JP2002105786A - ループヤーンおよびその製造方法ならびに織編物 - Google Patents

ループヤーンおよびその製造方法ならびに織編物

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Abstract

(57)【要約】 【課題】嵩高性や反発性とソフトな風合いを併せもち、
さらにはストレッチ性や寸法安定性、工程通過性にも優
れたループヤーンおよびその製造方法を提供する。 【解決手段】ポリトリメチレンテレフタレートを含んで
なる芯糸と、ポリエステルからなる鞘糸とからなり、表
層部に形成されたループ毛羽のうち、毛羽長が0. 35
mm以上のループ毛羽の個数が250ケ/m以上であ
り、かつ、20%伸長し、除重後に、下記式を満足する
ことを特徴とするループヤーン。 Y値(交絡均斉度)≧20 DLmax≦20mm Y値:1m当たりの交絡数/DLmax DLmax:1m当たりの非交絡部の最大長(mm)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はループヤーンおよび
その製造方法ならびに織物または編物(本発明において
は、これらを総称して「織編物」と略記することがあ
る)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】糸条に流体攪乱処理を施すことにより得
られるループヤーンは、糸条表面に多数のループを有
し、表面の風合が柔らかでボリューム感が得られるの
で、多用途に利用されている。しかしながら、従来のル
ープヤーンはストレッチ性がほとんどなく、スポーツ衣
料等のストレッチ性が要求される用途には全く用いられ
ていないのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ソフ
トな風合いおよびボリューム感を併せもち、さらにはス
トレッチ性や寸法安定性に優れたループヤーンおよびそ
の製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ポ
リトリメチレンテレフタレートを含んでなる芯糸と、ポ
リエステルからなる鞘糸とからなり、表層部に形成され
たループ毛羽のうち、毛羽長が0. 35mm以上のルー
プの個数が250ケ/m以上であり、かつ、20%伸長
し、除重後に、下記式を満足するループヤーンである。
【0005】Y値(交絡均斉度)≧20 DLmax≦20mm Y値:1m当たりの交絡数/DLmax DLmax:1m当たりの非交絡部の最大長(mm)。
【0006】また本発明は、ポリトリメチレンテレフタ
レートを含んでなるマルチフィラメントを、張力が0.
3cN/dtex〜2.5cN/dtexとなる緊張領
域に通過せしめ、通過後、ポリエステルからなるマルチ
フィラメントと合流せしめ、流体攪乱処理を施すループ
ヤーンの製造方法である。
【0007】また本発明は、上記のループヤーンを用い
た織編物である。
【0008】また本発明は、上記のループヤーンの製造
方法により製造されたループヤーンを用いた織編物であ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のループヤーンの芯糸に
は、ポリトリメチレンテレフタレート(以下、PTTと
も略称する)を含んでなるマルチフィラメントを用い
る。ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)とは、
テレフタル酸を主たる酸性分とし、1・3プロパンジオ
−ルを主たるグリコ−ル成分として得られるポリエステ
ルである。
【0010】PTTからなる糸は曲げ剛性が低く、本発
明のループヤーンを布帛としたとき、ソフトな風合いを
得ることができる。また、PTTからなる糸を芯糸に用
いることにより、優れたストレッチ性を得ることができ
