JP2002128414A - エレベーターの終端階減速装置 - Google Patents

エレベーターの終端階減速装置

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JP2002128414A
JP2002128414A JP2000329787A JP2000329787A JP2002128414A JP 2002128414 A JP2002128414 A JP 2002128414A JP 2000329787 A JP2000329787 A JP 2000329787A JP 2000329787 A JP2000329787 A JP 2000329787A JP 2002128414 A JP2002128414 A JP 2002128414A
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Japan
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speed
car
governor
terminal floor
speed detector
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JP2000329787A
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English (en)
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Kaoru Kurosawa
薫 黒沢
Haruo Watanabe
春夫 渡辺
Shunsuke Mitsune
三根  俊介
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】調速機プーリを入力側とした動力伝達機構にお
いて、出力側の速度検出器への速度を増速させることに
より、速度検出精度を向上させる。 【解決手段】かごの速度検出器が調速機に取り付けら
れ、上記かごが昇降路の終端階に接近し、上記かごの走
行速度が上記終端階からの距離に応じてあらかじめ設定
された走行速度を上まわる過速を検知したとき、上記か
ごを強制的に減速させる装置において、上記調速機の回
転部と上記速度検出器との間に歯車による伝達機構を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベーター装置に
係わり、特にかごの速度検出器を備えたエレベーターの
終端階減速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エレベーターのピットに設置される緩衝
器は、万が一かご或いはつり合いおもりが衝突したとき
に、ストロークを十分とり衝撃力を吸収する必要があ
る。このストロークは定格速度が大きくなるにつれて大
きくなり、また、それに伴いピットの深さも深くしなけ
ればならない。しかし、定格速度がある程度大きくなる
と、ピットの深さが非現実的なものになるため、実際に
は本来必要なストロークの緩衝器より小さなストローク
の緩衝器を設置することがある。
【0003】このときは、その緩衝器で十分な緩衝作用
をさせるために、かご或いはつり合いおもりが定格速度
で緩衝器に衝突しないように、終端階から所定の位置で
強制的に減速させる終端階減速装置が設置されることが
ある。これは、かごが、終端階から所定の位置を通過す
るときの走行速度を測定し、その値が所定の速度より大
きい場合に強制的に減速させる装置である。
【0004】上記装置において、かごの速度を検出する
方法として、ロータリエンコーダ等の速度検出器を用
い、かごを走行させて調速機の回転部の速度を測定する
ものがある(特開平10−324474号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記技術は、ロータリ
エンコーダを用いて調速機の回転部の速度を測定すると
いう記述にとどまり、調速機の回転をどのようにして速
度検出器へ伝達させるかについては説明がなされていな
かった。
【0006】エレベーターの安全装置である終端階減速
装置において、調速機の回転を確実に速度検出器に伝達
することと、速度検出の精度を高めることは、エレベー
ターとしての信頼性を上げるために重要なことである。
【0007】本発明の目的は、調速機の回転を確実に速
度検出器に伝達するとともに、速度検出の精度を高める
ことが可能なエレベーターの終端階減速装置を提供する
ことにある。
【0008】また、もう一つの目的は、上記伝達機構を
一対の歯車伝達とした時において、歯車のかみ合い時に
発生する衝撃や振動を減衰させ大幅な騒音緩和を図ると
共に、潤滑が必要のない歯車伝達機構を提供することに
ある。
【0009】さらに、もう一つの目的は、歯車伝達機構
とすることで、その装置全体をコンパクトにし、より安
価な装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、か
ごの速度検出器が調速機に取り付けられ、かごが昇降路
の終端階に接近し、かごの走行速度が終端階からの距離
に応じてあらかじめ設定された走行速度を上まわる過速
を検知したとき、かごを強制的に減速させる装置におい
て、調速機の回転部と速度検出器との間を歯車機構を介
したことにより、確実な伝達が達成できる。この際、調
速機の回転部に設置する歯車の径を速度検出器側の歯車
の径より大きくすることにより、速度検出器の回転速度
を調速機の回転部の回転速度より速めたことにより達成
できる。そして、上記伝達機構は一対の歯車からなり、
一対の歯車のうち少なくとも一つは合成樹脂製としたこ
とによって達成できる。
【0011】本発明は上記構成としたので、調速機の回
転が確実に速度検出器側へ伝達される。また、速度検出
器の回転数を調速機側の回転数より増幅できるため、速
度検出器からの発生パルス数が多くなり、パルスカウン
ト数の誤差が減るため、かごの速度検出が安定して精度
が向上する。また、動力伝達機構として、すくなくとも
一つは合成樹脂製からなる一対の歯車伝達としたので、
かみ合い時の騒音が緩和され、歯車への潤滑も不要とな
る。
【0012】さらに、速度検出器を回転させるトルクは
極めて小さいため、動力を伝達する歯車、軸受け及び軸
等もコンパクトにでき、小型で安価な装置とすることが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図3を用いて説明する。図1は昇降路縦断面図、図2は
調速機の正面図、図3は左記調速機の側面図であり、図
中同一符号は同一部分を示す。
【0014】エレベーター装置は、昇降路1の上部に設
