JP2002133371A - 磁気カードデータ読取装置 - Google Patents

磁気カードデータ読取装置

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JP2002133371A
JP2002133371A JP2000319133A JP2000319133A JP2002133371A JP 2002133371 A JP2002133371 A JP 2002133371A JP 2000319133 A JP2000319133 A JP 2000319133A JP 2000319133 A JP2000319133 A JP 2000319133A JP 2002133371 A JP2002133371 A JP 2002133371A
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JP
Japan
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card
magnetic
passage
contact surface
magnetic card
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JP2000319133A
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English (en)
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Takeshi Yagome
剛 矢込
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気ストライプに記録されたデータの読取品
質の向上を図ることができるようにする。 【解決手段】 装置本体表面に開口部Eを有して底面に
カード当接面を有するスリット状のカード通路4aを備
える磁気カードデータ読取装置1において、カードスラ
イド方向A上流側および下流側に、カード通路4a中で
端面をカード当接面に当接させてスライド移動する磁気
カードのカード当接面から離反する方向への移動を規制
する規制部材10a,10bを設けた。これによって、
カード通路4a中をスライド移動する磁気カードのカー
ド当接面から離反する方向への移動を規制することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレジットカード
や銀行のキャッシュカード等の磁気カードの磁気ストラ
イプに記録されたデータを磁気ヘッドによって読み取っ
て処理に供する磁気カードデータ読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、クレジットカードや銀行のキャッ
シュカード等のようにデータが磁気的に記録される磁気
カードが実用化され、様々な分野で広く普及している。
【0003】磁気カードに記録されたデータの読み取り
方式としては、データが磁気的に記録された磁気カード
の磁気ストライプを磁気カードリーダの磁気ヘッドに対
して手動でスライド移動させてデータを読み取る読取方
式が広く知られている。
【0004】このような読取方式を採用している磁気カ
ードデータ読取装置の一例としては、装置本体で上方に
向けて開口するスリット状のカード通路と、このカード
通路に読取位置を対面させて配置された磁気ヘッドとを
備えるものがある。このような磁気カードデータ読取装
置では、磁気カードの磁気ストライプに記録されたデー
タの読み取りに際して、オペレーターに対して磁気カー
ドをカード通路に沿ってスライド移動させることによっ
て、磁気ストライプに磁気ヘッドの読取位置を通過させ
る。これにより、磁気カードの磁気ストライプに記録さ
れたデータが読み取られ、処理に供されることになる。
【0005】一般的に、カード通路は、読み取りに際し
ての磁気カードのカードスライド方向が、オペレーター
に対して奥側から手前側に引き抜かせるような方向とな
るように形成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うに、読み取りに際しての磁気カードのカードスライド
方向が、オペレーターに対して奥側から手前側に引き抜
かせるような方向となるようにカード通路が形成されて
いるために、オペレーターの肘あるいは手首の動作によ
って、特にカード通路の終端付近で、磁気カードが弧を
描くようにして上へスライド移動することが懸念され
る。
【0007】このような場合、磁気ストライプの後端が
磁気ヘッドの読取位置を完全に通過しきっていない状態
で磁気カードが持ち上げられてしまい、読取エラーが発
生してしまう。
【0008】本発明は、磁気ストライプに記録されたデ
ータの読取品質の向上を図ることができる磁気カードデ
ータ読取装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の磁
気カードデータ読取装置は、装置本体表面に開口部を有
し、底面にカード当接面を有するスリット状のカード通
路と、前記カード通路中に設けられて読取面が前記カー
ド通路に対向配置されて磁気カードに記憶された情報を
読み取る磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドよりカードスラ
イド方向上流側に設けられて前記カード通路中をスライ
ド移動する前記磁気カードの前記カード当接面から離反
する方向への移動を規制する第1の規制部材と、前記磁
気ヘッドよりカードスライド方向下流側に設けられて前
記カード通路中をスライド移動する前記磁気カードの前
記カード当接面から離反する方向への移動を規制する第
2の規制部材と、を備える。
【0010】したがって、カード通路中で端面をカード
当接面に当接させてスライド移動される磁気カードは、
第1および第2の規制部材によって、磁気ヘッドより上
流側および下流側で、磁気カードのカード当接面から離
反する方向への移動が規制される。これによって、磁気
カードの磁気ストライプが、磁気ヘッドの読取位置を完
全に通過しきっていない状態で磁気カードが持ち上げら
れてしまうことを抑制することが可能になる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の磁
気カードデータ読取装置において、前記第1の規制部材
と前記第2の規制部材との間の間隔は、前記カード通路
中をスライド移動する前記磁気カードのカードスライド
方向における長さよりも短く設定されている。
【0012】したがって、カード通路中で端面をカード
当接面に当接させてスライド移動される磁気カードは、
少なくとも第1または第2の規制部材の一方によって常
にカード当接面から離反する方向への移動が規制され
る。これによって、磁気カードの磁気ストライプが、磁
気ヘッドの読取位置を完全に通過しきっていない状態で
磁気カードが持ち上げられてしまうことをより確実に抑
