JP2002105257A - ポリプロピレン系樹脂組成物並びにその組成物からなる容器および医療用器具 - Google Patents
ポリプロピレン系樹脂組成物並びにその組成物からなる容器および医療用器具Info
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Abstract
く向上させた優れたせ性能を有し、電子線やγ線により
耐衝撃性が低下しにくいポリプロピレン系樹脂組成物を
提供すること、およびその樹脂組成物から製造した容器
または医療機具を提供すること。 【解決手段】 MFR(230℃)が4〜50g/10
分のポリプロピレン(A)70〜90重量%、MFR
(190℃)が0.5〜40g/10分であり、かつ密
度が0.890〜0.915g/cm3であるエチレン
と炭素数6〜20のα−オレフィンとの共重合体(B)
10〜27重量%、およびMFR(190℃)が0.5
〜40g/10分であり、かつ密度が0.865〜0.
890未満g/cm3であるエチレンと炭素数6〜20
のα−オレフィンとの共重合体(C)3〜20重量%と
からなる樹脂混合物100重量部当たり、造核剤を0.
05〜0.5重量部配合してなるプロピレン系樹脂組成
物およびその樹脂組成物から製造した容器または医療機
具。
Description
撃性に優れたポリプロピレン系樹脂組成物並びにその組
成物から形成された容器および医療用器具に関する。さ
らに特徴的にはγ線や電子線による処理にも耐えうるポ
リプロピレン系樹脂組成物、およびそれから製造した容
器およびとりわけ電子線またはγ線照射処理を施すよう
な医療用器具に関する。
学的特性、物理的特性、および成形加工性に優れ、しか
も安価であることから、食品容器や医薬品容器を初めと
した広範囲の用途に利用されている。しかしながら、ポ
リプロピレン樹脂それ自体では、透明性や機械的強度特
性が必ずしも十分でないため、通常ポリプロピレン樹脂
に種々の造核剤を添加して透明性や機械的強度特性を向
上させ、またゴム成分を添加して耐衝撃性を向上させる
方法がとられている。
を添加する方法、耐衝撃性を付与するために非晶性エチ
レン・プロピレン共重合体を添加する方法、あるいはポ
リプロピレン樹脂としてプロピレン・エチレンブロック
共重合体を使用する方法では、透明性や剛性、または耐
衝撃性のいずれかの性能付与は達成できても、すべてを
同時に満足させることは難しい。
ポリプロピレンとしては、高エチレン含有量のエチレン
−プロピレンランダム共重合体が用いられるが、これを
用いた医療用器具は、剛性が低くなり、且つ電子線やγ
線により耐衝撃性が極度に低下し、低温や常温での衝撃
強度が非常に乏しいという問題があった。
性と耐衝撃性とを同時にバランスよく向上させたポリプ
ロピレン系樹脂組成物の提供を目的とする。また本発明
は、電子線やγ線により耐衝撃性が低下しにくいポリプ
ロピレン系樹脂組成物の提供を目的とする。さらに本発
明は、その樹脂組成物から製造した優れた性能を有する
容器または電子線やγ線による滅菌処理が可能な医療用
器具の提供を目的とする。
ーレート(MFR(230℃))が8〜80g/10分
のポリプロピレン(A)70〜90重量%、メルトフロ
ーレート(MFR(190℃))が0.5〜40g/1
0分であり、かつ密度が0.890〜0.915g/c
m3であるエチレンと炭素数6〜20のα−オレフィン
との共重合体(B)10〜27重量%およびメルトフロ
ーレート(MFR(190℃))が0.5〜40g/1
0分であり、かつ密度が0.865〜0.890g/c
m3であるエチレンと炭素数6〜20のα−オレフィン
との共重合体(C)3〜20重量%とからなる樹脂混合
物100重量部当たり、造核剤を0.05〜0.5重量
部配合してなるポリプロピレン系樹脂組成物を提供す
る。
体(B)およびエチレン・α−オレフィン共重合体
(C)の少なくとも一方が、エチレン・1−ヘキセン共
重合体またはエチレン・1−オクテン共重合体である
に記載のポリプロピレン系樹脂組成物は、本発明の好ま
しい態様である。
体(B)およびエチレン・α−オレフィン共重合体
(C)の少なくとも一方が、メタロセン触媒によって製
造された重合体であるまたはに記載のポリプロピレ
ン系樹脂組成物も、本発明の好ましい態様である。
剤またはソルビトール系核剤から選ばれた少なくとも1
種の造核剤である〜のいずれかに記載したポリプロ
ピレン系樹脂組成物は、本発明の好ましい態様である。
(2)で表される有機リン酸エステル系核剤、または下
記式(3)で表されるソルビトール系核剤から選ばれた
少なくとも1種である〜のいずれかに記載したポリ
プロピレン系樹脂組成物も、本発明の好ましい態様であ
