理で
きない作業とは、少なくとも自装置の資源不足が原因で
処理できない作業であり、前記処理に必要な資源とは、
少なくとも書体データ或いは描画プログラム或いは認証
情報を含む資源であることを特徴とする。
【0041】上記目的を達成するため、請求項29記載
の発明は、前記画像処理装置の前記資源取得手段は、前
記保有先装置から取得した資源の生存期間を設定する生
存期間設定手段と、前記保有先装置から取得した資源の
生存期限が過ぎた場合に当該資源を削除する取得資源削
除手段とを有することを特徴とする。
【0042】上記目的を達成するため、請求項30記載
の発明は、前記画像処理装置の前記資源取得手段は、前
記保有先装置から取得した資源の使用回数を計数する資
源使用回数計数手段と、該資源使用回数計数手段で使用
頻度が高いと判断された場合に当該資源を解放しない取
得資源学習手段とを有することを特徴とする。
【0043】上記目的を達成するため、請求項31記載
の発明は、ネットワーク上に他の画像処理装置と共にデ
ータ通信可能に接続される画像処理装置に適用される資
源取得方法であって、前記ネットワーク上の個々の画像
処理装置を識別する識別情報、個々の画像処理装置の性
能情報を管理する装置管理工程と、自装置で処理できな
い作業が発生した場合に、前記装置管理工程で得た情報
に基づき処理に必要な資源の保有先装置を特定する資源
保有装置特定工程と、該資源保有装置特定工程で特定し
た前記保有先装置から処理に必要な資源を取得する資源
取得工程とを有することを特徴とする。
【0044】上記目的を達成するため、請求項32記載
の発明は、原稿から画像を読み取るスキャン機能及び画
像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像処理装
置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有す
る画像処理装置に適用可能であることを特徴とする。
【0045】上記目的を達成するため、請求項33記載
の発明は、前記性能情報とは、少なくともスキャン速度
或いは印刷速度を含む情報であり、前記自装置で処理で
きない作業とは、少なくとも自装置の資源不足が原因で
処理できない作業であり、前記処理に必要な資源とは、
少なくとも書体データ或いは描画プログラム或いは認証
情報を含む資源であることを特徴とする。
【0046】上記目的を達成するため、請求項34記載
の発明は、前記資源取得工程は、前記保有先装置から取
得した資源の生存期間を設定する生存期間設定工程と、
前記保有先装置から取得した資源の生存期限が過ぎた場
合に当該資源を削除する取得資源削除工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0047】上記目的を達成するため、請求項35記載
の発明は、前記資源取得工程は、前記保有先装置から取
得した資源の使用回数を計数する資源使用回数計数工程
と、該資源使用回数計数工程で使用頻度が高いと判断さ
れた場合に当該資源を解放しない取得資源学習工程とを
有することを特徴とする。
【0048】上記目的を達成するため、請求項36記載
の発明は、ネットワーク上に他の画像処理装置と共にデ
ータ通信可能に接続される画像処理装置に適用される資
源取得方法を実行するプログラムを記憶したコンピュー
タにより読み出し可能な記憶媒体であって、前記資源取
得方法は、前記ネットワーク上の個々の画像処理装置を
識別する識別情報、個々の画像処理装置の性能情報を管
理する装置管理ステップと、自装置で処理できない作業
が発生した場合に、前記装置管理ステップで得た情報に
基づき処理に必要な資源の保有先装置を特定する資源保
有装置特定ステップと、該資源保有装置特定ステップで
特定した前記保有先装置から処理に必要な資源を取得す
る資源取得ステップとを有することを特徴とする。
【0049】上記目的を達成するため、請求項37記載
の発明は、原稿から画像を読み取るスキャン機能及び画
像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像処理装
置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有す
る画像処理装置に適用可能であることを特徴とする。
【0050】上記目的を達成するため、請求項38記載
の発明は、前記性能情報とは、少なくともスキャン速度
或いは印刷速度を含む情報であり、前記自装置で処理で
きない作業とは、少なくとも自装置の資源不足が原因で
処理できない作業であり、前記処理に必要な資源とは、
少なくとも書体データ或いは描画プログラム或いは認証
情報を含む資源であることを特徴とする。
【0051】上記目的を達成するため、請求項39記載
の発明は、前記資源取得ステップは、前記保有先装置か
ら取得した資源の生存期間を設定する生存期間設定ステ
ップと、前記保有先装置から取得した資源の生存期限が
過ぎた場合に当該資源を削除する取得資源削除ステップ
とを有することを特徴とする。
【0052】上記目的を達成するため、請求項40記載
の発明は、前記資源取得ステップは、前記保有先装置か
ら取得した資源の使用回数を計数する資源使用回数計数
ステップと、該資源使用回数計数ステップで使用頻度が
高いと判断された場合に当該資源を解放しない取得資源
学習ステップとを有することを特徴とする。
【0053】上記目的を達成するため、請求項41記載
の発明は、ネットワーク上に他の画像処理装置と共にデ
ータ通信可能に接続される画像処理装置であって、前記
ネットワーク上の個々の画像処理装置を識別する識別情
報、個々の画像処理装置の性能情報、個々の画像処理装
置の稼働状況を管理する装置管理手段と、該装置管理手
段で自装置に作業対象処理の無い空き状態が発生したと
判断した場合に、前記他の画像処理装置から作業を受託
して処理する作業受託手段とを有することを特徴とす
る。
【0054】上記目的を達成するため、請求項42記載
の発明は、原稿から画像を読み取るスキャン機能及び画
像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像処理装
置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有す
る画像処理装置に適用可能であることを特徴とする。
【0055】上記目的を達成するため、請求項43記載
の発明は、前記性能情報とは、少なくともスキャン速度
或いは印刷速度を含む情報であり、前記稼働状況とは、
少なくとも待ちジョブ数を含む状況であることを特徴と
する。
【0056】上記目的を達成するため、請求項44記載
の発明は、前記作業受託手段は、前記他の画像処理装置
に対し、受託可能な描画或いは印刷を含む作業の制限、
受託可能な白黒印刷或いはカラー印刷を含む機能の制限
を通知する受託可能処理通知手段と、該受託可能処理通
知手段からの通知に応答した前記他の画像処理装置から
作業を受託する作業受け入れ手段とを有することを特徴
とする。
【0057】上記目的を達成するため、請求項45記載
の発明は、前記作業受託手段は、作業を受託可能な前記
他の画像処理装置の作業負荷を含む状態を定期的に監視
する監視手段と、作業を受託する前記他の画像処理装置
に制限を設ける装置限定手段と、作業を受託する際に装
置順或いは作業発生順或いは作業負荷の高い順で作業受
託順番を設定する作業受託順番設定手段と、該作業受託
順番設定手段で設定した作業受託順番に応じて、前記装
置管理手段で得た情報を元に画像処理装置毎の性能差を
考慮して作業負荷を算出する作業負荷算出手段とを有す
ることを特徴とする。
【0058】上記目的を達成するため、請求項46記載
の発明は、ネットワーク上に複数の画像処理装置がデー
タ通信可能に接続された画像処理システムであって、前
記画像処理装置は、前記ネットワーク上の個々の画像処
理装置を識別する識別情報、個々の画像処理装置の性能
情報、個々の画像処理装置の稼働状況を管理する装置管
理手段と、該装置管理手段で自装置に作業対象処理の無
い空き状態が発生したと判断した場合に、前記他の画像
処理装置から作業を受託して処理する作業受託手段とを
有することを特徴とする。
【0059】上記目的を達成するため、請求項47記載
の発明は、前記画像処理装置は、原稿から画像を読み取
るスキャン機能及び画像を記録媒体上に形成する印刷機
能、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有す
ることを特徴とする。
【0060】上記目的を達成するため、請求項48記載
の発明は、前記性能情報とは、少なくともスキャン速度
或いは印刷速度を含む情報であり、前記稼働状況とは、
少なくとも待ちジョブ数を含む状況であることを特徴と
する。
【0061】上記目的を達成するため、請求項49記載
の発明は、前記画像処理装置の前記作業受託手段は、前
記他の画像処理装置に対し、受託可能な描画或いは印刷
を含む作業の制限、受託可能な白黒印刷或いはカラー印
刷を含む機能の制限を通知する受託可能処理通知手段
と、該受託可能処理通知手段からの通知に応答した前記
他の画像処理装置から作業を受託する作業受け入れ手段
とを有することを特徴とする。
【0062】上記目的を達成するため、請求項50記載
の発明は、前記画像処理装置の前記作業受託手段は、作
業を受託可能な前記他の画像処理装置の作業負荷を含む
状態を定期的に監視する監視手段と、作業を受託する前
記他の画像処理装置に制限を設ける装置限定手段と、作
業を受託する際に装置順或いは作業発生順或いは作業負
荷の高い順で作業受託順番を設定する作業受託順番設定
手段と、該作業受託順番設定手段で設定した作業受託順
番に応じて、前記装置管理手段で得た情報を元に画像処
理装置毎の性能差を考慮して作業負荷を算出する作業負
荷算出手段とを有することを特徴とする。
【0063】上記目的を達成するため、請求項51記載
の発明は、ネットワーク上に他の画像処理装置と共にデ
ータ通信可能に接続される画像処理装置に適用される作
業受託処理方法であって、前記ネットワーク上の個々の
画像処理装置を識別する識別情報、個々の画像処理装置
の性能情報、個々の画像処理装置の稼働状況を管理する
装置管理工程と、該装置管理工程で自装置に作業対象処
理の無い空き状態が発生したと判断した場合に、前記他
の画像処理装置から作業を受託して処理する作業受託工
程とを有することを特徴とする。
【0064】上記目的を達成するため、請求項52記載
の発明は、原稿から画像を読み取るスキャン機能及び画
像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像処理装
置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有す
る画像処理装置に適用可能であることを特徴とする。
【0065】上記目的を達成するため、請求項53記載
の発明は、前記性能情報とは、少なくともスキャン速度
或いは印刷速度を含む情報であり、前記稼働状況とは、
少なくとも待ちジョブ数を含む状況であることを特徴と
する。
【0066】上記目的を達成するため、請求項54記載
の発明は、前記作業受託工程は、前記他の画像処理装置
に対し、受託可能な描画或いは印刷を含む作業の制限、
受託可能な白黒印刷或いはカラー印刷を含む機能の制限
を通知する受託可能処理通知工程と、該受託可能処理通
知工程からの通知に応答した前記他の画像処理装置から
作業を受託する作業受け入れ工程とを有することを特徴
とする。
【0067】上記目的を達成するため、請求項55記載
の発明は、前記作業受託工程は、作業を受託可能な前記
他の画像処理装置の作業負荷を含む状態を定期的に監視
する監視工程と、作業を受託する前記他の画像処理装置
に制限を設ける装置限定工程と、作業を受託する際に装
置順或いは作業発生順或いは作業負荷の高い順で作業受
託順番を設定する作業受託順番設定工程と、該作業受託
順番設定工程で設定した作業受託順番に応じて、前記装
置管理工程で得た情報を元に画像処理装置毎の性能差を
考慮して作業負荷を算出する作業負荷算出工程とを有す
ることを特徴とする。
【0068】上記目的を達成するため、請求項56記載
の発明は、ネットワーク上に他の画像処理装置と共にデ
ータ通信可能に接続される画像処理装置に適用される作
業受託処理方法を実行するプログラムを記憶したコンピ
ュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、前記作
業受託処理方法は、前記ネットワーク上の個々の画像処
理装置を識別する識別情報、個々の画像処理装置の性能
情報、個々の画像処理装置の稼働状況を管理する装置管
理ステップと、該装置管理ステップで自装置に作業対象
処理の無い空き状態が発生したと判断した場合に、前記
他の画像処理装置から作業を受託して処理する作業受託
ステップとを有することを特徴とする。
【0069】上記目的を達成するため、請求項57記載
の発明は、原稿から画像を読み取るスキャン機能及び画
像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像処理装
置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有す
る画像処理装置に適用可能であることを特徴とする。
【0070】上記目的を達成するため、請求項58記載
の発明は、前記性能情報とは、少なくともスキャン速度
或いは印刷速度を含む情報であり、前記稼働状況とは、
少なくとも待ちジョブ数を含む状況であることを特徴と
する。
【0071】上記目的を達成するため、請求項59記載
の発明は、前記作業受託ステップは、前記他の画像処理
装置に対し、受託可能な描画或いは印刷を含む作業の制
限、受託可能な白黒印刷或いはカラー印刷を含む機能の
制限を通知する受託可能処理通知ステップと、該受託可
能処理通知ステップからの通知に応答した前記他の画像
処理装置から作業を受託する作業受け入れステップとを
有することを特徴とする。
【0072】上記目的を達成するため、請求項60記載
の発明は、前記作業受託ステップは、作業を受託可能な
前記他の画像処理装置の作業負荷を含む状態を定期的に
監視する監視ステップと、作業を受託する前記他の画像
処理装置に制限を設ける装置限定ステップと、作業を受
託する際に装置順或いは作業発生順或いは作業負荷の高
い順で作業受託順番を設定する作業受託順番設定ステッ
プと、該作業受託順番設定ステップで設定した作業受託
順番に応じて、前記装置管理ステップで得た情報を元に
画像処理装置毎の性能差を考慮して作業負荷を算出する
作業負荷算出ステップとを有することを特徴とする。
【0073】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0074】[第1の実施の形態]図1は本発明の第1
の実施の形態に係る画像処理システムを構成する画像処
理装置の一例としての多機能周辺機器(MFP:Multi-
Function Peripheral)の構成を示すブロック図であ
る。本発明の第1の実施の形態に係る多機能周辺機器
(以下MFPと略称)は、コントローラ101(装置管
理手段、処理状況判定手段、代行装置検索手段、処理分
散手段、処理装置判定手段、作業転送手段、作業分割配
分手段)、スキャナエンジン102、レーザビームプリ
ンタエンジン1・103、フィニッシャ104、ネット
ワーク(Ethernet:米国ゼロックス、DEC、
インテル三社が共同開発したバス構造のLAN)インタ
フェース105、ユーザインタフェース106を備えて
いる。
【0075】上記構成を詳述すると、コントローラ10
1は、MFPを制御するためのものであり、図3に示す
ハードウエア構成を有している。スキャナエンジン10
2は、コントローラ101によって制御されるものであ
り、画像読取動作を行う。レーザビームプリンタエンジ
ン103は、コントローラ101によって制御されるも
のであり、画像形成動作を行う。フィニッシャ104
は、レーザビームプリンタエンジン1・103に接続さ
れており、レーザビームプリンタエンジン1・103か
ら出力された複数の記録媒体(例えば紙)をまとめてス
テープル(ホッチキス)処理することが可能となってい
