JP2002131759A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2002131759A
JP2002131759A JP2000324189A JP2000324189A JP2002131759A JP 2002131759 A JP2002131759 A JP 2002131759A JP 2000324189 A JP2000324189 A JP 2000324189A JP 2000324189 A JP2000324189 A JP 2000324189A JP 2002131759 A JP2002131759 A JP 2002131759A
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JP2000324189A
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Kazuyuki Haruhara
一之 春原
Takeshi Yamamoto
武志 山本
Atsuyuki Manabe
敦行 真鍋
Hitoshi Hado
仁 羽藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】表示性能が良く、さらにコストが安く歩留りの
高い液晶表示装置を提供する。 【解決手段】RGBカラーフィルタと共通電極パターン
26が形成してある厚さ0.7mmのガラス基板からな
る対向基板上にカーボンレス黒色樹脂をスピンナーを用
いて6.0μmの厚みに塗布し、90℃、10分の乾燥
後、所定のパターン形状のフォトマスクを用いて365
nmの波長で、300mJ/cmの露光量で露光した
あとpH11.5のアルカリ水溶液にて現像し、200
℃、60分の焼成にて膜厚6.0μmの遮光層22と柱
状スペーサ31を同一の材料を用いて形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液晶表示装置に関
し、特に、一対の基板間に所定のギャップを形成するた
めの柱状スペーサと遮光層の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、一般的に用いられている液晶表示
装置は、電極を有する2枚のガラス基板の間に液晶組成
物を挟持し、2枚の基板の周囲が液晶封入口を除いて接
着剤で固定されていて液晶封入口が封止剤で封止された
構成をしている。この2枚の基板間の距離を一定に保つ
ためのスペーサとして粒径の均一なプラスティックビー
ズ等を基板間に散在させている。この中でカラー表示用
の液晶表示装置は2枚のガラス基板の内1枚にRGBの
着色層のついたカラーフィルタが形成してある。例え
ば、単純マトリクス駆動のカラー型ドットマトリクス液
晶表示装置においては、横(Y)方向に帯状にパターニ
ングされたY電極を有するY基板と縦(X)方向に帯状
にパターニングされたX電極の下に着色層を有するX基
板とを、Y電極とX電極がほぼ直行するように対向設置
し、その間に液晶組成物を挟持した構成を持っている。
【0003】液晶表示装置の表示方式としては、例えば
TN形、ST形、GH形、あるいはECB形や強誘電性
液晶などが用いられる。封止剤としては、例えば熱また
は紫外線硬化型のアクリル系またはエポキシ系の接着剤
などが用いられる。また、カラー型アクティブマトリク
ス駆動液晶表示装置においては、例えば、アモルファス
シリコン(a−Si)を半導体層とした薄膜トランジス
タ(TFT)とそれに接続された表示電極と信号線電
極、ゲート電極が形成されたアクティブマトリクス基板
であるTFTアレイ基板とそれに対向設置された対向電
極を有し、RGBカラーフィルタを対向基板上に形成
し、アクティブマトリクス基板上から対向基板へ電圧を
印加する電極転移材(トランスファー)として銀ペース
ト等を画面周辺部に配置し、この電極転移材で2枚の基
板を電気的に接続している。この2枚の間に液晶組成物
を挟持した構成をしている。この2枚の両側に偏光板を
挟持し、光シャッタとして、カラー画像として表示して
いる。
【0004】これらの液晶表示装置では、スペーサを基
板上に散布して製造するためスペーサが製造ラインを汚