る。
価炭化水素基であり、R2およびR3は水素原子または炭
素数1〜10の炭化水素基であって、R2とR3は同じで
あっても異なっていてもよく、Mは1〜3価の金属原子
であり、nは1〜3の整数であり、mは1または2であ
る。)
子、炭素数1〜10の炭化水素基または炭素数1〜10
のアルコキシ基を表す。)
組成物に、さらにリン系酸化防止剤(D)0.05〜
0.3重量%およびアミン系酸化防止剤(E)0.01
〜0.3重量%が含有されたポリプロピレン系樹脂組成
物を提供する。
ン系樹脂組成物から形成されてなる容器を提供する。
ロピレン系樹脂組成物から形成されてなることを特徴と
する医療用器具を提供する。
滅菌を施される医療用器具である医療用器具は、に記
載の医療用器具の好ましい態様である。
樹脂組成物およびそれから形成した容器、ならびに電子
線、γ線照射による滅菌を施す用途に好適な医療用器具
について、より具体的に説明する。
トフローレート(MFR(230℃))が8〜80g/
10分のポリプロピレン(A)70〜90重量%、メル
トフローレート(MFR(190℃))が0.5〜40
g/10分であり、かつ密度が0.890〜0.915
g/cm3であるエチレンと炭素数6〜20のα−オレ
フィンとの共重合体(B)10〜27重量%およびメル
トフローレート(MFR(190℃))が0.5〜40
g/10分であり、かつ密度が0.865〜0.890
g/cm3であるエチレンと炭素数6〜20のα−オレ
フィンとの共重合体(C)3〜20重量%とからなる樹
脂混合物100重量部当たり、造核剤を0.05〜0.
5重量部配合してなるポリプロピレン系樹脂組成物であ
る。
合体であっても、プロピレンとα−オレフィンとのラン
ダム共重合体であってもよい。α−オレフィンとして
は、プロピレン以外の炭素数2〜10のオレフィンが使
用でき、例えば、エチレン、1−ブテン、4−メチル−
1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテンを挙げるこ
とができ、中でもエチレンが好ましい。共重合体中のα
−オレフィン含量は、ポリプロピレン系樹脂組成物の機
械的強度低下を招かない範囲内であって、通常10重量
%未満が好ましい。
値(MFR(230℃))は、8〜80、好ましくは2
0〜60g/10分である。また、13C−NMRで測定
したアイソタクチックペンタッド分率が、90%以上、
好ましくは94〜99%であることが望ましい。メルト
フローレートおよびアイソタクチックペンタッド分率が
前記の範囲内にあると、樹脂の流動性(成形性)および機
械的強度のバランスが良好になり、見映えの良い外観を
持った成形品が得られる。
mmm)は、13C−NMRを使用して測定されるポリプ
ロピレン分子鎖中のペンタッド単位でのアイソタクチッ
ク連鎖の存在割合を示している。具体的には、プロピレ
ン単位で5個連続してメソ結合した連鎖の中心にあるメ
チル基に由来する吸収強度(Pmmmm)のプロピレン
単位の全メチル基に由来する吸収強度(Pw)に対する
比、すなわち {(Pmmmm)/(Pw)}×100(%) として求められる値である。
たはジルコニウム系などの遷移金属化合物成分、有機ア
ルミニウム成分、必要に応じて電子供与体、担体等を含
む立体規則性オレフィン重合触媒の存在下に、プロピレ
ンを重合させ、必要に応じて他のα−オレフィンの共存
下で重合させることによって製造することができる。
は、エチレンと炭素数6〜20のα−オレフィンとの共
重合体であって、α−オレフィンとしては、1−ヘキセ
ン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン等を例示
することができ、特に1−ヘキセンおよび1−オクテン
が好ましい。α−オレフィンの含量は、3〜20、好ま
しくは5〜15重量%であって、この範囲内にあると共
重合体はゴム的な性質を示す。
値(MFR(190℃))は、0.5〜40、好ましく
は1〜30g/10分である。また、この共重合体の密
度は0.890〜0.900(g/cm3)にあること
が好ましい。この密度範囲内にあると、共重合体は良好
なゴム弾性を保持したまま、透明性に優れている。
合体は、シクロペンタジエン骨格を有する化合物がジル
コニウム金属等の遷移金属に配位したメタロセン化合物
と有機アルミニウムオキシ化合物等とを含むメタロセン
系触媒などの立体規則性重合触媒の存在下に、エチレン
とα−オレフィンとを共重合させて製造することができ
る。特に、メタロセン系触媒を用いて製造したエチレン
・α−オレフィン共重合体は、分子量分布および組成分
布が狭いことから、容器用樹脂組成物の原料として適し
