JP2002107285A - 磁気力顕微鏡 - Google Patents

磁気力顕微鏡

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JP2002107285A
JP2002107285A JP2000299178A JP2000299178A JP2002107285A JP 2002107285 A JP2002107285 A JP 2002107285A JP 2000299178 A JP2000299178 A JP 2000299178A JP 2000299178 A JP2000299178 A JP 2000299178A JP 2002107285 A JP2002107285 A JP 2002107285A
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probe
amplitude
magnetic force
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JP2000299178A
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Shinichi Kitamura
村 真 一 北
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Jeol Ltd
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    • Y10S977/849Manufacture, treatment, or detection of nanostructure with scanning probe
    • Y10S977/86Scanning probe structure
    • Y10S977/865Magnetic force probe

Abstract

(57)【要約】 【課題】 真空中での試料観察においても磁気情報を含
まない凹凸像を得ることができる磁気力顕微鏡を提供す
ること。 【解決手段】 凹凸像観察時、スイッチS1がフィルタ
15側に接続される。エラーアンプ14は、探針6で試
料上の観察位置(xi,yj)をタップさせるために、カ
ンチレバ4の振動数がf0からf1にシフトするように、
カンチレバと試料間の距離を制御する。その制御結果に
基づき、観察位置(xi,yj)における凹凸情報が得ら
れる。一方、磁気力像観察時、スイッチS1がメモリ2
0側に接続される。探針6は観察位置(xi,yj)上に
位置されると共に、メモリ20の記憶情報に基づき、カ
ンチレバと試料間の距離は凹凸情報取得時の距離に保持
される。この時、非タッピング状態となるようにカンチ
レバの振幅は調整され、この時のカンチレバの振動数に
基づいて(xi,yj)における試料の磁気情報が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、走査形プローブ
顕微鏡(SPM:Scanning Probe Microscope)の1つ
である、試料表面の磁場分布を観察する磁気力顕微鏡
(MFM:Magnetic Force Microscope)に関する。
【0002】
【従来の技術】 図1は、従来の磁気力顕微鏡を示した
ものである。
【0003】この磁気力顕微鏡においては、カンチレバ
101の固有振動数付近の周波数に設定されたファンク
ションジェネレータ等の発振器(Osc.)102から
の信号が、カンチレバ101の加振用圧電素子103に
供給され、カンチレバ101はその周波数で強制振動さ
れる。
【0004】そして、カンチレバ101の背面にはレー
ザ光源104からのレーザ光が照射され、カンチレバか
らの反射光は、4分割フォトダイオードなどの光検出器
105により検出される。このような光てこ方式により
カンチレバ101の振動変位が検出され、光検出器10
5の出力信号は、バンドパスフィルタが内蔵されたプリ
アンプ106により電気的に増幅される。
【0005】このプリンアンプ106の出力信号は振幅
/直流電圧変換器(RMS−DC)107に送られて、
カンチレバ101の振動振幅はこのRMS−DC107
により検出され、エラーアンプ108によりその振幅が
ある一定値になるように、フィルタ109とZ圧電素子
駆動電源110を介して圧電素子スキャナ111のZ動
が制御される。
【0006】なお、エラーアンプ108によって一定に
保持される振幅は、参照電圧設定手段(Ref.V)1
12によって設定される。また、その設定される振幅
は、カンチレバ101の探針が試料113をタップする
ような値に設定され、このタッピング状態におけるカン
チレバ101の振動は、試料の磁気情報よりも凹凸情報
をより強く反映したものとなる。
【0007】さて、この時のZ動を制御している信号
(フィルタ109の出力)が、試料113の表面の凹凸
信号(Topography Signal)に相当する。このため、
X,Yスキャン信号を圧電素子スキャナ111に供給し
てスキャナ111を2次元的にスキャンさせ、その時の
Z動制御信号を輝度信号とすることで凹凸像が得られ
る。
【0008】次に、試料113の磁気力像観察について
説明すると、上述した凹凸像観察時における圧電素子ス
キャナ111のスキャン軌跡(X,Yスキャンに対する
Z動の変化)はメモリ114に記憶されていて、磁気力
像観察時にはスイッチS1がメモリ114側に切り替え
られる。そして、圧電素子スキャナ111は、メモリ1
