JP2002126383A - 畳縫着装置および縫着方法 - Google Patents

畳縫着装置および縫着方法

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JP2002126383A
JP2002126383A JP2000329358A JP2000329358A JP2002126383A JP 2002126383 A JP2002126383 A JP 2002126383A JP 2000329358 A JP2000329358 A JP 2000329358A JP 2000329358 A JP2000329358 A JP 2000329358A JP 2002126383 A JP2002126383 A JP 2002126383A
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sewing
stitching
sewing machine
reverse
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JP2000329358A
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Kenichi Nakamura
謙一 中村
Yasuaki Matsui
康明 松井
Masaki Koroyasu
雅樹 頃安
Arata Koroyasu
新 頃安
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Kyokuto Sanki Co Ltd
Original Assignee
Kyokuto Sanki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は従来の畳縫着装置における、装置ス
ペースが大きく、かつミシンの調整が繁雑となる課題を
解決でき、さらに、コスト削減が可能で、縫着時間も短
縮できる畳縫着装置を提供すること。 【解決手段】 一本縫針型式のミシンにより平刺しおよ
び返し縫いを行う畳縫着装置であって、予め設定された
動作により回転または傾動する畳回転手段11と畳縫着
台傾動手段23〜25を備え、平刺し時においては、畳
回転手段11で畳を回転することにより、一本縫針形式
のミシン4で両側の平刺しを行い、返し縫い時において
は、畳縫着台傾動手段23〜25と畳回転手段11によ
り畳縫着台2が傾斜した状態で両側の返し縫いを行うこ
とを特徴とする畳縫着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、畳に縁を縫い付け
る作業を自動化した畳縫着装置に関し、特に、平刺しと
返し縫いとを効率的に1台のミシン装置で縫着できるよ
うにした畳縫着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】畳は畳床とその上に張った畳表と短辺側
(框部)で縫い合わせる框縫いの工程、長辺側(上前及
び下前)の畳表に縁と縁下紙とを重ねて裏返しに縫い合
わせる平刺し工程、それと前後して畳床及び畳表の上前
及び下前側を畳の幅寸法に切断する工程、平刺しした縁
及び縁下紙を畳床の側面に沿って折り返す工程、縁及び
縁下紙の畳の長辺より延びた部分を框に沿って折り曲げ
てステープルや糸で畳に固定する隅止め工程、及び上前
または下前側に折り返した縁及び縁下紙を畳の側面に縫
い付ける返し縫い工程の各工程により製造される。ま
た、返し縫い工程では、畳の厚さを調整するために、必
要に応じて畳の下面に厚み調整材を配置し、これを返し
縫いで一緒に畳に縫着している。
【0003】この平刺しや返し縫いの縫着を一台の装置
で行う試みが従来から提案されている。
【0004】例えば、特公昭40−2108号公報及び
特公昭58−31949号公報には、平刺しと返し縫い
のための千鳥刺しとを行う機構を一つに組み込んだミシ