染するパーティクルとなり不良の原因となるばかりでな
く、表示画素部に存在するスペーサは配向不良の原因と
なり、凝集したスペーサ塊または散布密度の不均一が原
因でギャップ不良を引き起こしていた。これに対処する
技術として、基板上に柱状スペーサを設けることが提案
されている。
【0005】しかしながら、柱状スペーサを設けるため
にはフォト・イングレーディング・プロセス(PEP)
が必要でコストがあがる問題がある。また、液晶表示装
置はシール部が反射光により見える問題があり、表示品
位に影響を与えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、柱状
スペーサを設けるためにはフォト・イングレーディング
・プロセス(PEP)が必要でコストがあがり、また、
液晶表示装置はシール部が反射光により見えて表示品位
に影響を与えているという問題があった。
【0007】そこで、この発明は、表示性能が良く、さ
らにコストが安く歩留りの高い液晶表示装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の液晶表示装置
は、一対の基板と、前記一対の基板のうち一方の基板に
形成され、表示領域外周を遮光する遮光層と、前記遮光
層よりさらに外周に形成され、前記一対の基板を貼り合
わせる接着剤と、前記一対の基板間の前記接着剤で囲ま
れた領域に配置された液晶とを備えた液晶表示装置にお
いて、前記接着剤が形成される領域内に前記一対の基板
の間隔を保持する柱状スペーサを備え、前記柱状スペー
サは前記遮光層と同一の材料からなることを特徴とする
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0010】図1は、この発明の液晶表示装置に係るア
クティブマトリクス液晶表示装置の全体構成を示すもの
である。液晶表示装置10は、アレイ基板12と対向基
板20との間に所定のセルギャップを置いて対向配置さ
れ、アレイ基板12と対向基板20との間に液晶層が挟
持され、液晶表示装置10の表示領域40の周囲を囲む
ように配置された接着剤28により額縁部45同士が接
合されている。接着剤28の一部には液晶注入口35が
形成され、この液晶注入口35は、液晶注入後、封止材
33により封止されている。
【0011】ここで本実施の形態の概要を説明する。
【0012】一主面上にマトリクス状に走査線及び信号
線とスイッチング素子とを有したアクティブマトリクス
基板と、一主面上に共通電極を有する対向基板とを有
し、前記2枚の基板の主面同士を対向させ、柱状スペー
サを介して前記基板間に液晶組成物を挟持した液晶表示
装置において、前記基板上に設けられた遮光層と基板を
貼り合わせるシール部に設けられた柱状スペーサを同一
の材料を用いて形成することにより、コストが安く、歩
留りの高いカラー表示型液晶表示装置を提供することが
できる。
【0013】具体的には、遮光層とシール部の柱状スペ
ーサを同時に形成することにより、コストを下げること
が可能となる。
【0014】また、シール部の柱状スペーサを遮光層材
料と同じ材料とすることにより、シール部に遮光性を付
与することができ、反射光で白く見えることを防止でき
る。なお、シール部の遮光に関しては、シール部内にあ
らかじめ黒色顔料を添加しておくことで可能であるが、
硬化が不十分で黒色顔料からの不純物流出の恐れがあ
り、信頼性が悪く、特にUV硬化樹脂を使用した場合に
は硬化が困難となる。
【0015】それに対して、黒色柱をシール部内に形成
した場合、光吸収を柱側面でも行うため遮光性があると
同時に基板間を接着する部分には光があたるために硬化
が不足することもない。
【0016】また黒色柱の場合、柱形が鼓型になり易く
シール部との密着性が向上し、基板剥がれが起きにく
く、歩留り向上と信頼性の向上が期待できる。
【0017】柱状スペーサおよび遮光層をアクティブマ
トリックス基板上に設けられている場合、特に基板合せ
精度が必要なくなるという利点がある。
【0018】本実施の形態の液晶表示装置は、アクティ
ブマトリックス基板の主面上にカラーフィルタを形成
し、前記カラーフィルタ基板上の画素電極と前記スイッ
