JP3012212B2 - クレイグラウンドの異物除去方法及び装置 - Google Patents

クレイグラウンドの異物除去方法及び装置

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JP3012212B2
JP3012212B2 JP9104372A JP10437297A JP3012212B2 JP 3012212 B2 JP3012212 B2 JP 3012212B2 JP 9104372 A JP9104372 A JP 9104372A JP 10437297 A JP10437297 A JP 10437297A JP 3012212 B2 JP3012212 B2 JP 3012212B2
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賢二 清
勝治 館沢
則男 高山
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長谷川体育施設株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレイグラウンド
の異物除去方法及び装置に関するものである。クレイグ
ラウンドの異物は怪我の元になったり、また小石はスパ
イク使用のプレーでは大きな障害となっている。
【0002】
【従来の技術】従来、本発明が対象とするグラウンドの
異物除去の例は見当たらないが、類似のものとしては、
砂浜のゴミを清掃するビーチクリーナや、農業機械のう
ち馬鈴薯を掘り起こす機械があった。通常行われている
方法としては、採土場又は土集積場に篩プラントを設置
し、固定の篩プラントで土と石ころや異物との篩分けを
行うのが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなビ
ーチクリーナや、馬鈴薯掘り起こし機は、処理層の掘り
起こした処理層の全体量を、内蔵の篩装置に移送し、篩
分けを行っている。
【0004】従来の篩プラントによるクレイ材料の篩分
けは効率が極めて悪く、特に、湿った土では篩の網の目
が詰まり、篩分けが不可能であった。
【0005】更に、クレイグラウンドで実際に使用され
ている表層材における異物の混入率は5%以下と僅かな
ものであり、この僅かな異物の除去のため処理層の全量
を篩にかけるのは費用とエネルギを無駄に使用するた
め、不経済であり、不合理であった。また篩プラントの
運搬、設置、解体、運転のための費用がかかり、コスト
が嵩むものであった。
【0006】従って、本発明の目的は、エネルギや費用
の無駄がない効率のよいクレイグラウンドの異物除去方
法及び装置を得るにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明クレイグラウンドの異物除去方法は、車両の
進行方向に対して角度をなすアングルプレートに対して
単独に又はアングルプレートと一緒に左右に限定範囲内
で往復移動自在に取り付けた櫛刃を有する車両をクレイ
グラウンドに沿って走行させるとともに、前記櫛刃をグ
ラウンドに食い込ませて限定範囲内で左右方向に往復移
動させることにより異物を地面に浮き上がらせ、前記ア
ングルプレートにより地面に浮き上がった石又は他の異
物を含む残留土を車両の片側に寄せ集め、この寄せ集め
られた残留土を篩手段に移送し、篩の目を通過した土砂
を地面に戻し、篩の目を通過しなかった石又は他の異物
を回収することよりなることを特徴とする。
【0008】更に、本発明クレイグラウンドの異物除去
装置は、走行する車両と、車両の進行方向に対して傾斜
した状態で前記車両の前方に配置したアングルプレート
と、前記アングルプレートに対して単独で又はこのアン
グルプレートと一緒に限定範囲内で左右に往復移動自在
に取り付けた櫛刃と、前記車両の進行方向に対して傾斜
したアングルプレートの車両前部に近い方の端部側の車
両側面に配置したトレンチャと、このトレンチャがすく
った採取物を搬送するコンベヤ手段と、このコンベヤ手
段によって搬送された採取物を受け止めて篩分けしかつ
篩の目を通過した土砂を地面に戻す篩手段と、篩の目を
通過しない石又は他の異物を回収する回収箱とを具えた
ことを特徴とする。
【0009】本発明方法及び装置によれば、グラウンド
の表層に食い込ませた櫛刃を横方向に摺動させて梳くた
め、櫛刃の前方にはこの櫛の目よりも大きい石や他の異
物を含んだ多少の表層土のみが残る。車両の進行ととも
に、車両の進行方向に対して傾斜するアングルプレート
により、このようにして残った石又は他の異物を片側に
寄せ集めることができる。
【0010】このように片側に寄せ集めた残留土をトレ
ンチャによりコンベヤ手段にかき揚げて篩手段に移送
し、車両が走行しながら篩の目を通過した細かい土砂を
地面に戻し、篩の目を通過しない石又は他の異物、例え
