JP2002113539A - 金属管と継手部材との接合構造 - Google Patents

金属管と継手部材との接合構造

Info

Publication number
JP2002113539A
JP2002113539A JP2000310212A JP2000310212A JP2002113539A JP 2002113539 A JP2002113539 A JP 2002113539A JP 2000310212 A JP2000310212 A JP 2000310212A JP 2000310212 A JP2000310212 A JP 2000310212A JP 2002113539 A JP2002113539 A JP 2002113539A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint member
metal tube
cylindrical portion
annular
joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000310212A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Yamamoto
兼三 山本
Keiichi Azuma
恵一 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaho Industry Co Ltd
Original Assignee
Yamaho Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaho Industry Co Ltd filed Critical Yamaho Industry Co Ltd
Priority to JP2000310212A priority Critical patent/JP2002113539A/ja
Publication of JP2002113539A publication Critical patent/JP2002113539A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L33/00Arrangements for connecting hoses to rigid members; Rigid hose connectors, i.e. single members engaging both hoses
    • F16L33/26Arrangements for connecting hoses to rigid members; Rigid hose connectors, i.e. single members engaging both hoses specially adapted for hoses of metal
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L13/00Non-disconnectible pipe-joints, e.g. soldered, adhesive or caulked joints
    • F16L13/14Non-disconnectible pipe-joints, e.g. soldered, adhesive or caulked joints made by plastically deforming the material of the pipe, e.g. by flanging, rolling
    • F16L13/141Non-disconnectible pipe-joints, e.g. soldered, adhesive or caulked joints made by plastically deforming the material of the pipe, e.g. by flanging, rolling by crimping or rolling from the outside
    • F16L13/143Non-disconnectible pipe-joints, e.g. soldered, adhesive or caulked joints made by plastically deforming the material of the pipe, e.g. by flanging, rolling by crimping or rolling from the outside with a sealing element placed around the male part before crimping or rolling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 充分な接合強度が得られ、しかも接合工程の
作業性を向上させることが可能な、金属管と継手部材と
の接合構造を提供すること。 【解決手段】 継手部材1の円筒部3に金属管13の接
合端部を外嵌し、この接合端部を円筒部3にかしめ付け
