JP4384023B2 - 情報処理装置及び情報処理方法及び情報処理システム及び情報処理プログラムを記憶した記憶媒体及び情報処理プログラムを送出する送出装置及び情報処理プログラム製品 - Google Patents
情報処理装置及び情報処理方法及び情報処理システム及び情報処理プログラムを記憶した記憶媒体及び情報処理プログラムを送出する送出装置及び情報処理プログラム製品 Download PDFInfo
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Description
(1)使用対象とする周辺機器の種類や機種を予め調べておく必要があり、特にネットワークに複数の周辺機器が接続され、接続されている機種が刻々と変化する環境下では、これらの周辺機器ソフトウエア(制御プログラム)を常に用意しておくことが困難である。
(2)接続された複数の周辺機器を統一的に制御することが困難である。
(3)ネットワーク管理ユーティリティを使用することでネットワークに周辺機器が接続されていることを検知可能であるが、接続されているものがプリンタであるのかスキャナであるのか等の種類を特定することが困難であり、特に、一つの機器で複数の機能を提供している多機能周辺機器がネットワーク等に接続されている場合にはどのような種類の機能が提供されているのかを特定することはできなかった。
(1)ユーザーが使用できる機能を制限して、機能制限が加わる場合には課金を割り引く等の細かな管理が困難である。
(2)プリントエンジンを複数有するコピー機では、プリントエンジン毎にプリンタ或いはコピー機としてその機能を提供するため、複数のプリントエンジンを使用して論理プリンタ或いは論理コピー機を構成しこれを一つのプリンタ或いはコピー機としてユーザーに提示したり、自動的にプリンタエンジンを選択する機能を有する論理プリンタ或いは論理コピー機を提示できなかった。
(3)一つのプリントエンジンを使用して、別々の機能を有する複数の論理プリンタ或いは論理コピー機としてユーザーに提供することができなかった。
(4)多機能周辺機器の機能毎にコマンド体系が異なるため、統一した機器管理が困難であった。
(5)ネットワーク、セントロニクスインタフェース、SCSI、IEEE1394などの複数の接続形態によって利用できる機能は、予め固定的に決まっており、接続形態毎に利用可能な機能を変更することができなかった。
図1は、本発明の一実施形態を示す多機能周辺機器(MFP :Multi-Function Peripheral)の構成を示す図である。
図2は本実施形態のシステム構成を示す図である。図2において、201は図1に示す多機能周辺機器(MFP)で、多機能周辺機器201はネットワークインタフェースケーブル208(10BASE-T)、IEEE1394インタフェースケーブル206、IEEE1284インタフェースケーブル207によってClientPC202、203、204、205(情報処理装置)にそれぞれ接続されている。図78に示すような各Client PCでは、図77に示す記憶媒体としての後述するDISK6009に記憶されている各種ソフトウエア(制御プログラム)が動作している。Ethernet(登録商標)208に接続されているClientPC202、203はIPアドレス、ポート番号を指定して多機能周辺機器201に接続しIPパケットデータを出力する。IEEE1394インタフェース206に接続されているClientPC204はノードIDとLUN(ロジカルユニットナンバー)を指定して多機能周辺機器201と接続しSBPー2パケットデータを出力する。IEEE1284インタフェース207に接続されているClientPC205はソケット番号を指定して多機能周辺機器201と接続しIEEE1284.4パケットデータを出力する。
図3は、図1に示す本実施形態のコントローラ101のハードウエア構成を示す図である。コントローラ101の内部では、CPU301がバス313を介して、Memory(RAM)302,ユーザーインターフェース(操作部)110を構成するLCDディスプレイ303及びキーボード304,ROM314, DISK315が接続されている。図76に示す各種プログラム及びデータは、ハードディスクやフロッピー(登録商標)ディスク等のDISK315(記憶媒体)に記憶されており、必要に応じて順次Memory(RAM)302に読み出されてCPU301で実行される。このDISK315は、MFP201に着脱可能でもMFP201に内蔵されたものでも良い。更に、図76に示すプログラムは、ネットワークインタフェースケーブル208(10BASE-T)、IEEE1394インタフェースケーブル206、IEEE1284インタフェースケーブル207を介してClientPC202、203、204、205或いは他のMFPからダウンロードされてDISK315に記憶される構成でも良い。
図4は、コントローラ101内のDISK315のソフトウエア(制御プログラム)構成を示す図であり、これらのソフトウエア(制御プログラム)はCPU301が実行する。図の中で、実線がデータ及び制御を示し、点線が設定及び能力の取得を示す。401はユーザーインターフェースドライバであり、LCDディスプレイ303およびキーボード304の制御を行う。405はユーザインターフェースマネージャ(制御プログラム)であり、UIドライバ401から入力されたユーザからの入力情報を解釈して、図46で示すコマンドパケットを生成しインタープリター(制御プログラム)409に出力する。ユーザーインターフェースマネージャ405はまたインタープリター409から入力されたコマンドパケットを解釈し、UIドライバ(制御プログラム)401を介してLCDディスプレイ303に表示を行う。
図5は、図4で示したソフトウエア(制御プログラム)構成図を補足する図である。ディスパッチャー412は図4で示すディスパッチャー412と同じものを表わし、プリントジョブマネージャ(制御プログラム)501から509へコマンドパケットの配布を行う。501から509までは、プリントジョブマネージャでありプリントジョブの管理を行う。各プリントジョブマネージャは図18(属性表)で示す様なデータをDISK315にそれぞれ有している。各プリントジョブマネージャは、プリントジョブを処理するために使用するプリンタコントローラ(LBP Controller510或いはLBP Controller511或いはInk Jet Controller512或いはController510、511、512の任意な組み合わせ)およびそれに接続されたプリントエンジンが決められており、どのプリンタコントローラ(制御プログラム)を使用するかは図18の属性ID2001で示されるデータに記述されている。ただしプリントジョブマネージャ508だけは、動的に使用するプリントエンジンを選択する機能を有しており、この機能を有しているということがプリントジョブマネージャ508の有するデータ(属性表)に記述されている。各プリントマネージャは入力されたプリントジョブ、およびこれらがどのプリンタコントローラでどのようなジョブとして実行されているかを表わす、図20(ジョブ表)、図21(ジョブ依頼表)に示すようなデータをDISK 315に保持している。510から512までは、各プリントエンジン308、311および312を制御するプリンタコントローラである。プリンタコントローラ510はフィニッシャー309も制御する。各プリンタコントローラは対応するプリンタエンジンの機能・状態および性能を表す、図40(属性表)で示す様なデータをDISK315に有している。各コントローラは入力されたプリントジョブの状態を表わす図42(ジョブキュー表)に示すようなデータをDISK315に保持している。
図6は、図4および図5で示したソフトウエア(制御プログラム)構成図を補足する図である。ディスパッチャー412は図4で示されているディスパッチャー412と同じものを表わし、コピージョブマネージャ(制御プログラム)601から608へコマンドパケットの配布を行う。601から608までは、コピージョブマネージャでありコピージョブの管理を行う。各コピージョブマネージャは図24(属性表)で示される様なデータをそれぞれDISK315に有している。各コピージョブマネージャは、コピージョブを処理するために使用するプリンタコントローラ、スキャナコントローラおよびそれに接続されたプリントエンジン、スキャナエンジンが決められており、どのプリンタコントローラとスキャナコントローラを使用するかは図24で示されるデータ(属性ID2001)に記述されている。ただしプリントジョブマネージャ608だけは、動的に使用するプリントエンジンを選択する機能を有しており、この機能を有しているということがコピージョブマネージャ608の有するデータ(属性ID2002)に記述されている。各コピーマネージャは入力されたコピージョブ、およびこれらがどのプリンタコントローラ、スキャナコントローラでどのようなジョブとして実行されているかを表わす、図20(ジョブ表)や図21(ジョブ依頼表)に示すようなデータをDISK315に保持している。510から512までは、各プリントエンジンを制御するプリンタコントローラであり、図5に示されているものと同一のものを表わしている。
図7は、Supervisor(制御プログラム)410がDISK315に保持し管理するデータ(属性表)を表わす。この表は多機能周辺機器201の機能概要や接続情報およびセキュリティ情報などを表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードは属性ID701、型ID702および属性値703から構成されており、Supervisorの持つ属性を表わす。属性ID701は情報の種類を表わすものであり、これによって値703が示しているものがどのような意味を持つのかが示されている。属性ID701は機器内部でユニークであり、同じ属性IDを持つものは、同じ情報の種類を表わしている。型ID702は値703がどのようなデータ型を持っているのかを示すものであり、値703の解釈を行う際に使用されるものである。型IDは属性IDによって一意に決められるものであり機器内部でユニークに定義されている。この実施例においては属性表の中に属性ID701と型ID702の両方が入れられているが、属性IDと型IDとの対応表を属性表とは別のデータとして保持し、属性表の中には属性IDと値のみを入れる様に実施してもよい。値703は、属性ID701に従った属性値を示す。
図9はサブアドレス:サービスID対応表を表すものである。この表は図7で示される属性表の属性ID1001(サブアドレス:SID対応表)の属性値としてDISK315に保持されている。サブアドレス:SID対応表はどのサブアドレスにコマンドパケットを投入すればどのサービス(例えばプリント、フォントのダウンロードなど)が得られるを示すものである。また、この表の有効フラグ等に従ってインタープリター409は各接続形態ごとにジョブサービスの提供をおこなうかどうかを制御する。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードは接続形式ID801、サブアドレス802、サービスID803、有効フラグ804、有効ユーザのリスト805および無効ユーザのリスト806から構成されている。接続形式ID801は接続形態を表す識別子を示している。図10は接続形式IDの意味を示す図であり、0はInternal(ユーザインターフェース)、1はTCP/IP(ネットワーク)、2はIEEE1284.4(IEEE1284)、3はSBPー2(IEEE1394)を表している。
図11はサービスID:タスクタイプ対応表を表すものである。この表は図7で示される属性表の属性ID1002(SID : Task Type表)の属性値としてDISK315に保持されている。サービスID:タスクタイプ表はサービスIDがどのような種類のサービスを提供するのかを表すものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードはサービスID901およびタスクタイプ902から構成されている。タスクタイプ902はどのような種類のサービスであるかを示している。図12はタスクタイプ902の値の意味を示す図である。0はSupervisorが行うサービス、1はプリント、2はスキャン、3はコピー、101はフォント、102はフォームオーバーレイ、103はログ、104はカラープロファイルを表している。サービスIDはサービスを提供するマネージャと一対一で対応している。このため、サービスIDは各マネージャが有する機能表のアクセスにも使用される。機能表は各プリンタコントローラおよびスキャナコントローラも有しているために、これらにアクセスするためにプリンタコントローラおよびスキャナコントローラにもサービスIDに相当するコントローラIDを割り当てており、コントローラIDがどのような種類のコントローラであるかをサービスID:タスクタイプ対応表で管理している。タスクタイプ201はプリンタコントローラ、202はスキャナコントローラを表している。コントローラIDは図4および図5で示された各コントローラと一対一で対応している。