ば、木の根を回収箱に収集し、適宜廃棄する。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面につき本発明の好適な
実施の形態を説明する。
【0012】図1に本発明によるクレイグラウンド異物
除去装置1の好適な実施の形態の側面図を示す。このク
レイグラウンド異物除去装置1は、自走する車両本体、
好適にはトラクタ本体2と、この車両本体2の前部に設
けた接地プレート支持体3と、この接地プレート支持体
3に取り付けた接地プレート4と、この接地プレート4
に対して限定範囲内で左右に往復移動する排土板又はア
ングルプレート5(図2参照)と、このアングルプレー
ト5に取付け、このアングルプレート5と一緒に限定範
囲内で左右に往復移動する櫛刃6とを有する。接地プレ
ート4を設けることにより、地面に沿ってアングルプレ
ート5を安定して前進させることができるようになる。
【0013】櫛刃6を取付けたアングルプレート5は、
例えば、接地プレート4の底面に対して、図3に仮想線
で示すように、多数のリンクバー7により回動自在に連
結し、例えば車両本体の動力を利用し、又はバッテリ駆
動によって、駆動機構7Aによって例えば、80mmの
範囲内(−40mm〜+40mm)で、例えば、600
回/分の速さで接地プレート4に対して往復移動させる
構成とする。またアングルプレート5に取り付ける櫛刃
6は目を粗さ又は櫛の歯の長さの異なるものと交換可能
にするとよい。代案として、アングルプレート5を接地
プレート4に対して一体にし、アングルプレート5に対
して櫛刃6を限定範囲内で左右に往復移動自在に取り付
けるようにすることもできる。
【0014】接地プレート支持体3は、図2に示すよう
に左右に互いに離れた1対のピストン−シリンダ装置8
のピストンロッド9により、接地プレート4に連結し、
ピストン−シリンダ装置8を操作することにより、アン
グルプレート5に設けた櫛刃6をグラウンドの表層に食
い込ませるとともに、アングルプレート5を地面の傾斜
に適合させる。
【0015】接地プレート支持体3は図3の平面図に示
すように、接地プレート4を、車両の進行方向Aに対し
て例えば、約60°の角度をなすよう即ち車両の前面に
対して約30°の角度をなすよう傾斜させて支持する。
この接地プレート4に対して往復移動する傾斜したアン
グルプレート5により、車両の前進の際に、櫛刃6がグ
ラウンドの表層に食い込んで、アングルプレート5とと
もに横方向に左右に往復移動する櫛刃6で梳かれて櫛刃
の前方に梳き残された石又は木の根等を含む残留土はア
ングルプレート5の傾斜に沿ってアングルプレート5の
車両前部に近接する端部側に寄せ集められる。
【0016】アングルプレート5の車両前部に近接する
端部側の車両の側面に、寄せ集められた残留土をすくい
上げるトレンチャ10と、このトレンチャ10がすくっ
た残留土を搬送するコンベヤ手段11と、このコンベヤ
手段11によって搬送された残留土を受け止めて篩分け
しかつ篩の目を通過した土砂を地面に戻す篩手段12
と、篩の目を通過しない石、木の根、又は他の異物を回
収する回収箱13とを設ける。
【0017】トレンチャ10の側面にはサイドシールド
14を設ける。コンベヤ手段11は、車両前部から後部
に縦方向に延びる縦方向ベルトコンベヤ11aと、この
縦方向ベルトコンベヤ11aの後部に隣接する車両側部
から横方向に延びる横方向コンベヤ11bとにより構成
する。これらのコンベヤ手段11a,11bは上流側か
ら下流側に向かって上昇するよう傾斜させるとよい。更
に、横方向コンベヤ11bの上流側端部を縦方向ベルト
コンベヤ11aの下流側端部の下側に大きな距離を離し
て大きな落差を生ずるようにすると(図4参照)、落下
の衝撃によって採取物のほぐれを促進して篩作用を効率
よく行うことができる。採取物の流れを図3で点線矢印
Bで示す。
【0018】篩手段の篩は目の大きさが異なるものに交
換可能にするとよい。この篩の目を通過した土砂は、一
か所に堆積することなく車両の走行に従ってグラウンド
にまき散らされる。篩の目を通過しなかった石や木の根
や他の異物が自動的に回収箱13に落ち込むように篩手
段12を回収箱13に向かって下方に傾斜させるとよ
い。この回収箱13に溜まった異物は適当な場所で、例
えば底部の自動式又は手動式のシャッタを自動又は手動
で開くことにより廃棄する。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、自走する車両本体の前
部に進行方向に対して角度をなす櫛刃をグラウンドの表
層に食い込ませ、アングルプレートに対して単独に又は
アングルプレートと一緒に左右に横方向に往復移動させ
ることにより、グラウンド表面に点在する又はグラウン
ド表層に埋没している石、木の根又は他の異物を表面に
浮き上がらせるとともに、このような異物以外のクレイ
材料は櫛刃によって梳かれてほとんど櫛の目から後方に
