JP2003213057A - ポリプロピレン系樹脂組成物 - Google Patents
ポリプロピレン系樹脂組成物Info
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Abstract
形性に優れたポリプロピレン系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 (A)メルトフローレートが0.1〜3
00g/10分のポリプロピレン成分10〜80重量部
および(B)極限粘度[η]が0.5〜5.0dl/g
であるオレフィン系共重合体ゴム成分90〜20重量部
からなる樹脂分100重量部を、電離性放射線で照射処
理し、および/または有機過酸化物を0.05〜5重量
部配合後溶融処理した樹脂分100重量部に対して、
(C)所定の金属酸化物および金属アルコキシドの少な
くとも1種を0.01〜2重量部の量で添加したポリプ
ロピレン系樹脂組成物を用いる。
Description
樹脂組成物に関する。本発明のポリプロピレン系樹脂組
成物を他の樹脂への配合材として用いることにより耐衝
撃性、剛性および成形性に優れたポリプロピレン系樹脂
組成物を得ることができる。
レフィン系共重合体ゴム成分の電離性放射線処理または
有機過酸化物したものに金属化合物または金属アルコキ
シドのいずれかを溶融混練りした混練物からなるポリプ
ロピレン系樹脂組成物、およびこのポリプロピレン系樹
脂組成物をポリプロピレン系樹脂に配合することにより
得られる、耐衝撃性および剛性が高く、しかも成形性に
優れ、着色のないポリプロピレン系樹脂組成物に関す
る。
あり、かつ、その特徴である軽量性、耐薬品性、耐酸
性、耐熱性などの性質を生かして自動車部品、電気・電
子部品などの工業材料、および各種包装材料として広く
用いられている。しかるに、近年、製品の高性能化ある
いはコスト低減に伴い、これらの材料に対する特性の向
上が強く要望されている。
目的でエチレン−プロピレン共重合体ゴムを配合する方
法が提案されている(例えば、特公昭57−57049
号公報、特公昭62−5460号公報等)。しかし、こ
れらの方法では、ポリプロピレンの配合割合が少ないの
で、剛性や耐熱性低下の問題点があった。
する目的で、エチレン−プロピレン共重合体ゴムなどの
各種ゴムを、ポリプロピレンの中でも比較的剛性と耐衝
撃性に優れるプロピレン−エチレンブロック共重合体
(重合ポリマ−ブレンドによるヘテロファジック共重合
体)および造核剤と組み合わせる方法が数多く提案され
ている(特公昭60−3420号公報等)。
レン共重合体ゴムおよびエチレン系共重合体、無機フィ
ラーを配合する方法が提案されている(例えば、特開平
4−276351号公報、特開平5−98097号公
報、特開平5−98098号公報、特開平5−5051
号公報等)。
の従来の方法は、いずれもポリプロピレン系樹脂の特性
の一部を改良するものではあるが、耐衝撃性および剛性
の改良については不十分である。
のであり、剛性および耐衝撃性が高く、着色もなく、成
形性に優れたポリプロピレン系樹脂組成物を提供するこ
とを目的とする。
を重ねた結果、特定のポリプロピレン成分と極限粘度
[η]が0.5〜5.0dl/gであるオレフィン系共
重合体ゴム成分の混合物を、電離性放射線で照射処理
し、および/または有機過酸化物処理した前記混合物に
金属アルコキシドまたは周期率表第2族または第12族
の特定の金属の酸化物を少量配合し、溶融混練りしたポ
リプロピレン系樹脂組成物を、ポリプロピレン等の他の
樹脂に配合し、さらに造核剤を配合することにより剛
性、耐衝撃性および伸びの優れた樹脂組成物が得られ、
上記目的を達成できることを見出し、この知見に基づい
て本発明を完成するに至ったものである。
ピレン系樹脂組成物は、(A)メルトフローレートが
0.1〜300g/10分のポリプロピレン成分10〜
80重量部および(B)極限粘度[η]が0.5〜5.