14に記憶されたZ位置情報に基づき、そのZ位置より
一定量ΔZ下がった位置を再スキャンするように制御さ
れる。
【0009】この時の前記Osc.102からの加振信
号(基準信号)と、実際のカンチレバの振動を表すプリ
アンプ106の出力信号の位相差が位相検出器115で
検出され、その信号(MFM Signal)を輝度信号とするこ
とで試料113の磁気力像が得られる。
【0010】なお、上述したように磁気力像観察時にお
いては、カンチレバと試料間の距離が凹凸像観察時より
も大きくされて、カンチレバと試料は非接触状態とされ
る。この非タッピング状態においては、カンチレバの振
動は、試料の凹凸情報よりも磁気情報をより強く反映し
たものとなるので、試料の凹凸の影響を受けない磁気力
像を得ることができる。また、上述した凹凸像と磁気力
像は、1画素、1ラインあるいは1フレーム毎に切り替
えられて得られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】 さて、上述した磁気
力像観察は一般に大気中で行われ、図1の磁気力顕微鏡
を用いて大気中における磁気力像観察を行えば、あまり
時間をかけずに、試料の凹凸の影響を受けない磁気力像
を得ることができる。
【0012】しかし、Slope検出法と一般的に呼ば
れている、図1の装置における凹凸像観察の方式を真空
中で使用した場合には、文献(Albrecht,T.R., Grutte
r,P.,Home,D. and Rugar,D.:J.Appl.Phys.,69,668(199
1))に記載されているように、カンチレバのQ値が非常
に大きくなるためにカンチレバは振動しやすくなって、
振幅の変化の応答性が極端に悪くなる。すなわち、図1
の装置におけるRMS−DC107の出力信号の周波数
帯域が激減することになる。
【0013】そのため、図1の磁気力顕微鏡において、
真空中に配置された試料の凹凸像をSlope検出法で
得ようとする場合には、前記圧電素子スキャナ111の
スキャンスピードを、大気中での観察時よりも一桁以上
遅くする必要がある。
【0014】さらに本件発明者は、上述したようにスキ
ャンスピードを遅くしても、Slope検出法を用いた
のでは、真空中に配置された試料の正確な凹凸像を得ら
れないことを発見した。
【0015】このことについて詳しく説明すると、図1
の装置における試料観察が大気中での観察であれば、前
記Ref.V112を調整してカンチレバの振幅をある
程度減少させた状態では、カンチレバの探針先端が間欠
的に試料表面に接触するタッピング状態となり、その状
態では磁気力によってカンチレバの振幅が変化すること
はほとんどない。
【0016】ところが、真空中ではカンチレバの振動振
幅は、NC−AFMの原理であるカンチレバの固有振動
数のシフトによる効果が支配的になり、凹凸像観察時に
タッピング状態にはできない。すなわち、振動している
カンチレバを真空中に配置された試料に近づけていく
と、力を受けたカンチレバは、狭い共振周波数領域から
容易に外れてしまい、その振幅は、カンチレバの探針が
試料をタップしていないのに急激に減少するので、前記
Ref.V112を調整してカンチレバの振幅をある程
度減少させても、カンチレバの探針が試料をタッピング
する状態とはならない。
【0017】このため、図1の装置を用いて真空中で試
料の凹凸像を得たときには、その凹凸像には試料の磁気
情報が含まれてしまい、凹凸像と磁気力像の分離が不十
分となる。
【0018】また、図1の装置においては、上述したよ
うに、磁気力像観察のために1画素または1ライン毎に
圧電素子スキャナ111がΔZだけ移動される。このた
め、このZ動によって圧電素子スキャナ111が振動し
たり、その振動が他の構成に伝わって、像観察を不安定
にさせてしまう。
【0019】また、圧電素子スキャナ111のZ位置を
一定高さに保った状態で、圧電素子スキャナ111をX
Y方向にスキャンさせ、その時のカンチレバの変位を検
出して磁気力像を得る方式があるが、この方式では探針
と試料間の距離が場所によって違いすぎて正確な磁気力
像を得られないという問題が生じる。
【0020】本発明は以上の点に鑑みて成されたもの
で、その目的は、真空中での試料観察においても磁気情
報を含まない凹凸像を得ることができ、さらに、凹凸像
と磁気力像の観察を安定に行うことができる磁気力顕微
鏡を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成する本
発明の磁気力顕微鏡は、支持されている端部と反対側の
自由端に探針を有し、磁性を帯びたカンチレバと、その
カンチレバと試料間に力が働かない程度にカンチレバが
試料から離れている状態において、カンチレバが所定の
振動数f0および所定の振幅で振動するようにカンチレ
バを加振させる発振手段と、前記探針で試料上の観察位
置(x i,yj)をタップさせるために、前記カンチレバ
の振動数が前記f0からf1(f 1<f0)にシフトするよ
うに、カンチレバと試料間の距離を制御する距離制御手
段と、その距離制御手段の制御結果に基づき、前記試料
上の観察位置(xi,yj)における試料の凹凸情報を得
る手段と、前記探針を前記試料の観察位置(xi,yj
上に位置させると共に、前記カンチレバと試料間の距離
を前記凹凸情報取得時の距離に保持する位置設定手段
と、その位置設定手段によって探針が試料上に位置決め
されたときに、前記発振手段によって加振されている前
記カンチレバの振幅が、前記探針が試料をタップしない
ような振幅となるように、前記発振手段におけるカンチ
レバ振幅制御量を制御する振幅制御手段と、前記位置設