る。フィニッシャ104も、コントローラ101によっ
て制御されている。
【0076】ネットワークインタフェース105は、コ
ントローラ101に対して該ネットワークインタフェー
ス105を通した双方向通信を提供している。また、外
部からネットワークインタフェース105を通して後述
するスーパーバイザ(Supervisor)に問い合
わせることにより、提供している機能概要(どんなジョ
ブが発行できるかなど)、ジョブ発行に使用するサブア
ドレス、各機能の詳細情報(最大コピー部数、フィニッ
シャ104におけるフィニッシャ機能の種類、サポート
しているPDL(Page Description Language)、指定
できる出力ビンの数等)を取得可能になる。ユーザイン
タフェース106は、例えばLCDディスプレイ等の表
示部とキーボードから構成されており、コントローラ1
01からの情報表示を行うと共に、ユーザからの指示を
コントローラ101に伝える。
【0077】図2は本発明の第1の実施の形態に係る画
像処理システムの構成を示すブロック図である。本発明
の第1の実施の形態に係る画像処理システムは、MFP
201、MFP202、クライアントパーソナルコンピ
ュータ(情報処理装置、以下クライアントPC)20
3、Ethernet204を備えている。
【0078】上記構成を詳述すると、MFP201は、
Ethernet(ネットワークインタフェースケーブ
ル)204によって、MFP202と、クライアントP
C203にそれぞれ接続されている。Ethernet
204に接続されたMFP201、MFP202及びク
ライアントPC203は、IP(Internet Protocol)
アドレス、ポート番号を指定し、IPパケットデータに
よるデータのやり取りを行う。
【0079】図3は上記図1に示した本発明の第1の実
施の形態に係るMFPのコントローラ101のハードウ
エア構成を示すブロック図である。本発明の第1の実施
の形態に係るMFPのコントローラ101は、CPU3
01、メモリ(RAM)302、LCDディスプレイ3
03、キーボード304、ネットワークインタフェース
コネクタ305、レーザビームプリンタエンジン30
6、フィニッシャ307、スキャナエンジン308、バ
ス309、ROM310、ディスク311を備えてい
る。
【0080】上記構成を詳述すると、コントローラ10
1の内部では、CPU301には、バス309を介し
て、メモリ(RAM)302、ユーザインタフェース
(操作部)106を構成するLCDディスプレイ303
及びキーボード304、ROM310、ディスク311
が接続されている。各種プログラム及びデータは、ハー
ドディスクやフロッピー(登録商標)ディスク等のディ
スク311(記憶媒体)に記憶されており、必要に応じ
て順次メモリ(RAM)302に読み出されてCPU3
01で実行される。このディスク311は、MFP20
1に着脱可能でもMFP201に内蔵されたものでもよ
い。更に、プログラムは、ネットワークインタフェース
ケーブル204を介して他のMFPからダウンロードさ
れてディスク311に記憶される構成でもよい。
【0081】LCDディスプレイ303、キーボード3
04は、上記図1に示したユーザインタフェース(操作
部)106を構成するものであり、CPU301がLC
Dディスプレイ303にデータを書き込むことにより表
示を行い、CPU301がキーボード304からデータ
を読み出すことによりユーザからの指示を入力する。ま
た、バス309には、ネットワークインタフェースコネ
クタ305が接続されており、上記図1に示したネット
ワークインタフェース105に対応し、上記図2に示し
たEthernetケーブル204が接続される。CP
U301がインタフェースからデータを読み込みまたは
書き込むことにより、インタフェースを使用した通信を
行う。
【0082】更に、バス309には、レーザビームプリ
ンタエンジン306、フィニッシャ307、スキャナエ
ンジン308が接続されており、これらは、上記図1に
示したレーザビームプリンタエンジン103、フィニッ
シャ104、スキャナエンジン102に対応するもので
あり、CPU301がこれらのエンジンに対してデータ
の読み書きを行うことにより、プリント・スキャンなど
のエンジン動作及び各種ステータスの取得を行う。尚、
レーザビームプリンタエンジン306、フィニッシャ3
07、スキャナエンジン308は、MFP201の内部
ではなく、ネットワーク上にそれぞれ単体の周辺機器と
して存在し、それをMFP201のコントローラ101
が制御してもよい。
【0083】図4は本発明の第1の実施の形態に係る上
記図1に示したMFPのコントローラ101内のディス
ク311のソフトウエア(制御プログラム)構成を示す
ブロック図である。本発明の第1の実施の形態に係るM
FPのコントローラ101のディスク311は、ユーザ
インタフェースドライバ401、ネットワークインタフ
ェースドライバ(制御プログラム)402、ユーザイン
タフェースマネージャ(制御プログラム)403、TC
P/IP(Transmission Control Protocol/Inernet Pr
otocol)・UDP/IP(User Datagram Protocol/Ine
rnet Protocol)処理モジュール404、インタープリ
タ(制御プログラム)405、スーパーバイザ(Sup
ervisor:統括管理マネージャ)406、ディス
パッチャ407、スキャンジョブマネージャ(制御プロ
グラム)408、プリントジョブマネージャ(制御プロ
グラム)409、コピージョブマネージャ(制御プログ
ラム)410、スキャナコントローラ411、プリンタ
コントローラ412を備えている。
【0084】上記構成を詳述すると、ディスク311の
ソフトウエア(制御プログラム)はCPU301が実行
するものであり、図中実線がデータ及び制御を示し、破
線が設定及び能力の取得を示す。ユーザインタフェース
ドライバ401は、LCDディスプレイ303及びキー
ボード304の制御を行う。ユーザインタフェースマネ
ージャ403は、ユーザインタフェースドライバ401
から入力されたユーザからの入力情報を解釈して、図2
3で示すコマンドパケットを生成し、インタープリタ4
05に出力する。
【0085】ネットワークインタフェースドライバ40
2は、ネットワークインタフェースコネクタ305の制
御を行い、ネットワークパケットの物理層(物理パケッ
ト)の処理、つまり物理パケットからトランスポートパ
ケットの抽出、及びトランスポートパケットから物理パ
ケットの生成を行う。TCP/IP・UDP/IP処理
モジュール404は、ネットワークインタフェースドラ
イバ402から出力されたトランスポートパケットの処
理を行い、コマンドパケットを抽出してインタープリタ
405に出力する。また、インタープリタ405から出
力されたコマンドパケットからトランスポートパケット
の生成を行い、ネットワークインタフェースドライバ4
02に出力する。
【0086】スーパーバイザ406は、図5(属性
表)、図9(サービスID:タスクタイプ対応表)で示
す各種データをディスク311に保持し、コントローラ
101の動作を統括管理する統括管理マネージャであ
る。スーパーバイザ406は、自分自身が保持する各種
データ、各マネージャ(プリントジョブマネージャ40
9、スキャンジョブマネージャ408及びコピージョブ
マネージャ410)が保持する各種データ、及び各コン
トローラ(プリンタコントローラ412、スキャナコン
トローラ411)が保持する各種データを、入力された
コマンドの指示に従って参照・変更する。
【0087】ディスパッチャ407は、プリントジョブ
マネージャ409、コピージョブマネージャ410、ス
キャンジョブマネージャ408にコマンドパケットを配
布する。スキャンジョブマネージャ408は、スキャナ
資源の管理及びジョブの実行を制御する。スキャナコン
トローラ411は、スキャンジョブマネージャ408か
らの要求に応じてスキャナ機器を動作させるためのコン
トローラである。プリントジョブマネージャ409は、
プリンタ資源の管理及びジョブの実行を制御する。
【0088】プリントジョブマネージャ409は、プリ
ントジョブを処理するために使用するプリンタコントロ
ーラ(LBP Controller)412、及びそ
れに接続されたプリントエンジンが決められており、ど
のプリンタコントローラ(制御プログラム)を使用する
かは、図10・図11の属性ID2001で示されるデ
ータに記述されている(本発明の第1の実施の形態では
コントローラは一つだけである)。
【0089】プリントジョブマネージャ409は、入力
されたプリントジョブ、及びこれらがプリンタコントロ
ーラ412でどのようなジョブとして実行されているか
を表す、図12(ジョブ表)、図13(ジョブ依頼表)
に示すようなデータをディスク311に保持している。
プリンタコントローラ412は、対応するプリンタエン
ジンの機能・状態及び特性を表す、図18・図19(属
性表)で示すようなデータをディスク311に有してい
る。プリンタコントローラ412は、入力されたプリン
トジョブの状態を表す、図20(ジョブキュー表)に示
すようなデータをディスク311に保持している。
【0090】コピージョブマネージャ410は、コピー
資源及びコピージョブの管理を行う。コピージョブマネ
ージャ410は、図16・図17(属性表)で示すよう
なデータをそれぞれディスク311に有している。コピ
ージョブマネージャ410は、コピージョブを処理する
ために使用するプリンタコントローラ、スキャナコント
ローラ及びそれに接続されたプリントエンジン、スキャ
ナエンジンが決められており、どのプリンタコントロー
ラとスキャナコントローラを使用するかは、図16・図
17(属性ID2001)に記述されている(本発明の
第1の実施の形態ではコントローラは一つだけであ
る)。
【0091】コピージョブマネージャ410は、入力さ
れたコピージョブ、及びこれらがどのプリンタコントロ
ーラ、スキャナコントローラでどのようなジョブとして
実行されているかを表す、図12(ジョブ表)や図13
(ジョブ依頼表)に示すようなデータをディスク311
に保持している。
【0092】図5は本発明の第1の実施の形態に係るス
ーパーバイザ(制御プログラム)406がディスク31
1に保持し管理するデータ(属性表)を示す図である。
この属性表は、MFP201の機能概要や接続情報及び
セキュリティ情報などを表すものである。属性表は、各
行が1つの情報単位(レコード)を表しており、複数の
レコードの集合としてデータは構成されている。各レコ
ードは、属性ID501、型ID502及び値503か
ら構成されており、スーパーバイザ406の持つ属性を
表す。
【0093】属性ID501は、情報の種類を表すもの
であり、これによって値503が示しているものがどの
ような意味を持つのかが示されている。属性ID501
は、機器内部でユニークであり、同じ属性IDを持つも
のは同じ情報の種類を表している。型ID502は、値
503がどのようなデータ型を持っているのかを示すも
のであり、値503の解釈を行う際に使用されるもので
ある。
【0094】型IDは、属性IDによって一意に決めら
れるものであり、機器内部でユニークに定義されてい
る。本発明の第1の実施の形態においては、属性表の中
に属性ID501と型ID502の両方が入れられてい
るが、属性IDと型IDとの対応表を属性表とは別のデ
ータとして保持し、属性表の中には属性IDと値のみを
入れるように実施してもよい。値503は、属性ID5
01に従った属性値を示す。
【0095】図6は本発明の第1の実施の形態に係る上
記図5に示した属性ID501と型ID502の詳細を
示す図である。
【0096】図7は本発明の第1の実施の形態に係るサ
ブアドレス:サービスID対応表を示す図である。サブ
アドレス:サービスID対応表は、上記図5で示される
属性表の属性ID1001(サブアドレス:SID対応
表)の属性値としてディスク311に保持されている。
サブアドレス:サービスID対応表は、どのサブアドレ
スにコマンドパケットを投入すればどのサービス(例え
ばプリント)が得られるかを示すものである。また、こ
の表の有効フラグ等に従って、インタープリタ405は
各接続形態ごとにジョブサービスの提供を行うかどうか
を制御する。
【0097】サブアドレス:サービスID対応表は、各
行が1つの情報単位(レコード)を表しており、複数の
レコードの集合としてデータは構成されている。各レコ
ードは、接続形式ID701、サブアドレス702、サ
ービスID703、有効フラグ704、有効ユーザのリ
スト705及び無効ユーザのリスト706から構成され
ている。接続形式ID701は、接続形態を表す識別子
を示している。
【0098】図8は本発明の第1の実施の形態に係る接
続形態IDの意味を示す図である。0はInterna
l(ユーザインタフェース)、1はTCP/IP(ネッ
トワーク)、2、3はその他のIEEE(Institute of
Electrical and ElectronicEngineers)1284.4
(IEEE1284)、SBP−2(IEEE139
4)などを表している。
【0099】図9は本発明の第1の実施の形態に係るサ
ービスID:タスクタイプ対応表を示す図である。サー
ビスID:タスクタイプ対応表は、上記図5で示される
属性表の属性ID1002(SID:Task Typ
e表)の属性値としてディスク311に保持されてい
る。サービスID:タスクタイプ対応表は、サービスI
Dがどのような種類のサービスを提供するのかを表すも
のである。
【0100】サービスID:タスクタイプ対応表は、各
行が1つの情報単位(レコード)を表しており、複数の
レコードの集合としてデータは構成されている。各レコ
ードは、図9(a)に示す如くサービスID901及び
タスクタイプ902から構成されている。タスクタイプ
902は、どのような種類のサービスであるかを示して
いる。図9(b)の903はタスクタイプ902の値の
意味を示す。0はスーパーバイザ406が行うサービ
ス、1はプリント、2はスキャン、3はコピーを表して
いる。
【0101】サービスIDは、サービスを提供するマネ
ージャと一対一で対応している。このため、サービスI
Dは、各マネージャが有する機能表のアクセスにも使用
される。機能表は、プリンタコントローラ412及びス
キャナコントローラ411も有しているために、これら
にアクセスするためにプリンタコントローラ412及び
スキャナコントローラ411にもサービスIDに相当す
るコントローラIDを割り当てており、コントローラI
Dがどのような種類のコントローラであるかをサービス
ID:タスクタイプ対応表で管理している。タスクタイ
プ201はプリンタコントローラ、タスクタイプ202
はスキャナコントローラを表している。コントローラI
Dは、上記図4で示した各コントローラと一対一で対応
している。
【0102】図10・図11は本発明の第1の実施の形
態に係る各プリントジョブマネージャ(制御プログラ
ム)409がディスク311に保持するデータ(属性
表)を示す図である。この属性表は、プリントジョブマ
ネージャ409が扱うことが可能なプリントジョブの性
能・機能を表すものである。属性表は、各行が1つの情
報単位(レコード)を表しており、複数のレコードの集
合としてデータは構成されている。
【0103】図12は本発明の第1の実施の形態に係る
プリントジョブマネージャ409が保持するデータ(ジ
ョブ表)を示す図である。ジョブ表は、プリントジョブ
マネージャ409が管理するジョブの実体を保持するフ
ァイル名とジョブIDとの対応を示す。ジョブ表は、上
記図10・図11で示した属性表の属性ID2003
(ジョブ表)の属性値としてメモリ(RAM)302に
保持されている。プリントジョブマネージャ409が、
メモリ(RAM)302上のジョブ表を動的に変更し必
要に応じてディスク311に保存する。
【0104】ジョブ表は、各行が1つの情報単位(レコ
ード)を表しており、複数のレコードの集合としてデー
タは構成されている。各レコードは、ジョブID110
1及びジョブの実体が保持されているファイル名110
