JP2002118272A - 薄膜太陽電池とその製造方法 - Google Patents
薄膜太陽電池とその製造方法Info
- Publication number
- JP2002118272A JP2002118272A JP2000307321A JP2000307321A JP2002118272A JP 2002118272 A JP2002118272 A JP 2002118272A JP 2000307321 A JP2000307321 A JP 2000307321A JP 2000307321 A JP2000307321 A JP 2000307321A JP 2002118272 A JP2002118272 A JP 2002118272A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode layer
- layer
- photoelectric conversion
- film solar
- solar cell
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
Abstract
面形成を可能とし、発電有効面積の増大を図った薄膜太
陽電池とその製造方法を提供する。 【解決手段】 基板表面の第1電極層,光電変換層,透
明電極層(第2電極層)からなる光電変換部と、基板裏
面の第3・第4電極層からなる接続電極層とを互いに位
置をずらして単位部分にパターニングし、接続孔h1と集
電孔h2を介して、単位部分を電気的に直列に接続してな
る薄膜太陽電池において、第3電極層1cと第4電極層1g
との間ならびに接続孔h1近傍部における第3電極層1cと
透明電極層1fとの間に電気絶縁層1eを設け、かつ第3電
極層1cと第4電極層1gとの間の電気絶縁層の少なくとも
一個所に、接続電極層の単位部分を構成する第3電極層
1cと第4電極層1gとを局所的に導電接続する導電接続部
1jを設け、有効発電領域拡大のために、接続孔近傍部に
透明電極層1fおよび第4電極層1gを形成する。
Description
複数個直列接続した薄膜太陽電池とその製造方法に関す
る。
エネルギーの研究開発が進められている。中でも、太陽
電池はその資源(太陽光)が無限であること、無公害で
あることから注目を集めている。
子が、直列接続されてなる太陽電池(光電変換装置)の
代表例は、薄膜太陽電池である。
の安さ、大面積化が容易であることなどから、今後の太
陽電池の主流となると考えられ、電力供給用以外に、建
物の屋根や窓などにとりつけて利用される業務用,一般
住宅用にも需要が広がってきている。
いるものが一般的であった。近年、軽量化、施工性、量
産性においてプラスチックフィルムを用いたフレキシブ
ルタイプの太陽電池の研究開発が進められ実用化されて
いる。さらに、フレキシブルな金属材料に絶縁被覆した
フィルム基板を用いたものも開発されている。このフレ
キシブル性を生かし、ロールツーロール方式やステッピ
ングロール方式の製造方法により大量生産が可能となっ
た。
ム基板上に第1電極(以下、下電極ともいう)、薄膜半
導体層からなる光電変換層および第2電極(以下、透明
電極ともいう)が積層されてなる光電変換素子(または
セル)が複数形成されている。ある光電変換素子の第1
電極と隣接する光電変換素子の第2電極を電気的に接続
することを繰り返すことにより、最初の光電変換素子の
第1電極と最後の光電変換素子の第2電極とに必要な電
圧を出力させることができる。例えば、インバータによ
り交流化し商用電力源として交流100Vを得るために
は、薄膜太陽電池の出力電圧は100V以上が望まし
く、実際には数10個以上の素子が直列接続される。
は、電極層と光電変換層の成膜と各層のパターニングお
よびそれらの組み合わせ手順により形成される。上記太
陽電池の構成および製造方法の一例は、例えば特開平1
0−233517号公報や特願平11−19306号に
記載されている。
公報に記載された薄膜太陽電池の一例を示し、(a)は
平面図、(b)は(a)における線ABCDおよびBQ
Cに沿っての断面図であり、(c)は(a)におけるE
-E断面図を示す。
長尺のフィルム基板上に、順次、第1電極層、光電変換
層、第2電極層が積層され、フィルム基板の反対側(裏
面)には第3電極層、第4電極層が積層され、裏面電極
が形成されている。光電変換層は例えばアモルファスシ
リコンのpin接合である。フィルム基板用材料として
