JP2002115231A - 砂浜におけるゴミの回収方法 - Google Patents
砂浜におけるゴミの回収方法Info
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Classifications
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
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- E01H12/00—Cleaning beaches or sandboxes
Abstract
クリーナーで能率よく、綺麗に回収する。 【解決手段】 第1ゴミ回収工程で、第1のビーチクリ
ーナーAを自走車両Rにより砂浜を走行させて、紐状、
長尺物等のゴミG1をレーキ4に引き掛けてゴミ回収場
所に搬送して、ゴミ回収ステーションで第1のビーチク
リーナーAを持ち上げてゴミを回収する。第2ゴミ回収
工程で、第2のビーチクリーナーを自走車両で走行させ
て、第1ゴミ回収工程で回収されなかった缶等のゴミ
を、ゴミ搬送部で掬い上げた後掻き上げ羽根でゴミ捕集
部に捕捉させ、ゴミ回収場所で回収する。第3ゴミ回収
工程で、第1のビーチクリーナーAを自走車両Rで高速
で走行させ、スクレーパ5で掬い上げられた砂で跳ね上
げられるたばこの吸い殻等の小さなゴミを捕捉網8上に
落下させて捕集し、これをゴミ回収場所で回収する。
Description
に散在する種々のゴミをビーチクリーナーによって回収
する砂浜におけるゴミの回収方法に関するものである。
ニール紐、紙屑、木片、空き缶、瓶、ペットボトルやそ
のキャップ、たばこの吸い殻等のゴミが散在している。
これらのゴミを放置すると、砂浜の汚れが益々酷くなる
ばかりでなく、海水浴客が思わぬ怪我をするおそれもあ
るので、海水浴のシーズン始め等にビーチクリーナーに
よって砂浜のゴミを回収する清掃が行われる。
を回収する方法として、自走式の機体に、前方の掬機で
砂上または砂中のゴミを砂と一緒に掬い、ベルトコンベ
ヤで後方へ搬送する間にゴミと砂を分別して、砂を砂浜
上に落とし、ゴミを後方に設けたかご等の中に回収する
装置を一体化した形式のビーチクリーナーを使用し、該
ビーチクリーナーを砂浜の清掃領域に一巡だけ走行させ
ることにより、清掃を完了させようとするものが知られ
ている(特開平3−138203号公報等)。
ける砂浜のゴミを回収する方法は、一種類の自走式のビ
ーチクリーナーにより、砂浜の砂上及び砂中における大
小の各種ゴミを一緒にまとめて回収するため、回収装置
にかかる負荷が大きくなり、ビーチクリーナーを低速で
走行させねばならず、清掃時間が長くかかり能率的でな
いうえ、使用するビーチクリーナーの全体構造が複雑で
大型化されているため、重量も嵩み、保守点検も複雑と
なり、それに要する時間も長くかかる。さらには、製作
経費も高くなるばかりでなく、稼働率の低いビーチクリ
ーナーにあって専用の高価な機械を使用するため、維持
経費が嵩む問題もある。
であって、砂浜に散在する種々のゴミを簡易型のビーチ
クリーナーで能率よく、綺麗に回収することができる砂
浜におけるゴミの回収方法を提供することを目的とす
る。
決するために、以下の点を特徴としている。すなわち、
請求項1に係る砂浜におけるゴミの回収方法は、平面視
簀の子状に形成され、側面視そり状に形成されたフレー
ムを有し、該フレームの下面に下方に突き出して複数の
ピンを設けた第1のビーチクリーナーを、自走車両で牽
引して砂浜の清掃領域を走行させ、該清掃領域中のゴミ
を前記ピンに引っ掛けてゴミ回収場所に搬送して回収す
