JP2002115588A - 筒内噴射式内燃機関の制御装置 - Google Patents
筒内噴射式内燃機関の制御装置Info
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Abstract
によるショックを十分に低減することができ、内燃機関
のトルクを滑らかに増大させることができる筒内噴射式
内燃機関の制御装置を提供する。 【解決手段】 筒内噴射式内燃機関の制御装置は、成層
燃焼の燃料カット復帰時に、トルク補正量に基づき要求
される要求燃料噴射量を算出する要求燃料噴射量算出手
段と、算出された要求燃料噴射量が燃料噴射弁の噴射可
能な燃料の最低量よりも小さいときには、その最低量と
要求燃料噴射量との差に基づいて稼動気筒数を算出し、
減筒運転を実行する減筒運転実行手段とを備える。要求
燃料噴射量が最低量よりも小さくて燃料噴射弁の構造上
の制限により燃料噴射量を減量補正できない場合でも、
その減量補正分に応じて稼動気筒数が減らされ、その減
筒数に応じた燃料噴射量の減量がなされてトルクが低減
される。
Description
料を筒内に噴射し、噴射された燃料を点火プラグ周りに
集めて点火することにより成層燃焼を行う筒内噴射式内
燃機関の制御装置に関する。
においては、機関運転条件に応じたトルクが得られるよ
うに、機関運転条件に基づいてトルク補正を行うことが
なされている。こうしたトルク補正を行う機関運転条件
の一つとして燃料カット復帰時が挙げられる。この燃料
カット復帰時に燃料噴射が再開されたときのトルクの急
変によるショックを防止するためにトルク補正を行い、
トルクを徐々に増大することがなされている。そして、
こうしたトルク補正は、点火時期を遅角補正することに
より実現される。
燃焼時に点火時期を用いてトルク補正を行おうとする
と、成層燃焼時は混合気が点火プラグ近傍に来たタイミ
ングで点火しなければならず、点火時期を自由に変更す
ることが困難であることから、十分なトルク補正を行う
ことができない。
は、筒内噴射式内燃機関において、燃料カット復帰時等
のようにトルク補正要求が発生したとき、成層燃焼時に
はトルク補正量に基づき燃料噴射量を減量補正すること
により、上述したトルク補正を行うことが提案されてい
る。
報で提案された従来技術では、以下の問題点があった。
すなわち、燃料カット復帰時においては、燃料供給が停
止されていてトルクが発生していない状況下からトルク
(内燃機関の出力トルク)を徐々に増大することとなる
が、この場合、0付近のトルクが要求される。しかし、
燃料噴射弁の構造上の制限により、噴射可能な燃料の最
低量が決まっているため、そうした燃料噴射量の減量補
正によりトルク補正を行うのにも自ずと限界がある。こ
の結果、燃料カット復帰時にトルク段差が発生し、ショ
ックを十分に低減することができない。
ものであって、その目的は、成層燃焼の燃料カット復帰
時に、トルク段差によるショックを十分に低減すること
ができ、内燃機関のトルクを滑らかに増大させることが
できる筒内噴射式内燃機関の制御装置を提供することに
ある。
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1に係る発明は、燃料噴射弁から燃料を筒内に噴射
し、噴射された燃料を点火プラグ周りに集めて点火する
ことにより成層燃焼を行う筒内噴射式内燃機関の制御装
置であり、燃料カット復帰時において、トルク補正量に
応じて前記燃料噴射弁から噴射する燃料噴射量を減量補
正する筒内噴射式内燃機関の制御装置において、燃料カ
ット復帰時に、前記トルク補正量に基づき要求される要
求燃料噴射量を算出する要求燃料噴射量算出手段と、算
出された要求燃料噴射量が前記燃料噴射弁の噴射可能な
燃料の最低量よりも小さいときには、その最低量と要求
燃料噴射量との差に基づいて稼動気筒数を算出し、減筒
運転を実行する減筒運転実行手段とを備えることを特徴
としている。
復帰時に、トルク補正量に基づき算出された要求燃料噴
射量が燃料噴射弁の噴射可能な燃料の最低量よりも小さ
いときには、その最低量と要求燃料噴射量との差に基づ
いて稼動気筒数を算出し、減筒運転を実行する。これに
より、要求燃料噴射量が前記最低量よりも小さくて燃料
噴射弁の構造上の制限により燃料噴射量を減量補正でき
ない場合でも、その減量補正分に応じて稼動気筒数が減
らされ、その減筒数に応じた燃料噴射量の減量がなされ
てトルクが低減される。このため、成層燃焼の燃料カッ
ト復帰時に、燃料噴射弁の構造上の制限により減量補正
