JP2002116672A - 画像形成装置のクリーニング装置 - Google Patents

画像形成装置のクリーニング装置

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JP2002116672A
JP2002116672A JP2000310883A JP2000310883A JP2002116672A JP 2002116672 A JP2002116672 A JP 2002116672A JP 2000310883 A JP2000310883 A JP 2000310883A JP 2000310883 A JP2000310883 A JP 2000310883A JP 2002116672 A JP2002116672 A JP 2002116672A
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JP2000310883A
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Yoshinari Kinoshita
善也 木下
Takayuki Ono
孝之 大野
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送装置の廃トナー搬送方向下流側での廃トナ
ーの漏れ出しを効率良く防止することができるデジタル
カラー複写機のクリーニング装置を提供する。 【解決手段】感光体ドラム5上からブレードにより除去
された廃トナーを搬送する専用搬送路62aの廃トナー
搬送方向上流側および下流側の両端部に、感光体ドラム
の両端部に対しそれぞれ接触した際に廃トナーの搬送方
向への膨出によって専用搬送路の両端部に対するシール
を行う円弧状サイドシール部材71,72を設ける。そ
のうち、下流側円弧状サイドシール部材72の感光体ド
ラムに対する接触方向の高さ寸法を上流側円弧状サイド
シール部材71よりも高くなるように設定して、感光体
ドラムに対する接触による膨出量を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機などの電子
写真式の画像形成装置において、感光体表面に付着した
残留トナーを除去して搬送するクリーニング装置に関
し、特に、廃トナーの搬送方向下流側での漏れ出しを効
率良く防止する対策に係わる。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像形成装置において、用紙に
画像を複写する画像ステーションは、感光体と、この感
光体を帯電させて感光体上に静電潜像を形成する帯電器
と、感光体上に形成された静電潜像を現像する現像装置
と、現像された感光体上のトナー像を用紙に転写する転
写用放電器と、感光体上に残留する廃トナーを除去して
搬送するクリーニング装置とを備えている。
【0003】そして、上記クリーニング装置は、記録媒
体の搬送方向と直交する方向に延びるゴムなどの弾性体
よりなるクリーニングブレードを備え、その先端を感光
体の表面に接触させることで、感光体上に残留している
廃トナーを該感光体上から除去するようにしている。
【0004】ところが、上記クリーニング装置では、記
録媒体の搬送方向がシート状のシール部材とクリーニン
グブレードとによってほぼ密閉されているものの、記録
媒体の搬送方向と直交する方向、つまりクリーニングブ
レードの延設方向両端に対応する感光体の両端部は、そ
の構造上、密閉するのが非常に困難なものであった。
【0005】そのため、クリーニング装置本体からの廃
トナーの漏れ出しを防止する上で、感光体の両端部にそ
れぞれ接触するウレタンフォームや不織布などからなる
サイドシール部材を設けることが行われている(特開平
7−160168号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近年より、
画質の向上を図る上でトナーの微粒化が促進されている
ため、感光体などのトナー担持体の両端部などの密閉し
難い構造となる部位においては、廃トナーの漏れが発生
しやすい傾向にある。
【0007】特に、感光体上から除去した廃トナーは、
廃トナー容器などに回収する上で、クリーニングブレー
ドなどの除去手段の延設方向一側(廃トナー搬送方向下
流側)に搬送手段によって搬送されることになるが、こ
の除去手段の延設方向一側端とサイドシール部材との間
には隙間が存在しているため、搬送手段の廃トナー搬送
方向下流側では上記隙間を介して廃トナー漏れが顕著に
発生することになる。
【0008】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、搬送手段の廃トナー搬
送方向下流側での廃トナーの漏れ出しを効率良く防止す
ることができる画像形成装置のクリーニング装置を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、画像形成装置のクリーニング装置とし
て、記録媒体の搬送方向と直交する方向に延びて設けら