0dl/gであるオレフィン系共重合体ゴム成分90〜
20重量部からなる樹脂分100重量部を、電離性放射
線で照射処理し、および/または有機過酸化物を0.0
5〜5重量部配合後溶融処理した樹脂分100重量部に
対して、(C)周期表第2族または第12族の金属の酸
化物および下記一般式(I)で表される金属アルコキシ
ドからなる群から選ばれる少なくとも1種が0.01〜
2重量部の量で添加されているポリプロピレン系樹脂組
成物である。
表し、mは3または4であり、nはm≧n≧2の整数で
あり、Mはホウ素(B)、アルミニウム(Al)、ケイ
素(Si)または周期率表第4族もしくは第5族の金属
原子を表す)本発明の第2の形態のポリプロピレン系樹
脂組成物は、上記第1の形態のポリプロピレン系樹脂組
成物1〜40重量部と、(D)メルトフローレートが
0.1〜300g/10分のポリプロピレン系樹脂99
〜60重量部とからなるポリプロピレン系樹脂組成物で
ある。
ン系樹脂組成物は、上記第2の形態のポリプロピレン系
樹脂組成物100重量部あたり(E)造核剤0.05〜
20重量部を配合したポリプロピレン系樹脂組成物であ
る。
態について詳しく説明する。
るポリプロピレン成分は、メルトフローレートが0.1
〜300g/10分であるプロピレン単独重合体または
プロピレンと他のα−オレフィンからなる重合体であ
る。ここで、他のα−オレフィンとは、エチレン、1−
ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、
1−オクテン、1−デセン、4−メチル−1−ペンテン
等を挙げることができる。プロピレンと他のα−オレフ
ィンとの重合体におけるα−オレフィンの重合量は、多
くとも10重量%であるのが好ましい。これらの樹脂
は、1種でもよく、2種以上を併用してもよい。これら
の樹脂の重合は、例えば、チーグラー・ナッタ系触媒や
メタロセン触媒を用い、公知の方法によって行うことが
できる。
合体中の他のα−オレフィンの量が10重量%より多い
と、照射線量および有機過酸化物の種類にもよるが、電
離性放射線処理または有機過酸化物処理を行った場合
に、押出し機でペレット化する時にストランドに荒れが
見られ、また剛性が低下することがあるので好ましくな
い。
ートは0.1〜300g/10分の範囲であり、通常は
0.2〜280g/10分、さらに0.2〜260g/
10分、とりわけ0.3〜250g/10分であるのが
が好ましい。このメルトフローレートの値が小さすぎる
と、(A)成分のポリプロピレン成分と(B)成分のオ
レフィン系共重合体ゴム成分とのブレンドが均一になら
なかったり、有機過酸化物の種類にもよるが、その処理
の際にゲル化する可能性がある。また、その値が大きす
ぎると、電離性放射線照射処理または有機過酸化物処理
の際に共重合体ゴムとのブレンドが均一でなかったり、
有機過酸化物の種類にもよるがその処理によりメルトフ
ローレートが高くなり、溶融混練りしてペレット化する
ことが困難となる。また、(A)成分と(B)成分を電
離性放射線照射処理または有機過酸化物処理し、(C)
成分を配合後、(D)成分と溶融混練りしても耐衝撃性
が向上しない場合がある。本発明の(A)成分は、1種
であってもよく、2種以上を併用してもよい。
は、JIS K7210に準処し、230℃、荷重2.