2から構成されている。ジョブID1101は、プリン
トジョブマネージャ409にジョブが投入されたとき
に、プリントジョブマネージャ409が割り当てたジョ
ブに対する識別子である。ジョブのファイル名1102
は、ジョブの実体が保持されているファイルの名前であ
る。ジョブの実体は、図26に示すように、属性ID、
属性値サイズ及び属性値の組を複数持つことにより構成
されている。
【0105】図13は本発明の第1の実施の形態に係る
プリントジョブマネージャ409が保持するジョブ依頼
表を示す図である。ジョブ依頼表は、プリントジョブマ
ネージャ409が管理するジョブとコントローラによっ
て実行されるジョブとの関係を示す。このジョブ依頼表
は、上記図10・図11で示した属性表の属性ID20
04(ジョブ依頼表)の属性値としてディスク311に
保持されている。ジョブ依頼表は、プリントジョブマネ
ージャ409が管理するジョブがどのコントローラでど
のジョブとして実行されているかを表すものである。
【0106】ジョブ依頼表は、各行が1つの情報単位
(レコード)を表しており、複数のレコードの集合とし
てデータは構成されている。各レコードは、ジョブID
1201、コントローラID1202及びコントローラ
の中で割り当てられているジョブID1203から構成
されている。ジョブID1201は、プリントジョブマ
ネージャ409にジョブが投入されたときに、プリント
ジョブマネージャ409が割り当てたジョブに対する識
別子であり、ジョブ表(図12)にあるジョブID11
01と対応している。コントローラID1202は、ジ
ョブが実行されているコントローラのIDを表す。ジョ
ブID1203は、ジョブを実行するコントローラが割
り当てたジョブの識別子である。
【0107】図14・図15は本発明の第1の実施の形
態に係るスキャンジョブマネージャ408が保持するデ
ータである属性表を示す図である。この属性表は、スキ
ャンジョブマネージャ408が扱うことが可能なスキャ
ンジョブの性能・機能を表すものである。属性表は、各
行が1つの情報単位(レコード)を表しており、複数の
レコードの集合としてデータは構成されている。
【0108】図16・図17は本発明の第1の実施の形
態に係るコピージョブマネージャ410が保持するデー
タ(属性表)を示す図である。この属性表は、コピージ
ョブマネージャ410が扱うことが可能なコピージョブ
の性能・機能を表すものである。属性表は、各行が1つ
の情報単位(レコード)を表しており、複数のレコード
の集合としてデータは構成されている。
【0109】図18・図19は本発明の第1の実施の形
態に係るプリンタコントローラ412がディスク311
に保持するデータ(属性表)を示す図である。この属性
表は、プリンタコントローラ412が制御しているプリ
ントエンジン及びフィニッシャの性能・機能を表すもの
であり、性能・機能に関する値は書き換えができない。
属性表は、各行が1つの情報単位(レコード)を表して
おり、複数のレコードの集合としてデータは構成されて
いる。
【0110】図20は本発明の第1の実施の形態に係る
プリンタコントローラ412が保持するジョブキュー表
を示す図である。このジョブキュー表は、上記図18・
図19で示した属性表の属性ID5005(ジョブキュ
ー表)の属性値としてディスク311に保持されてい
る。ジョブキュー表は、プリンタコントローラ412が
管理・実行するジョブがどのような状態にあるのかを表
すものである。
【0111】ジョブキュー表は、各行が1つの情報単位
(レコード)を表しており、複数のレコードの集合とし
てデータは構成されている。各レコードは、図20
(a)に示す如く、ジョブID1601、ジョブステー
タス1602及びジョブの実体が保持されているファイ
ル名1603から構成されている。ジョブID1601
は、プリンタコントローラ412にジョブが投入された
ときに、プリンタコントローラ412が割り当てたジョ
ブに対する識別子である。
【0112】図20(b)の1604はジョブステータ
ス1602(ジョブの状態)を表す。1はジョブの終了
処理中、2はジョブがエンジンで実行中、3は実行待ち
状態であることを示す。ジョブのファイル名1603
は、ジョブの実体が保持されているファイルの名前であ
る。ジョブの実体は、図26に示すように、属性ID、
属性値サイズ及び属性値の組を複数持つことにより構成
されている。
【0113】図21・図22は本発明の第1の実施の形
態に係るスキャナコントローラ411がディスク311
に保持するデータ(属性表)を示す図である。この属性
表は、スキャナコントローラ411が制御しているスキ
ャナエンジンの性能・機能を表すものであり、性能・機
能に関する値は書き換えができない。属性表は、各行が
1つの情報単位(レコード)を表しており、複数のレコ
ードの集合としてデータは構成されている。
【0114】図23は本発明の第1の実施の形態に係る
ユーザインタフェースマネージャ403、TCP/IP
・UDP/IP処理モジュール404からインタープリ
タ405に対して出力されるコマンドパケットの構造を
示す図である。また、このコマンドパケットは、インタ
ープリタ405からユーザインタフェースマネージャ4
03、TCP/IP・UDP/IP処理モジュール40
4に出力される返信パケット及びイベントパケットの構
造も表している。
【0115】パケットは、パケットの先頭を表すパケッ
トヘッダ1801、パケット構造バージョンを表すパケ
ットバージョン1802、パケットの性格を表すフラグ
1803、どのような種類の操作を行うのかを表すオペ
レーションコード1804、クライアントPC203が
返信パケットを認識するために使用するブロック番号1
805、パラメータ1810の長さを表すパラメータ長
1806、ユーザの認証に使用されるユーザID180
7とパスワード1808、返信パケットにのみ使用され
返信の一般的な状態を表すステータスコード1809、
及びオペレーションコード1804毎に決められたフォ
ーマットを持つパラメータ1810から構成されてい
る。
【0116】パラメータ1810には、アクセス対象サ
ービスID、アクセス対象属性ID等を含む。フラグ1
803には、パケットがコマンドパケット・イベントパ
ケットであるかまたは返信パケットであるかを表すため
のフラグ1811と、パラメータ1810に送信すべき
データが入りきらず、次に送信されるパケットにも続き
のデータが入っていることを示す連続フラグ1812と
がある。
【0117】図24・図25は本発明の第1の実施の形
態に係るMFP201におけるコマンドパケットの処理
を示すフローチャートである。ステップS1901にお
いて、上記図4の各インタフェース、即ち、ユーザイン
タフェースドライバ401、ネットワークインタフェー
スドライバ402、ユーザインタフェースマネージャ4
03、TCP/IP・UDP/IP処理モジュール40
4から入力されたデータを、各トランスポート処理モジ
ュール、即ち、インタープリタ405、スーパーバイザ
406、ディスパッチャ407、スキャンジョブマネー
ジャ408が処理し、上記図23に示すコマンドパケッ
トを抽出する。
【0118】抽出されたコマンドパケットは、データが
入力された接続形式の情報(接続形式ID)及びサブア
ドレスと共に、TCP/IP・UDP/IP処理モジュ
ール404、不図示のIEEE1284.4処理モジュ
ール、不図示のSBP−2処理モジュールからインター
プリタ405に入力される。
【0119】ステップS1902において、インタープ
リタ405はスーパーバイザ406が保持するサブアド
レス:サービスID対応表(図9)を参照し、入力され
た接続形式IDとサブアドレスとを比較することによ
り、サービスIDを得ると共にデータ入力が有効かどう
かをチェックする。チェックの結果、データ入力が有効
でない場合は、ステップS1904において、コマンド
パケットを破棄して終了する。データ入力が有効の場合
は、ステップS1903において、コマンドパケットの
解析を上記図23のコマンドパケット構造に基づいて行
う。パケットの解析の結果、上記図23で示される各項
目は、それぞれ独立した別々の情報として出力される。
ステップS1905において、サービスIDを基にセキ
ュリティレベルを取得する。
【0120】ステップS1906において、上記ステッ
プS1905で取得したセキュリティレベルが「0また
は1」であるかを調べる。上記ステップS1906でセ
キュリティレベルが「0または1」の場合は、セキュリ
ティレベルのチェック(セキュリティゲート)を行わず
に、ディスパッチャ407に入力する。上記ステップS
1906でセキュリティレベルが「0または1」以外の
場合は、ステップS1907において、セキュリティレ
ベルが「2」であるかどうかを調べる。上記ステップS
1907でセキュリティレベルが「2」の場合は、ステ
ップS1909において、コマンドパケットに含まれて
いたユーザIDが存在するかどうかをチェックする。
【0121】上記ステップS1909でユーザIDが含
まれていない場合は、権限がないものとして、ステップ
S1910において、エラー返信情報を生成し、インタ
ープリタ405によってパケット(ステータスコードに
エラー情報を埋め込む)を生成し、コマンドパケット送
信元に送信する。上記ステップS1909でユーザID
が含まれている場合は、ディスパッチャ407に入力す
る。この場合、送信元アドレスはトランスポートパケッ
ト(Header)から抽出される。上記ステップS1
907でセキュリティレベルが「2」以外の場合は、ス
テップS1908において、コマンドパケットに含まれ
ていたユーザID:パスワードの対が存在するかどうか
をチェックする。
【0122】上記ステップS1908でユーザID:パ
スワードの対が含まれていない場合は、権限がないもの
として、ステップS1911において、エラー返信情報
を生成し、インタープリタ405によってパケットを生
成し、コマンドパケット送信元に送信する。上記ステッ
プS1908でユーザID:パスワードの対が含まれて
いる場合は、ディスパッチャ407に入力する。ステッ
プS1912において、ディスパッチャ407はサービ
スIDを基に配布先のマネージャを決定し、決定された
マネージャに対してデータが入力された接続形式IDと
サブアドレス、送信元のアドレス、オペレーションコー
ド、ブロック番号、フラグ情報、ユーザID、パスワー
ド、パラメータ長及びパラメータを配布する。そして、
ステップS1913において、各マネージャはこれらの
情報を処理する。
【0123】図26は本発明の第1の実施の形態に係る
各マネージャが管理するジョブの実体を保持するファイ
ル(ジョブファイル)の内部構造を示す説明図である。
ジョブファイルのファイル名は、ジョブ表(図12)の
ファイル名1102で保持されている。また、このファ
イルの構造は、各コントローラが管理するジョブの実体
を保持するファイルの内部構造も示している。このファ
イル名は、ジョブキュー表(図20)のファイル名16
03で保持されている。
【0124】ジョブの実体は、属性ID2001、属性
値サイズ2002及び属性値2003の組を複数連続し
て持つことによって表されている。ジョブがデータを含
む場合は、2007、2008、2009で示されるよ
うに、属性IDとしてデータを表す値、属性値サイズと
してファイル名のサイズ、属性値としてドキュメントデ
ータを保持しているファイルのファイル名を保持してい
る。属性の中には、データの送信方法、データのフォー
マット(使用されているPDLなど)、イベントの種類
とそのイベントが発生した時にイベント通知を送信する
宛先などの情報、及びジョブの種類に依存した情報:プ
リントジョブの場合にはコピー部数、フィニッシング処
理指定などが含まれる。
【0125】図27・図28と図29は本発明の第1の
実施の形態に係る各マネージャにおけるジョブスクリプ
トの処理を示すフローチャートである。ジョブスクリプ
トは、上記図23で示したコマンドパケットの一続きに
よって構成されており、”Job Start”オペレ
ーションコードで始まり、”Job End”オペレー
ションコードで終わるものとして規定されている。ジョ
ブスクリプトを構成する各パケットは、上記図9で示し
たサブアドレス:サービスID対応表によって示される
サブアドレスに投入され、上記図24・図25で示した
コマンドパケット処理フローによって各マネージャに配
布される。
【0126】図27・図28で示される処理フローは、
各マネージャに配布されたコマンドパケットを処理し
て、上記図26で示したジョブファイル及びデータファ
イルを作成する場合の処理フローである。各マネージャ
に配布されたオペレーションは、ステップS2101に
おいて、オペレーションコードがサポートされているオ
ペレーションコードであるかどうかをチェックする。チ
ェックは、各マネージャが属性表内に保持している「サ
ポートしているオペレーション」属性(属性ID10
1)の値と比較することにより行う。
【0127】上記ステップS2101のチェックの結
果、サポート外のオペレーションコードであった場合
は、ステップS2116において、エラー返信パケット
を作成し、これを送信して終了する。上記ステップS2
101のチェックの結果、オペレーションコードがサポ
ートされているものであったならば、ステップS210
2において、現在ジョブ投入中であるかどうかをチェッ
クする。チェックは、ジョブ投入中フラグ(ステップS
2106で設定されるフラグ)が真であるかどうかを検
査することにより行う。
【0128】上記ステップS2102の検査の結果、ジ
ョブ投入中フラグが偽であり、ジョブ投入中でなけれ
ば、ステップS2104において、オペレーションコー
ドが”Job Start”であるかどうかをチェック
する。上記ステップS2104でチェックの結果、オペ
レーションコードが”Job Start”でない場合
は、ステップS2116において、エラー返信パケット
を作成し、これを送信して終了する。上記ステップS2
104のチェックの結果、OKならば、ジョブIDを割
り当ててジョブ表(上記図12)に項目を追加し、ジョ
ブファイルを新規作成する。その後、ステップS210
6において、ジョブ投入中フラグを真に設定してコマン
ドパケットの処理を終了する。
【0129】上記ステップS2102の検査の結果、ジ
ョブ投入中フラグが真の場合は、ステップS2103に
おいて、オペレーションコードが”Send”であるか
どうかをチェックする。オペレーションコード”Sen
d”は、パラメータにジョブを構成するデータが含まれ
ていることをマネージャに指示するものである。上記ス
テップS2103でオペレーションコードが”Sen
d”の場合は、ステップS2107において、コマンド
と共に入力された継続フラグをチェックする。
【0130】上記ステップS2107で継続フラグが真
の場合は、ステップS2108において、既に存在して
いるデータファイル2013(上記図26)に新たに領
域を追加し、ステップS2109において、その領域に
パラメータを書き込み終了する。上記ステップS210
7で継続フラグが偽の場合は、ステップS2110にお
いて、データファイル2013を新規作成し、ステップ
S2111において、パラメータをデータファイルに書
き込む。その後、ステップS2112において、ジョブ
ファイルに領域を追加し、ステップS2113におい
て、データを表す属性ID2007、ファイル名のサイ
ズ2008及び新規作成したファイルのファイル名20
09(以上、上記図26)をこの領域に書き込み、終了
する。
【0131】上記ステップS2103でオペレーション
コードが”Send”でない場合は、ステップS211
4において、オペレーションコードが”Job En
d”であるかどうかをチェックする。上記ステップS2
114でオペレーションコードが”Job End”で
ある場合は、ステップS2115において、ジョブの生
成終了処理を行い終了する。ジョブの生成終了処理に
は、ジョブファイルのクローズなどの処理を含み、マネ
ージャの種類(プリントジョブ、スキャンジョブ、コピ
ージョブ)によって異なる。
【0132】上記ステップS2114でオペレーション
コードが”Job End”でない場合は、ステップS