ている。
は、エチレンと炭素数6〜20のα−オレフィンとの共
重合体であって、α−オレフィンとしては、1−ヘキセ
ン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン等を例示
することができ、特に1−ヘキセンおよび1−オクテン
が好ましい。α−オレフィンの含量は、3〜20、好ま
しくは5〜15重量%であって、この範囲内にあると共
重合体はゴム的な性質を示す。
値(MFR(190℃))は、0.5〜40であり、好
ましくは1〜30g/10分である。
〜0.890未満g/cm3にある事が好ましく、さら
に好ましくは0.865〜0.875g/cm3であ
る。この密度範囲内にあると、共重合体は良好なゴム弾
性を保持したまま、透明性に優れている。
合体は、シクロペンタジエン骨格を有する化合物がジル
コニウム金属等の遷移金属に配位したメタロセン化合物
と有機アルミニウムオキシ化合物等とを含むメタロセン
系触媒などの立体規則性重合触媒の存在下に、エチレン
とα−オレフィンとを共重合させて製造することができ
る。特に、メタロセン系触媒を用いて製造したエチレン
・α−オレフィン共重合体は、分子量分布および組成分
布が狭いことから、容器用樹脂組成物の原料として適し
ている。
オレフィン共重合体(B)およびエチレン・α−オレフ
ィン共重合体(C)の少なくとも一方が、エチレン・1
−ヘキセン共重合体またはエチレン・1−オクテン共重
合体であるポリプロピレン系樹脂組成物が好ましく使用
される。
−オレフィン共重合体(B)およびエチレン・α−オレ
フィン共重合体(C)の少なくとも一方が、メタロセン
触媒によって製造された重合体であるポリプロピレン系
樹脂組成物が好ましく使用される。
る。これら核剤の例としては、有機リン酸エステル系化
合物などの有機リン酸エステル系核剤、ジベンジリデン
ソルビト−ルなどのソルビトール系核剤、ロジン酸塩な
どのロジン系核剤、炭素数4〜12の脂肪族ジカルボン
酸およびその金属塩などの脂肪族ジカルボン酸系核剤、
芳香族カルボン酸及びその金属塩などの芳香族カルボン
酸系核剤などを挙げることができる。これらの中では、
有機リン酸エステル系核剤、ソルビトール系核剤などが
より好適に使用できる。
リン酸エステル系化合物が好ましい。中でも下記一般式
(1)および/または(2)で表される化合物がより好
ましく使用される。
素数1〜10の2価炭化水素基であり、R2およびR3は
それぞれ同じでも異なっていてもよく、水素または炭素
数1〜10の炭化水素基を表し、またR2とR3は同じで
あっても異なっていてもよく、Mは1〜3価の金属原子
であり、nは1〜3の整数であり、mは1または2であ
る。
素数1〜10の2価炭化水素基であり、好ましくはアル
キレン基である。特に好ましいものとしては、メチレン
基およびエチリデン基をあげることができる。
いてもよく、またR2とR3は同じであっても異なってい
てもよい。R2およびR3は水素または炭素数1〜10の
炭化水素基を表す。炭化水素基の好ましい例としては、
炭素数1〜10のアルキル基を挙げることができる。具
体的な例としては、メチル基、エチル基、プロピル基、
n−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基などの炭素
数1〜4のアルキル基を挙げることができる。
しては、ナトリウム−2,2'−メチレン−ビス(4,6−ジ
−t−ブチルフェニル)フォスフェ−ト、ナトリウム−2,
2'−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
フォスフェ−ト、リチウム−2,2'−メチレン−ビス−
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ−ト、リチ
ウム−2,2'−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフ
ェニル)フォスフェ−ト、ナトリウム−2,2'−エチリデ
ン−ビス(4−i−プロピル−6−t−ブチルフェニル)フ
ォスフェ−ト、リチウム−2,2'−メチレン−ビス(4−
メチル−6−t−ブチルフェニル)フォスフェ−ト、リチ
ウム−2,2'−メチレン−ビス(4−エチル−6−t−ブチ
ルフェニル)フォスフェ−ト、
6−ジ−メチルフェニル)フォスフェ−ト、ナトリウム−
2,2'−ブチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェ−ト、ナトリウム−2,2'−t−オクチルメ
チレン−ビス(4,6−ジ−メチルフェニル)フォスフェ−
ト、ナトリウム−2,2'−t−オクチルメチレン−ビス
