JP2002100515A - 複合型磁性体積層セラミック電子部品 - Google Patents

複合型磁性体積層セラミック電子部品

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JP2002100515A
JP2002100515A JP2000287914A JP2000287914A JP2002100515A JP 2002100515 A JP2002100515 A JP 2002100515A JP 2000287914 A JP2000287914 A JP 2000287914A JP 2000287914 A JP2000287914 A JP 2000287914A JP 2002100515 A JP2002100515 A JP 2002100515A
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powder
magnetic
magnetic ceramic
calcined
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JP2000287914A
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Naoto Kitahara
直人 北原
Makoto Takano
真 高野
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各層の磁気特性を互いに異なる値に変更可能
な電子部品を得る。 【解決手段】 第1磁性体磁器材料層11はNi−Zn
系フェライトを主成分としその焼結温度より100℃低
い温度で仮焼してなる第1磁性体磁器材料の仮焼体粉末
と、Ni−Zn−Cu系フェライトを主成分とし700
〜800℃の温度で仮焼してなる第2磁性体磁器材料の
仮焼体粉末とを混合・焼成してなり、第2磁性体磁器材
料層12は第1磁性体磁器材料と成分内容が異なるNi
−Zn系フェライトを主成分としその焼結温度より10
0℃低い温度で仮焼してなる第3磁性体磁器材料の仮焼
体粉末と、第2磁性体磁器材料の仮焼体粉末とを混合・
焼成してなる。第1磁性体磁器材料層11中の第2磁性
体磁器材料の仮焼体粉末と第2磁性体磁器材料層12中
の第2磁性体磁器材料の仮焼体粉末との体積割合は同一
であって、その体積割合は40〜80体積%である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インダクタ、フィ
ルタ、トランス等の磁性体磁器材料を用いた積層セラミ
ック型の電子部品に関する。更に詳しくは軟磁性フェラ
イト焼結材料の中で、Ni−Zn系フェライト成分とN
i−Zn−Cu系フェライト成分が混在する複合型磁性
体積層セラミックにより形成された電子部品に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、磁性体材料を含有する磁器
材料からなる層が積層されてなる基体と、この基体内部
に形成されたインダクタとを備えた固体電子部品を特許
出願した(特開平11−204341号)。この固体電
子部品では、インダクタが層の積層方向に相互に並ぶ2
つのスパイラル構造を有し、2つのスパイラル構造がこ
れらのスパイラル構造内部の磁束がいずれも層に平行か
つ互いに逆向きとなるように相互に並ぶとともに相互に
接続される。このように構成された固体電子部品では、
インダクタに隣接して形成されたキャパシタ等の回路素
子の特性を劣化させることなく、2つのスパイラル構造
を有するインダクタを基体内に形成できるようになって
いる。
【0003】上記固体電子部品では、基体の層が大気雰
囲気で焼成可能であって高透磁率であるNi−Zn系フ
ェライトにより形成される。このNi−Zn系フェライ
トはその主要原料であるFe23,NiO及びZnOな
どの粉末を所定の割合で秤量して混合し、仮焼、粉砕、
成形、焼成という工程を経て製造される。Ni−Zn系
フェライトで高透磁率を得ようとする場合には、焼成工
程で1200℃以上の高温で焼成しなければならない。
1200℃以上の高温で焼成するときには、生産性及び
熱エネルギー消費の観点から不利であるうえ、融点が9
60℃のAgを高比率で含む内部導体を有する電子部品
材料にこのNi−Zn系フェライトを用いることができ
ない。このため、融点が1550℃と高いPdを高比率
で含有させたAg−Pdを内部導体として使用してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記Pdを含
