JP5522069B2 - カードリーダおよびそれを用いた現金処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、データを記録可能なカードをカード溝に挿入してスライドさせて読取ヘッドにより当該データを読み取るカードリーダおよび当該カードリーダを搭載した現金処理装置に関するものである。
一般に、現金処理装置では、操作者の操作を制限してセキュリティを確保するために、オペレータ、保守員、警送員等(以下、「オペレータ等」という)が操作者の種類を記録したカードを持ち、現金処理装置に備えたカード読取部により前記カードの磁気ストライプを読み取って、操作者の種類に応じた操作モードに切り替えて、入金操作、回収操作、メンテナンスなどを行うようになっている。
このようなカード読取部を搭載した従来の現金処理装置は、図10(a)の外観斜視図に示したように、硬貨20を投入するための硬貨投入口22と、紙幣を投入するための紙幣投入口2と、装置を覆う筐体カバー3と、筐体カバー3に実装した操作部4と、前述したカード読取部5と、投入された硬貨や紙幣等を格納する金庫部6と、鑑別できなかった紙幣を排出する紙幣リジェクト部7と、オペレータ等が投入しようとする硬貨20を置いておく硬貨置場18と、入金記録等を印字した用紙を排出するレシート口9と、を備える。
そして、従来のカード読取部5は、図10(b)、(c)に示したように、筐体カバー3にカード挿入の呼び込み形状を有する呼び込み溝8と、カードを案内するカード溝11と、矢印R方向にスライドされるカード15の磁気ストライプに記録されたデータを読み取るための磁気ヘッド9と、を備える(例えば、特許文献1参照)。
ところで、カード読取操作において、読取方向Rではなく、逆方向のX方向にスライド(以下、「逆スライド」という)すると読取エラーが発生する。このため、図10(c)の上面図のように、カードの逆スライドを防止するカム10を備えたものはあった。
そして、この従来の逆スライド防止技術では、図示しないばね等で時計方向に付勢されたカム10を、回転支点10aを支点として角度θaの範囲で回転可能とし、通常は破線で示した位置とし、カード15がカム10を通過するときは実線の位置となるようにし、カム10を一旦越えたカード15aは、逆スライド方向Xにスライドさせようとしてもカム10にぶつかり、それ以上、スライドできないようにしていた。
特開平6−325193号公報
しかしながら、上記従来のカードリーダでは、カム10や回転支点10a、付勢手段などの実装スペースが必要となり、装置が大型化するとともに機構が複雑化してコスト高となり品質も低下するという問題があった。
本発明は、前述の課題を解決するために次の構成を採用する。すなわち、データを記録可能なカードをカード溝に挿入して読取ヘッドの読取方向の下流側にスライドさせて当該データを当該読取ヘッドにより読取るカードリーダにおいて、前記カード溝の前記読取ヘッドの読取方向下流側に、前記カードのスライドをガイドするテーパ形状と前記カードのスライドを抑制するエッジ形状を順に配置した鋸歯形状を備えるようにした。
また、別の発明では、データを記録可能なカードをカード溝に挿入して読取方向の下流側にスライドさせて当該データを読取ヘッドにより読取るカードリーダにおいて、前記カード溝の読取ヘッドより読取方向下流側の一方の辺に段差を備え、さらに前記段差より読取方向下流側であって前記段差とは他方の辺に前記段差方向に前記カードを押し上げる押上手段を設けるようにした。
本発明のカードリーダによれば、以上のように構成したので、簡易な構成で、逆スライドをなくし磁気読取エラーを減らすことができる。
実施例1の現金処理装置のカード読取部の構成を示す上面図である。 実施例1の現金処理装置のカード読取部の構成を示す上面図である。 実施例2の現金処理装置のカード読取部の構成を示す上面図である。 実施例3の現金処理装置のカード読取部の構成を示す上面図である。 実施例3の現金処理装置のカード読取部の動作説明図である。 実施例4の現金処理装置のカード読取部の構成を示す上面図である。 実施例4の現金処理装置のカード読取部の動作説明図である。 実施例5の現金処理装置のカード読取部の構成を示す上面図である。 その他の変形例のカードリーダの構成図である。 従来の現金処理装置およびカードリーダの構成図である。