る第1ゴミ回収工程と、枠体の前方に前端を砂上に接地
し後方が高くなるように傾斜させた簀の子状のゴミ搬送
部を設けると共に、前記枠体の後方にゴミ捕集部を設け
た第2のビーチクリーナーを、自走車両で牽引して第1
ゴミ回収工程を行った後の清掃領域を走行させ、ゴミを
前記ゴミ搬送部で掬い上げて前記ゴミ捕集部に捕捉しゴ
ミ回収場所に搬送して回収する第2ゴミ回収工程と、前
記第1のビーチクリーナーまたはそのフレームにスクレ
ーパを付加した第3のビーチクリーナーを、第1ゴミ回
収工程での移動速度より高速で、第2ゴミ回収工程を行
った後の清掃領域を自走車両で走行させて、前記ピンお
よびスクレーパで掻き上げられてフレーム上に設置され
たゴミ捕捉網に捕捉されたゴミをゴミ回収場所に搬送し
て回収する第3ゴミ回収工程とを備えていることを特徴
とする。
は、第1ゴミ回収工程で、第1のビーチクリーナーが自
走車両により牽引して走行され、砂浜の砂中深く挿入さ
れるピンにより砂が掻き分けられて柔らかくされる共
に、砂中、砂上に散在する紐状のもの、流木等の長尺
物、石等のゴミがピンに引き掛けられてゴミ回収場所に
搬送された後、ゴミ回収ステーションで第1のビーチク
リーナーが持ち上げられて、前記ピンからゴミが砂上に
落下されて回収される。
クリーナーが自走車両により牽引して走行され、第1ゴ
ミ回収工程で回収されなかった缶、瓶、ペットボトル、
それらのキャップ、木片等のゴミが、第2のビーチクリ
ーナーのゴミ搬送部で砂と一緒に掬い上げた砂を分離さ
れてゴミ捕集部に捕捉され、ゴミ回収場所でゴミ捕集部
から捕捉されたゴミが回収される。
チクリーナーまたはそのフレームにスクレーパを付加し
た第3のビーチクリーナーが、第1ゴミ回収工程の時よ
り高速で走行され、第1のビーチクリーナーのピンによ
って、またはスクレーパを付加したビーチクリーナーに
あっては、ピンとスクレーパによって砂が掬い、持ち上
げられるのに伴って、跳ね上げられるたばこの吸い殻や
その他の小さなゴミがフレーム上の捕捉網上に落下して
捕集され、ゴミ回収場所で捕足網から捕集されたゴミが
回収される。
2種類のビーチクリーナーの機能を使い分けて3つのゴ
ミ回収工程で段階を追って実施するようにしたので、砂
浜に散在するゴミの種類や大きさに応じてゴミが順次に
適切に回収されると共に、ゴミ回収作業が迅速に行えて
その作業効率が向上される。
法は、請求項1に記載のゴミの回収方法において、第3
ゴミ回収工程においては、第1ビーチクリーナーのフレ
ームから下方へのピンの突き出し長さ、本数を、前記第
1ゴミ回収工程におけるものより短く、少なく調整する
ことを特徴とする。この砂浜におけるゴミの回収方法で
は、砂浜の砂中に挿入されるピンの深さが浅くなるの
で、第1ビーチクリーナーは、砂による走行抵抗が小さ
くなり、高速で走行させることができる。
法は、請求項1または2のいずれかに記載のゴミの回収
方法において、第1,2,3ゴミ回収工程の内の少なく
とも1つのゴミ回収工程において、ビーチクリーナー
を、前記清掃領域の縦横方向のうちの一方に往復して走
行させてゴミの回収を終わった後に、他方に往復して走
行させてゴミの回収をすることを特徴とする。この砂浜
におけるゴミの回収方法では、ビーチクリーナーの一方
への走行によって砂上に形成された走行溝が、ビーチク
リーナー他方への走行によって埋められ整地された状態
になると共に、ゴミの回収が一層良好に行われる。
法は、請求項1〜3のいずれかに記載のゴミの回収方法
において、第1ゴミ回収工程において、ゴミ回収場所に
移動してきた第1のビーチクリーナーを、そのピンが砂
上より適宜高さ離間するように、ゴミ回収場所に設置し