制することが可能になる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の磁
気カードデータ読取装置において、前記第1の規制部材
と前記磁気ヘッドとの間の間隔は、前記第2の規制部材
と前記磁気ヘッドとの間の間隔よりも短く設定されてい
る。
【0014】したがって、第1の規制部材を通過した磁
気カードは、迅速に磁気ヘッドを通過される。これによ
って、請求項2記載の発明の作用に加えて、磁気ヘッド
を通過する際の磁気カードの磁気ストライプの位置を、
より正確に規制することが可能になる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項2記載の磁
気カードデータ読取装置において、前記第1の規制部材
と前記磁気ヘッドとの間の間隔は、前記第2の規制部材
と前記磁気ヘッドとの間の間隔よりも長く設定されてい
る。
【0016】したがって、磁気カードは、磁気ヘッドを
通過した後迅速に第2の規制部材によってカード当接面
から離反する方向への移動が規制される。これによっ
て、請求項2記載の発明の作用に加えて、磁気カードの
磁気ストライプが、磁気ヘッドの読取位置を完全に通過
しきっていない状態で磁気カードが持ち上げられてしま
うことをより効果的に抑制することが可能になる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
または4記載の磁気カードデータ読取装置において、前
記第2の規制部材は、少なくともカードスライド方向に
沿った異なる2箇所で前記カード通路中をスライド移動
する前記磁気カードの前記カード当接面から離反する方
向への移動を規制する。
【0018】したがって、磁気ヘッドを通過した後の磁
気カードは、第2の規制部材によって少なくともカード
スライド方向に沿った異なる2箇所で、カード当接面か
ら離反する方向への移動が規制される。これによって、
特にカード通路の終端付近において発生しがちな、磁気
カードの上方への移動を確実に抑制することが可能にな
る。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項5記載の磁
気カードデータ読取装置において、前記第2の規制部材
によって前記カード通路中をスライド移動する前記磁気
カードの前記カード当接面から離反する方向への移動を
規制する2箇所間の間隔は、前記カード通路中をスライ
ド移動する前記磁気カードのカードスライド方向におけ
る長さよりも短く設定されている。
【0020】したがって、カード通路中で端面をカード
当接面に当接させてスライド移動される磁気カードは、
後端が磁気ヘッドを通過するまで、概ね2箇所で、カー
ド当接面から離反する方向への移動が規制される。これ
によって、特にカード通路の終端付近において発生しが
ちな、磁気カードの上方への移動をより確実に抑制する
ことが可能になる。
【0021】請求項7記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5または6記載の磁気カードデータ読取装置に
おいて、前記第1および第2の規制部材は、前記カード
通路を介して対向し、前記カード当接面と直交する回転
軸を有するガイドローラである。
【0022】したがって、ガイドローラは、磁気カード
のスライド移動に合わせて回転される。これによって、
磁気カードのスライドに支障を来たすことなく、実用上
簡易な構成で請求項1、2、3、4、5または6記載の
発明の作用を得ることが可能になる。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項7記載の磁
気カードデータ読取装置において、前記ガイドローラを
対向する前記カード通路の壁面方向へ付勢する付勢機構
を備える。
【0024】したがって、カード通路中をスライド移動
する磁気カードのカード当接面から離反する方向への移
動をより確実に規制することが可能になる。
【0025】請求項9記載の発明は、請求項1、2、
3、4、5または6記載の磁気カードデータ読取装置に
おいて、前記第1および第2の規制部材は、前記カード
通路を介して対向し、前記カード当接面と直交する回転
軸を有する一対のガイドローラである。
【0026】したがって、ガイドローラは、磁気カード
のスライド移動に合わせて回転される。これによって、
磁気カードのスライドに支障を来たすことなく、また、
カード通路との間での磁気カードの擦傷の発生を抑制し
て、実用上簡易な構成で請求項1、2、3、4、5また
は6記載の発明の作用を得ることが可能になる。
【0027】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
磁気カードデータ読取装置において、前記一対のガイド
ローラのうち少なくとも一方の前記ガイドローラを互い
に対向する前記ガイドローラの方向へ付勢する付勢機構
を備える。
【0028】したがって、カード通路中で端面をカード
当接面に当接させてスライド移動される磁気カードのカ
ード当接面から離反する方向への移動をより確実に規制
することが可能になる。
【0029】請求項11記載の発明は、請求項7、8、
9または10記載の磁気カードデータ読取装置におい
て、前記第1の規制部材を構成する前記ガイドローラ
は、上角部がテーパー形状とされている。
【0030】したがって、請求項7、8、9または10
記載の発明の作用に加えて、磁気カードのカード通路へ
の挿入をスムーズに行わせることが可能になる。
【0031】請求項12記載の発明の磁気カードデータ
読取装置は、装置本体表面に開口部を有し、底面にカー
ド当接面を有するスリット状のカード通路と、前記カー
ド通路中に設けられて読取面が前記カード通路に対向配
置されて磁気カードに記憶された情報を読み取る磁気ヘ
ッドと、前記カード通路を介して前記磁気ヘッドに対向
配置されて、前記磁気ヘッドよりカードスライド方向上
流側および下流側にそれぞれ設けられた一対のガイドロ
ーラに巻回された無端帯と、を備える。
【0032】したがって、カード通路中で端面をカード
当接面に当接させてスライド移動される磁気カードは、
無端帯によって、磁気ヘッドより上流側から下流側に亘
ってカード当接面から離反する方向への移動が規制され
る。これによって、磁気カードの磁気ストライプが、磁
気ヘッドの読取位置を完全に通過しきっていない状態で
磁気カードが持ち上げられてしまうことを抑制すること
が可能になる。
【0033】請求項13記載の発明の磁気カードデータ
読取装置は、装置本体表面に開口部を有し、底面にカー
ド当接面を有するスリット状のカード通路と、前記カー
ド通路中に設けられて読取面が前記カード通路に対向配
置されて磁気カードに記憶された情報を読み取る磁気ヘ
ッドと、前記磁気ヘッドよりカードスライド方向下流側
で、前記磁気ヘッドとの間の間隔が前記カード通路中を
スライド移動する磁気カードのカードスライド方向にお
ける長さよりも短い位置で前記カード通路中をスライド
移動する前記磁気カードの前記カード当接面から離反す
る方向への移動を規制する規制部材と、を備える。
【0034】したがって、カード通路中で端面をカード