る。さらに、PTTからなる糸は弾性回復性に優れるた
め、流体乱流処理工程において鞘糸を引っ張り込みなが
らループヤーンを形成することができ、したがって、ル
ープヤーンの芯鞘の複合状態は強固に絡み合ったものと
なり、タルミや粗大ループの発生を抑え、解舒性も向上
させることができる。
【0011】このとき、芯糸が、サイドバイサイド型に
貼り合わされ、そのうち一方の成分がポリトリメチレン
テレフタレート、もう一方の成分がポリエチレンテレフ
タレートを含んでなる複合繊維フィラメントを用いる
と、それらの弾性回復率や収縮特性の差によって、コイ
ル捲縮を発現するので好ましい。コイル捲縮が顕在化し
た芯糸はノズル内で開繊しやすく、生じるループヤーン
をより交絡させることができる。
【0012】またコイル捲縮が発現した芯糸を緊張領域
に通過せしめることによって、捲縮が顕在化することに
より、芯糸がノズル直前でストレッチバックし、鞘糸B
を巻き込みながら流体攪乱処理されるので、芯糸Aのま
わりを鞘糸Bが撚回、反転を繰り返し、実質的により強
固に絡み合ったものになる。
【0013】さらにコイル捲縮が顕在化した付加された
フィラメントを流体攪乱処理することで高いストレッチ
性を示すループヤーンを得ることができる。
【0014】PTTは、本発明の効果を失わない範囲に
おいて、好ましくは20モル%以下、より好ましくは1
0モル%以下の割合で、他のエステル結合の形成可能な
共重合成分を含んでも良い。共重合可能な化合物とし
て、例えば、イソフタル酸、コハク酸、シクロヘキサン
ジカルボン酸、アジピン酸、ダイマ酸、セバシン酸など
のジカルボン酸類、一方、グリコ−ル成分として、例え
ば、エチレングリコ−ル、ジエチレングリコ−ル、ブタ
ンジオ−ル、ネオペンチルグリコ−ル、シクロヘキサン
ジメタノ−ル、ポリエチレングリコ−ル、ポリプロピレ
ングリコ−ルなどを挙げることができるが、これらに限
られるものではない。また、艶消剤として2酸化チタ
ン、滑剤としてのシリカやアルミナの微粒子、抗酸化剤
としてヒンダ−ドフェノ−ル誘導体、着色顔料などを必
要に応じて添加することができる。
【0015】PTTの極限粘度は0.5以上1.2以下
とすることが好ましい。0.5以上とすることで、安定
した紡糸が可能となり、糸切れが発生しない。また、繊
度むらが抑えられ、引張強度や耐屈曲摩耗性などにも優
れた糸が得られる。また極限粘度を1.2以上とするこ
とで、安定して紡糸することを可能とし、繊維の風合い
もソフトにすることができる。より好ましくは0.8以
上1.0以下である。
【0016】また、芯糸の、サイドバイサイド型に貼り
合わされた、もう一方の成分である、ポリエチレンテレ
フタレートとしては、80%以上のエチレンテレフタレ
ート単位を含有するエチレンテレフタレート系重合体が
好ましい。このエチレンテレフタレートには、共重合成
分として、例えばアジピン酸、セバシン酸、イソフタル
酸、ジフェニルジカルボン酸、ナフタリンジカルボン酸
等の二塩基酸類、オキシ安息香酸等のオキシ酸類および
ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエ
チレングリコール等のグリコール類および5−ナトリウ
ムスルホイソフタル酸等の1種または2種以上を共重合
することができる。
【0017】一方、本発明のループヤーンの鞘糸にはポ
リエステルからなる糸を用いる。ポリエステルからなる
糸とは、その主成分がポリエチレンテレフタレート、ポ
リメチレンテレフタレート、PTT、ポリブチレンテレ
フタレート、ポリヘキサメチレンテレフタレートのいず
れかからなるフィラメント糸をさす。耐アイロン性の点
からは、ポリエチレンテレフタレートを用いることが好
ましい。
【0018】また、鞘糸にもPTTを用いた場合、その
織物の表面タッチはナイロン調のサラサラ感のあるソフ