2117において、オペレーションコードが”Set
Job”であるかどうかをチェックする。オペレーショ
ンコードが”Set Job”は、パラメータにジョブ
を構成する属性(属性IDと属性値)が含まれているこ
とをマネージャに指示するものである。上記ステップS
2117でオペレーションコードが”Set Job”
である場合は、ステップS2118において、ジョブフ
ァイルに領域を追加し、ステップS2119において、
属性ID、属性値サイズ及び属性値を追加した領域に書
き込み終了する。
【0133】上記ステップS2117でオペレーション
コードが”Set Job”でない場合は、ステップS
2120において、オペレーションコードが”Send
Request”であるかどうかをチェックする。オ
ペレーションコードが”Send Request”
は、データの送信をマネージャに指示するものであり、
パラメータとしてデータの送信方法が含まれている。上
記ステップS2120でオペレーションコードが”Se
nd Request”である場合は、ステップS21
21において、各マネージャに依存した処理を行い終了
する。
【0134】上記ステップS2121における処理は、
スキャンジョブマネージャ408の場合は、ジョブファ
イルに保持されている属性値に従った原稿のスキャンを
スキャナコントローラに指示し、得られたデータを指定
された方法で送信することなどが含まれる。上記ステッ
プS2120でオペレーションコードが”SendRe
quest”でない場合は、ステップS2122におい
て、その他のオペレーションコードの処理を行い終了す
る。
【0135】図30・図31・図32は本発明の第1の
実施の形態に係る上記図4で示したプリントジョブマネ
ージャ409におけるジョブの処理を示すフローチャー
トである。プリントジョブマネージャ409は、ジョブ
表を常に監視するタスクを動作させている。プリントジ
ョブマネージャ409が上記図27・図28、図29に
示すジョブスクリプトの処理フローを行い、”Job
Start”オペレーションコードが入力されることに
より、ジョブ表に新たな項目が追加されたことを検知す
ると、この監視タスクは図30・図31・図32で示す
処理フローを持つタスクを動作させて、入力されたジョ
ブの処理を行わせる。
【0136】ステップS2301において、データ(ド
キュメントデータ)の表現に使用されている画像(PD
L(Page Description Language)やBitmap)の
種類を示す属性が、ジョブファイルの中に追加されるの
を待ち、画像の種類が確定すると、使用する画像展開が
可能となるまで待つ。上記ステップS2301で画像展
開が可能となると、ステップS2302において、デー
タ受信方法を示す属性がジョブファイルの中に追加され
るのを待つ。データ受信方法を示す属性がジョブファイ
ルの中に追加されると、ステップS2303において、
データの受信方法をチェックする。
【0137】上記ステップS2303でデータの受信方
法がMFP201の外部(例えばネットワーク上のクラ
イアントPC等)にアクセスする方法である場合は、ス
テップS2304において、指定されたデータの読み込
みを行うタスクを生成して外部にアクセスする。その
後、ステップS2305において、データの読み込みが
開始されるのを待つ。上記ステップS2303でデータ
がジョブ内に含まれる場合(上記図27・図28、図2
9において”Send”オペレーションコードによるデ
ータ受信の場合)、ステップS2306において、デー
タの受信が開始されるのを待つ。
【0138】上記ステップS2305または上記ステッ
プS2306でデータの読み込みまたは受信が開始され
た時、ステップS2307において、データをMFP2
01内の画像展開部に投入を開始する。その後、ステッ
プS2308において、画像展開部からイメージデータ
を受け取る。ステップS2309では、図42・図43
に示すフローに従い、使用するプリンタコントローラを
決定する。ステップS2310において、プリンタコン
トローラにイメージデータを投入し、プリンタコントロ
ーラからジョブIDを受け取る。
【0139】ステップS2311において、ジョブ依頼
表(上記図13)に、ジョブIDとプリンタコントロー
ラID及びプリンタコントローラから受け取ったジョブ
IDを、プリンタコントローラ毎に別々のレコードとし
て記憶する。その後、プリントジョブマネージャ409
は、ステップS2312において、各プリンタコントロ
ーラでジョブ終了を待ち、ジョブ終了がプリンタコント
ローラから通知されると、ステップS2313におい
て、ジョブ依頼表から対応するレコードを削除する。ス
テップS2314において、プリンタコントローラに依
頼した全てのジョブが終了したかどうかをチェックし、
まだプリンタコントローラ内でジョブが残っている場合
は、上記ステップS2312に戻り、プリンタコントロ
ーラでのジョブ終了を待つ。
【0140】上記ステップS2314で上記依頼した全
てのプリンタコントローラでのジョブが終了した場合
は、ステップS2315において、ジョブ表(上記図1
2)からジョブのレコードを削除する。この時、図39
で示されるイベント送信処理を行う。ステップS231
6において、ジョブファイルの中を検査し、ステップS
2317において、ジョブ終了に関するイベント送信を
指示する属性値があるかどうかをチェックする。属性値
がもしなければ終了するが、属性値がある場合は、ステ
ップS2318において、属性値を読み出すことにより
送信方法と送信宛先を取得する。ステップS2319に
おいて、イベントの送信パケットを作成し、指定された
送信方法と送信宛先に対してイベントを送信する。ステ
ップS2320において、ジョブファイル・データファ
イルの削除などの終了処理を行い、ジョブの処理は終了
する。
【0141】図33・図34は本発明の第1の実施の形
態に係るスキャンジョブマネージャ408におけるジョ
ブの処理を示すフローチャートである。スキャンジョブ
マネージャ408は、ジョブの投入が終了してからジョ
ブの処理を開始する。このため、スキャンジョブマネー
ジャ408は、上記図28におけるステップS2115
のジョブの終了処理として、図33・図34のジョブ処
理を開始する。
【0142】ステップS2401において、スキャナコ
ントローラ411にジョブを投入しジョブIDを受け取
る。ステップS2402において、ジョブ依頼表(上記
図13)に、上記IDとスキャナコントローラID及び
スキャナコントローラ411から受け取ったジョブID
を記録する。ステップS2403において、スキャナコ
ントローラ411からのジョブ終了を待ち、ジョブ終了
がスキャナコントローラ411から通知されると、スキ
ャンしたイメージデータをスキャナコントローラ411
から受け取り、ステップS2404において、ジョブ表
(上記図12)からジョブのレコードを削除する。この
時、図39で示されるイベント送信処理を行う。
【0143】ステップS2405において、ジョブ中の
属性の中からデータ送信方法を指示しているものを検索
する。ステップS2406において、データ送信方法が
データをスクリプトとして送信する指示であった場合
は、ステップS2408において、データを他の属性情
報と共にスクリプトとして送信する。機器からのデータ
送信処理は詳細が図40・図41に示されている。上記
ステップS2406でデータを参照として送信する指示
であった場合は、ステップS2407において、データ
を機器内部に保存し、これに対する参照情報を他の属性
情報と共にスクリプトとして送信する。
【0144】ステップS2410において、ジョブファ
イルの中を検査し、ステップS2411において、ジョ
ブ終了に関するイベント送信を指示する属性値があるか
どうかをチェックする。属性値がもしなければ処理は終
了するが、属性値がある場合は、ステップS2412に
おいて、属性値を読み出すことにより送信方法と送信宛
先を取得する。ステップS2413において、イベント
の送信パケットを作成し、指定された送信方法と送信宛
先に対してイベントを送信する。ステップS2414に
おいて、ジョブファイル・データファイルの削除などの
終了処理を行い、ジョブの処理は終了する。
【0145】図35・図36・図37は本発明の第1の
実施の形態に係るコピージョブマネージャ410におけ
るジョブの処理を示すフローチャートである。コピージ
ョブマネージャ410は、ジョブの投入が終了してから
ジョブの処理を開始する。このため、コピージョブマネ
ージャ410は、上記図28におけるステップS211
5のジョブの終了処理として図35・図36・図37の
ジョブ処理を開始する。
【0146】ステップS2501において、スキャナコ
ントローラ411にジョブを投入しジョブIDを受け取
る。ステップS2502において、ジョブ依頼表(上記
図13)に、ジョブIDとスキャナコントローラID及
びスキャナコントローラ411から受け取ったジョブI
Dを記録する。ステップS2503において、スキャナ
コントローラ411からのジョブ終了を待ち、ジョブ終
了がスキャナコントローラ411から通知されると、ス
キャンしたイメージデータをスキャナコントローラ41
1から受け取り、ステップS2504において、ジョブ
表(上記図12)からジョブのレコードを削除する。
【0147】次に、ステップS2505において、図4
2・図43に示すフローに従い使用するプリンタコント
ローラを決定する。プリンタコントローラが決定する
と、ステップS2506において、各プリンタコントロ
ーラにスキャナコントローラ411から受け取ったイメ
ージデータを投入し、プリンタコントローラからジョブ
IDを受け取る。ステップS2507において、ジョブ
依頼表(上記図13)に、ジョブIDとプリンタコント
ローラID及びプリンタコントローラから受け取ったジ
ョブIDを、プリンタコントローラ毎に別々のレコード
として記録する。
【0148】その後、プリントジョブマネージャ409
は、ステップS2508において、プリンタコントロー
ラでジョブ終了を待ち、ジョブ終了がプリンタコントロ
ーラから通知されると、ステップS2509において、
ジョブ依頼表から終了したジョブに対応するレコードを
削除する。ステップS2510において、プリンタコン
トローラに依頼した全てのジョブが終了したかどうかを
チェックし、まだプリンタコントローラ内でジョブが残
っている場合は、ステップS2508に戻り、プリンタ
コントローラでのジョブ終了を待つ。上記ステップS2
510で上記依頼した全てのプリンタコントローラでの
ジョブが終了した場合、ステップS2511において、
ジョブ表(上記図12)からジョブのレコードを削除す
る。この時、図39で示されるイベント送信処理を行
う。
【0149】ステップS2512において、ジョブファ
イルの中を検査し、ステップS2513において、ジョ
ブ終了に関するイベント送信を指示する属性値があるか
どうかをチェックする。属性値がもしなければ処理は終
了するが、属性値がある場合は、ステップS2514に
おいて、属性値を読み出すことにより送信方法と送信宛
先を取得する。ステップS2515において、イベント
の送信パケットを作成し、指定された送信方法と送信宛
先に対してイベントを送信する。ステップS2516に
おいて、ジョブファイル・データファイルの削除などの
終了処理を行い、ジョブの処理は終了する。
【0150】図38(b)は本発明の第1の実施の形態
に係るスーパーバイザ406が保持するイベントフォー
マット表を示す説明図であり、イベントの内容を示す。
このイベントフォーマット表は、上記図5で示される属
性値の属性ID503(イベントフォーマット表)の属
性値としてディスク311に保持されている。イベント
フォーマット表は、機器内でユニークに定義されている
各イベントIDについて、イベント通知として送信され
る付加データの形式を保持している。
【0151】イベントフォーマット表は、各行が1つの
情報単位(レコード)を表しており、複数のレコードの
集合としてデータは構成されている。各レコードは、イ
ベントID2604及びイベントフォーマット2605
から構成されている。イベントフォーマット2605
は、イベント通知として送信される付加データの形式で
あり、属性IDのリストとして表される。属性IDは、
機器内でユニークに定義されており、その型も属性ID
によって一意に決定されているため、属性IDを指定す
ることにより、付加データのフォーマットを表すことが
できる。
【0152】例えば、イベントフォーマット2605の
属性ID676は紙サイズ、ID756は紙の種類、I
D666はトナーの種類、ID698はインクの種類、
ID600はカバーの位置を示す。イベントの送信方法
・宛先は、各マネージャ及びコントローラが保持するデ
ータ(属性表)に設定されており、これらの各マネージ
ャ及びコントローラ内で起きたイベントを通知すること
が可能となっている。指定されたイベントが起きた時、
イベントフォーマットで定義されている内容が、イベン
トID毎に予め決められたデータと共に通知される。
【0153】図39は本発明の第1の実施の形態に係る
各マネージャにおけるイベント送信の処理を示すフロー
チャートである。マネージャは、図38(a)に示すよ
うなイベント設定表を、各自が保持する属性表の値とし
て持っている。図38(a)に示すように、イベント設
定表には、イベントが発生したときにイベントを送信す
る接続形式と宛先とが書かれている。あるイベントが発
生すると、各マネージャはイベントに対するイベントI
Dを認識する。その後、ステップS2701において、
イベント設定表を参照し、イベントIDが登録されてい
るかどうかを検索する。
【0154】ステップS2702において、イベントI
Dが1つも登録されていなければ、処理を終了する。ス
テップS2702において、イベントIDが1つでも登
録されていれば、ステップS2703で、イベントを送
信する際に使用する接続形式とイベントを送信する宛先
を最初のレコードから取得し、ステップS2704にお
いて、イベント送信パケットを作成する。このパケット
の中には、イベントID毎に規定されているパラメータ
と、スーパーバイザ406が保持するイベントフォーマ
ット表(上記図38(b))に登録されているイベント
ID毎のフォーマットに従ったパラメータとを付加す
る。
【0155】ステップS2705において、このイベン
ト送信パケットを上記ステップS2703で取得した接
続形式の送信宛先に送信する。そして、ステップS27
06で、イベントIDが有るレコード全てについて上記
ステップS2703から上記ステップS2705までを
繰り返し処理したか否かを判断し、処理していなければ
ステップS2703に戻り、全てのレコードが処理され
ていれば終了する。
【0156】図40・図41は本発明の第1の実施の形
態に係るMFP201が保持する各マネージャ・各コン
トローラの属性表に対する読み出し書き込みの処理を示
すフローチャートである。各マネージャと各コントロー
ラが保持する属性表の読み込み及び書き込みは、スーパ
ーバイザ406が有するサブアドレスに対して適当なコ
マンドパケットを送信することにより行う。
【0157】属性表読み出し用コマンドパケットには、
パラメータとして、アクセス対象サービスID及びアク
セス対象属性IDが含まれている。また、属性表書き込
み用コマンドパケットには、パラメータとして、アクセ
ス対象サービスID、アクセス対象属性ID及び属性I
Dに対応した属性値が含まれている。
【0158】クライアントPCからMFP201に送ら
れたパケットデータは、上記図24・図25に示したフ
ローによって処理され、スーパーバイザ406に配布さ
れる。ステップS2801において、オペレーションコ
ード1804が、属性値読み出し用コード(”Ge
t”)であるかどうかをチェックする。オペレーション
コードが”Get”である場合は、ステップS2802
において、サービスIDを元にアクセス対象の属性表全
体を取得する。
【0159】サービスIDが0の場合は、上記図5に示
すスーパーバイザ406の属性表、サービスIDが1の
場合は、上記図10・図11に示すようなプリントジョ
