JP3142695B2 - 液体吸排装置 - Google Patents

液体吸排装置

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JP3142695B2
JP3142695B2 JP05227761A JP22776193A JP3142695B2 JP 3142695 B2 JP3142695 B2 JP 3142695B2 JP 05227761 A JP05227761 A JP 05227761A JP 22776193 A JP22776193 A JP 22776193A JP 3142695 B2 JP3142695 B2 JP 3142695B2
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liquid
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suction
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JP05227761A
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JPH0742689A (ja
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泰人 窪
司 加藤
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Tsurumi Manufacturing Co Ltd
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Tsurumi Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、竪型水中遠心ポンプを用
いた液体吸排装置であつて、特に空気を吸込み易い低水
位での排水、フロアーの溜り水の吸い取りなど残水処理
に供して有効なものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】周知のように残水処理時にお
いては、吸込口から水と共に空気を吸い込むことが多
い。本来水中遠心ポンプでは空気の吸い込みを好まない
が、水中遠心ポンプを用いた残水処理機ではポンプ渦流
室内への自吸水の流入が気液分離槽内の容入水の自重に
より行わなれているため、ポンプ渦流室の空気追い出し
を有効に行なわせるためには大容積の気液分離槽が必要
となり、大型化と共に大重量化して可搬式のものには不
向きであり、機動性を要する液体吸排作業には対応し得
ないという憾みがある。
【0003】 また、残水処理時のみでなく通常水位での
液体吸排時においても、長時間の運転により次第にポン
プ渦流室内に空気溜りが形成されるため、例えば実開平
3−13492号公報や実開平5−7992号公報に見
られるよう、水中攪拌機や曝気装置などで採用される攪
拌作用の強力な渦流室構成により、気液混合体として吐
出させると共に揚水の一部を呼び水として渦流室内へ還
流させという手法も広く用いられている。しかしこの手
法は通常水位での長時間運転には有効であるが、混合さ
れた気液の分離作用が緩慢で還流水自体の混気率が高い
ため、残水処理時など空気を多量に吸い込む場合には機
能しなくなる。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的は、竪型水中遠心ポンプを
用いた液体吸排装置において、大容積の気液分離槽を必
要とすることなく、極小容積の気液分離室で早期に気液
分離作用を行なわせ、混気率の低い液体を自吸水として
還流させて渦流室内の空気追い出し効果を高め、空気
吸い込み易い残水処理作業にも有効に機能し、且つ小型
軽量化により可搬式として機動性に優れた構造を提供す
ることにある。
【0005】
【発明の構成】本発明に係る液体吸排装置では、竪型
中遠心ポンプを用いた液体吸排装置において、上壁の縁
部より周壁を導下させて逆凹字状に形成したポンプケー
シングと、上記周壁の下面に定着され中央に吸込孔を穿
設してその周辺に自吸孔を配設した下壁とによって内部
にポンプ渦流室を構成させ、ポンプ渦流室の中側から外
側方向へ抜ける横孔状の第1送出路を開設してその終端