によるトルク補正ができない場合でも、燃料噴射が再開
されたときのトルク(内燃機関の出力トルク)の急変が
抑制され、トルク段差が十分に抑制される。
に、トルク段差によるショックを十分に低減することが
でき、内燃機関のトルクを滑らかに増大させることがで
きる。
筒内噴射式内燃機関の制御装置において、前記成層燃焼
と、トルク補正の必要な機関運転条件で点火時期を遅角
補正する均質燃焼との間で切替え可能な筒内噴射式内燃
機関に適用されることを特徴としている。
ルク低減を、均質燃焼時には点火時期の遅角補正により
行うとともに、成層燃焼時には、前記減筒運転により燃
料噴射量の減量補正により行うことにより、いずれの燃
料形態においても、燃料カット復帰時に、トルク段差に
よるショックを十分に低減して、トルクを滑らかに増大
させることができる。
筒内噴射式内燃機関の制御装置において、前記要求燃料
噴射量算出手段は、前記成層燃焼の燃料カット復帰時
に、同じ機関運転状態で前記均質燃焼を行うと仮定した
場合に設定される燃料カット復帰時の点火時期遅角量
を、同遅角量と同等のトルクダウンが得られる燃料噴射
量減量に第1の換算係数で換算し、同燃料噴射量減量を
前記トルク補正量として前記要求燃料噴射量を算出する
ことを特徴としている。
復帰時に、同じ機関運転状態で均質燃焼を行うと仮定し
た場合に設定される燃料カット復帰時の点火時期遅角量
を、同遅角量と同等のトルクダウンが得られる燃料噴射
量減量に第1の換算係数で換算することにより、トルク
補正量としての燃料噴射量減量を算出している。
を、成層燃焼時にその機関運転状態に応じて燃料噴射量
減量に換算する第1の換算係数のマップ等を作っておく
ことにより、均質燃焼の燃料カット復帰時に点火時期遅
角量を機関運転状態に応じた最適な値に設定するための
点火時期遅角量のマップを、均質燃焼に対して適合させ
るだけでよい。また、第1の換算係数は、成層燃焼の燃
料カット復帰時だけでなく、成層燃焼の加速時や変速時
等、トルクダウンの必要な他の機関運転条件において
も、点火時期遅角量をトルク補正量としての燃料噴射量
減量に換算するのに用いることができる。
正が必要な機関運転条件毎に、燃料噴射量減量を算出す
るためのマップを個別に作る必要がない。したがって、
それらのマップを作る手間が大幅に省け、大幅な製造コ
ストの低減を図ることができる。
ずれか一項に記載の筒内噴射式内燃機関の制御装置にお
いて、前記減筒運転実行手段は、前記稼動気筒数の算出
時に、前記最低量と要求燃料噴射量との差と同等のトル
クダウンが得られる減筒数を、その差から換算する第2
の換算係数を用いることを特徴としている。
る際に、稼動気筒数を算出するのに、前記最低量と要求
燃料噴射量との差と同等のトルクダウンが得られる減筒
数を、その差から換算する第2の換算係数を用いてい
る。この換算係数を、成層燃焼の燃料カット復帰時以外
の機関運転条件でのトルク補正、例えば成層燃焼の燃料
カット開始前に行うトルク低減制御にも用いることがで
きる。
ずれか一項に記載の筒内噴射式内燃機関の制御装置にお
いて、前記減筒運転実行手段は、前記減筒運転を、稼動
気筒数を徐々に増加させて全気筒が運転される状態へ移
行させるように実行することを特徴としている。
復帰時に、内燃機関のトルクをより滑らかに増大させる
ことができる。請求項6に係る発明は、請求項5に記載
の筒内噴射式内燃機関の制御装置において、前記減筒運
転実行手段は、前記減筒運転を、稼動気筒数の変更に伴
うトルクの段階的な変化を滑らかにすべく、各稼動気筒
の燃料噴射量を増加させるように実行することを特徴と
している。
復帰時に、トルク段差によるショックがより一層低減さ
れ、トルクをより滑らかに増大させることができる。請
求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記
載の筒内噴射式内燃機関の制御装置において、前記減筒
運転実行手段は、燃料カット復帰時点から予め設定され
た所定回数の点火が終了するまで或いは所定時間が経過
するまでは、前記要求燃料噴射量を小さな増加率で増大
させ、前記所定回数の点火終了後或いは前記所定時間の
経過後は、前記要求燃料噴射量を前記点火回数の終了前
或いは前記所定時間の経過前よりも大きな増加率で増大
させることを特徴としている。
回数の点火終了後或いは前記所定時間の経過後は、それ
以前よりも大きな増加率で増大させるので、燃料カット
復帰時から通常の成層燃焼運転へ移行するまでの時間を
短縮することができる。
燃機関の制御装置を筒内噴射火花点火式の自動車用エン