は、ポリイミドのフィルム、例えば厚さ50μmのフィ
ルムが用いられている。
レンナフタレート(PEN)、ポリエーテルサルフォン(P
ES)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、またはア
ラミド系のフィルムなどを用いることができる。
る。
続孔h1を開け、基板の片側(表側とする)に第1電極
層として、スパッタにより銀を、例えば100nmの厚
さに成膜し、これと反対の面(裏側とする)には、第3
電極層として、同じく銀電極を成膜する。接続孔h1の
内壁で第1電極層と第3電極層とは重なり、導通する。
u,Ti等の金属をスパッタまたは電子ビーム蒸着等によ
り成膜しても良く、金属酸化膜と金属の多層膜を電極層
としても良い。成膜後、表側では、第1電極層を所定の
形状にレーザ加工して、下電極l1〜l6をパターニン
グする。下電極l1〜l6の隣接部は一本の分離線g2
を、二列の直列接続の光電変換素子間および周縁導電部
fとの分離のためには二本の分離線g2を形成し、下電
極l1〜l6は分離線により囲まれるようにする。再度
パンチを用いて、集電孔h2を開けた後、表側に、光電
変換層pとしてa-Si層をプラズマCVDにより成膜す
る。マスクを用いて幅W2の成膜とし、レーザ加工によ
り二列素子の間だけに第1電極層と同じ分離線を形成す
る。なお、前記幅W2は、接続孔h1にまたがってもよ
い。
(ITO層)を成膜する。但し、二つの素子列の間とこ
れに平行な基板の両側端部にはマスクを掛け接続孔h1
には成膜しないようにし、素子部のみに成膜する。透明
電極層としては、ITO(インシ゛ウムスス゛オキサイト゛)以外に、Sn
O2、ZnOなどの酸化物導電層を用いることができる。
などの低抵抗導電膜からなる層を成膜する。第4電極の
成膜により、集電孔h2の内壁で第2電極と第4電極と
が重なり、導通する。表側では、レーザ加工により下電
極と同じパターンの分離線を入れ、個別の第2電極u1
〜u6を形成し、裏側では第3電極と第4電極とを同時
にレーザ加工し、接続電極e12〜e56、および電力
取り出し電極o1,o2を個別化し、基板の周縁部では
表側の分離線g3と重なるように分離線g2を形成し、
隣接電極間には一本の分離線を形成する。
縁、および二列の直列接続太陽電池素子の隣接する境界
には(周縁導電部fの内側)分離線g3がある。分離線
g3の中にはどの層も無い。裏側では、全ての電極を一
括して囲う周縁、および二列の直列接続電極の隣接する
境界には(周縁導電部fの内側)分離線g2がある。分
離線g2の中にはどの層も無い。
h2−上電極u1、光電変換層、下電極l1−接続孔h
1−接続電極e12−上電極u2、光電変換層、下電極
l2−接続電極e23−・・・−上電極u6、光電変換
層、下電極l6−接続孔h1−電力取出し電極o2の順
の光電変換素子の直列接続が完成する。
は同一の電位であるので、以下の説明においては説明の
便宜上、併せて一層の接続電極層として扱うこともあ
る。
膜太陽電池の構成を簡略化して斜視図で示したものであ
る。図4において、基板61の表面に形成した単位光電
変換素子62および基板61の裏面に形成した接続電極
層63は、それぞれ複数の単位ユニットに完全に分離さ
れ、それぞれの分離位置をずらして形成されている。こ
のため、素子62のアモルファス半導体部分である光電
変換層65で発生した電流は、まず透明電極層66に集
められ、次に該透明電極層領域に形成された集電孔67
(h2)を介して背面の接続電極層63に通じ、さらに
該接続電極層領域で素子の透明電極層領域の外側に形成
された直列接続用の接続孔68(h1)を介して上記素
子と隣り合う素子の透明電極層領域の外側に延びている
下電極層64に達し、両素子の直列接続が行われてい
る。
図5(a)から(g)に示す。プラスチックフィルム71
を基板として(工程(a))、これに接続孔78を形成
し(工程(b))、基板の両面に第1電極層(下電極)
74および第3電極層(接続電極の一部)73を形成
(工程(c))した後、接続孔78と所定の距離離れた
位置に集電孔77を形成する(工程(d))。工程(c)
と工程(d)との間に、第1電極層(下電極)74を所
定の形状にレーザ加工して、下電極をパターニングする
工程があるが、ここではこの工程の図を省略している。
となる半導体層75および第2電極層である透明電極層
76を順次形成するとともに(工程(e)および工程
