JP3623439B2 - ビーチクリーナー - Google Patents

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    • E01H12/00Cleaning beaches or sandboxes

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  • Civil Engineering (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、砂浜に散在する空缶等のゴミを回収するビーチクリーナーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、海水浴場等の砂浜に散在しているロープ、流木、空缶、たばこの吸い殻、紙くず等のゴミを回収するビーチクリーナーとして、例えば、特開平3−138203号公報に記載されたものが知られている。
上記公報に記載されたビーチクリーナーは、機体に走行部を一体的に有するいわゆる自走式のものであって、機体前部に設けた掬上げ部によってゴミを砂ごと掬上げ、掬上げたゴミと砂をベルトコンベア等の搬送部で搬送しながら分別し、分別したゴミだけを車体後部に設けたゴミ回収部によって回収する構成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のビーチクリーナーにあっては、次の問題があった。
すなわち、上記従来のビーチクリーナーは、機体に走行部を一体的に有する自走式タイプであり、しかも、機体に、ゴミ等等を掬上げる掬上げ部、掬上げたゴミ等を搬送する搬送部、及びゴミを回収する回収部を備えるため、装置の全体構造が複雑になり、かつ大型化してしまうという問題があった。
また、これに伴い重量も嵩み、かつ価格が高くなるという問題もあった。
さらに、上述したように装置全体構造が複雑になりしかも大型化しているため、メンテナンス作業が行いづらいという問題もあった。
【0004】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、小型軽量化されて簡易にゴミ回収が行え、かつ、安価でメンテナンス作業もほとんど不要なビーチクリーナーを提供することにある。
また、ゴミ回収後において、左右に間隔をあけて設けたパイプ材からなるゴミステーションに、牽引車両に牽引されたまま容易に乗り上げさせることができるビーチクリーナーを提供することも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため請求項1にかかる発明では、牽引車両に牽引されて砂地を走行し、砂地に散材する空き缶等のゴミを回収するビーチクリーナーであって、
走行方向に延びる複数の縦材を互いに幅方向に間隔をあけてスノコ状に並べられかつ前部に前記牽引車両によって引っ張られる被牽引部を有し、走行中に回収したゴミを運ぶ走行体を備えてなり、
前記走行体の幅寸法を、前記牽引車両の幅寸法よりも大きく設定し、かつ走行体の長さ寸法を走行体の幅寸法を略同じに設定したことを特徴としている。
上記発明のビーチクリーナーでは、走行体の幅寸法を牽引車両の幅寸法よりも大きく設定しているので、ゴミ回収後において、左右に間隔をあけて設けたパイプ材からなるゴミステーションを、牽引車両に牽引された状態で通るときに、牽引車両は通過するものの、走行体はゴミステーションの左右のパイプ材に乗り上げることとなり、回収したゴミをゴミステーションにて容易に収集できる。
【0006】
請求項2にかかる発明では、請求項1にかかる発明において、前記走行体の前記縦材には、複数のピン部材を下方へ突出するように取り付けたことを特徴としている。
上記発明のビーチクリーナーでは、縦材に、複数のピン部材を下方へ突出するように取り付けているので、走行体がゴミステーションの左右のパイプ材に乗り上げたときに、ピン部材に引っかかっているロープ等のゴミは自重によって下方へ落下する。これにより、自動的にゴミを収集できることとなる。
【0007】
請求項3にかかる発明では、請求項1または2にかかる発明において、前記縦材の間隔を飲料用の缶の直径よりも大に設定したことを特徴としている。
上記発明のビーチクリーナーでは、走行中において、飲料用の缶やそれよりも小さな径のゴミが縦材の間を通して縦材の上側に至る。そして、走行体の上側に至った状態で、それらゴミは走行体によって運ばれる。
【0008】