(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ−ト、カル
シウム−ビス−(2,2'−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)フォスフェ−ト)、マグネシウム−ビス
[2,2'−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェ−ト]、バリウム−ビス[2,2'−メチレン
−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ−
ト]、ナトリウム−2,2'−メチレン−ビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェニル)フォスフェ−ト、ナトリウム−
2,2'−メチレン−ビス(4−エチル−6−t−ブチルフェ
ニル)フォスフェ−ト、
−m−ブチル−6−t−ブチルフェニル)フォスフェ−ト、
ナトリウム−2,2'−メチレン−ビス(4,6−ジ−メチル
フェニル)フォスフェ−ト、ナトリウム−2,2'−メチレ
ン−ビス(4,6−ジ−エチルフェニル)フォスフェ−ト、
カリウム−2,2'−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチ
ルフェニル)フォスフェ−ト、カルシウム−ビス[2,2'
−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フ
オスフェ−ト]、マグネシウム−ビス[2,2'−エチリデ
ン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ−
ト]、バリウム−ビス[2,2'−エチリデン−ビス(4,6−
ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェ−ト]、アルミニウ
ム−トリス[2,2'−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチ
ルフェル)フォスフェ−ト]およびアルミニウム−トリ
ス[2,2'−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェ
ニル)フォスフェ−ト]、およびこれらの2種以上の混合
物を例示することができる。
ニウムフォスフェート化合物も使用可能な有機リン酸エ
ステル系化合物であって、特にR2およびR3が共にt−
ブチル基である一般式(4)で表される化合物が好まし
い。
り、mは1または2である。
は、一般式(5)で表される化合物である。
る。
ス[2,2−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル)フォ
スフェート]、またはヒドロキシアルミニウム−ビス
[2,2−エチリデン−ビス(4,6−ジ−t−ブチル)フォ
スフェート]である。
ル系化合物が用いられるが、中でも好ましいのは、下記
式(3)で表されるジベンジリデンソルビトール系化合
物である。
てもよく、水素原子、炭化水素基またはアルコキシ基ハ
ロゲン原子を表す。炭化水素基としては、炭素数1〜1
0の炭化水素基が好ましく、より好ましくはアルキル基
を挙げることができる。アルキル基の具体例としては、
メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル
基、n−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基などの
炭素数1〜4のアルキル基を挙げることができる。特
に、メチル基またはエチル基が好ましい。
アルコキシ基が好ましい。アルコキシ基の具体例として
は、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基などの炭素数1〜4のアルコキシ基を挙げることがで
きる。
トール系化合物の具体例としては、1,3,2,4−ジベンジ
リデンソルビトール、1,3−ベンジリデン−2,4−p−メ
チルベンジリデンソルビトール、1,3−ベンジリデン−
2,4−p−エチルベンジリデンソルビトール、1,3−p−メ
チルベンジリデン−2,4−ベンジリデンソルビトール、
1,3−p−エチルベンジリデン−2,4−ベンジリデンソル
ビトール、1,3−p−メチルベンジリジン−2,4−p−エ
チルベンジリデンソルビトール、1,3−p−エチルベンジ
リデン−2,4−p−メチルベンジリデンソルビトール、1,
3,2,4−ジ(p−メチルベンジリデン)ソルビトール、1,
3,2,4−ジ(p−エチルベンジリデン)ソルビトール、
