JP2002105800A - ジェット織機で比較的同一の製織サイクル時間を達成するための方法および該方法を実施するためのジェット織機 - Google Patents

ジェット織機で比較的同一の製織サイクル時間を達成するための方法および該方法を実施するためのジェット織機

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JP2002105800A JP2001169624A JP2001169624A JP2002105800A JP 2002105800 A JP2002105800 A JP 2002105800A JP 2001169624 A JP2001169624 A JP 2001169624A JP 2001169624 A JP2001169624 A JP 2001169624A JP 2002105800 A JP2002105800 A JP 2002105800A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジェット織機で比較的同一の製織サイクル時
間を達成するための方法および該方法実施のためのジェ
ット織機を提供する。 【解決手段】 本発明による方法の場合には、織機の制
御装置のデータバンクに記憶させた、糸飛ばし時間にと
って特性的な各よこ糸の性質パラメータに、目標糸飛ば
し時間を保証する目標圧力プロフィールを割り当て、こ
のことによってよこ糸の種類ごとの平均のよこ糸入れ時
間の決定が不要になる。この糸飛ばし時間を保証する圧
力プロフィールは、本発明によれば、圧電アクチュエー
ター(5)を有する弁構造物(2)の使用によって達成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特許請求の範囲の
請求項1または2記載の特徴部によるジェット織機で比
較的同一の製織サイクル時間を達成するための方法およ
び請求項3に記載の特徴部によるジェット織機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】DE 30 43 003 C2から、
流動流体を用いて織機の杼口によこ糸を搬送する方法な
らびに該方法を実施するための織機が既知である。この
既知の方法の基礎は、織機を最適に、それも、よこ糸入
れのどの時点においても、所望のよこ糸速度または所望
の糸飛ばし時間が織機の回転数に関連して達成される程
度の量の高圧流動流体のみがよこ糸入れノズルに供給さ
れるように最適に、運転することである。このために上
記既知の方法の場合には、各よこ糸について搬送速度が
測定され、測定された搬送速度を代表する信号が制御装
置に送られ、この制御装置で該信号は、よこ糸の速度を
決定するよこ糸搬送システムの構成要素に影響を及ぼす
制御信号に変換される。上記方法の別の実施態様の場合
には、よこ糸搬送に必要な時間、すなわち糸飛ばし時
間、の連続的な測定が実施され、しかも、連続する数本
のよこ糸について平均のよこ糸入れ時間が決定され、さ
らに該よこ糸入れ時間が目標よこ糸入れ時間と比較さ
れ、その際、測定すべき時間差を代表する信号が制御装
置に送られ、この制御装置で該信号は、よこ糸搬送装置
の構成要素に影響を及ぼす制御信号に変換される。この
よこ糸搬送装置の構成要素に影響を及ぼす制御信号を得
るために、上記の既知の方法の場合には、すなわち、連
続する数本のよこ糸について平均のよこ糸入れ時間がよ
こ糸の種類ごとに決定され、かつ該平均のよこ糸入れ時
間は、目標よこ糸入れ時間と比較される。これは、コス
トのかかる方法である。
【0003】よこ糸搬送装置の構成要素の種類および構
造について、DE 30 43 003 C2からは何
もわからない。よこ糸搬送装置の構成要素は、とりわけ
体積流量の切替えまたは制御もしくは調節のための電磁
弁である。電磁弁が使用された場合の周知の欠点を除去
するために、圧電駆動による弁、例えばDE 1954
7 149 A1およびDE 197 23 388
C1から既知の弁を、構成要素としてジェット織機のよ
こ糸入れシステムに使用することは、既知ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の課
題は、よこ糸の種類ごとの平均のよこ糸入れ時間の決定
を不要にする、比較的同一の製織サイクル時間を達成す
るための方法を提供することである。さらに本発明の課
題は、目標糸飛ばし時間から糸飛ばし時間がずれた場合
に反応迅速に目標糸飛ばし時間と実際の糸飛ばし時間と
