JP2002111205A - 多層配線板の製造方法および多層配線板 - Google Patents

多層配線板の製造方法および多層配線板

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JP2002111205A
JP2002111205A JP2001225080A JP2001225080A JP2002111205A JP 2002111205 A JP2002111205 A JP 2002111205A JP 2001225080 A JP2001225080 A JP 2001225080A JP 2001225080 A JP2001225080 A JP 2001225080A JP 2002111205 A JP2002111205 A JP 2002111205A
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Hitoshi Aoki
仁 青木
Yoshitaka Okugawa
良隆 奥川
Kensuke Nakamura
謙介 中村
Masaaki Kato
正明 加藤
Hidetaka Hara
英貴 原
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細な配線パターンを形成できて、確実に層
間接続でき、且つ信頼性の高い多層配線板、およびその
製造方法を提供する。 【解決手段】 (A)配線パターン上に絶縁層を形成す
る工程と、(B)配線パターンの一部が露出するように
絶縁層にビアを形成する工程と、(C)ベース基板の金
属層を電解めっき用リードとして、導体ポストを電解め
っきにより形成する工程と、(D)絶縁層上および導体
ポスト表面に金属膜を形成する工程と、(E)金属層を
電解めっき用リードとして、金属膜上に配線パターンを
電解めっきにより形成する工程と、(F)金属膜を部分
的に除去する工程とを含んでなり、前記工程の後に金属
層をエッチングにより、全面または部分的に除去するこ
とを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層配線板の製造
方法、およびその製造方法により製造された多層配線板
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の高機能化並びに軽薄短
小化の要求に伴い、電子部品の高密度集積化、更には高
密度実装化が進んできており、これらの電子機器に使用
される半導体パッケージは、従来にも増して、益々、小
型化かつ多ピン化が進んできている。
【0003】従来の回路基板はプリント配線板と呼ば
れ、ガラス繊維の織布にエポキシ樹脂を含浸させた積層
板からなる、ガラスエポキシ板に貼り付けられた銅箔を
パターニングした後、複数枚重ねて積層接着し、ドリル
で貫通穴を開けて、この穴の壁面に銅めっきを行ってビ
アを形成し、層間の電気接続を行った配線基板の使用が
主流であった。しかし、搭載部品の小型化、高密度化が
進み、上記の配線基板では配線密度が不足して、部品の
搭載に問題が生じるようになってきている。
【0004】このような背景により、近年、ビルドアッ
プ多層配線板が採用されている。ビルドアップ多層配線
板は、樹脂のみで構成される絶縁層と、導体とを積み重
ねながら成形される。ビア形成方法としては、従来のド
リル加工に代わって、レーザ法、プラズマ法、フォト法
等多岐にわたり、小径のビアホールを自由に配置するこ
とで、高密度化を達成するものである。層間接続部とし
ては、ブライドビア(Blind Via)やバリード
ビア(Buried Via:ビアを導電体で充填した
構造)等があり、ビアの上にビアを形成するスタックド
ビアが可能な、バリードビアホールが特に注目されてい
る。バリードビアホールとしては、ビアホールをめっき
で充填する方法と、導電性ペースト等で充填する場合と
に分けられる。一方、配線パターンを形成する方法とし
て、銅箔をエッチングする方法(サブトラクティブ
法)、電解銅めっきによる方法(アディティブ法)等が
あり、配線密度の高密度化に対応可能なアディティブ法
が特に注目され始めている。
【0005】特開平10−84186号公報に記載され
た製造方法によると、ビア内を導電体(導電性ペース
ト)で充填する(バリードビア)ため、ビアの上にビア
を形成するスタックドビアが可能なうえ、配線パターン
を電解めっきなどで形成する(アディティブ法)ため、
微細な配線パターンを形成することができ、高密度化は
もちろんのこと配線設計も非常に簡易化することができ
る。しかしながら、この方法では、層間の電気的接続を
導電性ペーストで行っているため、信頼性が十分ではな
い。また、微細なビアに導電性ペーストを埋め込む高度
な技術や、離型性支持板の表面に形成された配線パター
ンと、接着性絶縁体に形成されたビアと、もう一方の配
線パターンとを同時に位置合せ積層する高度な技術も必
要となり、さらなる微細化に対応することが困難であ
る。
【0006】特開平11−251703号公報に記載さ
れた導電性組成物によって充填されたビアを有する絶縁