たゴミ回収ステーションによって持ち上げることを特徴
とする。この砂浜におけるゴミの回収方法では、ゴミ回
収場所に移動された第1のビーチクリーナーがゴミ回収
ステーションによって持ち上がられ、ピンに引き掛かっ
た紐状のゴミが容易に砂上に落下するので、ゴミ回収場
所で第1のビーチクリーナーを人手によって持ち上げる
必要がなく、ゴミの回収が労力を掛けずに簡単、迅速に
行える。
砂浜におけるゴミの回収方法について、添付図面にもと
づいて説明する。実施の形態に係る砂浜におけるゴミの
回収方法は、第1のビーチクリーナーAを、自走車両R
で牽引して砂浜の清掃領域Sを走行させ、該清掃領域S
中のゴミをピン(レーキ)4に引っ掛けてゴミ回収場所
Eに搬送して回収する第1ゴミ回収工程と、第2のビー
チクリーナーBを、自走車両Rで牽引して第1ゴミ回収
工程を行った後の清掃領域Sを走行させ、ゴミをゴミ搬
送部15で掬い上げてゴミ捕集部16に捕捉しゴミ回収
場所Eに移動して回収する第2ゴミ回収工程と、前記第
1のビーチクリーナーA、またはそのフレームにスクレ
ーパを付加した第3のビーチクリーナーA1を、第1ゴ
ミ回収工程での走行速度より高速で、第2ゴミ回収工程
を行った後の清掃領域Sを自走車両Rで走行させて、前
記ピンおよびスクレーパで掻き上げられてゴミ捕捉網8
に捕捉されたゴミをゴミ回収場所Eに搬送して回収する
第3ゴミ回収工程とを備えている。前記第1ゴミ回収工
程では、ゴミ回収場所Eで必要に応じて第1のビーチク
リーナーAがゴミ回収ステーションCで持ち上げられ
る。はじめに、前記各ゴミ回収工程で使用する第1、第
2,第3のビーチクリーナーA,B,A1およびゴミ回
収ステーションCについて説明する。
図1〜図3に示すように、外枠1の内側に前後方向に延
長された複数の縦部材2が適宜間隔をあけて固定され
て、平面視で四角形の簀の子状に形成され、側面視で前
後端側が端部に行くに従い高くなるように傾斜してそり
状に形成されたフレーム3と、前記各縦部材2の水平状
部2aのほぼ全体にわたる下面に前後方向に適宜間隔を
あけて固定され、隣り合う縦部材2同士で前後方向の位
相がずらされ平面視で千鳥形に配置されている複数のピ
ン(レーキ)4と、前記外枠1の各縦枠材1a,1aに
該縦枠材1a,1aの外側に突き出して設けた前後一対
の係合部材6と、前記フレーム3の後端側に回転軸7a
の周りに固定され、各縦部材2の間で自由に回転する複
数の羽根を有する回転羽根7とを備えている。
出し長さを適宜に調整できるようになっている。また、
幅方向両側寄りの一対の縦部材2,2の前側位置に、鞍
乗り型の四輪車(自走車両)Rに連結されたチェーン、
ワイヤ等の索条部材Jを係止する係止具9が固着されて
いる。また、前記各縦部材2,2の間隔は空き缶が通過
する程度の大きさに設定されている。前記フレーム3の
上面に取外し自在にゴミ捕捉網8を載置することができ
る。前記第1のビーチクリーナーAに代る第3のビーチ
クリーナーA1として、図9に示すように、第1のビー
チクリーナーAの回転羽根7を省略すると共に、前記ピ
ン4を、水平状部2aの前後方向における中央部の幅方
向に沿う1列のみまたは中央部と後端部の2列のみを残
し、その他のものを省略してその本数を少なくし、ま
た、前記中央部(前側)のピン4の後側に位置し前側を
下に傾斜させたスクレーパ5(図1、図3の鎖線も参
照)を、前記フレーム3における外枠1の両側の縦枠材
1a,1aと縦部材2に直交して、それらに付加して設
けると共に、前記スクレーパ5の直ぐ後方からフレーム
3の後部にかけて、該フレーム3の上面に取外し自在に
ゴミ捕捉網8を載置した構成のものも用意される。この