0 : Supervisor410
1 : プリントジョブマネージャ501
2 : プリントジョブマネージャ502
3 : プリントジョブマネージャ503
4 : プリントジョブマネージャ504
5 : プリントジョブマネージャ505
6 : プリントジョブマネージャ506
7 : プリントジョブマネージャ507
8 : プリントジョブマネージャ508
9 : プリントジョブマネージャ509
10 : スキャンジョブマネージャ419
11 : コピージョブマネージャ601
12 : コピージョブマネージャ602
13 : コピージョブマネージャ603
14 : コピージョブマネージャ604
15 : コピージョブマネージャ605
16 : コピージョブマネージャ606
17 : コピージョブマネージャ607
18 : コピージョブマネージャ608
101 : フォントマネージャ413
102 : フォームオーバーレイマネージャ414
103 : ログマネージャ415
104 : カラープロファイルマネージャ416
21 : プリンターコントローラ510
22 : プリンターコントローラ511
23 : プリンターコントローラ512
24 : スキャナーコントローラ420
図13はSupervisorが保持するユーザー認証表を表すものであり、機器を使用出来るユーザーの認証情報を表わす。この表は図7で示される属性表の属性ID1003(ユーザー認証表)の属性値としてDISK315に保持されている。ユーザー認証表は有効なユーザIDとパスワードの組を、そのユーザが管理者特権を有するかどうかの情報と共に表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードはユーザID1001、パスワード1002および管理者特権フラグ1003から構成されている。管理者特権フラグ1003は、ユーザが管理者としての権利を有するかどうかを表している。
図14はSupervisorが保持するアクセス制御表を表すものであり、サービス毎のセキュリティレベルを表わす。この表は図7で示される属性表の属性ID1004(アクセス制御表)の属性値としてDISK315に保持されている。アクセス制御表は、サービスIDごとに必要なセキュリティレベル、およびサービス提供を許されているユーザのリストを保持している。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードはサービスID1101、セキュリティレベル1102およびユーザIDのリスト1103から構成されている。セキュリティレベル1102はサービスID1101で指定されたサービスを受ける時、つまりサービスID1101で示されるマネージャにコマンドパケットを発行する際に必要な認証情報を表わしている。図15はセキュリティレベルの意味を示す図である。セキュリティレベル0はユーザ認証を必要としないということ、1は管理者のみ区別をするということ、2は認証されたユーザのみ使用可能であるが、認証にユーザーIDを使用しパスワードは使用しないということ、3は認証されたユーザのみ使用可能であり、認証にユーザーIDとパスワードを使用することを表す。ユーザIDのリスト1103は、セキュリティレベル1102が2と3の場合に、使用(アクセス)を許可されたユーザIDのリストを表す。
図16はSupervisorが保持するイベント設定表を表わすものである。この表は図7で示される属性表の属性ID502(イベント設定表)の属性値としてDISK315に保持されている。イベント設定表は指定されたイベントが機器内で起きた時にイベント通知を送信する方法と宛先を、イベントの種類毎に保持している。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードはイベントID1201、接続形式1202および通知先アドレス1203から構成されている。宛先は、接続形式と接続形式に依存した通知先アドレスとから構成される。イベントID1201は、イベントの種類を表わすものであり、機器内でユニークに定義されている。例えば、Event ID200は紙なし、ID399はトナーなし、ID432はインクなし、ID234は多機能周辺機器のカバーオープンをす。接続形式ID1202は、イベント通知を送信する接続形式を表わしており、この値は図9のサブアドレス:サービスID対応表で使用されているものと同一のものが使用される。通知先アドレス1203は、接続形式1202に適合したイベントの通知先宛先を表わすものである。
図17はSupervisorが保持するイベントフォーマット表を表わすものでありイベントの内容を示す。この表は図7で示される属性表の属性ID503(イベントフォーマット表)の属性値としてDISK315に保持されている。イベントフォーマット表は機器内でユニークに定義されている各イベントIDについて、イベント通知として送信される付加データの形式を保持している。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードはイベントID1301およびイベントフォーマット1302から構成されている。イベントフォーマット1302はイベント通知として送信される付加データの形式であり、属性IDのリストとして表わされる。属性IDは機器内でユニークに定義されており、その型も属性IDによって一意に決定されているため、属性IDを指定することにより、付加データのフォーマットを表わすことができる。例えば、イベントフォーマット1302の属性ID676は紙サイズ、ID756は紙の種類、ID666はトナーの種類、ID698はインクの種類、ID600はカバーの位置を示す。以下に示す様に、イベントの送信方法・宛先は各マネージャおよびコントローラが保持するデータ(属性表)に設定されており、これらの各マネージャおよびコントローラ内で起きたイベントを通知することが可能となっているが、これらのイベントの付加データのフォーマットも図13で示されるイベントフォーマット表において保持されている。指定されたイベントが起きた時、イベントフォーマットで定義されている内容が、イベントID毎に予め決められたデータと共に通知される。
図18は各プリントジョブマネージャ(制御プログラム)501から509がDISK315に保持するデータ(属性表)を表わす。この表は、プリントジョブマネージャが扱うことが可能なプリントジョブの性能・機能を表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードの内容は図7で示されるSupervisorのものと同一であり、属性ID1401、型ID1402および値1403から構成されている。図19は図18の属性表の属性ID1401と型ID1402の値を示す図である。図19の属性表の型ID203(ジョブ表形式)、型ID204(ジョブ依頼表形式)、型ID81(禁止属性組み合わせリスト1形式)、型ID82(禁止属性組み合わせリスト2形式)、型ID83(禁止属性組み合わせリスト3形式)、型ID84(禁止属性組み合わせリスト4形式)、型ID85(禁止属性組み合わせリスト5形式)以外の他の型IDについては図7のSupervisorの属性表で使用されているものと同一である。
図20はプリントジョブマネージャが保持するデータ(ジョブ表)を示す図であり、プリントマネージャーが管理するジョブの実体を保持するファイル名とジョブIDとの対応表を示す。表は図18で示される属性表の属性ID(ジョブ表)の属性値としてRAM302に保持されている。プリントジョブマネージャーがRAM302上のジョブ表を動的に変更し必要に応じてDISK315に保存する。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードはジョブID1501およびジョブの実体が保持されているファイル名1502から構成されている。ジョブID1501はプリントジョブマネージャにジョブが投入されたときに、プリントジョブマネージャが割り当てたジョブに対する識別子である。ジョブのファイル名1502は、ジョブの実体が保持されているファイルの名前である。ジョブの実体は図52に示す様に、属性ID、属性値サイズおよび属性値の組を複数持つことにより構成されている。
図21はプリントジョブマネージャが保持するジョブ依頼表を表わす図であり、プリントマネージャーが管理するジョブとコントローラーによって実行されるジョブとの関係を示す。この表は図18で示される属性表の属性ID2004(ジョブ依頼表)の属性値としてDISK315に保持されている。ジョブ依頼表は、プリントジョブマネージャが管理するジョブがどのコントローラでどのジョブとして実行されているかを表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードはジョブID1503、コントローラID1504およびコントローラの中で割り当てられているジョブID1505から構成されている。ジョブID1503はプリントジョブマネージャにジョブが投入されたときに、プリントジョブマネージャが割り当てたジョブに対する識別子であり、ジョブ表(図20)にあるジョブID1501と対応している。コントローラID1504はジョブが実行されているコントローラのIDを表わす。ジョブID1505は、ジョブを実行するコントローラが割り当てたジョブの識別子である。
図22はスキャンジョブマネージャ419が保持するデータである属性表を表わす。この表は、スキャンジョブマネージャが扱うことが可能なスキャンジョブの性能・機能を表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードの内容は図7で示されるSupervisorのものと同一であり、属性ID1601、型ID1602および値1603から構成されている。図23は図22の属性表の属性ID 1601と型ID1602の値を示す図である。属性ID=602 の「サポートしているデータのアップロード方法」は、スキャンしたドキュメントデータの機器への送信方法を表わすものであり、当実施例では1:ジョブの返信中にドキュメントデータを含める方法、および2:ドキュメントデータを機器内に保持しておきジョブの返信中にはドキュ・BR> ントデータへの参照ポインタ(URL: Unified Resource Locator)を含めておき、ホスト(Client)から必要に応じて参照ポインタで示されるドキュメントデータを読み出す方法がサポートされている。属性ID=1201の「出力可能な画像フォーマットのリスト」は、出力可能な画像のデータフォーマットを表わしており、スキャンジョブを発行する際にこの中にあるものの1つをデータフォーマットとして指定することが出来る。属性ID=2003のジョブ表に関しては、図20で示されたプリントジョブマネージャが保持するものと同一である。他の属性IDについては図7のSupervisorの属性表で使用されているものと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているスキャンジョブマネージャの管理下にあるものに限定されている。図23の属性表の型ID203(ジョブ表形式)以外の他の型IDについては図7のSupervisorの属性表で使用されているものと同一である。
図24は各コピージョブマネージャ601から608が保持するデータ(属性表)を表わす。この表は、コピージョブマネージャが扱うことが可能なコピージョブの性能・機能を表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードの内容は図7で示されるSupervisorのものと同一であり、属性ID1701、型ID1702および値1703から構成されている。図25は図24の属性表の属性ID1701と型ID1702の値を示す。属性ID1302(カラー印刷可能か)、属性ID1303(サポートしているフィニッシングの種類)、属性ID1304(設定可能最高解像度)、属性ID1305(設定可能最低解像度)、属性ID2001(Jobを実行する可能性のあるコントローラ IDリスト)、属性ID2002(コントローラ自動選択かどうか)、属性ID2003(ジョブ表)は、プリントジョブマネージャー及びスキャンジョブマネージャーの説明の中で示されたものと同一である。また、属性ID1302(カラー印刷可能か)、属性ID1303(サポートしているフィニッシングの種類)、属性ID1304(設定可能最高解像度)、属性ID1305(設定可能最低解像度)、属性ID2001(Jobを実行する可能性のあるコントローラ IDリスト)、属性ID2002(コントローラ自動選択かどうか)、属性ID2003(ジョブ表)、型ID203(ジョブ表形式)以外の属性IDと型IDについては図7のSupervisorの属性表で使用されているものと同一である。なお、図24に示すコピージョブマネージャーの属性表はサービスID が18の属性表(コピージョブマネージャー608)であり、サービスID11、12、13、14、15、16、17のそれぞれに対応したコピージョブマネージャー601、602、603、604、605、606、607の属性