体層と、導電組成物の一方または両方の面の上に形成さ
れた導電性のバッファー層と、導電性のバッファー層上
に形成された配線パターンとを備え、導電性のバッファ
ー層は、導電性組成物、配線パターンのいずれか一方又
は両方と、合金又は金属間化合物を形成している回路基
板は、導電性ペーストと配線パターンの接続信頼性向上
を狙ったものであるが、この方法においても、金属間化
合物を形成する導電性バッファー層、導電性組成物、配
線パターンの表面が、十分に清浄化されていないと、導
電性バッファー層が濡れ拡がることができず、金属接合
が不十分になり、信頼性の高い電気的接続が得られな
い。
【0007】特開平11−204939号公報に記載さ
れた、絶縁シートの少なくとも片面に配線パターンを有
し、絶縁シートの表裏面を貫通して導電性のビアホール
を有し、そのビアホールと電気的に接続された表裏面の
任意の場所に、接続用電極を設けた回路基板どうしを、
絶縁層を介して複数枚積層した構造の多層回路基板であ
って、前記複数の互いに隣接する回路基板どうしを結合
する絶縁層を、100〜300℃の温度に加熱すると粘
度が1000ポアズ以下に低下し、前記温度域に10分
放置すると少なくとも70〜80%が硬化する、熱硬化
性接着剤の硬化層で構成してなる多層回路基板による
と、ビア内を導電体(電解めっき銅)で充填する(バリ
ードビア)ため、ビアの上にビアを形成するスタックド
ビアが可能で、層間接続部の高密度化を図ることができ
る。しかしながら、この方法においても、接続用電極と
して導電性接着剤を用いたり、接続用電極表面にAuや
Sn等を形成しAu−Sn合金などで接続を試みたりし
ているが、導電性接着剤では前述したように信頼性が低
く、Au−Sn合金での接続では、Sn表面を清浄化し
ていないため金属間の濡れ性が悪く、接合が十分でな
い。
【0008】実際に、「テープ状フィルムの一括積層方
式による多層配線板の開発」(エレクトロニクス実装学
会誌,vol.1,No.2(1998))で示されてい
るように、Au−Sn合金が全面にぬれ拡がらないた
め、Au−Snの間に熱硬化性接着剤を挟んだ部分的な
接合となり、信頼性が十分ではない。ここで、熱硬化性
接着剤の硬化層をエポキシ系接着剤で設けられている
が、具体的には、エポキシ樹脂としてビスフェノールA
型もしくはクレゾールノボラック型であり、硬化剤とし
て、フェノールノボラック樹脂とあるが、その機能は層
間接着のみであり、金属表面の酸化膜の除去や、還元と
いった金属表面の清浄化機能に関する記載はない。
【0009】また、特開平11−204939号公報で
は、「接続用電極として、Sn−Pbはんだ等、Snを
主成分とする合金を用いて300℃以下の温度で、電気
的な接続を行う方法」が記載されているが、接合表面を
清浄化しないと、半田接合することは不可能である。一
方、配線パターンは、銅箔をエッチングにより形成する
サブトラクティブ法であるため、さらなる配線パターン
の微細化に対応することが困難である。
【0010】特開平8−195560号公報に記載され
た、両面又は片面に導電体回路層を有する絶縁体層と導
電体回路層を有しない絶縁体層とを所定数積み重ねた積
層体とを、加圧・成形し、同時に所定の少なくとも上下
二つの導電体回路層を電気的に接続させるプリント回路
基板の製造方法において、絶縁体層をいずれもガラス繊
維を含まないシート状の絶縁体樹脂層で形成し、導電体
回路層の所定場所上に導電体回路層間の電気的接続用の
導電体からなる突起(金属塊)を設けておき、積層体を
プレス治具板を用いて、プレスを行うものであり、プレ
ス圧力によって絶縁体樹脂層を突起が突き破り、対向す
る導電体回路層に当接・圧着させる製造方法、また、さ
らに突起の先端部に、絶縁体樹脂層の樹脂硬化温度より
高い溶融温度を有する半田層を設けておき熱および圧力
で絶縁体樹脂層を突起で突き破り半田層を導電体回路層
に接続させた後、この状態で温度を半田の溶融温度まで
上昇し半田層を溶融させて突起を導電体回路層に接続さ
せた後、冷却して半田層を固化させる製造方法による
と、導電体からなる突起(金属塊)により層間接続を行
うため、ビア(突起)の上にビア(突起)を形成するス
タックドビアが可能となり、層間接続部の高密度化を図
ることができる。また、絶縁体樹脂層にビアを形成して
おく必要がないため、生産性が向上するという利点もあ
る。しかしながら、上記の前者の方法では、電気的接続
が物理的接触だけであり、信頼性が低いことが予想され
る。後者の方法では、突起先端の半田層と導電体回路層
の表面が十分に清浄化、すなわち、表面酸化膜の除去や
還元がされていないと、半田が濡れ拡がることができな
いため、半田接合することは不可能である。
【0011】特開平9−23064号公報に記載された
製造方法によると、ポストにより層間接続を行うため、
ビア(ポスト)の上にビア(ポスト)を形成するスタッ
クドビアが可能となり、層間接続部の高密度化を図るこ
とができる。また、層間接続部に導電性ペースト等が不
要となるため、接続信頼性が高いことが予想される。し
かしながら、配線パターン(導体回路)は、金属膜をエ
ッチングすることにより形成するサブトラクティブ法で
