JP2002228572A - 非接触型原子間力顕微鏡およびそれを用いた観察方法 - Google Patents

非接触型原子間力顕微鏡およびそれを用いた観察方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチプローブにおける各プローブ毎の感度
のばらつきの問題を解決し、サンプル表面を正確に観察
することができる非接触型原子間力顕微鏡を提供する。 【解決手段】 共振周波数の異なる複数のプローブから
なるマルチプローブ101と、マルチプローブ101の
各プローブを同時に加振するアクチュエータ102と、
マルチプローブ101の各プローブの変位(振幅)を検
出する変位検出部103と、変位検出部103から出力
される各プローブの変位に応じた出力波形を加算してマ
ルチプローブ101の各プローブそれぞれの共振周波数
成分を含む駆動信号を生成し、これをアクチュエータ1
02に供給する波形合成部104とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サンプルの表面形
状を、プローブの探針とサンプル表面との間の物理的相
互作用を検出して観察する走査型プローブ顕微鏡に関
し、特に、原子間力を検出してサンプル表面を非接触に
観察する、非接触型原子間力顕微鏡および観察方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、導体の電子構造を直接観察できる
走査型トンネル顕微鏡(STM)の開発以来、原子間力
顕微鏡(AFM)、走査型容量顕微鏡(SCaM)、近
接場顕微鏡(SNOM)といった、先端の尖ったプロー
ブを走査することにより様々な情報とその分布を得る顕
微鏡装置が、次々と開発されている。現在、これらの顕
微鏡は、走査型プローブ顕微鏡(SPM)と総称され、
原子、分子レベルの解像度をもつ微細構造の観察手段と
して広く用いられている。
【0003】AFMは、接触領域(斥力領域)において
原子間力により生じるプローブのたわみ量を検出するこ
とにより、サンプル表面の微細な凹凸を観察するもので
ある。図6に、そのAFM観察の原理を示す。図6にお
いて、プローブ601は、支点602にて支持されてお
り、サンプル600の表面上を所定の方向に走査され
る。サンプル603の表面の凸部では、プローブ601
に局所的な力F(斥力)が加わってたわみΔzを生じ
る。このたわみΔzをなんらかの方法で検出することに
より、サンプル表面の微細な凹凸を観察することができ
る。このAFM観察によれば、導体のサンプルしか観察
できないSTMと違って、サンプルが絶縁体であっても
容易に観察を行うことができることから、その応用範囲
は広い。そのため、次世代の原子・分子操作装置として
も注目されており、様々な報告がされている。
【0004】しかしながら、上記のように接触領域にお
いてAFM観察を行うと、磨耗によりプローブの先端形
状が変化してしまうことから、そのような先端形状変化
による影響も多く報告されている。さらに、プローブ先
端によりサンプルを傷つける恐れもあった。
【0005】プローブの先端とサンプル表面との物理的
な接触なしにサンプル表面形状を観察することができる
ものとして、非接触型原子間力顕微鏡(ncAFM)が
知られている。このncAFMは、非接触領域(引力領
域)において、プローブを共振点、もしくは共振点近傍
の周波数で加振させ、サンプル表面とプローブの探針と
の間の物理的相互作用(プローブの探針とサンプル表面
との間に働く原子間力)によるプローブの共振周波数の
変化を検出することにより、サンプルの表面形状の観察
を行うAFMである。ここで、共振点とは、プローブを
所定の周波数範囲にわたって加振した際に、プローブの
振幅(振動変位)が最大となる点をいい、その点におけ
る周波数を共振周波数という。共振周波数は、サンプル
とプローブとの間の物理的相互作用によって変化する。
プローブの検出感度は、共振点で加振したときに最大と
なり、共振点からずれるにしたがって小さくなる。
【0006】このncAFM観察によれば、観察は非接
触領域において行われるので、プローブ先端とサンプル
表面とが接触することによる影響を回避することができ
る。このようなことから、ncAFMは原子・分子操作
装置としての応用がより一層期待されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したncAFMに
おいては、その実用化に際してコンパクト化やデータ処
