JP2000165645A - 周辺機器装置及びその制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

周辺機器装置及びその制御方法及び記憶媒体

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JP2000165645A
JP2000165645A JP10333967A JP33396798A JP2000165645A JP 2000165645 A JP2000165645 A JP 2000165645A JP 10333967 A JP10333967 A JP 10333967A JP 33396798 A JP33396798 A JP 33396798A JP 2000165645 A JP2000165645 A JP 2000165645A
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Yasuhiko Sasaki
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卓幸 松尾
Mamoru Osada
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Masako Shimodaira
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、なるべく少ない回数のスキャンニ
ング動作により、ユーザの所望する適切な形式のドキュ
メントデータを同時に複数種、生成しようとするもので
ある。 【解決手段】 読取り原稿の種別を判別する判別手段
と、各原稿種別に応じたデータ形式を記憶する記憶手段
と、上記判別手段の判別結果に応じて上記記憶手段に記
憶されたデータ形式を特定する形式特定手段と、特定さ
れた上記形式に応じたデータ形式で読込みデータを生成
する生成手段とを備えたことを特徴とする周辺機器装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文書スキャン機能
を有する周辺機器装置及びその制御方法等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスキャンニングシステムにおいて
は、1度のスキャンジョブの指示により、1形式のドキ
ュメントデータを生成するように指示することしかでき
なかった。例えば、ある原稿を1回スキャンすること
で、JPEG形式のドキュメントデータを生成するよう
指示していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のシス
テムでは、JPEG形式とビットマップ形式を同時に、
あるいは解像度の異なるデータを同時に、といった指定
を行なうことができなかった。このため、同一の原稿に
対して仮に複数形式のドキュメントデータを生成しよう
とすると複数回のスキャンニング動作を各々行なわなけ
ればならなかった。
【0004】また、特にネットワーク環境下で一台のス
キャナを多くのクライアントが共有するような場合に
は、各クライアントが様々な形式のデータを要求するこ
とがあり、それら全てに応えるためには一のジョブリク
エストに応じて同じオリジナルから各データを得るにも
かかわらず繰り返し読取り動作を行なわなければならず
各ジョブあたりのスキャナの占有時間が長くなってしま
うという問題があった。
【0005】さらに、スキャンしようとしている原稿の
種別をユーザがあらかじめ知った上で、生成されるドキ
ュメントデータの形式を指示しなければならなかった。
例えば、原稿台にカラー原稿とモノクロ原稿が混載され
ている場合には、カラーの場合はこのフルカラーのJP
EG形式、モノクロの場合はグレイスケールのビットマ
ップといった指定をユーザがいちいち行なわなければな
らなかった。
【0006】さらに、こういった生成可能なドキュメン
トデータ形式や、スキャン可能な原稿種別を周辺機器制
御ソフトウエアの一種であるスキャナドライバはあらか
じめ事前情報として知っている必要があるが、その情報
を外部から取得することはできなかった。
【0007】本発明は、なるべく少ない回数のスキャン
ニング動作により、ユーザの所望する適切な形式のドキ
ュメントデータを同時に複数種、生成しようとするもの
である。
【0008】また、周辺機器制御ソフトウェアにおいて
も、スキャナの生成可能なドキュメントデータ形式や判
別可能な原稿種別を取得することで、所望の形式のドキ
ュメントデータを得るためのジョブ生成や、所望のデー
タを得るスキャナの自動選択を可能とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、読取り原稿の種別を判別する判別手段
と、各原稿種別に応じたデータ形式を記憶する記憶手段
と、上記判別手段の判別結果に応じて上記記憶手段に記
憶されたデータ形式を特定する形式特定手段と、特定さ
れた上記形式に応じたデータ形式で読込みデータを生成
する生成手段とを備えたことを特徴とする周辺機器装置
、を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】(多機能周辺機器の構成)図1
は、本発明の一実施形態を示す多機能周辺機器(MFP :M
ulti-Function Peripheral)の構成を示す図である。
【0011】この多機能周辺機器は以下に説明する各種
ネットワーク・デバイスと接続され、それらネットワー
クを介して供給されるクライアントからの指令に応じて
各デバイスを統合的に管理・制御するものである。図1
において、101は多機能周辺機器を制御するためのコン
トローラであり、このコントローラは図3に示すハード
ウエア構成を有するとともに図106の記憶媒体としてのD
ISK315に示すようなソフトウエア(制御・管理プログラ
ム)構成を有しており、このようなプログラムに基づい
て上記デバイスを管理・制御する。102はスキャナエン
ジンであり、コントローラ101によって制御されてい
る。103、104はレーザービームプリンタエンジン(LBP)
1、2であり、コントローラ101によって制御されてい
る。103のレーザービームプリンタエンジン1はフィニッ
シャー106に接続されており、同プリンタエンジンから
出力された複数の記録媒体(例えば、紙)をまとめてス
テープル(ホッチキス)処理することが可能となってい
る。フィニッシャー106もコントローラ101によって制御
されている。105はインクジェットプリントエンジン(I
JP)でカラー印字も可能であり、コントローラ101によ
って制御されている。107はネットワーク(イーサーネ
ット)インターフェースであり、コントローラ101に対
して同インターフェースを通した双方向通信を提供して
いる。108はIEEE1394インターフェースであり、コント
ローラ101に対して同インターフェースを通した双方向
通信を提供している。109はIEEE1284インターフェース
であり、コントローラ101に対して同インターフェース
を通した双方向通信を提供している。110はユーザーイ
ンタフェースであり、LCDディスプレイとキーボードか
ら構成されており、コントローラ101からの情報表示を
行うとともにユーザからの指示をコントローラ101に伝
える。
【0012】以上のような構成を有する多機能周辺機器
は、上記デバイスとして3つの物理プリンタ、LBP103(B/
W, Finisher付), LBP104(B/W), IJP105(Color)を管理・
制御しており、これら物理プリンタに対して選択的にプ
リントジョブの発行を可能にする。また、上記各物理プ
リンタの各機能を再構成して4つの論理プリンタ(クラ
スタ)プリンタ、LBP103+LBP104, LBP104+IJP105, LBP1
03+IJP105, LBP103+LBP104+IJP105を制御することがで
き、これら論理プリンタに対しても上記物理プリンタと
同様に選択的にプリントジョブの発行を可能にする。ま
た、IJPを使用し、白黒のみ印刷可能なプリンターとす
る論理プリンターを構成しプリントジョブの発行を可能
にする。上記7つのプリンタ、LBP103, LBP104, IJP105,
LBP103+LBP104, LBP104+IJP105, LBP103+IJP105, LBP1
03+LBP104+IJP105はクライアントからの上記ネットワー
クを介しての指示に基づくプリントジョブに応じてこの
多機能周辺機器が自動的に選択していずれかのプリント
をセットし、これを用いて最適なプリンタによるプリン
トジョブの実行を可能にする。
【0013】また、クライアントからのスキャンジョブ
の発行を受付け、スキャナを用いてのカラー原稿の読込
みが可能になる。また、スキャナーと上記8つのプリン
タ、LBP103, LBP104, IJP105, LBP103+LBP104, LBP104+
IJP105, LBP103+IJP105, LBP103+LBP104+IJP105白黒の
み印刷可能なIJPを選択(自動選択も可能)させてコピ
ージョブの発行を可能にする。更に、プリンタがIJPの
みの場合にはカラーコピージョブの発行を可能にする。
【0014】また、予め用意されたフォント、フォーム
オーバーレイをプリントジョブで使用でき、これらはデ
バイス相互間または外部クライアント等からアップロー
ド・ダウンロードが可能でリソース管理ができる。ま
た、カラープロファイルをプリントジョブ・スキャンジ
ョブ・コピージョブで使用でき、アップロード・ダウン
ロードが可能でリソース管理ができる。更にログを機器
内部で自動生成できアップロードが可能になる。
【0015】また、Ethernet, TCP/IP等のネットワー
ク, IEEE1284, IEEE1394等に対応したインターフェース
を備え、これらインターフェースを介して接続される外
部のクライアントから上述の全ての機能を使用可能であ
る。また、各インターフェースごとにサブアドレスと物
理・論理デバイス(プリンター、スキャナ、コピー)お
よび各リソースの対応が取られており、クライアントは
このサブアドレスを指定・選択することによりこれらの
物理・論理デバイスおよび各リソースを選択して所望の
機能を実現することが可能になる。これらの各インター
フェースの各サブアドレスに対して、同時にジョブを発
行およびダウンロード・アップロードを指示することが
可能になる。また、サブアドレスと物理・論理デバイス
および各リソースとの対応は、この多機能周辺機器は接
続された各デバイスの機能等を管理するための属性表を
備えているとともに、各デバイスが有する同様な属性表
にアクセスすることができ、外部からこの多機能周辺機
器に問い合わせることによりこれに接続された各デバイ
スの機能等に関する情報取得を可能として複数のデバイ
スの一元的な管理を可能とする。更に、内部で持つユー
ザーインターフェースからも、機能を使用可能になる。
【0016】即ち、外部から上記インターフェースを通
して機器本体内の後述するSupervisorに問い合わせるこ
とにより、提供している機能概要(どんなジョブが発行
できるか、どんなリソースが利用できるかなど)、ジョ
ブ発行、リソースのダウンロード・アップロードに使用
するサブアドレス、各機能の詳細情報(最大コピー部
数、フィニシャーの種類サポートしているPDL、指定で
きる出力BINの数等)を取得可能になる。上記情報を使
用して、Client側ではソフトウエア(制御プログラム)
を自動構成することも可能になる。なお、この問合わせ
に使用するサブアドレスはこの多機能周辺機器と各クラ
イアントとの間であらかじめ設定されている。また、こ
の装置の管理者は上記の各種機能を接続形態および使用
ユーザに応じて制限するようになっている。
【0017】(全体システム構成)図2は本実施形態の
システム構成を示す図であり、上述の多機能周辺機器は
各種ネットワークを介して接続される各クライアントか
らの指示を解析し、それに応じて上記プリンタ、スキャ
ナ等を用いて各種機能を実現する。図2において、201は
図1に示す多機能周辺機器(MFP)で、多機能周辺機器20
1はネットワークインタフェースケーブル208(10BASE-
T)、IEEE1394インタフェースケーブル206、IEEE1284イ
ンタフェースケーブル207によってClientPC202、203、2
04、205(情報処理装置)にそれぞれ接続されている。
図109に示すような各Client PCでは、図108に示す記憶
媒体としての後述するDISK6009に記憶されている各種ソ
フトウエア(制御プログラム)が動作している。Ethern
et208に接続されているClientPC202、203はIPアドレス、
ポート番号を指定して多機能周辺機器201に接続しIPパ
ケットデータを出力する。IEEE1394インタフェース206
に接続されているClientPC204はノードIDとLUN(ロジカ
ルユニットナンバー)を指定して多機能周辺機器201と
接続しSBPー2パケットデータを出力する。IEEE1284イン
タフェース207に接続されているClientPC205はソケット
番号を指定して多機能周辺機器201と接続しIEEE1284.4
パケットデータを出力する。
【0018】(MFPのハードウエア構成)図3は、図1
に示す本実施形態のコントローラ101のハードウエア構
成を示す図である。コントローラ101の内部では、CPU30
1がバス313を介して、Memory(RAM)302,ユーザーインタ
ーフェース(操作部)110を構成するLCDディスプレイ30
3及びキーボード304,ROM314, DISK315が接続されてい
る。DISK315に記憶された図107に示すデバイス管理用の
各種プログラム及び上記属性表等のデータは上述した機
能を実現するためのものであり、ハードディスクやフロ
ッピーディスク等のDISK315(記憶媒体)に記憶されて
おり、必要に応じて順次Memory(RAM)302に読み出されて
CPU301で実行される。このDISK315は、MFP201に着脱可
能でもMFP201に内蔵されたものでも良い。更に、図107
に示すプログラムは、ネットワークインタフェースケー
ブル208(10BASE-T)、IEEE1394インタフェースケーブ
ル206、IEEE1284インタフェースケーブル207を介してCl
ientPC202、203、204、205或いは他のMFPからダウンロ
ードされてDISK315に記憶される構成でも良い。
【0019】なお、上記DISK315、6009に格納されたプ
ログラムには同図に明示的に示されたプログラムのみな
らず、本明細書中にて説明されたすべてのプログラムを
含むものである。
【0020】LCDディスプレイ303、キーボード304は図1
に示すユーザインターフェース(操作部)110を構成す
るものであり、CPU301がLCDディスプレイ303にデータを
書き込むことにより表示を行い、CPU301がキーボード30
4からデータを読み出すことにより、ユーザからの指示
を入力する。
【0021】また、バス313には、ネットワークインタ
ーフェースコネクタ305・IEEE1394インターフェースコ
ネクタ306・IEEE1284インターフェースコネクタ307が接
続されており、それぞれ図1に示すネットワークインタ
ーフェース107、IEEE1394インターフェース108、IEEE12
84インターフェース109に対応し、図2に示すEthernet(1
0BASE-T)ケーブル208、IEEE1394ケーブル206、IEEE1284
ケーブル207が接続される。CPU301がこれらのインター
フェースからデータを読み込みまたは書き込むことによ
りそれぞれのインターフェースを使用した通信を行う。
【0022】更に、バス313には、Laser Beam Printer
Engine308, Finisher309,Scanner Engine310, Laser Be
am Printer Engine311, Ink Jet Printer Engine312が
接続されており、これらは、図1に示すLaser Beam Prin
ter Engine103, Finisher106,Scanner Engine102, Lase
r Beam Printer Engine104, Ink Jet Printer Engine10
5に対応するものであり、CPU301がこれらのエンジンに
対してデータの読み書きを行うことによりプリント・ス
キャンなどのエンジン動作および各種ステータス取得を
行う。なお、Laser Beam Printer Engine308, Finisher
309,Scanner Engine310, Laser Beam Printer Engine31
1, Ink Jet Printer Engine312は、MFP201の内部ではな
く、ネットワーク上にそれぞれ単体の周辺機器として存
在し、それをMFP201のコントローラー101が制御しても
良い。なお、これらのエンジン群は、さまざまなセンサ
ー群を備えることにより、エンジン自身の状態や処理す
る原稿や用紙の状態をチェックすることが可能である。
【0023】(コントローラ101のソフトウエア構成)
図4は、コントローラ101内のDISK315のソフトウエア
(管理・制御プログラム)構成を示す図であり、これら
のソフトウエア(制御プログラム)はCPU301が実行す
る。図の中で、実線がデータ及び制御を示し、点線が設
定及び能力の取得を示す。401はユーザーインターフェ
ースドライバであり、LCDディスプレイ303およびキーボ
ード304の制御を行う。405はユーザインターフェースマ
ネージャ(制御プログラム)であり、UIドライバ401か
ら入力されたユーザからの入力情報を解釈して、図46で
示すコマンドパケットを生成しインタープリター(制御
プログラム)409に出力する。ユーザーインターフェー
スマネージャ405はまたインタープリター409から入力さ
れたコマンドパケットを解釈し、UIドライバ(制御プロ
グラム)401を介してLCDディスプレイ303に表示を行
う。
【0024】402はネットワークインターフェースドラ
イバ(制御プログラム)であり、ネットワークインター
フェースコネクタ305の制御を行い、ネットワークパケ
ットの物理層(物理パケット)の処理、つまり物理パケ
ットからトランスポートパケットの抽出、およびトラン
スポートパケットから物理パケットの生成を行う。406
はTCP/IP・UDP/IP処理モジュールであり、ネットワー
クインターフェース402から出力されたトランスポート
パケットの処理をおこないコマンドパケットを抽出して
インタープリター409に出力する。また、インタープリ
ター409から出力されたコマンドパケットからトランス
ポートパケットの生成を行い、ネットワークインターフ
ェース402に出力する。
【0025】403はIEEE1284ドライバ(制御プログラ
ム)であり、IEEE1284インターフェース307の制御を行
う。407はIEEE1284.4の処理モジュール(制御プログラ
ム)である。IEEE1284.4は主にIEEE1284インターフェー
スで使用されることを目的としたトランスポート層の標
準である。IEEE1284.4の処理モジュール(制御プログラ
ム)407はIEEE1284ドライバ403から出力されたトランス
ポートパケットの処理をおこないコマンドパケットを抽
出してインタープリター409に出力する。また、インタ
ープリター409から出力されたコマンドパケットからト
ランスポートパケットの生成を行い、IEEE1284ドライバ
403に出力する。404はIEEE1394ドライバ(制御プログラ
ム)であり、IEEE1394インターフェース306の制御を行
う。
【0026】408はIEEE1394におけるトランスポート層
であるSBP(シリアルバスプロトコル)ー2を処理するモ
ジュール(制御プログラム)である。SBPー2の処理モジ
ュール408はIEEE1394ドライバ404から出力されたトラン
スポートパケットの処理をおこないコマンドパケットを
抽出してインタープリター409に出力する。また、イン
タープリター409から出力されたコマンドパケットから
トランスポートパケットの生成を行い、IEEE1394ドライ
バ404に出力する。409は406・407・408の各トランスポ
ート処理部およびユーザインターフェースマネージャー
405から入力されたコマンドパケットを解釈しコマンド
を生成するパケットインタープリターである。パケット
インタープリター409は他のモジュール(制御プログラ
ム)からの依頼によりコマンドパケットの生成も行う。
インタープリター409はSupervisor(統括管理マネージ
ャ)410が有するサブアドレス:サービスID対応表(図
9)に従って、有効となっているサブアドレスから入力
されたコマンドパケットのみを処理し、それ以外のサブ
アドレスから入力されたコマンドパケットは破棄する。
【0027】410は、図7(属性表)、図9(サブアドレ
ス:サービスID対応表)、図11(サービスID:タスクタ
イプ対応表)、図13(ユーザー認証表)、図14(アクセ
ス制御表)図16(イベント設定表)、図17(イベントフ
ォーマット表)、図114(アカウントID表)図115(各ア
カウントIDにチャージを許可するユーザIDの表)で示す
各種データを上述のDISK315に保持し、コントローラ101
の動作を統括管理するSupervisor(統括管理マネージ
ャ)である。Supervisor410は、自分自身が保持する各
種データ、各マネージャ(フォントマネージャ413、フ
ォームオーバーレイマネージャ414、ログマネージャ41
5、カラープロファイルマネージャ416、プリントマネー
ジャ501−509、スキャンジョブマネージャ419およびコ
ピージョブマネージャ601−608)が保持する各種デー
タ、および各コントローラ(プリンタコントローラ510
−512、スキャナコントローラ420)が保持する各種デー
タを、入力されたコマンドの指示に従って参照・変更す
る。
【0028】411はセキュリティゲートであり、インタ
ープリター409で解釈されたコマンドパケットをSupervi
sor410(制御プログラム)が有するユーザ認証表(図1
3)およびアクセス制御表(図14)に従って、正しい使
用権を持つユーザのみが、多機能周辺機器201を使用可
能とするべくコマンドの入力を制限するものである。41
2はディスパッチャー(制御プログラム)であり、イン
タープリター409から入力されたコマンドを、これらを
処理するための制御プログラムである各リソースマネー
ジャ(フォントマネージャ413、フォームオーバーレイ
マネージャ414、ログマネージャ415、カラープロファイ
ルマネージャ416)と各ジョブマネージャー(プリント
マネージャ501−509、スキャンジョブマネージャ419お
よびコピージョブマネージャ601−608)に配布する。41
3はフォントマネージャであり、フォントの管理を行
う。フォントマネージャ413は図26(属性表)、図28(F
ONT表)で示すようなデータをDISK315に保持している。
フォントマネージャ413で管理されるフォント(DISK315
或いはROM314に記憶されている)は、PDLラスタライザ4
17および418に渡され、プリントジョブの処理の際に使
用される。
【0029】414はフォームオーバーレイマネージャで
あり、フォームオーバーレイの管理を行う。フォームオ
ーバーレイマネージャ414は図29(属性表)、図31(FOR
M表)で示すようなデータをDISK315に保持している。フ
ォームオーバーレイマネージャ414で管理されるフォー
ムオーバーレイ(DISK315或いはROM314に記憶されてい
る)は、PDLラスタライザ417および418に渡され、プリ
ントジョブの処理の際に使用される。415はログマネー
ジャであり、ログの管理を行う。ログマネージャ415は
図32(属性表)、図34(LOG表)で示すようなデータをD
ISK315に保持している。ログは各マネージャから出力さ
れ、ログマネージャの管理下におかれる。実施のログフ
ァイルは、RAM302或いはDISK315に記憶され随時更新さ
れている。
【0030】416カラープロファイルマネージャであ
り、カラースキャナやカラープリンタがカラーマッチン
グを行うためのカラープロファイルデータの管理を行
う。カラープロファイルマネージャ416は図37(属性
表)、図39(カラープロファイル表)で示すようなデー
タをDISK315に保持している。カラープロファイルマネ
ージャ416で管理されるカラープロファイルは、各プリ
ンタコントローラ(制御プログラム)510、511、512お
よびスキャナコントローラ(制御プログラム)420に渡
され、プリントジョブ・コピージョブおよびスキャンジ
ョブの処理の際に使用される。417はPDL(ページ記述言
語)の一種であるPS(登録商標)でかかれたドキュメン
トデータを処理し、画像データを出力するPDLラスタラ
イザである。418はPDL(ページ記述言語)の一種である
PCL(登録商標)でかかれたドキュメントデータを処理
し、画像データを出力するPDLラスタライザである。419
はスキャンジョブマネージャであり、スキャンジョブの
管理を行う。スキャンジョブマネージャ419は図22(属
性表)で示されるようなデータをDISK315に保持してい
る。スキャンジョブマネージャ419はスキャナコントロ
ーラ420にスキャンの実行を指示する。420はスキャナエ
ンジン310を制御するためのスキャナコントローラであ
る。スキャナコントローラ420はスキャナエンジン310の
機能・状態および性能を表す、図44(属性表)で示され
る様なデータをDISK315に保持している。スキャンジョ
ブマネージャ419およびスキャナコントローラ420はそれ
ぞれ機能・性能を示すデータ(図22と図44)を有してい
るが、これらのデータで示される機能は必ずしも同一で
ある必要はない。スキャンジョブマネージャ419が保持
するデータ(図22)をSupervisor410を通して書き換え
ることにより、機能を制限することが可能である。
【0031】上述したフォントマネージャー413、フォ
ームオーバーレイマネージャー414、ログマネージャー4
15、カラープロファイルマネージャー416は、リソース
管理プログラムであり、スキャンジョブマネージャー41
9、プリントジョブマネージャー501から509、コピージ
ョブマネージャー601から608が論理デバイス(スキャ
ナ、プリンタ)制御プログラムであり、レーザービーム
プリンタコントローラー510、511、インクジェットプリ
ンタコントローラー512、スキャナコントローラー420が
物理デバイス(プリンタ、スキャナ)制御プログラムで
ある。
【0032】(プリントジョブマネージャの構成)図5
は、図4で示したソフトウエア(制御プログラム)構成
図を補足する図であり、各プリントマネージャは後述す
るように上記ディスパッチャ412からのコマンドの配布
を受ける。ディスパッチャー412は図4で示すディスパ
ッチャー412と同じものを表わし、プリントジョブマネ
ージャ(制御プログラム)501から509へコマンドパケッ
トの配布を行う。501から509までは、プリントジョブマ
ネージャでありプリントジョブの管理を行う。各プリン
トジョブマネージャは図18(属性表)で示す様なデータ
をDISK315にそれぞれ有しており、自己の機能等を常に
把握し得るようになっている。各プリントジョブマネー
ジャは、プリントジョブを処理するために使用するプリ
ンタコントローラ(LBP Controller510或いはLBP Contr
oller511或いはInk Jet Controller512或いはControlle
r510、511、512の任意な組み合わせ)およびそれに接続
されたプリントエンジンが決められており、どのプリン
タコントローラ(制御プログラム)を使用するかは図18
の属性ID2001で示されるデータに記述されている。ただ
しプリントジョブマネージャ508だけは、動的に使用す
るプリントエンジンを選択する機能を有しており、この
機能を有しているということがプリントジョブマネージ
ャ508の有するデータ(属性表)に記述されている。各
プリントマネージャは入力されたプリントジョブ、およ
びこれらがどのプリンタコントローラでどのようなジョ
ブとして実行されているかを表わす、図20(ジョブ
表)、図21(ジョブ依頼表)に示すようなデータをDISK
315に保持している。510から512までは、各プリントエ
ンジン308、311および312を制御するプリンタコントロ
ーラである。プリンタコントローラ510はフィニッシャ
ー309も制御する。各プリンタコントローラは対応する
プリンタエンジンの機能・状態および性能を表す、図40
(属性表)で示す様なデータをDISK315に有している。
各コントローラは入力されたプリントジョブの状態を表
わす図42(ジョブキュー表)に示すようなデータをDISK
315に保持している。
【0033】プリントジョブマネージャ501から509およ
びプリンタコントローラ510から512はそれぞれ機能・性
能を示す図18(属性表)や図40(属性表)のようなデー
タをDISK315に有している。一般的にプリントジョブマ
ネージャは使用する各コントローラが有する性能の総和
にあたる性能を有し、各コントローラが有する機能の共
通項にあたる機能を有している。しかし、これらの一部
の機能はプリントジョブマネージャが保持するデータ
(図18)をSupervisor410を通して書き換えることによ
り、変更することが可能である。たとえば、プリントジ
ョブマネージャ503とプリントジョブマネージャ509は、
同じプリンタコントローラ512を使用しているために、
同じ性能・機能を提供することができるが、プリントジ
ョブマネージャの保持するデータの後述する設定処理に
より、プリントジョブマネージャ503はカラー印刷可能
でありプリントジョブマネージャ509はカラー印刷不可
能とすることも出来る。
【0034】(コピージョブマネージャーの構成)図6
は、図4および図5で示したソフトウエア(制御プログ
ラム)構成図を補足する図であり、後述するコピージョ
ブマネージャも上記ディスパッチャ412からのコマンド
配布を受ける。ディスパッチャー412は図4で示されて
いるディスパッチャー412と同じものを表わし、コピー
ジョブマネージャ(制御プログラム)601から608へコマ
ンドパケットの配布を行う。601から608までは、コピー
ジョブマネージャでありコピージョブの管理を行う。各
コピージョブマネージャは図24(属性表)で示される様
なデータをそれぞれDISK315に有している。各コピージ
ョブマネージャは、コピージョブを処理するために使用
するプリンタコントローラ、スキャナコントローラおよ
びそれに接続されたプリントエンジン、スキャナエンジ
ンが決められており、どのプリンタコントローラとスキ
ャナコントローラを使用するかは図24で示されるデータ
(属性ID2001)に記述されている。ただしプリントジョ
ブマネージャ608だけは、動的に使用するプリントエン
ジンを選択する機能を有しており、この機能を有してい
るということがコピージョブマネージャ608の有するデ
ータ(属性ID2002)に記述されている。各コピーマネー
ジャは入力されたコピージョブ、およびこれらがどのプ
リンタコントローラ、スキャナコントローラでどのよう
なジョブとして実行されているかを表わす、図20(ジョ
ブ表)や図21(ジョブ依頼表)に示すようなデータをDI
SK315に保持している。510から512までは、各プリント
エンジンを制御するプリンタコントローラであり、図5
に示されているものと同一のものを表わしている。
