JP2002128956A - 高分子用添加剤 - Google Patents

高分子用添加剤

Info

Publication number
JP2002128956A
JP2002128956A JP2000332635A JP2000332635A JP2002128956A JP 2002128956 A JP2002128956 A JP 2002128956A JP 2000332635 A JP2000332635 A JP 2000332635A JP 2000332635 A JP2000332635 A JP 2000332635A JP 2002128956 A JP2002128956 A JP 2002128956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
inorganic layered
layered compound
weight
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000332635A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002128956A5 (ja
Inventor
Tomohisa Fukao
朋尚 深尾
Taiichi Sakatani
泰一 阪谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2000332635A priority Critical patent/JP2002128956A/ja
Publication of JP2002128956A publication Critical patent/JP2002128956A/ja
Publication of JP2002128956A5 publication Critical patent/JP2002128956A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形品への剛性、耐熱性、寸法安定性、難燃
性、ガスバリア性などを付与し得る高分子用添加剤にお
いて、その使用時に起こる成形品の印刷性低下を改良し
たものを提供する。 【解決手段】不純物の量が3重量%未満である無機層状
化合物を高分子に添加して成形品とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高分子用添加剤、
およびそれを用いた高分子組成物および成形品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高分子成形品の剛性、耐熱性、寸
法安定性、難燃性、ガスバリア性などの性能を改良する
目的で、粘土鉱物などの扁平な無機化合物、いわゆる無
機層状化合物が添加剤として利用されている。
【0003】例えば、剛性、耐熱性または寸法安定性が
改良された成形品は特開平6−248176号公報等
に、難燃性が改良された成形品は特開2000−226
585号公報等に、ガスバリア性が改良された成形品は
特開平6−93133号公報、特開平7−304128
号公報等にそれぞれ開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、無機層
状化合物からなる従来の高分子用添加剤を用いると、成
形品の剛性、耐熱性、寸法安定性、難燃性、ガスバリア
性などは改良されるものの、成形品表面の印刷性が低下
するという問題が生じることがある。すなわち、成形品
表面にインキで印刷を施したときに、インキの抜けが生
じることがある。
【0005】本発明は、上記問題を解決しようとするも
のであり、その主要な目的は、無機層状化合物を主成分
とする高分子用添加剤であって、その高分子への配合に
よって高分子には剛性、耐熱性、寸法安定性、難燃性、
ガスバリア性などが付与され、それが配合された高分子
からなる成形品の表面は印刷性に優れるような高分子用
添加剤を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成すべく鋭意検討した結果、不純物の量が3重量
%未満である無機層状化合物が高分子用添加剤として優
れることを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち本発明は、不純物の量が3重量%
未満である無機層状化合物からなることを特徴とする高
分子用添加剤を提供する。また本発明は、上記無機層状
化合物と高分子とからなることを特徴とする高分子組成
物を提供する。更に本発明は、上記無機層状化合物と高
分子とからなる高分子組成物からなることを特徴とする
成形品を提供する。更に本発明は、上記無機層状化合物
と高分子とからなる高分子組成物を含有してなることを
特徴とする塗料を提供する。更に本発明は、上記無機層
状化合物と高分子とからなる高分子組成物を含有してな
る塗料から形成された被膜層を基材表面上に有すること
を特徴とする成形品を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて必要に応じて図面を参照しつつ説明する。本発明の
高分子用添加剤の必須成分である無機層状化合物とは、
図1に示すように単位結晶層31、31、・・・が互い
に積み重なって層状構造を構成している無機化合物であ
る。本発明において、上記無機層状化合物は、膨潤およ
び/または劈開した状態において、平均粒径が10μm
以下であることが好ましい。剛性、耐熱性、寸法安定
性、難燃性およびガスバリア性の改良の観点からは、無
機層状化合物のアスペクト比は20〜10000の範囲
内にあることが好ましく、50〜5000の範囲内にあ
ることがより好ましく、200〜3000の範囲内にあ
ることが特に好ましい。アスペクト比が10000を超
える無機層状化合物はその製造が技術的に難しく、また
高価である。無機層状化合物の平均粒径が3μm以下で
あると、無機層状化合物による製品の透明性の阻害作用
は著しく低減され、特に平均粒径が1μm以下のもの
は、透明性が特に重視されるフィルム、シート、ボトル
などにおいて好ましく用いられる。
【0009】本発明において、無機層状化合物の平均粒
径は、該化合物を溶媒中で膨潤および/または劈開させ
た状態での回折/散乱法により求められる値である。ま
た、無機層状化合物のアスペクト比とは、粉末X線回折
法により求められる無機層状化合物の単位結晶層31の
厚みに対する前記平均粒径の比である。
【0010】本発明の高分子用添加剤の必須成分(実体
成分)である無機層状化合物としては、例えば、特開平
7−247374号公報に記載された無機層状化合物が
挙げられる。具体的には、グラファイト、リン酸塩系誘
導体型化合物(リン酸ジルコニウム系化合物等)、カル
コゲン化物、粘土鉱物等を挙げることができる。上記カ
ルコゲン化物とは、IV族(Ti,Zr,Hf)、V族
(V,Nb,Ta)またはVI族(Mo,W)のジカル
コゲン化物であって、化学式MX2(式中、MはIV族
またはVI族の元素を表し、Xはカルコゲン(S,S
e,Te)を表す)で示される化合物である。本発明の
高分子用添加剤は、一種類の無機層状化合物から成って
いてもよく、また、二種類以上の無機層状化合物の混合
物から成っていてもよい。
【0011】無機層状化合物の中でも、大きなアスペク
ト比を容易に達成し得る点で、溶媒中で膨潤および/ま
たは劈開する性質を有するものが好ましく、溶媒中で膨
潤しかつ劈開する性質を有するものが特に好ましい。溶
媒中での無機層状化合物の膨潤性および劈開性は、後述
する膨潤性試験および劈開性試験により評価することが
できる。
【0012】[膨潤性試験]100mLメスシリンダー
に溶媒100mLを入れ、これに無機層状化合物2gを
徐々に加える。23℃にて24時間静置後、上記メスシ
リンダー内における無機層状化合物分散層と上澄み層と
の界面の目盛から無機層状化合物分散層の体積(mL)
を読む。この数値(膨潤値)が大きい程、無機層状化合
物の膨潤性が高い。
【0013】[劈開性試験]無機層状化合物30gを溶
媒1500mLに徐々に加え、分散機(商品名:デスパ
MH−L;浅田鉄工株式会社製;羽根径=52mm;回