以下、本発明に係わる実施の形態例を、図面を用いて説明する。図面に共通する要素には同一の符号を付す。なお、以下の説明では、硬貨等の現金を取り扱う現金処理装置を例として説明するが、コインなどを取り扱うコイン処理装置などであってもよい。また、カードとして磁気ストライプを備えた磁気カードを例として説明するが、所定のデータが記録されたカードであればその他のカードであってもよい。
(構成)
実施例1の現金処理装置1の構成は、カード読取部5の構成のほかは図10(a)を用いて説明した従来の現金処理装置1の構成と同様であるので、同様の構成については簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
図1(a)は実施例1の現金処理装置1のカード読取部5の構成を示す上面図であり、図1(b)は詳細後述のゲート部12周辺の拡大図であり、図2(a)は詳細後述の鋸歯形状12zの拡大図である。同図に示したように、実施例1のカード読取部5は、筐体カバー3上面にカード15を挿入するときの呼び込み形状としての呼び込み溝8と、カード15のスライドを案内するカード溝11と、カード15の磁気ストライプを読み取るための読取りヘッドとしての磁気ヘッド9と、を備える。
ここで、カード15はカード溝11から挿入して磁気ヘッド9の読取方向Rに沿って、読取方向下流側(カード溝の終端側)へスライドさせるものとする。
また、実施例1の現金処理装置1のカード読取部5のカード溝11は、磁気ヘッド9より読取方向下流側にカードのスライドをガイドするテーパ形状12yとカードのスライドを抑制するエッジ形状12xを順に配置した鋸歯形状12zを備えている。
このテーパ形状12yは読取方向Rにカード15をスライドするときにゲート部12の間隙にスムーズに向かい入れるための形状であり、エッジ形状12xはカードが逆スライド方向Xへスライドすることを防止するための形状である。
このテーパ形状12yは磁気ヘッド9より読取方向下流側であって、かつ、磁気ヘッド側に設け、エッジ形状12xはテーパ形状12yより読取方向下流側(カード溝終端側)に設ける。そして、鋸歯形状12zの間隙幅であるゲート幅ΔLgは最大厚のカード15が通過できる幅となっている。
(動作)
以上の構成により実施例1の現金処理装置1は、以下のように動作する。最初に、前述の図10を用いて現金処理装置の全体の動作について説明する。
まず、オペレータ等がそれぞれ所持するカード15をカード読取部5に通すと、カード15に記録された磁気データをカード読取部5の磁気ヘッド9にて読み取り、操作者がオペレータ、保守員、警送員のいずれであるかを判定し、当該判定結果に応じて操作モードを切り替え、紙幣や硬貨の入金操作や、金庫部6から現金の回収操作、メンテナンス操作などを行う。
このときのカード15をカード読取部5に通す動作を図1(a)、(b)を用いて以下詳細に説明する。
まず、カード15をカード溝11に挿入し、読取方向であるR方向にスライドさせると、ゲート部12のテーパ形状12yにより、ゲート部12の間隙にガイドされ、当該間隙はカード15の厚さLtが最大厚さとなっても通過できるゲート幅ΔLgとなっているので、カード15はそのまま通過する。
このとき、磁気ヘッド9により、ゲート部12の間隙を通過するカード15の磁気ストライプに記録されたデータを読み取る。
一方、ゲート部12を越えたカード15を、逆スライド方向Xにスライドさせようとすると、ゲート部12のエッジ形状12xにぶつかり、それ以上、X方向にスライドすることができず、磁気ヘッド9までスライドされることがない。
なお、以上の実施例の説明では、鋸歯形状12zを1対設けるように説明したが、所定の間隔で複数対配置するようにしてもよい。また、以上の実施例の説明では、鋸歯形状12zを対向させて設けるように説明したが、図2(b)に示したように、カード溝11の一方の側のみに設けるようにしてもよい。
(実施例1の効果)
以上のように、実施例1のカードリーダによれば、データを記録可能なカードをカード溝に挿入して読取ヘッドの読取方向の下流側にスライドさせて当該データを当該読取ヘッドにより読取るカードリーダにおいて、前記カード溝の前記読取ヘッドの読取方向下流側に、前記カードのスライドをガイドするテーパ形状とカードのスライドを抑制するエッジ形状を順に配置した鋸歯形状を対向して備え、対向する鋸歯形状の間隙を前記カードの最大厚とするようにしたので、簡易な構成で、逆スライドをなくし読取エラーを減らすことができる。
