JP2002114177A - 履帯チェーンのブッシュ硬化方法 - Google Patents

履帯チェーンのブッシュ硬化方法

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JP2002114177A JP2001257511A JP2001257511A JP2002114177A JP 2002114177 A JP2002114177 A JP 2002114177A JP 2001257511 A JP2001257511 A JP 2001257511A JP 2001257511 A JP2001257511 A JP 2001257511A JP 2002114177 A JP2002114177 A JP 2002114177A
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ダブリュ アンダートン ピーター
Dennis C Pond
シー ポンド デニス
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ジー ヴァン デン アヴォンド ティモシー
Fredrick A Woldow
エイ ウォルドウ フレドリック
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 履帯式作業機械における履帯のブッシュに対
する効果的な硬化方法を提供すること。 【解決手段】(i)外側の表面と(ii)加工片を貫通す
る通路を形成している内側の表面と(iii)端部とを有
する加工片の硬化方法。この方法は、(A)加工片に1番
目の硬化部分を形成するために1番目の誘導コイルの中
に加工片を通し、(B)加工片に2番目の硬化部分を形
成するために2番目の誘導コイルを加工片の通路に通
し、(C)加工片に3番目の硬化部分を形成するために
3番目の誘導コイルを加工片の端部の横にくるよう配置
するというステップからなる。3番目の誘導コイルを配
置するステップは、(i)加工片を1番目の誘導コイル
に通すステップ及び(ii)2番目の誘導コイルを通路に
通すステップの後に実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に、加工片に関
し、より詳細には、履帯チェーンのブッシュ硬化方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】ブルドーザーなどの作業機械には、その
作業機械が地面を進めるように、通常スプロケット、ア
イドラー、履帯チェーン、さらにその履帯チェーンに付
随した多数の履帯シューなどが備わっている。履帯チェ
ーンは一般的に1対の並列チェーンからできており、各
並列チェーンには共に移動する一連の履帯リンクが付い
ている。さらに、履帯チェーンには多数のピンとブッシ
ュのアセンブリが付いており、ピンはブッシュの中にで
きている通路内に位置する。ピンとブッシュの各アセン
ブリは、並列チェーンの間に位置し、それらとつながっ
ている。
【0003】作業機械の使用中、スプロケットが回転し
て履帯チェーンのブッシュと係合し、それにより、履帯
チェーンはスプロケットとアイドラーが作り出している
軌跡に沿って回転する。履帯チェーンの回転により、履
帯シューは地面と係合し、それにより、作業機械は地面
の上を進み様々な作業任務を遂行する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上で説明されている構
造に関する問題は、履帯チェーンがスプロケットとアイ
ドラーの回りを回転するとき、ブッシュに多くの回転負
荷がかかることである。例えば、履帯チェーンがスプロ
ケットとアイドラーの回りを回転するとき、ブッシュが
ピンと相関しながら回転するため、各ブッシュの内径部
にはピンからの回転負荷がかかる。さらに、各ブッシュ
はスプロケットと係合するため、各ブッシュの外径部は
回転負荷を被る。回転負荷により、ブッシュが磨耗し、
作業機械の維持費を押し上げる要因となっている。
【0005】ブッシュの磨耗を抑える方法の1つは、そ
れらを硬化処理することである。例えば、米国特許5,
702,667は、ブッシュの外周面と内周面を同時に
熱処理する装置を開示している。しかしながら、米国特
許5,702,667で説明している手法は、外周面と
内周面を同時に熱処理する場合、結果として生じる硬化
部分の特性を扱うのが難しくなるという欠点を持ってい
る。さらに、米国特許5,702,667で説明してい
る手順は、外周面と内周面の処理に頼ってブッシュの端
