JP2006350796A - 周辺機器装置、及び周辺機器制御方法 - Google Patents

周辺機器装置、及び周辺機器制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 機器の状態遷移および実行中のジョブの状態遷移などに従って周辺機器外部に接続されたホスト等にイベント通知データを送信することが可能な周辺機器装置において、限りあるメモリを効率良く使用して、イベント通知先(複数のPC)の管理を行なう。
【解決手段】 イベント登録データを受信する手段と、イベント通知登録情報を保持する手段と、イベントが発生した場合に、保持されているイベント通知登録情報を、発生したイベントの種類をキーとして検索する手段と、イベント通知登録情報のイベント通知宛先に対して、接続形式を使用して、発生したイベントをイベント通知データとして送信する手段と、イベント通知データを送信した累計通知数を保持する手段と、累計通知数が前記通知数に達した場合に、イベント通知登録情報を削除する手段とで構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、機器の状態遷移および実行中のジョブの状態遷移などに従って機器外部に接続されたホスト等にイベントを送信することが可能なプリンタ・スキャナ・複写機・ファックスなどの周辺機器装置、周辺機器の制御方法、及び制御ソフトウエアに関する。
イベントデータを周辺機器装置外部に送信可能な周辺機器装置において、これら周辺機器にネットワークなどを介して接続された周辺機器制御ソフトウエアは興味のあるイベントのみの送信を周辺機器に対して登録することが可能なものがある。
この様な周辺機器装置には、複数の周辺機器制御ソフトウエアからの登録に対応するため、複数の送信先を保持できるようなイベント登録テーブルを持っているものがある。そして、各周辺機器制御ソフトウエアは、イベントが不要になると明示的に登録の削除を行ない、周辺機器装置のイベント登録テーブルを無駄に占有することがないように制御している。イベント登録テーブルは、通常、想定される送信先の数以上を保持できるようになっているが、ホストのハングアップなど何らかの理由により、イベントの通知が不要になっても明示的な登録の削除が行なわれずにイベント登録されたままになると、イベント登録テーブルが満杯になってしまい、新たにイベント登録が不可能で、イベント機能が停止してしまう。こういう事態を回避するため、イベント登録時点から所定の時間が経過したイベント登録に関して、周辺機器装置が自動的に登録テーブルから削除を行なう仕組みにしているものがある。周辺機器制御ソフトウエアは、一定時間経過毎にイベントを再登録するようにしておけば、常に、イベントを必要とする送信先のみがイベント登録テーブルに登録されていることになる。
又、別の従来例としては、特許文献1及び特許文献2をあげることが出来る。
特開平08-023417号公報 特開2004-104679号公報
しかし、前記のような、時間の経過によってイベント登録テーブルから削除する方法では、周辺機器装置の内部にある時計機能に頼ることになるため、内部時計がリセットされたり、時刻合わせにより修正されたり、あるいは、時計の時刻を設定していなかったりすると、登録の削除の仕組みがうまく動作しなくなるという問題があった。
また、時計の時刻を設定していない場合のように時計が動作していない場合には、やはりこの仕組みは正しく動作しない。
また、周辺機器制御ソフトウエアは、前回いつイベントを登録したかを覚えるなどして、次にいつイベントを再登録すべきかを自ら判断して動作する必要があるという処理上の煩雑さがあった。
上記課題を解決するために、
機器の状態遷移および実行中のジョブの状態遷移などに従って周辺機器外部に接続されたホスト等にイベント通知データを送信することが可能な周辺機器装置において、
前記ホスト等が送信するイベント通知宛先と接続形式とイベントの種類と通知数とを含むイベント登録データを受信する手段と、
受信した前記イベント登録データにもとづいてイベントの通知宛先と接続形式とイベントの種類と通知数とを含むイベント通知登録情報を保持する手段と、
イベントが発生した場合に、保持されているイベント通知登録情報を、発生したイベントの種類をキーとして検索する手段と、
検索して得られたイベント通知登録情報のイベント通知宛先に対して、接続形式を使用して、発生したイベントをイベント通知データとして送信する手段と、
イベント通知データを送信した累計通知数を保持する手段と、
イベント通知データを送信した累計通知数が前記通知数に達した場合に、該当するイベント通知登録情報を削除する手段と、
を有することを特徴とする。
本発明に係る周辺機器装置では、機器の状態遷移および実行中のジョブの状態遷移などに従って周辺機器外部に接続されたホスト等にイベント通知データを送信することが可能な周辺機器装置において、前記ホスト等が送信するイベント通知宛先と接続形式とイベントの種類と通知数とを含むイベント登録データを受信する手段と、受信した前記イベント登録データにもとづいてイベントの通知宛先と接続形式とイベントの種類と通知数とを含むイベント通知登録情報を保持する手段と、イベントが発生した場合に、保持されているイベント通知登録情報を発生したイベントの種類をキーとして検索する手段と、検索して得られたイベント通知登録情報のイベント通知宛先に対して、接続形式を使用して、発生したイベントをイベント通知データとして送信する手段と、イベント通知データを送信した累計通知数を保持する手段と、イベント通知データを送信した累計通知数が前記通知数に達した場合に、該当するイベント通知登録情報を削除する手段と、を有することにより、イベントの通知先の管理を、必要最小限のメモリで効率良く行なうことが可能となる。また、内部時計の有無や設定変更に無関係に、イベント登録のテーブルの効率的な管理が可能となる。
さらに、周辺機器制御ソフトウエアにおいても、前回いつイベントを登録したかを記憶しておく必要が無いため、RAMなどのメモリ資源の節約が行なえる。
次に、本発明の詳細を実施例の記述に従って説明する。
以下に実施例として記述している多機能周辺機器は以下の仕様を有している。
1、ジョブ発行
・プリント
・3つの物理プリンタを選択して使用可能
LBP1(B/W,Finisher付),LBP2(B/W),Ink Jet Printer(Color)
(インクジェットプリンターはカラー印刷が可能)
・4つの論理プリンタ(クラスタ)プリンタを選択して使用可能
LBP1+LBP2, LBP2+IJ, LBP1+IJ, LBP1+LBP2+IJ
・上記7つのプリンタから自動選択されたプリンタを使用可能
・インクジェットプリンターエンジンを使用し、白黒のみの印刷可能なプリンターとする論理プリンターを使用可能
・スキャン
・外部からスキャンジョブの発行が可能
・カラー原稿の読込みが可能
・コピー
・スキャナーと上記8つのプリンタを使用して構成されるコピーを選択して使用可能(自動選択も可能)
・一部はカラーコピー可能(プリンターがIJのみのとき)
2、リソース管理
・フォント
・プリントジョブで使用する。
・アップロード・ダウンロードが可能
・フォームオーバーレイ
・プリントジョブで使用する。
・アップロード・ダウンロードが可能
・カラープロファイル
・プリントジョブ・スキャンジョブ・コピージョブで使用する。
・アップロード・ダウンロードが可能
・ログ
・機器内部で自動生成される
・アップロードが可能
3、インターフェース
・Network(TCP/IP), IEEE1284, IEEE1394
・どのインターフェースからでも、全ての機能を使用可能
・各インターフェースごとにサブアドレスと物理・論理デバイス(プリンター、スキャナ、コピー)および各リソースの対応が取られており、サブアドレスを選択することによりこれらの物理・論理デバイスおよび各リソースを選択する。
・これらの各インターフェースの各サブアドレスに対して、同時にジョブを発行およびダウンロード・アップロードを指示することができる。
・サブアドレスと物理・論理デバイスおよび各リソースとの対応は、機器自身に問い合わせることにより得られる。
・内部で持つユーザーインターフェースからも、機能を使用可能
4、管理機能
・外部から上記インターフェースを通してSupervisorに問い合せることにより、以下の情報を取得可能
・提供している機能概要(どんなジョブが発行できるか、どんなリソースが利用できるかなど)
・ジョブ発行、リソースのダウンロード・アップロードに使用するサブアドレス
・各機能の詳細情報(最大コピー部数、フィニシャーの種類、サポートしているPDL、指定できる出力BINの数等)
・(上記情報を使用して、Client側ではソフトウエアを自動構成可能)
・ただし、この問合わせに使用するサブアドレスだけは各インターフェースにおいて、クライアントはあらかじめ知っておく必要がある。
・管理者は、上記の各種機能を接続形式および使用ユーザにより制限可能
[概要]
図1は本発明が実施された多機能周辺機器の構成をあらわす概念図である。
図1において、101はコントローラであり機器を制御するためのコントローラであり、図3において示されるハードウエア構成を有し、図4・図5および図6において示されるソフトウエア構成を有している。
102はスキャナエンジンであり、コントローラ101によって制御されている。
103はレーザービームプリンタエンジンであり、コントローラ101によって制御されている。
103のレーザービームプリンタエンジンは106で示されるフィニッシャーに接続されており、同プリンタエンジンから出力された複数の紙をまとめてステープル(ホッチキス)処理することが可能となっている。同フィニッシャーもコントローラ101によって制御されている。
104はレーザービームプリンタエンジンであり、コントローラ101によって制御されている。
105はインクジェットプリントエンジンであり、コントローラ101によって制御されている。このエンジンはカラー出力を行なうことが可能となっている。
107はネットワークインターフェースであり、コントローラ101に対して同インターフェースを通した双方向通信を提供している。
108はIEEE1394インターフェースであり、コントローラ101に対して同インターフェースを通した双方向通信を提供している。
109はIEEE1284インターフェースであり、コントローラ101に対して同インターフェースを通した双方向通信を提供している。
110はユーザーインタフェースであり、LCDディスプレイとキーボードから構成されており、コントローラ101からの情報表示を行なうとともにユーザからの指示をコントローラ101に伝える。
図2は本実施例のシステム構成をあらわすものである。
図2において、201は図1であらわされる多機能周辺機器である。
多機能周辺機器201はネットワーク208、IEEE1394(206)、IEEE1284(207)によってクライアントPC(202)、(203)、(204)、(205)にそれぞれ接続されている。各クライアントPCでは、図48−図55において示されるソフトウエアが動作している。
図3は、コントローラ101のハードウエア構成をあらわすものである。
コントローラ101の内部では、CPU301がバス313を介して、RAM302・LCDディスプレイ303・キーボード304・ROM314接続されている。
図4−図42で示されるソフトウエアブロックを有するプログラムおよび各種データはRAM302またはROM314に書き込まれており、これらをCPU301が順次読みだしながら実行することにより、コントローラは動作する。
LCDディスプレイ303・キーボード304は図1におけるユーザインターフェース110を構成するものであり、CPU301がLCDディスプレイ303にデータを書き込むことにより表示を行い、CP301がキーボード304からデータを読み出すことにより、ユーザからの指示を入力する。
バス313には、ネットワークインターフェース305・IEEE1394インターフェース306・IEEE1284インターフェース307が接続されている。これらは、それぞれ図1のネットワークインターフェース107・IEEE1394インターフェース108・IEEE1284インターフェース109に対応するものであり、CPU301がこれらのインターフェースからデータを読み込みまたは書き込むことによりそれぞれのインターフェースを使用した通信を行なう。
バス313には、レーザービームプリンタエンジン1(308)・フィニッシャー309・スキャナエンジン310・レーザービームプリンタエンジン2(311)・インクジェットプリンタエンジン312が接続されている。これらは、図1のレーザービームプリンタエンジン1(103)・フィニッシャー106・スキャナエンジン102・レーザービームプリンタエンジン2(104)・インクジェットプリンタエンジン105に対応するものであり、CPU301がこれらのエンジンに対してデータの読み書きを行なうことによりプリント・スキャンなどのエンジン動作および各種ステータス取得を行なう。
図4はコントローラ101のソフトウエア構成をあらわすものである。
401はユーザーインターフェースドライバであり、LCDディスプレイ303およびキーボード304の制御を行なう。
405はユーザインターフェースマネージャであり、UIドライバ401から入力されたユーザからの入力を解釈して、図31で示されるコマンドパケットを生成しインタープリター409に出力する。ユーザーインターフェースマネージャ405はまたインタープリター409から入力されたコマンドパケットをを解釈し、UIドライバ401を介してLCDディスプレイ303に表示を行なう。
402はネットワークインターフェースドライバであり、ネットワークインターフェース305の制御を行い、ネットワークパケットの物理層(物理パケット)の処理、つまり物理パケットからトランスポートパケットの抽出、およびトランスポートパケットから物理パケットの生成を行なう。
406はTCP/IP・UDP/IP処理モジュールであり、ネットワークインターフェース402から出力されたトランスポートパケットの処理をおこないコマンドパケットを抽出してインタープリター409に出力する。また、インタープリター409から出力されたコマンドパケットからトランスポートパケットの生成を行い、ネットワークインターフェース402に出力する。
403はIEEE1284ドライバであり、IEEE1284インターフェース307の制御を行なう。
407はIEEE1284.4の処理モジュールである。IEEE1284.4は主にIEEE1284インターフェースで使用されることを目的としたトランスポート層の標準である。IEEE1284.4の処理モジュール(407)はIEEE1284ドライバ(403)から出力されたトランスポートパケットの処理をおこないコマンドパケットを抽出してインタープリター409に出力する。また、インタープリター409から出力されたコマンドパケットからトランスポートパケットの生成を行い、IEEE1284ドライバ(403)に出力する。
404はIEEE1394ドライバであり、IEEE1394インターフェース306の制御を行なう。
408はIEEE1394におけるトランスポート層であるSBP−2を処理するモジュールである。SBP−2の処理モジュール(408)はIEEE1394ドライバ(404)から出力されたトランスポートパケットの処理をおこないコマンドパケットを抽出してインタープリター409に出力する。また、インタープリター409から出力されたコマンドパケットからトランスポートパケットの生成を行い、IEEE1394ドライバ(404)に出力する。
409は406・407・408の各トランスポート処理部およびユーザインターフェースマネージャ405から入力されたコマンドパケットを解釈しコマンドを生成するパケットインタープリターである。パケットインタープリター409は他のモジュールからの依頼によりコマンドパケットの生成も行なう。インタープリター409はスーパーバイザー(統括管理マネージャ)410が有するサブアドレス:SID対応表(図8)に従って、有効となっているサブアドレスから入力されたコマンドパケットのみを処理し、それ以外のサブアドレスから入力されたコマンドパケットは破棄する。
410は図7から図13で示される各種データを保持し、コントローラ101の動作を統括管理するスーパーバイザー(統括管理マネージャ)である。スーパバイザー410は、自分自身が保持する各種データ、各マネージャ(フォントマネージャ413、フォームオーバーレイマネージャ414、ログマネージャ415、カラープロファイルマネージャ416、プリントマネージャ501−509、スキャンジョブマネージャ419およびコピージョブマネージャ601−608)が保持する各種データ、および各コントローラ(プリンタコントローラ510−512、スキャナコントローラ420)が保持する各種データを、入力されたコマンドの指示に従って参照・変更する。
411はセキュリティゲートであり、インタープリター409で解釈されたコマンドパケットをスーパーバイザー410が有するユーザ認証表(図10)およびアクセス制御表(図11)に従って、正しい使用権を持つユーザのみが、多機能周辺機器201を使用可能とするべくコマンドの入力を制限するものである。
412はディスパッチャーであり、インタープリター(409)から入力されたコマンドを、これらを処理するための各マネージャ(フォントマネージャ413、フォームオーバーレイマネージャ414、ログマネージャ415、カラープロファイルマネージャ416、プリントマネージャ501−509、スキャンジョブマネージャ419およびコピージョブマネージャ601−608)に配布する。