チング素子がコンタクトホールでつながっている場合、
特にその効果を実現することできる。
【0019】上述したように、基板上に設けられた遮光
層と基板を貼り合わせるシール部に設けられた柱状スペ
ーサを同一の材料を用いて形成することにより、コスト
が安く、歩留りが高いカラー表示型液晶表示装置を提供
することが可能となる。
【0020】以下、第1実施例と第2実施例で具体的な
構成とその製造方法を説明する。
【0021】まず、第1実施例について説明する。
【0022】図2は、第1実施例に係るアクティブマト
リクス液晶表示装置の図1におけるA−A断面を示すも
のである。この図2を参照してアクティブマトリクス型
の液晶表示装置10の構成とその製造方法とを併せて説
明する。
【0023】液晶表示装置10は、通常、TFTを形成
するプロセスと同様に厚さ0.7mmのコーニング社製
の#1737ガラス基板11上に成膜とパターンニング
を繰り返し、アモルファスシリコンからなる薄膜トラン
ジスタ19と信号線13、ゲート線14、パッシベーシ
ョンパターン17、画素電極18を形成したアレイ基板
12を形成する。その後配向膜材料としてAL−105
1(日本合成ゴム(株)製)を全面に50nm塗布し、
ラビング処理を行い、配向膜16を形成する。
【0024】次に、RGBカラーフィルタと共通電極パ
ターン26が形成してある厚さ0.7mmのコーニング
社製の#1737ガラス基板21からなる対向基板20
上にカーボンレス黒色樹脂(富士ハントテクノロジ
(株)製)をスピンナーを用いて6.0μmの厚みに塗
布し、90℃、10分の乾燥後、所定のパターン形状の
フォトマスクを用いて365nmの波長で、300mJ
/cmの露光量で露光したあとpH11.5のアルカ
リ水溶液にて現像し、200℃、60分の焼成にて膜厚
6.0μmの遮光層22と柱状スペーサ31を形成す
る。本第1実施例では、このように遮光層22と柱状ス
ペーサ31とを同一の材料を用いて形成している。そし
て、配向膜16と同様の配向膜材料を形成した後ラビン
グ処理を行って配向膜27を形成する。
【0025】この後、ガラス基板21上の配向膜27の
周辺に沿ってシール部としての接着剤28を液晶注入口
35を除いて印刷し、アクティブマトリクス基板から対
向電極26に電圧を印加するための電極転移材を接着剤
28の周辺の電極転移電極上に形成する。配向膜27,
16が対向し、またそれぞれのラビング方向が90度と
なるようガラス基板11,21を配置し、加熱して接着
剤を硬化させ貼り合わせる。
【0026】次に、通常の方法により液晶注入口35よ
り液晶組成物29として、ZLI−1565(E.メル
ク社製)にS811を0.1wt%添加したものを注入
し、この後、液晶注入口35を紫外線硬化樹脂で封止す
る。
【0027】以上説明したように上記第1実施例によれ
ば、遮光層と柱状スペーサとを同一の材料を用いて形成
したカラー表示型アクティブマトリクス液晶表示装置
は、面内均一な柱状スペーサの形成を行うことができ、
開口率を上昇させ表示性能の高い信頼性のある液晶表示
装置を得ることができる。
【0028】次に、第2実施例について説明する。
【0029】図3は、第2実施例に係るアクティブマト
リクス液晶表示装置の図1におけるA−A断面を示すも
のである。この図3を参照してアクティブマトリクス型
の液晶表示装置10の構成とその製造方法とを併せて説
明する。
【0030】液晶表示装置10は、通常TFTを形成す
るプロセスと同様に厚さ0.7mmのコーニング社製の
#1737ガラス基板11上に成膜とパターンニングを
繰り返し、アモルファスシリコンからなる薄膜トランジ
スタ19と信号線13、ゲート線14、パッシベーショ
ンパターン17を形成したアレイ基板12を形成する。
【0031】この後、赤色の顔料を分散させた紫外線硬
化型アクリル樹脂レジスト(富士ハントテクノロジ
(株)製)をスピンナーにて全面塗布し、赤を着色した
い部分に光が照射されるようなフォトマスクを介し36
5nmの波長で100mJ/cm 照射し、TMAHの
水溶液で50秒間現像し、赤の着色層23を形成する。
同様に緑、青の着色層24,25を繰り返し形成し、そ
れぞれ230℃で1時間焼成する。ここでは、緑と青の
着色材は富士ハントテクノロジ(株)製を用いる。この