に硬化部分を作り出す。しかし、外周面と内周面の処理
に依存することは、ブッシュの端にできる硬化部分の特
性を制御困難にする。例えば、ブッシュの端に形成され
た硬化部分は、外周面と内周面に作られた硬化部分にま
で広がろうとし、そのため、外周面と内周面に露出され
た軟化部分を生成することになる。こうしてできた軟化
部分は過度に磨耗しやすく、その結果、作業機械の維持
費が増大する。そのため、必要とされるのは、1つ或い
はそれ以上の上記で述べた欠点を克服するブッシュ硬化
方法である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の実施形態の1つ
によれば、(i)外側の表面と(ii)加工片を貫通する
通路を形成している内側の表面と(iii)端部とを有す
る加工片を硬化する方法が提供される。この方法は、
(A)1番目の硬化部分を加工片に形成するために加工
片を1番目の誘導コイルの中に通し、(B)2番目の硬
化部分を加工片に形成するために2番目の誘導コイルを
加工片の通路に通し、さらに、(C)3番目の硬化部分
を加工片に形成するために3番目の誘導コイルを加工片
の端部の横にくるよう配置するというステップを含む。
3番目の誘導コイルを所定の位置に置くステップは、
(i)加工片を1番目の誘導コイルの中に通すステップ
及び(ii)2番目の誘導コイルを通路に通すステップの
後に実行される。
【0007】本発明のもう1つの実施形態によれば、履
帯チェーンが提供される。履帯チェーンは、(i)外側
の表面と(ii)ブッシュを貫通する通路を形成している
内側の表面と(iii)端部とを有するブッシュを含む。
ブッシュは、(i)1番目の硬化部分をブッシュに形成
するためにブッシュを誘導コイルの中に通し、(ii)2
番目の硬化部分をブッシュに形成するために2番目の誘
導コイルをブッシュの通路に通し、さらに(iii)3番
目の硬化部分をブッシュに形成するために3番目の誘導
コイルをブッシュの端部の横にくるように配置するとい
うステップを含む方法によって製作される。3番目の誘
導コイルを所定の位置に置くステップは、(i)ブッシ
ュを1番目の誘導コイルの中に通すステップ及び(ii)
2番目の誘導コイルを通路に通すステップの後に実行さ
れる。
【0008】本発明のさらにもう1つの実施形態によれ
ば、作業機械が提供される。作業機械は、(i)外側の
面と(ii)ブッシュを貫通する通路を形成している内側
の表面と(iii)端部とを有するブッシュを含む履帯チ
ェーンを備えている。ブッシュは、(i)1番目の硬化
部分をブッシュに形成するためにブッシュを誘導コイル
の中に通し、(ii)2番目の硬化部分をブッシュに形成
するために2番目の誘導コイルをブッシュの通路に通
し、(iii)3番目の硬化部分をブッシュに形成するた
めに3番目の誘導コイルをブッシュの端部の横にくるよ
うに配置するというステップを含む方法によって製作さ
れる。3番目の誘導コイルを所定の位置に置くステップ
は、(i)ブッシュを1番目の誘導コイルの中に通すス
テップ及び(ii)2番目の誘導コイルを通路に通すステ
ップの後に実行される。作業機械には又、履帯チェーン
と接触して置かれるスプロケットが備わっている。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、図には、スプ
ロケット4、アイドラー8及び履帯チェーン10に取り
付けられた履帯シュー6を有する作業機械が示されてい
る。地面上で作業機械2を進ませるために、スプロケッ
ト4が回転し、履帯チェーン10に係合する。この係合
と回転により、履帯チェーン10は、取り付けられた履
帯シュー6と共に、スプロケット4及びアイドラー8が
作り出す軌跡に沿って回転する。履帯チェーン10及び
履帯シュー6がこの軌跡に沿って回転することで、履帯
シュー6は地面と係合する。履帯シュー6が地面と係合
することで、作業機械2は地面を進み、様々な作業任務
を遂行する。
【0010】図2を参照すると、図には、説明を分かり
やすくするために履帯シュー6を取り除いた、図1の履
帯チェーン10の断面が示されている。履帯チェーン1
0には、共に移動する一連の履帯リンク14が付いて1
対の並列チェーン15を形成している。履帯チェーン1
0は又、並列チェーン15の間に位置し、並列チェーン
を連結している一連の円筒形ブッシュ16と履帯ピン1
8が付いている。ブッシュ16と履帯リンク14は共
に、ブッシュ16及び履帯リンク14の中に収まってい
る履帯ピン18を取り囲む環状の履帯接合部20を形成
している。履帯接合部20によってブッシュ16は、履