16kgで測定した値であり、以下においてはこれをM
FRということもある。
ン系共重合体ゴム成分は、オレフィン、ジオレフィンの
ようなオレフィンに由来する単位の2種以上を共重合す
ることによって得られる成分である。その具体例として
は、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−ブ
テン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−非共役ジエ
ン共重合体ゴム、スチレン−エチレン/イソプレン−ス
チレンブロック共重合体ゴム(SEPS)、スチレン−
エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体ゴム
(SEBS)、プロピレンと他のα−オレフィンとのブ
ロック共重合体ゴム等が挙げられるが、それらのうちで
はエチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレン−ブテ
ン共重合体ゴムおよびプロピレンと他のα−オレフィン
とのブロック共重合体ゴムが好ましい。これらの135
℃のテトラリン中で測定した極限粘度[η]は0.5〜
5.0dl/gであり、0.8〜4.9dl/gが好ま
しく、特に好ましくは、1.0〜4.8dl/gであ
る。この極限粘度が0.5dl/gより小さいと、ポリ
プロピレン成分(A)に配合し、電離性放射線照射処理
ないしは有機過酸化物処理を行い、(C)成分を配合し
ても、目的とする効果が期待できない。一方、5.0d
l/gを超えると、電離性放射線照射処理または有機過
酸化物処理した時にゲル化する可能性があり、好ましく
ない。
配合量は、20〜100重量部であり、25〜85重量
部、特に30〜80重量部が好ましい。配合量が20重
量部未満では、(A)成分と(B)成分を電離性放射線
照射処理または有機過酸化物処理し、(C)成分を配合
しても均一にならなかったり、(C)成分を配合し、溶
融混練り後、(D)成分に配合しても、耐衝撃性の向上
が期待できない場合がある。
用する場合、電離性放射線照射処理および有機過酸化物
処理する際に、または(C)成分を配合し、溶融混練り
する際に、ストランドカットが困難であったり、(D)
成分と溶融混練り時に均一にブレンドされなかったり、
組成によっては剛性が低下する場合がある。
合体ゴムは1種であってもよく、2種以上併用してもよ
い。(B)成分は、公知のチーグラー・ナッタ触媒系や
メタロセン触媒系を用いて公知の製造方法で製造するこ
とができる。
しては、各成分を製造した後にこれらを溶融混練りする
方法、あるいは(A)成分と(B)成分を予備重合また
は多段重合の方法により1つの重合系内で重合して得る
方法が挙げられる。例えば、一段で(A)成分を製造
し、次いで2 段目で(B)成分を製造する方法、つまり
重合ポリマ−ブレンドによるヘテロファジック共重合体
を得る方法が挙げられる。
(B)成分からなる樹脂分に対し、電離性放射線処理お
よび/または有機過酸化物処理を行う方法について述べ
る。これらの処理は、(A)成分と(B)成分を混合し
てから行ってもよく、また(A)成分と(B)成分のそ
れぞれに対していずれかの処理を行ってからそれらを混
合してもよい。この場合、各成分の処理方法が異なって
いてもよい。
リプロピレン成分と(B)成分のオレフィン系共重合体
ゴム成分との溶融混練り物に対して行ってもよく、また
は(A)成分と(B)成分に対して別々に行ってもよ
く、照射線量がそれぞれに異なってもよい。処理物の形
状は、ペレット状、粉末状および粉砕品状のいずれであ
ってもよい。照射は、真空下、不活性ガス雰囲気または
空気雰囲気下で行うことができるが、コストおよび作業
性の面から空気雰囲気下で行うのが望ましい。
線、α線等が挙げられるが、透過能力の観点からγ線が
好ましい。照射線量は、一般には1〜80kGyである
のが好ましく、より好ましくは2〜70kGyであり、
とりわけ5〜50kGyが好適である。この照射線量が
1kGy未満では、(C)成分を配合し、溶融混練りし
ても目的とする効果が期待できない。80kGyを超え
ると、組成によってはゲル化が見られ、成形性が悪く、
例えば、ポリプロピレン系樹脂組成物をストランド状に
成形する場合に綺麗なストランドが得られないことがあ
る。
(B)成分を溶融混練してから行ってもよく、(A)成
分と(B)成分を別々に処理してもよく、この場合は各
成分で有機過酸化物の量が異なっていてもよい。