有させたAg−Pdを内部導体として用いると、Pdの
比抵抗が高いため、Ag−PdにおけるPdの比率を高
めるほど、焼成温度を焼結温度に近づけることはできる
が、内部導体の比抵抗は高くなり、積層チップインダク
タのような電子部品材料には適さなくなる。また、上記
Ni−Zn系フェライトはNi,Znの各金属酸化物粉
末を所定の割合で秤量して混合した後、仮焼、粉砕、成
形、焼成して作製されるため、焼成時に粒子界面にフェ
ライト本来の特性を損なう反応生成物が比較的多く生じ
る欠点もある。更に、基体の各層のうち一方のインダク
タを含む層と他方のインダクタを含む層の比透磁率を異
なる値にしたり、或いは両インダクタのインダクタンス
値を異なる値にしたり磁気特性を変更するときには、イ
ンダクタの巻数や断面積を変更することにより行ってい
た。しかし、この方法では、製造可能なインダクタのイ
ンダクタンス値が制限され、大きくインダクタンス値の
異なる2つのインダクタを製造できない問題点があっ
た。
【0005】本発明の目的は、大気中960℃以下で焼
結してAg100%の内部導体を形成でき、かつ比透磁
率を800以上にすることができる、複合型磁性体積層
セラミック電子部品を提供することにある。本発明の別
の目的は、被焼成物の粒界における反応生成物が比較的
少なく所期の磁気特性が得られる、複合型磁性体積層セ
ラミック電子部品を提供することにある。本発明の更に
別の目的は、各層の磁気特性を互いに異なる値に容易に
変更でき、かつ亀裂や反りが発生しない、複合型磁性体
積層セラミック電子部品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
図1〜図4に示すように、第1磁性体磁器材料層11と
第2磁性体磁器材料層12とを積層して基体が形成さ
れ、第1磁性体磁器材料層11からなる第1積層体がス
パイラル構造に形成された第1内部導体31を有し、第
2磁性体磁器材料層12からなる第2積層体がスパイラ
ル構造に形成された第2内部導体32を有する複合型磁
性体積層セラミック電子部品の改良である。その特徴あ
る構成は、第1磁性体磁器材料層11がNi−Zn系フ
ェライトを主成分としかつその焼結温度より100℃低
い温度ないしその焼結温度で仮焼若しくは焼成してなる
骨材としての第1磁性体磁器材料の仮焼体粉末若しくは
焼結体粉末と、Ni−Zn−Cu系フェライトを主成分
としかつ700〜800℃の温度で仮焼してなるマトリ
ックス材としての第2磁性体磁器材料の仮焼体粉末とを
混合して焼成してなり、第2磁性体磁器材料層12が第
1磁性体磁器材料と成分内容が異なるNi−Zn系フェ
ライトを主成分としかつその焼結温度より100℃低い
温度ないしその焼結温度で仮焼若しくは焼成してなる骨
材としての第3磁性体磁器材料の仮焼体粉末若しくは焼
結体粉末と、マトリックス材としての上記第2磁性体磁
器材料の仮焼体粉末とを混合して焼成してなり、第1磁
性体磁器材料層11に含まれる第2磁性体磁器材料の仮
焼体粉末の体積割合と第2磁性体磁器材料層12に含ま
れる第2磁性体磁器材料の仮焼体粉末の体積割合とが同
一であってその体積割合が40〜80体積%であるとこ
ろにある。
【0007】この請求項1に記載された複合型磁性体積
層セラミック電子部品では、第1及び第3磁性体磁器材
料は予め焼結温度又はそれに近い温度で焼成若しくは仮
焼されるため、第1及び第2積層体の焼成時に、第1及
び第2磁性体磁器材料の粒界や、第2及び第3磁性体磁
器材料の粒界における反応性が抑制される。また第2磁
性体磁器材料は上記第1及び第2積層体を960℃以下
の温度で焼成するときに上記第1磁性体磁器材料や第2
磁性体磁器材料を分散状態でそれぞれ被包する。これに
より積層セラミック電子部品は、第1及び第3磁性体磁
器材料により高透磁率が得られる。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明であって、更に第1磁性体磁器材料層に含まれる第1
磁性体磁器材料の仮焼体粉末若しくは焼結体粉末の体積
割合が第2磁性体磁器材料層に含まれる第3磁性体磁器
材料の仮焼体粉末若しくは焼結体粉末の体積割合と同一
であることを特徴とする。請求項3に係る発明は、請求
項1又は2に係る発明であって、更に第1磁性体磁器材
料層に含まれる第1磁性体磁器材料の仮焼体粉末若しく
は焼結体粉末の体積割合が第2磁性体磁器材料層に含ま
れる第3磁性体磁器材料の仮焼体粉末若しくは焼結体粉
末の体積割合と異なり、この体積割合の異なる分だけ第
2磁性体磁器材料の焼結体粉末が第3骨材として含まれ
ることを特徴とする。この請求項2又は3に記載された
複合型磁性体積層セラミック電子部品では、第1及び第