れ、トナー担持体上に残留している廃トナーを該トナー
担持体上から除去する除去手段と、この除去手段により
除去された廃トナーを除去手段の延設方向一側に搬送路
を介して搬送する搬送手段と、上記除去手段の延設方向
両端に対応する搬送路の廃トナー搬送方向上流側および
下流側の両端部に設けられ、トナー担持体の両端部に対
しそれぞれ接触した際にその接触方向と直交する方向へ
の膨出によって搬送路の両端部に対するシールを行うサ
イドシール部材とを備える。そして、上記廃トナー搬送
方向下流側のサイドシール部材のトナー担持体に対する
接触方向の高さ寸法を廃トナー搬送方向上流側のサイド
シール部材よりも高くなるように設定して、トナー担持
体に対する接触による膨出量を高めている。
【0010】この特定事項により、各サイドシール部材
がトナー担持体に対する接触圧によって除去手段の延設
方向両端との間の隙間を詰めるように除去手段の延設方
向(廃トナー搬送方向)に膨出している。
【0011】その場合、廃トナー搬送方向下流側のサイ
ドシール部材は、そのトナー担持体に対する接触方向の
高さ寸法が廃トナー搬送方向上流側のサイドシール部材
よりも高くなるように設定されているので、除去手段の
延設方向一側(搬送路の廃トナー搬送方向下流側)での
サイドシール部材の膨出量が高められ、除去手段の延設
方向一側端との間の隙間を閉塞することが可能となる。
このため、搬送路の廃トナー搬送方向下流側でのサイド
シール部材のシール性が高められ、搬送手段による搬送
によって搬送路の下流側で廃トナーの押し圧力が高くな
っても十分に抗することが可能となり、搬送路の廃トナ
ー搬送方向下流側での漏れ出しを可及的に防止すること
が可能となる。しかも、廃トナー搬送方向下流側のサイ
ドシール部材のトナー担持体に対する接触方向の高さ寸
法のみを高く設定していることにより、トナー担持体に
対しその廃トナー搬送方向上流側での回転動作への負荷
が軽減され、トナー担持体に対する悪影響を可及的に抑
えてサイドシール部材によるシール性を効率良く向上さ
せることが可能となる。
【0012】また、搬送路を複数設けた場合の廃トナー
搬送方向下流側でのシール性を高め得るものとして、以
下の構成が掲げられる。
【0013】つまり、搬送路を複数設け、除去手段の延
設方向一側に、各搬送路により搬送された廃トナーを共
用して搬送する共用搬送路を設ける。さらに、上記各搬
送路の廃トナー搬送方向下流側端部を上記共用搬送路に
対しそれぞれ上下流方向から順に並列に連結するととも
に、上記各搬送路の廃トナー搬送方向下流側端部にそれ
ぞれ対応する共用搬送路の上下流位置に、各搬送路の廃
トナー搬送方向下流側端部に対しそれぞれ接触した際に
その接触方向と直交する方向への膨出によって共用搬送
路の上下流位置に対するシールを行うサイドシール部材
を設ける。そして、上記共用搬送路の下流位置のサイド
シール部材の搬送路に対する接触方向の高さ寸法を共用
搬送路の上流位置のサイドシール部材よりも高くなるよ
うに設定して、搬送路に対する接触による膨出量を高め
ている。
【0014】この特定事項により、共用搬送路の下流位
置のサイドシール部材は、その下流位置の搬送路に対す
る接触方向の高さ寸法が上流位置のサイドシール部材よ
りも高くなるように設定されているので、共用搬送路の
下流位置でのサイドシール部材の膨出量が高められ、共
用搬送路の下流位置での搬送路に対するサイドシール部
材の接触面積が増大することになる。このため、共用搬
送路の下流位置での搬送路の廃トナー搬送方向下流側端
部に対するシール性が高められ、各搬送路および共用搬
送路による廃トナーの搬送によって共用搬送路の下流位
置付近において廃トナーの押し圧力が高くなっても十分
に抗することが可能となり、共用搬送路の下流位置に連
結される搬送路の廃トナー搬送方向下流側端部からの廃
トナーの漏れ出しを防止することが可能となる。
【0015】特に、搬送方向下流側でのサイドシール部
材のシール性を容易に高め得るものとして、以下の構成
が掲げられる。
【0016】つまり、各サイドシール部材として、その
うちの廃トナー搬送方向下流側のものの接触方向の厚さ
が廃トナー搬送方向上流側のものよりも厚くなるような
弾性部材を適用している。
【0017】この特定事項により、弾性部材の厚さを厚
くするだけで、廃トナー搬送方向下流側のサイドシール
部材の接触力が高められ、廃トナーの押し圧力が高くな
る廃トナー搬送方向下流側のシール性を簡単に高めるこ
とが可能となる。
【0018】これに対し、各サイドシール部材として、
そのうちの廃トナー搬送方向下流側のものの接触方向の
毛足の長さが廃トナー搬送方向上流側のものよりも長く
なるようにブラシ状に植毛された植毛部材を適用してい
る場合には、植毛部材の毛足の長さを長くするだけで、
接触圧の作用時に廃トナー搬送方向下流側のサイドシー
ル部材の膨出量が増大し、廃トナー搬送方向下流側のシ
ール性を効果的に高めることが可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0020】本実施形態では、本発明に係るクリーニン