ンが記載されている。このミシンは、水平に保持された
畳に沿って走行するときに、その駆動を切替えて、例え
ば、往路では平刺し、復路では返し縫いを行うことがで
きる。しかし、これらのミシンはいずれも平刺し用と返
し縫い用の2本の針とそれぞれ針に対応する駆動装置と
カマ等の糸掛け装置等を有している。
【0005】また、実開昭48−107423号公報の
畳縫着装置では、平刺しを行うミシンと返し縫いを行う
ミシンとを別々に設け、これらのミシンが走行するレー
ルをたたみ固定用の台座に沿って敷設し、この走行の間
に畳への平刺しまたは返し縫いを行わせている。また、
待機用のレールを設置し、走行レールに入線するミシン
の種類を入れ換えている。
【0006】また、実公昭46−5900号公報では、
平刺し用のミシンと返し縫い用のミシンを連結し、それ
らが前進する過程で畳縁の平刺しと返し縫いとを終える
ように構成している。
【0007】しかし、上記した事例はいずれも装置スペ
ースが大きくなり、かつミシンの調整が繁雑となる欠点
を有しており、これらの欠点を解消するものとして、本
出願人は特願平10−130809号において、畳を水
平状態に保持して平刺しおよび返し縫いを行う畳縫着装
置において、1本の縫針を備えた縫着ヘッドを畳に対し
て垂直位置から傾斜位置に回動して固定する作動手段を
設け、縫着ヘッドに備えた1本の縫針で、平刺しおよび
返し縫いを行うことを特徴とする畳縫着装置を提案して
いる。
【0008】上記本出願人に係る畳縫着装置において
は、装置全体のスペースを従来のミシンに比べて大幅に
小型化でき、また、コスト面においても前記した従来装
置に比べて安価に提供できるという効果を有するが、さ
らにコスト削減を図り、かつ縫着時間を短縮することが
要求されてきている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の畳縫着装置における、装置スペースが大きく、かつミ
シンの調整が繁雑となる課題を解決でき、さらに、コス
ト削減が可能で、縫着時間も短縮できる畳縫着装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、一本縫針型式
のミシンにより平刺しおよび返し縫いを行う畳縫着装置
において、予め設定された動作により回転または傾動す
る畳回転手段と畳縫着台傾動手段を備え、平刺し時にお
いては、畳回転手段で畳を回転することにより、一本縫
針型式のミシンで両側の平刺を行い、返し縫い時におい
ては、畳縫着台傾動手段と畳回転手段により畳縫着台が
傾斜した状態で両側の返し縫いを行うことを特徴とする
ものである。
【0011】本発明によると、一本縫針型式のミシンに
より平刺しおよび返し縫いを行うため、装置全体を小型
化でき、平刺、返し縫いの切替えも容易な畳縫着装置を
提供できるとともに、さらに返し縫い時にミシン本体を
傾動するものに比して、傾動するための装置が簡単で、
操作も容易であるとともに、ミシン本体を軽量化できる
ため、ミシンの動作スピードを上げることができ、作業
効率を向上することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、一本縫針型式のミシンにより平刺しおよび返し縫い
を行う畳縫着装置であって、予め設定された動作により
回転または傾動する畳回転手段と畳縫着台傾動手段を備
え、平刺し時においては、畳回転手段で畳を回転するこ
とにより、一本縫針型式のミシンで両側の平刺しを行
い、返し縫い時においては、畳縫着台傾動手段と畳回転
手段により畳縫着台が傾斜した状態で両側の返し縫いを
行うことを特徴とするもので、一本縫針型式のミシンに
より平刺しおよび返し縫いを行うため、装置全体を小型
化でき、平刺し、返し縫いの切替えも容易な畳縫着装置
を提供できるとともに、さらに返し縫い時にミシン本体
を傾動するものに比して、傾動するための装置が簡単
で、操作も容易であるとともに、ミシン本体を軽量化で