当接面に当接させてスライド移動されて磁気ヘッドを通
過した磁気カードは、規制部材によってカード当接面か
ら離反する方向への移動が規制される。これによって、
部品点数を大幅に増加させることなく磁気カードの磁気
ストライプが、磁気ヘッドの読取位置を完全に通過しき
っていない状態で磁気カードが持ち上げられてしまうこ
とを抑制することが可能になる。
【0035】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の磁気カードデータ読取装置において、前記規制部材
は、少なくともカードスライド方向に沿った異なる2箇
所で前記カード通路中をスライド移動する前記磁気カー
ドの前記カード当接面から離反する方向への移動を規制
する。
【0036】したがって、磁気ヘッドを通過した後の磁
気カードは、規制部材によって少なくともカードスライ
ド方向に沿った異なる2箇所で、カード当接面から離反
する方向への移動が規制される。これによって、特にカ
ード通路の終端付近において発生しがちな、磁気カード
の上方への移動を確実に抑制することが可能になる。
【0037】請求項15記載の発明は、請求項14記載
の磁気カードデータ読取装置において、前記規制部材に
よって前記カード通路中をスライド移動する前記磁気カ
ードの前記カード当接面から離反する方向への移動を規
制する2箇所間の間隔は、前記カード通路中をスライド
移動する前記磁気カードのカードスライド方向における
長さよりも短く設定されている。
【0038】したがって、カード通路中で端面をカード
当接面に当接させてスライド移動される磁気カードは、
後端が磁気ヘッドを通過するまで、概ね2箇所で、カー
ド当接面から離反する方向への移動が規制される。これ
によって、特にカード通路の終端付近において発生しが
ちな、磁気カードの上方への移動をより確実に抑制する
ことが可能になる。
【0039】請求項16記載の発明は、請求項13、1
4または15記載の磁気カードデータ読取装置におい
て、前記規制部材は、前記カード通路を介して対向し、
前記カード当接面と直交する回転軸を有するガイドロー
ラである。
【0040】したがって、ガイドローラは、磁気カード
のスライド移動に合わせて回転される。これによって、
磁気カードのスライドに支障を来たすことなく、実用上
簡易な構成で請求項13記載の発明の作用を得ることが
可能になる。
【0041】請求項17記載の発明は、請求項16記載
の磁気カードデータ読取装置において、前記ガイドロー
ラを対向する前記カード通路の壁面方向へ付勢する付勢
機構を備える。
【0042】したがって、カード通路中をスライド移動
する磁気カードのカード当接面から離反する方向への移
動をより確実に規制することが可能になる。
【0043】請求項18記載の発明は、請求項13、1
4または15記載の磁気カードデータ読取装置におい
て、前記規制部材は、前記カード通路を介して対向し、
前記カード当接面と直交する回転軸を有する一対のガイ
ドローラである。
【0044】したがって、ガイドローラは、磁気カード
のスライド移動に合わせて回転される。これによって、
磁気カードのスライドに支障を来たすことなく、また、
カード通路との間での磁気カードの擦傷の発生を抑制し
て、実用上簡易な構成で請求項14記載の発明の作用を
得ることが可能になる。
【0045】請求項19記載の発明は、請求項18記載
の磁気カードデータ読取装置において、前記一対のガイ
ドローラのうち少なくとも一方の前記ガイドローラを互
いに対向する前記ガイドローラの方向へ付勢する付勢機
構を備える。
【0046】したがって、カード通路中で端面をカード
当接面に当接させてスライド移動される磁気カードのカ
ード当接面から離反する方向への移動をより確実に規制
することが可能になる。
【0047】請求項20記載の発明は、請求項7、8、
9、10、11、16、17、18または19記載の磁
気カードデータ読取装置において、前記ガイドローラ
は、弾性材料によって形成されている。
【0048】したがって、カード通路中で端面をカード
当接面に当接させてスライド移動される磁気カードを損
傷させることなく、請求項7、8、9、10、11、1
6、17、18または19記載の発明の作用を得ること
が可能になる。
【0049】請求項21記載の発明は、請求項7、8、
9、10、11、16、17、18、19または20記
載の磁気カードデータ読取装置において、前記ガイドロ
ーラは、前記カード通路中をスライド移動する磁気カー
ドの磁気ストライプのスライド軌跡から外れた位置に設
けられている。
【0050】したがって、請求項7、8、9、10、1
1、16、17、18、19または20記載の発明の作
用に加えて、カード通路中で端面をカード当接面に当接
させてスライド移動される磁気カードの磁気ストライプ
部分の損傷を防止することが可能になる。
【0051】請求項22記載の発明は、請求項1ないし
21いずれか一記載の磁気カードデータ読取装置におい
て、前記開口部は装置本体上面または右側面に形成され
ており、前記カード通路は前記カード通路中をスライド
移動する前記磁気カードのカードスライド方向を背面側
から手前側とするように形成されている。
【0052】したがって、磁気カードのカードスライド
方向が背面側から手前側とされているために、オペレー
ターの肘あるいは手首の動作によって、特にカード通路
の終端付近で磁気カードのカード当接面から離反する方
向への移動が発生し易い構造を有する装置であっても、
請求項1ないし21いずれか一記載の発明の作用を得る
ことが可能になる。
【0053】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態につい
て図1ないし図6を参照して説明する。本実施の形態
は、磁気カードデータ読取装置として、磁気カードであ
るクレジットカードを利用するクレジット決済における
信用チェック等に使用するクレジット信用照会端末への
適用例を示す。
【0054】図1は、本発明の第1の実施の形態のクレ
ジット信用照会端末(以下、CAT(Credit Authoriza
tion Terminal)とする。)を概略的に示す外観斜視図
である。図1に示すように、CAT1には、置数キー等
の各種のキーが集合して暗証番号等を入力するためのキ
ーボード2、伝票を印字発行するプリンタ3、磁気カー
ドとしてのクレジットカードC(図3参照)をスライド
移動させて奥側から手前側に引き抜くために装置本体表
面に開口部Eを有するスリット状のカード通路4aを有
する磁気カードリーダ4、LCD(Liquid Crystal Dis
play)を備えて取引内容や操作案内等を表示するディス
プレイ5が設けられている。
【0055】図2はCATを概略的に示す平面図、図3
はその縦断側面図である。磁気カードリーダ4のカード
通路4aの底部には、直線的に形成されたカード摺動面
6a,6bが設けられている。また、磁気カードリーダ
4のカード通路4aのクレジットカードCのカードカー
ドスライド方向(図中矢印Aで示す)の上流側はクレジッ