る金属管と継手部材との接合構造であって、前記円筒部
3の外周に、相互間に環状突条9が形成されるよう軸方
向に離間して複数の環状溝7,8を形成し、この円筒部
3に外嵌した金属管13の接合端部の、円筒部基端寄り
環状溝7の基端側溝肩部7aから円筒部先端寄り環状溝
8の先端側溝肩部8aまでに対応する部分を、軸直角方
向断面が非円形となるようにかしめることによって、当
該接合端部と円筒部3とを固着させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属管と継手部材
との接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、農業用の薬液散布機における散
布竿には、比較的薄肉の金属管からなる竿本体の端部に
継手部材(接続金具)が接合されており、前記継手部材
を介して薬液散布機の給液ホース等に接続するようにな
ったものがある。こうした散布竿を製造する際、従来
は、金属管と継手部材とを、次のようにして接合してい
た。すなわち、継手部材に金属管の内径よりも小さい外
径を有する円筒部を形成しておき、この円筒部の外周に
サンドペーパ等の回り止め用シートを巻き付けて金属管
の接合端部に挿入し、その状態で金属管の接合端部を円
筒部にかしめ付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うな従来の接合構造においては、継手部材の円筒部に回
り止め用シートを巻き付けるとともに、その状態を保持
したまま金属管に挿入する必要があり、そのため作業が
繁雑であるという問題があった。特に、円筒部を金属管
に挿入する際、回り止め用シートを所定の巻き付け状態
に保持したまま挿入することが困難で、作業性が悪くな
っていた。しかしながら、回り止め用シートを省略する
と、金属管と継手部材との接合強度が低くなり、比較的
容易に相対回動してしまうようになるため、回り止め用
シートの省略はできなかった。
【0004】本発明は以上のような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、比較的薄肉の金属管と継手部材とを
接合するにあたり、充分な接合強度が得られ、しかも接
合工程の作業性を向上させることが可能な、金属管と継
手部材との接合構造の提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る接合構造は、外径が金属管の内径より
も若干小さい円筒部を有する継手部材の前記円筒部に前
記金属管の接合端部を外嵌し、この接合端部を前記円筒
部にかしめ付ける金属管と継手部材との接合構造であっ
て、前記円筒部の外周に、相互間に環状突条が形成され
るよう軸方向に離間して複数の環状溝を形成し、この円
筒部に外嵌した前記金属管の接合端部の、円筒部基端寄
り環状溝の基端側溝肩部から円筒部先端寄り環状溝の先
端側溝肩部までに対応する部分を、軸直角方向断面が非
円形となるようにかしめることによって、当該接合端部
と前記円筒部とを固着させたものである。
【0006】また、前記接合構造において、継手部材の
円筒部の、先端から環状溝までの間の外周に環状のリン
グ収容溝を形成し、このリング収容溝内にシールリング
を収容したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
金属管と継手部材との接合構造を図1〜図5に基づいて
説明する。主に図1及び図2に示すように、この実施形
態で用いる継手部材1は、真鍮やアルミニウム等の金属
からなり、六角形状のナット部2と、このナット部2の
一方の面に突設された円筒部3と、ナット部2の他方の
面に突設された雄ネジ部4とを有している。雄ネジ部4
は中心孔4aを有する円筒状をなしており、その中心孔
4aは円筒部3の中心孔3aと連通している。
【0008】ナット部2には、雄ネジ部4の付け根部分
を囲むように、環状のパッキン収容溝5が形成されてお
り、このパッキン収容溝5内に軟質合成樹脂やゴム等か
らなる環状のパッキン6が収容されている。パッキン6
は、雄ネジ部4を用いて継手部材1を相手側の継手部材
(不図示)に接続した際、相互の接続部分から流体(液
体又は気体)が漏れるのを防止するために備えられてい
る。
【0009】円筒部3の外周面には、2本の環状溝7,
8が形成されている。円筒部3の基端寄りの環状溝7
と、円筒部3の先端寄りの環状溝8とは、相互間に所定
幅の環状突条9が形成されるように、円筒部3の軸方向
に離間して形成されている。より具体的に言うと、円筒
部3の外周を切削して環状溝7,8を形成する際、環状
溝7,8間の所定幅の部分が削らずに残され、この残さ
れた部分が環状突条9とされている。環状溝7,8はそ
れぞれ、浅いコ字状断面に形成されている。
【0010】また、円筒部3の、先端10から環状溝8
までの間の外周面には、環状のリング収容溝11が形成
されている。リング収容溝11は、前記環状溝7,8よ
りも深いコ字状断面に形成され、このリング収容溝11
内に環状のシールリング12(ここではOリング)が収
容されている。
【0011】なお、円筒部3の、環状溝7,8及びリン