転数=3100rpm;容器容量=3L;底面−羽根間
の距離=28mm)にて、周速8.5m/分、23℃で
90分間分散させた後、この分散液100mLをメスシ
リンダーに採取する。60分静置後、上記メスシリンダ
ー内における無機層状化合物分散層と上澄み層との界面
の目盛から無機層状化合物分散層の体積(mL)を読
む。この数値(劈開値)が大きい程、劈開性が高い。
【0014】上記膨潤性試験および劈開性試験において
用いられる溶媒は、無機層状化合物の密度よりも密度の
小さい溶媒である。上記無機層状化合物が天然の膨潤性
粘土鉱物である場合、溶媒として水を用いることが好ま
しい。
【0015】無機層状化合物の膨潤性については、上述
した膨潤性試験において静置後の無機層状化合物分散層
の体積が約5mL以上であることが好ましく、約20m
L以上であることがより好ましい。すなわち、無機層状
化合物の膨潤値は5以上が好ましく、20以上がより好
ましい。
【0016】一方、無機層状化合物の劈開性について
は、上述した劈開性試験において静置後の無機層状化合
物分散層の体積が約5mL以上であることが好ましく、
約20mL以上であることがより好ましい。すなわち、
無機層状化合物の劈開値は5以上が好ましく、20以上
がより好ましい。
【0017】無機層状化合物としては、粘土鉱物が好ま
しく、分散媒中で膨潤および/または劈開する粘土鉱物
が特に好ましい。粘土鉱物の具体例としては、カオリナ
イト、ディッカイト、ナクライト、ハロイサイト、アン
チゴライト、クリソタイル、パイロフィライト、モンモ
リロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイ
ト、ソーコナイト、スチブンサイト、ヘクトライト、テ
トラシリリックマイカ、ナトリウムテニオライト、白雲
母、マーガライト、タルク、バーミキュライト、金雲
母、ザンソフィライト、緑泥石等が挙げられる。
【0018】粘土鉱物の中でも、スメクタイト族、マイ
カ族、およびバーミキュライト族の粘土鉱物が好まし
く、スメクタイト族が特に好ましい。スメクタイト族の
好ましい粘土鉱物としては、例えば、モンモリロナイ
ト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ソー
コナイト、スチブンサイトおよびヘクトライトが挙げら
れる。また、有機物で処理した粘土鉱物(以下、有機修
飾粘土鉱物と称する場合がある)も本発明の高分子用添
加剤の原体として適用することができる。
【0019】無機層状化合物を膨潤および/または劈開
させる分散媒としては、無機層状化合物が天然の膨潤性
粘土鉱物の場合には、水、アルコール類(メタノール、
エタノール、プロパノール、イソプロパノール、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコールなど)、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトン等が挙
げられ、その中でも、水やアルコール類が好ましい。ま
た、無機層状化合物が有機修飾粘土鉱物の場合には、上
記分散媒としては、芳香族炭化水素類(ベンゼン、トル
エン、キシレンなど)、エーテル類(ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフランなど)、ケトン類(アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)、
脂肪族炭化水素類(n−ペンタン、n−ヘキサン、n−
オクタンなど)、ハロゲン化炭化水素類(クロロベンゼ
ン、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタン、1,
2−ジクロロエタン、パークロロエチレンなど)、酢酸
エチル、メタクリル酸メチル(MMA)、フタル酸ジオ
クチル(DOP)、ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシド、メチルセロソルブ、シリコーンオイルなど
が挙げられる。
【0020】本発明において、無機層状化合物が含有す
る不純物とは、該無機層状化合物に含有される無機層状
化合物の実体成分以外の成分を意味する。例えば、無機
層状化合物が合成品である場合には、その原料となる化
合物や合成過程で発生する無機層状化合物以外の化合物
などが、また無機層状化合物が天然物である場合には、
採掘時に夾雑した無機層状化合物以外の天然鉱物などが
主な不純物となる。不純物の具体例としては、酸化ケイ
素、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、長石、炭酸
カルシウムなどが挙げられる。無機層状化合物が粘土鉱
物である場合には、無機層状化合物は珪酸化合物や炭酸
化合物を不純物として含むことが多い。天然モンモリロ
ナイトには、酸化ケイ素および炭酸カルシウムが不純物
として多く含まれる。中でも石英状酸化ケイ素(玉髄)
は、これを含む天然モンモリロナイトを成形体中に配合
した場合に、成形体表面の印刷性に著しい悪影響を及ぼ
す。不純物の中でも、長径が1μm以上のもの、特に長
径が3μm以上のものが印刷性への悪影響が大きい。
【0021】本発明の高分子用添加剤は、不純物の含有
量が3重量%未満である無機層状化合物からなることを
特徴とするが、無機層状化合物中の不純物量は1重量%
未満が好ましく、0.5重量%未満がより好ましい。本
発明において、不純物の量の不純物の組成に応じた適宜
の測定方法により測定することができる。例えば、赤外
分光スペクトル測定、粉末X線回折測定、元素分析など
により不純物量を求めることができる。
【0022】本発明の高分子用添加剤は、不純物を3重
量%以上含有する無機層状化合物から不純物の少なくと
も一部を除去することにより製造することができる。具
体的には、不純物を3重量%以上含有する無機層状化合
物を溶媒に分散させ、少なくとも一部の不純物を除去す
ることにより製造することができる。より具体的には、
不純物の除去方法としては、無機層状化合物を溶媒に分
散させ、少なくとも一部の不純物を沈降させ、次いで不
純物比率が低減された上層部を分取し、溶媒を除去する
という一連の操作を、不純物量が所望の値になるまで適
当な回数反復する方法が好ましく用いられる。分散液中
の無機層状化合物濃度が低いほど、または沈降時間が長
いほど、または重力の大きいほど、または上澄み液の量
が少ないほど、不純物の除去効果は大きい。不純物の沈
降および分離は、通常の遠心分離装置やデカンターなど
を用いて行なうことができる。
【0023】本発明の高分子用添加剤を高分子に添加す
ることにより、成形体表面の印刷性を損うことなくその
高分子の成形体の剛性、耐熱性、寸法安定性、難燃性、
ガスバリア性などを向上させることができる。本発明の
高分子用添加剤の適用対象となる高分子またはその前駆
体としては、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、重合性モノ
マー、化学変化して高分子を形成しうる有機金属化合
物、無機高分子が挙げられる。本発明の高分子用添加剤
は、一種類の高分子に添加することもできるし、二種類
以上の高分子の混合物に添加することもできる。
【0024】本発明の高分子用添加剤を好適に適用する
ことができる熱硬化性樹脂としては、例えばビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、臭素
化フェノールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型
エポキシ樹脂、ポリグリシジルアミン型エポキシ樹脂、
水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、オルソクレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂、水溶性エポキシ樹脂など
のエポキシ樹脂、キシレンホルムアルデヒド樹脂、グア
ナミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、フェノール樹