413はフォントマネージャであり、フォントの管理を行なう。フォントマネージャ413は図18、図19で示されるようはデータを保持している。フォントマネージャ413で管理されるフォントは、PDLラスタライザ417および418に渡され、プリントジョブの処理の際に使用される。
414はフォームオーバーレイマネージャであり、フォームオーバーレイの管理を行なう。フォームオーバーレイマネージャ414は図20、図21で示されるようなデータを保持している。フォームオーバーレイマネージャ414で管理されるフォームオーバーレイは、PDLラスタライザ417および418に渡され、プリントジョブの処理の際に使用される。
415はログマネージャであり、ログの管理を行なう。ログマネージャ415は図22、図23で示されるようなデータを保持している。ログは各マネージャから出力される、ログマネージャの管理下におかれる。
416カラープロファイルマネージャであり、カラープロファイルの管理を行なう。カラープロファイルマネージャ416は図26、図27で示されるようなデータを保持している。カラープロファイルマネージャ416で管理されるカラープロファイルは、各プリンタコントローラ510、511、512およびスキャナコントローラ420に渡され、プリントジョブ・コピージョブおよびスキャンジョブの処理の際に使用される。
417はPDL(ページ記述言語)の一種であるPSでかかれたドキュメントデータを処理し、画像データを出力するPDLラスタライザである。
418はPDL(ページ記述言語)の一種であるPCLでかかれたドキュメントデータを処理し、画像データを出力するPDLラスタライザである。
419はスキャンジョブマネージャであり、スキャンジョブの管理を行なう。スキャンジョブマネージャ419は図16で示されるようなデータを保持している。スキャンジョブマネージャ419はスキャナコントローラ420にスキャンの実行を指示する。
420はスキャナエンジン310を制御するためのスキャナコントローラである。スキャナコントローラ420はスキャナエンジン310の機能・状態および性能を表す、図30で示される様なデータを保持している。
スキャンジョブマネージャ419およびスキャナコントローラ420はそれぞれ機能・性能を示すデータ(図16と図30)を有しているが、これらのデータで示される機能は必ずしも同一である必要はない。スキャンジョブマネージャ419が保持するデータ(図16)をSupervisor410を通して書き換えることにより、機能を制限することが可能である。
図5は、図4で示したソフトウエアブロックの補足をあらわすものである。
ディスパッチャー412は図4で示されているディスパッチャー412と同じものを表わし、プリントジョブマネージャ501−509へコマンドの配布を行なう。
501から509までは、プリントジョブマネージャでありプリントジョブの管理を行なう。各プリントジョブマネージャは図14で示される様なデータをそれぞれ有している。
各プリントジョブマネージャは、プリントジョブを処理するために使用するプリンタコントローラおよびそれに接続されたプリントエンジンが決められており、どのプリンタコントローラを使用するかは図14で示されるデータに記述されている。ただしプリントジョブマネージャ508だけは、動的に使用するプリントエンジンを選択する機能を有しており、この機能を有しているということがプリントジョブマネージャ508の有するデータに記述されている。各プリントマネージャは入力されたプリントジョブ、およびこれらがどのプリンタコントローラでどのようなジョブとして実行されているかを表わす、図15に示すようなデータを保持している。
510から512までは、各プリントエンジン308、311および312を制御するプリンタコントローラである。プリンタコントローラ510はフィニッシャー309も制御する。各プリンタコントローラは対応するプリンタエンジンの機能・状態および性能を表す、図28で示される様な機能表を有している。各コントローラは入力されたプリントジョブの状態を表わす図29に示すようなデータを保持している。
プリントジョブマネージャ501−509およびプリンタコントローラ510−512はそれぞれ機能・性能を示すデータ(図14と図28)を有している。一般的にプリントジョブマネージャは使用する各コントローラが有する性能の総和にあたる性能を有し、各コントローラが有する機能の共通項にあたる機能を有している。しかし、これらの一部はプリントジョブマネージャが保持するデータ(図14)をSupervisor410を通して書き換えることにより、変更することが可能である。
たとえば、プリントジョブマネージャ503とプリントジョブマネージャ509は、同じプリンタコントローラ512を使用しているために、同じ性能・機能を提供することができるが、プリントジョブマネージャの保持するデータの設定により、プリントジョブマネージャ503はカラー印刷可能でありプリントジョブマネージャ509はカラー印刷不可能とすることも出来る。
図6は、図4および図5で示したソフトウエアブロックの補足をあらわすものである。
ディスパッチャー412は図4で示されているディスパッチャー412と同じものを表わし、コピージョブマネージャ601−608へコマンドの配布を行なう。
601から608までは、コピージョブマネージャでありコピージョブの管理を行なう。各コピージョブマネージャは図17で示される様なデータをそれぞれ有している。
各コピージョブマネージャは、コピージョブを処理するために使用するプリンタコントローラおよびそれに接続されたプリントエンジンが決められており、どのプリンタコントローラを使用するかは図17で示されるデータに記述されている。ただしプリントジョブマネージャ608だけは、動的に使用するプリントエンジンを選択する機能を有しており、この機能を有しているということがコピージョブマネージャ608の有するデータに記述されている。各コピーマネージャは入力されたコピージョブ、およびこれらがどのプリンタコントローラでどのようなジョブとして実行されているかを表わす、図15に示すようなデータを保持している。
510から512までは、各プリントエンジンを制御するプリンタコントローラであり、図5に示されているものと同一のものを表わしている。
[データ構造]
図7は、スーパーバイザー410が保持し管理するデータである属性表を表わす。この表は多機能周辺機器201の機能概要や接続情報およびセキュリティ情報などを表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードは属性ID701、型ID702および値703から構成されている。
属性ID701は情報の種類を表わすものであり、これによって値703が示しているものがどのような意味を持つのかが示されている。属性ID701は機器内部でユニークであり、同じ属性IDを持つものは、同じ情報の種類を表わしている。
型ID702は値703がどのようなデータ型を持っているのかを示すものであり、値703の解釈を行なう際に使用されるものである。型IDは属性IDによって一意に決められるものであり機器内部でユニークに定義されている。この実施例においては属性表の中に属性ID701と型ID702の両方が入れられているが、属性IDと型IDとの対応表を属性表とは別のデータとして保持し、属性表の中には属性IDと値のみを入れる様に実施してもよい。
値703は、属性ID701に従った属性の値を示すものである。
図7の属性表の型ID702について、
0 Boolean
1 整数
2 実数
3 文字列
11 整数のリスト
12 実数のリスト
13 文字列のリスト
52 イベント設定表形式
53 イベントフォーマット表形式
101 サブアドレス:サービスID対応表形式
102 サービスID:タスクタイプ対応表形式
103 ユーザ認証表形式
104 アクセス制御表形式
をあらわす。
図7の属性表の属性ID701について、
10 タスクタイプ
11 サービスID
100 当該属性表の中にある属性IDのリスト
101 スーパーバイザーでサポートしているオペレーション
102 サポートしているセキュリティレベルのリスト
103 現在のセキュリティレベル
104 当該属性表中で管理者のみが変更できる属性IDのリスト
105 当該属性表中で管理者のみが取得できる属性IDのリスト
301 機種名
302 サポートしている言語
303 現在の言語
401 現在のカウントデータ
402 カウントデータフォーマット
403 カウント制限データ
404 カウント単価データ
405 現在の課金データ
406 課金制限データ
501 サポートしているイベントリスト
502 イベント設定表
503 イベントフォーマット表
1001 サブアドレス:サービスID対応表
1002 サービスID:タスクタイプ対応表
1003 ユーザ認証表
1004 アクセス制御表
2001 機器内にあるコントローラのIDのリスト
を表わす。この中で、属性ID=102の「サポートしているセキュリティレベルのリスト」はスーパーバイザーに対する操作を発行するときに必要とされるセキュリティレベルについて、設定可能なセキュリティレベルのリストを保持している。セキュリティレベルについては図11のアクセス制御表の説明の中でなされる。
属性ID=103 の「現在のセキュリティレベル」は、現在スーパーバイザーに設定されているセキュリティレベルを表わす。
属性ID=401の「現在のカウントデータ」はスーパーバイザーの中でカウント対象となっている情報のリストを表わしており、この意味するところは属性ID=402の「カウントデータフォーマット」で表わされている。
属性ID=402の「カウントデータフォーマット」は、、属性IDのリストとして表わされる。属性IDは機器内でユニークに定義されているため、属性IDを指定することによりカウントデータの意味を指定することが可能となっている。
属性ID=403のカウント制限データは、属性ID=401の「現在のカウントデータ」が持つことが出来る最大値を表わしており、「現在のカウントデータ」の値のうち1つでもこの最大値を超えた場合、図8で示されるサブアドレス:サービスID対応表を操作することにより全ての(マネージャによる)サービスを無効とする。
属性ID=404のカウント単価データは、属性ID=402の「カウントデータフォーマット」に保持されている属性IDの1カウント毎の単価を通貨単位で表わすものである。
属性ID=405の現在の課金データは、属性ID=401の「現在のカウントデータ」と属性ID=404の「カウント単価データ」の対応する値を掛け合わせて総和を取った値を示すものである。
属性ID=406の課金制限データは、属性ID=405の「現在の課金データ」の持つことが出来る最大値を表わしており、属性ID=405の「現在の課金データ」が属性ID=406の「課金制限データ」を超えた場合、図8で示されるサブアドレス:サービスID対応表を操作することにより全ての(マネージャによる)サービスを無効とする。
属性ID=501のサポートしているイベントリストは、スーパーバイザーに対して通知することを設定可能なイベントを、イベントの種類毎に一意に定義されているイベントIDのリストによって表わしている。実際のイベント送信の設定は、図12で示されるイベント設定表にイベント通知の接続形式(接続形式ID)、宛先(通知先アドレス)、および、通知を希望するパケット数(通知希望パケット数)をイベントIDと共に設定することによって行なう。
図7の属性表の値について、「Table Data」と記述してあるものは、値が型IDで示されている表の形式を持つデータであることを示している。
図8はサブアドレス:サービスID対応表を表すものである。この表は図7で示される属性表の「サブアドレス:SID対応表」属性の値として保持されている。サブアドレス:SID対応表はどのサブアドレスにコマンドを投入すればどのサービス(例えばプリント、フォントのダウンロードなど)が得られるを示すものである。
また、この表に従ってインタープリター409は各接続形式ごとにジョブサービスの提供をおこなうかどうかを制御する。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードは接続形式ID801、サブアドレス802、サービスID803、有効フラグ804、有効ユーザのリスト805および無効ユーザのリスト806から構成されている。
接続形式ID801は接続形式を表す識別子を示している。0はユーザインターフェース、1はネットワーク、2はIEEE1284、3はIEEE1394を表している。
サブアドレス802は各接続形式ごとのサブアドレスを表している。ユーザインターフェースはサブアドレスを有しないが、便宜上サブアドレスを割り当てており、このサブアドレス情報とともにユーザインターフェースからコマンドを投入する。
サービスID803はサービスを表す識別子である。サービスID803は図4、図5および図6で示された各マネージャに一対一で割り当てられており、
0 : スーパーバイザー410
1 : プリントジョブマネージャ501
2 : プリントジョブマネージャ502
3 : プリントジョブマネージャ503
4 : プリントジョブマネージャ504
5 : プリントジョブマネージャ505
6 : プリントジョブマネージャ506
7 : プリントジョブマネージャ507
8 : プリントジョブマネージャ508
9 : プリントジョブマネージャ509
10 : スキャンジョブマネージャ419
11 : コピージョブマネージャ601
12 : コピージョブマネージャ602
13 : コピージョブマネージャ603
14 : コピージョブマネージャ604
15 : コピージョブマネージャ605
16 : コピージョブマネージャ606
17 : コピージョブマネージャ607
18 : コピージョブマネージャ608
101 : フォントマネージャ413
102 : フォームオーバーレイマネージャ414
103 : ログマネージャ415
104 : カラープロファイルマネージャ416
を表わす。
有効フラグ804は、そのサブアドレスが有効かどうかを表している。この値が真の場合にはサブアドレスが有効であり、コマンドパケットをサブアドレスに対して発行することが出来る。値が偽の場合にはサブアドレスは無効であり、コマンドパケットをサブアドレスに対して発行してもパケットは破棄されることを意味する。
図8の場合は、IEEE1284の接続形式を利用した場合8番のサービスを提供できない事を表している。
有効ユーザのリスト805は、サブアドレスが有効の場合に、そのサービスが受けられるユーザIDのリストを表している。
無効ユーザのリスト806は、サブアドレスが有効の場合でも、そのサービスが受けられるユーザIDのリストを表している。
有効ユーザのリスト805と無効ユーザのリスト806は、どちらかにしか値を設定することは出来ない。
図9はサービスID:タスクタイプ対応表を表すものである。この表は図7で示される属性表の「SID:TaskTyp表」属性の値として保持されている。サービスID:タスクタイプ表はサービスIDがどのような種類のサービスを提供するのかを表すものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはサービスID901およびタスクタイプ902から構成されている。
タスクタイプ902はどのような種類のサービスであるかを示している。0はスーパーバイザーが行なうサービス、1はプリント、2はスキャン、3はコピー、101はフォント、102はフォームオーバーレイ、103はログ、104はカラープロファイルを表している。
サービスIDはサービスを提供するマネージャと一対一で対応している。このため、サービスIDは各マネージャが有する機能表のアクセスにも使用される。機能表は各プリンタコントローラおよびスキャナコントローラも有しているために、これらにアクセスするためにプリンタコントローラおよびスキャナコントローラにもサービスIDに相当するコントローラIDを割り当てており、コントローラIDがどのような種類のコントローラであるかをサービスID:タスクタイプ対応表で管理している。タスクタイプ201はプリンタコントローラ、202はスキャナコントローラを表している。
コントローラIDは図4および図5で示された各コントローラと一対一で対応しており、
21 : プリンターコントローラ510
22 : プリンターコントローラ511
23 : プリンターコントローラ512
24 : スキャナーコントローラ420
を表わす。
図10はユーザー認証表を表すものである。この表は図7で示される属性表の「ユーザー認証表」属性の値として保持されている。ユーザー認証表は有効なユーザIDとパスワードの組を、そのユーザが管理者特権を有するかどうかの情報と共に表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはユーザID1001、パスワード1002および管理者特権フラグ1003から構成されている。
管理者特権フラグ1003は、ユーザが管理者としての権利を有するかどうかを表している。
図11はスーパーバイザーが保持するアクセス制御表を表すものである。この表は図7で示される属性表の「アクセス制御表」属性の値として保持されている。アクセス制御表は、サービスIDごとに必要なセキュリティレベル、およびサービス提供を許されているユーザのリストを保持している。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはサービスID1101、セキュリティレベル1102およびユーザIDのリスト1103から構成されている。