あるため、さらなる配線パターンの微細化に対応するこ
とが困難である。また、硬化された樹脂を研磨してポス
ト表面を露出させるため、層間絶縁膜の厚みが各層によ
りばらつきやすく、近年注目されているインピーダンス
整合に精度良く対応することが困難である。
【0012】また、特開平9−23064号公報におい
ては、下層導体回路と上層導体回路との電気的接続をポ
ストにより行なう構造のプリント回路基板を製造するに
当たり、下層導体回路形成用の金属膜上に、該金属膜を
下層導体回路の形状にパターニングする前に、ポストを
形成し、該ポストの形成が済んだ前記金属膜上に、前記
金属膜の下層導体回路として残存させたい部分表面及び
該ポストを覆うためのマスクであって前記金属膜をエッ
チングするための手段に対し耐性を有する材料から成る
マスクを形成し、その後、前記金属膜の前記マスクで覆
われていない部分をエッチングして下層導体回路を形成
するが、金属膜をエッチングすることにより配線パター
ン(導体回路)を形成するサブトラクティブ法であるた
め、さらなる配線パターンの微細化に対応できないとい
った課題や、硬化された樹脂を研磨してポスト表面を露
出させるため、層間絶縁膜の厚みが各層によりばらつき
やすいといった課題を解決するためのものではない。
【0013】特開昭62−222696号公報では、基
板上に導体層と絶縁層とを交互に積層して多層配線基板
の導体配線を形成する多層配線基板の製造方法におい
て、前記導体配線を形成する面に所望の配線パターン形
状と略同形状にパターニングされた下地金属層を形成す
る工程と、少なくとも前記下地金属層以外に絶縁層を形
成する工程と、前記絶縁層をめっきレジストとして前記
下地金属層上に無電解めっきを行って前記導体配線を形
成する工程とからなるが、この発明の最大の特徴は、無
電解めっきにより配線パターンを形成するところにあ
り、これにより導体配線を均一な厚みで形成することが
できるだけでなく、アディティブ法であるため、微細な
導体配線を形成することができる。しかしながら、無電
解めっきによる導体配線形成では、導体配線を所望の厚
みに形成するまでに時間を要するため、生産性の向上が
図れないという重大な課題がある。さらに、下地金属層
を所望の配線パターン形状と略同形状にパターニングす
るが、絶縁層と導体配線との間に隙間が形成されないよ
うにするには下地金属層の寸法(幅)を配線パターン形
状よりも大きくする必要があるため、隣接する導体配線
のスペースを狭くすることができず、回路密度の向上に
障害が生じるという重大な課題もある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、半導体チッ
プを搭載する多層配線板における、配線パターン形成お
よび層間接続のこのような現状の問題点に鑑み、微細な
配線パターンを形成でき、また確実に層間接続でき、且
つ信頼性の高い多層配線板を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、次の多
層配線板の製造方法および多層配線板を提供する。 (1) (A)配線パターン上に絶縁層を形成する工程
と、(B)該配線パターンの一部が露出するように該絶
縁層にビアを形成する工程と、(C)ベース基板の金属
層を電解めっき用リードとして、導体ポストを電解めっ
きにより形成する工程と、(D)該絶縁層上および該導
体ポスト表面に金属膜を形成する工程と、(E)該金属
層を電解めっき用リードとして、該金属膜上に配線パタ
ーンを電解めっきにより形成する工程と、(F)該金属
膜を部分的に除去する工程と、を含んでなり、前記工程
の後に該金属層をエッチングにより、全面または部分的
に除去することを特徴とする多層配線板の製造方法。 (2) ベース基板が、金属層上に配線パターンを形成
してなることを特徴とする前記第(1)項記載の多層配
線板の製造方法。 (3) 配線パターンが、電解めっきにより形成されて
なることを特徴とする前記第(2)項記載の多層配線板
の製造方法。 (4) 金属層を部分的にエッチングして除去すること
により、多層配線板の半導体チップを搭載する側の最外
層上に金属フレームを形成することを特徴とする、前記
第(1)項〜(3)項のいずれかに記載の多層配線板の
製造方法。 (5) ベース基板が、最上面に配線パターンを有し、
最下面に金属層を有するとともに、該配線パターンと該
金属層が導通接続されたものであることを特徴とする、
前記第(1)項記載の多層配線板の製造方法。 (6) ベース基板が、最上面に配線パターンを有し、
最下面に金属層を有するとともに、該配線パターンと該
金属層がスルーホールにより導通接続された両面配線板
または3層以上の配線板であることを特徴とする、前記
第(5)項記載の多層配線板の製造方法。 (7) 金属層を部分的にエッチングして除去すること
により、配線パターンを形成することを特徴とする、前
記第(1)項、(5)項または(6)項記載の多層配線
板の製造方法。 (8) 絶縁層が、樹脂付導体箔をラミネートし、該導
体箔をエッチングして除去することにより形成されるこ
とを特徴とする、前記第(1)項〜(7)項のいずれか