けらた機械室2に設置された巻き上げ機の駆動シーブ3
に主ロープ4を巻きかけ、この主ロープ4の両端にかご
5とつり合いおもり6とをつるべ式に連結している。そ
して、前記駆動シーブ3を回転させることにより、巻き
かけた主ロープ4を移動して前記かご5をガイドレール
(図示せず)に沿って昇降させ、乗客や荷物等を移動さ
せるものである。
【0015】7は前記かご5を昇降させるための制御
盤、8は調速機、9はその両端がかご5に連結された調
速機ロープ、10は調速機ロープ9に張力を与える張り
車である。
【0016】11,12は昇降路1のピット部に設置さ
れ、かご5およびつり合いおもり6の衝突時の衝撃を緩
和する緩衝器、13はかご5に設けられた位置検出スイ
ッチ、14は昇降路1の下方終端階付近に設けられ、位
置検出スイッチ13と係合するカムで、図示はひとつで
あるがエレベーターの定格速度に応じて複数個設けられ
速度検出段数が変わることがある。なお、昇降路1の上
方終端階にも同様のカム(図示しない)が設けられてい
る。
【0017】上記カム14はエレベーターの終端階から
所定の位置に設置され、かご5の上記位置検出スイッチ
13とカム14が係合した時、かご5の走行速度を検出
し、その検出速度があらかじめ設定された速度を上まわ
る過速を検知したときに、制御盤7からの指令により駆
動シーブ3の近傍に設置されたブレーキ15によりかご
5を強制的に制動させる。
【0018】次に、図2、図3を用いてかご5の速度検
出について説明する。8は調速機であり、枠体8aのほ
ぼ中心部にプーリ軸8bが固定され、このプーリ軸8b
に軸受け(図示しない)を介して調速機プーリ8cが回
転可能に設置される。調速機プーリ8cの外周部にはロ
ープ溝8dが切られており、前記調速機ロープ9が前記
ロープ溝8d内に巻きかけられる。従って、かご5の昇
降に同期して調速機プーリ8cも回転する。調速機プー
リ8cには一対の振り子8eが揺動できるように軸支さ
れ、エレベーターが定格速度を超えると、前記振り子8
eが所定寸法変位し巻き上げ機の電源を遮断し、また調
速機ロープ9を把持しかご5の非常止め装置(図示しな
い)を作動させる。
【0019】20は前記調速機プーリ8cの側部に固定
された大歯車であり、調速機プーリ8cと一体となって
回転できる。21は前記大歯車20にかみ合う小歯車で
あり、この小歯車21の中心には、小歯車21と一体と
なる軸23が圧入され、この軸23は、内部に軸受け
(図示しない)が組み込まれた22のボスによって回転
可能に支持されている。なお、ボス22は前記枠体8a
に固定されている。前記軸23の端部(小歯車21の反
対側)には、速度検出器24が装着される。上記のよう
に構成したことにより、かご5の昇降速度に比例して調
速機プーリ8cおよび大歯車20が回転し、さらに大歯
車20とかみ合う小歯車21および軸23の回転が速度
検出器24へ伝達される。このさい、速度検出器24側
を小歯車21とし、この小歯車21への入力側を大歯車
20としたので速度検出器24への入力回転数が増大さ
れる。この速度検出器24は回転数に比例するパルスを
発生させ、このパルス信号がリード線25を介して制御
盤7に送信される。送信されたパルス信号は制御盤7内
の演算器(図示しない)により、単位時間あたりのパル
スカウント値から、かご5の速度を割り出している。
【0020】図1における位置検出スイッチ13とカム
14が係合する位置におけるかご5の許容最高速度は、
あらかじめ所定の値に設定されて、制御盤7内の速度制
御部に記憶されている。速度検出器で検出されたかご速
度が上記速度制御部に記憶させた値を超えるとブレーキ
15が動作してかご5を制動する。上記のように、動力
伝達に大小の歯車を組み合わせたので、速度検出器24
の回転数は増大させられるため、パルスカウント数が大
きくなり速度検出の精度を向上できる。
【0021】次に、大歯車20と小歯車21のうち少な
くとも片方をプラスチックのような合成樹脂としてい
る。これにより、歯車のかみ合い時に発生する衝撃や振
動が減衰され大幅な騒音緩和ができる。さらに、無潤滑
運転も可能である。
【0022】本実施例では動力伝達機構に歯車を用いた
ものであるが、代案としてベルトやロープ伝達あるいは
摩擦伝達等の方法も考えられる。
【0023】本実施例は、終端階減速装置の速度減速器
を調速機に設置した場合について説明したが、速度検出
器24をかごの位置検出器として用いることも可能であ
る。また、速度検出器と位置検出器を両方使用する場合
は、図4に示すように、26の位置検出器を例えば速度
検出器の対向側に設置することも考えられる。上記の構
成とすることにより、大歯車20を共用できる利点があ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればか
ごの速度検出の精度を向上させたエレベーターの終端階
減速装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による終端階減速装置の全体配置図。
【図2】本発明による速度検出部の正面図。
【図3】本発明による速度検出部の側面図。
【図4】本発明による他の実施例を示す速度検出部と位
置検出部を示す側面図。
【符号の説明】
5…かご、8…調速機、20,21…歯車、24…速度
検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三根 俊介 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所ビルシステムグループ水戸ビ ルシステム本部内 Fターム(参考) 3F002 CA04 DA09 3F304 CA13 DA21 DA23 EA18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かごの速度検出器が調速機に取り付けら
    れ、上記かごが昇降路の終端階に接近し、上記かごの走
    行速度が上記終端階からの距離に応じてあらかじめ設定
    された走行速度を上まわる過速を検知したとき、上記か
    ごを強制的に減速させる装置において、上記調速機の回
    転部と上記速度検出器との間に歯車による伝達機構を設
    けたことを特徴とするエレベーターの終端階減速装置。
  2. 【請求項2】 上記の伝達機構を構成する一対の歯車に
    おいて、上記一対の歯車のうち少なくとも一つは合成樹
    脂製としたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ
    ーの終端階減速装置。
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