JP4131715B2 - 熱処理部材の部分熱処理方法とその装置 - Google Patents

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Description

本発明は、熱処理部材(熱処理を施して使用される部材)の部分熱処理方法とその装置に関する。
熱処理部材は、たとえば建設機械の無限軌道帯用リンクであり、その場合、部分熱処理される部分は、ローラー踏面部である。また、部分熱処理は、部分焼入れ、または部分焼もどし、または部分焼入れおよび部分焼もどしの何れかである。
代表的な熱処理部材として、図12に示す、油圧ショベルおよびブルドーザー等の建設機械の無限軌道帯に使用される履板2、リンク1、ピン3、ブッシュ4、およびブルドーザー等の建設機械および除雪機械に使用される刃先(図示せず)などがある。リンク1のローラー踏面部1a(図13、図14)には、特に耐摩耗性が要求される。
これらの要求特性を備えるために、無限軌道帯用リンクは、従来、以下のa〜eの工程により、a〜eの工程順で、製造されている。
a.中炭素合金鋼からなる素材を熱間鍛造してリンク形状のリンク素材とする。
b.熱間鍛造の残熱または再加熱でAc3 変態点以上の温度になっている、リンク素材の全体を急冷して焼入れする。
c.焼入れしたリンク素材全体を高温焼もどしする。
d.高温焼もどししたリンク素材のローラ踏面部のみを誘導加熱焼入れする(いわゆる、部分焼入れ)。
e.リンク素材のローラ踏面部のみを誘導加熱により低温焼もどしする(いわゆる部分焼もどし)か、または、リンク素材全体を炉中にて低温焼もどしする。
したがって、リンク素材には、b、cの第1段階の熱処理と、d、eの第2段階の熱処理との、2段階の熱処理が施される。第1段階の熱処理は、リンク素材全体に施される「全体熱処理」であり、第2段階の熱処理は、リンク素材の一部分に施される「部分熱処理」である。
本発明は、このうち、「部分熱処理」に係るものである。
リンク素材の部分熱処理として、従来、1工程からなる誘導加熱方法(たとえば、特開昭57−51583号公報)がある。
しかし、従来の部分熱処理方法には、特定部分の、表面と芯部との温度差が大きくなり、特定部分全体を均一な温度に加熱することが困難であるという問題があった。
この問題を解決する方法として、図7、図8に示す比較例(未公開のため従来技術ではない)の方法がある(本出願人による特願2004−145991)。
該比較例の熱処理部材の部分熱処理方法は、つぎの2つの方法を含んでいた。
1)n段停止加熱(図7に示す方法)(nは3以上の自然数)
1つのコイル11内にn個の熱処理部材1が入り、第1加熱から第n加熱までn回の加熱を行う。
第1加熱、移動、第2加熱、移動、・・・・第n加熱、を順に行い、ついでコイル外で冷却を行う。
2)連続加熱(図8に示す方法)
1つのコイル11内に連続的に熱処理部材1が入り、コイル11内で熱処理部材1を移動させつつ連続的に加熱を行う。加熱後、熱処理部材1はコイル11から搬出され、コイル外で冷却を行う。
比較例の方法では、移動工程中に、特定部分の、表面から芯部へ熱が移動し表面と芯部との温度差が小さくなるという効果があった。しかも、1つのコイル内で1段または2段加熱する場合に比べて、各加熱位置での停止時間を短くすることができ、生産性をあげることができるという効果があった。
しかし、上記の比較例の方法には、停止加熱と連続加熱を兼用することができないという問題があった。
停止加熱(図7の方法)の特徴は、複雑な硬化層パターン(非直線状の断面形状の硬化層パターン)を作ることができることである。
連続加熱(図8の方法)の特徴は、単純な硬化層パターン(ほぼ直線状の断面形状の硬化層パターン)しか作ることができないが、連続的に熱処理ができて生産性が良い。
特開昭57−51583号公報