グ装置を画像形成装置としての電子写真式のデジタルカ
ラー複写機に適用した場合について説明する。
【0021】−デジタルカラー複写機の全体構成の説明
− 図1は本形態に係るデジタルカラー複写機1の内部構成
の概略を前方から示す縦断正面図である。この図1のよ
うに、本デジタルカラー複写機1は、両面自動原稿送り
部2、画像読取部3及び画像形成部4を備えている。以
下、各部について説明する。
【0022】<両面自動原稿送り部2の説明>両面自動
原稿送り部2は、透明なガラス等で成る原稿台21上に
この原稿台21に対して開閉可能に支持され、原稿台2
1に対して所定の位置関係をもって装着されている。こ
の両面自動原稿送り部2は、原稿をその一方の面(例え
ば表面)が原稿台21の所定位置において画像読取部3
に対向するように搬送し、この一方の面の画像の読み取
りが終了した後に原稿を一旦退避させて反転し、原稿を
その他方の面(例えば裏面)が原稿台21の所定位置に
おいて画像読取部3に対向するように原稿台21に向か
って搬送するようになされている。そして、両面自動原
稿送り部2は、1枚の原稿について両面の画像の読み取
りが終了すると、この原稿を排出してから、次の原稿に
ついての両面搬送動作を実行する。以上の原稿の搬送及
び反転動作は、デジタルカラー複写機1全体の動作に関
連して制御される。
【0023】<画像読取部3の説明>画像読取部3は、
原稿台21上に載置された原稿の画像や両面自動原稿送
り部2により1枚ずつ給紙される原稿の画像を読み取っ
て画像データを作成する部分であって、デジタルカラー
複写機1の上部、つまり原稿台21の下方に設けられて
いる。この画像読取部3は、露光光源31、第1〜第3
反射鏡32,33,34、結像レンズ35、光電変換素
子36を備えている。この場合、露光光源31及び第1
反射鏡32によって第1の走査ユニット37が構成され
ている一方、第2及び第3反射鏡33,34によって第
2の走査ユニット38が構成されている。
【0024】上記露光光源31は、両面自動原稿送り部
2の原稿台21上に載置された原稿や両面自動原稿送り
部2を搬送される原稿の画像面に対して光を照射するも
のである。各反射鏡32,33,34は、図1に破線で
光路を示すように、原稿からの反射光像を一旦所定方向
(図1では左方向)に偏向(反射)させた後、下方に偏
向させ、その後、結像レンズ35に向かうように図中右
方向に偏向させるようになっている。
【0025】第1の走査ユニット37(露光光源31及
び第1反射鏡32)は、原稿台21の下面に対し一定の
速度を保ちながら所定の走査速度で平行に往復動(図1
では左右動)するものである。第2の走査ユニット38
(第2及び第3反射鏡33,34)は、原稿台21の下
面に対し第1の走査ユニット37と一定の速度関係を保
って平行に往復動(図1では左右動)するものである。
【0026】結像レンズ35は、第2の走査ユニット3
8の第3反射鏡34により偏向された原稿からの反射光
像を縮小し、この縮小された光像を光電変換素子36上
の所定位置に結像させるものである。
【0027】光電変換素子36は、結像された光像を順
次光電変換して電気信号として出力するものである。光
電変換素子36は、白黒画像またはカラー画像を読み取
り、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分に色分解
したラインデータを出力することができる3ラインのカ
ラーCCDである。この光電変換素子36(CCD)に
より電気信号に変換された原稿画像情報は、図示しない
画像処理部に転送されて所定の画像データ処理が施され
る。
【0028】<画像形成部4の説明>画像形成部4は、
画像形成系41と転写紙搬送系42とを備えている。
【0029】画像形成系41は、デジタルカラー複写機
1の本体10の上部に設けられ、その下側に給紙機構4
3を備えている。給紙機構43は、本体10の下端部に
装着した給紙カセット12内に積載収容されている用紙
P(記録媒体)を一枚ずつ分離して画像形成系41に供
給するようになされている。この画像形成系41に供給
される用紙Pは、カットシート状の紙であり、画像形成
系41の手前(図1では右側)に設けられた上下一対の
レジストローラ40,40によって、画像形成系41へ
の供給タイミングが制御されるようになっている。ま
た、片面に画像が形成された用紙Pも、レジストローラ
40,40によって、画像形成系41での画像形成にタ
イミングを合わせて再度画像形成系41に供給(搬送)
される。
【0030】画像形成系41の下方には、転写搬送ベル
ト機構44が設けられている。この転写搬送ベルト機構
44は、デジタルカラー複写機1の本体10の略中央部
に設けられている。転写搬送ベルト機構44は、その一
側(図1では左側)に設けられた駆動ローラ44aと、
他側(図1では右側)に設けられた従動ローラ44b
と、この両ローラ44a,44b間に張架され、図1中
に示す矢印Z方向に駆動する無端の転写搬送ベルト44
