JP2002121165A - 不飽和ケトンの製造方法 - Google Patents

不飽和ケトンの製造方法

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JP2002121165A
JP2002121165A JP2000315316A JP2000315316A JP2002121165A JP 2002121165 A JP2002121165 A JP 2002121165A JP 2000315316 A JP2000315316 A JP 2000315316A JP 2000315316 A JP2000315316 A JP 2000315316A JP 2002121165 A JP2002121165 A JP 2002121165A
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alkyl
mmol
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Toshiki Mori
俊樹 森
Yusuke Fujimura
優介 藤村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】副生成物の生成を抑え、簡便かつ収率良く不飽
和ケトンを製造し得る工業的に有利な方法を提供するこ
と。 【解決手段】アリルおよび/またはプロパルギルアルコ
ールの全仕込量に対して0.1〜1.0モル%のアルミ
ニウム触媒が存在する系に、140〜250℃の温度で
アリルおよび/またはプロパルギルアルコールおよびア
ルキルアセト酢酸エステルを滴下することを特徴とする
不飽和ケトンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般式(1)
【0002】
【化5】
【0003】(式中、破線が付されている部分は単結合
または二重結合であることを表し、R 1はアルキル基、
シクロアルキル基、アルケニル基、アルキニル基または
アリール基を表し、R2は水素原子またはアルキル基を
表す。)で示される不飽和ケトン〔以下、これを不飽和
ケトン(1)と称する〕の製造方法に関する。本発明で
得られる不飽和ケトン(1)は、香料、ビタミンA、ビ
タミンE、医薬などの原料として有用である。
【0004】
【従来の技術】α,β−不飽和アルコールとアルキルア
セト酢酸エステルを反応させて不飽和ケトンを製造する
方法は古くから知られている〔ジャーナル・オブ・ケミ
カル・ソサイアティ(J.Chem.Soc.)、50
7頁(1941年)参照〕。この改良方法として、アル
ミニウム触媒を用いる方法が知られており、例えば、
沸点がアルキルアセト酢酸エステルの沸点と該アルキル
アセト酢酸エステルから脱離するアルコールの沸点との
間である溶剤、α,β−不飽和アルコールおよびアルミ
ニウム触媒の混合物にアルキルアセト酢酸エステルを滴
下する方法(特開昭56−43238号公報参照)、
環式カルボナートまたはγ−ラクトンおよびアルミニウ
ム触媒の混合物にα,β−不飽和アルコールおよびアル
キルアセト酢酸エステルの混合物を滴下する方法(特開
平10−147548号公報参照)、連続反応装置
へ、α,β−不飽和アルコール、アルキルアセト酢酸エ
ステルおよびアルミニウム触媒を連続的に送液して反応
させる方法(特開2000−86566号公報参照)、
α,β−不飽和アルコールおよびアルミニウム触媒を
含む系に、加圧下で170℃〜250℃の温度で、反応
混合物中のアルキルアセト酢酸エステルの含量を一定に
調節しつつ、アルキルアセト酢酸エステルを添加して反
応させる方法(特開2000−159721号公報参
照)、α,β−不飽和アルコールおよびアルミニウム
触媒を含む系に、175℃〜220℃の温度で、反応混
合物中のアルキルアセト酢酸エステルの含量を一定に調
節しつつ、アルキル酢酸エステルを添加して反応させる
方法(特開2000−178221号公報参照)などが
挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のおよびの方
法ではいずれも溶剤を必要とするため生産性が低く、反
応終了後に用いた溶剤の除去や回収などの煩雑な操作が
必要となる。また、の方法の実施例によれば、アルミ
ニウム触媒をα,β−不飽和アルコール対して約3%使
用しており、経済的であるとは言い難い。の方法で
は、複雑な製造設備が必要であり、運転管理も容易では
ない。また、原料のアリルアルコールの転化率は95%
程度であり、アルミニウム触媒の使用量はアルキルアセ
ト酢酸エステルに対して約1.5モル%であるため、経