ジンに適用した一実施形態を図1〜図4に基づいて説明
する。
は、ピストン12がコネクティングロッド13を介して
クランクシャフト14に連結され、同ピストン12の往
復移動がコネクティングロッド13によってクランクシ
ャフト14の回転へと変換される。クランクシャフト1
4には、複数の突起14bを備えたシグナルロータ14
aが取り付けられている。シグナルロータ14aの側方
には、クランクシャフト14が回転する際に各突起14
bに対応してパルス状の信号を出力するクランクポジシ
ョンセンサ14cが設けられている。同センサ14cか
らの検出信号に基づいてエンジン回転速度(以下、エン
ジン回転数という)NEが求められる。
32及び排気通路33が接続されている。吸気通路32
と燃焼室16との間、及び排気通路33と燃焼室16と
の間は、吸気バルブ19及び排気バルブ20の開閉駆動
によって連通・遮断される。吸気バルブ19及び排気バ
ルブ20の開閉駆動は、クランクシャフト14の回転が
伝達される吸気カムシャフト21及び排気カムシャフト
22の回転によって行われる。吸気カムシャフト21の
側方にはカムポジションセンサ21bが設けられてい
る。そして、吸気カムシャフト21の回転に伴い同シャ
フト21に形成された突起21aがカムポジションセン
サ21bの側方を通過する毎に、同カムポジションセン
サ21bから検出信号が出力される。
エンジン11の吸入空気量を調整するためのスロットル
バルブ23が設けられている。スロットルバルブ23の
開度は、アクセルペダル25の踏込操作に応じてスロッ
トル用モータ24を駆動制御することによって調整され
る。アクセルペダル25の踏み込み量(アクセル踏込量
ACCP)はアクセルポジションセンサ26によって検
出される。また、吸気通路32におけるスロットルバル
ブ23の下流側には、吸気通路32内の圧力(吸気圧P
M)を検出するためのバキュームセンサ36が設けられ
ている。
料を噴射供給して燃料と空気とからなる混合気を形成す
る燃料噴射弁40と、燃焼室16内の混合気に対し点火
を行う点火プラグ41とが設けられている。点火プラグ
41による混合気への点火時期が、点火プラグ41の上
方に設けられたイグナイタ41aによって調整されるよ
うになっている。
置の電気的構成について図2を参照して説明する。この
制御装置は、エンジン11の各種制御、例えば、燃焼形
態の切替制御、スロットル開度制御、燃料噴射制御、及
び点火時期制御等を実行する電子制御ユニット(以下、
ECUという)92を備えている。このECU92は、
ROM93、CPU94、RAM95、及びバックアッ
プRAM96等を備える算術論理演算回路として構成さ
れている。
や、これらのプログラムを実行する際に参照されるマッ
プ等が記憶されたメモリであり、CPU94はROM9
3に記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて
演算処理を実行する。また、RAM95はCPU94で
の演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的
に記憶するメモリであり、バックアップRAM96はエ
ンジン11の停止時にその記憶されたデータ等を保存す
る不揮発性のメモリである。そして、ROM93、CP
U94、RAM95及びバックアップRAM96は、バ
ス97を介して互いに接続されるとともに、外部入力回
路98及び外部出力回路99と接続されている。
ンセンサ14c、カムポジションセンサ21b、アクセ
ルポジションセンサ26、及びバキュームセンサ36等
が接続されている。また、外部出力回路99には、スロ
ットル用モータ24、燃料噴射弁40、及びイグナイタ
41a等が接続されている。そして、ECU92は、点
火プラグ41の一次コイルに通電を開始するクランク角
(通電開始時期)と一次コイルの電流を遮断するクラン
ク角(点火時期)を、イグナイタ41aを介して制御す
る(点火時期制御を行う)ようになっている。
(或いはアクセル開度)及びエンジン回転数NE等、機
関運転状態に基づいてエンジン11の燃焼形態を切り替
えるための制御を実行する。
関運転状態が高負荷高回転領域に移行すると、エンジン
11の燃焼形態が均質燃焼に設定され、機関運転状態が
低負荷低回転領域に移行すると、その燃焼形態が成層燃
焼に設定される。
えば吸気行程中或いは吸気行程から圧縮行程の前半まで
の期間に設定され、燃料は燃焼室16内において吸入空
気と略均等に混合された状態で燃焼されるようになる。