【0035】(Supervisorの属性表)図7は、Superviso
r(制御プログラム)410がDISK315に保持し管理するデ
ータ(属性表)を表わす。この表は多機能周辺機器201
の機能概要や接続情報やセキュリティ情報及び後述する
課金情報(現在の課金データ、課金制限データ)などを
表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコー
ド)を表わしており、複数のレコードの集合としてデー
タは構成されている。各レコードは属性ID701、型ID702
および属性値703から構成されており、これらのデータ
に基づいて接続されたデバイスの設定状況、各種コマン
ドの実行の可否等を判断する。属性ID701は図8に示すよ
うな情報の種類を表わすものであり、これによって各属
性ID701に各々対応した値703が何を意味するのかが示
されている。属性ID701は各デバイスに共通なものであ
り、同じ属性IDを持つものは同じ情報の種類を表わして
いる。型ID702は図8に示すように上記各値703がどのよ
うなデータ型を持っているのかを示すものであり、値70
3の解釈を行う際に使用されるものである。型IDは属性I
Dによって一意に決められるものであり機器内部でユニ
ークに定義されている。この実施例においては属性表の
中に属性ID701と型ID702の両方が入れられているが、属
性IDと型IDとの対応表を属性表とは別のデータとして保
持し、属性表の中には属性IDと値のみを入れる様に実施
してもよい。値703は、属性ID701に従った属性値を示
す。
【0036】図8は、図7の属性表の属性ID701と型ID702
の詳細を示す図である。この中で、属性ID102の「サポ
ートしているセキュリティレベルのリスト」はSupervis
orに対する操作を発行するときに必要とされるセキュリ
ティレベルについて設定可能なセキュリティレベルのリ
ストを保持している。セキュリティレベルについては図
14のアクセス制御表の説明の中でなされる。属性ID103
の「現在のセキュリティレベル」は、現在Supervisorに
設定されているセキュリティレベルを表わす。属性ID50
1のサポートしているイベントリストは、Supervisorに
対して通知することを設定可能なイベントを、イベント
の種類毎に一意に定義されているイベントIDのリストに
よって表わしている。実際のイベント送信の設定は、図
16で示されるイベント設定表にイベント通知の接続形式
および宛先をイベントIDと共に設定することによって行
う。図7の属性表の値について、「Table Data」と記述
してあるものは、値が型IDで示されている表形式(52か
ら104)を持つデータであることを示す。
【0037】(サブアドレス:サービスID (SID)対応
表)図9はサブアドレス:サービスID対応表を表すもの
である。この表は図7で示される属性表の属性ID1001
(サブアドレス:SID対応表)の属性値としてDISK315に
保持されている。サブアドレス:SID対応表はどのサブ
アドレスにコマンドパケットを投入すればどのサービス
(例えばプリント、フォントのダウンロードなど)が得
られるを示すものである。また、この表の有効フラグ等
に従ってインタープリター409は各接続形態ごとにジョ
ブサービスの提供をおこなうかどうかを制御する。表は
各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複
数のレコードの集合としてデータは構成されている。各
レコードは接続形式ID801、サブアドレス802、サービス
ID803、有効フラグ804、有効ユーザのリスト805およ
び無効ユーザのリスト806から構成されている。接続形
式ID801は接続形態を表す識別子を示している。図10は
接続形式IDの意味を示す図であり、0はInternal(ユー
ザインターフェース)、1はTCP/IP(ネットワーク)、2
はIEEE1284.4(IEEE1284)、3はSBPー2(IEEE1394)を表
している。
【0038】サブアドレス802は各接続形態ごとのサブ
アドレスを表している。ユーザインターフェースはサブ
アドレスを有しないが、便宜上サブアドレスを割り当て
ており、このサブアドレス情報とともにユーザインター
フェースからコマンドパケットを投入する。
【0039】サービスID803はサービスの内容を表す識
別子である。サービスID803は図4、図5および図6で示さ
れた各マネージャに一対一で割り当てられている。
【0040】有効フラグ804は、そのサブアドレスが有
効かどうかを表している。この値が真(YHS)の場合に
はサブアドレスが有効であり、ユーザーがコマンドパケ
ットをサブアドレスに対して発行することが出来る。値
が偽(NO)の場合にはサブアドレスは無効であり、コマ
ンドパケットをサブアドレスに対して発行してもパケッ
トは破棄されることを意味する。図8の場合は、接続形
式ID2(IEEE1284)の接続形態を利用した場合サービスI
D8(プリントジョブマネージャー)のサービスを提供で
きない事を表している。
【0041】有効ユーザのリスト805は、サブアドレス
が有効の場合に、そのサービスが受けられるユーザIDの
リストを表している。無効ユーザのリスト806は、サブ
アドレスが有効の場合でも、そのサービスが受けられな
いユーザIDのリストを表している。有効ユーザのリスト
805と無効ユーザのリスト806は、どちらかにしか値を設
定することは出来ない。
【0042】(サービスID:タスクタイプ対応表)図11
はサービスID:タスクタイプ対応表を表すものであり、
タスクタイプは要求されるタスク(サービス)が誰のタ
スクなのか(どのプリンタマネージャーのタスクなのか
等)を示すものである。この表は図7で示される属性表
の属性ID1002(SID : Task Type表)の属性値としてDIS
K315に保持されている。サービスID:タスクタイプ表は
サービスIDがどのような種類のサービスを提供するのか
を表すものである。表は各行が1つの情報単位(レコー
ド)を表わしており、複数のレコードの集合としてデー
タは構成されている。各レコードはサービスID901およ
びタスクタイプ902から構成されている。タスクタイプ9
02はどのような種類のサービスであるかを示している。
図12はタスクタイプ902の値の意味を示す図である。0は
Supervisorが行うサービス、1はプリント、2はスキャ
ン、3はコピー、101はフォント、102はフォームオーバ
ーレイ、103はログ、104はカラープロファイルを表して
いる。サービスIDはサービスを提供するマネージャと一
対一で対応している。このため、サービスIDは各マネー
ジャが有する機能表のアクセスにも使用される。機能表
は各プリンタコントローラおよびスキャナコントローラ
も有しているために、これらにアクセスするためにプリ
ンタコントローラおよびスキャナコントローラにもサー
ビスIDに相当するコントローラIDを割り当てており、コ
ントローラIDがどのような種類のコントローラであるか
をサービスID:タスクタイプ対応表で管理している。タ
スクタイプ201はプリンタコントローラ、202はスキャナ
コントローラを表している。コントローラIDは図4およ
び図5で示された各コントローラと一対一で対応してい
る。
【0043】サービスIDの意味は以下の通りである。 0 : Supervisor410 1 : プリントジョブマネージャ501 2 : プリントジョブマネージャ502 3 : プリントジョブマネージャ503 4 : プリントジョブマネージャ504 5 : プリントジョブマネージャ505 6 : プリントジョブマネージャ506 7 : プリントジョブマネージャ507 8 : プリントジョブマネージャ508 9 : プリントジョブマネージャ509 10 : スキャンジョブマネージャ419 11 : コピージョブマネージャ601 12 : コピージョブマネージャ602 13 : コピージョブマネージャ603 14 : コピージョブマネージャ604 15 : コピージョブマネージャ605 16 : コピージョブマネージャ606 17 : コピージョブマネージャ607 18 : コピージョブマネージャ608 101 : フォントマネージャ413 102 : フォームオーバーレイマネージャ414 103 : ログマネージャ415 104 : カラープロファイルマネージャ416 21 : プリンターコントローラ510 22 : プリンターコントローラ511 23 : プリンターコントローラ512 24 : スキャナーコントローラ420
【0044】(ユーザー認証表)図13はSupervisorが保
持するユーザー認証表を表すものであり、機器を使用出
来るユーザーの認証情報を表わす。この表は図7で示さ
れる属性表の属性ID1003(ユーザー認証表)の属性値と
してDISK315に保持されている。ユーザー認証表は有効
なユーザIDとパスワードの組を、そのユーザが管理者特
権を有するかどうかの情報と共に表わすものである。表
は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、
複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはユーザID1001、パスワード1002および管理
者特権フラグ1003から構成されている。管理者特権フラ
グ1003は、ユーザが管理者としての権利を有するかどう
かを表している。
【0045】(アクセス制御表)図14はSupervisorが保
持するアクセス制御表を表すものであり、サービス毎の
セキュリティレベルを表わす。この表は図7で示される
属性表の属性ID1004(アクセス制御表)の属性値として
DISK315に保持されている。アクセス制御表は、サービ
スIDごとに必要なセキュリティレベル、およびサービス
提供を許されているユーザのリストを保持している。表
は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、
複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはサービスID1101、セキュリティレベル1102
およびユーザIDのリスト1103から構成されている。セキ
ュリティレベル1102はサービスID1101で指定されたサー
ビスを受ける時、つまりサービスID1101で示されるマネ
ージャにコマンドパケットを発行する際に必要な認証情
報を表わしている。図15はセキュリティレベルの意味を
示す図である。セキュリティレベル0はユーザ認証を必
要としないということ、1は管理者のみ区別をするとい
うこと、2は認証されたユーザのみ使用可能であるが、
認証にユーザーIDを使用しパスワードは使用しないとい
うこと、3は認証されたユーザのみ使用可能であり、認
証にユーザーIDとパスワードを使用することを表す。ユ
ーザIDのリスト1103は、セキュリティレベル1102が2と3
の場合に、使用(アクセス)を許可されたユーザIDのリ
ストを表す。
【0046】(イベント設定表)図16はSupervisorが保
持するイベント設定表を表わすものである。この表は図
7で示される属性表の属性ID502(イベント設定表)の属
性値としてDISK315に保持されている。イベント設定表
は指定されたイベントが機器内で起きた時にイベント通
知を送信する方法と宛先を、イベントの種類毎に保持し
ている。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わ
しており、複数のレコードの集合としてデータは構成さ
れている。各レコードはイベントID1201、接続形式1202
および通知先アドレス1203から構成されている。宛先
は、接続形式と接続形式に依存した通知先アドレスとか
ら構成される。イベントID1201は、イベントの種類を表
わすものであり、機器内でユニークに定義されている。
例えば、Event ID200は紙なし、ID399はトナーなし、ID
432はインクなし、ID234は多機能周辺機器のカバーオー
プンを示す。接続形式ID1202は、イベント通知を送信す
る接続形式を表わしており、この値は図9のサブアドレ
ス:サービスID対応表で使用されているものと同一のも
のが使用される。通知先アドレス1203は、接続形式1202
に適合したイベントの通知先宛先を表わすものである。
また、イベントの種類としては、この他に課金制限値を
超えるようなジョブが要求された場合、或いは超えそう
になった場合や、アクセス権の認められていないクライ
アントからのアクセスがあった場合等にクライアントや
各デバイスにこれを通知してもよい。
【0047】(イベントフォーマット表)図17はSuperv
isorが保持するイベントフォーマット表を表わすもので
ありイベントの内容を示す。この表は図7で示される属
性表の属性ID503(イベントフォーマット表)の属性値
としてDISK315に保持されている。イベントフォーマッ
ト表は機器内でユニークに定義されている各イベントID
について、イベント通知として送信される付加データの
形式を保持している。表は各行が1つの情報単位(レコ
ード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデ
ータは構成されている。各レコードはイベントID1301お
よびイベントフォーマット1302から構成されている。イ
ベントフォーマット1302はイベント通知として送信され
る付加データの形式であり、属性IDのリストとして表わ
される。属性IDは機器内でユニークに定義されており、
その型も属性IDによって一意に決定されているため、属
性IDを指定することにより、付加データのフォーマット
を表わすことができる。例えば、イベントフォーマット
1302の属性ID676は紙サイズ、ID756は紙の種類、ID666
はトナーの種類、ID698はインクの種類、ID600はカバー
の位置を示す。以下に示す様に、イベントの送信方法・
宛先は各マネージャおよびコントローラが保持するデー
タ(属性表)に設定されており、これらの各マネージャ
およびコントローラ内で起きたイベントを通知すること
が可能となっているが、これらのイベントの付加データ
のフォーマットも図13で示されるイベントフォーマット
表において保持されている。指定されたイベントが起き
た時、イベントフォーマットで定義されている内容が、
イベントID毎に予め決められたデータと共に通知され
る。
【0048】(アカウントID表)図114の表はSuperviso
rが保持する各アカウントIDに関する情報を表す。この
表は図7で示される属性表の属性ID1005(アカウントID
の表)の属性値としてDISK315に保持されている。この
表は有効なアカウントIDとそれに属するユーザID、チャ
ージを許可するユーザIDの関係を表わすものである。表
は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、
複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはアカウントID8301、それに属するユーザID
のリスト8302、それにチャージを許可するユーザIDのリ
スト8303から構成されている。アカウントIDにはユーザ
IDに使用した値は使用してはならない。アカウントIDと
それに属するユーザーIDの関係は1対多であり、ユーザ
ーIDの数は0でも良い。アカウントIDとそれにチャージ
を許可するユーザーIDの関係は1対多であり、ユーザー
IDの数は0でも良い。
【0049】(現在のカウントデータ表)図115はSuper
visorが保持する現在のカウントデータ表を表すもので
あり、Supervisorの中でカウント対象となっている情報
のリストを表わす。この表は図7で示される属性表の属
性ID401(現在のカウントデータ表)の属性値としてDIS
K315に保持されている。表は各行が1つの情報単位(レ
コード)を表わしており、複数のレコードの集合として
データは構成されている。各レコードはユーザIDもしく
はアカウントID8401およびカウンタ8402から構成されて
いる。カウンタの意味するところは属性ID402の「カウ
ントデータフォーマット」で表わされている。例えば、
アカウントID2003のカウントデータ45、78、34、13はカウ
ントデータフォーマットで表わされた紙サイズのプリン
ト枚数を示す。
【0050】(カウントデータフォーマット表)図116
はSupervisorが保持するカウントデータフォーマット表
を表すものであり、属性IDのリストとして表わされる。
この表は図7で示される属性表の属性ID402(カウントデ
ータフォーマット表)の属性値としてDISK315に保持さ
れている。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表
わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成
されている。各レコードはユーザIDもしくはアカウント
ID8501および属性ID8502から構成されている。属性IDは
機器内でユニークに定義されているため、属性IDを指定
することによりカウントデータの意味を指定することが
可能となっている。例えば、属性ID402の属性値565が用
紙サイズA2のプリント枚数、属性値537が用紙サイズA3
のプリント枚数、属性値545が用紙サイズA4のプリント
枚数、属性値523が用紙サイズA5のプリント枚数を意味
する。
【0051】(カウント制限データ表)図117はSupervi
sorが保持するカウント制限データ表を表すものであ
り、属性ID401の「現在のカウントデータ」が持つこと
が出来る最大値を表わしている。この表は図7で示され
る属性表の属性ID403(カウント制限データ表)の属性
値としてDISK315に保持されている。表は各行が1つの情
報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの
集合としてデータは構成されている。各レコードはユー
ザIDもしくはアカウントID8601および最大値8602から構
成されている。属性ID401の「現在のカウントデータ」
の値のうち1つでもこの最大値を超えた場合、CPU301が
図9で示されるサブアドレス:サービスID対応表の有効
フラグを無効にすることにより全ての(マネージャによ
る)サービスを無効とする。
【0052】(カウント単価データ表)図118はSupervi
sorが保持するカウント単価データを表すものであり、
属性ID402の「カウントデータフォーマット」に保持さ
れている属性IDの1カウント毎の単価を通貨単位で表わ
すものである。この表は図7で示される属性表の属性ID4
04(カウント単価データ表)の属性値としてDISK315に
保持されている。表は各行が1つの情報単位(レコー
ド)を表わしており、複数のレコードの集合としてデー
タは構成されている。各レコードはユーザIDもしくはア
カウントID8701および単価8702から構成されている。
【0053】(現在の課金データ表)図119はSuperviso
rが保持する現在の課金データを表すものであり、属性I
D401の「現在のカウントデータ」と属性ID404の「カウ
ント単価データ」の対応する値を掛け合わせて総和を取
った値を示すものである。この表は図7で示される属性
表の属性ID405(現在の課金データ表)の属性値としてD
ISK315に保持されている。表は各行が1つの情報単位
(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合と
してデータは構成されている。各レコードはユーザIDも
しくはアカウントID8801および現在の課金8802から構成
されている。
【0054】(課金制限データ表)図120はSupervisor
が保持する課金制限データを表すものであり、属性ID40
5の「現在の課金データ」の持つことが出来る最大値を
表わしている。この表は図7で示される属性表の属性ID4
06(課金制限データ表)の属性値としてDISK315に保持
されている。表は各行が1つの情報単位(レコード)を
表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構
成されている。各レコードはユーザIDもしくはアカウン
トID8901および課金制限8902から構成されている。属性
ID405の「現在の課金データ」が属性ID406の「課金制限
データ」を超えた場合、CPU301が図9で示されるサブア
ドレス:サービスID対応表の有効フラグを無効フラグに
することにより全ての(マネージャによる)サービスを
無効とする。
【0055】プリントジョブマネージャーの属性表)図
18は各プリントジョブマネージャ(制御プログラム)50
1から509がDISK315に保持するデータ(属性表)
を表わす。この表は、プリントジョブマネージャが扱う
ことが可能なプリントジョブの性能・機能を表わすもの
である。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わ
しており、複数のレコードの集合としてデータは構成さ
れている。各レコードの内容は図7で示されるSuperviso
rのものと同一であり、属性ID1401、型ID1402および値1
403から構成されている。図19は図18の属性表の属性ID1
401と型ID1402の値を示す図である。図19の属性表の型I
D203(ジョブ表形式)、型ID204(ジョブ依頼表形
式)、型ID81(禁止属性組み合わせリスト1形式)、型I
D82(禁止属性組み合わせリスト2形式)、型ID83(禁止
属性組み合わせリスト3形式)、型ID84(禁止属性組み
合わせリスト4形式)、型ID85(禁止属性組み合わせリ
スト5形式)以外の他の型IDについては図7のSupervisor
の属性表で使用されているものと同一である。
【0056】属性ID601の「サポートしているデータの
ダウンロード方法」は、プリントするドキュメントデー
タの機器への送信方法を表わすものであり、本実施形態
では1:ジョブの中にドキュメントデータを含める方
法、および2:ジョブの中はドキュメントデータの参照
ポインタ(URL: Unified Resource Locator)を含めてお
き、機器から必要に応じて参照ポインタで示されるドキ
ュメントデータを読み出す方法がサポートされている。
【0057】属性ID801、802、803、804、805はプリン
トジョブマネージャに対して投入されるプリントジョブ
の中に設定する属性に関する制限を表す禁止設定属性で
ある。これらは、例えばコピー部数が100を超える場合
は、フィニッシャの設定が不能になるなどといった制限
事項を表すために使用される。禁止設定属性には、その
制限の表現方法として5つの型がある。属性ID801は、
{属性ID1:{属性ID2}}で示す様に、ある属性ID1に
対して別の属性ID2のリストの対を複数保持している。
これは属性ID1の設定がなされている場合は各属性ID2の
設定をプリントジョブスクリプトの中で行えないことを
意味している。
【0058】属性ID802は、{属性ID1:演算子識別子:
値:{属性ID2}}で示す様に、ある属性ID1、演算子識
別子および値に対して、別の属性ID2のリストの対を複
数保持している。これは属性ID1に対して演算子識別子
で示される演算子を値に対して適用した結果が真の場合
は、各属性ID2の設定をプリントジョブスクリプトの中
で行えないことを意味している。演算子識別子は整数値
が2項演算に対して一対一で対応している。例えば、0は
「=(等しい)」を表す。
【0059】属性ID803は、{属性ID1:演算子識別子
1:値1:{属性ID2:演算子識別子2:値2}}で示す様
に、ある属性ID1、演算子識別子1および値1に対して,
別の属性ID2,演算識別子2および値2の組のリストの対
を複数保持している。これは属性ID1に対して演算子識
別子1で示される演算子を値1に対して適用した結果が真
の場合は、各属性ID2に対して演算子識別子2示される演
算子を値2に対して適用した結果が真になる様な設定は
プリントジョブスクリプトの中で行えないことを表す。
【0060】属性ID804は、{(属性ID1:演算子識別子
1:値1):演算識別子3:(属性ID2:演算子識別子2:値
2):{属性ID3}}で示す様に、ある属性ID1、演算子
識別子1および値1と演算識別子3と別の属性ID2、演算識
別子2および値2とに対して,さらに別の属性ID3のリス
トの対を複数保持している。これは属性ID1に対して演
算子識別子1で示される演算子を値1に対して適用した結
果と属性ID2に対して演算子識別子2で示される演算子を
値2に対して適用した結果とを演算子識別子3で示される
演算をした結果が真の場合は、各属性ID3に対する設定
はプリントジョブスクリプトの中で行えないことを表
す。
【0061】属性ID805は、{(属性ID1:演算子識別子
1:値1):演算識別子3:(属性ID2:演算子識別子2:値
2):{属性ID4:演算識別子4:値4}}で示すに、ある
属性ID1、演算子識別子1および値1と演算識別子3と別の
属性ID2、演算識別子2および値2とに対して,さらに別
の属性ID4、演算識別子4および値4の組のリストの対を
複数保持している。これは属性ID1に対して演算子識別
子1で示される演算子を値1に対して適用した結果と属性
ID2に対して演算子識別子2で示される演算子を値2に対
して適用した結果とを演算子識別子3で示される演算を
した結果が真の場合は、各属性ID4に対して演算し4で示
される演算を値4に対して適用した結果が新になる様な
設定はプリントジョブスクリプトの中で行えないことを
表す。
【0062】属性ID2001の「Jobを実行する(可能性の
ある)コントローラ IDリスト」は、プリントジョブを
実行するコントローラのコントローラIDのリストであ
り、プリントジョブマネージャ508以外のプリントジョ
ブマネージャは必ずジョブを実行するコントローラのリ
ストとなっている。プリントジョブマネージャ508はコ
ントローラをジョブの要求している機能によって動的に
コントローラを選択するため、この属性はコントローラ
を選択する範囲を表わすものとなっている。属性ID2002
の「コントローラ自動選択かどうか」は、プリントジョ
ブマネージャがコントローラを自動選択するかどうかが
表わされている。本実施形態では、プリントジョブマネ
ージャ508のみがこの値を真としている。他の属性IDに
ついては図7のSupervisorの属性表で使用されているも
のと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ
範囲は、属性表が属しているプリントジョブマネージャ
の管理下にあるものに限定されている。例えば、属性値
101の「サポートしているオペレーション」は、このプ
リントジョブマネージャに対して発行できるオペレーシ
ョンのリストであり、属性値406の「課金制限データ」
はこのプリントジョブマネージャで実行したプリントジ
ョブに関して課金の制限を加えるものである。課金の制
限を超えた場合の取り扱いも、このプリントジョブマネ
ージャのサービスを無効とするのみで、他のマネージャ
のサービスには影響を与えない。なお、図18に示すプリ
ントジョブマネージャーの属性表はサービスIDが4の属
性表(プリントジョブマネージャー504)であり、サー
ビスID1、2、3、5、6、7、8、9のそれぞれに対応したプリント
ジョブマネージャー501、502、503、505、506、507、508、509
の属性表がDISK315に記憶されておりそれぞれ異なる。
【0063】属性ID10001の「最大印刷可能部数」は、
プリントジョブが可能である印刷最大部数である。属性
ID106の「現在のステータス」は、現在のプリントジョ
ブマネージャの状態を示す。属性値=0:正常、属性値
=1:制限付き正常、属性値=2:異常=サービス不能
状態を示す。属性ID107の「ジョブの実行が制限付きで
可能な場合に参照すべき属性のリスト」は、属性ID106
で属性値=1:制限付き正常、の場合示す属性である。
属性ID108「異常の場合のリスト」は属性ID106におい
て、属性値=2:異常=サービス不能状態の場合、「異
常時の理由」を示す属性である。プリントジョブマネー
ジャは常に現在の状況に応じて、属性ID106、属性ID10
7、属性ID108の値および属性ID107の値で示される各属
性の値を動的に変更する。
【0064】ちなみに図18の属性表の状態の場合、プ
リントジョブマネージャの状態が「制限付き正常(属性
値=1)」を表しており、その制限が属性ID10001「最大印
刷可能部数(属性値=10)」に制限されていることを示
す。
【0065】(ジョブ表)図20はプリントジョブマネー
ジャが保持するデータ(ジョブ表)を示す図であり、プ
リントマネージャーが管理するジョブの実体を保持する
ファイル名とジョブIDとの対応表を示す。表は図18で示
される属性表の属性ID(ジョブ表)の属性値としてRAM3
02に保持されている。プリントジョブマネージャーがRA
M302上のジョブ表を動的に変更し必要に応じてDISK315
に保存する。表は各行が1つの情報単位(レコード)を
表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構
成されている。各レコードはジョブID1501およびジョブ
の実体が保持されているファイル名1502から構成されて
いる。ジョブID1501はプリントジョブマネージャにジョ
ブが投入されたときに、プリントジョブマネージャが割
り当てたジョブに対する識別子である。ジョブのファイ
ル名1502は、ジョブの実体が保持されているファイルの
名前である。ジョブの実体は図52に示す様に、属性ID、
属性値サイズおよび属性値の組を複数持つことにより構
成されている。
【0066】(ジョブ依頼表)図21はプリントジョブマ
ネージャが保持するジョブ依頼表を表わす図であり、プ
リントマネージャーが管理するジョブとコントローラー
によって実行されるジョブとの関係を示す。この表は図
18で示される属性表の属性ID2004(ジョブ依頼表)の属
性値としてDISK315に保持されている。ジョブ依頼表
は、プリントジョブマネージャが管理するジョブがどの
コントローラでどのジョブとして実行されているかを表
わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコー
ド)を表わしており、複数のレコードの集合としてデー
タは構成されている。各レコードはジョブID1503、コン
トローラID1504およびコントローラの中で割り当てられ
ているジョブID1505から構成されている。ジョブID1503
はプリントジョブマネージャにジョブが投入されたとき
に、プリントジョブマネージャが割り当てたジョブに対
する識別子であり、ジョブ表(図20)にあるジョブID15
01と対応している。コントローラID1504はジョブが実行
されているコントローラのIDを表わす。ジョブID1505
は、ジョブを実行するコントローラが割り当てたジョブ
の識別子である。
【0067】(スキャンジョブマネージャーの属性表)
図22はスキャンジョブマネージャ419が保持するデータ
である属性表を表わす。この表は、スキャンジョブマネ
ージャが扱うことが可能なスキャンジョブの性能・機能
を表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコ
ード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデ
ータは構成されている。各レコードの内容は図7で示さ
