JPWO2008069247A1 - 質量測定装置及びカンチレバ - Google Patents

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Abstract

複数の測定対象の微小質量を一度に測定する。ピエゾ抵抗素子を埋め込んだカンチレバを複数設けた、マルチレバを用意する。マルチレバには異なる測定対象誘引物を塗布する。マルチレバは単一の加振器にて振動させる。振動周波数を所定範囲内でスイープし、各カンチレバ毎の共振周波数を検出する。測定対象物の投入前と後の周波数変化を検出し、これより質量変化を算出する。

Description

本発明は、微小質量を測定するための質量測定装置、及びこれに用いるセンサであるカンチレバに適用して好適な技術に関する。
ナノテクノロジーやバイオテクノロジーの進化に伴い、微小な対象物を計測する要求が増えている。
微小な対象物を測定する技術として、カンチレバ(cantilever:片持ちばり)を用いた技術が公知である。
図9は、カンチレバ902を用いた、同一発明者による従来技術の微小質量測定システムを示したものである。
微小対象物測定用カンチレバ902は、例えば長さが約100μm、幅が約50μm、厚みが約4μmの、半導体材料または耐食性金属或は合金で作られた、極めて小さい片持ちばりである。
カンチレバ902の検出端部分には、ピエゾ抵抗よりなる検出センサ903が埋め込まれている。このカンチレバ902の支持部分には、圧電素子よりなる加振アクチュエータ904が貼り付けられている。
検出センサ903は、ホイートストンブリッジよりなる検出回路905に接続される。検出回路905は、ホイートストンブリッジの中点から信号を取り出し、この信号がオペアンプよりなる増幅回路906にて増幅される。増幅回路906にて増幅された出力信号は、同様にオペアンプ等で構成されるバンドパスフィルタと増幅回路よりなる正帰還回路907に入力される。この正帰還回路907の出力により、加振アクチュエータ904は駆動される。
加振アクチュエータ904、カンチレバ902、検出センサ903、検出回路905、増幅回路906そして正帰還回路907は、正帰還よりなる発振器を構成している。そして、その発振周波数は、カンチレバ902の固有振動周波数になる。
カンチレバ902に物質が付着すると、カンチレバ902の質量が増え、これにより、カンチレバ902の固有振動周波数が低下する。すなわち、この固有振動周波数の変化が、カンチレバ902に付着した検査対象物の質量増に相当している。
FM復調回路908は、この固有振動周波数の変化を検出する回路であり、ここでは周波数の変化をDC成分の信号として検出している。この信号は主にパソコンと所定のソフトウェアよりなるPCシステム909に入力される。PCシステム909は、所定時間、FM復調回路908の出力信号をA/D変換して記録する、いわゆる「データロガー」を構成する。データロガーを構成するためのソフトウェアとしては、例えばナショナルインスツルメンツ・コーポレーションのLabVIEW(登録商標)等が知られている。
図10は、微小質量測定システムの動作を説明する図である。
図10(a)及び(b)は、水1002に漬け込んだカンチレバ902を示している。
図10(a)は測定対象物1003を水1002に投入する前段階であり、図10(b)は測定対象物1003を水1002に投入した後である。
カンチレバ902の表面には、予め測定対象物1003を誘引する物質が塗布されている。そして、例えばアレルゲン等の測定対象物1003をマイクロピペット1004にて水1002に投入すると、測定対象物1003がカンチレバ902の表面に付着する。すなわち、カンチレバ902全体の質量が、極めて微小ながら増加する。
図10(c)はカンチレバ902の振動周波数変化を測定した結果を示す。ここで、縦軸は周波数ではなく、周波数の変化(Δf)であることに注意されたい。ここで、周波数の変化を縦軸にとった理由は、発振周波数は約100〜500kHz程度であり、周波数の変化は数十Hz程度の微小な変化だからである。図10(c)では、最初は(図10(a))振動周波数変化はないが、測定対象物1003を投入するにしたがって、測定対象物1003がカンチレバ902に付着し始め、質量が増加する。この質量増加に伴って、カンチレバ902の固有振動周波数は徐々に低下する。そして、カンチレバ902への測定対象物1003の付着現象が終了すると、変化し続けていた振動周波数は一定値に収束する。図10(d)は、図10(c)の計測結果から導き出した、カンチレバ902に付着した測定対象物1003の質量の変化を示した図である。
