JP2002130174A - 自吸式ポンプ - Google Patents
自吸式ポンプInfo
- Publication number
- JP2002130174A JP2002130174A JP2000322323A JP2000322323A JP2002130174A JP 2002130174 A JP2002130174 A JP 2002130174A JP 2000322323 A JP2000322323 A JP 2000322323A JP 2000322323 A JP2000322323 A JP 2000322323A JP 2002130174 A JP2002130174 A JP 2002130174A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自吸時間を短縮することができる自吸式ポン
プを提供することを目的とする。 【解決手段】 羽根車が収容された渦室を形成する本体
ケーシングと、吸水通路と気水分離室および呼び水タン
ク部を兼ねた送水通路を形成する第2ケーシングで構成
され、電動モータの回転駆動により発生する羽根車の吸
引作用によって水を循環させる自吸式ポンプにおいて、
前記送水通路の呼び水タンク部の水路に気水分離室より
も狭くした狭窄部を設ける。
プを提供することを目的とする。 【解決手段】 羽根車が収容された渦室を形成する本体
ケーシングと、吸水通路と気水分離室および呼び水タン
ク部を兼ねた送水通路を形成する第2ケーシングで構成
され、電動モータの回転駆動により発生する羽根車の吸
引作用によって水を循環させる自吸式ポンプにおいて、
前記送水通路の呼び水タンク部の水路に気水分離室より
も狭くした狭窄部を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自吸時間を短縮す
ることができる自吸式ポンプの構造に関するものであ
る。
ることができる自吸式ポンプの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図5は一般的な自吸式ポンプの構造例を
示した分解斜視図であり、自吸式ポンプは電動モータ2
3に接続された羽根車21を収容し渦室22を形成する
本体ケーシング20と、吸水口31から続く吸水通路3
2と排水口34へと続く気水分離室36および呼び水タ
ンク部37を兼ねた送水通路33で形成された第2ケー
シング30、および吸水孔41と送水孔42および渦室
に連通する環流孔43を備えた本体ケーシング20と第
2ケーシング30を仕切る仕切板40で構成され、仕切
板40は両側を仕切板と略同形状の防水用パッキン(図
示せず)で挟まれネジにより締結され組み立てられてい
る。
示した分解斜視図であり、自吸式ポンプは電動モータ2
3に接続された羽根車21を収容し渦室22を形成する
本体ケーシング20と、吸水口31から続く吸水通路3
2と排水口34へと続く気水分離室36および呼び水タ
ンク部37を兼ねた送水通路33で形成された第2ケー
シング30、および吸水孔41と送水孔42および渦室
に連通する環流孔43を備えた本体ケーシング20と第
2ケーシング30を仕切る仕切板40で構成され、仕切
板40は両側を仕切板と略同形状の防水用パッキン(図
示せず)で挟まれネジにより締結され組み立てられてい
る。
【0003】この自吸式ポンプの揚水運転は、電動モー
タ23の回転駆動によって発生した羽根車21の吸引作
用により、水が吸水口31から吸引され吸水通路32を
経て吸水孔41を通り渦室22に送られ、渦室22を循
環した水が水路24を経て送水孔42を通って送水通路
33に流入し排水口34から吐出されるようになってい
る。
タ23の回転駆動によって発生した羽根車21の吸引作
用により、水が吸水口31から吸引され吸水通路32を
経て吸水孔41を通り渦室22に送られ、渦室22を循
環した水が水路24を経て送水孔42を通って送水通路
33に流入し排水口34から吐出されるようになってい
る。
【0004】通常、自吸式ポンプでは、ポンプが停止し
ている時は渦室や吸水通路などのポンプ内や吸水口に繋
がるホース内に空気が入っていて、自吸運転中にポンプ
内の空気を全て排出して本格的に揚水運転が始まる。
ている時は渦室や吸水通路などのポンプ内や吸水口に繋
がるホース内に空気が入っていて、自吸運転中にポンプ
内の空気を全て排出して本格的に揚水運転が始まる。
【0005】従来の自吸式ポンプ2の自吸運転時の送水
通路33内の水と空気の流れについて、図3に示す第2
ケーシング正面図および図4の自吸式ポンプの部分縦断
面図に従い説明する。
通路33内の水と空気の流れについて、図3に示す第2
ケーシング正面図および図4の自吸式ポンプの部分縦断
面図に従い説明する。
【0006】自吸運転時にポンプ内に空気の入った状態
で羽根車21を回転させると、呼び水タンク部37から
渦室22内に流入した水が空気と撹拌され、空気が気泡
となって水中に混入した混合体51が水路24を経て送
