JP2002124592A - 高周波装置 - Google Patents

高周波装置

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JP2002124592A
JP2002124592A JP2000314835A JP2000314835A JP2002124592A JP 2002124592 A JP2002124592 A JP 2002124592A JP 2000314835 A JP2000314835 A JP 2000314835A JP 2000314835 A JP2000314835 A JP 2000314835A JP 2002124592 A JP2002124592 A JP 2002124592A
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敦史 山田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高周波回路のパッケージにおいて、従来から
の安価なセラミック基板加工工程でも不要な共振や発振
を抑制し、かつ信頼性の高い高周波装置を提供する。 【解決手段】 高周波回路が形成された単層あるいは多
層セラミック基板101と、半導体チップ104a,1
04bと、パッケージを少なくとも有し、該半導体チッ
プが前記誘電体基板の表面に実装された高周波装置にお
いて、前記誘電体基板表面の回路部以外の大部分に抵抗
層107を形成し、その一部を接地する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミリ波マイクロ波
通信用の高周波装置、とりわけその半導体パッケージに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、情報処理装置の処理速度の向上
や、画像処理装置の高解像化等に伴ない、マイクロ波や
ミリ波のような高周波での高速、大容量のパーソナル通
信が注目されている。このような用途を実現するために
は、低コスト、小型、軽量で量産性に優れた高周波パッ
ケージが必要となる。特にミリ波帯においては、部品間
の接続部における電力損失が大きくなるため、伝送線路
や受動回路が形成された誘電体基板上に一つあるいは複
数の半導体チップを直接実装し、パッケージにより気密
封止する方法がしばしば用いられる。
【0003】しかしながら、このような方法を用いた場
合、周波数が高くなるにつれて、パッケージと誘電体基
板で形成されるキャビティーの寸法と波長が同じオーダ
となるため、キャビティー内で不要な共振が起こり、高
周波信号の伝送特性が劣化する。この共振を押さえるた
めには、従来から様々な方法が提案されている。
【0004】図6に特開平2−069967号公報に記
載の従来例を示す。金属製基体1上に、複数の素子を構
成してなる高速・高周波集積回路を機能構成単位ごとに
分割して収容するための複数の開口部を有する枠体12
を設ける。この枠体12に囲われてキャビティー13〜
16が形成されている。そして枠体12の内部のキャビ
ティーの表面は、高周波入出力端子6、低周波入出力端
子7バイアス電圧供給用端子8および接地用端子9の個
所を除いて金属層によってメタライズされている。キャ
ビティの分割により、各キャビティーでの共振周波数
を、搭載する高速・高周波集積回路の動作周波数よりも
十分高周波側に持って行くようにキャビティー寸法を設
計でき、より高機能な高速・高周波集積用パッケージを
得ることができる。
【0005】また、図7に特開平3−124050号公
報に記載されている従来技術を示す。高周波素子用パッ
ケージは高周波素子56を収容する箱状の絶縁基板52
とその開孔59に取付けられる金属製のキャップ51で
形成される。また、基板52の下部にはリード53が、
外部にはリード53と導通する電極が形成され、更に素
子56をリード53に導通させるボンディングワイア5
5が形成される。そしてキャップ51の裏面には電磁波
吸収材57としてフェライト系の塗料が塗布される。こ
のパッケージに素子56を収容すると放射された電磁波
は吸収材57に吸収され素子56の高周波特性に悪影響
を受けることなく、且つ素子56を外力や湿気から保護
することができる。
【0006】以上に示すように、従来不要共振による伝
送特性劣化を防ぐためには、パッケージそのものの形状
を変えて使用する周波数帯域内での共振を防ぐか、ある
いは電磁波を吸収する材料を新たにパッケージ内に配置