定手段によって探針が試料上に位置決めされ、前記振幅
制御手段の制御によって探針が試料をタップしないよう
にカンチレバが振動している状態において、そのときの
カンチレバの振動数に基づき、前記試料上の観察位置
(xi,yj)における試料の磁気情報を得る手段を備え
たことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】 以下、図面を用いて本発明の実
施の形態について説明する。
【0023】図2は、本発明の磁気力顕微鏡の一例を示
した図である。まず、図2の装置構成について説明す
る。
【0024】図2において、1は試料室壁であり、試料
室壁1の内部、すなわち試料室2は排気装置3により高
真空に排気されている。
【0025】4は、磁性材料がコーティングされたカン
チレバであり、カンチレバ4の一端は支持部5に支持さ
れていて、その他端には探針6が取り付けられている。
このカンチレバ4の振動変位は、カンチレバ4の背面に
レーザ光を当てるレーザ光源7と、カンチレバ4の背面
で反射したレーザ光を検出する4分割フォトダイオード
などの光検出器8から成る光てこ方式により検出され
る。
【0026】9はプリアンプであり、プリアンプ9は、
前記光検出器8の出力信号を電気的な信号に変換する。
このプリンアンプ9には、カンチレバ4の固有振動数付
近の周波数帯に合わされたバンドパスフィルタが組み込
まれており、このようなプリアンプ9によって電気信号
に変換されたカンチレバ4の変位信号は、振幅調整器1
0を介して加振用圧電素子11に入力される。この加振
用圧電素子11は、カンチレバ4の支持端側に取り付け
られている。
【0027】このように、図2の装置においては、カン
チレバ4の変位信号が振幅調整器10を介して加振用圧
電素子11に入力される発振ループが形成されている。
さらに、この発振ループにはフェーズシフタ(図示せ
ず)も組み込まれており、この発振ループは、カンチレ
バ4の固有振動数f0で正帰還発振するように形成され
ている。
【0028】なお、カンチレバ4の振動振幅、すなわち
前記プリアンプ9の出力振幅は前記振幅調整器10によ
って制御され、振幅調整器10のオートゲインコントロ
ール(AGC)等により、カンチレバ4の振幅はある一
定の振幅に成るように制御される。この結果、カンチレ
バ4は、カンチレバと試料12間に力が働かない程度に
カンチレバが試料12から離れている状態において、上
述した発振ループを形成する発振手段によってその固有
振動数f0および所定の振幅で振動する。
【0029】また、前記プリアンプ9の出力信号、すな
わちカンチレバ4の発振信号は前記振幅調整器10に入
力される一方、途中分岐されて周波数/電圧変換器13
に入力される。そして、この周波数/電圧変換器13
は、入力された信号の発振周波数に相当する電圧を出力
する(f/V変換)。
【0030】ところで、前記探針6と試料12間に作用
する力の勾配F’とバネ定数kのカンチレバ4の固有振
動数f0には、f0∝√(k−F’)の関係があり、カン
チレバ4の振動数のf0からの変化(周波数シフト)は
ほぼF’に相当する。
【0031】そして図2の装置においては、周波数/電
圧変換器13の出力信号が供給されるエラーアンプ14
は、カンチレバ4の振動数が前記固有振動数f0からあ
る一定量シフトするように、フィルタ15およびZ圧電
素子駆動電源16を介して、前記試料12を載置してい
る圧電素子スキャナ17のZ動を制御する。
【0032】なお、このエラーアンプ14によるZ動制
御の際には、フィルタ15とZ圧電素子駆動電源16の
間に設けられたスイッチS1は、フィルタ15とZ圧電
素子駆動電源16を電気的に接続するように、中央制御
装置(CPU)18によってフィルタ15側に切り替え
られる。また、前記エラーアンプ14によって一定に保
持される周波数シフトは、参照電圧設定手段(Ref.
V)19によって設定される。
【0033】また、図2において20はメモリであり、
メモリ20は前記フィルタ15の後段に接続されている
と共に、前記スイッチS1がフィルタ15側からメモリ
20側に切り替えられた時に、前記Z圧電素子駆動電源
16に接続されるようになっている。
【0034】また、21はXY圧電素子駆動電源であ
り、このXY圧電素子駆動電源21は、前記CPU18
からの制御信号を受けて前記圧電素子スキャナ17をX
Y方向へ駆動させるものである。
【0035】なお、前記周波数/電圧変換器13の出力
信号および前記フィルタ15の出力信号は前記CPU1
8に供給されるように構成されており、また、CPU1
8は、前記振幅調整器10、Ref.V19およびメモ
リ20を制御可能にそれらに接続されている。
【0036】以上、図2の装置構成について説明した
が、以下、このような装置の動作について説明する。
【0037】まず、凹凸像観察時の動作について説明す
る。
【0038】この凹凸像観察時においては、前記CPU
18は、前記スイッチS1を図中実線で示すようにフィ
ルタ15側に接続する。
【0039】また、CPU18は、カンチレバ4の振動
振幅が比較的大きな振幅A1となるように、前記振幅調
整器10を制御する。この制御を受けた振幅調整器10
は、カンチレバ4の振幅を一定振幅A1に設定するの
で、カンチレバ4と試料12間に力が働いていない状態
においては、カンチレバ4は振幅A1およびその固有振
動数f0で振動する。
【0040】さらにCPU18は、Ref.V19によ
るエラーアンプ14への設定電圧がV1となるように、
Ref.V19を制御する。この制御を受けたRef.