本発明が解決しようとする課題は、従来方法に存在した、複雑な硬化層パターン(非直線状の断面形状の硬化層パターン)を作ることと、生産性を良くすることの、何れか一方だけしか満足させることができないという問題である。
本発明の目的は、複雑な硬化層パターン(非直線状の断面形状の硬化層パターン)を作ることにも対応でき、かつ、複雑な硬化層パターンを作る必要がない時には生産性を良くすることもできる熱処理部材の部分熱処理方法とその装置を提供することにある。
上記目的は以下の本発明によって達成される。
(1) 熱処理部材の特定部分のみを熱処理する部分熱処理方法であって、
前記熱処理部材が無限軌道帯用リンクであり、前記特定部分が前記リンクのローラー踏面部であり、前記ローラー踏面部に必要とされる硬化層パターンは、断面形状が非直線状の硬化層パターンである複雑な硬化層パターンか、または断面形状が直線状の硬化層パターンかであり、
前記熱処理は、前記特定部分のみを誘導加熱する誘導加熱工程と、ついで行われる冷却工程とを含んでおり、
熱処理部材搬送方向に上流側に連続加熱を行う1以上のコイルを含む第1段の加熱装置と下流側に停止加熱を行う1以上のコイルを含む第2段の加熱装置を配置しておき、
前記誘導加熱工程において、複雑な硬化層パターンが必要な時は第1段の加熱装置による連続加熱後に第2段の加熱装置による停止加熱を行い、複雑な硬化層パターンが必要ない時は第1段の加熱装置による連続加熱のみを行い第2段の加熱装置は通電オフとする、熱処理部材の部分熱処理方法。
(2) 前記冷却工程では、前記熱処理部材の全体を冷却液槽内の冷却液中の定位置に浸漬して静止させ、噴射ジャケットより流出する冷却液流を前記特定部分に噴射する(1)記載の熱処理部材の部分熱処理方法。
) 前記熱処理が部分焼入れである(1)記載の熱処理部材の部分熱処理方法。
) 前記熱処理が部分焼もどしである(1)記載の熱処理部材の部分熱処理方法。
) 前記熱処理が部分焼入れと部分焼もどしである(1)記載の熱処理部材の部分熱処理方法。
) 熱処理部材の特定部分のみを熱処理する部分熱処理装置であって、
前記熱処理部材が無限軌道帯用リンクであり、前記特定部分が前記リンクのローラー踏面部であり、前記ローラー踏面部に必要とされる硬化層パターンは、断面形状が非直線状の硬化層パターンである複雑な硬化層パターンか、または断面形状が直線状の硬化層パターンかであり、
前記部分熱処理装置が前記特定部分のみを誘導加熱する誘導加熱装置と前記特定部分が加熱された熱処理部材を冷却する冷却装置とを含んでおり、
前記誘導加熱装置が熱処理部材搬送方向に上流側に配置された連続加熱を行う1以上のコイルを含む第1段の加熱装置と下流側に配置された停止加熱を行う1以上のコイルを含む第2段の加熱装置を含み、
前記誘導加熱において、複雑な硬化層パターンが必要な時は第1段の加熱装置による連続加熱と第2段の加熱装置による停止加熱の両方を行い、複雑な硬化層パターンが必要ない時は第1段の加熱装置による連続加熱のみを行い第2段の加熱装置は通電オフとする、熱処理部材の部分熱処理装置。
) 前記冷却装置が、搬送される前記熱処理部材を冷却液槽内の冷却液中の定位置に浸漬して静止させるローラーコンベヤーを備えており、流出する冷却液流を前記特定部分に噴射する噴射ジャケットを備えている()記載の熱処理部材の部分熱処理装置。
) 前記熱処理が部分焼入れである()記載の熱処理部材の部分熱処理装置。
) 前記熱処理が部分焼もどしである()記載の熱処理部材の部分熱処理装置。
10) 前記熱処理が部分焼入れと部分焼もどしである()記載の熱処理部材の部分熱処理装置。