通過し、櫛刃の前方に残存する石・木の根又は他の異物
を含む残留土のみを回収するだけでよく(全体量を回収
する必要がない)、効率のよい篩分け作業を行うことが
できる。
【0020】更に、車両の進行方向に対して傾斜して取
り付けたアングルプレートにより、櫛刃の前方に残存す
る残留土を車両の走行に伴って自動的に片側に寄せ集め
ることができる。このようにして自動的に寄せ集められ
た石、木の根又は他の異物を含む残留土を車載のトレン
チャ及びコンベヤ手段によりやはり車載の篩手段に搬送
して残留土の篩分けを行うため、篩の目を通過した残留
土は、従来のように一か所に堆積することなく車両の走
行に従ってグラウンドに撒き散らされ、篩分け後の撒き
散らし作業が必要なくなる。また篩の目を通過しなかっ
た石、木の根又は他の異物はやはり車載の回収箱に自動
的に回収されるため、人手による労力が必要でなくな
る。
【0021】このように本発明によれば、エネルギや人
件費を含む費用をムダに使用することなく、効率よくク
レイグラウンドの異物を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるクレイグラウンド異物除去装置の
好適な実施の形態の側面図である。
【図2】図1のクレイグラウンド異物除去装置の前部の
主要部のみの正面図である。
【図3】図1のクレイグラウンド異物除去装置の一部を
省略した平面図である。
【図4】図1のクレイグラウンド異物除去装置の回収箱
を省略した後面図である。
【符号の説明】
1 クレイグラウンド異物除去装置 2 車両(トラクタ)本体 3 接地プレート支持体 4 接地プレート 5 アングルプレート(排土板) 6 櫛刃 7 リンクバー 7A 駆動機構 8 ピストン−シリンダ装置 9 ピストンロッド 10 トレンチャ 11 コンベヤ手段 11a 縦方向コンベヤ 11b 横方向コンベヤ 12 篩手段 13 回収箱 14 サイドシールド
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E01H 15/00 E01H 12/00 E02F 3/76 E02F 3/815 A01D 21/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の進行方向に対して角度をなすアン
    グルプレートに対して単独に又はアングルプレートと一
    緒に左右に限定範囲内で往復移動自在に取り付けた櫛刃
    を有する車両をクレイグラウンドに沿って走行させると
    ともに、前記櫛刃をグラウンドに食い込ませて限定範囲
    内で左右に往復移動させることにより異物を地面に浮き
    上がらせ、前記アングルプレートにより地面に浮き上が
    った石又は他の異物を含む残留土を車両の片側に寄せ集
    め、この寄せ集められた残留土を篩手段に移送し、篩の
    目を通過した土砂を地面に戻し、篩の目を通過しなかっ
    た石又は他の異物を回収廃棄することよりなることを特
    徴とするクレイグラウンドの異物除去方法。
  2. 【請求項2】 走行する車両本体と、車両の進行方向に
    対し傾斜した状態で前記車両の前方に配置したアングル
    プレートと、前記アングルプレートに対して単独で又は
    このアングルプレートと一緒に限定範囲内で左右に往復
    移動自在に取り付けた櫛刃と、前記車両の進行方向に対
    して傾斜したアングルプレートの車両前部に近い方の端
    部側の車両側面に配置したトレンチャと、このトレンチ
    ャがすくった採取物を搬送するコンベヤ手段と、このコ
    ンベヤ手段によって搬送された採取物を受け止めて篩分
    けしかつ篩の目を通過した土砂を地面に戻す篩手段と、
    篩の目を通過しない石又は他の異物を回収する回収箱と
    を具えたことを特徴とするクレイグラウンドの異物除去
    装置。
  3. 【請求項3】 前記コンベヤ手段は、車両前部から後部
    に縦方向に延びる縦方向ベルトコンベヤと、この縦方向
    ベルトコンベヤの後部に隣接する車両側部から横方向に
    延びる横方向コンベヤとにより構成した請求項2記載の
    クレイグラウンドの異物除去装置。
  4. 【請求項4】 前記アングルプレートを、地面の傾斜に
    適合するよう水平平面に対する角度を調整可能に構成し
    た請求項2又は3記載のクレイグラウンドの異物除去装
    置。
  5. 【請求項5】 前記アングルプレートを地面の傾斜に適
    合するよう調整自在に車両に設けた接地プレートに対し
    て左右に限定範囲内で往復移動自在に取り付けた請求項
    2乃至4のうちのいずれか一項に記載のクレイグラウン
    ドの異物除去装置。
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