V19は、電圧V1を参照電圧としてエラーアンプ14
に設定する。この参照電圧V1が設定されたエラーアン
プ14は、カンチレバ4の振動数が前記f0から参照電
圧V1に対応するf1(f1<f0)にシフトするように、
フィルタ15を介してZ圧電素子駆動電源16を制御し
て圧電素子スキャナ17のZ動を制御する。
【0041】ここで設定される参照電圧V1について詳
しく説明すると、この参照電圧V1は、カンチレバ4の
振動数をf0からf1に大きくシフトさせるもの、すなわ
ち、周波数シフトを比較的大きくさせるものである。そ
して、このときのカンチレバ4の振動数f1は、カンチ
レバ4の探針6が試料12をタップしているときの振動
数であり、この振動数f1は本件発明者が予め実験で求
めた値である。
【0042】以上のような制御により、カンチレバ4の
探針6は試料12をタップして、カンチレバ4は振動数
1で振動し、そのときのカンチレバ4の振幅は前記A1
に保たれる。
【0043】そして、このようにカンチレバ4が振動し
ている状態において、CPU18は、前記圧電素子スキ
ャナ17をXY方向に2次元的にスキャンさせるための
信号を、XY圧電素子駆動電源21に供給する。XY圧
電素子駆動電源21は、その供給されるスキャン信号に
基づいて圧電素子スキャナ17をXY方向にスキャンさ
せる。この圧電素子スキャナ17のスキャンにより、そ
の上にセットされている試料12も同様に、XY方向に
2次元的にスキャンされる。
【0044】このような試料スキャンにより、前記探針
6は、図3に示すように、試料上の観察位置(x1
1),(x2,y1),(x3,y1),……,(xm-1
1),(xm,y1),(xm,y2),(xm-1
2),(xm-2,y2),……,(xi,yj),……,
(xm-1,yn),(xm,yn)、すなわち(xi,yj
[i=1,2,…,m、j=1,2,…,n]を順次タップし、探針と試
料は相対的に走査(スキャン)される。この試料上での
探針走査時においても、前記エラーアンプ14は、カン
チレバ4の振動数が前記f1に保たれるように圧電素子
スキャナ17のZ動を制御しており、この時のZ動を制
御しているフィルタ15の出力信号Zij[i=1,2,…,m、
j=1,2,…,n]が、試料12の観察表面の凹凸信号(Topo
graphy Signal)に相当する。
【0045】そこで、CPU18は、各探針走査位置
(xi,yj)における画像輝度信号を、各探針走査位置
(xi,yj)における前記Z動制御信号Zijとすること
で凹凸情報を得、試料観察領域の凹凸像を図示していな
い表示装置の画面上に表示させる。この凹凸像は、カン
チレバが試料をタッピングしている状態で得られたもの
であり、このような状態で得られた凹凸像には、探針と
試料間に作用する長距離力である磁気力の影響はほとん
ど現れず、磁気情報を含まない凹凸像を得ることができ
る。
【0046】なお、この凹凸像観察時における前記Z動
制御信号Zijは、探針走査位置(x i,yj)に対応して
前記メモリ20に記憶される。
【0047】また、図4は、この凹凸像観察時におけ
る、試料に対するカンチレバの軌跡Wを示したものであ
る。この図に示すように、カンチレバ4が最下方に位置
したとき、探針6は試料と軽く接触しており、そして、
カンチレバ4と試料間の距離は常に一定に保たれてい
る。
【0048】以上、図2の装置における凹凸像観察時の
動作について説明したが、次に、この装置における磁気
力像観察時の動作について説明する。
【0049】まず、前記CPU18は、前記スイッチS
1を図2中点線で示すようにメモリ20側に切り替え
る。このスイッチS1の切り替えにより、フィルタ15
からZ圧電素子駆動電源16への前記Z動制御信号の供
給は断たれるので、前記エラーアンプ14による圧電素
子スキャナ17のフィードバック制御は行われなくな
る。
【0050】また、CPU18は、カンチレバ4の振動
振幅が、前記凹凸観察時の振幅A1より小さいA2となる
ように、前記振幅調整器10を制御する。この制御を受
けた振幅調整器10は、カンチレバ4の振幅を一定振幅
2に設定するので、カンチレバ4と試料12間に力が
働いていない状態においては、カンチレバ4は振幅A2
およびその固有振動数f0で振動する。なお、この振幅
2がどの程度A1より小さいかについては、後で詳しく
説明する。
【0051】そして、このようにカンチレバ4が振動し
ている状態において、CPU18は、前記圧電素子スキ
ャナ17を上述した凹凸像観察時と全く同じようにXY
スキャンさせるための信号を、XY圧電素子駆動電源2
1に供給する。すなわち、凹凸像観察時と同様に、探針
6を図3に示した観察位置(xi,yj)[i=1,2,…,m、
j=1,2,…,n]上に順次位置させるためのXYスキャン信
号S(xi,yj)が、CPU18からXY圧電素子駆動
電源21に供給される。
【0052】さらにCPU18は、このXYスキャン信
号S(xi,yj)の供給時、XYスキャン位置(xi
j)に対応して、前記メモリ20に記憶されたZ動制
御信号Zijが前記Z圧電素子駆動電源16に順次供給さ
れるように、メモリ20の読み出しを制御する。すなわ
ち、たとえばXYスキャン位置が(x1,y1)のときは
Z動制御信号Z11がメモリ20からZ圧電素子駆動電源