脂、エポキシアクリレート樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、メラミン樹脂、マレイン酸樹
脂、ユリア樹脂、ポリイミド樹脂などが挙げられる。
【0025】本発明の高分子用添加剤を好適に適用する
ことができる熱可塑性樹脂としては、例えば低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、エチレン/プロピレン
共重合体、エチレン/ブテン共重合体、エチレン/ヘキ
セン共重合体、エチレン/オクテン共重合体、ポリプロ
ピレン、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/メ
チルメタクリレート共重合体、アイオノマー樹脂等のポ
リオレフィン系樹脂;ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート
等のポリエステル系樹脂;ナイロン−6、ナイロン−
6,6、メタキシレンジアミン/アジピン酸縮重合体、
ポリメチルメタクリルイミド等のアミド系樹脂;ポリメ
チルメタクリレート等のアクリル系樹脂;ポリスチレ
ン、スチレン/アクリロニトリル共重合体、スチレン/
アクリロニトリル/ブタジエン共重合体、ポリアクリロ
ニトリル等のスチレン系樹脂、スチレン/アクリロニト
リル系樹脂およびアクリロニトリル系樹脂;トリ酢酸セ
ルロース、ジ酢酸セルロース等の疎水化セルロース系樹
脂;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化
ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン等のハロゲン
含有樹脂;ポリビニルアルコール、エチレン/ビニルア
ルコール共重合体、セルロース誘導体等の水素結合性樹
脂;ポリカーボネート樹脂、ポリサルホン樹脂、ポリエ
ーテルサルホン樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹
脂、ポリフェニレンオキシド樹脂、ポリメチレンオキシ
ド樹脂、液晶樹脂等のエンジニアリングプラスチック系
樹脂が例示される。
【0026】本発明の高分子用添加剤を好適に適用する
ことができる高分子前駆体である重合性モノマーとして
は、例えばアクリル酸、アクリル酸ナトリウム、アクリ
ル酸亜鉛、アクリル酸マグネシウム、アクリル酸カルシ
ウム、アクリル酸アルミニウム、アクリル酸メチル、ア
クリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸デシ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸シクロヘキシ
ル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸ジエチルアミノエ
チル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アクリル酸2
−ヒドロキシプロピル、アクリル酸ジメチルアミノエチ
ル、アクリル酸グリシジルなどのアクリル酸誘導体、メ
タクリル酸、メタクリル酸ナトリウム、メタクリル酸亜
鉛、メタクリル酸マグネシウム、メタクリル酸カルシウ
ム、メタクリル酸アルミニウム、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリ
ル酸デシル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸2
−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリ
ル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジル、メタクリ
ル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸2−ヒドロキ
シエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタ
クリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸グリシジ
ルなどのメタクリル酸誘導体、1,4−ブタンジオール
ジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペン
タエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリ
トールペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘ
キサアクリレート、ジグリシジルビスフェノールAジア
クリレート、ネオペンチルグリコールヒドロキシピバリ
ン酸エステルジアクリレートなどの多官能アクリル酸誘
導体、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、1,
6−ヘキサンジオールジメタクリレート、トリメチロー
ルプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトール
トリメタクリレート、ジペンタエリスリトールペンタメ
タクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリ
レート、ジグリシジルビスフェノールAジメタクリレー
ト、ネオペンチルグリコールヒドロキシピバリン酸エス
テルジメタクリレートなどの多官能メタクリル酸誘導
体、アクリルアミド、アクリロニトリル、炭酸ビニル、
酢酸ビニルなどが挙げられる。
【0027】本発明の高分子用添加剤を好適に適用する
ことができる高分子前駆体である有機金属化合物として
は、例えば、次式M(OR)n(Mは酸化数3〜4の金
属元素、Rはアルキル基、nは金属元素Mの酸化数であ
る)で表される金属アルコキシドが挙げられる。酸化数
3〜4の金属元素Mとしては、例えば、Si、Ti、A
lおよびZrが挙げられ、これらのうち、SiおよびA
lが好ましく、MがSiであるものとAlであるものと
の併用も好ましい。
【0028】本発明の高分子用添加剤を好適に適用する
ことができる無機高分子としては、ポリシラザン、ポリ
シラン、ポリサルファーナイトライドなどが挙げられ
る。
【0029】熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、重合性モノ
マー、化学変化して高分子を形成しうる有機金属化合物
および無機高分子の中でも、本発明の高分子用添加剤の
適用対象としては以下に述べる高水素結合性樹脂が好ま
しい。
【0030】高水素結合性樹脂とは、架橋性官能基であ
る水素結合性基またはイオン性基を有する樹脂である。
該高水素結合性樹脂中の水素結合性基またはイオン性基
の含有量(両者を含む場合には両者の合計量)は、通常
は20重量%〜60重量%の範囲内であり、好ましくは
30重量%〜50重量%の範囲内である。水素結合性基
およびイオン性基の含有量は、核磁気共鳴(例えば、1
H−NMR、13C−NMR等)によって測定することが
できる。
【0031】上記高水素結合性樹脂が有する水素結合性
基とは、水素結合が可能な基であり、具体的には、水酸
基、アミノ基、カルボキシル基、スルホン酸基、燐酸基
などが挙げられる。また、イオン性基とは、イオン結合
が可能な基であり、具体的には、カルボキシレート基、
スルホン酸イオン基、燐酸イオン基、アンモニウム基、
ホスホニウム基などが挙げられる。これら水素結合性基
およびイオン性基の中でも特に好ましいのは、水酸基、
アミノ基、カルボキシル基、スルホン酸基、カルボキシ
レート基、スルホン酸イオン基、アンモニウム基などで
ある。
【0032】上記高水素結合性樹脂の具体例としては、
ポリビニルアルコール(PVA)、多糖類、エチレン/
ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリアクリル
酸およびそのエステル類、ポリアクリル酸ナトリウム、
ポリスチレンスルホン酸、ポリスチレンスルホン酸ナト
リウム、ポリエチレンイミン、ポリアリルアミンおよび