上記(1)の部分熱処理方法および上記()の部分熱処理装置では、複雑な硬化層パターンが必要な時は第1段の加熱装置による連続加熱と該連続加熱後の第2段の加熱装置による停止加熱の両方を行い、複雑な硬化層パターンが必要ない時は第1段の加熱装置による連続加熱のみを行い第2段の加熱装置は通電オフとするので、複雑な硬化層パターン(非直線状の断面形状の硬化層パターン)を作ることにも対応でき、かつ、複雑な硬化層パターンを作る必要がない時には生産性を良くすることもできる。第2段の加熱装置のコイルは、第1段の加熱装置で加熱される部分以外の部分を主に集中的に加熱できる形状を有し、比較的短時間に第1段の加熱装置では加熱されにくい部分を所定温度に誘導加熱することができる。
上記(1)の部分熱処理方法および上記(6)の部分熱処理装置では、本発明を無限軌道帯用リンクのローラー踏面部に適用して、機械的品質の向上をはかることができる。
上記(2)の部分熱処理方法および上記()の部分熱処理装置では、冷却工程で、熱処理部材の全体を冷却液槽内の冷却液中の定位置に浸漬して静止させ、噴射ジャケットより流出する冷却液流を前記特定部分に噴射するので、特定部分を狙って冷却液を噴射でき、熱処理部材の品質を向上させることができ、十分な冷却液流を特定部分に噴射することにより、十分な冷却能力が確保されるとともに、冷却が均一になり、熱処理の品質を向上することができる。
上記()〜()の部分熱処理方法および上記()〜(10)の部分熱処理装置では、熱処理は、部分焼入れであってもよいし、部分焼もどしであってもよいし、部分焼入れと部分焼もどしの両方であってもよい。
以下に、本発明の熱処理部材の部分熱処理方法とその装置を、図1〜図6および図9〜図14(図12〜図14は従来技術の説明を準用)を参照して説明する。
本発明の熱処理部材1、建設機械の無限軌道帯用リンクである。また、熱処理部材1が建設機械の無限軌道帯用リンク1である場合、熱処理が施される特定部分1aはローラー踏面部である。
まず、本発明の熱処理部材の部分熱処理方法を説明する。
図1、図5、図6に示すように、本発明の熱処理部材の部分熱処理方法は、熱処理部材1の特定部分1aのみを熱処理する部分熱処理方法である。
本発明の熱処理部材の部分熱処理方法は、熱処理部材1の特定部分1aのみを誘導加熱する誘導加熱工程20と、ついで行われる冷却工程30を含む。誘導加熱では、高周波誘導電流により特定部分1aのみを局部的に加熱する。
誘導加熱工程20において、本発明方法による誘導加熱工程に符号20Pを付し、従来方法による誘導加熱工程に符号20Cを付す。
本発明の方法では、熱処理部材搬送方向の上流側に連続加熱を行う1以上のコイルを含む第1段の加熱装置11Aと下流側に停止加熱を行う1以上のコイルを含む第2段の加熱装置11Bを配置しておく。
そして、誘導加熱工程20Pにおいて、複雑な硬化層パターン(図6(B)のように硬化層パターンが非直線状の形状のもの)が必要な時は第1段の加熱装置11Aによる連続加熱(熱処理部材を送りながら加熱)22A後に、第2段の加熱装置11Bによる停止加熱(熱処理部材を停止させて加熱)22Bを行い、複雑な硬化層パターンが必要ない時(図6の(A)のように硬化層パターンがほぼ直線状である時)は第1段の加熱装置11Aによる連続加熱22Aのみを行い第2段の加熱装置11Bは通電オフとする。第2段の加熱装置11Bによる停止加熱を行う場合は、第2段の加熱装置11Bによる停止加熱22Bは、第1段の加熱装置11Aによる連続加熱22A後に行う。
第1段の加熱装置11Aは、1以上の加熱位置21A(1)〜21A(n)(ただし、nは、1以上の自然数、望ましくは、複数、さらに望ましくは3以上)を有し、連続加熱22Aでは、第1段の加熱装置11A内で、熱処理部材1を移動させながら加熱する。各加熱位置21A(1)〜21A(n)で各加熱22A(1)〜22A(n)と移動23を同時に行う。nが複数である場合には、nが1の場合に比べて、各加熱位置21A(1)〜21(n)における加熱時間を短縮でき、生産性が向上される。
第1段の加熱装置11A内で、加熱位置21A(1)〜21A(n)間に、熱処理部材1を移動23させる時、熱処理部材同士1間に間隔が設けられてもよいし、あるいは間隔が設けられなくてもよい。図5は間隔が設けられない場合を示している。