キサー、リボンミキサー等を用い、(A)成分と(B)
成分と有機過酸化物ならびに添加剤等をブレンドし、上
記した方法で、有機過酸化物の半減期温度にもよるが、
一般には温度160〜280℃、好ましくは170〜2
60℃の範囲で溶融混合することが望ましい。
等を使用し、(A)成分と(B)成分と有機過酸化物を
混合し、不活性ガス下に40〜150℃の温度で2分〜
3時間撹拌しながら処理してもよく、その後押出し機で
ペレット化してもよい。
しては、ジアシルパーオキサイド類、パーオキシエステ
ル類、パーオキシジカボネート類が好ましい。具体例と
しては、ラウロイルパーオキサイド、ジクミルパーオキ
サイド、イソブチルパーオキサイド、オクタノールパー
オキサイド、ステアロイルパーオキサイド、スクシンパ
ーオキサイド、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキ
シルヘキサノール、t−ブチルパーオキシイソブチレー
ト、t−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサノー
ル、t−ヘキシルパーオキシピバレート、t−ブチルパ
ーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネート、ベン
ゾイルパーオキサイド、m−トルエンベンゾイルパーオ
キサイド、ジイソプロピルパーオキシカーボネート、ジ
−n―プロピルパーオキシジカーボネート、ビス(3−
メトキシブチル)パーオキシカーボネート、ビス(4−
t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシカーボネート、
ジセチルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エチルヘ
キシルパーオキシジカーボネート、ジミリスチルパーオ
キシジカーボネート等が挙げられるが、それらのうちで
はビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジ
カーボネート、ジセチルパーオキシジカーボネートおよ
びベンゾイルパーオキサイドが好ましい。これらの有機
過酸化物は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併
用してもよい。
(B)成分を電離性放射線照射処理したものと(A)成
分または(B)成分を有機過酸化物処理ものを併用して
もよい。
は第12族の金属の酸化物(以下、「金属酸化物」とい
う)としては、酸化亜鉛、酸化カドミウム、酸化マグネ
シウム、酸化カルシウム、酸化バリウムなどが挙げられ
る。
キシドの具体例としては、アルミニウムイソプロポキシ
ド、ジエチルアルミニウムジエトキシド、チタン(I
V)テトラブトキシド、チタン(III)トリエトキシ
ド、ジエチルチタン(IV)ジイソプロポキシド、ボロ
ントリプロポキシド、テキシルボランジメトキシド、バ
ナジウム(IV)テトラブトキシド、ジルコニウム(I
V)テトラエトキシドなどが挙げられる。また、上記金
属アルコキシドが三中心二電子結合を形成して結合した
二量体あるいは三量体などの多量体構造を有するもので
あってもよい。
ルコキシドは市販品をそのまま使用することができる、
その場合純度95%以上であればよい。金属酸化物また
は金属アルコキシドの配合量は、電離性放射線照射処理
または有機過酸化物処理した(A)成分と(B)成分か
らなる樹脂分100重量部に対し、0.01〜2重量部
であり、0.02〜1.8重量部が好ましく、とりわけ
0.03〜1.5重量部が好適である。この量が0.0
1重量部未満では、これを電離性放射線処理または有機
過酸化物処理した(A)成分と(B)成分に配合し、溶
融混練りしても効果が小さい。一方、2重量部を超えて
も所定の効果がえられるものの、着色、臭いおよびコス
トの面からみて好ましくない。
(A)成分および(B)成分の上記処理物ならびに
(C)成分からなるポリプロピレン系樹脂組成物の状態
でも使用することができるが、これを他の樹脂へ配合し
て用いることが好ましく、特に(D)成分への配合によ
って得られるポリプロピレン系樹脂組成物が好ましい。
ン系樹脂としては、プロピレンの単独重合体、またはプ
ロピレンと他のα−オレフィン、例えば、エチレン、1
−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ブテン、