トな風合いを有するので、これも好ましい。
【0019】本発明の芯糸および鞘糸の繊維の単糸断面
形状は特に限定されるものではなく、円形、三角形、扁
平、六角形など、繊度は30デシテックス(dtex)
から1000デシテックス(dtex)の範囲で用途目
的にあわせて適宜選択すればよい。また、ソフトタツチ
を得るためには、鞘糸の単繊維繊度は0.33〜3.3
デシテックス(0.3〜3デニール)が好ましい。
【0020】本発明のループヤーンは、表層部に形成さ
れたループ毛羽のうち、毛羽長が0. 35mm以上のル
ープ毛羽の個数が250ケ/m以上であることを特徴と
する。表層部に形成されたループ毛羽のうち、毛羽長が
0. 35mm以上のループ毛羽の個数が250ケ/m以
上であることにより、編織物を形成したときの表面の肌
触りがソフトとなる。一方、450ケ/mを超えるルー
プ毛羽を形成することは極めて困難であり、450ケ/
m以下であることが好ましい。
【0021】また、本発明のループヤーンは、20%伸
長し、除重後に、下記式を満足する。
【0022】Y値(交絡均斉度)≧12 DLmax≦20mm Y値:1m当たりの交絡数/DLmax DLmax:1m当たりの非交絡部の最大長(mm) 上記の各値の測定方法については後の実施例で詳述する
が、交絡部と非交絡部との区別認識は、一定条件下での
糸条に刺したピンの移動により行う。
【0023】また、交絡均斉度が大きいということは、
交絡部の数が多く、しかも芯糸と鞘糸の絡んでない部分
が小さいことを意味する。逆に、交絡均斉度が小さいと
いうことは、交絡部が少ないか、または交絡部が多いが
非交絡部が大きいことを意味する。
【0024】つまり20%伸長し、一旦除重後、上記の
式を満足するということは、本発明のループヤーンにス
トレッチを加えたときに、ループが外れることなく、ス
トレッチに追従する優れたループの保持性を有している
ことを意味する。
【0025】本発明のループヤーンは、20%伸長し、
除重後の伸長回復率が70%以上であることが好まし
い。70%以上であれば編織物を形成したとき、良好な
形態安定性およびストレッチ性を得ることができ、スト
レッチ素材として好適であり、特にスポーツ衣料など
で、編織物がストレッチに十分に追従し、肘、膝部分の
ワライの発生を抑えることができる。
【0026】本発明のループヤーンのヤング率は8.0
cN/dtex以上12.0cN/dtex以下である
ことが好ましく、12.0cN/dtex以下とするこ
とで風合いがソフトになり、8.0cN/dtex以上
とすることで、ハリ腰、反撥性を保つことができる。
【0027】本発明のループヤーンを用いた織編物は柔
らかい表面タッチ、ハリ腰、ふくらみ、軽量感、清涼
感、ストレッチ性、形態安定性に優れ、衣料用として、
特に、ジャンパー、ジャケット、ボトムなどのアウター
やジャージ、アスレチックウェア、スキーウェアなどの
スポーツ衣料などストレッチ素材として用いることがで
きる。
【0028】次に、前述の芯糸および鞘糸を用いたルー
プヤーンの加工方法について説明する。本発明のループ
ヤーンの製造方法では、芯糸となるPTTからなるマル
チフィラメントと鞘糸となるポリエステルからなるマル
チフィラメントとを合流せしめて流体攪乱処理を施す。
また、合流せしめる前に、PTTからなるマルチフィラ
メントを張力が0.3cN/dtex〜2.5cN/d
texとなる緊張領域に通過せしめることが重要であ
る。
【0029】図1〜3は本発明のループヤーンの製造方
法の一例を示す模式図である。PTTからなるマルチフ
ィラメントAを芯糸として、一方ポリエステルからなる
マルチフィラメントを鞘糸として、好ましくは鞘糸を芯
糸よりも過供給しつつ合流させ、ノズル5にて流体攪乱
処理を施す。ここで、芯糸となるPPTマルチフィラメ
ントを、鞘糸となるマルチフィラメントに合流せしめる