の間に生じる時間差を補正する弁構造物を織機に装備す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題は、特許請求の範囲の請求項1または2記載の特徴部
による方法によって解決される。この場合には、織機の
制御装置内にあるデータバンク内に、糸飛ばし時間にと
って特性的な、各よこ糸の性質パラメータが記憶され、
かつ該当する特性的な、各よこ糸の性質パラメータに、
目標糸飛ばし時間を保証する目標圧力プロフィールが割
り当てられることは、本発明にとって重要なことであ
る。制御のために各よこ糸入れの糸飛ばし時間は、自体
既知のごとく、実際の糸飛ばし時間として測定され、さ
らに前記目標糸飛ばし時間と比較される。目標糸飛ばし
時間と実際の糸飛ばし時間の差から得られる信号は、前
記制御装置に送られ、この制御装置で該信号は、またも
やそれ自体既知のごとく、制御信号に変換される。該制
御信号は、よこ糸入れシステムに機能的に接続された弁
構造物に送られ、その際、該弁構造物は、よこ糸入れノ
ズルに送られる媒質の圧力および/または量に、目標圧
力プロフィールが連続的に変化するという意味で影響を
及ぼす。
【0006】特許請求の範囲の請求項2によって解決さ
れる課題の場合には、目標糸飛ばし時間と実際の糸飛ば
し時間の差から得られる信号は、同様に前記制御装置に
送られ、この制御装置で該信号は、制御信号に変換さ
れ、さらに該制御信号は、織機の回転数を変えるのに使
用される。この場合には、つまり本発明によれば、糸飛
ばし時間の差から得られる信号は、織機の回転数を目標
糸飛ばし時間に適合させるための重要なデータである。
【0007】特許請求の範囲の請求項1の特徴部に記載
の方法の実施のために、本発明では弁構造物を有するジ
ェット織機が使用され、この場合、該弁構造物は、本発
明によれば圧電アクチュエーターを媒質の圧力および/
または媒質の量の調節または制御のために有している。
本発明のさらに別の実施態様の場合には該弁構造物は、
枠状に形成された少なくとも1つの弁モジュールからな
り、該弁モジュールには弁出口がある。さらに該弁モジ
ュールは、該弁出口に作用する圧電アクチュエーターを
有しており、かつさらに該弁モジュールは、第1のヘッ
ド側フランジプレートと第2のヘッド側フランジプレー
トの間に収容されており、この場合、該フランジプレー
トのうちの少なくとも1つは弁入口を有する。複数の同
じ構造の弁モジュールが1つになってモジュール構造を
した弁構造物を形成しており、この場合、各モジュール
は、別々に制御可能な圧電アクチュエーターを有してお
り、該圧電アクチュエーターは、片側が自由スイングす
る状態で保持されたスイング要素として形成されてお
り、該スイング要素の自由端には、前記弁出口に向き合
う弁体が配置されている。該弁構造物がいくつかの弁モ
ジュールからなる場合には、それぞれのモジュールがよ
こ糸入れシステムの1つのよこ糸入れノズルに、または
複数のよこ糸入れノズル群に割り当てられている。各モ
ジュールは、前述のとおり、当然のことながらそれ自身
の出口を有しているが、全体としての弁構造物は、該モ
ジュールとの共通の少なくとも1つの弁出口を有する。
該弁出口は有利に、該弁構造物を隔離しているあるいは
該モジュールを収容しているヘッド側フランジプレート
に設けられている。少なくとも1つの弁モジュールの内
部または弁構造物の内部に少なくとも1つのセンサが配
置されており、該センサは、弁構造物内の静圧を検知す
る。検知された圧力値は、電気信号として織機の制御装
置に信号伝送する形で伝達される。もう1つのセンサが
各弁モジュールの出口の中に組み込まれていてもよく、
このセンサは、よこ糸入れノズルに向かう管を流れる媒
質の動圧を検知し、さらにこの検知した圧力値を電気信
号として織機の制御装置に伝達する。このセンサは、問
題のよこ糸入れノズル内の動的圧力水準の制御のために
まず使用されるのであるが、しかしさらに、すなわちよ
こ糸入れノズルに向かう媒質の圧力または流量を変化さ
せることによって、目標糸飛ばし時間と実際の糸飛ばし
時間の比較から生じる差を補正するためにも使用され、
このことは、問題のよこ糸についての、およびこれに続
くよこ糸入れについての変更された目標圧力プロフィー
ルまたは新規の目標圧力プロフィールを自動的に設定す
ることに対応する。
【0008】本発明のさらに別の態様の場合には、各圧
電アクチュエーターは、弁出口と弁体の間にあらかじめ
設定した流れのためのすき間「X」を生じさせるため、
あるいは該出口を完全に閉鎖するために使用される測定