場合、前記ピン4は隣接する縦部材2,2同士間で前後
に位相をずらさずに一直線状に配列される。なお、説明
において用いる前後、幅方向は、それぞれ、ビーチクリ
ーナーA,B,A1の走行方向における前後、走行方向
に直角な方向を意味する。
図5に示すように、下端に円形ないしは四角形の平板等
からなるフート10を固定して設けた一対の支柱11,
11と、該支柱11,11の上端に固定された案内部材
12とを備えた一対のステーション部材13,13が、
前記案内部材12,12を平行にした状態とされ、前記
支柱11,11をフート10を介してゴミ回収場所Eの
砂上にまたは砂中に直立して接地されて構成されてい
る。
長手方向の中間部が水平状部12a,12aとして形成
され、その前後端部側が下方に鈍角に折曲されて傾斜し
た傾斜部12b,12cとして形成されている。各案内
部材12,12の間隔Dは、第1のビーチクリーナー
A,A1のフレーム3や走行車両Rのの幅より大きく、
かつ、係合部材6,6に係合する大きさに設定されてい
る。前記案内部材12の水平状部12aは、そこにビー
チクリーナーA,A1が乗り上がったとき、ビーチクリ
ーナーA,A1のピン4が砂上面Fから十分に離れる高
さ位置に設定されている。
前側を下にして傾斜し前端に爪部材15cを設けたゴミ
搬送部15と、該搬送部15の後方に位置されたゴミ捕
集部16と、前記搬送部15の上方に動力(エンジン)
17で回転する前後2列のロータ(掻き上げ羽根)18
とを、四隅部を接地部19a,19bを有する脚柱19
によって接地される平面視で四角形の枠体20に支持し
て構成されている。
16は、それらの底部15a,16a、両側壁15b,
16bが複数の棒状部材を前後方向に向け互いに適宜間
隔(約20mm)をあけて配列された簀の子状部材によ
り、上方と前方を開放した箱形に形成され、前記底部1
5a,16aが砂上面Fより所定高さ離間するようにな
っている。ゴミ捕集部16は、簀の子状部材の外側に網
部材21を沿わせて構成されており、その後方には下端
に砂上面を均すゴム板等の弾性部材22を付けた簀の子
状部材で後壁23が形成されている。該後壁23の簀の
子状部材は、棒状部材が上下方向に向けて形成され、相
互間の間隔は前記と同様に約20mmに設定されてい
る。
部15の簀の子状部材における各棒状部材の前端に、そ
れらより下方への傾斜を大きくして結合された棒状部材
で形成されている。前記脚部19は、その前側の接地部
19aがスキー状部材で形成され、後側の接地部19b
がキャスタで形成され、それぞれ上下方向に高さが多段
に調整できるようになっている。前側の両接地部19
a,19bには、自走車両Rに連結されたチェーン、ワ
イヤー等の索条部材Jを係止するフック等の係止具24
が固定されている。
B,A1とゴミ回収ステーションCを使用して砂浜に散
在するゴミの回収する方法を具体的に説明する。砂浜の
清掃にあたっては、先ず、図10に示すように、砂浜の
清掃領域Sの適当なゴミ回収場所Eに、一対のステーシ
ョン部材11,11の間隔をビーチクリーナーAの幅に
対応して定めて、ゴミ回収ステーションCを設置する。
そして、第1のビーチクリーナーAを自走車両Rに索条
部材Jで連結し、清掃領域Sの清掃開始地点s1に牽引
して移動させた後、第1ゴミ回収工程による砂浜のゴミ
の回収を開始する。
ーナーAのピン4の下方への突き出し長さを長く調整し
ておき、自走車両Rにより第1のビーチクリーナーAを
牽引して10〜15km/hの速度で、縦方向イとこれ
に直角な横方向ロのうちの一方向、例えば縦方向イの走
路aを往復して走行させる。このとき、第1のビーチク