第2段の加熱装置11Bは、1以上の加熱位置21B(加熱位置がn個の場合は21B(1)〜21B(n)とする、ただし、図5は加熱位置が1つの場合を示しているので、21B(1)だけを示す)を有し、停止加熱22Bでは、熱処理部材1を各加熱位置21Bで停止させて誘導加熱する。第2段の加熱装置11Bに入る前に既に熱処理部材1の特定部分1aのうちの直線状部分は所定温度に加熱されており、直線状部分からの熱伝導で直線状部分以外の部分も中間温度に加熱されているので(第1段の加熱装置11Aから第2段の加熱装置11Bに移動する移動時間24においても熱伝導が行われる)、第2段の加熱装置11Bによる、熱処理部材1の特定部分1aのうちの非直線状部分の加熱時間は、その部分を常温から加熱する場合に比べて短縮され、生産性が向上する。第2段の加熱装置11B内に複数の加熱位置21B(21B(n)のnが複数の場合)がある場合には、加熱位置21Bが1つの場合に比べて、各加熱位置21Bにおける加熱時間を短縮でき、さらに生産性が向上する。
第2段の加熱装置11B内で、複数の熱処理部材1が移動している時、複数の熱処理部材1間に間隔が設けられてもよいし、あるいは間隔が設けられなくてもよい。
熱処理部材1が加熱位置21B間に移動中は、第2段の加熱装置11Bの通電はオンであってもよいし、あるいはオフであってもよい。
第1段の加熱装置11A内または第2段の加熱装置11B内において、第1加熱22A(1)、22B(1)で熱処理部材1の特定部分1aを急速加熱し、ほぼ所定の温度まで上昇させる。第1加熱22A(1)、22B(1)の加熱終了後では、加熱コイル11に近い熱処理部材1の特定部分1aの表面近傍部の加熱温度は加熱コイル11と離れている特定部分1aの芯部の温度と比較して高くなっている。すなわち、第1加熱22A(1)、22B(1)の加熱終了後では、熱処理部材1には比較的大きな温度差を有する温度分布(温度ムラ)があり、特定部分1aにおいても表面部と芯部とで温度差がある。
つぎに、第1加熱22A(1)、22B(1)と第2加熱22A(2)、22B(2)との間の移動時間23において、特定部分1aの表面近傍部から大気への熱放散と、特定部分1aの表面部から特定部分1aの芯部への熱伝導とにより、特定部分1aにおける温度ムラが減少し、特定部分1aを均熱化することができる。
上記の加熱、移動を第n加熱22A(n)、22B(n)まで、繰り返す。加熱完了時では、特定部分1aにおける温度ムラが減少し、特定部分1aは均熱化された状態にある。
第1段の加熱装置11A内または第2段の加熱装置11B内における、各熱処理部材の全投入エネルギーをWとすると、加熱位置がn(第1段の加熱装置11Aでは、nが3以上の自然数であることが望ましい、第2段の加熱装置11Bでは、熱処理部材1の特定部分1aの大部分が所定温度になっているので、nは1であってもよい)の場合、各加熱位置での投入エネルギーはW/nであり、nが1または2の場合よりW/nは小さくなり、これによって、各加熱位置での加熱時間がnが1または2の場合の加熱時間に比べて短縮される。
第1段の加熱装置11A内または第2段の加熱装置11B内において、図9に示すように、熱処理部材1の特定部分1aの加熱中、熱処理部材1をクランプ装置12によって固定する。クランプによって、誘導加熱コイル(単に、加熱コイル、またはコイルともいう)11と熱処理部材1との位置関係が固定され、特定部分1aの安定した加熱が行われる。
冷却工程30では、とりわけ部分熱処理が部分焼入れの場合(ただし、部分熱処理が部分焼もどしの場合に適用してもよい)、図10、図11に示すように、加熱工程20で特定部分1aのみが所定温度以上に誘導加熱された熱処理部材1の全体を、冷却液槽5内の冷却液6中の定位置に浸漬して静止させたまま、噴射ジャケット7の噴射穴より流出する冷却液流8を特定部分1aに噴射し、冷却する。