に記載の多層配線板の製造方法。 (9) 金属膜が、無電解銅めっき又はスパッタリング
により形成されることを特徴とする前記第(1)項〜
(8)項のいずれかに記載の多層配線板の製造方法。 (10) 絶縁層が、補強繊維未充填の樹脂からなるこ
とを特徴とする前記第(1)項〜(9)項のいずれかに
記載の多層配線板の製造方法。
【0016】(11) 前記第(1)項〜(10)項の
いずれかに記載の多層配線板の製造方法により、得られ
ることを特徴とする多層配線板。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明するが、本発明はこれによって何ら
限定されるものではない。図1〜図3は、本発明の実施
形態である多層配線板の製造方法の第1の例として、金
属層上に配線パターンが形成されたベース基板を用いた
例を説明するための図で、図3(q)は得られる多層配
線板の構造を示す断面図である。
【0018】本発明の多層配線板の製造方法の第1の例
としては、まず、金属層101上にパターニングされた
めっきレジスト102aを形成する(図1(a))。こ
のめっきレジスト102aは、例えば、金属層101上
に紫外線感光性のドライフィルムレジストをラミネート
し、ネガフィルム等を用いて選択的に感光し、その後現
像することにより形成できる。金属層101の材質は、
本発明の製造方法に適するものであればどのようなもの
でも良いが、特に、使用される薬液に対して耐性を有す
るものであって、最終的にエッチングにより除去可能で
あることが必要である。そのような金属層101の材質
としては、例えば、銅、銅合金、42合金、ニッケル等
が挙げられる。また、金属層101の厚みは、本発明の
製造方法に適するものであればどのようなものでも良
い。金属層101としては、金属板、金属箔等を用いる
ことができる。特に、42合金板、銅板、銅合金板、銅
箔は、様々な厚みのものが市販されているため、安価で
入手が容易であるだけでなく、取り扱いも容易であるた
め、本発明の製造方法に非常に好適である。
【0019】次に、金属層101を電解めっき用リード
(給電用電極)として、レジスト金属層103を電解め
っきにより形成する(図1(b))。この電解めっきに
より、金属層101上のめっきレジスト102aが形成
されていない部分に、レジスト金属層103が形成され
る。レジスト金属層103の材質は、本発明の製造方法
に適するものであればどのようなものでも良いが、特
に、最終的に金属層101をエッチングにより除去する
際に使用する薬液に対して耐性を有することが必要であ
る。レジスト金属層103の材質としては、例えば、ニ
ッケル、金、錫、銀、半田、パラジウム等が挙げられ
る。なお、レジスト金属層103を形成する目的は、金
属層101をエッチングする際に使用する薬液により、
図1(c)に示す配線パターン104aが浸食・腐食さ
れるのを防ぐことである。したがって、金属層101を
エッチングする際に使用する薬液に対して、図1(c)
に示す配線パターン104aが耐性を有している場合
は、このレジスト金属層103は不要である。また、レ
ジスト金属層103は配線パターン104aと同一のパ
ターンである必要はなく、金属層101上にめっきレジ
スト102aを形成する前に、金属層101の全面にレ
ジスト金属層103を形成しても良い。
【0020】次に、金属層101を電解めっき用リード
(給電用電極)として、配線パターン104aを電解め
っきにより形成する(図1(c))。この電解めっきに
より、金属層101上のめっきレジスト102aが形成
されていない部分に、配線パターン104aが形成され
る。配線パターン104aの材質としては、本発明の製
造方法に適するものであればどのようなものでも良い
が、特に、最終的にレジスト金属層103をエッチング
により除去する際に使用する薬液に対して耐性を有する
ことが必要である。実際は、配線パターン104aを浸
食・腐食しない薬液でエッチング可能なレジスト金属層
103を選定するのが得策である。配線パターン104
aの材質としては、例えば、銅、ニッケル、金、錫、
銀、パラジウム等が挙げられる。さらには、銅を用いる
ことで、低電気抵抗で安定した配線パターン104aが
得られる。
【0021】次に、めっきレジスト102aを除去して
ベース基板110を得る(図1(d))。なお、図1
(a)〜(d)にて、金属層101上を電解めっき用リ
ードとして用い、金属層101上に電解めっきによりレ
ジスト金属層103および配線パターン104aを形成
してベース基板110を得る方法について説明したが、
金属層101上に配線パターンが形成されたベース基板
110であれば、その製造方法はどのようなものでもよ
い。例えば、無電解めっきによりレジスト金属層103
および配線パターン104aを形成する方法でもよい
し、スクリーン印刷により配線パターンを直接形成する
方法でも構わない。
【0022】続いて、形成した配線パターン104a上
に絶縁層105aを形成する(図1(e))。絶縁層1
05aを構成する樹脂は、本発明の製造方法に適するも
のであればどのようなものでも使用できる。補強繊維