することにより、不要な電磁波を吸収することによりな
されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、パッケージの
形状を変えて、共振周波数を使用周波数帯域外にずらせ
る場合、複雑な形状の筐体の加工費用がかかるという問
題がある。
【0008】また、パッケージ内に電磁波吸収材料を配
置する場合、新たな材料費と工程追加によるコストアッ
プの問題や、電磁波吸収材料であるフェライト系の塗料
がキャップから剥がれ落ち、半導体チップが汚染された
り、気密封止部に塗料が付着してピンホールが発生する
など、信頼性劣化の問題がある。
【0009】本発明の目的は、従来の安価なセラミック
基板加工工程でも不要な共振や発振を抑制し、かつ信頼
性の高い高周波装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の高周波装置は、
表面に半導体チップを含む高周波回路が設けられた誘電
体基板と、前記高周波回路を封止するためのパッケージ
とを有する高周波装置において、前記パッケージ内の前
記高周波回路が設けられた領域を除く前記誘電体基板の
表面の一部に、抵抗層が形成されていることを特徴とす
る。
【0011】誘電体基板としては、アルミナやガラスセ
ラミック等のセラミック基板を用いることが出来、その
層数は単層であっても多層であってもよい。上記のよう
に誘電体基板表面が抵抗層で覆われていることにより、
キャビティのQ値が低下するため、不要な共振や発振を
低減させることができる。
【0012】前記抵抗層が形成される面積は、前記パッ
ケージ内の前記誘電体基板の表面のうち、30%以上7
0%以下であるのが好ましい。30%以下では抵抗層の
効果が不充分であり、70%以上ではパッケージの寸法
が大きくなりすぎコスト高になる。より好ましくは40
%以上60%以下である。
【0013】また、前記高周波回路が設けられた領域よ
り誘電体基板一層の厚さ相当の距離以上離れた前記誘電
体基板の表面が、抵抗層で覆われているのが好ましい。
前記抵抗層を、マイクロストリップ線路および半導体チ
ップから誘電体基板一層の厚さ相当の距離以上離れた部
分に配置しておけば、マイクロストリップ線路あるいは
半導体チップの特性にほとんど悪影響を与えない。この
距離が大きすぎると、誘電体基板面積が大きくなりコス
ト高になったり、抵抗層の面積を小さくすると共振抑制
効果が低下するので、好ましくは、マイクロストリップ
線路を形成している基板一層の厚さの3倍以下がよい。
【0014】また、本発明の高周波装置は、前記抵抗層
が、厚膜ペースト材料により形成されていることを特徴
とする。前記高周波回路に抵抗素子が含まれている場合
には、前記抵抗層が、高周波回路中の抵抗素子と同一材
料で形成されていてもよい。
【0015】厚膜ペースト材料としては、カーボンブラ
ック系ペーストや酸化ルテニウム系ペーストを用いるこ
とが出来、従来からの厚膜印刷プロセスにより容易に抵
抗層を形成することが出来る。また同一材料で形成する
ことにより、抵抗層と抵抗素子とを同時に形成でき、新
たな工程を追加する必要がない。
【0016】また、本発明の高周波装置は、前記抵抗層
のシート抵抗値が200〜600Ω/□であることを特
徴とする。より好ましくは300〜400Ω/□に設定
するのがよい。これにより空間との整合がよくなり、パ
ッケージ内での反射が低減するため、不要な共振や発振
を低減させることができる。
【0017】また、本発明の高周波装置は、前記抵抗層
の少なくとも一部が接地されていることを特徴とする。
これにより、抵抗層の電位が安定し、パッケージ内での
反射がより低減され、不要な共振や発振を低減させる上
でより効果的である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して具体的に説明する。
【0019】(実施の形態1)図1に、本発明の高周波
装置の構造例を示す。図1(a)は、その斜視図であ
り、図1(b)は、図1(a)におけるA―A’の断面
図を示す。
【0020】セラミック基板101、壁102、蓋10
3、半導体チップ104a、104b等で構成される。
半導体チップ104a、104b上には、単体トランジ
スタ、あるいはマイクロ波集積化回路が形成されてい
る。また、セラミック基板101は、厚さ150μmの
基板が2枚積層された2層構造であり、その表面には、
マイクロストリップ線路105a、105b、105
c、105dによる回路、およびバイアス線路111
a、111bが形成されている。半導体チップ104
