JP2002113671A - 携帯可能燃焼力作動作業装置の制御方法及び作業装置 - Google Patents

携帯可能燃焼力作動作業装置の制御方法及び作業装置

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JP2002113671A
JP2002113671A JP2001200356A JP2001200356A JP2002113671A JP 2002113671 A JP2002113671 A JP 2002113671A JP 2001200356 A JP2001200356 A JP 2001200356A JP 2001200356 A JP2001200356 A JP 2001200356A JP 2002113671 A JP2002113671 A JP 2002113671A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業装置のピストンが初期位置に復帰した時
点を正確に認識することができ、少なくとも1個の排気
弁の開放を一層厳密に制御することができる制御方法及
び作業装置を得る。 【解決手段】 特に、固定素子のための打ち込み装置の
ような携帯可能な燃焼力作動作業装置の動作を制御する
ため、燃焼室1内に注入した燃焼ガス混合気を点火して
ピストン8を駆動した後このピストン8を再度初期位置
に復帰させるとき作業装置の燃焼室1の少なくとも1個
の排気弁34を開放する制御方法において、ピストン8
の変位状態、特に、シリンダ5から突出するピストンロ
ッド10の変位状態をチェックする。好適には、ピスト
ンロッドの端面10aの位置を検出し、ピストン8の初
期状態復帰に対応する時点を検出したとき排気弁を開放
するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、固定素子の
ための打ち込み装置のような携帯可能な燃焼力作動作業
装置の動作を制御するため、燃焼室内に注入した燃焼ガ
ス混合気を点火してピストンを駆動した後このピストン
を再度初期位置に復帰させるとき作業装置の燃焼室の少
なくとも1個の排気弁を開放する制御方法、並びに少な
くとも1個の排気弁を設けた燃焼室を有し、この燃焼室
内でピストンを駆動するため燃焼ガス混合気を点火可能
にし、少なくとも1個の排気弁の開放のため錠止/解錠
装置により前記ピストンを初期位置に復帰移動させるよ
うにした、特に、固定素子の打ち込み装置のような携帯
可能な燃焼力作動作業装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】駆動エネルギは、上述の技術の作業装置
では、燃焼ガス混合気の内部燃焼によって生じ、この駆
動エネルギは1個のピストンを介して固定素子に伝達さ
れるようにする。固定素子を打ち込むべき対象物に作業
装置を押し付けることによって、燃焼可能な燃焼ガス混
合気が燃焼室内に準備される。作業装置の引き金又はト
リガを操作することによって、電気的な点火スパークを
発生し、燃焼ガス混合気を点火し、これにより、燃焼プ
ロセスがスタートする。これにより、燃焼室に隣接する
ピストンが駆動される。ピストンの移動行程の終了時に
続いて排気弁の開放を生じ、これにより、排気ガスが部
分的に流出する。この後、ピストンは初期位置に復帰
し、特に、残留ガスの冷却によって生ずる燃焼室内の負
圧によって復帰する。この熱的ピストン復帰移動中は、
燃焼室は外部から密封した状態にしなければならない。
燃焼室を新鮮な空気で浄化する吸気/排気弁は、復帰移
動が完了した際に開放することができる。ピストン復帰
移動に必要な時間は、装置の温度が増大するにつれて長
くなる。これにより、作業装置に高いエネルギを付与す
るには大きな膨張容積が必要となり、同様にピストン復
帰時間も長くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の作業装置によっ
ては、少なくとも1個の吸気/排気弁を1個のノブによ
って閉鎖することができ、このノブをトグルリンクによ
ってトリガにしっかりと固定する。トリガが再び初期位
置に達すると、吸気/排気弁は即座に開放する。このこ
とは、このときまでピストンが復帰していなければなら
いことを意味するが、しかし、このことは常に迅速には
行われない。
【0004】トリガによる吸気/排気弁の開放では、ト
リガの切替えポイントは任意に制御することはできな
い。弁が閉鎖し、またトリガ移動の極めて後ろの部分で
点火スイッチを作動させることができる。しかし、この
長いトリガ行程は通知受理に悪影響がある。特に、既知
の作業装置には、ピストン復帰に時間が長くかかるとい
う問題がある。ユーザーは、ピストンの誤作動を回避す
るために、トリガを長く引いた状態に保持しなければな
らない。
【0005】ピストン復帰のための処理時間を長くとる
には、トリガの移動を少なくする。確かに、このこと
は、トリガの特性に不利に作用し、トリガ力は大きく、
トリガ自体も迅速には復帰しない。このトリガ移動の減
少は、ユーザーにも不都合を感じさせ、最大の打ち込み
効率を制限し、ユーザーに余分な労力を強いることにな
る。
【0006】ドイツ国特許第19962598号には、
燃焼室内に存在する燃焼混合気の点火後に燃焼室のガス
圧を認識し、この認識したガス圧に基づいて少なくとも
1個の吸気/排気弁の閉鎖又は開放を行なうようにする
ことが提案されている。
【0007】本発明の目的は、ピストンが初期位置に復
帰した時点を正確に認識することができ、少なくとも1
個の排気弁の開放を一層厳密に制御することができる上
述の制御方法を得るにある。更にこの方法を実施する作
業装置を得るにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、特に、固定素子のための打ち込み装置の
ような携帯可能な燃焼力作動作業装置の動作を制御する
ため、燃焼室内に注入した燃焼ガス混合気を点火してピ
ストンを駆動した後このピストンを再度初期位置に復帰
させるとき作業装置の燃焼室の少なくとも1個の排気弁
を開放する制御方法において、前記ピストンの変位状態
をチェックし、これにより、ピストンが初期位置に達し
たときを確定することを特徴とする。
【0009】ピストンの相対位置関係は、特に、ピスト
ンの初期位置を極めて正確に決定することができ、少な