ブマネージャ409の属性表、サービスIDが10の場
合は、上記図14・図15に示すようなスキャンジョブ
マネージャ408の属性表、サービスIDが11の場合
は、上記図16・図17に示すようなコピージョブマネ
ージャ410の属性表、サービスIDが21の場合は、
上記図18・図19に示すようなプリンタコントローラ
412の属性表を取得する。
【0160】その後、ステップS2803において、指
定された属性値が取得可能かどうかを検査する。検査
は、対象となる属性表の「管理者のみが取得できる属性
IDリスト」(属性ID=105)の値を取得し、この
中に取得指示された属性IDが含まれているかどうかを
調べることにより行う。属性IDが含まれていれば、値
を取得することはできないので、ステップS2805に
おいて、エラー返信パケットを作成し、これを送信して
終了する。属性IDが含まれていなければ、ステップS
2804において、指定された属性IDを元に属性表を
検索し、該当する属性IDを持つ型IDと属性値を取得
する。ステップS2806において、型IDに基づいて
返信パケットを生成し、ステップS2807において、
この返信パケットを送信して終了する。
【0161】上記ステップS2801でオペレーション
コードが”Get”でない場合は、ステップS2808
において、オペレーションコードが属性値書き込み用コ
ード(”Set”)であるかどうかをチェックする。オ
ペレーションコードが”Set”である場合は、ステッ
プS2809において、サービスIDに基づいてアクセ
ス対象の属性表全体を取得する。
【0162】その後、ステップS2810において、上
記指定された属性値が設定可能かどうかを検査する。検
査は、対象となる属性表の「管理者のみが取得できる属
性IDリスト」(属性ID=104)の値を取得し、こ
の中に設定指示された属性IDが含まれているかどうか
を調べることにより行う。属性IDが含まれていれば、
値を取得することはできないので、ステップS2814
において、エラー返信パケットを作成し、これを送信し
て終了する。属性IDが含まれていなければ、ステップ
S2811において、上記指定された属性IDを元に属
性表を検索し、該当する属性IDを持つ型IDと属性値
を取得する。
【0163】ステップS2812において、型IDに基
づいて指定された属性値を設定し、設定が成功した旨を
知らせる返信パケットを生成する。ステップS2813
において、この返信パケットを送信して終了する。上記
ステップS2808でオペレーションコードが”Se
t”でない場合は、オペレーションコードに従ったその
他の処理であるステップS2815の処理を行い終了す
る。
【0164】図42・図43は本発明の第1の実施の形
態に係る上記図31のステップS2309、上記図35
のステップS2505の詳細処理を示すフローチャート
である。ここでは、スーパーバイザ406を介して取得
した上記図5の属性表(自機及びネットワーク接続した
装置の属性表)を元に、自機もしくはネットワーク接続
した他の装置に対し、どういった処理を割り振るかを決
定する。
【0165】ステップS2901において、印刷と描画
処理の分割が可能か否か、また、分割が可能である場
合、描画処理をページ単位で細分化できるか否かを調べ
る。処理の分割(細分化)が可能であれば、ステップS
2902において、他の装置に描画処理を依頼可能であ
るかを調べる。他の装置に処理依頼可能であれば、ステ
ップS2903において、スーパーバイザ406を介し
て取得した上記図5の属性表を元に、処理依頼先を選定
する。ステップS2903では、PDLボードなどのオ
プションボードの有無や、CPU及びメモリ性能から求
められる描画処理時間と、描画処理待ちジョブ数から求
められる処理着手開始時間と、設置場所などの装置選定
条件から、描画処理装置を決定する。
【0166】ステップS2904において、自装置が描
画を処理するか否かを調べる。自装置が描画を処理する
場合は、ステップS2905において、自装置内コント
ローラに対し、描画処理の開始を指示する。また、他の
装置に描画処理を依頼する場合は、ステップS2906
において、描画ジョブを投入し、描画処理が完了するの
を待つ。ステップS2907において、他の装置に印刷
処理を依頼可能であるか否かを調べる。他の装置に印刷
処理を依頼可能であれば、ステップS2908におい
て、スーパーバイザ406を介して取得した上記図5の
属性表を元に、処理依頼先を選定する。
【0167】ステップS2908では、印刷速度から求
められる処理時間と、サポート用紙サイズ、残用紙枚
数、トナー残量から求められる処理許容量と、待ちジョ
ブ数から求められる処理着手開始時間と、設置場所など
の装置選定条件から、印刷処理装置を決定する。例え
ば、上記図2に示したMFP201の印刷速度が10/
分、印刷可能用紙サイズがA4のみ、MFP202の印
刷速度が6/分、印刷可能用紙サイズがA4、B4、A
3とした場合、B4用紙に印刷するジョブは、MFP2
02のコントローラを使用するよう指示される。
【0168】ステップS2909において、自装置が印
刷を処理するか否かを調べる。自装置が印刷を処理する
場合は、ステップS2910において、自装置内コント
ローラに対し、印刷処理の開始を指示する。また、他の
装置に印刷処理を依頼する場合は、ステップS2911
において、印刷ジョブを投入し、印刷処理が完了するの
を待つ。
【0169】以上説明したように、本発明の第1の実施
の形態に係る画像処理システムによれば、画像処理装置
(MFP)のコントローラ101は、ネットワーク上の
個々の画像処理装置を識別する識別情報、個々の画像処
理装置のスキャン速度・印刷速度等の性能情報、個々の
画像処理装置の待ちジョブ数等の稼働状況を管理し、自
装置の故障や能力不足等により処理できない作業の有無
を判定し、自装置で処理できない作業が有る場合に作業
の代行先の画像処理装置を検索し、該検索した代行先の
画像処理装置に対し処理を代行させる制御を行うため、
自装置にて処理できない作業を他の画像処理装置に割り
振ることで、自装置で処理が滞るのを回避することがで
き、作業効率の良い画像処理が可能となる。
【0170】また、画像処理装置(MFP)のコントロ
ーラ101は、代行先の画像処理装置の選定基準として
少なくとも装置性能や設置場所を含む条件を設定する制
御を行うため、使用する画像処理装置に優先順位を持た
せることが可能となり、秩序ある分散処理が可能とな
る。
【0171】また、画像処理装置(MFP)のコントロ
ーラ101は、自装置に付与された作業をそのまま他の
画像処理装置に作業依頼し、自装置に付与された作業を
描画処理と印刷処理またはページ毎の処理に分割し他の
画像処理装置に作業依頼する制御を行うため、効率的に
作業配分された描画処理が可能となる。
【0172】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態に係る画像処理システムを構成するMFPは、上
記第1の実施の形態と同様に、コントローラ101(装
置管理手段、資源保有装置特定手段、資源取得手段、生
存期間設定手段、取得資源削除手段、資源使用回数計数
手段、取得資源学習手段)、スキャナエンジン102、
レーザビームプリンタエンジン1・103、フィニッシ
ャ104、ネットワークインタフェース105、ユーザ
インタフェース106を備えている(上記図1参照)。
【0173】また、本発明の第2の実施の形態に係る画
像処理システムは、上記第1の実施の形態と同様に、M
FP201、MFP202、クライアントPC203、
Ethernet204を備えている(上記図2参
照)。
【0174】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理
システムにおける上記図1〜図2、上記図3〜図23、
上記図26、上記図38に示す構成、並びに上記図24
〜図25、上記図27〜図37、上記図39〜図41に
示すフローチャートの処理は、上記第1の実施の形態と
同様であるため説明を省略するものとする。
【0175】図44は本発明の第2の実施の形態に係る
上記図31のステップS2310の詳細処理を示すフロ
ーチャートである。ここでは、ジョブ属性に従い、書体
や描画プログラムの指定があるか否かを調べ、スーパー
バイザ406が取得した上記図5の属性表(自機及びネ
ットワーク接続した装置の属性表)から、自装置に無い
書体データや描画プログラム或いは認証情報を取得す
る。
【0176】ステップS3001において、書体を指示
する属性値の有無をチェックする。上記ステップS30
01で書体指定があれば、ステップS3002に進み、
スーパーバイザ406が取得した上記図5の属性表を元
に、自装置内で処理可能か否かを調べる。上記ステップ
S3002で自装置に無い書体が指定された場合は、ス
テップS3003に進み、スーパーバイザ406が取得
した上記図5の属性表を元に、指定された書体を保有す
る装置から書体データを取得すると共に、書体データを
取得した旨、上記図5の属性表を更新する。また、上記
図5の属性表は、書体データを使用する毎に使用回数が
カウントアップされる。
【0177】ステップS3004において、描画プログ
ラム(PDL)を指示する属性値の有無をチェックす
る。上記ステップS3004で描画プログラム指定があ
れば、ステップS3005に進み、スーパーバイザ40
6が取得した上記図5の属性表を元に、自装置内で処理
可能か否かを調べる。上記ステップS3005で自装置
に無い描画プログラムが指定された場合は、スーパーバ
イザ406が取得した上記図5の属性表を元に、指定さ
れた描画プログラムを保有する装置から該当する描画プ
ログラムを取得すると共に、描画プログラムを取得した
旨、上記図5の属性表を更新する。また、上記図5の属
性表は、書体データを使用する毎に使用回数がカウント
アップされる。
【0178】図45は本発明の第2の実施の形態に係る
上記図29のステップS2122の詳細処理を示すフロ
ーチャートである。ここでは、上記図44で他の装置か
ら取得した情報資源を整理する。
【0179】ステップS3101において、他の装置か
ら取得した情報資源の有無を調べる。上記ステップS3
101で他の装置から取得した情報資源が存在する場合
は、ステップS3102に進み、情報資源の生存期限が
超過していないかを調べる。上記ステップS3102で
生存期限が超過した情報資源が存在する場合は、ステッ
プS3103に進み、使用頻度を調べる。上記ステップ
S3103で使用頻度が高い場合は、何も処理せず、本
資源削除処理を終了する。上記ステップS3103で使
用頻度が低い場合は、ステップS3104に進み、取得
資源の削除処理を行う。
【0180】以上説明したように、本発明の第2の実施
の形態に係る画像処理システムによれば、画像処理装置
(MFP)のコントローラ101は、ネットワーク上の
個々の画像処理装置を識別する識別情報、個々の画像処
理装置のスキャン速度・印刷速度等の性能情報を管理
し、自装置の資源不足が原因で処理できない作業が発生
した場合に、処理に必要な資源の保有先の画像処理装置
を特定し、該特定した資源保有先の画像処理装置から処
理に必要な書体データ、描画プログラム、認証情報等の
資源を取得する制御を行うため、資源不足による作業中
断を防止できると共に、ネットワークに接続された画像
処理装置の性能差を考慮する必要がなくなり、統一され
た処理環境の提供が可能となる。
【0181】また、画像処理装置(MFP)のコントロ
ーラ101は、資源保有先の画像処理装置から取得した
資源の生存期間を設定し、資源保有先の画像処理装置か
ら取得した資源の生存期限が過ぎた場合に当該資源を削
除する制御を行うため、取得資源の増加によるメモリ不
足を防止することができると共に、資源の有効活用が可
能となる。
【0182】また、画像処理装置(MFP)のコントロ
ーラ101は、資源保有先の画像処理装置から取得した
資源の使用回数を計数し、使用頻度が高いと判断した場
合に当該資源を解放しない制御を行うため、使用頻度が
高い情報資源を自装置内に保持し続けることが可能とな
ると共に、処理毎に他の画像処理装置から取得するのを
防止することができ、資源取得に伴う時間短縮と資源取
得に伴うネットワーク負荷の軽減が可能となる。
【0183】[第3の実施の形態]本発明の第3の実施
の形態に係る画像処理システムを構成するMFPは、上
記第1の実施の形態と同様に、コントローラ101(装
置管理手段、作業受託手段、受託可能処理通知手段、作
業受け入れ手段、監視手段、装置限定手段、作業受託順
番設定手段、作業負荷算出手段)、スキャナエンジン1
02、レーザビームプリンタエンジン1・103、フィ
ニッシャ104、ネットワークインタフェース105、
ユーザインタフェース106を備えている(上記図1参
照)。
【0184】また、本発明の第3の実施の形態に係る画
像処理システムは、上記第1の実施の形態と同様に、M
FP201、MFP202、クライアントPC203、
Ethernet204を備えている(上記図2参
照)。
【0185】本発明の第3の実施の形態に係る画像処理
システムにおける上記図1〜図2、上記図3〜図23、
上記図26、上記図38に示す構成、並びに上記図24
〜図25、上記図27〜図37、上記図39〜図41に
示すフローチャートの処理は、上記第1の実施の形態と
同様であるため説明を省略するものとする。
【0186】図46は本発明の第3の実施の形態に係る
MFP201内のプリントジョブマネージャ409、ス
キャンジョブマネージャ408及びコピージョブマネー
ジャ410が管理する上記図13のジョブ依頼表を元
に、自装置の稼働状況を把握し、自装置がアイドル(処
理するジョブが無い)状態の場合、他装置に投入された
ジョブを受託処理する流れを示すフローチャートであ
る。
【0187】ステップS3201において、各マネージ
ャが管理する上記図13のジョブ依頼表の中を検索す
る。上記ステップS3201でジョブ依頼表の中に待ち
ジョブがあれば、受託処理を行わないので本処理を終了
する。上記ステップS3201でジョブ依頼表の中に待
ちジョブが無く、自装置がアイドル状態であれば、ステ
ップS3202において、スーパーバイザ406を介し
てネットワーク上のMFPから上記図5の属性表を収集
する。
【0188】ステップS3203において、他のMFP
もアイドル状態であれば、受託処理できないため本処理
を終了する。作業負荷が高い装置があれば、ステップS
3204において、作業受託順番に応じて受託できるジ
ョブを検索する。作業受託順番が発生順ならば、ステッ
プS3205において、ジョブ投入順(装置の受け付け
時刻順)に基づき受託ジョブを検索する。作業受託順番
が装置順ならば、ステップS3207において、作業負
荷の高い装置順に基づき受託ジョブを検索する。この
後、ステップS3206において、他の装置から受託し
たジョブを実行する。
【0189】以上説明したように、本発明の第3の実施
の形態に係る画像処理システムによれば、画像処理装置
(MFP)のコントローラ101は、ネットワーク上の
個々の画像処理装置を識別する識別情報、個々の画像処
理装置のスキャン速度・印刷速度等の性能情報、個々の
画像処理装置の待ちジョブ数等の稼働状況を管理し、自
装置に作業対象処理の無い空き状態が発生したと判断し
た場合に、他の画像処理装置から作業を受託して処理す
る制御を行うため、画像処理装置の空き時間(遊んでい
る時間)を少なくできると共に、画像処理装置の故障や
印刷作業の集中が発生した場合でも、効率的に処理配分
を可能とする分散処理の提供が可能となる。
【0190】また、画像処理装置(MFP)のコントロ
ーラ101は、他の画像処理装置に対し、受託可能な描
画或いは印刷等の作業の制限、受託可能な白黒印刷或い
はカラー印刷等の機能の制限を通知し、該通知に応答し
た他の画像処理装置から作業を受託する制御を行うた
め、自装置が有する性能を超えて作業依頼されるのを回
避することができ、効率的な作業受託が可能となる。
【0191】また、画像処理装置(MFP)のコントロ
ーラ101は、作業を受託可能な他の画像処理装置の作
業負荷を含む状態を定期的に監視し、作業を受託する他
の画像処理装置に制限を設け、作業を受託する際に装置