(f))、第3電極層73の上に第4電極層(接続電極
層)79を形成する(工程(g))。この後、レーザビ
ームを用いて、基板71の両側の薄膜を分離加工して図
10に示すような直列接続構造を形成する。
ける透明電極層76と第4電極層79との接続をそれぞ
れの層を重ねて2層で図示しているが、前記図3におい
ては、電気的に一層として扱い、1層で図示している。
SCAF(Series Connection through Apertures on F
ilm )型の薄膜太陽電池の構成においては、光電変換層
形成領域内に、接続孔h1および集電孔h2の2種類の
貫通孔を有するが、接続孔h1は、透明電極層の外側、
即ち、発電領域の外側に配置する必要があるため、有効
な面積が減少する問題があった。
通孔(接続孔および集電孔)周辺部まで光電変換層を延
長して形成し、この光電変換層により、接続電極層とし
ての第3電極層と透明電極層との短絡防止を可能とする
ことによって、透明電極層の全面形成を可能とし、発電
有効面積の増大を図った構成が、本願発明と同一出願人
により提案されている(特開平8−186279号公報
参照)。
8−186279号公報に記載された改良型SCAFの
薄膜太陽電池においては、下記のような問題があった。
防止のために、接続孔近傍部をマスクした上で接続電極
層としての第4電極層を形成する必要があり、このマス
ク形成の位置合わせに問題があった。
いては、基板温度の変化があり、基板の熱膨張・収縮の
影響により、精度よくマスクを位置合わせすることが困
難となり、これが原因で絶縁不良が発生する問題があっ
た。
るためになされたもので、この発明の課題は、従来のS
CAF構造に比べて発電有効面積の増大を図り、かつ前
記改良型SCAFにおける絶縁不良発生の問題を解消し
た薄膜太陽電池とその製造方法を提供することにある。
め、請求項1の発明によれば、電気絶縁性を有する基板
の表面に下電極層としての第1電極層,光電変換層,透
明電極層(第2電極層)を順次積層してなる光電変換部
と、前記基板の裏面に形成した接続電極層としての第3
電極層および第4電極層とを備え、前記光電変換部およ
び接続電極層を互いに位置をずらして単位部分にパター
ニングしてなり、前記光電変換層形成領域内に形成した
接続孔ならびに集電孔を介して、前記表面上の互いにパ
ターニングされて隣合う単位光電変換部分(ユニットセ
ル)を電気的に直列に接続してなる薄膜太陽電池におい
て、前記第3電極層と第4電極層との間ならびに前記接
続孔近傍部における第3電極層と透明電極層(第2電極
層)との間を電気絶縁する電気絶縁層を設け、かつ前記
第3電極層と第4電極層との間を電気絶縁する電気絶縁
層の少なくとも一個所に、前記接続電極層の単位部分を
構成する第3電極層と第4電極層とを局所的に導電接続
する導電接続部を設け、有効発電領域拡大のために、前
記接続孔近傍部に透明電極層(第2電極層)および第4
電極層を形成してなるものとする。
第3電極層と透明電極層との短絡が確実に防止でき、透
明電極層の全面形成を可能とし、従来のSCAF構造に
比べて発電有効面積の増大を図ることができる。
ては、下記請求項2の発明が好ましい。即ち、請求項1
記載の薄膜太陽電池において、前記電気絶縁層は、酸化
シリコンまたは窒化シリコンからなるものとする。
る方法としては、請求項3の発明が好適である。即ち、
請求項1記載の薄膜太陽電池の製造方法であって、以下
の1)ないし8)の工程を含むこととする。 1)基板に接続孔を開け、基板表面に第1電極層を形成
し、裏面に第3電極層を形成する工程。 2)前記基板に集電孔を開ける工程。 3)第1電極層ならびに接続孔および集電孔内面上に、
光電変換層を形成する工程。 4)第3電極層の上ならびに接続孔および集電孔内面の
光電変換層上に、導電接続部を形成する部分にマスクし
た後に、電気絶縁層を形成する工程。 5)光電変換層の上ならびに接続孔および集電孔内面の
電気絶縁層上に、透明電極層を形成する工程 6)電気絶縁層上および電気絶縁層内のマスク部分なら
びに接続孔および集電孔内面の透明電極層上に、第4電
極層および導電接続部を形成する工程 7)透明電極層,光電変換層および第1電極層を、レー
ザ加工法によりパターニングする工程 8)第4電極層,電気絶縁層および第3電極層を、レー
ザ加工法によりパターニングする工程 また、前記請求項3の発明とは異なる製造方法として、
下記請求項4または5の発明のようにすることもでき
る。即ち、前記請求項3記載の薄膜太陽電池の製造方法