前に、張力が0.3cN/dtex〜2.5cN/dt
exとなる緊張領域に通過せしめることが重要である。
前述のようにPTTからなるマルチフィラメントは弾性
回復性に優れるため、一旦緊張状態としてこれを解放さ
せながら鞘糸と合流させると、ストレッチバックにより
鞘糸を引き込み、ループヤーンの芯鞘の複合状態を強固
に絡み合ったものとすることが可能となるからである。
緊張領域を通過せしめる手段としては、例えば以下のよ
うな方法がある。 (1)図1のごとくローラの直前にマグネットテンサー
を挿入し、張力を掛ける。 (2)図2のごとくローラ間で引伸する。 (3)またさらに、図3のごとくローラ間に熱ピン11
を配し、PTTからなる高配向未延伸糸、もしくは未延
伸糸を、ガラス転移温度以上で延伸することも好ましい
態様である。
【0030】本発明での流体攪乱処理を施すノズルとし
ては、いわゆる、タスラン型ノズルを用いることが好ま
しい。また、流体攪乱圧力は、2.5〜8.0MPaが
好ましい。
【0031】流体攪乱処理を施した後に熱セットを施す
ことが好ましい。熱セット温度は、チューブヒータ7の
温度で130℃以上210℃以下の範囲とするのが好ま
しい。熱セット温度を130℃以上とすることでが十分
に熱セットされ、流体攪乱処理により形成されたループ
は収縮し、編織物を形成したときにソフトな表面感とな
る微細なループを形成する。また、熱セット温度を21
0℃以下とすることで、繊維の熱劣化による単糸切れに
よる糸強力の低下を抑えることができる。特に、鞘糸に
もポリトリメチレンテレフタレート糸条を用いる場合
は、融点が低いので、熱セット温度は180℃以下がさ
らに好ましい。
【0032】熱セットされたループヤーンはフィードロ
ーラ8を経て、テイクアップローラに巻き取られる。
【0033】
【実施例】(測定方法) (1)伸長回復率 自記記録装置付定速伸長型引張試験機を用い、1デシテ
ックス当たり0.08826cNの初荷重をかけた状態
で20cmのつかみの間隔に取付、引張速度を20cm
/minとして、20%の伸度まで引き伸ばし、直ち
に、同じ速度で除重した。完全に除重した後、直ちに、
初荷重まで引き伸ばし、この時の回復伸びを伸長回復率
とした。
【0034】(2)ループのストレッチ追従性 ループのストレッチ追従性は次のようにして測定した。
まず、自記記録装置付定速伸長型引張試験機を用い、1
デシテックス当たり0.08826cNの初荷重をかけ
た状態で100cmのつかみの間隔に取付、引張速度を
100cm/minとして、20%の伸度まで引き伸ば
し、直ちに、同じ速度で除重した。完全に除重した後、
次のようにして各値を測定した。
【0035】(A)交絡数 除重後、再度0.0826cN/dtexの張力下まで
引き伸ばし、そのときの1m当たりの交絡部の数を交絡
数とした。
【0036】(B)DLmax 次いで、0.1652cN/dtexの張力下まで引き
伸ばし、非交絡部にピンを刺し、糸条1mにわたり0.
0826cN/dtexの張力でピンを糸の長手方向の
上下に移動せしめ、移動した距離を非交絡部の長さと
し、そのうちの最大長をDLmaxとした。一方、ピン
が止まる部分が交絡部である。この測定を、同一糸条の
異なる箇所について5回測定し、その最小値と最大値を
除いて平均して求めた。
【0037】(C)Y値(交絡均斉度) Y値=(1m当たりの交絡数)/DLmax として求めた。
【0038】(2)ヤング率 JIS−L−1013、8.10に記載される初期引張
抵抗度測定に準じ定速伸長形引張試験機を用い測定し
た。
【0039】(3)ループ数 流体攪乱処理をした流体噴射加工糸の糸表面から0.3
5mm以上突出したル−プ毛羽の個数を光電型毛羽測定
機(TORAY FRAY COUNTER)を用い、
糸速度60m/分、走行糸張力0.1g/dの条件で測
定した。
