JP2002126825A - 圧延されたフレキシブルな金属帯状部材から成るブランクを変形加工するための装置および方法 - Google Patents

圧延されたフレキシブルな金属帯状部材から成るブランクを変形加工するための装置および方法

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JP2002126825A
JP2002126825A JP2001249603A JP2001249603A JP2002126825A JP 2002126825 A JP2002126825 A JP 2002126825A JP 2001249603 A JP2001249603 A JP 2001249603A JP 2001249603 A JP2001249603 A JP 2001249603A JP 2002126825 A JP2002126825 A JP 2002126825A
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Muhr und Bender KG
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    • B21D22/00Shaping without cutting, by stamping, spinning, or deep-drawing
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B21D35/005Processes combined with methods covered by groups B21D1/00 - B21D31/00 characterized by the material of the blank or the workpiece
    • B21D35/006Blanks having varying thickness, e.g. tailored blanks

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ブランクの中央平面に対してほぼ対称的に延
在する厚さプロフィルを有する、ブランクとしてのワー
クにおいて、単一の作業過程において最初両側に存在し
た拡径移行部をブランクの一つの面に移し、その結果、
変形加工されたブランクの一方の面が1つの拡径移行部
を有しており、かつ変形加工されたブランクの他方の面
が平坦であるような、圧延されたフレキシブルな金属帯
状部材からブランクを変形加工させるための装置および
方法を提供する。 【解決手段】 ブランク1の変形加工された状態で1つ
の拡径移行部4を有するようにしたいブランク面に面し
た、変形加工装置の変形加工面が、達成したい拡径移行
部4に合わせられた形を有しており、かつブランク1が
変形加工された状態で平坦にしたいブランク面に面し
た、変形加工装置の変形加工面が平坦であるように形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延されたフレキ
シブルな金属帯状部材から成るブランクを変形加工する
ための装置であって、ブランクを変形加工するために協
働する複数の変形加工装置が設けられており、ブランク
が、互いに異なる2つの厚さを有していて、該ブランク
の厚さプロフィルが中心平面に対してほぼ対称的に延在
しており、つまりブランクが両側に拡径移行部を有して
おり、該拡径移行部がブランクの一方の面に押し除き可
能であり、その結果、変形加工されたブランクの一方の
面が拡径移行部を有していて、かつ変形加工されたブラ
ンクのの他方の面が平坦である形式のものに関する。
【0002】さらに本発明は、ブランクが互いに異なる
2つの厚さを有し、かつブランクの厚さプロフィルが中
心平面に対してほぼ対称的に延在し、つまりブランクが
両側に拡径移行部を有し、該拡径移行部がブランクの一
方の面に押し除け可能であり、その結果、変形加工され
たブランクの一方の面が拡径移行部を有し、かつ変形加
工されたブランクの他方の側が平坦であるように、圧延
されたフレキシブルな金属帯状部材から成るブランクを
変形加工するための方法に関する。
【0003】
【従来の技術】本明細書中でのプランクとは、金属帯状
部材をフレキシブルに圧延し、次いでこの金属帯状部材
をブランクに個別化することによって製造されたワーク
のことである。その長さにわたって規定された、種々異
なる金属帯状部材厚さを有する金属帯状部材を製造する
ための方法としてのフレキシブルな圧延加工は実際によ
く知られており、この方法は圧延プロセス中、圧延間隙
が所望に調整されることによって特徴付けられている。