2積層体の熱膨張係数や焼成温度等を同一にすることが
できるので、焼成後に亀裂や反りが発生しない。
【0009】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
いずれかに係る発明であって、更に第1内部導体及び第
2内部導体がそれぞれAg100%からなることを特徴
とする。この請求項4に記載された複合型磁性体積層セ
ラミック電子部品では、第2磁性体磁器材料の存在によ
り低温で焼結することができるので、Ag100%の第
1及び第2内部導体を実現できる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。本発明の電子部品は、積層チップイ
ンダクタ、積層チップフィルタ、積層チップトランス、
積層チップインダクタアレイ等の磁性体磁器材料を用い
た積層セラミック型チップ部品が挙げられ、この実施の
形態では積層チップインダクタについて説明する。図1
〜図6に示すように、積層チップインダクタ10は第1
磁性体磁器材料層11(以下、第1層という)と第2磁
性体磁器材料層12(以下、第2層という)とを積層し
て形成された基体13と、第1層11からなる第1積層
体内にスパイラル構造に形成された第1内部導体31
と、第2層12からなる第2積層体内にスパイラル構造
に形成された第2内部導体32とを備える。
【0011】第1層11はNi−Zn系フェライトを主
成分としかつその焼結温度より100℃低い温度ないし
その焼結温度で仮焼若しくは焼成してなる第1磁性体磁
器材料(以下、第1骨材という)の仮焼体粉末若しくは
焼結体粉末と、Ni−Zn−Cu系フェライトを主成分
としかつ700〜800℃の温度で仮焼してなる第2磁
性体磁器材料(以下、マトリックス材という)の仮焼体
粉末とを混合して焼成してなる(図1,図3及び図
4)。第2層12は第1骨材と成分内容が異なるNi−
Zn系フェライトを主成分としかつその焼結温度より1
00℃低い温度ないしその焼結温度で仮焼若しくは焼成
してなる第3磁性体磁器材料(第2骨材)の仮焼体粉末
若しくは焼結体粉末と、上記マトリックス材の仮焼体粉
末とを混合して焼成してなる(図1及び図4)。また第
1層11に含まれるマトリックス材の仮焼体粉末の体積
割合と第2層12に含まれるマトリックス材の仮焼体粉
末の体積割合とは同一であって、その体積割合は40〜
80体積%である。
【0012】また第1層11に含まれる第1骨材の仮焼
体粉末若しくは焼結体粉末の体積割合は第2層12に含
まれる第2骨材の仮焼体粉末若しくは焼結体粉末の体積
割合と同一であっても、或いは異なってもよい。第1層
11に含まれる第1骨材の仮焼体粉末若しくは焼結体粉
末の体積割合が第2層12に含まれる第2骨材の仮焼体
粉末若しくは焼結体粉末の体積割合と異なる場合には、
その体積割合の異なる分だけマトリックス材の焼結体粉
末を第3骨材として含ませる。更に基体13のコーナ部
にはそれぞれ第1〜第4外部電極41〜44が形成され
る(図1,図2及び図6)。第1及び第2外部電極4
1,42は第1内部導体31に電気的に接続され、第3
及び第4外部電極43,44は第2内部導体32に電気
的に接続される。上記第1及び第2内部導体31,32
はAg100%によりそれぞれ形成されることが好まし
い。
【0013】(a) 第1骨材(第1磁性体磁器材料)の製
造方法 Ni−Zn系フェライトを主成分とする第1骨材は、F
e酸化物(Fe23)粉末、Ni酸化物(NiO)粉末
及びZn酸化物(ZnO)粉末又はこれらの金属塩粉末
を主な原料粉末とする。これらの金属塩としては、Fe
2(CO3)2,NiCO3,ZnCO3等が挙げられる。原
料粉末には高透磁率化又は温度特性の安定化等の目的で
上記金属元素以外の他の元素(例えば、Mn、Co等)
を含有させることもできる。上記原料粉末を湿式又は乾
式で所定の割合で混合し第1混合粉末を得る。Fe23
は48〜52モル%、NiOは10〜40モル%及びZ
nOは10〜40モル%の割合で秤量される。得られた
第1混合粉末にバインダを加えて混練造粒し、所定の形
状に成形する。この成形体を大気中でその焼結温度より
100℃、好ましくは50℃低い温度で仮焼するか、或
いはその焼結温度で焼成してNi−Zn系フェライト仮
焼体若しくは焼結体を作製する。上記仮焼温度若しくは
焼成温度は、原料粉末の組成に応じて変化するが、例え
ば1200〜1350℃である。焼結温度より100℃
低くてもよいのは、後述する第3混合粉末で焼成すると
きにこの温度であってもこの仮焼体粉末の粒界での反応
性を抑えられるからである。
【0014】次いで得られたNi−Zn系フェライト仮
焼体若しくは焼結体をボールミル等で粉砕して篩い分け