(構成)
実施例2の現金処理装置1の構成も、カード読取部5の構成のほかは図10(a)を用いて説明した従来の現金処理装置1の構成と同様であるので、同様の構成については簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
図3(a)は実施例2の現金処理装置1のカード読取部5の要部構成を示す上面図であり、図3(b)はその拡大図である。同図に示したように、実施例2の現金処理装置1のカード読取部5のカード溝11には、磁気ヘッド9の読取方向下流側に実施例1の図2(a)と同様のテーパ形状12yとエッジ形状12xとからなる鋸歯形状12zを対向させて千鳥状に複数個備えている。そして、対向する鋸歯形状12zの先端間の間隙をカード厚Ltが最大厚さとなった場合でも通過できるゲート幅ΔLgとしている。
(動作)
以上の構成により実施例2の現金処理装置1は、以下のように動作する。なお現金処理装置の全体の動作については実施例1の現金処理装置1の動作と同様であるので簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
このときのカード15をカード読取部5に通す動作を前述の図3(a)、(b)を用いて以下詳細に説明する。
まず、カード15をカード溝11に挿入し、読取方向であるR方向にスライドさせると、ゲート部12の複数の鋸歯形状12zのテーパ形状12yによりゲート部12の間隙にガイドされて進み、当該間隙はカード厚Ltが最大厚さとなっても通過できるゲート幅ΔLgとなっているので、カード15はそのまま通過する。
このとき、磁気ヘッド9により、ゲート部12の間隙を通過するカード15の磁気ストライプに記録されたデータを読み取る。
一方、ゲート部12を越えたカード15を、逆スライド方向Xにスライドさせようとすると、ゲート部12の鋸歯形状12zの前記複数のエッジ形状12xにぶつかり、それ以上、X方向にスライドすることができず、磁気ヘッド9までスライドされることがない。
(実施例2の効果)
以上のように、実施例2のカードリーダによれば、前記カード溝の前記読取ヘッドの読取方向下流側に、前記カードのスライドをガイドするテーパ形状とカードのスライドを抑制するエッジ形状を順に配置した鋸歯形状を対向して千鳥状に複数個備え、対向する鋸歯形状の間隙を前記カードの最大厚とするようにしたので、簡易な構成で、さらに確実に、逆スライドをなくし読取エラーを減らすことができる。
(構成)
実施例3の現金処理装置3の構成も、カード読取部5の構成のほかは図10(a)を用いて説明した従来の現金処理装置1の構成と同様であるので、同様の構成については簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
図4(a)は実施例3の現金処理装置1のカード読取部5の構成を示す上面図であり、図4(b)はその拡大図である。同図に示したように、実施例3の現金処理装置1のカード読取部5のカード溝11は、磁気ヘッド9より読取方向下流側である一方の辺に段差25を備え、さらに、段差25より読取方向下流側の段差25を設けた辺とは反対の辺に緩やかな突起12aを備えている。なお、段差25と突起12aにより形成される間隙、すなわちゲート幅ΔLgは、カード15先端が斜めに進入するためカード厚Ltより若干短くてもよく、最大厚さ近傍とすればよい。
(動作)
以上の構成により実施例3の現金処理装置1は、以下のように動作する。なお現金処理装置の全体の動作については実施例1の現金処理装置1の動作と同様であるので簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
このときのカード15をカード読取部5に通す動作を図5(a)、(b)を用いて以下詳細に説明する。
まず、カード15をカード溝11に挿入し、読取方向であるR方向にスライドさせると、図5(a)のように、突起12aと段差25によりガイドされ、磁気ヘッド9による磁気ストライプの磁気読取に影響がない程度に弾性変形しながらスライドする。
そして、磁気読取を完了したカード15が段差25を越えると、図5(b)のように元の直線状の状態となる。