くとも1個の排気弁の開放は、正にピストンが正確に初
期位置に再復帰したときにのみ生ずるようにすることが
できる。従って、排気弁開放の際に燃焼室内の残留ガス
の圧力変動の感知制御を行なう必要はなくなる。ピスト
ンが初期位置に再復帰する前に既に排気弁の開放が行わ
れるという危険性は完全に排除される。初期位置は、燃
焼室とシリンダとの間に存在する壁開口をピストンが閉
鎖する位置を意味する。
【0010】原理的には、ピストンの変位状態をチェッ
クするためにピストンのある一部分の位置をモニタする
ことができる。ピストン自体はシリンダ内で案内され、
シリンダから突出するピストンロッドを有しているた
め、本発明の好適な実施例によれば、シリンダの外部で
ピストンロッドの変位状態をチェックする。この構成に
よれば、シリンダ又は燃焼室の内部の把握は不要であ
り、変位チェックのための装置の構成は一層簡単とな
り、組立も一層容易となる。ピストンロッドの変位か
ら、ピストン自体の変位を容易に推し量ることができ
る。従って、ピストンの初期位置を把握するためには、
ピストンロッドのマークを付けたポイントの位置をモニ
タし、特に、ハウジングに固定したセンサを使用するこ
とによってモニタすることができる。ピストンの復帰移
動の際にマークを付けたポイントはセンサを通過してピ
ストンは初期位置に再復帰する。
【0011】本発明の好適な実施例によれば、ピストン
ロッドの変位をチェックするためのマーク付きポイント
として、このピストンロッドの端面を検出し、更に、ピ
ストンロッドのシリンダから突出する遊端も検出するこ
とができる。このマーク付きポイントの位置は極めて簡
単かつ正確に把握することができ、従って、ピストンの
初期位置への到達時点を厳密に極めて確定することがで
きる。
【0012】燃焼ガス混合気の点火後にピストンが初期
位置に到達しない事態を生ずることを想定して、本発明
の他の好適な実施例においては、排気弁の強制開放を生
じさせ、これによって、燃焼室に残存する残留ガスを排
気することができるようにする。このとき、ピストンは
他の方法で初期位置に復帰させなければならず、例え
ば、手動又は新たに燃焼室内に導入した燃焼ガス混合気
を再度点火することによって復帰させる。
【0013】更に、本発明は、少なくとも1個の排気弁
を設けた燃焼室を有し、この燃焼室内でピストンを駆動
するため燃焼ガス混合気を点火可能にし、少なくとも1
個の排気弁の開放のため錠止/解錠装置により前記ピス
トンを初期位置に復帰移動させるようにした、特に、固
定素子の打ち込み装置のような携帯可能な燃焼力作動作
業装置において、前記排気弁を開放するための錠止/解
錠装置を、前記ピストンの変位状態をチェックするため
のチェック装置に応答する構成としたことを特徴とす
る。
【0014】本発明装置によれば、錠止/解錠装置をピ
ストン位置に基づいて制御し、この制御を直接的に、か
つ燃焼室内の残留ガスの圧力変動に無関係に行なう。
【0015】シリンダ内で案内されるピストンはシリン
ダから突出するピストンロッドを有するため、本発明の
好適な実施例においては、ピストンロッドの変位をチェ
ックするためのチェック装置をシリンダの外部かつこの
シリンダの近傍に設ける。この構成によれば、作業装置
の構造が一層簡単になり、チェック装置の組立及び保守
が容易になる。更に、ピストンロッドの変位はチェック
装置によって正確に把握できるようにするため、チェッ
ク装置及びピストンロッドを密接配置し、直接的にチェ
ックすることができるようにする。
【0016】原理的にはピストンの初期位置を把握する
ため、マーク付きポイントをピストン又はピストンロッ
ドに設けたマーク付きポイントを把握するようにし、こ
のマーク付きポイントの位置は、ピストンが初期位置に
あるとき把握できるよう選択する。このマーク付きポイ
ントの把握は、例えば、ピストンロッドの遊端又はこの
ピストンロッドの端面を把握するようにすると好適であ
る。この把握には、機械的、電気的、光学的、又は磁気
的なセンサを使用することができる。マーク付きポイン
ト自体は、例えば、ピストン又はピストンロッドの形状
又はピストン又はピストンロッドに設ける素子、又は磁
石、又は軟鉄コア、光学的バーコード等トすることがで
きる。
【0017】本発明の好適な実施例においては、マーク
付きポイントとして、ピストンロッドの遊端又は端面を
使用し、このマーク付きポイントの位置をモニタする。
このようなマーク付きポイントによれば、シリンダから
突出するピストンロッドが燃焼室の負圧によって復帰す
るときに、特に簡単に検出することができる。
【0018】更に、本発明の好適な実施例によれば、チ
ェック装置を、ピストンロッドの移動経路上に配置して
電気的な解錠信号を発生するセンサ装置として構成し、
センサ装置の領域をピストンロッドが通過するようにす
る。センサ装置は、ピストンロッドの遊端がセンサ装置
を通過したとき、従って、ピストンが初期位置に達した
とき電気的な解錠信号を発生するようにする。更に、ピ
ストンの初期位置からのセンサ装置の距離は、センサ装
置をピストンロッドの遊端の位置に位置するよう選択す
る。
【0019】電気的解錠信号は、錠止/解錠装置によっ
て生じた少なくとも1個の排気弁の閉鎖が解除されるよ
うに使用する。このため、この電気的解錠信号に対応す
る装置を使用することができる。少なくとも1個の排気
弁を閉鎖するための錠止/解錠装置に錠止レバーを設
け、調整装置の電気的解錠信号により制御し、錠止レバ
ーの錠止位置に持ち上がるようにする。この錠止レバー
は、作業装置のトリガを引き込むことによって錠止状態
をとり、この錠止状態にある限り電気的解錠信号を受信
するまでは調整装置によって保持される。
【0020】本発明の他の好適な実施例においては、チ
ェック装置には、ピストンロッドの周面に圧着する感知
素子を設け、この感知素子はピストンが初期位置に復帰
したときピストンロッドの経路に進入するようにする。
この感知素子はピストンロッドの端面に製造しするよう
にする。このような感知素子を使用することによってチ
ェック装置の構造を簡単にすることができ、かつ丈夫で
整備しやすくなる。更に、このようにすることによって
汚染を受けにくくなる。更にまた、感知素子はピストン
ロッドに指向する側の端部を弾性的又はばね例えば、板
ばねとして構成し、凸状端部を設け、ピストンロッドが