きるため、ミシンの動作スピードを上げるとができ、作
業効率を向上することができる作用を有し、かつコスト
削減が可能となる作用を有する。
【0013】請求項2に記載の発明は、一本縫針型式の
ミシンと、畳回転手段と、畳縫着台傾動手段を備え、予
め設定された動作により駆動する畳縫着装置により、平
刺しおよび返し縫いを行う畳縫着方法において、上前平
刺し工程と、畳回転工程と、下前平刺し工程と、畳回転
工程と、畳縫着台傾斜工程と、上前返し縫い工程と、畳
縫着台水平戻し工程と、畳回転工程と、畳縫着台傾斜工
程と、下前返し縫い工程と、畳縫着台水平戻し工程を含
む畳縫着方法であり、返し縫い工程において、畳縫着台
傾動手段により畳を傾斜して返し縫いを行うようにした
ため、一本縫針型式のミシンにより、ミシンを傾動して
返し縫いを行うものに比して、ミシン本体を軽量化で
き、高速走行を可能にするとともに、簡単な手段により
傾動操作を行うことができる作用を有する。
【0014】請求項3に記載の発明は、畳回転工程と畳
縫着台傾斜工程間に、下前側縁、縁下紙折り返し工程を
設けたことを特徴とするもので、請求項2記載の発明と
同じ作用を有する。
【0015】請求項4に記載の発明は、畳の位置決め工
程を具備していることを特徴とするもので、請求項2記
載の発明と同じ作用を有する。
【0016】請求項5に記載の発明は、一本縫針型式の
ミシンと、畳回転手段と、畳縫着台傾動手段を備え、予
め設定された動作により駆動する畳縫着装置により、平
刺しおよび返し縫いを行う畳縫着方法において、上前平
刺し工程と、畳回転工程と、下前平刺し工程と、作業者
がミシン側に移動して、下前側の縁、縁下紙を折り返す
工程と、畳縫着台傾斜工程と、下前返し縫い工程と、畳
縫着台水平戻し工程と、畳回転工程と、畳縫着台傾斜工
程と、上前返し縫い工程と、畳縫着台水平戻し工程を含
む畳縫着方法であり、下前の平刺し工程の終了後に、ミ
シン側に作業者が移動して下前側の縁、縁下紙を折り返
す工程を設けることにより、畳の回転工程を一工程省く
ことができ、また畳の回転が180度×2の360度で
あるため、次の畳の回転動作時には畳回転手段は原点に
復帰しているので、畳回転手段の動作に無駄がなく、畳
をより効率的に縫着できる作用を有する。 〔実施の形態〕以下本発明の実施の形態について、図1
〜図7を用いて説明する。図において、1は畳、2は畳
床が固定される畳縫着台、3は畳を畳縫着台2との間で
挾持・固定する畳押え、4はレールに沿って畳縫着台の
側面を走行するミシン、5は縫着針、6aはミシン4に
装備された縁供給リール、6bは縁下紙供給リール、7
は厚み調整部材供給リール、8a,8bはレール、9は
畳1をレール方向またはミシン側に押動する畳押しバ
ー、10aはミシン本体に装備された畳床切断刃、10
bは畳表切断刃、11は回転座、12は運転スイッチ、
13は床定規、14は基台21の両側端近傍に設けら
れ、畳押え3を昇降するエアシリンダー、15は畳押え
昇降用ガイドシャフト、16はガイドシャフト15が嵌
挿されるブッシュ、17は回転座11を回転する旋回ア
クチュエータ、18は回転座11を昇降するエアシリン
ダー、19は昇降用ガイドシャフト、20は畳縫着台2
の中央部に固設された取付台、21は畳縫着台の基台、
22は畳縫着台2を傾動させるモータ、23はモータプ
ーリー、24はプーリー、25は一端を畳縫着台の前端
部に係着したリンク機構である。
【0017】上記実施の形態において、畳押え3の昇
降、回転座11の昇降および回転、さらには畳縫着台2
の傾動動作は、いずれも予めそれぞれの動作が制御装置
(図示せず)に入力されており、入力された動作により
自動的に駆動するように構成されている。もちろん任意
の段階で動作を一時停止させ、その後作業者の運転開始
入力により、再び予め設定させた動作が再開されるよう
にしてもよい。
【0018】以下、本実施の形態の畳縫着装置における
縫着動作(1)について説明する。