その4級アンモニウム塩、ポリビニルチオール、ポリグ
リセリン等が挙げられる。
【0033】上記のPVAとしては、例えば、ビニルア
ルコールと酢酸ビニルとの共重合体であり、酢酸ビニル
重合体の酢酸エステル部分を加水分解ないしエステル交
換(けん化)して得られるポリマー;トリフルオロ酢酸
ビニル重合体、ギ酸ビニル重合体、ピバリン酸ビニル重
合体、tert−ブチルビニルエーテル重合体、トリメ
チルシリルビニルエーテル重合体等をけん化して得られ
るポリマー等が挙げられる。PVAの詳細については、
例えば、ポバール会編の「PVAの世界」(1992
年、(株)高分子刊行会)および「ポバール」(198
1年、(株)高分子刊行会、長野等著)に記載されてい
る。
【0034】PVAのけん化率は、70モル%以上であ
ることが好ましく、85モル%以上であることがより好
ましく、98モル%以上であることが特に好ましく、P
VAは完全けん化物であることが最も好ましい。また、
PVAの重合度は、100〜5000の範囲内であるこ
とが好ましく、200〜3000の範囲内であることが
より好ましい。また、PVAは、PVAが少量の共重合
モノマーで変性されてなる変性体(以下、PVAの変性
体と称する)であってもよい。
【0035】上記多糖類とは、種々の単糖類の縮重合に
よって合成される高分子であり、本発明では、該高分子
に化学修飾を施したものも含まれる。かかる多糖類とし
ては、セルロース、セルロース誘導体(ヒドロキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースなど)、アミロース、アミロペクチ
ン、プルラン、カードラン、ザンタン、キチン、キトサ
ンなどが挙げられる。
【0036】また、上記のエチレン/ビニルアルコール
共重合体(EVOH)としては、ビニルアルコール分率
が40モル%〜80モル%の範囲内のものが好ましく、
ビニルアルコール分率が45モル%〜75モル%の範囲
内ものが特に好ましい。該EVOHのメルトインデック
ス(MI)は特に限定されないが、温度190℃、荷重
2160gの条件下で、0.1g/10分以上、50g
/10分以下であることが好ましい。EVOHは、EV
OHが少量の共重合モノマーで変性されてなる変性体
(以下、EVOHの変性体と称する)であってもよい。
【0037】これらの樹脂の中から一種類のみを用いて
もよく、二種類以上を組み合せて用いてもよい。これら
の樹脂の中でも、PVAおよびその変性体、多糖類、E
VOHおよびその変性体が特に好適である。また、例え
ば特開平3−93542号公報に記載された分子内にシ
リル基を有する化合物の少なくとも一種で変性されたポ
リビニルアルコール系樹脂も好ましい。
【0038】上記高水素結合性樹脂は、勿論それ単独で
用いられてもよいが、共重合可能な他の単量体との共重
合体としたり、混合可能な他の樹脂化合物と併用するこ
とができる。併用可能な樹脂としては、ポリエステル系
樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキ
シ樹脂、メラミン樹脂などを挙げることができる。
【0039】また、高水素結合性樹脂には、該高水素結
合性樹脂と架橋反応し得る架橋剤を配合することができ
る。架橋剤の配合量に特に制限はなく、有効量の架橋剤
を使用すればよい。上記の架橋剤としては、柔軟性を維
持したままで高水素結合性樹脂層に架橋構造を付与する
ことができることから、有機金属化合物が特に好適であ
る。ここで用いる有機金属化合物は、高水素結合性樹脂
と架橋反応して配位結合、水素結合、イオン結合などを
形成し得る化合物である。
【0040】上記有機金属化合物の好適な例としては、
前述の各種金属アルコキシドも含めて、チタン有機化合
物、ジルコニウム有機化合物、アルミニウム有機化合
物、および珪素有機化合物などが挙げられる。上記有機
金属化合物の中でも、キレート化合物、例えばアセチル
アセトナートのようなキレート性の配位子を有し、高水
素結合性樹脂と配位結合する有機金属化合物が、架橋反
応性が適度であることから好ましい。
【0041】また、架橋剤として上記珪素有機化合物で
あるシランカップリング剤も好ましく用いることができ
る。使用することができるシランカップリング剤として
は、有機反応性基含有オルガノアルコキシシラン、特
に、エポキシ基を有するオルガノアルコキシシランが好
適である。具体的には、例えばγ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチ
ルジエトキシシラン、およびβ−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシランがある。この
ようなシランカップリング剤は1種類のみを用いてもよ
く、また2種類以上を組み合せて用いてもよい。上記金
属アルコキシドと併用することも好ましい。
【0042】特開平8−99390号公報に記載の方法
に準じた方法、すなわち、前述の有機金属化合物、高水
素結合性樹脂、ゾル−ゲル法触媒、酸、溶媒などを混合
して塗工液を調製し、該塗工液中で重縮合反応を一部進
行させた後、これを基材フィルムに塗工し、乾燥させ、
該乾燥工程で更に重縮合反応を進行させる方法により有
効な架橋を行うことができる。
【0043】更には、ホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、グリオギザールなどのアルデヒド系架橋剤、水溶
性多官能エポキシなどエポキシ系架橋剤、多官能イソシ
アネート化合物などのイソシアネート系架橋剤、メチロ
ール化メラミンなどのメラミン系架橋剤などの有機架橋
剤も好適に用いられる。
【0044】無機層状化合物からなる本発明の高分子用
添加剤と高分子とを混合する方法には特に制限はなく、
高分子の性状等に応じて適宜の方法を採用することがで
きる。簡単には、高分子用添加剤と高分子とをドライブ
レンドする方法、あるいは、高分子用添加剤と高分子と
を熱混練する方法などがある。この場合、高分子用添加
剤と高分子のうちの少なくとも一方を溶媒に分散または
溶解させた状態で、両者を混合した後、溶媒を取り除く
方法もよい。両者を均一に混合することができ、また、
操作が容易であることから、両者を分散およびまたは溶
解してなる液とし、これを混合する方法が好ましく用い
られる。例えば、高分子の溶液と、高分子用添加剤を膨
潤および/または劈開させてなる分散液とを混合する方
法、高分子用添加剤を膨潤および/または劈開させてな
る分散液を高分子に添加し、該高分子を上記分散液に溶
解させる方法、および高分子の溶液に高分子用添加剤を
添加し、前記溶液で該高分子用添加剤を膨潤および/ま
たは劈開させて分散液とする方法が好適に用いられる。
【0045】このようにして得られる高分子と無機層状
化合物とからなる高分子組成物を、熱成形、反応成形な
どにより成形して成形品を得ることができる。また、上
記高分子組成物の分散液である塗料を基材に塗布し、乾
燥および/または硬化することにより、不純物量が3重
量%未満である無機層状化合物と高分子とからなる高分
子組成物を含有してなる塗料から形成された被膜層を基
材表面上に有する成形品を形成することもできる。
【0046】上記高分子組成物または成形品における無
機層状化合物と高分子との配合割合は特に限定されない
が、高分子に対する無機層状化合物の重量比(無機層状
化合物/高分子)が1/100〜100/1の範囲内に
あることが好ましく、1/20〜10/1の範囲内であ
ることがより好ましく、1/20〜2/1の範囲内であ
ることが更に好ましい。無機層状化合物の重量比が大き
いほど、高分子組成物または成形品の剛性、耐熱性、寸
法安定性、難燃性およびガスバリア性は優れるが、印刷
性および靭性は低下する傾向にある。
【0047】本発明の高分子組成物および成形品は、紫
外線吸収剤、着色剤、酸化防止剤、界面活性剤などの種
々の添加剤を含んでいてもよい。
【0048】本発明の高分子組成物を塗料として基材に
塗布して成形品を得る方法について以下に詳述する。
【0049】使用する基材としては、クラフト紙、上質
紙、構造紙、グラシン紙、パーチメント紙、合成紙、ボ