接線方向に接触するようにする。
【0021】ピストンが初期位置に存在するときに、感
知素子はピストンロッドに接触するか、又はこのピスト
ンロッドの経路上に進入するかする場合、少なくとも1
個の錠止/解錠装置によって生じないようにする。この
ことは、排気弁の開放は感知素子から引き継がれて錠止
/解錠装置の錠止レバーによって可能となる。
【0022】本発明の好適な実施例においては、感知素
子を錠止レバーの遊端に連結し、一方では作業装置のト
リガによって錠止位置に回動可能にする。このとき、燃
焼室内の燃焼ガス混合気が点火後に感知素子がピストン
ロッドの周面に接触する限りこの錠止位置にとどまる。
【0023】本発明の他の好適な実施例においては、ピ
ストンが初期位置に復帰しない時に錠止レバーを解錠位
置に転移する調整装置を設ける。使用する機械的感知素
子がピストンロッドの周面に接触する場合、弾性を持た
せ、錠止レバーが解錠位置に変位する際に押し潰される
ようにする。
【0024】調整装置としては、例えば、錠止レバーに
連結した操作ノブを使用することができ、この操作ノブ
を手動で操作する。
【0025】しかし、調整装置として、作業装置に山形
レバーを設け、この山形レバーの頂点を回動自在にする
こともできる。この山形レバーの一方の脚によって錠止
レバーを解錠位置に連行するようにする。このとき、山
形レバーの他方の脚は装置の前方の押し付け装置を介し
て作業装置の後方端部に向かって回動可能にし、これに
より、山形レバーの回動を生ずるようにする。ピストン
の打ち込み作業の後に何らかの理由によってピストンが
初期位置に復帰しない場合、作業装置を押し込み装置に
よって新たに対象物に押し付け、錠止/解錠装置を解錠
位置に送り、これにより、排気弁から燃焼室の排気する
ことができる。更に一層押し込むとこによって燃焼室に
燃焼ガスを供給し、依然として部分的にピストンロッド
が突出したまま点火作業を生ずるようにすることができ
る。この点火の際には作業装置の出口チャンネルには固
定素子は装着せず、傷害を引き起こす危険はない。この
後ピストンは初期位置をとり、作業装置は通常の作動を
再開することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】次に図面につき本発明の実施の形
態として第1の実施例を説明する。
【0027】図1は、固定素子を打ち込むための燃焼力
作動作業装置の燃焼室の領域の縦断面を示す。図1の実
施の形態においては、この作業装置には、円筒形の壁2
及びこの円筒形の壁に隣接するリング状の底壁3a,3
bを有する円筒形の燃焼室1を設ける。底壁3a,3b
の中心にはそれぞれ開口4a,4bを設け、これら開口
に案内シリンダ5を隣接させ、この案内シリンダ5にシ
リンダ壁6及び底壁7を設ける。案内シリンダ5の内部
にピストン8を摺動自在に配置し、特に案内シリンダ5
のシリンダの縦軸線方向に摺動自在にする。ピストン8
は、燃焼室1に対向するピストンプレート9と、このピ
ストンプレート9の中心に連結したピストンロッド10
とにより構成し、このピストンロッド10を底壁7にお
ける貫通開口11を経て案内シリンダ5から部分的に突
出させる。
【0028】図1においては、ピストン8は復帰した休
止状態又は初期位置にあり、この状態では作業装置は非
作動状態である。ピストンプレート9の燃焼室1に対向
する側は底壁3a,3bを閉鎖し、ピストンロッド10
は底壁7から外部にほんの僅かしか突出しない。ピスト
ンプレート9は燃焼室1の方向に段差付きで縮小させ、
開口4bに収納される部分の直径を小さくし、開口4a
に対応する部分では大きい直径にする。ピストンプレー
ト9の大きい直径の部分は底部プレート3bに衝合し、
従って、この底部プレート3bは、ピストン8が初期位
置にあるときに、ピストンプレート9の止め部として機
能する。ピストンプレート9の外周に図示しないシール
リングを設け、ピストンプレート9の両側の空間を互い
にシールする。
【0029】燃焼室1の内部に燃焼室隔壁としてのシリ
ンダプレート14を配置する。燃焼室隔壁14は燃焼室
1の縦軸線方向に移動自在にし、また外周面にリング状
のシールを設け、この燃焼室隔壁14の上下の空間を互
いにシールする。燃焼室隔壁14の中心にリング状のシ
ールを有する中心貫通開口16を設ける。
【0030】燃焼室隔壁14と底壁3bとの間に、他の
分離プレート18を設ける。この分離プレート18はや
はり円形形状にし、燃焼室1の内径に対応する外径を有
するものとする。燃焼室隔壁14に対向する側において
この分離プレート18に円筒形の突出部19を連結し、
この突出部19を燃焼室隔壁14の貫通開口16から突
出させ、この突出部19の長さは燃焼室隔壁14の厚さ
の数倍とする。貫通開口16に沿う上述の周縁シール
が、円筒形の突出部19の外周面に密着する。この突出
部19の上方端部に周方向に突出するリング状のフラン
ジ20を設ける。リング状のフランジの外径は貫通開口
16の内径よりも大きくする。この貫通開口16の端縁
において、燃焼室隔壁14に中空円筒形の突出部17を
連結し、この中空円筒形の突出部17が円筒形の突出部
19を包囲する。中空円筒形の突出部17の遊端は、リ
ング状のフランジ20の下側に位置し、図1に示す状態
ではこのフランジから離れている。円筒形の壁2に連結
したウェブ2aは突出部19の止め部として機能し、こ
のウェブ2aによって、燃焼室の展開の際に突出部19
に連結した分離プレート18を位置決めする。
【0031】図1に示す作業装置の休止位置では、分離
プレート18は底壁3b上に位置し、燃焼室隔壁14は
分離プレート18上に位置する。このとき、燃焼室1は
完全に消滅している。装置を、固定素子を打ち込もうと
する図示しない物体に押し付けると、以下に述べるよう
に、燃焼室隔壁14は上昇し、分離プレート18又は底
壁3bから離れる。これにより、燃焼室隔壁14は、所
定時間後にリング状のフランジ20を介して分離プレー
ト18を連行する。このとき、燃焼室隔壁14及び分離
プレート18は所定の距離だけ離れ、この距離はリング
状のフランジ20の位置によって決定される。このと
き、燃焼室隔壁14及び分離プレート18はいわゆる予
燃焼室を構成する。この予燃焼室は燃焼室1の部分燃焼
室として機能する。この予燃焼室は図2に参照符号21
で示す。燃焼室隔壁14は一層上昇すると、燃焼室隔壁