1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オク
テン、1−デセン、4−メチル−1−ペンテン等とのラ
ンダムあるいはブロック共重合体等が挙げられるが、こ
れらのうちプロピレンブロック共重合体が機械的強度、
耐油性および耐熱性の面から好ましい。
結晶性プロピレン重合体部分95.0〜30重量部とプ
ロピレンブロック共重合体部分5〜70重量部を含むプ
ロピレンブロック共重合体であり、α−オレフィンの含
量が3〜60重量%であるプロピレンブロック共重合体
が好ましい。
ピレン系樹脂に関して前記したと同様に、チーグラー・
ナッタ系触媒またはメタロセン系触媒を用い、公知の方
法によって製造することができる。これらの重合体は、
1 種を単独で用いてもよく、2 種以上を併用してもよ
い。
トフローレートは、0.5〜300g/10分であるの
が好ましく、0.7〜280g/10分がさらに好まし
く、とりわけ1.0〜250g/10分が好適である。
この(D)成分のポリプロピレン系樹脂のメルトフロー
レート(以下、MFRということもある)は、JISK
7210に準拠し、230℃、荷重2.16kgで測定
した値である。
電離性放射線照射および有機過酸化物処理されない。す
なわち、(D)成分に、電離性放射線照射処理および有
機過酸化物処理した(A)成分と(B)成分に(C)成
分を配合した溶融混練り物を配合し、(D)成分の耐衝
撃性、剛性および伸びを改良するのが目的である。
(B)成分および(C)成分からなる上記処理物1〜4
0重量部に対して(D)成分のポリプロピレン系樹脂9
9〜60重量部、特に前記処理物2〜38重量部に対し
て(D)成分のポリプロピレン系樹脂98〜62重量部
の範囲であるのが望ましい。(D)成分が60重量部未
満であってもよいが、組成によって剛性が低下する。ま
た、(D)成分が99重量部を超えると剛性は問題ない
が耐衝撃性が低下する場合がある。
脂分野において、ポリプロピレンなどの結晶性樹脂に添
加された時に結晶の核となって結晶を成長させる効果の
ある造核剤(E)を添加してもよい。有用な造核剤とし
ては、例えば、カルボン酸の金属塩、ジベンジルソルビ
トール誘導体、ホスフェートアルカリ金属塩、タルク等
の無機化合物等が挙げられる。
ジピン酸アルミニウム、アルミニウム−p−t−ブチル
ベンゾエート、1,3,2,4−ジベンジリデンソルビ
トール、1,3,2,4−ビス(p−メチルベンジリデ
ン)ソルビトール、1,3,2,4−ビス(p−エチル
ベンジリデン)ソルビトール、1,3−p−クロルベン
ジリデン−2,4−p−メチルベンジリデンソルビトー
ル、ナトリウム−ビス(4−t−ブチルフェニル)ホス
フェート、ナトリウム−ビス(4−t−メチルフェニ
ル)ホスフェート、カリウム−ビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)ホスフェート、ナトリウム−2,2’
−メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)
ホスフェート、ナトリウム−2,2’−エチリデン−ビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ホスフェートな
らびにタルク、炭酸カルシウム等が挙げられる。
レン系樹脂組成物100重量部に対して0.05〜20
重量部であるのが好ましく、その種類により好ましい割
合がある。例えば、無機化合物を除く有機系の場合は、
通常0.05〜1重量部であるのがよく、0.08〜
0.8重量部が好ましく、特に0.1〜0.5重量部が
好ましい。一方、タルクなどの無機化合物の場合には、
通常1〜18重量部であるのがよく、特に5〜15重量
部が好適である。
ト系、シラン系、アルミニウム系のカップリング剤、脂
肪酸、脂肪酸金属塩あるいは脂肪酸エステルなどの表面
処理剤などにより処理したものを用いてもよい。
ポリプロピレン系樹脂組成物を製造するに際しては、種
々の添加剤を配合してもよく、ここで使用する添加剤処
方は特に限定されないけれども、好ましい添加剤処方は
フェノール系酸化防止剤とホスファイト系添加剤とステ
アリン酸カルシウムの組み合わせが好ましい。フェノー
ル系酸化防止剤としては、特に、テトラキス[メチレン
−3 −(3’,5’−ジ−t−4 −ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]メタンおよびn−オクタデシニル