表がそれぞれDISK315に記憶されておりそれぞれ異なる。
図26はフォントマネージャ413がDISK315に保持するデータ(属性表)を表わす。この表は、フォントマネージャが扱うことが可能なフォントのタイプや、現在フォントマネージャが管理しているフォントのリストなどを表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードの内容は図7で示されるSupervisorのものと同一であり、属性ID1801、型ID1802および値1803から構成されている。図27は図26の属性表の属性ID1801と型ID1802の値を示す。属性ID601(サポートしているデータのダウンロード方法)、属性ID602(サポートしているデータのアップロード方法)、属性ID1501(サポートしているフォントタイプのリスト)、属性ID1502(最大保持可能フォント数)、属性ID1503(現在保持しているフォント数)、属性ID1504(保持しているフォントのリスト)、型ID150(フォント表)以外の属性IDと型IDは図7のSupervisorの属性表で使用されているものと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているフォントマネージャの管理下にあるものに限定されている。属性ID601の「サポートしているデータのダウンロード方法」、および属性ID602の「サポートしているデータのアップロード方法」はそれぞれプリントジョブマネージャの説明中およびスキャンジョブマネージャの説明中で説明されているものと同一であり、サポートしているフォントデータのダウンロード方法およびアップロード方法を示すものである。
図28はフォントマネージャが保持するフォント表を表わすものである。この表は図26で示される属性表の型ID1504(フォント表)の属性値としてDISK315に保持されている。フォント表は、フォントマネージャがどの様なフォントを現在管理しているかを表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードはフォントID1901、フォントタイプ1902、フォント名1903およびフォントデータを含むファイル名1904から構成されている。フォントデータはDISK315に記憶されており、フォントID1901はフォントデータがRAM302にダウンロードされたときに、フォントマネージャが割り当てたフォントに対する識別子である。
図29はフォームオーバーレイマネージャ414がDISK315に保持するデータ(属性表)を表わす。この表は、フォームオーバーレイマネージャが扱うことが可能なフォームオーバーレイのフォーマットや、現在フォームオーバーレイマネージャが管理しているフォームオーバーレイのリストなどを表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードの内容は図7で示されるSupervisorのものと同一であり、属性ID2001、型ID2002および値2003から構成されている。図30は図29の属性表の属性IDと型IDの値を示す。属性ID601(サポートしているデータのダウンロード方法)、属性ID602(サポートしているデータのアップロード方法)、属性ID1601(サポートしているフォームオーバーレイのフォーマットのリスト)、属性ID1602(最大保持可能フォームオーバーレイ数)、属性ID1603(現在保持しているフォームオーバーレイ数)、属性ID1604(保持しているフォームオーバーレイのリスト)、型ID160(フォーム表)以外の属性IDと型IDについては図7のSupervisorの属性表で使用されているものと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているフォームオーバーレイマネージャの管理下にあるものに限定されている。属性ID601の「サポートしているデータのダウンロード方法」、および属性ID602の「サポートしているデータのアップロード方法」はそれぞれプリントジョブマネージャの説明中およびスキャンジョブマネージャの説明中で説明されているものと同一であり、サポートしているフォームオーバーレイデータのダウンロード方法およびアップロード方法を示すものである。
図31はフォームオーバーレイマネージャ414が保持するフォームオーバーレイ表を表わすものである。この表は図29で示される属性表の属性ID1604(フォームオーバーレイ表)の属性値としてDISK315に保持されている。フォームオーバーレイ表は、フォームオーバーレイマネージャがどの様なフォームオーバーレイを現在管理しているかを表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードはフォームオーバーレイID2101、フォームオーバーレイのデータフォーマット2102、フォームオーバーレイ名2103およびフォームオーバーレイデータを含むファイル名2104から構成されている。フォームオーバーレイデータはDISK315に記憶されており、フォームオーバーレイID2101はフォームオーバーレイデータがRAM302にダウンロードされたときに、フォームオーバーレイマネージャが割り当てたフォントに対する識別子である。
図32はログマネージャ415がDISK315に保持するデータ(属性表)を表わす。この表は、現在ログマネージャが管理しているログのリストなどを表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードの内容は図7で示されるSupervisorのものと同一であり、属性ID2201、型ID2202および値2203から構成されている。図33は図32の属性表の属性IDと型IDの値を示す。属性ID602(サポートしているデータのアップロード方法)、属性ID1703(保持されているLog数)、属性ID1704(ログ表)、属性ID1705(Logのフォーマット表)、型ID170(ログ表)、型ID171(ログフォーマット表形式)以外の属性IDと型IDについては図7のSupervisorの属性表で使用されているものと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているログマネージャの管理下にあるものに限定されている。
図34はログマネージャ415が保持するログ表を表わすものである。この表は図32で示される属性表の属性ID1704(ログ表)の属性値としてDISK315に保持されている。ログ表は、ログマネージャがどの様なログを現在管理しているかを表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードはログID2301、およびログデータを含むファイル名2302から構成されている。ログID2301はあらかじめ種類に対して規定されているログの識別子である。
図35はログマネージャがDISK315で管理するログデータの内容を表わすものである。ログデータはログレコードの集合として構成される。各ログレコードはログフォーマットID2401、記録日時2402およびログデータ2403とから構成されている。ログフォーマットID2401は、図36で示されるログフォーマット表に記録されているログのフォーマット情報を参照しており、ログデータ2403のフォーマットを表わしている。例えば、LogFormatID1のログデータ「12345、4、1.23、“OK”」は、サービスID1のプリントジョブマネージャーにジョブを発行したユーザーIDが12345で、出力した紙数が4で、使用したトナー量が1.23、ジョブの終了状態がOKを示す。
図36はログマネージャ415が保持するログフォーマット表を表わすものである。この表は図32で示される属性表の属性ID(ログフォーマット表)の属性値としてDISK315に保持されている。ログフォーマット表は、ログマネージャ415が管理する各ログデータ内で記録されているログのフォーマットを表わしている。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードはログフォーマットID2501、およびログフォーマット2502とから構成されている。ログフォーマットはサービスID:属性ID対のリストとして表わされる。属性IDは機器内でユニークに定義されており、その型も属性IDによって一意に決定されているため、属性IDを指定することにより、ログデータのフォーマットを表わすことができる。ログフォーマット2502のサービスID:属性ID対のリストと、ログデータ2403の中の値のリストは、順番によって対応している。例えば、ログフォーマット2502リストの3番目のサービスID:属性ID対はログデータの3番目の値のフォーマットを意味する。例えば、LogFormatID1のフォーマット「1:701、1:565、1:765、1:777」は、サービスID1のプリントジョブマネージャーにジョブを発行したユーザーID、出力した紙数、使用したトナー量、ジョブの終了状態を示す。また、LogFormatID2のフォーマット「11:701、11:565、11:765、11:777」は、サービスID11のプリントジョブマネージャーにジョブを発行したユーザーID、出力した紙数、使用したトナー量、ジョブの終了状態を示す。
図37はカラープロファイルマネージャ416がDISK315に保持するデータ(属性表)を表わす。この表は、カラープロファイルマネージャが扱うことが可能なカラープロファイルのフォーマットや、現在カラープロファイルマネージャが管理しているカラープロファイルのリストなどを表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードの内容は図7で示されるSupervisorのものと同一であり、属性ID2601、型ID2602および値2603から構成されている。図38は図37の属性表の属性IDと型IDの値を示す。属性ID601(サポートしているデータのダウンロード方法)、属性ID602(サポートしているデータのアップロード方法)、属性ID1801(サポートしているカラープロファイルデータのフォーマットのリスト)、属性ID1802(最大保持可能カラープロファイル数)、属性ID1803(現在保持しているカラープロファイル数)、属性ID1804(カラープロファイル表)、型ID180(カラープロファイル表形式)以外の他の属性IDについては図7のSupervisorの属性表で使用されているものと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているカラープロファイルマネージャの管理下にあるものに限定されている。属性ID601の「サポートしているデータのダウンロード方法」、および属性ID602の「サポートしているデータのアップロード方法」はそれぞれプリントジョブマネージャの説明中およびスキャンジョブマネージャの説明中で説明されているものと同一であり、サポートしているフォントデータのダウンロード方法およびアップロード方法を示すものである。
図39はカラープロファイルマネージャが保持するカラープロファイルを表わすものである。この表は図37で示される属性表の属性ID1804(カラープロファイル表)の属性値としてDISK315に保持されている。カラープロファイル表は、カラープロファイルマネージャがどの様なカラープロファイルを現在管理しているかを表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードはカラープロファイルID2701、カラープロファイルフォーマット2702およびカラープロファイルデータを含むファイル名2703から構成されている。カラープロファイルID2701はカラープロファイルデータがダウンロードされたときに、カラープロファイルマネージャが割り当てたカラープロファイルに対する識別子である。カラープロファイルデータとは、Scanner Engine102から送られるデータや Ink Jet Printer Engine105へ送られるデータを補正してカラーマッチングを行うための補正データである。
図40は各プリンタコントローラ510、511、512がDISK315に保持するデータ(属性表)を表わす。この表は、プリンタコントローラが制御しているプリントエンジンおよびフィニッシャーの性能・機能を表わすものであり、性能・機能に関する値は書き換えが出来ない。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードの内容は図7で示されるSupervisorのものと同一であり、属性ID2801、型ID2802および値2803から構成されている。図41は図40の属性表の属性IDと型IDの値を示す。属性ID12(コントローラタイプ)、属性ID13(コントローラID)、属性ID5001(カラー印刷可能かどうか)、属性ID5002(サポートしているフィニッシングの種類)、属性ID5003(設定可能最高解像度)、属性ID5004(設定可能最低解像度)、属性ID5005(ジョブキュー表)、型ID500(ジョブキュー表形式)以外の属性IDと型IDについては図7のSupervisorの属性表で使用されているものと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているプリンタコントローラの管理下にあるものに限定されている。なお、図40に示すプリンタコントローラの属性表はサービスIDが21の属性表(プリンタコントローラ510)であり、サービスID22、23のそれぞれに対応したプリンタコントローラ511、512の属性表がDISK315に記憶されておりそれぞれ異なる。