理(サンプル表面形状の画像化処理)の高速化などを目
的に様々な改良が行われている。その一環として、デー
タ処理のスループットの向上を図るために、複数のプロ
ーブ(マルチプローブ)を用いて並列処理(マルチ化)
を行うものが開発されている。しかし、マルチプローブ
を用いる場合には、以下のような課題があった。
【0008】マルチプローブは、仮に同じ製造プロセス
工程を経て作製されたものであっても、製造誤差等があ
るために全てのプローブに一様な共振点を持たせること
は困難である。前述したとおり、ncAFMでは、プロ
ーブを共振点、もしくは共振点近傍の周波数で加振させ
てサンプルとプローブ表面との間の物理的相互作用によ
るプローブの共振周波数の変化を検出するようになって
いることから、そのようなマルチプローブを用いる場合
は、各プローブをそれぞれの共振点、もしくは共振点近
傍の周波数で加振する必要がある。
【0009】マルチプローブの各プローブをそれぞれの
共振点、もしくは共振点近傍の周波数で加振する最も簡
単な手法は、各プローブに加振用のアクチュエータを用
意して、各プローブをそれぞれ加振することである。し
かし、この場合は、各プローブにアクチュエータが設け
られるため、プローブ本数が多くなると装置の大型化を
招くこととなり、また、プローブヘッドまわりの配線等
も煩雑になる。さらに加えて、各アクチュエータに印加
される信号の周波数を各プローブの共振周波数、もしく
は共振周波数近傍の周波数に合わせ込む必要があり、こ
の周波数の合わせ込みに要する時間もプローブのアレイ
化に伴って増加する。
【0010】上記のような装置の大型化を避けるため、
マルチプローブに対して一括に、あるいは各プローブを
いくつかのグループに分けて、その各グループに対して
共通のアクチュエータを用いてある決まった周波数(例
えば各プローブの平均的な共振周波数)で加振する、と
いった手法も考えられる。しかし、この場合は、製造誤
差等によるプローブの共振点のずれの影響で検出感度が
落ちるプローブがあり、場合によっては、観察ができな
いプローブがあることから、サンプル表面を正確に観察
することができなくなる。このような問題は、プローブ
のアレイ化に伴いより顕著に表れる。
【0011】本発明の目的は、上記マルチプローブにお
ける各プローブ毎の感度のばらつきの問題を解決し、サ
ンプル表面を正確に観察することができるとともに、小
型化、低コスト化を図ることのできる、非接触型原子間
力顕微鏡および観察方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の非接触型原子間力顕微鏡は、共振周波数の
異なる複数のプローブと、前記複数のプローブを同時に
加振するアクチュエータと、前記複数のプローブそれぞ
れの共振周波数成分を含む前記アクチュエータの駆動信
号を生成する駆動信号生成回路とを有することを特徴と
する。
【0013】また、本発明の観察方法は、共振周波数の
異なる複数のプローブを用いてサンプルの表面形状を観
察する観察方法であって、前記複数のプローブを共通の
アクチュエータにより同時に加振するステップと、前記
複数のプローブそれぞれの共振周波数成分を含む駆動信
号で前記アクチュエータを駆動するステップと、前記複
数のプローブの変位を検出し、該検出結果を示す出力信
号を発生するステップと、前記出力信号に基づいて前記
表面形状を示す信号を生成するステップとを含むことを
特徴とする。
【0014】上記のとおりの本発明においては、各プロ
ーブを同時に加振するアクチュエータが、それぞれのプ
ローブの共振周波数成分を含む駆動信号により駆動され
る。このため、加振時には、各プローブにおいて各自の
共振周波数成分が選択されることとなり、各プローブが
それぞれの共振点で加振される。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施形態である非接触
型原子間力顕微鏡の概略構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、この非接触型原子間力顕微鏡は、複
数のプローブからなるマルチプローブ101と、マルチ
プローブ101を同時に加振するアクチュエータ102
と、マルチプローブ101の各プローブの変位(振幅)
を検出する変位検出部103と、変位検出部103の出
力信号(各プローブの変位を検出した信号)を所定の復
調方式により復調してサンプル107の表面形状に対応
した信号を出力する復調部105と、変位検出部103