帯チェーン10の使用中に、履帯リンク14と履帯ピン
18に対して矢印70で示す方向に回転することができ
る。
【0011】図3、4及び5に示されているように、ブ
ッシュ16には、履帯チェーン10に組み込まれる前に
硬化処理が施される。特に、ブッシュ16の外径部(即
ち外側の面;図3参照)、内径部(即ち内側の面;図4
参照)、及び、エンドショット即ち端部(図5参照)が
履帯チェーン10に組み込まれる前に硬化処理される。
【0012】本発明で用いられる硬化処理は、ブッシュ
16のような加工片の処理される金属の硬度を増すこと
に役立たせることができる。例えば、本発明に用いるこ
とができるこうした処理の一つに誘導加熱焼き入れがあ
る。誘導加熱焼き入れでは、コイルが励磁され、主磁界
を生成する。金属のような導電性物質をこの主磁界内に
置くと、渦電流が金属に誘導され、金属は熱を発生す
る。さらに、誘導された渦電流は、主磁界とは反対の、
それ自身の磁界を形成し、電流をコイルに隣接する加工
片の表面に主として向けて集中させる。その結果、その
電流は加工片の表面に前記した熱を発生させる。
【0013】導電性物質は、上で述べた方法を用いて、
適切な強度と電流周波数を選択することにより、正確に
誘導的に熱することができるということを理解する必要
がある。例えば、図3に示すとおり、ブッシュ16の垂
直軸線70が走査器の垂直経路と並行になるように、ブ
ッシュ16を垂直走査器上に置く。本発明に用いること
のできる走査器の一つに、地域番号32020−028
で32251 N.Avis Drive,Madis
on Heights,Michigan 48071
に所在する「Inductoheat」から発売されて
いる製品がある。又、ブッシュ16を誘導コイル50の
下側に載せるようにして、走査器に挿入する。コイル5
0は、0.065インチのコイル継ぎ手を持つ二巻き銅
管が望ましい。コイルには、さらに、スキャン・クエン
チ(図示なし)が付随している。最初は、コイル50が
ブッシュ16の下側の端の横にくるようにブッシュ16
を上向きにコイル50の中に通して走査する。上で説明
しているやり方でブッシュ16を上向きにコイル50の
中に通して走査すると、電気的に結合している電源52
を通じてコイル50は通電される。電源52は、ブッシ
ュ16の金属に適した電力と周波数のものでなくてはな
らないことを理解すべきである。例えば、ブッシュ16
が改良SAE 1060から作られている場合がある。
例えばブッシュ16の外径部に対する電力と周波数の設
定は、約10KHzで約160〜200KWとなる。そ
の後ブッシュ16を垂直軸線70のまわりで回転させ、
外径部の意図した部分全てが均一に電磁誘導硬化処理に
かけられるようにする。推奨回転速度は120rpmで
ある。
【0014】コイル50に電力が供給され、ブッシュ1
6が回転すると、垂直走査器は下方向にコイル50の開
口部へと向かってブッシュ16の走査を開始する(図
3)。再び、ブッシュ16の外径部を均一にカバーする
ために、走査は定速で行なう。例えば、この工程で走査
に用いられる速度は毎秒約0.12インチから0.15
インチがよい。ブッシュ16がコイル50の中を通ると
き、コイル50からの電磁誘導により加熱される。加熱
によって金属は異なる組織の相へと入り、ガンマ鉄のよ
うな希望通りの微細構造組織物ができる。
【0015】加熱後、ブッシュ16はスキャン・クエン
チによって焼き入れされ、マルテンサイトなどのより硬
い微細構造組織物へと遷移する相を確保し、その金属は
さらに硬くなる。スキャン・クエンチによる焼き入れ
は、オイル、水ベースのポリマー、或いは類似したクエ
ンチ能力を持つ物質を使って行なわれる。上で説明して
いる方法によって、図7a及び7bに示す通りブッシュ
16上に硬化部分24が作り出されることが理解される
はずである。
【0016】図4に示す通り、ブッシュ16の内径部
は、ブッシュ16の外径部の処理と同じような電磁誘導
硬化処理にかけられる。内径部の処理も又、前記の垂直
走査器を用いる。しかし、ブッシュ16の内径部を処理
する場合、コイル54が使われる。コイル54は、薄層
状になっており、0.080インチインチのコイル継ぎ
手を持つ一巻き銅管でよい。コイル54にも又、スキャ
ン・クエンチが付随している(図示なし)。
【0017】ブッシュ16の内径部を処理する場合、ブ
ッシュ16の垂直軸線70が走査器の垂直経路と平行に
なるように、ブッシュ16を垂直走査器に置く。さら
に、ブッシュ16は、コイル54が(i)ブッシュ16
の通路内に位置し、また、(ii)ブッシュ16の通路の
