JPH0533748Y2 - - Google Patents

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JPH0533748Y2
JPH0533748Y2 JP7813487U JP7813487U JPH0533748Y2 JP H0533748 Y2 JPH0533748 Y2 JP H0533748Y2 JP 7813487 U JP7813487 U JP 7813487U JP 7813487 U JP7813487 U JP 7813487U JP H0533748 Y2 JPH0533748 Y2 JP H0533748Y2
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chamber
impeller
water
suction chamber
suction
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は自吸式ポンプに関し従来一般の自吸式
ポンプの改良に関する。
(ロ) 従来の技術及びその問題点 本考案が改良しようとする従来の自吸式ポンプ
の一般例を第3,4,5図に示す。第3図はその
縦断面図で駆動室ケース1とインペラ・ケース2
とポンプカバー3とからなり、駆動室ケース1と
インペラ・ケース2とは隔板4を介して結合さ
れ、ポンプカバー3はインペラ・ケース2をカバ
ーして取付けられるが仕切り板5で仕切られる。
インペラ・ケース2内にインペラ室6には従動用
マグネツト7を備えるインペラ8が上記隔板4に
取付けられるインペラ軸8aに回転自在に保持さ
れ、該インペラ室6の上部は気水分離室9とされ
る。8bは上記インペラ軸8aの軸受である。ポ
ンプカバー3はその内面正面図(第5図)に示さ
れるように上部中央部に設けられた仕切り壁10
により吸入室11と吐出室12とに仕切られ、該
仕切り壁10の下部は欠円形の隔壁13とされて
上記吸入室11の下部と連通する吸水室14を形
成する。上記仕切り板5の該吸水室14の該当個
所に円孔15があけられ、上記吸入室11の下部
はポンプの自吸作用用の水溜室16とされる。
上記第3図のA−A矢示図(インペラ・ケース
2の左側面図)を第4図に、そして上述の如くB
−B矢示図(ポンプカバー3の右側面図)を第5
図に示す。即ち上記第3図は第4,5図のC−C
断面図である。該第5図に示すようにポンプカバ
ー3は上記の如く吸入室11とその下部の水溜室
16と右側の吐出室12とに分けられ(水溜室1
6と吐出室12とはその下部で連通している)、
吸入室11上部に吸水ジヨイント17を吐出室1
2に吐出ジヨイント18を設ける。そして仕切り
板5には右側上部に上記インペラ・ケース2の気
水分離室9から吐出室12上部(吐出ジヨイント
18直下)に通ずる通口19とその下部にやはり
気水分離室9から吐出室12中間部に通ずる通口
20と、左側下部に水溜室16からインペラ室6
に通ずる還流孔21があけられている。上記通口
19,20及び還流孔21は第4,5図で点線で
示されている。
このように構成され、ポンプの始動時にはイン
ペラ室6、吸入室11及び吸入室11迄の配管内
には空気が残留しているので、先づこの空気を排
出しなければならない。そこで呼び水として水溜
室16・インペラ室6下部及び吐出室12の下部
には常に水を残しておいて、上記仕切り板に還流
孔21をあけ水溜室16とインペラ室6とを連通
させて、モータ(図示しない)が駆動されインペ
ラ8が回転(第4図のW矢示方向)されると、水
溜室16内の水は仕切り板5の還流孔21からイ
ンペラ室6に吸入され又同時に吸入室11内の空
気は吸水室14から吸入されてインペラ室6で水
と空気が混合されて気水分離室9に送られる。そ
して空気は仕切り板5の上部通口19を経て吐出
ジヨイント18から排出され水は下部通口20か
ら吐出室12下部に流下する。そして吐出室12
下部と上部水溜室16はその下部で連通している
から、気水分離室9には連続して水と空気が送ら
れ、上記の繰返しにより吸入室11内は満水にさ
れ吸送水運転即ち揚水作用が行われる。(図の矢
示W1は水の流れ方向、W2はポンプが定常運転に
入る迄の空気の流れ方向を示す)。
従来の自吸式ポンプは上記のような構成・作用
にされて、ポンプを駆動すれば自動的にポンプ内
の空気を排出して揚水作用が行われるようになる
ものであるが、流量が少ない場合は揚水運転が始
まつても上記吸入室11の上部に空気が残つてな
かなか抜けない。この為揚水運転の初期暫くの間
はこの空気が徐々に吸入水と一緒にインペラ室6
に吸入され、該室の圧力によつて急激につぶされ
異常な振動・騒音の発生及びポンプ性能の低下の