から出力される各プローブの変位に応じた出力波形を加
算してアクチュエータ102に印加する波形合成部10
4と、サンプル107が載置されるスキャナ108と、
スキャナ108をそのサンプル配置面に対して垂直な方
向(図1中のZ方向)に移動するスタックピエゾ110
と、復調部105の出力を参照してスタックピエゾ11
0によるスキャナ108のZ方向の移動を制御するサー
ボ回路106と、スキャナ108のサンプル配置面の面
内方向(図1中のXY方向)の制御を行うXYスキャナ
コントローラ109とで構成されている。
【0017】マルチプローブ101を構成する各プロー
ブは、それぞれの共振点を意図的にずらしてある。本形
態では、マルチプローブ101の各プローブは、共通の
アクチュエータ102によって加振される。このよう
に、マルチプローブ101を構成する全てのプローブに
対して共通のアクチュエータを用いて加振してもよい
が、プローブの本数が増えた場合には、マルチプローブ
を構成するプローブをいくつかのグループに分け、グル
ープごとにアクチュエータを用意して加振するようにし
てもよい。アクチュエータ102は、よく知られている
圧電素子等で構成することができるが、少なくとも、加
振対象であるマルチプローブ101の各プローブの共振
周波数を確実にカバーできる加振帯域(加振可能な周波
数帯域)を有していなくてはならない。
【0018】変位検出部103の検出方式は、マルチプ
ローブ101のプローブ構成によって異なる。例えば、
カンチレバー型のプローブを使用する場合は、プローブ
の先端に光を照射し、その反射光の変位によってプロー
ブの挙動を知る光てこ方式が用いられる。また、ピエゾ
抵抗素子で構成するプローブを使用する場合は、プロー
ブにバイアスを印加して、プローブのたわみに伴う抵抗
値変化によってプローブの変位(振幅)を知る方式が用
いられる。なお、これ以外の検出方式を用いることもで
きる。
【0019】復調部105は、AM復調回路やFM復調
回路に代表される復調回路により構成されるが、これら
以外の復調方式を用いることもできる。この復調部10
5にて復調された信号に基づいて、サンプル107の表
面形状の画像化が行われる。
【0020】サーボ回路106は、復調部105の出力
を入力としており、フィードバック制御によりスキャナ
108のZ方向の制御を行う。具体的には、サーボ回路
106は、復調部105の出力に基づいて、サンプル1
07とマルチプローブ101が接触してプローブ101
の破壊を招いたり、サンプル107を傷つけたりするこ
とのないように、サンプル107とマルチプローブ10
1との間の距離(間隔)を制御する。
【0021】波形合成部104は、主に加算回路で構成
されるが、その構成は復調部105の復調回路の構成に
よって異なる。詳しくは後述する。
【0022】次に、この非接触型原子間力顕微鏡の動作
について説明する。
【0023】スキャナ108をXY方向に移動すること
により、マルチプローブ101をスキャナ108上に載
置されたサンプル107の表面に対して走査させる。こ
のスキャナ108のXY方向への移動は、XYスキャナ
コントローラ109により制御される。このような走査
方法を用いて、サンプル107の表面の凹凸を観察す
る。
【0024】サンプル107の表面を観察する際は、先
に説明したように、復調部105の復調回路にて、変位
検出部103の出力波形から各プローブのサンプル10
7の表面形状に対する信号を検出し、これらの検出信号
を参照してサーボ回路106がマルチプローブ101と
サンプル107とが接触しないように両者の面合わせを
行う。これにより、マルチプローブ101とサンプル1
07との距離が常に一定に保たれることとなり、この状
態で、スキャナ108を走査する。
【0025】走査中は、マルチプローブ101の各プロ
ーブは、共通のアクチュエータ102によってそれぞれ
の共振点、もしくは共振点近傍の周波数で加振される。
サンプル107の表面形状の情報は、マルチプローブ1
01の各プローブにおける共振点のずれに対応する信号
として変位検出部103にて検出され、この検出信号が
波形合成部104および復調部105のそれぞれに入力
される。波形合成部104では、変位検出部103から
出力された各プローブの共振点や共振点のずれに対応し
た信号に基づいて生成された各プローブの加振信号波形
を合成した合成波形が生成され、該合成波形がアクチュ
エータ102に印加される。この合成波形の印加によ
り、マルチプローブ101の各プローブがそれぞれの共