(例えば、ガラスクロス)未充填の樹脂からなる絶縁層
105を形成することが好ましい。また、絶縁層105
aの形成は、使用する樹脂に応じて適した方法で良く、
樹脂ワニスを印刷、カーテンコート、バーコート等の方
法で直接塗布したり、ドライフィルムタイプの樹脂を真
空ラミネート、真空プレス等の方法で積層する方法が挙
げられる。特に、市販されている樹脂付銅箔(樹脂付導
体箔)は入手が容易であり、真空ラミネート等により配
線パターン104aの凹凸を埋め込みながら成形し、最
後に銅箔(導体箔)をエッチングすれば、絶縁層105
aの表面が配線パターン104aの凹凸に影響されるこ
となく、非常に平坦になる。また、絶縁層105aの表
面には銅箔表面の微細な粗化形状が転写されるため、図
3(m)に示す絶縁層105bとの密着性を確保するこ
とができる。
【0023】次に、形成した絶縁層105aに、少なく
とも配線パターンの一部が露出するようにビア106a
を形成する(図1(f))。ビア106aの形成方法
は、本発明の製造方法に適する方法であればどのような
方法でも良く、レーザー、プラズマによるドライエッチ
ング、ケミカルエッチング等が挙げられる。また、絶縁
層105aを感光性樹脂とした場合には、絶縁層105
aを選択的に感光し、現像することでビア106aを形
成することもできる。
【0024】次に、金属層101を電解めっき用リード
(給電用電極)として、導体ポスト107aを電解めっ
きにより形成する(図2(g))。この電解めっきによ
り、絶縁層105aのビア106aが形成されている部
分に、導体ポスト107aが形成される。電解めっきに
より導体ポスト107aを形成すれば、導体ポスト10
7aの先端の形状を自由に制御することができる。導体
ポスト107aの材質としては、本発明の製造方法に適
するものであればどのようなものでも良く、例えば、
銅、ニッケル、金、錫、銀、パラジウム等が挙げられ
る。さらには、銅を用いることで、低電気抵抗で安定し
た導体ポスト107aが得られる。
【0025】次に、絶縁層105aおよび導体ポスト1
07aの表面に、金属膜108aを形成する(図2
(h))。金属膜108aの形成方法としては、無電解
銅めっきにより形成する方法、スパッタリングにより形
成する方法が挙げられる。スパッタリングにより形成す
る金属膜108aの材質としては、本発明の製造方法に
適する材質であればどのような材質でも良く、銅、チタ
ン、クロム、亜鉛などが挙げられる。
【0026】次に、金属膜108a上にパターニングさ
れためっきレジスト102bを形成する(図2
(i))。めっきレジスト102bの形成方法は、上述
と同様な方法で良い(図1(a)参照)。
【0027】次に、金属層101を電解めっき用リード
(給電用電極)として、配線パターン104bを電解め
っきにより形成する(図2(j))。配線パターン10
4bの形成方法は、上述と同様な方法で良い(図1
(c)参照)。
【0028】次に、めっきレジスト102bを除去し
(図2(k))、続いて、金属膜108aを部分的に除
去する(図2(l))。金属膜108aをエッチングに
より除去する場合には、配線パターン104bが浸食さ
れないエッチング液を使用することが好ましい。金属膜
108aと配線パターン104bの材質が同じである場
合は、その材質をエッチング可能なエッチング液を用い
れば良い。金属膜108aは無電解銅めっきやスパッタ
リングにより形成されており、電解めっきにより形成さ
れた配線パターン104bよりも十分薄いため、金属膜
108aを除去できる程度にエッチングすれば、配線パ
ターン104bへの浸食は非常に少なくなる。
【0029】次に、形成した配線パターン104bおよ
び既存の絶縁層105aの露出部の上に絶縁層105b
を形成する(図3(m))。絶縁層105bの形成方法
は、上述と同様な方法で良い(図1(e)参照)。
【0030】次に、形成した絶縁層105bにビア10
6bを形成する(図3(n))。ビア106bの形成方
法は、上述と同様な方法で良い(図1(f)参照)。
【0031】次に、金属層101を電解めっき用リード
(給電用電極)として、導体ポスト107bを電解めっ
きにより形成する(図3(o))。導体ポスト107b
の形成方法は、上述と同様な方法で良い(図2(g)参
照)。
【0032】次に、上述の工程、すなわち図2(h)〜
図3(o)を繰り返して行い、続いてソルダーレジスト
115を形成する(図3(p))。さらには、金属層1
01を電解めっき用リード(給電用電極)として、アウ
ターパッド114bに電解ニッケル/金めっき(外層め
っき)を形成しても良い。外層めっきとしては、ニッケ
ル/金めっきが一般的であるが、それ以外にも電解/無
電解を問わず、金、銀、パラジウム、ニッケルのいずれ
か2つ以上を含む層構成や、半田などでも良い。
【0033】最後に、金属層101の半導体チップ20
2を搭載する部分のみ、エッチングにより除去して金属
フレーム116を形成し、多層配線板113を得る(図
3(q))。多層配線板113が金属フレーム116を
有することにより、絶縁層105a〜105cが補強繊