14及び分離プレート18は互いに平行に移動し、分離
プレート18と底壁3b又はピストンプレート9との間
の他の部分燃焼室は拡大し、この他の部分燃焼室は主燃
焼室とみなすことができる。この他の部分燃焼室又は主
燃焼室は図2において参照符号22で示す。図2に示す
状態では、双方の部分燃焼室21,22は完全に展開す
る。このとき、突出部19は止め部又はウェブ2aに衝
合する。
【0032】燃焼室隔壁14が燃焼室1の縦軸線方向に
移動するためには、燃焼室隔壁14に対して周方向に等
角度間隔に分布させた、例えば、3個の作動ロッド23
を固着し、ただし、図面には単に1個の作動ロッドのみ
が示されている。この作動ロッド23は燃焼室1のシリ
ンダの縦軸線に平行にかつシリンダ壁6の外側に位置す
る。従って、作動ロッド23は分離プレート18の貫通
開口24、並びに底壁3a,3bの他の貫通開口25
a,25bを貫通する。これら貫通開口25a,25b
は、弁開口としても構成し、弁開口25aは円錐形状に
延在する。作動ロッド23及び燃焼室隔壁14は、例え
ば、ねじ連結で互いに結合し、各作動ロッド23の遊端
を作動リング28により相互連結し、この作動リング2
8を燃焼室1のシリンダ軸線に同心状に配置し、案内シ
リンダ5を包囲する。作動リング28も作動ロッド23
に対してねじ連結する。作動リング28と、シリンダ壁
6の外面に固着しかつ作動ロッド23が貫通する突出フ
ランジ26との間に、各作動ロッド23の周囲に圧縮ば
ね27を配置し、これら圧縮ばね27をそれぞれ突出フ
ランジ26に衝合させ、作動リング28を圧着する。こ
れら圧縮ばね27は、燃焼室隔壁14を常に底壁3bの
方向に押し付けようとする。
【0033】上述したように、リング状の底壁3a,3
bの領域には、弁開口として機能する貫通開口25a,
25bを設け、外側の貫通開口25aは円錐形状に外側
に向かって拡開させる。この弁開口に弁タペット32を
嵌合可能にする。これら弁タペット32は弁開口25
a,25bを開く状態では燃焼室1の外側又は底壁3a
の下側に位置し、この状態では、案内シリンダ5に固着
した突出フランジ33aに阻止される。弁タペット32
と貫通開口25aの端縁との間に圧縮ばね33bを配置
し、この圧縮ばね33bにより弁タペット32を突出フ
ランジ33aに押し付ける。作動リング28が底壁3a
の方向に移動するとき、作動ロッドに固着したフランジ
33が弁タペット32を連行し、この弁タペット32を
ばね33bの圧力に抗して弁開口25a,25bに向か
って連行し、弁34が閉じる。この弁34は吸気/排気
弁として機能する。このとき、フランジ33は突出フラ
ンジ33aに設けた開口33cを通過する。以下に説明
するように、分離プレート18には複数個の貫通開口3
8を設け、これら貫通開口38は燃焼室1のシリンダ軸
線の周りに等間隔に配置する。更に、案内シリンダ5の
下方端部の近傍に排気開口39を設け、ピストン8がシ
リンダの底壁7の方向に移動するとき案内シリンダ5か
ら空気を排気するようにする。案内シリンダ5の下方端
部にピストン8の移動を緩衝するための緩衝装置40を
設ける。ピストン8が排気開口39を通過するとき、排
気ガスが排気開口39から排気される。
【0034】シリンダ壁2において、燃焼室1に、軸線
方向に互いに離れた2個の半径方向の貫通開口41,4
2を設ける。これら貫通開口によって、完全に展開しき
っていない部分燃焼室21,22に流動性のある燃焼ガ
スを注入することができ、また、厳密にはこの貫通開口
41,42に接続する調量弁を使用して噴射注入するこ
とができる。このようにして、各部分燃焼室21,22
に注入する燃焼混合ガスをプリセットすることができ
る。
【0035】図2には、上述のように、部分燃焼室が展
開状態にある作業装置を示し、予燃焼室21及び主燃焼
室22が展開状態にある。燃焼室隔壁14及び分離プレ
ート18の位置の差は、弁タペット32が弁開口25
a,25bに嵌合してフランジ33を停止させ、またこ
れにより、作動ロッド23を停止させ、従って、燃焼室
隔壁14が停止するように調整する。分離プレート18
の位置は、突出部19が止め部2aに突き当たることに
よって決まる。弁タペット32は円錐形状に形成する。
【0036】以下に、詳述するように、分離プレート1
8に連結した中心の突出部19の分離プレート18側の
領域に点火装置52を収容するための点火ケージ51と
して構成する。この点火装置52は予燃焼室21内の燃
焼混合ガスを点火するための電気的スパークを発生する
作用を行なう。より詳細に説明すると、点火装置52
は、点火ケージ51の内部又は内部の中心領域に貫通開
口53を設け、この貫通開口53を経て層流状の火炎フ
ロントが点火ケージ51から予燃焼室21から伝搬する
ことができるようにする。
【0037】図1からも分かるように、案内シリンダ5
の側方には錠止/解錠装置54を設け、この錠止/解錠
装置54は、ピストン8又はピストンロッド10の変位
に応答するチェック装置55を連結する。
【0038】この錠止/解錠装置54は、作動リング2
8及び吸気/排気弁34を錠止位置にロックする作用を
行なう。このため、錠止/解錠装置54に錠止レバー5
6を設け、この錠止レバー56はシリンダ壁6から僅か
に離れてシリンダ5の縦軸線方向に平行に延在させ、基
端部を底壁3aの外面に回動自在に連結する。このた
め、この底壁外面に軸支部57を設ける。この軸支部5
7とは反対側の錠止レバー56の端部を作動リング28
の開口58を通過させ、チェック装置55に一体に構成
した感知素子に移行し、この感知素子の遊端をピストン
ロッド10の経路まで延長させる。ピストン8が図1に
示す初期位置にあるときは、感知素子55の遊端はピス
トンロッド10の端面10aに直接接触する。錠止レバ
ー56及び感知素子55が、例えば、十分高い強度の金
属板から打ち抜いて形成する。錠止レバー56のシリン
ダ5側とは反対側の側面には錠止端縁59を設け、作動
リング28が底壁3aの方向に移動するとき、この錠止
端縁59により錠止レバー56が作動リング28に掛合
できるようにする。軸支部57から始まって、錠止レバ
ー56は比較的幅が狭い寸法で延在させ、錠止端縁59
の位置から拡大するよう構成する。装置側に配置した圧
縮ばね60によって押圧されて、錠止レバー56は軸支
部57の周りにシリンダ5の方向に回動し、錠止端縁5