【0040】(実施例1) (1)芯糸側供給糸 ジメチルテレフタル酸、1,3−プロパンジオールにテ
トラブチルチタネートを触媒として用い、140〜23
0℃でメタノールを留出しつつエステル交換を行った。
更に、250℃温度一定の条件下で重合を行い、ポリト
リメチレンテレフタレートを得た。
【0041】上記のようにして得られた極限限度〔η〕
が0.89のポリトリメチレンテレフタレートを通常の
紡糸機により紡糸温度260℃で、形状が丸形で24孔
の口金を用いて吐出し、紡糸速度1800m/minで
紡糸し、未延伸糸を得た。得られた未延伸糸を、1st
ホットロール温度70℃、延伸倍率1.4倍、2ndホ
ットロール温度130℃、延伸速度600m/minで
延伸した後、スピンドル巻き取り装置を用いて巻き取
り、83dtex、24フィラメント、ヤング率が2
3.3cN/dtex、伸度40.9%、20%伸長時
の伸長回復率が66.9%の延伸糸を得て、これを芯糸
側供給糸とした。
【0042】(2)鞘糸側供給糸 83dtex、72フィラメント、伸度が26.2%の
ポリエチレンテレフタレート延伸糸を用いた。
【0043】(3)エアー加工 図1に示すようなエアー加工工程を使用して、以下の条
件でエアー加工を実施した。流体攪乱処理直前の芯糸に
張力を付与するためマグネットテンサーを用いた。 得られたループヤーンは、毛羽長が0. 35mm以上の
ループ毛羽の個数が329個/m、ループのストレッチ
追従性について、Y値が89、DLmaxが4mm、ヤ
ング率が9.63cN/dtex、20%伸長時の伸長
回復率は80.6%であった。
【0044】(4)布帛評価 上記のループヤーンを緯糸として用い、経糸として56
dtex、24フィラメントのポリエチレンテレフタレ
ート延伸糸を用い、レピア織機により製織し、織物を形
成した。解舒性に問題はなく、工程通過性は良好であっ
た。引き続き97℃の熱水でリラックス精練、テラシル
ネイビーブルー色の分散染料で130℃で染色、160
℃で仕上熱固定した。本発明糸を使用した織物は染色
性、反発性に富み、ソフトな肌触りを併せ持ち、寸法安
定性、ストレッチ性が良好であった。
【0045】(実施例2) (1)芯糸側供給糸 実施例1と同様に、極限限度〔η〕が0.89のポリト
リメチレンテレフタレートを通常の紡糸機により紡糸温
度260℃で、形状が丸形で36孔の口金を用いて吐出
し、紡糸速度3000m/minで引き取りつつ110
℃に加熱された2ゴデーロールで乾熱処理を行い、10
6dtex、36フィラメント、伸度が109.8%の
高配向未延伸糸を得、これを芯糸側供給糸とした。
【0046】(2)鞘糸側供給糸 実施例1と同様のものを用いた。
【0047】(3)エアー加工 実施例1と同様に図1に示すようなエアー加工工程を使
用して、以下の条件でエアー加工を実施した。ただし、
流体攪乱処理直前の芯糸に張力を付与するためマグネッ
トテンサーではなく、図3のように熱ピンに1回転巻き
付け延伸した。 得られたループヤーンは、毛羽長が0. 35mm以上の
ループ毛羽の個数が356個/m、ループのストレッチ
追従性について、Y値が85、DLmaxが5mm、ヤ
ング率が9.39cN/dtex、20%伸長時の伸長
回復率は82.2%であった。
【0048】(4)布帛評価 実施例1と同様に上記のループヤーンを緯糸としてもち
い、経糸として56dtex、24フィラメントのポリ
エチレンテレフタレート延伸糸を用い、レピア織機によ
り製織し、織物を形成した。解舒性に問題はなく、工程
通過性は良好であった。引き続き97℃の熱水でリラッ
クス精練、テラシルネイビーブルー色の分散染料で染
色、160℃で仕上熱固定した。該織物は実施例1と同
様染色性、寸法安定性、ストレッチ性が良好であった。
【0049】(実施例3) (1)芯糸側供給糸 106dtex、36フィラメント、ヤング率259.