請求項4にかかる発明では、請求項1〜3のいずかにかかる発明において、前記走行体の後部に、該走行体に溜まったゴミによって回転を規制される回転体を取り付けたことを特徴としている。
上記発明のビーチクリーナーでは、走行体の後部にゴミが溜まれば、回転体が回転されなくなる。これによって、作業者等はゴミが所定量以上溜まったことを知ることができる。つまり、走行体からゴミを除去すべき時期を知ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施の形態のビーチクリーナーについて説明する。
図1はビーチクリーナーの平面図、図2はビーチクリーナーの側面図、図3はビーチクリーナーの正面図である。
ここで示すビーチクリーナー1は、不整地走行用の3輪または4輪バギー車あるいはトラクタ等の牽引車両2によって牽引されて砂地を走行し、砂地に散材する空缶等のゴミを回収するものである。
【0010】
ビーチクリーナー1は、平面視略4角形状とされ、前部に設けられた被牽引部3を牽引車両2によって引っ張られることにより走行される走行体4を主体として構成されている(図2、図3参照)。
【0011】
走行体4は、平面視4角形状に組まれた外枠6の内部に、走行方向に延びる複数の縦材7が両端を外枠6に溶接等の固定手段で取り付けられた状態で、互いに幅方向に間隔をあけてスノコ状に並べられて構成されている。外枠6および縦材7はステンレス製のパイプ材で構成しても良く、あるいは表面が防錆処理されたパイプ材や中実状の棒材や角材で構成しても良い。
【0012】
ここで、走行体4の幅寸法Waは、タイヤを含めた牽引車両2の幅寸法Wbよりも大きく設定され、かつ最大でも同幅寸法Wbの2倍を超えない値に設定されている。また、走行体4の長さLは同走行体の幅寸法Waと同程度に設定されている。走行体4の幅寸法Waを牽引車両2の幅寸法Wbよりも大きく設定したのは、後述ゴミステーション22との関係からである。また、走行体4の幅Waを牽引車両の幅寸法Wbの2倍を超えない値に設定したのは、余り大きくすると走行抵抗が大きくなり、適宜速度での牽引ができなくなるおそれがあるからである。走行体4の長さLをあまり長く設定しないのも同様の理由である。
【0013】
さらに、走行体4の縦材7の幅寸法Wcは、少なくとも飲料用の缶の直径よりも大に設定されている。具体的には、縦材7の幅寸法Wcは5cm〜10cm程度に設定されている。
【0014】
走行体4の前部には、前方に向かうにつれて高くなる傾斜部9が形成されている。傾斜部9の左右には、走行抵抗を減少するための平板10が縦材7にまたがるように溶接等の適宜固定手段で取り付けられている。
一方、走行体4の後部にも、後方に向かうにつれて高くなる傾斜部11が形成されている。
【0015】
走行体4の前記外枠6および縦材7には複数のピン部材13が、下方へ突出するようにかつ図1に示すように上方から見て3角形の頂点に位置するよう千鳥状に配置されて取り付けられている。また、それら各ピン部材13は、走行方向後方側が補強材14によって下方が細くなるように、側面視三角形を形成するテーパー状に補強されている。
【0016】
走行体4の前部には走行中において砂を掻き上げるためのスクレーパ15が、走行体4の前側の傾斜部9の若干後方位置に、走行体4を横断するように取り付けられている。スクレーパ15は、平板状でその水平面に対する取付角度を30度〜60度をなすように外枠6と縦材7の間並びに縦材7同士の間に溶接等の固定手段で取り付けられている。
なお、砂を掻き上げる作用はスクレーパ15の他、前記ピン部材13も行なう。
【0017】
走行体4の上面後部には、収集したゴミを貯留するための網16が取り付けられている。網16は、前端がスクレーパ15よりも後方でそこから後側の傾斜部11の後端近傍まで延びるように着脱自在に取り付けられている。着脱自在とした理由は、後述する第1段階のゴミ回収方法を実施する際に不要になるので取り外すためである。網16は、走行中にスクレーパ15によって掻き上げられたゴミと砂との混合物をその上面に載せられ、網目を通して砂だけを落下させることによりゴミを分別し、分別したゴミをそのまま上面に残すものである。したがって、網目の大きさは、砂は落下させるがたばこの吸い殻等のゴミは通さない程度とする。
なお、予め網目の大きさの異なる網16を複数種類用意しておき、砂の種類によってそのうちの一つを選択して使用するようにしてもよい。また、網16の下側には空間16aが形成されており、この空間16aによって網目からスムーズに砂が払い出せるようになっている。