この場合、種々異なる長さの帯状区分が種々異なる金属
帯状部材厚さで圧延される。これらの帯状区分は、相応
して両側の金属帯状部材拡径移行部を形成する種々異な
る勾配を介して互いに結合することができる。フレキシ
ブルな圧延加工の目的は、負荷および重量の最適化され
た横断面形状を有する圧延生産物を製造することにあ
る。この方法は汎用の形式でコイルから引き出しコイル
に巻き取る帯状圧延加工として行われている。
【0004】圧延されたフレキシブルな金属帯状部材か
ら個別化されたブランクは相応して、互いに異なる厚さ
を有する少なくとも2つの厚さプロフィルを有してい
る。しかも互いに異なる厚さを有するこれらの領域は、
所定の勾配を有する領域、つまり金属帯状部材拡径移行
部を介して互いに結合されている。これらのブランクは
一般的には壁厚さを変える構成部材を製造するために使
用される。この場合、ブランクは、さらに加工して壁厚
さを変えた構成部材にする前に、典型的には所定の厚さ
プロフィルを有しており、この厚さプロフィルはブラン
クの中央平面に対して対称的である。しかしこれらのブ
ランクから製造しようとする構成部材が一面側にだけ拡
径移行部を有するようにしたい。つまり、例えば深絞り
成形部材において、内側にだけ位置する単数もしくは複
数の拡径移行部、または外側にだけ位置する単数もしく
は複数の拡径移行部が望まれていて、他方では深絞り成
形部材の他方の面、つまり深絞り成形部材の外側面もし
くは内側面をそれぞれ平坦にしたいということを意味し
ている。この限りでは最初両側に設けられていた拡径移
行部をブランクの一つの面に移すことが必要であり、結
果として、変形加工されたブランクの一方の面が拡径移
行部を有しており、変形加工されたブランクの他方の面
は平坦であるようになる。
【0005】従来技術では所望されない単数もしくは複
数の拡径移行部の削除は、別個の付加的な作業工程にお
いてしか可能ではなかった。この作業工程は、まだ変形
加工されてないブランクにおいて、つまりブランクの深
絞り成形前か、または深絞り成形過程によって得られた
構成部材において、つまり深絞り成形後に実施しなけれ
ばならない。言い換えれば、深絞り過程を除いて最初両
側に設けられた拡径移行部をブランクの一方の面に移す
ことできる装置では、互いに異なる、連続して実施され
る2つの作業段階がブランクで必要である。これにより
一方では装置が他方ではこれに相応する方法がコスト高
になり、手間もかかるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
に記載した形式の装置を改良して、ブランクの中央平面
に対してほぼ対称的に延在する厚さプロフィルを有す
る、ブランクとしてのワークにおいて、単一の作業過程
において最初両側に存在した拡径移行部をブランクの一
つの面に移し、その結果、変形加工されたブランクの一
方の面が1つの拡径移行部を有しており、かつ変形加工
されたブランクの他方の面が平坦であるような、圧延さ
れたフレキシブルな金属帯状部材からブランクを変形加
工させるための装置および方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、ブランクの変形加工された状態で
1つの拡径移行部を有するようにしたいブランク面に面
した、変形加工装置の変形加工面が、達成したい拡径移
行部に合わせられた形を有しており、かつブランクが変
形加工された状態で平坦にしたいブランク面に面した、
変形加工装置の変形加工面が平坦であるように形成され
ているようにした。
【0008】さらにこの課題を解決するために本発明の
手段では、拡径移行部を、ブランクの変形加工も行われ
る方法段階において、ブランクの一方の面に押し除くよ
うにした。
【0009】
【発明の効果】金属帯状部材をフレキシブルに圧延する
ことによって製造されたブランクの両面は変形加工の際
に、最初両側に存在する拡径移行部が、変形加工と同じ
作業段階において一方の面に押し除かれるように変化さ
れる。つまり変形加工されたワーク(ブランク)には拡
径移行部が一方の面にだけ存在し、他方の面は平坦に形
成されており、しかもこの拡径移行部は、ブランクがま
だ変形加工されていない状態における拡径移行部より大
きい。つまりこの拡径移行部は一般的にはブランクがま
だ変形加工されていない状態における拡径移行部の2倍
の大きさである。変形加工後にワークの一方の面が平坦
であるとは、必ずしもこの面が全体的に完全に同一平面
に位置しているということ意味しているわけではない。
むしろ、この面にもはや拡径移行部が存在しないという
ことしか意味していない。しかし例えばワークが深絞り
成形過程において深絞り成形部材に変形加工された場
合、変形加工されたワークの、平坦である見なされる面