【0019】まず準備工程においては、畳縫着装置の電
源を入れ、縁を縁供給リール6aにセットし、縁下紙を
縁下紙リール6bにセットし、返し縫いに使用する厚み
調整材を厚み調整材供給リール7にセットして、これら
をミシン4に装備する。
【0020】次に、平刺し(上前)工程において、畳床
に畳表を張り、框縫いの工程まで終了した畳を畳縫着台
2の上に載置し、畳床の上前側をミシン側にして、床定
規13を使用して作業者が畳の位置決めして、畳表の上
前の直線が出ていることを確認し運転スイッチを押す
と、畳押え3が下降し畳1を畳縫着台2に固定する。次
に、ミシン4がレール8a,8b上を移動し、畳縫着台
2にセットされた畳1の縫着作業位置に達すると、ミシ
ン4から供給される縁及び縁下紙を裏向きにして縫着を
始め、畳床切断刃10aにて畳床が、畳表切断刃10b
にて畳表が切断される。
【0021】ミシン4は継続して移動し、縁及び縁下紙
はリール6a,6bから引き出されて縫着される。
【0022】ミシン4の移動に合わせて畳床、畳表の切
断が連続して行われる。
【0023】畳床1の縫い始め側と縫い終わり側では、
隅止めに必要な長さの縁と縁下紙が畳床1から延ばした
状態で平刺しされる。(ミシンの細かな動きは従来の平
刺ミシンや平刺し返し縫い兼用ミシンと同様であるため
に省略する。) 縫着と切断が完了するとミシンが縫着待機位置へ後退す
る。
【0024】次に、畳床1の固定を解除し、回転座11
が上昇して畳床1を持ち上げて180度ターンさせ、平
刺し(下前)工程に移行する。
【0025】平刺し(下前)工程において、畳押しバー
9が畳縫着台2上の畳1をレール8a,8b方向に押
し、仕上がり寸法に合う位置まで畳を押動する。具体的
には、入力されたクセのデータに基づいて、上前から最
も突出している畳の下前までの最大寸法の位置または最
も窪んでいる畳の下前までの最小寸法位置を基準線とし
て畳の位置合わせを行う。(特許第2802599号に
おいて公知) 畳床1の位置決めがされると、畳押え3が下降して畳1
を畳縫着台2に固定し、クセのデータに基づいてクセ取
りしながら、上前工程と同様に縁及び縁下紙を縫着す
る。
【0026】この時、ミシンが縫着していない側におい
て作業者が既に平刺し縫着の完了した上前側の縁及び縁
下紙の折り返しと隅止め作業を行う。この隅止め作業が
完了するまではミシンが次の工程に作動しないよう予め
制御されている。そのため、隅止め作業が完了すると、
隅止めの完了を制御装置に入力するスイッチ(図示せ
ず)が設けられている。
【0027】平刺しが完了すると、次に畳床の固定を解
除し、回転座11が上昇して畳床1を持ち上げて180
度ターンさせ、隅止め工程に移行する。
【0028】隅止め工程において、作業者は畳縫着台2
側で再度縁及び縁下紙の折り返しと隅止め作業を行う。
この隅止め作業が完了するとスイッチ(図示せず)を押
す。もちろん運転スイッチと共用してもよい。
【0029】次に、畳縫着台傾動工程において、畳押し
バー9が作動し、畳床1をミシン側に設けられたガイド
(図示せず)まで移動させて畳床1を位置決めする。位
置決めが完了すると、畳押え3が下降し畳1を畳縫着台
2に固定し、畳縫着台2は図7に示すモータ22、モー
タプーリー23、リンク機構25を介して、図4に示す
ように斜めに傾斜される。
【0030】このとき、ミシンは平刺し機構から返し縫
い機構に手動または自動的に切り替えられる。
【0031】次に、上前の返し縫い工程において、ま
ず、ミシン4の縫針5が畳床1を突き通す位置を作業者
がミシンをレール8a、8bと直角方向に移動させるス
イッチ(図示せず)を使って決定する。
【0032】位置決めが完了すると、運転スイッチ(ミ
シンに設置)を押し、返し縫いをスタートさせる。同じ
厚さの畳を複数枚縫着する時は、最初の1枚の設定で2
枚目からは自動的にミシンが移動する。
【0033】ミシンが移動して返し縫いが行われ一方の
辺の縫着が完成する。