し所定の粒径に揃えて第1骨材とする。この第1骨材の
粒径は次に述べるマトリックス材(第2磁性体磁器材
料)粉末の粒径より大きくする。好ましくはマトリック
ス材より1桁程度大きくする。これは第1骨材の粒径を
マトリックス材の粒径と同等若しくはマトリックス材の
粒径より小さくすると、第1骨材及びマトリックス材を
混合して焼成したときに、焼結体である第1積層体内に
空隙が発生し、第1積層体に亀裂や反りが発生する原因
となるからである。上記第1骨材の仮焼体粉末等とマト
リックス材の仮焼体粉末とを用いて第1内部導体を有す
る第1積層体を作製する場合には、第1骨材の平均粒径
は10μm以下、好ましくは1μm〜6μmの仮焼体若
しくは焼結体粉末にする。これは、第1積層体では通常
一層の厚さは10μm〜20μmであり、第1骨材の平
均粒径が10μmを越えると第1骨材とマトリックス材
を含んだ層を形成できないからである。
【0015】(b) マトリックス材(第2磁性体磁器材
料)の製造方法 Ni−Zn−Cu系フェライトを主成分とするマトリッ
クス材は、Fe酸化物(Fe23)粉末、Ni酸化物
(NiO)粉末、Zn酸化物(ZnO)粉末及びCu酸
化物(CuO)又はこれらの金属塩粉末を主な原料粉末
とする。これらの金属塩としては、Fe2(CO3)2,N
iCO3,ZnCO3等が挙げられる。原料粉末には焼結
性の向上等の目的で上記金属元素以外の他の元素(例え
ば、Mg、Ca等)を含有させることもできる。上記原
料粉末を湿式又は乾式で所定の割合で混合し第2混合粉
末を得る。Fe23は48〜52モル%、NiOは10
〜40モル%、ZnOは10〜40モル%及びCuOは
10〜30モル%の割合で秤量される。得られた第2混
合粉末を700〜800℃の温度で仮焼して仮焼体を得
て、このNi−Zn−Cu系フェライト仮焼体をボール
ミル等で粉砕して篩い分けし、第1骨材より小さい粒径
のマトリックス材の仮焼体粉末を得る。上記マトリック
ス材の仮焼体粉末と第1骨材の仮焼体粉末等とを用いて
第1内部導体を有する第1積層体を作製する場合には、
第1骨材の平均粒径を1〜10μmにするときには、上
述した理由により、マトリックス材の平均粒径を1μm
未満、好ましくは0.1μm〜0.5μmにする。
【0016】(c) 第2骨材(第3磁性体磁器材料)の製
造方法 第2骨材は第1骨材と成分内容が異なるNi−Zn系フ
ェライトを主成分とすることを除いて、上記(a)の第1
骨材の製造方法と同様にして製造される。なお、第2骨
材の原料粉末を第4混合粉末とする。
【0017】(d) 第1内部導体31を含む第1積層体の
製造方法 上記(a)の第1骨材の仮焼体粉末等と上記(b)のマトリッ
クス材の仮焼体粉末とを湿式又は乾式で混合して第3混
合粉末を得る。その混合割合はマトリックス材が40〜
80体積%であり、残部が第1骨材である。マトリック
ス材が40体積%未満では焼成後の第1積層体が多孔質
になり実用上の強度が得られない上、第1積層体をめっ
きしたときにめっき液が第1積層体内部に侵入するおそ
れがある。また80体積%を越えると第1骨材の割合が
減少し過ぎて、高透磁率の第1積層体が得られない。第
1骨材及びマトリックス材の混合割合は、必要とする透
磁率に応じて上記範囲内から決定される。
【0018】図3に示すように、グリーンの状態の第1
積層体は複数の第1層11a,11bを積層し、これら
の第1層11a,11bの表面に第1内部導体31を形
成して作られる。第1層11a,11bを形成するに
は、第3混合粉末に分散剤、バインダ、可塑剤、溶剤等
を添加して混合し、印刷用材料ペースト又はグリーンシ
ート形成用ペイントのいずれか一方又は双方を調製した
後、印刷積層又はシート積層のいずれか一方又は双方に
よりグリーンの状態の第1積層体21を作製する。第1
内部導体31は上記印刷用材料ペースト又はグリーンシ
ート形成用ペイントの積層の間にAg100%の導電ペ
ーストを印刷し形成する。
【0019】(e) 第2内部導体32を含む第2積層体の
第1積層体への積層方法 上記(c)の第2骨材の仮焼体粉末等と上記(b)のマトリッ
クス材の仮焼体粉末とを湿式又は乾式で混合して第5混
合粉末を得る。その混合割合はマトリックス材が40〜
80体積%であり、残部が第2骨材である。マトリック
ス材が40体積%未満では焼成後の第2積層体が多孔質
になり実用上の強度が得られない上、第2積層体をめっ
きしたときにめっき液が第2積層体内部に侵入するおそ
れがある。また80体積%を越えると第2骨材の割合が
減少し過ぎて、高透磁率の第2積層体が得られない。第
2骨材及びマトリックス材の混合割合は、必要とする透