ール紙、布、不織布、ガラス、セラミック、金属箔、樹
脂などが例示され、その形態としては、フィルムや容器
(ボトルなど)があるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0050】基材に用いられる樹脂としては、具体的に
は、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレ
ン/プロピレン共重合体、エチレン/ブテン共重合体、
エチレン/ヘキセン共重合体、エチレン/オクテン共重
合体、ポリプロピレン、エチレン/酢酸ビニル共重合
体、エチレン/メチルメタクリレート共重合体、アイオ
ノマー樹脂等のポリオレフィン系樹脂;ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチ
レンナフタレート等のポリエステル系樹脂;ナイロン−
6、ナイロン−6,6、メタキシレンジアミン/アジピ
ン酸縮重合体、ポリメチルメタクリルイミド等のアミド
系樹脂;ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹
脂;ポリスチレン、スチレン/アクリロニトリル共重合
体、スチレン/アクリロニトリル/ブタジエン共重合
体、ポリアクリロニトリル等のスチレン/アクリロニト
リル系樹脂;トリ酢酸セルロース、ジ酢酸セルロース等
の疎水化セルロース系樹脂;ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、ポリフッ化ビニリデン、テフロン(登録商
標)等のハロゲン含有樹脂;ポリビニルアルコール(P
VA)、エチレン/ビニルアルコール共重合体、セルロ
ース誘導体等の水素結合性樹脂;ポリカーボネート樹
脂、ポリサルホン樹脂、ポリエーテルサルホン樹脂、ポ
リエーテルエーテルケトン樹脂、ポリフェニレンオキシ
ド樹脂、ポリメチレンオキシド樹脂、液晶樹脂等のエン
ジニアリングプラスチック系樹脂等が挙げられる。
【0051】フィルム状の基材の場合、延伸フィルム、
特に、引張強度等の強度に優れる2軸延伸フィルムが好
ましく、2軸延伸ポリアミド、2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートおよび2軸延伸ポリプロピレンからなる群
より選ばれる少なくとも一種からなるフィルムが好まし
く用いられる。
【0052】上記塗料中の高分子および無機層状化合物
の濃度は、両者の合計で、通常は0.1重量%〜70重
量%の範囲内であり、1重量%〜15重量%の範囲内で
あることが好ましく、4重量%〜10重量%の範囲内で
あることがより好ましい。また、塗料の表面張力は、塗
布性の観点から50mN/m以下であることが好まし
く、40mN/m以下であることがより好ましい。塗料
の表面張力は、疎水性溶媒や界面活性剤を添加すること
により調節することができる。
【0053】上記塗料は、超音波照射装置や高圧分散装
置を用いてさらに分散状態を均質化することができる。
高圧分散装置としては、例えば、Microfluidics Corpor
ation社製の超高圧ホモジナイザー(商品名:マイクロ
フルイダイザー)あるいはナノマイザー社製ナノマイザ
ー(商品名)があり、他にもマントンゴーリン型高圧分
散装置、例えばイズミフードマシナリ製ホモゲナイザー
(商品名)等が挙げられる。高圧分散処理、特に、10
0kgf/cm2以上(約10MPa)の圧力条件で高
圧分散処理することにより、上記高分子用添加剤と高分
子とが均一に分散された塗料を得ることができる。
【0054】上記塗料の塗布膜厚みは、該塗料を塗布す
る基材の種類(つまり、塗布液から形成される層の下層
となる層の種類)、目的とする性能、用途等に応じて適
宜設定すればよく、特に限定されるものではないが、乾
燥の容易さおよび密着性、良好な印刷性の観点から、乾
燥の塗布膜厚みが10μm以下となるように設定するこ
とが好ましく、得られる層の透明性が著しく高くなるこ
とから、3μm以下となるように設定することが好まし
く、1μm以下となるように設定することがより好まし
い。上記乾燥後の塗布膜厚みの下限は特に限定されるも
のではないが、1nm以上であることが好ましく、10
nm以上であることがより好ましい。また、良好な印刷
性を得るためには、乾燥後塗工膜(高分子組成物)中の
本発明の高分子用添加剤由来の不純物の量が1重量%以
下であることが好ましく、0.5重量%以下であること
がより好ましく、0.2重量%以下であることが特に好
ましい。
【0055】基材表面には、コロナ処理、フレームプラ
ズマ処理、オゾン処理、電子線処理、アンカー処理等の
表面処理を施してもよい。また、これらの処理は、各層
の形成と共にインラインで行うことができる。
【0056】基材上に高分子組成物層を形成する場合に
は、基材表面にアンカー処理をすること、すなわち、ア
ンカー層を形成することが好ましい。したがって、高分
子組成物を含む塗料を基材に塗布する場合には、塗料を
基材に塗布する前に基材上にアンカー層を形成し、該ア
ンカー層上に塗料を塗布することが好ましい。このよう
にアンカー層を基材上に形成することで、高分子組成物
層の接着性を向上させることができる。
【0057】基材表面にアンカー処理をする場合、つま
り基材上にアンカー層を形成する場合、上記アンカー層
の素材としては、その上に形成する層と基材との接着性
を向上させることができるものであれば特に限定されな
いが、例えば、ポリエチレンイミン系、アルキルチタネ
ート系、ポリブタジエン系、ウレタン系等のアンカーコ
ート剤が挙げられる。上記アンカー層の素材としては、
イソシアネート化合物と活性水素化合物とから調製され
たウレタン系アンカーコート剤が好ましい。
【0058】イソシアネート化合物には、トリレンジイ
ソシアネート(TDI)、4,4'−ジフェニルメタン
ジイソシアネート(MDI)、キシリレンジイソシアネ
ート(XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(H
DI)、4,4'−メチレンビスシクロヘキシルイソシ
アネート(H12MDI)、イソホロンジイソシアネー
ト(IPDI)等がある。
【0059】また、活性水素化合物は、イソシアネート
化合物と結合する活性水素基を有するものであればよ
く、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、トリメチロールプロパン等の低分子量ポリオール、
ポリエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリコ
ール、エチレンオキシド/プロピレンオキシド共重合
体、ポリテトラメチレンエーテルグリコール等のポリエ
ーテルポリオール、ポリメチルバレロラクトン、ポリカ
プロラクトン、ジオールおよび二塩基酸から得られるポ
リエステル等のポリエステルポリオールなどが挙げられ
る。
【0060】上記活性水素化合物においては、特に低分
子量ポリオールが好ましく、更に低分子量ポリオール中
のジオールが望ましい。ここで、ジオールとは、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレング
リコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、ネオペンチルグリコール等である。また、二
塩基酸としては、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、イソフタル酸、テレフタル酸等である。その他のポ
リオールとして、ひまし油、液状ポリブタジエン、エポ
キシ樹脂、ポリカーボネートジオール、アクリルポリオ
ール、ネオプレン等の活性水素化合物がある。
【0061】イソシアネート化合物と活性水素化合物の
混合比は特に限定されないが、イソシアネート基と活性
水素基(例えば−OH、−NH−、−COOH)との当
量関係を考慮して混合比を決定するのが好ましい。例え
ば、イソシアネート基のモル数(AN)と活性水素化合
物の活性水素基のモル数(BN)との比R(R=AN/
BN)が、0.001以上、10以下の範囲内になるよ
うに用いることが好ましい。このモル数の比Rは、0.