−3 −(4’−ヒドロキシニル)プロピオネートが好ま
しい。フェノール系酸化防止剤の配合量は、通常0.0
01〜2重量部の範囲であり、好ましくは0.002〜
1.8重量部であり、とりわけ0.005〜1.5重量
部であるのが好ましい。
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトが好
ましい。配合量は、通常0.001〜1.5重量部の範
囲であり、好ましくは0.005〜1.5重量部であ
り、とりわけ0.01〜1.0重量部であるのが好まし
い。
0.01〜2重量部の範囲であり、好ましくは0.02
〜1.5重量部であり、とりわけ0.03〜1.5重量
部が好ましい。
加剤、例えば、酸化防止剤、耐候性安定剤、帯電防止
剤、滑剤、防曇剤、電気特性改良剤、加工安定剤、顔
料、柔軟剤などを、本発明の目的を損なわない範囲で添
加することができる。
ロピレン系樹脂組成物を製造するには、まず(A)成分
と(B)成分の混合物に電離性放射線処理するか、また
は(A)成分と(B)成分の混合物に有機過酸化物を配
合して溶融混練りするのが好ましい。また、(C)成分
の配合は、例えば、(A)成分と(B)成分の電離性放
射照射処理または有機過酸化物処理した樹脂分に(C)
成分を配合し、ヘンシェルミキサー等でブレンドを行う
か、または(A)成分と(B)成分とを有機過酸化物で
処理しながら、有機過酸化物が消失したのち、サイドフ
ィーダーより(C)成分を配合してもよい。(A)成分
と(B)成分に電離性放射線照射処理したものも同じよ
うにサイドフィーダーで配合し、溶融混練りしてもよ
い。この樹脂は好ましくはペレット化される。
または有機過酸化物処理し、次いで(B)成分を電離性
放射線処理または有機過酸化物処理した後、(A)成分
と(B)成分を上記の範囲で混合し、上記と同じように
(C)成分を配合して溶融混練りしてもよい。この場
合、いずれもドライブレンド後溶融混練りし、ペレット
化してもよい。
および(C)成分からなるポリプロピレン系樹脂組成物
に(D)成分および/または(E)成分をドライブレン
ドまたはヘンシェルミキサー等でブレンド後溶融混練り
する。その後ペレット化してもよい。
物処理した樹脂の混合方法は、ヘンシェルミキサー、リ
ボンミキサーなどを用いて混合した後、ミキシングロー
ル、バンバリーミキサー、ニーダー、押出し機等の混練
り装置を用いて溶融混合する方法等が挙げられる。溶融
混合する際の温度は、一般に170〜280℃であり、
180〜260℃の範囲で行うことが好ましい。
は、周知の各手法を用いることができ、例えば、押出し
機からストランドを押出し、これを水冷した後、一定の
長さに切断するストランドカツト法を好ましく用いるこ
とができる。
分または(B)成分と有機過酸化物処理した(B)成分
または(A)成分を上述の範囲で配合し、次いで(C)
成分を配合し、溶融混練りしてもよく、そしてこれらに
(D)成分または(E)成分を配合し、溶融混練りして
もよい。
ポリプロピレン系樹脂と、(B)成分の共重合体ゴムの
ベース樹脂を用い、これを電離性放射線照射または有機
過酸化物で処理(別々に処理した後組成物化してもよ
い)して得られるポリプロピレン系樹脂に金属酸化物ま
たは金属アルコキシドを配合し、溶融混練した組成物で
ある。
1の実施形態に、上述の範囲で(D)成分を混合した樹
脂組成物であり、成形性および剛性を低下させずに、耐
衝撃性および伸びを向上させることができる。
の実施形態のポリプロピレン系樹脂組成物に(F)成分
を配合後溶融混練りすることにより、さらに伸びを低下
させずに剛性と耐衝撃性をさらに向上させることができ
る。
に詳しく説明する。
次の方法でそれぞれ測定したものである。
た。
分光光度計で求めた。
5℃で測定した。
より測定した。
110によりノッチ付で測定した。 (6)引っ張り試験での伸びはJIS K7113によ
り測定した。
により次の3段階で評価した。
ある。
ンドの原形を保っていない。
料は次の通りである。
用いた。
リプロピレン(以下、「PP−A」という)。
プロピレン(以下、「PP−B」という)。
4.2g/10分であるエチレン−プロピレンランダム
共重合体(以下、「PP−C」という)。
リプロピレン(以下、「PP−D」という。
プロピレン(以下、「PP−E」という)。
のを用いた。
レン含量が73.5重量%であるエチレン−プロピレン
共重合体ゴム(以下、「B−1」という)。