れるSupervisorのものと同一であり、属性ID1601、型ID
1602 および値1603から構成されている。図23は図22の
属性表の属性IDと型IDの値を示す図である。属性ID=602
の「サポートしているデータのアップロード方法」は、
スキャンしたドキュメントデータの機器への送信方法を
表わすものであり、当実施例では1:ジョブの返信中に
ドキュメントデータを含める方法、および2:ドキュメ
ントデータを機器内に保持しておきジョブの返信中には
ドキュメントデータへの参照ポインタ(URL: Unified R
esource Locator)を含めておき、ホスト(Client)から
必要に応じて参照ポインタで示されるドキュメントデー
タを読み出す方法がサポートされている。属性ID=1201
の「出力可能な画像フォーマットのリスト」は出力可能
な画像のデータフォーマットを、属性ID=1203の「設定
可能な解像度のリスト」は設定可能な解像度を表わして
おり、スキャンジョブを発行する際にこの中にあるもの
をデータフォーマットおよび解像度として指定すること
が出来る。属性ID=1204の「判別可能な原稿種別」は、S
canner Engine102のセンサー機能を使って判別可能な原
稿の種別(モノクロかカラーか、テキストかイメージ
か、など)を表しており、スキャンジョブを発行する際
にこの中の種別を組み合わせ、ある原稿種別の際はこの
データフォーマットや解像度とするといった指定が可能
である。また、この中の値の1つは「プリスキャン」を
示す特別な値であり、これはプリスキャン設定時にどの
データフォーマットか解像度を利用するかを指定するの
に利用される。属性ID=108のジョブ表に関しては、図2
0で示されたプリントジョブマネージャが保持するもの
と同一である。
【0068】他の属性IDについては図7のSupervisorの
属性表で使用されているものと同一である。ただし、設
定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属している
スキャンジョブマネージャの管理下にあるものに限定さ
れている。図23の属性表の型ID203(ジョブ表形式)以
外の他の型IDについては図7のSupervisorの属性表で使
用されているものと同一である。属性ID106の「現在の
ステータス」は、現在のスキャンジョブマネージャの状
態を示す。属性値=0:正常、属性値=1:制限付き正
常、属性値=2:異常=サービス不能状態を示す。属性
ID107の「ジョブの実行が制限付きで可能な場合に参照
すべき属性のリスト」は、属性ID106で属性値=1:制
限付き正常、の場合示す属性である。属性ID108「異常
の場合のリスト」は属性ID106において、属性値=2:
異常=サービス不能状態の場合、「異常時の理由」を示
す属性である。スキャンジョブマネージャは常に現在の
状況に応じて、属性ID106、属性ID107、属性ID108の値
および属性ID107の値で示される各属性の値を動的に変
更する。
【0069】(コピージョブマネージャーの属性表)図
24は各コピージョブマネージャ601から608が保持するデ
ータ(属性表)を表わす。この表は、コピージョブマネ
ージャが扱うことが可能なコピージョブの性能・機能を
表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコー
ド)を表わしており、複数のレコードの集合としてデー
タは構成されている。各レコードの内容は図7で示され
るSupervisorのものと同一であり、属性ID1701、型ID17
02および値1703から構成されている。図25は図24の属性
表の属性ID1701と型ID1702の値を示す。属性ID1302(カ
ラー印刷可能か)、属性ID1303(サポートしているフィ
ニッシングの種類)、属性ID1304(設定可能最高解像
度)、属性ID1305(設定可能最低解像度)、属性ID2001
(Jobを実行する可能性のあるコントローラ IDリス
ト)、属性ID2002(コントローラ自動選択かどうか)、
属性ID2003(ジョブ表)は、プリントジョブマネージャ
ー及びスキャンジョブマネージャーの説明の中で示され
たものと同一である。また、属性ID1302(カラー印刷可
能か)、属性ID1303(サポートしているフィニッシング
の種類)、属性ID1304(設定可能最高解像度)、属性ID
1305(設定可能最低解像度)、属性ID2001(Jobを実行
する可能性のあるコントローラ IDリスト)、属性ID200
2(コントローラ自動選択かどうか)、属性ID2003(ジ
ョブ表)、型ID203(ジョブ表形式)以外の属性IDと型I
Dについては図7のSupervisorの属性表で使用されている
ものと同一である。なお、図24に示すコピージョブマネ
ージャーの属性表はサービスID が18の属性表(コピー
ジョブマネージャー608)であり、サービスID11、12、13、
14、15、16、17のそれぞれに対応したコピージョブマネー
ジャー601、602、603、604、605、606、607の属性表がそれぞ
れDISK315に記憶されておりそれぞれ異なる。属性ID100
01の「最大印刷可能部数」は、コピージョブが可能であ
る印刷最大部数である。属性ID106の「現在のステータ
ス」は、現在のコピージョブマネージャの状態を示す。
属性値=0:正常、属性値=1:制限付き正常、属性値=
2:異常=サービス不能状態を示す。属性ID107の「ジ
ョブの実行が制限付きで可能な場合に参照すべき属性の
リスト」は、属性ID106で属性値=1:制限付き正常、
の場合示す属性である。属性ID108「異常の場合のリス
ト」は属性ID106において、属性値=2:異常=サービ
ス不能状態の場合、「異常時の理由」を示す属性であ
る。コピージョブマネージャは常に現在の状況に応じ
て、属性ID106、属性ID107、属性ID108の値および属性I
D107の値で示される各属性の値を動的に変更する。
【0070】(フォントマネージャーの属性表)図26は
フォントマネージャ413がDISK315に保持するデータ(属
性表)を表わす。この表は、フォントマネージャが扱う
ことが可能なフォントのタイプや、現在フォントマネー
ジャが管理しているフォントのリストなどを表わすもの
である。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わ
しており、複数のレコードの集合としてデータは構成さ
れている。各レコードの内容は図7で示されるSuperviso
rのものと同一であり、属性ID1801、型ID1802および値1
803から構成されている。図27は図26の属性表の属性ID1
801と型ID1802の値を示す。属性ID601(サポートしてい
るデータのダウンロード方法)、属性ID602(サポート
しているデータのアップロード方法)、属性ID1501(サ
ポートしているフォントタイプのリスト)、属性ID1502
(最大保持可能フォント数)、属性ID1503(現在保持し
ているフォント数)、属性ID1504(保持しているフォン
トのリスト)、型ID150(フォント表)以外の属性IDと
型IDは図7のSupervisorの属性表で使用されているもの
と同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範
囲は、属性表が属しているフォントマネージャの管理下
にあるものに限定されている。属性ID601の「サポート
しているデータのダウンロード方法」、および属性ID60
2の「サポートしているデータのアップロード方法」は
それぞれプリントジョブマネージャの説明中およびスキ
ャンジョブマネージャの説明中で説明されているものと
同一であり、サポートしているフォントデータのダウン
ロード方法およびアップロード方法を示すものである。
属性ID106の「現在のステータス」は、現在のフォント
マネージャの状態を示す。属性値=0:正常、属性値=
1:制限付き正常、属性値=2:異常=サービス不能状
態を示す。属性ID107の「ジョブの実行が制限付きで可
能な場合に参照すべき属性のリスト」は、属性ID106で
属性値=1:制限付き正常、の場合示す属性である。属
性ID108「異常の場合のリスト」は属性ID106において、
属性値=2:異常=サービス不能状態の場合、「異常時
の理由」を示す属性である。フォントマネージャは常に
現在の状況に応じて、属性ID106、属性ID107、属性ID10
8の値および属性ID107の値で示される各属性の値を動的
に変更する。
【0071】(フォント表)図28はフォントマネージャ
が保持するフォント表を表わすものである。この表は図
26で示される属性表の型ID1504(フォント表)の属性値
としてDISK315に保持されている。フォント表は、フォ
ントマネージャがどの様なフォントを現在管理している
かを表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レ
コード)を表わしており、複数のレコードの集合として
データは構成されている。各レコードはフォントID190
1、フォントタイプ1902、フォント名1903およびフォン
トデータを含むファイル名1904から構成されている。フ
ォントデータはDISK315に記憶されており、フォントID1
901はフォントデータがRAM302にダウンロードされたと
きに、フォントマネージャが割り当てたフォントに対す
る識別子である。
【0072】(フォームオーバーレイマネージャーの属
性表)図29はフォームオーバーレイマネージャ414がDIS
K315に保持するデータ(属性表)を表わす。この表は、
フォームオーバーレイマネージャが扱うことが可能なフ
ォームオーバーレイのフォーマットや、現在フォームオ
ーバーレイマネージャが管理しているフォームオーバー
レイのリストなどを表わすものである。表は各行が1つ
の情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコー
ドの集合としてデータは構成されている。各レコードの
内容は図7で示されるSupervisorのものと同一であり、
属性ID2001、型ID2002および値2003から構成されてい
る。図30は図29の属性表の属性IDと型IDの値を示す。属
性ID601(サポートしているデータのダウンロード方
法)、属性ID602(サポートしているデータのアップロ
ード方法)、属性ID1601(サポートしているフォームオ
ーバーレイのフォーマットのリスト)、属性ID1602(最
大保持可能フォームオーバーレイ数)、属性ID1603(現
在保持しているフォームオーバーレイ数)、属性ID1604
(保持しているフォームオーバーレイのリスト)、型ID
160(フォーム表)以外の属性IDと型IDについては図7の
Supervisorの属性表で使用されているものと同一であ
る。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性
表が属しているフォームオーバーレイマネージャの管理
下にあるものに限定されている。属性ID601の「サポー
トしているデータのダウンロード方法」、および属性ID
602の「サポートしているデータのアップロード方法」
はそれぞれプリントジョブマネージャの説明中およびス
キャンジョブマネージャの説明中で説明されているもの
と同一であり、サポートしているフォームオーバーレイ
データのダウンロード方法およびアップロード方法を示
すものである。属性ID106の「現在のステータス」は、
現在のフォームオーバーレイマネージャの状態を示す。
属性値=0:正常、属性値=1:制限付き正常、属性値=
2:異常=サービス不能状態を示す。属性ID106の「ジ
ョブの実行が制限付きで可能な場合に参照すべき属性の
リスト」は、属性ID106で属性値=1:制限付き正常、
の場合示す属性である。属性ID108「異常の場合のリス
ト」は属性ID106において、属性値=2:異常=サービ
ス不能状態の場合、「異常時の理由」を示す属性であ
る。フォームオーバーレイマネージャは常に現在の状況
に応じて、属性ID106、属性ID107、属性ID108の値およ
び属性ID107の値で示される各属性の値を動的に変更す
る。
【0073】(フォームオーバーレイ表)図31はフォー
ムオーバーレイマネージャ414が保持するフォームオー
バーレイ表を表わすものである。この表は図29で示され
る属性表の属性ID1604(フォームオーバーレイ表)の属
性値としてDISK315に保持されている。フォームオーバ
ーレイ表は、フォームオーバーレイマネージャがどの様
なフォームオーバーレイを現在管理しているかを表わす
ものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を
表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構
成されている。各レコードはフォームオーバーレイID21
01、フォームオーバーレイのデータフォーマット2102、
フォームオーバーレイ名2103およびフォームオーバーレ
イデータを含むファイル名2104から構成されている。フ
ォームオーバーレイデータはDISK315に記憶されてお
り、フォームオーバーレイID2101はフォームオーバーレ
イデータがRAM302にダウンロードされたときに、フォー
ムオーバーレイマネージャが割り当てたフォントに対す
る識別子である。
【0074】(ログマネージャーの属性表)図32はログ
マネージャ415がDISK315に保持するデータ(属性表)を
表わす。この表は、現在ログマネージャが管理している
ログのリストなどを表わすものである。表は各行が1つ
の情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコー
ドの集合としてデータは構成されている。各レコードの
内容は図7で示されるSupervisorのものと同一であり、
属性ID2201、型ID2202および値2203から構成されてい
る。図33は図32の属性表の属性IDと型IDの値を示す。属
性ID602(サポートしているデータのアップロード方
法)、属性ID1703(保持されているLog数)、属性ID170
4(ログ表)、属性ID1705(Logのフォーマット表)、型
ID170(ログ表)、型ID171(ログフォーマット表形式)
以外の属性IDと型IDについては図7のSupervisorの属性
表で使用されているものと同一である。ただし、設定の
範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているログ
マネージャの管理下にあるものに限定されている。
【0075】(ログ表)図34はログマネージャ415が保
持するログ表を表わすものである。この表は図32で示さ
れる属性表の属性ID1704(ログ表)の属性値としてDISK
315に保持されている。ログ表は、ログマネージャがど
の様なログを現在管理しているかを表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしてお
り、複数のレコードの集合としてデータは構成されてい
る。各レコードはログID2301、およびログデータを含む
ファイル名2302から構成されている。ログID2301はあら
かじめ種類に対して規定されているログの識別子であ
る。
【0076】(ログデータの内容)図35はログマネージ
ャがDISK315で管理するログデータの内容を表わすもの
である。ログデータはログレコードの集合として構成さ
れる。各ログレコードはログフォーマットID2401、記録
日時2402およびログデータ2403とから構成されている。
ログフォーマットID2401は、図36で示されるログフォー
マット表に記録されているログのフォーマット情報を参
照しており、ログデータ2403のフォーマットを表わして
いる。例えば、LogFormatID1のログデータ「12345、4、
1.23、“OK”」は、サービスID1のプリントジョブマネ
ージャーにジョブを発行したユーザーIDが12345で、出
力した紙数が4で、使用したトナー量が1.23、ジョブの
終了状態がOKを示す。
【0077】(ログフォーマット表)図36はログマネー
ジャ415が保持するログフォーマット表を表わすもので
ある。この表は図32で示される属性表の属性ID(ログフ
ォーマット表)の属性値としてDISK315に保持されてい
る。ログフォーマット表は、ログマネージャ415が管理
する各ログデータ内で記録されているログのフォーマッ
トを表わしている。表は各行が1つの情報単位(レコー
ド)を表わしており、複数のレコードの集合としてデー
タは構成されている。各レコードはログフォーマットID
2501、およびログフォーマット2502とから構成されてい
る。ログフォーマットはサービスID:属性ID対のリスト
として表わされる。属性IDは機器内でユニークに定義さ
れており、その型も属性IDによって一意に決定されてい
るため、属性IDを指定することにより、ログデータのフ
ォーマットを表わすことができる。ログフォーマット25
02のサービスID:属性ID対のリストと、ログデータ2403
の中の値のリストは、順番によって対応している。例え
ば、ログフォーマット2502リストの3番目のサービスI
D:属性ID対はログデータの3番目の値のフォーマットを
意味する。例えば、LogFormatID1のフォーマット「1:7
01、1:565、1:765、1:777」は、サービスID1のプリント
ジョブマネージャーにジョブを発行したユーザーID、出
力した紙数、使用したトナー量、ジョブの終了状態を示
す。また、LogFormatID2のフォーマット「11:701、11:
565、11:765、11:777」は、サービスID11のプリントジ
ョブマネージャーにジョブを発行したユーザーID、出力
した紙数、使用したトナー量、ジョブの終了状態を示
す。
【0078】(カラープロファイルマネージャーの属性
表)図37はカラープロファイルマネージャ416がDISK315
に保持するデータ(属性表)を表わす。この表は、カラ
ープロファイルマネージャが扱うことが可能なカラープ
ロファイルのフォーマットや、現在カラープロファイル
マネージャが管理しているカラープロファイルのリスト
などを表わすものである。表は各行が1つの情報単位
(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合と
してデータは構成されている。各レコードの内容は図7
で示されるSupervisorのものと同一であり、属性ID260
1、型ID2602および値2603から構成されている。図38は
図37の属性表の属性IDと型IDの値を示す。属性ID601
(サポートしているデータのダウンロード方法)、属性
ID602(サポートしているデータのアップロード方
法)、属性ID1801(サポートしているカラープロファイ
ルデータのフォーマットのリスト)、属性ID1802(最大
保持可能カラープロファイル数)、属性ID1803(現在保
持しているカラープロファイル数)、属性ID1804(カラ
ープロファイル表)、型ID180(カラープロファイル表
形式)以外の他の属性IDについては図7のSupervisorの
属性表で使用されているものと同一である。ただし、設
定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属している
カラープロファイルマネージャの管理下にあるものに限
定されている。属性ID601の「サポートしているデータ
のダウンロード方法」、および属性ID602の「サポート
しているデータのアップロード方法」はそれぞれプリン
トジョブマネージャの説明中およびスキャンジョブマネ
ージャの説明中で説明されているものと同一であり、サ
ポートしているフォントデータのダウンロード方法およ
びアップロード方法を示すものである。属性ID106の
「現在のステータス」は、現在のカラープロファイルマ
ネージャの状態を示す。属性値=0:正常、属性=値1:
制限付き正常、属性値=2:異常=サービス不能状態を
示す。属性ID107の「ジョブの実行が制限付きで可能な
場合に参照すべき属性のリスト」は、属性ID106で属性
値=1:制限付き正常、の場合示す属性である。属性ID
108「異常の場合のリスト」は属性ID106において、属性
値=2:異常=サービス不能状態の場合、「異常時の理
由」を示す属性である。カラープロファイルマネージャ
は常に現在の状況に応じて、属性ID106、属性ID107、属
性ID108の値および属性ID107の値で示される各属性の値
を動的に変更する。
【0079】(カラープロファイル表)図39はカラープ
ロファイルマネージャが保持するカラープロファイルを
表わすものである。この表は図37で示される属性表の属
性ID1804(カラープロファイル表)の属性値としてDISK
315に保持されている。カラープロファイル表は、カラ
ープロファイルマネージャがどの様なカラープロファイ
ルを現在管理しているかを表わすものである。表は各行
が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数の
レコードの集合としてデータは構成されている。各レコ
ードはカラープロファイルID2701、カラープロファイル
フォーマット2702およびカラープロファイルデータを含
むファイル名2703から構成されている。カラープロファ
イルID2701はカラープロファイルデータがダウンロード
されたときに、カラープロファイルマネージャが割り当
てたカラープロファイルに対する識別子である。カラー
プロファイルデータとは、Scanner Engine102から送ら
れるデータや Ink Jet Printer Engine105へ送られるデ
ータを補正してカラーマッチングを行うための補正デー
タである。
【0080】(プリンタコントローラの属性表)図40は
各プリンタコントローラ510、511、512がDISK315に保持
するデータ(属性表)を表わす。この表は、プリンタコ
ントローラが制御しているプリントエンジンおよびフィ
ニッシャーの性能・機能を表わすものであり、性能・機
能に関する値は書き換えが出来ない。表は各行が1つの
情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコード
の集合としてデータは構成されている。各レコードの内
容は図7で示されるSupervisorのものと同一であり、属
性ID2801、型ID2802および値2803から構成されている。
図41は図40の属性表の属性IDと型IDの値を示す。属性ID
12(コントローラタイプ)、属性ID13(コントローラI
D)、属性ID5001(カラー印刷可能かどうか)、属性ID5
002(サポートしているフィニッシングの種類)、属性I
D5003(設定可能最高解像度)、属性ID5004(設定可能
最低解像度)、属性ID5005(ジョブキュー表)、型ID50
0(ジョブキュー表形式)以外の属性IDと型IDについて
は図7のSupervisorの属性表で使用されているものと同
一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲
は、属性表が属しているプリンタコントローラの管理下
にあるものに限定されている。なお、図40に示すプリン
タコントローラの属性表はサービスIDが21の属性表(プ
リンタコントローラ510)であり、サービスID22、23のそ
れぞれに対応したプリンタコントローラ511、512の属性
表がDISK315に記憶されておりそれぞれ異なる。
【0081】(ジョブキュー表)図42はプリンタコント
ローラが保持するジョブキュー表を表わすものである。
この表は図40で示される属性表の属性ID5005(ジョブキ
ュー表)の属性値としてDISK315に保持されている。ジ
ョブキュー表は、プリンタコントローラが管理・実行す
るジョブがどの様な状態にあるのかを表わすものであ
る。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わして
おり、複数のレコードの集合としてデータは構成されて
いる。各レコードはジョブID2901、ジョブステータス29
02およびジョブの実体が保持されているファイル名2903
から構成されている。ジョブID2901はプリンタコントロ
ーラにジョブが投入されたときに、プリンタコントロー
ラが割り当てたジョブに対する識別子である。図43は図
42のジョブステータス2902(ジョブの状態)を表わす図
である。1はジョブの終了処理中、2はジョブがエンジン
で実行中、3は実行待ち状態であることを示す。ジョブ
のファイル名2903は、ジョブの実体が保持されているフ
ァイルの名前である。ジョブの実体は図52に示す様に、
属性ID、属性値サイズおよび属性値の組を複数持つこと
により構成されている。
【0082】(スキャンコントローラーの属性表)図44
はスキャナコントローラ420がDISK 315に保持するデー
タ(属性表)を表わす。この表は、スキャナコントロー
ラが制御しているスキャナエンジン性能・機能を表わす
ものであり、性能・機能に関する値は書き換えが出来な
い。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わして
おり、複数のレコードの集合としてデータは構成されて
いる。各レコードの内容は図7で示されるSupervisorの
ものと同一であり、属性ID3001、型ID3002および値3003
から構成されている。図45は図44の属性表の属性IDと型
IDの値を示す。属性ID12(コントローラタイプ)、属性
ID13(コントローラID)、属性ID6001(カラースキャン
可能かどうか)、属性ID6002(最大原稿サイズ)、属性
ID6003(設定可能最高解像度)、属性ID6004(設定可能
最低解像度)以外の他の属性IDについては図7のSupervi
sorの属性表で使用されているものと同一である。ただ
し、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属し
ているプリンタコントローラの管理下にあるものに限定
されている。
【0083】(コマンドパケットの構造)図46は、ユー
ザインターフェースマネージャ405、TCP/IP・UDP/IP
処理モジュール406、IEEE1284.4処理モジュール407およ
びSBPー2処理モジュール408からインタープリンター409
に対して出力されるコマンドパケットの構造を表わすも
のである。またこのコマンドパケットはインタープリタ
409からユーザインターフェースマネージャ405、TCP/I
P・UDP/IP処理モジュール406、IEEE1284.4処理モジュ
ール407およびSBPー2処理モジュール408に出力される返
信パケットおよびイベントパケットの構造も表わしてい
る。パケットは、パケットの先頭を表わすパケットヘッ
ダ3101、パケットの構造バージョンを表わすパケットバ
ージョン3102、パケットの性格を表わすフラグ3103、ど
んな種類の操作を行うのかを表わすオペレーションコー
ド3104、Client(PC)が返信パケットを認識するために
使用するブロック番号3105、パラメータ3110の長さ表わ
すパラメータ長3106、ユーザの認証に使用されるユーザ
ID3107とパスワード3108、返信パケットにのみ使用され
返信の一般的な状態を表わすステータスコード3109およ
びオペレーションコード3105毎に決められたフォーマッ
トを持つパラメータ3110から構成されている。パラメー
タ3110には、アクセス対象サービスID、アクセス対象属
性ID等を含む。フラグ3104には、パケットがコマンドパ
ケット・イベントパケットであるかまたは返信パケット
であるかを表わすもの3111、およびパラメータ3110に送
信すべきデータが入りきらず、次に送信されるパケット
にも続きのデータが入っていることを示す連続フラグ31
12とがある。パラメータ3110の長さは、パラメータ長31
06が表わされる数(64kバイト)に制限されている。具
体的には、Ethernet208に接続されているClientPC202、2
03はIPアドレス、ポート番号を指定して多機能周辺機器
201に接続しIPパケットデータをNetwork Interface305
(107)へ出力する。IEEE1394インタフェース206に接続さ
れているClientPC204はノードIDとLUN(ロジカルユニッ
トナンバー)を指定して多機能周辺機器201と接続しSBP
ー2パケットデータをIEEE1394 Interface306(108)へ出
力する。IEEE1284インタフェース207に接続されているC
lientPC205はソケット番号を指定して多機能周辺機器20
1と接続しIEEE1284.4パケットデータをIEEE1284 Inter
face307(109)へ出力する。Network Interface Driver40
2, IEEE 1284 Interface Driver403, IEEE1394 Interfa
ce Driver404で図46に示すコマンドパケットの先頭にそ
れぞれIP Header, 1284Header, 1394 Headerが付加され
たトランスポートパケットをTCP/IP・UDP/IP処理モジュ
ール406, IEEE1284.4処理モジュール407、SBPー2処理モ
ジュール408に出力する。TCP/IP・UDP/IP処理モジュー
ル406,IEEE1284.4処理モジュール407、SBPー2処理モジ
ュール408は入力した各トランスポートパケットの処理
を行い図46に示すコマンドパケットを抽出しInterprete
r/Generater409に出力する。
【0084】(コマンドパケットの処理)図47は多機能
周辺機器201におけるコマンドパケットの処理フローを
表わすものである。ステップ3201において、各インター
フェース401、402、403、404から入力されたデータを各
トランスポート処理モジュール405、406、407、408が処
理し図46に示すコマンドパケットを抽出する。抽出され
たコマンドパケットは、データが入力された接続形式の
情報(接続形式ID)およびサブアドレスと共にTCP/IP・
UDP/IP処理モジュール406, IEEE1284.4処理モジュール4
07、SBPー2処理モジュール408からインタープリタ409に
入力される。ステップ3202において、インタープリタ40
9はSupervisor410が保持するサブアドレス:サービスID
対応表(図9)を参照し、入力された接続形式IDとサブ
アドレスとを比較することにより、サービスIDを得ると
共にデータ入力が有効かどうかをチェックする。チェッ
クの結果、データ入力が有効でない場合は、ステップ32
04においてコマンドパケットを破棄して終了する。デー
タ入力が有効の場合は、ステップ3203においてコマンド
パケットの解析を図46のパケット構造に基づいて行う。
パケットの解析の結果、図46で示される各項目は、それ
ぞれ独立した別々の情報として出力される。ステップ32
05において、サービスIDを基にアクセス制御表(図14)
を参照することによりサービスIDに対応するセキュリテ
ィレベルを取得、また、課金データを取得する。
【0085】ステップ3206において、ステップ3205にお
いて取得したセキュリティレベルが0または1であるかを
調べる。セキュリティレベルが0または1の場合は、セキ
ュリティレベルのチェック(セキュリティゲート411)
を行わずにディスパッチャ412に入力する。ステップ320
6においてセキュリティレベルが0または1以外の時は、
ステップ3207においてセキュリティレベルが2であるか
どうかを調べる。セキュリティレベルが2の場合はステ