順或いは作業発生順或いは作業負荷の高い順で作業受託
順番を設定し、該作業受託順番に応じて、画像処理装置
毎の性能差を考慮して作業負荷を算出する制御を行うた
め、受託処理の問い合わせ先装置が固定化するのを避け
ることができ、処理時間の均一化を図ることができるよ
うに作業配分することが可能となる。
【0192】[他の実施の形態]上述した本発明の第1
〜第3の実施の形態においては、画像処理システムとし
て上記図2の構成を例に上げたが、本発明は、上記図2
の構成に限定されるものではなく、MFPやクライアン
トPCの設置台数は任意台数とすることが可能であり、
また、画像処理装置としてMFPの他にプリンタを接続
する構成とすることも可能である。
【0193】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。上述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコ
ンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体等の媒
体に格納されたプログラムコードを読み出し実行するこ
とによっても、達成されることは言うまでもない。
【0194】この場合、記憶媒体等の媒体から読み出さ
れたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記憶した
記憶媒体等の媒体は本発明を構成することになる。プロ
グラムコードを供給するための記憶媒体等の媒体として
は、例えば、フロッピディスク、ハードディスク、光デ
ィスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁
気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、或いはダ
ウンロードなどを用いることができる。
【0195】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれるこ
とは言うまでもない。
【0196】更に、記憶媒体等の媒体から読出されたプ
ログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張
ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに
備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの
指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0197】図48は本発明の処理分散方法、資源取得
方法、作業受託処理方法を実行するプログラム及び関連
データが記憶媒体から装置に供給される概念例を示す説
明図である。本発明の処理分散方法、資源取得方法、作
業受託処理方法を実行するプログラム及び関連データ
は、フロッピーディスクやCD−ROM等の記憶媒体4
801をコンピュータ等の装置4802に装備された記
憶媒体ドライブ挿入口4803に挿入することで供給さ
れる。その後、本発明の処理分散方法、資源取得方法、
作業受託処理方法を実行するプログラム及び関連データ
を記憶媒体4801から一旦ハードディスクにインスト
ールしハードディスクからRAMにロードするか、或い
はハードディスクにインストールせずに直接RAMにロ
ードすることで、プログラム及び関連データを実行する
ことが可能となる。
【0198】この場合、本発明の第1〜第3の実施の形
態に係る画像処理システムにおいて、本発明の処理分散
方法、資源取得方法、作業受託処理方法を実行するプロ
グラムを実行させる場合は、例えば上記図48を参照し
て説明したような手順で画像処理システムを構成する画
像処理装置(MFP)に当該プログラム及び関連データ
を供給するか、或いは画像処理システムを構成する画像
処理装置(MFP)に予め当該プログラム及び関連デー
タを格納しておくことで、プログラム実行が可能とな
る。
【0199】図47は本発明の処理分散方法、資源取得
方法、作業受託処理方法を実行するプログラム及び関連
データを記憶した記憶媒体の記憶内容の構成例を示す説
明図である。記憶媒体は、例えばボリューム情報470
1、ディレクトリ情報4702、プログラム実行ファイ
ル4703、プログラム関連データファイル4704等
の記憶内容で構成される。本発明の処理分散方法、資源
取得方法、作業受託処理方法を実行するプログラムは、
上述した各フローチャートに基づきプログラムコード化
されたものである。
【0200】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
〜3記載の画像処理装置によれば、ネットワーク上の個
々の画像処理装置を識別する識別情報、個々の画像処理
装置のスキャン速度・印刷速度等の性能情報、個々の画
像処理装置の待ちジョブ数等の稼働状況を管理し、自装
置の故障や能力不足により処理できない作業作業の有無
を判定し、自装置で処理できない作業が有る場合に、作
業の代行先装置を検索し、該検索した代行先装置に対し
処理を代行させる制御を行うため、自装置にて処理でき
ない作業を他の装置に割り振ることで、自装置で処理が
滞るのを回避することができ、作業効率の良い画像処理
が可能となる。
【0201】本発明の請求項4記載の画像処理装置によ
れば、代行先装置の選定基準として少なくとも装置性能
を含む条件を設定する制御を行うため、使用する装置に
優先順位を持たせることが可能となり、秩序ある分散処
理が可能となる。
【0202】本発明の請求項5記載の画像処理装置によ
れば、自装置に付与された作業をそのまま他の画像処理
装置に作業依頼し、自装置に付与された作業を描画処理
と印刷処理又はページ毎の処理に分割し他の画像処理装
置に作業依頼する制御を行うため、効率的に作業配分さ
れた描画処理が可能となる。
【0203】本発明の請求項21〜23記載の画像処理
装置によれば、ネットワーク上の個々の画像処理装置を
識別する識別情報、個々の画像処理装置のスキャン速度
・印刷速度等の性能情報を管理し、自装置の資源不足が
原因で処理できない作業が発生した場合に、処理に必要
な資源の保有先装置を特定し、該特定した保有先装置か
ら処理に必要な書体データ、描画プログラム、認証情報
等の資源を取得する制御を行うため、資源不足による作
業中断を防止することができると共に、ネットワークに
接続された装置の性能差を考慮する必要がなくなり、統
一された処理環境の提供が可能となる。
【0204】本発明の請求項24記載の画像処理装置に
よれば、保有先装置から取得した資源の生存期間を設定
し、保有先装置から取得した資源の生存期限が過ぎた場
合に当該資源を削除する制御を行うため、取得資源の増
加によるメモリ不足を防止することができると共に、資
源の有効活用が可能となる。
【0205】本発明の請求項25記載の画像処理装置に
よれば、保有先装置から取得した資源の使用回数を計数
し、使用頻度が高いと判断した場合に当該資源を解放し
ない制御を行うため、使用頻度が高い情報資源を自装置
内に保持し続けることが可能となると共に、処理毎に他
の装置から取得するのを防止することができ、資源取得
に伴う時間短縮と資源取得に伴うネットワーク負荷の軽
減が可能となる。
【0206】本発明の請求項41〜43記載の画像処理
装置によれば、ネットワーク上の個々の画像処理装置を
識別する識別情報、個々の画像処理装置のスキャン速度
・印刷速度等の性能情報、個々の画像処理装置の待ちジ
ョブ数等の稼働状況を管理し、自装置に作業対象処理の
無い空き状態が発生したと判断した場合に、他の画像処
理装置から作業を受託して処理する制御を行うため、装
置の空き時間(遊んでいる時間)を少なくできると共
に、画像処理装置の故障や印刷作業の集中が発生した場
合でも、効率的に処理配分を可能とする分散処理の提供
が可能となる。
【0207】本発明の請求項44記載の画像処理装置に
よれば、他の画像処理装置に対し、受託可能な描画或い
は印刷を含む作業の制限、受託可能な白黒印刷或いはカ
ラー印刷を含む機能の制限を通知し、該通知に応答した
他の画像処理装置から作業を受託する制御を行うため、
自装置が有する性能を超えて作業依頼されるのを回避す
ることができ、効率的な作業受託が可能となる。
【0208】本発明の請求項45記載の画像処理装置に
よれば、作業を受託可能な他の画像処理装置の作業負荷
を含む状態を定期的に監視し、作業を受託する他の画像
処理装置に制限を設け、作業を受託する際に装置順或い
は作業発生順或いは作業負荷の高い順で作業受託順番を
設定し、該作業受託順番に応じて、画像処理装置毎の性
能差を考慮して作業負荷を算出する制御を行うため、受
託処理の問い合わせ先装置が固定化するのを避けること
ができ、処理時間の均一化を図ることができるように作
業配分することが可能となる。
【0209】また、本発明の画像処理システム、本発明
の処理分散方法、本発明の資源取得方法、本発明の作業
受託処理方法においても、上記と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第3の実施の形態に係る画像処
理装置の一例であるMFPの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1〜第3の実施の形態に係る画像処
理システムの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るMFP
のコントローラのハードウエア構成を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るMFP
のコントローラ内のディスクのソフトウエア構成を示す
ブロック図である。
【図5】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るMFP
のコントローラのソフトウエア構成におけるスーパーバ
イザの属性表を示す説明図である。
【図6】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るMFP
のコントローラのソフトウエア構成におけるスーパーバ
イザの属性表の属性IDと型IDの意味を示す説明図で
ある。
【図7】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るサブア
ドレス:サービスID対応表を示す説明図である。
【図8】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るサブア
ドレス:サービスID対応表における接続形式IDの意
味を示す説明図である。
【図9】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るサブア
ドレス:タスクタイプ対応表を示す説明図であり、
(a)はサービスID・タスクタイプを示す説明図、
(b)はタスクタイプの値の意味を示す説明図である。
【図10】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るプリ
ントマネージャの属性表を示す説明図である。
【図11】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るプリ
ントマネージャの属性表を示す説明図である。
【図12】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るジョ
ブ表を示す説明図であり、(a)はジョブID・ジョブ
ファイル名を示す説明図、(b)はジョブの実体を保持
するファイル名とジョブIDとの対応を示す説明図であ
る。
【図13】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るジョ
ブ依頼表を示す説明図であり、(a)はジョブID・コ
ントロールID・ジョブIDを示す説明図、(b)は管
理ジョブと実行ジョブとの関係を示す説明図である。
【図14】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るスキ
ャンジョブマネージャの属性表を示す説明図である。
【図15】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るスキ
ャンジョブマネージャの属性表を示す説明図である。
【図16】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るコピ
ージョブマネージャの属性表を示す説明図である。
【図17】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るコピ
ージョブマネージャの属性表を示す説明図である。
【図18】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るプリ
ンタコントローラの属性表を示す説明図である。
【図19】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るプリ
ンタコントローラの属性表を示す説明図である。
【図20】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るジョ
ブキュー表を示す説明図であり、(a)はジョブID・
ステータス・ファイル名を示す説明図、(b)はジョブ
ステータスを示す説明図である。
【図21】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るスキ
ャナコントローラの属性表を示す説明図である。
【図22】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るスキ
ャナコントローラの属性表を示す説明図である。
【図23】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るコマ
ンドパケットの構造を示す説明図である。
【図24】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るコマ
ンドパケットの処理を示すフローチャートである。
【図25】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るコマ
ンドパケットの処理を示すフローチャートである。
【図26】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るジョ
ブデータの構造を示す説明図である。
【図27】本発明の第1〜第3の実施の形態に係る各マ
ネージャでのジョブスクリプト処理を示すフローチャー
トである。
【図28】本発明の第1〜第3の実施の形態に係る各マ
ネージャでのジョブスクリプト処理を示すフローチャー
トである。
【図29】本発明の第1〜第3の実施の形態に係る各マ
ネージャでのジョブスクリプト処理を示すフローチャー
トである。
【図30】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るプリ
ントジョブマネージャでのジョブ処理を示すフローチャ
ートである。
【図31】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るプリ
ントジョブマネージャでのジョブ処理を示すフローチャ
ートである。
【図32】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るプリ
ントジョブマネージャでのジョブ処理を示すフローチャ
ートである。
【図33】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るスキ
ャンジョブマネージャでのジョブ処理を示すフローチャ
ートである。
【図34】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るスキ
ャンジョブマネージャでのジョブ処理を示すフローチャ
ートである。
【図35】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るコピ