熱処理部材1が、冷却液槽5の上方位置にある該部材1を搬送するローラーコンベヤー9の一部のローラー10の上に搬送されて来た時に、一部のローラー10および噴射ジャケット7ごと熱処理部材1の全体を冷却液槽5内の冷却液6中に機械的に浸漬し、なおかつ、噴射ジャケット7より大量の冷却液を3つの方向(左右の2方向および上方)から流出させて熱処理部材1の特定部分1aに噴射し、浸漬および液流により冷却する。冷却が完了すると、熱処理部材1を一部のローラー10および噴射ジャケット7ごと下降前の位置に上昇させ、ついで搬出する。冷却および搬入・搬出のすべての工程は、自動制御で行われる。
焼入れに用いる冷却液としては、水、水溶性焼入れ液、油等があり、いずれの冷却液を用いてもよい。コスト面および作業環境面からは、水を使用することが望ましい。
浸漬および液流により冷却することで、十分な冷却速度を確保するとともに、均一な冷却を確保する。冷却速度を十分確保することで、必要な品質(焼入れ硬さ、焼もどし硬さなど)が得られ、かつ、冷却速度を均一とすることで、焼割れ防止をはかることができる。また、熱処理部材1を冷却液槽5内の冷却液6中の定位置に静止させて冷却するので、熱処理部材1が冷却中に冷却液槽を移動する冷却方法に比べて、噴射ジャケット7と熱処理部材1の干渉がなくなり、噴射ジャケット7の噴射穴と熱処理部材1との間隔を短くとることができるようになるので、噴射液流の流れが弱まらず、十分な速度の液流を噴射することができ、高い冷却速度を確保することができるので、必要な品質が得られる。また、熱処理部材1を静止させて冷却するので、熱処理部材1が冷却中に冷却液槽を移動する冷却方法に比べて、冷却液槽5の、熱処理部材1の搬送方向の長さが短縮され、設備製作費、設備ランニングコストが低減する。
本発明の加熱工程20Pを有する本発明の部分熱処理は、部分焼入れに適用されてもよいし(図3)、または部分焼もどしに適用されてもよいし(図2)、または部分焼入れおよび部分焼もどしの両方に適用されてもよい(図4)。
図2の本発明の部分熱処理方法(本発明の部分加熱20Pが焼もどしの部分加熱に適用された場合)は、部分焼入れ工程100と部分焼もどし工程200とを有する。
部分焼入れ工程100は、熱処理部材1の特定部分1aのみをAc3 変態点以上の温度に誘導加熱する工程20Cと、特定部分のみがAc3 変態点以上の温度に誘導加熱された熱処理部材1の全体を冷却液槽5内の冷却液6中の定位置に浸漬して静止させたまま、噴射ジャケット7の噴射穴より流出する冷却液流8を特定部分1aに噴射する冷却工程30を有する。
部分焼もどし工程200は、熱処理部材1の特定部分1aのみを大気中で約200〜300℃の温度に誘導加熱する誘導加熱工程20Pと、冷却工程(強制冷却でも自然冷却であってもよい)30を含む。この部分焼もどし工程の誘導加熱工程20Pは、第1段の連続加熱22A、移動・放熱24、第2段の停止加熱22Bを有し、第1段の連続加熱22Aは、複数の加熱22A(1)〜22A(n)(ただし、nは1以上の自然数)を有していてもよいし、第2段の停止加熱22Bは、複数の加熱22B(1)〜22B(n)(ただし、nは1以上の自然数)を有していてもよい。
図3の本発明の部分熱処理方法(本発明の部分加熱20Pが焼入れの部分加熱に適用された場合)は、部分焼入れ工程100と部分焼もどし工程200とを有する。
部分焼入れ工程100は、熱処理部材1の特定部分1aのみをAc3 変態点以上の温度に誘導加熱する工程20Pと、特定部分のみがAc3 変態点以上の温度に誘導加熱された熱処理部材1の全体を冷却液槽5内の冷却液6中の定位置に浸漬して静止させたまま、噴射ジャケット7の噴射穴より流出する冷却液流8を特定部分1aに噴射する冷却工程30を有する。この部分焼入れ工程の誘導加熱工程20Pは、第1段の連続加熱22A、移動・放熱24、第2段の停止加熱22Bを有し、第1段の連続加熱22Aは、複数の加熱22A(1)〜22A(n)(ただし、nは1以上の自然数)を有していてもよいし、第2段の停止加熱22Bは、複数の加熱22B(1)〜22B(n)(ただし、nは1以上の自然数)を有していてもよい。