ジン回転数NEに応じて変化する吸入空気量GA及び燃
料噴射量との比、即ち空燃比が理論空燃比となるよう
に、吸気圧PM及びエンジン回転数NEに基づきマップ
等を参照して燃料噴射量(基本燃料噴射量)が算出され
る。
及びエンジン回転数NEに基づきマップ等を参照して燃
料噴射量が算出され、この算出された燃料噴射量で燃料
噴射がなされるように燃料噴射弁40が制御され、これ
によりエンジン11の出力トルク(以下、単にトルクと
いう)が調整される。ここで、「負荷率」とは、エンジ
ン回転数NEにおける最大負荷(発生することのできる
最大発生トルク)に対する、アクセル踏込量ACCPや
エアコン負荷、電気負荷等から求められる要求負荷(要
求発生トルク)の比をいう。この負荷率KLは、吸気圧
PM及びエンジン回転数NEに基づきマップ等を参照し
て算出される。また、吸入空気量GAは、スロットル開
度TAに応じて調量されることから、均質燃焼時におけ
るエンジン11の出力はスロットルバルブ23により調
節される。
bは、エンジン回転数NE及び吸入空気量GA等の機関
運転状態に基づいてマップ等を参照して算出される。ま
た、燃料カット時、燃料カット復帰時、変速時、加速時
等、トルク補正の必要な機関運転条件では、基本点火時
期SAdを遅角補正することにより、機関運転条件に応
じたトルクが得られるようにトルク補正(トルク低減制
御)を行う。すなわち、機関運転状態に応じて設定され
る基本点火時期SAbから点火時期遅角量SAdを減算
して目標点火時期を求め、同目標点火時期で点火がなさ
れるようにイグナイタ41aを制御する。
は圧縮行程後期に設定され、燃料はその大部分が燃焼室
16内の点火プラグ41近傍に偏在した状態で燃焼され
るようになる。この成層燃焼時には、空燃比が理論空燃
比よりもリーンとなるように、燃料噴射量がアクセル踏
込量ACCP及びエンジン回転数NEに基づいて算出さ
れる。
及びエンジン回転数NEに基づきマップ等を参照して燃
料噴射量(基本燃料噴射量TAUb)が算出され、この
算出された燃料噴射量で燃料噴射がなされるように燃料
噴射弁40が制御され、これによりトルクが調整され
る。ただし、成層燃焼時には、成層燃焼時のアクセル踏
込量ACCPで均質燃焼を行ったときの吸気圧PM(吸
入空気量)を推定する。そして、推定された吸気圧PM
(吸入空気量)を仮想吸気圧PMv(仮想吸入空気量)
とし、同仮想吸気圧PMv及びエンジン回転数NEに基
づき上記マップを参照して負荷率KLを算出する。した
がって、成層燃焼時には、アクセルペダル25の踏み込
み操作に応じて仮想吸気圧PMvが変化することによ
り、トルクが変化するようになる。
bは、機関運転状態(エンジン回転数NEと、仮想吸気
圧PMv或いは仮想吸気圧PMvに応じた仮想吸入空気
量GAv)に基づいて設定される。そして、成層燃焼運
転中における燃料カット復帰時のトルク補正(トルク低
減制御)は、燃料噴射量を減量補正して実行される。
は、エンジンブレーキ作動時のような減速中(スロット
ルバルブ23が全閉の状態で)、エンジン回転数NEが
燃料カット回転数Nc以上であるとき或いは車速が所定
車速以上であるとき、機関への燃料の供給(燃料噴射)
を停止して燃料カットを行うようになっている。そし
て、燃料カット中に、「燃料カット復帰条件」が成立す
ると、再び燃料噴射を開始する。この開始時が、「燃料
カット復帰時」である。
〜(c)のいずれかの場合に成立する。 (a)スロットルバルブ23が全閉で、エンジン回転数
NEが燃料復帰回転数Nr以下になったとき、(b)ス
ロットルバルブ23が全閉で、車速が所定車速以下にな
ったとき、(c)アクセルペダル25が踏み込まれてス
ロットルバルブ23が開(アクセル開度或いはアクセル
踏込量が所定値以上)になったとき。
は、均質燃焼時及び成層燃焼時における「燃料カット復
帰時」に、燃料噴射が再開されたときのトルクの急変に
よるショックを防止するためにトルク補正(トルク低減
制御)を行い、トルクを徐々に増大させるようになって
いる。
は、ECU92は、トルク補正量に基づき要求される要
求燃料噴射量TAUを算出し、この要求燃料噴射量TA
Uが燃料噴射弁40の噴射可能な燃料の最低量(以下、
最小噴射量TAUminという)よりも小さいときに
は、その最小噴射量TAUminと要求燃料噴射量TA
Uとの差に基づいて稼動気筒数を算出し、減筒運転を実
行する。
する「成層燃焼時の燃料カット復帰処理」を、図3のフ
ローチャート及び図4に示すタイミングチャートを参照
して説明する。そのフローチャートに示される一連の処