図11(a)及び(b)は、微小質量測定システム901によって抗原抗体反応を計測する手順を示した図である。
図11(a)では、最初にマイクロピペット1004で抗原1102として卵白(egg albumen)を供給した後、マイクロピペット1004にて抗体1103である免疫グロブリン(immunoglobulin)を供給する。一方、図11(b)はその逆の手順で卵白と免疫グロブリンを供給した例である。図11(a)の抗体1103(免疫グロブリン)は、抗原1102に付着する側の端部があることから、抗原1102に付着しやすいが、図11(b)のように逆の供給手順で行うと、付着のメカニズムも異なっていることが分かる。
図12(a)及び(b)は、図11(a)の手順に従って、微小質量測定システム901によって抗原抗体反応を計測した結果を示す図である。
図12(a)は周波数の変化を示している。最初に抗原1102の卵白を供給すると、およそ6〜10分を経過した時点で−144.5Hzの周波数変化で落ち着く。次に抗体1103の免疫グロブリンを投入すると、更に8〜10分を経過した時点で−215.5Hzの周波数変化で落ち着く。図12(b)は図12(a)の測定結果に基づいて、カンチレバ902に付着した物質による質量変化を計算した結果である。抗原1102が27.7pg、抗体1103が41.3pg付着したことがわかる。
以上のように、自励振動に基づく微小質量測定システム901は、極めて微小な質量を高い精度で測定できる。また、これ以前の従来技術である、光学式のカンチレバによる測定方法と異なり、液体に浸しての測定が可能である。更に、光学式とは異なり、純粋に質量の増加を検出するので、測定結果がカンチレバの向きに依存しない。
このように優れた特徴を備える上記システムは、バイオセンサとしての幅広い応用が期待されている。
特開2006−214744号公報 H.P.Lang, et al., Analytica ZChimcaActa 393(1999)59-65.
複数の物質の反応を比較したいときが往々にしてある。前述の微小質量測定システムは、従来の測定技術と比べて取り扱いが簡便になり、また測定精度も向上したものの、測定には相応の時間がかかる。特に測定対象が生体由来物質の場合、反応過程に時間がかかることは避けられない。
一方、どの技術分野においても技術の進歩に伴う製品開発競争は激化している。生体科学分野においても、できるだけ短時間に結果を得なければならない。前述の微小質量測定システムを複数用意するのは、測定に必要な設備自体のコストや手間等がかかり、あまり実用的ではない。
一方、同じカンチレバを用いたセンサシステムではあるものの、光学検出技術を応用したものも従来技術として存在する(非特許文献1)。この文献には複数のカンチレバが開示されている。
しかし、光学検出技術は調整が非常に面倒であり、また水中では使用できない。
また、前述の従来技術による自励振動は、複数のカンチレバでは使用できない。振動発生手段とカンチレバは一体化しないと自励振動ができないからである。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、少ない機器にて同時に複数の質量測定を実現する、微小質量検出器、及び微小質量測定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、各々に振動検出器が取り付けられている第1及び第2のカンチレバを、発振器によって加振器で周波数可変に振動させる。そして、この振動に起因する信号を記録装置で記録した後、記録されたデータを解析して、各々のカンチレバの固有振動周波数を測定する。そして、質量計算部によって固有振動周波数から各々のカンチレバに付着した測定対象物質の質量を計算するものである。
複数のカンチレバを単一の加振器で駆動する場合、共振現象が使えない。そこで、発明者は加振周波数をスイープさせ、その範囲で共振現象を掴み取る技術を思いついた。この技術により、加振器を複数用意する必要がなくなり、一度に複数の測定対象を取り扱うことができる。