ップ3209においてコマンドパケットに含まれていたユー
ザID(UID)がユーザ認証表(図13)内に存在するかど
うかをチェックする。ユーザIDが含まれていない場合、
権限がないものとしてステップ3210においてエラー返信
情報を生成し、インタープリンター409によってパケッ
ト(ステータスコード3109にエラー情報を埋め込む)を
生成しコマンドパケット送信元に送信する。ユーザIDが
含まれている場合、ディスパッチャ412に入力する。送
信元アドレスはトランスポートパケット(Header)から
抽出される。ステップ3207において、セキュリティレベ
ルが2以外の場合は、ステップ3208においてコマンドパ
ケットに含まれていたユーザID:パスワードの対がユー
ザ認証表(図13)内に存在するかどうかをチェックす
る。ユーザID:パスワードの対が含まれていない場合、
権限がないものとして3211においてエラー返信情報を生
成し、インタープリンター409によってパケットを生成
しコマンドパケット送信元に送信する。ユーザIDが含ま
れている場合、ディスパッチャ412に入力する。ステッ
プ3212において、ステップ3205において取得した課金デ
ータよりチャージの対象がユーザIDであるかを判断す
る。ユーザIDでない場合は、アカウントID(AID)に課
金されるものとし、ステップ3213においてアカウントID
の指定があるかどうかを調べる。指定がある場合は、ス
テップ3214においてアカウントID表(図114)でユーザID
が指定されたアカウントIDに属しているかまたはチャー
ジが許可されているかをチェックする。どちらでもない
場合は、権限がないものとしてステップ3215においてエ
ラー返信情報を生成し、インタープリンター409によっ
てパケットを生成しコマンドパケット送信元に送信す
る。アカウントIDに属しているかまたはチャージが許可
されている場合は、アカウントIDをディスパッチャ412
に入力する。ステップ3213においてアカウントIDの指定
がなかった場合は、ステップ3216においてアカウントID
表(図114)でユーザIDが属しているアカウントIDを検索
する。アカウントIDがみつからなかった場合は、権限が
ないものとしてステップ3217においてエラー返信情報を
生成し、インタープリンター409によってパケットを生
成しコマンドパケット送信元に送信する。属しているア
カウントIDがみつかった場合は、アカウントIDをディス
パッチャ412に入力する。ステップ3218においてディス
パッチャ412は、サービスIDを元に配布先のマネージャ
を決定し、決定されたマネージャーに対してデータが入
力された接続形式IDとサブアドレス、送信元のアドレ
ス、オペレーションコード、ブロック番号、フラグ情
報、ユーザID、パスワード、パラメータ長、パラメー
タおよび課金対象のIDを配布する。そして、ステップ32
19において各マネージャは、これらの情報を処理する。
【0086】(属性表のアクセス処理)図48は、多機能
周辺機器201が保持する各マネージャ・各コントローラ
の属性表に対する読み出し・書き込みを、Clientが指示
した場合の処理を表す。各マネージャ・各コントローラ
が保持する属性表からの読み込みおよび書き込みは、Su
pervisorの有するサブアドレスに対して適当なコマンド
パケットを送信することにより行う。属性表読み出し用
コマンドパケットにはパラメータとして、アクセス対象
サービスIDおよびアクセス対象属性IDが含まれている。
また、属性表書き込み用コマンドパケットにはパラメー
タとして、アクセス対象サービスID、アクセス対象属性
IDおよび属性IDに対応した属性値が含まれている。Clie
ntから多機能周辺機器201に送られたパケットデータ
は、図47に示すフローによって処理され、Supervisorに
配布される。ステップ3301においてオペレーションコー
ド3104が、属性値読み出し用コード(”Get”)である
かどうかチェックする。オペレーションコードが”Ge
t”である場合は、ステップ3301においてサービスIDを
元にアクセス対象の属性表全体を取得する。サービスID
が0の場合は図7に示すSupervisor410の属性表、サービ
スIDが1、2、3、4、5、6、7、8、9の場合は図18に示すようなプ
リントジョブマネージャーの属性表、サービスIDが10の
場合は図22示すようなスキャンジョブマネージャー419
の属性表、サービスIDが11、12、13、14、15、16、17、18の場
合は図24に示すようなコピージョブマネージャーの属性
表、サービスIDが101の場合は図26に示すようなフォン
トマネージャー413の属性表、サービスIDが102の場合は
図29に示すようなフォームオーバーレイマネージャー41
4の属性表、サービスIDが103の場合は図32に示すような
ログマネージャー415の属性表、サービスIDが104の場合
は図37に示すようなカラープロファイルマネージャー41
6の属性表、サービスIDが21、22、23の場合は図40に示す
ようなプリンタコントローラの属性表、サービスIDが24
の場合は図44に示すようなスキャナコントローラ420の
属性表を取得する。なお、図18に示すプリントジョブマ
ネージャーの属性表はサービスIDが4の属性表(プリン
トジョブマネージャー504)であり、サービスID1、2、3、
5、6、7、8、9のそれぞれに対応したプリントジョブマネー
ジャー501、502、503、505、506、507、508、509の属性表がDIS
K315に記憶されている。同様に、図24に示すコピージョ
ブマネージャーの属性表はサービスID が18の属性表
(コピージョブマネージャー608)であり、サービスID1
1、12、13、14、15、16、17のそれぞれに対応したコピージョ
ブマネージャー601、602、603、604、605、606、607の属性表
がそれぞれDISK315に記憶されている。また、同様に、
図40に示すプリンタコントローラの属性表はサービスID
が21の属性表(プリンタコントローラ510)であり、サ
ービスID22、23のそれぞれに対応したプリンタコントロ
ーラ511、512の属性表がDISK315に記憶されている。
【0087】その後、ステップ3303において、指定され
た属性値が取得可能かどうかを検査する。検査は、対象
となる属性表の「管理者のみが取得出来る属性ID リス
ト」(属性ID=105)の値を取得し、この中に取得指示
された属性IDが含まれているかどうかを調べることによ
り行う。属性IDが含まれていれば、値を取得することは
出来ないので、ステップ3305においてエラー返信パケッ
トを作成し、これを送信して終了する。属性IDが含まれ
ていなければ、ステップ3304において指定された属性ID
を元に属性表を検索し、該当する属性IDを持つ型IDと属
性値を取得する。ステップ3306において、型IDに基づい
て返信パケットを生成し、ステップ3307においてこの返
信パケットを送信して終了する。ステップ3301において
オペレーションコードが”Get”でない場合は、ステッ
プ3308において、オペレーションコードが、属性値書き
込み用コード(”Set”)であるかどうかチェックす
る。オペレーションコードが”Set”である場合は、ス
テップ3309においてサービスIDに基づいてアクセス対象
の属性表全体を取得する。その後、ステップ3310におい
て、指定された属性値が設定可能かどうかを検査する。
検査は、対象となる属性表の「管理者のみが設定出来る
属性ID リスト」(属性ID=104)の値を取得し、この中
に設定指示された属性IDが含まれているかどうかを調べ
ることにより行う。属性IDが含まれていれば、値を取得
することは出来ないので、ステップ3314においてエラー
返信パケットを作成し、これを送信して終了する。属性
IDが含まれていなければ、ステップ3311において指定さ
れた属性IDを元に属性表を検索し、該当する属性IDを持
つ型IDと属性値を取得する。ステップ3312において、型
IDに基づいて指定された属性値を設定し、設定が成功し
た旨を知らせる返信パケットを生成する。ステップ3313
においてこの返信パケットを送信して終了する。ステッ
プ3308においてオペレーションコードが”Set”でない
場合は、オペレーションコードに従った後述するその他
の処理ステップ3315を行い終了する。
【0088】(サービスID一覧問い合わせ処理)図49
は、多機能周辺機器201が提供するサービスの一覧(サ
ービスIDの一覧)をClientが問い合わせた場合の処理を
表す。サービスの一覧の問い合わせは、Supervisorの有
するサブアドレスに対して適当なコマンドパケットを送
信して、図9で示されるサブアドレス:サービスID対応
表を読み出し処理することにより行う。図49で示すフロ
ーは、図48で示したフローのステップ3315(その他のOp
eration Codeの処理)のステップを詳細化したものであ
る。ステップ3401において、オペレーションコードがサ
ービス一覧取得用コード(”List Service”)であるか
どうかチェックする。オペレーションコードが”List S
ervice”でない場合は、オペレーションコードに従った
後述するその他の処理ステップ3402を行い終了する。ス
テップ3401において、オペレーションコードが“List S
ervice"の場合は、ステップ3403において、サブアドレ
ス:サービスID対応表の中から問い合わせに使用された
接続形式IDに相当するものだけを抜き出したリストを作
成する。ステップ3404において、ステップ3403で作成し
たリストの各レコードを検査し、有効フラグ804が有
効、有効ユーザリスト805に値がある場合は問合わせに
使用したユーザIDがその値に該当しないレコードを、無
効ユーザリスト806に値がある場合は問い合わせに使用
したユーザIDがその値に該当するレコードをリストから
削除する。ステップ3405において、ステップ3404で更新
したサービスIDのリストを含む返信パケットを作成し、
作成された返信パケットは、ステップ3406において送信
する。
【0089】(サブアドレス問い合わせ処理)図50は、
多機能周辺機器201が提供するサービスを利用するとき
に必要となるサブアドレスの情報を、Clientがサービス
IDを指定して問い合わせた場合の処理を表す。サブアド
レスの問い合わせは、Supervisor410の有するサブアド
レスに対して適当なコマンドパケットを送信して、図9
で示されるサブアドレス:サービスID対応表を読み出し
処理することにより行う。サブアドレスの問い合わせコ
マンドパケットにはパラメータとして、サービスIDが含
まれている。図50で示すフローは、図49で示したフロー
のステップ3402(その他のOperation Codeの処理)のス
テップを詳細化したものである。ステップ3501におい
て、オペレーションコードがサブアドレス取得用コード
(”Reserve”)であるかどうかチェックする。オペレ
ーションコードが”Reserve”でない場合は、オペレー
ションコードに従った後述するその他の処理ステップ35
03を行い終了する。ステップ3501においてオペレーショ
ンコードが“Reserve"の場合は、ステップ3502において
問合わせに使用された接続形式IDとパラメータ内に指定
されたサービスIDとからサブアドレス:サービスID対応
表を走査し該当するレコードを検索する。ステップ3504
において検索されたレコードについて、有効フラグが有
効となっているか、有効ユーザリストに値がある場合は
リスト中に問合わせに使用したユーザIDがあるかどう
か、無効ユーザリストに値がある場合はリスト中に問い
合わせに使用したユーザIDが無いかどうかをチェックす
る。チェックの結果どれかでもOKでない場合は、指定さ
れたサービスに対するアクセス権(利用権)が無いもの
として、ステップ3506においてエラー返信パケットを作
成し、ステップ3507においてこのパケットを送信して終
了する。ステップ3504におけるチェックの結果、どのチ
ェックもOKの場合は、ステップ3505においてサブアドレ
スを含む返信パケットを作成し、ステップ3507において
このパケットを送信して終了する。
【0090】(タスクタイプ指定のサービスIDの問い合
わせ処理)図51は、多機能周辺機器201が提供するサー
ビスのうち、サービスの種類を指定して指定された種類
のサービスを処理するために最適なサービスIDを問い合
わせた場合の処理フローを表す。サービスの種類を指定
したサービスIDの問合わせは、Supervisorの有するサブ
アドレスに対して適当なコマンドパケットを送信して、
図9で示されるサブアドレス:サービスID対応表と図11
で示されるサービスID:タスクタイプ対応表とを読み出
し処理することにより行う。サブアドレスID問い合わせ
コマンドパケットにはパラメータとして、サービスの種
類を指定するためのタスクタイプ、およびサービスを限
定するための組み合わせ(条件情報)が含まれている。
条件情報は属性IDと値の対のリストとして表されてい
る。図51で示すフローは、図50で示したフローのステッ
プ3503(その他のOperation Codeの処理)のステップを
詳細化したものである。ステップ3601において、オペレ
ーションコードがサブアドレス取得用コード(”Get Se
rvice”)であるかどうかチェックする。オペレーショ
ンコードが”Get Service”でない場合は、オペレーシ
ョンコードに従った後述するその他の処理ステップ3603
を行い終了する。ステップ3601においてオペレーション
コードが“Get Service"の場合は、ステップ3602におい
て問合わせに使用された接続形式IDとサブアドレス:サ
ービスID対応表とから、問合わせに使用された接続形式
IDを持つサービスIDのリストを作成する。ステップ3604
において、サービスID:タスクタイプ対応表を参照し、
上記リストの中から指定されたタスクタイプを有するも
ののリストを作成する。ステップ3605において、ステッ
プ3604で作成したリストの各レコードを検査し、有効フ
ラグ804が有効、有効ユーザリスト805に値がある場合は
問合わせに使用したユーザIDがその値に該当しないレコ
ードを、無効ユーザリスト806に値がある場合は問い合
わせに使用したユーザIDがその値に該当するレコードを
リストから削除する。ステップ3609において、パラメー
タに含まれている条件情報とリスト中のサービスIDに対
応する各マネージャの属性表と比較して、条件に合致す
る値以外をリストから削除する。ステップ3606におい
て、ステップ3605において変更されたリストのレコード
の数をチェックし、レコード数が0の場合は、要求され
たサービスは存在しないものとしてステップ3611におい
てエラー返信パケットを作成し、ステップ3613において
返信パケットを送信して終了する。ステップ3606におい
てレコード数が0以外の場合は、ステップ3607において
レコード数が1であるかどうかをチェックする。レコー
ド数が1の場合は、ステップ3612において得られたサー
ビスIDを含む返信パケットを作成し、ステップ3613にお
いて返信パケットを送信して終了する。ステップ3607に
おいてレコード数が1以外の場合は、ステップ3608にお
いて、リスト中のサービスIDに対応する各マネージャに
現在の負荷状態を問い合わせる。各マネージャは処理中
のジョブの数を負荷状態として返し、この中から最低の
負荷を持つマネージャを選択する。ステップ3610におい
て、選択されたマネージャーに対応するサービスIDを含
む返信パケットを作成し、ステップ3613において返信パ
ケットを送信して終了する。
【0091】図52は多機能周辺機器201におけるサービ
スID(SID)およびユーザID(UID),パスワー
ド(PWD)の認証処理フローを表わすものである。図
52で示すフローは、図51で示したフローのステップ36
03(その他のOperation Codeの処理)のステップを詳細化
したものである。ステップ36a01において、オペレーシ
ョンコードがユーザ情報取得用コード(“CheckID”)で
あるかどうかチェックする。オペレーションコードが
“CheckID”でない場合は、オペレーションコードに従
った後述するその他の処理ステップ36a12を行い終了す
る。
【0092】ステップ36a02でコマンドのパラメータと
して含まれているサービスIDとユーザIDとユーザパスワ
ードを取得する。
【0093】ステップ36a03において、サービスIDを基
にサービスID:タスクタイプ対応表(図11)を参照する
事により、ユーザの指定するサービスIDがあるかチェッ
クする。サービスIDが存在しない場合はステップ36a10
でエラー送信情報を作成しステップ36a11でエラー返信
パケットを送信元に送信して処理を終える。
【0094】ステップ36a03においてサービスIDが存在
する場合、ステップ36a04においてアクセス制御表(図1
4)を参照することによりサービスIDに対応するセキュ
リティレベルを取得する。ステップ36a04においてセキ
ュリティレベルが0の場合は、ユーザIDとユーザパスワ
ードのチェックを行わずにステップ36a09でジョブ投入
許可返信パケットを作成し、ステップ36a11で返信パケ
ットを送信元に送信する。
【0095】ステップ36a04においてセキュリティレベ
ルが0でない場合、ステップ36a05においてセキュリティ
レベルが1であるかどうかを調べる。セキュリティレベ
ルが1の場合は、ユーザIDとユーザパスワードのチェッ
クを行わずにステップ36a09でジョブ投入許可返信パケ
ットを作成し、ステップ36a11で返信パケットを送信元
に送信する。
【0096】ステップ36a05でセキュリティレベルが1で
ない場合、ステップ36a06においてセキュリティレベル
が2であるかどうか調べる。セキュリティレベルが2の場
合はステップ36a08においてステップ36a02で取得したパ
ケットに含まれていたユーザIDがユーザ認証表(図13)
を参照し、存在するかどうかをチェックする。ユーザID
が含まれていない場合、権限がないものとしてステップ
36a10においてエラー返信情報を生成し、ステップ36a11
で返信パケットを送信元に送信する。ステップ36a08で
ユーザIDが含まれている場合、ステップ36a09において
ジョブ投入許可返信パケットを作成しステップ36a11で
返信パケットを送信元に送信する。
【0097】ステップ36a06において、セキュリティレ
ベルが2でない場合は、ステップ36a07においてステップ
36a02で取得したパケット内のユーザID:パスワードの
対がユーザ認証表(図13)内に存在するかどうかをチェ
ックする。ユーザID:パスワードの対が含まれていない
場合、権限がないものとして36a10においてエラー返信
情報を生成し、ステップ36a11で返信パケットを送信元
に送信する。ステップ36a07でユーザID:パスワードの
対が含まれている場合、ステップ36a09においてジョブ
投入許可返信パケットを作成しステップ36a11で返信パ
ケットを送信元に送信する。
【0098】(ジョブの構造)図53は、各マネージャが
管理するジョブの実体を保持するファイル(ジョブファ
イル)の内部構造を示すものである。ジョブファイルの
ファイル名はジョブ表(図20)のファイル名1502で保持
されている。またこのファイルの構造は、各コントロー
ラが管理するジョブの実体を保持するファイルの内部構
造も示している。このファイル名はジョブキュー表(図
42)のファイル名2903で保持されている。ジョブの実体
は、属性ID3701、属性値サイズ3702および属性値3703の
組を複数連続して持つことによって表されている。ジョ
ブがドキュメントを含む場合は、3704、3705、3706で示
されるように属性IDとしてドキュメントファイルを表す
値、属性値としてドキュメントファイル名のサイズ、属
性値としてドキュメントファイルのファイル名を保持し
ている。また、ジョブがバインダーを含む場合は、371
0、3711、3712で示されるように属性IDとしてバインダ
ーファイルを表す値、属性値としてバインダーファイル
名のサイズ、属性値としてバインダーファイルのファイ
ル名を保持している。ジョブ属性の中には、ジョブの名
称、ジョブの実行優先度、イベントの種類とそのイベン
トが発生した時にイベント通知を送信する宛先などの情
報、ジョブの現在の状態の情報、およびジョブの種類に
依存した情報:プリントジョブの場合にはコピー部数、
他のジョブとの区分けシートの指定、メディアがなくな
った場合のリカバリ方法の指定などが含まれる。
【0099】(ドキュメントの構造)図54は、各ジョブ
ファイルが保持するドキュメントファイルの内部構造を
示すものである。ドキュメントファイルのファイル名は
ドキュメント表(図62)のファイル名1502で保持されて
いる。またこのファイルの構造は、各コントローラが管
理するドキュメントの実体を保持するファイルの内部構
造も示している。ドキュメントの実体は、属性ID37a0
1、属性値サイズ37a02および属性値37a 03の組を複数連
続して持つことによって表されている。ドキュメントが
データを含む場合は、37a07、37a08、37a09で示される
ように属性IDとしてデータを表す値、属性値としてファ
イル名のサイズ、属性値としてデータを保持しているフ
ァイルのファイル名を保持している。ドキュメント属性
の中には、データの送信方法、データのフォーマット
(使用されるPDLなど)、データの圧縮形式などの情
報、およびドキュメントの種類に依存した情報:プリン
トドキュメントの場合には、給紙トレイの指定、紙など
のメディア指定、両面プリントの指定、プリント品位、
とじしろの位置や量の指定などが含まれる。
【0100】(バインダーの構造)図55は、各ジョブフ
ァイルが保持するバインダーファイルの内部構造を示す
ものである。バインダーファイルのファイル名はバイン
ダー表(図63)のファイル名1502で保持されている。ま
たこのファイルの構造は、各コントローラが管理するバ
インダーの実体を保持するファイルの内部構造も示して
いる。バインダーの実体は、属性ID37b01、属性値サイ
ズ37b02および属性値37b03の組を複数連続して持つこと
によって表されている。バインダーがドキュメントを含
む場合は、37b04、37b05、37b06また37b10、37b11、37b
12で示されるように属性IDとしてデータを表す値、属性
値としてファイル名のサイズ、属性値としてドキュメン
トデータを保持しているファイルのファイル名を保持し
ている。バインダー属性の中には、例えばプリントバイ
ンダーの場合には出力するビン指定、ステープルやパン
チ穴などのフィニッシング指定、ソーティングの指定な
どが含まれる。
【0101】(各マネージャーでのジョブスクリプト処
理)図56、図57、図58、図59および図60は、各マネージ
ャにおけるジョブスクリプトの処理フローを表すもので
ある。ジョブスクリプトは、図46で示されるコマンドパ
ケットの一続きによって構成されており、"Job Start"
オペレーションコードで始まり、"Job End"オペレーシ
ョンコードで終わるものとして規定されている。ジョブ
スクリプトを構成する各パケットは、図9で示されるサ
ブアドレス:サービスID対応表によって示されるサブア
ドレスに投入され、図47で示されるコマンドパケット処
理フローによって各マネージャに配布される。図56から
図60で示される処理フローは、各マネージャに配布され
たコマンドパケットを処理して図53、図54および図55で
示されるジョブファイル、バインダーファイル、ドキュ
メントファイルおよびデータファイルを作成する場合の
処理フローである。
【0102】各マネージャに配布されたオペレーション
は、図56におけるステップ3801においてオペレーション
コードがサポートされているオペレーションコードであ
るかどうかをチェックする。チェックは、各マネージャ
が属性表内に保持している「サポートしているオペレー
ション」属性(属性ID101)の値と比較することにより
行う。チェックの結果、サポート外のオペレーションで
あった場合は、ステップ3811においてエラー返信パケッ
トを作成し、これを送信して終了する。ステップ3801の
オペレーションコードがサポートされているものであっ
たならば、ステップ3802において現在ジョブ投入中であ
るかどうかをチェックする。チェックは、ジョブ投入中
フラグ(ステップ3806で設定されるフラグ)が真である
かどうかを検査することにより行う。検査の結果、ジョ
ブ投入中フラグが偽であり、ジョブ投入中でなければ、
ステップ3804においてオペレーションコードが"Job Sta
rt"であるかどうかをチェックする。チェックの結果、
オペレーションコードが"Job Start"で無い場合は、ス
テップ3816においてエラー返信パケットを作成し、これ
を送信して終了する。ステップ3804のチェックの結果OK
ならば、ステップ3805においてジョブIDを割り当ててジ
ョブ表(図20)に項目を追加し、ジョブファイルを新規
作成する。その後ステップ3806において、ジョブ投入中
フラグを真に設定してコマンドパケットの処理を終了す
る。ステップ3802のチェックにおいて、ジョブ投入中フ
ラグが真の場合は、ステップ3803において現在バインダ
ー処理中であるかどうかをチェックする。チェックは、
バインダー処理中フラグ(ステップ38d03で設定される
フラグ)が真であるかどうかを検査することにより行
う。検査の結果、バインダー処理中フラグが真であり、
バインダー処理中であれば、図57のバインダー処理に進
む。また、検査の結果、バインダー処理中フラグが偽で
あり、バインダー処理中でなければ、ステップ3807にお
いて現在ドキュメント処理中であるかどうかをチェック
する。チェックは、ドキュメント処理中フラグ(ステッ
プ38d06で設定されるフラグ)が真であるかどうかを検
査することにより行う。検査の結果、ドキュメント処理
中フラグが真であり、ドキュメント処理中であれば、図
58のドキュメント処理に進む。また、検査の結果、ドキ
ュメント処理中フラグが偽であり、ドキュメント処理中
でなければ、ステップ3808においてオペレーションコー
ドが"Set Job"であるかどうかをチェックする。オペレ
ーションコード"Set Job"は、パラメータにジョブを構
成する属性(属性IDと属性値)が含まれていることをマ
ネージャに指示するものである。ジョブのオペレーショ
ンコードが"Set Job"である場合は、ステップ3809にお
いてジョブファイルに領域を追加し、ステップ3810にお
いて属性ID、属性値サイズおよび属性値を追加した領域
に書き込み終了する。ステップ3808において、チェック
の結果、オペレーションコードが"Set Job"で無い場合
は、図59の処理に進む。
【0103】図57におけるステップ38a01においてオペ
レーションコードが"Set Binder"であるかどうかをチェ
ックする。オペレーションコード"Set Binder"は、パラ
メータにバインダーを構成する属性(属性IDと属性値)
が含まれていることをマネージャに指示するものであ
る。オペレーションコードが"Set Binder"である場合
は、ステップ38a02においてバインダーファイルに領域
を追加し、ステップ38a03において属性ID、属性値サイ
ズおよび属性値を追加した領域に書き込み終了する。ス
テップ38a01において、チェックの結果、オペレーショ
ンコードが"Set Binder"で無い場合は、ステップ38a04
においてオペレーションコードが"Binder End"であるか
どうかをチェックする。チェックの結果、オペレーショ
ンコードが"Binder End"である場合は、ステップ38a05
においてバインダーファイル生成処理を行い、終了す
る。チェックの結果、オペレーションコードが"Binder
End"で無い場合は、38a06においてその他のオペレーシ
ョン処理を行い終了する。
【0104】図58におけるステップ38b01においてオペ
レーションコードが"Set Document"であるかどうかをチ
ェックする。オペレーションコード"Set Document"は、
パラメータにドキュメントを構成する属性(属性IDと属
性値)が含まれていることをマネージャに指示するもの
である。オペレーションコードが"Set Document"である
場合は、ステップ38b02においてドキュメントファイル
に領域を追加し、ステップ38b03において属性ID、属性
値サイズおよび属性値を追加した領域に書き込み終了す
る。ステップ38b01において、チェックの結果、オペレ
ーションコードが"Set Document"で無い場合は、ステッ
プ38b04においてオペレーションコードが"Document En
d"であるかどうかをチェックする。チェックの結果、オ
ペレーションコードが"Document End"である場合は、ス
テップ38b05においてドキュメントファイル生成処理を
行い、終了する。チェックの結果、オペレーションコー
ドが"Document End"で無い場合は、図60の処理に進む。
【0105】図59におけるステップ38c01においてオペ
レーションコードが"Binder Start"であるかどうかをチ
ェックする。チェックの結果、オペレーションコード
が"Binder Start"である場合、ステップ38c02において
バインダーIDを割り当ててバインダー表(図63))に項
目を追加し、バインダーファイルを新規作成する。その
後ステップ38c03において、バインダー処理中フラグを
真に設定してコマンドパケットの処理を終了する。ステ
ップ38c01において、オペレーションコードが"Binder S
tart"でない場合は、ステップ38c04においてオペレーシ
ョンコードが"Documnet Start"であるかどうかをチェッ
クする。チェックの結果、オペレーションコードが"Doc
ument Start"である場合、ステップ38c05においてドキ
ュメントIDを割り当ててドキュメント表(図62)に項目
を追加し、ドキュメントファイルを新規作成する。その
後ステップ38c06において、ドキュメント処理中フラグ
を真に設定してコマンドパケットの処理を終了する。ス
テップ38c04において、オペレーションコードが"Docume
nt Start"でない場合は、ステップ38c07においてオペレ
ーションコードが"Job End"であるかどうかをチェック
する。オペレーションコードが"Job End"である場合
は、ステップ38c08においてジョブの生成終了処理を行
い終了する。ジョブの生成終了処理には、ジョブファイ
ルのクローズなどの処理を含み、マネージャの種類(プ
リントジョブ、スキャンジョブ、コピージョブ、フォン
ト、フォームオーバーレイ、ログ、カラープロファイ
ル)によって異なる。ステップ38c07において、チェッ
クの結果、オペレーションコードが"Job End"で無い場
合は、38a09においてその他のオペレーション処理を行
い終了する。
【0106】図60におけるステップ38c01においてオペ
レーションコードが"Send"であるかどうかをチェックす
る。オペレーションコード"Send"は、パラメータにドキ
ュメントを構成するデータが含まれていることをマネー
ジャに指示するものである。ステップ38d01においてオ
ペレーションコードが"Send"の場合は、ステップ38d02
においてコマンドと共に入力された継続フラグをチェッ
クし、継続フラグが真の場合はステップ38d03において
既に存在しているデータファイル37a13に新たに領域を
追加して、38d04においてその領域にパラメータを書き
込み終了する。ステップ38d02において継続フラグが偽