済的であるとは言い難い。およびの方法では、アル
キルアセト酢酸エステルとアルミニウム触媒より触媒溶
液を別途調製しており、また、反応混合物中のアルキル
アセト酢酸エステルの含有率を一定に調整しつつ反応さ
せる必要があるため、操作が複雑である。
【0006】しかして、本発明の目的は、副生成物の生
成を抑え、簡便かつ収率良く不飽和ケトン(1)を製造
し得る工業的に有利な方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
目的は、一般式(2)
【0008】
【化6】
【0009】(式中、破線が付されている炭素−炭素結
合部分は二重結合または三重結合であることを表し、R
1はアルキル基、シクロアルキル基、アルケニル基、ア
ルキニル基またはアリール基を表し、R2は水素原子ま
たはアルキル基を表す。)で示されるアルコール〔以
下、これをアルコール(2)と称する〕およびアルキル
アセト酢酸エステルを一般式(3)
【0010】
【化7】
【0011】(式中、R3、R4およびR5はそれぞれ独
立にアルコキシル基または一般式
【0012】
【化8】
【0013】(式中、R6はアルキル基を表す。)で示
される基を表す。)で示されるアルミニウム触媒〔以
下、これをアルミニウム触媒(3)と称する〕の存在下
に反応させて不飽和ケトン(1)を製造するに際して、
アルコール(2)の全仕込量に対して0.1〜1.0モ
ル%のアルミニウム触媒(3)が存在する系に、140
〜250℃の温度でアルコール(2)およびアルキルア
セト酢酸エステルを滴下することを特徴とする不飽和ケ
トン(1)の製造方法を提供することにより達成され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】上記の式中、R1、R2およびR6
がそれぞれ表すアルキル基としては、例えばメチル基、
エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチ
ル基、i−ブチル基、t−ブチル基などが挙げられる。
1が表すシクロアルキル基としては、例えばシクロプ
ロピル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基などが
挙げられ、アルケニル基としては、例えば4−メチル−
3−ペンテニル基、4,8−ジメチル−3,7−ノナジ
エニル基、4,8,12−トリメチル−3,7,11−
トリデカトリエニル基、4,8,12,16−テトラメ
チル−3,7,11,15−ヘプタデカテトラエニル基
などが挙げられ、アルキニル基としては、例えば2−プ
ロピニル基、3−ブチニル基、2−ブチニル基、4−ペ
ンチニル基、5−ヘキチニル基などが挙げられ、またア
リール基としては、例えばフェニル基、トリル基などが
挙げられる。
【0015】本発明は、不飽和ケトン(1)のうち、特
にR1が4−メチル−3−ペンテニル基であり、かつR2
がメチル基であるもの(ゲラニルアセトン)、R1
4,8−ジメチル−3,7−ノナジエニル基であり、か
つR2がメチル基であるもの(ファルネシルアセトン)
およびR1が4,8,12−トリメチル−3,7,11
−トリデカトリエニル基であり、かつR2がメチル基で
あるもの(ゲラニルゲラニルアセトン)を製造する場合
に好ましく適用される。
【0016】R3、R4およびR5がそれぞれ表すアルコ
キシル基としては、例えばメトキシ基、エトキシ基、n
−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、
i−ブトキシ基、t−ブトキシ基などが挙げられる。
【0017】アルミニウム触媒(3)としては、例えば
アルミニウムトリメトキシド、アルミニウムトリエトキ
シド、アルミニウムトリイソプロポキシド、アルミニウ
ムトリイソブトキシド、アルミニウムトリ−t−ブトキ
シド、モノイソブトキシアルミニウムジイソプロポキシ
ド、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)、
アルミニウムトリス(メチルアセトアセテート)、アル
ミニウム(エチルアセトアセテート)ジイソプロポキシ
ド、アルミニウム(メチルアセトアセテート)ジイソプ
ロポキシド、アルミニウムビス(メチルアセトアセテー
ト)モノイソプロポキシド、アルミニウムビス(エチル
アセトアセテート)モノイソプロポキシドなどが挙げら
れる。これらのアルミニウム触媒は、市販されているも
のをそのまま使用してもよい。
【0018】アルミニウム触媒(3)の使用量は、アル
コール(2)の全仕込量に対して0.1〜1.0モル%