磁率に応じて上記範囲内から決定される。
【0020】図3及び図4に示すように、グリーンの状
態の第2積層体22の第2層12はグリーンの状態の第
1積層体21上に積層される。第2積層体22は複数の
第2層12a,12b,12cを積層し、これらの第2
層12a,12bの表面に第2内部導体32を形成して
作られる。第2層12a〜12cを形成するには、第4
混合粉末に分散剤、バインダ、可塑剤、溶剤等を添加し
て混合し、印刷用材料ペースト又はグリーンシート形成
用ペイントのいずれか一方又は双方を調製した後、印刷
積層又はシート積層のいずれか一方又は双方によりグリ
ーンの状態の第1積層体21上に積層する。第2内部導
体32は上記印刷用材料ペースト又はグリーンシート形
成用ペイントの積層の間にAg100%の導電ペースト
を印刷し形成する。
【0021】なお、第2層12に含まれる第2骨材の仮
焼体粉末の体積割合は第1層11に含まれる第1骨材の
仮焼体粉末等の体積割合と同一であっても、或いは異な
っていてもよい。但し、第2層12に含まれる第2骨材
の体積割合が第1層11に含まれる第1骨材の体積割合
と異なる場合には、その体積割合の異なる分だけマトリ
ックス材の焼結体粉末を第3骨材として含有させる。例
えば、第1層11中の第1骨材の割合が60体積%で、
第2層12中の第2骨材の割合が40体積%である場
合、第2層12中の20体積%(60体積%−40体積
%)は第1骨材と同一粒径のマトリックス材を大気中で
その焼結温度で4時間程度保持して得られた焼結体粉末
を第3骨材として用いる。
【0022】積層された第1及び第2積層体であるグリ
ーンの状態の積層体23を所定の寸法に切断し、大気中
で200〜400℃、好ましくは最高温度が400℃で
あって、200℃以上の温度に24時間保持して脱バイ
ンダ処理を行った後に、960℃以下の温度の大気雰囲
気で焼成する。この焼成により第1層11中の上記(b)
のマトリックス材が焼結体となり、この焼結体の内部に
予め焼結若しくはほぼ焼結していた第1骨材が分散し、
第2層12中の上記(b)のマトリックス材が焼結体とな
り、この焼結体の内部に予め焼結若しくはほぼ焼結して
いた第2骨材及び予め焼結していたマトリックス材(第
2骨材と同一粒径のもの)が分散する。960℃以下の
焼成温度はAgの融点より低いため、第1及び第2内部
導体31,32は焼成により損われず、かつAg100
%の第1及び第2内部導体31,32はその比抵抗を小
さくすることができる。更に上記焼成体の4つのコーナ
部にAgを主成分とする導電ペーストを焼付ける。これ
により第1内部導体31に電気的に接続された第1及び
第2外部電極41,42が形成され、第2内部導体32
に電気的に接続された第3及び第4外部電極43,44
を形成されて、積層チップインダクタ10が製造され
る。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例を詳しく説明する。 <実施例1>図5に示すように、先ずFe23粉末を5
0モル%、NiOを15モル%及びZnOを35モル%
それぞれ秤量し、湿式ミルにより混合した。この混合粉
末にバインダを加えて混練造粒し、所定の形状に成形し
た後、この成形体を1300℃で4時間、大気雰囲気で
焼成してNi−Znフェライト焼結体を得た。この焼結
体をボールミルで粉砕して篩い分けし平均粒径が5μm
の第1骨材(第1磁性体磁器材料)の焼結体粉末を製造
した。またFe23粉末を50モル%、NiOを15モ
ル%、ZnOを25モル%及びCuOを10モル%それ
ぞれ秤量し、湿式ミルにより混合した。この混合粉末を
800℃で4時間、大気雰囲気で仮焼してNi−Zn−
Cuフェライト仮焼体を得た。この仮焼体をボールミル
で粉砕して篩い分けし、平均粒径が0.3μmのマトリ
ックス材(第2磁性体磁器材料)の仮焼体粉末を製造し
た。
【0024】一方、Fe23粉末を50モル%、NiO
を20モル%及びZnOを30モル%それぞれ秤量し、
湿式ミルにより混合した。この混合粉末にバインダを加
えて混練造粒し、所定の形状に成形した後、この成形体
を1300℃で4時間、大気雰囲気で焼成してNi−Z
nフェライト焼結体を得た。この焼結体をボールミルで
粉砕して篩い分けし平均粒径が5μmの第2骨材(第3
磁性体磁器材料)の焼結体粉末を製造した。また上記マ
トリックス材と同様にFe23粉末を50モル%、Ni
Oを15モル%、ZnOを25モル%及びCuOを10
モル%それぞれ秤量し、湿式ミルにより混合した後に、
この混合粉末を800℃で4時間、大気雰囲気で仮焼し
てNi−Zn−Cuフェライト仮焼体を得た。この仮焼
体をボールミルで粉砕して篩い分けし、平均粒径が0.