トカードCを挿入するためのカード挿入口4bとされ、
このカード挿入口4bはクレジットカードCの挿入を容
易にするために幅広に形成されている。さらに、磁気カ
ードリーダ4のカード通路4aのクレジットカードCの
カードスライド方向Aの下流側はクレジットカードCを
排出するためのカード排出口4cとされている。
【0056】これらのカード挿入口4bとカード排出口
4cとの間には、カード摺動面6a,6bにそれぞれ連
続する読取溝7aを有するリーダユニット7が配設され
ている。ここに、カード摺動面6a,6bおよび読取溝
7aによってカード当接面が実現されている。
【0057】開口部Eからカード摺動面6a,6bおよ
び読取溝7aまでの高さ、すなわち、カード通路4aの
深さは、クレジットカードCの下側の端面をカード摺動
面6a,6bおよび読取溝7aに当接させた状態におい
てクレジットカードCの磁気ストライプSが磁気ヘッド
8の読取位置を良好に通過することができる寸法に設定
されている。これによって、後述するクレジットカード
Cの読み取りに際しては、クレジットカードCの下側の
端面をカード摺動面6a,6bおよび読取溝7aに当接
させるだけで、カード摺動面6a,6bおよび読取溝7
aを基準面としてクレジットカードCの磁気ストライプ
Sのスライド移動軌跡を良好に位置決めすることができ
る。
【0058】また、このリーダユニット7には、読取溝
7a内を移動するクレジットカードCの磁気ストライプ
Sに記録されたデータを読み取るための磁気ヘッド8
が、読取溝7aに臨んで設けられている。
【0059】リーダユニット7の、カードスライド方向
Aにおいて、磁気ヘッド8より上流側および下流側に
は、カード摺動面6a,6bおよび読取溝7aに直交す
る方向に延出する回転軸9aを有するガイドローラ9に
よって形成される第1および第2の規制部材としてのガ
イドローラ対10(10a,10b)が設けられている。
ガイドローラ対10aと磁気ヘッド8との間の間隔L1
は、ガイドローラ対10bと磁気ヘッド8との間の間隔
L2よりも短く設定されている。
【0060】それぞれのガイドローラ対10a,10b
は、カード通路4a中で当接するように、付勢機構11
(図5参照)によって付勢されている。また、ガイドロー
ラ対10a,10bは、カード通路4a中をスライド移
動するクレジットカードCの磁気ストライプSのスライ
ド軌跡から外れた位置に設けられている。
【0061】ガイドローラ対10aとガイドローラ対1
0bとの間の間隔L3は、図4に示すように、クレジッ
トカードCのカードスライド方向Aにおける長さ、すな
わち、磁気ストライプSの長さL4よりも短く設定され
ている。
【0062】付勢機構11は、図5に示すように、両端
部がリーダユニット7に設けられた取付フレーム12
と、この取付フレーム12に固定された板ばね13と、
この板ばね13に一体的に形成されて回転軸9aを支持
するための支持部14とによって構成されている。
【0063】板ばね13の中央部には、切欠部15が形
成されており、回転軸9aは、ガイドローラ9を切欠部
15内に位置させることによりガイドローラ9の回転が
妨げられないようにして支持部14に支持されている。
【0064】なお、図5では、ガイドローラ対10bの
付勢機構11について図示したが、ガイドローラ対10
aの付勢機構11についても同様である。
【0065】ガイドローラ9のうち、ガイドローラ対1
0aを構成するガイドローラ9の上角部は、図6に示す
ように、テーパー形状に切り欠かれたテーパー部9bと
されている。
【0066】本実施の形態のガイドローラ9は、例えば
ゴム等の弾性を有する弾性材料によって形成されてい
る。
【0067】なお、本実施の形態では、ガイドローラ9
を例えばゴム等の弾性を有する弾性材料によって形成し
たが、ガイドローラ9を形成する材料としては、例えば
POM(Polyacetal)等の材料によって形成してもよい。
これによって、図5に示すような付勢機構11によって
互いに当接する方向に付勢されているガイドローラ9の
変形を防止することができる。
【0068】このような構成においてクレジットカード
Cで支払いが行なわれる場合、図3に示したように、オ
ペレーターは、クレジットカードCをカード挿入口4b
からカード通路4aに挿入し、このカード通路4a内を
カード摺動面6a,6bや読取溝7aに沿ってカードス
ライド方向Aに向けてスライド移動させてカード排出口
4cから排出させる。
【0069】この過程において、クレジットカードCの
磁気ストライプSがリーダユニット7の磁気ヘッド8を
通過することで、クレジットカードCの磁気ストライプ
Sに記録されたデータが読み取られ、処理に供されるこ
とになる。
【0070】このとき、オペレーターによりカード挿入
口4bからカード通路4aに挿入されてスライドされ始
めた時点のクレジットカードCは、先端がガイドローラ
対10aに狭持されている。これによって、クレジット
カードCの上方への移動を規制することができる。
【0071】また、ガイドローラ対10aと磁気ヘッド
8との間の間隔L1は、ガイドローラ対10bと磁気ヘ
ッド8との間の間隔L2よりも短く設定されているた
め、クレジットカードCは、ガイドローラ対10aを通
過した後、迅速に磁気ヘッド8を通過するので、規制さ
れた位置がずれないうちに磁気ヘッド8を通過させるこ
とができ、クレジットカードCの磁気ストライプSの位
置を、より正確に規制することができる。これによっ
て、磁気ストライプSに記録されたデータの読取品質の
正確性の向上を図ることができる。
【0072】さらに、カード通路4aへのクレジットカ
ードCの挿入に際しては、ガイドローラ対10aを構成
するガイドローラ9の上部がテーパー部9bとされてい
るため、クレジットカードCのカード通路4aへの挿入
をスムーズに行わせることができる。
【0073】またさらに、カード通路4a内をカード摺
動面6a,6bや読取溝7aに沿ってカードスライド方
向Aに向けてスライド移動されて、先端がガイドローラ
対10bに到達した時点のクレジットカードCは、ガイ
ドローラ対10a,10bによって2箇所を狭持されて
いる。これにより、クレジットカードCの上方への移動
をより確実に規制することができる。
【0074】加えて、クレジットカードCは、磁気スト
ライプSが磁気ヘッド8を完全に通過しきるまでガイド
ローラ対10bに狭持されている。これによって、クレ
ジットカードCが磁気ストライプSが磁気ヘッド8を完
全に通過しきるまで、クレジットカードCの上方への移
動を規制することができる。
【0075】ところで、ガイドローラ対10a,10b
は、カード通路4a中をスライド移動するクレジットカ
ードCの磁気ストライプSのスライド軌跡から外れた位
置に設けられているため、カード通路4aをスライド移
動するクレジットカードCの磁気ストライプSと各ガイ
ドローラ9とが接触することがなく、クレジットカード
Cの損傷を防止することができる。
【0076】また、本実施の形態では、ガイドローラ9
は、クレジットカードCとの間の摩擦抵抗値が所定値以