水孔42を通って送水通路33内に送られる。
で羽根車21を回転させると、呼び水タンク部37から
渦室22内に流入した水が空気と撹拌され、空気が気泡
となって水中に混入した混合体51が水路24を経て送
水孔42を通って送水通路33内に送られる。
【0007】前記混合体51は気水分離室36で撹拌さ
れて水と気泡に分離され、水の上部に分離された大きい
気泡52は水と一緒に排水口34より吐出され、また残
りの水は戻り水53となって送水通路33を下方に流
れ、呼び水タンク部37の環流孔43から再び渦室22
へ環流するようになっている。
れて水と気泡に分離され、水の上部に分離された大きい
気泡52は水と一緒に排水口34より吐出され、また残
りの水は戻り水53となって送水通路33を下方に流
れ、呼び水タンク部37の環流孔43から再び渦室22
へ環流するようになっている。
【0008】しかし、気水分離室36で空気の分離が充
分に行われないと、排水口34から吐出されず送水通路
33内に空気が気泡54になって残り、この気泡54は
送水通路33を戻り水53と共に送水通路33下方の呼
び水タンク部37の方向に流れていき、戻り水53と一
緒に仕切35の通水孔38を通過して環流孔43から再
び渦室22に戻るようになる。
分に行われないと、排水口34から吐出されず送水通路
33内に空気が気泡54になって残り、この気泡54は
送水通路33を戻り水53と共に送水通路33下方の呼
び水タンク部37の方向に流れていき、戻り水53と一
緒に仕切35の通水孔38を通過して環流孔43から再
び渦室22に戻るようになる。
【0009】渦室22に戻る空気が多ければ、ポンプ内
の空気が完全に排出されるのに時間がかかり自吸時間が
長くなり、自吸式ポンプの本格的な揚水運転開始に時間
がかかってしまう。
の空気が完全に排出されるのに時間がかかり自吸時間が
長くなり、自吸式ポンプの本格的な揚水運転開始に時間
がかかってしまう。
【0010】前記気泡54が渦室22に戻るのを抑える
ため、図に示すように呼び水タンク部に仕切35を設け
気泡54が環流孔43まで達するのを抑える構造が検討
されているが、仕切35の通水孔38を通過する気泡5
4を完全に防止することは困難であった。
ため、図に示すように呼び水タンク部に仕切35を設け
気泡54が環流孔43まで達するのを抑える構造が検討
されているが、仕切35の通水孔38を通過する気泡5
4を完全に防止することは困難であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の自吸式ポンプで
は、自吸運転時に渦室で撹拌され形成された水中の気泡
が排水口から排出されずに送水通路に残り、戻り水と共
に送水通路を下方に流れていき、戻り水と一緒に呼び水
タンク部の環流孔から再び渦室に戻るため、ポンプ内か
ら完全に空気が排出されるのに時間がかかり、自吸時間
がかかるという問題があった。
は、自吸運転時に渦室で撹拌され形成された水中の気泡
が排水口から排出されずに送水通路に残り、戻り水と共
に送水通路を下方に流れていき、戻り水と一緒に呼び水
タンク部の環流孔から再び渦室に戻るため、ポンプ内か
ら完全に空気が排出されるのに時間がかかり、自吸時間
がかかるという問題があった。
【0012】本発明の目的は、自吸式ポンプの自吸時に
おいて、呼び水タンク部から渦室に戻る空気量を積極的
に抑えて、自吸時間を短縮した自吸式ポンプを提供する
ことにある。
おいて、呼び水タンク部から渦室に戻る空気量を積極的
に抑えて、自吸時間を短縮した自吸式ポンプを提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、羽根
車が収容された渦室を形成する本体ケーシングと、吸水
通路と気水分離室および呼び水タンク部を兼ねた送水通
路を形成する第2ケーシングで構成され、電動モータの
回転駆動により発生する羽根車の吸引作用によって水を
循環させる自吸式ポンプにおいて、前記送水通路の呼び
水タンク部の水路に気水分離室よりも狭くした狭窄部を
設けたことを特徴とした自吸式ポンプである。
車が収容された渦室を形成する本体ケーシングと、吸水
通路と気水分離室および呼び水タンク部を兼ねた送水通
路を形成する第2ケーシングで構成され、電動モータの
回転駆動により発生する羽根車の吸引作用によって水を
循環させる自吸式ポンプにおいて、前記送水通路の呼び
水タンク部の水路に気水分離室よりも狭くした狭窄部を
設けたことを特徴とした自吸式ポンプである。
【0014】請求項2の発明は、前記送水通路の呼び水
タンク部の水路の狭窄部が、第2ケーシング背面壁に段
差を設けて形成されたことを特徴とした請求項1に記載
した自吸式ポンプである。
タンク部の水路の狭窄部が、第2ケーシング背面壁に段
差を設けて形成されたことを特徴とした請求項1に記載
した自吸式ポンプである。
【0015】
【作用】本発明の自吸式ポンプでは、呼び水タンク部の
水路に呼び水タンク部上部の気水分離室よりも狭くした