の場合は、ステップ38d05においてデータファイル37a13
を新規作成し、ステップ38c06においてパラメータをデ
ータファイルに書き込む。その後、ステップ38d07にお
いてドキュメントファイルに領域を追加し、ステップ38
d08においてデータを表す属性ID37a07、ファイル名のサ
イズ37a08および新規作成したファイルのファイル名37a
09をこの領域に書き込み、終了する。ステップ38d01に
おいてオペレーションコードが"Send"でない場合、ステ
ップ38d10においてオペレーションコードが"Send Reque
st"であるかどうかをチェックする。オペレーションコ
ードが"Send Request"は、データの送信をマネージャに
指示するものであり、パラメータとしてデータの送信方
法が含まれている。オペレーションコードが"Send Requ
est"である場合は、ステップ38d11において各マネージ
ャに依存した処理を行い終了する。ステップ38d11にお
ける処理は、スキャンジョブマネージャの場合は、ジョ
ブファイルに保持されている属性値に従った原稿のスキ
ャンをスキャナコントローラに指示し、得られたデータ
を指定された方法で送信すること、フォントマネージャ
の場合はジョブファイル内に属性値として指定されたフ
ォントデータを即座に指定された送信方法で送信するこ
となどが含まれる。ステップ38d10においてオペレーシ
ョンコードが"Send Request"でない場合は、ステップ38
d12においてその他のオペレーションコードの処理を行
い終了する。
【0107】図61におけるテップ3817において、オペレ
ーションコードが"Set Job"でない場合は、ステップ382
0においてオペレーションコードが"Send Request"であ
るかどうかをチェックする。オペレーションコードが"S
end Request"は、データの送信をマネージャに指示する
ものであり、パラメータとしてデータの送信方法が含ま
れている。オペレーションコードが"Send Request"であ
る場合は、ステップ3821において各マネージャに依存し
た処理を行い終了する。ステップ3821における処理は、
スキャンジョブマネージャの場合は、ジョブファイルに
保持されている属性値に従った原稿のスキャンをスキャ
ナコントローラに指示し、得られたデータを指定された
方法で送信すること、フォントマネージャの場合はジョ
ブファイル内に属性値として指定されたフォントデータ
を即座に指定された送信方法で送信することなどが含ま
れる。ステップ3820においてオペレーションコードが"S
end Request"でない場合は、ステップ3822においてその
他のオペレーションコードの処理を行い終了する。
【0108】(プリントジョブマネージャーでのジョブ
処理)図64は、図5で示したプリントジョブマネージャ
501から509におけるジョブの処理フローを表したもので
ある。プリントジョブマネージャはジョブ表を常に監視
するタスクを動作させている。プリントジョブマネージ
ャが図54に示すジョブスクリプトの処理フローを行
い、"Job Start"オペレーションコードが入力されるこ
とによりジョブ表に新たな項目が追加されたことをが検
知すると、この監視タスクは図64で示す処理フローを持
つタスクを動作させて、入力されたジョブの処理を行わ
せる。まず、ステップ3901において、ジョブに関連する
イベントの処理を行なうジョブイベントハンドラを起動
する。ジョブイベントハンドラは、ジョブに関連して動
作する別タスクであり、その動作の詳細は、図65−後述
にて説明されている。次に、ステップ3902において、印
刷するデータ受信とPDLラスタライザ処理とを行なう。
この処理の詳細は、図66−後述にて説明されている。ス
テップ3902では、イメージデータが得られるので、次の
ステップ3903では、そのイメージデータを使ってプリン
タコントローラへのジョブ処理依頼を行なう。この処理
の詳細は、図67−後述にて説明されている。ステップ39
04では、ジョブにより利用された資源のアカウント処理
を行なう。この処理の詳細は、図68−後述にて説明され
ている。最後に、ステップ3905において、最初に起動し
たジョブイベントハンドラを終了させ、ジョブ処理に利
用したファイルなどの削除を行なった後、プリントジョ
ブマネージャでのジョブ処理は終了する。
【0109】(ジョブイベントハンドラ処理)図65は、
ジョブイベントハンドラの処理フローを示したものであ
る。ジョブイベントハンドラは、各ジョブマネージャが
ジョブ処理を開始すると同時に起動される別タスクであ
り、機器内で発生するさまざまなイベントをモニタリン
グしている。そして、ジョブの状態遷移やエラー発生、
ジョブ処理の完了など、自身を起動したジョブと関連す
るイベントが発生すると、そのイベントの通知処理を行
なう。なお、各ジョブマネージャは、ジョブの終了時、
ジョブイベントハンドラの終了を指示するが、その指示
もジョブイベントハンドラへのイベントとして検知され
る。ステップ39a01では、機器内でのイベントをモニタ
リングしており、ジョブに関連するイベントが発生する
と次のステップに進む。ステップ39a02では、ジョブフ
ァイルの中を検査し、発生したイベントが通知対象とし
て登録されているかどうかを判断する。イベントが通知
対象として登録されている場合は、ステップ39a03にお
いてジョブファイルを読み出し、その送信方法や送信宛
先を取得する。そして、ステップ39a04にて送信するイ
ベントパケットを作成し、得られた送信宛先にパケット
を送付する。もし、発生したイベントが登録されていな
ければ、ステップ39a05に移行する。ステップ39a05で
は、ジョブイベントハンドラの終了が指示されたかどう
かを検査する。終了指示があれば、ジョブイベントハン
ドラはその処理を終了し、そうでなければステップ39a0
1に戻る。
【0110】(データ受信/PDLラスタライザ処理)
図66は、プリントジョブマネージャにおけるデータ受信
とPDLラスタライザ処理のフローを示したものであ
る。ステップ39b01においてデータ(ドキュメントデー
タ)の表現に使用されているPDL(Page Description La
nguage)の種類を示す属性がジョブファイルの中に追加
されるのを待ち、PDLの種類が確定すると使用するPDL R
asterizer(PDL Rasterizer417或いはPDL Rasterizer41
8)が使用可能となるまで待つ。ステップ39b01でPDL Ra
sterizerが使用可能となると、ステップ39b02において
データ受信方法を示す属性がジョブファイルの中に追加
されるのを待つ。データ受信方法を示す属性がジョブフ
ァイルの中に追加されると、ステップ39b03においてデ
ータの受信方法をチェックする。データの受信方法が多
機能周辺機器MFP201の外部(例えば、ネットワーク上の
Client PC等)にアクセスする方法である場合は、ステ
ップ39b04において指定されたデータの読込みを行うタ
スクを生成して外部にアクセスする。その後ステップ39
b05においてデータの読込みが開始されるのを待つ。ス
テップ39b03において、データがジョブ内に含まれる場
合(図61において“Send"オペレーションコードによる
データ受信の場合)、ステップ39b06においてデータの
受信が開始されるのを待つ。ステップ39b05または39b06
のステップにおいてデータの読込みまたは受信が開始さ
れた時、ステップ39b07においてデータをPDL Rasterize
rに投入を開始する。その後、ステップ39b08においてPD
L Rasterizerからイメージデータを受け取る。
【0111】(プリンタコントローラ処理)図67は、プ
リンタコントローラに依頼するジョブの処理フローを示
したものである。ステップ39c01において使用するプリ
ンタコントローラを決定する。この決定はプリントジョ
ブマネージャー501から507と509の属性表の属性ID2001
(Jobを実行するController IDリスト)で予め決められ
ている場合と、プリントジョブマネージャー508の属性I
D2002(Controller自動選択可能か否か)で可が指定さ
れてプリントジョブファイルの内容(図53に示すジョブ
ファイルの属性Iと属性値)を読むことによりプリント
に必要となるプリンタコントローラを動的に決定する場
合がある。この場合には、例えば、ジョブファイル内の
属性IDと属性値でカラー印刷を指定されていればInk Je
t Contorller512(CID23)を決定するし、属性IDと属性
値でFinisherの使用が指定されていればLBP Controller
510(CID21)を決定する。プリンタコントローラが決定
すると、ステップ39c02において、各プリンタコントロ
ーラにイメージデータを投入しプリンタコントローラか
らジョブIDを受け取る。ステップ39c03においてジョブ
依頼表(図21)に、ジョブIDとプリンタコントローラID
およびプリンタコントローラから受け取ったジョブIDを
プリンタコントローラ毎に別々のレコードとして記録す
る。その後、プリントジョブマネージャはステップ39c0
4で各プリンタコントローラでジョブ終了を待ち、ジョ
ブ終了がプリンタコントローラから通知されると、ステ
ップ39c05においてジョブ依頼表から対応するレコード
を削除する。ステップ39c06において各プリンタコント
ローラに依頼した全てのジョブが終了したかどうかをチ
ェックし、まだプリンタコントローラ内でジョブが残っ
ている場合は、ステップ39c04に戻り、プリンタコント
ローラでのジョブ終了を待つ。ステップ39c06におい
て、依頼した全てのプリンタコントローラでのジョブが
終了した場合、ステップ39c07においてジョブ表(図2
0)から、ジョブのレコードを削除する。
【0112】図68におけるステップ3901及びステップ39
02においてPDL Rasterizerが使用可能かどうか及びデー
タ受信方法は確定したか否か判定し、完了していればス
テップ3903にてデータの受信方法を確認する。外部デー
タを参照する場合にはステップ3904にてアクセスを開始
してステップ3905にて待機する。一方、ジョブ内であれ
ばステップ3906にて待機する。ステップ3905または3906
のステップにおいてデータの読込みまたは受信が開始さ
れた時、ステップ3907においてデータをPDL Rasterizer
に投入を開始する。その後、ステップ3908においてPDL
Rasterizerからイメージデータを受け取り、ステップ39
09において使用するプリンタコントローラを決定する。
この決定はプリントジョブマネージャー501から507と50
9の属性表の属性ID2001(Jobを実行するController ID
リスト)で予め決められている場合と、プリントジョブ
マネージャー508の属性ID2002(Controller自動選択可
能か否か)で可が指定されてプリントジョブファイルの
内容(図52に示すジョブファイルの属性Iと属性値)を
読むことによりプリントに必要となるプリンタコントロ
ーラを動的に決定する場合がある。この場合には、例え
ば、ジョブファイル内の属性IDと属性値でカラー印刷を
指定されていればInk Jet Contorller512(CID23)を決
定するし、属性IDと属性値でFinisherの使用が指定され
ていればLBPController510(CID21)を決定する。プリ
ンタコントローラが決定すると、ステップ3910において
各プリンタコントローラにイメージデータを投入しプリ
ンタコントローラからジョブIDを受け取る。ステップ39
11においてジョブ依頼表(図21)にジョブIDとプリンタ
コントローラIDおよびプリンタコントローラから受け取
ったジョブIDをプリンタコントローラ毎に別々のレコー
ドとして記録する。その後、プリントジョブマネージャ
はステップ3912で各プリンタコントローラでジョブ終了
を待ち、ジョブ終了がプリンタコントローラから通知さ
れると、ステップ3913においてジョブ依頼表から対応す
るレコードを削除する。3914において各プリンタコント
ローラに依頼した全てのジョブが終了したかどうかをチ
ェックし、まだプリンタコントローラ内でジョブが残っ
ている場合は、ステップ3912に戻りプリンタコントロー
ラでのジョブ終了を待つ。ステップ3914において依頼し
た全てのプリンタコントローラでのジョブが終了した場
合、ステップ3921において現在のジョブの課金対象であ
るUIDもしくはAIDのカウントデータフォーマット表(図
116)に従って現在のカウントデータ表(図115)にジョ
ブをカウントし、ステップ3915においてジョブ表(図2
0)からジョブのレコードを削除する。同時に、図77で
示されるイベント送信処理を行う。ステップ3916におい
てジョブファイルの中を検査し、ステップ3917において
ジョブ終了に関するイベント送信を指示する属性値があ
るかどうかをチェックする。もしなければ処理は終了す
るが、ある場合はステップ3918において属性値を読み出
すことにより送信方法と送信宛先を取得する。ステップ
3919においてイベントの送信パケットを作成し、指定さ
れた送信方法と送信宛先に対してイベントを送信する。
ステップ3920においてジョブファイル・データファイル
の削除などの終了処理を行い、ジョブの処理は終了す
る。
【0113】(スキャンジョブマネージャでのジョブ処
理)図69は、スキャンジョブマネージャ419におけるジ
ョブの処理フローを表したものである。スキャンジョブ
マネージャはジョブの投入が終了してからジョブの処理
を開始する。このため、スキャンジョブマネージャは図
61におけるステップ3815のジョブの終了処理として図69
のジョブ処理を開始する。まず、ステップ4001におい
て、ジョブに関連するイベントの処理を行なうジョブイ
ベントハンドラを起動する。ジョブイベントハンドラ
は、ジョブに関連して動作する別タスクであり、その動
作の詳細は、図65−前述にて説明されている。次に、ス
テップ4002において、スキャンコントローラへのジョブ
処理依頼を行なう。この処理の詳細は、図70と図71−後
述にて説明されている。ステップ4003では、スキャンに
より得られたデータの送信処理を行なう。この処理の詳
細は、図72−後述にて説明されている。ステップ4004で
は、ジョブにより利用された資源のアカウント処理を行
なう。この処理の詳細は、図68−前述にて説明されてい
る。最後に、ステップ4005において、最初に起動したジ
ョブイベントハンドラを終了させ、ジョブ処理に利用し
たファイルなどの削除を行なった後、スキャンジョブマ
ネージャでのジョブ処理は終了する。
【0114】(スキャナコントローラ処理)図70は、ス
キャナコントローラに依頼するジョブの処理フローを示
したものである。ステップ40a01において、スキャナコ
ントローラ420にジョブを投入しジョブIDを受け取る。
ステップ40a02においてジョブ依頼表(図21)に、ジョ
ブIDとスキャナコントローラIDおよびスキャナコントロ
ーラ420から受け取ったジョブIDを記録する。ステップ4
0a03において、スキャナコントローラ420からのジョブ
終了を待ち、ジョブ終了がスキャナコントローラ420か
ら通知されると、スキャンしたイメージデータをスキャ
ナコントローラ420から受け取り、ステップ40a04におい
てジョブ依頼表(図21)から対応するジョブのレコード
を削除する。また、ステップ40a05において、ジョブ表
(図20)からジョブのレコードを削除する。
【0115】(スキャナコントローラ内部処理)図71
は、スキャンジョブマネージャ419の依頼したスキャン
ジョブをスキャナコントローラ420が処理するフローを
示している。ジョブを依頼されたスキャナコントローラ
は、まず、ステップ40b01において、Scanner Engineの
センサーを利用し、これからスキャンしようとする原稿
の種別をチェックする。原稿の種別として、カラー原稿
か、モノクロ原稿か、青焼き原稿か、テキスト原稿か、
イメージ原稿か、テキストとイメージの混在原稿か、な
どといったさまざまな種別をチェックすることが可能で
ある。また、プリスキャン指定の設定状態をチェックす
る。プリスキャン状態の設定は、機器自身の状態として
設定することも、ジョブを投入する際にプリスキャン状
態で始めるよう設定することも、可能である。原稿種別
とプリスキャン設定のチェックが完了したら、ステップ
40b02において、ドキュメントファイルの属性を読み出
し、一致する原稿種別とプリスキャン指定の設定がある
かどうかをチェックする。ステップ40b02にて、一致す
る原稿種別およびプリスキャン指定があった場合は、ス
テップ40b03に進み、ドキュメントファイルの属性を読
み出して、スキャン後に生成するドキュメント形式(解
像度やイメージ形式など)を生成データリストに追加す
る。そして、ステップ40b04において、さらにドキ
ュメントの指定があるかどうかをチェックし、あればス
テップ40b02に戻り、なければステップ40b05に進
む。また、ステップ40b02において、一致する原稿種別
およびプリスキャン指定が見つからなければ、ステップ
40b05に進む。ステップ40b05では、生成データリストを
チェックし、スキャン条件を決定する。このとき、生成
データリストをチェックし、生成する複数のデータの解
像度の公倍数や、その機器の持つ最高の解像度またはリ
スト中で要求される最高解像度、あるいは多値画像でス
キャン動作を行ない、その後データ形式の変換を行なう
ようにすることで、スキャン動作の回数を減らすように
することができる。ステップ40b06では、実際のスキャ
ン動作を行なう。ステップ40b07では、生成データリス
トにしたがった形式のデータを生成する。次に、ステッ
プ40b08にて、生成データリストにあるすべてのデータ
が生成できたかどうかをチェックする。もし1回のスキ
ャン動作で得られたデータを変換することで、所望の生
成データを得られるのであれば、ステップ40b07に戻
り、所望のデータを生成する。さらにスキャン動作を行
なう必要があれば、ステップ40b05に戻る。生成データ
リスト中のすべてのデータが生成されたと判別されれ
ば、ステップ40b09に進む。ステップ40b09では、さらに
スキャン処理を継続するかどうかをチェックする。ここ
で、スキャン継続が必要となる条件としては、プリスキ
ャン設定がオンになっており、本スキャン動作を行なう
場合や、原稿台上に複数の原稿が載っており、次の原稿
のスキャン処理に進む場合などがある。スキャン継続が
必要と判断されれば、ステップ40b01に戻り、そうでな
ければ処理中に生成したさまざまなデータの破棄など終
了処理を行なった後、一連の処理フローを終了する。
【0116】(データ送信処理)図72は、スキャン後の
データを送信する処理フローを示している。ステップ40
c01において、ジョブ中の属性の中からデータの送信方
法を指示しているものを検索し、データ送信方法がデー
タをスクリプトとして送信する指示であった場合は、ス
テップ40c02においてデータを他の属性情報と共にスク
リプトとして送信する。機器からのデータ送信処理は詳
細が図62に示されている。ステップ40c01においてデー
タを参照として送信する指示であった場合は、ステップ
40c02においてデータを機器内部に保存し、これに対す
る参照情報を他の属性情報と共にスクリプトとして送信
する。
【0117】(コピージョブマネージャーでのジョブ処
理)図73は、コピージョブマネージャ601から608におけ
るジョブの処理フローを表したものである。コピージョ
ブマネージャはジョブの投入が終了してからジョブの処
理を開始する。このため、ジョブマネージャは図56にお
けるステップ3815のジョブの終了処理として図73のジョ
ブ処理を開始する。まず、ステップ4101において、ジョ
ブに関連するイベントの処理を行なうジョブイベントハ
ンドラを起動する。ジョブイベントハンドラは、ジョブ
に関連して動作する別タスクであり、その動作の詳細
は、図65−前述にて説明されている。次に、ステップ41
02において、スキャンコントローラへのジョブ処理依頼
を行なう。この処理の詳細は、図70と図71−前述にて説
明されている。ステップ4102では、イメージデータが得
られるので、次のステップ4103では、そのイメージデー
タを使ってプリントコントローラへのジョブ処理依頼を
行なう。この処理の詳細は、図67−前述にて説明されて
いる。ステップ4104では、ジョブにより利用された資源
のアカウント処理を行なう。この処理の詳細は、図68−
前述にて説明されている。最後に、ステップ4105におい
て、最初に起動したジョブイベントハンドラを終了さ
せ、ジョブ処理に利用したファイルなどの削除を行なっ
た後、コピージョブマネージャでのジョブ処理は終了す
る。
【0118】(ジョブ処理ダウンロード)図74は、フォ
ントマネージャ413、フォームオーバーレイマネージャ4
14、ログマネージャ415およびカラープロファイルマネ
ージャ416におけるジョブの処理フローのうちデータの
ダウンロード機能に関するものを表すものである。これ
らのマネージャに対するジョブは、各マネージャが管理
するデータのダウンロードおよびアップロードを行うた
めのものである。各マネージャが管理するデータの参照
・削除などの管理は、Supervisor410が管理するサブア
ドレスに対してコマンドパケットを投入し図48で示され
るように各マネージャの持つ属性表にアクセスすること
によって行う。各マネージャはジョブの投入が終了して
からデータダウンロードに関するジョブの処理を開始す
る。このため、各マネージャは図56におけるステップ38
15のジョブの終了処理として図74のデータダウンロード
に関するジョブ処理を開始する。ステップ4201におい
て、ジョブファイル(図56)を走査し、データの受信方
法に関する属性が存在するかどうかをチェックする。チ
ェックの結果データの受信方法に関する属性が存在しな
い場合は、このジョブファイルはアップロードに関する
もので図75に示す処理フローが既に行われているものと
してステップ4208において終了処理を行う。ステップ42
08における終了処理ではジョブファイルの削除を行う。
ステップ4201においてデータの受信方法に関する属性が
存在する場合は、ステップ4202においてデータの受信方
法をチェックする。データの受信方法がジョブ内に含ま
れる場合(図69において“Send"オペレーションコード
によるデータ受信の場合)すでにデータが受信済みであ
りステップ4205において受信したデータをファイルとし
て保存する。データの受信方法が機器外部にあるデータ
である場合はステップ4203において指定された外部ソー
スにアクセスし、データの取得を行い、取得したデータ
をステップ4205においてファイルとして保存する。ステ
ップ4205において保存したファイル情報を、ステップ42
06において各マネージャが管理する管理表(フォントマ
ネージャ413の場合フォント表(図28)、フォームオー
バーレイマネージャ414の場合フォームオーバーレイ表
(図31)、ログマネージャ415の場合ログ表(図34)、
カラープロファイルマネージャ416の場合カラープロフ
ァイル表(図39)に新規レコードを書き込むことにより
登録する。ステップ4207において、ジョブファイル・デ
ータファイルの削除などの終了処理を行い、ジョブの処
理は終了する。
【0119】(ジョブ処理アップロード)図75は、フォ
ントマネージャ413、フォームオーバーレイマネージャ4
14、ログマネージャ415およびカラープロファイルマネ
ージャ416におけるジョブの処理フローのうちデータの
アップロード機能に関するものを表すものである。各マ
ネージャはジョブスクリプトを構成する“Send Reques
t"オペレーションコードが投入された時点で、データア
ップロードに関するジョブの処理を開始する。このた
め、各マネージャは図54におけるステップ3821の各マネ
ージャに依存した処理として図75のデータアップロード
に関するジョブ処理を開始する。ステップ4301におい
て、ジョブファイル中(図53)の属性の中からデータの
送信方法を指示しているものをチェックする。ステップ
4301においてデータ送信方法がデータをスクリプトとし
て送信する指示であった場合(NO)は、ステップ4303に
おいて、ジョブ内で指定データされたデータを他の属性
情報と共にスクリプトとして送信する。機器からのデー
タ送信処理は詳細が図78に示されている。ステップ4301
においてデータを参照として送信する指示であった場合
は、ジョブ内で指定されたデータに対する参照情報を他
の属性情報と共にスクリプトとして送信する。
【0120】(各マネージャーでのジョブ管理)図76
は、多機能周辺機器201内のプリントジョブマネージャ5
01から509、スキャンジョブマネージャ419およびコピー
ジョブマネージャ601−608が管理するジョブに対する操
作指示(ジョブの削除)をClientが行ったときに行われ
る処理フローを表したものである。各マネージャが管理
するジョブに対する操作は、Supervisorの有するサブア
ドレスに対して適当なコマンドパケットを送信すること
により行う。ジョブ管理用コマンドパケットにはパラメ
ータとして、対象ジョブマネージャを特定するためのサ
ービスIDおよび対象ジョブIDが含まれている。Clientか
ら多機能周辺機器201に送られたコマンドパケットは、
図47に示すフローによって処理され、Supervisor410に
配布される。図76に示す処理フローは、図77で示したフ
ロー中の3603(その他のOperation Codeの処理)のステ
ップを詳細化したものである。ステップ4401において、
Supervisor410はオペレーションコードがジョブ削除用
のもの(”Cancel Job”)であるかどうかチェックす
る。オペレーションコードが”Cancel Job”でない場合
は、オペレーションコードに従った後述するその他の処
理ステップ4409を行い終了する。ステップ4401において
オペレーションコードが“Cancel Job"の場合は、ステ
ップ4402においてパラメータ内に指定されたサービスID
に従って、パラメータをサービスIDに対応する各マネー
ジャに送る。各マネージャはステップ4403において、指
定されたジョブIDを各マネージャが管理するジョブ依頼
表の中を検索する。ステップ4404においてジョブ依頼表
の中に指定されたジョブIDが無い場合は、既にコントロ
ーラでのジョブが終了しているものとして、ステップ44
10においてジョブ表の中から該当するレコードを削除
し、ステップ4411において返信パケットを作成および送
信して終了する。ステップ4404においてジョブ依頼表の
中に指定されたジョブIDが有る場合は、ステップ4405に
おいて指定されたジョブIDに対応するコントローラのジ
ョブIDとジョブを実行しているコントローラのコントロ
ーラIDを取得する。ステップ4406において、コントロー
ラIDに対応するコントローラに対してコントローラのジ
ョブIDを指定してジョブの削除を指示する。ステップ44
07において、コントローラからの実行結果を待ち、実行
結果が不成功であった場合は、ステップ4408においてエ
ラー返信パケットを作成および送信して終了する。ステ
ップ4407において、コントローラからの実行結果が成功
であった場合、ステップ4408においてジョブ依頼表の中
から該当するレコードを削除し、ステップ4403における
ジョブ依頼表の検索を行って他のコントローラに対する
依頼が行われているかどうかを再度チェックする。
【0121】(イベント送信)図77は、各マネージャに
おけるイベント送信の処理フローを表したものである。
各マネージャは図16に示す様なイベント設定表を、各自
が保持する属性表の値として持っている。図16の説明で
示したように、この表にはイベントが発生したときにイ
ベントを送信する接続形式と宛先とが書かれている。あ
るイベントが発生すると、各マネージャはイベントに対
するイベントIDを認識する。その後、ステップ4501にお
いて、イベント設定表を参照しイベントIDが登録されて
いるかどうかを検索する。ステップ4502において、イベ
ントIDが1つも登録されていなければ処理を終了する。
ステップ4502においてイベントIDが1つでも登録されて
いれば、ステップ4503でイベントを送信する際に使用す
る接続形式とイベントを送信する宛先を最初のレコード
から取得し、ステップ4504においてイベント送信パケッ
トを作成する。このパケットの中にはイベントID毎に規
定されているパラメータと、Supervisor410が保持する
イベントフォーマット表(図17)に登録されているイベ
ントID毎のフォーマットに従ったパラメータとを付加す
る。ステップ4505において、このイベント送信パケット
を4503で取得した接続形式の送信宛先に送信する。そし
て、ステップ4506でイベントIDが有るレコード全てにつ
いてステップ4503からステップ4505までを繰り返し処理
したか否かを判断し、処理していなければステップ4503
に戻り、全てのレコードが処理されていれば終了する。
【0122】(多機能周辺機器からのデータスクリプト
送信)図78は、多機能周辺機器201からデータをコマン
ドパケットの連続であるスクリプトとして送信する際の
処理フローを表す。この処理フローは、スキャンジョブ
の結果得られるイメージデータの送信ステップ4008やフ
ォントデータの送信ステップ4303などにおいて使用され
るものである。ステップ4601において、データの属性を
含むパケットを生成して送信する。必要ならステップ45
01を繰り返し、複数の属性を送信する。ステップ4602に
おいて、送信を指定されたデータを取得する。コマンド
パケットは図46に示す構造を有し、パラメータとして送
信できるサイズがかぎられているため、4603において、
データの長さを検査する。検査の結果、データの長さが
制限値の長さ(64Kバイト)を超えている場合、ステッ
プ4606においてデータを制限値の長さで切断し、得られ
たデータをステップ4607においてパラメータとして付加
したコマンドパケットを生成し送信する。このコマンド
パケットには、オペレーションコードとして“Send"を
設定し、継続フラグを真として設定する。ステップ4608
において、切断した残りのデータを取得しステップ4603
のデータ長の検査を再び行う。ステップ4603の検査の結
果、データ長がコマンドパケットの制限値の長さに入っ
ている場合は、ステップ4604においてデータをパラメー
タとして付加したコマンドパケットを生成し送信する。
このコマンドパケットには、オペレーションコードとし
て“Send"を設定し、継続フラグを偽として設定する。
ステップ4605において、残りの属性を含むコマンドパケ
ットを生成して送信する。必要ならステップ4501を繰り
返し、複数の属性を送信して終了する。
【0123】(Client PCのハード構成)図79は図2に示
す本実施形態のClientPC202、203、204、205の共通したハ
ードウエア構成(コントローラ)を示す図である。コン
トローラの内部では、CPU6001がバス6010を介して、Mem
ory(RAM)6002, CRT等のディスプレイ6003、キーボード
やマウス等のポインティングデバイス6004, ROM6008, D
ISK6009が接続されている。図108に示す各種プログラム
及びデータは、ハードディスクやフロッピーディスク等
のDISK6009(記憶媒体)に記憶されており、必要に応じ
て順次Memory(RAM)6002に読み出されてCPU6001で実行さ
れる。このDISK6002は、Client PCに着脱可能でもClien
