JPS6075514A - 履帯リンクの焼入方法 - Google Patents
履帯リンクの焼入方法Info
- Publication number
- JPS6075514A JPS6075514A JP17918683A JP17918683A JPS6075514A JP S6075514 A JPS6075514 A JP S6075514A JP 17918683 A JP17918683 A JP 17918683A JP 17918683 A JP17918683 A JP 17918683A JP S6075514 A JPS6075514 A JP S6075514A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link
- quenching
- cooling water
- hardening
- heat treatment
- Prior art date
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- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/0087—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for chains, for chain links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はブルドーザやパワーショベル等の履帯リンクの
焼入方法に関するものである。
焼入方法に関するものである。
従来、履帯リンクは中炭素の低合金鋼fGLT(素材調
質)により全体の強度、靭性を得、さらに第1図乃至第
5図に示すように履帯リンクaの下面部ムを高周波焼入
?行い、耐摩耗性、疲労強度を得るような熱処理が実施
さねてぃた。
質)により全体の強度、靭性を得、さらに第1図乃至第
5図に示すように履帯リンクaの下面部ムを高周波焼入
?行い、耐摩耗性、疲労強度を得るような熱処理が実施
さねてぃた。
この場合、
(11高周波焼入によj015−以上の均一で正常な硬
化層を得るのは困難。
化層を得るのは困難。
(2)素材調質と高周波焼入の2回にわたる熱処理プロ
セスであるため処理に必要なエネルギーコスト、工数が
多い。
セスであるため処理に必要なエネルギーコスト、工数が
多い。
などの問題点があった。
本発明は上記の事情に鑑みなされたものであって、その
目的とするところは履帯リンクの下面部の硬化深さが向
上できて耐摩耗寿命、疲労強度を大巾に改善することが
できる1、また熱処理工程が一工程になり省エネルギー
化が可能で[−かも製造原価が減少できる履帯リンクの
焼入方法?提供することにある。
目的とするところは履帯リンクの下面部の硬化深さが向
上できて耐摩耗寿命、疲労強度を大巾に改善することが
できる1、また熱処理工程が一工程になり省エネルギー
化が可能で[−かも製造原価が減少できる履帯リンクの
焼入方法?提供することにある。
以下、本発明を第6図以下を参照して説明する。
図面中1は焼入水槽であり、焼入水槽I内には辿閉板2
が設けてあり、この辿閉板により焼入水4111内は上
側冷却部3と下側冷却部4とに区分されている。遮閉板
2には、履帯リンク5を載せた場合、これの下面部6が
下側冷却部4に突出できる孔状部7が形成【−である。
が設けてあり、この辿閉板により焼入水4111内は上
側冷却部3と下側冷却部4とに区分されている。遮閉板
2には、履帯リンク5を載せた場合、これの下面部6が
下側冷却部4に突出できる孔状部7が形成【−である。
上側冷却部3には複数上側ノズルεと左右側ノズル9,
10とが配置してあり、下側冷却部4には下側ノズル1
1が配置しである。
10とが配置してあり、下側冷却部4には下側ノズル1
1が配置しである。