振点、もしくは共振点近傍の周波数で加振される。
【0026】以下に、マルチプローブ101を構成する
各プローブをそれぞれの共振点、もしくは共振点近傍の
周波数で加振する方法を説明する。
【0027】マルチプローブ101を構成する各プロー
ブは、それぞれ固有の感度分布を有しており、それぞれ
の共振点において最大の振幅値が得られる。そのため、
各プローブの共振点を適切に設定することによって、そ
れぞれの感度分布がいわゆるバンドパスフィルタのよう
な働きをする。このことにより、波形合成部104から
各プローブの共振周波数成分、もしくは共振周波数近傍
の周波数成分を有する合成信号が出力され、マルチプロ
ーブ101が加振された場合も、それぞれのプローブで
は各プローブの共振点、もしくは共振点近傍の周波数成
分が選択され、各プローブがそれぞれの共振点、もしく
は共振点近傍で加振されることになる。
【0028】以上のように、本形態では、共通のアクチ
ュエータを用いてマルチプローブ101の各プローブを
それぞれの共振点、もしくは共振点近傍で加振させるこ
とができるため、マルチプローブ101の各プローブに
よる検出感度のばらつきを抑えることができ、良好な観
察結果を得ることができる。
【0029】波形合成部104は、基本的には、変位検
出部103の出力信号に基づいて各プローブの加振信号
を生成し、これらを合成して各プローブの共振周波数、
もしくは共振周波数近傍の周波数を含む合成信号を生成
するが、その合成信号の生成手順は、復調方式によって
異なる。以下に、具体例として、AM検出(検波)とF
M検出(検波)を採用する2つの実施例を挙げる。
【0030】(実施例1:AM検出)図2は、本発明の
第1の実施例である非接触型原子間力顕微鏡の概略構成
を示すブロック図である。この非接触型原子間力顕微鏡
では、圧電セラミックスよりなるアクチュエータ202
が使用され、プローブ201a、201bからなるカン
チレバー型のマルチプローブが使用される。各プローブ
201a、201bは、振動系の鋭さを表わすQ値が大
気中で400、共振周波数はそれぞれ10KHz、30
0KHzである。
【0031】変位検出部は、光てこ方式のものであっ
て、各プローブ201a、201b毎に設けられてい
る。その構成は、レーザダイオード203a、203
b、4分割フォトダイオード204a、204b、I/
V変換器205a、205bからなる。レーザダイオー
ド203aからのレーザ光がプローブ201aの所定部
にて反射され、該反射光が4分割フォトダイオード20
4aに入射するようになっており、プローブ201aが
振動すると、その振幅に応じて4分割フォトダイオード
204aの出力が変化する。4分割フォトダイオード2
04aの出力(電流信号)はI/V変換器205aにて
電圧信号に変換される。レーザダイオード203b、4
分割フォトダイオード204bおよびI/V変換器20
5bも、これと同様の構成になっており、プローブ20
1bの振幅に応じた電圧信号が得られる。
【0032】サンプル212が載置されるXYスキャナ
213は、XYスキャナコントローラ210による制御
によってXY方向の移動が制御される。また、このXY
スキャナ213は、スタックピエゾ211によってZ方
向への移動が可能になっており、そのZ方向の移動がサ
ーボ回路209によって制御される。これらXYスキャ
ナコントローラ210によるXY方向の制御およびサー
ボ回路209によるZ方向の制御は、前述の実施形態で
説明したとおりであるので、ここでは、その詳細な説明
は省略する。
【0033】復調部は、AM検出器206a、206b
で構成されている。AM検出器206aには、I/V変
換器205aの出力が入力され、AM検出器206bに
は、I/V変換器205aの出力が入力される。これら
AM検出器206a、206bによるAM検出では、例
えば、図4に示すように、マルチプローブの各プローブ
をそれぞれの共振点(f1=10KHz、f2=300K
Hz)よりΔf(Δf 1=25Hz、Δf2=750H
z)だけずらした点(f1+Δf1、f2+Δf2)で加振し
た時のその加振周波数における各プローブの振幅を検出
し、サンプル212と各プローブとの物理的相互作用に
よる共振点の変化を、信号の強度変化ΔAとして検出す
る。上記のようなAM検出を行う場合、各プローブ20
1a、201bは常に一定の加振周波数(f1+Δf1
2+Δf2)で振動させておく必要がある。本実施例で
は、この加振周波数を決定するため、波形合成部を波形