【0034】畳床1の厚さの調節が必要な場合は、厚み
調整材供給リール7からクッション性のある厚み調整テ
ープが供給され、畳床1の下面に厚み調整テープも一体
となって縫着される。
【0035】この実施の形態では、ミシン位置は作業者
の操作により位置決めされるが、畳押え3の位置をセン
サで検出し、畳床1の厚さを検出することによって、そ
の厚みに対応する返し縫いの適切な位置へミシンを自動
的に移動するようにすることもできる。
【0036】返し縫いが完了すると、畳縫着台2はモー
タ22、モータープーリー23、リンク機構25を介し
て水平状態に戻され、畳1の固定を解除し、回転座11
が上昇して畳床1を持ち上げ、再び畳1を180度ター
ンさせる。
【0037】次に上記と同工程により畳縫着台2を傾動
し、下前の返し縫いが行われる。
【0038】下前の返し縫いが完了すると、畳縫着台2
を水平に戻し、畳の縫着が完成する。
【0039】本実施の形態における動作フローを示すと
図8の通りとなる。
【0040】本発明の上記した実施の形態による畳縫着
装置を用いた他の縫着動作(2)について説明する。
【0041】準備工程および平刺し(上前)工程、畳の
回転、平刺し(下前)工程は前記縫着動作(1)と同じ
である。
【0042】本動作においては、平刺し(下前)工程が
終了した段階で、畳を回転させずに作業者がミシン側へ
移動して、下前が平刺しされた縁及び縁下紙を折り返し
て隅止め作業を行う。この隅止め作業が完了するとスイ
ッチを押し、平刺しを返し縫いに切り替え、縁及び縁下
紙と厚み調整材の切り替えを必要に応じて行う。平刺し
と返し縫いの切換は自動にしてもよい。
【0043】次に、畳縫着台傾動工程において、畳押し
バー9が作動し、畳床1をミシン側に設けたガイド(図
示せず)まで移動させて畳床1を位置決めする。位置決
めが完了すると、畳押え3が下降し畳1を畳縫着台2に
固定し、畳縫着台2は図7に示すモータ22、モータプ
ーリー23、リンク機構25を介して、図4に示すよう
に斜めに傾斜される。
【0044】次に、下前の返し縫い工程において、まず
ミシン4の縫針5が畳床1を突き通す位置を作業者がミ
シン移動スイッチを使って決定する。
【0045】位置決めが完了すると運転スイッチ(ミシ
ンに設置)を押し、返し縫いをスタートさせる。同じ厚
さの畳を複数枚縫着する時は、最初の1枚の設定で2枚
目からは自動的にミシンが移動する。
【0046】ミシンが移動して返し縫いが行われ一方の
辺の縫着が完成する。
【0047】畳床1の厚い場合は、クッション性のある
厚み調整テープを底面に入れた状態で縫着する。これは
縫着動作(1)と同じである。
【0048】返し縫いが完了すると畳縫着台2はモータ
22、モータープーリー23、リンク機構25を介して
水平な状態に戻され、畳1の固定を解除し、回転座11
が上昇して畳床1を持ち上げ、再び180度ターンさせ
る。
【0049】次に、上記と同工程により畳縫着台2を傾
動し、上前の返し縫いが行われる。
【0050】上前の返し縫いが完了すると、畳縫着台2
を水平に戻し畳の縫着が完成する。
【0051】この縫着動作(2)によれば、回転座11
による畳1の回転は180度×2の360度であるた
め、前記縫着動作(1)に比べて、回転動作が一回転少
なく、回転に要する時間分だけ畳の完成までの時間を短
縮することができ効率的である。また本実施の形態にお
ける動作フローを示すと図9の通りとなる。
【0052】上記の説明において、縫着方法は基本的に
は本縫いとするが、他に環縫い方式を採用してもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、一本縫針型式のミシン
により平刺しおよび返し縫いを行うため、装置全体を小
型化でき、平刺し、返し縫いの切替えも容易な畳縫着装
置を提供でき、さらに返し縫い時にミシン本体を傾動す
るものに比して、傾動するための装置が簡単で、操作も
容易であるとともに、ミシン本体を軽量化できるため、