理は、ECU92により所定の制御周期(所定のクラン
ク角)毎に繰り返し実行される。
中であるか否かが判定される(ステップS110)。こ
の判定は、上述した燃焼形態の切替制御において設定さ
れるフラグ(燃焼形態が成層燃焼に設定されているか否
かを判定するフラグ)に基づき判定される。例えば、機
関運転状態が低負荷低回転領域に移行している場合に
は、成層燃焼が実行中であると判定され(ステップS1
10でYES)、ステップS120へ進む。均質燃焼が
実行中の場合には(ステップS110でNO)、一連の
処理は一旦終了される。
に「燃料カット復帰条件」が成立したか否かが判定され
る。例えば、燃料カット中に、エンジン回転数NEが燃
料復帰回転数Nr以下になると(図4のt1時点)、E
CU92は、燃料カット実行フラグXFCを「OFF」
に設定し、再び燃料噴射を開始する(図4(a),
(b),(f)参照)。
判定されると(ステップS120でYES)、ステップ
S130へ進む。そうでない場合、即ちスロットルバル
ブ23が全閉で、エンジン回転数NEが燃料復帰回転数
Nrより高い(或いは車速が所定車速をより高い)場合
には、燃料カット復帰条件が成立していないと判定され
(ステップS120でNO)、一連の処理は一旦終了さ
れる。
量SAdを下記の(1)式により算出する。 点火時期遅角量SAd=仮想基本点火時期−仮想復帰時点火時期 …(1)式 ここで、「仮想基本点火時期」は、成層燃焼時の現在の
機関運転状態で均質燃料を行うと仮定した場合に上述し
たように算出される基本点火時期である。また、「仮想
復帰時点火時期」は、成層燃焼時の現在の機関運転状態
で均質燃焼を行うと仮定した場合に算出される燃料カッ
ト復帰時の点火時期である。
(c)で示すように、燃料カット復帰時点(図4のt1
時点)には、A点で示す値から、車速等の機関運転状態
に応じた遅角量だけ仮想基本点火時期から遅角させたB
点で示す値まで変化するように設定される。また、仮想
復帰時点火時期は、燃料カット復帰時点(t1時点)か
ら予め設定された所定回数の点火が終了するまで或いは
エンジン回転数に応じた所定時間が経過するまで(同図
のt4時点まで)の間では、B点で示す値からC点で示
す値まで一定の変化率で遅角量が減少する(進角側へ変
化する)ように設定される。さらに、仮想復帰時点火時
期は、C点からD点までは、B点からC点までの間より
も大きな変化率で遅角量が減少するように設定される。
点火時期遅角量SAd(図4(c)の斜線部参照)は、
燃料カット復帰時点(t1時点)には機関運転状態に応
じた最大の遅角量に設定され、t1時点からt4時点ま
での間では、一定の変化率で次第に減少するようにな
る。
点は、上述したように燃料カット復帰時点(t1時点)
から計数を開始した所定回数の点火が終了した時点、或
いは同復帰時から計時を開始したエンジン回転数に応じ
た所定時間が経過した時点を示している。したがって、
t1時点からt4時点までの所定時間は、エンジン回転
数NEに応じて異なる。
後、ステップS140へ進むと、点火時期遅角量SAd
に基づき燃料噴射量減量TAUdを下記の(2)式によ
り算出する。
機関運転状態で均質燃焼を行うと仮定した場合に設定さ
れる燃料カット復帰時の点火時期遅角量を、同遅角量と
同様のトルクダウンが得られる燃料噴射量減量TAUd
に換算するための換算係数(第1の換算係数)である。
同じ機関運転状態で均質燃焼を行うと仮定した場合に、
均質燃焼時の点火時期を5°遅角させたときと同様のト
ルクダウンを得るには、成層燃焼時には燃料噴射量を何
パーセント減量したらよいかを換算するための係数であ
る。この換算係数K1は、エンジン回転数NE及び負荷
率KL等の機関運転状態に基づきマップを参照して算出
される。したがって、換算係数K1は、機関運転状態に
応じた値に設定される。
数K1で換算して求められる燃料噴射量減量TAUd
は、点火時期遅角量SAdと同様に、燃料カット復帰時
点(t1時点)には機関運転状態に応じた最大値にな
り、t1時点からt4時点までの間では、トルクを徐々
に増大させるべく一定の変化率で次第に減少するように
なる。
S140で算出したトルク補正量としての燃料噴射量減
量TAUdと、上述したように負荷率KL及びエンジン
回転数NEに基づき算出される基本燃料噴射量TAUb
とから、要求燃料噴射量TAUを下記の(3)により算
出する。
4(d)で示すように、燃料カット復帰時点(t1時
点)には、a点で示す値からb点で示す最小値まで最大
に減量され、t1時点からt4時点までの間では、トル