において、前記第4工程における導電接続部を形成する
部分へのマスクを省略し、第4工程の後に、前記電気絶
縁層内の導電接続部を形成する部分をレーザ加工法によ
りパターニング形成する工程を含むこととする(請求項
4の発明)。
太陽電池の製造方法において、前記レーザ加工法による
パターニングを含む少なくともひとつの工程を、レーザ
加工法に代えて、サンドブラスト法によりパターニング
する工程とする(請求項5の発明)。
ついて以下に述べる。
し、図1は薄膜太陽電池の平面図、図2(a)〜(h)
は薄膜太陽電池の製造工程を示す。図2は、図1におけ
るX−Xに沿う断面図を模式的に示し、集電孔を1箇所
省略して示す。
に係る薄膜太陽電池を説明する。
μmのポリイミドフィルムを用いた。基板材料として
は、上記以外にPEN,PES,PETまたはアラミドなどの絶縁
性プラスチックフィルムを用いることもできる。また、
基板の膜厚は50μmのものを用いたがこの厚さに限定さ
れるものではない。
列を形成した(図2(a))。その後、基板表面に第1
電極層1b、基板裏面に第3電極層1cとしてAgをスパ
ッタにより数百nm厚で形成した(図2(b))。
/透明導電層などの多層構造膜などを用いることもでき
る。第1電極層1b,第3電極層1cのどちらを先に形
成してもよいが、好ましくは第1電極層1bが先の方が
よい。
開けた(図2(c))。実施例では集電孔列の間隔を5m
mとしたが、この間隔は太陽電池パターンにより任意の
値とすることができる。なお、この場合の孔形状は必ず
しも円である必要はなく、例えば太陽電池特性を向上さ
せる為には集電孔h2の面積はできるだけ小さく、しか
も周辺の長さができる限り長くなる形状がよい。
体層を形成した(図2(d))。本実施例では通常のプ
ラズマCVD法により堆積される水素化アモルファスシ
リコン(a-Si:H)系の材料を用いて、1つ以上のn-i-p接合
を形成した。
反対の面に、プラズマCVD法またはスパッタ法によ
り、絶縁膜1eで示す酸化シリコンの電気絶縁層を数百
nm厚で形成した(図2(e))。
続孔h1,集電孔h2内を完全に覆えれば良く、この厚
さに限定されるものではない。また、電気絶縁層の材料
としては、酸化シリコン以外に、窒化シリコンを用いる
こともできる。この電気絶縁層形成時には、導電接続部
を形成する部分1jをマスクした。マスクとは別の方法
として、絶縁膜1eを全面に形成した後、レーザ加工に
より、導電接続部を形成する部分1jを形成することも
できる。
fとして透明電極層を形成した。この層にはITO,ZnOな
どの酸化物導電膜を用いることができるが、本実施例で
はスパッタによるITO膜を製膜した(図2(f))。
側の基板面に金属膜などからなる第4電極層1gを製膜
した(図2(g))。本実施例では材料としてNiを用い
たが、Niに限定されるものではない。製膜方法はスパッ
タである。
裏面を、切断部1iおよび1hで示すように、レーザ加
工によって、それぞれ光電変換部および接続電極層を互
いに位置をずらして単位部分にパターニングした。この
パターニングは、サンドブラスト法により行なうことも
できる。
Unに隣接し合う裏面電極En-1,nと裏面電極En,n+1はEn
-1,n−Un−En,n+1なる直列接続をなし、所定の多段直列
接続された太陽電池を形成することができた。
り、接続孔近傍部分における第3電極層1cと透明電極
層1fとの短絡が確実に防止できて絶縁の信頼性が向上
し、また、透明電極層1fの全面形成が可能となるの
で、従来のSCAF構造に比べて発電有効面積を飛躍的
に増大することが可能となった。また、前記各電極層を
マスクレスで製膜できるので、その分、製造プロセスも
簡略となった。
縁性を有する基板の表面に下電極層としての第1電極
層,光電変換層,透明電極層(第2電極層)を順次積層
してなる光電変換部と、前記基板の裏面に形成した接続
電極層としての第3電極層および第4電極層とを備え、
前記光電変換部および接続電極層を互いに位置をずらし
て単位部分にパターニングしてなり、前記光電変換層形
成領域内に形成した接続孔ならびに集電孔を介して、前
記表面上の互いにパターニングされて隣合う単位光電変
換部分(ユニットセル)を電気的に直列に接続してなる
薄膜太陽電池において、前記第3電極層と第4電極層と
の間ならびに前記接続孔近傍部における第3電極層と透
明電極層(第2電極層)との間を電気絶縁する電気絶縁