の範囲に設定する必要がある。その使用量が0.1モル
%未満の場合、副反応が進行し、不飽和ケトン(1)の
収率が低下する。また、使用量が1.0モル%を超える
場合、生成物を蒸留する際に残渣中に残るアルミニウム
触媒(3)が固化するなどの操作上の問題が生じるう
え、経済的な観点からも好ましくない。
【0019】アルキルアセト酢酸エステルとしては、例
えばメチルアセト酢酸エステル、エチルアセト酢酸エチ
ル、n−プロピルアセト酢酸エステル、i−プロピルア
セト酢酸エステル、n−ブチルアセト酢酸エステル、i
−ブチルアセト酢酸エステル、t−ブチルアセト酢酸エ
ステルなどが挙げられる。アルキルアセト酢酸エステル
の使用量は、アルコール(2)に対して1.0〜2.0
モル倍量の範囲が好ましく、経済性の観点から1.05
〜1.3モル倍量の範囲がより好ましい。
【0020】本発明の反応は、反応系中におけるアルコ
ール(2)およびアセト酢酸エステルに対するアルミニ
ウム触媒(3)の濃度を高く維持するため、アルミニウ
ム触媒(3)にアルコール(2)およびアセト酢酸エス
テルを滴下することにより行う。その際、アルミニウム
触媒(3)をそのまま空の反応器に仕込み、所定の反応
温度まで昇温した後、アルコール(2)およびアルキル
アセト酢酸エステルを滴下してもよいが、初期の反応温
度を適切に維持するためには、アルコール(2)の一
部、アルキルアセト酢酸エステルの一部およびアルミニ
ウム触媒(3)を反応器に仕込み、所定の反応温度まで
昇温した後、残りのアルコール(2)およびアルキルア
セト酢酸エステルを滴下してもよい。この初期仕込に用
いるアルコール(2)およびアルキルアセト酢酸エステ
ルの量は、それぞれ全仕込量の5〜50%程度の範囲が
好ましいが、滴下による効果を最大限に発揮させるため
には、上記の範囲内でもできるだけ少ない方がより好ま
しい。
【0021】アルコール(2)およびアルキルアセト酢
酸エステルは、予め両者を混合してから滴下してもよ
く、また別々に滴下してもよい。別々に滴下する場合
は、アルコール(2)およびアルキルアセト酢酸エステ
ルの滴下がほぼ同時に終了するように滴下するのが好ま
しい。また、反応の途中で副生成物として二酸化炭素お
よびアルコールが発生するが、これらは速やかに反応系
から除去するのが好ましい。
【0022】反応温度は140〜250℃の範囲に設定
する必要があり、150〜190℃の範囲が好ましい。
140℃未満の温度では反応速度が極端に遅くなるた
め、アルコール(2)およびアルキルアセト酢酸エステ
ルの滴下による効果が薄れ、また250℃を超える温度
では生成した不飽和ケトン(1)が熱で劣化するため収
量低下の原因となる。
【0023】アルコール(2)およびアルキルアセト酢
酸エステルを滴下する時間は、30分間〜20時間程度
が好ましく、1〜10時間程度がより好ましい。滴下は
連続的に行うことが好ましいが、任意の割合で2回以上
に分けて断続的に行ってもよい。滴下終了後、必要に応
じて、反応温度を維持しながら、さらに10分〜10時
間程度、副生する二酸化炭素の発生が完全に終了するま
で攪拌を続ける。
【0024】上記の反応により得られた生成物は、蒸
留、晶析などの方法により容易に高い純度に精製するこ
とができるが、場合によっては、精製することなくその
まま香料、ビタミンA、ビタミンE、医薬などの製造原
料として用いることができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はかかる実施例によりなんら限定されるも
のではない。
【0026】実施例1 リナロールからゲラニルアセト
ンの製造 アルミニウムトリイソプロポキシド174mg(0.8
5ミリモル、リナロールの全仕込量に対して0.85モ
ル%)に、リナロール1.55g(純度99%、10ミ
リモル、全仕込量に対して10.0%)およびメチルア
セト酢酸エステル1.28g(11ミリモル、全仕込量
に対して9.9%)の混合液を加えて170℃まで加熱
した。30分後、反応混合液を180℃まで昇温し、リ
ナロール14g(90ミリモル、全仕込量に対して9
0.0%)およびメチルアセト酢酸エステル11.6g
(100ミリモル、全仕込量に対して90.1%)の混
合液を5時間かけて滴下し、さらに185℃で2時間攪
拌した後、放冷した。なお、反応の途中で発生した二酸
化炭素およびメタノールは反応液から留去させた。得ら
れた反応液20.1gには、ゲラニルアセトン87%
(net:17.45g、89.2ミリモル、収率8
9.2%)、リナロール0.7%(net:0.14
g、0.9ミリモル)および副生成物であるゲラニオー
ルおよびネロール0.2%(net:0.04g、0.