図42はプリンタコントローラが保持するジョブキュー表を表わすものである。この表は図40で示される属性表の属性ID5005(ジョブキュー表)の属性値としてDISK315に保持されている。ジョブキュー表は、プリンタコントローラが管理・実行するジョブがどの様な状態にあるのかを表わすものである。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードはジョブID2901、ジョブステータス2902およびジョブの実体が保持されているファイル名2903から構成されている。ジョブID2901はプリンタコントローラにジョブが投入されたときに、プリンタコントローラが割り当てたジョブに対する識別子である。図43は図42のジョブステータス2902(ジョブの状態)を表わす図である。1はジョブの終了処理中、2はジョブがエンジンで実行中、3は実行待ち状態であることを示す。ジョブのファイル名2903は、ジョブの実体が保持されているファイルの名前である。ジョブの実体は図52に示す様に、属性ID、属性値サイズおよび属性値の組を複数持つことにより構成されている。
図44はスキャナコントローラ420がDISK 315に保持するデータ(属性表)を表わす。この表は、スキャナコントローラが制御しているスキャナエンジン性能・機能を表わすものであり、性能・機能に関する値は書き換えが出来ない。表は各行が1つの情報単位(レコード)を表わしており、複数のレコードの集合としてデータは構成されている。各レコードの内容は図7で示されるSupervisorのものと同一であり、属性ID3001、型ID3002および値3003から構成されている。図45は図44の属性表の属性IDと型IDの値を示す。属性ID12(コントローラタイプ)、属性ID13(コントローラID)、属性ID6001(カラースキャン可能かどうか)、属性ID6002(最大原稿サイズ)、属性ID6003(設定可能最高解像度)、属性ID6004(設定可能最低解像度)以外の他の属性IDについては図7のSupervisorの属性表で使用されているものと同一である。ただし、設定の範囲および影響が及ぶ範囲は、属性表が属しているプリンタコントローラの管理下にあるものに限定されている。
図46は、ユーザインターフェースマネージャ405、TCP/IP・UDP/IP処理モジュール406、IEEE1284.4処理モジュール407およびSBPー2処理モジュール408からインタープリンター409に対して出力されるコマンドパケットの構造を表わすものである。またこのコマンドパケットはインタープリタ409からユーザインターフェースマネージャ405、TCP/IP・UDP/IP処理モジュール406、IEEE1284.4処理モジュール407およびSBPー2処理モジュール408に出力される返信パケットおよびイベントパケットの構造も表わしている。パケットは、パケットの先頭を表わすパケットヘッダ3101、パケットの構造バージョンを表わすパケットバージョン3102、パケットの性格を表わすフラグ3103、どんな種類の操作を行うのかを表わすオペレーションコード3104、Client(PC)が返信パケットを認識するために使用するブロック番号3105、パラメータ3110の長さ表わすパラメータ長3106、ユーザの認証に使用されるユーザID3107とパスワード3108、返信パケットにのみ使用され返信の一般的な状態を表わすステータスコード3109およびオペレーションコード3105毎に決められたフォーマットを持つパラメータ3110から構成されている。パラメータ3110には、アクセス対象サービスID、アクセス対象属性ID等を含む。フラグ3104には、パケットがコマンドパケット・イベントパケットであるかまたは返信パケットであるかを表わすもの3111、およびパラメータ3110に送信すべきデータが入りきらず、次に送信されるパケットにも続きのデータが入っていることを示す連続フラグ3112とがある。パラメータ3110の長さは、パラメータ長3106が表わされる数(64kバイト)に制限されている。具体的には、Ethernet(登録商標)208に接続されているClientPC202、203はIPアドレス、ポート番号を指定して多機能周辺機器201に接続しIPパケットデータをNetwork Interface305(107)へ出力する。IEEE1394インタフェース206に接続されているClientPC204はノードIDとLUN(ロジカルユニットナンバー)を指定して多機能周辺機器201と接続しSBPー2パケットデータをIEEE1394 Interface306(108)へ出力する。IEEE1284インタフェース207に接続されているClientPC205はソケット番号を指定して多機能周辺機器201と接続しIEEE1284.4パケットデータをIEEE1284 Interface307(109)へ出力する。Network Interface Driver402, IEEE 1284 Interface Driver403, IEEE1394 Interface Driver404で図46に示すコマンドパケットの先頭にそれぞれIP Header, 1284 Header, 1394 Headerが付加されたトランスポートパケットをTCP/IP・UDP/IP処理モジュール406, IEEE1284.4処理モジュール407、SBPー2処理モジュール408に出力する。TCP/IP・UDP/IP処理モジュール406,IEEE1284.4処理モジュール407、SBPー2処理モジュール408は入力した各トランスポートパケットの処理を行い図46に示すコマンドパケットを抽出しInterpreter/Generater409に出力する。
図47は多機能周辺機器201におけるコマンドパケットの処理フローを表わすものである。ステップ3201において、各インターフェース401、402、403、404から入力されたデータを各トランスポート処理モジュール405、406、407、408が処理し図46に示すコマンドパケットを抽出する。抽出されたコマンドパケットは、データが入力された接続形式の情報(接続形式ID)およびサブアドレスと共にTCP/IP・UDP/IP処理モジュール406, IEEE1284.4処理モジュール407、SBPー2処理モジュール408からインタープリタ409に入力される。ステップ3202において、インタープリタ409はSupervisor410が保持するサブアドレス:サービスID対応表(図9)を参照し、入力された接続形式IDとサブアドレスとを比較することにより、サービスIDを得ると共にデータ入力が有効かどうかをチェックする。チェックの結果、データ入力が有効でない場合は、ステップ3204においてコマンドパケットを破棄して終了する。データ入力が有効の場合は、ステップ3203においてコマンドパケットの解析を図46のパケット構造に基づいて行う。パケットの解析の結果、図46で示される各項目は、それぞれ独立した別々の情報として出力される。ステップ3205において、サービスIDを基にアクセス制御表(図14)を参照することによりサービスIDに対応するセキュリティレベルを取得する。
図48は、多機能周辺機器201が保持する各マネージャ・各コントローラの属性表に対する読み出し・書き込みを、Clientが指示した場合の処理を表す。各マネージャ・各コントローラが保持する属性表からの読み込みおよび書き込みは、Supervisorの有するサブアドレスに対して適当なコマンドパケットを送信することにより行う。属性表読み出し用コマンドパケットにはパラメータとして、アクセス対象サービスIDおよびアクセス対象属性IDが含まれている。また、属性表書き込み用コマンドパケットにはパラメータとして、アクセス対象サービスID、アクセス対象属性IDおよび属性IDに対応した属性値が含まれている。Clientから多機能周辺機器201に送られたパケットデータは、図47に示すフローによって処理され、Supervisorに配布される。ステップ3301においてオペレーションコード3104が、属性値読み出し用コード(“Get”)であるかどうかチェックする。オペレーションコードが“Get”である場合は、ステップ3301においてサービスIDを元にアクセス対象の属性表全体を取得する。サービスIDが0の場合は図7に示すSupervisor410の属性表、サービスIDが1、2、3、4、5、6、7、8、9の場合は図18に示すようなプリントジョブマネージャーの属性表、サービスIDが10の場合は図22示すようなスキャンジョブマネージャー419の属性表、サービスIDが11、12、13、14、15、16、17、18の場合は図24に示すようなコピージョブマネージャーの属性表、サービスIDが101の場合は図26に示すようなフォントマネージャー413の属性表、サービスIDが102の場合は図29に示すようなフォームオーバーレイマネージャー414の属性表、サービスIDが103の場合は図32に示すようなログマネージャー415の属性表、サービスIDが104の場合は図37に示すようなカラープロファイルマネージャー416の属性表、サービスIDが21、22、23の場合は図40に示すようなプリンタコントローラの属性表、サービスIDが24の場合は図44に示すようなスキャナコントローラ420の属性表を取得する。なお、図18に示すプリントジョブマネージャーの属性表はサービスIDが4の属性表(プリントジョブマネージャー504)であり、サービスID1、2、3、5、6、7、8、9のそれぞれに対応したプリントジョブマネージャー501、502、503、505、506、507、508、509の属性表がDISK315に記憶されている。同様に、図24に示すコピージョブマネージャーの属性表はサービスID が18の属性表(コピージョブマネージャー608)であり、サービスID11、12、13、14、15、16、17のそれぞれに対応したコピージョブマネージャー601、602、603、604、605、606、607の属性表がそれぞれDISK315に記憶されている。また、同様に、図40に示すプリンタコントローラの属性表はサービスIDが21の属性表(プリンタコントローラ510)であり、サービスID22、23のそれぞれに対応したプリンタコントローラ511、512の属性表がDISK315に記憶されている。
図49は、多機能周辺機器201が提供するサービスの一覧(サービスIDの一覧)をClientが問い合わせた場合の処理を表す。サービスの一覧の問い合わせは、Supervisorの有するサブアドレスに対して適当なコマンドパケットを送信して、図9で示されるサブアドレス:サービスID対応表を読み出し処理することにより行う。図49で示すフローは、図48で示したフローのステップ3315(その他のOperation Codeの処理)のステップを詳細化したものである。ステップ3401において、オペレーションコードがサービス一覧取得用コード(“List Service”)であるかどうかチェックする。オペレーションコードが“List Service” でない場合は、オペレーションコードに従った後述するその他の処理ステップ3402を行い終了する。ステップ3401において、オペレーションコードが“List Service”の場合は、ステップ3403において、サブアドレス:サービスID対応表の中から問い合わせに使用された接続形式IDに相当するものだけを抜き出したリストを作成する。ステップ3404において、ステップ3403で作成したリストの各レコードを検査し、有効フラグ804が有効、有効ユーザリスト805に値がある場合は問合わせに使用したユーザIDがその値に該当しないレコードを、無効ユーザリスト806に値がある場合は問い合わせに使用したユーザIDがその値に該当するレコードをリストから削除する。ステップ3405において、ステップ3404で更新したサービスIDのリストを含む返信パケットを作成し、作成された返信パケットは、ステップ3406において送信する。