セキュリティレベル1102はサービスID1101で指定されたサービスを受ける時、つまりサービスID1101で示されるマネージャにコマンドを発行する際に必要な認証情報を表わしている。セキュリティレベル0はユーザ認証を必要としないということ、1は管理者のみ区別をするということ、2は認証されたユーザのみ使用可能であるが、認証にパスワードは使用しないということ、3は認証されたユーザのみ使用可能であり、認証にパスワードも使用することを表す。
ユーザIDのリスト1103、セキュリティレベルが2と3の場合に、使用(アクセス)を許可されたユーザIDのリストを表す。
図12はスーパーバイザーが保持するイベント設定表を表わすものである。この表は図7で示される属性表の「イベント設定表」属性の値として保持されている。イベント設定表は指定されたイベントが機器内で起きたときにイベント通知を送信する方法と宛先を、イベントの種類毎に保持している。イベント設定表は、さらに、そのイベントがその宛先に合計何パケット分通知するか、および、今まで何パケット通知したか、も保持している。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはイベントID1201、接続形式1202、通知先アドレス1203、通知予定パケット数1204、および、累計パケット数1205、から構成されている。
イベントID1201は、イベントの種類を表わすものであり、機器内でユニークに定義されている。
接続形式1202は、イベント通知を送信する接続形式を表わしており、この値は図8のサブアドレス:サービスID対応表で使用されているものと同一のものが使用される。
通知先アドレス1203は、接続形式1202に適合したイベントの通知先宛先を表わすものである。
通知予定パケット数1204は、このレコードの通知先宛先にこのイベントIDのイベントを合計何パケット分通知するかを表わすものである。イベントの登録時に設定される。
累計パケット数1205は、イベント登録してから通知を行なったパケット数の累計を表わす。すなわち、イベントの登録時には0が設定され、実際にイベントの通知が行なわれた時に、通知したパケット数分加算されていく。
よって、通知予定パケット数1204と累計パケット数1205の差が、あと何パケット通知されるかを表わしていることになる。
図13はスーパーバイザーが保持するイベントフォーマット表を表わすものである。この表は図7で示される属性表の「イベントフォーマット表」属性の値として保持されている。イベントフォーマット表は機器内でユニークに定義されている各イベントIDについて、イベント通知として送信される付加データの形式を保持している。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはイベントID1301およびイベントフォーマット1302から構成されている。
イベントフォーマット1302はイベント通知として送信される付加データの形式であり、属性IDのリストとして表わされる。属性IDは機器内でユニークに定義されており、その型も属性IDによって一意に決定されているため、属性IDを指定することにより、付加データのフォーマットを表わすことができる。
以下に示す様に、イベントの送信方法・宛先は各マネージャおよびコントローラが保持するデータ(属性表)に設定されており、これらの各マネージャおよびコントローラ内で起きたイベントを通知することが可能となっているが、これらのイベントの付加データのフォーマットも図13で示されるイベントフォーマット表において保持されている。
図14は各プリントジョブマネージャ501−509が保持するデータである属性表を表わす。
この表は、プリントジョブマネージャが扱うことが可能なプリントジョブの性能・機能を表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードの内容は図7で示されるスーパーバイザーのものと同一であり、属性ID1401、型ID1402および値1403から構成されている。
図14の属性表の属性ID1401の値について、
601 サポートしているデータのダウンロード方法
801 設定が禁止されている属性の組み合わせリスト(1型)
802 設定が禁止されている属性の組み合わせリスト(2型)
803 設定が禁止されている属性の組み合わせリスト(3型)
804 設定が禁止されている属性の組み合わせリスト(4型)
805 設定が禁止されている属性の組み合わせリスト(5型)
1101 サポートしているPDLのリスト
1102 カラー印刷可能かどうか
1103 サポートしているフィニッシングの種類
1104 設定可能最高解像度
1105 設定可能最低解像度
2001 Jobを実行する(可能性のある)コントローラIDリスト
2002 コントローラ自動選択かどうか
2003 ジョブ表
2004 ジョブ依頼表
を表わす。
属性ID=601の「サポートしているデータのダウンロード方法」は、プリントするドキュメントデータの機器への送信方法を表わすものであり、当実施例では1:ジョブの中にドキュメントデータを含める方法、および2:ジョブの中にはドキュメントデータの参照ポインタ(URL: Unified Resource Locator)を含めておき、機器から必要に応じて参照ポインタで示されるドキュメントデータを読み出す方法がサポートされている。
属性ID=801、802、803、804,805はプリントジョブマネージャに対して投入されるプリントジョブの中に設定する属性に関する制限を表す禁止設定属性である。これらは、例えばコピー部数が100を超える場合は、フィニッシャの設定が不能になるなどといった制限事項を表すために使用される。禁止設定属性には、その制限の表現方法として5つの型がある。
属性ID=801は、{属性ID1:{属性ID2}}で示す様に、ある属性ID1に対して別の属性ID2のリストの対を複数保持している。これは属性ID1の設定がなされている場合は各属性ID2の設定をプリントジョブスクリプトの中で行えないことを意味している。
属性ID=802は、{属性ID1:演算子識別子:値:{属性ID2}}で示す様に、ある属性ID1、演算子識別子および値に対して、別の属性ID2のリストの対を複数保持している。これは属性ID1に対して演算子識別子で示される演算子を値に対して適用した結果が真の場合は、各属性ID2の設定をプリントジョブスクリプトの中で行えないことを意味している。演算子識別子は整数値が2項演算に対して一対一で対応している。例えば、0は「=(等しい)」を表す。
属性ID=803は、{属性ID1:演算子識別子1:値1:{属性ID2:演算子識別子2:値2}}で示す様に、ある属性ID1、演算子識別子1および値1に対して、別の属性ID2,演算識別子2および値2の組のリストの対を複数保持している。これは属性ID1に対して演算子識別子1で示される演算子を値1に対して適用した結果が真の場合は、各属性ID2に対して演算子識別子2示される演算子を値2に対して適用した結果が真になる様な設定はプリントジョブスクリプトの中で行えないことを表す。
属性ID=804は、{(属性ID1:演算子識別子1:値1):演算識別子3:(属性ID2:演算子識別子2:値2):{属性ID3}}で示す様に、ある属性ID1、演算子識別子1および値1と演算識別子3と別の属性ID2、演算識別子2および値2とに対して、さらに別の属性ID3のリストの対を複数保持している。これは属性ID1に対して演算子識別子1で示される演算子を値1に対して適用した結果と属性ID2に対して演算子識別子2で示される演算子を値2に対して適用した結果とを演算子識別子3で示される演算をした結果が真の場合は、各属性ID3に対する設定はプリントジョブスクリプトの中で行えないことを表す。
属性ID=805は、{(属性ID1:演算子識別子1:値1):演算識別子3:(属性ID2:演算子識別子2:値2):{属性ID4:演算識別子4:値4}}で示す様に、ある属性ID1、演算子識別子1および値1と演算識別子3と別の属性ID2、演算識別子2および値2とに対して、さらに別の属性ID4、演算識別子4および値4の組のリストの対を複数保持している。これは属性ID1に対して演算子識別子1で示される演算子を値1に対して適用した結果と属性ID2に対して演算子識別子2で示される演算子を値2に対して適用した結果とを演算子識別子3で示される演算をした結果が真の場合は、各属性ID4に対して演算し4で示される演算を値4に対して適用した結果が新になる様な設定はプリントジョブスクリプトの中で行えないことを表す。
属性ID=2001の「Jobを実行する(可能性のある)コントローラ IDリスト」は、プリントジョブを実行するコントローラのコントローラIDのリストであり、プリントジョブマネージャ508以外のプリントジョブマネージャは必ずジョブを実行するコントローラのリストとなっている。プリントジョブマネージャ508はコントローラをジョブの要求している機能によって動的にコントローラを選択するため、この属性はコントローラを選択する範囲を表わすものとなっている。
属性ID=2002の「コントローラ自動選択かどうか」は、プリントジョブマネージャがコントローラを自動選択するかどうかが表わされている。当実施例では、プリントジョブマネージャ508のみがこの値を真としている。
他の属性IDについては図7のスーパーバイザーの属性表で使用されているものと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているプリントジョブマネージャの管理下にあるものに限定されている。例えば、属性値=101の「サポートしているオペレーション」は、このプリントジョブマネージャに対して発行できるオペレーションのリストであり、属性値=406の「課金制限データ」はこのプリントジョブマネージャで実行したプリントジョブに関して課金の制限を加えるものである。課金の制限を超えた場合の取り扱いも、このプリントジョブマネージャのサービスを無効とするのみで、他のマネージャのサービスには影響を与えない。
図14の属性表の型IDの値1402ついて、
203 ジョブ表形式
を表わす。他の型IDについては図7のスーパーバイザーの属性表で使用されているものと同一である。
図15(A)はプリントジョブマネージャが保持するジョブを表すものである。
表は図14で示される属性表の「ジョブ表」属性値の値として保持されている。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはジョブID15A01およびジョブの実体が保持されているファイル名15A02から構成されている。
ジョブID15A01はプリントジョブマネージャにジョブが投入されたときに、プリントジョブマネージャが割り当てたジョブに対する識別子である。
ジョブのファイル名15A02は、ジョブの実体が保持されているファイルの名前である。ジョブの実体は図37に示す様に、属性ID、属性値サイズおよび属性値の組を複数持つことにより構成されている。
図15(B)はプリントジョブマネージャが保持するジョブ依頼表を表わすものである。この表は図14で示される属性表の「ジョブ依頼表」属性値の値として保持されている。
ジョブ依頼表は、プリントジョブマネージャが管理するジョブがどのコントローラでどのジョブとして実行されているかを表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはジョブID15B01、コントローラID15B02およびコントローラの中で割り当てられているジョブID15B03から構成されている。
ジョブID15B01はプリントジョブマネージャにジョブが投入されたときに、プリントジョブマネージャが割り当てたジョブに対する識別子であり、ジョブ表(図15(A))にあるジョブID15A01と対応している。
コントローラID15B02はジョブが実行されているコントローラのIDを表わす。
ジョブID15B03は、ジョブを実行するコントローラが割り当てたジョブの識別子である。
図16はスキャンジョブマネージャ419が保持するデータである属性表を表わす。
この表は、スキャンジョブマネージャが扱うことが可能なスキャンジョブの性能・機能を表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードの内容は図7で示されるスーパーバイザーのものと同一であり、属性ID1601、型ID1602および値1603から構成されている。
図16の属性表の属性ID1601の値について、
602 サポートしているデータのアップロード方法
1201 出力可能な画像フォーマットのリスト
1202 カラースキャン可能か
1203 設定可能な解像度のリスト
2001 Jobを実行するController IDリスト
2002 コントローラ自動選択可能かどうか
2003 ジョブ表
を表わす。
属性ID=602 の「サポートしているデータのアップロード方法」は、スキャンしたドキュメントデータの機器への送信方法を表わすものであり、当実施例では1:ジョブの返信中にドキュメントデータを含める方法、および2:ドキュメントデータを機器内に保持しておきジョブの返信中にはドキュメントデータへの参照ポインタ(URL: Unified Resource Locator)を含めておき、ホスト(クライアント)から必要に応じて参照ポインタで示されるドキュメントデータを読み出す方法がサポートされている。
属性ID=1201の「出力可能な画像フォーマットのリスト」は、出力可能な画像のデータフォーマットを表わしており、スキャンジョブを発行する際にこの中にあるものの1つをデータフォーマットとして指定することが出来る。
属性ID=2003のジョブ表に関しては、図15で示されたプリントジョブマネージャが保持するものと同一である。
他の属性IDについては図7のスーパーバイザーの属性表で使用されているものと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているスキャンジョブマネージャの管理下にあるものに限定されている。
図16の属性表の型IDの値1602ついて、
203 ジョブ表形式
を表わす。他の型IDについては図7のスーパーバイザーの属性表で使用されているものと同一である。
図17は各コピージョブマネージャ601−608が保持するデータである属性表を表わす。
この表は、コピージョブマネージャが扱うことが可能なコピージョブの性能・機能を表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードの内容は図7で示されるスーパーバイザーのものと同一であり、属性ID1701、型ID1702および値1703から構成されている。
図17の属性表の属性ID1701の値について、
1302 カラー印刷可能か
1303 サポートしているフィニッシングの種類
1304 設定可能最高解像度
1305 設定可能最低解像度
2001 Jobを実行する(可能性のある)コントローラ IDリスト
2002 コントローラ自動選択かどうか
2003 ジョブ表
を表わす。
これらの属性IDに関しては、プリントジョブマネージャおよびスキャンジョブマネージャの説明の中で示されたものと同一である。
図17の属性表の型IDの値1702ついて、
203 ジョブ表形式
を表わす。他の型IDについては図7のスーパーバイザーの属性表で使用されているものと同一である。
図18はフォントマネージャ413が保持するデータである属性表を表わす。
この表は、フォントマネージャが扱うことが可能なフォントのタイプや、現在フォントマネージャが管理しているフォントのリストなどを表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードの内容は図7で示されるスーパーバイザーのものと同一であり、属性ID1801、型ID1802および値1803から構成されている。
図18の属性表の属性ID1801の値について、
601 サポートしているデータのダウンロード方法
602 サポートしているデータのアップロード方法
1501 サポートしているフォントタイプのリスト
1502 最大保持可能フォント数
1503 現在保持しているフォント数
1504 保持しているフォントのリスト
を表わす。
属性ID=601の「サポートしているデータのダウンロード方法」、および属性ID=602の「サポートしているデータのアップロード方法」はそれぞれプリントジョブマネージャの説明中およびスキャンジョブマネージャの説明中で説明されているものと同一であり、サポートしているフォントデータのダウンロード方法およびアップロード方法を示すものである。
他の属性IDについては図7のスーパーバイザーの属性表で使用されているものと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているフォントマネージャの管理下にあるものに限定されている。
図18の属性表の型ID1802ついて、
150 フォント表形式
を表わす。他の型IDについては図7のスーパーバイザーの属性表で使用されているものと同一である。
図19はフォントマネージャが保持するフォント表を表わすものである。この表は図18で示される属性表の「フォント表」属性値の値として保持されている。
フォント表は、フォントマネージャがどの様なフォントを現在管理しているかを表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはフォントID1901、フォントタイプ1902、フォント名1903およびフォントデータを含むファイル名1904から構成されている。