1,3,2,4−ジ(p−n−プロピルベンジリデン)ソルビ
トール、1,3,2,4−ジ(p−i−プロピルベンジリデン)
ソルビトール、1,3,2,4−ジ(p−n−ブチルベンジリデ
ン)ソルビトール、1,3,2,4−ジ(p−s−ブチルベン
ジリデン)ソルビトール、1,3,2,4−ジ(p−t−ブチル
ベンジリデン)ソルヒトール、1,3,2,4−ジ(p−メト
キシべンジリデン)ソルビトール、1,3,2,4−ジ(p−
エトキシベンジリデン)ソルビトールなどを例示するこ
とができる。
基またはエチル基である下記式(6)〜(9)で表わさ
れる化合物、
ル、
デンソルビトール、
リデンソルビトール、およびR4がともに水素原子であ
る化合物である1,3,2,4−ジベンジリデンソルビトール
などが好ましい。
リデン)ソルビトール、1,3,2,4−ジ(p−エチルベン
ジリデン)ソルビトールが好ましい。
核剤としては、炭素数4〜12の脂肪族ジカルボン酸及
びその金属塩を挙げることができる。その具体例として
は、コハク酸、グルタール酸、アジピン酸、スベリン
酸、セバシン酸、及びこれらのLi、Na、Mg,C
a,Ba,Al塩などである。
としては、芳香族カルボン酸及びその金属塩を挙げるこ
とができる。その具体例としては、安息香酸、アリル置
換酢酸、芳香族ジカルボン酸及びこれらの元素周期率表
第I、II、III族に属する金属の塩であり、具体的には
安息香酸、p−イソプロピル安息香酸、o一第3級ブチ
ル安息香酸、p−第3級ブチル安息香酸、モノフェニル
酢酸、ジフェニル酢酸、フェニルジメチル酢酸、フタル
酸、及びこれらのLi,Na,Mg,Ca,Ba,Al
塩などである。
射出成形で製造する場合、非常に高温で、かつ高剪断速
度で成形する場合があるが、このとき後のγ線滅菌時に
黄変が起こらないように通常フェノール系酸化安定剤は
添加されない。そのため押出機で樹脂の焼けが生じるこ
とがある。このような場合にソルビトール系核剤を使用
すると、樹脂の焼けが起こるような条件ではソルビトー
ル系核剤が分解して、残留異物として残らないため、成
形品への黒色異物の混入を抑制することができる。その
ため、高温かつ高剪断速度で成形する場合には、ソルビ
トール系核剤の使用が奨励される。
ン(A)70〜90重量%、好ましくは80〜90重量
%と、エチレン・α−オレフィン共重合体(B)10〜
30重量%、好ましくは10〜20重量%と、エチレン
・α−オレフィン共重合体(C)3〜20重量%、好ま
しくは5〜10重量%とからなる樹脂混合物100重量
部当たり、造核剤を0.05〜0.5重量部、好ましく
は0.1〜0.3重量部配合して構成されている。ここ
で、ポリプロピレン(A)とエチレン・α−オレフィン
共重合体(B)とエチレン・α−オレフィン共重合体
(C)との合計量が100重量%になる。各成分が前記
の配合範囲内にあると、樹脂組成物の透明性を高い水準
に保った上で、同時に耐衝撃性の向上を図ることが出来
る。
およびエチレン・α−オレフィン共重合体(C)の少な
くとも一方が、エチレン・1−ヘキセン共重合体または
エチレン・1−オクテン共重合体であるポリプロピレン
系樹脂組成物は、本発明のポリプロピレン系樹脂組成物
の好ましい態様である。
およびエチレン・α−オレフィン共重合体(C)の少な
くとも一方が、メタロセン触媒によって製造された重合
体であるポリプロピレン系樹脂組成物もまた、本発明の
好ましい態様である。
成物は、ポリプロピレン(A)70〜90重量%、好ま
しくは80〜90重量%と、エチレン・α−オレフィン
共重合体(B)10〜30重量%、好ましくは10〜2
0重量%と、エチレン・α−オレフィン共重合体(C)
3〜20重量%、好ましくは5〜10重量%とからなる
樹脂混合物100重量部当たり、有機リン酸エステル系
核剤またはソルビトール系核剤から選ばれた少なくとも
1種の造核剤を0.05〜0.5重量部、好ましくは
0.1〜0.3重量部配合して構成されているポリプロ
ピレン系樹脂組成物である。
ール系核剤から選ばれた少なくとも1種の造核剤は前記
したとおりである。好ましいものとしては、前述のとお
り前記式(1)または(2)で表される有機リン酸エス
テル系核剤、または前記式(3)で表されるソルビトー
ル系核剤から選ばれた少なくとも1種の核剤が挙げられ
る。
樹脂組成物が、さらにリン系酸化防止剤(D)および/
またはアミン系酸化防止剤(E)を含有する組成物であ
る態様も、本発明の好ましいポリプロピレン系樹脂組成
物である。この態様のポリプロピレン系樹脂組成物はポ
リプロピレン(A)70〜90重量%、好ましくは80
〜90重量%と、エチレン・α−オレフィン共重合体
(B)10〜30重量%、好ましくは10〜20重量%