層を設け、かつ前記第3電極層と第4電極層との間を電
気絶縁する電気絶縁層の少なくとも一個所に、前記接続
電極層の単位部分を構成する第3電極層と第4電極層と
を局所的に導電接続する導電接続部を設け、前記接続孔
近傍部に透明電極層(第2電極層)および第4電極層を
形成してなるものとしたので、接続孔近傍部分における
第3電極層と透明電極層との短絡が確実に防止でき、絶
縁の信頼性を向上しつつも、透明電極層の全面形成を可
能とし、従来のSCAF構造に比べて発電有効面積の増
大を図ることができる。
図
図
す斜視図
略を示す図
3電極層、1d:光電変換層、1e:電気絶縁層(絶縁
膜層)、1f:第2電極層(透明電極層)、1g:第4
電極層、1j:導電接続部、1h,1i:切断部、h
1:接続孔、h2:集電孔、U:ユニットセル。
Claims (5)
- 【請求項1】 電気絶縁性を有する基板の表面に下電極
層としての第1電極層,光電変換層,透明電極層(第2
電極層)を順次積層してなる光電変換部と、前記基板の
裏面に形成した接続電極層としての第3電極層および第
4電極層とを備え、前記光電変換部および接続電極層を
互いに位置をずらして単位部分にパターニングしてな
り、前記光電変換層形成領域内に形成した接続孔ならび
に集電孔を介して、前記表面上の互いにパターニングさ
れて隣合う単位光電変換部分(ユニットセル)を電気的
に直列に接続してなる薄膜太陽電池において、 前記第3電極層と第4電極層との間ならびに前記接続孔
近傍部における第3電極層と透明電極層(第2電極層)
との間を電気絶縁する電気絶縁層を設け、かつ前記第3
電極層と第4電極層との間を電気絶縁する電気絶縁層の
少なくとも一個所に、前記接続電極層の単位部分を構成
する第3電極層と第4電極層とを局所的に導電接続する
導電接続部を設け、有効発電領域拡大のために、前記接
続孔近傍部に透明電極層(第2電極層)および第4電極
層を形成してなることを特徴とする薄膜太陽電池。 - 【請求項2】 請求項1記載の薄膜太陽電池において、
前記電気絶縁層は、酸化シリコンまたは窒化シリコンか
らなることを特徴とする薄膜太陽電池。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の薄膜太陽電池の
製造方法であって、以下の1)ないし8)の工程を含む
ことを特徴とする薄膜太陽電池の製造方法。 1)基板に接続孔を開け、基板表面に第1電極層を形成
し、裏面に第3電極層を形成する工程。 2)前記基板に集電孔を開ける工程。 3)第1電極層ならびに接続孔および集電孔内面上に、
光電変換層を形成する工程。 4)第3電極層の上ならびに接続孔および集電孔内面の
光電変換層上に、導電接続部を形成する部分にマスクし
た後に、電気絶縁層を形成する工程。 5)光電変換層の上ならびに接続孔および集電孔内面の
電気絶縁層上に、透明電極層を形成する工程 6)電気絶縁層上および電気絶縁層内のマスク部分なら
びに接続孔および集電孔内面の透明電極層上に、第4電
極層および導電接続部を形成する工程 7)透明電極層,光電変換層および第1電極層を、レー
ザ加工法によりパターニングする工程 8)第4電極層,電気絶縁層および第3電極層を、レー
ザ加工法によりパターニングする工程 - 【請求項4】 請求項3記載の薄膜太陽電池の製造方法
において、前記第4工程における導電接続部を形成する
部分へのマスクを省略し、第4工程の後に、前記電気絶
縁層内の導電接続部を形成する部分をレーザ加工法によ
りパターニング形成する工程を含むことを特徴とする薄
膜太陽電池の製造方法。 - 【請求項5】 請求項3または4記載の薄膜太陽電池の
製造方法において、前記レーザ加工法によるパターニン
グを含む少なくともひとつの工程を、レーザ加工法に代
えて、サンドブラスト法によりパターニングする工程と
することを特徴とする薄膜太陽電池の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000307321A JP4534331B2 (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 薄膜太陽電池の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000307321A JP4534331B2 (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 薄膜太陽電池の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002118272A true JP2002118272A (ja) | 2002-04-19 |