維(例えば、ガラスクロス)未充填の樹脂からなる場合
でも、多層配線板113としてはリジッド性を有するこ
とになる。また、絶縁層105aは、樹脂ワニスを印
刷、カーテンコート、バーコート等の方法で直接塗布し
たり、ドライフィルムタイプの樹脂を真空ラミネート、
真空プレス等の方法で積層することにより、直接、金属
層101上に形成するため、絶縁層105aと金属フレ
ーム116との密着性は高い。なお、ここでは金属層1
01をエッチングにより部分的に除去して金属フレーム
116を形成する例を示したが、金属層101を全面除
去しても構わない。この場合には、もちろん金属フレー
ム116は形成されない。
【0034】図5〜図7は、本発明の実施形態である多
層配線板の製造方法の第2の例として、第1の製造方法
に用いたベース基板と異なるベース基板を用いた例を説
明するための図で、図7(l)は得られる多層配線板の
構造を示す断面図である。
【0035】本発明の多層配線板の製造方法の第2の例
が第1の例と異なるのは、金属層101の代わりに、ベ
ース基板310の金属層301を電解めっき用リード
(給電用電極)として使用する点であり、基本的な製造
方法はほとんど同じである。すなわち、製造方法の第1
の例では、配線パターン104a〜104dおよび導体
ポスト107a〜107cを電解めっきにより形成する
際に、金属層101を電解めっき用リード(給電用電
極)として使用するのに対して、第2の製造方法ではベ
ース基板310の金属層301を全面残しておき、これ
を電解めっき用リード(給電用電極)として使用すると
ころに特徴がある。最終的には、金属層301をエッチ
ングにより部分的に除去して配線パターン304dを形
成するため、金属層301を電解めっき用リード(給電
用電極)としてだけでなく、エッチング後に配線パター
ン304dとしても、有効に使用することができる。
【0036】以下、製造方法の第2の例について、第1
の例と異なる点について説明する。
【0037】まず、両面配線板の片面(図では上面)
に、エッチングにより配線パターン304aを形成して
ベース基板310を得る(図5(a))。もう一方の面
の金属層301は全面残しておき、配線パターン304
b〜304cおよび導体ポスト307a〜307bを電
解めっきにより形成する際の電解めっき用リード(給電
用電極)として用いる。また、ベース基板310にはス
ルーホール等により、金属層301と配線パターン30
4aとを電気的に導通接続させておくことが必須であ
る。なお、図5(a)では、ベース基板310として両
面配線板を用いているが、最上面に配線パターン304
aが形成されており、最下層に金属層301を有すると
ともに、配線パターン304aと金属層301が電気的
に導通接続されているものであれば、両面配線板に限ら
ず、4層配線板や6層配線板など、3層以上の多層配線
板を状況に応じて使い分ければ良い。
【0038】第2の製造方法の図5(b)〜図7(k)
に示す工程は、第1の製造方法の図1(e)〜図3
(p)に示す工程と同様である。最後に、金属層301
をエッチングにより部分的に除去して配線パターン30
4dを形成し、ソルダーレジスト315bの形成、外層
めっきを経て、多層配線板313を得る。
【0039】本発明による多層配線板の製造方法の最大
の特徴は、次に示す3点である。 (1)配線パターンと導体ポストを電解めっきにより形
成することができる。 (2)最終的には、全面または部分的に除去する金属層
を電解めっき用リードとして、導体ポストを電解めっき
により形成するため、配線パターンに特別な電解めっき
用リードを設ける必要が無い。 (3)絶縁層を研磨する必要が無く、絶縁層を安定した
厚みに形成することができる。
【0040】なお、上述の工程により得られた多層配線
板113のインナーパッド114a側に半導体チップ2
02を搭載し、アウターパッド114b側に半田ボール
を搭載することにより、半導体装置201を得ることが
できる(図4)。多層配線板313についても同様にし
て、半導体装置401を得ることができる(図8)。
【0041】
【実施例】以下、実施例により更に具体的に説明する
が、本発明はこれによって何ら限定されるものではな
い。
【0042】(実施例1)表面を粗化処理した150μ
m厚の圧延銅板(金属層101・古川電気工業製、EF
TEC−64T)に、ドライフィルムレジスト(旭化成
製、AQ−2058)をロールラミネートし、所定のネ
ガフィルムを用いて露光・現像し、配線パターン104
aの形成に必要なめっきレジスト(めっきレジスト10
2a)を形成した。次に、圧延銅板を電解めっき用リー
ドとして、金/ニッケル(レジスト金属103)を電解
めっきにより形成し、さらに電解銅めっきすることによ
り配線パターン(配線パターン104a)を形成した。
配線パターンは、線幅/線間/厚み=20μm/20μ
m/10μmとした。次に、めっきレジストを剥離し
て、ベース基板(ベース基板110)を得た。続いて、
樹脂付銅箔(樹脂付導体箔、住友ベークライト製、AP
L)を真空ラミネートにより配線パターンの凹凸を埋め
込みながら成形し、銅箔(導体箔)を全面エッチングし