グ収容溝11以外の部分の外径は、接合される金属管の
内径よりも若干小さい程度の寸法に設定されている。
(この実施形態では、金属管(後述)の内径が8.4mm
であるのに対し、円筒部3の外径は8.2mmに設定され
ている。また、環状溝7,8の溝底部分の直径は7.4
mmに設定されているので、環状溝7,8の深さ(環状突
条9の高さ)は0.4mmとなっている。)
【0012】次いで、以上のような継手部材1と金属管
との接合工程について、主に図3〜図5を参照しつつ説
明する。金属管13は、ステンレス,アルミニウム,真
鍮等の材質から、比較的薄肉に形成されている。(この
実施形態では、SUS304からなる、外径9.0mm、
内径8.4mm、肉厚0.3mmの管が用いられている。)
【0013】この金属管13を所定の長さに切断した
後、その接合端部を継手部材1の円筒部3に外嵌して
(すなわち金属管13の接合端部内に円筒部3を挿入し
て)、図3に示したように、ナット部2の一方の面で構
成される当接面14に金属管13の先端面が当接した状
態とする。
【0014】そして、金属管13の接合端部を内方にか
しめる。ここでは、前記図3の状態において、円筒部3
の基端寄りの環状溝7の基端側の溝肩部7aから、先端
寄りの環状溝8の先端側の溝肩部8aまでに対応する部
分、すなわち図3に符号Lで示した軸方向のかしめ範囲
を、軸直角方向断面が非円形となるようにかしめる。
(この実施形態では、かしめ範囲Lは、環状溝7の基端
側の溝側壁7bよりも約2mm基端寄りの位置から、環状
溝8の先端側の溝側壁8bよりも約2mm先端寄りの位置
までの軸方向範囲に設定されている。)
【0015】より具体的に説明すると、この実施形態で
は、放射状に配置され、軸方向に前記かしめ範囲Lと等
しい長さを有する8本のかしめ刃を備えたかしめ装置
(不図示)を用いる。そして、円筒部3に外嵌した金属
管13の接合端部を、前記かしめ刃に囲まれた所定の加
工位置にセットした後、各かしめ刃を径方向内向きに移
動させて、前記かしめ範囲Lを、いわゆる「八方かし
め」によってかしめる。かしめ寸法(かしめ完了時の、
各かしめ刃に対する内接円の直径)は、φ8.3mmとす
る。
【0016】図4及び図5は、以上のようなかしめ加工
を施した後の、金属管13と継手部材1との接合状態を
示している。図中、符号15は、前記かしめ装置のかし
め刃で押圧されることにより金属管13の接合端部に形
成されたかしめ部を示しており、各かしめ刃に対応した
8箇所のかしめ部15が周方向に配設されている。図4
に示すように、各かしめ部15は、軸方向には、環状溝
7の基端側の溝肩部7aから環状溝8の先端側の溝肩部
8aまでに亘って延在している。また、図5に示すよう
に、各かしめ部15は周方向には非連続であり、隣接す
るかしめ部15の相互間には、金属管13の、かしめ刃
に押圧されなかった部分が結果的にかしめ部15よりも
外方に膨出して、軸方向に延在する膨出部16をなして
いる。
【0017】図5における破線Bは、環状溝7及び環状
溝8の溝底面の径方向位置を示している。前記のよう
に、この実施形態では、円筒部3(環状突条9を含む)
の外径が8.2mm、環状溝7,8の溝底部分の直径が
7.4mmであるのに対し、金属管13の肉厚とかしめ寸
法との関係から、かしめ部15における金属管13の内
径(金属管13に対する内接円の直径)は約7.7mmと
なっている。したがって、図4及び図5からもわかるよ
うに、各かしめ部15の内方に位置する部分において
は、環状突条9は元の高さの1/4以下の高さにまで潰
れた状態に塑性変形させられている。一方、環状突条9
の、各膨出部16内方に位置する部分は潰されておら
ず、この潰されなかった部分が膨出部16と表裏一体を
なす金属管13内面の凹入部17に食い込み、互いに係
合した状態となっている。
【0018】また、各かしめ部15の軸方向の両端部分
においては、溝肩部7a,8aが前記環状突条9とほぼ
同様の断面形状に潰されている。そして、これらの潰さ
れた溝肩部7a,8aとその外側(すなわち、溝肩部7
aの基端側及び溝肩部8aの先端側)の潰されなかった
部分との間には、それぞれ段差部18が形成され、両段
差部18において、金属管13と円筒部3とが係合して
いる(図4参照)。
【0019】以上のような構成により金属管13の接合
端部と継手部材1の円筒部3とを固着させた、この実施
形態の接合構造にあっては、以下のような効果が得られ
る。すなわち、主として、環状突条9のかしめ潰されな
かった部分と金属管13内面の凹入部17との係合によ
り、金属管13に対する継手部材1の回動が防止される
とともに、かしめ潰された溝肩部7a,8aの外側に隣
接する段差部18における金属管13と円筒部3との係
合により、金属管13に対する継手部材1の軸方向の移
動も防止されるため、充分な接合強度が確保される。
【0020】また、継手部材1の円筒部3に回り止め用
シートを巻き付けなくても前記のように充分な接合強度
が得られるので、従来必要であった、円筒部に回り止め
用シートを巻き付けたり、このシートを所定の巻き付け
状態に保持しつつ金属管に挿入したりというような困難