リーナーAのピン4が砂浜の砂中に深く挿入され、該ピ
ン4により砂が掻き分けられて柔らかくされ、かつ砂中
に埋もれているゴミが堀起こされると共に、砂中、砂上
にある紐状のもの、流木等の長尺物、石等のゴミG1が
ピン4に引き掛けられて、第1のビーチクリーナーAと
一緒に移動される。第1のビーチクリーナーAが走路a
の終端まで至ったところで、第1のビーチクリーナーA
をゴミ回収場所Eまで移動させる。
ステーション部材11,11の間を自走車両Rを低速で
通過させると、第1のビーチクリーナーAが案内部材1
4に沿って砂上面Fから持ち上げられるので、水平状に
持ち上げられたところで一旦その移動を止める(図4参
照)。この間に、前記ピン4に引き掛かっていたゴミが
砂上に自然に落下される。落下したゴミは適宜に集合し
て回収する。ピン4に絡みついて自然落下しないゴミが
あれば、適宜用具を用いて簡単に掻き落とすことができ
る。
路aを走行させてゴミの回収が終わった後は、横方向ロ
の清掃開始地点s2に第1のビーチクリーナーAを着
け、そこから走路bを往復して走行させ、前記と同様に
してゴミの回収を行う。縦方向イと横方向ロに第1のビ
ーチクリーナーAを走行させると、最初に砂上面Fに付
けられたの前記ピン4による溝跡が後の走行によって埋
められ、砂上面Fが整地された状態となる。なお、第1
のビーチクリーナーAは、縦方向イと横方向ロにおける
走路a,bで往復して走行する際、その折り返し部で清
掃の終わっていない側へ横方向するが、その場合の往路
と復路との間の距離(ピッチ)は、砂浜の清掃し残しの
部分がないようにするため、第1のビーチクリーナーA
の幅に略等しくするのがよい。
したなら、第2のビーチクリーナーBによる第2ゴミ回
収工程を開始する。第2ゴミ回収工程では、第2のビー
チクリーナーBを清掃開始地点s3に着け、そこから自
走車両Rにより牽引して縦方向イの走路aを往復して走
行させる。このとき、第2のビーチクリーナーBにおけ
るゴミ搬送部15の前方の爪部材15cが砂中に入っ
て、第1ゴミ回収工程で回収されなかった缶、瓶、ペッ
トボトル、小石木片等のゴミG2を、砂と一緒に掬い上
げ、ゴミ搬送部15の底部15aに乗り上げさせる。こ
の底部15aに乗り上がったたゴミは、ロータ18によ
って後方に移送されながら、底部15aの簀の子状部材
の隙間から落下する砂を分離されてゴミ捕集部16に捕
捉される(図7参照)。
路aの終端まで走行したところで、ゴミ回収場所Eに移
動させてゴミ捕集部から捕捉されたゴミを回収する。第
2のビーチクリーナーBを縦方向イの走路aを走行させ
てゴミの回収が終わった後は、横方向ロの清掃開始地点
s4に第2のビーチクリーナーBを着け、そこから走路
bを往復して走行させ、前記と同様にしてゴミの回収を
行う。
したなら、第1のビーチクリーナーAまたは第3のビー
チクリーナーA1による第3ゴミ回収工程を開始する。
第3ゴミ回収工程で、第1のビーチクリーナーAのピン
4の下方への突き出し長さを、第1ゴミ回収工程の時よ
り短く調整すると共に、フレーム3上にゴミ捕集網8を
載置しておき、第1ゴミ回収工程の時より高速の30〜
35km/hで第1のビーチクリーナーAを自走車両R
により牽引して、第1ゴミ回収工程の時と同様に縦方向
イ、横方向ロの走路a,bを走行させる。また、第1の
ビーチクリーナーAに代えて第3のビーチクリーナーA
1を使用し、そのピン4の長さを第1のビーチクリーナ
ーAと同様な長さに調整し、同様に走行させてもよい。
ナーAは前記ピン4によって、また、第3のビーチクリ
ーナーA1はピン4(主体として作用)とスクレーパ5
によって砂が掬くわれて持ち上げられるのに伴って、跳