5cN/dtex、伸度34.9%、20%伸長時の伸
長回復率が71.9%のサイドバイサイド型に貼り合わ
され、そのうち一方がポリトリメチレンテレフタレー
ト、もう一方がポリエチレンテレフタレートからなる延
伸糸を得て、これを芯糸側供給糸とした。 (2)鞘糸側供給糸 実施例1と同様のものを用いた。
【0050】(3)エアー加工 実施例2と同様に図1に示すようなエアー加工工程を使
用して、以下の条件でエアー加工を実施した。 得られたループヤーンは、毛羽長が0. 35mm以上の
ループ毛羽の個数が395個/m、ヤング率が9.12
cN/dtex、20%伸長時の伸長回復率は85.5
%であった。
【0051】(4)布帛評価 実施例1と同様に上記のループヤーンを緯糸として用
い、経糸として56dtex、24フィラメントのポリ
エチレンテレフタレート延伸糸を用い、レピア織機によ
り製織し、織物を形成した。解舒性に問題はなく、工程
通過性は良好であった。引き続き97℃の熱水でリラッ
クス精練、テラシルネイビーブルー色の分散染料で染
色、160℃で仕上熱固定した。該織物は実施例1と同
様染色性、寸法安定性、ストレッチ性が良好であった。
【0052】(比較例1) (1)芯糸側供給糸 実施例1と同様のものを用いた。
【0053】(2)鞘糸側供給糸 実施例1と同様のものを用いた。
【0054】(3)エアー加工 図1に示すようなエアー加工工程を使用して、以下の条
件でエアー加工を実施した。ただし、流体攪乱処理直前
の芯糸に張力を付与するためのマグネットテンサーを取
り除いた。 得られたループヤーンは、毛羽長が0. 35mm以上の
ループ毛羽の個数が237個/m、ループの追従性につ
いてY値が26、DLmaxが11mm、ヤング率が
9.87cN/dtex、20%伸長時の伸長回復率は
79.2%であった。ループは、粗大なものが多く、タ
ルミも発生した。
【0055】(4)布帛評価 実施例1と同様に上記のループヤーンを緯糸として用
い、経糸として56dtex、24フィラメントのポリ
エチレンテレフタレート延伸糸を用い、レピア織機によ
り製織し、織物を形成した。粗大毛羽が多いことから解
舒不良が発生し、製織時の停台の原因となった。引き続
き97℃の熱水でリラックス精錬、テラシルネイビーブ
ルー色の分散染料で染色、160℃で仕上熱固定した。
該織物は実施例1と同様染色性、寸法安定性、ストレッ
チ性が良好であったが粗大毛羽が多いことから、織物表
面が荒れ、目標とするソフトな風合いが得られなかっ
た。
【0056】(比較例2) (1)芯糸側供給糸 繊度83dtex、フィラメント本数24本、ヤング率
が81.2cN/dtex、伸度が32.2%、20%
伸長時の伸長回復率が36.1%のポリエチレンテレフ
タレート延伸糸を用いた。
【0057】(2)鞘糸側供給糸 実施例1と同様のものを用いた。
【0058】(3)エアー加工 実施例1と同様に図1に示すようなエアー加工工程を使
用して、以下の条件でエアー加工を実施した。流体攪乱
処理直前の芯糸に張力を付与するためマグネッ 得られたループヤーンは、毛羽長が0. 35mm以上の
ループ毛羽の個数が226個/m、ループの追従性につ
いて、Y値が13、DLmaxが13mm、ヤング率が
13.31cN/dtex、20%伸長時の伸長回復率
は87.2%であった。ループは、粗大なものが多く、
タルミも発生した。
【0059】(4)布帛評価 実施例1と同様に上記のループヤーンを緯糸として用
い、経糸として56dtex、24フィラメントのポリ
エチレンテレフタレート延伸糸を用い、レピア織機によ
り製織し、織物を形成した。粗大毛羽が多いことから解
舒不良が発生し、製織時の停台の原因となった。引き続
き97℃の熱水でリラックス精練、テラシルネイビーブ
ルー色の分散染料で染色、160℃で仕上熱固定した。
該織物は寸法安定性、ストレッチ性が不十分であり、粗
大毛羽が多いことから、織物表面が荒れソフトな風合い
が得られなかった。
【0060】
【発明の効果】本発明により、嵩高性や反発性とソフト
な風合いを併せもち、さらにはストレッチ性や寸法安定
性、工程通過性にも優れたループヤーンおよびその製造