【0018】
また、走行体4の後部であって後側の傾斜部11の前端よりも若干後方へ下がった位置には回転体17が着脱自在に取り付けられている。回転体17は、外枠6に軸受けを介して回転自在に支持される水平軸18と、該水平軸18にその半径方向外方へ延びるようにかつ水平軸18の軸線方向に沿って所定間隔置きに設けられた羽根19とから構成されている。羽根19の長さは当該走行体4が接地されたとき砂地の表面に若干接触し得る程度に設定され、走行中は羽根19の先端が砂の表面にあたることによって、当該回転体17が回転されるようになっている。
【0019】
走行体4の左右両側部には腕部20が側方に張り出して設けられている。腕部20は、左右両側部に2個づつ合計4個設けられるとともにその高さが所定値に設定されていて、走行体4が砂地上の所定箇所に組み立てられたゴミステーション22(ゴミ回収箇所となる場所)に至るときに、図5に示すように、この腕部20がゴミステーション22を構成する左右の中央平坦部25上に乗り上げることで、当該走行体4を上方へ持ち上げるようになっている。
【0020】
ここで、ゴミステーション22は所定形状に形成された左右一対のパイプ材23、24から構成されるものである(図1参照)。それらパイプ材23、24は、中央平坦部25とその前後のスロープ部26とを有するものであって、複数箇所を脚27によって支持されることにより、中央平坦部25が所定高さに保持されるようになっている。これらゴミステーション22は、左右のパイプ材23、24をそれぞれ一体的に構成しても良いが、それらを複数に分割構造とし現地にて一体的に組み立てる組立式としても良い。
【0021】
次に、上記構成のビーチクリーナーの作用について説明する。
ビーチクリーナー1を、海水浴場等のこれからゴミを回収しようとする現場へ運搬し、ビーチクリーナー1の前部に設けた被牽引部3にワイヤ等を引っかけ、牽引車両2で牽引しながら、ビーチクリーナー1を一定速度で砂地上を走行させる。
このビーチクリーナー1を用いたゴミ回収方法は、大きく分けて2つある。
【0022】
一つは、図2に示すようにビーチクリーナー1を比較的低速で走行させて、主にピン部材13をくま手のように用いることでゴミを引っかけて回収する方法(第1段階のゴミ回収方法)である。他の一つは、図7に示すように、ビーチクリーナー1を比較的高速で走行させて、スクレーパ15により砂ごとゴミを掻き上げて、走行体4の後部に設けた網16によってたばこの吸い殻等の比較的小さなゴミを回収する方法(第2段階のゴミ回収方法)である。通常は、第1段階のゴミ回収方法を先行させる。
【0023】
なお、第1段階のゴミ回収方法を行う場合と第2段階のゴミ回収方法を行う場合とでは、図1〜図3に示した共通のビーチクリーナー1を用いてもよいが、それぞれ第1、第2段階のゴミ回収方法を行う専用のビーチクリーナー1A、1Bを用いて行ってもよい。
【0024】
前者の第1段階のゴミの回収方法について具体的に説明すると、網16を取り外した状態で、ビーチクリーナー1を低速(例えば、10km/h〜15km/h)で走行させることにより、ピン部材13を砂地中に比較的深く侵入させて、砂地を掘り起こしながら走行させる。
ここで、図5に示す第1段階のゴミ回収方法を行うための専用のビーチクリーナー1Aについて補足説明すると、このビーチクリーナー1Aが共通のビーチクリーナー1と異なる点は、▲1▼スクレーパ15がないこと、▲2▼網16がないことである。
【0025】
上述に示すようにビーチクリーナー1(1A)を低速で走行させた場合、砂地の表面あるいは砂地中に埋まっているロープや網等の長尺状のゴミはピン部材13に引っ掛かり、そのままピン部材13に引きずられるようにして走行体4によって運ばれる。また、砂地上に流木や石等の比較的大きいゴミがあるときは、これらのゴミはピン部材13の間を通り抜けることができず、それらピン部材13同士の間にまたがった状態で複数のピン部材13によって押されながら、あるいはピン部材13の間に絡まった状態で、走行体4により運ばれる。
【0026】
一方、空缶等の比較的小さいゴミはピン部材13に引っかからず、ピン部材13の間をすり抜けて、そのまま砂地上に残る。また、ペットボトルや空缶等のゴミの中には縦材7の間を通って縦材7の上側に至るものもある。
【0027】