a、104bとマイクロストリップ線路105a、10
5b、105c、105d、さらにバイアス線路111
a、111bの間はワイア−106等の接続部品により
接続されている。以上のように、本実施の形態では、セ
ラミック基板表面に、半導体チップ、マイクロストリッ
プ線路、バイアス線路、接続用ワイア−からなる高周波
回路が形成されている。
【0021】さらに、セラミック基板表面は、上記高周
波回路が設けられた領域から、誘電体基板一層の厚さ相
当の距離以上、すなわち150μm以上離れた部分が、
抵抗層107で覆われている。高周波回路と抵抗層との
距離が、マイクロストリップ線路が形成された基板の厚
さ以上に離れていることにより、マイクロストリップ線
路あるいは半導体チップ等高周波回路の特性にほとんど
影響を与えない。
【0022】抵抗層107の一部は接地層109aと接
触している。セラミック基板101は、ここでは2層基
板の例を示しており、接地層109a、109b、10
9cが複数のスルーホール108で電気的に接続されて
いる。マイクロストリップ線路105a、105c、1
05d、およびバイアス線路111a、111bは、壁
102の下を通って外部の接続用端子110a、110
b等と接続されている。
【0023】セラミック基板の材料は、アルミナやガラ
スセラミック等で構成される。また、抵抗層107は、
例えば、カーボンブラックをフェノールキシレン樹脂に
分散したペーストやあるいはRuO2系ペーストを印刷
した後に焼成することにより形成する。さらに、セラミ
ック基板としてガラスセラミック系材料を用いる場合の
場合、ガラスセラミックの原料であるグリーンシート上
に導体ペーストとRuO2系ペーストを印刷し、グリー
ンシートを積層したのちに、同時焼成することにより形
成することも可能である。
【0024】前記抵抗層のシート抵抗値は、200Ω/
□以上、600Ω/□以下が望ましい。200Ω/□以
下になると、抵抗層は導体としての性質が顕著となり、
電磁波の反射が起こる。一方、600Ω/□以上になる
と、抵抗層は絶縁体としての性質が顕著となり、本発明
の効果が小さくなる。さらに前記抵抗層のシート抵抗値
は、300Ω/□以上、400Ω/□以下がより望まし
い。真空あるいは大気のシート抵抗は略370Ω/□で
あるので、前記抵抗層のシート抵抗値は、300Ω/□
以上、400Ω/□以下の場合、空間との整合が取れる
ので、空間と前記抵抗層の界面での反射が著しく低減さ
れる。
【0025】本実施の形態では、シート抵抗値を370
Ω/□にした。また、前記抵抗層が形成される面積は、
前記パッケージ内の高周波回路が設けられた前記誘電体
基板の表面の面積に対して50%にした。
【0026】セラミック基板、枠、蓋で構成される空間
は、空洞共振器として意図せずに共振する可能性がある
が、本実施の形態の場合、セラミック基板表面の半分の
部分を占める抵抗層により、共振器としてのQ値が、大
幅に低減され、約10分の1に低下した。この結果、意
図しない共振を防ぐことが可能となる。ここで、Q値と
は、共振器に蓄えられるエネルギーと共振器中で失われ
るエネルギーの比を示す。
【0027】つまり、マイクロストリップ線路、ワイア
ー、半導体チップ等から放射した電磁波は、壁や蓋では
反射されるが、大部分の電磁波は抵抗層で吸収され、そ
の結果、不要な共振を防ぐことができる。
【0028】(実施の形態2)図2に、本発明の高周波
装置の別の構造例を示す。図2(a)は、その斜視図で
あり、図2(b)は、図2(a)におけるB―B’の断
面図を示す。
【0029】実施の形態1と同様に、セラミック基板2
01、壁202、蓋203、半導体チップ204a、2
04b、マイクロストリップ線路205a、205b、
205c、205dによる回路、ワイア−206等の接
続部品で構成され、さらに、セラミック基板表面は、大
部分が抵抗層207で覆われている。抵抗層207の一
部は接地層209aと接触している。マイクロストリッ
プ線路205c、205dおよびバイアス線路211
a、211bは、壁202の下を通って外部の接続用端
子210等と接続されている。
【0030】実施の形態1と異なる点は、セラミック基
板201が3層であり、該セラミック基板の裏面にアン
テナ素子214を有する点である。マイクロストリップ
線路205aとアンテナ給電線213は、スロット穴2
12を通して、電磁的に結合している。
【0031】図3は、セラミック基板を裏面から見た図
である。ここでは、アンテナ素子214とアンテナ給電
線213の位置関係を示すために、アンテナ給電線を点