ももはや完全に同一平面上には位置せず、ブランクの一
方の面に相応する最初の平面から当然突出している。な
ぜならば深絞り成形部材は概して三次元的な形状である
からである。この限りでは「平坦」という表現はワーク
の、拡径移行部を有する一方の面の状態に対する対義語
として理解することができる。
【0010】変形加工装置は基本的に、金属薄板を変形
加工する公知のあらゆる変形加工方法のために使用する
ことができる。これに相応して本発明は従来の形式のあ
らゆる変形加工装置においても利用可能である。本発明
の有利な改良形態に基づき、変形加工装置が、ポンチと
ダイスとを有しており、このポンチとダイスとが、ブラ
ンクを変形加工するために協働する。このようなポンチ
とダイスとはワークを変形加工するために概して、ダイ
スによって、開口を取り囲むフレームが形成されて、そ
れから変形加工されたワークつまり圧延されたフレキシ
ブルなブランクがフレームに接触し、これによりダイス
の開口にわたって位置するブランク領域が可塑変形によ
ってダイスの開口内に押し込むことができるように協働
する。ダイスとポンチとのこのような組合せは例えば深
絞り成形方法のために使用される。
【0011】基本的には上記した形式の変形加工方法を
実施するためには、例えばポンチとダイスとのような2
つの変形加工装置で十分である。しかし本発明の有利な
改良形態では、さらに変形加工装置はが押さえを有して
おり、この押さえが、ブランクの変形加工された状態で
1つの拡径移行部を有するようにしたいブランク面に設
けられている場合には、押さえが拡径移行部に合わせら
れた形を有しており、押さえが、ブランクの変形加工さ
れた状態で平坦にしたいブランク側に設けられている場
合には、押さえが平坦であるように構成されているよう
に提案されている。他の変形加工装置つまりポンチおよ
びダイスに有効であること、すなわち達成したい拡径移
行部に合わせられた形または平坦な形に基づき変形加工
過程中に、最初両側に設けられていた拡径移行部を一方
の面に押し除き可能であることがそのままこの押さえの
ためにも有効である。
【0012】ダイスとポンチとが変形加工装置として設
けられている本発明の有利な実施例では押さえが、ブラ
ンクの、ポンチに対応する面に設けられていて、ブラン
クの押さえのためにダイスと協働するようになってい
る。具体的には、押さえとダイスとが協働することによ
ってワークは押さえとダイスとの間にクランプ固定され
ることを意味している。このような形式で、特にわずか
な剛性しか有していないワークにおいても、ポンチをダ
イスの開口に押し込む際にワークが完全にはダイスの開
口内に落ち込まないように保証されている。
【0013】まずは常に、単数のもしくは複数の変形加
工装置(正確にはワークが変形加工された状態で1つの
拡径移行部を有するようにしたいブランクの面に面する
単数のまたは複数の相応した変形加工面)が、拡径移行
部に合わせた形を有しているように構成されている。変
形加工装置の変形加工面の、達成したい拡径移行部に合
わせられた形は一般的には、変形加工装置の変形加工面
の経過が、変形加工されるワーク表面の達成したい経過
に正確に合わせられている場合に出現する。つまり変形
加工されたワークの表面は、正確に変形加工装置の変形
加工面の形によって規定された形を有している。特にア
プセット効果(Stauchungseffekt)またはヒステリシス
効果の出現時には少なくとも僅かにずれが生じる。ワー
クの変形加工された状態で1つの薄板拡径移行部を有す
るようにしたい、ワークの面に面する変形加工装置の変
形加工面の正確な寸法設定のためには、一般的にはそれ
ぞれ厚さdだけブランクに最初存在する両側の拡径移行
部において、ほぼ厚さが2dの拡径移行部を有していな
ければならないことが重要である。
【0014】本発明では前記した装置の、特に深絞り成
形または引張成形または圧縮成形のための引張成形法ま
たは引張圧縮成形法または金属薄板高圧成形法のための
装置を使用することを特徴とする使用法が提供されてい
る。このような本発明による装置は当然、協働する2つ
の変形加工装置によって作業する他のあらゆる変形加工
方法にも適用される。
【0015】本発明の方法の前記した解決策、すなわち
拡径移行部をブランクの変形加工も行われる方法段階に
おいて、ブランクの一方の面に押し除くによって課題が
解決されている。特にこのことはブランクの一方の面へ
の拡径移行部の押し除きとブランクの変形加工とを同じ
変形加工装置で行うことによって可能である。本発明に
よる方法の別の有利な改良形態は本発明による装置の前
記した有利な実施例に類似して得られる。
【0016】本発明による装置ならびに本発明による方
法を構成する複数の可能性が存在する。このために一方