3ミリモル)が含まれていた。リナロールの転化率は9
9.1%であった。
【0027】実施例2 ネロリドールからファルネシル
アセトンの製造 アルミニウムトリイソプロポキシド174mg(0.8
5ミリモル、ネロリドールの全仕込量に対して0.85
モル%)に、ネロリドール3.36g(純度98%、1
4.8ミリモル、全仕込量に対して14.8%)および
メチルアセト酢酸エステル1.93g(16.6ミリモ
ル、全仕込量に対して14.2%)の混合液を加えて1
70℃まで加熱した。50分後、反応混合液を180℃
に昇温し、ネロリドール19.3g(85ミリモル、全
仕込量に対して85.2%)およびメチルアセト酢酸エ
ステル11.6g(100ミリモル、全仕込量に対して
85.8%)の混合液を5時間かけて滴下し、さらに1
85℃で2時間攪拌した後、放冷した。なお、反応の途
中生成した二酸化炭素およびメタノールは反応液から留
去させた。得られた反応液27.8gには、ファルネシ
ルアセトン85.3%(net:23.7g、90.5
ミリモル、収率90.5%)、ネロリドール1.2%
(net:0.33g、1.5ミリモル)および副生成
物であるファルネソール0.2%(net:0.06
g、0.3ミリモル)が含まれていた。ネロリドールの
転化率は98.5%であった。
【0028】比較例1 原料一括仕込によるゲラニルア
セトンの製造 アルミニウムトリイソプロポキシド174mg(0.8
5ミリモル、リナロールの全仕込量に対して0.85モ
ル%)、リナロール15.5g(純度99%、100ミ
リモル)およびメチルアセト酢酸エステル12.8g
(110ミリモル)の混合液を、170℃で4時間加熱
し、さらに185℃で3時間攪拌した後、放冷した。な
お、反応の途中で発生した二酸化炭素およびメタノール
は反応液から留去させた。得られた反応液20.7gに
は、ゲラニルアセトン75.9%(net:15.7
g、80.1ミリモル、収率80.1%)、リナロール
0.8%(net:0.17g、1.1ミリモル)およ
び副生成物であるゲラニオールおよびネロール1.5%
(net:0.31g、2.0ミリモル)が含まれてい
た。リナロールの転化率は98.9%であった。
【0029】上記の副生成物であるゲラニオールおよび
ネロールは、工業的規模での分離、回収が困難であり、
再利用することはできない。
【0030】比較例2 原料一括仕込みによるゲラニル
アセトンの製造(アルミニウム触媒をリナロールの全仕
込量に対して1.5モル%使用) アルミニウムトリイソプロポキシドを307mg(1.
5ミリモル、リナロールの全仕込量に対して1.5モル
%)用いた以外は比較例1と同様な方法でゲラニルアセ
トンの合成を行ったところ、得られた反応液21.43
gには、ゲラニルアセトン76.2%(net:16.
31g、83.3ミリモル、収率83.3%)、リナロ
ール0.7%(net:0.15g、1.0ミリモル)
および副生成物であるゲラニオールおよびネロール0.
8%(net:0.17g、1.1ミリモル)が含まれ
ていた。リナロールの転化率は99.0%であった。
【0031】上記の副生成物であるゲラニオールおよび
ネロールは、工業的規模での分離、回収が困難であり、
再利用することはできない。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、副生成物の生成を抑
え、不飽和ケトン(1)を簡便かつ収率良く、工業的に
有利に製造することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(2) 【化1】 (式中、破線が付されている炭素−炭素結合部分は二重
    結合または三重結合であることを表し、R1はアルキル
    基、シクロアルキル基、アルケニル基、アルキニル基ま
    たはアリール基を表し、R2は水素原子またはアルキル
    基を表す。)で示されるアルコールおよびアルキルアセ
    ト酢酸エステルを一般式(3) 【化2】 (式中、R3、R4およびR5はそれぞれ独立にアルコキ
    シル基または一般式 【化3】 (式中、R6はアルキル基を表す。)で示される基を表
    す。)で示されるアルミニウム触媒の存在下に反応させ
    て一般式(1) 【化4】 (式中、破線が付されている炭素−炭素結合部分は単結
    合または二重結合であることを表し、R1およびR2は上
    記定義のとおりである。)で示される不飽和ケトンを製
    造するに際して、前記アルコールの全仕込量に対して
    0.1〜1.0モル%の前記アルミニウム触媒が存在す
    る系に、140〜250℃の温度で該アルコールおよび
    アルキルアセト酢酸エステルを滴下することを特徴とす
    る前記不飽和ケトンの製造方法。
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