フォントID1901はフォントデータがダウンロードされたときに、フォントマネージャが割り当てたフォントに対する識別子である。
図20はフォームオーバーレイマネージャ414が保持するデータである属性表を表わす。
この表は、フォームオーバーレイマネージャが扱うことが可能なフォームオーバーレイのフォーマットや、現在フォームオーバーレイマネージャが管理しているフォームオーバーレイのリストなどを表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードの内容は図7で示されるスーパーバイザーのものと同一であり、属性ID2001、型ID2002および値2003から構成されている。
図20の属性表の属性ID2001の値について、
601 サポートしているデータのダウンロード方法
602 サポートしているデータのアップロード方法
1601 サポートしているフォームオーバーレイのフォーマットのリスト
1602 最大保持可能フォームオーバーレイ数
1603 現在保持しているフォームオーバーレイ数
1604 保持しているフォームオーバーレイのリスト
を表わす。
属性ID=601の「サポートしているデータのダウンロード方法」、および属性ID=602の「サポートしているデータのアップロード方法」はそれぞれプリントジョブマネージャの説明中およびスキャンジョブマネージャの説明中で説明されているものと同一であり、サポートしているフォームオーバーレイデータのダウンロード方法およびアップロード方法を示すものである。
他の属性IDについては図7のスーパーバイザーの属性表で使用されているものと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているフォームオーバーレイマネージャの管理下にあるものに限定されている。
図20の属性表の型ID2002ついて、
160 フォームオーバーレイ表形式
を表わす。他の型IDについては図7のスーパーバイザーの属性表で使用されているものと同一である。
図21はフォームオーバーレイマネージャ414が保持するフォームオーバーレイ表を表わすものである。この表は図20で示される属性表の「フォームオーバーレイ表」属性値の値として保持されている。
フォームオーバーレイ表は、フォームオーバーレイマネージャがどの様なフォームオーバーレイを現在管理しているかを表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはフォームオーバーレイID2101、フォームオーバーレイのデータフォーマット2102、フォームオーバーレイ名2103およびフォームオーバーレイデータを含むファイル名2104から構成されている。
フォームオーバーレイID2101はフォームオーバーレイデータがダウンロードされたときに、フォームオーバーレイマネージャが割り当てたフォントに対する識別子である。
図22はログマネージャ415が保持するデータである属性表を表わす。
この表は、現在ログマネージャが管理しているログのリストなどを表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードの内容は図7で示されるスーパーバイザーのものと同一であり、属性ID2201、型ID2202および値2203から構成されている。
図22の属性表の属性ID2201の値について、
602 サポートしているデータのアップロード方法
1703 保持されているLog数
1704 ログ表
1705 Logのフォーマット表
を表わす。
他の属性IDについては図7のスーパーバイザーの属性表で使用されているものと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているログマネージャの管理下にあるものに限定されている。
図22の属性表の型ID2202ついて、
170 Log表
171 Logフォーマット表形式
を表わす。他の型IDについては図7のスーパーバイザーの属性表で使用されているものと同一である。
図23はログマネージャ415が保持するログ表を表わすものである。この表は図22で示される属性表の「ログ表」属性値の値として保持されている。
ログ表は、ログマネージャがどの様なログを現在管理しているかを表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはログID2301、およびログデータを含むファイル名2302から構成されている。
ログID2301はあらかじめ種類に対して規定されているログの識別子である。
図24はログマネージャが管理するログデータの内容を表わすものである。ログデータはログレコードの集合として構成される。各ログレコードはログフォーマットID2401、記録日時2402およびログ情報2403とから構成されている。
ログフォーマットID2401は、図25で示されるログフォーマット表に記録されているログのフォーマット情報を参照しており、ログ情報401のフォーマットを表わしている。
図25はログマネージャ415が保持するログフォーマット表を表わすものである。この表は図22で示される属性表の「ログフォーマット表」属性値の値として保持されている。
ログフォーマット表は、ログマネージャ415が管理する各ログデータ内で記録されているログ情報のフォーマットを表わしている。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはログフォーマットID2501、およびログフォーマット2502とから構成されている。ログフォーマットはサービスID:属性ID対のリストとして表わされる。属性IDは機器内でユニークに定義されており、その型も属性IDによって一意に決定されているため、属性IDを指定することにより、ログ情報のフォーマットを表わすことができる。
ログフォーマット2502のサービスID:属性ID対のリストと、ログ情報2403の中の値のリストは、順番によって対応している。例えば、ログフォーマット2502リストの3番目のサービスID:属性ID対はログ情報の3番目の値のフォーマットを意味する。
図26はカラープロファイルマネージャ416が保持するデータである属性表を表わす。
この表は、カラープロファイルマネージャが扱うことが可能なカラープロファイルのフォーマットや、現在カラープロファイルマネージャが管理しているカラープロファイルのリストなどを表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードの内容は図7で示されるスーパーバイザーのものと同一であり、属性ID2601、型ID2602および値2603から構成されている。
図26の属性表の属性ID2601の値について、
601 サポートしているデータのダウンロード方法
602 サポートしているデータのアップロード方法
1801 サポートしているカラープロファイルデータのフォーマットのリスト
1802 最大保持可能カラープロファイル数
1803 現在保持しているカラープロファイル数
1804 カラープロファイル表
を表わす。
属性ID=601の「サポートしているデータのダウンロード方法」、および属性ID=602の「サポートしているデータのアップロード方法」はそれぞれプリントジョブマネージャの説明中およびスキャンジョブマネージャの説明中で説明されているものと同一であり、サポートしているフォントデータのダウンロード方法およびアップロード方法を示すものである。
他の属性IDについては図7のスーパーバイザーの属性表で使用されているものと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているカラープロファイルマネージャの管理下にあるものに限定されている。
図26の属性表の型ID2602ついて、
180 カラープロファイル表形式
を表わす。他の型IDについては図7のスーパーバイザーの属性表で使用されているものと同一である。
図27はカラープロファイルマネージャが保持するカラープロファイル表を表わすものである。この表は図26で示される属性表の「カラープロファイル表」属性値の値として保持されている。
カラープロファイル表は、カラープロファイルマネージャがどの様なカラープロファイルを現在管理しているかを表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはカラープロファイルID2701、カラープロファイルフォーマット2702およびカラープロファイルデータを含むファイル名2703から構成されている。
カラープロファイルID2701はカラープロファイルデータがダウンロードされたときに、カラープロファイルマネージャが割り当てたカラープロファイルに対する識別子である。
図28は各プリンタコントローラ510、511、512が保持するデータである属性表を表わす。
この表は、プリンタコントローラが制御しているプリントエンジンおよびフィニッシャーの性能・機能を表わすものであり、性能・機能に関する値は書き換えが出来ない。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードの内容は図7で示されるスーパーバイザーのものと同一であり、属性ID2801、型ID2802および値2803から構成されている。
図28の属性表の属性ID2801の値について、
12 コントローラタイプ
13 コントローラID
5001 カラー印刷可能かどうか
5002 サポートしているフィニッシングの種類
5003 設定可能最高解像度
5004 設定可能最低解像度
5005 ジョブキュー表
を表わす。
他の属性IDについては図7のスーパーバイザーの属性表で使用されているものと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているプリンタコントローラの管理下にあるものに限定されている。
図28の属性表の型IDの値2802ついて、
500 ジョブキュー表形式
を表わす。他の型IDについては図7のスーパーバイザーの属性表で使用されているものと同一である。
図29はプリンタコントローラが保持するジョブキュー表を表わすものである。この表は図28で示される属性表の「ジョブキュー表」属性値の値として保持されている。
ジョブキュー表は、プリンタコントローラが管理・実行するジョブがどの様な状態にあるのかを表わすものである。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードはジョブID2901、ジョブステータス2902およびジョブの実体が保持されているファイル名2903から構成されている。
ジョブID2901はプリンタコントローラにジョブが投入されたときに、プリンタコントローラが割り当てたジョブに対する識別子である。
ジョブステータス2902ばジョブの状態を表わすものであり、1はジョブの終了処理中、2はジョブがエンジンで実行中、3は実行待ち状態であることを示す。
ジョブのファイル名2903は、ジョブの実体が保持されているファイルの名前である。ジョブの実体は図37に示す様に、属性ID、属性値サイズおよび属性値の組を複数持つことにより構成されている。
図30はスキャナコントローラ420が保持するデータである属性表を表わす。
この表は、スキャナコントローラが制御しているスキャナエンジン性能・機能を表わすものであり、性能・機能に関する値は書き換えが出来ない。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードの内容は図7で示されるスーパーバイザーのものと同一であり、属性ID3001、型ID3002および値3003から構成されている。
図30の属性表の属性ID3001の値について、
12 コントローラタイプ
13 コントローラID
6001 カラースキャン可能かどうか
6002 最大原稿サイズ
6003 設定可能最高解像度
6004 設定可能最低解像度
を表わす。
他の属性IDについては図7のスーパーバイザーの属性表で使用されているものと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているプリンタコントローラの管理下にあるものに限定されている。
図31は、ユーザインターフェースマネージャ405、TCP/IP・UDP/IP処理モジュール406、IEEE1284.4処理モジュール407およびSBP−2処理モジュール408からインタープリンターに対して出力されるコマンドパケットの構造を表わすものである。またこのコマンドパケットはインタープリタからユーザインターフェースマネージャ405、TCP/IP・UDP/IP処理モジュール406、IEEE1284.4処理モジュール407およびSBP−2処理モジュール408に出力される返信パケットおよびイベントパケットの構造も表わしている。
パケットは、パケットの先頭を表わすパケットヘッダ3101、パケットの構造バージョンを表わすパケットバージョン3102、パケットの性格を表わすフラグ3103、どんな種類の操作を行なうのかを表わすオペレーションコード3104、クライアント(PC)が返信パケットを認識するために使用するブロック番号3105、パラメータ3110の長さ表わすパラメータ長3106、ユーザの認証に使用されるユーザID3107とパスワード3108、返信パケットにのみ使用され返信の一般的な状態を表わすステータスコード3109およびオペレーションコード3105毎に決められたフォーマットを持つパラメータ3110から構成されている。フラグ3104には、パケットがコマンドパケット・イベントパケットであるかまたは返信パケットであるかを表わすもの3111、およびパラメータ3110に送信すべきデータが入りきらず、次に送信されるパケットにも続きのデータが入っていることを示す連続フラグ3112とがある。
パラメータ3110の長さは、パラメータ長3106が表わされる数(64kバイト)に制限されている。
[問合わせ処理フロー]
図32は多機能周辺機器201におけるコマンドパケットの処理フローを表わすものである。
3201において、各インターフェース401、402、403、404から入力されたデータを各トランスポート処理モジュール405、406、407、408が処理しコマンドパケットを抽出する。抽出されたコマンドパケットは、データが入力された接続形式の情報(接続形式ID)およびサブアドレスと共にインタープリタに入力される。
3202において、インタープリタはスーパバイザ410が保持するサブアドレス:サービスID対応表(図8)を参照し、入力された接続形式IDとサブアドレスとを比較することにより、サービスIDを得ると共にデータ入力が有効かどうかをチェックする。チェックの結果、データ入力が有効でない場合は、3204においてコマンドパケットを破棄して終了する。
データ入力が有効の場合は、3203においてコマンドパケットの解析を図31のパケット構造に基づいて行なう。パケットの解析の結果、図31で示される各項目は、それぞれ独立した別々の情報として出力される。
3205において、サービスIDを基にサクセス制御表(図11)を参照することによりサービスIDに対応するセキュリティレベルを取得する。
3206において、3205において取得したセキュリティレベルが0または1であるかを調べる。セキュリティレベルが0または1の場合は、セキュリティレベルのチェックを行なわずにディスパッチャ412に入力する。
3206においてセキュリティレベルが0または1以外の時は、3207においてセキュリティレベルが2であるかどうかを調べる。セキュリティレベルが2の場合は3209においてコマンドパケットに含まれていたユーザIDがユーザ認証表(図10)内に存在するかどうかをチェックする。ユーザIDが含まれていない場合、権限がないものとして3210においてエラー返信情報を生成し、インタープリンター409によってパケットを生成しコマンドパケット送信元に送信する。ユーザIDが含まれている場合、ディスパッチャ412に入力する。
3207において、セキュリティレベルが2以外の場合は、3208においてコマンドパケットに含まれていたユーザID:パスワード対がユーザ認証表(図10)内に存在するかどうかをチェックする。ユーザID:パスワード対が含まれていない場合、権限がないものとして3211においてエラー返信情報を生成し、インタープリンター409によってパケットを生成しコマンドパケット送信元に送信する。ユーザIDが含まれている場合、ディスパッチャ412に入力する。
3212においてディスパッチャ412は、サービスIDを元に配布先のマネージャを決定し、これに対してデータが入力された接続形式IDとサブアドレス、送信元のアドレス、オペレーションコード、ブロック番号、フラグ情報、ユーザID、パスワード、パラメータ長およびパラメータを配布する。
3213において各マネージャは、これらの情報を処理する。
図33は、多機能周辺機器201が保持する各マネージャ・各コントローラの属性表に対する読み出し・書き込みを、クライアントが指示した場合の処理を表す。
各マネージャ・各コントローラが保持する属性表からの読み込みおよび書き込みは、スーパーバイザーの有するサブアドレスに対して適当なコマンドパケットを送信することにより行なう。属性表読み出し用コマンドパケットにはパラメータとして、アクセス対象サービスIDおよびアクセス対象属性IDが含まれている。また、属性表書き込み用コマンドパケットにはパラメータとして、アクセス対象サービスID、アクセス対象属性IDおよび属性IDに対応した属性値が含まれている。
クライアントから送られた多機能周辺機器201に送られたコマンドパケットは、図32に示すフローによって処理され、スーパーバイザーに配布される。