かつ繁雑な作業が必要でなくなる。したがって、作業が
容易となって、接合工程における作業性・生産性の向上
を図れる。
【0021】因みに、円筒部3の外周面に環状溝7,8
及び環状突条9が形成されていない場合であっても、か
しめ部を充分な深さで円筒部の外周に食い込ませること
により、本実施形態と同様の接合強度が得られると考え
られる。しかしながら、この場合は、円筒部の外周部分
を広い範囲でかしめ潰して凹入させなければならないた
め、極めて強い力でかしめる必要があり、一般的なかし
め装置では、そのような強い力でかしめることは現実的
には不可能であった。また、ややもすると、かしめ力の
不足により、かしめ部の円筒部への食い込みが浅くなっ
て(すなわち、かしめが不充分となって)、接合強度が
低下するおそれもあった。
【0022】それに対して、本実施形態では、各かしめ
部15は軸方向に広範囲に延在しているものの、その範
囲の大半は環状溝7,8が占めており、実際にかしめ潰
しているのは環状突条9及び溝肩部7a,8aの部分の
みである。したがって、一般的なかしめ装置により比較
的弱い力でかしめた場合でも、充分な深さにかしめるこ
とができて、高い接合強度を得ることができるのであ
る。
【0023】さらに、本実施形態では、接合状態におい
て、リング収容溝11内のシールリング12が円筒部3
外周と金属管13内周との間をシール(封止)している
ために、金属管13が流体移送用の管である場合でも、
接合部分からの流体の漏れを防止することができる。
【0024】ところで、本発明の実施形態が以上で説明
したものに限定されないことは言うまでもなく、例えば
図6のような実施形態も考えられる。なお、以下の実施
形態に係る各図において、前記実施形態と同様もしくは
相当する構成要素には、前記実施形態と同一の符号を付
して、説明を省略する。
【0025】図6の実施形態で用いられる継手部材1a
は、円筒部3の基端側に外向きのフランジ部20が一体
形成されるとともに、このフランジ部20と係合する内
向きのフランジ部21を有する筒状のナット部材22が
回動自在に外嵌されている。ナット部材22の内周面に
は雌ネジ23が刻設されている。また、円筒部3とフラ
ンジ部20との間には外径が金属管13とほぼ等しい部
分が形成され、この部分と円筒部3との間の段差面によ
り、金属管13の先端面が当接する当接面24が構成さ
れている。25はパッキンである。接合構造それ自体は
前記実施形態と同様である。この継手部材1aは、雌ネ
ジ23により、例えば前記実施形態の継手部材1と接続
して用いられる。なお、本発明は、以上のようなネジを
有する継手部材だけではなく、例えば差し込み式のワン
タッチ継手(急速継手)を構成する継手部材と金属管と
の接合構造にも適用可能である。
【0026】また、継手部材の円筒部に形成する環状溝
の数は2本に限られず、例えば図7に示したように、円
筒部3に軸方向に離間した3本の環状溝27,28,2
9を形成した継手部材1bを用いることも考えられる。
この継手部材1bでは、環状溝27と環状溝28との間
に環状突条30が形成され、環状溝28と環状溝29と
の間に環状突条31が形成されている。これら環状溝及
び環状突条以外の構成は前記継手部材1と同様である。
【0027】こうした継手部材1bを用いて本発明を実
施する場合、円筒部3に外嵌した金属管(不図示)の接
合端部をかしめる範囲については、種々考えられる。す
なわち、最も高い接合強度が得られるのは、円筒部3の
最も基端寄りの環状溝27の基端側の溝肩部から、最も
先端寄りの環状溝29の先端側の溝肩部までに対応する
部分(すなわち図7にL1で示した軸方向範囲)をかし
める場合である。しかしながら、最も基端寄りの環状溝
27の基端側の溝肩部から、この環状溝27よりも先端
寄りの環状溝28の先端側の溝肩部(環状突条31の一
部で構成される)までに対応する部分(すなわち図7に
2で示した軸方向範囲)をかしめる実施形態も可能で
ある。また、環状溝28の基端側の溝肩部(環状突条3
0の一部で構成される)から、この環状溝28よりも先
端寄りの環状溝29の先端側の溝肩部までに対応する部
分(すなわち図7にL3で示した軸方向範囲)をかしめ
る実施形態も可能である。この説明から明らかなよう
に、本発明で環状溝について「基端寄り」「先端寄り」
というのは、複数の環状溝の相対的な位置関係を意味す
るものである。
【0028】さらに、前記実施形態では、円筒部3に外
嵌した金属管13の接合端部を「八方かしめ」によりか
しめたが、本発明では、かしめられた部分の軸直角方向
断面を非円形とすることで、接合状態における金属管と
継手部材との相対回動を防止できればよく、したがっ
て、例えば略六角形断面や略四角形断面にかしめること
も考えられる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る金属
管と継手部材との接合構造では、継手部材の円筒部外周
に複数の環状溝と環状突条とを形成し、この円筒部に外
嵌した金属管の接合端部の、円筒部基端寄り環状溝の基
端側溝肩部から円筒部先端寄り環状溝の先端側溝肩部ま
でに対応する部分を、軸直角方向断面が非円形となるよ