下側の端の横にくるように、走査器に配置される。前記
の要領で位置決めすると、コイル54は、ブッシュ16
の金属に適した電力と周波数を持つ、電気的に結合して
いる電源56によって通電される。内径部に対するこの
ような電力及び周波数の設定は、約1KHzで約225
〜250KWである。
【0018】その後、ブッシュ16をその垂直軸線70
のまわりで回転させ、内径部の意図した部分全てが均一
に処理にかけられるようにする。推奨回転速度は120
rpmである。コイル54が通電されブッシュ16が回
転すると、垂直走査器は、コイル54を基準として下方
向にブッシュ16の走査を開始する(図3)。再び、ブ
ッシュを定速で下げ、内径部に均一に当たるようにす
る。この工程で走査に用いられる速度は、毎秒約0.3
から0.4インチがよい。コイル54がブッシュ16の
内径部を通過するにつれ、内径部は電磁誘導により過熱
される。
【0019】前述通り、加工される金属は、加熱によっ
て異なる組織の相へと入り、ガンマ鉄のような微細構造
組織物ができる。加熱後、ブッシュ16はスキャン・ク
エンチで焼き入れされ、マルテンサイトなどの望み通り
の微細構造組織物へと遷移する相が確保される。スキャ
ン・クエンチには、オイル、水ベースのポリマー、或い
は類似したクエンチ能力を持つ物質などの液体焼き入れ
を用いることができる。内径部を上で説明している処理
にかけることで、図6aに示す通り、ブッシュ16に硬
化部分26が作り出されることが分かるはずである。
【0020】しかし、所望ならば、ブッシュ16の内径
部の全長にわたって、上で説明する硬化処理にかける必
要はない。例えば、ブッシュ16の内径部の全長にわた
って加工を施すのをさけるために、コイル54がブッシ
ュ16の通路を通過する時、コイル54の電源を選択的
に入れたり切ったりできる。特に、図6bに示す通り、
コイル54の電源を選択的に入れたり切ったりして、
(i)ブッシュ16の通路の1番目の端のすぐ横に1番
目の硬化部分(内径部のこの部分を通過した時、コイル
54が通電された)、(ii)ブッシュ16の通路の中間
部に未加工部分(内径部のこの部分を通過した時、コイ
ル54が通電されなかった)、そして(iii)ブッシュ
16の通路の2番目の端のすぐ横に硬化部分(内径部の
この部分を通過した時、コイル54が通電された)を形
成することができる。このように、上で説明している要
領でコイル54を選択的に通電させたり、させなかった
りすることで、1番目の硬化部分26と2番目の硬化部
分26の間に未処理部分ができるということが理解され
るはずである。
【0021】硬化部分26が、硬化部分24と接するよ
うな深さまで広がらないように硬化部分26を形成する
ということを理解する必要がある。例えば、硬化部分2
6は、約5ミリの深さにすることができる。さらに、外
径部の処理と異なる別のステップとして、上で説明して
いる要領で内径部を加工することにより硬化部分26が
広がっている深さの調節が容易に行えるようになる。さ
らに、別の異なるコイル、即ち、内径部の処理専用に設
計されたコイル54を用いることでも、硬化部分26が
広がる深さを調整する能力が向上する。上で説明してい
る要領で硬化部分26の深さを制限することで、図6a
及び6bに示す通り、硬化部分24と硬化部分26の間
に未処理層30ができることになる。硬化部分26の深
さは硬化部分24と同じ深さである必要はないというこ
とも、理解する必要がある。さらに、硬化部分26の硬
度と深さは、履帯ピン18との接触により生じる内径部
の摩損や磨耗から守れないほど低い数値にしてはいけな
い。硬化部分26をブッシュ16の内径部の摩損や磨耗
を防げる最低限の厚さに保つことで、硬化部分24と硬
化部分26の間に前記の未処理層30を維持しながら
も、硬化部分24の深さをさらに深くすることができ
る。
【0022】上で説明している方法で内径部と外径部を
処理することにより、ブッシュ16は結果として、3つ
の接触している円筒形の部位、即ち、硬化部分26、未
処理層30及び硬化部分24を持つことになる。
【0023】ブッシュ16の硬化処理を完了するため
に、内径部と外径部に関する上記の説明と同様の方法
で、ブッシュ16の各端部を硬化する必要がある。特
に、ブッシュ16の各端部の処理には、図5に示す通
り、パンケーキ型インダクターが用いられる。(i)ブ
ッシュ16がパンケーキ型インダクターコイル58の下
に置かれ、(ii)処理されるブッシュ16の端がコイル
58のすぐ近くにくるように、ブッシュ16は垂直走査
器に取り付けられる。コイル58は、0.040インチ