狭窄部を設けることにより、呼び水タンク部付近での水
流の圧力が急激に上昇して、呼び水タンク部へ向かう水
流に変化が生じ、送水通路の上方に向かう水流が発生
し、水中に混入された気泡はこの上方に向かう水流と共
に送水通路の上方に押し上げられ、排水口からポンプ外
に吐出されやすくなる。
水路に呼び水タンク部上部の気水分離室よりも狭くした
狭窄部を設けることにより、呼び水タンク部付近での水
流の圧力が急激に上昇して、呼び水タンク部へ向かう水
流に変化が生じ、送水通路の上方に向かう水流が発生
し、水中に混入された気泡はこの上方に向かう水流と共
に送水通路の上方に押し上げられ、排水口からポンプ外
に吐出されやすくなる。
【0016】これにより、戻り水と共に送水通路を流れ
てきた気泡は、呼び水タンク部に侵入するのが防止され
るので、環流孔から戻り水と共に再び渦室に戻る空気の
量を大幅に低減することができる。
てきた気泡は、呼び水タンク部に侵入するのが防止され
るので、環流孔から戻り水と共に再び渦室に戻る空気の
量を大幅に低減することができる。
【0017】この作用により、ポンプ内の空気が短時間
に外部に排出され、吸水口から吸水された水は吸水通路
を通り吸水孔から渦室に吸引され、空気がポンプ外に完
全に排出されると自吸運転が終了し本格的に揚水運転が
開始される。
に外部に排出され、吸水口から吸水された水は吸水通路
を通り吸水孔から渦室に吸引され、空気がポンプ外に完
全に排出されると自吸運転が終了し本格的に揚水運転が
開始される。
【0018】そして、呼び水タンク部の第2ケーシング
背面壁に段差を設けて、呼び水タンク部の水路に狭窄部
を設ける構造をとれば、自吸式ポンプの構造に大きな変
更を伴わず簡単に水圧に変化を発生させることができ、
渦室に戻る空気の量を効果的に低減することができる。
背面壁に段差を設けて、呼び水タンク部の水路に狭窄部
を設ける構造をとれば、自吸式ポンプの構造に大きな変
更を伴わず簡単に水圧に変化を発生させることができ、
渦室に戻る空気の量を効果的に低減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、図1
および図2を参照にして説明する。
および図2を参照にして説明する。
【0020】図1は本発明の自吸式ポンプの送水通路に
おける水の流れを説明する第2ケーシングの正面図であ
り、図2は本発明の自吸式ポンプの部分縦断面図であ
る。
おける水の流れを説明する第2ケーシングの正面図であ
り、図2は本発明の自吸式ポンプの部分縦断面図であ
る。
【0021】自吸運転時にポンプ内に空気の入った状態
で羽根車21を回転させると、呼び水タンク37から渦
室22内に流入した水が空気と撹拌され、空気が気泡と
なって水中に混入した混合体12が水路24を経て送水
孔42を通って送水通路33内に送られる。
で羽根車21を回転させると、呼び水タンク37から渦
室22内に流入した水が空気と撹拌され、空気が気泡と
なって水中に混入した混合体12が水路24を経て送水
孔42を通って送水通路33内に送られる。
【0022】前記混合体12は気水分離室36で水と気
泡17に分離され、水の上部に分離された大きい気泡1
3は水と一緒に排水口34より吐出され、また残りの水
は戻り水14となって送水通路33を下方に流れ、呼び
水タンク部37の環流孔43から再び渦室22へ環流す
るようになっている。
泡17に分離され、水の上部に分離された大きい気泡1
3は水と一緒に排水口34より吐出され、また残りの水
は戻り水14となって送水通路33を下方に流れ、呼び
水タンク部37の環流孔43から再び渦室22へ環流す
るようになっている。
【0023】気水分離室36での混合体12の撹拌が充
分に行われないと、空気の分離が不充分となって排水口
34から吐出されず送水通路33内に気泡17となって
残り、気泡17が戻り水14と共に送水通路33の下方
に流れようとするのは従来の自吸式ポンプと同様であ
る。
分に行われないと、空気の分離が不充分となって排水口
34から吐出されず送水通路33内に気泡17となって
残り、気泡17が戻り水14と共に送水通路33の下方
に流れようとするのは従来の自吸式ポンプと同様であ
る。
【0024】図に示すように、自吸式ポンプ1の呼び水
タンク部37の水路に呼び水タンク部上部の気水分離室
36よりもX−X方向に狭くした狭窄部15を設けて水
路を狭くすることにより、戻り水14は呼び水タンク部
への流入が妨げられ、呼び水タンク部37入り口付近で
戻り水14の水流に圧力変化が急激に発生して水圧が上
昇し、送水通路33の上方に向かう水流16が生じ、戻
り水14と共に流れてきた気泡18はこの上方に変化し
た水流16と共に送水通路33の上方に押し上げられ
る。
タンク部37の水路に呼び水タンク部上部の気水分離室
36よりもX−X方向に狭くした狭窄部15を設けて水
路を狭くすることにより、戻り水14は呼び水タンク部
への流入が妨げられ、呼び水タンク部37入り口付近で
戻り水14の水流に圧力変化が急激に発生して水圧が上