ミシンの動作スピードを上げることができ、作業効率を
向上することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の畳縫着装置の平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】畳縫着台が傾斜した状態を示す側面図である。
【図5】畳押え昇降手段を示す拡大正面図である。
【図6】回転座駆動手段を示す拡大正面図である。
【図7】畳縫着台傾動手段を示す側面図である。
【図8】動作フロー図である。
【図9】動作フロー図である。
【符号の説明】
1 畳床 2 畳縫着台 3 畳押え 4 ミシン 5 縫針 6a 縁供給リール 6b 縁下紙供給リール 7 厚み調整材供給リール 8a,8b レール 9 畳押しバー 10a 畳床切断刃 10b 畳表切断刃 11 回転座 12 運転スイッチ 13 床定規 14 エアシリンダー 15 ガイドシャフト 16 リニアブッシュ 17 旋回アクチュエータ 18 エアシリンダー(回転座昇降) 19 ガイドシャフト 20 取付台 21 基台 22 モータ 23 モータプーリー 24 プーリー 25 リンク機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 頃安 雅樹 兵庫県龍野市龍野町日飼190番地 極東産 機株式会社内 (72)発明者 頃安 新 兵庫県龍野市龍野町日飼190番地 極東産 機株式会社内 Fターム(参考) 3B150 BA17 CB15 CE03 CE23 CE24 CE25 EH01 EH17 JA03 QA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一本縫針型式のミシンにより平刺しおよ
    び返し縫いを行う畳縫着装置であって、予め設定された
    動作により回転または傾動する畳回転手段と畳縫着台傾
    動手段を備え、平刺し時においては、畳回転手段で畳を
    回転することにより、一本縫針型式のミシンで両側の平
    刺しを行い、返し縫い時においては、畳縫着台傾動手段
    と畳回転手段により畳縫着台が傾斜した状態で両側の返
    し縫いを行うことを特徴とする畳縫着装置。
  2. 【請求項2】 一本縫針型式のミシンと、畳回転手段
    と、畳縫着台傾動手段を備え、予め設定された動作によ
    り駆動する畳縫着装置により、平刺しおよび返し縫いを
    行う畳縫着方法において、上前平刺し工程と、畳回転工
    程と、下前平刺し工程と、畳回転工程と、畳縫着台傾斜
    工程と、上前返し縫い工程と、畳縫着台水平戻し工程
    と、畳回転工程と、畳縫着台傾斜工程と、下前返し縫い
    工程と、畳縫着台水平戻し工程を含む畳縫着方法。
  3. 【請求項3】 畳回転工程と畳縫着台傾斜工程間に、下
    前側縁、縁下紙折り返し工程を設けたことを特徴とする
    請求項2記載の畳縫着方法。
  4. 【請求項4】 畳の位置決め工程を具備していることを
    特徴とする請求項2または3記載の畳縫着方法。
  5. 【請求項5】 一本縫針型式のミシンと、畳回転手段
    と、畳縫着台傾動手段を備え、予め設定された動作によ
    り駆動する畳縫着装置により、平刺しおよび返し縫いを
    行う畳縫着方法において、上前平刺し工程と、畳回転工
    程と、下前平刺し工程と、作業者がミシン側に移動し
    て、下前側の縁、縁下紙を折り返す工程と、畳縫着台傾
    斜工程と、下前返し縫い工程と、畳縫着台水平戻し工程
    と、畳回転工程と、畳縫着台傾斜工程と、上前返し縫い
    工程と、畳縫着台水平戻し工程を含む畳縫着方法。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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