9は開口58の端縁に掛合から外れ、感知素子55の遊
端はピストンロッド10の経路上に存在するようにな
る。
【0039】更に、シリンダ5の側面に引き金又はトリ
ガ61を設け、このトリガ61をシリンダ壁6の外面に
回動自在にする。このために軸支部62を設ける。この
トリガ61は軸支部62の周りに底壁3a,3bの方向
に回動することができ、特に、圧縮ばね63のばね力に
抗して回動する。トリガ61の操作部分は錠止レバー5
6の外側に存在するようにする。この操作部分からトリ
ガ61の軸支部62の領域においてシリンダ5の底壁7
の方向に指向する突出部64を例えば、一体的に連結す
る。図1のトリガ61の状態から軸支部62の周りに反
時計方向に回動すると、突出部64も反時計方向に回動
し、錠止レバー56のシリンダ5に対向する側の端縁に
衝合し、またばね60の力に抗して回動又は軸支部57
の周りに回動することができる。
【0040】以下に、本発明作業装置の実施の形態とし
ての第1の実施例の作用を図2〜図6につき詳細に説明
する。図1と同一の素子には同一の参照符号を使用し、
再び説明はしない。
【0041】図2は、固定素子を打ち込むべき物体に装
置の先端を押し付けた状態を示す。図示しない先端側の
押し付けケージによって、作動リング28は燃焼室1の
方向に移動し、作動ロッド23を介して部分燃焼室2
1,22を拡大展開させ、吸気/排気弁34が閉じる。
部分燃焼室21,22が最大限に展開する直前に、貫通
開口41,42から流体燃焼ガスを注入する。作動リン
グ28はこの押し付け状態で錠止端縁59に対応する位
置をとるが、トリガ61を操作しない限りは錠止端縁5
9は作動リング28に掛合しない。従って、感知素子5
5の遊端はピストンロッド10の経路上の位置にとどま
り、端面10aの直前の位置をとる。
【0042】図3の状態では、トリガ61を操作し、特
に、ばね63のばね力に抗して軸支部62の周りに反時
計方向に回動する。これにより、突出部64を介して錠
止レバー56を軸支部57の周りに反時計方向に回動
し、錠止端縁59が作動リング28に掛合する。このと
き、錠止レバー56の回動によって感知素子55がピス
トンロッド10の経路から外れる。トリガ61の回動運
動の最終部分において感知素子55がピストンロッド1
0の経路から外れた後、部分燃焼室21,22内に存在
する燃焼混合ガスを点火装置52によって点火する。こ
れにより、点火ケージ51の内部の電気的点火装置52
による点火スパークを生ずる。各燃焼室21,22の内
部に調量分注された例えば、空気及び燃焼ガスよりなる
混合ガスが先ず予燃焼室21内で層流状に燃焼を開始
し、この火炎フロントが比較的遅い速度で貫通開口38
に向かって半径方向に伝播する。これにより、これによ
り、未燃焼空気‐燃焼ガス混合気がこの方向に押しやら
れ、貫通開口38から主燃焼室22に流入し、この主燃
焼室22内で乱流並びに圧縮を生ずる。主燃焼室22に
向かう貫通開口38に火炎フロントが達すると、この火
炎は貫通開口38の比較的小さい断面によって絞られ、
火炎流として主燃焼室22内に流れ込み、この主燃焼室
内により大きな乱流を発生する。主燃焼室22内で乱流
によって撹拌された空気‐燃焼ガスの混合気は火炎流の
表面全体によって点火される。このとき極めて高速に燃
焼し、これにより主燃焼室22内の急激な圧力上昇が発
生する。
【0043】この高い圧力は、ピストンプレート9に伝
達され、このピストンプレート9は極めて高速に底壁7
の方向に移動し、同時に、案内シリンダ5の空気が排気
開口39を経て外部に強制排気される。ピストンプレー
ト9は短時間で排気開口39を通過し、これにより排気
ガスが流出する。矢印方向に移動するピストンロッド1
0によって、固定素子が駆動又は作動装置を押し付けた
物体に向かって打ち込まれる。
【0044】図3における燃焼ガス混合気の点火直後に
はトリガ61を再び釈放することができる。図3におい
て矢印の方向にピストンロッド10が移動する際に、錠
止レバー56は感知素子55とともに圧縮ばね60の作
用により案内シリンダ5の方向に復帰しようとするが、
感知素子55の遊端がピストンロッド10の周面に押し
付けられて錠止端縁59が作動リング28との掛合から
外れられず、錠止レバー56の軸支部57の周りに時計
方向に回動することができない。これによって、作動リ
ング28はこの位置に保持され、吸気/排気弁34は閉
じたままであり、部分燃焼室21,22も展開したまま
となる。
【0045】図4は、打ち込み後又は主燃焼室22内で
の空気‐燃焼ガス混合気が燃焼した後の状態を示し、燃
焼室1及び案内シリンダ5内に残存する煙ガスの冷却に
よってピストン8又はピストンプレート9の後方に負圧
を生ずるため、ピストン8が熱的な復元により矢印で示
すように初期位置への復帰を生ずる。感知素子55は遊
端がピストンロッド10の外周面に沿って引き摺って移
動し、作動リング28錠止端縁59によって錠止状態の
ままとなる。吸気/排気弁34は、ピストンが初期位置
に完全に達しない限りは閉じたままとなる。
【0046】図5に、ピストン8が熱復帰によって初期
位置に完全に復帰した状態を示す。この状態では、開口
4a,4bがピストンプレートによって完全に閉鎖され
る。このときピストンロッド10の端面10aは案内シ
リンダ5に向かって引き戻され、端面10aは感知素子
55の領域の外部の位置をとる。
【0047】図6に示すように、このとき、圧縮ばね6
0が錠止レバー56並びに感知素子55を軸支部57の
周りに時計方向に回動し、錠止レバーの錠止端縁59が
作動リング28との掛合から外れる。
【0048】詳細には図示しない部分において、作動リ
ング28は圧縮ばね27によって底壁3a,3bから離
れる方向に移動し、これにともなって、作動ロッド23
も連行する。フランジ33も同様に底壁3a,3bから
離れる方向に移動し、弁タペット32は、特に、圧縮ば
ね33の作用の下に弁開口25a,25bから抜け出る
ことができる。作動ロッド23が作動装置の前端に向か
う移動の連鎖として、先ず燃焼室隔壁14が、続いて分
離プレート18をともなって移動し、燃焼室1全体又は
部分燃焼室21,22が消滅する。これにより、燃焼し
た残留ガスが吸気/排気弁34から流出する。図1から
明らかなようにプレート14,18が打ち込み方向とは
逆方向に移動するときこの吸気/排気弁34は新鮮な空
気を燃焼室1に供給する作用も行なう。複数個の吸気/