うにかしめているので、比較的弱い力で充分にかしめる
ことができるとともに、かしめ潰されて非円形に変形し
た環状突条と金属管内面との係合により、金属管と継手
部材との相対回動が防止されるため、高い接合強度が確
保される。また、円筒部に回り止め用シートを巻き付け
る等の作業が必要でなくなるため、接合工程の作業性が
向上する。
【0030】また、金属管と継手部材とを接合した状態
において、リング収容溝内のシールリングが円筒部外周
と金属管内周との間をシールするため、金属管が流体移
送用の管である場合、接合部分からの流体の漏れを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に用いられる継手部材の側
面図である。
【図2】図1の継手部材の断面図である。
【図3】継手部材の円筒部に金属管の接合端部を外嵌し
た状態を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る金属管と継手部材と
の接合構造を示す断面図である。
【図5】図4のA−A線に沿う要部拡大断面図である。
【図6】本発明の別の実施形態に係る金属管と継手部材
との接合構造を示す断面図である。
【図7】本発明で用いられる別の継手部材の断面図であ
る。
【符号の説明】 1,1a,1b 継手部材 3 円筒部 7,8,27,28,29 環状溝 7a,8a 溝肩部 9,30,31 環状突条 11 リング収容溝 12 シールリング 13 金属管 15 かしめ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外径が金属管の内径よりも若干小さい円
    筒部を有する継手部材の前記円筒部に前記金属管の接合
    端部を外嵌し、この接合端部を前記円筒部にかしめ付け
    る金属管と継手部材との接合構造であって、 前記円筒部の外周に、相互間に環状突条が形成されるよ
    う軸方向に離間して複数の環状溝を形成し、この円筒部
    に外嵌した前記金属管の接合端部の、円筒部基端寄り環
    状溝の基端側溝肩部から円筒部先端寄り環状溝の先端側
    溝肩部までに対応する部分を、軸直角方向断面が非円形
    となるようにかしめることによって、当該接合端部と前
    記円筒部とを固着させたことを特徴とする金属管と継手
    部材との接合構造。
  2. 【請求項2】 継手部材の円筒部の、先端から環状溝ま
    での間の外周に環状のリング収容溝を形成し、このリン
    グ収容溝内にシールリングを収容してなる請求項1に記
    載の金属管と継手部材との接合構造。
JP2000310212A 2000-10-11 2000-10-11 金属管と継手部材との接合構造 Pending JP2002113539A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000310212A JP2002113539A (ja) 2000-10-11 2000-10-11 金属管と継手部材との接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000310212A JP2002113539A (ja) 2000-10-11 2000-10-11 金属管と継手部材との接合構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002113539A true JP2002113539A (ja) 2002-04-16

Family

ID=18790210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000310212A Pending JP2002113539A (ja) 2000-10-11 2000-10-11 金属管と継手部材との接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002113539A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008221317A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Toyo Seikan Kaisha Ltd 二重構造成形体の製造方法及び製造装置
JP2009530556A (ja) * 2006-03-22 2009-08-27 ファインツール・インテレクチュアル・プロパティ・アクチエンゲゼルシャフト 自動車座席の継手留金用ハウジングとその大量生産方法
JP2011144464A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Toyota Industries Corp 紡機の繊維束集束装置
JP2013505749A (ja) * 2009-09-24 2013-02-21 エルベ エレクトロメディジン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 手術デバイス用の管コネクタ、手術デバイス用のハンドル、および管コネクタを用いて電気手術デバイス用の管を連結する方法