01以上、1以下の範囲内であることが更に好ましい。
モル数の比Rが0.001未満では接着強度に劣り、モ
ル数の比Rが10を超えると粘着性が高すぎて、ブロッ
キングが問題となる。イソシアネート基および活性水素
基の各モル数は、1H−NMR、13C−NMRにより定
量することができる。
【0062】アンカー層を基材上あるいは他の層上に積
層する方法は特に限定されないが、イソシアネート化合
物と活性水素化合物とを含むアンカーコート剤を溶媒に
溶解してなるアンカーコート剤溶液を用いたコーティン
グ法が好ましい。
【0063】また、アンカーコート剤溶液における溶剤
は主として有機溶媒であり、その例として、アルコール
類、脂肪族炭化水素類、脂環族炭化水素類、芳香族炭化
水素類、エステル類、ケトン類、エーテル類、ハロゲン
化炭化水素類、これらの混合物が挙げられる。
【0064】アンカーコート剤溶液の塗布膜厚みは特に
限定されないが、乾燥厚みが0.01μm〜5μmとな
るように設定されるのが好ましい。より好ましくは0.
03μm〜2.0μmであり、更に好ましくは0.05
μm〜1.0μmである。
【0065】上記塗料液の塗布方法としては、ダイレク
トグラビア法、リバースグラビア法、マイクログラビア
法等のグラビア法;2本ロールビートコート法、ボトム
フィード3本リバースコート法等のロールコーティング
法;ドクターナイフ法;ダイコート法;ディップコート
法;バーコーティング法;凸版法;吹き付け法あるいは
これらを組み合わせたコーティング法などを用いること
ができる。上記塗布方法のうち、ダイレクトグラビア法
およびリバースグラビア法が好ましい。
【0066】上記の塗布後の乾燥または硬化方法は特に
限定されるものではないが、オーブン中での熱風乾燥等
の加熱処理を行う方法が好ましい。上記加熱処理は、高
分子が高水素結合性樹脂である場合に特に好ましい。な
お、加熱処理の方法は特に限定されるものではなく、熱
ロール接触、熱媒(空気、オイル等)接触、赤外線加
熱、マイクロ波加熱など種々の方法を適用することがで
きる。
【0067】本発明の成形品は、剛性、耐熱性、寸法安
定性、難燃性、ガスバリア性などに優れかつ良好な印刷
性を示す。このため、インキを用いて種々の図柄を印刷
することにより意匠性の付与可能である。印刷方法に限
定はないが、凸版印刷、凹版印刷(グラビア印刷)など
が好ましく用いられる。
【0068】本発明の成形品が良好な印刷性を示す原因
は定かではない。高分子用添加剤の必須成分である無機
層状化合物が不純物を多量に含有していると、かかる高
分子用添加剤を含有する高分子組成物で成形体表面を形
成したときに不純物の固体が突起を形成し、これにより
印刷インキの成形品表面への転写が阻害されると考えら
れる。これに対して、本発明の高分子用添加剤は不純物
の量が3重量%未満であるので、不純物によって成形品
表面に印刷インキの転写を阻害するほどの突起が形成さ
れることがないと考えられる。
【0069】本発明の成形品および更に印刷が施された
成形品は、必要に応じて更に層が積層されて、食品、農
薬・肥料、化粧品、芳香剤等、医療、電子、化学、機械
等の包装材、建材、自動車用成形品、家電製品のハウジ
ング等の用途に用いることができる。
【0070】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定される
ものではない。
【0071】各種物性の測定方法は以下に記すとおりで
ある。
【0072】[不純物量の測定]X線回折装置(XD−
5A、株式会社島津製作所製)を用い、粉末法により無
機層状化合物中の定性分析を行い、ほぼ石英分(玉髄)
のみが存在することを確認したのち、元素分析法にて過
剰の珪素含有量から不純物(石英分(玉髄))の量を求
めた。
【0073】[不純物の形態観察]走査型電子顕微鏡
(型番:S4000、株式会社日立製作所製)を用い、
不純物の石英分(玉髄)の形態を観察した。
【0074】[厚み測定]0.5μm以上の厚みは、市
販の接触式厚み計(商品名:超高精度デシマイクロヘッ
ド MH−15M;日本光学株式会社製)により測定し
た。一方、0.5μm未満の厚みは、重量分析法(一定
面積のフィルムの重量測定値をその面積で除し、更に高
分子組成物の比重で除した)またはIR法により実際の
塗膜の膜厚とIR吸収との検量線を作成し、検量線より
求めた。更に、高分子組成物の塗膜の膜厚等は、元素分
析法(フィルム積層体の特定無機元素分析値(高分子組
成物層由来)と無機層状化合物単独の特定元素分率の比
から本発明の高分子組成物層と基材フィルムとの比を求
める方法)によって測定した。
【0075】[酸素透過度測定]JIS K7126に
基づき、酸素透過度測定装置(OX−TRAN10/5
0A、MOCON社製)にて23℃、50%RH条件で
酸素透過度を測定した。
【0076】[印刷性試験]100〜5%の半調の17
5線ダイレクト版を用い、校正機で印刷した。半調30
%、20%、10%部分の刷り上がり状態を目視で観察
して印刷性を判定した。
【0077】(実施例1)市販の天然モンモリロナイト
(商品名:クニピアG;ロット番号:G9A-084;
クニミネ工業株式会社製;不純物量=4.3重量%)4
0gをイオン交換水2000mLに徐々に加え、分散機
(商品名:デスパMH−L;浅田鉄工株式会社製;羽根
径=52mm;回転数=3100rpm;容器容量=5
L;底面−羽根間の距離=28mm)にて、周速8.5
m/分、23℃で90分間分散させた後、得られた分散
液を1000mLずつ2本のメスシリンダーに採取し
た。23℃にて24時間静置後、メスシリンダーの下部
200mlを残し、上部の液を回収して乾燥し、精製モ
ンモリロナイトを得た。不純物量は0.4重量%であっ
た。処理後のモンモリロナイトのX線回折図を図2に示
す。
【0078】(比較例1)市販の天然モンモリロナイト
(商品名:クニピアG;ロット番号:G9A-084;
クニミネ工業株式会社製)40gをイオン交換水200
0mLに徐々に加え、分散機(商品名:デスパMH−
L;浅田鉄工株式会社製;羽根径=52mm;回転数=
3100rpm;容器容量=5L;底面−羽根間の距離
=28mm)にて、周速8.5m/分、23℃で90分
間分散させた後、得られた分散液を1000mlずつ2
本のメスシリンダーに採取した。23℃にて24時間静
置後、メスシリンダーのすべての液を回収して乾燥し
た。不純物量は4.3重量%であった。処理後のモンモ
リロナイトのX線回折図を図3に示す。
【0079】(実施例2)イオン交換水520gを攪拌
器付ジャケット釜(商品名:デスパMH−L;釜容積=
2L;浅田鉄工株式会社製)に入れ、低速攪拌しながら
ポリビニルアルコール(商品名:クラレポバール117
H;株式会社クラレ製;重合度=1700;ケン化度=
99.5モル%)を52g投入し、95℃まで昇温し、
攪拌下に同温度で30分間保持してポリビニルアルコー
ルを溶解した。。得られた溶液にイオン交換水208g
と2−プロパノール48.8gとを混合した液を攪拌し
ながら滴下した。得られた混合液を60℃に冷却した
後、実施例1で調製した精製モンモリロナイト26gを
低速攪拌しながら添加した。攪拌条件を高速攪拌(30
00rpm、周速度約8m/秒)に切替えて60分間攪
拌を継続し、2−プロパノール146.2gを添加し、
室温まで冷却した。得られた混合液を高圧分散機(商品
名:マイクロフルイダイザー110H;Microfluidics
Corporation製)に1750kgf/cm2(17MP
a)で1回処理した。こうして得られた液100gを、