3μmのマトリックス材の焼結体粉末を製造した。
【0025】次いで得られた第1骨材の焼結体粉末とマ
トリックス材の仮焼体粉末を第1骨材の焼結体粉末/マ
トリックス材の仮焼体粉末=60体積%/40体積%の
比率で湿式混合して第3混合粉末を作製し、この混合粉
末に分散剤、バインダ、可塑剤、溶剤等をそれぞれ添加
して混合し、第1印刷用材料ペーストを調製した。この
第1印刷用材料ペーストと、Ag100%の導電ペース
トと交互にスクリーン印刷することによりグリーン状態
の第1積層体を作製した。次に第2骨材の焼結体粉末と
マトリックス材の仮焼体粉末とマトリックス材の焼結体
粉末を第2骨材の焼結体粉末/マトリックス材の仮焼体
粉末/マトリックス材の焼結体粉末=40体積%/40
体積%/20体積%の比率で湿式混合して第4混合粉末
を作製し、この混合粉末に分散剤、バインダ、可塑剤、
溶剤等をそれぞれ添加して混合し、第2印刷用材料ペー
ストを調製した。この第2印刷用材料ペーストと、Ag
100%の導電ペーストとを第1積層体上に交互にスク
リーン印刷することによりグリーン状態の第2積層体を
作製した。第1及び第2積層体によりグリーン状態の積
層体が形成される。
【0026】このグリーン状態の積層体の形成方法を図
3及び図4に基づいて説明する。図3(a-1)〜(e-1)及び
図4(f-1)〜(i-1)は積層過程の上面図であり、図3(a-
2)〜(e-2)及び図4(f-2)〜(i-2)は積層過程の図3(a-1)
〜(e-1)及び図4(f-1)〜(i-1)におけるB−B線断面図
であり、図3(a-3)〜(e-3)及び図4(f-3)〜(i-3)は積層
過程の図3(a-1)〜(e-1)及び図4(f-1)〜(i-1)における
A−A線断面図である。
【0027】先ず図3(a-1)〜(a-3)に示すように上記の
ように調製された第1印刷用材料ペーストからなるグリ
ーン状態の第1積層体21の第1ベース部11aを用意
した。次いで第1ベース部11a上に導電ペーストによ
り導体膜11dをラチス状にかつ第1ベース部11aの
相対向する両端に臨むように形成した(図3(b-1)〜(b-
3))。その上に第1印刷用材料ペーストを第1スルーホ
ール11cが形成されるようにスクリーン印刷してグリ
ーン状態の第1積層体21の第1中間部11bを形成し
た(図3(c-1)〜(c-3))。この中間部11b上に導電ペ
ーストにより導体膜11eをラチス状に形成した(図3
(d-1)〜(d-3))。このとき第1スルーホール11cにも
導電ペーストが充填されて導体膜11eが導体膜11d
に接続された。これにより、螺旋を描きながら図2の左
右方向に延びる第1のスパイラル構造が形成された。
【0028】上記第1のスパイラル構造の上に第2印刷
用材料ペーストを全面にスクリーン印刷して第2積層体
の第2ベース部12aを形成した(図3(e-1)〜(e-
3))。次に第2ベース部12a上に導電ペーストにより
導体膜12eをラチス状にかつ第2ベース部12aの相
対向する両端に臨むように形成した(図4(f-1)〜(f-
3))。その上に第2印刷用材料ペーストを第2スルーホ
ール12dが形成されるようにスクリーン印刷してグリ
ーン状態の第2積層体22の第2中間部12bを形成し
た(図4(g-1)〜(g-3))。この第2中間部12bの上に
導電ペーストにより導体膜12fをラチス状に形成した
(図4(h-1)〜(h-3))。このとき第2スルーホール12
dにも導電ペーストが充填されて導体膜12fが導体膜
12eに接続された。これにより、螺旋を描きながら図
2の左右方向に延びる第2のスパイラル構造が形成され
た。その上に第2印刷用材料ペーストを全面にスクリー
ン印刷して第2積層体22の第2アッパ部12cを形成
した(図4(i-1)〜(i-3))。
【0029】第1及び第2積層体21,22を積層して
得られたグリーン状態の積層体23を大気中で最高温度
が400℃であって、200℃以上の温度に24時間保
持して脱バインダ処理した後、大気中で900℃に4時
間保持して焼成し、第1及び第2内部導体31,32を
有する焼結体を得た。図示しないが、焼結体のコーナ部
には第1及び第2内部導体31,32である導体膜の一
部がそれぞれ露出した。図1に示すように、この焼結体
のコーナ部にAgを主成分とする導電ペーストを焼付け