システムおよび/またはバイアス装置と組み合わせるこ
ともできる。第1の例の場合には該バイアス装置は、前
記圧電スイング要素と結合した永久磁石がであり、この
場合、該永久磁石は直流で作動させるコイルと組み合わ
されている。第2の例の場合には該バイアス装置は、前
記圧電スイング要素と機能的に結合した圧縮コイルばね
または引張りコイルばねのどちらかで構成されている。
測定システムは、この場合には例えば距離測定システム
である。
【0009】ジェット織機の制御装置内に存在する機器
データバンクが、該データバンクに記憶されたよこ糸の
特性的な性質パラメータによこ糸入れのための目標圧力
プロフィールを割り当てることが可能であるように拡張
されるというのが、本発明による解決手段における利点
である。本発明による弁構造物を使用することによっ
て、よこ糸入れのための最適な目標圧力プロフィールが
常に与えられているべく、目標圧力プロフィールを連続
的かつ自動的に変化させることも可能であるし、新規に
設定することも可能である。この自動的な連続調節によ
って、連続する製織サイクル間で発生する時間差は、完
全に除去される。圧力プロフィールを織機のさまざまな
回転数に自動的に適合させることが可能であるし、ある
いはその反対に該回転数が目標圧力プロフィールに一致
することは、さらなる利点である。
【0010】この新規の弁構造物は、既知の電磁弁に比
して反応時間が速くなりかつしたがってよこ糸入れにお
けるダイナミクスが改善されている。さらにこの新規の
弁構造物によって、よこ糸入れ自体のほかに補助的機
能、例えばメインノズルへのよこ糸通しおよび、例えば
挿入のための縁を形成するためのよこ糸の端の空気によ
る挿入を制御することができる。この新規の弁構造物
は、このために織機内に任意に取り付けることができ
る。このことによって最適な圧力管の敷設が可能であ
る。少なくともメインノズル機能については該弁構造物
をほとんど摩耗なしで運転することができ、それという
のも、よこ糸を保持する空気が必要であるため、非ゼロ
の弁開放が設定可能であるからである。該弁構造物がメ
インノズルまたは他の負荷に直接取り付けられる場合に
は、これまでたわみ管の場合の耐圧構造が原因となって
いたデッドスペースまたはデッドタイムが大幅に不要に
なる。このことは、機能が達成されたうえでの直ちのも
しくは短い反応時間および正確さを意味する。該弁構造
物がただ1つの弁入口を有することによって、該弁構造
物の信頼性および保全が単純化される。前記弁モジュー
ルの適合した寸法決定の場合に、あるいはいわゆるブラ
インド・モジュールの追加によって、メインノズル用の
タンクを無くすことができる程度に弁構造物の容積を形
成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに本発明を実施形態につき詳
説する。図1および図2ではよこ糸入れシステム1の弁
構造物2は、枠状に形成された1つまたは2つの弁モジ
ュール3、4からなり、この場合、各弁モジュール3、
4内には、片側が自由スイングする状態で保持された圧
電スイング要素の形式の圧電アクチュエーター5が配置
されている。該スイング要素の片側は、弁モジュール3
の内壁3aと結合されている。
【0012】電気制御のために各スイング要素は、別々
の複数の制御線6を介して前記ジェット織機の制御装置
7と信号伝送する形で接続している。該制御装置7内に
は、よこ糸入れにとって特性的な少なくとも1つのパラ
メータが記憶されているデータバンク7aが存在する。
経験にしたがって、目標糸飛ばし時間を保証する目標圧
力プロフィールがよこ糸入れの特性パラメータに割り当
てられる。制御装置7内にあるコンパレーター7bでは
実際の糸飛ばし時間が目標糸飛ばし時間と比較される。
2つの糸飛ばし時間の差から得られる信号は、制御装置
7に送られ、該制御装置7で該信号は、制御信号に変換
される。該制御信号は、別々の制御線6を介して圧電ア
クチュエーター5に送られ、この場合、該圧電アクチュ
エーター5は、よこ糸入れノズル8に挿入すべき媒質の
圧力および/または量に、目標圧力プロフィールが連続
的に変化するという意味で影響を及ぼす。個々の圧電ア
クチュエーター5による影響は、弁構造物2内で検知す
るセンサ9に基づいており、この場合、該センサ9を用
いてすき間Xの大きさが測定され、このことによって関
係の弁モジュール3から関係のよこ糸入れノズル8への
決定された流量が得られる。
【0013】図4に示されているように、それぞれの弁
モジュール3、4とよこ糸入れノズル8の間の範囲内