では主請求項に続く従属請求項、他方では本発明による
有利な実施例を詳説する実施例の説明部を参照する。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を図面に示
した実施例に基づき詳説する。
【0018】図1の斜視図から、金属帯状部材をフレキ
シブルに圧延し次いで個別化することによって得られた
ブランク1が見て取れる。このブランク1は互いに異な
る2つの領域、つまり互いに種々異なる厚さを有する領
域2と領域3とを有している。領域2は領域3とはブラ
ンク1の両側でそれぞれ拡径移行部4によって隔てられ
ている。これらの拡径移行部4は所定の傾斜で領域2の
厚さから領域3の厚さへの移行部を形成する。
【0019】図1に示したブランクを変形加工させる装
置が、本発明の有利な第1実施例に基づき概略的に図2
Aから見て取れる。この図2Aでは上方に長手方向断面
図が、下方に横断面図が示されている。図2Aに示した
装置では、図3Aに示した装置と同様に、単に本発明に
とって重要な構成部材だけを示した。つまり、薄板から
成るワークを変形加工するための従来の装置においても
同様の形式で設けられている、装置の構成部材は図示し
ていないということを意味している。
【0020】本発明の有利な第1実施例に基づいた装置
は、ポンチ5とダイス6とを有しており、これらの部材
の間に変形加工させたいブランク1が配置される。さら
に、このブランク1を変形加工過程のために保持するた
めに、押さえ7が設けられている。この押さえ7に助成
されて、ブランク1をダイス6上に固定することができ
る。固定することによってブランク1が変形加工過程の
際に完全にダイス6の開口内に入り込むことがないよう
に保証される。
【0021】図2Aから分かるようにブランク1は互い
に異なる厚さを有する2つの領域2,3を有しており、
このブランク1の厚さプロフィルはブランク1の中央平
面に対して対称的である。図2Aに示した装置によっ
て、所定の構成部材、つまり内側にだけ拡径移行部4が
位置するがしかし外側は完全に平坦な面を有する深絞り
成形部材を得たい。このためにダイス6は、ブランク1
が変形加工過程の際に接触しているダイス6の表面、つ
まりダイス6の変形加工面が完全に1平面上に位置して
いるように形成されている。このダイス6によって形成
された開口は、丸く面取りされた角部を除いてほぼ方形
となる。これに対して、ポンチ5の変形加工面もしくは
押さえ7の変形加工面はそれぞれ、ブランク1の達成し
たい拡径移行部4に合わせられた面を有している。つま
りブランク1が変形加工過程の際に接触する、ポンチ5
または押さえ7の変形加工面は、完全には1平面上に位
置していないことを意味している。その代わり、押さえ
7の厚さは、ブランク1の比較的薄い領域3に接触する
領域では、ブランク1の比較的厚い領域2に対応配置さ
れた、押さえ7の他の領域よりも厚く構成されている。
しかしこの際、押さえ7の厚さは、まだ変形加工されて
いないブランク1にある拡径移行部4に相応したブラン
ク1の形状に合わせるのではなく、変形加工されたブラ
ンク1において達成したい拡径移行部4に相応するよう
に合わせられる。この限りでは押さえ7の厚い領域と押
さえ7の薄い領域との間の厚さの差は、ブランク1の薄
い領域3に対するブランク1の厚い領域2の一方側での
高低差のほぼ2倍の大きさである。言い換えれば押さえ
7の薄い領域は、押さえ7の厚い領域より、ブランク1
の厚い領域2とブランク1の薄い領域3との間の厚さの
差に相応している。これはブランク1の変形加工過程の
際に、同時に、最初両側に存在した拡径移行部4が深絞
り成形部材の一方の面、つまり内側面に移る、つまり押
し除かれるように考慮されている。相応したことが原理
的にはポンチ5にも該当する。ポンチ5の変形加工面は
同様に達成したい拡径移行部4に合わせられている。さ
らに図2Aに示した横断面図分かるように、ポンチ5で
も長手方向でポンチの幅が変化している。相応して、ダ
イスの開口内へのポンチ5の導入時におけるポンチ5と
ダイス6との間の間隔は、ポンチ5が長手方向で見て小
さな幅を有している領域における間隔よりも、ポンチ5
が長手方向で見て大きな幅を有している領域における間
隔のほうが小さくなっている。ポンチ5とダイス6との
間に比較的大きな中間室が必要である。なぜならばこの
中間室は、最初両側に存在する拡径移行部4が、変形加
工されたブランク1の内側面に移る変形加工過程におい
て、ブランク1の比較的厚い領域2を収容しなければな
らないからである。
【0022】最終的に図2Bからは、図2Aに概略的に
示した本発明の有利な第1実施例に基づいた装置によっ
て製造される、変形加工されたブランクが見て取れる。