て第1〜第4外部電極41〜44を形成し、これにより
積層チップインダクタ10を得た。このインダクタ10
の等価回路を図2に示す。
【0030】<実施例2>第2骨材の焼結体粉末がFe
23粉末を50モル%、NiOを25モル%及びZnO
を25モル%を混合・造粒・成形・焼成・粉砕して作製
され、また第2骨材の焼結体粉末とマトリックス材の仮
焼体粉末とマトリックス材の焼結体粉末を第2骨材の焼
結体粉末/マトリックス材の仮焼体粉末/マトリックス
材の焼結体粉末=20体積%/40体積%/40体積%
の比率で混合して第4混合粉末を得たことを除いて、実
施例1と同様にして積層チップインダクタを作製した。
この積層チップインダクタを実施例2とした。 <実施例3>第2骨材の焼結体粉末とマトリックス材の
仮焼体粉末とマトリックス材の焼結体粉末を第2骨材の
焼結体粉末/マトリックス材の仮焼体粉末/マトリック
ス材の焼結体粉末=60体積%/40体積%/0体積%
の比率で混合して第4混合粉末を得たことを除いて、実
施例1と同様にして積層チップインダクタを作製した。
この積層チップインダクタを実施例3とした。 <比較評価及び評価>実施例1〜3の積層チップインダ
クタの第1積層体内の第1内部導体と第2積層体内の第
2内部導体のインダクタンスをそれぞれ測定した。その
結果を骨材組成,マトリックス材組成,これらの混合比
及び焼成温度とともに表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】表1から明らかなように、実施例1及び2
の第2骨材の組成比を変えることにより、第2内部導体
のインダクタンスを変更することができた。また実施例
1及び2の積層チップインダクタは上記のように第2骨
材の組成比を変えても、実施例3の積層チップインダク
タ(第1層中の第1骨材の割合と第2層中の第2骨材の
割合とを同一にした。)と同様に、亀裂や反りが発生す
ることはなかった。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、第
1層がNi−Zn系フェライトを主成分とする第1骨材
の仮焼体粉末等とNi−Zn−Cu系フェライトを主成
分とするマトリックス材の仮焼体粉末とを混合・焼成し
てなり、第2層が第1骨材と成分内容が異なるNi−Z
n系フェライトを主成分とする第2骨材の仮焼体粉末等
と上記マトリックス材の仮焼体粉末とを混合・焼成して
なり、第1層中及び第2層中のマトリックス材の仮焼体
粉末の体積割合が同一であってその体積割合を40〜8
0体積%としたので、第1及び第2積層体の焼成時に第
1骨材及びマトリックス材の粒界や、マトリックス材及
び第2骨材の粒界における反応性が抑制される。またマ
トリックス材は第1及び第2積層体を960℃以下の温
度で焼成するときに第1及び第2骨材を分散状態でそれ
ぞれ被包する。これにより積層セラミック電子部品は、
第1及び第2骨材により高透磁率が得られる。
【0034】また第1層中の第1骨材の仮焼体粉末等の
体積割合を第2層中の第2骨材の仮焼体粉末等の体積割
合と同一にすれば、第1及び第2積層体の熱膨張係数や
焼成温度を同一にすることができるので、焼成後に亀裂
や反りが発生することはない。また第1層中の第1骨材
の仮焼体粉末等の体積割合を第2層中の第2骨材の仮焼
体粉末等の体積割合と異なっても、その体積割合の異な
る分をマトリックス材の焼結体粉末とすれば、上記と同
様に第1及び第2積層体の熱膨張係数や焼成温度を同一
にすることができるので、焼成後に亀裂や反りが発生す
ることはない。更にマトリックス材の存在により低温で
焼結することができるので、Ag100%の第1及び第
2内部導体を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態及び実施例1の積層チップイン
ダクタの縦断面図。
【図2】その等価回路図。
【図3】本発明実施形態及び実施例1の積層チップイン
ダクタを製造する工程の前半を示す図。
【図4】本発明実施形態及び実施例1の積層チップイン
ダクタを製造する工程の後半を示す図。
【図5】本発明実施形態及び実施例1の積層チップイン
ダクタの製造工程を示すブロック線図。
【図6】本発明実施形態及び実施例1の積層チップイン
ダクタの外観斜視図。