3301においてオペレーションコードが、属性値読み出し用のもの(“Get”)であるかどうかチェックする。オペレーションコードが“Get”である場合は、3301においてサービスIDを元にアクセス対象の属性表全体を取得する。その後、3303において、指定された属性値が取得可能かどうかを検査する。検査は、対象となる属性表の「管理者のみが取得出来る属性ID リスト」(属性ID=105)の値を取得し、この中に取得指示された属性IDが含まれているかどうかを調べることにより行なう。属性IDが含まれていれば、値を取得することは出来ないので、3305においてエラー返信パケットを作成し、これを送信して終了する。属性IDが含まれていなければ、3304において指定された属性IDを元に属性表を検索し、該当する属性IDを持つ型IDと属性値を取得する。
3306において、型IDに従った処理を行なって返信パケットを生成し、3307においてこの返信パケットを送信して終了する。
3301においてオペレーションコードが“Get”でない場合は、3308において、オペレーションコードが、属性値書き込み用のもの(“Set”)であるかどうかチェックする。オペレーションコードが“Set”である場合は、3309においてサービスIDを基にアクセス対象の属性表全体を取得する。その後、3310において、指定された属性値が設定可能かどうかを検査する。検査は、対象となる属性表の「管理者のみが設定出来る属性ID リスト」(属性ID=104)の値を取得し、この中に設定指示された属性IDが含まれているかどうかを調べることにより行なう。属性IDが含まれていれば、値を取得することは出来ないので、3314においてエラー返信パケットを作成し、これを送信して終了する。属性IDが含まれていなければ、3311において指定された属性IDを元に属性表を検索し、該当する属性IDを持つ型IDと属性値を取得する。
3312において、型IDに従った処理を行い指定された属性値を設定し、設定が成功した旨を知らせる返信パケットを生成する。3313においてこの返信パケットを送信して終了する。
3308においてオペレーションコードが”Set”でない場合は、オペレーションコードに従ったその他の処理3315を行い終了する。
図34は、多機能周辺機器201が提供するサービスの一覧(サービスIDの一覧)をクライアントが問い合わせた場合の処理を表す。
サービスの一覧の問い合わせは、スーパーバイザーの有するサブアドレスに対して適当なコマンドパケットを送信して、図8で示されるサブアドレス:サービスID対応表を読み出し処理することにより行なう。図34で示すフローは、図33で示したフロー中の3315(その他のOperation Codeの処理)のステップを詳細化したものである。
3401において、オペレーションコードがサービス一覧取得用のもの(“ListService”)であるかどうかチェックする。オペレーションコードが“ListService”でない場合は、オペレーションコードに従ったその他の処理3402を行い終了する。
3401において、オペレーションコードが“ListService”の場合は、3403において、サブアドレス:サービスID対応表の中から問い合わせに使用された接続形式IDに相当するものだけを抜き出したリストを作成する。
3404において、3403で作成したリストの各レコードを検査し、有功フラグ804が有効となっているもの、有功ユーザリスト805に値がある場合はリスト中に問合わせに使用したユーザIDがないもの、無効ユーザリスト806に値がある場合はリスト中に問い合わせに使用したユーザIDがあるものを削除する。
3405において、3404で更新したサービスIDのリストを含む返信パケットを作成する。
作成された返信パケットは、3406において送信する。
図35は、多機能周辺機器201が提供するサービスを利用するときに必要となるサブアドレスの情報を、クライアントがサービスIDを指定して問い合わせた場合の処理を表す。
サブアドレスの問い合わせは、スーパーバイザーの有するサブアドレスに対して適当なコマンドパケットを送信して、図8で示されるサブアドレス:サービスID対応表を読み出し処理することにより行なう。サブアドレスの問い合わせコマンドパケットにはパラメータとして、サービスIDが含まれている。図35で示すフローは、図34で示したフロー中の3402(その他のOperation Codeの処理)のステップを詳細化したものである。
3501において、オペレーションコードがサブアドレス取得用のもの(“Reserve”)であるかどうかチェックする。オペレーションコードが“Reserve”でない場合は、オペレーションコードに従ったその他の処理3503を行い終了する。
3501においてオペレーションコードが“Reserve”の場合は、3502において問合わせに使用された接続形式IDとパラメータ内に指定されたサービスIDとからサブアドレス:サービスID対応表を走査し、該当するレコードを検索する。
3504において検索されたレコードについて、有功フラグが有効となっているか、有功ユーザリストに値がある場合はリスト中に問合わせに使用したユーザIDがあるかどうか、無効ユーザリストに値がある場合はリスト中に問い合わせに使用したユーザIDが無いかどうかをチェックする。チェックの結果どれかでもOKでない場合は、指定されたサービスに対するアクセス権(利用権)が無いものとして、3506においてエラー返信パケットを作成し、3507においてこのパケットを送信して終了する。
3504におけるチェックの結果、どのチェックもOKの場合は、3505においてサブアドレスを含む返信パケットを作成し、3507においてこのパケットを送信して終了する。
図36は、多機能周辺機器201が提供するサービスのうち、サービスの種類を指定して指定された種類のサービスを処理するために最適なサービスIDを問い合わせた場合の処理フローを表す。
サービスの種類を指定したサービスIDの問合わせは、スーパーバイザーの有するサブアドレスに対して適当なコマンドパケットを送信して、図8で示されるサブアドレス:サービスID対応表と図9で示されるサービスID:タスクタイプ対応表とを読み出し処理することにより行なう。サブアドレスID問い合わせコマンドパケットにはパラメータとして、サービスの種類を指定するためのタスクタイプ、およびサービスを限定するための条件情報が含まれている。条件情報は属性IDと値の対のリストとして表されている。
図36で示すフローは、図35で示したフロー中の3503(その他のOperation Codeの処理)のステップを詳細化したものである。
3601において、オペレーションコードがサブアドレス取得用のもの(“GetService”)であるかどうかチェックする。オペレーションコードが“GetService”でない場合は、オペレーションコードに従ったその他の処理3603を行い終了する。
3601においてオペレーションコードが“GetService"の場合は、3602において問合わせに使用された接続形式IDとサブアドレス:サービスID対応表とから、問合わせに使用された接続形式IDを持つサービスIDのリストを作成する。
3604において、サービスID:タスクタイプ対応表を参照し、上記リストの中から指定されたタスクタイプを有するもののリストを作成する。
3605において、3604で作成したリストの各レコードを検査し、有功フラグ804が有効となっているもの、有功ユーザリスト805に値がある場合はリスト中に問合わせに使用したユーザIDがないもの、無効ユーザリスト806に値がある場合はリスト中に問い合わせに使用したユーザIDがあるものを削除する。
3609において、パラメータに含まれている条件情報とリスト中のサービスIDに対応する各マネージャの属性表と比較して、条件に合致するもの以外をリストから削除する。
3606において、3605において変更されたリストのレコードの数をチェックし、レコード数が0の場合は、要求されたサービスは存在しないものとして3611においてエラー返信パケットを作成し、3613において返信パケットを送信して終了する。
3606においてレコード数が0以外の場合は、3607においてレコード数が1であるかどうかをチェックする。レコード数が1の場合は、3612において得られたサービスIDを含む返信パケットを作成し、3613において返信パケットを送信して終了する。
3607においてレコード数が1以外の場合は、3608において、リスト中のサービスIDに対応する各マネージャに現在の負荷状態を問い合わせる。各マネージャは処理中のジョブの数を負荷状態として返し、この中から最低の負荷を持つマネージャを選択する。3610において、選択されたサービスIDを含む返信パケットを作成し、3613において返信パケットを送信して終了する。
[ジョブ処理フロー]
図37は、各マネージャが管理するジョブの実体を保持するファイル(ジョブファイル)の内部構造を示すものである。ジョブファイルのファイル名はジョブ表(図15(A))のファイル名15A02で保持されている。またこのファイルの構造は、各コントローラが管理するジョブの実体を保持するファイルの内部構造も示している。このファイル名はジョブキュー表(図15(A))のファイル名2903で保持されている。
ジョブの実体は、属性ID3701、属性値サイズ3702および属性値3703の組を複数連続して持つことによって表されている。ジョブがデータを含む場合は、3707、3708、3709で示されるように属性IDとしてデータを表す値、属性値としてファイル名のサイズ、属性値としてドキュメントデータを保持しているファイルのファイル名を保持している。
属性の中には、データの送信方法、データのフォーマット(使用されているPDLなど)、イベントの種類とそのイベントが発生した時にイベント通知を送信する宛先などの情報、およびジョブの種類に依存した情報:プリントジョブの場合にはコピー部数、フィニッシング処理指定、使用するフォントの指定、使用するフォームオーバーレイの指定などが含まれる。
図38、図61は、各マネージャにおけるジョブスクリプトの処理フローを表すものである。ジョブスクリプトは、図31で示されるコマンドパケットの一続きによって構成されており、“Job Start”オペレーションコードで始まり、“Job End”オペレーションコードで終わるものとして規定されている。ジョブスクリプトを構成する各パケットは、図8で示されるサブアドレス:サービスID対応表によって示されるサブアドレスに投入され、図32で示されるコマンドパケット処理フローによって各マネージャに配布される。図38、図61で示される処理フローは、各マネージャに配布されたコマンドパケットを処理して図37で示されるジョブファイルおよびデータファイルを作成する場合の処理フローである。
各マネージャに配布されたオペレーションは、3801においてオペレーションコードがサポートされているオペレーションコードであるかどうかをチェックする。チェックは、各マネージャが属性表内に保持している「サポートしているオペレーション」属性(属性ID=101)の値と比較することにより行なう。チェックの結果、サポート外のオペレーションであった場合は、3816においてエラー返信パケットを作成し、これを送信して終了する。
3801のオペレーションコードがサポートされているものであったならば、3802において現在ジョブ投入中であるかどうかをチェックする。チェックは、ジョブ投入中フラグが真であるかどうかを検査することにより行なう。検査の結果、ジョブ投入中フラグが偽であり、ジョブ投入中でなければ、3804においてオペレーションコードが"Job Start"であるかどうかをチェックする。チェックの結果、オペレーションコードが"Job Start"で無い場合は、3816においてエラー返信パケットを作成し、これを送信して終了する。
3804のチェックの結果OKならば、ジョブIDを割り当ててジョブ表(図15(A))に項目を追加し、ジョブファイルを新規作成する。
その後3805において、ジョブ投入中フラグを真に設定してコマンドパケットの処理を終了する。
3802のチェックにおいて、ジョブ投入中フラグが真の場合は、3803においてオペレーションコードが"Send"であるかどうかをチェックする。オペレーションコード“Send”は、パラメータにジョブを構成するデータが含まれていることをマネージャに指示するものである。3803においてオペレーションコードが“Send”の場合は、3807においてコマンドと共に入力された継続フラグをチェックし、継続フラグが真の場合は3808において既に存在しているデータファイル3713に新たに領域を追加して、3809においてその領域にパラメータを書き込み終了する。
3807において継続フラグが偽の場合は、3810においてデータファイル3713を新規作成し、3811においてパラメータをデータファイルに書き込む。その後、3812においてジョブファイルに領域を追加し、データを表す属性ID3707、ファイル名のサイズ3708および新規作成したファイルのファイル名3709をこの領域に書き込み、終了する。
3803においてオペレーションコードが"Send"でない場合、3814においてオペレーションコードが"Job End"であるかどうかをチェックする。オペレーションコードが"Job End"である場合は、3815においてジョブの生成終了処理を行い終了する。ジョブの生成終了処理には、ジョブファイルのクローズなどの処理を含み、マネージャの種類(プリントジョブ、スキャンジョブ、コピージョブ、フォント、フォームオーバーレイ、ログ、カラープロファイル)によって異なる。
3814において、オペレーションコードが"Job End"でない場合は、3817においてオペレーションコードが"SetJob"であるかどうかをチェックする。オペレーションコード"SetJob"は、パラメータにジョブを構成する属性(属性IDと属性値)が含まれていることをマネージャに指示するものである。ジョブにオペレーションコードが"SetJob"である場合は、3818においてジョブファイルに領域を追加し、3819において属性ID、属性値サイズおよび属性値を追加した領域に書き込み終了する。
3817において、オペレーションコードが“SetJob”でない場合は、3820においてオペレーションコードが“SendRequest”であるかどうかをチェックする。オペレーションコードが“SendRequest”は、データの送信をマネージャに指示するものであり、パラメータとしてデータの送信方法が含まれている。オペレーションコードが“SendRequest”である場合は、3821において各マネージャに依存した処理を行い終了する。3821における処理は、スキャンジョブマネージャの場合は、ジョブファイルに保持されている属性値に従った原稿のスキャンをスキャナコントローラに指示し、得られたデータを指定された方法で送信すること、フォントマネージャの場合はジョブファイル内に属性値として指定されたフォントデータを即座に指定された送信方法で送信することなどが含まれる。
3820においてオペレーションコードが“SendRequest”でない場合は、3822においてその他のオペレーションコードの処理を行い終了する。
図39は、プリントジョブマネージャ501−509におけるジョブの処理フローを表したものである。プリントジョブマネージャはジョブ表を常に監視するタスクを動作させている。プリントジョブマネージャが図38、図61に示すジョブスクリプトの処理フローを行い、“JobStart”オペレーションコードが入力されることによりジョブ表に新たな項目が追加されたことをが検知すると、この監視タスクは図39で示す処理フローを持つタスクを動作させて、入力されたジョブの処理を行なわせる。
3901においてデータ(ドキュメントデータ)の表現に使用されているPDLの種類を示す属性がジョブファイルの中に追加されるのを待ち、PDLの種類が確定すると使用するPDL Rasterizerが使用可能となるのを待つ。
PDL Rasterizerが使用可能となると、3902においてデータ受信方法を示す属性がジョブファイルの中に追加されるのを待つ。データ受信方法を示す属性がジョブファイルの中に追加されると、3903においてデータの受信方法をチェックする。データの受信方法が機器外部にあるデータである場合は、3904において指定されたデータの読込みを行なうタスクを生成する。その後3905においてデータの読込みが開始されるのを待つ。
3903において、データがジョブ内に含まれる場合(図38、図61において“Send”オペレーションコードによるデータ受信の場合)、3906においてデータの受信が開始されるのを待つ。
3905または3906のステップにおいてデータの読込みまたは受信が開始された時、3907においてデータをPDL Raseterizerに投入を開始する。その後、3908においてPDL Rasterizerからイメージデータを受け取る。3909において使用するプリンタコントローラを決定する。この決定は予め決められている場合と、ジョブファイルの内容を読むことによりプリントに必要となるプリンタコントローラを動的に決定する場合(プリントジョブマネージャ508の場合)とがある。プリンタコントローラが決定すると、3910において、各プリンタコントローラにイメージデータを投入しプリンタコントローラからジョブIDを受け取る。3911においてジョブ依頼表(図15(B))に、ジョブIDとプリンタコントローラIDおよびプリンタコントローラから受け取ったジョブIDをプリンタコントローラ毎に別々のレコードとして記録する。