〜0.060インチのコイル継ぎ手を持つ多重巻きイン
ダクターである。同インダクターには吹き付けクエンチ
も付随している(図示なし)。
【0024】上記で説明している方法で取り付けると、
コイル58は、ブッシュ16の金属に適した電力と周波
数を持つ電源60に電気的に結合される。ブッシュ16
の端部に対するこのような電力及び周波数の設定は、約
100〜125KWで約25KHzである。その後、ブ
ッシュ16は垂直軸線70のまわりを回転し始め、ブッ
シュ16の端部の意図した部分全てが均一に処理される
ようにする。推奨回転速度は100rpmである。
【0025】コイル58に電力が供給され、ブッシュ1
6が回転すると、ブッシュ16をコイル58に対して上
方向に上げる。ブッシュ16の端部がコイル58の近く
にあるとき、先に説明している方法により、コイル58
からの電磁誘導で加熱される。上で述べたように、加熱
によって金属は異なる組織の相へと入り、ガンマ鉄のよ
うな微細構造組織物ができる。加熱後、ブッシュ16は
吹き付けクエンチによって焼き入れされ、マルテンサイ
トなどの希望通りの微細構造組織物へと遷移する相を確
保する。先に記述されているように、焼き入れはオイ
ル、水ベースのポリマークエンチ、或いは類似したクエ
ンチ能力を持つ物質を使って行なわれる。この処理によ
り、ブッシュ16の端部に硬化部分28が作られる。
【0026】その後、ブッシュ16を垂直走査器から取
り外し、上で説明している方法と実質的に同じ方法で、
ブッシュ16のもう片方の端をコイル58を使った処理
にかけることができる。
【0027】各硬化部分28は、硬化部分26と硬化部
分24の両方に接するような深さとしなければならない
ということを理解する必要がある。又、各硬化部分28
は硬化部分26或いは硬化部分24のどちらへも大きく
広がってはいけないということも理解する必要がある。
例えば、硬化部分28は約2ミリの深さにすることがで
きる。硬化部分24或いは硬化部分26にもろい軟化部
分ができた場合、広がりが大きいと考えられる。硬化部
分24と硬化部分26に、ある程度の軟化部分は避けら
れない一方、前記の軟らかい領域を最小化することは、
摩損しやすい部分をなくする上で必要である。
【0028】内径部と外径部の処理とは別の異なるステ
ップとして、上で説明した要領でブッシュ16の端部を
処理することで、硬化部分28が広がる深さの調整が容
易になるということが理解できるはずである。さらに、
別の異なるコイル、即ち、ブッシュ16の端部の処理専
用に設計されたコイル58を用いることでも、硬化部分
28が広がる深さを調整する能力が向上する。従って、
上で説明した方法でコイル58を用いることで、ブッシ
ュ16の端部処理により硬化部分24と硬化部分26に
できる軟化部分を最小限に抑えられる。このことは、内
径部と外径部を同時に処理するという、ブッシュ16等
の加工片を硬化する他の方法とは異なっている。こうし
たやり方は、出来上がる硬化部分の調整がより難しいか
らである(例えば、硬化部分がどのくらい深くまで広が
り、それにより、どのくらい重なり合うかなど)。ブッ
シュの端部に硬化部分を作るために、ブッシュの内側及
び外径部の同時処理に頼る場合に、特に当てはまる。
【0029】上で説明している硬化処理により、ブッシ
ュ16は硬化部分24、硬化部分26、硬化部分28、
及び、硬化部分24と硬化部分26の間にある未処理層
30を持つことになる。硬化部分によって、ブッシュ1
6は処理された外側の表面全体が磨耗しづらくなり、従
って、その部品としての寿命が延びる。さらに、硬化部
分24の深さを最大にすることで、ブッシュ16の耐久
性のある面積がより広くなることから、ブッシュ16は
上で説明している方法で処理していないブッシュより長
持ちする。さらに、硬化部分28により、履帯チェーン
10のアセンブリに生じる力に対する耐磨耗性など、ブ
ッシュ16の端部に対する耐磨耗性が備わる。硬化部分
28は又、履帯封止剤の磨耗やブッシュ16の端に溝が
できるのを防ぐ。未処理層30は硬化部分24、26及
び28より軟らかく、そのため、ブッシュ16が硬化部
分24と硬化部分26の間に未処理層30を持たない場
合に結果として生じる恐れのある、疲労による破損や脆
性によるひび割れに対する耐性がブッシュ16に備わ
る。本発明に関するその他の側面、趣旨や利点は図、開
示、及び請求項を詳しく検討することにより理解でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特色を採り入れた履帯チェーンと結合