クを徐々に増大させるべくb点で示す最小値からc点で
示す値まで一定の変化率で増加し、そして、c点からd
点までの間では、b点からc点までの間よりも大きな変
化率で増加するようになる。
後、ステップS160へ進み、要求燃料噴射量TAUが
燃料噴射弁40の最小噴射量TAUminより小さいか
否かを判定する。
min以上の場合(ステップS160でNO)には、ス
テップS170へ進み、全気筒運転を実行する。ここで
全気筒運転を行うのは、要求燃料噴射量TAUが最小噴
射量TAUmin以上であるため、全気筒の各々に噴射
される燃料噴射量を上記の式(3)で算出される要求燃
料噴射量TAUまで減量補正することができるからであ
る。
に、要求燃料噴射量TAUが最小噴射量TAUminよ
り小さい場合(ステップS160でYESの場合)に
は、ステップS180へ進み、減筒数Ncutを、最小
噴射量TAUminと要求燃料噴射量TAUとの差に基
づいて下記の(4)式により算出する。
射量TAUとの差、即ち最小噴射量TAUmin以下の
減量補正分(図4(d)の斜線で示す燃料噴射量減量)
と同等のトルクダウンが得られる減筒数をその差から換
算する換算係数(第2の換算係数)である。この換算係
数K2の値は、最小噴射量TAUminと要求燃料噴射
量TAUとの差及び機関運転状態に基づきマップを参照
して算出される。例えば、本実施形態の内燃機関を6気
筒のエンジンとした場合、換算係数K2は、ある機関運
転状態で、最小噴射量TAUminと要求燃料噴射量T
AUとの差が0〜100msの範囲にあるときには減筒
数が1、その差が100〜200msの範囲にあるとき
には減筒数が2、200〜300msの範囲にあるとき
には減筒数が3となるような値に設定される(図4
(e)参照)。全気筒数(本例では6)から減筒数を引
くと、稼動気筒数が得られる。
した後、ステップS190へ進み、減筒運転を実行す
る。この減筒運転では、要求燃料噴射量TAUが最小噴
射量TAUminより小さいため、各気筒に噴射される
燃料噴射量を要求燃料噴射量TAUまで減量補正するこ
とができない。このため、燃料カット復帰時での稼動気
筒数を、図4(d)の斜線で示す上記減量補正分と同等
の減量補正(トルクダウン)が得られるように稼動気筒
数を減らす。すなわち、図4のt1時点には、上記の
(4)で算出された気筒数だけ減らし、t1時点〜t5
時点の間では、稼動気筒数を次第に増やしていく。
求燃料噴射量TAUが最小噴射量TAUminより小さ
く、燃料噴射弁40の構造上の制限により図4(d)の
斜線で示す上記減量補正分の燃料噴射量を減量補正でき
ない場合でも、燃料復帰時のトルクを十分に低減してか
ら、同トルクを徐々に増大させることができる。
ステップS120〜ステップS150の部分が要求燃料
噴射量算出手段に相当し、ステップS160,ステップ
S180及びステップS190の部分が減筒運転実行手
段に相当する。
うな作用効果を奏することができる。 (1)成層燃焼の燃料カット復帰時に、トルク補正量と
しての燃料噴射量減量TAUbに基づき算出された要求
燃料噴射量TAUが燃料噴射弁40の最小噴射量TAU
minよりも小さいときには、その最小噴射量TAUm
inと要求燃料噴射量TAUとの差に基づいて稼動気筒
数を算出し、減筒運転を実行する。
噴射量TAUminよりも小さくて燃料噴射弁40の構
造上の制限により燃料噴射量を減量補正できない場合で
も、その減量補正分に応じて稼動気筒数が減らされ、そ
の減筒数に応じた燃料噴射量の減量がなされてトルクが
低減される。このため、成層燃焼の燃料カット復帰時
に、燃料噴射弁40の構造上の制限により減量補正によ
るトルク補正ができない場合でも、燃料噴射が再開され
たときのトルクの急変が抑制され、トルク段差が十分に
抑制される。
に、トルク段差によるショックを十分に低減することが
でき、トルクを滑らかに増大させることができる。 (2)燃料カット復帰時のトルク低減を、均質燃焼時に
は点火時期の遅角補正により行うとともに、成層燃焼時
には、上述したような減筒運転により燃料噴射量の減量
補正により行うことにより、いずれの燃料形態において
も、燃料カット復帰時に、トルク段差によるショックを
十分に低減して、トルクを滑らかに増大させることがで
きる。
じ機関運転状態で均質燃焼を行うと仮定した場合に設定
される燃料カット復帰時の点火時期遅角量SAdを、同
遅角量と同等のトルクダウンが得られる燃料噴射量減量
TAUdに換算係数K1で換算することにより、トルク