合成回路214、記憶装置207と任意波形発生器20
8から構成している。記憶装置207は、I/V変換器
205a、205bから出力される各プローブ201
a、201bの振幅信号から各プローブの共振周波数
を、例えば、ピーク値に基づいて検出し、記憶する。さ
らに前記各プローブの振幅信号のそれぞれを共振周波数
から所定の周波数分だけシフトさせた信号を生成する。
波形合成回路214は記憶装置207が出力する各プロ
ーブの共振周波数を、それぞれ所定の周波数だけシフト
させた信号を合成演算する。記憶装置207は、この演
算結果を記憶する。任意波形発生器208は、記憶装置
207に記憶されている合成信号に基づき駆動信号を生
成してアクチュエータ202に印加する。また、各プロ
ーブの共振周波数を求めるために必要なアクチュエータ
202の駆動信号を生成し、アクチュエータ202に印
加する。
【0034】次に、本実施例の非接触型原子間力顕微鏡
の動作を具体的に説明する。
【0035】まず、サンプル212の観察を行う前に、
プローブ201a、201bをサンプル212から原子
間力が及ばない領域まで移動する。次に、任意波形発生
器208からアクチュエータ202に印加される信号の
周波数を、所定の周波数範囲にわたってスイープさせ、
アクチュエータ202を振動させて、マルチプローブを
加振させる。プローブ201a、201bは、それぞれ
固有の共振周波数を有しているため、アクチュエータ2
02の振動周波数が各プローブの共振周波数と一致した
ところで最大の振れ幅を示す。記憶装置207は、各プ
ローブ201a、201bについて、それぞれ最大の振
れ幅を示した周波数(共振周波数)を検出し、記憶す
る。
【0036】任意波形発生器208の周波数スイープが
終了すると、次いで、記憶装置207は記憶された各プ
ローブ201a、201bの共振周波数f(f1、f2
を所定の周波数Δf(Δf1=25Hz、Δf2=750
Hz)だけシフトした信号波形を出力する。波形合成回
路214では、これらのシフトした周波数(f1
1、f2+Δf2)を有する信号波形を、必要があればI
/V変換器205a、205bの出力を参照して合成
し、観察時にアクチュエータ202を駆動するための信
号を生成する。
【0037】観察時には、記憶装置207に記憶された
合成波形(f1+Δf1、f2+Δf2の周波数成分を含
む)に基づいて、マルチプローブのプローブ201aは
(f1+Δf1)の周波数で常に加振され、プローブ20
1bは(f2+Δf2)の周波数で常に加振される。この
加振状態で、マルチプローブをサンプル212の表面に
近接させ、サンプル212の表面に対して走査し、その
表面の凹凸に応じた以下のようなプローブの振幅の変化
を検出する。
【0038】プローブ201aがサンプルの凸部にくる
と(サンプル表面に接近すると)、プローブ201aの
共振周波数は低くなる方向にシフトし、そのプローブの
振幅が小さくなる。他方、プローブ201aがサンプル
の凹部にくる(サンプル表面から離れる)と、プローブ
201aの共振周波数がより高くなる方向にシフトし、
そのプローブの振幅は大きくなる。このようにして、プ
ローブの共振周波数の変化を、信号強度の変化として検
出することで、サンプル表面の凹凸を観察することがで
きる。
【0039】本実施例の非接触型原子間力顕微鏡によれ
ば、各プローブ201a、201bともに、およそ10
nmの解像度でサンプル表面の凹凸を観察することがで
きる。
【0040】なお、観察時、波形合成回路214の演算
結果を一旦記憶装置207に記憶させ、この記憶装置2
07から合成波形を出力し、任意波形発生器208に入
力したが、波形合成回路214から直接任意波形発生器
208に合成波形を入力し、アクチュエータ202を駆
動してもよい。
【0041】(実施例2:FM検出)図3は、本発明の
第2の実施例である非接触型原子間力顕微鏡の概略構成
を示すブロック図である。
【0042】この非接触型原子間力顕微鏡では、圧電セ
ラミックスよりなるアクチュエータ302が使用され、
プローブ301a、301bからなるカンチレバー型の
マルチプローブが使用される。各プローブ301a、3
01bは、振動系の鋭さを表わすQ値がいずれも大気中
で400で、共振周波数はそれぞれ10KHz、300
KHzである。変位検出部は、光てこ方式のものであっ
て、各プローブ301a、301b毎に設けられてい
る。その構成は、レーザダイオード303a、303
b、4分割フォトダイオード304a、304b、I/