排気弁を設けることもでき、これに応じて制御すること
もできる。
【0049】
【実施例】図7には、本発明の第2の実施例を示し、こ
の実施例ではチェック装置55として電気的に動作する
センサ装置を使用した点で第1の実施例とは異なる。セ
ンサ装置は、例えば、遮光装置により構成し、発光器6
5及び受光器66を底壁7の外側で貫通開口11の両側
に配置し、ピストン8が初期位置にあり、従って、ピス
トンプレート9が開口4a,4bを完全に塞ぐとき、発
光器65と受光器66との間の光路をピストンロッド1
0の端面10aの脇を通過するようにする。
【0050】部分燃焼室21,22内の燃焼ガス混合気
が点火されてピストン8が移動した後、受光器66は受
光状態が切り替わる。このとき、ピストンロッド10が
発光器65と受光器66との間に位置するため、受光器
66は光を受光することができなくなる。電気的に動作
する制御装置67によって、先ず、錠止状態にされた錠
止レバー56をトリガ61を釈放しても錠止状態に保持
し、錠止端縁59が作動リング28に掛合する。ピスト
ン8が初期位置に再び達し、ピストンロッド10が発光
器65と受光器66との間の光路から解放されたとき、
受光器66は光を受光し、解錠信号を制御装置67に供
給し、錠止モードが終了し、錠止レバー56は図7で見
て時計方向に軸支部57の周りに回動し、錠止端縁59
は作動リング28との掛合から外れ、最終的に作動リン
グ28は圧縮ばね27の作用の下に作動装置の前方端部
に向かって移動し、吸気/排気弁34を開放することが
できる。
【0051】図3には本発明による燃焼力作動作業装置
の第3の実施例を示す。図1と同一部分には同一の参照
符号を付し、再び説明はしない。
【0052】図1の実施例とは異なり、この実施例の感
知素子55は電気的に構成し、また板ばねの形式とす
る。板ばね55の下方端部を錠止レバー56の上方に指
向する突起56aに固定し、板ばね55の反対側の端部
を凸状に曲げ、図8の状態ではピストンロッド10の外
周面に圧着させる。圧縮ばね60によって圧力が生ずる
が、この圧力は、錠止レバー56の錠止端縁59が作動
リング28に掛合した後にはこの錠止状態を維持する程
度の弱いものである。ピストン8が何らかの理由で初期
位置に復帰しない場合、図8に示す状態に静止し、特
に、作業装置のハウジング内に移動自在にした手動操作
の押圧ノブ68によってのみ作動リング28が解錠され
る。このため、軸支部69を設け、この軸支部69内に
復帰ばね70を収納する。押圧ノブ68を図8の状態か
ら押圧し、この押圧ノブに連結した操作ロッド71を復
帰ばね70の力に抗して錠止レバー56を移動させ、ピ
ストンロッド10の方向に押し付ける。これにより、板
ばね55の弾性によって曲がり、このとき、錠止端縁5
9は作動リング28との掛合から外れる。この板ばねは
作業装置の前方端部に移動することができ、燃焼室1は
排気されることができるようになる。押圧ノブ68を釈
放すると、復帰ばね70がこの押圧ノブ68を再び初期
位置に移動し、この初期位置は操作ロッド71のフラン
ジ72により決まる。これにより、フランジ72が軸支
部69の端縁に衝合する。錠止レバー56は先ず解錠位
置をとり、このとき作動リング28は図8に示す錠止端
縁59の左側に位置する。
【0053】作業装置を新たに作業を行なうべき物体に
当接して作動リング28の錠止を行い、並びに燃焼室1
内で燃焼ガス混合気を点火した後、ピストン8は初期位
置に復帰し、板ばね55の上方端部がピストンロッド1
0の経路上に、特にばね60の作用によって転移する。
これにより、板ばね55の上方端部はピストンロッド1
0の端面10aに直接横づけするようになる。錠止端縁
59及び作動リング28の錠止は解除される。
【0054】本発明による作業装置の第4の実施例を図
9及び図10に示す。この実施例において、図1の実施
例と同一の部分には同一の参照符号を付し、再度説明は
しない。
【0055】図9及び図10は、ピストン8が打ち込み
作業後に初期位置に達しておらず、静止した状態を示
す。この実施例も強制解錠機構を設け、作業装置の先端
を対象物に押し付けるようにする。
【0056】この実施例によれば、底面7の外側に山形
レバー73を枢着軸74の周りに回動自在にする。この
枢着軸74は山形レバー73の頂点領域に設け、この頂
点領域から第1の脚75及び第2の脚76を突設する。
双方の脚75,76は枢着軸74に直交する平面上に存
在し、この平面は、例えば、案内シリンダ5に対して正
接するものとする。第1の脚75は作業装置の前方端部
の方向に指向させ、第2の脚76はピストンロッド10
の方向に指向させる。
【0057】第1の脚75の遊端に、短軸78を設け、
錠止レバー56の遊端56aの端部に設けた縦方向スリ
ット77にこの短軸78を掛合させる。錠止レバー56
は、この目的のために、軸支部57とは反対側の端部の
部分56aを曲げ出し、この曲げ出した部分に縦方向ス
リット77を設け、この縦方向スリット77は作業装置
の縦方向又はピストンロッド10の縦方向に延在させ
る。この部分56aの延長部分に板ばね55を設け、こ
の板ばね55の遊端を湾曲させ、図9及び図10に示す
ようにピストンロッド10に圧着させる。この板ばね5
5は、ピストンロッド10の位置に応答するための感知
素子として作用する。
【0058】山形レバー73の第2の脚76の遊端に他
の短軸79を設け、この短軸79の周りに調整レバー8
0の一方の遊端を回動自在に取り付ける。調整レバー8
0は単に一方向に延びるレバーとして構成する。この調
整レバー80には、止め端縁82を有する縦方向スリッ
ト81を設け、枢着軸74に巻き付けた脚付きコイルば
ね84の脚83を止め端縁82に圧着させ、脚付きコイ
ルばねの他方の脚85を案内シリンダ5に支持する。脚
付きコイルばね84は一方の脚83で常に止め端縁82
を押圧し、調整レバー80を介して山形レバー73を枢
着軸74の周りに図10で見て時計方向に回転しようと
する。調整レバー80における直線的な止め端縁82の
位置は、調整レバー80の遊端80aが脚付きコイルば
ね84を介して作業装置の前方端部に指向させ、特に、
ピストンロッド10の縦方向に対して所定の角度で指向
するように選択する。この角度は、ピストン8が初期位
置に達せず、また板ばね55がピストンロッド10の周