図2Bからは、変形加工されたブランク1の外側面が完
全に平坦であり、他方で変形加工されたブランク1の内
側面が拡径移行部4を有しているのが分かる。この拡径
移行部4はブランク1の比較的厚い領域2をブランク1
の比較的薄い領域3に結合している。
【0023】図3Aからは、本発明の有利な第2の実施
例に基づいた概略的に示された装置が見て取れる。この
装置によってブランク1を、図3Bから分かるように、
拡径移行部4が外側に位置し、同時に、変形加工された
ブランク1の内側に位置する面が完全に平らであるよう
に変形加工することが可能である。本発明の有利な第2
実施例に基づき、ブランク1に最初両側にある拡径移行
部4は、ブランク1の下面側にだけ拡径移行部4が存在
するように移したいので、変形加工過程の間ブランク1
に接触している押さえ7の表面、つまり押さえ7の変形
加工面と、ブランク1に向かって押し付けられるポンチ
5の表面、つまりポンチ5の変形加工面とがそれぞれ同
一平面上に位置するように構成されている。これに対し
て、変形加工過程中にブランク1が接触するダイス6の
変形加工面に関連して、ダイス6の変形加工面は完全に
は同一平面に位置しておらず、達成したい拡径移行部4
に合わせられた形を有しているように構成されている。
この限りでは、ポンチ5は丸く面取りされた角部を除い
てほぼ方形を有しており、他方ではダイス6内に形成さ
れた開口は第1の領域において長手方向で見て第2の領
域における幅よりも大きな幅を有している。この場合、
第1の領域はブランク1の薄い領域3に対応配置されて
いて、第2の領域はブランク1の厚い領域2に対応配置
されている。ダイス6の相応した形が必要である。なぜ
ならばブランク1をダイス6の開口内に押し込む際に、
開口を制限する、ダイスの内側面もダイス6の変形加工
面として作用するからである。図3Aから概略的に示し
た本発明の有利な第2の実施例に基づいた装置の機能形
式は、本発明の有利な第1の実施例に基づいた装置によ
って実施しようとする方法に類似して得られる。
【0024】本発明は深絞り成形方法に基づいた2つの
有利な実施例に関連して説明されているが、このような
方法に限定されるものではなく、したがって本発明によ
る装置は金属薄板高圧成形法または引張圧縮成形法(Z
ugdruckumformverfahren)のよ
うな別の変形加工方法のためにも使用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属帯状部材をフレキシブルに圧延し次いで個
別化することによって製造された、両側に拡径移行部を
有するブランクの斜視図である。
【図2A】本発明の第1実施例に基づいた拡径移行部が
内側に位置する深絞り成形部材を製造するための装置の
主たる構造部材の概略的な長手方向断面図と横断面図で
ある。
【図2B】図2Aに概略的に示した装置によって製造さ
れた、拡径移行部が内側に位置する深絞り成形部材の図
である。
【図3A】本発明の第2実施例に基づいた拡径移行部が
外側に位置する深絞り成形部材を製造するための装置の
主たる構造部材の概略的な長手方向断面図と横断面図で
ある。
【図3B】図3Aに概略的に示した装置によって製造さ
れた、拡径移行部が外側に位置する深絞り成形部材の図
である。
【符号の説明】
1 ブランク、 2,3 領域、 4 拡径移行部、
5 ポンチ、 6 ダイス、 7 押さえ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596179058 In den Schlachtwies n 4,D−57439 Attendorn, Germany

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延されたフレキシブルな金属帯状部材
    から成るブランクを変形加工するための装置であって、
    ブランクを変形加工するために協働する複数の変形加工
    装置が設けられており、ブランク(1)が、互いに異な
    る2つの厚さを有していて、該ブランク(1)の厚さプ
    ロフィルが中心平面に対してほぼ対称的に延在してお
    り、つまりブランク(1)が両側に拡径移行部(4)を
    有しており、該拡径移行部(4)がブランク(1)の一
    方の面に押し除き可能であり、その結果、変形加工され
    たブランク(1)の一方の面が拡径移行部(4)を有し
    ていて、かつ変形加工されたブランクの(1)の他方の
    面が平坦である形式のものにおいて、 ブランク(1)の変形加工された状態で1つの拡径移行
    部(4)を有するようにしたいブランク面に面した、変
    形加工装置の変形加工面が、達成したい拡径移行部