ときのR,G,Bの膜厚はそれぞれ3.0μmとする。
このとき、所定のコンタクトホール15も形成する。
【0032】その後、ITOをスパッタリング法で形成
したあと、所定の画素電極パターンで画素電極18を形
成する。このガラス基板11に感光性のカーボンレス黒
色樹脂(富士ハントテクノロジ(株)製)をスピンナー
を用いて6.0μmの厚みに塗布し、90℃、10分の
乾燥後、フォトマスクを用いて365nmの波長で、5
00mJ/cmの露光量で露光したあとpH11.5
のアルカリ水溶液にて現像し、200℃、60分の焼成
にて膜厚6.0μmの遮光層22と柱状スペーサ31を
形成する。本第2実施例では、このように遮光層22と
柱状スペーサ31とを同一の材料を用いて形成してい
る。
【0033】その後、配向膜材料としてAL−1051
(日本合成ゴム(株)製)を全面に50nm塗布し、ラ
ビング処理を行い、配向膜16を形成する。
【0034】次に所定の共通電極パターン26が形成し
てある厚さ0.7mmのコーニング社製の#1737ガ
ラス基板21からなる対向基板20上に、配向膜16と
同様の配向膜材料を形成した後ラビング処理を行って配
向膜27を形成する。
【0035】この後、ガラス基板21上の配向膜27の
周辺に沿って接着剤28を液晶注入口35を除いて印刷
し、アクティブマトリクス基板から対向電極に電圧を印
加するための電極転移材を接着剤28の周辺の電極転移
電極上に形成する。配向膜27,16が対向し、またそ
れぞれのラビング方向が90度となるようガラス基板1
1,21を配置し、加熱して接着剤を硬化させ貼り合わ
せる。
【0036】次に、通常の方法により液晶注入口35よ
り液晶組成物29として、ZLI−1565(E.メル
ク社製)にS811を0.1wt%添加したものを注入
し、この後、液晶注入口35を紫外線硬化樹脂で封止す
る。
【0037】以上説明したように上記第2実施例によれ
ば、遮光層と柱状スペーサとを同一の材料を用いて形成
したカラー表示型アクティブマトリクス液晶表示装置
は、面内均一なコンタクトホールと柱状スペーサの形成
を行うことができ、開口率を上昇させ表示性能の高い信
頼性のある液晶表示装置を得ることができる。
【0038】以上説明したように上記第1、第2実施例
によれば、基板上に設けられた遮光層と基板を貼り合わ
せるシール部(接着剤)に設けられた柱状スペーサを同
一の材料を用いて形成することにより、コストが安く、
歩留りの高いカラー表示型液晶表示装置を提供すること
が可能となる。
【0039】次に、第3実施例について説明する。
【0040】上述した第1実施例、第2実施例では、柱
状スペーサを額縁部の遮光層と同じ材料で形成すること
により工程数を減らすことができる。この場合、柱状ス
ペーサをカラーフィルタ層上に形成することにより、額
縁部と対向する基板とのギャップを確保するが、表示領
域内と異なり額縁部外周の柱状スペーサの場合にはカラ
ーフィルタ層の色が抜けて来るため表示品位を低下させ
る。
【0041】図4は、液晶表示装置10にバックライト
を取り付けた構成を示すものである。リフレクタ52が
設けられたバックライト51からの反射光を含む光は、
導光板53に導かれ、液晶表示装置10に対して面照射
する。
【0042】しかしながら、図4に示すように遮光層2
2とともに額縁部45の柱状スペーサ31が赤の着色層
23上に形成されている場合、導光板53からの光がア
レイ基板12、赤の着色層23、接着剤28、対向基板
20を通ってベゼル50内で反射する(図4の矢印参
照)。このようにバックライトが赤の着色層23を通過
した結果、額縁部45周辺から赤色光が漏れてベゼル5
0内で反射し、表示領域周辺が薄く赤みがかって見える
ことになる。
【0043】ここで本第3実施例の概要を説明する。
【0044】一主面上にマトリクス状に走査線及び信号
線とスイッチング素子と着色層からなる表示画素を有
し、表示画素周辺に遮光層を有し、表示画素内および周
辺に柱状スペーサを有するアレイ基板と、一主面上に共
通電極を有する対向基板とを有し、前記2枚の基板の主
面同士を対向させて、柱状スペーサを介して間に液晶組
成物を挟持した液晶表示装置において、額縁部の柱状ス