面に圧着している場合に、調整レバー80の遊端80a
が、押し込み装置の図示しない押し込みケージの一部で
ある突起86によって把持されるよう選択し、この押し
込み装置は作業装置の前方に設け、作業装置を対象物に
押し付ける際に作業装置の端部の方向に移動するように
する。
【0059】以下に、図9及び図10につき作業装置の
動作を詳細に説明する。ただし、ピストンは初期位置に
達しておらず、静止した状態にあるものとする。図9及
び図10はこの状態を示す。
【0060】作動リング28を解錠し、燃焼室1を排気
することができるようにするためには、改めて作業装置
の先端を対象物に押し付ける。これにより、作業装置の
先端の図示しない押し込みケージの図10に示す突起8
6が後方に移動する。このとき、板ばね55がピストン
ロッド10の周面に圧着しており、脚付きばね84は山
形レバー73を図10に示す所定位置に回動し、同時に
脚83を介して調整レバー30の止め端縁82に掛合
し、従って、調整レバー80は突起86によって遊端8
0aが把持されるような向きに指向される。突起86が
調整レバー80を後方に押圧すると、山形レバー73は
枢着軸74の周りに時計方向に回動する。これにより、
第1の脚75はピストンロッド10の方向に移動し、板
ばね55がこのピストンロッド10に押し付けられ、し
かしこれと同時に錠止端縁59が作動リング28との掛
合から外れ、最終的にこの作動リング28は前方に移動
することができ、これれにより燃焼室1は排気される。
突起86が再び作業装置の前方に向かって移動すると、
山形レバー73の直前の到達した角度状態を保持し、従
って、錠止レバー56は再び後退することはできない。
このとき、錠止レバー56の前方の拡張部分が作動リン
グ28の開口58内に存在し、作動リング28は前方に
移動している。錠止レバー56は、更に、縦方向スリッ
ト77及び短軸78を介して山形レバー73を直前の到
達位置に保持する。
【0061】調整レバー80が突起86によって後方に
移動する際に、調整レバーが突起86の凹所に収納さ
れ、調整レバー80が転向できないようにすることに注
意すべきである。調整レバー80の移動に基づいて、山
形レバー73は図10で見て時計方向に回転し、これに
より、脚付きばね84の脚83が止め端縁に対して鋭角
の角度をなす。この角度は脚85の方向に向かって開
く。解錠又は錠止レバー56の持ち上がり後に突起86
は再び前方に移動し、脚付きばねの脚83を介して調整
レバー80は短軸79の周りに時計方向に回動し、次に
作業装置を対象物に押し付ける際に、またこれに付随す
る突起86の復帰の際にも、この調整レバー80はこの
突起86に把持されることはない。図10においては調
整レバー80が突起86の外側にある状態を示す。
【0062】対象物に作業装置を押し付ける際に、燃焼
室1は点火すべき燃焼混合気の再充填が行われ、この点
火によってピストンは飛び出し、また最終的に初期位置
に再復帰する。この復帰の際にはピストンロッドは板ば
ね55を通過し、板ばね55はピストンロッド10の領
域に進入する。このとき、板ばね55はピストンロッド
10の端面10aの直前の位置をとる。
【0063】上述したところは、作業装置の解錠状態で
は、また作動リング28の解錠状態では、突起86は調
整レバー80を捕捉することは決してなく、作業装置の
対象物上での初期セットの際にも捕捉することはないと
説明した。作業装置のセット後に、トリガ61を操作す
ることによって、作動リング28は錠止され、錠止レバ
ー56が案内シリンダ5から離れる方向に回動し、山形
レバー73は図10で見て反時計方向に枢着軸74の周
りに回転し、板ばね5がピストンロッドの経路から逸脱
し、調整レバー80の遊端80aは突起86の上側部分
の位置をとるようになり、脚付きばね84がトリガ61
の操作及び錠止レバー56の回動によって押圧変位され
る。レバー80又は80aが突起86に横づけされるこ
とによって、脚83の更なる制御を生じ、しかし、この
ことは、反動による突起86の案内シリンダ5に対する
相対移動を生ずると再び消滅する。点火後、ピストンロ
ッド10が後方移動の際に板ばね55を再び通過したと
きは、この板ばね55は脚付きばね84の作用によって
再びピストンロッド10の経路に進入することができ
る。これにより、作動リング28の通常の解錠を生じ、
この場合、錠止レバー56の錠止端縁59からの上昇を
生ずる。第1乃至第3の実施例のような圧力ばね60は
不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による作業装置の実施の形態としての
第1の実施例の燃焼室及び部分燃焼室が完全に消滅して
いる状態の縦断面図である。
【図2】 図1の作業装置を対象物に押し当てて部分燃
焼室が拡大展開した状態の縦断面図である。
【図3】 図1の作業装置の押し当て状態における燃焼
室を点火する際の状態の縦断面図である。
【図4】 図1の作業装置のピストンが初期位置に復帰
する途中の縦断面図である。
【図5】 図1の作業装置のピストンが初期位置に復帰
した状態の縦断面図である。
【図6】 図1の作業装置の解錠状態の断面図である。
【図7】 本発明による作業装置の第2の実施例の縦断
面図である。
【図8】 本発明による作業装置の第3の実施例の縦断
面図である。
【図9】 本発明による作業装置の第4の実施例の縦断
面図である。
【図10】 図9の作業装置の前方部分の詳細を示す部
分拡大図である。
【符号の説明】
1 燃焼室 2 壁 3 底壁 4 開口 5 案内シリンダ 6 シリンダ壁 7 底壁 8 ピストン 9 ピストンプレート 10 ピストンロッド 11 貫通開口 14 燃焼室隔壁(シリンダプレート) 16 中心貫通開口 17 突出部 18 分離プレート 19 突出部 20 フランジ 21 予燃焼室 22 主燃焼室 23 作動ロッド 24 貫通開口 25 貫通開口 26 突出フランジ 27 圧縮ばね 28 作動リング 32 弁タペット 33 フランジ 34 吸気/排気弁 38 貫通開口 39 排気開口 41 貫通開口 42 貫通開口 51 点火ケージ 52 点火装置 53 貫通開口 54 錠止/解錠装置 55 チェック装置 56 錠止レバー 57 軸支部 58 開口 59 錠止端縁 60 ばね 61 トリガ 62 軸支部 63 圧縮ばね 64 突出部 65 発光器 66 受光器 67 制御装置 68 押圧ノブ 69 軸支部 70 復帰ばね 71 操作ロッド 72 フランジ 73 山形レバー 74 枢着軸 75 第1の脚 76 第2の脚 77 縦方向スリット 78 短軸 79 短軸 80 調整レバー 81 縦方向スリット 82 止め端縁 83 脚 84 脚付きコイルばね 85 脚 86 突起