本発明により、従来よりも簡単な装置構成で、複数の測定対象を一度に取り扱うことのできる、微小な質量を測定するための質量測定装置、またこれに用いられるカンチレバを提供できる。
本発明の一実施の形態による微小質量計測システムのブロック図である。 マルチレバのバリエーションを示す図である。 周波数スイープ回路を含む微小質量測定システムの回路図である。 マルチレバの振動の変化を示す図である。 スイープ電圧発生器が発生する制御電圧と、各カンチレバから検出した信号の振動振幅を図示したグラフである。 計測結果と周波数変化との対応関係を示す図である。 カンチレバの固有振動周波数(発振周波数)の検出方法を説明する図である。 誤差除去の手法を説明する図である。 従来技術の微小質量測定システムのブロック図である。 従来技術の微小質量測定システムの動作説明を示す図である。 従来技術の微小質量測定システムによって抗原抗体反応を計測する手順を示す図である。 従来技術の微小質量測定システムによって抗原抗体反応を計測した結果を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図1〜図8を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の例である、微小質量測定システムのブロック図である。
マルチレバ102は、非特許文献1に開示されている、カンチレバが複数個形成されたものと同様の形状である。マルチレバ102を構成する各々のカンチレバ116には、ピエゾ抵抗103が埋め込まれている。
マルチレバ102の根元部分には、加振用圧電素子104が貼り付けられている。そして、この加振用圧電素子104は、周波数制御器105によって制御される発振源106によって駆動されるようになっている。
各々のカンチレバ116には、検出器107、108及び109が接続されており、これらの検出器107、108及び109によって、加振用圧電素子104が発生する振動によって変化するピエゾ抵抗103の抵抗値が検出される。
PCシステム115は、所定時間、検出器107、108及び109の出力信号をA/D変換して記録する。このPCシステム115は、いわゆる「データロガー」を構成している。データロガーを構成するためのソフトウェアとしては、例えばナショナルインスツルメンツ・コーポレーションのLabVIEW(登録商標)等が知られている。
各々のカンチレバ116には異なる種類の誘引対象である、抗原A110、抗原B111及び抗原C112が塗布されている。これらを水等の液体113に浸し、抗体や血清等の測定対象物114を投入すると、投入された測定対象物114は、誘引対象の違いによって吸い寄せられる量が異なる。その差が、自励周波数の低下となって現れる。
しかし、図9に示すような従来技術のカンチレバを用いたもので発振器を構成しても、その自励周波数を計測することはできない。
そこで、本発明の実施形態では、加振用圧電素子104が発生する振動の周波数を、周波数制御器105によって所定範囲だけスイープさせるようにしている。ここで、所定範囲とは、カンチレバ116の自励周波数をカバーする範囲である。
図1ではマルチレバ102の例示として、各カンチレバ116の長さが同一のものを示している。しかし、各カンチレバ116の長さは必ずしも同一でなければならない必要はない。何故ならば、塗布される誘引対象が異なれば、計測結果も異なるものと期待されるし、仮に全く同じであっても検出器107、108及び109は別々だからである。
図2(a)及び(b)はマルチレバのバリエーションを示す。
図2(a)に示すように、カンチレバ216の長さを異ならせてもよい。
図2(b)は、単一のカンチレバ226を、加振用圧電素子204上に複数個配列したものである。測定対象物の性質に起因して、カンチレバ116自体の材質を異ならせる必要がある場合に好適である。
すなわち、マルチレバを構成する各々のカンチレバの長さは、必ず異なっている必要もなく、また完全に同じ長さである必要もない。測定開始前と後の自励周波数を検出できればそれでよい。
ここで、本実施形態のカンチレバに付着した物質の質量を検知するための原理について説明する。
カンチレバを調和振動子として考えると、カンチレバの動作は以下の(1)式の力の方程式で表すことができる。
Figure 2008069247
なお、
m:カンチレバの有効質量
z:カンチレバの歪み量