上であるゴム等の弾性材料によって形成されているた
め、カード通路4a中をスライド移動するクレジットカ
ードCを損傷させることがない。これによって、装置の
信頼性の向上を図ることができる。
【0077】ここに、カード通路の終端付近で、オペレ
ーターの肘あるいは手首の動作によって、磁気カードが
弧を描くようにして上へスライド移動することが防止さ
れ、磁気ストライプSの後端が磁気ヘッドの読取位置を
完全に通過しきっていない状態で磁気カードが持ち上げ
られてしまうことによる読取エラーの発生を防止するこ
とができる。
【0078】なお、本実施の形態では、第1および第2
の規制部材として、2つのガイドローラ9によって対を
なすガイドローラ対10a,10bを設けたが、これに
限るものではなく、図7に示すように、カード通路4a
を介して磁気ヘッド8と反対側に、カードスライド方向
上流側および下流側に1つずつ設けられたガイドローラ
9によって第1および第2の規制部材を実現するように
してもよい。
【0079】次に、本発明の第2の実施の形態について
図8を参照して説明する。本実施の形態は、磁気ヘッド
8とガイドローラ対10a,10bとの間隔が第1の実
施の形態と異なる点である。
【0080】図8は、本発明の第2の実施の形態のCA
Tを示す縦断側面図である。本実施の形態では、ガイド
ローラ対10aと磁気ヘッド8との間の間隔L1は、ガ
イドローラ対10bと磁気ヘッド8との間の間隔L2よ
りも長く設定されている。
【0081】このような構成においてクレジットカード
Cで支払いが行なわれる場合、クレジットカードCは、
ガイドローラ対10aを通過した後、迅速にガイドロー
ラ対10bに狭持される。これにより、オペレーターの
肘あるいは手首の動作によって、特にカード通路4aの
終端付近でクレジットカードCの上方への移動が発生し
易い構造を有するCAT1であっても、クレジットカー
ドCの磁気ストライプSが、磁気ヘッド8の読取位置を
完全に通過しきっていない状態で磁気カードが持ち上げ
られてしまうことを、効果的に抑制することができ、磁
気ストライプに記録されたデータの読取品質の向上をよ
り効果的に図ることができる。
【0082】次に、本発明の第3の実施の形態について
図9を参照して説明する。本実施の形態は、ガイドロー
ラ対の数が第1の実施の形態と異なる点である。
【0083】図9は、本発明の第3の実施の形態のCA
Tを示す縦断側面図である。本実施の形態では、磁気ヘ
ッド8よりスライド方向下流側に、第2の規制部材とし
ての2対のガイドローラ対10b,10cが設けられて
いる。
【0084】ガイドローラ対10bとガイドローラ対1
0cとの間の間隔は、カードスライド方向Aにおけるク
レジットカードCの長さよりも短くなるように設定され
ている。
【0085】このような構成において、クレジットカー
ドCでの支払いに際しては、オペレーターによってカー
ド通路4aに挿入されたクレジットカードCは、磁気ス
トライプSの後端が磁気ヘッド8を完全に通過しきるま
でガイドローラ対10b,10cによって、概ね2箇所
で狭持される。
【0086】これによって、クレジットカードCの後端
が磁気ヘッド8を完全に通過しきるまで、特に読取エラ
ーが発生し易いカード通路4aのカード排出口4c付近
で、クレジットカードCの上方への移動をより確実に規
制することができる。
【0087】次に、本発明の第4の実施の形態について
図10を参照して説明する。本実施の形態は、ガイドロ
ーラ対が設けられておらず、ガイド面をカード通路4a
に沿わせるようにして一対のローラに掛け渡されたガイ
ドベルトによってクレジットカードCを狭持する点が第
1または第2の実施の形態と異なる点である。
【0088】図10は、本発明の第4の実施の形態のC
ATを示す平面図である。本実施の形態では、磁気ヘッ
ド8よりスライド方向上流側および下流側には、カード
スライド方向Aに直交する方向(略上下方向)に延出する
回転軸を有する一対のガイドローラ17a,17bが設
けられている。ガイドローラ17a,17bによって構
成されるガイドローラ対17には、無端帯形状のガイド
ベルト18が掛け渡されている。ガイドベルト18のカ
ード通路4aに対面する部分をガイド面18aとする
と、ガイド面18aは、カード通路4aを形成する一壁
面との間の間隔がクレジットカードCの厚さと同等また
は若干短くなるように配置されている。
【0089】このような構成において、クレジットカー
ドCでの支払いに際しては、オペレーターによってカー
ド通路4a挿入されたクレジットカードCは、磁気スト
ライプSが磁気ヘッド8を完全に通過しきるまで、ガイ
ドベルト18のガイド面18aによって磁気ヘッド8側
へ押し付けられるようにして付勢されている。
【0090】これによって、クレジットカードCが磁気
ストライプSが磁気ヘッド8を完全に通過しきるまでの
全領域に亘って、クレジットカードCの上方への移動を
確実に規制することができる。
【0091】なお、本実施の形態では、ガイドローラ1
7a,17bの回転軸を固定としたが、これに限るもの
ではなく、ガイドローラ17a,17bの回転軸をカー
ドスライド方向Aを横切る方向(略水平方向)に移動自在
とするとともに、ガイドローラ17a,17bを磁気ヘ
ッド8側に付勢する付勢機構を設けてもよい。
【0092】これによって、クレジットカードCのカー
ド通路4aへの挿入を容易化するとともに、カード通路
4aに挿入されたクレジットカードCの上方への移動を
確実に規制することができる。
【0093】次に、本発明の第5の実施の形態について
図11を参照して説明する。本実施の形態は、磁気ヘッ
ド8よりカードスライド方向A下流側のみにガイドロー
ラ対10dが設けられている点が第1の実施の形態と異
なる点である。
【0094】図11は、本発明の第5の実施の形態のC
ATを示す縦断側面図である。リーダユニット7の、カ
ードスライド方向Aにおいて、磁気ヘッド8より下流側
には、カード摺動面6a,6bおよび読取溝7aに直交
する方向に延出する回転軸9aを有するガイドローラ9
によって形成される規制部材としてのガイドローラ対1
0dが設けられている。ガイドローラ対10dと磁気ヘ
ッド8との間の間隔L5は、クレジットカードCのカー
ドスライド方向Aにおける長さ、すなわち、磁気ストラ
イプSの長さL4よりも短く設定されている。
【0095】クレジットカードCでの支払いに際して
は、オペレーターによってカード通路4aに挿入された
クレジットカードCは、磁気ヘッド8を通過後、ガイド
ローラ対10dによって磁気ストライプSの後端が磁気
ヘッド8を完全に通過しきるまで狭持される。
【0096】これによって、クレジットカードCの磁気
ストライプSが、磁気ヘッド8の読取位置を完全に通過
しきっていない状態で磁気カードが持ち上げられてしま
うことを、部品点数を大幅に増加させることなく効果的
に抑制することができ、磁気ストライプに記録されたデ
ータの読取品質の向上をより効果的に図ることができ
る。
【0097】なお、本実施の形態では、規制部材とし
て、2つのガイドローラ9によって対をなすガイドロー