【符号の説明】
10 積層チップインダクタ(電子部品) 11 第1層(第1磁性体磁器材料層) 12 第2層(第2磁性体磁器材料層) 13 基体 31 第1内部導体 32 第2内部導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G018 AA01 AA23 AA24 AA25 AB02 AC01 AC06 5E062 DD04 5E070 AA01 AB01 BA11 BB01 CB03 CB08 CB13 DB02 EA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1磁性体磁器材料層(11)と第2磁性体
    磁器材料層(12)とを積層して基体(13)が形成され、前記
    第1磁性体磁器材料層(11)からなる第1積層体がスパイ
    ラル構造に形成された第1内部導体(31)を有し、前記第
    2磁性体磁器材料層(12)からなる第2積層体がスパイラ
    ル構造に形成された第2内部導体(32)を有する複合型磁
    性体積層セラミック電子部品において、 前記第1磁性体磁器材料層(11)がNi−Zn系フェライ
    トを主成分としかつその焼結温度より100℃低い温度
    ないしその焼結温度で仮焼若しくは焼成してなる骨材と
    しての第1磁性体磁器材料の仮焼体粉末若しくは焼結体
    粉末と、Ni−Zn−Cu系フェライトを主成分としか
    つ700〜800℃の温度で仮焼してなるマトリックス
    材としての第2磁性体磁器材料の仮焼体粉末とを混合し
    て焼成してなり、 前記第2磁性体磁器材料層(12)が前記第1磁性体磁器材
    料と成分内容が異なるNi−Zn系フェライトを主成分
    としかつその焼結温度より100℃低い温度ないしその
    焼結温度で仮焼若しくは焼成してなる骨材としての第3
    磁性体磁器材料の仮焼体粉末若しくは焼結体粉末と、マ
    トリックス材としての前記第2磁性体磁器材料の仮焼体
    粉末とを混合して焼成してなり、 前記第1磁性体磁器材料層(11)に含まれる第2磁性体磁
    器材料の仮焼体粉末の体積割合と前記第2磁性体磁器材
    料層(12)に含まれる第2磁性体磁器材料の仮焼体粉末の
    体積割合とが同一であって前記体積割合が40〜80体
    積%であることを特徴とする複合型磁性体積層セラミッ
    ク電子部品。
  2. 【請求項2】 第1磁性体磁器材料層(11)に含まれる第
    1磁性体磁器材料の仮焼体粉末若しくは焼結体粉末の体
    積割合が第2磁性体磁器材料層(12)に含まれる第3磁性
    体磁器材料の仮焼体粉末若しくは焼結体粉末の体積割合
    と同一である請求項1記載の複合型磁性体積層セラミッ
    ク電子部品。
  3. 【請求項3】 第1磁性体磁器材料層(11)に含まれる第
    1磁性体磁器材料の仮焼体粉末若しくは焼結体粉末の体
    積割合が第2磁性体磁器材料層(12)に含まれる第3磁性
    体磁器材料の仮焼体粉末若しくは焼結体粉末の体積割合
    と異なり、前記体積割合の異なる分だけ第2磁性体磁器
    材料の焼結体粉末が第3骨材として含まれる請求項1又
    は2記載の複合型磁性体積層セラミック電子部品。
  4. 【請求項4】 第1内部導体(31)及び第2内部導体(32)
    がそれぞれAg100%からなる請求項1ないし3いず
    れか記載の複合型磁性体積層セラミック電子部品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005295102A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Otowa Denki Kogyo Kk フィルタ
JP2020119979A (ja) * 2019-01-23 2020-08-06 Tdk株式会社 積層コイル部品
CN117548111A (zh) * 2023-10-25 2024-02-13 广东绿峰能源科技有限公司 一种天然气制氢用催化剂及其制备方法与应用

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