と、エチレン・α−オレフィン共重合体(C)3〜20
重量%、好ましくは5〜10重量%とからなる樹脂混合
物100重量部当たり、リン系酸化防止剤(D)0.0
5〜0.5重量%、、好ましくは0.1〜0.3重量
%、アミン系酸化防止剤(E)0.01〜0.5重量
%、好ましくは0.1〜0.3重量%、造核剤を0.0
5〜0.5重量部、好ましくは0.1〜0.3重量部と
からなる樹脂混合物である。各成分が前記の配合範囲内
にあると、樹脂組成物の剛性と透明性を高い水準に保っ
た上で、同時に耐衝撃性の向上を図ることができる。
ルトフローレートMFR(230℃)は、20〜60g
/10分にあることが好ましく、より好ましくは30〜
45g/10分であることが望ましい。
特に制限はなく、従来公知のリン系酸化防止剤を用いる
事ができる。なお、リン系酸化防止剤(D)を1種類の
み使用することがブリードによる内容物汚染が少ないた
め好ましい。
止剤(D)は3価の有機リン化合物であり、具体的には
トリス(2,4-ジ-t-ブチルフェニル)フォスファイト、
2,2-メチレンビス(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)オクチ
ルフォスファイト、ビス(2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフ
ェニル)ペンタエリスリトールジフォスファイトなどが
挙げられる。
独重合体(A)100重量部に対し、0.05〜0.3
重量部、好ましくは0.1〜0.3重量部、特に好まし
くは0.1〜0.2重量部の割合で用いられる。
は、ピペリジン環を持つ化合物が例示される。具体的に
は、コハク酸ジメチル・1-(2-ヒドロキシエチル)-4-
ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン重縮合
物、ビス(2,2,6,6-テトラメチル-4-ピペリジル)セバ
ケートなどが用いられる。
単独重合体(A)100重量部に対し、0.01〜0.
2重量部、好ましくは0.01〜0.1重量部、特に好
ましくは0.05〜0.1重量部の割合で用いられる。
を高い水準に保った上で、同時に耐衝撃性の向上を図っ
た優れた性質を有しているので、各種容器として用いる
ことができる。これに加えて、本発明のポリプロピレン
系樹脂組成物は、電子線やγ線による処理をしても耐衝
撃性の低下が少ないという従来のポリプロピレンでは見
られない特徴を有している。したがって電子線またはγ
線で処理して使用される用途にも好適に使用することが
できる。このような電子線やγ線に対する特徴を活かす
用途として医療用器具、中でも電子線やγ線による滅菌
処理を施す医療用器具を挙げることができる。
は、本発明の目的から逸脱しない範囲内において、必要
に応じて耐候安定剤、中和剤、滑剤等の添加剤を配合す
ることができる。なお、電子線またはγ線で処理する用
途、例えば医療用器具として用いる場合には、フェノー
ル系酸化防止剤は黄変することがあるので配合すること
は推奨されない。
等をヘンシェルミキサー、V型ブレンダー、タンブラー
ブレンダー、リボンブレンダーなどを用いて混合した
後、単軸押出機、多軸押出機、ニーダー、バンバリーミ
キサーなどを用いて溶融混練することによって、各成分
および添加剤が均一に分散混合された高品質の樹脂組成
物を得ることができる。
む樹脂組成物からブロー成形等の手段を用いて製造した
剛性、透明性、耐衝撃性に優れた容器であって、その形
状は任意であり、食品や医療品等の包装に適している。
特に、溶融流動特性が前記した範囲にある樹脂組成物を
用いると、一層透明性に優れた容器を成形することがで
きる。
組成物から射出成形の手段を用いて製造した剛性、透明
性、耐衝撃性に優れた医療用器具であって、且つ電子線
やγ線による滅菌処理をしても耐衝撃性の低下が少ない
という従来のポリプロピレンでは見られない特徴を有す
る。医療用器具としては、具体的には、注射器の注射
筒、アンプル、シャーレ等を挙げることが出来る。本発
明の組成物は特にディスポーサブル注射筒に適してい
る。
発明はそれら実施例によって何ら限定されるものではな
い。
る。 (a)プロピレン単独重合体(A−1): MFR(230℃);30g/10分13 C−NMRで測定したアイソタクチックペンタッド分
率;0.957
(B): MFR(190℃);30g/10分 密度;0.902g/cm3
(C): MFR(190℃);5g/10分 密度;0.870g/cm3
(2,4-ジ-t-ブチルフェニル)フォスファイト
酸ジメチル・1-(2-ヒドロキシエチル)-4-ヒドロキシ-
2,2,6,6-テトラメチルピペリジン重縮合物