昇し、送水通路33の上方に向かう水流16が生じ、戻
り水14と共に流れてきた気泡18はこの上方に変化し
た水流16と共に送水通路33の上方に押し上げられ
る。
【0025】送水通路33の上方に押し上げられた気泡
18は、新たに送られてくる混合体12と撹拌されて大
きくなり、排水口34からポンプ外に吐出されやすくな
る。
18は、新たに送られてくる混合体12と撹拌されて大
きくなり、排水口34からポンプ外に吐出されやすくな
る。
【0026】従って、戻り水14と共に流れてきた気泡
18は呼び水タンク部37への侵入が防止されるので、
呼び水タンク部37の環流孔43を通って再び渦室22
に戻る空気の量が大幅に低減される。
18は呼び水タンク部37への侵入が防止されるので、
呼び水タンク部37の環流孔43を通って再び渦室22
に戻る空気の量が大幅に低減される。
【0027】図1および図2に示すように、この実施例
の自吸式ポンプ1では、呼び水タンク部37入り口の第
2ケーシング30の背面壁に傾斜状の段差11を設け、
送水通路33の呼び水タンク部37の水路に狭窄部15
を形成し、呼び水タンク部上部の気水分離室36よりも
X−X方向に水路を狭くする構造となっている。
の自吸式ポンプ1では、呼び水タンク部37入り口の第
2ケーシング30の背面壁に傾斜状の段差11を設け、
送水通路33の呼び水タンク部37の水路に狭窄部15
を形成し、呼び水タンク部上部の気水分離室36よりも
X−X方向に水路を狭くする構造となっている。
【0028】この段差11部分において、戻り水14は
呼び水タンク部37への流入が妨げられ、戻り水14の
水流に圧力変化が急激に発生し水圧が上昇するので、戻
り水14には送水通路33の上方に向かう水流16が生
じ、戻り水14と共に流れてきた気泡18は新たな水流
16と共に上方に押し上げられ、呼び水タンク37への
侵入が防止されるようになる。
呼び水タンク部37への流入が妨げられ、戻り水14の
水流に圧力変化が急激に発生し水圧が上昇するので、戻
り水14には送水通路33の上方に向かう水流16が生
じ、戻り水14と共に流れてきた気泡18は新たな水流
16と共に上方に押し上げられ、呼び水タンク37への
侵入が防止されるようになる。
【0029】送水通路33の上方に押し上げられた気泡
18はさらに撹拌されて大きくなり、排水口34からポ
ンプ外に吐出される。
18はさらに撹拌されて大きくなり、排水口34からポ
ンプ外に吐出される。
【0030】この作用を継続することにより、ポンプ内
の空気は短時間でポンプ外に完全に排出され、自吸式ポ
ンプの自吸時間が大幅に短縮されるようになる。
の空気は短時間でポンプ外に完全に排出され、自吸式ポ
ンプの自吸時間が大幅に短縮されるようになる。
【0031】上記段差は実施例に示した傾斜状の他に、
呼び水タンク部の水路に狭窄部を形成して戻り水の水圧
に変化を発生させる形状であれば階段状、円弧状などの
様々な段差形状をとることができ、また段差は幅方向に
連続あるいは断続状にすることもでき、呼び水タンク部
全体を狭窄部として水路を狭くしてもよい。
呼び水タンク部の水路に狭窄部を形成して戻り水の水圧
に変化を発生させる形状であれば階段状、円弧状などの
様々な段差形状をとることができ、また段差は幅方向に
連続あるいは断続状にすることもでき、呼び水タンク部
全体を狭窄部として水路を狭くしてもよい。
【0032】この狭窄部の形成は、樹脂製や金属製の第
2ケーシングを成型加工する時に容易に得ることができ
るので、自吸式ポンプの大きな設計変更や製造工程変更
を伴わずに本発明は実施することができる。
2ケーシングを成型加工する時に容易に得ることができ
るので、自吸式ポンプの大きな設計変更や製造工程変更
を伴わずに本発明は実施することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自吸式ポ
ンプでは、自吸運転時に送水通路内の呼び水タンク部の
水路に狭窄部を形成し水路を狭くすることで、戻り水の
水流が変化し気泡が上方へ押し上げられ、気泡の呼び水
タンクへの侵入が防止されて戻り水と共に渦室に再び戻
る空気が大幅に低減されるので、ポンプ内の空気が短時
間でポンプ外に排出される。これにより、自吸式ポンプ
の自吸時間を大幅に短縮することができる。
ンプでは、自吸運転時に送水通路内の呼び水タンク部の
水路に狭窄部を形成し水路を狭くすることで、戻り水の
水流が変化し気泡が上方へ押し上げられ、気泡の呼び水
タンクへの侵入が防止されて戻り水と共に渦室に再び戻
る空気が大幅に低減されるので、ポンプ内の空気が短時
間でポンプ外に排出される。これにより、自吸式ポンプ
の自吸時間を大幅に短縮することができる。
【図1】 本発明実施例の自吸式ポンプの第2ケーシン
グ正面図である。
グ正面図である。
【図2】 本発明実施例の自吸式ポンプの部分縦断面図
である。
である。
【図3】 従来例の自吸式ポンプの第2ケーシング正面
図である。
図である。
【図4】 従来例の自吸式ポンプの部分縦断面図であ