16に供給されるように、CPU18はメモリ20の読
み出しを制御する。
【0053】そして、前記XYスキャン信号S(xi
j)が供給されるXY圧電素子駆動電源21は、その
供給されるXYスキャン信号に基づいて圧電素子スキャ
ナ17をXY方向にスキャンさせる。一方、前記Z動制
御信号Zijが供給されるZ圧電素子駆動電源16は、そ
の供給されるZ動制御信号に基づいて圧電素子スキャナ
17のZ動を制御する。
【0054】この圧電素子スキャナ17のXYスキャン
およびZ動により、その上にセットされている試料12
も同様に、XY方向にスキャンおよびZ方向に移動され
る。この結果、前記探針6は試料12の観察位置
(xi,yj)上に順次位置し、その各観察位置におい
て、カンチレバ4と試料12間の距離は前記凹凸像観察
時の距離に保たれる。こうして、磁気力像観察時におい
て、試料に対するカンチレバの軌跡は、図5に示すよう
に、図4に示した凹凸像観察時における軌跡Wと同じに
なる。
【0055】さて、上述したように、磁気力像観察時に
おいては、カンチレバ4の振幅は凹凸像観察時の振幅A
1よりも小さいA2に設定されており、このことは図5か
らも明らかである。より詳しく説明すると、このカンチ
レバ4の振幅A2は、磁気力像観察時において探針6が
試料の各観察位置(xi,yj)上に位置決めされたとき
に、探針6が試料をタップしないような小さい値に設定
されている。
【0056】ところで、このような探針6が試料をタッ
プしない非接触状態では、カンチレバ4の振動は探針と
試料間に働く磁気力によって支配され、カンチレバ4の
振動数の変化、すなわち周波数シフトは試料表面の磁場
状態を強く反映している。
【0057】そこで、CPU18は、周波数/電圧変換
器13の出力に基づき、各探針走査位置(xi,yj)に
おける画像輝度信号を、各探針走査位置(xi,yj)に
おける周波数シフトΔf(MFM Signal)とすることで磁
気力情報を得、試料観察領域の磁気力像を図示しない表
示装置の画面上に表示させる。上述した理由から、この
磁気力像には試料の凹凸情報はほとんど含まれていな
い。
【0058】以上、図2の装置の動作について説明した
が、この装置を用いれば、真空中での試料観察において
も磁気情報を含まない凹凸像を得ることができ、また、
凹凸情報を含まない磁気力像を得ることができる。
【0059】また、図2の装置においては、従来のよう
に、磁気力像観察の度に前記ΔZだけ圧電素子スキャナ
をZ方向に移動させなくてすむので、このZ動によって
圧電素子スキャナが振動したり、その振動が他の構成に
伝わることはない。このため、凹凸像と磁気力像観察を
安定に行うことができる。
【0060】なお、図2の装置においては、探針の試料
上での1フレーム走査で凹凸情報を得、その後の1フレ
ーム走査で磁気力情報を得ているが、凹凸情報の取得と
磁気力情報の取得は、探針の試料上での1ライン走査
毎、または1画素毎に切り替えても良い。その1ライン
走査毎に切り替えるときは、往きの走査で凹凸像を得
て、帰りの走査で磁気力像を得るようにしても良い。
【0061】次に、本発明の磁気力顕微鏡の他の例につ
いて説明する。
【0062】図6は、本発明の磁気力顕微鏡の他の例を
示した図である。なお、図6において、前記図2の構成
要素と同じものには図2と同じ番号が付けられており、
その説明を省略する。
【0063】まず図6の装置構成について説明すると、
22は第2の発振手段である発振器(Osc.)であ
り、Osc.22は、カンチレバ4の固有振動数付近の
周波数f0’に設定されたファンクションジェネレータ
等で構成されている。また、図6におけるスイッチS2
は、Osc.22からの加振信号と、前記振幅調整器1
0の出力信号のどちらか一方を選択して前記加振用圧電
素子11に供給する切替手段である。このスイッチS2
は前記CPU18によって制御される。
【0064】そして、23は位相検出器であり、この位
相検出器23には、前記Osc.22からの加振信号
(基準信号)と、実際のカンチレバ4の振動を表す前記
プリアンプ9の出力信号が供給される。位相検出器23
はそれらの信号の位相差を検出して、その検出信号を前
記CPU18に供給する。
【0065】以下、図6の装置の動作説明を行う。
【0066】まず、凹凸像観察時の動作について説明す
る。
【0067】この凹凸像観察時においては、前記CPU
18は、前記スイッチS1を図中実線で示すようにフィ
ルタ15側に接続すると共に、前記スイッチS2を図中
実線で示すように振幅調整器10側に接続する。このス
イッチS2の接続により、前記発振ループを形成する第
1の発振手段による加振信号が加振用圧電素子11に供
給されることとなる。
【0068】また、CPU18は、カンチレバ4の振動
振幅が比較的大きな振幅A1となるように、前記振幅調
整器10を制御する。この制御を受けた振幅調整器10
は、カンチレバ4の振幅を一定振幅A1に設定するの
で、カンチレバ4と試料12間に力が働いていない状態
においては、カンチレバ4は振幅A1およびその固有振
動数f0で振動する。
【0069】さらにCPU18は、Ref.V19によ
るエラーアンプ14への設定電圧がV1となるように、
Ref.V19を制御する。この制御を受けたRef.
