JP2002119178A - リールシート - Google Patents
リールシートInfo
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Abstract
られるナット式のリールシートを提供する。 【解決手段】 このナット式リールシートの周方向に回
転可能なグリップ部分12は、移動フード11の穂先側
に隣接して移動フード11の雄ネジ部31に螺合しつつ
小径部分16上を軸方向に移動自在かつ周方向に回転可
能に配置されたナット部41と、ナット部41の穂先側
内部の小径部分16上に配置されたスペーサ部43と、
これらナット部41の外周に配置された略筒状のフロン
トグリップ40とを有している。
Description
に設けられリールを取付可能なリールシートに関する。
リール等の釣り用リールを取り付けるためのリールシー
トが設けられている。従来のリールシートでナット式と
呼ばれるリールシートは、釣り用リールの脚部の一端を
係止する固定フードが形成される大径部分と雄ネジ部が
形成された小径部分とを有する本体部と、移動フード
と、ナット部とを有している。この移動フードはリール
の脚部の他端を係止する部材でありシート本体に対して
軸方向に相対移動する。そして、ナット部は雄ネジ部に
螺合して異動フード部を軸方向に移動させる。また、ナ
ット部の外周にはコルクや弾性剛性樹脂からなるグリッ
プが設けられている。
部の一端を本体部の固定フードに係止した状態でグリッ
プ及びナット部を回転させて、移動フード部を固定フー
ドに接近させて移動フードでリールの脚部の他端を係止
する。このように固定フード及び移動フードでリールの
脚部を挟持してリールを釣竿に固定する。
脚部を移動フードが固定する際には、竿体上に位置する
リールの脚部を移動フードが軸方向に移動しながら覆い
込んで固定することになる。このため、ナット部を強く
締め付けるとリールの脚部と当接する側にナット部が偏
芯し、引いてはグリップも偏芯する恐れがある。特に、
グリップは把持しやすいように軸方向に一定の長さを有
するものでありナット部から穂先側に伸びるようにナッ
ト部外周に配置されるため、グリップの穂先側での偏芯
度合いが大きくなる。
が偏芯するのを抑えられるナット式のリールシートを提
供することにある。
ートは、竿体に設けられリールを取付可能なリールシー
ドであって、竿体に固定される略筒状体であり穂先側に
向かって開口する固定フードが形成された大径部分とそ
の穂先側に連続する雄ネジ部が形成された小径部分を有
するリールシート本体と、固定フードに対向して小径部
分上を周方向に回転不能で軸方向に移動可能に配置され
た移動フードと、移動フードの穂先側に隣接して雄ネジ
部に螺合しつつ小径部分上を軸方向に移動自在かつ周方
向に回転可能に配置されたナット部と、ナット部の穂先
側において小径部分上に配置されたスペーサ部と、ナッ
ト部及びスペーサ部の外周に配置されナット部と共に周
方向に回転可能な略筒状のグリップとを備えている。
端を固定フードに係止させながらリールの脚部をリール
シート本体上に配置する。そして、グリップをナット部
と共に周方向に回転させ、ナット部を雄ネジ部に螺合さ
せつつ移動フードと共に竿元側軸方向に移動させて、移
動フードでリールの脚部の他端を係止し、移動フードと
固定フードとでリールの脚部を挟み込むようにしてリー
ルを固定する。ここで、グリップは軸方向に一定の長さ
を有しナット部から穂先側に伸びているものの、スペー
サがナット部の穂先側においてナット部内に配置されて
いるので、このスペーサがグリップの不要な偏芯を抑制
する。即ち、ナット部を雄ネジ部に強く螺合させるとリ
ール脚部から移動フード乃至グリップを軸方向から偏芯
させる方向に負荷がかかるが、かかる負荷によってもグ
リップに不当に偏芯することがない。
リールシートであって、スペーサ部は、略筒状の本体部
と、本体部の竿元側端部に設けられ径外方向に突出する
竿元側フランジと、本体部の穂先側端部から軸方向に間
隔を隔てて設けられ径外方向に突出する穂先側フランジ
とを有する。
ップの不要な偏芯を抑えている。そして、2つのフラン
ジの間には肉抜き部分が形成されることになり部材の軽
量化が図られることになる。また、穂先側フランジは穂
先側端部より一定の間隔を隔てて配置されるので、この
スペーサとグリップとを接着する場合においてはこの間
隔が「接着剤溜まり」となる。