て、25μm厚の絶縁層(絶縁層105a)を形成し
た。
【0043】次に、50μm径のビア(ビア106a)
を、UV−YAGレーザーにより形成した。続いて、圧
延銅板を電解めっき用リードとして、電解銅めっきする
ことによりビアを銅で充填し、銅ポスト(導体ポスト1
07a)を形成した。次に、無電解銅めっきにより銅薄
膜(金属膜108a)を形成し、めっきレジスト(めっ
きレジスト102b)を形成した後、圧延銅板を電解め
っき用リードとして電解銅めっきすることにより、配線
パターン(配線パターン104b)を形成した。次に、
めっきレジストを剥離した後、ソフトエッチングにより
銅薄膜を除去した。
【0044】続いて、上述の工程を繰り返した後、圧延
銅板をエッチングすることにより金属フレーム(金属フ
レーム116)を形成し、最後に、ソルダーレジスト
(ソルダーレジスト115)を形成することにより、多
層配線板(多層配線板113)を得ることができた。
【0045】(実施例2)12μm厚の銅箔が形成され
たFR−5相当のガラスエポキシ樹脂銅張積層板(住友
ベークライト製・ELC−4781)の片面の銅箔をエ
ッチングすることにより、配線パターン304aを形成
した。もう一方の面の銅箔(金属層301)は全面残し
ておいた。次に、ガラスエポキシ樹脂銅張積層板にはス
ルーホールを形成し、配線パターンと全面銅箔とを電気
的に導通させて、ベース基板(ベース基板310)を得
た。続いて、樹脂付銅箔(樹脂付導体箔、住友ベークラ
イト製、APL)を真空ラミネートにより配線パターン
の凹凸を埋め込みながら成形し、銅箔(導体箔)を全面
エッチングして、25μm厚の絶縁層(絶縁層305
a)を形成した。
【0046】次に、50μm径のビア(ビア306)
を、UV−YAGレーザーにより形成した。続いて、ベ
ース基板の全面銅箔を電解めっき用リードとして、電解
銅めっきすることによりビアを銅で充填し、銅ポスト
(導体ポスト307a)を形成した。次に、無電解銅め
っきにより銅薄膜(金属膜308a)を形成した。続い
て、銅薄膜上にドライフィルムレジスト(旭化成製、A
Q−2058)をロールラミネートし、所定のネガフィ
ルムを用いて露光・現像し、配線パターン304bの形
成に必要なめっきレジスト(めっきレジスト302)を
形成した。次に、全面銅箔を電解めっき用リードとして
電解銅めっきすることにより、配線パターン(配線パタ
ーン304b)を形成した。配線パターンは、線幅/線
間/厚み=20μm/20μm/10μmとした。次
に、めっきレジストを剥離した後、ソフトエッチングに
より銅薄膜を除去した。
【0047】続いて、上述の工程を繰り返した後、ソル
ダーレジスト(ソルダーレジスト315a)を形成し、
インナーパッド(インナーパッド314a)に電解ニッ
ケル/金めっきを施した。最後に、全面銅箔をエッチン
グすることにより配線パターン(配線パターン304
d)を形成した後、ソルダーレジスト(ソルダーレジス
ト315b)を形成し、アウターパッド(アウターパッ
ド314b)に無電解ニッケル/金めっきを施すことに
より、多層配線板(多層配線板313)を得ることがで
きた。
【0048】
【発明の効果】本発明の製造方法は、微細な配線パター
ンを形成できるだけでなく、最終的には全面または部分
的に除去する金属層を電解めっきリードとして使用する
ため、配線パターンに電解めっき用リードを設ける必要
がない。また、配線パターン、絶縁層、導体ポストの順
に形成するため、絶縁層を研磨する必要がなくなり、絶
縁層を安定した厚みで形成できるため、得られる多層配
線板は、インピーダンス整合に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による多層配線板の第1の製
造方法の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の実施形態による多層配線板の第1の製
造方法の一例を示す断面図である(図1の続き)。
【図3】本発明の実施形態による多層配線板の第1の製
造方法の一例を示す断面図である(図2の続き)。
【図4】本発明の第1の実施形態による多層配線板を使
用して製造した、半導体デバイスの一例を示す断面図で
ある。
【図5】本発明の実施形態による多層配線板の第2の製
造方法の一例を示す断面図である。
【図6】本発明の実施形態による多層配線板の第2の製
造方法の一例を示す断面図である(図5の続き)。
【図7】本発明の実施形態による多層配線板の第2の製
造方法の一例を示す断面図である(図6の続き)。
【図8】本発明の第2の実施形態による多層配線板を使
用して製造した、半導体デバイスの一例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
