JP2002121857A

JP2002121857A - 壁パネル

Info

Publication number: JP2002121857A
Application number: JP2000316386A
Authority: JP
Inventors: Sukemasa Nakamoto; 祐昌中本; Tomohiko Ono; 朋彦小野
Original assignee: Juken Sangyo Co Ltd
Current assignee: Juken Sangyo Co Ltd
Priority date: 2000-10-17
Filing date: 2000-10-17
Publication date: 2002-04-26

Abstract

(57)【要約】【課題】建築基準法に則った釘打ちができ、しかも、
各釘が確実に打ってあるかの判別が極めて容易な壁パネ
ルを開発、提供するものである。【解決手段】合板、ストランドボード、トライウッド
等の木質材料とし、適宜な厚みを有するパネル本体１を
設け、該パネル本体の幅中央、一側端部、あるいは両側
端部に、１５センチメートル置きに、釘Ｘの案内用の印
であって、釘の頭Ｙの径と同一径の印２を設け、該印か
ら釘を間柱Ｚに向けて打ちつけることを特徴とする壁パ
ネル。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、壁パネルに関す
るものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、建築現場作業においては、省力性
や作業効率を上げることが求められているが、壁パネル
の施工方法においても例外ではない。壁を構成する場合
には、先ず、壁パネルを間柱に釘で固定し、その壁パネ
ルの上にさらにクロス等の化粧材を張りつけている。

【０００３】そして、壁パネルを、間柱に向けて釘にて
固定する際に、壁パネルを間柱に立てかけることにより
見えなくなり、特に、間柱の幅が狭い場合、釘打ちが困
難となる。

【０００４】そのため、壁パネルの表面に位置決め用目
印を印刷したもの（特開平１１−１３１６８４号公報）
が公開されている。

【０００５】さらに、パネル本体の表面に、縦・横方向
に所定間隔で基準線を付したもの（特開平７−１４５６
５４号公報）も開示されている。

【０００６】しかし、これらの壁パネルでは、一応、間
柱に向けて打つための釘の案内にはなるが、それでは不
十分である。即ち，建築基準法に、規定されている釘打
ちができるのか、しかも、各釘が確実に打ってあるかの
判別は、簡単にはできなかった。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、上
記の欠点を除去し解決でき、建築基準法に則った釘打ち
ができ、しかも、各釘が確実に打ってあるかの判別が極
めて容易な壁パネルを開発、提供するものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明は、合板、スト
ランドボード、トライウッド等の木質材料とし、適宜な
厚みを有するパネル本体を設け、該パネル本体を間柱に
装着し、該パネルの幅中央、あるいは幅中央と一側端
部、あるいは幅中央と両側端部に、１５センチメートル
置きに、釘の案内用の印であって、釘の頭の径と同一径
の印を設けたことを特徴とする壁パネルである。

【０００９】

【発明の実施の形態】そこで、この発明の一実施例を図
面に従って説明すると、合板、ストランドボード、トラ
イウッド等の木質材料とし、適宜な厚みを有するパネル
本体（１）を設け、該パネル本体（１）の幅中央、幅中
央と一側端部、あるいは幅中央と両側端部に、それぞれ
１５センチメートル置きに、釘（Ｘ）の案内用の印であ
って、釘の頭（Ｙ）の径と同一径の印（２）を設け、該
印（２）から釘（Ｘ）を間柱（Ｚ）に向けて打ちつける
ことを特徴とする壁パネルからなるものである。

【００１０】また、パネル本体（１）の一側端部（１
ａ）（１ｂ）の一方、あるいは両側端部に、それぞれ１
５センチメートル置きに、釘（Ｘ）の案内用の印を設け
てもよいものである。