図50は、多機能周辺機器201が提供するサービスを利用するときに必要となるサブアドレスの情報を、ClientがサービスIDを指定して問い合わせた場合の処理を表す。サブアドレスの問い合わせは、Supervisor410の有するサブアドレスに対して適当なコマンドパケットを送信して、図9で示されるサブアドレス:サービスID対応表を読み出し処理することにより行う。サブアドレスの問い合わせコマンドパケットにはパラメータとして、サービスIDが含まれている。図50で示すフローは、図49で示したフローのステップ3402(その他のOperation Codeの処理)のステップを詳細化したものである。ステップ3501において、オペレーションコードがサブアドレス取得用コード(“Reserve”)であるかどうかチェックする。オペレーションコードが“Reserve” でない場合は、オペレーションコードに従った後述するその他の処理ステップ3503を行い終了する。ステップ3501においてオペレーションコードが“Reserve”の場合は、ステップ3502において問合わせに使用された接続形式IDとパラメータ内に指定されたサービスIDとからサブアドレス:サービスID対応表を走査し該当するレコードを検索する。ステップ3504において検索されたレコードについて、有効フラグが有効となっているか、有効ユーザリストに値がある場合はリスト中に問合わせに使用したユーザIDがあるかどうか、無効ユーザリストに値がある場合はリスト中に問い合わせに使用したユーザIDが無いかどうかをチェックする。チェックの結果どれかでもOKでない場合は、指定されたサービスに対するアクセス権(利用権)が無いものとして、ステップ3506においてエラー返信パケットを作成し、ステップ3507においてこのパケットを送信して終了する。ステップ3504におけるチェックの結果、どのチェックもOKの場合は、ステップ3505においてサブアドレスを含む返信パケットを作成し、ステップ3507においてこのパケットを送信して終了する。
図51は、多機能周辺機器201が提供するサービスのうち、サービスの種類を指定して指定された種類のサービスを処理するために最適なサービスIDを問い合わせた場合の処理フローを表す。サービスの種類を指定したサービスIDの問合わせは、Supervisorの有するサブアドレスに対して適当なコマンドパケットを送信して、図9で示されるサブアドレス:サービスID対応表と図11で示されるサービスID:タスクタイプ対応表とを読み出し処理することにより行う。サブアドレスID問い合わせコマンドパケットにはパラメータとして、サービスの種類を指定するためのタスクタイプ、およびサービスを限定するための組み合わせ(条件情報)が含まれている。条件情報は属性IDと値の対のリストとして表されている。図51で示すフローは、図50で示したフローのステップ3503(その他のOperation Codeの処理)のステップを詳細化したものである。ステップ3601において、オペレーションコードがサブアドレス取得用コード(“Get Service”)であるかどうかチェックする。オペレーションコードが“Get Service” でない場合は、オペレーションコードに従った後述するその他の処理ステップ3603を行い終了する。ステップ3601においてオペレーションコードが“Get Service”の場合は、ステップ3602において問合わせに使用された接続形式IDとサブアドレス:サービスID対応表とから、問合わせに使用された接続形式IDを持つサービスIDのリストを作成する。ステップ3604において、サービスID:タスクタイプ対応表を参照し、上記リストの中から指定されたタスクタイプを有するもののリストを作成する。ステップ3605において、ステップ3604で作成したリストの各レコードを検査し、有効フラグ804が有効、有効ユーザリスト805に値がある場合は問合わせに使用したユーザIDがその値に該当しないレコードを、無効ユーザリスト806に値がある場合はい合わせに使用したユーザIDがその値に該当するレコードをリストから削除する。ステップ3609において、パラメータに含まれている条件情報とリスト中のサービスIDに対応する各マネージャの属性表と比較して、条件に合致する値以外をリストから削除する。ステップ3606において、ステップ3605において変更されたリストのレコードの数をチェックし、レコード数が0の場合は、要求されたサービスは存在しないものとしてステップ3611においてエラー返信パケットを作成し、ステップ3613において返信パケットを送信して終了する。ステップ3606においてレコード数が0以外の場合は、ステップ3607においてレコード数が1であるかどうかをチェックする。レコード数が1の場合は、ステップ3612において得られたサービスIDを含む返信パケットを作成し、ステップ3613において返信パケットを送信して終了する。ステップ3607においてレコード数が1以外の場合は、ステップ3608において、リスト中のサービスIDに対応する各マネージャに現在の負荷状態を問い合わせる。各マネージャは処理中のジョブの数を負荷状態として返し、この中から最低の負荷を持つマネージャを選択する。ステップ3610において、選択されたマネージャーに対応するサービスIDを含む返信パケットを作成し、ステップ3613において返信パケットを送信して終了する。
図52は、各マネージャが管理するジョブの実体を保持するファイル(ジョブファイル)の内部構造を示すものである。ジョブファイルのファイル名はジョブ表(図20)のファイル名1502で保持されている。またこのファイルの構造は、各コントローラが管理するジョブの実体を保持するファイルの内部構造も示している。このファイル名はジョブキュー表(図42)のファイル名2903で保持されている。ジョブの実体は、属性ID3701、属性値サイズ3702および属性値3703の組を複数連続して持つことによって表されている。ジョブがデータを含む場合は、3707、3708、3709で示されるように属性IDとしてデータを表す値、属性値としてファイル名のサイズ、属性値としてドキュメントデータを保持しているファイルのファイル名を保持している。属性の中には、データの送信方法、データのフォーマット(使用されているPDLなど)、イベントの種類とそのイベントが発生した時にイベント通知を送信する宛先などの情報、およびジョブの種類に依存した情報:プリントジョブの場合にはコピー部数、フィニッシング処理指定、使用するフォントの指定、使用するフォームオーバーレイの指定などが含まれる。
図53と図54は、各マネージャにおけるジョブスクリプトの処理フローを表すものである。ジョブスクリプトは、図46で示されるコマンドパケットの一続きによって構成されており、“Job Start”オペレーションコードで始まり、“Job End”オペレーションコードで終わるものとして規定されている。ジョブスクリプトを構成する各パケットは、図9で示されるサブアドレス:サービスID対応表によって示されるサブアドレスに投入され、図47で示されるコマンドパケット処理フローによって各マネージャに配布される。図53で示される処理フローは、各マネージャに配布されたコマンドパケットを処理して図52で示されるジョブファイルおよびデータファイルを作成する場合の処理フローである。各マネージャに配布されたオペレーションは、ステップ3801においてオペレーションコードがサポートされているオペレーションコードであるかどうかをチェックする。チェックは、各マネージャが属性表内に保持している「サポートしているオペレーション」属性(属性ID101)の値と比較することにより行う。チェックの結果、サポート外のオペレーションであった場合は、ステップ3816においてエラー返信パケットを作成し、これを送信して終了する。ステップ3801のオペレーションコードがサポートされているものであったならば、ステップ3802において現在ジョブ投入中であるかどうかをチェックする。チェックは、ジョブ投入中フラグ(ステップ3806で設定されるフラグ)が真であるかどうかを検査することにより行う。検査の結果、ジョブ投入中フラグが偽であり、ジョブ投入中でなければ、ステップ3804においてオペレーションコードが“Job Start”であるかどうかをチェックする。チェックの結果、オペレーションコードが“Job Start”で無い場合は、ステップ3816においてエラー返信パケットを作成し、これを送信して終了する。
図55は、図5で示したプリントジョブマネージャ501から509におけるジョブの処理フローを表したものである。プリントジョブマネージャはジョブ表を常に監視するタスクを動作させている。プリントジョブマネージャが図54に示すジョブスクリプトの処理フローを行い、“Job Start“オペレーションコードが入力されることによりジョブ表に新たな項目が追加されたことをが検知すると、この監視タスクは図55で示す処理フローを持つタスクを動作させて、入力されたジョブの処理を行わせる。ステップ3901においてデータ(ドキュメントデータ)の表現に使用されているPDL(Page Description Language)の種類を示す属性がジョブファイルの中に追加されるのを待ち、PDLの種類が確定すると使用するPDL Rasterizer(PDL Rasterizer417或いはPDL Rasterizer418)が使用可能となるまで待つ。ステップ3901でPDL Rasterizerが使用可能となると、ステップ3902においてデータ受信方法を示す属性がジョブファイルの中に追加されるのを待つ。データ受信方法を示す属性がジョブファイルの中に追加されると、ステップ3903においてデータの受信方法をチェックする。データの受信方法が多機能周辺機器MFP201の外部(例えば、ネットワーク上のClient PC等)にアクセスする方法である場合は、ステップ3904において指定されたデータの読込みを行うタスクを生成して外部にアクセスする。その後ステップ3905においてデータの読込みが開始されるのを待つ。ステップ3903において、データがジョブ内に含まれる場合(図54において“Send“オペレーションコードによるデータ受信の場合)、ステップ3906においてデータの受信が開始されるのを待つ。
図56は、スキャンジョブマネージャ419におけるジョブの処理フローを表したものである。スキャンジョブマネージャはジョブの投入が終了してからジョブの処理を開始する。このため、スキャンジョブマネージャは図54におけるステップ3815のジョブの終了処理として図56のジョブ処理を開始する。ステップ4001において、スキャナコントローラ420にジョブを投入しジョブIDを受け取る。ステップ4002においてジョブ依頼表(図21)に、ジョブIDとスキャナコントローラIDおよびスキャナコントローラ420から受け取ったジョブIDを記録する。ステップ4003において、スキャナコントローラ420からのジョブ終了を待ち、ジョブ終了がスキャナコントローラ420から通知されると、スキャンしたイメージデータをスキャナコントローラ420から受け取り、ステップ4004においてジョブ表(図20)からジョブのレコードを削除する。この時、図61で示されるイベント送信処理を行う。ステップ4005において、ジョブ中の属性の中からデータの送信方法を指示しているものを検索する。ステップ4006においてデータ送信方法がデータをスクリプトとして送信する指示であった場合は、ステップ4008においてデータを他の属性情報と共にスクリプトとして送信する。機器からのデータ送信処理は詳細が図62に示されている。ステップ4006においてデータを参照として送信する指示であった場合は、ステップ4007においてデータを機器内部に保存し、これに対する参照情報を他の属性情報と共にスクリプトとして送信する。ステップ4010においてジョブファイルの中を検査し、ステップ4011においてジョブ終了に関するイベント送信を指示する属性値があるかどうかをチェックする。もしなければ処理は終了するが、ある場合はステップ4012において属性値を読み出すことにより送信方法と送信宛先を取得する。ステップ4013においてイベントの送信パケットを作成し、指定された送信方法と送信宛先に対してイベントを送信する。ステップ4014において、ジョブファイル・データファイルの削除などの終了処理を行い、ジョブの処理は終了する。
図57は、コピージョブマネージャ601から608におけるジョブの処理フローを表したものである。コピージョブマネージャはジョブの投入が終了してからジョブの処理を開始する。このため、ジョブマネージャは図53におけるステップ3815のジョブの終了処理として図57のジョブ処理を開始する。ステップ4101において、スキャナコントローラ420にジョブを投入しジョブIDを受け取る。ステップ4102においてジョブ依頼表(図21)に、ジョブIDとスキャナコントローラIDおよびスキャナコントローラ420から受け取ったジョブIDを記録する。ステップ4103において、スキャナコントローラ420からのジョブ終了を待ち、ジョブ終了がスキャナコントローラ420から通知されると、スキャンしたイメージデータをスキャナコントローラ420から受け取り、ステップ4104においてジョブ表から(図20)から、ジョブのレコードを削除する。次に、ステップ4105において使用するプリンタコントローラを決定する。この決定はコピージョブマネージャー601から607と609の属性表の属性ID2001(Jobを実行するController IDリスト)で予め決められている場合と、コピージョブマネージャー608の属性ID2002(Controller自動選択可能か否か)で可が指定されてジョブファイルの内容(図52に示すジョブファイルの属性Iと属性値)を読むことによりプリントに必要となるプリンタコントローラを動的に決定する場合がある。この場合には、例えば、ジョブファイル内の属性IDと属性値でカラー印刷を指定されていればInk Jet Contorller512(CID23)を決定するし、属性IDと属性値でFinisherの使用が指定されていればLBP Controller510(CID21)を決定する。プリンタコントローラが決定すると、ステップ4106において、各プリンタコントローラにスキャナコントローラ420から受け取ったイメージデータを投入しプリンタコントローラからジョブIDを受け取る。ステップ4107においてジョブ依頼表(図21)に、ジョブIDとプリンタコントローラIDおよびプリンタコントローラから受け取ったジョブIDをプリンタコントローラ毎に別々のレコードとして記録する。