している履帯シューを持つ作業機械の一部を示す斜視図
である。
【図2】理解しやすいように履帯シューを除き履帯チェ
ーンを横断面図で示す図1の履帯チェーンの一部の正面
図である。
【図3】図1のブッシュの外径部に硬化処理を施す状態
を示す概略図である。
【図4】図1のブッシュの内径部に硬化処理を施す状態
を示す概略図である。
【図5】図1のブッシュの端面に硬化処理を施す状態を
示す概略図である。
【図6a】図1のブッシュの内径部全面に硬化処理を施
した後の様子を示す断面図である。
【図6b】図1のブッシュの内径部の特定の部分に硬化
処理を施した後の様子を示す断面図である。
【符号の説明】
4・・・スプロケット、6・・・履帯シュー、8・・・
アイドラー、10・・・履帯チェーン、14・・・リン
ク、16・・・ブッシュ、50・・・誘導コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デニス シー ポンド イギリス ソルトバーン バイ ザ シー ティーエス13 4イーイー カーリン ハウ (番地なし) キャット スキニン グローヴ リミテッド (72)発明者 ティモシー ジー ヴァン デン アヴォ ンド アメリカ合衆国 イリノイ州 61525 ダ ンラップ ウェスト コッパーフィールド ドライヴ 417 (72)発明者 フレドリック エイ ウォルドウ アメリカ合衆国 イリノイ州 61550 モ ートン リー アベニュー 1307

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)外側の表面と(ii)加工片を貫通
    する通路を形成している内側の表面と(iii)端部とを
    有する前記加工片の硬化方法であって、 前記加工片に1番目の硬化部分を形成するために1番目
    の誘導コイルの中に前記加工片を通し、 前記加工片に2番目の硬化部分を形成するために2番目
    の誘導コイルを前記加工片の前記通路に通し、 前記加工片に3番目の硬化部分を形成するために3番目
    の誘導コイルを前記加工片の前記端部の横にくるよう配
    置する、ステップからなり、 前記3番目の誘導コイルを配置するステップが(i)前
    記加工片を前記1番目の誘導コイルに通す前記のステッ
    プ及び(ii)2番目の誘導コイルを前記通路に通す前記
    ステップの後に実行されることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記2番目の誘導コイルを前記加工片の
    前記通路に通す前記ステップは、前記加工片を前記1番
    目の誘導コイルの中に通す前記ステップの後にくること
    を特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記加工片を前記1番目の誘導コイルの
    中に通す前記のステップは、前記2番目の誘導コイルを
    前記加工片の前記通路に通す前記のステップの後にくる
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記1番目の硬化部分と前記2番目の硬
    化部分の間に未処理部分ができるように前記1番目の硬
    化部分が前記2番目の硬化部分から離されることを特徴
    とする請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記加工片を前記1番目の誘導コイルの
    中に通す前記のステップに、前記加工片をその縦方向の
    軸の回りで回転させるステップが含まれることを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記2番目の誘導コイルを前記加工片の
    前記通路に通す前記のステップに、前記加工片をその縦
    方向の軸の回りで回転させるステップが含まれることを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記3番目の硬化部分が前記1番目の硬
    化部分及び前記2番目の硬化部分と接することを特徴と
    する請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 (i)外側の表面と(ii)ブッシュを貫
    通する通路を形成している内側の表面と(iii)端部と
    を有するブッシュを備える履帯チェーンであって、
    (i)前記ブッシュに1番目の硬化部分を形成するため
    に1番目の誘導コイルの中に前記ブッシュを通し、(ii)