k:カンチレバのばね定数
a:粘性係数
F0:アクチュエータの加振力
ω:アクチュエータ、すなわちカンチレバの振動数
である。
上記(1)式より、カンチレバ10の共振周波数fは、カンチレバの有効質量m、ばね定数k及び粘性係数aを用いて以下の(2)式で表される。
Figure 2008069247
なお、(2)式の−(a/2m)の項は粘性抵抗が小さい場合には無視できる。共振している状態で質量が変化すると共振周波数が変化する。
(2)式から、質量変化を以下の(3)式で求めることができる。
Figure 2008069247
(3)式より、周波数変化分から質量変化を極めて簡単な式で導出できることがわかる。
上記(3)式にてカンチレバの周波数の変化を検出することにより、カンチレバの質量の変化、すなわちカンチレバに付着した物質の質量を検知することができる。
現在市場で流通する測定器は、周波数の変化を1Hz以下の精度で計測できる。このことから、測定システムを精度良く組み上げれば、上記(3)式を用いて、ピコグラムまたはフェムトグラムの単位でカンチレバの質量の変化を計測できる。例えば、ばね定数kを1N/m、共振周波数ω0を100kHz、カンチレバの有効質量mを10ngとすると、約200fg/Hzの感度でカンチレバに付着した物質の質量を検出することができる。
なお、(3)式より、カンチレバの質量を小さくすること、及び共振周波数を高くすることの少なくとも一方を行なうことにより、検出感度をより高くすることができる。
図3は微小質量測定システム101の回路図である。
抵抗R304はピエゾ抵抗103である。
抵抗R303は温度補償用のピエゾ抵抗103である。抵抗R301及びR302はR303及びR304と共にホイートストンブリッジを構成する抵抗である。
コンデンサC307及びC310、抵抗R308及びR309、そしてオペアンプ311は、アンプ306を構成する。
コンデンサC313及びC316、抵抗R314及びR315、そしてオペアンプ317は、バンドパスフィルタ(BPF)312を構成する。
抵抗R301と抵抗R302の中点T1と、抵抗R303と抵抗R304の中点T2の電圧は、後続のアンプ306にて増幅された後、BPF312にてノイズを除去される。そして、A/D変換器322に変換された後、データロガーソフトウェアが稼動するパソコン318にてデータが記録される。
周波数制御器105であるスイープ電圧発生器319は、所定電圧範囲をリニアに変化する電圧を発生する。低い周波数に該当する電圧から徐々に高い周波数に対応する電圧に変化させ、最高周波数に至ったら周波数変化を一定時間止める。そして、再び低い周波数から高い周波数に変化させる。このスイープ電圧発生器319の電圧に呼応して、発振源106であるVCO320が発振する。いうまでもなく、その発振周波数はスイープ電圧発生器319の電圧によって変化する。
そして、VCO320の発振周波数に呼応して加振用圧電素子104が振動し、カンチレバを振動させる。この加振用圧電素子104の振動周波数は、スイープ電圧発生器319によって所定の周波数範囲内でスイープされる。
また、データロガーソフトウェアが稼動するパソコン318では、取り込んだデータが解析される。ここでは、所定時間幅毎に交流波形を計測し、波の数を数えている。つまり、周波数カウンタを構成することになる。また、パソコン318において、所定時間幅毎に交流波形の積分が行われ、波形のピーク値が得られる。つまり、振幅検出が行われる。このように本実施形態例では、データを取り込んだ後からその解析を行うので、精度の高い解析が実現できる。なお、周波数の計測については、図3中点線で示すように、別途周波数カウンタ321を設けてもよい。
図4(a)、(b)及び(c)は、マルチレバ102の振動の変化を図示したものである。
図4(a)において、加振用圧電素子104が低い周波数から振動を始めると、程なくして最も固有振動周波数の低いカンチレバ116aが共振する。
図4(b)において、(a)の時点から更に振動周波数を上げると、程なくして次に固有振動周波数の低いカンチレバ116bが共振する。また、図4(c)において、(b)の時点から更に振動周波数を上げると、程なくして最後に最も固有振動周波数の高いカンチレバ116cが共振する。