ージョブマネージャでのジョブ処理を示すフローチャー
トである。
【図36】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るコピ
ージョブマネージャでのジョブ処理を示すフローチャー
トである。
【図37】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るコピ
ージョブマネージャでのジョブ処理を示すフローチャー
トである。
【図38】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るイベ
ント設定表、イベントフォーマット表を示す説明図であ
る。
【図39】本発明の第1〜第3の実施の形態に係るイベ
ント送信処理を示すフローチャートである。
【図40】本発明の第1〜第3の実施の形態に係る属性
表のアクセス処理を示すフローチャートである。
【図41】本発明の第1〜第3の実施の形態に係る属性
表のアクセス処理を示すフローチャートである。
【図42】本発明の第1の実施の形態に係る作業割り振
り処理を示すフローチャートである。
【図43】本発明の第1の実施の形態に係る作業割り振
り処理を示すフローチャートである。
【図44】本発明の第2の実施の形態に係る資源取得処
理を示すフローチャートである。
【図45】本発明の第2の実施の形態に係る資源削除処
理を示すフローチャートである。
【図46】本発明の第3の実施の形態に係る作業受託処
理を示すフローチャートである。
【図47】本発明の処理分散方法、資源取得方法、作業
受託処理方法を実行するプログラム及び関連データを記
憶した記憶媒体の記憶内容の構成例を示す説明図であ
る。
【図48】本発明の処理分散方法、資源取得方法、作業
受託処理方法を実行するプログラム及び関連データが記
憶媒体から装置に供給される概念例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
101 コントローラ 102 スキャナエンジン 103 レーザビームプリンタエンジン 104 フィニッシャ 105 ネットワークインタフェース 106 ユーザインタフェース 201、202 MFP 204 Ethernet
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 HH03 HH07 HJ06 HK05 HK11 HN05 HN15 HN26 HP06 HR09 2H027 EJ11 EJ13 EJ15 ZA07 5B021 AA19 BB00 EE05 5B089 GA13 GA16 GB02 JA05 KA05 KA13 KC23 KC28 KC44 LB12 MA03 5C062 AA05 AA14 AA29 AB17 AB22 AB38 AB53 AC21 AC42 AC43 AC58 AF00 AF07 AF14 BA00

Claims (60)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上に他の画像処理装置と共
    にデータ通信可能に接続される画像処理装置であって、 前記ネットワーク上の個々の画像処理装置を識別する識
    別情報、個々の画像処理装置の性能情報、個々の画像処
    理装置の稼働状況を管理する装置管理手段と、自装置で
    処理できない作業の有無を判定する処理状況判定手段
    と、該処理状況判定手段の判定により自装置で処理でき
    ない作業が有る場合に、前記装置管理手段で得た情報に
    基づき作業の代行先装置を検索する代行装置検索手段
    と、該代行装置検索手段で検索した代行先装置に対し処
    理を代行させる処理分散手段とを有することを特徴とす
    る画像処理装置。
  2. 【請求項2】 原稿から画像を読み取るスキャン機能及
    び画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像処
    理装置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能を
    有する画像処理装置に適用可能であることを特徴とする
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記性能情報とは、少なくともスキャン
    速度或いは印刷速度を含む情報であり、前記稼働状況と
    は、少なくとも待ちジョブ数を含む状況であり、前記自
    装置で処理できない作業とは、少なくとも自装置の故障
    や能力不足により処理できない作業であることを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記代行装置検索手段は、前記代行先装
    置の選定基準として少なくとも装置性能を含む条件を設
    定する処理装置判定手段を有することを特徴とする請求
    項1記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記処理分散手段は、自装置に付与され
    た作業をそのまま前記他の画像処理装置に作業依頼する
    作業転送手段と、自装置に付与された作業を描画処理と
    印刷処理又はページ毎の処理に分割し前記他の画像処理
    装置に作業依頼する作業分割配分手段とを有することを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 ネットワーク上に複数の画像処理装置が
    データ通信可能に接続された画像処理システムであっ
    て、 前記画像処理装置は、前記ネットワーク上の個々の画像
    処理装置を識別する識別情報、個々の画像処理装置の性
    能情報、個々の画像処理装置の稼働状況を管理する装置
    管理手段と、自装置で処理できない作業の有無を判定す
    る処理状況判定手段と、該処理状況判定手段の判定によ
    り自装置で処理できない作業が有る場合に、前記装置管
    理手段で得た情報に基づき作業の代行先装置を検索する
    代行装置検索手段と、該代行装置検索手段で検索した代
    行先装置に対し処理を代行させる処理分散手段とを有す
    ることを特徴とする画像処理システム。
  7. 【請求項7】 前記画像処理装置は、原稿から画像を読
    み取るスキャン機能及び画像を記録媒体上に形成する印
    刷機能、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能を
    有することを特徴とする請求項6記載の画像処理システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記性能情報とは、少なくともスキャン
    速度或いは印刷速度を含む情報であり、前記稼働状況と
    は、少なくとも待ちジョブ数を含む状況であり、前記自
    装置で処理できない作業とは、少なくとも自装置の故障
    や能力不足により処理できない作業であることを特徴と
    する請求項6記載の画像処理システム。
  9. 【請求項9】 前記画像処理装置の前記代行装置検索手
    段は、前記代行先装置の選定基準として少なくとも装置
    性能を含む条件を設定する処理装置判定手段を有するこ
    とを特徴とする請求項6記載の画像処理システム。
  10. 【請求項10】 前記画像処理装置の前記処理分散手段
    は、自装置に付与された作業をそのまま前記他の画像処
    理装置に作業依頼する作業転送手段と、自装置に付与さ
    れた作業を描画処理と印刷処理又はページ毎の処理に分
    割し前記他の画像処理装置に作業依頼する作業分割配分
    手段とを有することを特徴とする請求項6記載の画像処
    理システム。
  11. 【請求項11】 ネットワーク上に他の画像処理装置と
    共にデータ通信可能に接続される画像処理装置に適用さ
    れる処理分散方法であって、 前記ネットワーク上の個々の画像処理装置を識別する識
    別情報、個々の画像処理装置の性能情報、個々の画像処
    理装置の稼働状況を管理する装置管理工程と、自装置で
    処理できない作業の有無を判定する処理状況判定工程
    と、該処理状況判定工程の判定により自装置で処理でき
    ない作業が有る場合に、前記装置管理工程で得た情報に
    基づき作業の代行先装置を検索する代行装置検索工程
    と、該代行装置検索工程で検索した代行先装置に対し処
    理を代行させる処理分散工程とを有することを特徴とす
    る処理分散方法。
  12. 【請求項12】 原稿から画像を読み取るスキャン機能
    及び画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像
    処理装置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能
    を有する画像処理装置に適用可能であることを特徴とす
    る請求項11記載の処理分散方法。
  13. 【請求項13】 前記性能情報とは、少なくともスキャ
    ン速度或いは印刷速度を含む情報であり、前記稼働状況
    とは、少なくとも待ちジョブ数を含む状況であり、前記
    自装置で処理できない作業とは、少なくとも自装置の故
    障や能力不足により処理できない作業であることを特徴
    とする請求項11記載の処理分散方法。
  14. 【請求項14】 前記代行装置検索工程は、前記代行先
    装置の選定基準として少なくとも装置性能を含む条件を
    設定する処理装置判定工程を有することを特徴とする請
    求項11記載の処理分散方法。
  15. 【請求項15】 前記処理分散工程は、自装置に付与さ
    れた作業をそのまま前記他の画像処理装置に作業依頼す
    る作業転送工程と、自装置に付与された作業を描画処理
    と印刷処理又はページ毎の処理に分割し前記他の画像処
    理装置に作業依頼する作業分割配分工程とを有すること
    を特徴とする請求項11記載の処理分散方法。
  16. 【請求項16】 ネットワーク上に他の画像処理装置と
    共にデータ通信可能に接続される画像処理装置に適用さ
    れる処理分散方法を実行するプログラムを記憶したコン
    ピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記処理分散方法は、前記ネットワーク上の個々の画像
    処理装置を識別する識別情報、個々の画像処理装置の性
    能情報、個々の画像処理装置の稼働状況を管理する装置
    管理ステップと、自装置で処理できない作業の有無を判
    定する処理状況判定ステップと、該処理状況判定ステッ
    プの判定により自装置で処理できない作業が有る場合
    に、前記装置管理ステップで得た情報に基づき作業の代
    行先装置を検索する代行装置検索ステップと、該代行装
    置検索ステップで検索した代行先装置に対し処理を代行
    させる処理分散ステップとを有することを特徴とする記
    憶媒体。
  17. 【請求項17】 原稿から画像を読み取るスキャン機能
    及び画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像
    処理装置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能
    を有する画像処理装置に適用可能であることを特徴とす
    る請求項16記載の記憶媒体。
  18. 【請求項18】 前記性能情報とは、少なくともスキャ
    ン速度或いは印刷速度を含む情報であり、前記稼働状況
    とは、少なくとも待ちジョブ数を含む状況であり、前記
    自装置で処理できない作業とは、少なくとも自装置の故
    障や能力不足により処理できない作業であることを特徴
    とする請求項16記載の記憶媒体。
  19. 【請求項19】 前記代行装置検索ステップは、前記代
    行先装置の選定基準として少なくとも装置性能を含む条
    件を設定する処理装置判定ステップを有することを特徴
    とする請求項16記載の記憶媒体。
  20. 【請求項20】 前記処理分散ステップは、自装置に付
    与された作業をそのまま前記他の画像処理装置に作業依
    頼する作業転送ステップと、自装置に付与された作業を
    描画処理と印刷処理又はページ毎の処理に分割し前記他
    の画像処理装置に作業依頼する作業分割配分ステップと
    を有することを特徴とする請求項16記載の記憶媒体。
  21. 【請求項21】 ネットワーク上に他の画像処理装置と
    共にデータ通信可能に接続される画像処理装置であっ
    て、 前記ネットワーク上の個々の画像処理装置を識別する識
    別情報、個々の画像処理装置の性能情報を管理する装置
    管理手段と、自装置で処理できない作業が発生した場合
    に、前記装置管理手段で得た情報に基づき処理に必要な
    資源の保有先装置を特定する資源保有装置特定手段と、
    該資源保有装置特定手段で特定した前記保有先装置から
    処理に必要な資源を取得する資源取得手段とを有するこ
    とを特徴とする画像処理装置。
  22. 【請求項22】 原稿から画像を読み取るスキャン機能
    及び画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像
    処理装置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能
    を有する画像処理装置に適用可能であることを特徴とす
    る請求項21記載の画像処理装置。
  23. 【請求項23】 前記性能情報とは、少なくともスキャ
    ン速度或いは印刷速度を含む情報であり、前記自装置で
    処理できない作業とは、少なくとも自装置の資源不足が
    原因で処理できない作業であり、前記処理に必要な資源
    とは、少なくとも書体データ或いは描画プログラム或い
    は認証情報を含む資源であることを特徴とする請求項2
    1記載の画像処理装置。
  24. 【請求項24】 前記資源取得手段は、前記保有先装置
    から取得した資源の生存期間を設定する生存期間設定手
    段と、前記保有先装置から取得した資源の生存期限が過
    ぎた場合に当該資源を削除する取得資源削除手段とを有
    することを特徴とする請求項21記載の画像処理装置。
  25. 【請求項25】 前記資源取得手段は、前記保有先装置
    から取得した資源の使用回数を計数する資源使用回数計
    数手段と、該資源使用回数計数手段で使用頻度が高いと
    判断された場合に当該資源を解放しない取得資源学習手
    段とを有することを特徴とする請求項21記載の画像処
    理装置。
  26. 【請求項26】 ネットワーク上に複数の画像処理装置
    がデータ通信可能に接続された画像処理システムであっ
    て、 前記画像処理装置は、前記ネットワーク上の個々の画像
    処理装置を識別する識別情報、個々の画像処理装置の性
    能情報を管理する装置管理手段と、自装置で処理できな
    い作業が発生した場合に、前記装置管理手段で得た情報
    に基づき処理に必要な資源の保有先装置を特定する資源
    保有装置特定手段と、該資源保有装置特定手段で特定し
    た前記保有先装置から処理に必要な資源を取得する資源
    取得手段とを有することを特徴とする画像処理システ
    ム。
  27. 【請求項27】 前記画像処理装置は、原稿から画像を
    読み取るスキャン機能及び画像を記録媒体上に形成する
    印刷機能、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能
    を有することを特徴とする請求項26記載の画像処理シ
    ステム。
  28. 【請求項28】 前記性能情報とは、少なくともスキャ
    ン速度或いは印刷速度を含む情報であり、前記自装置で