図58は、フォントマネージャ413、フォームオーバーレイマネージャ414、ログマネージャ415およびカラープロファイルマネージャ416におけるジョブの処理フローのうちデータのダウンロード機能に関するものを表すものである。これらのマネージャに対するジョブは、各マネージャが管理するデータのダウンロードおよびアップロードを行うためのものである。各マネージャが管理するデータの参照・削除などの管理は、Supervisor410が管理するサブアドレスに対してコマンドパケットを投入し図48で示されるように各マネージャの持つ属性表にアクセスすることによって行う。各マネージャはジョブの投入が終了してからデータダウンロードに関するジョブの処理を開始する。このため、各マネージャは図53におけるステップ3815のジョブの終了処理として図58のデータダウンロードに関するジョブ処理を開始する。ステップ4201において、ジョブファイル(図52)を走査し、データの受信方法に関する属性が存在するかどうかをチェックする。チェックの結果データの受信方法に関する属性が存在しない場合は、このジョブファイルはアップロードに関するもので図59に示す処理フローが既に行われているものとしてステップ4208において終了処理を行う。ステップ4208における終了処理ではジョブファイルの削除を行う。ステップ4201においてデータの受信方法に関する属性が存在する場合は、ステップ4202においてデータの受信方法をチェックする。データの受信方法がジョブ内に含まれる場合(図53において“Send“オペレーションコードによるデータ受信の場合)すでにデータが受信済みでありステップ4205において受信したデータをファイルとして保存する。データの受信方法が機器外部にあるデータである場合はステップ4203において指定された外部ソースにアクセスし、データの取得を行い、取得したデータをステップ4205においてファイルとして保存する。ステップ4205において保存したファイル情報を、ステップ4206において各マネージャが管理する管理表(フォントマネージャ413の場合フォント表(図28)、フォームオーバーレイマネージャ414の場合フォームオーバーレイ表(図31)、ログマネージャ415の場合ログ表(図34)、カラープロファイルマネージャ416の場合カラープロファイル表(図39)に新規レコードを書き込むことにより登録する。ステップ4207において、ジョブファイル・データファイルの削除などの終了処理を行い、ジョブの処理は終了する。
図59は、フォントマネージャ413、フォームオーバーレイマネージャ414、ログマネージャ415およびカラープロファイルマネージャ416におけるジョブの処理フローのうちデータのアップロード機能に関するものを表すものである。各マネージャはジョブスクリプトを構成する“Send Request“オペレーションコードが投入された時点で、データアップロードに関するジョブの処理を開始する。このため、各マネージャは図54におけるステップ3821の各マネージャに依存した処理として図59のデータアップロードに関するジョブ処理を開始する。ステップ4301において、ジョブファイル中(図52)の属性の中からデータの送信方法を指示しているものをチェックする。ステップ4301においてデータ送信方法がデータをスクリプトとして送信する指示であった場合(NO)は、ステップ4303において、ジョブ内で指定データされたデータを他の属性情報と共にスクリプトとして送信する。機器からのデータ送信処理は詳細が図62に示されている。ステップ4301においてデータを参照として送信する指示であった場合は、ジョブ内で指定されたデータに対する参照情報を他の属性情報と共にスクリプトとして送信する。
図60は、多機能周辺機器201内のプリントジョブマネージャ501から509、スキャンジョブマネージャ419およびコピージョブマネージャ601−608が管理するジョブに対する操作指示(ジョブの削除)をClientが行ったときに行われる処理フローを表したものである。各マネージャが管理するジョブに対する操作は、Supervisorの有するサブアドレスに対して適当なコマンドパケットを送信することにより行う。ジョブ管理用コマンドパケットにはパラメータとして、対象ジョブマネージャを特定するためのサービスIDおよび対象ジョブIDが含まれている。Clientから多機能周辺機器201に送られたコマンドパケットは、図47に示すフローによって処理され、Supervisor410に配布される。図60に示す処理フローは、図51で示したフロー中の3603(その他のOperation Codeの処理)のステップを詳細化したものである。ステップ4401において、Supervisor410はオペレーションコードがジョブ削除用のもの(“Cancel Job“)であるかどうかチェックする。オペレーションコードが“ Cancel Job“ でない場合は、オペレーションコードに従った後述するその他の処理ステップ4409を行い終了する。ステップ4401においてオペレーションコードが“Cancel Job“の場合は、ステップ4402においてパラメ[タ内に指定されたサービスIDに従って、パラメータをサービスIDに対応する各マネージャに送る。各マネージャはステップ4403において、指定されたジョブIDを各マネージャが管理するジョブ依頼表の中を検索する。ステップ4404においてジョブ依頼表の中に指定されたジョブIDが無い場合は、既にコントローラでのジョブが終了しているものとして、ステップ4410においてジョブ表の中から該当するレコードを削除し、ステップ4411において返信パケットを作成および送信して終了する。ステップ4404においてジョブ依頼表の中に指定されたジョブIDが有る場合は、ステップ4405において指定されたジョブIDに対応するコントローラのジョブIDとジョブを実行しているコントローラのコントローラIDを取得する。ステップ4406において、コントローラIDに対応するコントローラに対してコントローラのジョブIDを指定してジョブの削除を指示する。ステップ4407において、コントローラからの実行結果を待ち、実行結果が不成功であった場合は、ステップ4408においてエラー返信パケットを作成および送信して終了する。ステップ4407において、コントローラからの実行結果が成功であった場合、ステップ4408においてジョブ依頼表の中から該当するレコードを削除し、ステップ4403におけるジョブ依頼表の検索を行って他のコントローラに対する依頼が行われているかどうかを再度チェックする。
図61は、各マネージャにおけるイベント送信の処理フローを表したものである。各マネージャは図16に示す様なイベント設定表を、各自が保持する属性表の値として持っている。図16の説明で示したように、この表にはイベントが発生したときにイベントを送信する接続形式と宛先とが書かれている。あるイベントが発生すると、各マネージャはイベントに対するイベントIDを認識する。その後、ステップ4501において、イベント設定表を参照しイベントIDが登録されているかどうかを検索する。ステップ4502において、イベントIDが1つも登録されていなければ処理を終了する。ステップ4502においてイベントIDが1つでも登録されていれば、ステップ4503でイベントを送信する際に使用する接続形式とイベントを送信する宛先を最初のレコードから取得し、ステップ4504においてイベント送信パケットを作成する。このパケットの中にはイベントID毎に規定されているパラメ[タと、Supervisor410が保持するイベントフォーマット表(図17)に登録されているイベントID毎のフォーマットに従ったパラメータとを付加する。ステップ4505において、このイベント送信パケットを4503で取得した接続形式の送信宛先に送信する。そして、ステップ4506でイベントIDが有るレコード全てについてステップ4503からステップ4505までを繰り返し処理したか否かを判断し、処理していなければステップ4503に戻り、全てのレコードが処理されていれば終了する。
図62は、多機能周辺機器201からデータをコマンドパケットの連続であるスクリプトとして送信する際の処理フローを表す。この処理フローは、スキャンジョブの結果得られるイメージデータの送信ステップ4008やフォントデータの送信ステップ4303などにおいて使用されるものである。ステップ4601において、データの属性を含むパケットを生成して送信する。必要ならステップ4501を繰り返し、複数の属性を送信する。ステップ4602において、送信を指定されたデータを取得する。コマンドパケットは図46に示す構造を有し、パラメータとして送信できるサイズがかぎられているため、4603において、データの長さを検査する。検査の結果、データの長さが制限値の長さ(64Kバイト)を超えている場合、ステップ4606においてデータを制限値の長さで切断し、得られたデータをステップ4607においてパラメータとして付加したコマンドパケットを生成し送信する。このコマンドパケットには、オペレーションコードとして“Send“を設定し、継続フラグを真として設定する。ステップ4608において、切断した残りのデータを取得しステップ4603のデータ長の検査を再び行う。ステップ4603の検査の結果、データ長がコマンドパケットの制限値の長さに入っている場合は、ステップ4604においてデータをパラメータとして付加したコマンドパケットを生成し送信する。このコマンドパケットには、オペレーションコードとして“Send“を設定し、継続フラグを偽として設定する。ステップ4605において、残りの属性を含むコマンドパケットを生成して送信する。必要ならステップ4501を繰り返し、複数の属性を送信して終了する。
図63は図2に示す本実施形態のClientPC202、203、204、205の共通したハードウエア構成(コントローラ)を示す図である。コントローラの内部では、CPU6001がバス6010を介して、Memory(RAM)6002, CRT等のディスプレイ6003、キーボードやマウス等のポインティングデバイス6004, ROM6008, DISK6009が接続されている。図77に示す各種プログラム及びデータは、ハードディスクやフロッピー(登録商標)ディスク等のDISK6009(記憶媒体)に記憶されており、必要に応じて順次Memory(RAM)6002に読み出されてCPU6001で実行される。このDISK6002は、Client PCに着脱可能でもClient PCに内蔵されたものでも良い。更に、図77に示すプログラムは、ネットワークインタフェースケーブル208(10BASE-T)、IEEE1394インタフェースケーブル206、IEEE1284インタフェースケーブル207を介して他のClient PC、MFP201からダウンロードされてDISK6009に記憶される構成でも良い。図63に示すハードウエアは図78に示す一般的なClient PCを構成する。CPU6001がディスプレイ6003にデータを書き込むことにより表示を行い、CPU6001がポインティングデバイス6004からデータを読み出すことにより、ユーザからの指示を入力する。