cとを備え、この転写搬送ベルト44cの表面上に用紙
Pを静電吸着させることによって、レジストローラ4
0,40から供給される用紙Pを他側(上流側)から一
側(下流側)に搬送するようになされている。転写紙搬
ベルト機構44の用紙P搬送方向下流側(図1では左
側)には定着装置45が設けられ、この定着装置45に
よって、用紙Pに転写形成されたトナー像を用紙P上に
定着させることが行われる。定着装置45は、上下一対
の定着ローラ45a,45aを備え、転写紙搬ベルト機
構44(転写搬送ベルト44c)上を搬送された用紙P
を定着ローラ45a,45a間のニップを介して通過さ
せるようにしている。定着装置45の一側には切換ゲー
ト46が設けられている。この切換ゲート46は、定着
ローラ45a,45a間のニップを通過した定着後の用
紙Pを、本体10の一側外壁に取り付けた排紙トレイ1
1に対し上下一対の排出ローラ11a,11aによって
排出する排出経路と、転写搬送ベルト機構44の下方を
通して画像形成系41に再供給する再供給経路とに選択
的に切り換えるように構成されている。この再供給経路
は、スイッチバック搬送機構47を備え、切換ゲート4
6により再供給経路側に搬送された用紙Pの表裏面をス
イッチバック搬送機構47によって上下逆転させてから
画像形成系41に向かって再供給するようになされてい
る。
【0031】転写搬送ベルト機構44の上方には、第1
の画像形成ステーションS1、第2の画像形成ステーシ
ョンS2、第3の画像形成ステーションS3及び第4の
画像形成ステーションS4がそれぞれ転写搬送ベルト4
4cに近接して用紙搬送経路上流側(図1では左側)か
ら順に所定間隔置きに並設されている。この場合、転写
搬送ベルト44c上の用紙Pは、第1の画像形成ステー
ションS1、第2の画像形成ステーションS2、第3の
画像形成ステーションS3及び第4の画像形成ステーシ
ョンS4に順次搬送されることになる。
【0032】各画像形成ステーションS1〜S4は、実
質的に同一構成となり、図1に示す矢印F方向にそれぞ
れ回転するトナー担持体としての感光体ドラム5を具備
している。この各感光体ドラム5の周囲には、各感光体
ドラム5を帯電し、各感光体ドラム5の外周面上に静電
潜像を形成する帯電器51と、感光体ドラム5の外周面
上に形成された静電潜像を粉体としてのトナーにより可
視像に現像する現像装置52と、感光体ドラム5の外周
面上に現像されたトナー像(可視像)を用紙Pに転写す
る転写用放電器53と、感光体ドラム5の外周面上に残
留する廃トナーを除去するクリーニング装置54とが感
光体ドラム5の回転方向(矢印F方向)に沿って順次設
けられている。
【0033】また、各感光体ドラム5の上方には、レー
ザビームスキャナユニット55(以下、LSUと称す
る。)が設けられている。この各LSU55は、画像デ
ータに応じて変調されたドット光を発する半導体レーザ
素子(図示せず)と、この半導体レーザ素子からのレー
ザビームを主走査方向に偏向させるためのポリゴンミラ
ー55a(偏向装置)と、このポリゴンミラー55aに
より偏向されたレーザビームを感光体ドラム5の外周面
上に結像させるためのfθレンズ55b及びミラー55
c,55dとを備えている。
【0034】第1の画像形成ステーションS1のLSU
55にはカラー原稿画像の黒色成分像に対応する画素信
号が入力され、第2の画像形成ステーションS2のLS
U55にはカラー原稿画像のシアン色成分像に対応する
画素信号が入力され、第3の画像形成ステーションS3
のLSU55にはカラー原稿画像のマゼンタ色成分像に
対応する画素信号が入力され、さらに、第4の画像形成
ステーションS4のLSU55にはカラー原稿画像のイ
エロー色成分像に対応する画素信号が入力されるように
なされている。これにより、色変換された原稿画像情報
に対応する静電潜像が各感光体ドラム5の外周面上に形
成される。
【0035】第1の画像形成ステーションS1の現像装
置52には黒色Kのトナーが収容され、第2の画像形成
ステーションS2の現像装置52にはシアン色Cのトナ
ーが収容され、第3の画像形成ステーションS3の現像
装置52にはマゼンタ色Mのトナーが収容され、さら
に、第4の画像形成ステーションS4の現像装置52に
はイエロー色Yのトナーが収容されている。各感光体ド
ラム5の外周面上の静電潜像は、これら各色のトナーに
より可視像に現像され、これにより、画像形成系41に
おいて色変換された原稿画像情報が各色のトナーによっ
てトナー像として再現されるようになっている。
【0036】第1の画像形成ステーションS1と給紙機
構43との間には用紙吸着用帯電器56が設けられてい
る。この用紙吸着用帯電器56は、転写搬送用ベルト4
4cの表面を帯電するものであり、給紙機構43から供
給された用紙Pを転写搬送用ベルト44c上に確実に吸
着させることによって、第1の画像形成ステーションS
1から第4の画像形成ステーションS4までの間で用紙
Pをずれさせずに搬送するようにしている。
【0037】一方、第4の画像形成ステーションS4と