V19は、電圧V1を参照電圧としてエラーアンプ14
に設定する。この参照電圧V1が設定されたエラーアン
プ14は、カンチレバ4の振動数が前記f0から参照電
圧V1に対応するf1(f1<f0)にシフトするように、
フィルタ15を介してZ圧電素子駆動電源16を制御し
て圧電素子スキャナ17のZ動を制御する。
【0070】ここで設定される参照電圧V1について詳
しく説明すると、この参照電圧V1は、カンチレバ4の
振動数をf0からf1に大きくシフトさせるもの、すなわ
ち、周波数シフトを比較的大きくさせるものである。そ
して、このときのカンチレバ4の振動数f1は、カンチ
レバ4の探針6が試料12をタップしているときの振動
数であり、この振動数f1は本件発明者が予め実験で求
めた値である。
【0071】以上のような制御により、カンチレバ4の
探針6は試料12をタップして、カンチレバ4は振動数
1で振動し、そのときのカンチレバ4の振幅は前記A1
に保たれる。
【0072】そして、このようにカンチレバ4が振動し
ている状態において、CPU18は、前記圧電素子スキ
ャナ17をXY方向に2次元的にスキャンさせるための
信号を、XY圧電素子駆動電源21に供給する。XY圧
電素子駆動電源21は、その供給されるスキャン信号に
基づいて圧電素子スキャナ17をXY方向にスキャンさ
せる。この圧電素子スキャナ17のスキャンにより、そ
の上にセットされている試料12も同様に、XY方向に
2次元的にスキャンされる。
【0073】このような試料スキャンにより、前記探針
6は、図3に示したように、試料上の観察位置(x1
1),(x2,y1),(x3,y1),……,(xm-1
1),(xm,y1),(xm,y2),(xm-1
2),(xm-2,y2),……,(x i,yj),……,
(xm-1,yn),(xm,yn)、すなわち(xi,yj
[i=1,2,…,m、j=1,2,…,n]を順次タップし、探針と試
料は相対的に走査(スキャン)される。この試料上での
探針走査時においても、前記エラーアンプ14は、カン
チレバ4の振動数が前記f1に保たれるように圧電素子
スキャナ17のZ動を制御しており、この時のZ動を制
御しているフィルタ15の出力信号Zij[i=1,2,…,m、
j=1,2,…,n]が、試料12の観察表面の凹凸信号(Topo
graphy Signal)に相当する。
【0074】そこで、CPU18は、各探針走査位置
(xi,yj)における画像輝度信号を、各探針走査位置
(xi,yj)における前記Z動制御信号Zijとすること
で凹凸情報を得、試料観察領域の凹凸像を図示していな
い表示装置の画面上に表示させる。この凹凸像は、カン
チレバが試料をタッピングしている状態で得られたもの
であり、このような状態で得られた凹凸像には、探針と
試料間に作用する長距離力である磁気力の影響はほとん
ど現れず、磁気情報を含まない凹凸像を得ることができ
る。
【0075】なお、この凹凸像観察時における前記Z動
制御信号Zijは、探針走査位置(x i,yj)に対応して
前記メモリ20に記憶される。
【0076】また、この凹凸像観察時における、試料に
対するカンチレバの軌跡Wは図4に示したものと同じで
あり、カンチレバ4が最下方に位置したとき、探針6は
試料と軽く接触しており、そして、カンチレバ4と試料
間の距離は常に一定に保たれている。
【0077】以上、図6の装置における凹凸像観察時の
動作について説明したが、次に、この装置における磁気
力像観察時の動作について説明する。
【0078】まず、前記CPU18は、前記スイッチS
1を図6中点線で示すようにメモリ20側に切り替え
る。このスイッチS1の切り替えにより、フィルタ15
からZ圧電素子駆動電源16への前記Z動制御信号の供
給は断たれるので、前記エラーアンプ14による圧電素
子スキャナ17のフィードバック制御は行われなくな
る。
【0079】また、CPU18は、前記スイッチS2
図6中点線で示すようにOsc.22側に切り替える。
このスイッチS2の切り替えにより、振幅調整器10な
どを含む前記自励発振ループによるカンチレバの加振は
行われなくなり、それに代わって、カンチレバ4はOs
c.22によってカンチレバ4の固有振動数、またはそ
の近傍の周波数f0’で強制振動される。このとき、O
sc.22は、カンチレバ4の振動振幅が、前記凹凸観
察時の振幅A1より小さいA2となるように予め調整され
ている。このため、カンチレバ4と試料間に力が働いて
いない状態においては、カンチレバ4は振幅A2および
振動数f0’で振動する。なお、この振幅A2がどの程度
1より小さいかについては、後で詳しく説明する。
【0080】そして、このようにカンチレバ4が振動し
ている状態において、CPU18は、前記圧電素子スキ
ャナ17を上述した凹凸像観察時と全く同じようにXY
スキャンさせるための信号を、XY圧電素子駆動電源2
1に供給する。すなわち、凹凸像観察時と同様に、探針
6を図3に示した観察位置(xi,yj)[i=1,2,…,m、
j=1,2,…,n]上に順次位置させるためのXYスキャン信