なお、図4(a)、(b)及び(c)では、右側から順に左側のカンチレバが共振振動をしていたが、これはカンチレバ116の長さの違い、そして測定対象物114の付着の度合いに応じて変化する。
図5(a)、(b)、(c)及び(d)は、スイープ電圧発生器319が発生する制御電圧と、各カンチレバから検出した信号の振動振幅を図示したグラフである。横軸は時間である。共振しているところだけ、信号振幅が大きくなっていることがわかる。
図6(a)、(b)、(c)、(d)及び(e)は、計測結果と周波数変化との対応関係を示す図である。各図はグラフの形式を取っている。図6(a)及び(b)は、図5(a)と(b)、(c)及び(d)と同じである。つまり、図6(a)は図5(a)と同じく時間軸上のスイープ電圧発生器319の制御電圧の変化を表し、図6(b)は図5(b)、(c)及び(d)と同じく検出器107、108及び109の信号振幅である。
図6(c)は、図6(a)の点線で囲った範囲について、横軸を周波数として変換したグラフである。図6(d)は、図6(a)の点線で囲った範囲について、図6(b)のデータを、横軸を周波数変化として変換したグラフである。実際には記録したデータについて例えば1/100秒単位で周波数カウントを行い、周波数を検出すると共に、波形のピーク値を同じ1/100秒単位で取得する。つまり、離散値として周波数−振幅特性のデータを得る。
図6(e)は、図6(d)の点線で囲った範囲について拡大したグラフである。このグラフのピークが、当該カンチレバ116の固有振動周波数である。こうして、記録したデータから、当該カンチレバ116の固有振動周波数を検出するのである。
図7(a)及び(b)は、カンチレバ116の固有振動周波数(発振周波数)の検出方法を説明する図である。図7(a)は図6(e)と同じ、ピーク値に該当する周波数を検出する方法である。図7(b)はグラフを閾値でスライスし、その中間点の周波数を発振周波数と推定する方法である。
図8は誤差除去の手法を説明する図である。
実際に計測処理を行うと、記録されたデータはマクロ的には図8(a)のように見えるものの、ミクロ的には図8(b)のようにノイズを伴ってしまっている場合がある。このときは、任意の微小範囲について移動平均を算出して、値を平準化する。その後、図7(a)或は(b)の手法にて発振周波数を検出する。
本実施形態には、以下のような応用例が考えられる。
(1)カンチレバに埋め込む検出素子として、ピエゾ抵抗素子の代わりに、静電容量素子、圧電素子、電磁誘導素子を用いることもできる。この場合には、発生した電圧をアンプで増幅して直接検出することとなる。
(2)カンチレバを振動させる加振素子として、圧電素子の代わりに、静電型加振器、電磁誘導型加振器を用いることもできる。
(3)加振素子は単一でなくてもよい。図2(c)のように、カンチレバと加振素子のペアを共通の基台237に配列し、共通の発振器で加振させても、図1、図2(a)及び図2(b)と同等の作用効果を奏する。
(4)カンチレバは単一でもよい。すなわち、図9に示す単一のカンチレバ902に対し、図3の回路構成を適用し、図6(a)及び(c)に示す周波数スイープにて加振アクチュエータ904を駆動させることができる。
本実施形態においては、微小質量測定システム及びこれに用いられる微小質量センサを開示した。本実施形態により、誘引物質の相違による極めて微小な物質の誘引特性を、質量変化によって検出することのできる、利便性の高い微小質量測定システムを実現できる。
本実施形態の微小質量測定システムは、特にバイオテクノロジーの分野において、計測の時間を短縮し、手間を軽減することで、技術開発の進歩に大きく貢献することが期待できる。
以上、本発明の実施形態例について説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含むことは言うまでもない。
引用符号の説明
101…微小質量測定システム、102…マルチレバ、103…ピエゾ抵抗、104…加振用圧電素子、105…周波数制御器、106…発振源、107、108、109…検出器、110…抗原A、111…抗原B、112…抗原C、113…液体、114…測定対象物、115…PCシステム、116、216、226…カンチレバ、207、208、209…検出器、204…加振用圧電素子、306…アンプ、311、317…オペアンプ、312…バンドパスフィルタ、318…パソコン、319…スイープ電圧発生器、320…VCO、321…周波数カウンタ、322…A/D変換器、R303…温度補償用ピエゾ抵抗、R304…ピエゾ抵抗、R301、R302、R308、R309、R314、R315…抵抗、C307、C310、C313、C316…コンデンサ