レン含量が74.2重量%であるエチレン−プロピレン
共重合体ゴム(以下、「B−2」という)。
レン含量が70.4重量%であるエチレン−プロピレン
共重合体ゴム(以下、「B−3」という)。
チレン含量が74.2重量%であるエチレン−プロピレ
ン共重合体ゴム(以下、「B−4」という)。
レン含量が85重量%であるエチレン−ブテン共重合体
ゴム(以下、「B−5」という)。
て、1段目にホモポリプロピレンを44重量%製造し、
2段目でエチレン−プロピレン共重合体ゴム(エチレン
含量47重量%)を56重量%製造して得られたヘテロ
ファジック共重合体を用いた(以下、BPP−1とい
う)。
Rは87g/10分であり、2段目のエチレン−プロピ
レン共重合体ゴムの[η]は3.5dl/gであった。
−(3’,5’−ジ−t−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]メタン、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ホスファイトおよびステアリン酸カルシウムを
用いた。
ジカーボネート(以下、「PO−1」という)、ビス
(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシカーボネ
ート(以下、「PO−2」という)およびベンゾイルパ
ーオキサイド(以下、「PO−3」という)をそれぞれ
用いた。
コキシドとして、酸化マグネシウム(和光純薬工業社
製、純度99.8重量%、以下「C−1」という)およ
びアルミニウムイソプロポキシド(和光純薬工業社製、
純度98.2重量%、以下「C−2 」という)をそれぞ
れ用いた。
て、MFRが27g/10分で、エチレン含量が9.4
重量%であるエチレン−プロピレンブロック共重合体
(以下、「PP−1 」という)、MFRが18g/10
分で、エチレン含量が9.1重量%であるエチレン−プ
ロピレンブロック共重合体(以下、「PP―2 」とい
う)およびMFRが120g/10分で、エチレン含量
が7.5重量%であるエチレンープロピレンブロック共
重合体(以下、「PP―3 」という)をそれぞれ用い
た。
メチレン−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)ホ
スフェート(商品名NA11、旭電化社製)を用いた。
態)、比較例1〜5 (A)成分および(B)成分を下記の表1に示すポリプ
ロピレン系樹脂と共重合体ゴムをそれぞれ用い、これに
テトラキス[メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート]メタン0.05P
HR、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホス
ファイト0.03PHRとカルシウムステアレート0.
08PHRを配合し、吉井鉄工(株)製の40mmΦの
押出し機(温度190℃)でペレタイズした。
(コーガアイソトープ社製)を用い、空気雰囲気下に、
表1に示す線量でγ線照射した。このγ線照射処理した
ペレットに表1に示す(C)成分を配合し、吉井鉄工
(株)製の40mmΦ押出し機(温度210℃)でペレ
タイズした。なお、(C)成分を配合しないものも同じ
ようにペレタイズした。実施例1〜4のγ線照射処理し
たものに(C)成分を配合したものをXPP−1〜4と
し、比較例1〜2 のγ線照射処理したものに(C)成分
を配合しないものをXPP−5 〜6 とし、比較例3〜5
のγ線照射処理したものに(C)成分を配合したものを
XPP−7〜9と記す。
り、ストランドの外観も良好で着色もない。
大きく、比較例2も実施例3に比べMFRの上昇が大き
い。
もゲルが見られ、ストランドの外観が悪かった。比較例
4の組成物は混ざりが悪く、ストランドの外観も悪い。
比較例5の組成物ではMFRが高く、ペレタイズが困難
であった。
態)、比較例6〜9 (A)成分および(B)成分として、表2に示すポリプ
ロピレン系樹脂と共重合体ゴムからなる成分を用い、実
施例1と同様にして、添加剤を配合し、有機過酸化物と
して(PO−1)、(PO−2)および(PO−3)を
配合し、吉井鉄工(株)製の40mmΦ押出し機を使用
し、温度190℃でペレタイズした。この有機過酸化物
処理したサンプルに(C)成分を表2に示す割合で配合
し、同じように吉井鉄工(株)製の40mmΦの押出し
機を使用し、190℃ペレタイズした。実施例5〜9の