線で示しているが、実際は、は図2(b)に示すよう
に、アンテナ給電線はセラミック基板の内層に位置す
る。アンテナ給電線213は他端が分岐しており、それ
らの先端が各アンテナ素子214と電磁結合している。
【0032】(実施の形態3)図4に、本発明の高周波
装置の第3の構造例を示す。図4(a)は、その斜視図
であり、図4(b)は、図4(a)におけるC―C’の
断面図を示す。
【0033】実施の形態2と同様に、セラミック基板3
01、壁302、蓋303、半導体チップ304a、3
04b等で構成される。半導体チップ上304a、30
4bには、単体トランジスタ、あるいはマイクロ波集積
化回路が形成されている。また、セラミック基板301
表面には、マイクロストリップ線路305a、305
b、305cによる回路が形成されている。半導体チッ
プ304a、304bとマイクロストリップ線路305
a、305b、305c、305dはワイア−306に
より接続されている。
【0034】さらに、セラミック基板表面は、大部分が
抵抗層307で覆われている。抵抗層307の一部は接
地層309aと接触している。マイクロストリップ線路
305c、305d、およびバイアス線路311a、3
11bは、壁302の下を通って外部の接続用端子31
0等と接続されている。マイクロストリップ線路305
aとアンテナ給電線313は、スロット穴312を通し
て、電磁的に結合している。
【0035】実施の形態2と異なる点は、壁がセラミッ
クの積層板315a、315bで形成され、壁の中に複
数のスルーホール316a、316bが貫通している点
である。複数のスルーホールにより、パッケージ内が電
磁的にシールドされ、外部からのノイズを遮断すること
が可能となる。さらに、パッケージ内部のマイクロスト
リップ線路、ワイアー、半導体チップ、スロット穴等か
ら放射した電磁波は、壁や蓋で反射されるが、大部分の
電磁波は抵抗層で吸収され、不要な共振を防ぐことがで
きる。また、複数のスルーホールと抵抗層および接地面
により、パッケージ外部への不要放射が抑制される。
【0036】(実施の形態4)図5に、本発明の高周波
装置の第4の構造例を示す。図5(a)は、その斜視図
であり、図5(b)は、図5(a)におけるD―D’の
断面図を示す。
【0037】セラミック基板401、壁402、蓋40
3、半導体チップ404a、404b等で構成される。
半導体チップ上404a、404bには、単体トランジ
スタ、あるいはマイクロ波集積化回路が形成されてい
る。また、セラミック基板401表面には、マイクロス
トリップ線路405a、405b、405c、405d
による回路が形成されている。半導体チップ404a、
404bとマイクロストリップ線路405a、405
b、405c、405dはワイア−406により接続さ
れている。
【0038】さらに、セラミック基板表面は、大部分が
抵抗層407で覆われている。抵抗層407の一部は接
地層409aと接触している。セラミック基板401
は、ここでは2層基板の例を示しており、接地層409
a、409b、409cが複数のスルーホール408で
電気的に接続されている。セラミックの層の層数および
構成は本実施例に示すものに限るものではなく、例えば
裏面に平面アンテナが配置されていてもよい。さらにバ
イアス線路411aは抵抗素子420を有する。この抵
抗素子420と抵抗層407は、厚膜印刷により同時に
形成されている。マイクロストリップ線路405a、4
05c、405dおよびバイアス線路411a、411
bは、壁402の下を通って外部の接続用端子410
a、410b等と接続されている。セラミック基板の材
料は、アルミナやガラスセラミック等で構成される。
【0039】また、抵抗素子420および抵抗層407
は、例えば、カーボンブラックをフェノールキシレン樹
脂に分散したペーストやあるいはRuO2系ペーストを
印刷した後に焼成することにより形成する。さらに、セ
ラミック基板としてガラスセラミック系材料を用いる場
合の場合、ガラスセラミックの原料であるグリーンシー
ト上に導体ペーストとRuO2系ペーストを印刷し、グ
リーンシートを積層したのちに、同時焼成することによ
り形成することも可能である。
【0040】セラミック基板、枠、蓋で構成される空間
は、セラミック基板表面の抵抗層により、空洞共振器と
してのQ値が大幅に低減され、この結果、意図しない共
振を防ぐことが可能となる。
【0041】つまり、マイクロストリップ線路、ワイア
ー、半導体チップ等から放射した電磁波は、壁や蓋では