JP2013060094A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Bridgestone Corp ゴムクローラの製造方法及びゴムクローラ
JP2013151013A (ja) * 2012-01-26 2013-08-08 Nisshin Steel Co Ltd ステンレス鋼管と他の金属管の接続構造体
WO2014136438A1 (ja) * 2013-03-07 2014-09-12 日本電気株式会社 配管接続構造、及び配管接続方法
JP2014211188A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 株式会社ニチリン 継手接続構造、およびそれを備える水道用ホース
JP2014533629A (ja) * 2011-11-22 2014-12-15 タカタ アーゲー ガス発生器
WO2015125828A1 (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社フジキン 弁体および高温用弁
CN108291671A (zh) * 2015-11-30 2018-07-17 维克托里克公司 喷洒器适配器和管插塞件
IT201700028299A1 (it) * 2017-03-14 2018-09-14 Dynamic Tech S P A Giunto di connessione di elementi tubolari di trasporto di fluidi
JP2018202488A (ja) * 2018-07-02 2018-12-27 株式会社三五 カシメ構造
JP2019168074A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 株式会社山田製作所 サーモバルブ及び同製造方法
CN114025910A (zh) * 2019-06-28 2022-02-08 株式会社神户制钢所 管状构件的结合装置、使用它的异种材料接合方法和带异种材料接合用辅助构件的管状构件的制造方法
JP7428433B2 (ja) 2021-12-08 2024-02-06 東成エレクトロビーム株式会社 メタルコンタクトによるシール構造

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009530556A (ja) * 2006-03-22 2009-08-27 ファインツール・インテレクチュアル・プロパティ・アクチエンゲゼルシャフト 自動車座席の継手留金用ハウジングとその大量生産方法
JP2008221317A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Toyo Seikan Kaisha Ltd 二重構造成形体の製造方法及び製造装置
JP2013505749A (ja) * 2009-09-24 2013-02-21 エルベ エレクトロメディジン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 手術デバイス用の管コネクタ、手術デバイス用のハンドル、および管コネクタを用いて電気手術デバイス用の管を連結する方法
US8998896B2 (en) 2009-09-24 2015-04-07 Erbe Elektromedizin Gmbh Tube connector for a radio-frequency surgical device, handle for an RF surgical device, and method for connecting tubes for an RF surgical device to such a tube connector
JP2011144464A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Toyota Industries Corp 紡機の繊維束集束装置
JP2013060094A (ja) * 2011-09-13 2013-04-04 Bridgestone Corp ゴムクローラの製造方法及びゴムクローラ
JP2014533629A (ja) * 2011-11-22 2014-12-15 タカタ アーゲー ガス発生器
JP2013151013A (ja) * 2012-01-26 2013-08-08 Nisshin Steel Co Ltd ステンレス鋼管と他の金属管の接続構造体
WO2014136438A1 (ja) * 2013-03-07 2014-09-12 日本電気株式会社 配管接続構造、及び配管接続方法
JP2014211188A (ja) * 2013-04-18 2014-11-13 株式会社ニチリン 継手接続構造、およびそれを備える水道用ホース
CN105874251A (zh) * 2014-02-20 2016-08-17 株式会社富士金 阀体及高温用阀