    前記ブッシュに2番目の硬化部分を形成するために2番
    目の誘導コイルを前記ブッシュの前記通路に通し、(ii
    i)前記ブッシュに3番目の硬化部分を形成するために
    3番目の誘導コイルを前記ブッシュの前記端部の横にく
    るよう配置するというステップからなり、前記3番目の
    誘導コイルを配置するステップが(i)前記ブッシュを
    前記1番目の誘導コイルに通す前記のステップ及び(i
    i)2番目の誘導コイルを前記通路に通す前記のステッ
    プの後に実行される、という方法によって前記ブッシュ
    が加工されたものであることを特徴とする履帯チェー
    ン。
  9. 【請求項9】 前記ブッシュの前記通路内に位置する履
    帯ピンをさらに有することを特徴とする請求項8に記載
    の履帯チェーン。
  10. 【請求項10】 前記履帯ピンにはめられている履帯リ
    ンクをさらに有することを特徴とする請求項9に記載の
    履帯チェーン。
  11. 【請求項11】 前記2番目の誘導コイルを前記ブッシ
    ュの前記通路に通す前記ステップが前記1番目の誘導コ
    イルの中に前記ブッシュを通す前記ステップの後にくる
    ことを特徴とする請求項8に記載の履帯チェーン。
  12. 【請求項12】 前記1番目の誘導コイルの中に前記ブ
    ッシュを通す前記ステップが前記2番目の誘導コイルを
    前記ブッシュの前記通路に通す前記ステップの後にくる
    ことを特徴とする請求項8に記載の履帯チェーン。
  13. 【請求項13】 前記1番目の硬化部分と前記2番目の
    硬化部分の間に未処理部分ができるように前記1番目の
    硬化部分が前記2番目の硬化部分から離されることを特
    徴とする請求項8に記載の履帯チェーン。
  14. 【請求項14】 前記ブッシュを前記1番目の誘導コイ
    ルの中に通す前記ステップに、前記ブッシュをその縦方
    向の軸の回りで回転させるステップが含まれることを特
    徴とする請求項8に記載の履帯チェーン。
  15. 【請求項15】 前記2番目の誘導コイルを前記加工片
    の前記通路に通す前記のステップに、前記加工片をその
    前記縦方向の軸の回りで回転させるステップが含まれる
    ことを特徴とする請求項14に記載の履帯チェーン。
  16. 【請求項16】 前記3番目の硬化部分が前記1番目の
    硬化部分及び前記2番目の硬化部分に接することを特徴
    とする請求項8に記載の履帯チェーン。
  17. 【請求項17】 (i)外側の表面と(ii)前記ブッシ
    ュを貫通する通路を形成している内側の表面と(iii)
    端部とを有するブッシュを含む履帯チェーンを備える作
    業機械であって、(i)前記ブッシュに1番目の硬化部
    分を形成するために1番目の誘導コイルの中に前記ブッ
    シュを通し、(ii)前記ブッシュに2番目の硬化部分を形
    成するために2番目の誘導コイルを前記ブッシュの前記
    通路に通し、(iii)前記ブッシュに3番目の硬化部分
    を形成するために3番目の誘導コイルを前記ブッシュの
    前記端部の横にくるよう配置するというステップからな
    り、(i)前記ブッシュを前記1番目の誘導コイルに通
    す前記のステップ及び(ii)2番目の誘導コイルを前記
    通路に通す前記のステップの後に前記3番目の誘導コイ
    ルを配置するステップを実行する、という方法によって
    前記ブッシュが加工され、スプロケットは前記履帯チェ
    ーンに接するように配置されたことを特徴とする作業機
    械。
  18. 【請求項18】 前記2番目の誘導コイルを前記ブッシ
    ュの前記通路に通す前記ステップが前記1番目の誘導コ
    イルの中に前記ブッシュを通す前記ステップの後にくる
    ことを特徴とする請求項17に記載の作業機械。
  19. 【請求項19】 前記1番目の誘導コイルの中に前記ブ
    ッシュを通す前記ステップが前記2番目の誘導コイルを
    前記ブッシュの前記通路に通す前記ステップの後にくる
    ことを特徴とする請求項17に記載の作業機械。
  20. 【請求項20】 前記1番目の硬化部分と前記2番目の
    硬化部分の間に未処理部分ができるように前記1番目の
    硬化部分が前記2番目の硬化部分から離されることを特
    徴とする請求項17に記載の作業機械。
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