V変換器305a、305bからなる。サンプル312
が載置されるXYスキャナ313は、XYスキャナコン
トローラ310による制御によってXY方向の移動が制
御される。また、このXYスキャナ313は、スタック
ピエゾ311によってZ方向への移動が可能になってお
り、そのZ方向の移動がサーボ回路309によって制御
される。以上の構成は、上述した第1の実施例とほぼ同
様である。
【0043】本実施例では、各I/V変換器305a、
305bが、それぞれバンドパスフィルタを備えてい
る。I/V変換器305aのバンドパスフィルタの中心
周波数は、プローブ301aの共振周波数付近に設定さ
れており、I/V変換器305bのバンドパスフィルタ
の中心周波数は、プローブ301bの共振周波数付近に
設定されている。
【0044】復調部は、FM検出器308a、308b
で構成されている。FM検出器308aには、I/V変
換器305aの出力信号が入力され、FM検出器308
bには、I/V変換器305aの出力信号が入力されて
いる。これらFM検出器308a、308bによるFM
検出では、例えば、図5に示すように、各プローブ30
1a、301bの共振点(f1、f2)からサンプル31
2と各プローブ301a、301bとの物理的相互作用
による共振点のずれをΔfとして検出する。この図5に
示す例は、各プローブ301a、301bがともにサン
プル表面から近づく方向に移動した場合の共振周波数の
ずれを示したものである。
【0045】波形合成部は、オートゲインコントローラ
306a、306bと、位相シフタ314a、314b
と波形合成回路307とからなる。ゲインコントローラ
306a、306bは、それぞれI/V変換器305
a、305bの出力ラインに設けられており、各I/V
変換器の出力波形の振幅が常に一定となるようにゲイン
の自動調整を行う。波形合成回路307は、各ゲインコ
ントローラ306a、306bの出力波形を合成してア
クチュエータ302を駆動する駆動信号を出力する。位
相シフタ314a、314bは、各プローブ301a、
301bがサンプル表面との距離に応じてシフトした共
振周波数での振動を維持するように、各I/V変換器の
出力の位相を調整し、フィードフォワード制御を行う。
このような構成をとることで、各プローブ301a、3
01bは、アクチュエータ302によって、サンプル表
面との距離に応じてシフトした共振周波数で常に加振さ
れることとなり、これにより、見かけ上、プローブの感
度が向上し、高感度な共振周波数の変化の検出を行うこ
とができる。
【0046】本実施例では、プローブ301aがサンプ
ルの凸部にくると(サンプル表面に接近すると)、共振
周波数がf1より低くなる方向にシフトし、アクチュエ
ータ302はこのシフトした周波数でプローブ301a
を加振する。このように、プローブ301aはサンプル
表面の凹凸によって共振周波数がシフトすると、そのシ
フトした共振周波数で加振される。サンプル表面の凹凸
の観察は、予め基準となる位置(プローブとサンプル表
面との距離が予め分かっている位置)でのプローブ30
1aの共振周波数f1と、シフトした共振周波数との差
(シフト量)を求めることで、行うことができる。
【0047】本実施例の非接触型原子間力顕微鏡によれ
ば、各プローブ301a、301bともに、およそ10
nmの解像度でサンプル表面の凹凸を観察することがで
きる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マルチプローブを用いたncAFMにおいて、すべての
プローブを共振点、もしくは共振点近傍で加振すること
ができるので、高感度な観察が可能となる。同時に、各
プローブ間の感度のばらつきを抑えられるので、観察像
の解像度のばらつきも抑えられ、よりサンプルの表面形
状を反映した良好な観察像を広範囲に得ることが可能に
なる。
【0049】また、本発明によれば、各プローブの共振
点の合わせこみを測定者が行う必要もないため、作業効
率が上がるという効果がある。
【0050】さらに、本発明によれば、マルチプローブ
を加振するアクチュエータは1つでよいので、小型化、
低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である非接触型原子間力顕
微鏡の概略構成図を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例である非接触型原子間力
顕微鏡の概略構成図を示すプロック図である。