【0004】
過程に時間がかかることは避けられない。
一方、どの技術分野においても技術の進歩に伴う製品開発競争は激化している。生体科学分野においても、できるだけ短時間に結果を得なければならない。前述の微小質量測定システムを複数用意するのは、測定に必要な設備自体のコストや手間等がかかり、あまり実用的ではない。
[0012]
一方、同じカンチレバを用いたセンサシステムではあるものの、光学検出技術を応用したものも従来技術として存在する(非特許文献1)。この文献には複数のカンチレバが開示されている。
しかし、光学検出技術は調整が非常に面倒であり、また水中では使用できない。
また、前述の従来技術による自励振動は、複数のカンチレバでは使用できない。振動発生手段とカンチレバは一体化しないと自励振動ができないからである。
[0013]
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、少ない機器にて同時に複数の質量測定を実現する、微小質量検出器、及び微小質量測定装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0014]
上記課題を解決するための本発明は、各々に振動検出器が取り付けられている第1及び第2のカンチレバを、発振器によって単一の加振器で周波数可変に振動させる。そして、この振動に起因する信号を記録装置で記録した後、記録されたデータを解析して、各々のカンチレバの固有振動周波数を測定する。そして、質量計算部によって固有振動周波数から各々のカンチレバに付着した測定対象物質の質量を計算するものである。
[0015]
複数のカンチレバを単一の加振器で駆動する場合、共振現象が使えない。そこで、発明者は加振周波数をスイープさせ、その範囲で共振現象を掴み取る技術を思いついた。この技術により、加振器を複数用意する必要がなくなり、一度に複数の測定対象を取り扱うことができる。
発明の効果
[0016]
本発明により、従来よりも簡単な装置構成で、複数の測定対象を一度に取り扱うことのできる、微小な質量を測定するための質量測定装置、またこれに用いられるカンチ
【0010】
器319の制御電圧の変化を表し、図6(b)は図5(b)、(c)及び(d)と同じく検出器107、108及び109の信号振幅である。
[0041]
図6(c)は、図6(a)の点線で囲った範囲について、横軸を周波数として変換したグラフである。図6(d)は、図6(a)の点線で囲った範囲について、図6(b)のデータを、横軸を周波数変化として変換したグラフである。実際には記録したデータについて例えば1/100秒単位で周波数カウントを行い、周波数を検出すると共に、波形のピーク値を同じ1/100秒単位で取得する。つまり、離散値として周波数−振幅特性のデータを得る。
[0042]
図6(e)は、図6(d)の点線で囲った範囲について拡大したグラフである。このグラフのピークが、当該カンチレバ116の固有振動周波数である。こうして、記録したデータから、当該カンチレバ116の固有振動周波数を検出するのである。
[0043]
図7(a)及び(b)は、カンチレバ116の固有振動周波数(発振周波数)の検出方法を説明する図である。図7(a)は図6(e)と同じ、ピーク値に該当する周波数を検出する方法である。図7(b)はグラフを閾値でスライスし、その中間点の周波数を発振周波数と推定する方法である。
[0044]
図8は誤差除去の手法を説明する図である。
実際に計測処理を行うと、記録されたデータはマクロ的には図8(a)のように見えるものの、ミクロ的には図8(b)のようにノイズを伴ってしまっている場合がある。このときは、任意の微小範囲について移動平均を算出して、値を平準化する。その後、図7(a)或は(b)の手法にて発振周波数を検出する。
[0045]
本実施形態には、以下のような応用例が考えられる。
(1)カンチレバに埋め込む検出素子として、ピエゾ抵抗素子の代わりに、静電容量素子、圧電素子、電磁誘導素子を用いることもできる。この場合には、発生した電圧をアンプで増幅して直接検出することとなる。