ね上げられるたばこの吸い殻、瓶やペットボトルのキャ
ップ、その他の小さなゴミG3が、フレーム3上のゴミ
捕捉網8上に落下して捕集されるので、ゴミ回収場所E
でゴミ捕足網8から捕集されたゴミを回収する(図9参
照)。この第3ゴミ回収工程でも第1のビーチクリーナ
ーAまたは第3のビーチクリーナーのピン4にゴミが引
き掛かっている場合には、第1のゴミ回収工程の時と同
様に、ゴミ回収ステーションCで第1のビーチクリーナ
ーAまたは第3のビーチクリーナーA1を持ち上げるよ
うにしてもよい。
ば、第1,第2,第3のビーチクリーナーA,B,A1
の機能を使い分けて第1,第2,第3ゴミ回収工程によ
って、砂浜の清掃領域Sにおけるゴミの回収を段階を追
って実施するようにしたので、砂浜に散在するゴミの種
類や大きさに応じてゴミが順次に適切に回収されると共
に、ゴミの回収作業が迅速に行えてその作業効率が向上
される。しかも、各ビーチクリーナーA,B,A1は、
全体機構が簡単で小型化されているため、故障が少な
く、保守点検が容易であり、また、走行車両Rがゴミの
回収装置と一体化されていないので、各ビーチクリーナ
ーA,B,A1を使用しない期間中は、走行車両Rは他
に活用されるため、全体として稼働率の向上が図られ、
維持経費が安価に済む。
ミ回収工程において、縦方向イ、横方向ロの走路a,b
の終端に至ってから第1,第2,第3のビーチクリーナ
ーA,B,A1をゴミ回収場所Eに移動させ、それらに
捕集されたゴミを回収するようにしたが、これに限ら
ず、走路のa,bの途中において、捕集されたゴミの量
に応じて適時にゴミ回収場所Eに移動させてゴミを回収
した後、走路の続きを引き続いて走行させるようにして
もよい。また、各ゴミ回収工程を一巡してゴミの回収を
終了するようにしたが、各ゴミ回収工程は、それぞれ、
必要に応じて複数回実施してもよく、特定のゴミ回収工
程のみを複数回実施してもよく、ゴミ回収工程の実施回
収は特に制限はない。
第3のビーチクリーナーA,B,A1を縦方向イとこれ
に直角な横方向ロの両走路a,bに走行させるようにし
たので、一方向への走行によって形成されたビーチクリ
ーナーの走行溝が他方向への走行によって埋められて砂
浜が整地されたような状態になるので、砂浜の砂上面F
が綺麗になって好ましいが、走行路の方向は、前記に限
らず、他の2方向であってもよく、いずれか一方向のみ
であってもよい。また、前記においては、3つのゴミ回
収工程を第1,第2,第3の順に実施したが、これに限
らず、必要に応じて、1つ以上のゴミ回収工程を適宜に
選択して実施することもできる。その際、第3のゴミ回
収工程を最後にするのが好ましい。この場合において
も、従来のゴミ回収装置と自走車両を一体化した大型機
械では不可能な選択高効率作業が可能である。
下の優れた効果を奏する。請求項1に係る砂浜における
ゴミの回収方法によれば、2種類のビーチクリーナーの
機能を使い分けて3つのゴミ回収工程で段階を追って実
施するようにしたので、砂浜に散在するゴミの種類や大
きさに応じてゴミを順次に適切に回収することができる
と共に、ゴミ回収作業を迅速に行うことができて、その
作業効率を向上させることができる。しかも、各ビーチ
クリーナーは、全体機構が簡単で小型化されているた
め、故障が少なく、保守点検を容易に行うことができ、
また、走行車両がゴミの回収装置と一体化されていない
ので、各ビーチクリーナーを使用しない期間中は、走行
車両を他に活用することができるため、全体として稼働
率の向上を図ることができ、維持経費を安価にすること
ができる。
法によれば、砂浜の砂中に挿入されるレーキの深さを浅