ラ対10dを設けたが、これに限るものではなく、カー
ド通路4aを介して磁気ヘッド8と反対側に、カードス
ライド方向上流側および下流側に1つずつ設けられたガ
イドローラ9によって規制部材を実現するようにしても
よい(図7参照)。
【0098】また、本実施の形態では、規制部材とし
て、磁気ヘッド8よりスライド方向下流側に1対のガイ
ドローラ対10dを設けたが、これに限るものではな
く、磁気ヘッド8よりスライド方向下流側に2対のガイ
ドローラ対を設けてもよい(図9参照)。
【0099】
【発明の効果】請求項1記載の発明の磁気カードデータ
読取装置によれば、カード通路中で端面をカード当接面
に当接させてスライド移動する磁気カードを、第1およ
び第2の規制部材によって、磁気ヘッドより上流側およ
び下流側で、磁気カードのカード当接面から離反する方
向への移動を規制することにより、磁気カードの磁気ス
トライプが、磁気ヘッドの読取位置を完全に通過しきっ
ていない状態で磁気カードが持ち上げられてしまうこと
を抑制することが可能になるので、磁気ストライプに記
録されたデータの読取品質の向上を図ることができる。
【0100】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の磁気カードデータ読取装置において、カード通路中
で端面をカード当接面に当接させてスライド移動する磁
気カードを、少なくとも第1または第2の規制部材の一
方によって常にカード当接面から離反する方向への移動
を規制することにより、磁気カードの磁気ストライプ
が、磁気ヘッドの読取位置を完全に通過しきっていない
状態で磁気カードが持ち上げられてしまうことをより確
実に抑制することが可能になるので、磁気ストライプに
記録されたデータの読取品質をより効果的に向上させる
ことができる。
【0101】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の磁気カードデータ読取装置において、第1の規制部
材を通過した磁気カードを、迅速に磁気ヘッドを通過せ
ることにより、請求項2記載の発明の効果に加えて、磁
気ヘッドを通過する際の磁気カードの磁気ストライプの
位置を、より正確に規制することが可能になるので、磁
気ストライプに記録されたデータの読取品質の正確性の
向上を図ることができる。
【0102】請求項4記載の発明によれば、請求項2記
載の磁気カードデータ読取装置において、磁気ヘッドを
通過した後の磁気カードを、第2の規制部材によって迅
速にカード当接面から離反する方向への移動を規制する
ことにより、請求項2記載の発明の作用に加えて、磁気
カードの磁気ストライプが、磁気ヘッドの読取位置を完
全に通過しきっていない状態で磁気カードが持ち上げら
れてしまうことをより効果的に抑制することが可能にな
るので、磁気ストライプに記録されたデータの読取品質
の向上をより効果的に図ることができる。
【0103】請求項5記載の発明によれば、請求項1、
2、3または4記載の磁気カードデータ読取装置におい
て、磁気ヘッドを通過した後の磁気カードを、第2の規
制部材によって少なくともカードスライド方向に沿った
異なる2箇所で、カード当接面から離反する方向への移
動を規制することにより、特にカード通路の終端付近に
おいて発生しがちな、磁気カードの上方への移動を確実
に抑制することが可能になるので、磁気ストライプに記
録されたデータの読取品質をより確実に向上させること
ができる。
【0104】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の磁気カードデータ読取装置において、カード通路中
で端面をカード当接面に当接させてスライド移動される
磁気カードを、後端が磁気ヘッドを通過するまで、概ね
2箇所で、カード当接面から離反する方向への移動を規
制することにより、特にカード通路の終端付近において
発生しがちな、磁気カードの上方への移動をより確実に
抑制することが可能になるので、磁気ストライプに記録
されたデータの読取品質をより確実に向上させることが
できる。
【0105】請求項7記載の発明によれば、請求項1、
2、3、4、5または6記載の磁気カードデータ読取装
置において、磁気カードのスライド移動に合わせて回転
するガイドローラを設けることにより、磁気カードのス
ライドに支障を来たすことなく、実用上簡易な構成で請
求項1、2、3、4、5または6記載の発明の効果を得
ることができる。
【0106】請求項8記載の発明によれば、請求項7記
載の磁気カードデータ読取装置において、カード通路中
をスライド移動する磁気カードのカード当接面から離反
する方向への移動をより確実に規制することができる。
【0107】請求項9記載の発明によれば、請求項1、
2、3、4、5または6記載の磁気カードデータ読取装
置において、磁気カードのスライド移動に合わせて回転
するガイドローラを設けることにより、磁気カードのス
ライドに支障を来たすことなく、また、カード通路との
間での磁気カードの擦傷の発生を抑制して、実用上簡易
な構成で請求項1、2、3、4、5または6記載の発明
の効果を得ることが可能になる。
【0108】請求項10記載の発明によれば、請求項9
記載の磁気カードデータ読取装置において、カード通路
中で端面をカード当接面に当接させてスライド移動され
る磁気カードのカード当接面から離反する方向への移動
をより確実に規制することができる。
【0109】請求項11記載の発明によれば、請求項
7、8、9または10記載の磁気カードデータ読取装置
において、請求項7、8、9または10記載の発明の効
果に加えて、磁気カードのカード通路への挿入をスムー
ズに行わせることが可能になるので、使い易い磁気カー
ドデータ読取装置を提供することができる。
【0110】請求項12記載の発明の磁気カードデータ
読取装置によれば、カード通路中で端面をカード当接面
に当接させてスライド移動する磁気カードを、無端帯に
よって、磁気ヘッドより上流側から下流側に亘ってカー
ド当接面から離反する方向への移動を規制することによ
り、磁気カードの磁気ストライプが、磁気ヘッドの読取
位置を完全に通過しきっていない状態で磁気カードが持
ち上げられてしまうことを抑制することが可能になるの
で、磁気ストライプに記録されたデータの読取品質の向
上を図ることができる。
【0111】請求項13記載の発明の磁気カードデータ
読取装置によれば、カード通路中で端面をカード当接面
に当接させてスライド移動して磁気ヘッドを通過した磁
気カードを、規制部材によってカード当接面から離反す
る方向への移動を規制することにより、部品点数を大幅
に増加させることなく磁気カードの磁気ストライプが、
磁気ヘッドの読取位置を完全に通過しきっていない状態
で磁気カードが持ち上げられてしまうことを抑制するこ
とが可能になるので、磁気ストライプに記録されたデー
タの読取品質の向上を図ることができる。
【0112】請求項14記載の発明によれば、請求項1
3記載の磁気カードデータ読取装置において、磁気ヘッ
ドを通過した後の磁気カードを、規制部材によって少な