に、有利には各弁モジュール3、4の出口11内に、実
際の圧力を検知するための第2のセンサ10が存在して
いる。このことによって第2のセンサ10の測定結果を
用いて、実際の糸飛ばし時間と目標糸飛ばし時間の差ま
たは目標圧力プロフィールと実際の圧力プロフィールの
差が生じたよこ糸に続くよこ糸のための新たな目標圧力
プロフィールを設定することが可能である。
【0014】目標圧力プロフィールを連続的に変化させ
ることを可能にするために、前記アクチュエーター5
は、その長軸Lに沿って上側ピエゾ−スタック5bおよ
び下側ピエゾ−スタック5cを有している。ピエゾ−ス
タック5bおよび5cは、正反対に動かされ、その結
果、アクチュエーター5は、その軸Lに沿って、弁出口
11に向かう方向または弁出口11から離れる方向に曲
がる。このことによって、例えば、弁出口11と弁体5
aの間の前記すき間Xが変化する。縦方向に作用するア
クチュエーター5の別の装置または使用も本発明の範囲
内である。
【0015】図2には、本発明による、第1の弁モジュ
ール3と第2の弁モジュール4を有する弁構造物2の例
が示されている。両モジュールは、第1のヘッド側フラ
ンジプレート13と第2のヘッド側フランジプレート1
4の間に配置されており、かつ固定手段15によって弁
構造物2に結合されている。該ヘッド側フランジプレー
ト13は、この場合には、図1で明示されているとお
り、入口16を備えている。圧力たわみ管17は、図示
されていない圧力源と弁構造物2を結合している。各弁
モジュール3、4と各よこ糸入れノズル8を結合するた
めの圧力管12は、この場合には一点鎖線で示されてい
る。さらに該ヘッド側フランジプレート13には前記圧
力センサ9が収容されており、この圧力センサ9は、弁
構造物2内の媒質の静圧を測定する。
【0016】図3には各弁モジュール3、4内に立体的
に突出している出口に、有利には直流で励磁可能なコイ
ル18が配置されており、このコイル18は、前記弁体
5aに接している永久磁石19と組み合わせることがで
きる。該コイル18と該永久磁石19が一緒になって、
各圧電アクチュエーター5に作用するバイアス装置を形
成している。このバイアス装置は、該圧電アクチュエー
ター5に負荷を除く形で作用することもできるし、負荷
をかける形で作用することもできる。別の場合には該バ
イアス装置は、図示されていない、前記アクチュエータ
ー5と機能的に結合した圧縮コイルばねまたは引張りコ
イルばねで構成されていてもよい。
【0017】図5には、従来技術で既知の電磁式二方弁
を使用した場合の、よこ糸飛ばし時間に対する、ジェッ
ト織機のよこ糸入れノズル8の目標圧力プロフィールの
曲線20が示されている。さらに図5には、同じジェッ
ト織機の同じよこ糸入れノズル8について曲線21を用
いて、制御によって変化させることができる目標圧力プ
ロフィールが示されており、この場合、該目標圧力プロ
フィールは、弁構造物2の弁モジュール3、4の圧電制
御されるアクチュエーター5によって得られる。圧力プ
ロフィール20、21が交差して第1の斜線範囲22と
第2の斜線範囲23ができている。該斜線範囲22は、
電磁弁の場合の曲線20による圧力の経過と比較して、
圧電アクチュエーター5を備えた弁の場合の曲線21に
よる圧力の経過がよこ糸を「より緩やかに」加速してい
ることを示している。上側の斜線範囲23は、圧電制御
される弁を用いることによってよこ糸が、より高い圧力
で加速されることを明らかにしている。以上のことを合
わせると、よこ糸入れ段階におけるよこ糸へのより均一
な負荷が明らかになる。さらにこの線図には、安定した
よこ糸飛ばし時間を得るために、圧力プロフィール21
の最大振幅を変化させることができることが示されてい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ジェット織機のメインノズルに機能的
に結合された弁構造物を概略的に示す図である。
【図2】図2は、図1のAから見た弁構造物とメインノ
ズルを示す図である。
【図3】図3は、バイアス装置を有する弁モジュールの
断面図を示す図である。
【図4】図4は、弁出口に組み込まれた圧力センサを有
する弁モジュールの断面図を示す図である。
【図5】図5は、ジェット織機のよこ糸入れシステム内
の圧電アクチュエーターを有する弁モジュールの目標圧
力プロフィールと比較した電磁式二方弁の目標圧力プロ
フィールを示す線図である。
【符号の説明】