図64は多機能周辺機器201を利用するClient202、203、204、205のソフトウエア(制御プログラム)ブロック図の一部を表す。Client PCが使用するソフトウエア(制御プログラム)とデータは図77に示すようにDISK6009に記憶されている。501は、ユーザインターフェースであり、これによって505から514で示される各ドライバおよびユーティリティーが多機能周辺機器201の持つ情報をディスプレイ6003に表示する。502は現在使用中の多機能周辺機器201の情報(データ)を保持するデーターベース(DISK6009)であり、Clientが多機能周辺機器201に接続した段階で、503の機器情報取得部が機器の持つ全ての情報を取得して502のデータベースの中に保持する。504は、多機能周辺機器201が保持する各属性表の中で使用される、各属性の意味、各属性ID毎のデータ型、イベントID毎に規定されているパラメータのフォーマット、タスクタイプの意味、Supervisorのサブアドレスなどの規定情報を保持している規定データベース(DISK6009)である。505から514で示される各ドライバおよびユーティリティーは、規定データベース504および機器情報データベース502に基づき動作する。5050は、プリンタドライバでありClient PC上で動作するアプリケーションプログラムからの指示によりプリントジョブスクリプトを生成する。506は、スキャナドライバでありClient PC上で動作するアプリケーションプログラムからの指示によりスキャンジョブスクリプトを生成する。507は、コピードライバでありClient PC上で動作するアプリケーションプログラムからの指示によりコピージョブスクリプトを生成する。508は、フォント管理ユーティリティであり、フォントデータのダウンロードおよびアップロードを行うジョブを生成し、フォントデータを管理するコマンドを生成する。509は、フォームオーバーレイ管理ユーティリティであり、フォームオーバーレイデータのダウンロードおよびアップロードを行うジョブを生成し、フォームオーバーレイを管理するコマンドを生成する。510は、ログ管理ユーティリティであり、ログデータのダウンロードおよびアップロードを行うジョブを生成し、ログを管理するコマンドを生成する。511は、カラープロファイル管理ユーティリティであり、カラープロファイルデータのダウンロードおよびアップロードを行うジョブを生成し、カラープロファイルを管理するコマンドを生成する。512は、ジョブ管理ユーティリティであり、プリントジョブ・スキャンジョブ・コピージョブの削除・一時停止・実行再開などの管理をおこなうコマンドを生成する。513は、機器管理ユーティリティであり、プリンタコントローラ・スキャナコントローラの状態を取得するコマンドを生成する。514は、課金管理ユーティリティであり、課金データの取得するコマンドを生成する。
図65は、ジェネレータ515が505から514で示される各ドライバおよびユーティリティーからコマンドまたはジョブスクリプトを受けて、図46で示されるコマンドパケットを生成し多機能周辺機器201に送信する処理フローを表す。この処理フローの前に、送信先の多機能周辺機器の適当なサブアドレスには前もって接続されているものとする。どのサブアドレスに接続するべきかという情報は、図66で示される機器情報の取得フローによって取得される。ジョブスクリプトはコマンドの連続で定義されており、処理対象がジョブスクリプトの場合は、全てのコマンドが処理されるまでステップ4701からステップ4706までを繰り返す。以下の記述において、ジョブスクリプトの発行とはステップ4701からステップ4707まで、各コマンド毎に処理することを意味する。ステップ4701において、コマンドと共に送信するデータの長さを検査する。検査の結果、パラメータの制限値の長さ(64Kバイト)を超える場合は、ステップ4702においてデータを制限値の長さで切断する。切断されたデータはステップ4703において、継続フラグを真としてコマンドに対応したオペレーションコードを含むパケットを生成し、ステップ4704においてパケットを送信する。ステップ4701において、データの長さがパラメータの制限値の長さに入る場合は、ステップ4705において継続フラグを偽としてコマンドに対応したオペレーションコードを含むパケットを生成し、ステップ4706においてパケットを送信する。
図66は、図64の機器情報取得部503の処理フローチャートを表す。機器情報取得部503はClientが多機能周辺機器201と接続直後に図66で表す処理を行い、機器情報を取得して機器情報データベース502(DISK6009)に保持する。この処理はまた、機器からコンフィギュレーション変更のイベントが送られたときにも再度動作する。ステップ4801において、Client PCは多機能周辺機器201と接続する。具体的には、Ethernet(登録商標)208に接続されているClientPC202、203はIPアドレス、ポート番号を指定して多機能周辺機器201に接続しIPパケットデータを出力する。IEEE1394インタフェース206に接続されているClientPC204はノードIDとLUN(ロジカルユニットナンバー)を指定して多機能周辺機器201と接続しSBPー2パケットデータを出力する。IEEE1284インタフェース207に接続されているClientPC205はソケット番号を指定して多機能周辺機器201と接続しIEEE1284.4パケットデータを出力する。接続先のサブアドレスは、接続に使用した接続形式ごとにあらかじめ規定されているSupervisor用のサブアドレスを使用する。この規定値は、規定情報データベース504(DISK6009)から取得する。ステップ4802において、図7に示すSupervisorの属性表の属性ID100(属性IDのリスト)の値を取得する。属性値の取得は、SupervisorのサービスID0と属性IDをパラメータとして属性値取得用コマンド(Get)を生成し、ジェネレータ515にコマンドを投入することにより行う。ジェネレータ515は図65の処理フローを行い、属性値取得用のコマンドパケットを、多機能周辺機器201に送信する。多機能周辺機器201では、上記コマンドパケットを受信し、図47および図48の処理フローを行って指定された属性IDの属性値をClientに返信する。Clientでは返信パケットをジェネレータによって解析し、機器情報取得部に送る。尚、属性ID100の属性は、Supervisorの属性表にある全属性IDのリストとなっている。ステップ4803において属性IDを指定して属性値を取得し、ステップ4804で全ての属性IDの属性値を取得するまで繰り返し処理をし、その属性値を属性IDと共に機器情報データベース502に保存する。以上のステップにおいてSupervisorの持つ属性表(図7)が全て機器情報データベース502に保存される。
図68は、多機能周辺機器201からClientに送られるイベントの構造を表す。イベントパケットは図46に示されるコマンドパケットと同一の構造を持ち、図68で示すものは、パケットのパラメータ3110の部分の構造である。5001はイベントの種類を表すイベントIDである。5002はイベントIDごとに規定されているパラメータデータである。このデータのフォーマットは規定情報データベース504に予め保持されている。5003はイベントIDごとに機器でそのフォーマットが決められているパラメータデータである。このデータのフォーマットはイベントフォーマット表(図17)として、図66の処理フローを実行することにより機器情報データベース502に保持されている。
図69は、Clientが多機能周辺機器201から各ドライバー・ユーティリティーがイベントを受けたときの処理を表すフローである。各ドライバー・ユーティリティーは、自分が欲しいイベントをイベントIDをキーとしてジェネレータ515に予め登録しておく。イベントが多機能周辺機器201からClientに送られると、ジェネレータ515は登録してある各ドライバー・ユーティリティーにイベントを配布する。図69は、各ドライバー・ユーティリティーがイベントの配布を受けた後の処理を表すものである。ステップ5101において、規定情報データベース504から得たフォーマット情報を元に規定パラメータデータ5002の解析を行う。ステップ5102において、イベントID(5001)をキーとして機器情報データベース502に保持されているイベントフォーマット表(図17)からイベントIDに対応するイベントフォーマット1302を取得する。ステップ5103において、取得したイベントフォーマットに基づき、機器依存のイベントフォーマット(イベントフォーマットの属性ID676:紙サイズ、ID756:紙の種類、ID666:トナーの種類、ID698:インクの種類、ID600:カバーの位置)を解析する。そして、ステップ5104において解析されたパラメータとイベントID (イベント ID200:紙なし、ID399:トナーなし、ID432:インクなし、ID234:多機能周辺機器のカバーオープン)を処理してイベントに応じた表示(例えば、紙なし、カバーオープン、トナーなし等のユーザーインタフェースをディスプレイ6003に表示する)を行う。
図70は、ログ管理ユーティリティ510が多機能周辺機器201が保持するログを取得して処理するフローを表すものである。ステップ5201において、ログデータの取得を行う。ログデータの取得は、ログデータ取得用ジョブスクリプトを生成し、多機能周辺機器201に送ることにより行う。多機能周辺機器201では、図47、図53、図59で示される処理フローが実行され、ログデータがClientに送られる。例えば、図35に示すLogFormatID1、98/1/3 1:23のログデータ「12345、4、1.23、“OK“」は、サービスID1のプリントジョブマネージャーにジョブを発行したユーザーIDが12345で、出力した紙数が4で、使用したトナー量が1.23、ジョブの終了状態がOKを示す。ステップ5202において、機器情報データベース502からログフォーマット表(図36)を取得する。ステップ5203において、ログデータの各レコードの先頭にあるログフォーマットID2401を取得し、この値からログフォーマット表(図36)の中からログフォーマット2502を取得する。例えば、LogFormatID1のフォーマット「1:701、1:565、1:765、1:777」は、サービスID1のプリントジョブマネージャーにジョブを発行したユーザーID、出力した紙数、使用したトナー量、ジョブの終了状態を示す。また、LogFormatID2のフォーマット「11:701、11:565、11:765、11:777」は、サービスID11のプリントジョブマネージャーにジョブを発行したユーザーID、出力した紙数、使用したトナー量、ジョブの終了状態を示す。ステップ5204において、ログデータ2403の解析をログフォーマットフォーマット2502に従って行い、解析したデータをログ発生時刻2402と共に処理(ログをソートする等)する。そして、ステップ5205において各レコードのログデータを解析したか否かを判断し、解析していなければステップ5203からの処理を繰り返し実行し、全て解析していれば処理を終了する。
図71は、課金管理ユーティリティ514が多機能周辺機器201が保持する課金データを取得して処理するフローをあらわす。課金データは、各マネージャが保持するカウントデータとして表される。カウントデータは属性ID401の値として属性表(図7、図18、図22、図24、図26、図29、図32、図37、図40、図44)に保持されており、その値は整数値のリストとなっている。各整数値の意味するところは、各マネージャの属性表の中にカウントデータフォーマットの属性(属性ID402)の値として表現されており、値は属性IDのリストとなっている。カウントデータのリストとカウントデータフォーマットのリストは、リスト中の順番によって対応している。例えば、カウントデータの3番目の値は、カウントデータフォーマットの3番目の属性IDの情報を意味している。図71は、各マネージャが保持するカウントデータを取得して処理するフローを表すものである。ステップ5301において、対象となるマネージャのサービスIDを指定して、属性ID401の値(カウントデータの値)を取得する。例えば、属性ID401の値(45、78、34、13)は、属性ID402のカウントデータフォーマットで表わされる用紙サイズのプリント枚数を示す。この属性ID401の値の取得は、サービスIDと属性IDをパラメータをパラ・BR> ータとして属性値取得用コマンドを生成し、ジェネレータ515にコマンドを投入することにより行う。ステップ5302において、同じサービスIDを指定して、属性ID402の値(カウントデータフォーマットの値)を取得する。例えば、属性ID402の属性値565が用紙サイズA2のプリント枚数、属性値537が用紙サイズA3のプリント枚数、属性値545が用紙サイズA4のプリント枚数、属性値523が用紙サイズA5のプリント枚数を意味する。これは機器情報データベース502から取得してもよい。ステップ5303において、取得したカウントデータフォーマットを使用して、カウントデータの解析を行う。ステップ5304において、解析したカウントデータを使用して、例えば、サービスID毎、ユーザーID毎、部門毎に課金データの処理・生成を行って終了する。
図72は、プリンタドライバ505によるプリントジョブの発行、フォント管理ユーティリティ508によるフォントデータダウンロードジョブスクリプト発行、フォームオーバーレイユーティリティ509によるフォームオーバーレイデータダウンロードジョブスクリプト発行、ログ管理ユーティリティー510によるログデータダウンロードジョブスクリプト発行およびカラープロファイル管理ユーティリティ511によるカラープロファイルデータダウンロードジョブスクリプト発行の各処理を表す。以上の各ソフトウエア(制御プログラム)による処理フローは共通であり、プリント対象ドキュメントデータおよび上記各種類のダウロード対象データ(フォントデータ、フォームデータ、カラープロファイルデータ、ログデータ)は、図72および以下の説明において、「データ」と記述されている。ジョブ発行の際には、プリントまたはダウンロードするデータがジョブスクリプトの中に設定する複数の属性値と共に指定される。ステップ5401において、機器情報データベース502にアクセスして機器情報を取得する。