くともカードスライド方向に沿った異なる2箇所で、カ
ード当接面から離反する方向への移動が規制することに
より、特にカード通路の終端付近において発生しがち
な、磁気カードの上方への移動を確実に抑制することが
可能になるので、磁気ストライプに記録されたデータの
読取品質をより確実に向上させることができる。
【0113】請求項15記載の発明によれば、請求項1
4記載の磁気カードデータ読取装置において、カード通
路中で端面をカード当接面に当接させてスライド移動す
る磁気カードを、後端が磁気ヘッドを通過するまで、概
ね2箇所で、カード当接面から離反する方向への移動が
規制することにより、特にカード通路の終端付近におい
て発生しがちな、磁気カードの上方への移動をより確実
に抑制することが可能になるので、磁気ストライプに記
録されたデータの読取品質をより確実に向上させること
ができる。
【0114】請求項16記載の発明によれば、請求項1
3、14または15記載の磁気カードデータ読取装置に
おいて、ガイドローラを、磁気カードのスライド移動に
合わせて回転させることにより、磁気カードのスライド
に支障を来たすことなく、実用上簡易な構成で請求項1
3、14または15記載の発明の効果を得ることができ
る。
【0115】請求項17記載の発明によれば、請求項1
6記載の磁気カードデータ読取装置において、カード通
路中をスライド移動する磁気カードのカード当接面から
離反する方向への移動をより確実に規制することができ
る。
【0116】請求項18記載の発明によれば、請求項1
3、14または15記載の磁気カードデータ読取装置に
おいて、ガイドローラを、磁気カードのスライド移動に
合わせて回転させることにより、磁気カードのスライド
に支障を来たすことなく、また、カード通路との間での
磁気カードの擦傷の発生を抑制して、実用上簡易な構成
で請求項13、14または15記載の発明の効果を得る
ことができる。
【0117】請求項19記載の発明によれば、請求項1
8記載の磁気カードデータ読取装置において、カード通
路中で端面をカード当接面に当接させてスライド移動す
る磁気カードのカード当接面から離反する方向への移動
をより確実に規制することができる。
【0118】請求項20記載の発明によれば、請求項
7、8、9、10、11、16、17、18または19
記載の磁気カードデータ読取装置において、カード通路
中で端面をカード当接面に当接させてスライド移動する
磁気カードを損傷させることなく、請求項7、8、9、
10、11、16、17、18または19記載の発明の
効果を得ることができる。
【0119】請求項21記載の発明によれば、請求項
7、8、9、10、11、16、17、18、19また
は20記載の磁気カードデータ読取装置において、請求
項7、8、9、10、11、16、17、18、19ま
たは20記載の発明の効果に加えて、カード通路中で端
面をカード当接面に当接させてスライド移動する磁気カ
ードの磁気ストライプ部分の損傷を防止することができ
る。
【0120】請求項22記載の発明によれば、請求項1
ないし21いずれか一記載の磁気カードデータ読取装置
において、磁気カードのカードスライド方向が背面側か
ら手前側とされているために、オペレーターの肘あるい
は手首の動作によって、特にカード通路の終端付近で磁
気カードのカード当接面から離反する方向への移動が発
生し易い構造を有する装置であっても、請求項1ないし
21いずれか一記載の発明の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のCATを概略的に
示す外観斜視図である。
【図2】その平面図である。
【図3】その縦断側面図である。
【図4】その縦断側面図である。
【図5】付勢機構を示す斜視図である。
【図6】カードスライド方向上流側のガイドローラを示
す斜視図である。
【図7】変形例のCATの一部を示す平面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態のCATを示す縦断
側面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態のCATを示す縦断
側面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態のCATの一部を
示す平面図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態のCATを示す縦
断側面図である。
【符号の説明】
1 カードデータ読取装置 4a カード通路 8 磁気ヘッド 9 ガイドローラ 9b テーパー形状 10a 第1の規制部材、一対のガイドローラ 10b 第2の規制部材、一対のガイドローラ 10d 規制部材、一対のガイドローラ 11 付勢機構 17a,17b 一対のガイドローラ 18 無端帯 E 開口部

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体表面に開口部を有し、底面にカ
    ード当接面を有するスリット状のカード通路と、 前記カード通路中に設けられて読取面が前記カード通路
    に対向配置されて磁気カードに記憶された情報を読み取
    る磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッドよりカードスライド方向上流側に設けら
    れて前記カード通路中をスライド移動する前記磁気カー
    ドの前記カード当接面から離反する方向への移動を規制
    する第1の規制部材と、 前記磁気ヘッドよりカードスライド方向下流側に設けら
    れて前記カード通路中をスライド移動する前記磁気カー
    ドの前記カード当接面から離反する方向への移動を規制
    する第2の規制部材と、を備える磁気カードデータ読取
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の規制部材と前記第2の規制部
    材との間の間隔は、前記カード通路中をスライド移動す
    る前記磁気カードのカードスライド方向における長さよ
    りも短く設定されている請求項1記載の磁気カードデー
    タ読取装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の規制部材と前記磁気ヘッドと
    の間の間隔は、前記第2の規制部材と前記磁気ヘッドと
    の間の間隔よりも短く設定されている請求項2記載の磁
    気カードデータ読取装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の規制部材と前記磁気ヘッドと
    の間の間隔は、前記第2の規制部材と前記磁気ヘッドと
    の間の間隔よりも長く設定されている請求項2記載の磁
    気カードデータ読取装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の規制部材は、少なくともカー
    ドスライド方向に沿った異なる2箇所で前記カード通路
    中をスライド移動する前記磁気カードの前記カード当接