ペーサを着色層の上に遮光層を被せて形成することによ
り、バックライトの光が着色層を通して漏れるために起
こる表示品位の低下を防止することができる。
【0045】第3実施例の液晶表示装置は、アクティブ
マトリックス基板の主面上にカラーフィルタを形成して
いる場合、特にその効果を実現することできる。
【0046】すなわち、額縁部の柱状スペーサを着色層
の上に遮光層を被せて形成することにより、バックライ
トの光が着色層を通して漏れるために起こる表示品位の
低下を防止することができる。また、柱状スペーサが遮
光層で一様に覆われるため、着色層の上に柱状スペーサ
を形成する場合と比較して柱状スペーサの強度が高く、
ラビング工程などによる柱状スペーサ欠落が発生せず、
歩留まりを高くすることが可能である。
【0047】図5は、第3実施例に係るアクティブマト
リクス液晶表示装置の図1におけるA−A断面を示すも
のである。この図5を参照してアクティブマトリクス型
の液晶表示装置10の構成とその製造方法とを併せて説
明する。
【0048】液晶表示装置10は、通常TFTを形成す
るプロセスと同様に厚さ0.7mmのコーニング社製の
#1737ガラス基板11上に成膜とパターンニングを
繰り返し、アモルファスシリコンからなる薄膜トランジ
スタ19と信号線13、ゲート線14、パッシベーショ
ンパターン17を形成したアレイ基板12を形成する。
【0049】この後、赤色の顔料を分散させた紫外線硬
化型アクリル樹脂レジスト(富士ハントテクノロジ
(株)製)をスピンナーにて全面塗布し、赤を着色した
い部分に光が照射されるようなフォトマスクを介し36
5nmの波長で100mJ/cm 照射し、TMAHの
水溶液で50秒間現像し、赤の着色層23を形成する。
同様に緑、青の着色層24,25を繰り返し形成し、そ
れぞれ230℃で1時間焼成する。ここでは、緑と青の
着色材は富士ハントテクノロジ(株)製を用いる。この
ときのR,G,Bの膜厚はそれぞれ3.0μmとした。
このとき、所定のコンタクトホール15も形成する。
【0050】その後、ITOをスパッタリング法で形成
したあと、所定の画素電極パターンで画素電極18を形
成する。このガラス基板11に感光性のカーボンレス黒
色樹脂(富士ハントテクノロジ(株)製)をスピンナー
を用いて6.0μmの厚みに塗布し、90℃、10分の
乾燥後、フォトマスクを用いて365nmの波長で、5
00mJ/cmの露光量で露光したあとpH11.5
のアルカリ水溶液にて現像し、200℃、60分の焼成
にて膜厚6.0μmの遮光層22と赤の着色層23の上
に遮光層を被せた柱状スペーサ32を形成する。本第3
実施例では、このように額縁部の柱状スペーサ32を着
色層23の上に遮光層22を被せて形成している。
【0051】その後、配向膜材料としてAL−1051
(日本合成ゴム(株)製)を全面に50nm塗布し、ラ
ビング処理を行い、配向膜16を形成する。
【0052】次に所定の共通電極パターン26が形成し
てある厚さ0.7mmのコーニング社製の#1737ガ
ラス基板21からなる対向基板20上に、配向膜16と
同様の配向膜材料を形成した後ラビング処理を行って配
向膜27を形成する。
【0053】この後、ガラス基板21上の配向膜27の
周辺に沿って接着剤28を液晶注入口35を除いて印刷
し、アクティブマトリクス基板から対向電極に電圧を印
加するための電極転移材を接着剤28の周辺の電極転移
電極上に形成する。配向膜27,16が対向し、またそ
れぞれのラビング方向が90度となるようガラス基板1
1,21を配置し、加熱して接着剤を硬化させ貼り合わ
せる。
【0054】次に、通常の方法により液晶注入口35よ
り液晶組成物29として、ZLI−1565(E.メル
ク社製)にS811を0.1wt%添加したものを注入
し、この後、液晶注入口35を紫外線硬化樹脂で封止す
る。
【0055】以上説明したように上記第3実施例によれ
ば、こうして形成したカラー表示型アクティブマトリク
ス液晶表示装置は、額縁部周辺からの着色光漏れが発生
せず、表示品位の良い液晶表示装置を得ることができ
る。
【0056】また、額縁部の柱状スペーサを着色層の上
に遮光層を連続して形成することにより、バックライト
の光が着色層を通して漏れるために起こる表示品位の低