そして、縦材7の上側、つまり走行体4の上側に至ったゴミがある程度そこに溜まると、通常、砂地表面に羽根19の先端を接しながら回転している回転体17が、羽根19にゴミが絡まることによって回転しなくなり、これによって、牽引車両2を運転している運転者あるいはゴミステーションにいる作業者等は、走行体4上に一定量のゴミが溜まっていること知る。つまり、回転体17は、走行体4上に一定量のゴミが溜まっているか否かを知るためのセンサの働きをする。また、上記のようにビーチクリーナー1を低速で走行させるときには、ピン部材13が砂地を掘り起こすことによって、砂地を柔らかくする利点もある。
【0028】
ビーチクリーナー1を一定長走らせて、ピン部材13に引っかかっているゴミの量が所定量を超えた場合、あるいは回転体17が回転しなくなった場合には、ビーチクリーナー1をゴミステーション22につける。
すなわち、図1、図4に示すように牽引車両2が一対のパイプ材23、24の間を通過し、その前方所定位置に停止する。そのとき、ビーチクリーナー1の側方に張り出してある左右の腕部20がパイプ材23、24のスロープ部26に乗り上げ、徐々に高くせり上がりながら中央平坦部25に至る。このように腕部20がパイプ材23、24の中央平坦部25に至ると、この腕部20を介して走行体4はゴミステーション22によって持ち上げられた格好となる。このとき、ピン部材13の下端は砂地表面から離れる。
【0029】
すると、いままでピン部材13に引っかかっていた長尺状のゴミは自重によって下方に落下する。また、流木等の比較的大きいゴミも、ピン部材13が砂地表面から離れるので、そのままその場に残る。
このようにビーチクリーナー1を比較的遅い速度で砂地を走行させることで、ワイヤ、アミ、紐等の長尺状のゴミや流木等の比較的大きなゴミを、人手に頼らずゴミステーション位置に回収することができる。また、走行体4上にあるゴミは人手によって取り除く。
【0030】
次に、後者の第2段階のゴミ回収方法について説明する。この方法では、ビーチクリーナー1、1Bを高速(例えば、30km/h〜35km/h)で走行させる。
ここで、図6および図7に示す第2段階のゴミ回収方法を行うための専用のビーチクリーナー1Bについて補足説明すると、このビーチクリーナー1Bが共通のビーチクリーナー1と異なる点は、▲1▼ピン部材13の本数が少ないこと、▲2▼回転体17がないことである。ピン部材13は、走行体4の略中央に側方に並んで一列設けてあるが、このように略中央に配置したピン部材13及びその後方のスクレーパ15によって砂を勢い良く斜め上後方に掻き上げる。後側傾斜部11の手前にピン部材13が一列設けてあるが、このピン部材13は、走行中において前記走行体4の略中央に設けたピン部材13によって砂を掻き上げるときに走行体4がモーメントMを受けて回転しようとするのをキャンセルするためのものである。
【0031】
上述のようにビーチクリーナー1(1B)を高速で走行させた場合、前段階のビーチクリーナー1(1A)の走行で砂地の表面が柔らなくなっていることと相俟って、図7(イ)に示すように砂地の表面層を形成する砂は、ピン部材13およびスクレーパ15によって掻き上げられ、そのままあたかも流体であるかのように一定の流れを形成しながら、走行体後部の網16上に移される。砂地の表面層を形成する砂にはたばこの吸い殻、ペットボトル、ペットボトルの蓋、空缶、紙くず等の比較的小さなゴミが混在しており、これらのゴミも砂と一緒に網16上に移される。
【0032】
網16上に移されたゴミと砂は、走行中であるため網16が細かく振動しており、ゴミと砂のうち砂だけが網目を通して下方に落下すること、並びに、走行速度によっては、勢い良く掻き上げられた砂は網16の後側の起立部まで至ってそこにあたり、自ら網目を通過しようとすることから、結局ゴミだけが網16上に残って分別される。つまり、砂地の表面層の砂中に混在する、たばこの吸い殻、ペットボトル、ペットボトルの蓋等の比較的小さなゴミを回収することができる。
【0033】
このように網16上に一定量のゴミが溜まると、運転者は前記ゴミステーション22に戻る。ゴミステーション22では、運転者あるいは作業者がほうき等を用いて網16上に回収されているゴミを取り除く。
このように、第1段階、第2の段階の双方のゴミ回収方法を繰り返すことによって、砂浜に散在している長尺状のゴミ、比較的大きなゴミ、および比較的小さなゴミも全て回収することができるのである。
【0034】