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のループヤーンを得るための加工工程の
一例を示す模式図である。
【図2】芯糸を緊張領域に通過せしめる方法の一例を示
す模式図である。
【図3】芯糸を緊張領域に通過せしめる方法の一例を示
す模式図である。
【符号の説明】
A:ポリトリメチレンテレフタレート延伸糸 B:ポリエステル系半延伸糸 1:マグネットテンサ 2:フィードローラ 3:フィードローラ 4:水付与ガイド 5:流体乱流ノズル 6:デリベリローラ 7:チューブヒータ 8:フィードローラ 9:テイクアップローラ 10:フィードローラ 11:熱ピン
フロントページの続き (72)発明者 前川 明弘 滋賀県大津市大江1丁目1番1号 東レ株 式会社瀬田工場内 (72)発明者 古庭 裕樹 滋賀県大津市大江1丁目1番1号 東レ株 式会社瀬田工場内 (72)発明者 梅田 和生 滋賀県大津市大江1丁目1番1号 東レ株 式会社瀬田工場内 Fターム(参考) 4L036 MA05 MA17 MA24 MA33 MA39 PA01 PA03 PA09 PA41 PA46 RA05 RA15 RA24 UA01 UA07 4L048 AA21 AA22 AA30 AA47 AB09 AB19 AB23 AC09 AC12 CA00 CA04 CA12 CA13 DA01 DA03 EA00 EB05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリトリメチレンテレフタレートを含んで
    なる芯糸と、ポリエステルからなる鞘糸とからなり、表
    層部に形成されたループ毛羽のうち、毛羽長が0. 35
    mm以上のループ毛羽の個数が250ケ/m以上であ
    り、かつ、20%伸長し、除重後に、下記式を満足する
    ことを特徴とするループヤーン。 Y値(交絡均斉度)≧20 DLmax≦20mm Y値:1m当たりの交絡数/DLmax DLmax:1m当たりの非交絡部の最大長(mm)
  2. 【請求項2】芯糸がポリトリメチレンテレフタレートか
    らなることを特徴とする請求項1に記載のループヤー
    ン。
  3. 【請求項3】芯糸が、サイドバイサイド型に貼り合わさ
    れた、そのうちの一方の成分がポリトリメチレンテレフ
    タレート、もう一方の成分がポリエチレンテレフタレー
    トを含んでなる複合繊維フィラメントからなることを特
    徴とする請求項1または2に記載のループヤーン。
  4. 【請求項4】20%伸長し、除重後の伸長回復率が70
    %以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載のループヤーン。
  5. 【請求項5】ヤング率が8.0cN/dtex以上1
    2.0cN/dtex以下であることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれかに記載のループヤーン。
  6. 【請求項6】ポリトリメチレンテレフタレートを含んで
    なるマルチフィラメントを、張力が0.3cN/dte
    x〜2.5cN/dtexとなる緊張領域に通過せし
    め、通過後、ポリエステルからなるマルチフィラメント
    と合流せしめ、流体攪乱処理を施すことを特徴とするル
    ープヤーンの製造方法。
  7. 【請求項7】緊張領域に熱ピンを配置し、ポリトリメチ
    レンテレフタレートを含むマルチフィラメントを熱ピン
    により延伸しつつ通過せしめることを特徴とする請求項
    6に記載のループヤーンの製造方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜5のいずれかに記載のループヤ
    ーンを用いたことを特徴とする織編物。
  9. 【請求項9】請求項6または7に記載のループヤーンの
    製造方法により製造されたループヤーンを用いたことを
    特徴とする織編物。
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