図73は、スキャナドライバ506によるスキャンジョブの発行、フォント管理ユーティリティ508によるフォントデータアップロードジョブスクリプト発行、フォームオーバーレイユーティリティ509によるフォームオーバーレイデータアップロードジョブスクリプト発行、ログ管理ユーティリティー510によるログデータアップロードジョブスクリプト発行およびカラープロファイル管理ユーティリティ511によるカラープロファイルデータアップロードジョブスクリプト発行の各処理を表す。以上の各ソフトウエア(制御プログラム)による処理フローは共通であり、スキャン結果得られたドキュメントデータおよび上記各種類のアップロード対象データ(フォントデータ、フォームデータ、カラープロファイルデータ、ロゴデータ)は、図73および以下の説明において、「データ」と記述されている。ジョブ発行の際には、データを指し示す指示子が、ジョブスクリプトの中に設定する複数の属性値と共に指定される。ステップ5501において、機器情報データベース502にアクセスして機器情報を取得する。ステップ5502において、データをアップロード対象とする各マネージャ(例えば、フォントデータならフォントデータを管理するフォントマネージャ)の有する属性表を参照し、指定された属性値が属性表で設定されている各属性値の範囲内にあるかどうかをチェックする。データをアップロード対象とするマネージャは、例えば、スキャンジョブマネージャの場合は、図83のようなユーザインターフェースでユーザにより選択される。
図74はコピージョブの発行を行う処理を表す。コピージョブ発行の指示として、ジョブスクリプトの中に設定する複数の属性値が指定される。ステップ5601において、機器情報データベース502にアクセスして機器情報を取得する。ステップ5602において、コピーマネージャの有する属性表を参照し、指定された属性値が属性表で設定されている各属性値の範囲内にあるかどうかをチェックする。コピーマネージャは、図83のようなユーザインターフェースでユーザにより選択される。
図75は、ジョブ管理ユーティリティ512が、ジョブ管理コマンドを発行する場合の処理フローを表す。ステップ5701において、対象とするマネージャのサービスIDをパラメータとしてマネージャが保持するジョブ表(図20)をMFP201から取得する。ステップ5702において、取得したジョブ表に含まれるジョブリストの中から適当な方法で管理対象とするジョブの持つジョブIDを選択する。選択手段としては、ユーザインターフェース501を介してディスプレイ6003にジョブのリストを表示し、ユーザに選択させる方法などが含まれる。ステップ5703において、指定されたジョブIDをパラメータとするジョブ管理用コマンドを生成し、発行し終了する。ジョブ管理コマンドを受信した多機能周辺機器201のSupervisorは、図47、図48、図49、図50、図51、図60に示される処理を行い、指示されたジョブの管理を行う。
有し、当該統括プログラムはそれぞれの前記論理デバイス制御プログラムにジョブを投入する際に使用するサブアドレスと接続インタフェースの種類をそれぞれの論理デバイス制御プログラムに対応して付けて保持することができる。また、統括プログラムはサブアドレスが有効或いは無効かを示す情報の一覧を保持し、有効でないサブアドレスにジョブが投入された場合に当該ジョブを破棄することができる。また、統括プログラムは使用可能なユーザーの認証情報の一覧を保持し、入力したジョブに含まれるユーザー情報が当該認証情報の一覧に含まれない場合に当該ジョブのエラー報知をすることができる。また、統括プログラムは使用可能なユーザーの認証判断処理の種類を示すセキュリティレベルの一覧を保持することができる。また、論理デバイス制御プログラムはジョブを解析中にイベントが発生した場合にイベントデータを情報処理装置へ送信するための接続インタフェースと送信先アドレスの一覧を保持することができる。また、論理デバイス制御プログラムでジョブを解析中にイベントが発生した場合に、情報処理装置へ送信するための接続インタフェースと送信先アドレスの一覧を参照してイベントデータを送信することができる。
Claims (26)
- 印刷ジョブを処理する複数種類のコントローラを有する周辺機器を制御する情報処理装置であって、
前記周辺機器の機能を取得する取得手段と、前記取得手段で取得した機能に応じて、前記周辺機器を制御するための制御プログラムのユーザーインタフェースを構成する制御手段と、
前記取得手段が取得した周辺機器の機能に基づき、前記複数のコントローラの中からジョブを処理するべきコントローラを選択する自動選択手段と、
ユーザにより入力される前記ユーザインタフェースを介した選択指示により、前記複数のコントローラの中からジョブを処理するべきコントローラを選択する手動選択手段と、
前記自動選択手段によりコントローラを選択するか、前記手動選択手段によりコントローラを、前記制御プログラムのユーザインタフェースにおいて選択するかを指示する指示手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記制御手段は、前記取得手段で取得した機能に応じて前記周辺機器のためのユーザーインタフェースの表示を制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記取得手段は、前記周辺機器の機能の設定範囲に関する情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記設定範囲に関する情報は、ジョブ設定が禁止されている属性の組み合わせで表現されていることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記取得手段は、前記周辺機器の機能選択肢に関する情報を得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記取得手段は、前記周辺機器から当該周辺機器の機能を示す属性リストを取得し、当該属性リストの属性IDを指定して属性値を取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記取得手段は、前記周辺機器の物理デバイス制御プログラム、論理デバイス制御プログラム、リソース制御プログラムとそれらを統括する統括制御プログラムのそれぞれの機能を示す属性リストを当該周辺機器から取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記物理デバイス制御プログラムは、前記周辺機器のスキャナエンジンを制御するスキャナ制御プログラム、若しくは、前記周辺機器のレーザービームプリンタエンジンを制御するレーザービームプリンタ制御プログラム、若しくは、前記周辺機器のインクジェットプリンタエンジンを制御するインクジェットプリンタ制御プログラムの少なくともひとつを含むことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
- 前記論理デバイス制御プログラムは、前記周辺機器のレーザービームプリンタ制御プログラム或いはインクジェットプリンタ制御プログラム或いはレーザービームプリンタ制御プログラム及びインクジェットプリンタ制御プログラムのすくなくともひとつを制御するプリントジョブ制御プログラムであることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
- 前記論理デバイス制御プログラムは、前記周辺機器のスキャナ制御プログラムを制御するスキャナジョブ制御プログラムであることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
- 前記論理デバイス制御プログラムは、コピージョブ制御プログラムであることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
- 前記リソース制御プログラムは、前記周辺機器のフォントを管理するフォント制御プログラム、若しくは、記周辺機器のフォームオーバーレイを管理するフォームオーバーレイ制御プログラム、若しくは、前記周辺機器のログを管理するログ制御プログラム、若しくは、前記周辺機器のカラープロファイルを管理するカラープロファイル制御プログラムの少なくともひとつであることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
- 印刷ジョブを処理する周辺機器を制御する情報処理装置における方法であって、
取得手段が、前記周辺機器の機能を取得する取得工程と、
制御手段が、前記取得工程で取得した機能に応じて、前記周辺機器を制御するための制御プログラムのユーザーインタフェースを自動構成する制御工程と、
自動選択手段が、前記取得工程が取得した周辺機器の機能に基づき、前記複数のコントローラの中からジョブを処理するべきコントローラを選択する自動選択工程と、
手動選択手段が、ユーザにより入力される前記ユーザインタフェースを介した選択指示により、前記複数のコントローラの中からジョブを処理するべきコントローラを選択する手動選択工程と、
指示手段が、前記自動選択工程によりコントローラを選択するか、前記手動選択工程によりコントローラを、前記制御プログラムのユーザインタフェースにおいて選択するかを指示する指示工程と、
を有することを特徴とする方法。 - 前記制御工程は、前記取得工程で取得した機能に応じて前記周辺機器のためのユーザーインタフェースの表示を制御することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
- 前記取得工程は、前記周辺機器の機能の設定範囲に関する情報を取得することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
- 前記設定範囲に関する情報は、ジョブ設定が禁止されている属性の組み合わせで表現されていることを特徴とする請求項15に記載の情報処理方法。
- 前記取得工程は、前記周辺機器の機能選択肢に関する情報を得することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
- 前記取得工程は、前記周辺機器から当該周辺機器の機能を示す属性リストを取得し、当該属性リストの属性IDを指定して属性値を取得することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
- 前記取得工程は、前記周辺機器の物理デバイス制御プログラム、論理デバイス制御プログラム、リソース制御プログラムとそれらを統括する統括制御プログラムのそれぞれの機能を示す属性リストを当該周辺機器から取得することを特徴とする請求項13に記載の情報処理方法。
- 前記物理デバイス制御プログラムは、前記周辺機器のスキャナエンジンを制御するスキャナ制御プログラム、若しくは、前記周辺機器のレーザービームプリンタエンジンを制御するレーザービームプリンタ制御プログラム、若しくは、前記周辺機器のインクジェットプリンタエンジンを制御するインクジェットプリンタ制御プログラムの少なくともひとつを含むことを特徴とする請求項19に記載の情報処理方法。
- 前記論理デバイス制御プログラムは、前記周辺機器のレーザービームプリンタ制御プログラム或いはインクジェットプリンタ制御プログラム或いはレーザービームプリンタ制御プログラム及びインクジェットプリンタ制御プログラムのすくなくともひとつを制御するプリントジョブ制御プログラムであることを特徴とする請求項19に記載の情報処理方法。
- 前記論理デバイス制御プログラムは、前記周辺機器のスキャナ制御プログラムを制御するスキャナジョブ制御プログラムであることを特徴とする請求項19に記載の情報処理方法。
- 前記論理デバイス制御プログラムは、コピージョブ制御プログラムであることを特徴とする請求項19に記載の情報処理方法。
- 前記リソース制御プログラムは、前記周辺機器のフォントを管理するフォント制御プログラム、若しくは、記周辺機器のフォームオーバーレイを管理するフォームオーバーレイ制御プログラム、若しくは、前記周辺機器のログを管理するログ制御プログラム、若しくは、前記周辺機器のカラープロファイルを管理するカラープロファイル制御プログラムの少なくともひとつであることを特徴とする請求項19に記載の情報処理方法。
- 請求項13乃至24に記載のいずれかの方法をコンピュータに実行させる制御プログラム。
- 請求項25に記載の制御プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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