原因となる不具合が生ずる。
(ハ) 考案の目的 本考案は自吸運転の完了時には吸入室上部にも
空気の残留がないようにし、上記の如き不具合を
発生させない自吸式ポンプを提供することを目的
とするものである。
(ニ) 考案の構成 上記の如き従来型自吸式ポンプにおいて、ポン
プカバー3の吸入室11の上部でその上壁と吐出
室12との仕切り壁10とで形成される角部に、
残留空気を溜めるような空気角部を形成させない
ような傾斜壁を設ける。
(ホ) 実施例 第1図は上記第3,4,5図に示す従来の自吸
式ポンプを改良した本考案に係る自吸式ポンプの
改良点の実施例を示すもので、上記第5図同様の
ポンプカバー3の仕切り板5側から見たポンプカ
バー3の正面図であるが、該改良点は上記ポンプ
カバー3の吸入室11に関し、該吸入室の上部の
流水部において吸入ジヨイント17から急激に大
面積の室内に流水させないように、吸入室11の
上部壁11aと吸入室と吐出室12とに仕切る仕
切り壁10とで形成される吸入室11上部の空間
角部を形成させないよう傾斜壁22を設けたもの
である。
尚更にジヨイント17から吸入室11への水の
流入を上記傾斜壁22側へ向けさせるように第2
図(第1図同様のポンプカバー3の正面図でジヨ
イント17部を切断して示す)に示すようにジヨ
イント17の流水路23下部の吸入室11側壁1
1b側に傾斜部24を設けるのもよい。
(ヘ) 考案の作用・効果 上記のように本考案に係る自吸式ポンプによれ
ば、吸入室の上部はその断面積が漸増形(漏斗
状)にされて、水の流入路において急に拡張され
る角部がないので流入水の流量が少ない場合でも
吸入室上部に空気が残留することがなく、自吸運
転完了後にその残留空気が少しづつインペラ室に
吸入されて振動・騒音を発生させたりポンプ性能
の低下となるような不具合を生じさせることはな
くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自吸式ポンプのその考案
点を示すもので、ポンプカバーの仕切り板を外し
た正面図である。第2図は第1図のポンプカバー
の正面図と同一図であるが、その吸水ジヨイント
部を切断したものを示す。第3,4,5図は従来
の自吸式ポンプを示すもので、第3図はその縦断
面図(第4,5図のC−C断面図)第4図はイン
ペラ・ケースの正面図(第3図のA−A面図)、
第5図はポンプカバーの正面図(第3図のB−B
面図)である。 1……駆動室ケース、2……インペラ・ケー
ス、3……ポンプカバー、6……インペラ室、8
……インペラ、9……気水分離室、10……仕切
り壁、11……吸入室、11a……吸入室上部
壁、12……吐出室、16……水溜室、22……
傾斜壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸入室11と水溜室16と吐出室12とを形成
    するポンプカバー3とインペラ8を納めるインペ
    ラ室6と気水分離室9を形成するインペラケース
    2とインペラ8を駆動する駆動機を収納する駆動
    室ケース1との3体からなる自吸式ポンプにおい
    て、上記ポンプカバー3の吸入室11の上部壁1
    1aと吸入室11と吐出室12とを仕切る仕切り
    壁10とで形成される吸入室11上部の空間角部
    を作らせないための傾斜板22を設けたことを特
    徴とする自吸式ポンプ。
JP7813487U 1987-05-26 1987-05-26 Expired - Lifetime JPH0533748Y2 (ja)

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JP7813487U JPH0533748Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

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JP7813487U JPH0533748Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

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JPS63186992U JPS63186992U (ja) 1988-11-30
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JP4594668B2 (ja) * 2004-07-27 2010-12-08 日本電産シバウラ株式会社 自吸式ポンプ

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