1 よこ糸入れシステム 2 弁構造物 3 弁モジュール 3a 内壁 4 弁モジュール 5 アクチュエーター、スイング要素 5a 弁体 5b、5c ピエゾ−スタック 6 導線 7 制御装置 7a データバンク 7b コンパレーター 8 よこ糸入れノズル 8a 入口 9、10 センサ 11 弁出口 12 圧力管 13、14 フランジプレート 15 固定手段 16 弁入口 17 圧力たわみ管 18 コイル 19 永久磁石 20、21 目標圧力プロフィール 22、23 範囲
【手続補正書】
【提出日】平成13年6月18日(2001.6.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記課
題は、特許請求の範囲の請求項1または2記載の特徴部
による方法によって解決される。この場合には、織機の
制御装置内にあるデータバンク内に、糸飛ばし時間にと
って特性的な、各よこ糸の性質パラメータが記憶され、
かつ該当する特性的な、各よこ糸の性質パラメータに、
目標糸飛ばし時間を保証する目標圧力プロフィールが割
り当てられることは、本発明にとって重要なことであ
る。制御のために各よこ糸入れの糸飛ばし時間は、自体
既知のごとく、実際の糸飛ばし時間として測定され、さ
らに前記目標糸飛ばし時間と比較される。目標糸飛ばし
時間と実際の糸飛ばし時間の差から得られる信号は、前
記制御装置に送られ、この制御装置で該信号は、またも
やそれ自体既知のごとく、制御信号に変換される。該制
御信号は、よこ糸入れシステムに機能的に接続された弁
構造物に送られ、その際、該弁構造物は、よこ糸入れノ
ズルに送られる媒質の圧力および/または量に、実際の
圧力プロフィールが連続的に変化するという意味で影響
を及ぼす。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】電気制御のために各スイング要素は、別々
の複数の制御線6を介して前記ジェット織機の制御装置
7と信号伝送する形で接続している。該制御装置7内に
は、よこ糸入れにとって特性的な少なくとも1つのパラ
メータが記憶されているデータバンク7aが存在する。
経験にしたがって、目標糸飛ばし時間を保証する目標圧
力プロフィールがよこ糸入れの特性パラメータに割り当
てられる。制御装置7内にあるコンパレーター7bでは
実際の糸飛ばし時間が目標糸飛ばし時間と比較される。
2つの糸飛ばし時間の差から得られる信号は、制御装置
7に送られ、該制御装置7で該信号は、制御信号に変換
される。該制御信号は、別々の制御線6を介して圧電ア
クチュエーター5に送られ、この場合、該圧電アクチュ
エーター5は、よこ糸入れノズル8に挿入すべき媒質の
圧力および/または量に、実際の圧力プロフィールが連
続的に変化するという意味で影響を及ぼす。圧力影響
は、弁構造物の内部に存在し且つ実際の圧力を測定する
センサ9に基づいており、弁構造物の内部の必要な目標
圧力を比較的迅速に決定することができる。すき間Xの
大きさは個々の圧電アクチュエータにより定められ、こ
れによって関係する弁モジュールから関係するよこ糸入
れノズル8への一定の流量が調整される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター、シラー ドイツ連邦共和国リンダウ、ケンプテナ ー、シュトラーセ、46 (72)発明者 ディーター、トイフェル ドイツ連邦共和国ランゲナルゲン、アイゼ ンバーンシュトラーセ、11 (72)発明者 マルクス、ギーレン ドイツ連邦共和国リンダウ、アイヒビュー ルベーク、9 Fターム(参考) 4L050 AA14 AB03 AB09 CB84 CB85 CC06 CD05 EA03 EA09 EA17 EB04 EC04 EC15 ED01 ED12 ED34 EE06 EE13 EE14

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】よこ糸入れシステムのよこ糸入れノズルを
    用いて連続して織機の杼口に挿入すべき、同一もしくは
    相互に異なる固有の性質パラメータを有するよこ糸の場
    合の比較的同一の製織サイクル時間を達成するための方
    法において、 −該織機の制御装置内にあるデータバンク内に、少なく
    とも、糸飛ばし時間にとって特性的な、各よこ糸の性質
    パラメータを記憶させ、 −この特性的な、各よこ糸の性質パラメータに、目標糸
    飛ばし時間を保証する目標圧力プロフィールを割り当
    て、 −各よこ糸の実際の糸飛ばし時間を測定し、さらに該実
    際の糸飛ばし時間を前記目標糸飛ばし時間と比較し、 −該目標糸飛ばし時間と該実際の糸飛ばし時間の差から