そして、元の状態に戻ったカード15は、逆スライド方向であるX方向にスライドさせても、カード15の最大厚近傍のゲート幅ΔLgを形成する段差25にぶつかり、それ以上、X方向にスライドすることができず、磁気ヘッド9までスライドされることがない。
(実施例3の効果)
以上のように、実施例3のカードリーダによれば、カード溝の読取ヘッドより読取方向下流側の一方の辺に段差を備え、さらに読取方向下流側の他方の辺に前記段差方向にカードを押し上げる突起を設け、前記段差と前記突起により形成される間隙を前記カードの最大厚近傍とするようにしたので、さらに簡易な構成で、逆スライドをなくし読取エラーを減らすことができる。
(構成)
実施例4の現金処理装置1の構成も、カード読取部5の構成のほかは図10(a)を用いて説明した従来の現金処理装置1の構成と同様であるので、同様の構成については簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
図6(a)は実施例4の現金処理装置1のカード読取部5の構成を示す上面図であり、図6(b)はその拡大図である。同図に示したように、実施例4の現金処理装置1のカード読取部5のカード溝11は、磁気ヘッド9より読取方向下流側である一方の辺に段差25を備える。さらに、その段差25よりえ読取方向下流側であって、かつ段差25を設けた辺とは他方の辺にカード15と比べて弾性率が低い押上手段としての板ばね12bを設けるようにしている。
(動作)
以上の構成により実施例4の現金処理装置1は、以下のように動作する。なお現金処理装置の全体の動作については実施例1の現金処理装置1の動作と同様であるので簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
このときのカード15をカード読取部5に通す動作を図7(a)、(b)を用いて以下詳細に説明する。
まず、カード15をカード溝11に挿入し、読取方向であるR方向にスライドさせると、図7(a)のように、板ばね12bはカード15により矢印D方向に押されて弾性変形する。
このとき、磁気ヘッド9によりカード15の磁気ストライプの読取りを行い、磁気読取が完了し、図7(b)のように、カード15の後端が段差25を通過し板ばね12bの位置になると、カード15の後端が板ばね12bにより矢印Dとは反対方向、すなわち段差25の方向に押上げられる。
その結果、カード15を逆スライド方向Xにスライドしようとしても、段差25にぶつかり、それ以上、X方向にスライドすることができず、磁気ヘッド9までスライドされることがない。
(実施例4の効果)
以上のように、実施例4のカードリーダによれば、カード溝の読取ヘッドより読取方向下流側の一方の辺に段差を備え、さらに読取方向下流側の他方の辺に前記段差方向にカードを押し上げる板ばねを設けるようにしたので、カードを変形させることなく、簡易な構成で、逆スライドを防止し読取エラーを減らすことができる。
(構成)
実施例5の現金処理装置1の構成も、カード読取部5の構成のほかは図10(a)を用いて説明した従来の現金処理装置1の構成と同様であるので、同様の構成については簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
図8(a)は実施例5の現金処理装置1のカード読取部5の構成を示す上面図であり、図8(b)はその拡大図である。同図に示したように、実施例5の現金処理装置1のカード読取部5のカード溝11は、磁気ヘッド9より読取方向下流側である一方の辺に段差25を備える。さらに、当該段差25より読取方向下流側であって、かつ段差25を設けた辺とは他方の辺に矢印D方向、すなわち段差25方向にカード15を押上げる押上手段としてのたわみ突起12cを設けている。このたわみ突起12cは、モールドの特性を利用しモールドにて成型してカード15より弾性率が低くなるようにしている。
(動作)
以上の構成により実施例5の現金処理装置1は、以下のように動作する。なお現金処理装置の全体の動作については実施例1の現金処理装置1の動作と同様であるので簡略化のためにその詳細な説明は省略する。
このときのカード15をカード読取部5に通す動作を前述の図8(a)、(b)を用いて以下詳細に説明する。
まず、カード15をカード溝11に挿入し、読取方向であるR方向にスライドさせると、実施例4の図7(a)と同様に、たわみ突起12cはカード15により矢印D方向に押されて弾性変形する。