US10731763B2 (en) 2014-02-20 2020-08-04 Fujikin Incorporated Valve element and high-temperature-oriented valve
WO2015125828A1 (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社フジキン 弁体および高温用弁
TWI644045B (zh) * 2014-02-20 2018-12-11 日商富士金股份有限公司 Valve body and high temperature valve
CN105874251B (zh) * 2014-02-20 2019-05-17 株式会社富士金 阀体及高温用阀
JP2015155714A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社フジキン 弁体および高温用弁
CN108291671A (zh) * 2015-11-30 2018-07-17 维克托里克公司 喷洒器适配器和管插塞件
US10927993B2 (en) 2015-11-30 2021-02-23 Victaulic Company Pipe plug and method of use
EP3338015A4 (en) * 2015-11-30 2019-03-13 Victaulic Company SPRINKLER ADAPTER AND TUBE PLUG
IT201700028299A1 (it) * 2017-03-14 2018-09-14 Dynamic Tech S P A Giunto di connessione di elementi tubolari di trasporto di fluidi
JP2019168074A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 株式会社山田製作所 サーモバルブ及び同製造方法
CN110360327A (zh) * 2018-03-26 2019-10-22 株式会社山田制作所 热敏阀及其制造方法
CN110360327B (zh) * 2018-03-26 2022-10-21 株式会社山田制作所 热敏阀及其制造方法
JP2018202488A (ja) * 2018-07-02 2018-12-27 株式会社三五 カシメ構造
CN114025910A (zh) * 2019-06-28 2022-02-08 株式会社神户制钢所 管状构件的结合装置、使用它的异种材料接合方法和带异种材料接合用辅助构件的管状构件的制造方法
CN114025910B (zh) * 2019-06-28 2023-08-04 株式会社神户制钢所 管状构件的结合装置、制造方法和异种材料接合方法
JP7428433B2 (ja) 2021-12-08 2024-02-06 東成エレクトロビーム株式会社 メタルコンタクトによるシール構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002113539A (ja) 金属管と継手部材との接合構造
KR100753663B1 (ko) 파이프조인트장치 및 그의 제조방법
JP4299646B2 (ja) 管継手
US7014218B2 (en) Universal fitting nipple
JP2591388B2 (ja) 配管接続装置
WO2008118944A2 (en) Sealing fitting for stainless steel tubing
US20070013189A1 (en) Sealing fitting for stainless steel tubing
US20230392723A1 (en) Multi-hose arrangement
JP2000283372A (ja) 樹脂製管継手
US6206437B1 (en) Hose male fitting
JPH0392692A (ja) 管継手ソケットの製造方法
JP2002295756A (ja) 簡易スイベルホース継手
JP2002022079A (ja) 継手金具付ホース及びその製造方法
JP2675535B2 (ja) フランジ付軸シール型ニップル
JP4081165B2 (ja) 樹脂パイプ用継手
JP2689095B2 (ja) 可撓管
JP4143959B2 (ja) 樹脂製パイプとタンクとの接続構造
JP2002054781A (ja) 管継手構造
JP4571257B2 (ja) 鋼製水道用管とメカニカル継手の接続構造
JP2001056085A (ja) 樹脂製管継手
JP4383617B2 (ja) ホース金具の製作方法
JP2023156726A (ja) 管継手
JP3032308U (ja) 銅管用継手
JP3986479B2 (ja) 渦巻き状ブルドン管圧力計
JP2006300292A (ja) パイプの接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050426

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050823