101 金属層 102a〜102b めっきレジスト 103 レジスト金属層 104a〜104d 配線パターン 105a〜105c 絶縁層 106a〜106b ビア 107a〜107c 導体ポスト 108a〜108c 金属膜 110 ベース基板 113 多層配線板 114a インナーパッド 114b アウターパッド 115 ソルダーレジスト 116 金属フレーム 201 半導体デバイス 202 半導体チップ 203 バンプ 204 アンダーフィル 205 半田ボール 301 金属層 302 めっきレジスト 304a〜304d 配線パターン 305a〜305b 絶縁層 306 ビア 307a〜307b 導体ポスト 308a〜308b 金属膜 310 ベース基板 313 多層配線板 314a インナーパッド 314b アウターパッド 315a〜315b ソルダーレジスト 401 半導体デバイス 402 半導体チップ 403 バンプ 404 アンダーフィル 405 半田ボール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 正明 東京都品川区東品川2丁目5番8号 住友 ベークライト株式会社内 (72)発明者 原 英貴 東京都品川区東品川2丁目5番8号 住友 ベークライト株式会社内 Fターム(参考) 5E317 AA24 BB01 BB12 CC33 CC44 CC51 CD15 CD18 CD25 GG11 GG14 5E346 AA03 AA04 AA06 AA12 AA15 AA35 AA43 BB01 CC02 CC08 CC32 CC54 DD24 DD33 DD47 EE33 EE38 FF14 FF35 GG15 GG17 GG22 GG23 GG28 HH07 HH26

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)配線パターン上に絶縁層を形成す
    る工程と、(B)該配線パターンの一部が露出するよう
    に該絶縁層にビアを形成する工程と、(C)ベース基板
    の金属層を電解めっき用リードとして、導体ポストを電
    解めっきにより形成する工程と、(D)該絶縁層上およ
    び該導体ポスト表面に金属膜を形成する工程と、(E)
    該金属層を電解めっき用リードとして、該金属膜上に配
    線パターンを電解めっきにより形成する工程と、(F)
    該金属膜を部分的に除去する工程と、を含んでなり、前
    記工程の後に該金属層をエッチングにより、全面または
    部分的に除去することを特徴とする多層配線板の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 ベース基板が、金属層上に配線パターン
    を形成してなることを特徴とする請求項1記載の多層配
    線板の製造方法。
  3. 【請求項3】 配線パターンが、電解めっきにより形成
    されてなることを特徴とする請求項2記載の多層配線板
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 金属層を部分的にエッチングして除去す
    ることにより、多層配線板の半導体チップを搭載する側
    の最外層上に金属フレームを形成することを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の多層配線板の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 ベース基板が、最上面に配線パターンを
    有し、最下面に金属層を有するとともに、該配線パター
    ンと該金属層が導通接続されたものであることを特徴と
    する、請求項1記載の多層配線板の製造方法。
  6. 【請求項6】 ベース基板が、最上面に配線パターンを
    有し、最下面に金属層を有するとともに、該配線パター
    ンと該金属層がスルーホールにより導通接続された両面
    配線板または3層以上の配線板であることを特徴とす
    る、請求項5記載の多層配線板の製造方法。
  7. 【請求項7】 金属層を部分的にエッチングして除去す
    ることにより、配線パターンを形成することを特徴とす
    る、請求項1、5または6記載の多層配線板の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 絶縁層が、樹脂付導体箔をラミネート
    し、該導体箔をエッチングして除去することにより形成
    されることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記
    載の多層配線板の製造方法。
  9. 【請求項9】 金属膜が、無電解銅めっき又はスパッタ
    リングにより形成されることを特徴とする請求項1〜8
    のいずれかに記載の多層配線板の製造方法。
  10. 【請求項10】 絶縁層が補強繊維未充填の樹脂からな
    ることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の多
    層配線板の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載の多
    層配線板の製造方法により、得られることを特徴とする
    多層配線板。
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