定着装置45との間には、除電用放電器57が駆動ロー
ラ41aのほぼ真上に位置して設けられている。この除
電用放電器57には、転写搬送用ベルト44cに静電吸
着されている用紙Pを転写搬送用ベルト44cから分離
するための交流電流が印加されている。
【0038】そして、本デジタルカラー複写機1に使用
される用紙Pは、給紙カセット12から送り出されて給
紙機構43の用紙搬送経路のガイド内に供給されると、
その用紙Pの先端部分がセンサ(図示せず)により検知
され、このセンサから出力される検知信号に基づいて一
対のレジストローラ40,40により一旦停止される。
そして、用紙Pは、各画像形成ステーションS1〜S4
とタイミングをとって、図1の矢印Z方向に回転してい
る転写搬送ベルト44c上に送られる。このとき、転写
搬送ベルト44cには用紙吸着用帯電器56による所定
の帯電が施されているため、用紙Pは、各画像形成ステ
ーションS1〜S4を通過する間、安定して搬送供給さ
れる。
【0039】各画像形成ステーションS1〜S4におい
ては、各色のトナー像がそれぞれ形成され、転写搬送ベ
ルト44cにより静電吸着されて搬送される用紙Pの支
持面上で各画像形成ステーションS1〜S4のトナー像
が重ね合わされて画像が転写される。そして、第4の画
像形成ステーションS4による画像の転写が完了する
と、用紙Pは、その先端部分から順次陰電用放電器57
により転写搬送ベルト44c上から剥離され、定着装置
45へと導かれる。この定着装置45においてトナー画
像が定着された用紙Pは、排出ローラ11aにより用紙
排出口(図示せず)を介して排出トレイ11上に排出さ
れる。
【0040】そして、図2〜図4に示すように、各画像
形成ステーションS1〜S4のクリーニング装置54
は、同一の構成を採用し、画像転写完了後に各感光体ド
ラム5の外周面上から廃トナーを掻き取る除去手段とし
てのブレード61と、このブレード61により掻き取っ
た廃トナーを搬送路62を介してクリーニング装置本体
としてのクリーニングボックス60外に搬送する搬送手
段としての搬送装置69と、上記搬送路62の下流端に
着脱自在に装着され、専用搬送路62aを介して搬送さ
れた廃トナーを貯留する廃トナーボックス63とを備え
ている。
【0041】ブレード61は、感光体ドラム5と対向す
るように開口するクリーニングボックス60のトナー払
い落し用開口60aの上縁に取り付けられている。この
ブレード61は、感光体ドラム5の軸線方向(図2では
左右方向)に延びるトナー払い落し用開口60aの長手
方向両端部間に跨って連続的に設けられた細長い板状を
呈し、その端手方向の先端が感光体ドラム5の外周面上
に摺接するようになされている。
【0042】専用搬送路62aは、各画像形成ステーシ
ョンS1〜S4のクリーニングボックス60内をそれぞ
れ前面側から後面側に跨るように前後方向に延びて設け
られている。また、図5に示すように、クリーニングボ
ックス60の後端には、各専用搬送路62aの下流端
(図5では上端)にそれぞれ並列に連結された左右方向
(図5では左右方向)に延びる共用搬送路としての単一
の共用搬送管62bが設けられている。この場合、各専
用搬送路62aの下流端は、共用搬送管62bに対しそ
れぞれ廃トナーの搬送方向上流側から第1の画像形成ス
テーションS1、第2の画像形成ステーションS2、第
3の画像形成ステーションS3、第4の画像形成ステー
ションS4の順に並列に連結されている。
【0043】各専用搬送路62a下流端側の下端部には
それぞれ排出口(図示せず)が形成されている一方、こ
の各排出口と対応する共用搬送管62bの上端部対応位
置には連通孔(図示せず)が設けられ、各専用搬送路6
2aの下流端側において共用搬送管62bに連通するよ
うになっている。なお、図2中STは、各専用搬送路6
2aの外壁面上にスライド移動自在に支持された略筒形
状のシャッタ部材であって、各専用搬送路62aの排出
口を閉塞する方向にスプリングSPの付勢力によって付
勢され、各共用搬送管62bの組付時などに各専用搬送
路62aに対し共用搬送管62bが装着されるとシャッ
タ部材STがスプリングSPの付勢力に抗して各専用搬
送路62aの排出口を開放するようになされている。
【0044】また、搬送装置69は、各画像形成ステー
ションS1〜S4のクリーニングボックス60内の専用
搬送路62aにそれぞれ設けられた上流側トナー搬送装
置6a,…と、共用搬送管62bに設けられた下流側ト
ナー搬送装置6bとを備えている。
【0045】上記各上流側トナー搬送装置6aは、それ
ぞれ両端が各専用搬送路62aの前後両端に回転自在に
支持された回転軸64aの周囲をその軸線方向に向かっ
て螺旋状に延びるスパイラル羽根64bを備えている。
このスパイラル羽根64bは、専用搬送路62aの内壁
面に沿って連続的に設けられている。そして、各上流側
トナー搬送装置6aは、ブレード61により掻き落とさ
れてクリーニングボックス60の専用搬送路62aの底
部に落下した廃トナーをスパイラル羽根64bの所定回