t PCに内蔵されたものでも良い。更に、図108に示すプ
ログラムは、ネットワークインタフェースケーブル208
(10BASE-T)、IEEE1394インタフェースケーブル206、I
EEE1284インタフェースケーブル207を介して他のClient
PC、MFP201からダウンロードされてDISK6009に記憶さ
れる構成でも良い。図79に示すハードウエアは図109に
示す一般的なClient PCを構成する。CPU6001がディスプ
レイ6003にデータを書き込むことにより表示を行い、CP
U6001がポインティングデバイス6004からデータを読み
出すことにより、ユーザからの指示を入力する。
【0124】また、バス6010には、ネットワークインタ
ーフェースコネクタ6005、IEEE1394インターフェースコ
ネクタ6006、IEEE1284インターフェースコネクタ6007が
接続されており、図2に示すEthernet(10BASE-T)ケーブ
ル208、IEEE1394ケーブル206、IEEE1284ケーブル207が
接続される。CPU6001がこれらのインターフェースから
データを読み込みまたは書き込むことによりそれぞれの
インターフェースを使用した通信を行う。
【0125】(Client PCのソフトウエア構成)図80は
多機能周辺機器201を利用するClient202、203、204、20
5のソフトウエア(制御プログラム)ブロック図の一部
を表す。Client PCが使用するソフトウエア(制御プロ
グラム)とデータは図108に示すようにDISK6009に記憶
されている。501は、ユーザインターフェースであり、
これによって505から514で示される各ドライバおよびユ
ーティリティーが多機能周辺機器201の持つ情報をディ
スプレイ6003に表示する。502は現在使用中の多機能周
辺機器201の情報(データ)を保持するデーターベース
(DISK6009)であり、Clientが多機能周辺機器201に接
続した段階で、503の機器情報取得部が機器の持つ全て
の情報を取得して502のデータベースの中に保持する。5
04は、多機能周辺機器201が保持する各属性表の中で使
用される、各属性の意味、各属性ID毎のデータ型、イベ
ントID毎に規定されているパラメータのフォーマット、
タスクタイプの意味、Supervisorのサブアドレスなどの
規定情報を保持している規定データベース(DISK6009)
である。505から514で示される各ドライバおよびユーテ
ィリティーは、規定データベース504および機器情報デ
ータベース502に基づき動作する。5050は、プリンタド
ライバでありClient PC上で動作するアプリケーション
プログラムからの指示によりプリントジョブスクリプト
を生成する。506は、スキャナドライバでありClient PC
上で動作するアプリケーションプログラムからの指示に
よりスキャンジョブスクリプトを生成する。507は、コ
ピードライバでありClient PC上で動作するアプリケー
ションプログラムからの指示によりコピージョブスクリ
プトを生成する。508は、フォント管理ユーティリティ
であり、フォントデータのダウンロードおよびアップロ
ードを行うジョブを生成し、フォントデータを管理する
コマンドを生成する。509は、フォームオーバーレイ管
理ユーティリティであり、フォームオーバーレイデータ
のダウンロードおよびアップロードを行うジョブを生成
し、フォームオーバーレイを管理するコマンドを生成す
る。510は、ログ管理ユーティリティであり、ログデー
タのダウンロードおよびアップロードを行うジョブを生
成し、ログを管理するコマンドを生成する。511は、カ
ラープロファイル管理ユーティリティであり、カラープ
ロファイルデータのダウンロードおよびアップロードを
行うジョブを生成し、カラープロファイルを管理するコ
マンドを生成する。512は、ジョブ管理ユーティリティ
であり、プリントジョブ・スキャンジョブ・コピージョ
ブの削除・一時停止・実行再開などの管理をおこなうコ
マンドを生成する。513は、機器管理ユーティリティで
あり、プリンタコントローラ・スキャナコントローラの
状態を取得するコマンドを生成する。514は、課金管理
ユーティリティであり、課金データの取得するコマンド
を生成する。
【0126】515は、505から514で示される各ドライバ
およびユーティリティーから生成されたコマンドを基に
コマンドパケットを生成するジェネレータである。生成
されたコマンドパケットは、517、519、521の各トラン
スポート処理モジュールを利用して多機能周辺機器201
に送信する。ジェネレータ515は、517、519、521の各ト
ランスポート処理モジュールから入力された返信パケッ
トおよびイベントパケットを解釈し、適当なドライバま
たはユーティリティに配布する。517は、IEEE1394のト
ランスポート層であるSBPー2の処理モジュールである。
519は、TCP/IPおよびUDP/IPの処理モジュールである。5
21は、IEEE1284のトランスポート層であるIEEE1284.4の
処理モジュールである。518は、IEEE1394の物理層を処
理するインターフェースである。520は、ネットワーク
インターフェースである。522は、IEEE1284の物理層を
処理するインターフェースである。図80はまた、多機能
周辺機器201のソフトウエア(制御プログラム)ブロッ
ク図(図4)におけるユーザーインターフェースマネー
ジャ405の内部構成を表すものでもある。ユーザインタ
ーフェースマネージャ405の場合は、図64におけるSBPー
2処理モジュール517、TCP/IPおよびUDP/IP処理モジュー
519、IEEE1284.4処理モジュール521、ネットワークイン
ターフェース518、ネットワークインターフェース520、
IEEE1284インターフェース522は存在せず、ジェネレー
タ515が図4におけるインタープリター409に直接接続さ
れており、これによってコマンドパケット・返信パケッ
ト・イベントパケットのやり取りが行われている。この
直接接続は他のClient202、203、204、205のソフトウエ
ア(制御プログラム)構成には存在していない。
【0127】(パケット生成・送信処理)図81は、ジェ
ネレータ515が505から514で示される各ドライバおよび
ユーティリティーからコマンドまたはジョブスクリプト
を受けて、図46で示されるコマンドパケットを生成し多
機能周辺機器201に送信する処理フローを表す。この処
理フローの前に、送信先の多機能周辺機器の適当なサブ
アドレスには前もって接続されているものとする。どの
サブアドレスに接続するべきかという情報は、図82で示
される機器情報の取得フローによって取得される。ジョ
ブスクリプトはコマンドの連続で定義されており、処理
対象がジョブスクリプトの場合は、全てのコマンドが処
理されるまでステップ4701からステップ4706までを繰り
返す。以下の記述において、ジョブスクリプトの発行と
はステップ4701からステップ4707まで、各コマンド毎に
処理することを意味する。ステップ4701において、コマ
ンドと共に送信するデータの長さを検査する。検査の結
果、パラメータの制限値の長さ(64Kバイト)を超える
場合は、ステップ4702においてデータを制限値の長さで
切断する。切断されたデータはステップ4703において、
継続フラグを真としてコマンドに対応したオペレーショ
ンコードを含むパケットを生成し、ステップ4704におい
てパケットを送信する。ステップ4701において、データ
の長さがパラメータの制限値の長さに入る場合は、ステ
ップ4705において継続フラグを偽としてコマンドに対応
したオペレーションコードを含むパケットを生成し、ス
テップ4706においてパケットを送信する。
【0128】(Clientでの情報取得とソフトウエア自動
構成)図82は、図80の機器情報取得部503の処理フロー
チャートを表す。機器情報取得部503はClientが多機能
周辺機器201と接続直後に図82で表す処理を行い、機器
情報を取得して機器情報データベース502(DISK6009)
に保持する。この処理はまた、機器からコンフィギュレ
ーション変更のイベントが送られたときにも再度動作す
る。ステップ4801において、Client PCは多機能周辺機
器201と接続する。具体的には、Ethernet208に接続され
ているClientPC202、203はIPアドレス、ポート番号を指
定して多機能周辺機器201に接続しIPパケットデータを
出力する。IEEE1394インタフェース206に接続されてい
るClientPC204はノードIDとLUN(ロジカルユニットナン
バー)を指定して多機能周辺機器201と接続しSBPー2パ
ケットデータを出力する。IEEE1284インタフェース207
に接続されているClientPC205はソケット番号を指定し
て多機能周辺機器201と接続しIEEE1284.4パケットデー
タを出力する。接続先のサブアドレスは、接続に使用し
た接続形式ごとにあらかじめ規定されているSupervisor
用のサブアドレスを使用する。この規定値は、規定情報
データベース504(DISK6009)から取得する。ステップ4
802において、図7に示すSupervisorの属性表の属性ID10
0(属性IDのリスト)の値を取得する。属性値の取得
は、SupervisorのサービスID0と属性IDをパラメータと
して属性値取得用コマンド(Get)を生成し、ジェネレ
ータ515にコマンドを投入することにより行う。ジェネ
レータ515は図65の処理フローを行い、属性値取得用の
コマンドパケットを、多機能周辺機器201に送信する。
多機能周辺機器201では、上記コマンドパケットを受信
し、図47および図48の処理フローを行って指定された属
性IDの属性値をClientに返信する。Clientでは返信パケ
ットをジェネレータによって解析し、機器情報取得部に
送る。尚、属性ID100の属性は、Supervisorの属性表に
ある全属性IDのリストとなっている。ステップ4803にお
いて属性IDを指定して属性値を取得し、ステップ4804で
全ての属性IDの属性値を取得するまで繰り返し処理を
し、その属性値を属性IDと共に機器情報データベース50
2に保存する。以上のステップにおいてSupervisorの持
つ属性表(図7)が全て機器情報データベース502に保存
される。
【0129】そして、ステップ4805において機器情報デ
ータベース502(DISK6009)に保存された属性表からサ
ービスIDのリスト(図11に示すSID:TASK TYPE表)を取
得する。なお、サービスIDの取得は、サービスIDのリス
ト問合わせ用コマンド(LISTSERVICE)を生成し、ジェ
ネレータ515にコマンドを投入することにより行うこと
もできる。この時、多機能周辺機器201では、図47、図4
8、図49で示される処理フローが実行される。ステップ4
806からステップ4811において、ステップ4805において
取得した各サービスID毎に各マネージャの情報を取得す
る。ステップ4806で図11に示すリストからSupervisor
(サービスID0)を除くサービスIDの中で最初のサービ
スIDであるサービスID1(プリントジョブマネージャ50
1)を取得する。ステップ4807でサービスIDに対応する
サブアドレスの取得を行う。サブアドレスの取得は、サ
ービスIDをパラメータとしてサブアドレス取得用のコマ
ンド(Reserve)を生成し、ジェネレータ515にコマンド
を投入することにより行う。この時、多機能周辺機器20
1では、図47、図48、図49、図50で示される処理フロー
が実行される。取得したサブアドレスは、機器情報デー
タベース502に保存する。ステップ4808において、各マ
ネージャの属性表の属性ID100の値(属性IDのリスト)
を取得する。属性値の取得は、各マネージャに対応する
サービスIDと属性IDをパラメータを指定して属性値取得
用コマンド(Get)を生成し、ジェネレータ515にコマン
ドを投入することにより行う。ステップ4809において属
性IDを指定して属性値を取得し、ステップ4810で全ての
属性IDの属性値を取得するまで繰り返し処理をし、その
属性値を属性IDと共に機器情報データベース502に保存
する。ステップ4811においてサービスIDのリストの最後
のサービスIDか否かを判断し、最後でなければステップ
4812においてリストの次のサービスIDをリストから取得
してステップ4807からの処理を繰り返す。ステップ4811
においてサービスIDのリストの全てのサービスID(プリ
ントジョブマネージャー501、502、503、504、505、506、50
7、508、509、スキャンジョブマネージャー419、コピーマ
ネージャー601、602、603、604605、606、607、608、フォント
マネージャー413、フォームオーバーレイマネージャー4
14、ログマネージャー415、カラープロファイルマネー
ジャー416、プリンタコントローラ510、511、512、スキャ
ナコントローラー420)の属性値を属性IDと共に機器情
報データベース502に保存する。そして、ステップ4813
で機器情報データベース502(DISK6009)に保存された
機器情報(データ)に基づいて各ドライバー・ユーティ
リティー(制御プログラム)505から514のそれぞれに対
応したマネージャーのためのユーザーインタフェースを
自動構成する。自動構成ステップ4813の処理には、ユー
ザーインターフェースの更新が含まれており、ドライバ
ー・ユーティリティに応じて設定画面(ユーザーインタ
フェース)の表示を変える。例えば、プリンタドライバ
ーのユーザーインタフェースは、ディスプレイ6003に表
示される表示画面を示す図81や図82のように、各プリン
トジョブマネージャー(501から509)の属性ID1101の属
性値に基づいてサポートしているPDLのリスト、属性ID1
102に基づいてカラー印刷可能か、属性ID1103の属性値
に基づいてサポートしているFinishingの種類、属性ID1
104の属性値に基づいて設定可能最高解像度、属性ID110
5に基づいて設定可能最低解像度の表示を変える。同様
に他のドライバ506、507、ユーティリティ508から514の
ためのユーザーインタフェースの表示も属性に応じて変
える。更に、各ドライバ・ユーティリティの(プリント
マネージャ、コピージョブマネージャー等)のアイコン
を識別可能に表示する。最後に、ステップ4814において
Supervisor410との接続を終了して、処理は終了する。
【0130】(タスクタイプを指定したジョブの発行)
図83は、各アプリケーション・ユーティリティがタスク
タイプを指定したジョブスクリプトを発行した場合の処
理を表すものである。サービスIDを指定したジョブの発
行は、サービスIDをキーとして機器情報データベース50
2を検索し、得られたサブアドレスに対して適切なジョ
ブスクリプトを送信することにより行うが、ユーザから
の指示によりタスクタイプのみが指定された場合は、多
機能周辺機器201に対して使用するサービスIDの紹介依
頼を指示する必要がある。図83は、この場合の処理を示
すものである。ステップ4901おいて、タスクタイプを指
定してサービスIDを取得する属性値取得用コマンドを生
成し、ジェネレータ515にコマンドを投入することによ
り行う。多機能周辺機器201では、図47、図48、図49、
図50、図51で示される処理フローが実行される。ステッ
プ4902において、ステップ4901で得られたサービスIDを
基に機器情報データベース502を検索し、得られたサブ
アドレスに対してジョブスクリプトを送信する。
【0131】(イベントの構造)図84は、多機能周辺機
器201からClientに送られるイベントの構造を表す。イ
ベントパケットは図46に示されるコマンドパケットと同
一の構造を持ち、図84で示すものは、パケットのパラメ
ータ3110の部分の構造である。5001はイベントの種類を
表すイベントIDである。5002はイベントIDごとに規定さ
れているパラメータデータである。このデータのフォー
マットは規定情報データベース504に予め保持されてい
る。5003はイベントIDごとに機器でそのフォーマットが
決められているパラメータデータである。このデータの
フォーマットはイベントフォーマット表(図17)とし
て、図82の処理フローを実行することにより機器情報デ
ータベース502に保持されている。
【0132】(イベントの処理)図85は、Clientが多機
能周辺機器201から各ドライバー・ユーティリティーが
イベントを受けたときの処理を表すフローである。各ド
ライバー・ユーティリティーは、自分が欲しいイベント
をイベントIDをキーとしてジェネレータ515に予め登録
しておく。イベントが多機能周辺機器201からClientに
送られると、ジェネレータ515は登録してある各ドライ
バー・ユーティリティーにイベントを配布する。図85
は、各ドライバー・ユーティリティーがイベントの配布
を受けた後の処理を表すものである。ステップ5101にお
いて、規定情報データベース504から得たフォーマット
情報を元に規定パラメータデータ5002の解析を行う。ス
テップ5102において、イベントID(5001)をキーとして
機器情報データベース502に保持されているイベントフ
ォーマット表(図17)からイベントIDに対応するイベン
トフォーマット1302を取得する。ステップ5103におい
て、取得したイベントフォーマットに基づき、機器依存
のイベントフォーマット(イベントフォーマットの属性
ID676:紙サイズ、ID756:紙の種類、ID666:トナーの
種類、ID698:インクの種類、ID600:カバーの位置)を
解析する。そして、ステップ5104において解析されたパ
ラメータとイベントID(イベント ID200:紙なし、ID39
9:トナーなし、ID432:インクなし、ID234:多機能周
辺機器のカバーオープン)を処理してイベントに応じた
表示(例えば、紙なし、カバーオープン、トナーなし等
のユーザーインタフェースをディスプレイ6003に表示す
る)を行う。
【0133】(ログの処理)図86は、ログ管理ユーティ
リティ510が多機能周辺機器201が保持するログを取得し
て処理するフローを表すものである。ステップ5201にお
いて、ログデータの取得を行う。ログデータの取得は、
ログデータ取得用ジョブスクリプトを生成し、多機能周
辺機器201に送ることにより行う。多機能周辺機器201で
は、図47、図56、図75で示される処理フローが実行さ
れ、ログデータがClientに送られる。例えば、図35に示
すLogFormatID1、98/1/3 1:23のログデータ「12345、4、
1.23、“OK”」は、サービスID1のプリントジョブマネ
ージャーにジョブを発行したユーザーIDが12345で、出
力した紙数が4で、使用したトナー量が1.23、ジョブの
終了状態がOKを示す。ステップ5202において、機器情報
データベース502からログフォーマット表(図36)を取
得する。ステップ5203において、ログデータの各レコー
ドの先頭にあるログフォーマットID2401を取得し、この
値からログフォーマット表(図36)の中からログフォー
マット2502を取得する。例えば、LogFormatID1のフォー
マット「1:701、1:565、1:765、1:777」は、サービスI
D1のプリントジョブマネージャーにジョブを発行したユ
ーザーID、出力した紙数、使用したトナー量、ジョブの
終了状態を示す。また、LogFormatID2のフォーマット
「11:701、11:565、11:765、11:777」は、サービスID1
1のプリントジョブマネージャーにジョブを発行したユ
ーザーID、出力した紙数、使用したトナー量、ジョブの
終了状態を示す。ステップ5204において、ログデータ24
03の解析をログフォーマットフォーマット2502に従って
行い、解析したデータをログ発生時刻2402と共に処理
(ログをソートする等)する。そして、ステップ5205に
おいて各レコードのログデータを解析したか否かを判断
し、解析していなければステップ5203からの処理を繰り
返し実行し、全て解析していれば処理を終了する。
【0134】(課金情報の取得・処理)図87は、課金管
理ユーティリティ514が多機能周辺機器201が保持する課
金データを取得して処理するフローをあらわす。課金デ
ータは、各マネージャが保持するUIDもしくはAID毎のカ
ウントデータとして表される。カウントデータは属性ID
401の値として属性表(図7、図18、図22、図24、図26、
図29、図32、図37、図40、図44)に保持されており、そ
の値はUIDもしくはAID毎の整数値のリストとなってい
る。各整数値の意味するところは、各マネージャの属性
表の中にカウントデータフォーマットの属性(属性ID40
2)の値として表現されており、値はUIDもしくはAID毎
の属性IDのリストとなっている。カウントデータのリス
トとカウントデータフォーマットのリストは、リスト中
の順番によって対応している。例えば、カウントデータ
の3番目の値は、カウントデータフォーマットの同じUID
もしくはAIDの3番目の属性IDの情報を意味している。図
87は、各マネージャが保持するカウントデータを取得し
て処理するフローを表すものである。ステップ5301にお
いて、対象となるマネージャのサービスIDを指定して、
属性ID401の値(カウントデータの値)を取得する。例
えば、属性ID401のユーザID(もしくはアカウントID)2
003のカウンタの値(45、78、34、13)は、属性ID402のユ
ーザID(もしくはアカウントID)2003のカウントデータ
フォーマットで表わされる用紙サイズのプリント枚数を
示す。この属性ID401の値の取得は、サービスIDと属性I
Dをパラメータをパラメータとして属性値取得用コマン
ドを生成し、ジェネレータ515にコマンドを投入するこ
とにより行う。ステップ5302において、同じサービスID
を指定して、属性ID402のユーザID(もしくはアカウン
トID)2003の値(カウントデータフォーマットの値)を
取得する。例えば、属性ID402のユーザID(もしくはア
カウントID)2003の属性値565が用紙サイズA2のプリン
ト枚数、属性値537が用紙サイズA3のプリント枚数、属
性値545が用紙サイズA4のプリント枚数、属性値523が用
紙サイズA5のプリント枚数を意味する。これは機器情報
データベース502から取得してもよい。ステップ5303に
おいて、取得したカウントデータフォーマットを使用し
てカウントデータの解析を行う。ステップ5304におい
て、解析したカウントデータを使用して、例えばサービ
スID毎、ユーザーID毎、アカウントID毎、部門毎に課金
データの処理・生成を行って終了する。
【0135】(プリントジョブ、データダウンロードジ
ョブの発行)図88は、プリンタドライバ505によるプリ
ントジョブの発行、フォント管理ユーティリティ508に
よるフォントデータダウンロードジョブスクリプト発
行、フォームオーバーレイユーティリティ509によるフ
ォームオーバーレイデータダウンロードジョブスクリプ
ト発行、ログ管理ユーティリティー510によるログデー
タダウンロードジョブスクリプト発行およびカラープロ
ファイル管理ユーティリティ511によるカラープロファ
イルデータダウンロードジョブスクリプト発行の各処理
を表す。以上の各ソフトウエア(制御プログラム)によ
る処理フローは共通であり、プリント対象ドキュメント
データおよび上記各種類のダウンロード対象データ(フ
ォントデータ、フォームデータ、カラープロファイルデ
ータ、ログデータ)は、図88および以下の説明におい
て、「データ」と記述されている。ジョブ発行の際に
は、プリントまたはダウンロードするデータがジョブス
クリプトの中に設定する複数の属性値と共に指定され
る。まず、ステップ5401において、機器情報のチェック
処理が行なわれる。この処理の詳細は、図89−後述によ
り説明されている。次に、ステップ5402にて、機器ステ
ータスのチェック処理が行なわれる。この処理の詳細
は、図90−後述により説明されている。ステップ5401お
よびステップ5402のチェック処理が完了後、ステップ54
03において、ユーザ管理機能付きのジョブ処理を行な
う。この処理の詳細は、図91−後述により説明されてい
る。もし、ユーザ管理機能付きのジョブ処理を行なわな
い場合は、このステップを省略してもよい。ステップ54
04では、データ送信方法の決定処理が行なわれる。この
処理の詳細は、図92−後述にて説明されている。次に、
ステップ5405において、アカウントのチェック処理が行
なわれる。この処理の詳細は、図93−後述にて説明され
ている。最後に、ステップ5406において、これまでのス
テップで生成されたジョブスクリプトおよびプリントジ
ョブを行なう上で必要なその他のジョブスクリプトを投
入する。ジョブスクリプトを受信した多機能周辺機器20
1の各マネージャは、図56、図61、図64、図65、図66、
図67、図68(以上、プリントジョブマネージャ)、また
は図56、図61、図74(以上、フォントマネージャ、フォ
ームオーバーレイマネージャ、ログマネージャ、カラー
プロファイルマネージャ)に示される処理を行い、指示
されたジョブの処理を行う。
【0136】(機器情報のチェック処理)図89は、各ジ
ョブの発行時に行なわれる機器情報のチェック処理フロ
ーを示している。ステップ54a01において、機器情報デ
ータベース502にアクセスして機器情報を取得する。ス
テップ54a02において、データが投入対象とする各マネ
ージャ(例えば、プリント対象ドキュメントデータなら
印刷を指定するプリントマネージャ)の有する属性表を
参照し、指定された属性値が属性表で設定されている各
属性値の範囲内にあるかどうかをチェックする。チェッ
クの結果、1つでも範囲内に無い場合は、ステップ54a0
5においてユーザインターフェース上にエラーダイアロ
グを表示するなど、ジョブ発行拒否の処理を行い、終了
する。ステップ54a02のチェックの結果、全ての属性が
マネージャの持つ属性表内の各属性値の範囲内にある場
合は、ステップ54a03においてマネージャの属性表中に
禁止設定属性(属性ID801から805)が存在するかどうか
チェックする。マネージャの属性表が禁止設定属性を持
つ場合は、ステップ54a04においてマネージャが属性表
内に持つ各禁止設定属性毎に指定されたジョブの属性が
禁止されている設定値の組み合わせとなっていないかど
うかチェックする。チェックの結果、禁止されている属
性の設定値の組み合わせがある場合は、ステップ54a05
においてジョブ発行拒否の処理を行い、終了する。
【0137】(ステータスチェック処理)図90は、ジ
ョブ発行に先立つステータスチェック処理を表す。ステ
ップ54e01において、ステータス属性を取得する。ステ
ータス属性の取得は多機能周辺機器201に対してGetコマ
ンドを対象となるマネージャのサービスIDと属性ID106
をパラメータとして送信する事により行う。多機能周辺
機器201では図48で示されるステップによってGetコマ
ンドを解析し、属性ID106の値を返信する。ステップ54e
02で現在のステータスが正常か、異常かを属性ID106に
より識別する。正常(属性値=0)な場合は、ジョブ発行処
理を継続する。ステップ54e02で正常(属性値=0)でなか
った場合、ステップ54e03において、現在のステータス
が「条件付き正常(属性値=1)」であるか「異常(属性値=
2)」であるか属性ID106により識別する。「異常(属性値
=2)」である場合、ステップ54e07において、何故ジョブ
サービスが不能状態なのか理由を取得する。その取得は
多機能周辺機器201の対象となるマネージャの有する属
性ID108の値を取得することにより行う。ステップ54e08
で「現在利用できない理由」を表示し、処理を終了す
る。ステップ54e03において、現在のステータスが「条
件付き正常(属性値=1)」な場合、ステップ54e04におい
て、「制限付きの場合に参照するべき属性のリスト」を
取得する。その取得は多機能周辺機器201の対象となる
マネージャの有する属性ID107の値を取得することによ
り行う。ステップ54e05において、ステップ54e04でリス
トの値として示される全ての属性の値を取得する。ステ
ップ54e06において、発行しようとしているジョブの内
容と、ステップ54e05で取得したリストの属性の値を全
て比較し、ジョブの発行が可能かどうか判断する。ジョ
ブ発行が可能な場合はジョブ発行処理を継続する。ステ
ップ54e06でジョブの発行が不可能であるならば、ステ
ップ54e08において、「現在ジョブが発行できない理
由」を表示してジョブ発行の処理を終了する。なお、ス
テータスの表示態様に関しては上述の実施例に限定され
ず、他の態様で段階的に分類・場合分けしてもよい。
【0138】(ユーザ管理機能付きジョブ処理)図91
は、ジョブ発行に先立つユーザ情報の検査処理を表す。
【0139】ステップ54b01においてユーザIDとユーザ
パスワードを入力する。
【0140】ステップ54b02においてジョブ投入対象の
ジョブマネージャに対応するサービスIDとステップ54b0
1でユーザが入力したユーザIDとユーザパスワードを周
辺機器装置に照会する。照会は“CheckID”をオペレー
ションコードとし、上記ユーザIDとユーザパスワードと
サービスIDをパラメータとしたコマンドを多機能周辺機
器201に対して投入する事により行う。多機能周辺機器2
01では投入されたコマンドを図51−aに示されるフロ
ーにしたがって処理をし、入力されたユーザ情報が認証
されるものかどうかをチェックし返信を行う。ステップ
54b03において、多機能周辺機器201より返信データを受
取り解析する。ステップ54b04において、ステップ54b03
で多機能周辺機器201から受取った返信がジョブ発行許
可かどうかを検査し、ジョブ発行許可がされている場合
はジョブ発行処理を継続する。
【0141】ステップ54b04において、ジョブ発行許可
がされていない場合は、ステップ54b05においてジョブ
発行が許可されていない事を表示する。ステップ54b06
において再度ユーザIDとユーザパスワードを入力するか
どうかをユーザに問い合わせ、入力する場合はステップ
54b01に戻る。入力しない場合はジョブ発行をせずに終
了する。
【0142】(データ送信方法決定処理)図92は、プ
リンタドライバ505によるプリントジョブの発行、フォ
ント管理ユーティリティ508によるフォントデータダウ
ンロードジョブスクリプト発行、フォームオーバーレイ
ユーティリティ509によるフォームオーバーレイデータ
ダウンロードジョブスクリプト発行、ログ管理ユーティ
リティー510によるログデータダウンロードジョブスク
リプト発行およびカラープロファイル管理ユーティリテ
ィ511によるカラープロファイルデータダウンロードジ
ョブスクリプト発行の際のデータ送信方法を決定する処
理フローを示している。まず、ステップ54c01におい
て、送信するデータがどこにあるかをあらかじめ設定し
ておく。データの存在場所の設定は、ユーザーがアドレ
スを指定するか、アプリケーションがアドレスを生成す
る事で行われる。次に、ステップ54c02において、機器
情報データベース502内の各担当マネージャの属性表の
属性値601(サポートしているデータのダウンロード方
法)をチェックし、ジョブ内に参照ポインタ(URL:Uni
fiedResource Locator)を含ませてジョブを発行できる
かどうかを検査する。もし、ジョブ内に参照ポインタを
含ませてジョブを発行できる場合は、ステップ54c06に
て、ジョブ内にデータの参照ポインタを含ませたジョブ
スクリプトを生成する。なお、この場合は、送信データ