て、図面を参照しつつ説明する。本発明の一実施形態を
採用したリールシート1は、図1に示すように、釣り用
リール2の脚部3を係止して釣り用リール2を釣竿4に
装着するためのものである。このリールシート1は、釣
竿4の外周に装着された本体部10と、移動フード部1
1とフリップ部分12とを有している。
は、内部に釣竿の竿体4が貫通して装着される合成樹脂
または金属からなる変形筒状部材である。本体部10
は、変形筒状の大径部15と、大径部15の穂先側に大
径部15よりやや小径で筒状の伸びる小径部16とを有
している。
ル2の脚部3の一端を係止可能に穂先側に向かって開口
する固定フード20と、固定フード20の穂先側に平坦
に形成され脚部3を載置するための載置部25とを有す
る。また。大径部15の竿元側には竿尻グリップ17が
釣竿4の外周にはめ込まれている。固定フード20は大
径部15の竿元側外周において載置部25の竿元側から
上方を覆うように形成されている。大径部15の固定フ
ード20の周方向反対側(180度変位した側)にはゴ
ム製のシートグリップ23が固定されている。さらに、
載置部25の左右両側には、リール2の脚部3の幅方向
への移動を規制するための規制壁26が載置25と一体
的に形成されている。
部15より連続して形成され切り欠かれた平坦な載置部
25と、周面に形成された雄ネジ部31とを有してい
る。また、小径部16の全長にわたってその左右両側側
面には、移動フード11を回転不能に係止するための係
止溝32が形成されている。
径にほぼ一致する筒状の部材であって、小径部16の外
周を軸方向に移動可能である。この移動フード部11の
穂先側内周面は小径部16との間に空隙が形成されてお
り、この空隙部分がリール2の脚部を覆い込んで係止可
能なようになっている。また、移動フード11の内壁面
には係止溝32に係止される係止突起35が設けられて
いる。
12は、移動フード11の穂先側に隣接して雄ネジ部3
1に螺合しつつ小径部分16上を軸方向に移動自在かつ
周方向に回転可能に配置されたナット部41と、ナット
部41の外周を覆うように接着されたポリウレタン等の
弾性体からなるフロントグリップ40とからなる。
って、その竿元側端部において移動フード11の穂先側
端部のフランジと相対回転可能に連結されている。この
ナット部41の内径は穂先側部分からは小径部分16の
外径よりやや大きく、竿元側内径は小径部分16に合致
しており個々に雌ねじ部分が形成される。そして、穂先
側のナット部41と小径部分16との間にスペーサ43
が収納されるようにして配置され、スペーサ43はナッ
ト部41に接着剤等で直接固定されている。また、ナッ
ト部41の外周面にはフロントグリップ40が装着され
固定されており、フロントグリップ40を周方向に回転
させることで、フロントグリップ40〜スペーサ43は
一体的に周方向に回転する。そして、小径部分16の雄
ネジ部31に螺合した雌ねじ部分により、小径部分16
の外周面を周方向に回転しかつ軸方向に移動する。
脂または金属製の略筒状部材であって、小径部分16の
外周をナット部41等と共に周方向に回転しつつ軸方向
に移動する。このスペーサ43は、筒状の本体部50
と、本体部50の竿元側端部外周に径外方向に突出する
竿元側フランジ51と、本体部50の穂先側端部から竿
元側に向かって一定の間隔を隔てた外周面に設けられた
径外方向に突出する穂先側フランジ52とを有してい
る。
リール2の脚部の一端を固定フード20に係止させなが
らリール2の脚部をリールシート本体10の載置部25
上に配置する。そして、グリップ部分12を周方向に回
転させ、ナット部42を雄ネジ部31に螺合させつつ移
動フード11と共に竿元側軸方向に移動させて、移動フ
ード11の竿元側端部内周面でリール2の脚部の他端を
係止し、移動フード11と固定フード20とでリール2
の脚部を挟み込む用にしてリールを固定することにな
る。
ップ40及びナット部41は軸方向に一定の長さを有し
穂先側に伸びているものの、スペーサ43がナット部4
1の穂先側の小径部分16との間に配置されているの
で、このスペーサ43はグリップ部分12の不要な偏芯
を抑制する。即ち、ナット部41を雄ネジ部31に強く
螺合させると、リール脚部と移動フード11との当接度
合いに応じて、移動フード11及びこれに連結されてい
るグリップ部分12全体に対して、軸方向から偏芯させ
る方向に負荷が係ることになる。しかし、スペーサ43
がグリップ部分12のナット部41と小径部分16との
間の不要な隙間を補充するので、かかる負荷によっても
グリップ部分12全体が不当に偏芯することが防止でき
ることになる。
ことで、雌ねじ部分側のナット部41内にさらに別の部
材(例えば、回転時にクリック音を発生する音発生機構
など)を収納可能しつつ、不要な偏芯を防止しグリップ
部分の軸方向長さを一定にすることができるのである。
ンジ51,52がグリップ部分12の不要な偏芯を抑
え、2つのフランジ51,52の間には肉抜き部分(図
3X参照)が形成されることになり部材の軽量化が図れ
る。また、この穂先側フランジ52は本体部50の穂先
側端部より一定の間隔を隔てて配置されるので、この間
隔(図3Y参照)が「接着剤溜まり」となる。これによ
り、スペーサ43,筒状体41,フロントグリップ40
を接着剤で接着固定する場合においても、過剰な接着剤
が流出して小径部分16をも接着してしまうような不都
合を回避できる。
不能としたが、これを回転自在に配置し、ナット部41
等に対して相対回転可能に配置してもよい。 (b)スペーサ43には特にフランジを設けることなく
一般的筒状形態としてもよい。 (c)移動フードび穂先側端部内周面には周方向に18
0度変位する位置にそれぞれリールの脚部を覆うように
内包可能な大きさの異なる2カ所の部分を設けて、必要
に応じて周方向に180回転させて用いるようにしても
よい。
ール装着時のグリップ不要な偏芯が防止できる。
全体図。
Claims (2)
- 【請求項1】竿体に設けられリールを取付可能なリール
シートであって、 前記竿体に固定される略筒状体であり、穂先側に向かっ
て開口する固定フードが形成された大径部分とその穂先
側に連続する雄ネジ部が形成された小径部分を有するリ
ールシート体と、 前記固定フードに対向して前記小径部分上を週方向に回
転不能で軸方向に移動可能に配置された移動フードと、 前記移動フードの穂先側に隣接して前記雄ねじ部に螺合
しつつ前記小径部分上を軸方向に移動自在かつ周方向に
回転可能に配置されたナット部と、 前記ナット部の穂先側において前記小径部分上に配置さ
れたスペーサ部と、 前記ナット部及び前記スペーサ部の外周に配置され前記
ナット部と共に周方向に回転可能な略筒状のグリップと
を備えたリールシート。 - 【請求項2】前記スペーサ部は、略筒状の本体部と、前
記本体部の竿元側端部に設けられ径外方向に突出する竿
元側フランジと、前記本体部の穂先側端部から軸方向に
間隔を隔てて設けられ径外方向に突出する穂先側フラン
ジとを有する、請求項1に記載のリールシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000318132A JP4514005B2 (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | リールシート |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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---|---|
JP2002119178A true JP2002119178A (ja) | 2002-04-23 |
JP4514005B2 JP4514005B2 (ja) | 2010-07-28 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7086195B2 (en) * | 2001-06-18 | 2006-08-08 | Louis Borgeat | Fly fishing rod having a detachable reel seat and waist holder therefore |
CN114467872A (zh) * | 2020-10-28 | 2022-05-13 | 古洛布莱株式会社 | 钓竿用卷线器座及钓竿 |
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-
2000
- 2000-10-18 JP JP2000318132A patent/JP4514005B2/ja not_active Expired - Fee Related
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