【図3】本発明の第2の実施例である非接触型原子間力
顕微鏡の概略構成図を示すブロック図である。
【図4】図2に示す非接触型原子間力顕微鏡における各
プローブの共振周波数とプローブの振動変位を示す図で
ある。
【図5】図3に示す非接触型原子間力顕微鏡における各
プローブの共振周波数のずれを模式的に示す図である。
【図6】AFM観察の原理を説明するための原理説明図
である。
【符号の説明】 101 マルチプローブ 102、202、302 アクチュエータ 103 変位検出部 104 波形合成部 105 復調部 106、209、309 サーボ回路 107、212、312、603 サンプル 108 スキャナ 109、210、310 XYスキャナコントローラ 110、211、311 スタックピエゾ 201a、201b、301a、301b、601 プ
ローブ 213、313 XYスキャナ 203a、203b、303a、303b レーザダイ
オード 204a、204b、304a、304b 4分割フォ
トダイオード 205a、205b、305a、305b I/V変換
器 206a、206b AM検出器 207 記憶装置 208 任意波形発生器 214、307 波形合成回路 306a、306b ゲインコントローラ 308a、308b FM検出器 314a、314b 位相シフタ 602 支点

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振周波数の異なる複数のプローブと、 前記複数のプローブを同時に加振するアクチュエータ
    と、 前記複数のプローブそれぞれの共振周波数成分を含む前
    記アクチュエータの駆動信号を生成する駆動信号生成回
    路とを有することを特徴とする非接触型原子間力顕微
    鏡。
  2. 【請求項2】 前記複数のプローブの変位を検出する変
    位検出器をさらに有し、 前記駆動信号生成回路は、前記変位検出器から出力され
    る各プローブ毎の出力信号に基づいて前記駆動信号を生
    成することを特徴とする請求項1に記載の非接触型原子
    間力顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記駆動信号生成回路は、 前記変位検出器から出力される各プローブ毎の出力信号
    の波形を所定の周波数分シフトさせ、さらにそれらの波
    形を合成した合成波形を生成する波形合成回路と、 前記合成波形を格納する記憶手段と、 前記記憶手段に格納された合成波形に基づいて前記アク
    チュエータに印加する駆動信号を生成する任意波形発生
    手段とを有することを特徴とする請求項2に記載の非接
    触型原子間力顕微鏡。
  4. 【請求項4】 前記駆動信号生成回路は、 前記変位検出器から出力される各プローブ毎の出力信号
    の振幅値を一定に保つゲインコントローラと、 前記ゲインコントローラにてゲイン調整された各プロー
    ブの出力信号の位相を調整する位相シフト回路と、 前記位相調整された各プローブの出力信号を合成し前記
    アクチュエータに印加する駆動信号を生成する波形合成
    回路とを有することを特徴とする請求項2に記載の非接
    触型原子間力顕微鏡。
  5. 【請求項5】 共振周波数の異なる複数のプローブを用
    いてサンプルの表面形状を観察する観察方法において、 前記複数のプローブを共通のアクチュエータにより同時
    に加振するステップと、 前記複数のプローブそれぞれの共振周波数成分を含む駆
    動信号で前記アクチュエータを駆動するステップと、 前記複数のプローブの変位を検出し、該検出結果を示す
    出力信号を発生するステップと、 前記出力信号に基づいて前記表面形状を示す信号を生成
    するステップとを含む観察方法。
  6. 【請求項6】 前記表面形状を示す信号は、前記出力信
    号の振幅変動に基づいて生成されることを特徴とする請
    求項5に記載の観察方法。
  7. 【請求項7】 前記表面形状を示す信号は、前記出力信
    号の共振周波数の変動に基づいて生成されることを特徴
    とする請求項5に記載の観察方法。
  8. 【請求項8】 前記駆動信号は、前記出力信号の、各プ
    ローブの変位を示す信号を合成した信号より生成される
    ことを特徴とする請求項5に記載の観察方法。
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