    (4)に合わせられた形を有しており、かつブランク
    (1)が変形加工された状態で平坦にしたいブランク面
    に面した、変形加工装置の変形加工面が平坦であるよう
    に形成されていることを特徴とする、圧延されたフレキ
    シブルな金属帯状部材から成るブランクを変形加工する
    ための装置。
  2. 【請求項2】 変形加工装置が、ポンチ(5)とダイス
    (6)とを有しており、該ポンチ(5)と該ダイス
    (6)とが、ブランク(1)を変形加工するために協働
    するようになっている、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 変形加工装置が押さえ(7)を有してお
    り、該押さえ(7)が、ブランク(1)の変形加工され
    た状態で1つの拡径移行部(4)を有するようにしたい
    ブランク面に設けられている場合には、押さえ(7)が
    拡径移行部(4)に合わせられた形を有しており、押さ
    え(7)が、ブランク(1)の変形加工された状態で平
    坦にしたいブランク面に設けられている場合には、押さ
    え(7)が平坦であるように構成されている、請求項1
    または2記載の装置。
  4. 【請求項4】 押さえ(7)が、ブランク(1)の、ポ
    ンチ(5)に対応する面に設けられていて、ブランク
    (1)の押さえのためにダイス(6)と協働するように
    なっている、請求項2または3記載の装置。
  5. 【請求項5】 特に深絞り成形または引張成形または圧
    縮成形のための引張成形法または引張圧縮成形法または
    金属薄板高圧成形法のために、請求項1から4までのい
    ずれか1項記載の装置を使用することを特徴とする使用
    法。
  6. 【請求項6】 ブランクが互いに異なる2つの厚さを有
    し、かつブランクの厚さプロフィルが中心平面に対して
    ほぼ対称的に延在し、つまりブランク(1)が両側に拡
    径移行部を有し、該拡径移行部がブランクの一方の面に
    押し除け可能であり、その結果、変形加工されたブラン
    クの一方の面が拡径移行部を有し、かつ変形加工された
    ブランクの他方の側が平坦であるように、圧延されたフ
    レキシブルな金属帯状部材から成るブランクを変形加工
    するための方法において、 拡径移行部を、ブランクの変形加工も行われる方法段階
    において、ブランクの一方の面に押し除くことを特徴す
    る、圧延されたフレキシブルな金属帯状部材から成るブ
    ランクを変形加工するための方法。
  7. 【請求項7】 複数の変形加工装置を設け、ブランクの
    一方の面への拡径移行部の押し除きとブランクの変形加
    工とを同じ変形加工装置で行う、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 第1の変形加工装置を設け、該変形加工
    装置を、ブランクが変形加工された状態で1つの拡径移
    行部を有するようにしたいブランク面に面するように
    し、第2の変形加工装置を設け、該変形加工装置を、ブ
    ランクが変形加工された状態で平坦に構成したいブラン
    ク面に面するようにし、しかもブランクが変形加工され
    た状態で1つの拡径移行部を有するようにしたいブラン
    ク面に面した、変形加工装置の変形加工面に、達成した
    い拡径移行部に合わせられた形を付与し、かつブランク
    が変形加工された状態で平坦にしたいブランク面に面し
    た、変形加工装置の変形加工面を平坦にする、請求項7
    記載の方法。
  9. 【請求項9】 変形加工装置にポンチとダイスとを設
    け、該ポンチと該ダイスとを、ブランクの変形加工のた
    めに協働させる、請求項7または8記載の方法。
  10. 【請求項10】 変形加工装置に押さえを設け、該押さ
    えを、変形加工された状態で1つの拡径移行部を有する
    ようにしたいブランク面に設けた場合、押さえに、拡径
    移行部に合わせられた形を付与し、押さえを、ブランク
    の変形加工された状態で平坦にしたいブランク面に設け
    た場合、押さえを平坦する、請求項7から9までのいず
    れか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 ブランクの、ポンチに対応する面に押
    さえを設け、該押さえを、ブランクの押さえのためにダ
    イスと協働させる、請求項9または10項記載の方法。
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