反射されるが、大部分の電磁波は抵抗層で吸収され、そ
の結果、不要な共振を防ぐことができる。また、バイア
ス回路に必要となる抵抗素子を形成する工程で、同時に
抵抗層を形成することにより、共振対策用の新たな工程
を追加することなく、従来からのセラミック基板加工工
程を用いて、不要な共振および発振を抑制することがで
きる。
【0042】
【発明の効果】本発明では、高周波パッケージのセラミ
ック基板の大部分に、厚膜印刷工程で抵抗層を形成する
ことにより、パッケージの形状を最適化したり、新たな
材料を追加することなしに、不要な共振や発振を抑制す
ることができる。
【0043】また、前記抵抗層を、高周波回路を設けた
領域から誘電体基板一層の厚さ相当の距離以上離れた部
分に配置しておけば、マイクロストリップ線路あるいは
半導体チップの特性にほとんど悪影響を与えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高周波装置の第1の構造例を示す斜視
図および断面図である。
【図2】本発明の高周波装置の第2の構造例を示す斜視
図および断面図である。
【図3】図2の高周波装置を裏側から見た図である。
【図4】本発明の高周波装置の第3の構造例を示す斜視
図および断面図である。
【図5】本発明の高周波装置の第4の構造例を示す斜視
図および断面図である。
【図6】従来例の高周波装置を示す斜視図である。
【図7】別の従来例の高周波装置を示す断面図である。
【符号の説明】
101、201、301、401…セラミック基板 102、202、302、402…壁 103、203、303、403…蓋 104a、104b、204a、204b、304a、
304b、404a、404b…半導体チップ 105a、105b、105c、105d、205a、
205b、205c、205d、305a、305b、
305c、305d、405a、405b、405c、
405d…マイクロストリップ線路 106、206、306、406…ワイア 107、207、307、407…抵抗層 108a、108b、208a、208b、208c、
308a、308b、308c、316a、316b、
408a、408b…貫通孔 109a、109b、109c、209a、209b、
209c、209d、309a、309b、309c、
309d、309e、309f…接地層 110a、110b、210、310、410a、41
0b…接続用端子 111a、111b、211a、211b、311a、
311b、411a、411b…バイアス線路 212、312…スロット孔 213、313…給電線路 214、314…アンテナ素子 420…抵抗素子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に半導体チップを含む高周波回路が
    設けられた誘電体基板と、前記高周波回路を封止するた
    めのパッケージとを有する高周波装置において、前記パ
    ッケージ内の前記高周波回路が設けられた領域を除く前
    記誘電体基板の表面の一部に、抵抗層が形成されている
    ことを特徴とする高周波装置。
  2. 【請求項2】 前記抵抗層が形成される面積は、前記パ
    ッケージ内の前記誘電体基板の表面積のうち、30%以
    上70%以下であることを特徴とする請求項1記載の高
    周波装置。
  3. 【請求項3】 前記高周波回路が設けられた領域より、
    誘電体基板一層の厚さ相当の距離以上離れた前記誘電体
    基板の表面が、抵抗層で覆われていることを特徴とする
    請求項1記載の高周波装置。
  4. 【請求項4】 前記抵抗層が、厚膜ペースト材料により
    形成されていることを特徴とする請求項1記載の高周波
    装置。
  5. 【請求項5】 前記高周波回路に抵抗素子が含まれ、前
    記抵抗層が、前記高周波回路の一部を構成する前記抵抗
    素子と同一材料で形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の高周波装置。
  6. 【請求項6】 前記抵抗層のシート抵抗値は200〜6
    00Ω/□であることを特徴とする請求項1記載の高周
    波装置。
  7. 【請求項7】 前記抵抗層の少なくとも一部は接地され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の高周波装置。
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