【００１１】そして、この発明の一実施例をさらに詳述
すると、このパネル本体（１）は、間柱（Ｚ）に向けて
釘（Ｙ）と接着剤を併用して固定するものである。

【００１２】さらに、パネル本体（１）のサイズは、幅
９１０又は１０００ｍｍ、長さ３０３０、２９００、２
７９０ｍｍであり、厚さは１２ｍｍ程度である。

【００１３】尚、釘の頭（Ｙ）の径と同一径の印（２）
とは、○印であってもよく、また、釘の頭（Ｙ）の径
が、×の字の外端が円弧の線上に合致するような×印で
もよく、さらに、釘の頭（Ｙ）の径の円と△の各頂点
が、釘の頭（Ｙ）の円弧の線上に合致する△印であって
もよく、さらにまた、釘の頭（Ｙ）の径に内接する□印
であってもよく、そして、これらの印は、実線で描かれ
たものでなく、点（ドット）で表した，即ち，点状のも
のであってもよい。

【００１４】

【発明の効果】この発明によると、パネル本体（１）の
幅中央に、１５センチメートル置きに、釘（Ｘ）の案内
用の印（２）を設けたため、該印に従って釘を打てば、
建築基準法で定められた釘の数を、必ず、打つことがで
きる。

【００１５】また、これらの印（２）は、パネル本体
（１）の幅中央と、一側端部にも設けることにより、こ
の一側端部に設けた印（２）の位置に習って、隣接する
パネル本体（１）の端部にも釘を打つことが出来、さら
に、パネル本体（１）の幅中央と、両側端部にも設けた
際には、すべてその印（２）どおりに釘を打てば作業が
楽である。

【００１６】さらに、印（２）は、釘の頭（Ｙ）の径と
同一径のため、釘（Ｘ）を打ってあれば、印（２）の部
分が釘の頭で隠蔽されているが、打ち忘れた印（２）
は、印のままであるため、釘の打ち忘れが一目瞭然とし
て視認できるため、打ち忘れがない等極めて有益なる効
果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例を示す正面図である。

【図２】この発明の他の実施例を示す正面図である。

【図３】この発明のさらに他の実施例を示す正面図であ
る。

【図４】この発明の一実施例を示す要部拡大正面図あ
る。

【図５】この発明の使用例を示す一部欠截側面図であ
る。

【図６】この発明の使用例を示す一部欠截正面図であ
る。

【符号の説明】

１パネル本体１ａ端部１ｂ端部２釘の頭の径と同一径の印Ｘ釘Ｙ釘の頭Ｚ間柱

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】合板、ストランドボード、トライウッド
等の木質材料とし、適宜な厚みを有するパネル本体
（１）を設け、該パネル本体（１）の幅中央に、１５セ
ンチメートル置きに、釘（Ｘ）の案内用の印であって、
釘の頭（Ｙ）の径と同一径の印（２）を設け、該印
（２）から釘（Ｘ）を間柱（Ｚ）に向けて打ちつけるこ
とを特徴とする壁パネル。
【請求項２】合板、ストランドボード、トライウッド
等の木質材料とし、適宜な厚みを有するパネル本体
（１）を設け、該パネル本体（１）の幅中央と一側端部
（１ａ）に、それぞれ１５センチメートル置きに、釘
（Ｘ）の案内用の印であって、釘の頭（Ｙ）の径と同一
径の印（２）を設け、該印（２）から釘（Ｘ）を間柱
（Ｚ）に向けて打ちつけることを特徴とする壁パネル。
【請求項３】合板、ストランドボード、トライウッド
等の木質材料とし、適宜な厚みを有するパネル本体
（１）を設け、該パネル本体（１）の幅中央と、両側端
部（１ａ）（１ｂ）に、それぞれ１５センチメートル置
きに、釘（Ｘ）の案内用の印であって、釘の頭（Ｙ）の
径と同一径の印（２）を設け、該印（２）から釘（Ｘ）
を間柱（Ｚ）に向けて打ちつけることを特徴とする壁パ
ネル。
【請求項４】釘の頭（Ｙ）の径と同一径の印（２）
が、○印、×印、△印、□印、そして点状に記載された
前記各印から選ばれたものであることを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の壁パネル。