りの回転(図2〜図4に示す矢印W方向の回転)によっ
て専用搬送路62aの下流端側(図5に示す矢印Y方
向)に搬送するようになされている。
【0046】一方、下流側トナー搬送装置6bは、両端
が共用搬送管62bの左右両端(図5では左右両端)に
回転自在に支持された回転軸65aの周囲をその軸線方
向に向かって螺旋状に延びるスパイラル羽根65bを備
えている。このスパイラル羽根65bは、共用搬送管6
2bの内壁面に沿って連続的に設けられている。そし
て、下流側トナー搬送装置6bは、各専用搬送路62a
の排出口から連通孔を介して共用搬送管62bに落下し
た廃トナーをスパイラル羽根65bの所定回りの回転に
よって共用搬送管62bの下流側(図5に示す矢印X方
向)に搬送し、この共用搬送管62bの下流端より廃ト
ナーボックス63内に廃トナーを回収するようになされ
ている。この場合、廃トナーボックス63は、トナー満
杯時に共用搬送管62bの下流端から取り外されて、デ
ジタルカラー複写機1の本体10外に取り出されるよう
になされている。
【0047】そして、本発明の特徴部分として、図2に
示すように、各画像形成ステーションS1〜S4におい
て、ブレード61の前後両端に対応する各専用搬送路6
2aの廃トナー搬送方向上流側および下流側の両端部に
は、感光体ドラム5の前後両端部に対しそれぞれ接触し
て各専用搬送路62aの上流側および下流側からの廃ト
ナーの漏れ出しを防止する略円弧状の上流側および下流
側円弧状サイドシール部材71,72(サイドシール部
材)が設けられている。この各円弧状サイドシール部材
71,72としては、弾力性はもちろんのこと、接触圧
の作用により変形するモケットなどの起毛材が適用され
ている。そして、図6に示すように、上記各専用搬送路
62a下流端の下流側円弧状サイドシール部材72の感
光体ドラム5に対する接触方向の高さ寸法は、各専用搬
送路62a上流端の上流側円弧状サイドシール部材71
よりもそれぞれ高くなるように設定されている。この場
合、図7に示すように、上流側および下流側円弧状サイ
ドシール部材71,72は、感光体ドラム5に対する接
触圧により、ブレード61の前後両端との間に形成され
る隙間を詰めるようにブレード61の前後方向(廃トナ
ー搬送方向)に膨出している。
【0048】また、上記各専用搬送路62aの下流端が
それぞれ連結される共用搬送管62bの廃トナー搬送方
向4箇所の連結部位には、各専用搬送路62aの下流端
に対しそれぞれ接触して共用搬送管62bの各連結部位
からの廃トナーの漏れ出しを防止する環状の環状サイド
シール部材73,74,75,76が設けられている。
これらの各環状サイドシール部材73〜76としては、
弾力性はもちろんのこと、接触圧の作用により変形する
モケットなどの起毛材が適用されている。そして、上記
共用搬送管62b最下流位置の連結部位の環状サイドシ
ール部材76の第4の画像形成ステーションS4におけ
る専用搬送路62a下流端に対する接触方向の高さ寸法
が第3の画像形成ステーションS3における専用搬送路
62a下流端(第4の画像形成ステーションS4におけ
る専用搬送路62a下流端よりも上流側)に対しシール
する環状サイドシール部材75よりも高くなるように設
定され、また、第3の画像形成ステーションS3におけ
る専用搬送路62a下流端に対しシールする環状サイド
シール部材75の接触方向の高さ寸法が第2の画像形成
ステーションS2における専用搬送路62a下流端(第
3の画像形成ステーションS3における専用搬送路62
a下流端よりも上流側)に対しシールする環状サイドシ
ール部材74よりも高くなるように設定され、さらに、
第2の画像形成ステーションS2における専用搬送路6
2a下流端に対しシールする環状サイドシール部材74
の接触方向の高さ寸法が第1の画像形成ステーションS
1における専用搬送路62a下流端(第2の画像形成ス
テーションS2における専用搬送路62a下流端よりも
上流側)に対しシールする環状サイドシール部材73よ
りも高くなるように設定されている。つまり、各環状サ
イドシール部材73〜76は、共用搬送管62bの下流
側に行くに従って専用搬送路62a下流端に対する接触
方向の高さ寸法が徐々に高くなるように設定されてい
る。この場合、各環状サイドシール部材73〜76は、
専用搬送路62a下流端に対する接触圧により、それぞ
れ専用搬送路62a下流端に対する接触面積を増大させ
るように専用搬送路62aの前後方向(廃トナー搬送方
向)に膨出している。
【0049】したがって、本実施形態では、上流側およ
び下流側円弧状サイドシール部材71,72が感光体ド
ラム5に対する接触圧によってブレード61の前後両端
との間の隙間を詰めるようにブレード61の前後方向
(各専用搬送路62aの廃トナー搬送方向)に膨出して
いる。
【0050】その場合、下流側円弧状サイドシール部材
72は、その感光体ドラム5に対する接触方向の高さ寸
法が上流側円弧状サイドシール部材71よりも高くなる
ように設定されているので、ブレード61後端方向(廃
トナー搬送方向下流側)への膨出量が大きくなり、ブレ