水ポンプ12の吐出側は配管+ 3. + 4.15゜
16を介して上、下、左、右側ノズル8. 1+。
16を介して上、下、左、右側ノズル8. 1+。
9.10に接続【1.てあり、配管13.14および配
管15.16の合流部17にパルプIg。
管15.16の合流部17にパルプIg。
19.20が設けてあり、水ポンプ12の吸込側は管路
28f介j−て焼入水[1の底に接続り一である。左、
右側ノズル9,1oの下方で塘閉板2上には空気ノズル
21.22が配置してあり、空気コンプレッサ23の吐
出側には空気配管24.25′fr介して空気ノズル2
1.22に接続【−てあり、空気配管24.25の合流
部26にバルブ27か設けである。
28f介j−て焼入水[1の底に接続り一である。左、
右側ノズル9,1oの下方で塘閉板2上には空気ノズル
21.22が配置してあり、空気コンプレッサ23の吐
出側には空気配管24.25′fr介して空気ノズル2
1.22に接続【−てあり、空気配管24.25の合流
部26にバルブ27か設けである。
しかして腹帯リンク5の下面部ムを下側ノズル11より
噴射される冷却水により、また下面部ムを除・〈上部分
Bを上側ノズル8、左、右側、ノズル9.10よシ噴射
される冷却水により焼入を行う。遮閉板2は上、下側冷
却部3.4間で水が移動するのを防ぐ。
噴射される冷却水により、また下面部ムを除・〈上部分
Bを上側ノズル8、左、右側、ノズル9.10よシ噴射
される冷却水により焼入を行う。遮閉板2は上、下側冷
却部3.4間で水が移動するのを防ぐ。
履帯リンク5の下面部ムと上部分Bの冷却のねらい条件
を第8図に示す。冷却の度合は冷却水の量で制御される
。
を第8図に示す。冷却の度合は冷却水の量で制御される
。
水スプレー圧けα5〜8驚であり、空気ノズル圧力はα
5〜5Siである。
5〜5Siである。
空気の噴射は遮閉板2上の水を吹きとばすのに用いられ
る。
る。
このようにして焼入n1行うと履帯リンク5の下面部人
はマルテンサイト組織を、上部Bけベイナイト組織を得
る。
はマルテンサイト組織を、上部Bけベイナイト組織を得
る。
供試鋼材は、炭素鋼あるいけ低マンガン鋼、ボロン鋼、
低クロム鋼、低クロム・モリブデン鋼、バナジウム鋼な
どが使用できるが、これらの鋼種を選ぶ場合履帯リンク
の寸法、肉厚により決めらする。すなわち、寸法、肉厚
か大きくなるほど、より焼入性の良い材料を使わなけれ
ばならない。
低クロム鋼、低クロム・モリブデン鋼、バナジウム鋼な
どが使用できるが、これらの鋼種を選ぶ場合履帯リンク
の寸法、肉厚により決めらする。すなわち、寸法、肉厚
か大きくなるほど、より焼入性の良い材料を使わなけれ
ばならない。
上記した焼入の結果、履帯リンク5の下面部Aは15+
+u++以上の硬化層Cが得らする。第9図の試作品の
硬化深さ測定側では25〜27■の硬化層が得られた。
+u++以上の硬化層Cが得らする。第9図の試作品の
硬化深さ測定側では25〜27■の硬化層が得られた。
第10図に硬度と硬化深さを示す。実線の曲線が本発明
方法によって焼入さ−fiた履帯リンク5の下面部Aの
ものであり、斜線部分は高周波焼入による履帯リンク5
の下面部ムのものである。
方法によって焼入さ−fiた履帯リンク5の下面部Aの
ものであり、斜線部分は高周波焼入による履帯リンク5
の下面部ムのものである。
また、第11図に履帯リンク5の下部Bの硬度と衝撃値
ケ示す。この下部Bの衝撃値は従来flfm 法のものよりや\低い3〜4 るであるが硬度は46〜
50 HRCと高くより強靭である。
ケ示す。この下部Bの衝撃値は従来flfm 法のものよりや\低い3〜4 るであるが硬度は46〜
50 HRCと高くより強靭である。
ちなみに従来法の焼入方焼戻法でFt硬度32yfm
〜37、シャルピー衝撃値4.5〜&5/dである。
本発明は以上詳述し大ように、履帯リンク5の下WI!