る。
る。
【図5】 自吸式ポンプの構造を示す分解斜視概略図で
ある。
ある。
1……実施例の自吸式ポンプ 2……従来例の自吸式ポンプ 11……第2ケーシングの段差 12……混合体 13……大きい気泡 14……戻り水 15……狭窄部 16……変化した水流 17……気泡 18……押し上げられた気泡 20……本体ケーシング 21……羽根車 22……渦室 23……電動モータ 30……第2ケーシング 31……吸水口 32……吸水通路 33……送水通路 34……排水口 35……仕切 36……気水分離室 37……呼び水タンク部 38……通水孔 40……仕切板 41……吸水孔 42……送水孔 43……環流孔
Claims (2)
- 【請求項1】 羽根車が収容された渦室を形成する本体
ケーシングと、吸水通路と気水分離室および呼び水タン
ク部を兼ねた送水通路を形成する第2ケーシングで構成
され、電動モータの回転駆動により発生する羽根車の吸
引作用によって水を循環させる自吸式ポンプにおいて、
前記送水通路の呼び水タンク部の水路に気水分離室より
も狭くした狭窄部を設けたことを特徴とした自吸式ポン
プ。 - 【請求項2】 前記送水通路の呼び水タンク部の水路の
狭窄部が、第2ケーシング背面壁に段差を設けて形成さ
れたことを特徴とした請求項1に記載した自吸式ポン
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000322323A JP2002130174A (ja) | 2000-10-23 | 2000-10-23 | 自吸式ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000322323A JP2002130174A (ja) | 2000-10-23 | 2000-10-23 | 自吸式ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002130174A true JP2002130174A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18800224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000322323A Pending JP2002130174A (ja) | 2000-10-23 | 2000-10-23 | 自吸式ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002130174A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006037843A (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-09 | Nidec Shibaura Corp | 自吸式ポンプ |
JP2007040155A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Kawamoto Pump Mfg Co Ltd | 自吸式ポンプ |
CN107435639A (zh) * | 2016-05-25 | 2017-12-05 | 大井泵浦工业股份有限公司 | 抽水泵结构 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6017292A (ja) * | 1984-06-12 | 1985-01-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 自吸式渦巻ポンプ |
-
2000
- 2000-10-23 JP JP2000322323A patent/JP2002130174A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6017292A (ja) * | 1984-06-12 | 1985-01-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 自吸式渦巻ポンプ |
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JP4594668B2 (ja) * | 2004-07-27 | 2010-12-08 | 日本電産シバウラ株式会社 | 自吸式ポンプ |
JP2007040155A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Kawamoto Pump Mfg Co Ltd | 自吸式ポンプ |
CN107435639A (zh) * | 2016-05-25 | 2017-12-05 | 大井泵浦工业股份有限公司 | 抽水泵结构 |
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