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に、固定素子のための打ち込み装置の
    ような携帯可能な燃焼力作動作業装置の動作を制御する
    ため、燃焼室(1)内に注入した燃焼ガス混合気を点火
    してピストン(8)を駆動した後このピストン(8)を
    再度初期位置に復帰させるとき作業装置の燃焼室(1)
    の少なくとも1個の排気弁(34)を開放する制御方法
    において、前記ピストン(8)の変位状態をチェック
    し、これにより、ピストンが初期位置に達したときを確
    定することを特徴とする携帯可能燃焼力作動作業装置の
    制御方法。
  2. 【請求項2】 シリンダ(5)内に案内されるピストン
    (8)に、前記シリンダ(5)から突出するピストンロ
    ッド(10)を設け、シリンダ(5)の外部で前記ピス
    トンロッド(10)の変位状態をチェックする請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ピストンロッド(10)の変位状態
    をチェックするため、ピストンロッドの端面(10a)
    の位置を検出する請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 燃焼ガス混合気の点火後に前記ピストン
    (8)が初期位置に達しない場合、前記排気弁(34)
    を強制的に開放するようにした請求項1乃至3のうちの
    いずれか一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも1個の排気弁(34)を設け
    た燃焼室(1)を有し、この燃焼室内でピストン(8)
    を駆動するため燃焼ガス混合気を点火可能にし、少なく
    とも1個の排気弁(34)の開放のため錠止/解錠装置
    (54)により前記ピストン(8)を初期位置に復帰移
    動させるようにした、特に、固定素子の打ち込み装置の
    ような携帯可能な燃焼力作動作業装置において、前記排
    気弁(34)を開放するための錠止/解錠装置(54)
    を、前記ピストン(8)の変位状態をチェックするため
    のチェック装置(55;65,66)に応答する構成と
    したことを特徴とする燃焼力作動作業装置。
  6. 【請求項6】 シリンダ内で案内されるピストン(8)
    に、前記シリンダ(5)から突出するピストンロッド
    (10)を設け、ピストンロッド(10)の変位状態を
    チェックするためのチェック装置(55;65,66)
    をシリンダ(5)の外部に配置した請求項5記載の装
    置。
  7. 【請求項7】 前記チェック装置を、前記ピストンロッ
    ド(10)の経路の近傍に配置したセンサ装置(65,
    66)によって構成し、前記ピストンロッド(10)が
    再度前記センサ装置(65,66)の領域を通過した直
    後に開放信号を発生するようにした請求項6記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 チェック装置には、前記ピストンロッド
    (10)の周面に圧着する感知素子(55)を設け、前
    記ピストン(8)が初期位置に復帰したとき前記感知素
    子(55)が前記ピストンロッド(10)の経路内に進
    入するするようにした請求項6記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記感知素子(55)の前記ピストンロ
    ッド(10)に対面する側の端部に弾性を持たせて構成
    した請求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記感知素子(55)の前記ピストン
    ロッド(10)に端面する側の端部をばねとして構成し
    た請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記チェック装置(55;65,6
    6)によって、前記錠止/解錠装置(54)の錠止レバ
    ー(56)の錠止位置が上昇し、この後ピストン(8)
    が初期位置に復帰するようにした請求項5乃至10のう
    ちのいずれか一項に記載の装置。
  12. 【請求項12】 電気的解錠信号に応答する制御装置
    (67)によって前記錠止レバー(56)の錠止位置の
    上昇を生ずるようにした請求項7又は11記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記感知素子(55)を、前記錠止レ
    バー(56)の遊端に連結した請求項8乃至10のうち
    のいずれか一項又は請求項11記載の装置。
  14. 【請求項14】 錠止レバー(56)を解錠状態にする
    ことができる制御装置(68,80)を、前記ピストン
    (8)が初期位置に復帰していない限り動作可能にした
    請求項12又は請求項9又は10又は13のうちのいず
    れか一項に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記錠止レバー(56)を操作ノブ
    (68)によって解錠位置に回動するよう連結した請求
    項13又は14記載の装置。
  16. 【請求項16】 山形レバー(73)を枢着軸(74)
    の周りに作動自在にし、山形レバー(73)の他方の脚
    (76)が作業装置の前方に設けた押し込み装置(8
    6)により移動し、これにより、前記山形レバー(7
    3)が回動するとき、前記山形レバーの一方の脚(7
    5)を錠止レバー(56)と一緒に解錠位置に移動する
    ようにした請求項13又は14記載の装置。
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