その後、プリントジョブマネージャは3912で各プリンタコントローラでジョブ終了を待ち、ジョブ終了がプリンタコントローラから通知されると、3913においてジョブ依頼表から対応するレコードを削除する。3914において各プリンタコントローラに依頼した全てのジョブが終了したかどうかをチェックし、まだプリンタコントローラ内でジョブが残っている場合は、3912に戻りプリンタコントローラでのジョブ終了を待つ。
3914において、依頼した全てのプリンタコントローラでのジョブが終了した場合、3915においてジョブ表(図15(A))から、ジョブのレコードを削除する。この時、図45で示されるイベント送信処理を行なう。
3916において、ジョブファイルの中を検査し、3917においてジョブ終了に関するイベント送信を指示する属性値があるかどうかをチェックする。もしなければ処理は終了するが、ある場合は3918において属性値を読み出すことにより送信方法と送信宛先を取得する。3919においてイベントの送信パケットを作成し、指定された送信方法と送信宛先に対してイベントを送信する。3920において、ジョブファイル・データファイルの削除などの終了処理を行い、ジョブの処理は終了する。
図40は、スキャンジョブマネージャ419におけるジョブの処理フローを表したものである。スキャンジョブマネージャはジョブの投入が終了してからジョブの処理を開始する。
このため、スキャンジョブマネージャは図38におけるステップ3815のジョブの終了処理として図40のジョブ処理を開始する。
4001において、スキャナコントローラ420にジョブを投入しジョブIDを受け取る。4002においてジョブ依頼表(図15(B))に、ジョブIDとスキャナコントローラIDおよびスキャナコントローラ420から受け取ったジョブIDを記録する。
4003において、スキャナコントローラ420からのジョブ終了を待ち、ジョブ終了がスキャナコントローラ420から通知されると、スキャンしたイメージデータをスキャナコントローラ420から受け取り、4004においてジョブ表(図15(A))からジョブのレコードを削除する。この時、図45で示されるイベント送信処理を行なう。
4005において、ジョブ中の属性の中からデータの送信方法を指示しているものを検索する。4006においてデータ送信方法がデータをスクリプトとして送信する指示であった場合は、4008においてデータを他の属性情報と共にスクリプトとして送信する。機器からのデータ送信処理は詳細が図46に示されている。4008においてデータを参照として送信する指示であった場合は、4007においてデータを機器内部に保存し、これに対する参照情報を他の属性情報と共にスクリプトとして送信する。
4010においてジョブファイルの中を検査し、4011においてジョブ終了に関するイベント送信を指示する属性値があるかどうかをチェックする。もしなければ処理は終了するが、ある場合は4012において属性値を読み出すことにより送信方法と送信宛先を取得する。
4013においてイベントの送信パケットを作成し、指定された送信方法と送信宛先に対してイベントを送信する。4014において、ジョブファイル・データファイルの削除などの終了処理を行い、ジョブの処理は終了する。
図41は、コピージョブマネージャ601−608におけるジョブの処理フローを表したものである。コピージョブマネージャはジョブの投入が終了してからジョブの処理を開始する。
このため、ジョブマネージャは図38におけるステップ3815のジョブの終了処理として図41のジョブ処理を開始する。
4101において、スキャナコントローラ420にジョブを投入しジョブIDを受け取る。4102においてジョブ依頼表(図15(B))に、ジョブIDとスキャナコントローラIDおよびスキャナコントローラ420から受け取ったジョブIDを記録する。
4103において、スキャナコントローラ420からのジョブ終了を待ち、ジョブ終了がスキャナコントローラ420から通知されると、スキャンしたイメージデータをスキャナコントローラ420から受け取り、4104においてジョブ表から(図15(A))から、ジョブのレコードを削除する。
次に、4105において使用するプリンタコントローラを決定する。この決定は予め決められている場合と、ジョブファイルの内容を読むことによりプリントに必要となるプリンタコントローラを動的に決定する場合(コピージョブマネージャ608の場合)とがある。プリンタコントローラが決定すると、4106において、各プリンタコントローラにスキャナコントr−ら420から受け取ったイメージデータを投入しプリンタコントローラからジョブIDを受け取る。44107においてジョブ依頼表(図15(B))に、ジョブIDとプリンタコントローラIDおよびプリンタコントローラから受け取ったジョブIDをプリンタコントローラ毎に別々のレコードとして記録する。
その後、プリントジョブマネージャは4108で各プリンタコントローラでジョブ終了を待ち、ジョブ終了がプリンタコントローラから通知されると、4109においてジョブ依頼表から対応するレコードを削除する。4110において各プリンタコントローラに依頼した全てのジョブが終了したかどうかをチェックし、まだプリンタコントローラ内でジョブが残っている場合は、4108に戻りプリンタコントローラでのジョブ終了を待つ。
4110において、依頼した全てのプリンタコントローラでのジョブが終了した場合、4111においてジョブ表(図15(A))から、ジョブのレコードを削除する。この時、図45で示されるイベント送信処理を行なう。
4112において、ジョブファイルの中を検査し、4113においてジョブ終了に関するイベント送信を指示する属性値があるかどうかをチェックする。もしなければ処理は終了するが、ある場合は4114において属性値を読み出すことにより送信方法と送信宛先を取得する。4115においてイベントの送信パケットを作成し、指定された送信方法と送信宛先に対してイベントを送信する。4116において、ジョブファイル・データファイルの削除などの終了処理を行い、ジョブの処理は終了する。
図42は、フォントマネージャ413、フォームオーバーレイマネージャ414、ログマネージャ415およびカラープロファイルマネージャ416におけるジョブの処理フローのうちデータのダウンロード機能に関するものを表すものである。これらのマネージャに対するジョブは、各マネージャが管理するデータのダウンロードおよびアップロードを行なうためのものである。各マネージャが管理するデータの参照・削除などの管理は、スーパーバイザー410が管理するサブアドレスに対してコマンドパケットを投入し図33で示される各マネージャの持つ属性表にアクセスすることによって行なう。
各マネージャはジョブの投入が終了してからデータダウンロードに関するジョブの処理を開始する。
このため、各マネージャは図38におけるステップ3815のジョブの終了処理として図42のデータダウンロードに関するジョブ処理を開始する。
4201において、ジョブファイル(図37)を走査し、データの受信方法に関する属性が存在するかどうかをチェックする。チェックの結果データの受信方法に関する属性が存在しない場合は、このジョブファイルはアップロードに関するもので図43に示す処理フローが既に行なわれているものとして4208において終了処理を行なう。4208における終了処理ではジョブファイルの削除を行なう。
4201においてデータの受信方法に関する属性が存在する場合は、4202においてデータの受信方法をチェックする。データの受信方法がジョブ内に含まれる場合(図38、図61において“Send”オペレーションコードによるデータ受信の場合)すでにデータが受信ずみであり4205において受信したデータをファイルとして保存する。データの受信方法が機器外部にあるデータである場合は4203において指定された外部ソースにアクセスし、データの取得を行い、取得したデータを4205においてファイルとして保存する。
4205において保存したファイル情報を、4206において各マネージャが管理する管理表(フォントマネージャ413の場合フォント表(図19)、フォームオーバーレイマネージャ414の場合フォームオーバーレイ表(図21)、ログマネージャ415の場合ログ表(図23)、カラープロファイルマネージャ416の場合カラープロファイル表(図27)に新規レコードを書き込むことにより登録する。
4207において、ジョブファイル・データファイルの削除などの終了処理を行い、ジョブの処理は終了する。
図43は、フォントマネージャ413、フォームオーバーレイマネージャ414、ログマネージャ415およびカラープロファイルマネージャ416におけるジョブの処理フローのうちデータのアップロード機能に関するものを表すものである。
各マネージャはジョブスクリプトを構成する“SendRequest”オペレーションコードが投入された時点で、データアップロードに関するジョブの処理を開始する。このため、各マネージャは図61におけるステップ3821の各マネージャに依存した処理として図43のデータアップロードに関するジョブ処理を開始する。
4301において、ジョブファイル中(図37)の属性の中からデータの送信方法を指示しているものをチェックする。4301においてデータ送信方法がデータをスクリプトとして送信する指示であった場合は、4303において、ジョブ内で指定データされたデータを他の属性情報と共にスクリプトとして送信する。機器からのデータ送信処理は詳細が図46に示されている。4301においてデータを参照として送信する指示であった場合は、ジョブ内で指定されたデータに対する参照情報を他の属性情報と共にスクリプトとして送信する。
[ジョブ管理処理フローなど]
図44は、多機能周辺機器201内のプリントジョブマネージャ501−509、スキャンジョブマネージャ419およびコピージョブマネージャ601−608が管理するジョブに対する操作指示(ジョブの削除)をクライアントが行なったときに行なわれる処理フローを表したものである。
各マネージャが管理するジョブに対する操作は、スーパーバイザーの有するサブアドレスに対して適当なコマンドパケットを送信することにより行なう。ジョブ管理用コマンドパケットにはパラメータとして、対象ジョブマネージャを特定するためのサービスIDおよび対象ジョブIDが含まれている。
クライアントから送られた多機能周辺機器201に送られたコマンドパケットは、図32に示すフローによって処理され、スーパーバイザー410に配布される。
図44に示す処理フローは、図36で示したフロー中の3603(その他のOperation Codeの処理)のステップを詳細化したものである。
4401において、スーパーバイザー410はオペレーションコードがジョブ削除用のもの(”CancelJob”)であるかどうかチェックする。オペレーションコードが“CancelJob”でない場合は、オペレーションコードに従ったその他の処理4409を行い終了する。
4401においてオペレーションコードが“CancelJob”の場合は、4402においてパラメータ内に指定されたサービスIDに従って、パラメータをサービスIDに対応する各マネージャに送る。
各マネージャは4403において、指定されたジョブIDを各マネージャが管理するジョブ依頼表の中を検索する。4404においてジョブ依頼表の中に指定されたジョブIDが無い場合は、既にコントローラでのジョブが終了しているものとして、4410においてジョブ表の中から該当するレコードを削除し、4411において返信パケットを作成および送信して終了する。
4404においてジョブ依頼表の中に指定されたジョブIDが有る場合は、4405において指定されたジョブIDに対応するコントローラのジョブIDとジョブを実行しているコントローラのコントローラIDを取得する。
4406において、コントローラIDに対応するコントローラに対してコントローラのジョブIDを指定してジョブの削除を指示する。
4407において、コントローラからの実行結果を待ち、実行結果が不成功であった場合は、4408においてエラー返信パケットを作成および送信して終了する。
4407において、コントローラからの実行結果が成功であった場合、4408においてジョブ依頼表の中から該当するレコードを削除し、4403におけるジョブ依頼表の検索を行なって他のコントローラに対する依頼が行なわれているかどうかを再度チェックする。
図45は、各マネージャにおけるイベント送信の処理フローを表したものである。各マネージャは図12に示す様なイベント設定表を、各自が保持する属性表の値として持っている。図12の説明で示したように、この表にはイベントが発生したときにイベントを送信する接続形式と宛先とが書かれている。
あるイベントが発生すると、各マネージャはイベントに対するイベントIDを認識する。
その後、4501において、イベント設定表を参照しイベントIDが登録されているかどうかを検索する。
4502において、イベントIDが1つも登録されていなければ処理を終了する。
4502においてイベントIDが1つでも登録されていれば、4503においてイベント設定表の該当するイベントIDが有るレコード全てについて、ステップ4504から、ステップ4509までを繰り返す。
4504においては、イベントを送信する際に使用する接続形式とイベントを送信する宛先を取得する。
4505においてイベント送信パケットを作成する。このパケットの中にはイベントID毎に規定されているパラメータと、スーパーバイザー410が保持するイベントフォーマット表(図13)に登録されているイベントID毎のフォーマットに従ったパラメータとを付加する。そして、通知予定パケット数1204の値から累計パケット数1205の値を減じて、さらに今回送信するパケット数に相当する「1」も減じた値、すなわち、残りの通知パケット数E04(後述)も、このイベント送信パケットに付加する。
4506において、このイベント送信パケットを、4504で取得した接続形式の送信宛先に送信する。
4507において、累計パケット数1205の値を更新する。すなわち、今回送信したパケット数に相当する「1」を、累計パケット数1205の値に加算する。
4508において、更新された累計パケット数1205の値が、通知予定パケット数1204の値以上になっているかどうかを調べる。ここで、累計パケット数1205が通知予定パケット数1204以上になっている場合には、通知を要望されたパケット数分以上のイベント通知を完了したことを示す。そこで4509に進み、このレコードをイベント設定表から削除する。
4510でイベントIDが有るレコード全てについてステップ4504からステップ4509までを繰り返した後に、終了する。
図46は、多機能周辺機器201からデータをコマンドパケットの連続であるスクリプトとして送信する際の処理フローを表す。この処理フローは、スキャンジョブの結果得られるイメージデータの送信ステップ4008やフォントデータの送信ステップ4303などにおいて使用されるものである。
4601において、データの属性を含むパケットを生成して送信する。必要なら4601のステップを繰り返し、複数の属性を送信する。
4602において、送信を指定されたデータを取得する。
コマンドパケットは図31に示す構造を有し、パラメータとして送信できるサイズがかぎられているため、4604において、データの長さを検査する。
検査の結果、データの長さが制限長(64Kバイト)を超えている場合、4606において、データを制限長で切断し、得られたデータを4607においてパラメータとして付加したコマンドパケットを生成し送信する。このコマンドパケットには、オペレーションコードとして“Send"を設定し、継続フラグを真として設定する。
4608において、切断した残りのデータを取得しステップ4603のデータ長の検査を再び行なう。
4603の検査の結果、データ長がコマンドパケットの制限長に入っている場合は、4604においてデータをパラメータとして付加したコマンドパケットを生成し送信する。このコマンドパケットには、オペレーションコードとして“Send”を設定し、継続フラグを偽として設定する。
4605において、残りの属性を含むコマンドパケットを生成して送信する。必要なら4605のステップを繰り返し、複数の属性を送信して終了する。
[クライアント側の処理フロー]
図48は、多機能周辺機器201を利用するクライアント202、203、204、205のソフトウエアブロック図を表す。
A01は、ユーザインターフェースであり、これによってA05からA14で示される各ドライバおよびユーティリティーは多機能周辺機器201の持つ情報を表示する。
A02は現在使用中の多機能周辺機器201の情報を保持するデーターベースであり、クライアントが多機能周辺機器201に接続した段階で、A03の機器情報取得部が機器の持つ全ての情報を取得してA02のデータベースの中に保持する。
A04は、多機能周辺機器201が保持する各属性表の中で使用される、各属性の意味、各属性ID毎のデータ型、イベントID毎に規定されているパラメータのフォーマット、タスクタイプの意味などの規定情報を保持している規定データベースである。A05からA14で示される各ドライバおよびユーティリティーは、規定データベースA04および機器情報A02に基づき動作する。
A05は、プリンタドライバでありクライアントPC上で動作するアプリケーションプログラムからの指示によりプリントジョブスクリプトを生成する。
A06は、スキャナドライバでありクライアントPC上で動作するアプリケーションプログラムからの指示によりスキャンジョブスクリプトを生成する。
A07は、コピードライバでありクライアントPC上で動作するアプリケーションプログラムからの指示によりコピージョブスクリプトを生成する。
A08は、フォント管理ユーティリティであり、フォントデータのダウンロードおよびアップロードを行なうジョブを生成し、フォントデータを管理するコマンドを生成する。