がクライアント内部にあるのか、外部にあるのかに関わ
らず、ジョブスクリプトの生成が可能である。一方、ス
テップ54c02において、ジョブ内に参照ポインタを含ま
せてジョブを発行できない場合は、ステップ54c03にお
いて、送信データがクライアント内部にあるのか、外部
にあるのかをチェックする。もし、送信データがクライ
アント外部にある場合は、ステップ54c04において、ク
ライアント外部の送信データを一旦読み込み、ステップ
54c05に移行する。送信データがクライアント内部にあ
る場合は、その送信データをそのまま利用するため、ス
テップ54c06に移行する。ステップ54c06では、ジョブ内
に送信データを含ませたジョブスクリプトを生成する。
【0143】(アカウントチェック処理)図93におけ
るステップ72d01において課金ユーテリティによる課金
関連データの取得・解析を行う。ステップ72d02におい
てカウントデータとカウント制限データの比較を行い、
同じであったら既にカウントデータは制限に達してしま
っていると判断し、ステップ72d04においてエラーメッ
セージ(図95)を発行し、ステップ72d05においてジョ
ブ発行拒否の処理を行い終了する。カウントデータがカ
ウント制限データと同じでなかった場合、カウントデー
タはまだ制限に達していないと判断し、ステップ72d03
において取得した課金データと課金制限データの比較を
行う。同じであったら既に課金データは制限に達してし
まっていると判断し、ステップ72d04においてエラーメ
ッセージ(図96)を発行し、ステップ72d05においてジ
ョブ発行拒否の処理を行い終了する。課金データが課金
制限データと同じでなかった場合、課金データはまだ制
限に達していないと判断し、ステップ72d06においてカ
ウントデータに現在発行しようとしているジョブによる
増加分を加算、結果をN1とし、ステップ72d07におい
てN1がカウント制限データに近いかどうかを判断す
る。この場合の制限に近いかどうかの判断基準は制限対
象によって異なり、基準となる数値はユーザもしくは管
理者が自由に設定してもあらかじめ設定を固定しておい
ても良く特に限定しない。N1がカウント制限データに
近かった場合は、ステップ72d08においてワーニングメ
ッセージ(図97)を発行し、ユーザにジョブを発行する
かどうかの判断を促す。ステップ72d09においてユーザ
の返答がジョブの発行をとりやめるであった場合、ステ
ップ72d05においてジョブ発行拒否の処理を行い終了す
る。ユーザの返答がジョブを発行するであった場合およ
びステップ72d09においてN1がカウント制限データに
近くなかった場合は、ステップ72d10においてN1がカ
ウント制限データに達しているかどうかを判断する。N
1がカウント制限データに達していた場合は、ステップ
72d11においてワーニングメッセージ(図98)を発行
し、ユーザにジョブを発行するかどうかの判断を促す。
ステップ72d12においてユーザの返答がジョブの発行を
とりやめるであった場合、ステップ72d05においてジョ
ブ発行拒否の処理を行い終了する。ユーザの返答がジョ
ブを発行するであった場合およびステップ72d10におい
てN1がカウント制限データに達していなかった場合
は、ステップ72d13において課金データに現在のジョブ
による増加分を加算し、結果をN2とする。ステップ72
d14においてN2が課金制限データに近いかどうかを判
断する。この場合の制限に近いかどうかの判断基準とな
る数値はユーザもしくは管理者が自由に設定してもあら
かじめ設定を固定しておいても良く特に限定しない。N
2が課金制限データに近かった場合は、ステップ72d15
においてワーニングメッセージ(図99)を発行し、ユー
ザにジョブを発行するかどうかの判断を促す。ステップ
72d16においてユーザの返答がジョブの発行をとりやめ
るであった場合、ステップ72d05においてジョブ発行拒
否の処理を行い終了する。ユーザの返答がジョブを発行
するであった場合およびステップ72d14においてN2が
課金制限データに近くなかった場合は、ステップ72d17
においてN2が課金制限データに達しているかどうかを
判断する。N2が課金制限データに達していた場合は、
ステップ72d18においてワーニングメッセージ(図100)
を発行し、ユーザにジョブを発行するかどうかの判断を
促す。ステップ72d19においてユーザの返答がジョブの
発行をとりやめるであった場合、ステップ72d05におい
てジョブ発行拒否の処理を行い終了する。ユーザの返答
がジョブを発行するであった場合およびステップ72d17
においてN2が課金制限データに達していなかった場合
は、次の処理に進む。
【0144】(スキャンジョブ、データアップロードジ
ョブの発行)図101は、スキャナドライバ506によるスキ
ャンジョブの発行、フォント管理ユーティリティ508に
よるフォントデータアップロードジョブスクリプト発
行、フォームオーバーレイユーティリティ509によるフ
ォームオーバーレイデータアップロードジョブスクリプ
ト発行、ログ管理ユーティリティー510によるログデー
タアップロードジョブスクリプト発行およびカラープロ
ファイル管理ユーティリティ511によるカラープロファ
イルデータアップロードジョブスクリプト発行の各処理
を表す。以上の各ソフトウエア(制御プログラム)によ
る処理フローは共通であり、スキャン結果得られたドキ
ュメントデータおよび上記各種類のアップロード対象デ
ータ(フォントデータ、フォームデータ、カラープロフ
ァイルデータ、ロゴデータ)は、図101および以下の説
明において、「データ」と記述されている。ジョブ発行
の際には、データを指し示す指示子が、ジョブスクリプ
トの中に設定する複数の属性値と共に指定される。ま
ず、ステップ5501において、機器情報のチェック処理が
行なわれる。この処理の詳細は、図89−前述により説明
されている。次に、ステップ5502にて、機器ステータス
のチェック処理が行なわれる。この処理の詳細は、図90
−前述により説明されている。ステップ5501およびステ
ップ5502のチェック処理が完了後、ステップ5503におい
て、ユーザ管理機能付きのジョブ処理を行なう。この処
理の詳細は、図91−前述により説明されている。もし、
ユーザ管理機能付きのジョブ処理を行なわない場合は、
このステップを省略してもよい。ステップ5504では、要
求するデータ形式(データを指し示す指示子)の決定処理
が行なわれる。この処理の詳細は、図102−後述にて説
明されている。ステップ5505では、データの受信方法の
決定処理が行なわれる。この処理の詳細は、図103−後
述にて説明されている。次に、ステップ5506において、
アカウントのチェック処理が行なわれる。この処理の詳
細は、図93、94−前述にて説明されている。次に、ステ
ップ5507において、これまでのステップで生成されたジ
ョブスクリプトおよびスキャンジョブを行なう上で必要
なその他のジョブスクリプトを投入する。ジョブスクリ
プトを受信した多機能周辺機器201の各マネージャは、
図56、図61、図69、図65、図70、図71、図68(以上、ス
キャンジョブマネージャ)、または図56、図61、図75
(以上、フォントマネージャ、フォームオーバーレイマ
ネージャ、ログマネージャ、カラープロファイルマネー
ジャ)に示される処理を行い、指示されたジョブの処理
を行う。最後に、ステップ5508において、データの受信
処理を行なう。この処理の詳細は、図104−後述にて説
明されている。
【0145】(データ形式決定処理)図1023は、スキャ
ンジョブあるいはデータアップロードジョブを発行する
際のデータ形式を決定する処理フローを示している。な
お、本実施例では、この処理フローをスキャンジョブに
注目して説明する。よって、ステップ55a01にて、スキ
ャンジョブではないと判断された場合は、ステップ55a0
6に進み、データアップロードジョブにふさわしいデー
タ形式の決定を行ない、処理フローを終了するが、ここ
では詳細は省略する。ステップ55a01においてスキャン
ジョブであると判断された場合、ステップ55a02におい
て原稿種別またはプリスキャンの組み合わせの設定を行
なう。個々の原稿種別として、カラー原稿か、モノクロ
原稿か、青焼き原稿か、テキスト原稿か、イメージ原稿
か、テキストとイメージの混在原稿か、などがあげられ
るが、機器が判別可能な原稿種別は、機器情報データベ
ース502にアクセスすることで得られる。この処理は、
機器において判別可能な原稿種別をユーザインターフェ
イス上に列挙しておき、それらの組み合わせを指定する
ようにする。つまり、「カラー原稿」かつ「イメージ原
稿」、「モノクロ原稿」かつ「テキストとイメージの混
在原稿」といった組み合わせが可能である。さらに、プ
リスキャンの設定がオンの場合という条件も組み合わせ
ることができる。次に、ステップ55a03において、設定
した原稿種別またはプリスキャンの組み合わせのとき
に、どのような形式(解像度、イメージ形式など)でスキ
ャンデータを得るかを指定する。原稿種別と同様、機器
に指定可能な解像度やイメージ形式は、機器情報データ
ベース502にアクセスすることで得られる。この処理
も、機器において指定可能なデータ形式をユーザインタ
ーフェイス上に列挙しておき、それを指定するようにす
る。ある原稿種別またはプリスキャンの組み合わせ1つ
に対し、1つのデータ形式を指定する。次に、ステップ5
5a04において、所望の原稿種別およびプリスキャンの組
み合わせ時に所望のデータ形式を生成するためのジョブ
スクリプトを生成する。なお、スキャンジョブスクリプ
トの一例を図123−後述にて説明している。ステップ55a
05では、別のデータ形式をさらに設定するかどうかの判
断を行なう。もし、さらに別のデータ形式を指定する場
合は、ステップ55a02に戻り、そうでなければデータ形
式の決定処理を完了する。
【0146】(データ受信方法決定処理)図103は、ス
キャンジョブあるいはデータアップロードジョブを発行
する際のデータ受信方法を決定する処理フローを示して
いる。まず、ステップ55b01において、データを受信す
る受け取り先を設定する。これは、このジョブを発行す
るクライアント自身か、クライアント以外のいずれかで
ある。クライアント以外の指定する場合は、その受け取
り先のアドレスなどの詳細情報も設定する。次に、ステ
ップ55b02にて、これから行なう処理がスキャンジョブ
か、データアップロードジョブかをチェックする。も
し、データアップロードジョブの場合は、データ送信の
み行なうことができるため、ステップ55b05に移行す
る。一方、スキャンジョブの場合は、ステップ55b03に
おいて機器からの送信方法を設定する。機器がサポート
している送信方法は、機器情報データベース502のスキ
ャンジョブマネージャの属性表の属性値602(サポート
しているデータのアップロード方法)をチェックするこ
とで得られるので、指定可能なものをユーザインターフ
ェイス上に列挙しておき、いずれかを選ぶようにする。
ステップ55b04では、設定された送信方法をチェック
し、データ送信が設定された場合はステップ55b05に、
参照送信が設定された場合はステップ55b06に移行す
る。ステップ55b05では、データ送信を指示するジョブ
スクリプトの生成を行なう。また、ステップ55b06で
は、参照送信を指示するジョブスクリプトの生成を行な
う。このいずれかのステップにてジョブスクリプトの生
成が完了すると、データ受信方法決定処理は完了する。
【0147】(データ受信処理)図104は、スキャンジ
ョブあるいはデータアップロードジョブを発行後、デー
タを受信する処理フローを示している。まず、ステップ
55c01において、受信データの受け取り先をチェックす
る。これは、前述(データ受信方法決定処理−図103)の
ステップ55b01にて設定されたものである。受け取り先
がクライアント自身であった場合は、ステップ55c02に
進み、送られてくるデータあるいは参照を受け取る。一
方、クライアント以外が受け取り先の場合は、その相手
先にデータまたは参照の受け取りを指示する。
【0148】(コピージョブの発行)図105はコピージ
ョブの発行を行う処理を表す。コピージョブ発行の指示
として、ジョブスクリプトの中に設定する複数の属性値
が指定される。まず、ステップ5601において、機器情報
のチェック処理が行なわれる。この処理の詳細は、図10
2−前述により説明されている。次に、ステップ5602に
て、機器ステータスのチェック処理が行なわれる。この
処理の詳細は、図90−前述により説明されている。ステ
ップ5601およびステップ5602のチェック処理が完了後、
ステップ5603において、ユーザ管理機能付きのジョブ処
理を行なう。この処理の詳細は、図91−前述により説明
されている。もし、ユーザ管理機能付きのジョブ処理を
行なわない場合は、このステップを省略してもよい。次
に、ステップ5604において、アカウントのチェック処理
が行なわれる。この処理の詳細は、図93−前述にて説明
されている。次に、ステップ5605において、これまでの
ステップで生成されたジョブスクリプトおよびコピージ
ョブを行なう上で必要なその他のジョブスクリプトを投
入する。ジョブスクリプトを受信した多機能周辺機器20
1のコピージョブマネージャは、図56、図61、図73、図6
5、図71、図71、図67、図68に示される処理を行い、指
示されたジョブの管理を行う。
【0149】(2階層のジョブスクリプトの構成)図12
1は、2階層のジョブスクリプトを示した構成図である。
この図において、JobStart、SetJobといった個々のボッ
クスは、それぞれ1つのコマンドパケット(図46を参照)
であり、ジョブスクリプトはコマンドパケットの羅列に
よって構成されている。コマンドパケット−JobStartか
らコマンドパケット−JobEndまでが1つのジョブ単位と
して識別される。ジョブ単位は、そのジョブの属性を設
定するコマンドパケット−SetJobとドキュメント単位を
構成するコマンドパケット群とで構成される。コマンド
パケット−DocumentStartからコマンドパケット−Docum
entEndまでが1つのドキュメント単位として識別され
る。ドキュメント単位は、そのドキュメントの属性を設
定するコマンドパケット−SetDocument、データの送信
を指定するコマンドパケット−Send、あるいはデータの
送信を要求するコマンドパケット−SendRequestにより
構成される。
【0150】(3階層のジョブスクリプトの構成)図12
2は、3階層のジョブスクリプトを示した構成図であ
る。この図において、JobStart、SetJobといった個々の
ボックスは、それぞれ1つのコマンドパケット(図46を参
照)であり、ジョブスクリプトはコマンドパケットの羅
列によって構成されている。コマンドパケット−JobSta
rtからコマンドパケット−JobEndまでが1つのジョブ単
位として識別される。ジョブ単位は、そのジョブの属性
を設定するコマンドパケット−SetJob、バインダー単位
を構成するコマンドパケット群とで構成される。また、
コマンドパケット−BinderStartからコマンドパケット
−BinderEndまでが1つのバインダー単位として識別され
る。バインダー単位は、そのバインダーの属性を設定す
るコマンドパケット−SetBinder、ドキュメント単位を
構成するコマンドパケット群とで構成される。さらに、
コマンドパケット−DocumentStartからコマンドパケッ
ト−DocumentEndまでが1つのドキュメント単位として識
別される。ドキュメント単位は、そのドキュメントの属
性を設定するコマンドパケット−SetDocument、データ
の送信を指定するコマンドパケット−Send、あるいはデ
ータの送信を要求するコマンドパケット−SendRequest
により構成される。
【0151】(スキャンジョブスクリプトの例)図123
は、2階層からなるスキャンジョブスクリプトの一例を
示した構成図である。なお、図122で説明したように、3
階層からなるスキャンジョブスクリプトとしてもよい。
スキャンジョブスクリプトにおいては、各ドキュメント
単位が特定の原稿種別を検知した際にどのような形式の
データを生成するかを指定する単位となる。図中のドキ
ュメント属性「原稿種別」は、このドキュメント単位が
どのような原稿種別のときに参照されるかを示してい
る。また、ドキュメント属性「解像度」「イメージ形
式」は、このドキュメント単位において生成するデータ
の形式を示している。図のドキュメント単位−1では、
ドキュメント属性の「原稿種別」に「PreScan & カラ
ー」を指定しており、これはプリスキャンの指定がオン
かつ原稿の種別がカラー原稿であるとき、このドキュメ
ント単位を参照することを示している。同様にドキュメ
ント単位−2およびドキュメント単位−3は原稿種別が
カラー原稿のときに、ドキュメント単位−3は原稿種別
がモノクロのときに参照される。仮に、プリスキャンが
オフであり、カラー原稿をスキャンしようとした場合
は、ドキュメント単位−2とドキュメント単位−3が参
照され、1200dpiのJPEG形式のデータと1200dpiのビット
マップ形式のデータが同時に生成される。一方、プリス
キャンがオンであり、モノクロ原稿をスキャンしようと
した場合は、一致する原稿種別がないため、データは生
成されない。
【0152】また、図中のコマンドパケット−Send Req
uestは、どのような送信方法で、どの宛先に対してデー
タを送るのかを指示しており、例えば送信方法が「デー
タ送信」の場合は、スキャン後のデータをそのまま送る
よう指示するものである。また、送信方法が「参照送
信」の場合は、スキャン後のデータは機器内に保存し、
その参照情報のみを送るよう指示するものである。ま
た、「クライアント自身」「クライアント以外」は、実
際にデータを送信する宛先を示しており、ネットワーク
のアドレス情報などが利用される (ジョブ管理コマンドの発行)図106は、ジョブ管理ユ
ーティリティ512が、ジョブ管理コマンドを発行する場
合の処理フローを表す。ステップ5701において、対象と
するマネージャのサービスIDをパラメータとしてマネー
ジャが保持するジョブ表(図20)をMFP201から取得す
る。ステップ5702において、取得したジョブ表に含まれ
るジョブリストの中から適当な方法で管理対象とするジ
ョブの持つジョブIDを選択する。選択手段としては、ユ
ーザインターフェース501を介してディスプレイ6003に
ジョブのリストを表示し、ユーザに選択させる方法など
が含まれる。ステップ5703において、指定されたジョブ
IDをパラメータとするジョブ管理用コマンドを生成し、
発行し終了する。ジョブ管理コマンドを受信した多機能
周辺機器201のSupervisorは、図47、図48、図49、図5
0、図51、図76に示される処理を行い、指示されたジョ
ブの管理を行う。
【0153】なお、本発明は、単体で存在するコピー
機、プリンタ、スキャナ等から構成されるシステムに適
用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,
ファクシミリ装置など)に適用してもよい。また、本発
明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエア(制御プログラム)のプログラムコードを記録し
た記憶媒体(図107、図108)を、図2に示すようにシス
テムに供給し、そのシステムの装置(CPU301やCPU600
1)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによって達成される。Client PCに図77に
示すプログラムやデータを供給する方法として図109に
示すようにフロッピーディスクFD7000に記憶させてPC本
体7001に供給する方法も一般的である。この場合、記憶
媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実
施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコ
ードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することにな
る。
【0154】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスクやハードディス
ク以外にも,光ディスク,光磁気ディスク,CD−RO
M,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,
ROMなどを用いることができる。また、コンピュータ
が読出したプログラムコードを実行することにより、前
述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプ
ログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働
しているOS(オペレーティングシステム)などが実際
の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述
した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは
言うまでもない。さらに、記憶媒体から読出されたプロ
グラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボ
ードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備
わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0155】図110は図1のレーザービームプリンタエン
ジン103、104に適用可能なレーザビームプリンタ(以
下、LBPと略す)の内部構造を示す断面図で、このL
BPは、文字パターンデータ等を入力して記録紙に印刷
することができる。図110において、8012はLBP本体
であり、供給される文字パターン等を基に、記録媒体で
ある記録紙上に像を形成する。8000は操作のためのスイ
ツチ及びLED表示器などが配されている操作パネル、
8001はLBP8012全体の制御及び文字パターン情報等を解
析するプリンタ制御ユニツトである。このプリンタ制御
ユニツト8001は主に文字パターン情報をビデオ信号に変
換してレーザドライバ8002に出力する。レーザドライバ
8002は半導体レーザ8003を駆動するための回路であり、
入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ8003から発
射されるレーザ光8004をオン・オフ切替えする。レーザ
光8004は回転多面鏡8005で左右方向に振られて静電ドラ
ム8006上を走査する。これにより、静電ドラム8006上に
は文字パターンの静電潜像が形成される。この潜像は静
電ドラム8006周囲の現像ユニツト8007により現像された
後、記録紙に転写される。この記録紙にはカットシート
を用い、カットシート記録紙はLBP8012に装着した複数
種の用紙に対応した複数の用紙カセツト8008に収納さ
れ、給紙ローラ8009及び搬送ローラ8010と8011とにより
装置内に取込まれて、静電ドラム8006に供給される。
【0156】図111は図1のインクジェットプリンタエン
ジン105に適用可能なインクジェット記録装置IJRA
の概観図である。同図において、駆動モータ9011の正逆
回転に連動して駆動力伝達ギア9010,9008を介して回転
するリードスクリュー9004の螺旋溝9003に対して係合す
るキャリッジHCはピン(不図示)を有し、矢印a,b
方向に往復移動される。このキャリッジHCには、イン
クジェットカートリッジIJCが搭載されている。9001
は紙押え板であり、キャリッジの移動方向に亙って紙を
プラテン9000に対して押圧する。9006,9007はフォトカ
プラで、キャリッジのレバー9005のこの域での存在を確
認して、モータ9011の回転方向切り換え等を行うための
ホームポジション検知手段である。9013は記録ヘッドの
前面をキャップするキャップ部材9019を支持する部材
で、9012はこのキャップ内を吸引する吸引手段で、キャ
ップ内開口9020を介して記録ヘッドの吸引回復を行う。
9014はクリーニングブレードで、9016はこのブレードを
前後方向に移動可能にする部材であり、本体支持板9015
にこれらが支持されている。ブレードは、この形態でな
く周知のクリーニングブレードが本例に適用できること
は言うまでもない。又、9018は、吸引回復の吸引を開始
するためのレバーで、キャリッジと係合するカム9017の
移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッ
チ切り換え等の公知の伝達手段で移動制御される。これ
らのキャッピング、クリーニング、吸引回復は、キャリ
ッジがホームポジション側の領域に来た時にリードスク
リュー9004の作用によってそれらの対応位置で所望の処
理が行えるように構成されているが、周知のタイミング
で所望の作動を行うようにすれば、本例にはいずれも適
用できる。
【0157】以上説明したように本実施形態によれば、
情報処理装置からジョブが投入される論理デバイスの機
能を保持し当該論理デバイスに投入されたジョブを管理
する論理デバイス制御プログラム(スキャンジョブマネ
ージャー419、プリントジョブマネージャー501から50
9、コピージョブマネージャー601から608)と周辺機器
のデバイスエンジンの機能を保持し当該デバイスエンジ
ンでのジョブを管理する物理デバイス制御プログラム
(スキャナコントローラー420、LBPコントローラー510、
511、Ink Jetコントローラー512)を用いてジョブを解
析することができる。
【0158】ここで、物理デバイス制御プログラムは、
周辺機器のスキャナエンジンを制御するスキャナ制御プ
ログラム(スキャナコントローラ420)である。物理デ
バイス制御プログラムは、周辺機器のレーザービームプ
リンタエンジンを制御するレーザービームプリンタ制御
プログラム(LBPコントローラー510、511)である。物理
デバイス制御プログラムは、周辺機器のインクジェット
プリンタエンジンを制御するインクジェットプリンタ制
御プログラム(Ink Jetプリンタコントローラー512)で
ある。また、論理デバイス制御プログラムは、周辺機器
のレーザービームプリンタ制御プログラム或いはインク
ジェットプリンタ制御プログラム或いはレーザービーム
プリンタ制御プログラム及びインクジェットプリンタ制
御プログラムを制御するプリントジョブ制御プログラム
(プリントジョブマネージャー501から509)である。ま
た、論理デバイス制御プログラムは、周辺機器のスキャ
ナ制御プログラムを制御するスキャナジョブ制御プログ
ラム(スキャンジョブマネージャー419)である。ま
た、論理デバイス制御プログラムは、周辺機器のスキャ
ナ制御プログラムとレーザービームプリンタ制御プログ
ラム或いはインクジェットプリンタ制御プログラム或い
はレーザービームプリンタ制御プログラム及びインクジ
ェットプリンタ制御プログラムを制御するコピージョブ
制御プログラム(コピージョブマネージャー601から60
8)である。
【0159】このような構成により、論理デバイス制御
プログラムは論理デバイスがジョブの実行のために使用
する少なくとも一つのデバイスエンジンとの関係を保持
することができる。また、論理デバイスに投入されたジ
ョブに基づいて実際にジョブ実行のために使用するデバ
イスエンジンを決定することができる。また、論理デバ
イス制御プログラムが保持する機能を変更できる。論理
デバイスに投入されたジョブを実際に実行する物理デバ
イスで管理するジョブと関係付けて管理することができ
る。また、論理デバイス制御プログラムは複数存在し、
複数の論理デバイス制御プログラムの負荷状態を比較し
て最適な論理デバイス制御プログラムを選択することが
できる。また、複数の論理デバイス制御プログラムとこ
れら複数の論理デバイス制御プログラムを統括する統括
プログラム(Supervisor410)を有し、当該統括プログ
ラムはそれぞれの前記論理デバイス制御プログラムにジ
ョブを投入する際に使用するサブアドレスと接続インタ
フェースの種類をそれぞれの論理デバイス制御プログラ
ムに対応して付けて保持することができる。また、統括
プログラムはサブアドレスが有効或いは無効かを示す情
報の一覧を保持し、有効でないサブアドレスにジョブが
投入された場合に当該ジョブを破棄することができる。
また、統括プログラムは使用可能なユーザーの認証情報
の一覧を保持し、入力したジョブに含まれるユーザー情
報が当該認証情報の一覧に含まれない場合に当該ジョブ
のエラー報知をすることができる。また、統括プログラ
ムは使用可能なユーザーの認証判断処理の種類を示すセ
キュリティレベルの一覧を保持することができる。ま
た、論理デバイス制御プログラムはジョブを解析中にイ
ベントが発生した場合にイベントデータを情報処理装置
へ送信するための接続インタフェースと送信先アドレス
の一覧を保持することができる。また、論理デバイス制
御プログラムでジョブを解析中にイベントが発生した場
合に、情報処理装置へ送信するための接続インタフェー
スと送信先アドレスの一覧を参照してイベントデータを
送信することができる。
【0160】また、以上説明したように本実施形態によ
れば、周辺機器から取得した機能(属性値)に応じて、
周辺機器を制御するための制御プログラムのユーザーイ
ンタフェースを自動構成(ステップ4813)することがで
きる。また、取得した機能に応じて周辺機器のためのユ
ーザーインタフェースの表示(図81、図82)を制御する
ことができる。また、前記周辺機器の機能の設定範囲に
関する情報(属性値)を取得することができる。また、
設定範囲に関する情報はジョブ設定が禁止されている属
性の組み合わせ(属性ID801からID805)で表現されてい
る。また、周辺機器の機能選択肢に関する情報(属性
値)を取得することができる。周辺機器から当該周辺機
器の機能を示す属性リスト(属性表)を取得して、当該
属性リストの属性IDを指定することによって属性値を取
得することができる。また、周辺機器の物理デバイス制
御プログラム、論理デバイス制御プログラム、リソース
制御プログラムとそれらを統括する統括制御プログラム
のそれぞれの機能を示す属性リスト(属性表)を当該周
辺機器から取得することができる。また、物理デバイス
制御プログラムは周辺機器のスキャナエンジンを制御す
るスキャナ制御プログラムである。また、物理デバイス
制御プログラムは周辺機器のレーザービームプリンタエ
ンジンを制御するレーザービームプリンタ制御プログラ
ムである。
【0161】また、物理デバイス制御プログラムは周辺
機器のインクジェットプリンタエンジンを制御するイン
クジェットプリンタ制御プログラムである。また、論理
デバイス制御プログラムは周辺機器のレーザービームプ
リンタ制御プログラム或いはインクジェットプリンタ制
御プログラム或いはレーザービームプリンタ制御プログ
ラム及びインクジェットプリンタ制御プログラムを制御
するプリントジョブ制御プログラムである。また、論理
デバイス制御プログラムは周辺機器のスキャナ制御プロ
グラムを制御するスキャナジョブ制御プログラムであ
る。また、論理デバイス制御プログラムは周辺機器のス
キャナ制御プログラムとレーザービームプリンタ制御プ
ログラム或いはインクジェットプリンタ制御プログラム
或いはレーザービームプリンタ制御プログラム及びイン
クジェットプリンタ制御プログラムを制御するコピージ
ョブ制御プログラムである。また、リソース制御プログ