Ilムと上部Bとを別々に水スプレー焼入し、冷却水量
、焼入温度及び焼入時間の制御により下面部Afirマ
ルテンサイト組織に、上部Bをベイナイト組織に処理す
るようにしたことを特徴とする履帯リンクの焼入方法で
ある。
Ilムと上部Bとを別々に水スプレー焼入し、冷却水量
、焼入温度及び焼入時間の制御により下面部Afirマ
ルテンサイト組織に、上部Bをベイナイト組織に処理す
るようにしたことを特徴とする履帯リンクの焼入方法で
ある。
したがって、履帯リンク5の下面部ムの硬化深さが向上
できて耐摩耗寿命、疲労強度?大巾に改善することがで
きるし、また熱処理工程が一工程になり省エネルギー化
が可能で1−1かも製造原価が減少で断る。
できて耐摩耗寿命、疲労強度?大巾に改善することがで
きるし、また熱処理工程が一工程になり省エネルギー化
が可能で1−1かも製造原価が減少で断る。
第1図は履帯リンクの平面図、第2図は同側面図、第3
図は第2図■−■、■−■、■−〇線に沿う断面図、第
4図は第2図■−■線に沿う断面図、第5図け■−■線
に沿う断面図、第6図は本発明方法に用いる水スプレー
冷却装置の構成説明図、第7図は本発明による履帯リン
クの焼入説明図、第8図は本発明方法の焼入条件の説明
図、第9図は試作品の硬化深さ測定の説明図、第1O図
は同グラフ図、第11図は履帯リンクの上部Bの硬度と
衝撃値のグラフ図である。 5は履帯リンク、ムは下面部、Bは上部。 出願人 株式会社 小松製作所 代理人 弁理士 米 原 正 章 弁理士浜 本 忠 ■ ■■■■ 第6図 勺r 1 1 69番 5I311 11a ル 秀す 撃 侃 に9mcm2
図は第2図■−■、■−■、■−〇線に沿う断面図、第
4図は第2図■−■線に沿う断面図、第5図け■−■線
に沿う断面図、第6図は本発明方法に用いる水スプレー
冷却装置の構成説明図、第7図は本発明による履帯リン
クの焼入説明図、第8図は本発明方法の焼入条件の説明
図、第9図は試作品の硬化深さ測定の説明図、第1O図
は同グラフ図、第11図は履帯リンクの上部Bの硬度と
衝撃値のグラフ図である。 5は履帯リンク、ムは下面部、Bは上部。 出願人 株式会社 小松製作所 代理人 弁理士 米 原 正 章 弁理士浜 本 忠 ■ ■■■■ 第6図 勺r 1 1 69番 5I311 11a ル 秀す 撃 侃 に9mcm2
Claims (1)
- 履帯リンク5の下面部Aと上部Bとを別々に水スプレー
焼入し、冷却水量、焼入温度及び焼入時間の制御によp
下面部ムをマルテンサイト組織に、上部Biベイナイト
組織に処理するようにしたことを特徴とする横帯リンク
の焼入方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17918683A JPS6075514A (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | 履帯リンクの焼入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17918683A JPS6075514A (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | 履帯リンクの焼入方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6075514A true JPS6075514A (ja) | 1985-04-27 |
JPH059488B2 JPH059488B2 (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16061438
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17918683A Granted JPS6075514A (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | 履帯リンクの焼入方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6075514A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0570826A (ja) * | 1991-09-18 | 1993-03-23 | Agency Of Ind Science & Technol | オーステンパードダクタイル鋳鉄の製造方法及びそれにより得られたオーステンパードダクタイル鋳鉄 |
US7040080B2 (en) | 2002-06-14 | 2006-05-09 | Komatsu Ltd. | Track link production method and track link produced by the same |
JP2007246946A (ja) * | 2006-03-14 | 2007-09-27 | Topy Ind Ltd | 中空円筒状部材の熱処理装置および熱処理方法 |
CN100404702C (zh) * | 2004-05-17 | 2008-07-23 | 都美工业株式会社 | 热处理部件的局部热处理方法及其装置 |
CN100404701C (zh) * | 2004-05-18 | 2008-07-23 | 都美工业株式会社 | 热处理部件的局部热处理方法及其装置 |
JP2016527129A (ja) * | 2013-07-02 | 2016-09-08 | キャタピラー インコーポレイテッドCaterpillar Incorporated | 接地軌道の軌道リンクにおける可変硬化深さ |
US9440693B2 (en) | 2014-03-20 | 2016-09-13 | Caterpillar Inc. | Air-hardenable bainitic steel part |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007108486A1 (ja) * | 2006-03-22 | 2007-09-27 | Komatsu Ltd. | 履帯リンク及び履帯リンクの製造方法 |
-
1983
- 1983-09-29 JP JP17918683A patent/JPS6075514A/ja active Granted
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0570826A (ja) * | 1991-09-18 | 1993-03-23 | Agency Of Ind Science & Technol | オーステンパードダクタイル鋳鉄の製造方法及びそれにより得られたオーステンパードダクタイル鋳鉄 |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH059488B2 (ja) | 1993-02-05 |
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