補正量としての燃料噴射量減量TAUdを算出し、この
燃料噴射量減量TAUdを基本燃料噴射量TAUbから
減算して要求燃料噴射量TAUを算出している。
dを、成層燃焼時にその機関運転状態に応じて燃料噴射
量減量TAUdに換算する換算係数K1のマップ等を作
っておくことにより、均質燃焼の燃料カット復帰時に点
火時期遅角量SAdが機関運転状態に応じた最適な値に
設定されように、点火時期遅角量SAdのマップを均質
燃焼に対して適合させるだけでよい。また、その換算係
数K1は、成層燃焼の燃料カット復帰時だけでなく、成
層燃焼の加速時や変速時等、トルク補正(トルクダウ
ン)の必要な他の機関運転条件においても、点火時期遅
角量SAdをトルク補正量としての燃料噴射量減量TA
Udに換算するのに用いることができる。
正が必要な機関運転条件毎に、燃料噴射量減量を算出す
るためのマップを個別に作る必要がない。例えば、トル
ク補正が必要な機関運転条件がn種類あるとすると、均
質燃焼については点火時期遅角量SAdを設定するため
のn種類のマップを用意しておく。しかし、成層燃焼に
ついては、エンジン回転数や負荷等、機関運転状態に応
じて設定される換算係数K1用のマップを1つ作ってお
くだけでよく、n種類の機関運転条件毎に燃料噴射量減
量TAUdを設定するためのn種類のマップを作る必要
がない。したがって、それらのマップを作る手間が大幅
に省け、大幅な製造コストの低減を図ることができる。
実行する際に、稼動気筒数を算出するのに、最小噴射量
TAUminと要求燃料噴射量TAUとの差と同等のト
ルクダウンが得られる減筒数を、その差から換算する換
算係数K2を用いている。この換算係数K1を、燃料カ
ット開始前に行うトルク低減制御にも用いることができ
る。
を参照して簡単に説明する。図5に示すt1時点に、同
図(a)で示すようにスロットルバルブが全閉になった
場合のように、燃料カットの実行条件が成立すると、仮
想燃料カット前点火時期は、例えば図5(c)で示すよ
うに、t1時点から所定時間が経過したt2時点には、
G点から、車速等の機関運転状態に応じた遅角量だけ仮
想基本点火時期から遅角させたH点まで変化し、t2時
点からt4時点までの間では、H点からI点まで一定の
変化率で遅角量が減少し、さらに、t4時点後はI点か
らJ点まで変化するように設定される。
(d)で示すように、t2時点にg点からh点まで減少
し、t2時点から燃料カットが開始されるt4時点まで
の間では、h点からi点まで一定の変化率で減少し、さ
らに、t4時点後はi点からj点まで増加する。
(d)で示すようにk点以下に減少すると、要求燃料噴
射量TAUが最小噴射量TAUminよりも小さくな
り、上記実施形態の場合と同様に減量補正ができなくな
る。
射量TAUminに達するt3時点からt4時点までの
間では、前記換算係数K2を用いることにより、最小噴
射量TAUminと要求燃料噴射量TAUとの差に基づ
いて稼動気筒数(減筒数)を算出し、稼動気筒数を徐々
に減らすようにする(図5(e)参照)。
おいて、要求燃料噴射量TAUが最小噴射量TAUmi
nよりも小さくて燃料噴射弁の構造上の制限により燃料
噴射量を減量補正できない場合でも、その減量補正分に
応じて稼動気筒数が徐々に減らされ、その減筒数に応じ
た燃料噴射量の減量がなされてトルクが徐々に低減され
る。
態で、燃料カット実行フラグXFCを「OFF」から
「ON」に設定して燃料カットを開始することができる
(図5(b),(e)参照)。
減筒運転を、稼動気筒数を徐々に増加させて(減筒数を
徐々に減らして)全気筒が運転される状態へ移行させる
ので(図4(e)参照)、成層燃焼時の燃料カット復帰
時から通常の成層燃焼運転への移行時に、トルク段差に
よるショックを十分に低減して、トルクをより滑らかに
増大させることができる。
点火終了後或いは前記所定時間の経過後は(図4のt4
時点以降は)、それ以前(t4時点前)よりも大きな増
加率で増大させるので、燃料カット復帰時から通常の成
層燃焼運転へ移行するまでの時間を短縮することができ
る。
が、本実施形態は以下に示すようにその構成を変更して
実施することもできる。 ・上記一実施形態では、本発明を、均質燃焼及び成層燃
焼との間で切替え可能な内燃機関に適用したが、本発明
は、成層燃焼を行う全ての筒内噴射式内燃機関に適用可
能である。
S190で行う減筒運転を、稼動気筒数の変更に伴う燃
料噴射量の段階的な変化を滑らかにすべく、各稼動気筒
の燃料噴射量を増加させるようにしてもよい。
燃料カット復帰時に、トルク段差によるショックがより