ラムは周辺機器のフォントを管理するフォント制御プロ
グラムである。また、リソース制御プログラムは周辺機
器のフォームオーバーレイを管理するフォームオーバー
レイ制御プログラムである。また、リソース制御プログ
ラムは周辺機器のログを管理するログ制御プログラムで
ある。また、リソース制御プログラムは周辺機器のカラ
ープロファイルを管理するカラープロファイル制御プロ
グラムである。
【0162】また、以上説明したように本実施形態によ
れば、周辺機器(MFP201)から取得した機能に基づいて
前記周辺機器へジョブスクリプトを発行できるか否か判
断(ステップ5402から5404、ステップ5502から5504、ス
テップ5602から5604)することにより、その判断結果に
応じてジョブ発行処理を制御できる。
【0163】ここで、周辺機器の物理デバイス制御プロ
グラム、論理デバイス制御プログラム、リソース制御プ
ログラム(フォントマネージャー413、フォームオーバー
レイマネージャー414、ログマネージャー415、カラープ
ロファイルマネージャー416)とそれらを統括する統
括プログラムのそれぞれの機能を示す属性リスト(属性
表)が当該周辺機器から取得される。また、ジョブ設定
が禁止されている属性の組み合わせ(属性ID801か
らID805)が取得される。また、ダウンロードジョブ或
いはプリントジョブが周辺機器へ発行される。また、ア
ップロードジョブ或いはスキャンジョブが周辺機器へ発
行される。また、取得した機能のダウンロード方法のサ
ポートを示す属性(属性ID601)とジョブ発行対象のデ
ータの存在位置に応じてジョブ発行方法が選択される。
また、取得した機能のアップロード方法のサポートを示
す属性(属性ID602)とジョブ発行対象のデータの保存
位置に応じてジョブ発行方法が選択される。また、ジョ
ブ発行対象のデータはプリントドキュメントデータであ
る。また、ジョブ発行対象のデータはスキャンドキュメ
ントデータである。また、ジョブ発行対象のデータはフ
ォントデータである。また、ジョブ発行対象のデータは
フォームオーバーレイデータである。また、ジョブ発行
対象のデータはカラープロファイルデータである。ま
た、ジョブ発行対象のデータはログデータである。ま
た、ジョブ発行対象のデータはフォントデータである。
また、周辺機器から受信したイベントに応じたイベント
フォーマットデータを取得し、当該イベントフォーマッ
トデータに基づいて受信したイベントが解析される。ま
た、周辺機器のログデータと当該ログデータのログフォ
ーマットデータを取得し、当該ログフォーマットデータ
に基づいて前記ログデータが解析される。また、周辺機
器の課金データ(カウントデータ)と当該課金データの
フォーマットデータを取得し、当該課金フォーマットデ
ータに基づいて前記課金データが解析される。
【0164】以上述べたように本発明によれば、情報処
理装置と接続された周辺機器であって、前記情報処理装
置からパケットデータから構成されるジョブスクリプト
を入力する入力手段と、前記入力手段で取得したジョブ
スクリプトを前記周辺機器が解析後、それらスクリプト
内容に応じて適切なジョブファイルを生成する手段と、
前記ジョブスプリプトはスプリプト内部に1つまたは複
数のバインダーおよびドキュメントを構成でき、またバ
インダーはドキュメントを構成しジョブ内に階層構造を
持たせ、前記周辺機器は前記階層構造の前記ジョブスク
リプトを解析する手段、前記階層構造のジョブスプリプ
トを解析後、ジョブファイル生成と同時に、それとは別
にバインダーファイルおよびドキュメントファイルを生
成、またバインダーファイルにドキュメントファイルを
生成する手段と、前記生成されたジョブファイル、バイ
ンダーファイルおよびドキュメントファイルを適切に処
理する手段とを有することで、ジョブのスケジューリン
グ単位(ジョブの実行優先度、ジョブの実行キャンセル
など)といくつかのドキュメントを束ねた単位(バイン
ダー)および各ドキュメント単位の各種制御を別の単位
として明確に処理すること、また、ジョブ処理において
各バインダー単位やドキュメント単位の処理結果などの
情報を取得すること、また、ジョブ処理においてジョブ
実行中に各バインダー単位やドキュメント単位に設定を
新規行うことや変更を行うこと、また、プリントジョブ
では1つのジョブ内で出力する紙などのメディア単位と
ステープルなどのフィニッシング単位を別の単位として
処理すること、また、スキャンジョブでは1つのジョブ
内で原稿読み取りの制御の単位とスキャン画像制御の単
位を別の単位として処理することが可能となる。
【0165】本実施例のユーザ管理機能付きジョブ発行
システムでは、ジョブにユーザ情報を付加しユーザ情報
によってジョブの実行を制御することが可能な周辺機器
において、ユーザ情報をジョブ発行に先立ち認証する手
段を有することにより、ジョブを発行する前にユーザ情
報を認証することができる。
【0166】また、認証に使用するユーザ情報にユーザ
IDを使用する手段を有する事により、ジョブを発行す
る前にユーザIDよりユーザ情報を認証することができ
る。
【0167】また、認証に使用するユーザ情報にユーザ
IDとユーザパスワードを使用する手段を有する事によ
り、ジョブを発行する前にユーザIDとユーザパスワー
ドによりユーザ情報を認証することができる。
【0168】また、認証に使用するユーザ情報にユーザ
IDとサービスの種類を使用する手段を有する事によ
り、ジョブを発行する前にユーザIDとサービスの種類
によりユーザ情報を認証することができる。
【0169】また、認証に使用するユーザ情報にユーザ
IDとユーザパスワードとサービスの種類を使用する手
段を有する事により、ジョブを発行する前にユーザID
とユーザパスワードとサービスの種類によりユーザ情報
を認証することができる。
【0170】また、周辺機器装置にジョブを送信する前
にユーザ情報を確認する手段と、周辺機器装置に送信す
るジョブにユーザ情報を付加する手段を有することによ
り、ユーザ情報に基づいてジョブの発行が可能かどうか
知ることができる。
【0171】また、前記ユーザ情報にユーザIDを使用
する手段を有する事により、ユーザIDを使用したユー
ザ情報に基づいてジョブの発行が可能かどうか知ること
ができる。
【0172】また、前記ユーザ情報にユーザIDとユー
ザパスワードを使用する手段を有する事により、ユーザ
IDとユーザパスワードを使用したユーザ情報に基づい
てジョブの発行が可能かどうか知ることができる。
【0173】また、前記ユーザ情報にユーザIDとサー
ビスの種類を使用する手段を有する事により、ユーザI
Dとサービスの種類を使用したユーザ情報に基づいてジ
ョブの発行が可能かどうか知ることができる。
【0174】また、前記ユーザ情報にユーザIDとユー
ザパスワードとサービスの種類を使用する手段を有する
事により、ユーザIDとユーザパスワードとサービスの
種類を使用したユーザ情報に基づいてジョブの発行が可
能かどうか知ることができる。
【0175】本実施例によれば、周辺機器の現在のステ
ータスを情報として保持し、現在のステータスによって
ジョブの実行を制御することが可能な周辺機器におい
て、Clientから周辺機器の現在のステータスの取得を要
求された場合、保持している周辺機器の現在のステータ
スを返信する手段を有することにより、ジョブを発行す
る前に、Clientが周辺機器の現在のステータスを取得
し、ジョブの実行が可能であるか不可能であるかを知る
事ができる。
【0176】また、周辺機器の現在のステータスを「正
常」、「条件付き正常」、「異常」の3種類で表現する
手段を有することにより、ジョブを発行する前に、Clie
ntが周辺機器の現在のステータスを「正常」、「条件付
き正常」、「異常」の3種類の表現で把握でき、ジョブ
の実行が可能であるか不可能であるかを知る事ができ
る。
【0177】また、周辺機器の現在のステータスが「条
件付き正常」であり、Clientからその理由を要求された
場合、周辺機器内部に保持されている「ジョブの実行が
制限付きで可能な場合に参照すべき属性のリスト」属性
の値を返信する手段を有することにより、ジョブを発行
する前に、Clientが周辺機器の現在のステータスが「条
件付き正常」であった場合、その条件を知る事ができ
る。
【0178】また、周辺機器の現在のステータスが「異
常」であり、Clientからその理由を要求された場合、周
辺機器内部に保持されている「異常の場合の理由」属性
の値を返信する手段を有することにより、ジョブを発行
する前に、Clientがジョブの発行が不可能である理由を
知る事ができる。
【0179】また、周辺機器装置にジョブを送信する前
に周辺機器の現在のステータスの取得要求を行う手段を
有することにより、ジョブを発行する前に、周辺機器の
現在のステータスを取得し、ジョブの実行が可能である
か不可能であるかを知る事ができる。
【0180】また、周辺機器の現在のステータスが「正
常」であった場合、ジョブの発行を行う手段を有するこ
とにより、ジョブを発行する前に、あらかじめジョブの
実行が可能である事を確認した上でジョブを送信するこ
とができる。
【0181】また、周辺機器の現在の状況が「条件付き
正常」であった場合、周辺機器内部に保持されている
「ジョブの実行が制限付きで可能な場合に参照すべき属
性のリスト」属性の値を取得する手段と、その属性値と
ジョブ内容を比較する手段と、ジョブ内容が属性値の条
件を満たした場合、ジョブの発行を行う手段を有するこ
とにより、ジョブを発行する前に、あらかじめジョブの
実行が条件付きで可能であり、その条件を満たしている
事を確認した上でジョブを送信することができる。
【0182】また、周辺機器の現在の状況が「条件付き
正常」であった場合、周辺機器内部に保持されている
「ジョブの実行が制限付きで可能な場合に参照すべき属
性のリスト」属性の値を取得する手段と、その属性値と
ジョブ内容を比較する手段と、ジョブ内容が属性値の条
件を満たしていない場合、ジョブの発行を中止する手段
と、その理由を表示する手段を有することにより、ジョ
ブを発行する前に、あらかじめジョブの実行が条件付き
で可能であるが、その条件を満たさない場合はジョブの
送信を中止することができる。
【0183】また、周辺機器の現在の状況が「異常」で
あった場合、周辺機器内部に保持されている「異常の場
合の理由」属性の値を取得する手段と、「異常の場合の
理由」を表示する手段を有することにより、ジョブを発
行する前に、あらかじめジョブの実行が不可能である事
を確認し、ジョブの送信を中止することができる。
【0184】例の周辺機器のアカウント確認システムで
は、ジョブのアカウント機能を持つ周辺機器装置におい
て、アカウント情報に対して制限値を保持する手段と、
クライアントから要求があった場合にアカウント情報を
クライアントに対して送信する手段を有することによ
り、クライアントがジョブを発行する前にアカウント情
報を取得することが可能である。
【0185】また、周辺機器装置にジョブを送信する前
に、これから送信しようとするジョブの内容に関するア
カウント情報を周辺機器装置に対して要求する手段と、
返信として周辺機器装置から送られてきたアカウント情
報を解析する手段と、解析したアカウント情報から、こ
れから送信しようとするジョブの内容が課金制限を既に
越えているものでないかどうかを判断する手段と、課金
制限を越えていた場合にエラーメッセージを表示する手
段と、課金制限を越えていた場合にジョブの発行を拒否
処理を行う手段を有することにより、周辺機器装置に対
してジョブを発行する前に、発行しようとしているジョ
ブが既に課金制限を越えているかどうかの判断が可能と
なり、送信されたジョブが周辺機器側で課金制限により
実行せずに廃棄されることがなくなる。
【0186】また、アカウント情報が制限値に近いと判
断するための基準値を保持する手段と、解析したアカウ
ント情報からこれから送信しようとするジョブの内容が
課金制限に近いかどうかを判断する手段と、課金制限に
近かった場合にワーニングメッセージを表示する手段
と、ユーザに課金制限に近くてもジョブを発行するかど
うかを尋ねる手段と、ジョブを発行するかどうかのユー
ザの判断を取得する手段と、ユーザがジョブの発行を取
りやめる判断をした場合にジョブの発行を拒否処理を行
う手段を有することにより、周辺機器装置に対してジョ
ブを発行する前に、発行しようとしているジョブが課金
制限に近い場合に実行するかどうかをユーザが選択でき
るので、ジョブの実行条件に対しユーザの意思をより反
映することが可能となる。
【0187】本実施例では、複数のユーザIDとそれら
に対応したカウンタを登録・保持・削除することが可能
な周辺機器装置において、送信されたジョブに添付され
たユーザIDを解析する手段と、ジョブに添付されたユ
ーザIDに従ってカウンタにジョブをチャージする手段
を有することにより、周辺機器本体に対して作業を行わ
ずとも、送信されたジョブに添付された情報を処理する
のみで自動的にアカウントの管理を行うことが可能であ
る。
【0188】また、1対多の関係において、各アカウン
トIDに属するユーザIDの関係を示す属性を登録・保
持・削除する手段と、送信されたジョブに添付されたユ
ーザIDを解析する手段と、ジョブに添付されたユーザ
IDがどのアカウントIDに属するかに従ってカウンタ
にジョブをチャージする手段を有することにより、ユー
ザIDの属するアカウントIDにチャージすることが可
能である。
【0189】また、複数のアカウントIDとそれらに対
応したカウンタを登録・保持・削除する手段と、1対多
の関係において、各アカウントIDに属するユーザID
の関係を示す属性を登録・保持・削除する手段と、送信
されたジョブに添付されたユーザIDとアカウントID
のどちらにチャージするかの情報を解析する手段と、ジ
ョブに添付されたユーザIDがどのアカウントIDに属
するかに従ってカウンタにジョブをチャージする手段を
有することにより、ユーザIDにチャージするかユーザ
IDの属するアカウントIDにチャージするかを選択す
ることが可能となる。
【0190】また、送信されたジョブに添付されたユー
ザID及びアカウントIDを解析する手段と、ジョブに
添付されたアカウントIDに従ってカウンタにジョブを
チャージする手段を有することにより、ユーザの選択し
たアカウントIDにチャージすることが可能となる。
【0191】また、送信されたジョブに添付されたアカ
ウントIDを解析する手段と、送信されたジョブに添付
されたユーザIDとアカウントIDのどちらにチャージ
するかの情報を解析する手段と、ジョブに添付されたア
カウントIDに従ってカウンタにジョブをチャージする
手段を有することにより、ユーザIDにチャージするか
ユーザの選択したアカウントIDにチャージするかを選
択することが可能となる。
【0192】また、送信されたジョブに添付されたアカ
ウントIDを解析する手段と、送信されたジョブに添付
されたユーザIDとアカウントIDのどちらにチャージ
するかの情報を解析する手段と、ジョブに添付されたア
カウントIDに従ってカウンタにジョブをチャージする
手段を有することにより、ユーザIDにチャージするか
ユーザIDの属するアカウントIDにチャージするかユ
ーザの選択したアカウントIDにチャージするかを選択
することが可能となる。
【0193】また、ジョブに添付されたユーザIDとパ
スワードを使用して、ユーザIDのカウンタ、もしくは
アカウントIDのカウンタに対し、ユーザ認証を行う手
段を有することにより、ユーザIDに基づいてユーザ認
証を行うことが可能となる。
【0194】また、周辺機器装置に送信するジョブにユ
ーザIDを添付する手段を有することにより、ユーザI
Dを利用したアカウント管理を行うことが可能となる。
【0195】また、周辺機器装置に送信するジョブにユ
ーザIDとアカウントIDを添付する手段を有すること
により、ユーザIDとアカウントIDを利用したアカウ
ント管理を行うことが可能となる。
【0196】また、周辺機器装置に送信するジョブにユ
ーザIDとアカウントIDのどちらにチャージするかを
示す情報を添付する手段を有することにより、アカウン
ト対象を切り替えることが可能となる。
【0197】本発明により、スキャンした原稿の種別に
応じてユーザの所望する適切な形式のドキュメントデー
タを、一度のスキャンジョブにより同時に複数種生成す
ることが可能となる。
【0198】また、周辺機器制御ソフトウエアにおいて
も、スキャナの生成可能なドキュメントデータ形式や判
別可能な原稿種別を取得することで、所望の形式のドキ
ュメントデータを得るためのジョブ生成や所望のデータ
を得るスキャナの選択が可能となる。
【0199】本発明により、プリスキャン指示によっ
て、ユーザの所望する適切な形式のドキュメントデータ
を一度のスキャニング動作により複数数種生成すること
ができる。また、周辺機器制御ソフトウエアにおいて
も、スキャナの生成可能なドキュメントデータ形式を取
得することで、所望の形式のドキュメントデータを得る
ためのジョブ生成や所望のデータを得るためのスキャナ
の選択が可能となる。
【0200】本発明によりなるべく少ない回数のスキャ
ニング動作によりユーザの所望する適切なドキュメント
データを同時に複数数種生成することができる。
【0201】
【発明の効果】上述の説明から明らかように、本発明に
よればスキャンした原稿の種別又は特性に応じて予め用
意されたデータ形式を、原稿読込み時に自動的に原稿種
別等を判別した上で選択することにより、ユーザが所望
した(予めセットした)データ形式を自動的に適用する
ことができる。
【0202】また、原稿種別に関するデータを外部機器
からも取得することができるようにすることによって、
データ形式の選択の自由度を容易に広げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す多機能周辺機器(M
FP)の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態を示すシステム構成を示す
図である。
【図3】図1に示したMFPのコントローラのハード構
成を示す図である。
【図4】図1に示したMFPのコントローラのソフト構
成を示す図である。
【図5】図1に示したMFPのコントローラのソフト構
成を示す図である。
【図6】図1に示したMFPのコントローラのソフト構
成を示す図である。
【図7】図4に示したSupervisor410の属
性表を示す図である。
【図8】図7の属性表の属性IDと型IDの意味を示す
図である。
【図9】サブアドレス:サービスID対応表を示す図で
ある。
【図10】図9の接続形式IDの意味を示す図である。
【図11】サブアドレス:タスクタイプ対応表を示す図
である。
【図12】図11のタスクタイプIDの意味を示す図で
ある。
【図13】ユーザ認証表を示す図である。
【図14】アクセス制御表を示す図である。
【図15】セキュリティレベルを示す図である。
【図16】イベント設定表を示す図である。
【図17】イベントフォーマット表を示す図である。
【図18】プリントマネージャの属性表を示す図であ
る。
【図19】図18に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図20】ジョブ表を示す図である。
【図21】ジョブ依頼表を示す図である。
【図22】スキャンジョブマネージャの属性表を示す図
である。
【図23】図22に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図24】コピージョブマネージャの属性表を示す図で
ある。
【図25】図24に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図26】フォントマネージャの属性表を示す図であ
る。
【図27】図26に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図28】フォント表を示す図である。
【図29】フォームオーバーレイマネージャの属性表を
示す図である。
【図30】図29に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図31】フォームオーバーレイ表を示す図である。
【図32】ログマネージャの属性表を示す図である。
【図33】図32に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図34】ログ表を示す図である。
【図35】ログデータの内容を示す図である。
【図36】ログフォーマット表を示す図である。
【図37】カラープロファイルマネージャの属性表を示
す図である。
【図38】図37に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図39】カラープロファイル表を示す図である。
【図40】プリンターコントローラの属性表を示す図で
ある。
【図41】図40に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図42】ジョブキュー表を示す図である。
【図43】図42のステータスを示す図である。
【図44】スキャナコントローラの属性表を示す図であ
る。
【図45】図44に示す属性表の属性IDと型IDの意
味を示す図である。
【図46】コマンドパケットの構造を示す図である。
【図47】コマンドパケットの処理を示すフローチャー
トである。
【図48】属性表のアクセス処理を示すフローチャート
である。
【図49】サービスID一覧問合わせ処理のフローチャ
ートである。
【図50】サブアドレス問合わせ処理のフローチャート
である。
【図51】タスクタイプを指定したサービスIDの問合
わせ処理のフローチャートである。
【図52】サービスIDおよびユーザID、PWDの認証を示
す図である。
【図53】ジョブの構造を示す図である。
【図54】ドキュメントの構造を示す図である。
【図55】バインダーの構造を示す図である。
【図56】各マネージャでのジョブスクリプト処理のフ
ローチャートである。
【図57】各マネージャのジョブスクリプト処理を示す
図である。
【図58】各マネージャのジョブスクリプト処理を示す
図である。
【図59】各マネージャのジョブスクリプト処理を示す
図である。
【図60】各マネージャのジョブスクリプト処理を示す
図である。
【図61】各マネージャのジョブスクリプト処理を示す
図である。
【図62】ドキュメント表を示す図である。
【図63】バインダー表を示す図である。
【図64】プリントジョブマネージャでのジョブ処理の
フローチャートである。
【図65】ジョブイベントハンドラ処理のフローチャー
トである。
【図66】データ受信/PDLラスタライザ処理のフロ
ーチャートである。
【図67】プリンタコントローラ処理のフローチャート
である。
【図68】アカウント処理のフローチャートである。
【図69】スキャンジョブマネージャでのジョブ処理の
フローチャートである。
【図70】スキャナコントローラ処理のフローチャート
である。
【図71】スキャナコントローラ内部処理のフローチャ
ートである。
【図72】データ送信処理のフローチャートである。
【図73】コピージョブマネージャでのジョブ処理のフ
ローチャートである。
【図74】フォントマネージャ、フォームオーバーレイ
マネージャ、ログマネージャ、カラープロファイルマネ
ージャでのジョブ処理(ダウンロード)のフローチャー
トである。
【図75】フォントマネージャ、フォームオーバーレイ
マネージャ、ログマネージャ、カラープロファイルマネ
ージャでのジョブ処理(アップロード)のフローチャー
トである。
【図76】各マネージャでのジョブ管理のフローチャー
トである。
【図77】イベント送信のフローチャートである。
【図78】機器からのデータ(スクリプト)送信のフロ
ーチャートである。
【図79】Client PCのハード構成を示す図で
ある。
【図80】Client PCのソフトウエア(制御プ
ログラム)構成を示す図である。
【図81】パケット生成・送信処理のフローチャートで
ある。
【図82】Client側での情報取得およびソフトウ
エア(制御プログラム)自動構成のフローチャートであ
る。
【図83】タスクタイプを指定したジョブ発行のフロー
チャートである。
【図84】イベントの構造を示す図である。
【図85】イベント送信のフローチャートである。
【図86】ログ処理のフローチャートである。
【図87】課金情報の取得・処理のフローチャートであ
る。
【図88】ジョブ発行(プリントジョブ、データダウン
ロード)のフローチャートである。
【図89】機器情報チェック処理のフローチャートであ
る。
【図90】ジョブ発行に先立つステータスチェック処理
示す図である。
【図91】ユーザ管理機能付きジョブ処理のフローチャ
ートである。
【図92】データ送信方法決定処理のフローチャートで
ある。
【図93】アカウントチェック処理を示す図である。
【図94】アカウントチェック処理を示す図である。
【図95】エラーメッセージを示す図である。
【図96】エラーメッセージを示す図である。
【図97】ワーニングメッセージを示す図である。
【図98】ワーニングメッセージを示す図である。
【図99】ワーニングメッセージを示す図である。
【図100】ワーニングメッセージを示す図である。
【図101】ジョブ発行(スキャンジョブ、データアッ
プロード)のフローチャートである。
【図102】データ形式決定処理のフローチャートであ
る。
【図103】データ受信方法決定処理のフローチャート
である。
【図104】データ受信処理のフローチャートである。
【図105】コピージョブ発行のフローチャートであ
る。
【図106】ジョブ管理コマンド発行のフローチャート
である。
【図107】MFPのDISK315のメモリマップで
ある。
【図108】Client PCのDISK6009の
メモリマップである。
【図109】Client PCの構成を示す図であ
る。
【図110】MFPのレーザービームプリンタエンジン
に適用可能なLBPを示す図である。
【図111】MFPのインクジェットプリンタエンジン
に適用可能なIJRAを示す図である。
【図112】ディスプレイに表示される表示画面のサン
プルを示す図である。
【図113】ディスプレイに表示される表示画面のサン
プルを示す図である。
【図114】アカウントID表を示す図である。
【図115】現在のカウントデータ表を示す図である。
【図116】カウントデータフォーマット表を示す図で
ある。
【図117】カウント制限データ表を示す図である。
【図118】カウント単価データ表を示す図である。
【図119】現在の課金データ表を示す図である。
【図120】課金制限データ表を示す図である。
【図121】2階層のジョブスクリプトの構成図であ
る。
【図122】3階層のジョブスクリプトの構成図であ
る。
【図123】スキャンジョブスクリプトの構成図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 安彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 松尾 卓幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 長田 守 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 下平 真子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 高木 智子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 Fターム(参考) 5B021 AA30 BB05 EE01 LA03 LG07 NN18 PP04 PP06 5B047 AA01 AB04 CA04 CA15 CB10 CB13 5B057 AA11 BA02 BA11 BA21 BA26 CD05 CG05 CH01 CH11 CH18 DA17 DB02 DB05 DB06 DC22 DC25 5C076 AA21 AA22 BA04 BA09

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取り原稿の種別を判別する判別手段
    と、 各原稿種別に応じたデータ形式を記憶する記憶手段と、 上記判別手段の判別結果に応じて上記記憶手段に記憶さ
    れたデータ形式を特定する形式特定手段と、 特定された上記形式に応じたデータ形式で読込みデータ
    を生成する生成手段とを備えたことを特徴とする周辺機
    器装置。
  2. 【請求項2】 上記周辺機器装置はスキャナであること
    を特徴とする請求項1記載の周辺機器装置。
  3. 【請求項3】 上記周辺機器装置は、テキストを読み取
    るための読取り手段を更に有することを特徴とする請求
    項2記載の周辺機器装置。
  4. 【請求項4】 上記データ形式は解像度であるることを
    特徴とする請求項1記載の周辺機器装置。
  5. 【請求項5】 上記データ形式は複数のフォーマットで
    あることを特徴とする請求項1記載の周辺機器装置。
  6. 【請求項6】 上記フォーマットは、少なくともビット
    マップ形式、JPEG形式を含むことを特徴とする請求項5
    記載の周辺機器装置。
  7. 【請求項7】 上記原稿種別は、カラーかモノクロか、
    又はイメージかテキストかを含むことを特徴とする請求
    項1記載の周辺機器装置。
  8. 【請求項8】 上記記憶手段は、上記原稿種別に対応し
    たデータ形式を外部装置から取得することができること
    を特徴とする請求項1記載の周辺機器装置。
  9. 【請求項9】 原稿種別に応じて複数の形式のドキュメ
    ントデータの生成を指示するジョブスクリプトを解釈す
    る手段と、 このジョブスクリプトを実行する手段と、 このジョブスクリプトの実行によりスキャンした原稿の
    特性を判別する手段と、 判別した原稿の特性にしたがって、生成方法を決定する
    手段と、 決定した方法にしたがってのドキュメントデータを生成
    する手段とを備えたことを特徴とするスキャナ。
  10. 【請求項10】 上記生成方法には、プリスキャンをす
    るか否かを含むことを特徴とする請求項9記載のスキャ
    ナ。
  11. 【請求項11】 上記原稿特性は、データの解像度の高
    低であることを特徴とする請求項9記載のスキャナ。
  12. 【請求項12】 上記原稿特性は、カラーかモノクロか
    であることを特徴とする請求項9記載のスキャナ。
  13. 【請求項13】 上記原稿特性は、イメージかテキスト
    かであることを特徴とする請求項9記載のスキャナ。
  14. 【請求項14】 読取り原稿の種別を判別するステップ
    と、 各原稿種別に応じたデータ形式を記憶するステップと、 上記判別手段の判別結果に応じて上記記憶手段に記憶さ
    れたデータ形式を特定するステップと、 特定された上記形式に応じたデータ形式で読込みデータ
    を生成するステップとを備えたことを特徴とする周辺機
    器装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 原稿種別に応じて複数の形式のドキュ
    メントデータの生成を指示するジョブスクリプトを解釈
    し、 このジョブスクリプトを実行し、 このジョブスクリプトの実行によりスキャンした原稿の
    特性を判別し、 判別した原稿の特性にしたがって、生成方法を決定し、 決定した方法にしたがってのドキュメントデータを生成
    するプログラムを記憶した記憶媒体。
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