ード61後端との間の隙間を閉塞することが可能とな
る。このため、ブレード61の後端に対応する各専用搬
送路62aの廃トナー搬送方向下流側での下流側円弧状
サイドシール部材72のシール性が高められ、各専用搬
送路62aによる搬送によって下流側において廃トナー
の押し圧力が高くなっても十分に抗することができ、各
専用搬送路62a下流側での廃トナーの漏れ出しを可及
的に防止することができる。しかも、下流側円弧状サイ
ドシール部材72の感光体ドラム5に対する接触方向の
高さ寸法のみを高く設定していることにより、上流側円
弧状サイドシール部材71による感光体ドラム5の上流
側での回転動作への負荷が軽減され、感光体ドラム5に
対する悪影響を可及的に抑えて各円弧状サイドシール部
材71,72によるシール性を効率良く向上させること
ができる。
【0051】また、各環状サイドシール部材73〜76
のうち、第4の画像形成ステーションS4における専用
搬送路62aの下流端に対応する共用搬送管62bの下
流位置の環状サイドシール部材76は、その専用搬送路
62a下流端に対する接触方向の高さ寸法が最も高くな
るように設定されているので、専用搬送路62a下流端
に対する接触圧によって専用搬送路62aの前後方向
(廃トナー搬送方向)への膨出量が大きくなって、専用
搬送路62aの廃トナー搬送方向への環状サイドシール
部材76の接触面積が増大している。このため、共用搬
送管62bの下流位置での専用搬送路62aの下流端に
対するシール性が高められ、各専用搬送路62aおよび
共用搬送管62bによる廃トナーの搬送によって共用搬
送管62bの下流位置付近において廃トナーの押し圧力
が高くなっても十分に抗することができ、共用搬送管6
2bの最下流位置に連結される専用搬送路62aの下流
端からの廃トナーの漏れ出しを防止することができる。
【0052】なお、本実施形態では、各円弧状サイドシ
ール部材71,72および各環状サイドシール部材73
〜76としてモケットなどの起毛材を適用したが、接触
圧の作用により変形する弾性部材が適用されていてもよ
く、この場合には、弾性部材の厚さを厚くするだけで、
各専用搬送路下流端の円弧状サイドシール部材および共
用搬送管最下流位置の環状サイドシール部材の接触力が
高められ、廃トナーの押し圧力が高くなる廃トナー搬送
方向下流側でのシール性を簡単に高めることができる。
また、各専用搬送路下流端の円弧状サイドシール部材お
よび共用搬送管最下流位置の環状サイドシール部材の接
触方向の毛足の長さが各専用搬送路上流端の円弧状サイ
ドシール部材および共用搬送管最上流位置の環状サイド
シール部材のものよりも長くなるようにブラシ状に植毛
された植毛部材が適用されていてもよく、この場合に
は、植毛部材の毛足の長さを長くするだけで、接触圧の
作用時に各専用搬送路下流端の円弧状サイドシール部材
および共用搬送管最下流位置の環状サイドシール部材の
膨出量が増大し、廃トナー搬送方向下流側でのシール性
を効果的に高めることができる。
【0053】さらに、上記各実施形態では、デジタルカ
ラー複写機1のクリーニング装置54に適用した場合に
ついて述べたが、モノクロの複写機のクリーニング装置
にも適用可能である。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、以下の
ような効果が発揮される。先ず、廃トナー搬送方向下流
側のサイドシール部材のトナー担持体に対する接触方向
の高さ寸法を廃トナー搬送方向上流側のサイドシール部
材よりも高くなるように設定し、除去手段の廃トナー搬
送方向下流側でのサイドシール部材の膨出量を高めるこ
とで、除去手段の延設方向一側端との間の隙間を閉塞し
てシール性を高め、廃トナーの押し圧力にも十分に抗し
て搬送手段の廃トナー搬送方向下流側での漏れ出しを可
及的に防止することができる。しかも、廃トナー搬送方
向下流側のサイドシール部材のトナー担持体に対する接
触方向の高さ寸法のみを高く設定することで、トナー担
持体に対する廃トナー搬送方向上流側でのサイドシール
部材による回転動作への負荷を軽減し、トナー担持体に
対する悪影響を可及的に抑えてサイドシール部材による
シール性を効率良く向上させることができる。
【0055】また、複数の搬送手段の廃トナー搬送方向
下流側端部を共用搬送手段に対しそれぞれ上下流方向か
ら順に並列に連結し、この共用搬送手段の下流位置のサ
イドシール部材の下流位置の搬送手段に対する接触方向
の高さ寸法を上流位置のサイドシール部材よりも高くな
るように設定して、共用搬送手段の下流位置でのサイド
シール部材の膨出量を高めることで、共用搬送手段の下
流位置での搬送手段に対するサイドシール部材の接触面
積を増大させてシール性を高め、廃トナーの押し圧力に
も十分に抗して共用搬送手段の下流位置と搬送手段の廃
トナー搬送方向下流側端部との連結部からの廃トナーの
漏れ出しを防止することができる。
【0056】そして、各サイドシール部材として、廃ト
ナー搬送方向下流側のものの接触方向の厚さを廃トナー
搬送方向上流側のものよりも厚くした弾性部材を適用す