    処理できない作業とは、少なくとも自装置の資源不足が
    原因で処理できない作業であり、前記処理に必要な資源
    とは、少なくとも書体データ或いは描画プログラム或い
    は認証情報を含む資源であることを特徴とする請求項2
    6記載の画像処理システム。
  29. 【請求項29】 前記画像処理装置の前記資源取得手段
    は、前記保有先装置から取得した資源の生存期間を設定
    する生存期間設定手段と、前記保有先装置から取得した
    資源の生存期限が過ぎた場合に当該資源を削除する取得
    資源削除手段とを有することを特徴とする請求項26記
    載の画像処理システム。
  30. 【請求項30】 前記画像処理装置の前記資源取得手段
    は、前記保有先装置から取得した資源の使用回数を計数
    する資源使用回数計数手段と、該資源使用回数計数手段
    で使用頻度が高いと判断された場合に当該資源を解放し
    ない取得資源学習手段とを有することを特徴とする請求
    項26記載の画像処理システム。
  31. 【請求項31】 ネットワーク上に他の画像処理装置と
    共にデータ通信可能に接続される画像処理装置に適用さ
    れる資源取得方法であって、 前記ネットワーク上の個々の画像処理装置を識別する識
    別情報、個々の画像処理装置の性能情報を管理する装置
    管理工程と、自装置で処理できない作業が発生した場合
    に、前記装置管理工程で得た情報に基づき処理に必要な
    資源の保有先装置を特定する資源保有装置特定工程と、
    該資源保有装置特定工程で特定した前記保有先装置から
    処理に必要な資源を取得する資源取得工程とを有するこ
    とを特徴とする資源取得方法。
  32. 【請求項32】 原稿から画像を読み取るスキャン機能
    及び画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像
    処理装置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能
    を有する画像処理装置に適用可能であることを特徴とす
    る請求項31記載の資源取得方法。
  33. 【請求項33】 前記性能情報とは、少なくともスキャ
    ン速度或いは印刷速度を含む情報であり、前記自装置で
    処理できない作業とは、少なくとも自装置の資源不足が
    原因で処理できない作業であり、前記処理に必要な資源
    とは、少なくとも書体データ或いは描画プログラム或い
    は認証情報を含む資源であることを特徴とする請求項3
    1記載の資源取得方法。
  34. 【請求項34】 前記資源取得工程は、前記保有先装置
    から取得した資源の生存期間を設定する生存期間設定工
    程と、前記保有先装置から取得した資源の生存期限が過
    ぎた場合に当該資源を削除する取得資源削除工程とを有
    することを特徴とする請求項31記載の資源取得方法。
  35. 【請求項35】 前記資源取得工程は、前記保有先装置
    から取得した資源の使用回数を計数する資源使用回数計
    数工程と、該資源使用回数計数工程で使用頻度が高いと
    判断された場合に当該資源を解放しない取得資源学習工
    程とを有することを特徴とする請求項31記載の資源取
    得方法。
  36. 【請求項36】 ネットワーク上に他の画像処理装置と
    共にデータ通信可能に接続される画像処理装置に適用さ
    れる資源取得方法を実行するプログラムを記憶したコン
    ピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記資源取得方法は、前記ネットワーク上の個々の画像
    処理装置を識別する識別情報、個々の画像処理装置の性
    能情報を管理する装置管理ステップと、自装置で処理で
    きない作業が発生した場合に、前記装置管理ステップで
    得た情報に基づき処理に必要な資源の保有先装置を特定
    する資源保有装置特定ステップと、該資源保有装置特定
    ステップで特定した前記保有先装置から処理に必要な資
    源を取得する資源取得ステップとを有することを特徴と
    する記憶媒体。
  37. 【請求項37】 原稿から画像を読み取るスキャン機能
    及び画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像
    処理装置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能
    を有する画像処理装置に適用可能であることを特徴とす
    る請求項36記載の記憶媒体。
  38. 【請求項38】 前記性能情報とは、少なくともスキャ
    ン速度或いは印刷速度を含む情報であり、前記自装置で
    処理できない作業とは、少なくとも自装置の資源不足が
    原因で処理できない作業であり、前記処理に必要な資源
    とは、少なくとも書体データ或いは描画プログラム或い
    は認証情報を含む資源であることを特徴とする請求項3
    6記載の記憶媒体。
  39. 【請求項39】 前記資源取得ステップは、前記保有先
    装置から取得した資源の生存期間を設定する生存期間設
    定ステップと、前記保有先装置から取得した資源の生存
    期限が過ぎた場合に当該資源を削除する取得資源削除ス
    テップとを有することを特徴とする請求項36記載の記
    憶媒体。
  40. 【請求項40】 前記資源取得ステップは、前記保有先
    装置から取得した資源の使用回数を計数する資源使用回
    数計数ステップと、該資源使用回数計数ステップで使用
    頻度が高いと判断された場合に当該資源を解放しない取
    得資源学習ステップとを有することを特徴とする請求項
    36記載の記憶媒体。
  41. 【請求項41】 ネットワーク上に他の画像処理装置と
    共にデータ通信可能に接続される画像処理装置であっ
    て、 前記ネットワーク上の個々の画像処理装置を識別する識
    別情報、個々の画像処理装置の性能情報、個々の画像処
    理装置の稼働状況を管理する装置管理手段と、該装置管
    理手段で自装置に作業対象処理の無い空き状態が発生し
    たと判断した場合に、前記他の画像処理装置から作業を
    受託して処理する作業受託手段とを有することを特徴と
    する画像処理装置。
  42. 【請求項42】 原稿から画像を読み取るスキャン機能
    及び画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像
    処理装置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能
    を有する画像処理装置に適用可能であることを特徴とす
    る請求項41記載の画像処理装置。
  43. 【請求項43】 前記性能情報とは、少なくともスキャ
    ン速度或いは印刷速度を含む情報であり、前記稼働状況
    とは、少なくとも待ちジョブ数を含む状況であることを
    特徴とする請求項41記載の画像処理装置。
  44. 【請求項44】 前記作業受託手段は、前記他の画像処
    理装置に対し、受託可能な描画或いは印刷を含む作業の
    制限、受託可能な白黒印刷或いはカラー印刷を含む機能
    の制限を通知する受託可能処理通知手段と、該受託可能
    処理通知手段からの通知に応答した前記他の画像処理装
    置から作業を受託する作業受け入れ手段とを有すること
    を特徴とする請求項41記載の画像処理装置。
  45. 【請求項45】 前記作業受託手段は、作業を受託可能
    な前記他の画像処理装置の作業負荷を含む状態を定期的
    に監視する監視手段と、作業を受託する前記他の画像処
    理装置に制限を設ける装置限定手段と、作業を受託する
    際に装置順或いは作業発生順或いは作業負荷の高い順で
    作業受託順番を設定する作業受託順番設定手段と、該作
    業受託順番設定手段で設定した作業受託順番に応じて、
    前記装置管理手段で得た情報を元に画像処理装置毎の性
    能差を考慮して作業負荷を算出する作業負荷算出手段と
    を有することを特徴とする請求項41記載の画像処理装
    置。
  46. 【請求項46】 ネットワーク上に複数の画像処理装置
    がデータ通信可能に接続された画像処理システムであっ
    て、 前記画像処理装置は、前記ネットワーク上の個々の画像
    処理装置を識別する識別情報、個々の画像処理装置の性
    能情報、個々の画像処理装置の稼働状況を管理する装置
    管理手段と、該装置管理手段で自装置に作業対象処理の
    無い空き状態が発生したと判断した場合に、前記他の画
    像処理装置から作業を受託して処理する作業受託手段と
    を有することを特徴とする画像処理システム。
  47. 【請求項47】 前記画像処理装置は、原稿から画像を
    読み取るスキャン機能及び画像を記録媒体上に形成する
    印刷機能、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能
    を有することを特徴とする請求項46記載の画像処理シ
    ステム。
  48. 【請求項48】 前記性能情報とは、少なくともスキャ
    ン速度或いは印刷速度を含む情報であり、前記稼働状況
    とは、少なくとも待ちジョブ数を含む状況であることを
    特徴とする請求項46記載の画像処理システム。
  49. 【請求項49】 前記画像処理装置の前記作業受託手段
    は、前記他の画像処理装置に対し、受託可能な描画或い
    は印刷を含む作業の制限、受託可能な白黒印刷或いはカ
    ラー印刷を含む機能の制限を通知する受託可能処理通知
    手段と、該受託可能処理通知手段からの通知に応答した
    前記他の画像処理装置から作業を受託する作業受け入れ
    手段とを有することを特徴とする請求項46記載の画像
    処理システム。
  50. 【請求項50】 前記画像処理装置の前記作業受託手段
    は、作業を受託可能な前記他の画像処理装置の作業負荷
    を含む状態を定期的に監視する監視手段と、作業を受託
    する前記他の画像処理装置に制限を設ける装置限定手段
    と、作業を受託する際に装置順或いは作業発生順或いは
    作業負荷の高い順で作業受託順番を設定する作業受託順
    番設定手段と、該作業受託順番設定手段で設定した作業
    受託順番に応じて、前記装置管理手段で得た情報を元に
    画像処理装置毎の性能差を考慮して作業負荷を算出する
    作業負荷算出手段とを有することを特徴とする請求項4
    6記載の画像処理システム。
  51. 【請求項51】 ネットワーク上に他の画像処理装置と
    共にデータ通信可能に接続される画像処理装置に適用さ
    れる作業受託処理方法であって、 前記ネットワーク上の個々の画像処理装置を識別する識
    別情報、個々の画像処理装置の性能情報、個々の画像処
    理装置の稼働状況を管理する装置管理工程と、該装置管
    理工程で自装置に作業対象処理の無い空き状態が発生し
    たと判断した場合に、前記他の画像処理装置から作業を
    受託して処理する作業受託工程とを有することを特徴と
    する作業受託処理方法。
  52. 【請求項52】 原稿から画像を読み取るスキャン機能
    及び画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像
    処理装置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能
    を有する画像処理装置に適用可能であることを特徴とす
    る請求項51記載の作業受託処理方法。
  53. 【請求項53】 前記性能情報とは、少なくともスキャ
    ン速度或いは印刷速度を含む情報であり、前記稼働状況
    とは、少なくとも待ちジョブ数を含む状況であることを
    特徴とする請求項51記載の作業受託処理方法。
  54. 【請求項54】 前記作業受託工程は、前記他の画像処
    理装置に対し、受託可能な描画或いは印刷を含む作業の
    制限、受託可能な白黒印刷或いはカラー印刷を含む機能
    の制限を通知する受託可能処理通知工程と、該受託可能
    処理通知工程からの通知に応答した前記他の画像処理装
    置から作業を受託する作業受け入れ工程とを有すること
    を特徴とする請求項51記載の作業受託処理方法。
  55. 【請求項55】 前記作業受託工程は、作業を受託可能
    な前記他の画像処理装置の作業負荷を含む状態を定期的
    に監視する監視工程と、作業を受託する前記他の画像処
    理装置に制限を設ける装置限定工程と、作業を受託する
    際に装置順或いは作業発生順或いは作業負荷の高い順で
    作業受託順番を設定する作業受託順番設定工程と、該作
    業受託順番設定工程で設定した作業受託順番に応じて、
    前記装置管理工程で得た情報を元に画像処理装置毎の性
    能差を考慮して作業負荷を算出する作業負荷算出工程と
    を有することを特徴とする請求項51記載の作業受託処
    理方法。
  56. 【請求項56】 ネットワーク上に他の画像処理装置と
    共にデータ通信可能に接続される画像処理装置に適用さ
    れる作業受託処理方法を実行するプログラムを記憶した
    コンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記作業受託処理方法は、前記ネットワーク上の個々の
    画像処理装置を識別する識別情報、個々の画像処理装置
    の性能情報、個々の画像処理装置の稼働状況を管理する
    装置管理ステップと、該装置管理ステップで自装置に作
    業対象処理の無い空き状態が発生したと判断した場合
    に、前記他の画像処理装置から作業を受託して処理する
    作業受託ステップとを有することを特徴とする記憶媒
    体。
  57. 【請求項57】 原稿から画像を読み取るスキャン機能
    及び画像を記録媒体上に形成する印刷機能を有する画像
    処理装置、或いは画像を記録媒体上に形成する印刷機能
    を有する画像処理装置に適用可能であることを特徴とす
    る請求項56記載の記憶媒体。
  58. 【請求項58】 前記性能情報とは、少なくともスキャ
    ン速度或いは印刷速度を含む情報であり、前記稼働状況
    とは、少なくとも待ちジョブ数を含む状況であることを
    特徴とする請求項56記載の記憶媒体。
  59. 【請求項59】 前記作業受託ステップは、前記他の画
    像処理装置に対し、受託可能な描画或いは印刷を含む作
    業の制限、受託可能な白黒印刷或いはカラー印刷を含む
    機能の制限を通知する受託可能処理通知ステップと、該
    受託可能処理通知ステップからの通知に応答した前記他
    の画像処理装置から作業を受託する作業受け入れステッ
    プとを有することを特徴とする請求項56記載の記憶媒
    体。
  60. 【請求項60】 前記作業受託ステップは、作業を受託
    可能な前記他の画像処理装置の作業負荷を含む状態を定
    期的に監視する監視ステップと、作業を受託する前記他
    の画像処理装置に制限を設ける装置限定ステップと、作
    業を受託する際に装置順或いは作業発生順或いは作業負
    荷の高い順で作業受託順番を設定する作業受託順番設定
    ステップと、該作業受託順番設定ステップで設定した作
    業受託順番に応じて、前記装置管理ステップで得た情報
    を元に画像処理装置毎の性能差を考慮して作業負荷を算
    出する作業負荷算出ステップとを有することを特徴とす
    る請求項56記載の記憶媒体。
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