を上方へ開口させてポンプ吐出口へ連通させ、ポンプ渦
流室の内側下方部から外側方向へ抜ける横孔状の第2送
出路を開設してその終端を縦孔状の気液分離室に形成
し、該気液分離室の開口上端面をポンプ吐出口へ連通さ
せ、且つ、下壁の裏側より外端部を気液分離室の直下へ
開口させると共に内端部を自吸孔へ導通させた還水路を
横設した。
【0006】
【実施例】以下実施例の図面により説明をする。
【0007】1は合成ゴムで塑造されたポンプケーシン
グであり、上壁1aの縁部より周壁1bを導下させて逆
凹字状に形成し、耐食性硬質円板の中央に吸込孔2を穿
設してその周辺に自吸孔3・・3を配設した下壁1cの
縁部を上記周壁1bの下面に定着させて内部をポンプ渦
流室4に構成する。5はポンプ渦流室4の上方に立設さ
れたモータ室、6はモータ室5の外周に繞設された吐出
水路であって、ポンプ吸込口7およびポンプ吐出口8と
連通する。ポンプ吸込口7内には逆止弁9が装備され、
先端外周は吸込ホース(図示せず)の接続部10に形成
されている。吸込ホースの導出先端部は供液源の状況に
合せて適当なる吸込口に形成される。出願人が先に開発
した特許第1143367号におけるよう、例えば液深
の極めて浅い場合の吸液に適した吸口、あるいは汚水用
ストレーナ付きの吸口等を各種取揃えておき、これらを
任意に脱着交換し得るような構造とする。ポンプ吐出口
8の先端外周は排送用ホース(図示せず)の接続部11
に形成せられ、排送用ホースの導出先端部は所定の廃棄
場所まで伸延させる。12は吐出水路6の上方部に開設
された呼水孔、13は呼水孔12を閉塞するためのプラ
グである。14はモータ室5からポンプ渦流室4内へ導
下された回転軸、15はポンプ渦流室4内において回転
軸14に嵌着された羽根車である。19はケーシング周
壁1bの外周部に穿設された縦孔状の気液分離室、20
は気液分離室19と自吸孔3とを連通させる還水路であ
り、ケーシング下壁1cの裏側から、外端部を気液分離
室19の直下へ開口させると共に内端部を自吸孔3へ導
通させた状態で底板23の上面は溝状に横設されてい
る。ケーシング下壁1cの下面に定着される底板23は
芯金の要部を合成ゴムにより被覆させた構造となってい
る。16はケーシング周壁1bに穿設された縦孔状の導
通路であり、逆止弁9を介してポンプ吸込口7と導通す
る。17は導通路16と吸込孔2とを連通させる吸込路
であり、ケーシング下壁1cの裏側から、外端部を導通
路16の直下へ開口させると共に内端部を吸込孔2へ導
通させた状態で底板23の上面へ溝状に横設されてい
る。18aはポンプ渦流室4の内側から外側方向へ抜け
るようケーシング周壁1bに横設された第1送出路であ
って、その終端を上方へ開放されて吐出水路6と連通す
る。18bはポンプ渦流室4の内側下方部から外側方向
へ抜けるようケーシング周壁1bに横設された第2送出
路であって、ケーシング周壁外周部の気液分離室19を
介して吐出水路6および還水路20と連通する。21は
第1送出路18aの下部から気液分離室19内へ通ず
るよう穿設された転送路、22はケーシング周壁1bの
要所に穿設された取付ビス挿通孔であって、底板23の
取付ビス挿通孔24および外胴25のビスねじ込み孔2
6と同心状に穿設されており、取付ビスによって外胴2
5、ポンプケーシング1および底板23の三部材は一体
に結合される。27はヘッドカバー28上に附設された
提手である。
【0008】
【作用】使用時には、ポンプ渦流室4内が満水状態とな
るよう呼水孔12から給水しておき、提手27を把持し
て本装置を任意の場所に移動させ、ポンプ吸込口7から
導出された吸込ホースの先端吸液口を所望の供液源に挿
入し、呼水孔12をプラグ13により閉塞した状態でモ
ータを駆動させる。
【0009】吸込路17を経てポンプ渦流室4内へ吸込
まれた気液の多くは、第1送出路18aから吐出水路6
を通過する過程でモータ室5を冷却させつつポンプ吐出
口8から送り出され、排送用ホースにより所定の廃棄場
所まで運ばれる。第2送出路18bからはポンプ渦流室
4内下方部の混気率の低い液体のみが送出されるのであ
り、第2送出路18bの上縁eに遮ぎられて停滞する混
気率の高い液体は、ケーシング周壁1bの内周iに沿っ
て第1送出路18a内へ誘導され、その上面開口部から
吐出水路6内へ上昇して行くのである。また、第2送出