一層低減され、トルクをより滑らかに増大させることが
できる。このような効果は、気筒数の少ないエンジンに
おいては、気筒数の大きいエンジンよりも、全気筒の燃
料噴射量の総量に対する1気筒の燃料噴射量の割合が大
きく、1気筒分の減筒によるトルク段差がより大きくな
るために、有効となる。
から稼動気筒数を算出しているが、稼動気筒数を直接算
出するようにしてもよい。 ・上記一実施形態では、要求燃料噴射量TAUが、燃料
噴射弁40の噴射可能な燃料の最低量(最小噴射量TA
Umin)よりも小さい場合に前記減筒運転を行うよう
にしているが、要求燃料噴射量TAUが前記最低量より
も大きい値より小さくなった場合に、前記減筒運転を行
うような場合にも本発明は適用可能である。
装置を適用した自動車用エンジン全体を示す概略構成
図。
ック図。
帰処理ルーチンを示すフローチャート。
帰処理を示すタイミングチャート。
条件へ適用した例を示すタイミングチャート。
21b…カムポジションセンサ、26…アクセルポジシ
ョンセンサ、36…バキュームセンサ、40…燃料噴射
弁、41…点火プラグ、41a…イグナイタ、92…電
子制御ユニット(ECU)。
Claims (7)
- 【請求項1】 燃料噴射弁から燃料を筒内に噴射し、噴
射された燃料を点火プラグ周りに集めて点火することに
より成層燃焼を行う筒内噴射式内燃機関の制御装置であ
り、燃料カット復帰時において、トルク補正量に応じて
前記燃料噴射弁から噴射する燃料噴射量を減量補正する
筒内噴射式内燃機関の制御装置において、 燃料カット復帰時に、前記トルク補正量に基づき要求さ
れる要求燃料噴射量を算出する要求燃料噴射量算出手段
と、 算出された要求燃料噴射量が前記燃料噴射弁の噴射可能
な燃料の最低量よりも小さいときには、その最低量と要
求燃料噴射量との差に基づいて稼動気筒数を算出し、減
筒運転を実行する減筒運転実行手段とを備えることを特
徴とする筒内噴射式内燃機関の制御装置。 - 【請求項2】 前記成層燃焼と、トルク補正の必要な機
関運転条件で点火時期を遅角補正する均質燃焼との間で
切替え可能な筒内噴射式内燃機関に適用されることを特
徴とする請求項1に記載の筒内噴射式内燃機関の制御装
置。 - 【請求項3】 前記要求燃料噴射量算出手段は、前記成
層燃焼中の燃料カット復帰時に、同じ機関運転状態で前
記均質燃焼を行うと仮定した場合に設定される燃料カッ
ト復帰時の点火時期遅角量を、同遅角量と同等のトルク
ダウンが得られる燃料噴射量減量に第1の換算係数で換
算し、同燃料噴射量減量を前記トルク補正量として前記
要求燃料噴射量を算出することを特徴とする請求項2に
記載の筒内噴射式内燃機関の制御装置。 - 【請求項4】 前記減筒運転実行手段は、前記稼動気筒
数の算出時に、前記最低量と要求燃料噴射量との差と同
等のトルクダウンが得られる減筒数を、その差から換算
する第2の換算係数を用いることを特徴とする請求項1
〜3のいずれか一項に記載の筒内噴射式内燃機関の制御
装置。 - 【請求項5】 前記減筒運転実行手段は、前記減筒運転
を、稼動気筒数を徐々に増加させて全気筒が運転される
状態へ移行させるように実行することを特徴とする請求
項1〜4のいずれか一項に記載の筒内噴射式内燃機関の
制御装置。 - 【請求項6】 前記減筒運転実行手段は、前記減筒運転
を、稼動気筒数の変更に伴うトルクの段階的な変化を滑
らかにすべく、各稼動気筒の燃料噴射量を増加させるよ
うに実行することを特徴とする請求項5に記載の筒内噴
射式内燃機関の制御装置。 - 【請求項7】 前記減筒運転実行手段は、燃料カット復
帰時点から予め設定された所定回数の点火が終了するま
で或いは所定時間が経過するまでは、前記要求燃料噴射
量を小さな増加率で増大させ、前記所定回数の点火終了
後或いは前記所定時間の経過後は、前記要求燃料噴射量
を前記点火回数の終了前或いは前記所定時間の経過前よ
りも大きな増加率で増大させることを特徴とする請求項
1〜6のいずれか一項に記載の筒内噴射式内燃機関の制
御装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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- 2000-10-03 JP JP2000303986A patent/JP4366855B2/ja not_active Expired - Fee Related
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