(2)カンチレバを振動させる加振素子として、圧電素子の代わりに、静電型加振器、電磁誘導型加振器を用いることもできる。
【0011】
[0046]
本実施形態においては、微小質量測定システム及びこれに用いられる微小質量センサを開示した本実施形態により、誘引物質の相違による極めて微小な物質の誘引特性を、質量変化によって検出することのできる、利便性の高い微小質量測定システムを実現できる。
本実施形態の微小質量測定システムは、特にバイオテクノロジーの分野において、計測の時間を短縮し、手間を軽減することで、技術開発の進歩に大きく貢献することが期待できる。
[0047]
以上、本発明の実施形態例について説明したが、本発明は上記実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、他の変形例、応用例を含むことは言うまでもない。
引用符号の説明
[0048]
101…微小質量測定システム、102…マルチレバ、103…ピエゾ抵抗、104…加振用圧電素子、105…周波数制御器、106…発振源、107、108、109…検出器、110…抗原A、111…抗原B、112…抗原C、113…液体、114…測定対象物、115…PCシステム、116、216、226…カンチレバ、207、208、209…検出器、204…加振用圧電素子、306…アンプ、311、317…オペアンプ、312…バンドパスフィルタ、318…パソコン、319…スイープ電圧発生器、320…VCO、321…周波数カウンタ、322…A/D変換器、R303…温度補償用ピエゾ抵抗、R304…ピエゾ抵抗、R301、R302、R308、R309、R314、R315…抵抗、C307、C310、C313、C316…コンデンサ

Claims (9)

  1. 第1のカンチレバと、
    前記第1のカンチレバに取り付けられ、前記第1のカンチレバの振動を検出する第1の振動検出器と、
    第2のカンチレバと、
    前記第2のカンチレバに取り付けられ、前記第2のカンチレバの振動を検出する第2の振動検出器と、
    前記第1のカンチレバと前記第2のカンチレバとが取り付けられる加振器と、
    前記加振器を所定周波数範囲にて周波数可変に振動させる信号を発生する発振器と、
    前記第1の振動検出器及び前記第2の振動検出器の振動検出信号を記録する記録装置と、
    前記記録装置に記録されたデータを解析して、前記第1のカンチレバ及び前記第2のカンチレバの固有振動周波数を測定し、前記固有振動周波数から前記第1のカンチレバ及び前記第2のカンチレバに付着した測定対象物質の質量を計算する質量計算部と
    を備えることを特徴とする質量測定装置。
  2. 前記第1のカンチレバと前記第2のカンチレバは、異なる測定対象物誘引物質が塗布された後、所定の液体に浸された状態で計測を行うことを特徴とする、請求項1記載の質量測定装置。
  3. 前記振動検出器はピエゾ抵抗素子、静電容量素子、圧電素子又は電磁誘導素子であることを特徴とする請求項1記載の質量測定装置。
  4. 前記加振器は圧電素子、静電型加振器または電磁誘導型加振器であることを特徴とする請求項1記載の質量測定装置。
  5. 第1のカンチレバと、
    前記第1のカンチレバに取り付けられ、前記第1のカンチレバの振動を検出する第1の振動検出器と、
    第2のカンチレバと、
    前記第2のカンチレバに取り付けられ、前記第2のカンチレバの振動を検出する第2の振動検出器と、
    前記第1のカンチレバと前記第2のカンチレバとが取り付けられる加振器と
    よりなることを特徴とするカンチレバ。
  6. 前記加振器は、所定周波数範囲にて周波数可変に振動させる信号を発生する単一の発振源により駆動されることを特徴とする、請求項5記載のカンチレバ。
  7. 前記第1のカンチレバと前記第2のカンチレバは、異なる測定対象物誘引物質が塗布された後、所定の液体に浸された状態で計測を行うことを特徴とする、請求項5記載のカンチレバ。
  8. 前記振動検出器はピエゾ抵抗素子、静電容量素子、圧電素子又は電磁誘導素子であることを特徴とする請求項5記載のカンチレバ。
  9. 前記加振器は圧電素子、静電型加振器または電磁誘導型加振器であることを特徴とする請求項5記載のカンチレバ。
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