路18bを通過した前記混気率の低い液体は、気液分離
室19内で更に気液分離されて気体は吐出水路6内へ上
昇し、液体は下降し還水路20内を通って自吸孔3から
ポンプ渦流室4内へ自吸水として還戻される。なお、第
1送出路18aから送出された気液もその全てが吐出水
路6内へ上昇するというのではなく、混気率の低い一部
の液体は第1送出路18aから転送路21を通過して気
液分離室19内へ転送され、ここで更に気液分離されて
気体は吐出水路6内へ上昇し、液体は還水路20内へ下
降して自吸孔3からポンプ渦流室4内へ自吸水として還
戻されるが、第1送出路18a内で転送路21の上縁s
に遮ぎられた大方の気液は吐出水路6内へ上昇する。
【0010】上述のように、吐出水の一部を自吸水とし
て利用し、且つ気液送出路の高低差によって混気率の低
い状態に生成された自吸水をポンプ渦流室4内から強制
的に還戻させつつ液体の吸排作業を行なわせるのであ
る。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、従来のように大容積の
気液分離槽を必要とすることなく、極小容積の気液分離
室で早期に十分な気液分離作用を行なわせることがで
き、混気率の低い液体の還戻作用でポンプ渦流室内の空
気追い出し効果を高められ、渇水状態での空気の大量吸
込みにも対応し得るので、空気を吸込み易い残水処理作
業にも有効に機能し、且つ小型軽量化により可搬式とし
て機動性に優れた液体吸排装置を構成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明液体吸排装置の要部縦断側面図であっ
て、ポンプ渦流室が第1送出路の上面開口部を介して吐
出水路と導通する経路を開示したものである。
【図2】本発明液体吸排装置の要部縦断側面図であっ
て、ポンプ渦流室が気液分離室を介して吐出水路および
自吸水孔と導通する経路を開示したものである。
【図3】本発明液体吸排装置の要部縦断側面図であっ
て、ポンプケーシングおよび底板と外胴との結合構造を
開示したものである。
【図4】本発明液体吸排装置におけるポンプケーシング
の下壁を除去した状態での平面図である。
【図5】本発明液体吸排装置におけるポンプケーシング
の下壁を除去した状態での底面図である。
【図6】本発明液体吸排装置における底板の平面図であ
る。
【図7】本発明液体吸排装置における外胴の縦断側面図
である。
【図8】本発明液体吸排装置におけるポンプケーシング
の縦断側面図である。
【図9】本発明液体吸排装置における底板の縦断側面図
である。
【符号の説明】
1 ポンプケーシング1a ケーシング上壁 1b ケーシング周壁 1c ケーシング下壁 2 吸込孔 3 自吸孔 4 ポンプ渦流室 8 ポンプ吐出口 18a 第1送出路 18b 第2送出路 19 気液分離室 20 還水路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 13/08 F04D 9/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竪型水中遠心ポンプを用いた液体吸排装
    置において、上壁(1a)の縁部より周壁(1b)を導
    下させて逆凹字状に形成したポンプケーシング(1)
    と、上記周壁(1b)の下面に定着され中央に吸込孔
    (2)を穿設してその周辺に自吸孔(3)を配設した下
    壁(1c)とによって内部にポンプ渦流室(4)を構成
    させ、ポンプ渦流室(4)の内側から外側方向へ抜ける
    横孔状の第1送出路(18a)を開設してその終端を上
    方へ開口させてポンプ吐出口(8)へ連通させ、ポンプ
    渦流室(4)の内側下方部から外側方向へ抜ける横孔状
    の第2送出路(18b)を開設してその終端を縦孔状の
    気液分離室(19)に形成し、該気液分離室(19)の
    開口上端面をポンプ吐出口(8)へ連通させ、且つ、下
    壁(1c)の裏側より外端部を気液分離室(19)の直
    下へ開口させると共に内端部を自吸孔(3)へ導通させ
    た還水路(20)を横設したことを特徴とする液体吸排
    装置。
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