下を防止することができる。
【0057】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々に変形
することが可能である。また、各実施例は可能な限り適
宜組み合わせて実施してもよく、その場合、組み合わせ
た効果が得られる。さらに、上記実施例には種々の段階
の発明が含まれており、開示される複数の構成要件にお
ける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得
る。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
表示性能が良く、さらにコストが安く歩留りの高い液晶
表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るアクティブマトリ
クス型の液晶表示装置を示す平面図。
【図2】この発明の第1実施例に係る図1の線A−Aに
沿った断面図。
【図3】この発明の第2実施例に係る図1の線A−Aに
沿った断面図。
【図4】額縁部周辺から赤色光が漏れる例を説明するた
めの図。
【図5】この発明の第3実施例に係る図1の線A−Aに
沿った断面図。
【符号の説明】
10…液晶表示装置 11、21…ガラス基板 12…アレイ基板 13…信号線 14…ゲート線 15…コンタクトホール 16,27…配向膜 17…パッシベーションパターン 18…画素電極 19…薄膜トランジスタ 20…対向基板 22…遮光層 23…赤の着色層 24…緑の着色層 25…青の着色層 26…対向電極 28…接着剤 29…液晶組成物 31、32…柱状スペーサ 50…ベゼル 51…バックライト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 真鍋 敦行 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2号 株 式会社東芝深谷工場内 (72)発明者 羽藤 仁 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 2H089 LA10 QA12 RA05 RA06 RA10 RA13 TA01 TA04 TA06 TA09 TA12 TA13 TA15 TA18 TA20 2H092 GA29 JA24 JA46 KB24 MA05 NA29 PA01 PA02 PA03 PA08 PA09 PA11 PA13 QA07 QA08 QA09 QA10 QA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の基板と、 前記一対の基板のうち一方の基板に形成され、表示領域
    外周を遮光する遮光層と、 前記遮光層よりさらに外周に形成され、前記一対の基板
    を貼り合わせる接着剤と、 前記一対の基板間の前記接着剤で囲まれた領域に配置さ
    れた液晶と、を備えた液晶表示装置において、 前記接着剤が形成される領域内に前記一対の基板の間隔
    を保持する柱状スペーサを備え、 前記柱状スペーサは前記遮光層と同一の材料からなるこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記遮光層と前記柱状スペーサは同時に
    形成されることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記一方の基板は、スイッチング素子が
    形成されたアレイ基板であることを特徴とする請求項1
    記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記柱状スペーサは、着色層上に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の液晶表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記柱状スペーサは、前記遮光層と連続
    して形成されていることを特徴とする請求項1記載の液
    晶表示装置。
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