    得られる信号を前記制御装置に送り、この制御装置で該
    信号を制御信号に変換し、 −該制御信号をよこ糸入れシステムに機能的に接続され
    た弁構造物に送り、その際、該弁構造物は、よこ糸入れ
    ノズルに送られる媒質の圧力および/または量に、目標
    圧力プロフィールが連続的に変化するという意味で影響
    を及ぼすことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】よこ糸入れシステムのよこ糸入れノズルを
    用いて連続して織機の杼口に挿入すべき、同一もしくは
    相互に異なる固有の性質パラメータを有するよこ糸の場
    合の比較的同一の製織サイクル時間を達成するための方
    法において、 −該織機の制御装置内にあるデータバンク内に、少なく
    とも、糸飛ばし時間にとって特性的な、各よこ糸の性質
    パラメータを記憶させ、 −この特性的な、各よこ糸の性質パラメータに、目標糸
    飛ばし時間を保証する目標圧力プロフィールを割り当
    て、 −各よこ糸の実際の糸飛ばし時間を測定し、さらに該実
    際の糸飛ばし時間を前記目標糸飛ばし時間と比較し、 −該目標糸飛ばし時間と該実際の糸飛ばし時間の差から
    得られる信号を前記制御装置に送り、この制御装置で該
    信号を制御信号に変換し、この制御信号が織機の回転数
    を変化させることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】よこ糸入れ用媒質の圧力および/または量
    の調節または制御のための圧電アクチュエーター(5)
    を有する弁構造物(2)が使用されていることを特徴と
    する、請求項1記載の弁構造物を有するジェット織機。
  4. 【請求項4】前記弁構造物(2)が、出口(11)を有
    する枠状に形成された少なくとも1つの弁モジュール
    (3、4)および該弁出口に作用する圧電アクチュエー
    ター(5)からなり、かつさらに該弁モジュール(3、
    4)は、第1のヘッド側フランジプレート(13)と第
    2のヘッド側フランジプレート(14)の間に収容され
    ており、この場合、該フランジプレートのうちの少なく
    とも1つは弁入口(16)を有することを特徴とする、
    請求項1記載のジェット織機。
  5. 【請求項5】前記圧電アクチュエーター(5)が、片側
    が自由スイングする状態で保持されたスイング要素であ
    り、この場合、該スイング要素の自由端に前記出口(1
    1)に向き合う弁体(5a)が配置されていることを特
    徴とする、請求項4記載のジェット織機。
  6. 【請求項6】前記弁構造物(2)の複数モジュール構造
    の場合に各圧電アクチュエーター(5)が別々に制御さ
    れていることを特徴とする、請求項4記載のジェット織
    機。
  7. 【請求項7】少なくとも1つの前記弁モジュール(3、
    4)の内部に少なくとも1つのセンサ(9)が配置され
    ており、この場合、該センサは制御装置(17)に信号
    伝送する形で接続されていることを特徴とする、請求項
    4記載のジェット織機。
  8. 【請求項8】前記各弁モジュール(3、4)の出口(1
    1)の中にセンサ(10)が組み込まれており、この場
    合、該センサは制御装置(7)に信号伝送する形で接続
    されていることを特徴とする、請求項4記載のジェット
    織機。
  9. 【請求項9】前記圧電アクチュエーター(5)に測定シ
    ステムが機能的に結合していることを特徴とする、請求
    項4記載のジェット織機。
  10. 【請求項10】各弁モジュール(2)が有利に前記出口
    (11)部位にバイアス装置を有していることを特徴と
    する、請求項4記載のジェット織機。
  11. 【請求項11】前記バイアス装置が、永久磁石(19)
    を備えた弁体(5a)と、前記出口(11)部位に配置
    された電気で励磁可能なコイル(18)とからなること
    を特徴とする、請求項10記載のジェット織機。
  12. 【請求項12】前記バイアス装置が、前記圧電アクチュ
    エーター(5)と機能的に結合したコイルばね要素であ
    ることを特徴とする、請求項10記載のジェット織機。
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