組成物をXPP−10〜14とし、比較例6〜9の樹脂
組成物をXPP−15〜18と記す。
着色もない。比較例6はストランドは綺麗であるが、実
施例5に比べMFRの上昇が大きい。また、比較例7も
ストランドは綺麗であるが、実施例6に比べMFRの上
昇が大きい。
観も悪い。比較例9は混ざりがわるく、ストランドの外
観も悪い。
態)、比較例10〜13 実施例1で得られたXPP−1、実施例2で得られたX
PP−2、実施例3で得られたXPP−3、実施例4で
得られたXPP−4、実施例5で得られたXPP−1
0、実施例6で得られたXPP−11、実施例7で得ら
れたXPP−12およびび実施例9で得られたXPP−
14、比較例1で得られたXPP−5 、比較例2で得ら
れたXPP−6、比較例6で得られたXPP−15およ
び比較例7で得られたXPP−16のサンプルのそれぞ
れと、(D)成分の添加剤としてテトラキス[メチレン
−3−(3,5−ジ−t−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]メタン0.05重量部、トリス(2,4−ジ
−t−ブチルフェニル)ホスファイト0.03重量部お
よびステアリン酸カルシウム0.08重量部を配合し、
表3に示す割合で吉井鉄工(株)製の40mmΦ押出し機
を用い、温度190℃で溶融混練りし、ペレット化し
た。
機械製IS170II−5A型)を用い、温度210℃
で射出成形して、試験片を作製した。各試験片について
曲げ弾性率、アイゾット衝撃強度および引っ張り試験で
の伸びを測定した。
比較して、曲げ弾性率はほぼ同等であるが、アイゾット
衝撃強度が比較例より高く、しかも引っ張り試験での伸
びも大きい。また、着色も認められない。
態)、比較例14〜17 実施例1で得られたXPP−1、実施例2で得られたX
PP−2、実施例3で得られたXPP−3、実施例7で
得られたXPP−12、実施例8で得られたXPP−1
3、実施例9で得られたXPP−14および比較例1で
得られたXPP−5、比較例2で得られたXPP−6の
サンプルと、表4に示す割合で、(D)成分と(E)成
分に実施例10と同じ添加剤処方と配合割合で加え、ヘ
ンシェルミキサーでブレンド後吉井鉄工(株)製の40
mmΦ押出し機を用い、温度190℃で溶融混練りし、
ペレット化した。得られた各ペレットを実施例10と同
じ条件で試験片を作製した。各試験片について曲げ弾性
率、アイゾット衝撃強度および引っ張り試験での伸びを
測定した。
3および比較例14〜17は曲げ弾性率は向上し、実施
例と比較例とは殆ど差がないが、実施例は比較例に比べ
耐衝撃性および伸びが向上している。
ば、剛性、耐衝撃性および伸びに優れたポリプロピレン
系樹脂組成物が提供される。
Claims (4)
- 【請求項1】 (A)メルトフローレートが0.1〜3
00g/10分のポリプロピレン成分10〜80重量部
および(B)極限粘度[η]が0.5〜5.0dl/g
であるオレフィン系共重合体ゴム成分90〜20重量部
からなる樹脂分100重量部を、電離性放射線で照射処
理し、および/または有機過酸化物を0.05〜5重量
部配合後溶融処理した樹脂分100重量部に対して、
(C)周期表第2族または第12族の金属の酸化物およ
び下記一般式(I)で表される金属アルコキシドからな
る群から選ばれる少なくとも1種が0.01〜2重量部
の量で添加されているポリプロピレン系樹脂組成物。 M(R)m-n (OR’)n (I) (式中、RおよびR’は炭素数1〜20のアルキル基を
表し、mは3または4であり、nはm≧n≧2の整数で
あり、Mはホウ素(B)、アルミニウム(Al)、ケイ
素(Si)または周期率表第4族もしくは第5族の金属
原子を表す) - 【請求項2】 電離性放射線がγ線であり、その照射線
量が1kGy以上80kGy以下である、請求項1記載
のポリプロピレン系樹脂組成物。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載したポリ
プロピレン系樹脂組成物1〜40重量部と、(D)メル
トフローレートが0.1〜300g/10分のポリプロ
ピレン系樹脂99〜60重量部とからなるポリプロピレ
ン系樹脂組成物。 - 【請求項4】 請求項3に記載したポリプロピレン系樹
脂組成物100重量部あたり(E)造核剤0.05〜2
0重量部を配合したポリプロピレン系樹脂組成物。
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