合体(A−2): MFR(230℃);30g/10分 ゴム含量:10重量% (g)プロピレン・エチレンランダム共重合体(A−
3): MFR(230℃);30g/10分 エチレン含量;2重量%
ヒドロキシアルミニウム−ビス[2,2−メチレン−ビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)フォスフェー
ト]
た。 (イ)ヘイズ :ASTM D1003に準拠し、2
mmシートを用いて測定した。 (ロ)曲げ弾性率:ASTM D790に準拠して曲げ
試験を行い、その結果から曲げ弾性率を算出した。
先端径1/2インチのロードセル付き撃芯を2mm厚み
角板の試料に衝突させる。試料の裏面には受け台として
先端径(受け径)3インチの台を使用した。値として
は、全吸収エネルギーと降伏してから破壊するまでの延
性エネルギーをそれぞれ求めた。 (ニ)引張り降伏強さおよび破断点伸び:ASTM D
−638に準拠して曲げ試験を行いその結果から引張り
降伏点強さおよび破断点伸びを測定した。
して測定した。 (ヘ)メルトフローレート(MFR):ASTM D−
1238に準拠し、荷重2.16Kgで、都度表示した
温度で測定した。例えば、190℃で測定した場合MF
R(190℃)と表示した。
ピレン単独重合体(A−1)、エチレン・1−オクテン
共重合体(B)およびエチレン・1−オクテン共重合体
(C)からなる表1記載の割合の混合物100重量部を
供給し、さらにリン系酸化防止剤[トリス(2,4−ジ
−t−ブチルフェニル)フォスファイト]0.1重量
部、造核剤0、2重量部、ステアリン酸カルシウム0.
1重量部、エルカ酸アミド0.1重量部とを添加し、攪
拌混合した。その混合物を二軸押出機(40mmφ)を
用いて樹脂温度200℃で溶融混練し、その混練物を押
し出してポリプロピレン系樹脂組成物のペレットを得
た。
より200℃、金型温度40℃にて厚み2mmのシート
状試験片、曲げ強度試験用の試験片(ASTM D79
0、厚み3.2mm、長さ127mm、幅12.7m
m)、およびアイゾット衝撃試験用の試験片(ASTM
D256、厚み3.2mm、長さ63.5mm、幅1
2.7mm)をそれぞれ作製した。これら試験片を用い
て、ヘイズ、曲げ弾性率、およびアイゾット衝撃強度を
測定し、その結果を表1に示した。
ン単独重合体(A−1)、エチレン・1−オクテン共重
合体(B)およびエチレン・1−オクテン共重合体
(C)に代えて、エチレン・プロピレンブロック共重合
体(A−2)のみを使用した以外は実施例1と同様に行
った。物性測定結果を表1に併せて記した。
・プロピレンブロック共重合体(A−2)に代えてエチ
レン・プロピレンランダム共重合体(A−3)のみを使
用した以外は同様にして行った。物性測定結果を表1に
併せて記した。
してリン系酸化防止剤[トリス(2,4−ジ−t−ブチ
ルフェニル)フォスファイト]0.1重量部、造核剤
0、2重量部、ステアリン酸カルシウム0.1重量部、
エルカ酸アミド0.1重量部代わりに、[トリス(2,
4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト]0.1
重量部、コハク酸ジメチル・1−(2−ヒドロキシエチ
ル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン重合物0.1重量部、造核剤0、2重量部、
ステアリン酸カルシウム0.1重量部、エルカ酸アミド
0.1重量部からなる組成物を用いる以外は実施例1と
同様に行い組成物を得た。この組成物に対して実施例1
と同様にして試験片を作成し、物性を評価した。物性測
定結果を表2に示す。
ン単独重合体(A−1)、エチレン・1−オクテン共重
合体(B)およびエチレン・1−オクテン共重合体
(C)に代えて、エチレン・プロピレンブロック共重合
体(A−2)のみを使用した以外は実施例2と同様に行
った。物性測定結果を表2に併せて記した。
・プロピレンブロック共重合体(A−2)に代えてエチ
レン・プロピレンランダム共重合体(A−3)のみを使
用した以外は同様にして行った。物性測定結果を表2に
併せて記した。
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト]
0.2重量部、コハク酸ジメチル・1−(2−ヒドロキ
シエチル)−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン重合物0.2重量部に変更以外は比較
例3と同様にして行った。物性測定結果を表2に併せて
記した。
ら、本発明に係わるポリプロピレン系樹脂組成物が高い
剛性及び透明性を維持したまま耐衝撃性を有し、またそ