部分焼もどし工程200は、熱処理部材1の特定部分1aのみを大気中で約200〜300℃の温度に誘導加熱する誘導加熱工程20Cと、冷却工程(強制冷却でも自然冷却であってもよい)30を含む。
図4の本発明の部分熱処理方法(本発明の部分加熱20Pが焼入れの部分加熱と焼もどしの部分加熱の両方に適用された場合)は、部分焼入れ工程100と部分焼もどし工程200とを有する。
部分焼入れ工程100は、熱処理部材1の特定部分1aのみをAc3 変態点以上の温度に誘導加熱する工程20Pと、特定部分のみがAc3 変態点以上の温度に誘導加熱された熱処理部材1の全体を冷却液槽5内の冷却液6中の定位置に浸漬して静止させたまま、噴射ジャケット7の噴射穴より流出する冷却液流8を特定部分1aに噴射する冷却工程30を有する。この部分焼入れ工程の誘導加熱工程20Pは、第1段の連続加熱22A、移動・放熱24、第2段の停止加熱22Bを有し、第1段の連続加熱22Aは、複数の加熱22A(1)〜22A(n)(ただし、nは1以上の自然数)を有していてもよいし、第2段の停止加熱22Bは、複数の加熱22B(1)〜22B(n)(ただし、nは1以上の自然数)を有していてもよい。
部分焼もどし工程200は、熱処理部材1の特定部分1aのみを大気中で約200〜300℃の温度に誘導加熱する誘導加熱工程20Pと、冷却工程(強制冷却でも自然冷却であってもよい)30を含む。この部分焼もどし工程の誘導加熱工程20Pは、第1段の連続加熱22A、移動・放熱24、第2段の停止加熱22Bを有し、第1段の連続加熱22Aは、複数の加熱22A(1)〜22A(n)(ただし、nは1以上の自然数)を有していてもよいし、第2段の停止加熱22Bは、複数の加熱22B(1)〜22B(n)(ただし、nは1以上の自然数)を有していてもよい。
つぎに、上記の部分熱処理方法を実施する、本発明の部分熱処理装置を、図5〜図14(ただし、図7、図8は比較例で本発明に含まず)を参照して説明する。
本発明の部分熱処理装置は、熱処理部材1の特定部分1aのみを熱処理する部分熱処理装置であって、特定部分1aのみを誘導加熱する誘導加熱装置11と、特定部分1aが加熱された熱処理部材1を冷却する冷却装置5〜10とを含んでいる。
誘導加熱装置11は、熱処理部材搬送方向に上流側に配置された連続加熱を行う1以上のコイルを含む第1段の加熱装置11Aと下流側に配置された停止加熱を行う1以上のコイルを含む第2段の加熱装置11Bを含む。
誘導加熱において、複雑な硬化層パターンが必要な時は第1段の加熱装置11Aによる連続加熱22A後と第2段の加熱装置11Bによる停止加熱22Bの両方を行い、複雑な硬化層パターンが必要ない時は第1段の加熱装置11Aによる連続加熱22Aのみを行い第2段の加熱装置11Bは通電オフとする。
部分熱処理装置は、熱処理部材1の特定部分1aの加熱中、熱処理部材1を固定するクランプ装置12を備えていてもよい。ただし、クランプ装置12はなくてもよい。
第1段の加熱装置11Aは望ましくは熱処理部材1をn個連続的に加熱する(図5)。第1段の加熱装置11Bは望ましくは熱処理部材1を少なくとも1個停止加熱する(図5)。
熱処理部材1の加熱位置間21A(1)〜21A(n)の移動中は、コイル11への通電をオフにしても、あるいはオンにしてもよい。図5はオンの場合を示す。
冷却装置は、搬送される熱処理部材1を冷却液槽5内の冷却液6中の定位置に浸漬して静止させるローラーコンベヤー10を備えている。
冷却装置は、流出する冷却液流8を熱処理部材1の特定部分1aに噴射する噴射ジャケット7を備えている。
熱処理部材1は、無限軌道帯用リンクである。熱処理部材1が無限軌道帯用リンクである場合、特定部分1aはリンクのローラー踏面部である。