非イオン性界面活性剤(ポリジメチルシロキサン−ポリ
オキシエチレン共重合体;商品名:SH3746;東レ
・ダウコーニング(株)製)0.15g、1−ブタノー
ル15g、2−プロパノール15gおよびイオン交換水
25gを混合して得た液で希釈し、塗料を得た。この塗
料を、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ
ート(OPET)フィルム(商品名:エスペットT41
02;東洋紡績株式会社製)のコロナ処理を施した表面
に液量10g/m2になるようにコーティング装置にて
塗布し乾燥して、成形品(塗工フィルム)を得た(乾燥
温度90℃、ライン速度6m/分、グラビアコート)。
該塗工フィルムの印刷性試験を行ったところ、半調30
%、20%、10%ともインキ抜けは殆ど認められず、
印刷性は良好であった。また、酸素透過度試験を行った
ところ、酸素透過度は0.1cc/m2・day・at
m以下であり、該塗工フィルムはガスバリア性に優れて
いた。塗工表面の走査型電子顕微鏡写真(倍率500
倍)を図4に示す。
【0080】(比較例2)実施例1で調製した精製モン
モリロナイトの代わりに比較例1で得たモンモリロナイ
トを用いた以外は実施例2と同様にして塗工フィルムを
得た。印刷性試験の結果、半調30%、20%、10%
とも印刷部面積の10%を超える部分でインキ抜けが認
められ、塗工フィルムの印刷性は不良であった。酸素透
過度試験の結果、酸素透過度は0.1cc/m2・da
y・atm以下であり、該塗工フィルムはガスバリア性
に優れていた。塗工表面の走査型電子顕微鏡写真(倍率
500倍)を図5に示す。
【0081】(実施例3)不純物を除去して得られた別
のモンモリロナイト(不純物(石英分(玉髄))0.2
重量%)を用いた以外は実施例2と同様にして塗工フィ
ルムを得た。印刷性試験の結果、半調30%、20%、
10%ともインキ抜けは殆ど認められず、印刷性は良好
であった。
【0082】(実施例4)ポリビニルアルコール(商品
名:クラレポバール117H)の代わりに他のポリビニ
ルアルコール(商品名:クラレポバールAQ2117;
株式会社クラレ製;重合度=1700)を使用し、コロ
ナ処理を施した二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
(OPET)フィルム(商品名:エスペットT410
2;東洋紡績株式会社製)の代わりにコロナ処理を施し
た厚さ20μmの二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フ
ィルム(商品名:サントックスPA20;サントックス
株式会社製)を用いた以外は実施例2と同様にして塗工
フィルムを得た。印刷性試験の結果、半調30%、20
%、10%ともインキ抜けは殆ど認められず、印刷性は
良好であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の高分子組成物中での無機層状
化合物の存在状態を示す模式図である。
【図2】図2は、不純物として4.3重量%の石英(玉
髄)成分を含むモンモリロナイトの粉末X線回折図であ
る。
【図3】図3は、不純物として0.4重量%の石英(玉
髄)成分を含むモンモリロナイトの粉末X線回折図であ
る。
【図4】図4は、実施例2と比較例2の塗工表面の走査
型電子顕微鏡写真である。白い部分が不純物である。
【図5】図5は、比較例2の塗工表面の走査型電子顕微
鏡写真である。白い部分が不純物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09C 3/04 C09C 3/04 C09D 7/12 C09D 7/12 201/00 201/00 Fターム(参考) 4F071 AA01 AA29 AB26 AD05 AE17 AF08 AF14 AF45 AF47 AF54 AG33 AH19 BA03 BB02 BC02 4J002 AA001 AB021 BB031 BB061 BB071 BB121 BB141 BB151 BB231 BC031 BC061 BD041 BD101 BD141 BD151 BE021 BE031 BF051 BG061 BG101 BG121 BH021 CB001 CC031 CC121 CC161 CC181 CC191 CD051 CD061 CD121 CD131 CD191 CF061 CF071 CF081 CF211 CG001 CH071 CH091 CK021 CL011 CL031 CM041 CN031 DA026 DG006 DH046 DJ006 DJ046 DJ056 FA016 GH01 4J037 AA26 AA27 CA08 CB01 CB04 CB07 CB08 CB10 CB17 CB21 CC28 DD23 EE28 EE33 4J038 EA011 HA036 HA546 HA556 KA08 KA12 KA14 NA11 NA15 NA19

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不純物量が3重量%未満である無機層状化
    合物からなることを特徴とする高分子用添加剤。
  2. 【請求項2】無機層状化合物が粘土鉱物であることを特
    徴とする請求項1記載の高分子用添加剤。
  3. 【請求項3】無機層状化合物がスメクタイト族、マイカ
    族およびバーミキュライト族からなる群から選ばれた少
    なくとも一つの粘土鉱物であることを特徴とする請求項
    1記載の高分子用添加剤。
  4. 【請求項4】不純物量が3重量%未満である無機層状化
    合物が、3重量%以上の不純物を含有する無機層状化合
    物を溶媒に分散させ、少なくとも一部の不純物を除去す
    ることにより得られたものであることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれか一項に記載の高分子用添加剤。
  5. 【請求項5】不純物量が3重量%未満である無機層状化
    合物と高分子とからなることを特徴とする高分子組成
    物。
  6. 【請求項6】不純物量が3重量%未満である無機層状化
    合物の高分子に対する重量比(無機層状化合物/高分
    子)が1/100〜100/1の範囲内にあることを特
    徴とする請求項5記載の高分子組成物。
  7. 【請求項7】高分子が高水素結合性樹脂であることを特
    徴とする請求項5または6記載の高分子組成物。
  8. 【請求項8】不純物量が3重量%未満である無機層状化
    合物と高分子とからなる高分子組成物からなることを特
    徴とする成形品。
  9. 【請求項9】不純物量が3重量%未満である無機層状化
    合物と高分子とからなる高分子組成物を含有してなるこ
    とを特徴とする塗料。
  10. 【請求項10】不純物量が3重量%未満である無機層状
    化合物と高分子とからなる高分子組成物を含有してなる
    塗料から形成された被膜層を基材表面上に有することを
    特徴とする成形品。