A09は、フォームオーバーレイ管理ユーティリティであり、フォームオーバーレイデータのダウンロードおよびアップロードを行なうジョブを生成し、フォームオーバーレイを管理するコマンドを生成する。
A10は、ログ管理ユーティリティであり、ログデータのダウンロードおよびアップロードを行なうジョブを生成し、ログを管理するコマンドを生成する。
A11は、カラープロファイル管理ユーティリティであり、カラープロファイルデータのダウンロードおよびアップロードを行なうジョブを生成し、カラープロファイルを管理するコマンドを生成する。
A12は、ジョブ管理ユーティリティであり、プリントジョブ・スキャンジョブ・コピージョブの削除・一時停止・実行再開などの管理をおこなうコマンドを生成する。
A13は、機器管理ユーティリティであり、プリンタコントローラ・スキャナコントローラの状態を取得するコマンドを生成する。
A14は、課金管理ユーティリティであり、課金データの取得するコマンドを生成する。
A15は、A05からA14で示される各ドライバおよびユーティリティーから生成されたコマンドを基にコマンドパケットを生成するジェネレータである。生成されたコマンドパケットは、A16、A18、A20の各トランスポート処理モジュールを利用して多機能周辺機器201に送信する。ジェネレータA15は、A16、A18、A20の各トランスポート処理モジュールから入力された返信パケットおよびイベントパケットを解釈し、適当なドライバまたはユーティリティに配布する。
A16は、IEEE1394のトランスポート層であるSBP-2の処理モジュールである。
A18は、TCP/IPおよびUDP/IPの処理モジュールである。
A20は、IEEE1284のトランスポート層であるIEEE1284.4の処理モジュールである。
A17は、IEEE1394の物理層を処理するインターフェースである。
A19は、ネットワークインターフェースである。
A21は、IEEE1284の物理層を処理するインターフェースである。
図48はまた、多機能周辺機器201のソフトウエアブロック図(図4)におけるユーザーインターフェースマネージャ405の内部構成を表すものでもある。ユーザインターフェースマネージャ405の場合は、図48におけるSBP-2処理モジュールA16、TCP/IPおよびUDP/IP処理モジューA18、IEEE1284.4処理モジュールA20、ネットワークインターフェースA17、ネットワークインターフェースA19、IEEE1284インターフェースA21は存在せず、ジェネレータA15が図4におけるインタープリター409に直接接続されており、これによってコマンドパケット・返信パケット・イベントパケットのやり取りが行なわれている。この直接接続は他のクライアント202、203、204、205のソフトウエア構成には存在していない。
図49は、ジェネレータA15がA05からA14で示される各ドライバおよびユーティリティーからコマンドまたはジョブスクリプトを受けて、図31で示されるコマンドパケットを生成し多機能周辺機器201に送信する処理フローを表す。この処理フローの前に、送信先の多機能周辺機器の適当なサブアドレスには前もって接続されているものとする。どのサブアドレスに接続するべきかという情報は、図50で示される機器情報の取得フローによって取得される。
ジョブスクリプトはコマンドの連続で定義されており、処理対象がジョブスクリプトの場合は、ステップB01からB08まで、各コマンド毎に処理することにより行なう。
以下の記述において、ジョブスクリプトの発行とはステップB01からB08まで、各コマンド毎に処理することを意味する。
B02において、コマンドと共に送信するデータ長を検査する。検査の結果、パラメータの制限長(64Kバイト)を超える場合は、B03においてデータを制限長で切断する。切断されたデータはB04において、継続フラグを真としてコマンドに対応したオペレーションコードを含むパケットを生成し、B05においてパケットを送信する。
B02において、データ長がパラメータの制限長に入る場合は、B06において継続フラグを偽としてコマンドに対応したオペレーションコードを含むパケットを生成し、B07においてパケットを送信する。
図50は、図48の機器情報取得部A03の処理フローを表す。機器情報取得部A03はクライアントが多機能周辺機器201と接続直後に図50で表す処理フローを行い、機器情報を取得して機器情報データベースA02に保持する。この処理フローはまた、機器からコンフィギュレーション変更のイベントが送られたときにも再度動作する。
C01において、多機能周辺機器201と接続する。接続先のサブアドレスは、接続に使用した接続形式ごとにあらかじめ規定されているスーパーバイザー用のサブアドレスを使用する。この規定値は、規定情報データベースA22から取得する。
C02において、スーパーバイザーの属性表の属性ID=100の値を取得する。属性値の取得は、スーパーバイザーのサービスID=0と属性IDをパラメータとして属性値取得用コマンドを生成し、ジェネレータA15にコマンドを投入することにより行なう。ジェネレータA15は図49の処理フローを行い、属性値取得用のコマンドパケットを、多機能周辺機器201に送信する。多機能周辺機器201では、上記コマンドパケットを受信し、図32および図33の処理フローを行なって指定された属性IDの属性値をクライアントに返信する。クライアントでは返信パケットをジェネレータによって解析し、機器情報取得部に送る。尚、属性ID=100の属性は、スーパーバイザーの属性表にある全属性IDのリストとなっている。
C03からC05において、取得した全属性IDに対してC04を繰り返す。C04では、属性IDを指定して属性値を取得し、属性IDと共に機器情報データベースA02に保存する。
以上のステップにおいてスーパーバイザーの持つ属性表(図7)が全て聞き情報データベースA02に保存される。
C06において、サービスIDのリストを取得する。サービスIDの取得は、サービスIDのリスト問合わせ用コマンドを生成し、ジェネレータA15にコマンドを投入することにより行なう。この時、多機能周辺機器201では、図32、図33、図34で示される処理フローが実行される。
C07からC13において、C06において取得した各サービスID毎に各マネージャの情報を取得する。
C08で、サービスIDに対応するサブアドレスの取得を行なう。サブアドレスの取得は、サービスIDをパラメータとしてサブアドレス取得用のコマンドを生成し、ジェネレータA15にコマンドを投入することにより行なう。この時、多機能周辺機器201では、図32、図33、図34、図35で示される処理フローが実行される。取得したサブアドレスは、機器情報データベースA02に保存する。
C09において、各マネージャの属性表の属性ID=100の値(属性IDのリスト)を取得する。属性値の取得は、各マネージャに対応するサービスIDと属性IDをパラメータを指定して属性値取得用コマンドを生成し、ジェネレータA15にコマンドを投入することにより行なう。
C10からC12において、取得した全属性IDに対してC11を繰り返す。C11では、属性IDを指定して属性値を取得し、属性IDと共に機器情報データベースA02に保存する。
C14において、機器情報データデータベースA02に保存された機器情報を基に各ドライバー・ユーティリティーA05−A14の自動構成をおなう。自動構成C14の処理には、ユーザーインターフェースの更新が含まれる。
C15において、スーパーバイザー410との接続を終了して、処理は終了する。
図51は、各アプリケーション・ユーティリティがタスクタイプを指定したジョブスクリプトの発行した場合の処理を表すものである。
サービスIDを指定したジョブの発行は、サービスIDをキーとして機器情報データベースA02を検索し、得られたサブアドレスに対して適切なジョブスクリプトを送信することにより行なうが、ユーザからの指示によりタスクタイプのみが指定された場合は、多機能周辺機器201に対して使用するサービスIDの紹介を依頼を指示する必要がある。図51は、この場合の処理を示すものである。
D01おいて、タスクタイプを指定してサービスIDを取得するコマンドを属性値取得用コマンドを生成し、ジェネレータA15にコマンドを投入することにより行なう。多機能周辺機器201では、図32、図33、図34、図35、図36で示される処理フローが実行される。
D02において、D01で得られたサービスIDを基に機器情報データベースA02を検索し、得られたサブアドレスに対してジョブスクリプトを送信する。
図52は、多機能周辺機器201からクライアントに送られるイベントの構造を表す。イベントパケットは図31に示されるコマンドパケットと同一の構造を持ち、図52で示すものは、パケットのパラメータ3110の部分の構造である。
E01はイベントの種類を表すイベントIDである。
E02はイベントIDごとに規定されているパラメータデータである。このデータのフォーマットは規定情報データベースA22に予め保持されている。
E03はイベントIDごとに機器でそのフォーマットが決められているパラメータデータである。このデータのフォーマットはイベントフォーマット表(図13)として、図50の処理フローを実行することにより機器情報データベースA02に保持されている。
E04は残りのパケット数で、今後、何パケット分のイベントが通知されるかを表わす。
図53は、クライアントが多機能周辺機器201から各ドライバー・ユーティリティーがイベントを受けたときの処理を表すフローである。
各ドライバー・ユーティリティーは、自分が欲しいイベントをイベントIDをキーとしてジェネレータA15に予め登録しておく。それに応じて、ジェネレータA15は、多機能周辺機器201に、予めイベントの登録を行なっておく。そして、イベントが多機能周辺機器201からクライアントに送られると、ジェネレータA15は登録してある各ドライバー・ユーティリティーにイベントを配布する。さらに、この配布の際に、イベントパケットに付加されている残りのパケット数E04をチェックし、その値が所定数より少なくなると、再度、イベントの登録を行なう。例えば、イベントの登録時には通知予定パケット数として100を指定するようにしておき、入力されたイベントパケットが示す残りのパケット数E04の値が5以下になった時に、通知予定パケット数を100指定で再度、イベントの登録を行なう、などという動作を繰り返すことが可能である。
図53は、各ドライバー・ユーティリティーがイベントの配布を受けた後の処理を表すものである。
F01において、規定情報データベースA22から得たフォーマット情報を元に規定パラメータデータE02の解析を行なう。
F02において、イベントID(E01)をキーとして機器情報データベースA02に保持されているイベントフォーマット表(図13)からイベントIDに対応するイベントフォーマット1302を取得する。
F03において、取得したイベントフォーマットに基づき、機器依存のイベントフォーマットを解析する。
F04において、解析されたパラメータとイベントIDを処理して終了する。
図54は、ログ管理ユーティリティA10が多機能周辺機器201が保持するログを取得して処理するフローを表すものである。
G01において、ログデータの取得を行なう。ログデータの取得は、ログデータ取得用ジョブスクリプトを生成し、多機能周辺機器201に送ることにより行なう。多機能周辺機器201では、図32、図38、図61、図43で示される処理フローが実行され、ログデータがクライアントに送られる。
G02において、機器情報データベースA02からログフォーマット表(図25)を取得する。
G03からG-06まで、G01で取得したログデータの各レコードに対しG04、G05のステップを繰り返し終了する。
G04において、ログデータの各レコードの先頭にあるログフォーマットID2401を取得し、この値からログフォーマット表(図25)の中からログフォーマット2502を取得する。
G05において、ログ情報2403の解析をログフォーマットフォーマット2502に従って行い、解析したデータをログ発生時刻2402と共に処理する。
図55は、課金管理ユーティリティA14が多機能周辺機器201が保持する課金データを取得して処理するフローをあらわす。
課金データは、各マネージャが保持するカウントデータとして表される。カウントデータは属性ID=401の値として属性表(図7、図14、図26、図17)に保持されており、その値は整数値のリストとなっている。各整数値の意味するところは、各マネージャの属性表の中にカウントデータフォーマットの属性(属性ID=402)の値として表現されており、値は属性IDのリストとなっている。カウントデータのリストとカウントデータフォーマットのリストは、リスト中の順番によって対応している。例えば、カウントデータの3番目の値は、カウントデータフォーマットの3番目の属性IDの情報を意味している。
図55は、各マネージャが保持するカウントデータを取得して処理するフローを表すものである。
H01において、対象となるマネージャのサービスIDを指定して、属性ID=401の値(カウントデータの値)を取得する。取得は、サービスと属性IDをパラメータをパラメータとして属性値取得用コマンドを生成し、ジェネレータA15にコマンドを投入することにより行なう。
H02において、同じサービスIDを指定して、属性ID=402の値(カウントデータフォーマットの値)を取得する。これは機器情報データベースA02から取得してもよい。
H03において、取得したカウントデータフォーマットを使用して、カウントデータの解析を行なう。
H04において、解析したカウントデータを使用して、課金データの処理・生成を行なって終了する。
図56は、プリンタドライバA05によるプリントジョブの発行、フォント管理ユーティリティA08によるフォントデータダウンロードジョブスクリプト発行、フォームオーバーレイユーティリティA09によるフォームオーバーレイデータダウンロードジョブスクリプト発行、ログ管理ユーティリティーA10によるログデータダウンロードジョブスクリプト発行およびカラープロファイル管理ユーティリティA11によるカラープロファイルデータダウンロードジョブスクリプト発行の各処理を表す。
以上の各ソフトウエアによる処理フローは共通であり、プリント対象ドキュメントデータおよび上記各種類のダウロード対象データは、図56および以下の説明において、「データ」と記述されている。
ジョブ発行の際には、プリントまたはダウンロードするデータがジョブスクリプトの中に設定する複数の属性値と共に指定される。
J01において、機器情報データベースA02にアクセスして機器情報を取得する。
J10において、データが投入対象とする各マネージャ(例えば、プリント対象ドキュメントデータなら印刷を指定するプリントマネージャ)の有する属性表を参照し、指定された属性値が属性表で設定されている各属性値の範囲内にあるかどうかをチェックする。チェックの結果、1つでも範囲内に無い場合は、J13においてユーザインターフェース上にエラーダイアログを表示するなど、ジョブ発行拒否の処理を行い、終了する。
J10のチェックの結果、全ての属性がマネージャの持つ属性表内の各属性値の範囲内にある場合は、J11においてマネージャの属性表中に禁止設定属性(属性ID=801から805)が存在するかどうかチェックする。マネージャの属性表が禁止設定属性を持つ場合は、J12においてマネージャが属性表内に持つ各禁止設定属性毎に指定されたジョブの属性が禁止されている設定値の組み合わせとなっていないかどうかチェックする。チェックの結果、禁止されている属性の設定値の組み合わせがある場合は、J13においてジョブ発行拒否の処理を行い終了する。
J11のチェックの結果、マネージャが禁止設定属性を持たない場合およびJ12のチェックの結果ジョブの属性が禁止されている設定値の組み合わせとなっていない場合、J02においてデータの存在場所をチェックする。データの存在場所がジョブを発行するクライアント内部の場合は、J03において機器情報データ内の各担当マネージャの属性表の属性値=601(サポートしているデータのダウンロード方法)をチェックする。
J03のチェックにおいて、ジョブ内にデータを含ませる方法がサポートされている場合、J04においてジョブ内にデータを含ませたジョブスクリプトを生成し、図49に示すパケット生成処理を経て、多機能周辺機器201に送信する。
J03のチェックにおいて、ジョブ内にデータを含ませる方法がサポートされていない場合、J05において、機器内に存在するデータの参照ポインタ(URL:Unified Resource Locator)をジョブ内に含ませたジョブスクリプトを生成し送信する。
J02のチェックにおいて、データがジョブを発行するクライアント外部に存在する場合は、J06において機器情報データ内の各担当マネージャの属性表の属性値=601(サポートしているデータのダウンロード方法)をチェックする。
J06のチェックにおいて、ジョブ内に参照ポインタを含ませて機器自身がデータを読み込む方法がサポートされている場合は、データに対する参照ポインタをジョブ内に含ませたジョブスクリプトを生成し送信する。
J06のチェックにおいて、ジョブ内に参照ポインタを含ませて機器自身がデータを読み込む方法がサポートされていない場合は、J08においてデータを機器外部から機器内部へ一旦読み込む。
J09において、読み込んだデータをジョブ内に含むジョブスクリプトを生成して送信する。
ジョブスクリプトを受信した多機能周辺機器201の各マネージャは、図38、図61、図39(プリントジョブマネージャ)または図38、図61、図42(フォントマネージャ、フォームオーバーレイマネージャ、ログマネージャ、カラープロファイルマネージャ)に示される処理を行い、指示されたジョブの処理を行なう。