号S(xi,yj)が、CPU18からXY圧電素子駆動
電源21に供給される。
【0081】さらにCPU18は、このXYスキャン信
号S(xi,yj)の供給時、XYスキャン位置(xi
j)に対応して、前記メモリ20に記憶されたZ動制
御信号Zijが前記Z圧電素子駆動電源16に順次供給さ
れるように、メモリ20の読み出しを制御する。すなわ
ち、たとえばXYスキャン位置が(x1,y1)のときは
Z動制御信号Z11がメモリ20からZ圧電素子駆動電源
16に供給されるように、CPU18はメモリ20の読
み出しを制御する。
【0082】そして、前記XYスキャン信号S(xi
j)が供給されるXY圧電素子駆動電源21は、その
供給されるXYスキャン信号に基づいて圧電素子スキャ
ナ17をXY方向にスキャンさせる。一方、前記Z動制
御信号Zijが供給されるZ圧電素子駆動電源16は、そ
の供給されるZ動制御信号に基づいて圧電素子スキャナ
17のZ動を制御する。
【0083】この圧電素子スキャナ17のXYスキャン
およびZ動により、その上にセットされている試料12
も同様に、XY方向にスキャンおよびZ方向に移動され
る。この結果、前記探針6は試料12の観察位置
(xi,yj)上に順次位置し、その各観察位置におい
て、カンチレバ4と試料12間の距離は前記凹凸像観察
時の距離に保たれる。こうして、磁気力像観察時におい
て、試料に対するカンチレバの軌跡は、図4に示した凹
凸像観察時における軌跡Wと同じになる。
【0084】さて、上述したように、磁気力像観察時に
おいては、カンチレバ4の振幅は凹凸像観察時の振幅A
1よりも小さいA2に設定されている。より詳しく説明す
ると、このカンチレバ4の振幅A2は、磁気力像観察時
において探針6が試料の各観察位置(xi,yj)上に位
置決めされたときに、探針6が試料をタップしないよう
な小さい値に設定されている。
【0085】ところで、このような探針6が試料をタッ
プしない非接触状態では、カンチレバ4の振動は探針と
試料間に働く磁気力によって支配され、カンチレバの振
動を表すプリアンプ9の出力信号のOsc.22の加振
信号(基準信号)からの位相のずれは、試料表面の磁場
状態を強く反映している。
【0086】そこで、CPU18は、各探針走査位置
(xi,yj)における画像輝度信号を、各探針走査位置
(xi,yj)における位相検出器23の出力信号(MFM
Signal)とすることで磁気力情報を得、試料観察領域の
磁気力像を図示しない表示装置の画面上に表示させる。
上述した理由から、この磁気力像には試料の凹凸情報は
ほとんど含まれていない。
【0087】以上、図6の装置の動作について説明した
が、この装置を用いれば、真空中での試料観察において
も磁気情報を含まない凹凸像を得ることができ、また、
凹凸情報を含まない磁気力像を得ることができる。
【0088】また、図6の装置においては、従来のよう
に、磁気力像観察の度に前記ΔZだけ圧電素子スキャナ
をZ方向に移動させなくてすむので、このZ動によって
圧電素子スキャナが振動したり、その振動が他の構成に
伝わることはない。このため、凹凸像と磁気力像観察を
安定に行うことができる。
【0089】なお、図6の装置においては、探針の試料
上での1フレーム走査で凹凸情報を得、その後の1フレ
ーム走査で磁気力情報を得ているが、凹凸情報の取得と
磁気力情報の取得は、探針の試料上での1ライン走査
毎、または1画素毎に切り替えても良い。その1ライン
走査毎に切り替えるときは、往きの走査で凹凸像を得
て、帰りの走査で磁気力像を得るようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の磁気力顕微鏡を示した図である。
【図2】 本発明の一例を示した図である。
【図3】 探針の試料上での走査を説明するために示し
た図である。
【図4】 凹凸像観察時における、試料に対するカンチ
レバの軌跡Wを示した図である。
【図5】 磁気力像観察時における、試料に対するカン
チレバの軌跡を示した図である。
【図6】 本発明の一例を示した図である。
【符号の説明】
101…カンチレバ、102…発振器、103…加振用
圧電素子、104…レーザ光源、105…光検出器、1
06…プリアンプ、107…振幅/直流電圧変換器、1
08…エラーアンプ、109…フィルタ、110…Z圧
電素子駆動電源、111…圧電素子スキャナ、112…
参照電圧設定手段、113…試料、114…メモリ、1
15…位相検出器、1…試料室壁、2…試料室、3…排
気装置、4…カンチレバ、5…支持部、6…探針、7…
レーザ光源、8…光検出器、9…プリアンプ、10…振
幅調整器、11…加振用圧電素子、12…試料、13…
周波数/電圧変換器、14…エラーアンプ、15…フィ
ルタ、16…Z圧電素子駆動電源、17…圧電素子スキ
ャナ、18…中央制御装置、19…参照電圧設定手段、
20…メモリ、21…XY圧電素子駆動電源、22…発
振器、23…位相検出器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持されている端部と反対側の自由端に