    面から離反する方向への移動を規制する請求項1、2、
    3または4記載の磁気カードデータ読取装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の規制部材によって前記カード
    通路中をスライド移動する前記磁気カードの前記カード
    当接面から離反する方向への移動を規制する2箇所間の
    間隔は、前記カード通路中をスライド移動する前記磁気
    カードのカードスライド方向における長さよりも短く設
    定されている請求項5記載の磁気カードデータ読取装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の規制部材は、前記
    カード通路を介して対向し、前記カード当接面と直交す
    る回転軸を有するガイドローラである請求項1、2、
    3、4、5または6記載の磁気カードデータ読取装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイドローラを対向する前記カード
    通路の壁面方向へ付勢する付勢機構を備える請求項7記
    載の磁気カードデータ読取装置。
  9. 【請求項9】 前記第1および第2の規制部材は、前記
    カード通路を介して対向し、前記カード当接面と直交す
    る回転軸を有する一対のガイドローラである請求項1、
    2、3、4、5または6記載の磁気カードデータ読取装
    置。
  10. 【請求項10】 前記一対のガイドローラのうち少なく
    とも一方の前記ガイドローラを互いに対向する前記ガイ
    ドローラの方向へ付勢する付勢機構を備える請求項9記
    載の磁気カードデータ読取装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の規制部材を構成する前記ガ
    イドローラは、上角部がテーパー形状とされている請求
    項7、8、9または10記載の磁気カードデータ読取装
    置。
  12. 【請求項12】 装置本体表面に開口部を有し、底面に
    カード当接面を有するスリット状のカード通路と、 前記カード通路中に設けられて読取面が前記カード通路
    に対向配置されて磁気カードに記憶された情報を読み取
    る磁気ヘッドと、 前記カード通路を介して前記磁気ヘッドに対向配置され
    て、前記磁気ヘッドよりカードスライド方向上流側およ
    び下流側にそれぞれ設けられた一対のガイドローラに巻
    回された無端帯と、を備える磁気カードデータ読取装
    置。
  13. 【請求項13】 装置本体表面に開口部を有し、底面に
    カード当接面を有するスリット状のカード通路と、 前記カード通路中に設けられて読取面が前記カード通路
    に対向配置されて磁気カードに記憶された情報を読み取
    る磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッドよりカードスライド方向下流側で、前記
    磁気ヘッドとの間の間隔が前記カード通路中をスライド
    移動する磁気カードのカードスライド方向における長さ
    よりも短い位置で前記カード通路中をスライド移動する
    前記磁気カードの前記カード当接面から離反する方向へ
    の移動を規制する規制部材と、を備える磁気カードデー
    タ読取装置。
  14. 【請求項14】 前記規制部材は、少なくともカードス
    ライド方向に沿った異なる2箇所で前記カード通路中を
    スライド移動する前記磁気カードの前記カード当接面か
    ら離反する方向への移動を規制する請求項13記載の磁
    気カードデータ読取装置。
  15. 【請求項15】 前記規制部材によって前記カード通路
    中をスライド移動する前記磁気カードの前記カード当接
    面から離反する方向への移動を規制する2箇所間の間隔
    は、前記カード通路中をスライド移動する前記磁気カー
    ドのカードスライド方向における長さよりも短く設定さ
    れている請求項14記載の磁気カードデータ読取装置。
  16. 【請求項16】 前記規制部材は、前記カード通路を介
    して対向し、前記カード当接面と直交する回転軸を有す
    るガイドローラである請求項13、14または15記載
    の磁気カードデータ読取装置。
  17. 【請求項17】 前記ガイドローラを対向する前記カー
    ド通路の壁面方向へ付勢する付勢機構を備える請求項1
    6記載の磁気カードデータ読取装置。
  18. 【請求項18】 前記規制部材は、前記カード通路を介
    して対向し、前記カード当接面と直交する回転軸を有す
    る一対のガイドローラである請求項13、14または1
    5記載の磁気カードデータ読取装置。
  19. 【請求項19】 前記一対のガイドローラのうち少なく
    とも一方の前記ガイドローラを互いに対向する前記ガイ
    ドローラの方向へ付勢する付勢機構を備える請求項18
    記載の磁気カードデータ読取装置。
  20. 【請求項20】 前記ガイドローラは、弾性材料によっ
    て形成されている請求項7、8、9、10、11、1
    6、17、18または19記載の磁気カードデータ読取
    装置。
  21. 【請求項21】 前記ガイドローラは、前記カード通路
    中をスライド移動する前記磁気カードの磁気ストライプ
    のスライド軌跡から外れた位置に設けられている請求項
    7、8、9、10、11、16、17、18、19また
    は20記載の磁気カードデータ読取装置。
  22. 【請求項22】 前記開口部は装置本体上面または右側
    面に形成されており、前記カード通路は前記カード通路
    中をスライド移動する前記磁気カードのカードスライド
    方向を背面側から手前側とするように形成されている請
    求項1ないし21いずれか一記載の磁気カードデータ読
    取装置。
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US7201314B2 (en) 2004-01-28 2007-04-10 Toshiba Tec Kabushiki Kaisha Settlement terminal
JP2010218040A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Nec Infrontia Corp 手動式磁気カードリーダおよびposシステム
JP2011108288A (ja) * 2011-03-07 2011-06-02 Toshiba Tec Corp 磁気カードリーダ装置
JP2011154724A (ja) * 2011-04-27 2011-08-11 Toshiba Tec Corp 磁気カードリーダ装置

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