このとき、磁気ヘッド9によりカード15の磁気ストライプの読取りを行い、磁気読取が完了し、実施例4の図7(b)と同様に、カード15の後端が段差25を通過したわみ突起12cの位置になると、たわみ突起12cによりカード15の後端が矢印Dとは反対方向、すなわち段差25の方向に押上げられる。
その結果、カード15を逆スライド方向Xにスライドしようとしても、段差25にぶつかり、それ以上、X方向にスライドすることができず、磁気ヘッド9までスライドされることがない。
(実施例5の効果)
以上のように、実施例5のカードリーダによれば、カード溝の読取ヘッドより読取方向下流側の一方の辺に段差を備え、さらに読取方向下流側の他方の辺に前記段差方向にカードを押し上げるたわみ突起をモールドにて成型して設けるようにしたので、実施例4のカードリーダの効果と同様に磁気カードを変形させることなく、さらに簡易な構成で、逆スライドを防止し読取エラーを減らすことができる。
《その他の変形例》
なお、以上の実施例の説明では、上側からカードを垂直方向に挿入し水平方向にスライドするカードリーダを例として説明したが、水平方向にカードを挿入し下側方向にカードをスライドするカードリーダであっても、本発明を適用することができる。
また、カード読取部5として、カード溝11の終端側の筐体カバー3を貫通させた溝形状のカード読取部5を例として説明したが、図9のa部のように、カード溝11xが筐体カバー3の手前までの溝形状となったカード読取部5aでも同様に本発明を適用することができる。この場合は、カード溝11の終端付近までスライドさせたカードを上向きで引き抜くため、逆方向へスライドしてしまう可能性が高くなるが、本発明を適用することにより当該逆スライドを確実に防止することができる。
以上述べたように、本発明は、カード操作により本人確認を行い硬貨等の現金を扱う現金処理装置に広く用いることができる。
1 現金処理装置
3 筐体カバー
4 操作部
5 カード読取部
8 呼び込み溝
9 磁気ヘッド
11 カード溝
12a 突起
12b 板ばね
12c たわみ突起
12x エッジ形状
12y テーパ形状
12z 鋸歯形状
15 カード
25 段差
Lg ゲート幅
R 読取方向
X 逆スライド方向

Claims (8)

  1. データを記録可能なカードをカード溝に挿入して読取ヘッドの読取方向の下流側にスライドさせて当該データを当該読取ヘッドにより読取るカードリーダにおいて、
    前記カード溝の前記読取ヘッドの読取方向下流側に、前記カードのスライドをガイドするテーパ形状と前記カードのスライドを抑制するエッジ形状を順に配置した鋸歯形状を備えるようにしたことを特徴とするカードリーダ。
  2. 前記鋸歯形状は、対向して1対または複数対設け、前記カードが通過する間隙を前記カードの最大厚とするようにしたことを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  3. 前記鋸歯形状は、対向して千鳥状に複数備え、前記カードが通過する間隙を前記カードの最大厚とするようにしたことを特徴とする請求項1記載のカードリーダ。
  4. データを記録可能なカードをカード溝に挿入して読取方向の下流側にスライドさせて当該データを読取ヘッドにより読取るカードリーダにおいて、
    前記カード溝の読取ヘッドより読取方向下流側の一方の辺に段差を備え、さらに前記段差より読取方向下流側であって前記段差とは他方の辺に前記段差方向に前記カードを押し上げる押上手段を設けるようにしたことを特徴とするカードリーダ。
  5. 前記押上手段は、前記カード溝の他方の辺に成型した緩やかな突起とし、前記段差と前記突起により形成される間隙を前記カードの最大厚近傍とするようにしたことを特徴とする請求項4記載のカードリーダ。
  6. 前記押上手段は、前記カード溝の他方の辺に取付けた前記カードより弾性率が低い板ばねとしたことを特徴とする請求項4記載のカードリーダ。
  7. 前記押上手段は、前記カード溝の他方の辺に前記カードより弾性率が低くなるようにモールド成型したたわみ突起としたことを特徴とする請求項4記載のカードリーダ。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のカードリーダを備えた現金処理装置。
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