図57は、スキャナドライバA06によるスキャンジョブの発行、フォント管理ユーティリティA08によるフォントデータアップロードジョブスクリプト発行、フォームオーバーレイユーティリティA09によるフォームオーバーレイデータアップロードジョブスクリプト発行、ログ管理ユーティリティーA10によるログデータアップロードジョブスクリプト発行およびカラープロファイル管理ユーティリティA11によるカラープロファイルデータアップロードジョブスクリプト発行の各処理を表す。
以上の各ソフトウエアによる処理フローは共通であり、スキャン結果得られたドキュメントデータおよび上記各種類のアップロード対象データは、図57および以下の説明において、「データ」と記述されている。
ジョブ発行の際には、データを指し示す指示子が、ジョブスクリプトの中に設定する複数の属性値と共に指定される。
K01において、機器情報データベースA02にアクセスして機器情報を取得する。
K19において、データをアップロード対象とする各マネージャ(例えば、フォントデータならフォントデータを管理するフォントマネージャ)の有する属性表を参照し、指定された属性値が属性表で設定されている各属性値の範囲内にあるかどうかをチェックする。チェックの結果、1つでも範囲内に無い場合は、K22においてユーザインターフェース上にエラーダイアログを表示するなど、ジョブ発行拒否の処理を行い、終了する。
K19のチェックの結果、全ての属性がマネージャの持つ属性表内の各属性値の範囲内にある場合は、K20においてマネージャの属性中に禁止設定属性(属性ID=801から805)が存在するかどうかチェックする。マネージャの属性表が禁止設定属性を持つ場合は、K21においてマネージャが属性表内に持つ各禁止設定属性毎に指定されたジョブの属性が禁止されている設定値の組み合わせとなっていないかどうかチェックする。チェックの結果、禁止されている属性の設定値の組み合わせがある場合は、K22においてジョブ発行拒否の処理を行い終了する。
K20のチェックの結果、マネージャが禁止設定属性を持たない場合およびK21のチェックの結果ジョブの属性が禁止されている設定値の組み合わせとなっていない場合、K02において、データの送信宛先をチェックする。データの送信宛先が機器外部の場合は、K03において、再度データの送信宛先をチェックする。データの送信宛先がジョブを発行するクライアントの場合は、K14において機器情報データ内の各担当マネージャの属性表の属性値=602(サポートしているデータのアップロード方法)をチェックする。
K14のチェックの結果データ送信をサポートしている場合は、K15において、データ送信を指示するジョブスクリプトを発行し、K16においてデータ受信を行なう。
K14のチェックの結果データ送信をサポートしていない場合は、機器内にデータを留め置きデータへの参照ポインタを返信として送信することを意味する参照送信を指示するジョブスクリプトを発行し、返信された参照ポインタの情報を用いて、K18においてデータを取得する。
K03において、データの送信宛先がジョブを発行するクライアント以外の場合は、K05において機器情報データ内の各担当マネージャの属性表の属性値=602(サポートしているデータのアップロード方法)をチェックする。
K05のチェックの結果、参照送信をサポートしている場合は、K06において送信宛先をパラメータとする参照送信を指示するジョブスクリプトを発行し、K07においてデータの送信宛先に対して多機能周辺機器201からデータが送信されることを伝えることにより、データの取得指示を送る。
K05のチェックの結果、参照送信をサポートしていない場合は、K08においてデータ送信を指示するジョブスクリプトを発行し、K09においてデータを受信し、このデータを送信宛先に再度送信する。
K02のチェックの結果、送信宛先が機器内部である場合は、K10において、機器情報データ内の各担当マネージャの属性表の属性値=602(サポートしているデータのアップロード方法)をチェックする。
K10のチェックの結果、参照送信をサポートしている場合は、K11において機器内の宛先をパラメータとする参照送信を指示するジョブスクリプトを発光する。
K10のチェックの結果、参照送信をサポートしていない場合は、K12においてデータ送信を指示するジョブを発行し、K13においてデータをクライアントが受信した後に再度データを機器に送り返す。
ジョブスクリプトを受信した多機能周辺機器201の各マネージャは、図38、図61、図40(スキャンジョブマネージャ)または図38、図61、図43(フォントマネージャ、フォームオーバーレイマネージャ、ログマネージャ、カラープロファイルマネージャ)に示される処理を行い、指示されたジョブの処理を行なう。
図58はコピージョブの発行を行なう処理を表す。
コピージョブ発行の指示として、ジョブスクリプトの中に設定する複数の属性値が指定される。
L01において、機器情報データベースA02にアクセスして機器情報を取得する。
L02において、コピーマネージャの有する属性表を参照し、指定された属性値が属性表で設定されている各属性値の範囲内にあるかどうかをチェックする。チェックの結果、1つでも範囲内に無い場合は、L05においてユーザインターフェース上にエラーダイアログを表示するなど、ジョブ発行拒否の処理を行い、終了する。
L02のチェックの結果、全ての属性がコピーマネージャの持つ属性表内の各属性値の範囲内にある場合は、L03においてコピーマネージャの属性表中に禁止設定属性(属性ID=801から805)が存在するかどうかチェックする。コピーマネージャの属性表が禁止設定属性を持つ場合は、L04においてマネージャが属性表内に持つ各禁止設定属性毎に指定されたジョブの属性が禁止されている設定値の組み合わせとなっていないかどうかチェックする。チェックの結果、禁止されている属性の設定値の組み合わせがある場合は、L05においてジョブ発行拒否の処理を行い終了する。
L03のチェックの結果、マネージャが禁止設定属性を持たない場合およびL04のチェックの結果ジョブの属性が禁止されている設定値の組み合わせとなっていない場合、L06においてジョブスクリプトを生成し、発行して終了する。
ジョブスクリプトを受信した多機能周辺機器201のコピージョブマネージャは、図38、図61、図41に示される処理を行い、指示されたジョブの管理を行なう。
図59は、ジョブ管理ユーティリティA12が、ジョブ管理コマンドを発行する場合の処理フローを表す。
M01において、対象とするマネージャのサービスIDをパラメータとしてマネージャが保持するジョブ表(図15(A))を取得する。
M02において、取得したジョブ表に含まれるジョブリストの中から適当な方法で管理対象とするジョブの持つジョブIDを選択する。選択手段としては、ユーザインターフェースA01にジョブのリストを表示し、ユーザに選択させる方法などが含まれる。
M03において、指定されたジョブIDをパラメータとするジョブ管理用コマンドを生成し、発行し終了する。
ジョブ管理コマンドを受信した多機能周辺機器201のスーパーバイザーは、図32、図33、図34、図35、図36、図4444に示される処理を行い、指示されたジョブの管理を行なう。
実施例1では、1つのイベントパケットに1つのイベントが格納される形態を示したが、同時、あるいは、ほぼ同時に発生した複数のイベントを、1つのイベントパケットに格納する形態であっても構わない。
通常、個々のイベントは独立して発生するが、あるイベントの発生により別のイベントが引き起こされることもある。例えば、ジャムなどのエラーが発生した場合、そのエラーの影響を受けて複数のコンポーネントが同時に状態遷移を起こし、複数のイベントが発生する。この場合に、発生した複数のイベントを1つのイベントパケットに格納できるしくみにしておいても良い。
1つのイベントパケットに1つ以上のイベントを格納する形態の実施例を説明する。
図47は、スーパーバイザーが保持するイベント設定表を表わすものであり、実施例1の図12に相当する。
この表は図7で示される属性表の「イベント設定表」属性の値として保持されている。イベント設定表は指定されたイベントが機器内で起きたときの宛先を、宛先毎に保持している。イベント設定表は、さらに、そのイベントがその宛先への通知予定数、および、今までの累計通知数をも保持している。
表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。
各レコードは接続形式4701、通知先アドレス4702、イベントIDのリスト4703、通知予定数4704、および、累計数4705、から構成されている。
接続形式4701は、イベント通知を送信する接続形式を表わしており、この値は図8のサブアドレス:サービスID対応表で使用されているものと同一のものが使用される。
通知先アドレス4702は、接続形式4701に適合したイベントの通知先宛先を表わすものである。
イベントIDのリスト4703は、イベントの種類を表わすイベントIDを列挙するものである。イベントIDは、機器内でユニークに定義されている。
通知予定数4704は、このレコードの通知先宛先にこのイベントIDのイベントを合計何パケット分通知するかを表わすものである。イベントの登録時に設定される。
累計数4705は、イベント登録してから通知を行なった数の累計を表わす。すなわち、イベントの登録時には0が設定され、実際にイベントの通知が行なわれた時に、通知したパケット数分加算されていく。
よって、通知予定数4704と累計数4705の差が、あと何パケット通知されるかを表わしていることになる。
図47により、1つの宛先(接続形式ID+通知先アドレス)に対して、複数のEventIDを設定することができる。
図60は、多機能周辺機器201からクライアントに送られるイベントの構造を表し、実施例1における図52に相当する。イベントパケットは図31に示されるコマンドパケットと同一の構造を持ち、図60で示すものは、パケットのパラメータ3110の部分の構造である。
P01は、本パケット内に列挙するイベント数を示す。
P02は残りのパケット数で、今後、何パケット分のイベントが通知されるかを表わす。
P11からP13は、1番めのイベントを示す。
同様に、P21からP23は2番目のイベントを、Pn1からPn3はn番目のイベントを示す。
P11、P21、・・・、Pn1は、イベントの種類を表すイベントIDである。
P12、P22、・・・、Pn2は、イベントIDごとに規定されているパラメータデータである。このデータのフォーマットは規定情報データベースA22に予め保持されている。
P13、P23、・・・、Pn3はイベントIDごとに機器でそのフォーマットが決められているパラメータデータである。このデータのフォーマットはイベントフォーマット表(図13)として、図50の処理フローを実行することにより機器情報データベースA02に保持されている。
そして、イベントが発生した場合に、パケット数によってレコードの削除の制御を行なう。すなわち、実施例1の図45と同様の処理により、イベント送信パケットを生成して、予定通知数パケット分の送信を完了した場合には、そのレコードをイベント設定表から削除する。さらに、もし、同時に発生している複数のイベントがあり、かつ、それらの複数のイベントIDを登録している宛先に対しては、それらの複数のイベントをまとめて1つのパケットに格納して送信を行なう。
実施例2では、1パケットに複数イベントが格納できる形態において、パケット数によってレコードの削除の制御を行なったが、イベント数によって制御を行なっても構わない。この場合、図47の通知予定数および累計数は、パケット数ではなく、イベント数を使用する。
実施例2の場合には、1つのパケットに何イベント格納されていても、1パケット送信毎に累計パケット数は1づつ加算されていったが、本実施例では、格納されているイベント数分が累計イベント数として加算されていくことになる。例えば、1パケットに3イベントが格納されて送信された時には、累計数が3加算されることになる。
上記実施例は他の機能を有する周辺機器装置、例えばファクシミリ装置に適用することが可能である。
ドライバ、ユーティリティによって、パケット数かイベント数かのいずれで制御するかを選択できるようになっていても構わない。
各レコード毎に選択できるようになっていても構わないし、周辺機器装置全体で1つ、どちらで制御するかを選択できるようになっていても構わない。
多機能周辺機器の構成 システム構成 コントローラのハード構成 コントローラのソフト構成 コントローラのソフト構成・補足 コントローラのソフト構成・補足 スーパーバイザーの属性表 サブアドレス:サービスID対応表 サブアドレス:タスクタイプ対応表 ユーザ認証表 アクセス制御表 イベント設定表 イベントフォーマット表 プリントマネージャの属性表 ジョブ表及びジョブ依頼表 スキャンジョブマネージャの属性表 コピージョブマネージャの属性表 フォントマネージャの属性表 フォント表 フォームオーバーレイマネージャの属性表 フォームオーバーレイ表 ログマネージャの属性表 ログ表 ログデータの内容 ログフォーマット表 カラープロファイルマネージャの属性表 カラープロファイル表 プリンターコントローラの属性表 ジョブキュー表 スキャナコントローラの属性表 コマンドパケットの構造 コマンドパケットの処理フロー 属性表のアクセス処理フロー サービスID一覧問合わせ処理 サブアドレスと問合わせ処理 タスクタイプを指定したサービスIDの問合わせ処理 ジョブの構造 各マネージャでのジョブスクリプト処理 プリントジョブマネージャでのジョブ処理 スキャンジョブマネージャでのジョブ処理 コピージョブマネージャでのジョブ処理 フォントマネージャ、フォームオーバーレイマネージャ、ログマネージャ、カラープロファイルマネージャでのジョブ処理(ダウンロード) フォントマネージャ、フォームオーバーレイマネージャ、ログマネージャ、カラープロファイルマネージャでのジョブ処理(アップロード) 各マネージャでのジョブ管理 イベント送信 機器からのデータ(スクリプト)送信 イベント設定表 クライアント側のソフトウエア構成 パケット生成・送信処理 クライアント側での情報取得およびソフトウエアの自動構成 タスクタイプを指定したジョブの発行 イベントの構造 イベントの送信 ログの処理 課金情報の取得・処理 ジョブの発行(プリントジョブ、データダウンロード) ジョブの発行(スキャンジョブ、データアップロード) コピージョブの発行 ジョブ管理コマンドの発行 イベントの構造 各マネージャでのジョブスクリプト処理(続き)

Claims (7)

  1. 機器の状態遷移および実行中のジョブの状態遷移などに従って周辺機器外部に接続されたホスト等にイベント通知データを送信することが可能な周辺機器装置において、
    前記ホスト等が送信するイベント通知宛先と接続形式とイベントの種類と通知数とを含むイベント登録データを受信する手段と、
    受信した前記イベント登録データにもとづいてイベントの通知宛先と接続形式とイベントの種類と通知数とを含むイベント通知登録情報を保持する手段と、
    イベントが発生した場合に、保持されているイベント通知登録情報を、発生したイベントの種類をキーとして検索する手段と、
    検索して得られたイベント通知登録情報のイベント通知宛先に対して、接続形式を使用して、発生したイベントをイベント通知データとして送信する手段と、
    イベント通知データを送信した累計通知数を保持する手段と、
    イベント通知データを送信した累計通知数が前記通知数に達した場合に、該当するイベント通知登録情報を削除する手段と、
    を有することを特徴とする周辺機器装置。
  2. 請求項1に記載の周辺機器装置において、
    送信するイベント通知データには、前記イベント通知登録情報の通知数と前記送信した累計通知数との差である残りの通知数も含んでいること、
    を特徴とする周辺機器装置。
  3. 請求項1又は、2のいずれかに記載の周辺機器装置において、
    累計通知数および通知数は、イベント通知データのパケット数をもとに計算を行なうこと、
    を特徴とする周辺機器装置。
  4. 請求項1又は、2のいずれかに記載の周辺機器装置において、
    累計数および通知数は、イベント数をもとに計算を行なうこと、
    を特徴とする周辺機器装置。
  5. 請求項1又は、2のいずれかに記載の周辺機器装置において、
    累計通知数および通知数は、各イベント通知登録情報ごとにイベント通知データのパケット数あるいはイベント数のいずれかをもとに計算を行なうこと、
    を特徴とする周辺機器装置。
  6. 請求項2に記載の周辺機器装置をネットワークなどを介して外部から制御する周辺機器制御方法において、この制御方法は、
    イベント通知宛先と接続形式とイベントの種類と通知数とを含むイベント登録データを周辺機器に対して送信する工程と、
    周辺機器から送信されたイベント通知データに含まれる前記残りの通知数によって、再度、前記イベント登録データを送信する工程と、
    を有することを特徴とする周辺機器制御方法。
  7. 請求項6に記載の周辺機器制御方法において、
    周辺機器から送信されたイベント通知データに含まれる前記残りの通知数が所定の数以下であった場合に、再度、前記イベント登録データを送信する工程を有すること、
    を特徴とする周辺機器制御方法。
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