なお、第1段階のゴミ回収方法を行うときと、第2段階のゴミ回収方法を行なうときとでは、ピン部材13の長さを異ならせ、第2段階のゴミ回収を行うときの方がピン部材13の長さの短いものを用いて行うのが好ましい。というのは、第2段階のゴミ回収方法を行うときには、ピン部材13によって砂地の中に埋まっているゴミを引っ掛けてとる作用よりも、スクレーパ15によってより多くの砂を掻き上げる作用の方が優先するためであり、また、高速で走行体4を走行させるため、できるだけ走行抵抗を小さくするためである。
【0035】
なお、ピン部材13をネジ機構等の長さ調整手段によって、下方への突出量を自由に調整できる構成にしてもよく、この場合、第2段階のゴミ回収方法を行うときには、第1段階のゴミ回収方法を行うときよりも、ピン部材13の長さを短くして使用する。
また、縦材7を着脱自在に構成し、走行抵抗が大きくなりすぎる場合には、縦材7のうちいくつかを取り外して作業を行ってもよい。
【0036】
【発明の効果】
請求項1にかかる発明によれば、牽引車両によって牽引されるタイプであって自らは動力を持たずしかもゴミ等を搬送する搬送手段も持たないので、全体構成が簡素化することができ、これに伴い、小型軽量化が図れ、しかも安価でメンテナンス作業の不要化が実現できる。
また、走行体の幅寸法を牽引車両の幅寸法よりも大きく設定しているので、ゴミ回収後において、左右に間隔をあけて設けたパイプ材からなるゴミステーションを、牽引車両に牽引された状態で通るときに、牽引車両は通過するものの、走行体はゴミステーションの左右のパイプ材に乗り上げることとなり、回収したゴミをゴミステーションにて容易に収集することができる。
【0037】
請求項2にかかる発明によれば、縦材に複数のピン部材を下方へ突出するように取り付けているので、走行中においてロープや網等の長尺物のゴミをピン部材に引っかけて回収することができ、また、該引っかけたゴミを、走行体がゴミステーションの左右のパイプ材に乗り上げたときに、自重によって下方に落下させることができ、ゴミの収集が容易に行える。
【0038】
請求項3にかかる発明によれば、走行中において、飲料用の缶やそれよりも小さな径のゴミは縦材の間を通して縦材の上側に至ってそこに溜まることとなり、走行体の下側にピン部材を設けた場合、走行体の下側と上側の双方にゴミを係止させることができ、ゴミの大きさや形状に合わせて走行体の異なる場所にゴミを回収することができる。
【0039】
請求項4にかかる発明によれば、回転体が回転しなくなることを目安に、走行体上にゴミが所定量以上溜まったことを知ることができ、走行体からゴミを除去すべき適宜時期を容易に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のビーチクリーナーを示す平面図である。
【図2】同ビーチクリーナーの側面図である。
【図3】同ビーチクリーナーの正面図である。
【図4】同ビーチクリーナーを用いたゴミ回収方法を説明する側面図である。
【図5】他の実施の形態のビーチクリーナーを用いたゴミ回収方法を説明する側面図である。
【図6】さらに他の実施の形態のビーチクリーナーの正面図である。
【図7】同ビーチクリーナーを用いたゴミ回収方法を説明する側面図である。
【符号の説明】
1、1A、1B ビーチクリーナー
2 牽引車両
3 被牽引部
4 走行体
6 外枠
7 縦材
9 傾斜部
11 傾斜部
13 ピン部材
14 補強材
15 スクレーパ
16 網
17 回転体
20 腕部
22 ゴミステーション
25 中央平坦部

Claims (4)

  1. 牽引車両に牽引されて砂地を走行し、砂地に散材する空き缶等のゴミを回収するビーチクリーナーであって、
    走行方向に延びる複数の縦材を互いに幅方向に間隔をあけてスノコ状に並べられかつ前部に前記牽引車両によって引っ張られる被牽引部を有し、走行中に回収したゴミを運ぶ走行体を備えてなり、
    前記走行体の幅寸法を、前記牽引車両の幅寸法よりも大きく設定し、かつ走行体の長さ寸法を走行体の幅寸法を略同じに設定したことを特徴とするビーチクリーナー。
  2. 前記走行体の前記縦材には、複数のピン部材を下方へ突出するように取り付けたことを特徴とする請求項1記載のビーチクリーナー。
  3. 前記縦材の間隔を飲料用の缶の直径よりも大に設定したことを特徴とする請求項1または2記載のビーチクリーナー。
  4. 前記走行体の後部に、該走行体に溜まったゴミによって回転を規制される回転体を取り付けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のビーチクリーナー。
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