ることで、廃トナー搬送方向下流側のサイドシール部材
の接触力を弾性部材の厚さにより高めて、廃トナー搬送
方向下流側のシール性を簡単に高めることができる。
【0057】これに対し、各サイドシール部材として、
廃トナー搬送方向下流側のものの接触方向の毛足の長さ
を廃トナー搬送方向上流側のものよりも長くしたブラシ
状の植毛部材を適用することで、接触圧の作用時に廃ト
ナー搬送方向下流側のサイドシール部材の膨出量を植毛
部材の毛足の長さにより増大させ、廃トナー搬送方向下
流側のシール性を効果的に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るクリーニング装置を備
えたデジタルカラー複写機を正面側から視た断面図であ
る。
【図2】クリーニング装置を右前方から視た斜視図であ
る。
【図3】専用搬送路の下流側から視たクリーニング装置
の前面図である。
【図4】専用搬送路の上流側から視たクリーニング装置
の前面図である。
【図5】搬送装置の全体構成を概略的に示す説明図であ
る。
【図6】感光体ドラムに対し円弧状サイドシール部材を
接触させる前の専用搬送路の縦断側面図である。
【図7】感光体ドラムに対し円弧状サイドシール部材を
接触させた状態の専用搬送路の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 デジタルカラー複写機(画像形成装置) 5 感光体ドラム(トナー担持体) 54 クリーニング装置 61 ブレード(除去手段) 62a 専用搬送路(搬送路) 62b 共用搬送管(共用搬送路) 69 搬送装置(搬送手段) 71,72 円弧状サイドシール部材(サイドシール
部材) 73〜74 環状サイドシール部材(サイドシール部
材) P 用紙(記録媒体)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の搬送方向と直交する方向に延
    びて設けられ、トナー担持体上に残留している廃トナー
    を該トナー担持体上から除去する除去手段と、 この除去手段により除去された廃トナーを除去手段の延
    設方向一側に搬送路を介して搬送する搬送手段と、 上記除去手段の延設方向両端に対応する搬送路の廃トナ
    ー搬送方向上流側および下流側の両端部に設けられ、ト
    ナー担持体の両端部に対しそれぞれ接触した際にその接
    触方向と直交する方向への膨出によって搬送路の両端部
    に対するシールを行うサイドシール部材とを備え、 上記廃トナー搬送方向下流側のサイドシール部材は、そ
    のトナー担持体に対する接触方向の高さ寸法が廃トナー
    搬送方向上流側のサイドシール部材よりも高くなるよう
    に設定され、トナー担持体に対する接触による膨出量が
    高められていることを特徴とする画像形成装置のクリー
    ニング装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の画像形成装置のク
    リーニング装置において、 搬送路は複数設けられ、 除去手段の延設方向一側には、各搬送路により搬送され
    た廃トナーを共用して搬送する共用搬送路が設けられ、 上記各搬送路の廃トナー搬送方向下流側端部は、上記共
    用搬送路に対しそれぞれ上下流方向から順に並列に連結
    されているとともに、 上記各搬送路の廃トナー搬送方向下流側端部にそれぞれ
    対応する共用搬送路の上下流位置には、各搬送路の廃ト
    ナー搬送方向下流側端部に対しそれぞれ接触した際にそ
    の接触方向と直交する方向への膨出によって共用搬送路
    の上下流位置に対するシールを行うサイドシール部材を
    備え、 上記共用搬送路の下流位置のサイドシール部材は、その
    搬送路に対する接触方向の高さ寸法が共用搬送路の上流
    位置のサイドシール部材よりも高くなるように設定さ
    れ、搬送路に対する接触による膨出量が高められている
    ことを特徴とする画像形成装置のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の画
    像形成装置のクリーニング装置において、 各サイドシール部材としては、そのうちの廃トナー搬送
    方向下流側のものの接触方向の厚さが廃トナー搬送方向
    上流側のものよりも厚くなるような弾性部材が適用され
    ていることを特徴とする画像形成装置のクリーニング装
    置。
  4. 【請求項4】 上記請求項1または請求項2に記載の画
    像形成装置のクリーニング装置において、 各サイドシール部材としては、そのうちの廃トナー搬送
    方向下流側のものの接触方向の毛足の長さが廃トナー搬
    送方向上流側のものよりも長くなるようにブラシ状に植
    毛された植毛部材が適用されていることを特徴とする画
    像形成装置のクリーニング装置。
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