部分熱処理は、部分焼入れであってもよいし、部分焼もどしであってもよいし、部分焼入れと部分焼もどしの両方であってもよい。
つぎに、本発明の熱処理部材の部分熱処理方法とその装置の作用・効果を説明する。
複雑な硬化層パターンが必要な時は第1段の加熱装置11Aによる連続加熱22Aと該連続加熱22A後に行われる第2段の加熱装置11Bによる停止加熱22Bの両方を行い、複雑な硬化層パターンが必要ない時は第1段の加熱装置11Aによる連続加熱22Aのみを行い第2段の加熱装置11Bは通電オフとするので、複雑な硬化層パターン(非直線状の断面形状の硬化層パターン)を作ることにも対応でき、かつ、複雑な硬化層パターンを作る必要がない時に生産性を良くすることもできる。第2段の加熱装置のコイル11Bは、第1段の加熱装置11Aでは加熱されにくい部分を主に集中的に加熱できる形状を有し、かつ第1段の加熱装置11Aで加熱される部分が第1段の加熱装置11Aですでに加熱されていてその部位からの熱伝導で第1段の加熱装置11Aで加熱されにくい部分も加熱されているので、比較的短時間に、第1段の加熱装置11Aで加熱されにくい部分を所定温度に誘導加熱することができる。
冷却工程で、熱処理部材1の全体を冷却液槽5内の冷却液中の定位置に浸漬して静止させ、噴射ジャケット7より流出する冷却液流を特定部分1aに噴射するので、特定部分1aを狙って冷却液を噴射でき、熱処理部材1の熱処理の品質を向上させることができ、十分な冷却液流を特定部分1aに噴射することにより、十分な冷却能力が確保されるとともに、冷却が均一になり、熱処理の品質を向上することができる。
本発明を無限軌道帯用リンクのローラー踏面に適用して、無限軌道帯用リンクの機械的品質の向上をはかることができる。
その場合、熱処理は、部分焼入れであってもよいし、部分焼もどしであってもよいし、部分焼入れと部分焼もどしの両方であってもよい。
本発明の熱処理部材の部分熱処理方法の工程図である。 本発明の熱処理部材の部分熱処理方法を、部分焼もどしに適用した場合の工程図である。 本発明の熱処理部材の部分熱処理方法を、部分焼入れに適用した場合の工程図である。 本発明の熱処理部材の部分熱処理方法を、部分焼入れと部分焼もどしの両方に適用した場合の工程図である。 本発明の熱処理部材の部分熱処理方法とその装置の側面図である。 (A)は単純な硬化層パターン(硬化層が直線状断面をもつパターン)を示し、(B)は複雑な硬化層パターン(硬化層が非直線状断面をもつパターン、たとえばコ字状断面パターン)を示す。 比較例(n段停止加熱の場合)の熱処理部材の部分熱処理方法とその装置の側面図である。 比較例(連続加熱の場合)の熱処理部材の部分熱処理方法とその装置の側面図である。 本発明の熱処理部材の部分熱処理方法とその装置において、クランプ装置と加熱コイルの平面図(上から見た図)である。 本発明の熱処理部材の部分熱処理方法とその装置の、冷却(図は焼入れの冷却の場合を示す)に係る部分の断面図である。 図10の装置の横断面図である。 建設機械の無限軌道帯の一部の斜視図である。 図12のうちリンクの正面図である。 図12のうちリンクの側面図である。
符号の説明
1 熱処理部材(本発明では、建設機械の無限軌道帯用リンク)
1a 特定部分(本発明では、建設機械の無限軌道帯用リンクのローラー踏面部)
5 冷却液槽
6 冷却液
7 噴射ジャケット
8 冷却液流
9 ローラーコンベヤー
10 一部のローラー
11 加熱コイル
11A 第1段の加熱装置
11B 第2段の加熱装置
12 クランプ装置
20 誘導加熱工程
20P 第1段階の加熱、加熱休止、第2段階の加熱を有する本発明の誘導加熱工程
20C 一般の加熱工程
21A(1)〜21A(n) 第1段の加熱装置11Aの第1〜第n加熱位置
21B(1)〜21B(n) 第2段の加熱装置11Bの第1〜第n加熱位置
22A 第1段の加熱装置11Aによる連続加熱