JP2000332635A 2000-10-31 2000-10-31 高分子用添加剤 Pending JP2002128956A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000332635A JP2002128956A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 高分子用添加剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000332635A JP2002128956A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 高分子用添加剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002128956A true JP2002128956A (ja) 2002-05-09
JP2002128956A5 JP2002128956A5 (ja) 2007-11-15

Family

ID=18808820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000332635A Pending JP2002128956A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 高分子用添加剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002128956A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003096315A (ja) * 2001-05-11 2003-04-03 Sekisui Chem Co Ltd 難燃熱硬化性樹脂組成物
JP2004331460A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Rengo Co Ltd 膨潤性合成フッ素雲母系鉱物及びこれを用いたガスバリア性積層体
JP2005197669A (ja) * 2003-12-27 2005-07-21 Lg Phillips Lcd Co Ltd 薄膜のパターニング方法と平板表示素子の製造方法及び装置
JP2007504297A (ja) * 2003-08-29 2007-03-01 インマット・インコーポレーテッド 非弾性ポリマーのバリアコーティング、及び、液体担体及びコートされた物品における分散された層状充填剤
JP2013241584A (ja) * 2012-04-27 2013-12-05 Dainippon Toryo Co Ltd 難燃性水系塗料組成物、並びにそれを用いた難燃性塗膜及び建築板

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003535203A (ja) * 2000-05-30 2003-11-25 ユニバーシティー オブ サウス カロライナ リサーチ ファウンデーション マトリックスポリマーおよび石英含有率の低い層状粘土物質を含むポリマーナノ複合材

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003535203A (ja) * 2000-05-30 2003-11-25 ユニバーシティー オブ サウス カロライナ リサーチ ファウンデーション マトリックスポリマーおよび石英含有率の低い層状粘土物質を含むポリマーナノ複合材

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003096315A (ja) * 2001-05-11 2003-04-03 Sekisui Chem Co Ltd 難燃熱硬化性樹脂組成物
JP2004331460A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Rengo Co Ltd 膨潤性合成フッ素雲母系鉱物及びこれを用いたガスバリア性積層体
JP4512321B2 (ja) * 2003-05-08 2010-07-28 レンゴー株式会社 膨潤性合成フッ素雲母系鉱物及びこれを用いたガスバリア性積層体
JP2007504297A (ja) * 2003-08-29 2007-03-01 インマット・インコーポレーテッド 非弾性ポリマーのバリアコーティング、及び、液体担体及びコートされた物品における分散された層状充填剤
JP2005197669A (ja) * 2003-12-27 2005-07-21 Lg Phillips Lcd Co Ltd 薄膜のパターニング方法と平板表示素子の製造方法及び装置
JP4542420B2 (ja) * 2003-12-27 2010-09-15 エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド 薄膜のパターニング方法と平板表示素子の製造方法及び装置
JP2013241584A (ja) * 2012-04-27 2013-12-05 Dainippon Toryo Co Ltd 難燃性水系塗料組成物、並びにそれを用いた難燃性塗膜及び建築板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4812552B2 (ja) ガスバリア性積層フィルム
WO2007026751A1 (ja) ガスバリア性積層フィルム
CA2464137C (en) Thermosetting inorganic clay nanodispersions and their use
JP4205241B2 (ja) 積層体
JP5135549B2 (ja) ガスバリアフィルムの製造方法
JP3984791B2 (ja) 微粒子のイオン交換方法、分散液の製造方法、および成形品の製造方法
JP4739905B2 (ja) コートフィルムの製造方法
JP2002128956A (ja) 高分子用添加剤
JPH11309816A (ja) 液体包装用積層紙および液体包装用容器
JPH11315222A (ja) 水性塗料
JP4663672B2 (ja) 樹脂組成物および積層体の製造方法
JP2005002516A (ja) 防湿積層体及びそれを用いた包装体
JP4077927B2 (ja) 樹脂組成物および積層体
JPH11314674A (ja) ガスバリア容器および食品用包装材
JP2004050410A (ja) 積層体
JP4787211B2 (ja) 分散液の製造方法および成形品の製造方法
JP2000153596A (ja) フィルム積層体およびその製造方法
JP2000052499A (ja) レトルト殺菌包装用フィルム積層体およびそれを備えた包装袋
WO2022030361A1 (ja) 積層フィルム及び包装材料
JP2000153597A (ja) フィルム積層体およびその製造方法
JP2001011391A (ja) ガスバリア性コーティング組成物及びその用途
JP2008284755A (ja) ガスバリアフィルムの製造方法
JP2005220154A (ja) 多層フィルムおよび重包装用袋
KR100753995B1 (ko) 표면슬립성, 투명성, 및 내수성이 우수한 포장용폴리에틸렌테레프탈레이트 시트
JP2004017287A (ja) バルーン用積層体およびそれからなるバルーン

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071002

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071002

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100618

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100921