れらの値が高度にバランスされていることがわかる。ま
た、電子線やγ線照射後の耐衝撃性低下もほとんど見ら
れず、今までのポリプロピレン樹脂組成物にはない物性
を示しており、非常に有用である。
は、良好な剛性及び透明性を保持した上に、電子線また
はγ線照射後も高い耐衝撃性を有しており、またそれら
の物性値間にバランスがとれており、各種容器並びに各
種医療用器具に適している。
Claims (13)
- 【請求項1】メルトフローレート(MFR(230
℃))が8〜80g/10分のポリプロピレン(A)7
0〜90重量%、メルトフローレート(MFR(190
℃))が0.5〜40g/10分であり、かつ密度が
0.890〜0.915g/cm3であるエチレンと炭
素数6〜20のα−オレフィンとの共重合体(B)10
〜27重量%およびメルトフローレート(MFR(19
0℃))が0.5〜40g/10分であり、かつ密度が
0.865〜0.890g/cm3であるエチレンと炭
素数6〜20のα−オレフィンとの共重合体(C)3〜
20重量%とからなる樹脂混合物100重量部当たり、
造核剤を0.05〜0.5重量部配合してなるポリプロ
ピレン系樹脂組成物。 - 【請求項2】前記のエチレン・α−オレフィン共重合体
(B)およびエチレン・α−オレフィン共重合体(C)
の少なくとも一方が、エチレン・1−ヘキセン共重合体
またはエチレン・1−オクテン共重合体であることを特
徴とする請求項1に記載のポリプロピレン系樹脂組成
物。 - 【請求項3】前記のエチレン・α−オレフィン共重合体
(B)およびエチレン・α−オレフィン共重合体(C)
の少なくとも一方が、メタロセン触媒によって製造され
た重合体であることを特徴とする請求項1または2に記
載のポリプロピレン系樹脂組成物。 - 【請求項4】前記造核剤が、有機リン酸エステル系核剤
またはソルビトール系核剤から選ばれた少なくとも1種
の造核剤であることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
かに記載のポリプロピレン系樹脂組成物。 - 【請求項5】前記造核剤が、下記式(1)または(2)
で表される有機リン酸エステル系核剤、または下記式
(3)で表されるソルビトール系核剤から選ばれた少な
くとも1種であることを特徴とする請求項4に記載のポ
リプロピレン系樹脂組成物。 【化1】 【化2】 (式(1)および(2)中、R1は炭素数1〜10の2
価炭化水素基であり、R2およびR3は水素原子または炭
素数1〜10の炭化水素基であって、R2とR3は同じで
あっても異なっていてもよく、Mは1〜3価の金属原子
であり、nは1〜3の整数であり、mは1または2であ
る。) 【化3】 (式中、R4は、同じでも異なっていてもよく、水素原
子、炭素数1〜10の炭化水素基または炭素数1〜10
のアルコキシ基を表す。) - 【請求項6】前記の有機リン酸エステル系核剤が、式
(4)で表される化合物であることを特徴とする請求項
5に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。 【化4】 (ここで、R1は炭素数1〜10の2価炭化水素基であ
り、mは1または2である。) - 【請求項7】前記の有機リン酸エステル系核剤が、式
(5)で表される化合物であることを特徴とする請求項
6に記載のポリプロピレン系樹脂組成物。 【化5】 (ここで、R1は、メチレン基またはエチリデン基であ
る。) - 【請求項8】前記のソルビトール系核剤が、式(6)で
表される1,3,2,4−ジ(p−メチルベンジリデ
ン)ソルビトールであることを特徴とする請求項5に記
載のポリプロピレン系樹脂組成物。 【化6】 - 【請求項9】前記のソルビトール系核剤が、式(7)で
表される1,3,2,4−ジ(p−エチルベンジリデ
ン)ソルビトールであることを特徴とする請求項5に記
載のポリプロピレン系樹脂組成物。 【化7】 - 【請求項10】更にリン系酸化防止剤(D)0.05〜
0.3重量%およびアミン系酸化防止剤(E)0.01
〜0.3重量%を含有することを特徴とする請求項1〜
9記載のポリプロピレン系樹脂組成物。 - 【請求項11】請求項1〜10のいずれかに記載のポリ
プロピレン系樹脂組成物から形成されてなることを特徴
とする容器。 - 【請求項12】請求項10記載のポリプロピレン系樹脂
組成物から形成されてなることを特徴とする医療用器
具。 - 【請求項13】医療用器具が、電子線、γ線照射による
滅菌を施される医療用器具であることを特徴とする請求
項12記載の医療用器具。
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