    探針を有し、磁性を帯びたカンチレバと、そのカンチレ
    バと試料間に力が働かない程度にカンチレバが試料から
    離れている状態において、カンチレバが所定の振動数f
    0および所定の振幅で振動するようにカンチレバを加振
    させる発振手段と、前記探針で試料上の観察位置
    (xi,yj)をタップさせるために、前記カンチレバの
    振動数が前記f0からf1(f1<f0)にシフトするよう
    に、カンチレバと試料間の距離を制御する距離制御手段
    と、その距離制御手段の制御結果に基づき、前記試料上
    の観察位置(xi,yj)における試料の凹凸情報を得る
    手段と、前記探針を前記試料の観察位置(xi,yj)上
    に位置させると共に、前記カンチレバと試料間の距離を
    前記凹凸情報取得時の距離に保持する位置設定手段と、
    その位置設定手段によって探針が試料上に位置決めされ
    たときに、前記発振手段によって加振されている前記カ
    ンチレバの振幅が、前記探針が試料をタップしないよう
    な振幅となるように、前記発振手段におけるカンチレバ
    振幅制御量を制御する振幅制御手段と、前記位置設定手
    段によって探針が試料上に位置決めされ、前記振幅制御
    手段の制御によって探針が試料をタップしないようにカ
    ンチレバが振動している状態において、そのときのカン
    チレバの振動数に基づき、前記試料上の観察位置
    (xi,yj)における試料の磁気情報を得る手段を備え
    たことを特徴とする磁気力顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記凹凸情報の取得と磁気情報の取得
    は、1画素毎、または探針の試料上での1ライン走査
    毎、または探針の試料上での1フレーム走査毎に切り替
    えられることを特徴とする請求項1記載の磁気力顕微
    鏡。
  3. 【請求項3】 前記カンチレバおよび試料は、真空中に
    配置されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の磁気力顕微鏡。
  4. 【請求項4】 支持されている端部と反対側の自由端に
    探針を有し、磁性を帯びたカンチレバと、そのカンチレ
    バと試料間に力が働かない程度にカンチレバが試料から
    離れている状態において、カンチレバが所定の振動数f
    0および所定の振幅で振動するようにカンチレバを加振
    させる第1の発振手段と、前記カンチレバの振動数が所
    定の振動数f0’に保持されるようにカンチレバを加振
    させる第2の発振手段と、前記第1の発振手段によるカ
    ンチレバの加振と、前記第2の発振手段によるカンチレ
    バの加振のどちらか一方を選択する切替手段と、前記第
    1の発振手段によりカンチレバが加振されるように前記
    切替手段を制御すると共に、前記探針で試料上の観察位
    置(xi,yj)をタップさせるために、前記カンチレバ
    の振動数が前記f0からf1(f1<f0)にシフトするよ
    うに、カンチレバと試料間の距離を制御する距離制御手
    段と、その距離制御手段の制御結果に基づき、前記試料
    上の観察位置(xi,yj)における試料の凹凸情報を得
    る手段と、前記探針を前記試料の観察位置(xi,yj
    上に位置させると共に、前記カンチレバと試料間の距離
    を前記凹凸情報取得時の距離に保持する位置設定手段
    と、その位置設定手段によって探針が試料上に位置決め
    されたときに、前記第2の発振手段によりカンチレバが
    加振されるように前記切替手段を制御すると共に、その
    ときの前記カンチレバの振幅が、前記探針が試料をタッ
    プしないような振幅となるように、前記第2の発振手段
    におけるカンチレバ振幅制御量を制御する振幅制御手段
    と、前記位置設定手段によって探針が試料上に位置決め
    され、前記振幅制御手段の制御によって探針が試料をタ
    ップしないようにカンチレバが振動している状態におい
    て、そのときのカンチレバの振動を表す信号と、前記第
    2の発振手段からの加振信号の位相差に基づき、前記試
    料上の観察位置(xi,yj)における試料の磁気情報を
    得る手段を備えたことを特徴とする磁気力顕微鏡。
  5. 【請求項5】 前記凹凸情報の取得と磁気情報の取得
    は、1画素毎、または探針の試料上での1ライン走査
    毎、または探針の試料上での1フレーム走査毎に切り替
    えられることを特徴とする請求項4記載の磁気力顕微
    鏡。
  6. 【請求項6】 前記カンチレバおよび試料は、真空中に
    配置されていることを特徴とする請求項4または5に記
    載の磁気力顕微鏡。
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