JP4534331B2 JP4534331B2 (ja) | 2010-09-01 |
Family
ID=18787853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000307321A Expired - Fee Related JP4534331B2 (ja) | 2000-10-06 | 2000-10-06 | 薄膜太陽電池の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4534331B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011198784A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Fuji Electric Co Ltd | 薄膜太陽電池およびその製造方法 |
WO2012172827A1 (ja) * | 2011-06-17 | 2012-12-20 | 富士電機株式会社 | 薄膜太陽電池及びその製造方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0864850A (ja) * | 1994-08-26 | 1996-03-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 薄膜太陽電池及びその製造方法 |
JPH08116081A (ja) * | 1994-10-19 | 1996-05-07 | Fuji Electric Co Ltd | 薄膜太陽電池 |
JPH08186279A (ja) * | 1994-12-28 | 1996-07-16 | Fuji Electric Co Ltd | 薄膜太陽電池およびその製造方法 |
JPH08306943A (ja) * | 1995-04-28 | 1996-11-22 | Fuji Electric Co Ltd | 薄膜太陽電池およびその製造方法 |
JPH11345989A (ja) * | 1998-05-29 | 1999-12-14 | Matsushita Battery Industrial Co Ltd | 太陽電池の製造方法 |
JP2000077690A (ja) * | 1998-08-27 | 2000-03-14 | Fuji Electric Co Ltd | 光電変換装置およびその製造方法 |
-
2000
- 2000-10-06 JP JP2000307321A patent/JP4534331B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0864850A (ja) * | 1994-08-26 | 1996-03-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 薄膜太陽電池及びその製造方法 |
JPH08116081A (ja) * | 1994-10-19 | 1996-05-07 | Fuji Electric Co Ltd | 薄膜太陽電池 |
JPH08186279A (ja) * | 1994-12-28 | 1996-07-16 | Fuji Electric Co Ltd | 薄膜太陽電池およびその製造方法 |
JPH08306943A (ja) * | 1995-04-28 | 1996-11-22 | Fuji Electric Co Ltd | 薄膜太陽電池およびその製造方法 |
JPH11345989A (ja) * | 1998-05-29 | 1999-12-14 | Matsushita Battery Industrial Co Ltd | 太陽電池の製造方法 |
JP2000077690A (ja) * | 1998-08-27 | 2000-03-14 | Fuji Electric Co Ltd | 光電変換装置およびその製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011198784A (ja) * | 2010-03-17 | 2011-10-06 | Fuji Electric Co Ltd | 薄膜太陽電池およびその製造方法 |