くなり、第1ビーチクリーナーを、砂による移動抵抗を
小さくして、高速で移動させることができるので、能率
の良いゴミの回収作業を行うことができる。
法によれば、ビーチクリーナーの一方への移動によって
砂上に形成された走行溝を、ビーチクリーナー他方への
移動によって埋められ整地された状態にすることができ
ると共に、ゴミの回収を一層良好に行うことができる。
法によれば、ゴミ回収場所に移動された第1のビーチク
リーナーをゴミ回収ステーションによって持ち上げて、
レーキに引き掛かった紐状等のゴミを容易に砂上に落下
させることができるので、ゴミ回収場所で第1のビーチ
クリーナーを人手によって持ち上げる必要がなく、ゴミ
の回収を労力を掛けずに簡単、迅速に行うことができ
る。
ミの回収方法の実施に使用する第1のビーチクリーナー
の平面図である。
ミの回収方法の実施に使用する第2のビーチクリーナー
の平面図である。
工程の説明図である。
の走行経路の説明図である。
キ) 5 スクレーパ 8 ゴミ捕集網 11 支柱 12 案内部材 13 ステーション部材 15 ゴミ捕集
部 15a 爪部材 16 ゴミ捕集
部 18 ロータ(掻き上げ羽根) 19 脚柱 19a 接地部 20 枠体 A,B,A1 第1,第2,第3のビーチクリーナー C ゴミ回収ステーション E ゴミ回収場所 S 清掃領域 a,b 走行路
Claims (4)
- 【請求項1】 平面視簀の子状に形成され、側面視そり
状に形成されたフレームを有し、該フレームの下面に下
方に突き出して複数のピンを設けた第1のビーチクリー
ナーを、自走車両で牽引して砂浜の清掃領域を走行さ
せ、該清掃領域中のゴミを前記ピンに引っ掛けてゴミ回
収場所に搬送して回収する第1ゴミ回収工程と、枠体の
前方に前端を砂上に接地し後方が高くなるように傾斜さ
せた簀の子状のゴミ搬送部を設けると共に、前記枠体の
後方にゴミ捕集部を設けた第2のビーチクリーナーを、
自走車両で牽引して第1ゴミ回収工程を行った後の清掃
領域を走行させ、ゴミを前記ゴミ搬送部で掬い上げて前
記ゴミ捕集部に捕捉しゴミ回収場所に移動して回収する
第2ゴミ回収工程と、前記第1のビーチクリーナーまた
はそのフレームの下面にスクレーパを付加した第3のビ
ーチクリーナーを、第1ゴミ回収工程での走行速度より
高速で、第2ゴミ回収工程を行った後の清掃領域を自走
車両で走行させて、前記ピンおよびスクレーパで掻き上
げられてフレーム上に設置したゴミ捕捉網に捕捉された
ゴミをゴミ回収場所に搬送して回収する第3ゴミ回収工
程とを備えていることを特徴とする砂浜におけるゴミの
回収方法。 - 【請求項2】 前記第3ゴミ回収工程においては、第1
のビーチクリーナーのフレームから下方へのピンの突き
出し長さを、前記第1ゴミ回収工程におけるものより短
く調整することを特徴とする請求項1に記載の砂浜にお
けるゴミの回収方法。 - 【請求項3】 前記第1,2,3ゴミ回収工程の内の少
なくとも1つのゴミ回収工程において、ビーチクリーナ
ーを、前記清掃領域の縦横方向のうちの一方に往復して
走行させてゴミの回収を終わった後に、他方に往復して
走行させてゴミの回収をすることを特徴とする請求項1
または2に記載の砂浜におけるゴミの回収方法。 - 【請求項4】 前記第1ゴミ回収工程において、前記ゴ
ミ回収場所に移動してきた第1のビーチクリーナーを、
そのピンが砂上より適宜高さ離間するように、ゴミ回収
場所に設置したゴミ回収ステーションによって持ち上げ
ることを特徴とする請求項1〜3に記載の砂浜における
ゴミの回収方法。
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