22A(1)〜22A(n) 第1段の加熱装置11Aにおける第1〜第n加熱
22B 第2段の加熱装置11Bによる停止加熱
22B(1)〜22B(n) 第2段の加熱装置11Bにおける第1〜第n加熱
23A 第1段の加熱装置11Aにおける第1〜第n加熱位置間の熱処理部材の移動(移動・放熱)
23B 第2段の加熱装置11Bにおける第1〜第n加熱位置間の熱処理部材の移動(移動・放熱)
24 第1段の加熱装置11Aと第2段の加熱装置11B間の熱処理部材の移動
30 冷却工程
100 部分焼入れ工程
200 部分焼もどし工程

Claims (10)

  1. 熱処理部材の特定部分のみを熱処理する部分熱処理方法であって、
    前記熱処理部材が無限軌道帯用リンクであり、前記特定部分が前記リンクのローラー踏面部であり、前記ローラー踏面部に必要とされる硬化層パターンは、断面形状が非直線状の硬化層パターンである複雑な硬化層パターンか、または断面形状が直線状の硬化層パターンかであり、
    前記熱処理は、前記特定部分のみを誘導加熱する誘導加熱工程と、ついで行われる冷却工程とを含んでおり、
    熱処理部材搬送方向に上流側に連続加熱を行う1以上のコイルを含む第1段の加熱装置と下流側に停止加熱を行う1以上のコイルを含む第2段の加熱装置を配置しておき、
    前記誘導加熱工程において、複雑な硬化層パターンが必要な時は第1段の加熱装置による連続加熱後に第2段の加熱装置による停止加熱を行い、複雑な硬化層パターンが必要ない時は第1段の加熱装置による連続加熱のみを行い第2段の加熱装置は通電オフとする、熱処理部材の部分熱処理方法。
  2. 前記冷却工程では、前記熱処理部材の全体を冷却液槽内の冷却液中の定位置に浸漬して静止させ、噴射ジャケットより流出する冷却液流を前記特定部分に噴射する請求項1記載の熱処理部材の部分熱処理方法。
  3. 前記熱処理が部分焼入れである請求項1記載の熱処理部材の部分熱処理方法。
  4. 前記熱処理が部分焼もどしである請求項1記載の熱処理部材の部分熱処理方法。
  5. 前記熱処理が部分焼入れと部分焼もどしである請求項1記載の熱処理部材の部分熱処理方法。
  6. 熱処理部材の特定部分のみを熱処理する部分熱処理装置であって、
    前記熱処理部材が無限軌道帯用リンクであり、前記特定部分が前記リンクのローラー踏面部であり、前記ローラー踏面部に必要とされる硬化層パターンは、断面形状が非直線状の硬化層パターンである複雑な硬化層パターンか、または断面形状が直線状の硬化層パターンかであり、
    前記部分熱処理装置が前記特定部分のみを誘導加熱する誘導加熱装置と前記特定部分が加熱された熱処理部材を冷却する冷却装置とを含んでおり、
    前記誘導加熱装置が熱処理部材搬送方向に上流側に配置された連続加熱を行う1以上のコイルを含む第1段の加熱装置と下流側に配置された停止加熱を行う1以上のコイルを含む第2段の加熱装置を含み、
    前記誘導加熱において、複雑な硬化層パターンが必要な時は第1段の加熱装置による連続加熱と第2段の加熱装置による停止加熱の両方を行い、複雑な硬化層パターンが必要ない時は第1段の加熱装置による連続加熱のみを行い第2段の加熱装置は通電オフとする、熱処理部材の部分熱処理装置。
  7. 前記冷却装置が、搬送される前記熱処理部材を冷却液槽内の冷却液中の定位置に浸漬して静止させるローラーコンベヤーを備えており、流出する冷却液流を前記特定部分に噴射する噴射ジャケットを備えている請求項記載の熱処理部材の部分熱処理装置。
  8. 前記熱処理が部分焼入れである請求項記載の熱処理部材の部分熱処理装置。
  9. 前記熱処理が部分焼もどしである請求項記載の熱処理部材の部分熱処理装置。
  10. 前記熱処理が部分焼入れと部分焼もどしである請求項記載の熱処理部材の部分熱処理装置。
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