WO2012172827A1 (ja) * | 2011-06-17 | 2012-12-20 | 富士電機株式会社 | 薄膜太陽電池及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4534331B2 (ja) | 2010-09-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5928439A (en) | Thin-film solar cell and method for the manufacture thereof | |
US5626686A (en) | Thin-film solar cell and method of manufacturing the same | |
JP2002057357A (ja) | 薄膜太陽電池とその製造方法 | |
WO2006087951A1 (ja) | 太陽電池およびその製造方法 | |
JP3449155B2 (ja) | 光電変換装置およびその製造方法 | |
JP4379560B2 (ja) | 薄膜太陽電池とその製造方法 | |
JP4171959B2 (ja) | 薄膜太陽電池の製造方法 | |
JP2000223727A (ja) | 薄膜太陽電池とその製造方法 | |
JP3237621B2 (ja) | 光電変換装置およびその製造方法 | |
JP2016001632A (ja) | 集積型薄膜太陽電池モジュール | |
JP2002118272A (ja) | 薄膜太陽電池とその製造方法 | |
JP4403654B2 (ja) | 薄膜太陽電池 | |
JP2012134188A (ja) | 光電変換装置、太陽電池モジュール、及び光電変換装置の製造方法 | |
JP3111805B2 (ja) | 薄膜太陽電池およびその製造方法 | |
JP4082651B2 (ja) | 太陽電池モジュールの製造方法 | |
JP2000208794A (ja) | 薄膜太陽電池等のパタ―ン状薄膜層のレ―ザパタ―ニング方法および装置 | |
JPH0779004A (ja) | 薄膜太陽電池 | |
JP2000323732A (ja) | 薄膜太陽電池とその製造方法 | |
JP2002252360A (ja) | 薄膜太陽電池の製造方法 | |
JP4432236B2 (ja) | 薄膜太陽電池 | |
JPH06268241A (ja) | 薄膜太陽電池およびその製造方法 | |
JP2003060219A (ja) | 薄膜太陽電池とその製造方法 | |
JP4075254B2 (ja) | 薄膜太陽電池の製造方法 | |
JP2002076379A (ja) | 薄膜太陽電池とその製造方法 | |
JP2000340816A (ja) | 薄膜太陽電池の製造方法及び薄膜基板貫通孔加工装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060215 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20081016 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20081016 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20081016 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090603 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090609 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090807 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091201 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100525 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100607 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |